JPH11233425A - 露光装置 - Google Patents

露光装置

Info

Publication number
JPH11233425A
JPH11233425A JP10042938A JP4293898A JPH11233425A JP H11233425 A JPH11233425 A JP H11233425A JP 10042938 A JP10042938 A JP 10042938A JP 4293898 A JP4293898 A JP 4293898A JP H11233425 A JPH11233425 A JP H11233425A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
exposure
reticle
exposure apparatus
stage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP10042938A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideji Kawamura
秀司 川村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
Priority to JP10042938A priority Critical patent/JPH11233425A/ja
Publication of JPH11233425A publication Critical patent/JPH11233425A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/708Construction of apparatus, e.g. environment aspects, hygiene aspects or materials
    • G03F7/70858Environment aspects, e.g. pressure of beam-path gas, temperature
    • G03F7/709Vibration, e.g. vibration detection, compensation, suppression or isolation

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Atmospheric Sciences (AREA)
  • Toxicology (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Environmental & Geological Engineering (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、半導体装置、液晶表示装置、あるい
は薄膜磁気ヘッド等を製造する際のフォトリソグラフィ
工程で用いられる露光装置に関し、露光装置に発生する
振動を速やかに減衰させて、スループットを向上させる
ことのできる露光装置を提供することを目的とする。 【解決手段】レチクルRのパターンの像を基板Wに露光
する露光装置において、レチクルRを載置して移動する
レチクルステージ8と、基板Wを載置して移動する基板
ステージ5と、レチクルステージ8と基板ステージ5と
の少なくとも一方に機械的に接続され、流体13、14
が封入された流体容器部材10とを備えるように構成す
る。この露光装置によれば、レチクルステージ8または
基板ステージ5の少なくとも一方が加速又は減速するこ
とにより発生された反作用による振動を流体容器部材1
0内の流体13、14の慣性力で抑制することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置、液晶
表示装置、あるいは薄膜磁気ヘッド等を製造する際のフ
ォトリソグラフィ工程で用いられる露光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体装置、液晶表示装置、ある
いは薄膜磁気ヘッド等を製造する際のフォトリソグラフ
ィ工程において、マスク又はレチクル(以下、レチクル
という)のパターンの像をフォトレジストが塗布された
ウェハ又はガラス基板(以下、基板という)に転写露光
する露光装置が使用されている。このような露光装置と
しては、基板の各ショット領域へレチクルのパターンの
像を順次一括露光するステップ・アンド・リピート方式
の露光装置が知られている。
【0003】このステップ・アンド・リピート方式の露
光装置を図3を用いて説明する。図3では、設置面Gに
平行な面内で互いに直交するX軸、Y軸をとり、設置面
Gに垂直な方向にZ軸をとっている。露光装置は、露光
本体部21が防振パッド22を介して設置面Gに設置さ
