JPH11233280A - 高周波エネルギー供給手段および高周波無電極放電ランプ装置 - Google Patents

高周波エネルギー供給手段および高周波無電極放電ランプ装置

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JPH11233280A
JPH11233280A JP33321398A JP33321398A JPH11233280A JP H11233280 A JPH11233280 A JP H11233280A JP 33321398 A JP33321398 A JP 33321398A JP 33321398 A JP33321398 A JP 33321398A JP H11233280 A JPH11233280 A JP H11233280A
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frequency energy
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保知  昌
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の無電極放電管では、最も強い電場を得
るため、2π/Nモードで動作させたときに、電場の方
向が一定方向であるため、熱対流によるプラズマの位置
移動が生じたときモードが乱れて、放電プラズマが不安
定になるという現象が生じやすいという問題点があっ
た。 【解決手段】 中央部に発生する共振高周波電磁場を用
いて高周波エネルギーを供給する電気的に実質上環状に
結合された側空洞共振器群と、複数の高周波伝播経路よ
り伝播した複数の高周波エネルギーを前記側空洞共振器
群に結合するための複数の高周波結合手段とを備え、前
記複数の高周波結合手段より前記側空洞共振器群に結合
される複数の高周波は、それぞれ互いに位相かつ/また
は周波数が異なっていることを特徴とする高周波エネル
ギー供給手段である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高周波エネルギー
供給手段と、それを用いた高周波無電極放電ランプ装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】高周波無電極放電ランプは、有電極アー
ク放電ランプに比べて、電磁エネルギーを充填物に結合
しやすく、放電発光のための充填物から水銀を省くこと
が可能であり、かつ電極損失が無いことなどから高発光
効率化が望めるといった優れた利点を持つ。また、放電
空間内部に電極を持たないため、電極蒸発によるバルブ
内壁の黒化が発生しない。これによりランプ寿命を大幅
に伸ばすことが可能となる。これらの特徴から、高周波
無電極放電ランプは次世代の高輝度放電ランプとして、
研究が近年盛んに行われている。
【0003】また、一般的に放電ランプ装置において
は、光源を小さくするほど点光源に近付き、配光設計が
より理想化できるため、光源であるプラズマアークの小
寸法化が強く求められる。例えば、標準的な液晶ビデオ
プロジェクター等への応用を考えると、放射光の利用効
率を高めるための光学設計上の都合から、約3mm以下
のプラズマアーク寸法が求められている。一方、無電極
放電ランプではプラズマアークの寸法は、バルブの内径
によって決定されているが、従来使用されてきた空洞共
振器を使用する高周波無電極放電ランプ装置は、波長に
よって小型化が制限されるため、高輝度の点光源が求め
られる応用分野には適さなかった。そこで、空洞共振器
よりも小さな空間に高周波共振電磁場を集中して供給で
きる高周波エネルギー供給手段が近年開発されてきてい
る。
【0004】以下に、特開平10−189270号公報
に開示された「高周波エネルギー供給手段と高周波無電
極放電ランプ装置」を基に、図10を参照しながら従来
の技術について説明する。
【0005】特開平10−189270号公報の高周波
エネルギー供給手段は、環状の導電性材料からなる電磁
誘導性機能部と、空隙からなる電気容量性機能部とを合
わせ持つ側空洞共振器を複数有し、内側に前記電気容量
性機能部が対向するように複数の前記側空洞共振器を円
環状に配置する側空洞共振器群の、円環中央部の共振高
