JPH1123559A - Dms検知剤、その調製方法及びdms用検知管 - Google Patents

Dms検知剤、その調製方法及びdms用検知管

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JPH1123559A
JPH1123559A JP9187584A JP18758497A JPH1123559A JP H1123559 A JPH1123559 A JP H1123559A JP 9187584 A JP9187584 A JP 9187584A JP 18758497 A JP18758497 A JP 18758497A JP H1123559 A JPH1123559 A JP H1123559A
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彰 町野
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郁野 内田
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貴柱 吉森
Kuniaki Matsunobu
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Abstract

(57)【要約】 【課題】DMSの有無又は量を迅速且つ高精度で測定す
ることができる新規且つ有用なDMS検知剤、これを用
いた簡便で読み取り誤差がきわめて少ないなど優た性能
を有するDMS検知剤管及びDMS用検知管を得る。 【解決手段】担体に対し過マンガン酸塩を担持してなる
DMS検知剤であって、担体が珪砂であり、該珪砂担体
にシリカゾル又はアルミナゾルと過マンガン酸塩の水溶
液を混合した後、乾燥してなることを特徴とするDMS
検知剤、これを用いたDMS検知剤管及びDMS用検知
管。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、都市ガスやLPガ
スなどの燃料ガス中に付臭剤として含まれ、或いは製造
工場や生活環境で発生する、ジメチルサルファイド(D
MS: H3C−S−CH3: Dimethylsulf
ide、本明細書中適宜「DMS」と指称する)を簡易
に、迅速且つ精度よく測定するための検知剤及びその調
製方法に関し、またこの検知剤を用いたガス中のDMS
検知剤管及びDMS用検知管に関する。
【0002】
【従来の技術】供給源から導管によって各需要家に送ら
れる都市ガス、LPガス、その他の燃料ガスは、各配管
に設置された圧力調整器、ガスメータ、開閉弁その他の
諸器具を経て、ボイラ用バーナ、ガスタービン或いはガ
スエンジン、ガスこんろ、ガスレンジ、ガス炊飯器、瞬
間湯沸器、ふろがま、ガスストーブなどの各種燃焼器具
へ送られて消費される。これら燃料ガスは、使用時及び
未使用時を問わず、それら配管、諸器具及び各種燃焼器
具からの漏洩自体を常時皆無とし安全を図る必要があ
り、また各種燃焼器具における不完全燃焼による危険に
ついてもその安全には十二分に留意する必要がある。
【0003】ところで、それらガスの漏洩は、その配
管、継手、ガスメータ、或いは弁類等からだけではな
く、それら各種の燃焼器具自体からも起り得る。このた
めそのガス流の有無を検知し、またこれが流れている場
合におけるその流量を計測することなどにより、ガス漏
洩の有無を監視し、この監視結果如何を基にその配管系
統やガス器具等に必要な補修、管理を行い、安全を図る
ことが行われているが、そのガス漏洩を直ちに認知で
き、その危険を警告する手法の一つとして燃料ガス中に
メルカプタン類等の有臭物質を添加して付臭をすること
によりその漏洩を容易且つ直ちに感知する方法も採られ
ている。
【0004】上記のような添加用有臭物質、すなわち付
臭剤としては、通常、テトラヒドロチオフェン(TH
T:C48S)、ターシャリーブチルメルカプタン〔T
BM:C(CH33−SH〕、DMSなどの硫黄化合物
が用いられ、これらは単独で或いは2成分以上を混合し
て用いられる。我が国におけるこれらの使用状況につい
てみると、THTが最も多く、次いでTBM系となって
いるが、LNGを主原料とした都市ガスを供給する事業