れている。このため、防振パッド22により、露光本体
部21で発生する振動が抑制されるとともに設置面Gか
ら露光本体部21へ伝搬する振動が抑制されるようにな
っている。装置本体部21には、設置面G上に防振パッ
ド22を介して定盤23が設けられ、その上にインバー
(低膨張率の合金)よりなる第1コラム26が載置され
ている。第1コラム26の内方には基板ステージ25が
載置され、基板ステージ25上には基板Wが保持され
る。この基板ステージ25は、ステージ駆動系(図示せ
ず)により、X軸、Y軸およびZ軸方向に移動できるよ
うになっている。
【0004】また、第1コラム26の上部には投影光学
系27が固定されている。この投影光学系27外周の一
部領域は冷却部材30aで覆われている。この冷却部材
30a内には装置本体部21の外部に備えられた流体容
器部材30c内の流体(例えば、水)が管30bを介し
て循環するようになっている。この流体の循環により、
露光光の吸収による投影光学系27の結像特性の変化を
防いでいる。さらに、第1コラム26上には、インバー
よりなる第2コラム28が固定され、第2コラム28の
上部にはレチクルステージ29が載置され、レチクルス
テージ29には基板Wに転写すべきパターンが形成され
たレチクルRが保持されている。
【0005】この露光装置による露光動作は、まず、基
板ステージ25が移動して、基板Wの所定のショット領
域を投影光学系27の露光フィールド内に位置決めす
る。次いで、照明光学系(図示せず)から射出された露
光光によってレチクルRが照明され、レチクルR上のパ
ターンの像が、投影光学系27を介して基板W上のショ
ット領域に一括露光される。そして、上記動作を繰り返
して基板W上の複数のショット領域を順次投影光学系2
7の露光フィールド内に位置決めして、露光が行われ
る。
【0006】また上記ステップ・アンド・リピート方式
の露光方式とは別方式の露光装置として、投影光学系を
大型化することなく、レチクルのパターンの像をより広
いショット領域へ転写露光することのできるステップ・
アンド・スキャン方式の露光装置がある。このステップ
・アンド・スキャン方式の露光装置では、基板ステージ
を移動して、基板Wの所定のショット領域を所定の位置
に位置決めし、次いで、レチクルを投影光学系の光軸に
垂直な方向に走査するとともに、これに同期して、所定
の方向に基板を投影光学系の倍率と同じ速度比で走査す
ることにより、レチクルのパターンの像を順次ショット
領域に露光するようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、ステッ
プ・アンド・リピート方式の露光装置による露光処理に
おいては、レチクルおよび基板の相対位置をほぼ一定に
させておくことが必要であり、また、ステップ・アンド
・スキャン方式の露光装置による露光処理においても、
レチクルおよび基板を所定の位置関係に保って走査を開
始させる必要がある。従って、ステップ・アンド・リピ
ート方式、ステップ・アンド・スキャン方式のいずれの
露光装置においても、基板W上のショット領域を所定位
置に位置決めする際に、基板ステージ25を移動させる
動作が必要になる。この基板ステージ25には高い剛性
が要求されることから必然的に重量が重くなってしま
い、基板ステージ25を加速、減速させる際に生じる力
の反作用によって露光本体部21に不要な力が働いて露
光本体部21が振動してしまう。
【0008】基板ステージ25の移動の際の加速度が小
さい場合には、露光本体部21の振動の振幅を比較的小
さくでき、露光本体部21がほぼ一体として振動するの
で露光処理に対して問題は発生しない。しかしながら、
スループット(生産性)を向上させようとして基板ステ
ージ25の移動の際の加速度を大きくした場合には、加
速、減速に基づく力の反作用が大きくなって、露光本体
部21の振動の振幅が大きくなってしまう。露光本体部
21の振動の振幅が大きくなってくると、投影光学系2
7やレチクルステージ29など重心位置の高いユニット
を支持している第1、第2コラム26、28に変形が生
じてしまい、レチクルRと基板Wとの高精度の位置合わ
せが困難になり、適切な露光処理が行えない事態が生じ
得る。これら第1、第2コラム26、28で生じる変形
は露光本体部21が左右あるいは前後に揺れる度に発生
して、揺れが比較的小さくなるまで続く。
【0009】このため、従来の露光装置においては、露
光本体部21の振動が、露光処理に影響を与えない所定
のレベルに減衰するまで、露光処理を待機しなければな
らず、スループットを向上させることができなかった。
また、振動を吸収する機能を有する防振パッドによって
設置面Gに露光本体部21が設置されていた場合におい
ても、露光本体部21の振動が所定のレベルに減衰され
るまでには、比較的長い時間がかかり、スループットを
向上させることができなかった。本発明の目的は、装置
