JPH11235351A - レーザ装置用のハンドピース - Google Patents

レーザ装置用のハンドピース

Info

Publication number
JPH11235351A
JPH11235351A JP10345642A JP34564298A JPH11235351A JP H11235351 A JPH11235351 A JP H11235351A JP 10345642 A JP10345642 A JP 10345642A JP 34564298 A JP34564298 A JP 34564298A JP H11235351 A JPH11235351 A JP H11235351A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
handpiece
optical fiber
connecting piece
lens
laser device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10345642A
Other languages
English (en)
Inventor
Riel Michael
リール マイケル
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dentek Lasersystems Produktions GmbH
Original Assignee
Dentek Lasersystems Produktions GmbH
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dentek Lasersystems Produktions GmbH filed Critical Dentek Lasersystems Produktions GmbH
Publication of JPH11235351A publication Critical patent/JPH11235351A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61CDENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
    • A61C1/00Dental machines for boring or cutting ; General features of dental machines or apparatus, e.g. hand-piece design
    • A61C1/0046Dental lasers
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M3/00Medical syringes, e.g. enemata; Irrigators
    • A61M3/02Enemata; Irrigators
    • A61M3/0279Cannula; Nozzles; Tips; their connection means

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Oral & Maxillofacial Surgery (AREA)
  • Dentistry (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Dental Tools And Instruments Or Auxiliary Dental Instruments (AREA)
  • Laser Surgery Devices (AREA)
  • Radiation-Therapy Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 レーザ系を改良して,種々の治療のために簡
単に,迅速にかつ高価な費用を必要とすることなしに対
応することのできる単独の消毒可能なハンドピースを提
供する。 【解決手段】 レーザ光線の出口範囲への少なくとも1
つの媒体通路を有しているレーザ装置用のハンドピース
である。光ファイバ(22)を交換可能に挿入するため
の管形の案内(21)がハンドピース(3)の接続側か
らハンドピースの前端部まで延びている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,特に医学分野及び
とりわけ歯科分野用の,レーザ光線の出口範囲への少な
くとも1つの媒体通路を有している形式のレーザ装置用
のハンドピース,並びに,特に医学分野及びとりわけ歯
科分野用の,レーザ装置のハンドピースのための連結片
であって,このレーザ装置の光伝送路及び媒体導管と,
光伝送路及び媒体導管を有するハンドピースを解離可能
に結合する手段と,ハンドピース内に存在する光ファイ