者に限れば、その多くはTBMとDMSとの混合付臭剤
を用いている。
【0005】付臭剤の量の測定には、実験室レベルでは
一般的に炎光光度検出器付きのガスクロマトグラフ(F
PDーGC法)が使用されるが、ガス漏洩は配管、継
手、ガスメータ、或いは弁類等からだけではなく、これ
ら各種の燃焼器具自体からも起こり得るため、これらの
フィールドにおいて簡便で、迅速且つ精度のよい測定が
行える手段が強く望まれる。この点付臭剤がTBMであ
る場合については既に実用化されているが、付臭剤がT
HTの場合については可搬型ガスクロマトグラフ
〔J.High Resolut. Chromatog
r.16,379(1993)〕、THT測定機及び
THT用検知管(ドレーゲル社、ドイツ)があるが、
何れも一長一短がある。
【0006】特に上記従来のTHT用検知管は、測定
に長時間を要するだけでなく、呈色が不鮮明で読み取り
誤差が大きく測定結果も不十分であり、適当なものが存
在しなかった。本発明者等は従来の検知剤における諸欠
点を解明し、各種工夫を凝らして、短時間でしかも鮮明
な呈色を示す検知剤を得ることができるTHT検知剤及
びこれを用いたTHT用検知管を先に開発している(特
願平8ー262530号)。
【0007】都市ガス中の付臭剤は品質管理上の重要項
目の一つであり、その添加目的すなわち漏洩警報の目的
を達成し得る量以上が含まれている必要があり、その付
臭剤の有無及び量は常時監視する必要がある。このた
め、その濃度をガス導管末端においても測定する業者が
増えてきている。この点、TBM及びTHTについては
既にガス導管末端のフィールドにおいてその濃度を簡易
に測定できる検知管が開発されているが、DMSについ
ては未だ存在しない。
【0008】ところで、DMS等のサルファイド類につ
いては、過マンガン酸カリウムにより酸化されてスルホ
ンを生成することが知られている。そこで本発明者等
は、過マンガン酸塩を検知試薬とした各種DMS検知剤
管を試作して特性を詳細に調べたところ、担体として特
に珪砂を選定して用い、この珪砂に対して過マンガン酸
カリウムを担持させた検知剤は、都市ガス中のDMSに
対し高感度であることが分かった。ところが、珪砂に対
してただ過マンガン酸カリウムを担持させただけでは呈
色が不鮮明で読み取り誤差が大きく、測定結果も不十分
であることが明らかとなった。本発明はこれらの知見を
基にして、DMSを簡易、迅速且つ精度よく測定できる
検知剤及びその調製方法、またこの検知剤を用いたガス
中のDMS検知剤管及びDMS用検知管を開発するに至
ったものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、本発明は、
都市ガスやLPガスなどの燃料ガスに対して付臭剤とし
て添加されたDMSの有無又は量、或いは製造工場や生
活環境で発生するDMSの有無又は量を迅速且つ高精度
で測定するための優れた検知剤及びその調製方法を提供
し、またその検知剤を用いてなる簡便、迅速且つ高精度
で、読み取り誤差がきわめて少ないDMS検知剤管及び
DMS用検知管を提供することを目的とする。なお、本
明細書中、前処理管を有するDMS検知剤管をDMS用
検知管と指称している。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、(A)担体に
対し過マンガン酸塩を担持してなるDMS検知剤であっ
て、担体が珪砂であり、該珪砂担体にシリカゾル又はア
ルミナゾルと過マンガン酸塩の水溶液を混合した後、乾
燥してなることを特徴とするDMS検知剤を提供し、ま
た本発明は(B)担体に対し過マンガン酸塩を担持して
なるDMS検知剤の調製方法であって、担体として珪砂
を用い、該珪砂担体を純水により洗浄した後、シリカゾ
ル又はアルミナゾルと過マンガン酸塩の水溶液を加えて
混合し、乾燥することを特徴とするDMS検知剤の調製
方法を提供する。
【0011】さらに本発明は、(C)DMS検知剤管で
あって、該DMS検知剤管に、珪砂担体にシリカゾル又
はアルミナゾルと過マンガン酸塩の水溶液を混合した
後、乾燥してなるDMS検知剤を充填してなることを特
徴とするDMS検知剤管を提供し、また本発明は(D)
