JPH11234880A - 合成樹脂製ケ−ブル防護用管 - Google Patents
合成樹脂製ケ−ブル防護用管Info
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- JPH11234880A JPH11234880A JP10038886A JP3888698A JPH11234880A JP H11234880 A JPH11234880 A JP H11234880A JP 10038886 A JP10038886 A JP 10038886A JP 3888698 A JP3888698 A JP 3888698A JP H11234880 A JPH11234880 A JP H11234880A
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- cable protection
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Abstract
(57)【要約】
【課題】推進工法による地中ケ−ブル管路の施工におい
て、本管の推進工事とケ−ブル防護用管の配管工事とを
同時に行う場合、それらの施工に要する本管内の作業ス
ペ−スを良好に確保でき、しかも安全衛生を充分に保証
できるケ−ブル防護用管を提供する。 【解決手段】推進工法により埋設される本管内にその推
進工事と同時に本管内に配設されるケ−ブル防護用管で
あり、管一端に受口11を、管他端に受口にゴム輪を介
して挿入される挿口12を有し、ゴム輪2が受口内面に
接着剤で接着されている。
て、本管の推進工事とケ−ブル防護用管の配管工事とを
同時に行う場合、それらの施工に要する本管内の作業ス
ペ−スを良好に確保でき、しかも安全衛生を充分に保証
できるケ−ブル防護用管を提供する。 【解決手段】推進工法により埋設される本管内にその推
進工事と同時に本管内に配設されるケ−ブル防護用管で
あり、管一端に受口11を、管他端に受口にゴム輪を介
して挿入される挿口12を有し、ゴム輪2が受口内面に
接着剤で接着されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は本管内に配設される
合成樹脂製ケ−ブル防護用管、特に本管を推進工法によ
り埋設する場合に推進工事と同時に本管内に配設される
合成樹脂製ケ−ブル防護用管に関するものである。
合成樹脂製ケ−ブル防護用管、特に本管を推進工法によ
り埋設する場合に推進工事と同時に本管内に配設される
合成樹脂製ケ−ブル防護用管に関するものである。
【0002】
【従来の技術】地中ケ−ブル管路の布設工法として、本
管を推進工法により埋設し、而るのち、本管内にケ−ブ
ル防護用管を配管し、次いで本管内にモルタルを注入す
る方式が知られており、従来においては、本管の推進施
工が終了したのち本管内底部にガイドレ−ルを敷設し、
本管外で台車上にケ−ブル防護用管を所定の配列で積
み、この配列ケ−ブル防護用管を台車ごと本管内に送り
込むこととケ−ブル防護用管の長さだけ送り込んだのち
ケ−ブル防護用管を接着剤を介して差し込み接続するこ
とを繰り返して本管内にケ−ブル防護用管を配管し、最
終的に台車及びガイドレ−ルを本管内に残したままでモ
ルタルを注入している。
管を推進工法により埋設し、而るのち、本管内にケ−ブ
ル防護用管を配管し、次いで本管内にモルタルを注入す
る方式が知られており、従来においては、本管の推進施
工が終了したのち本管内底部にガイドレ−ルを敷設し、
本管外で台車上にケ−ブル防護用管を所定の配列で積
み、この配列ケ−ブル防護用管を台車ごと本管内に送り
込むこととケ−ブル防護用管の長さだけ送り込んだのち
ケ−ブル防護用管を接着剤を介して差し込み接続するこ
とを繰り返して本管内にケ−ブル防護用管を配管し、最