バへの光学的なカップリングとを備えている形式のもの
に関する。
【0002】
【従来の技術】医学及び歯科の分野においては,レーザ
系が次第に使用されるようになっている。この場合レー
ザ光線がレーザ装置内で生ぜしめられて,光伝送路を介
して治療箇所に導かれる。治療医師はこの場合レーザ光
線のための出口箇所を有するハンドピースをドリルその
他類似の医学器具と同じように動かす。種々異なる治療
のために,種々異なる波長の光−これは種々異なる直径
を有する光ファイバによって導かなければならない−が
使用され,その都度の処理箇所において光出口箇所は本
来のレーザ工具を越えて程度の差こそあれある程度突出
していなければならない。EP−A−0 523 506
にはこのようなハンドピースが記載されており,このハ
ンドピースにおいては,ハンドピース内に不動に取り付
けられている光伝送路がレーザ光線をハンドピースのせ
ん端に伝達し,ハンドピースのせん端に種々の治療部材
を取り付けなければならない。治療箇所を冷却するため
に,空気及び水のための導管がハンドピースを通して導
かれている。消毒をするためには,ハンドピースを取り
外すことができる。しかしこの構造は次のような欠点を
有している。すなわち,治療を行うごとに特定の高価な
ハンドピース(種々の直径の光伝送路のための光学的な
カップリングを有するハンドピース)及び又は治療部材
を調達しなければならず,多部分構成の系が生じること
になり,また消毒の際に高価な費用が必要になる。
【0003】別の系はWO93/19684に示されて
おり,その歯科レーザ装置においては,1回の使用で廃
棄されるハンドピースがレーザ光線のための光ファイバ
を導くのに使用される。この場合,ハンドピースから突
出しているせん端の長さは,レーザ装置から来る光ファ
イバを種々の程度に導入することによって手動で調整
し,ねじ結合による締め付けによって固定するか,ある
いは不動に挿入された光伝送路を有する種々の載着可能
なハンドピースせん端が設けられる。第1の場合には,
締め付けが過度に強くて,光ファイバが損傷せしめられ
るか,あるいは締め付けが過度に弱い場合にはせん端の
長さが変化し,絶えず後調整しなければならないという
危険がある。第2の場合には突出しているせん端の長さ
は不変であるけれども,締め付け作用が過度に弱い場合
には載着されたせん端内の光伝送路とレーザ装置から来
る光伝送路との間の光学的連結が失われることがある。
過度に強い締め付けはやはり光伝送路の損傷の危険をも
たらす。また,種々の治療に必要な種々の波長及びこれ
に伴う光伝送路の種々の直径の問題に対してはこの文献
には何らの解決策も示されていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】したがって本発明の課
題は,レーザ系を改良して,種々の治療のために迅速に
かつ簡単に対応し得るようにすることである。つまり,
種々の治療のために簡単に,迅速にかつ高価な費用を必
要とすることなしに対応することのできる単独の消毒可
能なハンドピースを提供し得るようにする。本発明の別
の課題は,有利にはこのハンドピースと一緒に使用さ
れ,種々の直径の光ファイバの使用,ひいては種々の治
療のためのレーザ系の使用を迅速かつ簡単に可能にする
連結片を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1の課題は本発明によ
れば,光ファイバを交換可能に挿入するための管形の案
内が,ハンドピースのレーザ装置への接続側からハンド
ピースの前端部まで延びているようにすることによっ
て,解決される。これによって,ただ1つの何回も使用
可能なハンドピースが得られる。本発明によるハンドピ
ースは所定の長さ及び直径のあらかじめ製作された光フ
ァイバを取り付けることができる。これによって,簡単
な適当な標識によって特定の光ファイバを迅速に選択し
て,ハンドピースのせん端から突出する光ファイバの長
さ及びその都度の治療に適した直径を決めることができ
る。
【0006】本発明の第2の課題は,連結片が,直径の
異なる少なくとも2つの光ファイバに対して切り替え可
能な光学系を有していることによって解決される。これ
によって,レーザ装置から連結片内へのただ1つの光伝
送路で,種々の治療のために種々の直径の光ファイバを
有することができるハンドピースにレーザ光線を伝達す
ることができる。この連結片を本発明によるハンドピー
スと組み合わせると,レーザ系を種々の治療に迅速かつ
簡単に適合させて,最高の光出力を得ることが可能であ
る。
【0007】
【発明の実施の形態】レーザ装置から来る光伝送路との
連結を容易にするために,本発明の別の特徴によれば,
ハンドピースの接続側の,光ファイバのための管形の案
内の始めに,光ファイバの連結ブッシュに接触するため
の軸方向にばね作用をもってしゅう動可能な圧着部分が