前処理管とDMS検知剤管とからなる燃料ガス中のDM
S用検知管であって、該DMS検知剤管が、珪砂担体に
シリカゾル又はアルミナゾルと過マンガン酸塩の水溶液
を混合した後、乾燥してなるDMS検知剤を充填してな
るDMS検知剤管であることを特徴とする燃料ガス中の
DMS用検知管を提供する。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明のDMS検知剤、DMS検
知剤管及びDMS用検知管は都市ガスやLPガス等の燃
料ガス用のほか、DMS製造工場やDMSを発生する可
能性のある工場、或いは大気中に各種原因により含まれ
るDMSの有無を検知し、またそのDMS濃度を測定す
るために使用される。
【0013】本発明における上記過マンガン酸塩として
は、珪砂担体に対し、シリカゾル又はアルミナゾルと共
に、水溶液として含浸、担持させ得る過マンガン酸塩で
あれば限定はないが、好ましくは過マンガン酸カリウム
が使用される。また担体としては珪砂を用いるが、珪砂
は石英を主成分とし、微粉状、微粒状ないし粒状その他
各種性状のものがあるが、本発明においてはこれら何れ
の性状のものも使用される。
【0014】本発明においては、珪砂に過マンガン酸塩
を担持させるに際してシリカゾル又はアルミナゾルを使
用することが必要不可欠であるが、このうち好ましくは
シリカゾルが用いられる。なお、以下シリカゾルを中心
に述べるが、アルミナゾルについても同様である。本発
明の好ましい調製(製造)態様では、珪砂を充分に洗浄
し、次いで洗浄後の珪砂担体にシリカゾル及び過マンガ
ン酸塩の水溶液を加えて混合、攪拌した後、乾燥させ
る。乾燥は十分に行う必要があるが、このため好ましく
は真空乾燥が適用される。
【0015】図1は以上のDMS検知剤を充填してなる
DMS検知剤管の概略を示す図である。図1中、符号1
は検知管であり、その材質としては透明プラスチックや
ガラスが用いられ得るが、好ましくは透明中空のガラス
管により構成される。2はガラスビーズ、3、4は隔離
剤であり、隔離剤3、4としては例えばアルミナやシリ
カなどが使用される。5は本発明に係る検知剤の充填
層、6は保護剤、7はパッキンである。パッキン7とし
ては検知剤の性能に影響を及ぼさない材料であれば特に
限定はないが、例えばポリエチレン樹脂などが使用され
る。
【0016】保護剤6はパッキン7からの揮発成分(主
として有機化合物)を取り除くために充填、配置するも
ので、例えば活性アルミナ等に過マンガン酸カリウム水
溶液を加えて含浸したものなどが使用される。また検知
管1の両端部8、9は使用前には気密にシールしておく
必要がある。これが中空のガラス管の場合には、そのシ
ールは以上の各剤を充填した後加熱融着させることで行
うことができ、使用時にその両端部8、9をカッティン
グ(切断)して開放する。なお図1中に記載の寸法は、
各部分についてのおおよその寸法を示すもので、これら
に限定されるものではなく、この点以下に述べる図2中
に示す寸法についても同様である。
【0017】以上のような検知剤管によってガス中のD
MSの検知を迅速、高精度且つシャープに、しかも読み
取り誤差を可及的に少なくして行う上では、そのDMS
の検知に悪影響を及ぼす妨害ガス成分を予め除去してお
く必要がある。DMSが単独で含まれているガス中のD
MSの検知、測定に際しては、本発明のDMS用検知管
はそれ単独で使用される。なお、この場合にも、必要に
応じてそのような妨害ガス成分除去用の前処理管を併用
して使用することができることはもちろんである。
【0018】被検ガスが燃料ガスの場合、DMSは通常
TBMと併用されているが、DMS検知剤はTBMによ
って変色するので、TBMを予め除去する必要がある。
図2にそのための前処理管の一例(符号10)を示して
いる。これはTBM用検知管であるが、前処理管にも相
当している。その材質としては、検知剤管の場合と同じ
くガラスやプラスチックが用いられ得るが、好ましくは
中空のガラス管により構成される。なお、DMSの有無
又はその量を測定するに際しTBMを含まない被検ガス
を対象とする場合には、上記のようなTBMの前処理管
は必要としないが、DMSの検知、測定を遺漏なく行う
上で、好ましくはそのような妨害ガス成分除去用の前処