終的に台車及びガイドレ−ルを本管内に残したままでモ
ルタルを注入している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この工
法では本管の推進工事の終了をまってケ−ブル防護用管
の配管工事を行わなければならず、全工期が推進工期と
配管工期とを合算した長期間となり、また台車等の器材
の回収ができないため、材料費のコストアップが余儀な
くされる等の不具合がある。
法では本管の推進工事の終了をまってケ−ブル防護用管
の配管工事を行わなければならず、全工期が推進工期と
配管工期とを合算した長期間となり、また台車等の器材
の回収ができないため、材料費のコストアップが余儀な
くされる等の不具合がある。
【0004】そこで、工期短縮及びコスト低減のため
に、本管の推進工事と同時にケ−ブル防護用管の配管工
事を行うことが提案されている。この場合、本管の換気
性能上、ケ−ブル防護用管の接続に溶剤の使用が不可避
の接着剤方式を施用することは危険であり、ゴム輪接続
方式の施用が安全である。
に、本管の推進工事と同時にケ−ブル防護用管の配管工
事を行うことが提案されている。この場合、本管の換気
性能上、ケ−ブル防護用管の接続に溶剤の使用が不可避
の接着剤方式を施用することは危険であり、ゴム輪接続
方式の施用が安全である。
【0005】ところで、従来のゴム輪接続方式の合成樹
脂製管材においては、通常、図5に示すように受口にゴ
ム輪装着溝111’を形成し、このゴム輪装着溝11
1’にゴム輪2’を装着し、このゴム輪装着受口に挿口
を挿入しており、受口11’の外面がゴム輪装着溝のた
めに突出しているので、この突出突出高さによって管材
の相互最小間隔が決められてしまう。
脂製管材においては、通常、図5に示すように受口にゴ
ム輪装着溝111’を形成し、このゴム輪装着溝11
1’にゴム輪2’を装着し、このゴム輪装着受口に挿口
を挿入しており、受口11’の外面がゴム輪装着溝のた
めに突出しているので、この突出突出高さによって管材
の相互最小間隔が決められてしまう。
【0006】上記ケ−ブル防護用管の配列間隔には、電
力ケ−ブルの発生熱による相互加熱でケ−ブル通電容量
が低下するのを防止するために規制があり、ケ−ブル通
電容量との関係で最小間隔(Lmin)が規定されてい
る。而るに、上記した本管の推進工事とケ−ブル防護用
管の配管工事とを同時に行うには、推進作業者に対する
通路を確保し、配管のための作業スペ−スを確保するた
めに、ケ−ブル防護用管を本管内面の内壁に寄せて配管
すると共にその配管相互間隔を上記した電力ケ−ブル通
電容量上の最小間隔(Lmin)にし配管占有スペ−スを
極力小さくして本管内の中央部にできるだけ広いスペ−
スを残すことが重要である。
力ケ−ブルの発生熱による相互加熱でケ−ブル通電容量
が低下するのを防止するために規制があり、ケ−ブル通
電容量との関係で最小間隔(Lmin)が規定されてい
る。而るに、上記した本管の推進工事とケ−ブル防護用
管の配管工事とを同時に行うには、推進作業者に対する
通路を確保し、配管のための作業スペ−スを確保するた
めに、ケ−ブル防護用管を本管内面の内壁に寄せて配管
すると共にその配管相互間隔を上記した電力ケ−ブル通
電容量上の最小間隔(Lmin)にし配管占有スペ−スを
極力小さくして本管内の中央部にできるだけ広いスペ−
スを残すことが重要である。
【0007】しかしながら、図5に示した従来のゴム輪
接続方式の合成樹脂製管材では、相互に近接配列した場
合の最小間隔が、受口外面の突出部の隣の管外面への当
たりのために、上記電力ケ−ブル通電容量上の最小間隔
(Lmin)よりも広くなってそれだけ配管占有スペ−ス
が大きくなり、それだけ本管中央部に残し得るスペ−ス
が小さくなり、上記本管の推進工事とケ−ブル防護用管
の配管工事との同時施工に不適格である。