設けられている。これによってハンドピースの光伝送路
とレーザ装置の光伝送路装置との間に常に最良の接触及
び一様な間隔を生ぜしめることができる。
【0008】この場合有利には,圧着部分が,ハンドピ
ースと不動に結合されている案内スリーブ内で軸方向に
案内されており,この案内スリーブは有利には圧着部分
の端部を越えて突出しており,したがって光ファイバの
連結ブッシュがやはり案内スリーブ内で軸方向に案内さ
れている。これによって連結される光ファイバの常に一
様な向き及びハンドピース内の光ファイバの突出端部の
折れ曲がりに対する機械的な保護が保証されている。
【0009】ハンドピースが,媒体導管を通す貫通開口
と光ファイバの案内スリーブを通す貫通開口とを有する
解離可能に結合された中間片を備えていると,ハンドピ
ース内に挿入された光ファイバのための機械的な安定化
及び保持機能並びにハンドピースのシールが実現され
る。
【0010】連結片の有利な実施形態では,切り替え可
能な光学系が,少なくとも2つのレンズ又はレンズ群を
有しており,これらのレンズ又はレンズ群の相互間隔が
少なくとも2つの調整値に調整可能である。この実施形
態は構造が比較的に簡単であり,その性能を実証されて
いる。
【0011】レンズ又はレンズ群の相対しゅう動を機械
的に簡単に行わせるために,有利な実施形態では,光学
系の切り替えが機械的に実施可能であって,有利には少
なくとも1つのレンズ又はレンズ群が,外側から回動可
能なリングリンクによって軸方向にしゅう動可能であ
り,この場合リングリンクの少なくとも1つの斜めの案
内スリット内に少なくとも1つのピンが係合しており,
このピンはしゅう動可能なレンズ又はレンズ群と結合さ
れている。
【0012】この場合有利には,軸方向にしゅう動可能
なレンズ又はレンズ群の少なくとも1つが,弾性的な部
材によって,少なくとも間接的に,他方のレンズ又はレ
ンズ群の1つの方向に力を負荷されており,これによっ
てレンズのしゅう動の終端位置において良好な固定が行
われ,かつ又は光学系の調整のために正確に規定された
出発位置が生ぜしめられる。
【0013】レーザ光線の伝達作用を改善するために,
換言すれば不要な損失を回避するために,連結片の,ハ
ンドピースの方の側の端部に,ハンドピースの光ファイ
バの連結ブッシュを受容するための心出しスリーブが設
けられているようにすると,有利である。
【0014】
【実施例】以下においては図面に示した実施例に基づい
て本発明の構成を具体的に説明する。
【0015】とりわけ歯科の分野において使用される図
1に示した有利には可動のレーザ系は,レーザユニット
1と,レーザユニット1内のレーザの出力を調節するた
めの有利には足踏みのペダル2と,接続ホース4を介し
てレーザユニット1と接続されているハンドピース3と
から成っており,接続ホースは光伝送路と水及び空気の
ような媒体のための導管とを有している。この場合,足
踏みペダル2は有利にはA/D変換器を介してレーザユ
ニット1の制御系と接続されている。該制御系はレーザ
プロセッサをデジタル制御する。これによって,レーザ
の出力を有利には調整可能な限界値,例えば0.6Wの
下限と通常は15Wである上限との間で連続的に調節す
ることが可能である。
【0016】レーザユニット1自体は,場合によっては
種々の波長の,しかし大抵は単に1つの波長(普通は8
00μ,しかしほぼ630μのターゲットビームであっ
てもよい)の,治療に使用されるレーザ光線を生ぜしめ
るための本来のレーザ,有利にはダイオードレーザと,
操作ユニット,有利にはプログラム制御されるタッチス
クリーン5並びに制御系,有利には別個の非常遮断キー
6と,接続ホース4のための接続部7,8及び9とを有
している。この場合接続部7においてはレーザ光線が接
続ホース4内の光ファイバ内に導入され,接続部8若し
くは9は,治療箇所においての冷却を可能にするため
に,水若しくは空気のために設けられている。有利には
水導管及び空気導管内には磁石弁が設けられており,こ
れらの磁石弁は休止位置において遮断されており,レー
ザ系のプログラムによって制御され,足踏みペダル2に
よって開くことができる。レーザ装置が遮断されている
場合,水の磁石弁は出口側で負荷を除かれ,遮断されて
いる。水圧が降下することによって,接続ホース4の連
結片内の弁が閉じられ(このことについては後述す
る),これによって水の逆流が阻止されると同時に残余
空気圧力によって水導管が空にされる。これによって,
異物粒子が作業範囲からハンドピース内に侵入すること
がない。また,連結片内の弁ばねが場合によって調節可
能であることと,空気通路内のベンチュリ効果とによっ
て,冷却のためのスプレー噴流を精密調整することが可
能である。
【0017】図2は歯科レーザの人間工学的に成形され
たハンドピース3を拡大して示しており,このハンドピ