理管を併用して使用する。
【0019】図2中、符号11はTBM除去剤(TBM
検知剤)、12はパッキンである。パッキン12(左右
の2箇所)としては該除去剤の性能に影響を及ぼさない
材料であれば特に限定はなく、例えばポリエチレン樹脂
などが使用され、また本例の場合、シリカサンドなどの
第2のパッキン13が充填されている。前処理管10の
両端部14、15は使用前には気密にシールしておく必
要があるが、これが中空のガラス管である場合には、除
去剤11を充填した後加熱融着させ、使用時にその両端
部14、15をカッティングして開放するようにするこ
とができる。
【0020】DMS検知剤管1及び前処理管10の使用
に当たっては、検知管1の両端部及び前処理管10の両
端部を切断、開放して検知管1の前に前処理管10が接
続される。図3はその接続状態の概略を示すもので、図
1〜図2に比べて相対的に縮小して示し、また同一部分
については同じ符号を用いている。符号16は検知剤管
1の左端部と前処理管10の右端部とを接続する接続管
であり、ゴム管などで構成される。使用時には前処理管
10の端部14を被検ガスなどのガス源へ連結するとと
もに、検知剤管1の端部9にガス採取装置を連結する。
ガス採取装置から被検ガスを吸引すると、被検ガスが除
去剤11の層を経て検知剤の充填層5に至り、ここでの
色層変化を観察することで被検ガス中におけるDMSの
有無及び/又は量が計測される。
【0021】過マンガン酸イオンは酸素を放出して(被
酸化物質を酸化し)、自らは還元作用を受け、下記式で
示される変化をする。上記色層変化は珪砂担体に担持さ
れた過マンガン酸塩の過マンガン酸イオンに対するDM
Sの還元作用によるもので、本発明によれば、DMSが
有の場合又は所定量以上含まれている場合、MnO4 -
オン(赤紫:担体である珪砂の白色と相まってピンク色
に近い)が、60秒というような短時間に、褐色のMn
4+イオンに還元され、担体である珪砂の色と相まって黄
色に鮮明に変化する。
【0022】
【式 1】MnO4 -〔赤紫〕 → MnO4 2-〔緑〕
→ Mn4+(MnO2)〔褐色〕→ Mn3+〔桜色〕
→ Mn2+〔殆んど無色〕
【0023】この点、珪砂担体にただ過マンガン酸カリ
ウムのみを担持させた場合は、同じくピンク色ではある
が、ぼけており、呈色が不鮮明である。このため、これ
を検知管に充填して使用しても読み取り誤差が大きい。
これに対して、過マンガン酸カリウムと共にシリカゾル
を使用した本発明のDMS検知剤は、同じピンク色では
あるが、その呈色は、過マンガン酸カリウム単独を担持
させた場合に比べて、格段に鮮明であり、使用時におけ
る色層変化の境界部の呈色差(変色部と未変色部との境
界部における呈色差)も格段にシャープである。このよ
うに両者は鮮明度に格段に差があることが分かった。
【0024】表1は後述実施例検知剤と比較例検知剤の
2種類の検知剤の担持量及び比表面積を示し、図6にそ
れらの細孔分布を示している。これは各検知剤約5gを
373Kで5時間真空乾燥した後、窒素吸着量を測定
し、この値より単分子吸着を仮定して比表面積及び細孔
容積を求めたものである。表1及び図6のとおり、これ
ら両検知剤は、珪砂に対する過マンガン酸カリウムの担
持量は同じであるのに、比表面積、細孔分布について違
いがみられる。また、図6中は実施例検知剤、は比
較例検知剤であるが、実施例検知剤においてはシリカ
ゾルを添加することによって、2nm以下の細孔が増加
し、比表面積も増加している。この点からして、2nm
以下の細孔の割合の増加が測定時の変色部と未変色部と
の境界の形成に有効であると考えられる。
【0025】
【表 1】
【0026】既述のとおり、本発明のDMS検知剤を調
製する上では(1)担体として珪砂を用いること、
(2)珪砂に対して過マンガン酸塩を担持させるに際し
てシリカゾルを併用することが不可欠であり、これによ
ってDMS検知剤として優れた特性が得られる。このう
ち(2)におけるシリカゾルの役割については不明であ
るが、シリカゾルを用いない場合と対比した観察結果に
よると、シリカゾルを添加することによって例えば2n
m以下の細孔が増加し、比表面積も増加する。この点か