接続方式の合成樹脂製管材では、相互に近接配列した場
合の最小間隔が、受口外面の突出部の隣の管外面への当
たりのために、上記電力ケ−ブル通電容量上の最小間隔
(Lmin)よりも広くなってそれだけ配管占有スペ−ス
が大きくなり、それだけ本管中央部に残し得るスペ−ス
が小さくなり、上記本管の推進工事とケ−ブル防護用管
の配管工事との同時施工に不適格である。
【0008】本発明の目的は、推進工法による地中ケ−
ブル管路の施工において、本管の推進工事とケ−ブル防
護用管の配管工事とを同時に行う場合、それらの施工に
要する本管内の作業スペ−スを良好に確保でき、しかも
安全衛生を充分に保証できるケ−ブル防護用管を提供す
ることにある。
ブル管路の施工において、本管の推進工事とケ−ブル防
護用管の配管工事とを同時に行う場合、それらの施工に
要する本管内の作業スペ−スを良好に確保でき、しかも
安全衛生を充分に保証できるケ−ブル防護用管を提供す
ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る合成樹脂製
ケ−ブル防護用管は、推進工法により埋設される本管内
にその推進工事と同時に本管内に配設されるケ−ブル防
護用管であり、管一端に受口を、管他端に受口にゴム輪
を介して挿入される挿口を有し、ゴム輪が受口内面に接
着剤で接着されていることを特徴とする構成である。
ケ−ブル防護用管は、推進工法により埋設される本管内
にその推進工事と同時に本管内に配設されるケ−ブル防
護用管であり、管一端に受口を、管他端に受口にゴム輪
を介して挿入される挿口を有し、ゴム輪が受口内面に接
着剤で接着されていることを特徴とする構成である。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ本発明の
実施の形態について説明する。図1の(イ)及び(ロ)
は本発明において使用する合成樹脂製ケ−ブル防護用管
の異なる実施例を示し、一端に外面平滑な受口11を有
し、他端に挿口12を有し、受口11の内面にゴム輪2
を接着剤によって固着してある。ゴム輪2の接着面また
は受口11内面の接着面には、接着性向上処理、例え
ば、バフ処理を施すことができる。
実施の形態について説明する。図1の(イ)及び(ロ)
は本発明において使用する合成樹脂製ケ−ブル防護用管
の異なる実施例を示し、一端に外面平滑な受口11を有
し、他端に挿口12を有し、受口11の内面にゴム輪2
を接着剤によって固着してある。ゴム輪2の接着面また
は受口11内面の接着面には、接着性向上処理、例え
ば、バフ処理を施すことができる。
【0011】図1の(e)に示す実施例では、受口11
を拡径成形により設けてあり、図2の(ロ)に示す実施
例では、合成樹脂製受口部材11を射出成形等により成
形し、この受口部材をストレ−ト管13の一端に融着や
接着剤で固着してある。合成樹脂製ケ−ブル防護用管は
材質上、加工性、軽量性、防食性、非磁性(電磁誘導損
失がない)、コストの点において有利であり、塩化ビニ
ル樹脂製とすることが好ましいが、他の合成樹脂、例え
ば、ポリエチレン、架橋ポリエチレン製とすることもで
きる。
を拡径成形により設けてあり、図2の(ロ)に示す実施
例では、合成樹脂製受口部材11を射出成形等により成
形し、この受口部材をストレ−ト管13の一端に融着や
接着剤で固着してある。合成樹脂製ケ−ブル防護用管は
材質上、加工性、軽量性、防食性、非磁性(電磁誘導損
失がない)、コストの点において有利であり、塩化ビニ
ル樹脂製とすることが好ましいが、他の合成樹脂、例え
ば、ポリエチレン、架橋ポリエチレン製とすることもで
きる。
【0012】上記ゴム輪2には、天然ゴム、合成ゴム
(SBR、BR、CR、IIR、NBR、EPDM、ウ
レタン等)の何れも使用できる。図2は本発明に係る合
成樹脂製ケ−ブル防護用管を使用したケ−ブ管路の推進