に発生する振動の振幅を速やかに減衰させて、スループ
ットを向上させることができる露光装置を提供すること
にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の一実施の形態を
表す図1および図2に対応付けて説明すると上記目的
は、レチクル(R)のパターンの像を基板(W)に露光
する露光装置において、レチクル(R)を載置して移動
するレチクルステージ(8)と、基板(W)を載置して
移動する基板ステージ(5)と、レチクルステージ
(8)と基板ステージ(5)との少なくとも一方に機械
的に接続され、流体(13、14)が封入された流体容
器部材(10)とを備えたことを特徴とする露光装置に
よって達成される。
【0011】本発明の露光装置によれば、レチクルステ
ージ(8)または基板ステージ(5)の少なくとも一方
が加速又は減速することにより発生された反作用による
振動を、流体容器部材(10)内の流体(13、14)
の慣性力が抑制するので、露光装置に発生する振動、例
えば、ステージ(5、8)の移動開始時に発生する大き
な揺れの振幅を小さくできる。この結果、露光装置に発
生する振動が露光処理に影響を与えないレベルに減衰す
るまでの時間が短くなり、スループットを向上させるこ
とができるようになる。
【0012】また、本発明の露光装置において、流体容
器部材(10)は、レチクルステージ(8)の上方に配
設するようにしてもよい。また、本発明の露光装置にお
いて、流体(13、14)は、液体(13)と気体(1
4)とで構成されるようにしてもよい。また、本発明の
露光装置において、液体(13)は、粘性流体(13)
であってもよい。また、本発明の露光装置において、粘
性流体(13)は、電気粘性流体(13)であってもよ
い。また、本発明の露光装置において、粘性流体(1
3)は、水(13)であってもよい。また、本発明の露
光装置において、レチクル(R)と基板(W)との間に
配設され、パターンの像を基板(W)に投影する投影光
学系(6)と、流体(13)を用いて投影光学系(6)
を冷却する冷却装置(10、11、12)とを備えるよ
うにしてもよい。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態によるステ
ップ・アンド・リピート方式の露光装置を図1および図
2を用いて説明する。まず、本実施の形態による露光装
置の概略の構成を図1を用いて説明する。図1では、設
置面Gに平行な面内で互いに直交するX軸、Y軸をと
り、X軸およびY軸に垂直にZ軸をとっている。本露光
装置は、露光本体部1が複数の防振パッド2を介して設
置面G上に設置されている。防振パッド2としては、空
気ダンパ、またはダンピング液中に圧縮コイルばねを入
れた機械式ダンパ等が使用され、当該防振パッド2によ
り、露光本体部1に発生する振動をある程度抑制するこ
とができると共に、設置面Gから露光本体部1へ伝搬す
る振動を抑制することができるようになっている。
【0014】装置本体部1において、防振パッド2上端
に定盤3が固定され、定盤3上にはインバーよりなる第
1コラム4が載置されている。第1コラム4の内方の定
盤3上には基板ステージ5が載置され、基板ステージ5
上には基板Wが保持されるようになっている。この基板
ステージ5は、ステージ駆動系(図示せず)により、X
−Y面内を2次元移動でき、またZ軸方向に微動できる
ようになっている。
【0015】基板Wがウェハの場合は、その大きさが現
在6インチであり今後8インチのウェハの移行が考えら
れ、基板ステージ5は大型化することが予想される。ま
た基板Wが角形のガラスプレートの場合は、その大きさ
が500mm×600mm程度であり、今後も大型化へ
の要望は強く、基板ステージ5は大型化することが予想
される。また、投影光学系6が第1コラム4上方で固定
されている。この投影光学系6外周の一部領域は冷却部
材12で覆われている。さらに、第1コラム4上には、
インバーよりなる第2コラム7が固定され、第2コラム
7の上部にレチクルステージ8が保持されている。レチ
クルステージ8は、基板Wに転写すべき回路パターン
(半導体素子パターンや液晶表示素子パターン)が形成
されたレチクルRを保持して、X−Y面内を移動するこ
とができるようになっている。
【0016】また、第1コラム4の上部には、さらに第
3コラム9が固定されている。第3コラム9は、その上
部がレチクルステージ8より上方(Z軸方向)に位置す
る高さを有している。この第3コラム9の上部には、装
置本体部1に生じた振動を減衰させるための振動減衰機
構の一部を構成する流体容器部材10が載置されてい
る。この流体容器部材10内には、液体13および気体
14が収容されている。本実施の形態では、例えば、液
体13として粘性流体である水を使用し、気体14とし
て空気を使用している。また、流体容器部材10は、管