らすると、上記優れた特性の理由は、例えば2nm以下
の細孔の割合の増加が測定時の変色部と未変色部との境
界の形成に有効に作用し、その特性上重要な役割を果た
しているものとも推認される。
【0027】このほか、本発明のDMS検知剤を調製す
る上では、さらに(3)珪砂担体を純水により十分に洗
浄すること、(4)該珪砂担体にシリカゾル及び過マン
ガン酸塩の水溶液を加えて攪拌し十分に混合すること、
(5)その後十分に乾燥するのが好ましい。本DMS検
知剤の優れた特性は、前記(1)及び(2)が主要原因
をなしているが、さらに(3)〜(5)の点にも配慮す
ることにより、より優れた特性を有するDMS検知剤が
確実に得られる。
【0028】上記(3)の態様としては、珪砂を純水に
より充分に洗浄するが、ここでいう「充分に洗浄する」
とは純水によりこれら担体を徹底して洗浄する意味であ
り、その洗浄用及び含水用の純水としては例えば高純度
のイオン交換水や蒸留水などが使用できる。本発明では
上記のように担体を純水により十分に洗浄し、次いで
(4)〜(5)、すなわち洗浄後の珪砂担体にシリカゾ
ル及び過マンガン酸塩の水溶液を加えて十分に攪拌し混
合した後、十分に乾燥させる。
【0029】試料ガスの採取装置(ガス採取装置)とし
ては真空式、送入式、或いは蛇腹式ガス採取器など何れ
も使用できる。図4はそれらのうち真空式ガス採取器の
一例である。これはDMS検知剤管又はDMS用検知管
に接続したガス採取器のシリンダ内部をピストンにより
減圧状態にし、検知管を通して試料ガスを吸引する方式
で、検知管取付口17に検知管が連結される。操作に当
たっては、シリンダ18に対してピストン19に連結さ
れたシャフト20を図中矢印(→)の方向に移動させて
シリンダ18内を減圧状態とすると、所定量の試料ガス
が検知管へ導入される。この場合、予めピストン19の
移動幅に対応したガス容量を設定しておくことにより所
定一定量の試料ガスを検知管へ導入することができる。
なお、図中、符号21は逆止弁、22はパッキン、23
はストッパである。
【0030】
【実施例】以下、実施例に基づき本発明をさらに詳しく
説明するが、本発明がこれら実施例により制限されない
ことはもちろんである。
【0031】《DMS検知剤管の作製》 〈検知剤の調製〉珪砂(共立窯業原料社製、比表面積=
950cm2/cm3)を準備し、これを希硝酸水溶液で
洗浄後、イオン交換水5リットルで5時間洗浄した。こ
の洗浄済み珪砂100gを真空フラスコに入れた。これ
に濃度9.8×10-5mol/Lの水酸化ナトリウム水
溶液5.1mLを加えて混合した後、353Kの湯浴上
で含水率(%:水の重量/珪砂の重量×100)が0%
となるまで真空乾燥した。
【0032】次いで、これに0.7g/Lの過マンガン
酸カリウム水溶液5mLとシリカゾル(触媒化成工業社
製、Cataloid SA、商品名)0.5mLとを
加えて十分に混合し、353Kの湯浴上で含水率が0%
になるまで真空乾燥した。この手法に準じて過マンガン
酸カリウムの担持量の異なる各種検知剤を調製した。こ
うして得られたDMS検知剤を適宜実施例検知剤と指称
する。以上は珪砂に対してシリカゾルを用いて過マンガ
ン酸カリウムを担持してなる検知剤であるが、珪砂に対
して過マンガン酸カリウムのみを担持し、その他の点は
上記と同様にして検知剤を作製した。こうして得られた
DMS検知剤を適宜比較例検知剤と指称する。
【0033】〈保護剤の調製〉活性アルミナ(富士デビ
ソン社製、40〜60メッシュ、比表面積=150m2
/g、細孔容積=0.54mL/g)を準備し、この1
00gを真空フラスコに入れた。これに濃度14.3g
/Lの過マンガン酸カリウム水溶液70mLを加えて充
分に混合した後、温度373Kの湯浴上で3時間真空乾
燥した。次いでこの乾燥物に含水率が14%となるよう
に純水を加えた。
【0034】ここで作製したDMS検知剤管の構成の概
略は図1に示すとおりである。この管は内径2.6mm
のガラス管で、その他の寸法は図1中に例示している寸
法とした。このガラス管中に順次、直径約2mmの一個
のガラスビーズ2、隔離剤3(水酸化ナトリウム水溶液
で洗浄後、イオン交換水で洗浄し、真空乾燥した溶融ア
ルミナ0.25g)、上記のとおり調製した検知剤0.