周波電磁場により、放電に必要な高周波エネルギーを供
給する構成を有している。これにより、空洞共振器より
も小さな空間に高周波共振電磁場を集中して供給できる
高周波エネルギー供給手段、およびそれを用いた高周波
無電極放電ランプ装置を提供することを目的としてい
る。
【0006】図10では側空洞共振器群の一例として、
導電性材料からなる円筒104の内周から、同じく導電
性材料からなる8枚の板状のベイン105を中央に向け
て突出させた8ベイン型共振器102を示している。円
筒104と隣接する2つのベイン105の内壁表面とそ
れらが形成する空間が電磁誘導性機能部として働き、隣
接する2つのベイン突出部とその間の空隙が電気容量性
機能部として働く。無電極放電ランプ101は8ベイン
型共振器102の中央部に配置されている。高周波発振
手段より伝播した高周波エネルギーは、ベイン105の
一つにカシメまたは溶接により電気的に接合された電場
結合型高周波結合手段103によって、8ベイン型共振
器102に結合される。なお、8ベイン型共振器102
は、結合される高周波エネルギーの周波数において共振
するように予め設計されている。こうして、8ベイン型
共振器102の中央部に生じた共振高周波電場Eによ
り、無電極放電ランプ101に高周波放電に必要なエネ
ルギーが供給される。
【0007】特に、側空洞共振器の数がN個で構成され
る時に、隣接する共振の側空洞共振器の位相が2π/N
ずつずれたモードで側空洞共振器群を駆動するように、
高周波の周波数や、側空洞共振器の形状などを設計した
時、電荷は対向する突出部において反対の極性を持つ。
この電荷により生じる共振高周波電場Eは、側空洞共振
器群の中央部の直径方向を指向しており、無電極放電ラ
ンプ101を横切って行く分布を持つ。この2π/Nモ
ードで共振器を動作させる時、最も強い電場を、無電極
放電ランプ101の配置された中央部において得ること
ができる。
【0008】なお、高周波結合手段は図11に示すよう
な磁場結合型とすることも可能である。図11におい
て、ループアンテナ113の終端部は、8ベイン型共振
器112の円筒部に終端部が電気的に接続されている。
このループアンテナ113から発振される高周波磁場に
より、8ベイン型共振器112の中央部に共振高周波電
場Eが発生する。この共振高周波電場Eにより、無電極
放電ランプ111に高周波放電エネルギーが供給され
る。
【0009】以上の特開平10−189270号公報の
高周波放電エネルギー供給手段によれば、2.45GH
zの高周波を用いても、10mm以下の比較的小さな寸
法のプラズマアークを点灯維持することが可能となる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成では、最も強い電場を得るため、2π/Nモードで動
作させたときに、電場の方向が一定方向であるため、熱
対流によるプラズマの位置移動が生じたときモードが乱
れて、放電プラズマが不安定になるという現象が生じや
すいという問題点があった。また、電場が一定方向に偏
向しているため、無電極放電ランプの放電管壁への熱負
荷が、電場方向に偏って高くなるという問題点も有して
いた。
【0011】
【課題を解決するための手段】第一の本発明(請求項1
に対応する)は、中央部に発生する共振高周波電磁場を
用いて高周波エネルギーを供給する電気的に実質上環状
に結合された側空洞共振器群と、複数の高周波伝播経路
より伝播した複数の高周波エネルギーを前記側空洞共振
器群に結合するための複数の高周波結合手段とを備え、
前記複数の高周波結合手段より前記側空洞共振器群に結
合される複数の高周波は、それぞれ互いに位相かつ/ま
たは周波数が異なっていることを特徴とする高周波エネ
ルギー供給手段である。
【0012】第二の本発明(請求項2に対応する)は、
前記高周波結合手段は、2個存在し、その結合手段のな
す空間的角度は180度をなすことは無いことを特徴と
する第一の本発明の高周波エネルギー供給手段である。
【0013】第三の本発明(請求項3に対応する)は、
中央部に発生する共振高周波電磁場を用いて高周波エネ
ルギーを供給する電気的に実質上環状に結合された側空
洞共振器群と、高周波発振手段と、高周波伝播手段と、
前記高周波発振手段より発生し前記高周波伝播手段を通
じて伝播した前記高周波エネルギーを複数伝播径路に分