ースは,必ずしも必要でない中間片10を介して接続ホ
ース4の連結片11に解離可能に結合されている。ハン
ドピース3のグリップスリーブ13のせん端12におい
て,光ファイバの端部14がある程度の長さだけ突出し
ており,この長さ並びに光ファイバの直径は有利にはそ
の都度の治療箇所に適合せしめられている。エンドント
ロギー(Endontologie)のためには,突出しているせん
端長さはほぼ25〜28mmで,光ファイバの直径は約
200μであり,パラドントロギー(Paradontologie)
及び外科治療のためにはせん端長さはほぼ4〜10mm
で,光ファイバの直径は約400μである。光ファイバ
は有利にはあらかじめ製作されており,既に必要な長さ
に切断されており,一人の患者に単に1回だけ使用され
る。
【0018】グリップスリーブ13内には回転ピストン
15が挿入されており,かつ係止リング16が有利には
接着されている。これによって回転ピストン15も固定
される。回転ピストン15及び係止リング16は図3に
良く示されており,図3においては回動防止及び位置決
めのためのピン17も示されている。回転ピストン15
内には更に案内スリーブ18は挿入(有利には押し込み
あるいはまた接着)されており,この案内スリーブ内で
圧着部分19が軸方向にしゅう動可能に支承されてお
り,この圧着部分はばね20によって案内スリーブ18
のストッパの方向に押される。回転ピストン15から更
に管21がグリップスリーブ13を通ってハンドピース
3のせん端12に通じており,その際ハンドピース3の
断面して示されていない範囲内の中心線は鎖線で示さ
れ,符号Rを付けられている。この管21内に,有利に
は所定の長さであらかじめ製作された光ファイバ22が
挿入され,その一端に取り付けられた連結ブッシュ23
が圧着部分19のところまで案内スリーブ18内に差し
込まれる。また,水,空気あるいは水と空気との混合物
のような媒体のための少なくとも1つの導管(図示せ
ず)がハンドピース3を通ってその前端部(せん端)1
2に通じている。
【0019】ハンドピース3は,場合によっては中間片
10を介して,接続ホース4の連結片11と結合されて
いる。この連結片11は図4及び5に縦断面して示され
ている。レーザユニット1から接続ホース4の水のため
の導管24及び空気のための導管25がホースニップル
26a及び26bに通じており,その際連結片11と接
続ホース4との間の移行部に,導管24及び25が過度
に折れ曲がるのを防止するために,支持スリーブ27が
設けられている。水の供給は弁28(図5)を介して行
われる。この弁28においては有利にはねじ29によっ
て弁ばね30の初ばね力ひいてはシール31に対する押
し力を調整することができる。弁28のねじ山はOリン
グ32によってシールされている。有利には水導管24
のためのホースニップル26aは弁28と一体に構成さ
れている。空気の導管25のためのホースニップル26
bは有利には連結片11の部体内に接着されており,こ
のホースニップル26bの入口開口のところから空気通
路33の横断面が狭くなっており,したがって空気流の
速度が増大して,弁28から来る横通路34から水をも
ぎ取り,引き続いて再び広くなる通路を経て,水と空気
との混合物としてグリップスリーブ13を通ってそのせ
ん端12に導かれ,そこでこの混合物は治療箇所の冷却
のためにハンドピース3から噴出する。接続ホース4と
連結片11とはホース管35によって結合されている。
ホース管は,円すいねじ36をねじ込んで,球37を半
径方向で外方に向かってホース管35の溝内に押し込む
ことによって,固定される(図4)。以上述べた構造
は,可能な実施形のための例であって,種々の直径の光
ファイバに光学的に適合させるための以下に述べる系と
ともに使用し得るものである。
【0020】連結片11のホース挿入体38内には切り
替え可能な光学系39も挿入されている。この光学系に
ついては図6〜11を参照して後述する。この光学系3
9にはレーザユニット1から接続ホースを通して導かれ
る光ファイバ40が連結されており,少なくとも2つの
レンズ41,42から成る光学系を介してレーザ光線を
連結ブッシュ23及びその中に有利には接着されている
ハンドピース3の光ファイバ22(図4においては説明
を分かりやすくするために,ハンドピース3が連結され
た場合に生ずる位置で示されている)に導く。光ファイ
バ22を光学系39に対して必要な方向に向けるため
に,光学系は心出しスリーブ43を備えており,この心
出しスリーブ内に連結ブッシュ23が突入している。ハ
ンドピース3と連結片11との結合は中間片10と協働
する袋ナット44を介して,あるいは直接にハンドピー
ス3の係止リング16と協働する第2の係止リングを介
して生ぜしめられる。有利には第2の袋ナット45を介
して,(後述するように)光学系39に作用を及ぼし