35g、隔離剤4(隔離剤3と同じ溶融アルミナ0.1
0g)、保護剤0.04g及びポリエチレン製充填剤7
(パッキン、3mm)を充填、配置しガラス管の両端を
溶断してDMS検知剤管を作製した。
【0035】《TMB検知管=本実施例の場合、前処理
管に相当する》ガステック社製tーブチルメルカプタン
(TBM)用検知管(カタログNo.75L、測定範
囲:0.5〜30mg/m3)を使用した。これは図2に
示す構成を備えるもので(ガラス管、内径2.6m
m)、検知剤(除去剤)として塩化第二水銀とクレゾー
ルレッドが用いられており、TBMはこれに吸着されて
除去される。こうして作製した前処理管と上記検知剤管
とを図3のようにゴム管16を介して連結してDMS用
検知管とした。
【0036】《試験1:DMS検知剤管及びDMS用検
知管による試験》以上で構成したDMS検知剤管又はD
MS用検知管には試料ガスをそれらの管内に所定量送り
込む必要があるが、図5はこのためのガス採取器を含む
装置である。ここで図5中、検知管27はDMS検知剤
管単独の場合とDMS用検知管「TMB検知管(=前処
理管)+DMS検知剤管」からなる場合とがあるが、後
者の場合に必要な両者を連結するゴム管等の記載は省略
している。この装置は試料ガス採取口26を設けたガラ
ス製容器(約500ml)25からなり、まず試料ガス
がガス管24から容器25内に取り込まれる。
【0037】次いで、検知管27の開口先端を試料ガス
採取口26に差込み、容器25中の試料ガスを検知管2
7の側端部に連結された真空式ガス採取器28により吸
引することにより、試料ガスをDMS検知剤管又は前処
理管を経てDMS検知剤管に導く。29はそのための操
作杆である。この場合試料ガスの所定量がDMS検知剤
管内に至るようにするが、本試験では吸引容積100m
lの真空式ガス採取器28を使用した。これらは、図示
のとおり一定温度に保つための恒温槽30に収容した。
【0038】ガス管24へ通す試料ガスはパーミエータ
校正用ガス調製装置(ガステック社製、PB・1B型)
を用いて調製した。希釈ガスとしては、清浄な乾燥空気
又はTBMを2.5volppm含む乾燥空気を使用
し、その流量は103〜2506mL/minの範囲で
適宜変化させた。なお、後述湿度の影響を検討する際に
使用した試料ガスは、希釈ガスの一部を分別して加湿
し、これをパーミエータ校正用ガス調製装置の出口ガス
と混合することによって作製した。
【0039】以上のようにして、N2=0.03%(v
ol%、以下同じ)、CH4=88.03%、C26
5.39%、C38=5.02%、iーC410=0.
72%、nーC410=0.79%、iーC512=0.