配するための高周波分配手段と、前記複数伝播経路の複
数の高周波の位相を異なったものにする高周波移相手段
と、前記複数の位相の異なる高周波を前記側空洞共振器
群に結合するための複数の高周波結合手段を有し、前記
高周波結合手段の数をMで表すとき、隣接する前記高周
波結合手段が前記側空洞共振器群の環中央に対してなす
角のうち小さい方の角がπ/Mであり、かつその隣接す
る前記高周波結合手段により結合される高周波の位相が
前記高周波移相手段により互いにπ/Mずつ異なってい
ることを特徴とする高周波エネルギー供給手段である。
【0014】第四の本発明(請求項4に対応する)は、
中央部に発生する共振高周波電磁場を用いて高周波エネ
ルギーを供給する電気的に実質上環状に結合された側空
洞共振器群と、高周波発振手段と、高周波伝播手段と、
前記高周波発振手段より発生し前記高周波伝播手段を通
じて伝播した前記高周波エネルギーを複数伝播径路に分
配するための高周波分配手段と、前記複数伝播経路の複
数の高周波の位相を異なったものにする高周波移相手段
と、前記複数の位相の異なる高周波エネルギーを前記側
空洞共振器群に結合するための複数の高周波結合手段を
有し、前記高周波結合手段の数をMで表すとき、Mは少
なくとも3であり、かつ隣接する前記高周波結合手段が
前記側空洞共振器群の環中央に対してなす角のうち小さ
い方の角が2π/Mであり、かつその隣接する前記高周
波結合手段より結合される高周波の位相が前記高周波移
相手段により互いに2π/Mずつ異なっていることを特
徴とする高周波エネルギー供給手段である。
【0015】第五の本発明(請求項5に対応する)は、
中央部に発生する共振高周波電磁場を用いて高周波エネ
ルギーを供給する電気的に実質上環状に結合された側空
洞共振器群と、複数の高周波発振手段と、複数の高周波
伝播手段と、前記高周波発振手段から発生し、前記高周
波伝搬手段により伝搬する複数の高周波エネルギーを前
記側空洞共振器群に結合するための複数の高周波結合手
段を有し、前記複数の高周波発振手段と前記複数の高周
波伝播手段と前記複数の高周波結合手段は同数であり、
かつ前記複数の高周波結合手段はそれぞれ前記側空洞共
振器群を形成する異なる側空洞共振器に結合されてお
り、かつ前記複数の高周波発振手段の発振する高周波の
周波数はそれぞれ互いに異なっていることを特徴とする
高周波エネルギー供給手段である。
【0016】第六の本発明(請求項6に対応する)は、
前記高周波結合手段の数をMで表すとき、隣接する前記
高周波結合手段が側空洞共振器群の環中央に対してなす
角のうち小さい方の角がπ/Mであることを特徴とする
第五の本発明の高周波エネルギー供給手段である。
【0017】第七の本発明(請求項7に対応する)は、
前記側空洞共振器が前記側空洞共振器群の環中央に対し
てなす角は、前記側空洞共振器群の数をNとすると、そ
れぞれ2π/Nであることを特徴とする第一から第六の
いずれかの本発明の高周波エネルギー供給手段である。
【0018】第八の本発明は(請求項8に対応する)
は、前記側空洞共振器群を形成する側空洞共振器の数を
Nと表すとき、隣接する前記側空洞共振器間の位相差は
2π/Nであることを特徴とする第一から第六のいずれ
かの本発明の高周波エネルギー供給手段である。
【0019】第九の本発明(請求項9に対応する)は、
前記側空洞共振器群はベイン型共振器であることを特徴
とする第一から第八のいずれかの本発明の高周波エネル
ギー供給手段である。
【0020】第十の本発明(請求項10に対応する)
は、前記高周波結合手段は、電場結合型または磁場結合
型であることを特徴とする第一から第九のいずれかの高
周波エネルギー供給手段である。
【0021】第十一の本発明(請求項11に対応する)
は、第一から第十のいずれかの本発明の高周波エネルギ
ー供給手段と、無電極放電ランプとを有し、前記無電極
放電ランプは前記高周波エネルギー供給手段の環中央部
に配置され、かつ前記高周波放電エネルギー供給手段よ
り供給される高周波エネルギーにより前記無電極放電ラ
ンプの放電管内部に放電プラズマを形成することを特徴
とする高周波無電極放電ランプ装置である。
【0022】以上の構成によれば、電場が一方向に偏向
する事が無くなり、放電プラズマが安定に点灯維持しや
すくなり、かつまた無電極放電ランプの放電管壁への熱