工法による施工を示している。図2において、31は地
表面を、32は縦坑を示している。331は縦坑32内
に設置した泥水加圧式の推進機を、332はヘッドをそ
れぞれ示し、ヘッドのチャンバ内に加圧した泥水を満た
して切羽の安定を図ると共に掘削した土砂を泥水中に取
り込み送泥管及び排泥管で輸送排出し、その掘削の進行
に応じて推進機331のジャッキで埋設管を推進させて
いく。
(SBR、BR、CR、IIR、NBR、EPDM、ウ
レタン等)の何れも使用できる。図2は本発明に係る合
成樹脂製ケ−ブル防護用管を使用したケ−ブ管路の推進
工法による施工を示している。図2において、31は地
表面を、32は縦坑を示している。331は縦坑32内
に設置した泥水加圧式の推進機を、332はヘッドをそ
れぞれ示し、ヘッドのチャンバ内に加圧した泥水を満た
して切羽の安定を図ると共に掘削した土砂を泥水中に取
り込み送泥管及び排泥管で輸送排出し、その掘削の進行
に応じて推進機331のジャッキで埋設管を推進させて
いく。
【0013】本管P(通常、ヒュ−ム管)を推進埋設す
るには、本管Pを縦坑32内に降ろし、ヘッダ−332
のカッタ−で土砂の掘削を行いつつ推進機331で本管
Pを押し込み、一箇の本管の押し込みが終了すると、次
ぎの本管を縦坑内に降ろし、以後は上記の繰り返しで次
々と本管を押し込んでいく。この本管Pの押し込み推進
と同時に本管P内にケ−ブル防護用管Cを、推進作業者
が使用する通路及び配管のための作業スペ−スを充分に
得ることのできるように配管していく。
るには、本管Pを縦坑32内に降ろし、ヘッダ−332
のカッタ−で土砂の掘削を行いつつ推進機331で本管
Pを押し込み、一箇の本管の押し込みが終了すると、次
ぎの本管を縦坑内に降ろし、以後は上記の繰り返しで次
々と本管を押し込んでいく。この本管Pの押し込み推進
と同時に本管P内にケ−ブル防護用管Cを、推進作業者
が使用する通路及び配管のための作業スペ−スを充分に
得ることのできるように配管していく。
【0014】図3はこの配管に使用する配管支持治具の
一例を示し、図3の(イ)及び図3の(ロ)〔図3の
(イ)の側面図〕に示す上側を開放したC型で底部以外
の両側に配管挿通棚を設けた合成樹脂製(例えば、塩化
ビニル樹脂製)の第1部材41と図3の(ハ)及び図3
の(ニ)〔図3の(ハ)の側面図〕に示す配管挿通棚を
備えた円弧型で第1部材41の両側に取り付けられる第
2部材42とからなり、図4に示すように、第1部材4
1をスペ−サ411(例えば、ボルト)の操作で拡径し
て本管P内に固定し、この固定した第1部材41の各棚
にケ−ブル防護用管Cを挿通し(第1部材の間隔はケ−
ブル防護用管の長さより短くしてある。例えば、1/2
としてある)、前後のケ−ブル防護用管の受口と挿口と
をゴム輪方式で差し込み接続し、更に、前記のように本
管Pに固定した第1部材41に第2部材42,42をボ
ルト等で結着し、この第2部材42,42の各棚にケ−
ブル防護用管Cを挿通し、前後のケ−ブル防護用管の受
口と挿口とをゴム輪方式で差し込み接続して本管P内の
両側にケ−ブル防護用管C,…を配管していく。
一例を示し、図3の(イ)及び図3の(ロ)〔図3の
(イ)の側面図〕に示す上側を開放したC型で底部以外
の両側に配管挿通棚を設けた合成樹脂製(例えば、塩化
ビニル樹脂製)の第1部材41と図3の(ハ)及び図3
の(ニ)〔図3の(ハ)の側面図〕に示す配管挿通棚を
備えた円弧型で第1部材41の両側に取り付けられる第
2部材42とからなり、図4に示すように、第1部材4
1をスペ−サ411(例えば、ボルト)の操作で拡径し
て本管P内に固定し、この固定した第1部材41の各棚
にケ−ブル防護用管Cを挿通し(第1部材の間隔はケ−
ブル防護用管の長さより短くしてある。例えば、1/2
としてある)、前後のケ−ブル防護用管の受口と挿口と