02%の組成を有するガスを容量5Lのテドラーバック
に流し込み、これにDMSのみ又はTBMとDMSの両
者を都市ガス付臭剤濃度レベルになるように加えて試料
ガスを調製した。TBM及びDMSの標準試薬はいずれ
も東京化成社製のものを用いた。
【0040】試料ガス中のDMS濃度(C)は下記
(1)式により求めた。式中、Pr=ガス浸透速度(1
17.8×10-6mL/min・cm)、L=チューブ
有効長(10cm)、F=希釈ガス流量(103〜25
06mL/min)である。
【0041】
【数 1】
【0042】図7は、以上の実験により得られたDMS
濃度に対する変色層長さを示す図である。図7には、D
MS用検知管を用い、DMSのみをその濃度を変えて添
加した試料ガスの場合(図7中、●印)とTBM=2.
5volppmとし、DMS濃度を変化させた試料ガス
の場合(図7中、○印)を示している。測定は5回繰り
返し(5本のDMS用検知管を使用)、各測定ごとに得
られた測定値の平均を変色層の長さとした。なお、室温
(298K)で測定を行ったため293Kにおける測定
値になるように温度補正を実施した。
【0043】図7のとおり、硫黄化合物としてDMSの
みを含む試料ガスの場合、DMS検知剤管中の変色層長
さがDMS濃度に対応して測定され、優れた対応関係を
示している。この結果はDMS検知剤管(前処理管を用
いないDMS検知剤管単独)を用いた場合も同様であっ
た。またTBM=2.5volppmにDMSを加えた
試料ガスの場合にも変色層長さがDMS濃度に対応して
測定され、両者は優れた対応関係を示している。このよ
うに、試料ガスがTBM検知管(前処理管)、DMS検
知剤管の順序で通過するように2種類の検知管を接続し
た場合においても、DMS検知剤管の変色層の長さに対
するTBMの影響はみられなかった。
【0044】《試験2:DMS検知剤管の変色層の長さ
に対する温度の影響試験》図8は、試験1と同様の手法
により、変色層の長さに対する温度の影響を検討した結
果である。図9はこの場合の温度補正曲線である。図8
のとおり、変色層の長さは測定温度の上昇に伴い、わず
かに長くなることが分かった。これは常温ないし通常の
環境温度において、本発明に係るDMS検知剤管及びD
MS用検知管が何らの支障もなく有効に使えることを示
している。
【0045】《試験3:DMS検知剤管の変色層の長さ
に対する湿度の影響試験》LNGを主原料とした都市ガ
ス中の水分は10volppm程度である。この水分量
は相対湿度では0.043%に相当する。そこでDMS
濃度が異なる2種類の試料ガスについて、10%に加湿
したものと加湿しないものとについて測定し、その両測
定値を比較したところ、加湿によるものに変色層の長さ
の変化はみられなかった。この結果ガス中の水分の影響
は無視できることが実証された。
【0046】《試験4:DMS検知剤管の測定精度試
験》炎光光度検出器付きのガスクロマトグラフ(FPD
ーGC法)は実験室レベルで付臭剤量を測定する上で優
れた手法である。本試験4はFPDーGC法による結果
と対比して本発明に係るDMS検知剤管の測定精度如何
について試験した。その結果、同じDMS濃度の試料ガ
スについて、FPDーGC法によれば3.7mg/m3
と計測されたのに対して、本発明のDMS検知剤管では
3.8mg/m3 と計測された。また、5回の繰り返し
精度については、FPDーGC法によれば、相対標準偏
差で4.5%と計測されるのに対して、本発明のDMS
検知剤管では5.1%と計測された。このように本発明
のDMS検知剤管は測定精度の点でも良好なものである
ことが分かった。
【0047】〈試験5:安定性評価試験〉本試験5にお
いては、作製したDMS検知剤管を直射日光の当たらな
い288Kの恒温室に約120日間保存した。保存期間
中、数日間隔で検知管を5本ずつ取り出し、これを用い
て前記試験1と同様の測定を行った。その結果、約12
0日経過しても製作直後と同じ測定値が得られた。一
方、直射日光の下では約1時間で検知剤層全体が白く変
色した。したがって、本発明のDMS検知剤管は直射日
光を避けて室温以下で保存することにより、その性能が
長期間保たれることが分かった。
【0048】
【発明の効果】本発明のDMS検知剤によれば、都市ガ
スやLPガスなどの燃料ガス中に付臭剤として含まれ、