11を介して冷却部材12と接続されており、冷却循環
系(図示せず)により、流体容器部材10内の液体13
が管11を通って冷却部材12に流れ、冷却部材12か
ら管11を通って流体容器部材10に戻るようになって
いる。従って、この流体容器部材10は、投影光学系6
が露光処理中に吸収した露光光に起因する熱を取り去る
冷却機構も兼ねている。なお、図1に示してあるよう
に、流体容器部材10は、第1コラム4と第3コラム9
とを介して、基板ステージ5に機械的に接続されてい
る。同様に、流体容器部材10は、第2コラム7と第3
コラム9とを介して、基板ステージ5に機械的に接続さ
れている。
【0017】次に、本実施の形態による露光装置の露光
処理における振動減衰動作を説明する。露光処理におい
ては、まず、基板Wの所定のショット領域を投影光学系
6の露光フィールド内に位置決めする。すなわち、基板
ステージ駆動系(図示せず)により基板ステージ5を停
止状態から所定の加速度で移動を開始させ、基板Wの所
定のショット領域が露光フィールド内に近づいたら、基
板ステージ5を減速して、基板Wの所定のショット領域
が露光フィールド内に位置するように基板ステージ5を
停止させる。そして、本実施の形態による露光装置で
は、この位置決め動作と共に、基板ステージ5の加速、
減速の際に生じる力の反作用によって発生する露光本体
部1の振動を減衰させるために以下に示す防振動作が行
われる。
【0018】まず、基板ステージ5が移動を開始した際
の露光装置の動作を説明する。図2は、図1に示す露光
装置において基板ステージ5が+X方向に移動を開始し
た状態を示している。図2に示すように、基板ステージ
5が移動を開始すると、基板ステージ5の加速により生
じた力の反作用が露光本体部1にかかり、露光本体部1
全体を加速度aで基板ステージ5の移動方向と反対方向
(−X方向)へ揺動させようとする。このとき、液体容
器部材10内の液体13は、慣性により停止した状態を
維持しようとするので、露光本体部1の揺動の方向と反
対方向(+X方向)に力(慣性力)Fを働かせて露光本
体部1の揺動の振幅を抑制させるように作用する。従っ
て、基板ステージ5の加速により生じた力に基づいて露
光本体部1に発生する振動の振幅を効果的に減衰させる
ことができる。なお、流体容器部材10に気体14を封
入しているのは、液体13による慣性力を効果的に働か
せるためである。
【0019】次に、基板ステージ5が停止した後の露光
装置の動作を説明する。基板ステージ5が停止した直後
は、基板ステージ5の加速および減速により生じた力の
反作用の影響を受けて、露光本体部1は、+X方向およ
び−X方向に揺動(振動)してしまう。この際に、本露
光装置では、露光本体部1が+X軸方向へ揺動する際に
は、液体容器部材10内の液体13は、慣性により−X
方向へ移動しようとするので、露光本体部1の揺動の方
向と反対方向(−X方向)に慣性力を働かせて、露光本
体部1の揺動を抑制させ、また、露光本体部1が−X方
向へ揺動する際には、液体容器部材10内の液体13
は、慣性により+X方向へ移動しようとするので、露光
本体部1の揺動の方向と反対方向(+X方向)に慣性力
を働かせるようになり、露光本体部1の揺動を抑制させ
る。従って、防振パッド2のみの場合よりも速やかに露
光本体部1の振動を減衰させることができる。なお、流
体容器部材10の大きさ(容積)は、基板ステージ5の
大きさ(質量)や加速度に基づいて決定すればよい。
【0020】露光処理においては、基板Wの所定のショ
ット領域を投影光学系6の露光フィールド内に位置決め
した後、露光本体部1の振動が所定のレベル以下に減衰
されると、照明光学系(図示せず)から射出された露光
光によってレチクルRが照明され、レチクルR上のパタ
ーンの像が投影光学系6を介して基板W上のショット領
域に一括露光される。そして、基板Wの他のショット領
域についても上述と同様の動作を繰り返すことにより露
光処理が行われる。なお、ショット領域への露光を行っ
ている際には、冷却循環系(図示せず)により、流体容
器部材10内の水13を管11を介して冷却部材12に
流し、冷却部材12から管11を介して再び流体容器部
材10に戻るように循環させ、露光中に投影光学系6が
吸収する露光光の熱を取り去っている。上記したよう
に、本露光装置によると、位置決め中の露光本体部1の
振動を効果的に抑制すると共に、位置決め後の露光本体
部1の振動を所定のレベル以下に迅速に減衰させること
ができる。
【0021】本発明は、上記実施の形態に限らず種々の
変形が可能である。例えば、上記実施の形態では、流体
容器部材の液体を投影光学系6の冷却に用いているが、
これに限られず、他の熱発生系、例えば、レチクルRを
照明する照明光学系の冷却や、レチクルRと基板Wとの
位置合わせを行うアライメント系の冷却や、基板WのZ