負荷が平均化される。
【0023】なお、本明細書内における「高周波」と
は、1MHz〜100GHzの周波数の電磁波を指す。
特に、周波数範囲が300MHz〜30GHzの「マイ
クロ波」周波数において、本発明は好適な効果を得るこ
とが出来る。
【0024】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)以下、本発明の
高周波エネルギー供給手段の第一の実施の形態につい
て、図1から図5を参照しながら説明する。
【0025】図1の8ベイン型共振器12は、中央部に
配置された無電極放電ランプ11を共振高周波電場が横
切り、強い電場が得られるように、周波数や共振器の形
状などを設計してある。すなわち、共振器12に単一の
高周波結合手段より高周波エネルギーを結合する場合、
隣接する側空洞共振器の位相が(2π/8)つまり(π
/4)づつずれたモードで動作するように、結合される
高周波エネルギーの周波数に合わせて予め設計してお
く。そして8ベイン型共振器12には、高周波結合手段
である電場結合型アンテナ13が、8ベイン型共振器1
2の中心部に対してなす角のうち小さい方の角が90°
(π/2)の角をなすように2つ結合されている。第一
の電場結合型アンテナ13aにより結合された高周波エ
ネルギーにより、8ベイン型共振器12の中央部には、
図面横向きの共振高周波電場Exが生じる。同様に、第
二の電場結合型アンテナ13bにより結合された高周波
エネルギーにより、図面縦向きの共振高周波電場Ey
生じる。
【0026】次に、高周波発振手段と、高周波分配移相
手段を含めた構成について図2を参照しながら説明す
る。高周波電源から発振した高周波エネルギーは、同軸
線や導波管などからなる高周波伝播手段により分配器お
よび移相器に伝播される。高周波分配手段である前記の
分配器により伝播した高周波エネルギーは2つに分配さ
れる。さらに分配された2つの高周波伝播手段が8ベイ
ン型共振器22に結合される第一の電場結合型アンテナ
13aの結合部23aと第二の電場結合型アンテナ13
bの結合部23bにおいて、高周波の位相が90°(π
/2)異なるように、高周波移相手段である前記の移相
器により設定されている。
【0027】この時の前記の8ベイン型共振器中央部の
電場は(数1)で表される。
【0028】
【数1】
【0029】ωは印加される高周波の角周波数、tは時
間、E0はそれぞれの高周波結合手段から結合される共
振電場の最大値を表している。(数1)は、8ベイン型
共振器中央部の電場が、印加される高周波の角周波数ω
で回転することを表している。 図1および図2の無電
極放電ランプ11および21が設置された8ベイン型共
振器12および22の中央部での共振高周波電場の時間
的変化を図3に図示する。
【0030】高周波発振手段は2.45GHzの正弦波
で発振しており、第一の電場結合型アンテナ13aによ
り結合されるx方向の共振高周波電場Exの時間変化を
左欄の上に、第二の電場結合型アンテナ13bにより結
合されるy方向の共振高周波電場Eyの時間変化を左列
の下にそれぞれ示している。このようにx方向の共振高
周波電場Exとy方向の共振高周波電場Eyが90°ずれ
て印加されるとき、中央部で重ね合わされた電場は右欄
に示すように、高周波の周波数に同期して回転すること
になる。
【0031】なお、高周波結合手段は図1に示したよう
な電場結合型アンテナに限られるものではなく、図4に
示すような磁場結合型とすることも可能である。図4に
おいて、2つのループアンテナ43aおよび43bの終
端部は、8ベイン型共振器42の円筒内壁部にそれぞれ
電気的に接続されている。このループアンテナ43から
発振される2つの移相高周波磁場により、8ベイン型共
振器42の中央部に共振高周波回転電場が発生し、無電
極放電ランプ41に高周波エネルギーが供給される。
【0032】なお、上記の効果が得られる構成は、8ベ
イン型共振器および2つの高周波結合手段に限られるも
のではない。例えば、図5に示すように、6ベイン型共
振器と3つの高周波結合手段とすることが可能である。
【0033】図5の6ベイン型共振器52は、単一の高
周波結合手段より高周波エネルギーを結合する場合、中
央部に配置された無電極放電ランプ51を共振高周波電
場が横切る2π/3モードで動作するように、結合され