をゴム輪方式で差し込み接続し、更に、前記のように本
管Pに固定した第1部材41に第2部材42,42をボ
ルト等で結着し、この第2部材42,42の各棚にケ−
ブル防護用管Cを挿通し、前後のケ−ブル防護用管の受
口と挿口とをゴム輪方式で差し込み接続して本管P内の
両側にケ−ブル防護用管C,…を配管していく。
【0015】図2は3本目までの本管Pの推進を終え、
3本目の本管内でケ−ブル防護用管が配管中である状態
を示しているが、最先端の本管が到達側の縦坑に達した
ときには、その本管全長にわたり合成樹脂製が配管され
た状態となる。上記ケ−ブル防護用管の配管と同時に図
4に示すように推進用の送泥管51、排泥管52やモル
タル注入時に使用するモルタル注入用配管53,…等も
本管P内での通行や作業に邪魔にならないように配管支
持治具に固定していく。
3本目の本管内でケ−ブル防護用管が配管中である状態
を示しているが、最先端の本管が到達側の縦坑に達した
ときには、その本管全長にわたり合成樹脂製が配管され
た状態となる。上記ケ−ブル防護用管の配管と同時に図
4に示すように推進用の送泥管51、排泥管52やモル
タル注入時に使用するモルタル注入用配管53,…等も
本管P内での通行や作業に邪魔にならないように配管支
持治具に固定していく。
【0016】上記本管内へのケ−ブル防護用管の配管が
終了すれば、モルタル注入用配管から本管内にモルタル
を注入していく。上記ケ−ブル管路の施工において、本
管内の換気性能は本管推進の進行に伴い低下していく
が、上記ケ−ブル防護用管の接続はゴム輪接続であり、
現場では溶剤を使用しないから、作業者の安全をよく保
証できる。
終了すれば、モルタル注入用配管から本管内にモルタル
を注入していく。上記ケ−ブル管路の施工において、本
管内の換気性能は本管推進の進行に伴い低下していく
が、上記ケ−ブル防護用管の接続はゴム輪接続であり、
現場では溶剤を使用しないから、作業者の安全をよく保
証できる。
【0017】上記配管されたケ−ブル防護用管の相互間
隔(中心間の間隔であり、以下配管ピッチと称する)
は、一のケ−ブル防護用管の受口外面が隣の管の外面
(受口外面、接続部がずらされている場合は、ストレ−
ト管部の外面)に当接したときに最小となり、本発明に
係る合成樹脂製ケ−ブル防護用管は図5に示す従来のゴ
ム輪接続方式の合成樹脂製管材に較べて最小配管ピッチ
(物理的な最小配管ピッチ)を小さくできる。他方、配
管ピッチが小さすぎるときは、ケ−ブル防護用管内の電
力ケ−ブルの発熱による相互加熱で通電電流が低下する
ので、通電容量上ケ−ブル防護用管の径に応じて最小配
管ピッチの制限がある(電流容量上の最小配管ピッチの
制限)。
隔(中心間の間隔であり、以下配管ピッチと称する)
は、一のケ−ブル防護用管の受口外面が隣の管の外面
(受口外面、接続部がずらされている場合は、ストレ−
ト管部の外面)に当接したときに最小となり、本発明に
係る合成樹脂製ケ−ブル防護用管は図5に示す従来のゴ
ム輪接続方式の合成樹脂製管材に較べて最小配管ピッチ
(物理的な最小配管ピッチ)を小さくできる。他方、配
管ピッチが小さすぎるときは、ケ−ブル防護用管内の電
力ケ−ブルの発熱による相互加熱で通電電流が低下する
ので、通電容量上ケ−ブル防護用管の径に応じて最小配
管ピッチの制限がある(電流容量上の最小配管ピッチの
制限)。
【0018】而るに、本発明に係るゴム輪接続式のケ−
ブル防護用管の物理的な最小配管ピッチ(a)は従来の
ゴム輪接続式管材の物理的な最小配管ピッチ(a’)よ
りも小であり、従来のゴム輪接続式管材の物理的な最小
配管ピッチ(a’)が電流容量上の最小配管ピッチ(a
0)よりも大であっても、本発明に係るゴム輪接続式ケ
−ブル防護用管の物理的な最小配管ピッチ(a’)が電
流容量上の最小配管ピッチ(a0)よりも小の場合、本
発明に係るゴム輪接続式ケ−ブル防護用管によれば、配