方向の位置を計測する、いわゆるオートフォーカスセン
サの冷却に用いるようにしてもよい。また、上記実施の
形態では、基板ステージ5がX軸方向に移動する場合で
説明したが、これに限られず、基板ステージ5がY軸方
向に移動する場合、あるいはX軸およびY軸方向に移動
する場合においてももちろん適用することができる。
【0022】また、上記実施の形態では、基板ステージ
5のみが移動する場合について説明したが、これに限ら
れず、基板ステージ5と同様に大型化が予想されるレチ
クルステージ8が移動する場合においても適用でき、要
は、基板ステージ5またはレチクルステージ8の少なく
とも一方が移動する場合に本発明を適用することができ
る。すなわち、ステップ・アンド・リピート方式の露光
装置に限られず、ステップ・アンド・スキャン方式の露
光装置や、基板ステージ5或いはレチクルステージ8の
少なくともいずれか一方が移動する露光装置に適用でき
る。また、露光光の波長にも限定されず露光装置全般に
広く適用することができる。また、上記実施の形態にお
ける露光装置は投影光学系を備えているが、本発明はこ
れに限られず、投影光学系を備えていない露光装置(例
えば、レチクルRと基板Wとを近接させて、レチクルR
のパターンを基板Wに露光するプロキシミティ露光装
置)にも適用することができる。また、上記実施の形態
においては、粘性流体として水を用いているが、本発明
はこれに限られず、印可される電圧の大きさに応じて粘
性を変化させる性質を有する電気粘性流体を用いてもよ
い。この場合、基板ステージ5の大きさ(質量)や加速
度に応じて電気粘性流体の粘性を変化させることによ
り、基板ステージ5の振動の影響を効果的に除去するこ
とができる。
【0023】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、流体容器
部材がレチクルステージと基板ステージとの少なくとも
一方に機械的に接続されているので、装置に発生する振
動を速やかに低減することができ、露光処理の待ち時間
を少なくしてスループットを向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による露光装置の概略の
構成を示す図である。
【図2】本発明の一実施の形態による露光装置の基板ス
テージが移動した場合の状態を示す図である。
【図3】従来の露光装置の概略構成を示す図である。
【符号の説明】
W 基板 R レチクル G 設置面 1 露光本体部 2 防振パッド 3 定盤 4 第1コラム 5 基板ステージ 6 投影光学系 7 第2コラム 8 レチクルステージ 9 第3コラム 10 流体容器部材 11 管 12 冷却部材 13 液体 14 気体

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】レチクルのパターンの像を基板に露光する
    露光装置において、 前記レチクルを載置して移動するレチクルステージと、 前記基板を載置して移動する基板ステージと、 前記レチクルステージと前記基板ステージとの少なくと
    も一方に機械的に接続され、流体が封入された流体容器
    部材とを備えたことを特徴とする露光装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の露光装置において、 前記流体容器部材は、前記レチクルステージの上方に配
    設されていることを特徴とする露光装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2に記載の露光装置におい
    て、 前記流体は、液体と気体とで構成されることを特徴とす
    る露光装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載の露光装置において、 前記液体は、粘性流体であることを特徴とする露光装
    置。
  5. 【請求項5】請求項4記載の露光装置において、 前記粘性流体は、電気粘性流体であることを特徴とする
    露光装置。
  6. 【請求項6】請求項4記載の露光装置において、 前記粘性流体は、水であることを特徴とする露光装置。
  7. 【請求項7】請求項1乃至6のいずれかに記載の露光装
    置において、 前記レチクルと前記基板との間に配設され、前記パター
    ンの像を前記基板に投影する投影光学系と、 前記流体を用いて前記投影光学系を冷却する冷却装置と
    を備えたことを特徴とする露光装置。