る高周波エネルギーの周波数に合わせて予め設計されて
いる。ここでは、6枚のベインからなる6ベイン型共振
器52に、高周波結合手段の結合部が、6ベイン型共振
器52の中心部に対して60°(π/3)の角をなすよ
うに3つ結合されている。高周波電源より発振した高周
波エネルギーは、同軸線や導波管などからなる高周波伝
播手段により分配器および移相器に伝播される。高周波
分配手段である前記の分配器により伝播した高周波エネ
ルギーは3つに分配される。さらに分配された3つの高
周波伝播手段が6ベイン型共振器52に結合される3つ
の結合部において、それぞれ高周波の位相が60°(π
/3)ずつ異なるように、高周波移相手段である前記の
移相器により設定されている。このような構成とするこ
とにより、前述の8ベイン型共振器と2つの高周波結合
手段による構成と同様に、6ベイン型共振器52の中央
部の共振高周波電場は、結合される高周波の周波数に同
期して回転させることができ、同様の効果を得ることが
できる。
【0034】以上述べてきた本実施の形態の構成におい
て、高周波結合手段の数がM個、それぞれの高周波結合
手段から結合される共振電場の最大値が等しくE0であ
る時、側空洞共振器群中央部の電場は(数2)で表され
る。
【0035】
【数2】
【0036】(数1)と同じく、ωは印加される高周波
の角周波数、tは時間を表している。ただし、側空洞共
振器群を形成する側空洞共振器の数をNとする時、Mは
2以上であり、かつN/2以下の整数である。(数2)
は、側空洞共振器群中央部の電場が、印加される高周波
と同じ角周波数ωで回転することを表している。
【0037】以上のような構成とすることにより、電場
の方向が一方向に偏らず回転するため、無電極放電ラン
プの放電プラズマおよび管壁の熱分布が均一化される。
これにより、プラズマの熱対流によるモードの乱れが生
じにくくなり、かつ無電極放電ランプの耐熱性が向上す
る。
【0038】(実施の形態2)以下、本発明の高周波エ
ネルギー供給手段の第二の実施の形態について、図6と
図7を参照しながら説明する。
【0039】図6の6ベイン型共振器62は、単一の高
周波結合手段より高周波エネルギーを結合する場合、中
央部に配置された無電極放電ランプ61を共振高周波電
場が横切る2π/3モードで動作するように、結合され
る高周波エネルギーの周波数に合わせて予め設計されて
いる。6ベイン型共振器62には、高周波結合手段であ
る3つの電場結合型アンテナ63が、6ベイン型共振器
12の中心部に対してそれぞれ120°(2π/3)の
角をなすように結合されている。
【0040】次に、高周波発振手段と、高周波分配移相
手段を含めた構成について図7を参照しながら説明す
る。高周波電源から発振した高周波エネルギーは、同軸
線や導波管などからなる高周波伝播手段により分配器お
よび移相器に伝播される。高周波分配手段である前記の
分配器により伝播した高周波エネルギーは3つに分配さ
れる。さらに分配された3つの高周波伝播手段が6ベイ
ン型共振器72に結合される第一の電場結合型アンテナ
63aの結合部73a、第二の電場結合型アンテナ63
bの結合部73b、第三の電場結合型アンテナ63cの
結合部73cにおいて、それぞれ高周波の位相が120
°(2π/3)異なるように、高周波移相手段である前
記の移相器により設定されている。
【0041】この時の前記の6ベイン型共振器中央部の
電場は次の(数3)で表される。
【0042】
【数3】
【0043】ωは印加される高周波の角周波数、tは時
間、E0はそれぞれの高周波結合手段から結合される共
振電場の最大値を表している。(数3)は、前記の6ベ
イン型共振器72中央部の電場が、印加される高周波と
同じ角周波数ωで回転することを表している。
【0044】なお、上記の効果が得られる構成は、6ベ
イン型共振器および3つの高周波結合手段に限られるも
のではない。
【0045】以上述べてきたような本実施の形態の構成
において、高周波結合手段の数がM個、それぞれの高周
波結合手段から結合される共振電場の最大値が等しくE
0である時、側空洞共振器群中央部の電場は(数4)で
表される。
【0046】
【数4】
【0047】(数3)と同じく、ωは印加される高周波
の角周波数、tは時間を表している。ただし、側空洞共