管ピッチをa0にしても、従来のゴム輪接続式管材に較
べ(a’−a0)分だけケ−ブル防護用管の配管スペ−
スを小さくでき、電力ケ−ブルの通電容量を低下させる
ことなく、ケ−ブル防護用管の配管スペ−スを小さくし
て本管内中央のスペ−スを大きくできる(現に、内径が
φ150mmの塩化ビニル樹脂製のケ−ブル防護用管の
場合、a=188mm、a0=200mmであり、本発
明に係るケ−ブル防護用管では配管ピッチ200mmで
配管できたが、従来例では、a’が200mmよりも大
きく、配管ピッチ200mmでの配管は不可であっ
た)。
ブル防護用管の物理的な最小配管ピッチ(a)は従来の
ゴム輪接続式管材の物理的な最小配管ピッチ(a’)よ
りも小であり、従来のゴム輪接続式管材の物理的な最小
配管ピッチ(a’)が電流容量上の最小配管ピッチ(a
0)よりも大であっても、本発明に係るゴム輪接続式ケ
−ブル防護用管の物理的な最小配管ピッチ(a’)が電
流容量上の最小配管ピッチ(a0)よりも小の場合、本
発明に係るゴム輪接続式ケ−ブル防護用管によれば、配
管ピッチをa0にしても、従来のゴム輪接続式管材に較
べ(a’−a0)分だけケ−ブル防護用管の配管スペ−
スを小さくでき、電力ケ−ブルの通電容量を低下させる
ことなく、ケ−ブル防護用管の配管スペ−スを小さくし
て本管内中央のスペ−スを大きくできる(現に、内径が
φ150mmの塩化ビニル樹脂製のケ−ブル防護用管の
場合、a=188mm、a0=200mmであり、本発
明に係るケ−ブル防護用管では配管ピッチ200mmで
配管できたが、従来例では、a’が200mmよりも大
きく、配管ピッチ200mmでの配管は不可であっ
た)。
【0019】もっとも、従来のゴム輪接続方式の合成樹
脂製管材をケ−ブル防護用管として使用する場合、受口
のゴム輪装着溝を浅くして受口外面の突出高さを低く
し、または本管内径を大きくして本管中央部のスペ−ス
を広くすることも考えられるが、前者では管接続時にゴ
ム輪が脱落し易く、後者では本管外径の増大による施工
費のアップが避けられない。しかし、本発明に係る合成
樹脂製ケ−ブル防護用管によればかかる不具合無く本管
内のスペ−スを広くして推進工事者の通行や配管作業の
容易化を図ることができる。
脂製管材をケ−ブル防護用管として使用する場合、受口
のゴム輪装着溝を浅くして受口外面の突出高さを低く
し、または本管内径を大きくして本管中央部のスペ−ス
を広くすることも考えられるが、前者では管接続時にゴ
ム輪が脱落し易く、後者では本管外径の増大による施工
費のアップが避けられない。しかし、本発明に係る合成
樹脂製ケ−ブル防護用管によればかかる不具合無く本管
内のスペ−スを広くして推進工事者の通行や配管作業の
容易化を図ることができる。
【0020】
【発明の効果】本発明に係る合成樹脂製ケ−ブル防護用
管においては、推進本管内での換気性能を勘案して溶剤
不使用のゴム輪接続方式としているから、作業者の安全
衛生を充分に保証できる。また、ケ−ブル防護用管内電
力ケ−ブルの電流容量を正常に保持させ得る電流容量上
の最小配管ピッチでのケ−ブル防護用管の配管を可能に
しているから、電力ケ−ブルの電流容量を正常に維持し
てその配管スペ−スを可及的に小さくし得、本管推進・
ケ−ブル防護用管配管の同時工事に必要な本管内の推進
者通路用スペ−ス及び配管スペ−スを充分に広くして作
業性を向上できる。
管においては、推進本管内での換気性能を勘案して溶剤
不使用のゴム輪接続方式としているから、作業者の安全
衛生を充分に保証できる。また、ケ−ブル防護用管内電
力ケ−ブルの電流容量を正常に保持させ得る電流容量上
の最小配管ピッチでのケ−ブル防護用管の配管を可能に
しているから、電力ケ−ブルの電流容量を正常に維持し
てその配管スペ−スを可及的に小さくし得、本管推進・
ケ−ブル防護用管配管の同時工事に必要な本管内の推進