て,光学系を少なくとも2つの調整位置に選択的に動か
すことができる。これらの調整位置は2つの異なった光
ファイバ直径及び伝達されるレーザ光線の波長に適合せ
しめられている。
【0021】次に切り替え可能な光学系39の詳細な構
造を,有利な実施例を示した図6〜11を参照しながら
説明する。ハンドピース3に近い方のレンズ42の前方
において,スペーサリング46が心出しスリーブ43内
に取り付けられており,このスペーサリングは一面では
レンズ42に対する連結ブッシュ23の充分な間隔を生
ぜしめて,レンズ42を一方の側で固定する。レンズ4
2の他方の側ではレンズ42は案内スリーブ47によっ
て保持されており,この案内スリーブ自体はねじ48に
よって光学系39のケーシング内で固定されている。
【0022】第2のレンズ41はリング形のレンズ保持
体49内で保持されており,レンズ保持体内でリング5
0によって固定されている。更にレンズ保持体49には
半径方向で外方に突出するピン51が固定されている。
このピン51は案内スリーブ47の縦方向で案内スリー
ブの軸線に対して平行に延びるスリットを貫通して外方
に突出しており,案内スリーブ47を外側から囲んでい
るリング形の案内リンク52に,それもその斜めの案内
53に係合している(案内リンク52は図9〜11に詳
細に示されている)。案内リンク52を光学系39のケ
ーシング内面の段部に押し付けて,この位置で遊びなし
に保持するために,ばね54が案内スリーブ47に差し
はめられていて,案内リンク52と案内スリーブ47の
後端部のリング形の突起との間に締め込まれている。
【0023】リング形の案内リンク52の孔55内にニ
ップル56がねじ込まれており,このニップルは,光学
系39のケーシングの円周の一部にわたって延びている
スリットを通って外方に突出し,袋ナット45の孔57
内に係合している。図8の袋ナット45の範囲の横断面
から分かるように,この袋ナット45を回動させると,
ニップル56が円周方向に一緒に動かされ,これによっ
て案内リンク52もそれと光学系39の縦軸線を中心と
して回動せしめられる。案内スリット53が斜めに延び
ていることによって,この回動によってレンズ41が光
学系39の縦方向にしゅう動せしめられ,異なった直径
の光ファイバを使用するための光学系の所望の切り替え
が行われる。もちろん,ねじ込まれたニップル56の代
わりに,案内リンク52と一体に設けられた突起又は類
似の半径方向の構造体が袋ナット45の孔57に係合す
るようにすることもできる。また,袋ナット45を省略
して,ニップル56の代わりに外方に向かって突出し
て,使用者によって直接に操作されるレバーあるいはス
ライダを設けることも可能である。
【0024】案内スリーブ47内には更にブッシュ58
が突入しており,このブッシュはレンズ41に向かって
レーザ光線のための貫通孔を有している。このブッシュ
58内にレーザユニット1から来る光ファイバ40の連
結ブッシュ59が挿入され,皿リング60,ばね61及
びねじ62の系を介してブッシュ58内に,ブッシュ5
8の底に打ち当たるまで,押し込まれる。この場合ばね
61は,レンズ41が図7に示した位置にもたらされ,
有利にはその保持体を介してブッシュ58の底に接触
し,ブッシュ58を連行するようになると直ちに,連結
ブッシュ59の後方に(図6及び7において左へ)向か
うしゅう動を可能にする。
【0025】その都度近い方のレンズに対する光ファイ
バの所定の間隔変化は,連結ブッシュ23若しくは59
の前端部及び又はその接触面の形状を異ならせることに
よっても達成することができる。例えば図6においては
ハンドピース3の光ファイバの連結ブッシュ23aが示
されており,この連結ブッシュは直径の小さな端片を有
していて,この端片をもってレンズ42の保持リング
(スペーサリング)46内に突入して,この保持リング
46の突起に接触している。図7の連結ブッシュ23b
はこの直径のわずかな端片を有しておらず,したがって
前方がほぼ平らにたっていて,この平らな端面をもって
保持リング46の前端部に接触しており,これによって
光ファイバ22とレンズ42との間隔が大きくなる。
【0026】図12においては,有利ではあるが,必ず
しも必要ではない中間片10が拡大して示されている。
この中間片は,係止スリーブ64と結合されている回転
シリンダ63から成っており,係止スリーブ64はハン
ドピース3の係止リング16内に係合している。回転シ
リンダ63は袋ナット44によって連結片11に固定さ
れる(図2参照)。中間片10の前端部にはなおシール
65が設けられている。しかし中間片10に類似してい
て同等に作用する構造体を直接にハンドピース3と一体
に構成することもでき,したがってハンドピースを直接
に連結片11と結合することができる。
【0027】最後に図13には,連結片11の方から見
た中間片10の前面が示されている。この場合,ハンド