振器群を形成する側空洞共振器の数をNとする時、Mは
3以上であり、かつN以下の整数である。(数4)は、
側空洞共振器群中央部の電場が、印加される高周波と同
じ角周波数ωで回転することを表している。
【0048】以上のような構成とすることにより、第一
の実施の形態と同様に、電場の方向が一方向に偏らず回
転するため、無電極放電ランプの放電プラズマおよび管
壁の熱分布が均一化される。これにより、プラズマの熱
対流によるモードの乱れが生じにくくなり、かつ無電極
放電ランプの耐熱性が向上する。また、第一の実施の形
態と比較して、側空洞共振器群の対向側からも電場が重
ね合わされるため、側空洞共振器群を2π/Nモードで
動作させ易くすることができるという特徴を有してい
る。
【0049】(実施の形態3)以下、本発明の高周波エ
ネルギー供給手段の第三の実施の形態について、図8お
よび図9を参照しながら説明する。
【0050】それぞれ2つの高周波発振手段と2つの高
周波伝播手段と2つの高周波結合手段をもつ、8ベイン
型共振器を用いた高周波無電極放電ランプ装置の構成に
ついて図8を参照しながら説明する。なお、ここで用い
る8ベイン型共振器82と高周波結合手段である2つの
アンテナ83aと83bは、第一の実施の形態において
図1または図4に示したものと同じものである。
【0051】高周波電源1から発振した高周波エネルギ
ーは、同軸線や導波管などからなる第一の高周波伝播手
段により伝播され、第一の高周波結合手段により8ベイ
ン型共振器82の83aの部分に結合される。また、高
周波電源2から発振した高周波エネルギーは、同軸線や
導波管などからなる第二の高周波伝播手段により伝播さ
れ、第二の高周波結合手段により8ベイン型共振器82
の83bの部分に結合される。第一の高周波結合手段8
3aにより結合された高周波エネルギーにより、8ベイ
ン型共振器82の中央部には、図面横向きの共振高周波
電場Exが生じる。同様に、第二の高周波結合手段83
bにより結合された高周波エネルギーにより、図面縦向
きの共振高周波電場Eyが生じる。
【0052】この時、高周波電源1より発振される高周
波の角周波数をω1、高周波電源2より発振される高周
波の角周波数をω2とすると、8ベイン型共振器82の
中央部に生じる電場のx成分とy成分は(数5)のよう
に表される。
【0053】
【数5】
【0054】なお、tは経過時間、E0はそれぞれの高
周波結合手段から結合される共振電場の最大値を表して
いる。例えば、高周波電源2より発振される高周波の角
周波数ω2が、高周波電源1より発振される高周波の角
周波数ω1より10%大きい場合、(数5)は(数6)
で表される。
【0055】
【数6】
【0056】この時、高周波電源1より発振される高周
波が5周期するまでの時間tを変化させたとき(0≦ω2
t≦10π)の8ベイン型共振器82の中央部に生じる
電場のx,y成分の軌跡を記した結果が、図9に示して
ある。
【0057】tが0の時、右斜め上から左斜め下の方向
に向いていたExとEyの合成成分は、周波数のずれに伴
って少しずつずれていきやがて、右斜め下から左斜め上
の方向へと変化している。
【0058】以上のように、高周波電源1より発振され
る高周波の周波数と高周波電源2より発振される高周波
の周波数を異なるものとすることにより、8ベイン型共
振器82に結合される高周波電場のそれぞれの合成成分
は周波数差で回転していきながら周回を繰り返す。
【0059】以上のような構成とすることにより、第一
および第二の実施の形態と同様に、電場の方向が一方向
に偏らず変化するため、無電極放電ランプ81の放電プ
ラズマおよび管壁の熱分布が均一化される。これによ
り、プラズマの熱対流によるモードの乱れが生じにくく
なり、かつ無電極放電ランプ81の耐熱性が向上する。
さらに、第一および第二の実施の形態と比較して、位相
差の調整というどちらかと言えば微妙な作業を行う必要
がないという特徴を有している。
【0060】ここでは、10%の周波数差を用いた例を
示したが、もちろん周波数差はこれに限られるものでは
ない。さらに好適には、工業的に使用が許される高周波
の周波帯であるISM(Industrial Scientific Medica
l)周波数帯にはそれぞれ帯域幅があるため、その帯域
幅内で周波数差を持たせるのが望ましい。例えば、中心