JP10042938A 1998-02-09 1998-02-09 露光装置 Withdrawn JPH11233425A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10042938A JPH11233425A (ja) 1998-02-09 1998-02-09 露光装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10042938A JPH11233425A (ja) 1998-02-09 1998-02-09 露光装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11233425A true JPH11233425A (ja) 1999-08-27

Family

ID=12649966

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10042938A Withdrawn JPH11233425A (ja) 1998-02-09 1998-02-09 露光装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11233425A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004332847A (ja) * 2003-05-08 2004-11-25 Yaskawa Electric Corp 制振装置
JP2009501350A (ja) * 2005-07-14 2009-01-15 カール・ツァイス・エスエムティー・アーゲー 光学素子

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004332847A (ja) * 2003-05-08 2004-11-25 Yaskawa Electric Corp 制振装置
JP2009501350A (ja) * 2005-07-14 2009-01-15 カール・ツァイス・エスエムティー・アーゲー 光学素子

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6359679B1 (en) Positioning device, exposure device, and device manufacturing method
US6266133B1 (en) Stage device, an exposure apparatus and a device manufacturing method using the same
JP3554186B2 (ja) 露光装置、デバイス製造方法および反力受け方法
US6327024B1 (en) Vibration isolation apparatus for stage
US7301607B2 (en) Wafer table for immersion lithography
KR100588119B1 (ko) 리소그래피장치 및 디바이스제조방법
KR20060044898A (ko) 노광장치 및 방법
JPH11315883A (ja) 除振装置、露光装置およびデバイス製造方法
US20090051889A1 (en) Optical element driving apparatus, projection optical system, exposure apparatus and device manufacturing method
JP2009088037A (ja) 露光方法及びデバイス製造方法、並びに露光装置
JP3283767B2 (ja) 露光装置およびデバイス製造方法
JP2002198284A (ja) ステージ装置および露光装置
JP2002343850A (ja) ステージ装置および露光装置
KR20070027704A (ko) 위치 결정 장치, 위치 결정 방법, 노광 장치, 노광 방법 및디바이스의 제조 방법
KR100986165B1 (ko) 노광 장치 및 디바이스 제조방법
JPH11233425A (ja) 露光装置
JP2011244608A (ja) リニアモータ、移動体装置、露光装置、デバイス製造方法、及びフラットパネルディスプレイの製造方法
JP2002175963A (ja) ステージ装置とその位置制御方法および露光装置並びに露光方法
JP2001345256A (ja) ステージ装置および露光装置
KR20020036698A (ko) 스테이지 장치 및 노광 장치
JPH11317350A (ja) ステージ装置、露光装置およびデバイス製造方法
US20060038972A1 (en) Lithographic system with separated isolation structures
JPH03214721A (ja) 露光装置
JPH11162828A (ja) 投影露光装置及び投影露光方法
JP2003068623A (ja) ステージ装置およびステージ駆動方法並びに露光装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050510