ピース3の光ファイバ22の連結ブッシュ23を有する
案内スリーブ18のための貫通開口66と,治療箇所を
冷却するための水と空気の混合物の導管のための貫通開
口67とが認められる。これらの貫通開口66及び67
の上方に示されている残りの2つの貫通開口はこの実施
例では利用されないが,例えば治療箇所を照明するため
のハンドピース3の照明装置のための電気導線,あるい
は類似の目的のための電気導線のために,利用すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】歯科レーザ系の全体斜視図である。
【図2】レーザ系のハンドピース並びに連結片の中間片
及び端区分の側面図である。
【図3】ハンドピースの連結片の方の側の端部を断面し
て示した拡大図である。
【図4】切り替え可能な光学系を有する連結片の縦断面
図である。
【図5】光学系と並んだ平面における,図4類似の縦断
面図である。
【図6】第1の調整値における切り替え可能な光学系の
縦断面図である。
【図7】連結片の光学系の第2の調整値における図6相
当の縦断面図である。
【図8】光学系の調節機構のところの連結片の,図7の
VIII−VIII 線に沿った横断面図である。
【図9】調節リンクの横断面図である。
【図10】調節リンクの縦断面図である。
【図11】調節リンクの展開図である。
【図12】中間片の拡大側面図である。
【図13】連結片の方向から見たハンドピースの正面図
である。
【符号の説明】
1 レーザユニット, 2 足踏みペダル, 3 ハン
ドピース, 4 接続ホース, 5 タッチスクリー
ン, 6 非常遮断キー, 7,8及び9 接続部,
10 中間片, 11 連結片, 12 せん端, 1
3 グリップスリーブ, 14 端部, 15 回転ピ
ストン, 16 係止リング, 17 ピン, 18
案内スリーブ, 19 圧着部分, 20 ばね, 2
1 管,22 光ファイバ, 23,23a及び23b
連結ブッシュ, 24及び25導管, 26a及び2
6b ホースニップル, 27 支持スリーブ, 28
弁, 29 ねじ, 30 弁ばね, 31 シール,
32 Oリング,33 空気通路, 34 横通路,
35 ホース管, 36 円すいねじ,37 球,
38 ホース挿入体, 39 光学系, 40 光ファ
イバ, 41及び42 レンズ, 43 心出しスリー
ブ, 44及び45 袋ナット,46 スペーサリン
グ, 47 案内スリーブ, 48 ねじ, 49 レ
ンズ保持体, 50 リング, 51 ピン, 52
案内リンク, 53 案内,54 ばね, 55 孔,
56 ニップル, 57 孔, 58 ブッシュ,
59 連結ブッシュ, 60 皿リング, 61 ば
ね, 62 ねじ,63 回転シリンダ, 64 係止
スリーブ, 65 シール, 66及び67貫通開口,
R 中心線

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ光線の出口範囲への少なくとも1
    つの媒体通路を有している形式のレーザ装置用のハンド
    ピースにおいて,光ファイバ(22)を交換可能に挿入
    するための管形の案内(21)が,レーザ装置へのハン
    ドピース(3)の接続側からハンドピースの前端部(1
    2)まで延びていることを特徴とする,レーザ装置用の
    ハンドピース。
  2. 【請求項2】 ハンドピース(3)の接続側の,光ファ
    イバ(22)のための管形の案内(21)の始めに,光
    ファイバ(22)の連結ブッシュ(23)に接触するた
    めの軸方向にばね作用をもってしゅう動可能な圧着部分
    (19)が設けられていることを特徴とする,請求項1
    記載のハンドピース。
  3. 【請求項3】 圧着部分(19)が,ハンドピース
    (3)と不動に結合されている案内スリーブ(18)内
    で軸方向に案内されており,この案内スリーブ(18)
    は圧着部分(19)の端部を越えて突出しており,した
    がって光ファイバ(22)の連結ブッシュがやはり案内
    スリーブ(18)内で軸方向に案内されていることを特
    徴とする,請求項2記載のハンドピース。
  4. 【請求項4】 媒体導管を通す貫通開口(67)と光フ
    ァイバ(22)の案内スリーブを通す貫通開口(66)
    とを有する解離可能に取り付けられた中間片(10)を
    備えていることを特徴とする,請求項1から3までのい
    ずれか1項記載のハンドピース。
  5. 【請求項5】 レーザ装置のハンドピースのための連結
    片であって,このレーザ装置の光伝送路及び媒体導管
    と,光伝送路及び媒体導管を有するハンドピースを解離
    可能に結合する手段と,ハンドピース内に存在する光フ
    ァイバへの光学的なカップリングとを備えている形式の