周波数2.45GHzのISM周波数帯において許され
る帯域幅は±0.05GHzである。したがってこの
時、周波数差は0.1GHz以内で変化させることがで
きる。ちなみに現実には、マグネトロンなどの高周波発
振器は上述の許容帯域幅内で必ず発振周波数に誤差を持
っているため、特に周波数を変化させようとしなくて
も、複数の高周波発振器を用意すれば、周波数差は自然
と得ることができる。
【0061】ただし、周波数差があまり大きいと、側空
洞共振器群の共振周波数から外れたり、他の共振モード
の発生が考えられるため、あまり望ましいことではな
い。したがって、周波数差は同一の共振モードが起こり
うる周波数幅内で収めることが望ましい。
【0062】なお、以上の効果が得られる構成は、それ
ぞれ2つずつの高周波発振手段と高周波伝播手段と高周
波結合手段をもつ8ベイン型共振器に限られるものでは
ない。例えば、図5に示したような、6ベイン型共振器
と3つの高周波結合手段を用いて、それぞれ3つずつの
高周波発振手段と高周波伝播手段と高周波結合手段をも
つ構成とすることも可能である。
【0063】なおまた、以上の第一から第三の実施の形
態において、側空洞共振器群としてベーン型共振器を用
いた例を示したが、ホール・スロット型共振器などのそ
の他の側空洞共振器群を用いることが可能である。
【0064】さらにまた、以上の第一から第三の実施の
形態においては、本発明の側空洞共振器群を用いた高周
波エネルギー供給手段を、高周波無電極放電ランプ装置
へ応用する形態でのみ示したが、本発明の高周波エネル
ギー供給手段の応用分野はこれだけにのみ限られるもの
ではない。例えば、プラズマCVDやプラズマトーチ、
あるいはガス放電レーザーなどの高周波放電を利用する
装置において、比較的小径の安定した放電プラズマを形
成するために、集中しかつ偏向していない共振高周波電
場によるエネルギーの供給が必要な場合に、本発明の高
周波エネルギー供給手段は有用である。
【0065】かつまた、上記高周波エネルギーにより、
上記高周波エネルギー供給手段の中央部に配置された比
較的小径の対象物を加熱、発光、溶融、または蒸発させ
るために、集中しかつ偏向していない均一な共振高周波
電場による放電エネルギーの供給が必要な場合にも本発
明は有用である。
【0066】また、本発明は、高周波結合手段により結
合される複数の高周波及び位相差を互いに異ならせるよ
うにしてもかまわない。
【0067】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、従
来の側空洞共振器群を用いたマイクロ波エネルギー供給
手段に比べて、電場が一方向に偏向する事が無くなり、
電場の方向が回転もしくは周期的に変化することで、均
一な高周波エネルギーを供給することが可能となる。
【0068】これにより、プラズマの熱対流によるモー
ドの乱れが生じにくくなることで、放電プラズマが安定
に点灯維持しやすくなり、かつまた無電極放電ランプの
放電管壁への熱負荷が平均化され、無電極放電ランプの
耐熱性が向上する。
【0069】さらにまた、加熱、発光、溶融、または蒸
発のためのエネルギー供給もまた均一にすることが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一の実施の形態に関わる2つの電場結合型ア
ンテナを有する8ベイン型共振器の図
【図2】第一の実施の形態に関わる2つの電場結合型ア
ンテナを有する8ベイン型共振器を用いる高周波無電極
放電ランプ装置の概略図
【図3】第一の実施の形態に関わる電場の時間変化の図
【図4】第一の実施の形態に関わる2つの磁場結合型ア
ンテナを有する8ベイン型共振器の図
【図5】第一の実施の形態に関わる3つの電場結合型ア
ンテナを有する6ベイン型共振器を用いる高周波無電極
放電ランプ装置の概略図
【図6】第二の実施の形態に関わる3つの電場結合型ア
ンテナを有する6ベイン型共振器の図
【図7】第二の実施の形態に関わる3つの電場結合型ア
ンテナを有する6ベイン型共振器を用いる高周波無電極
放電ランプ装置の概略図
【図8】第三の実施の形態に関わる2つの高周波電源を
用いる高周波無電極放電ランプ装置回路の概略図
【図9】第三の実施の形態に関わる電場の時間変化軌跡
の図
【図10】従来の技術に関わる電場結合型アンテナを有