或いは製造工場や生活環境で発生するDMSの有無又は
量を迅速且つ高精度で測定することができる。また本発
明の検知剤を用いてなるDMS検知剤管及びDMS用検
知管は、簡便で、迅速且つ高精度であり、読み取り誤差
がきわめて少ないなど優た性能を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るDMS検知剤を充填してなるDM
S検知剤管の概略を示す図。
【図2】試料ガス中の妨害ガス成分を予め除去しておく
ための前処理管(TBM検知管)の一例を示す図。
【図3】DMS検知剤管と前処理管とを接続した状態
(DMS用検知管)の概略を示す図。
【図4】真空式ガス採取器の一例を示す図。
【図5】実施例で用いた試料ガス(=被検ガス)採取器
を含む装置。
【図6】本発明の実施例検知剤と比較例検知剤の細孔分
布を示す図。
【図7】本発明のDMS検知剤管におけるDMS濃度に
対する変色層長さを示す図。
【図8】本発明のDMS検知剤管における測定温度如何
による変色層長さへの影響を示す図。
【図9】試験2(図8の試験)で用いた温度補正曲線を
示す図。
【符号の説明】
1 DMS検知剤管 2 ガラスビーズ 3、4 隔離剤 5 DMS検知剤 6 保護剤 7 パッキン 8、9 検知剤管1の両端部 10 前処理管 11 除去剤 12、13 パッキン 14、15 前処理管10の両端部 16 接続管(検知剤管1の左端部と前処理管10の右
端部との接続管) 17 検知管取付口 18 シリンダ 19 ピストン 20 シャフト 21 逆止弁 22 パッキン 23 ストッパ 24 ガス管 25 ガラス製容器 26 試料ガス採取口 27 DMS検知剤管又はDMS用検知管(前処理管+
検知剤管) 28 真空式ガス採取器 29 操作杆 30 恒温槽
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年7月4日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項3
【補正方法】変更
【補正内容】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松延 邦明 神奈川県横浜市旭区若葉台2ー17ー412

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】担体に対し過マンガン酸塩を担持してなる
    DMS検知剤であって、担体が珪砂であり、該珪砂担体
    にシリカゾル又はアルミナゾルと過マンガン酸塩の水溶
    液を混合した後、乾燥してなることを特徴とするDMS
    検知剤。
  2. 【請求項2】上記過マンガン酸塩が過マンガン酸カリウ
    ムである請求項1記載のDMS検知剤。
  3. 【請求項3】上記DMS検知剤が燃料ガス中のDMS検
    知用又は製造工場や生活環境で発生するDMS検知用の
    ものである請求項1記載のDSM検知剤。
  4. 【請求項4】上記燃料ガスが都市ガス又はLPガスであ
    る請求項3記載のDMS検知剤。
  5. 【請求項5】担体に対し過マンガン酸塩を担持してなる
    DMS検知剤の調製方法であって、担体として珪砂を用
    い、該珪砂担体を純水により洗浄した後、シリカゾル又
    はアルミナゾルと過マンガン酸塩の水溶液を加えて混合
    し、乾燥することを特徴とするDMS検知剤の調製方
    法。
  6. 【請求項6】上記乾燥を真空乾燥により行う請求項5記
    載のDMS用検知剤の調製方法。
  7. 【請求項7】DMS検知剤管であって、該DMS検知剤
    管に、珪砂担体にシリカゾル又はアルミナゾルと過マン
    ガン酸塩の水溶液を混合した後、乾燥してなるDMS検
    知剤を充填してなることを特徴とするDMS検知剤管。
  8. 【請求項8】前処理管とDMS検知剤管とからなる燃料
    ガス中のDMS用検知管であって、該DMS検知剤管
    が、珪砂担体にシリカゾル又はアルミナゾルと過マンガ
    ン酸塩の水溶液を混合した後、乾燥してなるDMS検知
    剤を充填してなるDMS検知剤管であることを特徴とす
    る燃料ガス中のDMS用検知管。
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