    ものにおいて,連結片(11)が,直径の異なる少なく
    とも2つの光ファイバに対して切り替え可能な光学系
    (39)を有していることを特徴とする,レーザ装置の
    ハンドピースのための連結片。
  6. 【請求項6】 切り替え可能な光学系(39)が,少な
    くとも2つのレンズ(41,42)又はレンズ群を有し
    ており,これらのレンズ又はレンズ群の相互間隔が少な
    くとも2つの調整値に調整可能であることを特徴とす
    る,請求項5記載の連結片。
  7. 【請求項7】 光学系(39)の切り替えが機械的に実
    施可能であって,少なくとも1つのレンズ(41)又は
    レンズ群が,外側から回動可能なリングリンク(52)
    によって軸方向にしゅう動可能であり,この場合リング
    リンクの少なくとも1つの斜めの案内スリット(53)
    内に少なくとも1つのピン(51)が係合しており,こ
    のピンはしゅう動可能なレンズ(41)又はレンズ群と
    結合されていることを特徴とする,請求項5又は6記載
    の連結片。
  8. 【請求項8】 軸方向にしゅう動可能なレンズ又はレン
    ズ群の少なくとも1つ(41)が,弾性的な部材(5
    4)によって,少なくとも間接的に,他方のレンズ又は
    レンズ群の1つ(42)の方向に力を負荷されているこ
    とを特徴とする,請求項6又は7記載の連結片。
  9. 【請求項9】 連結片(11)の,ハンドピース(3)
    の方の側の端部に,ハンドピース(3)の光ファイバ
    (22)の連結ブッシュ(23)を受容するための心出
    しスリーブ(43)が設けられていることを特徴とす
    る,請求項5から8までのいずれか1項記載の連結片。
JP10345642A 1997-12-05 1998-12-04 レーザ装置用のハンドピース Pending JPH11235351A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
AT2065/97 1997-12-05
AT0206597A AT405365B (de) 1997-12-05 1997-12-05 Handstück für ein lasergerät und kupplungsstück für ein handstück eines lasergerätes

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11235351A true JPH11235351A (ja) 1999-08-31

Family

ID=3527030

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10345642A Pending JPH11235351A (ja) 1997-12-05 1998-12-04 レーザ装置用のハンドピース

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JPH11235351A (ja)
AT (1) AT405365B (ja)
DE (1) DE19855438A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106901833A (zh) * 2017-05-04 2017-06-30 吉林省科英激光股份有限公司 一种可调光斑尺寸的激光治疗手具
KR20200002152A (ko) * 2018-06-29 2020-01-08 한국광기술원 렌즈모듈 및 그를 포함한 치과용 광 중합장치

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10008753A1 (de) * 2000-02-24 2001-09-13 Oralia Dentalprodukte Gmbh Modulares Bedienelement zur Steuerung und Anwendung von mindestens einer Lasereinheit sowie eine modulare tragbare Lasereinheit mit dem Bedienelement
DE10225749C5 (de) * 2002-06-10 2009-09-10 Elexxion Gmbh Medizinische Gerätschaften für Behandlungen im dentalen Bereich mittels eines Lasers
ES2716808T3 (es) 2010-11-17 2019-06-17 Dornier Medtech Laser Gmbh Unidad de guía de luz para un aplicador láser