者通路用スペ−ス及び配管スペ−スを充分に広くして作
業性を向上できる。
【0021】なお、本発明に係る合成樹脂製ケ−ブル防
護用管は本管を開削工法で敷設しつつその本管内にケ−
ブル防護用管を配管する場合にも使用できる。
護用管は本管を開削工法で敷設しつつその本管内にケ−
ブル防護用管を配管する場合にも使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る合成樹脂製ケ−ブル防護用管の異
なる実施例を示す図面である。
なる実施例を示す図面である。
【図2】本発明に係るケ−ブル防護用管が使用されるケ
−ブル管路の施工方法を示す図面である。
−ブル管路の施工方法を示す図面である。
【図3】図2に示すケ−ブル管路の施工方法に使用する
配管支持治具を示す図面である。
配管支持治具を示す図面である。
【図4】図3に示す配管支持治具の使用状態を示す図面
である。
である。
【図5】従来のゴム輪接続方式の合成樹脂製管材を示す
図面である。
図面である。
11 受口 12 挿口 2 ゴム輪 331 推進機 332 推進ヘッド P 本管 C 合成樹脂製ケ−ブル防護用管
Claims (2)
- 【請求項1】本管内に配設されるケ−ブル防護用管であ
り、管一端に受口を、管他端に受口にゴム輪を介して挿
入される挿口を有し、ゴム輪が受口内面に接着剤で接着
されていることを特徴とする合成樹脂製ケ−ブル防護用
管。 - 【請求項2】推進工法により埋設される本管内にその推
進工事と同時に本管内に配設されるケ−ブル防護用管で
あり、管一端に受口を、管他端に受口にゴム輪を介して
挿入される挿口を有し、ゴム輪が受口内面に接着剤で接
着されていることを特徴とする合成樹脂製ケ−ブル防護
用管。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10038886A JPH11234880A (ja) | 1998-02-20 | 1998-02-20 | 合成樹脂製ケ−ブル防護用管 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10038886A JPH11234880A (ja) | 1998-02-20 | 1998-02-20 | 合成樹脂製ケ−ブル防護用管 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11234880A true JPH11234880A (ja) | 1999-08-27 |
Family
ID=12537702
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10038886A Pending JPH11234880A (ja) | 1998-02-20 | 1998-02-20 | 合成樹脂製ケ−ブル防護用管 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11234880A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021095989A (ja) * | 2019-12-19 | 2021-06-24 | 東邦瓦斯株式会社 | 埋設配管保護材及び埋設配管保護方法 |
-
1998
- 1998-02-20 JP JP10038886A patent/JPH11234880A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021095989A (ja) * | 2019-12-19 | 2021-06-24 | 東邦瓦斯株式会社 | 埋設配管保護材及び埋設配管保護方法 |
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