DE102015203881A1 (de) * 2015-03-04 2016-09-08 Sirona Dental Systems Gmbh Dentallaser zur Behandlung von Weichgewebe
CN112643202A (zh) * 2021-01-06 2021-04-13 深圳市骐麟激光应用科技有限公司 一种手持式激光焊接枪及其装配方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106901833A (zh) * 2017-05-04 2017-06-30 吉林省科英激光股份有限公司 一种可调光斑尺寸的激光治疗手具
CN106901833B (zh) * 2017-05-04 2023-08-22 吉林省科英医疗激光有限责任公司 一种可调光斑尺寸的激光治疗手具
KR20200002152A (ko) * 2018-06-29 2020-01-08 한국광기술원 렌즈모듈 및 그를 포함한 치과용 광 중합장치

Also Published As

Publication number Publication date
DE19855438A1 (de) 1999-06-10
AT405365B (de) 1999-07-26
ATA206597A (de) 1998-12-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1338236B1 (en) Endoscope apparatus with cooling means
US4578033A (en) Tartar-removing dental handpiece
JP4976406B2 (ja) 外科手術用広角照明装置
US7846090B2 (en) Endoscope
US4403959A (en) Coupling device for a dental instrument
JP3704489B2 (ja) 振動ロッドの形態の器具保持部を有する医療用または歯科医療用治療機器
JP5313507B2 (ja) 高スループットのエンドー照明器用プローブ
US4316465A (en) Ophthalmic handpiece with pneumatically operated cutter
US9675235B2 (en) Multi-purpose surgical instrument with removable component
US20190105140A1 (en) Adapters with light sources for dental air/water syringes
US20140213851A1 (en) Illuminated cannula
US20120021373A1 (en) Multi-Purpose Dental Instrument
US20090036744A1 (en) Illuminated Telescoping Cannula
EP0932361B1 (en) Endoscope with integrated, self-regulating light source
MXPA02008124A (es) Punta de sonda de fibra optica.
JPH1094547A (ja) 特に歯根管治療を行なうための医療用または歯科用レーザ器具
JPS63194651A (ja) 歯科医療用又は外科手術用機器並びに該機器に用いる着脱式カニューレ
US20050273063A1 (en) Surgical suction instrument
JPH11235351A (ja) レーザ装置用のハンドピース
US6436067B1 (en) Powered surgical handpiece with suction conduit including a stepped valve to regulate flow through the suction conduit
US4014098A (en) Fiber optics element and dental handpiece containing the same
JP5111433B2 (ja) チップ先端部材、医療用レーザ照射チップ、医療用レーザハンドピース及び医療用レーザ装置
US20020117849A1 (en) Swivel connector for dental and medical handpieces
US3423068A (en) Pneumatically driven surgical instrument and control therefor
US20130072918A1 (en) Handpiece intended particularly for medical laser applications