する8ベイン型共振器の図
【図11】従来の技術に関わる磁場結合型アンテナを有
する8ベイン型共振器の図
【符号の説明】
11,21,41,61 無電極放電ランプ 12,22,42,62 ベイン型共振器 13,63 電場結合型アンテナ 43 磁場結合型アンテナ

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】中央部に発生する共振高周波電磁場を用い
    て高周波エネルギーを供給する電気的に実質上環状に結
    合された側空洞共振器群と、複数の高周波伝播経路より
    伝播した複数の高周波エネルギーを前記側空洞共振器群
    に結合するための複数の高周波結合手段とを備え、前記
    複数の高周波結合手段より前記側空洞共振器群に結合さ
    れる複数の高周波は、それぞれ互いに位相かつ/または
    周波数が異なっていることを特徴とする高周波エネルギ
    ー供給手段。
  2. 【請求項2】前記高周波結合手段は、2個存在し、その
    結合手段のなす空間的角度は180度をなすことは無い
    ことを特徴とする請求項1記載の高周波エネルギー供給
    手段。
  3. 【請求項3】中央部に発生する共振高周波電磁場を用い
    て高周波エネルギーを供給する電気的に実質上環状に結
    合された側空洞共振器群と、高周波発振手段と、高周波
    伝播手段と、前記高周波発振手段より発生し前記高周波
    伝播手段を通じて伝播した前記高周波エネルギーを複数
    伝播径路に分配するための高周波分配手段と、前記複数
    伝播経路の複数の高周波の位相を異なったものにする高
    周波移相手段と、前記複数の位相の異なる高周波を前記
    側空洞共振器群に結合するための複数の高周波結合手段
    を有し、前記高周波結合手段の数をMで表すとき、隣接
    する前記高周波結合手段が前記側空洞共振器群の環中央
    に対してなす角のうち小さい方の角がπ/Mであり、か
    つその隣接する前記高周波結合手段により結合される高
    周波の位相が前記高周波移相手段により互いにπ/Mず
    つ異なっていることを特徴とする高周波エネルギー供給
    手段。
  4. 【請求項4】中央部に発生する共振高周波電磁場を用い
    て高周波エネルギーを供給する電気的に実質上環状に結
    合された側空洞共振器群と、高周波発振手段と、高周波
    伝播手段と、前記高周波発振手段より発生し前記高周波
    伝播手段を通じて伝播した前記高周波エネルギーを複数
    伝播径路に分配するための高周波分配手段と、前記複数
    伝播経路の複数の高周波の位相を異なったものにする高
    周波移相手段と、前記複数の位相の異なる高周波エネル
    ギーを前記側空洞共振器群に結合するための複数の高周
    波結合手段を有し、前記高周波結合手段の数をMで表す
    とき、Mは少なくとも3であり、かつ隣接する前記高周
    波結合手段が前記側空洞共振器群の環中央に対してなす
    角のうち小さい方の角が2π/Mであり、かつその隣接
    する前記高周波結合手段より結合される高周波の位相が
    前記高周波移相手段により互いに2π/Mずつ異なって
    いることを特徴とする高周波エネルギー供給手段。
  5. 【請求項5】中央部に発生する共振高周波電磁場を用い
    て高周波エネルギーを供給する電気的に実質上環状に結
    合された側空洞共振器群と、複数の高周波発振手段と、
    複数の高周波伝播手段と、前記高周波発振手段から発生
    し、前記高周波伝搬手段により伝搬する複数の高周波エ
    ネルギーを前記側空洞共振器群に結合するための複数の
    高周波結合手段を有し、前記複数の高周波発振手段と前
    記複数の高周波伝播手段と前記複数の高周波結合手段は
    同数であり、かつ前記複数の高周波結合手段はそれぞれ
    前記側空洞共振器群を形成する異なる側空洞共振器に結
    合されており、かつ前記複数の高周波発振手段の発振す
    る高周波の周波数はそれぞれ互いに異なっていることを
    特徴とする高周波エネルギー供給手段。
  6. 【請求項6】前記高周波結合手段の数をMで表すとき、
    隣接する前記高周波結合手段が側空洞共振器群の環中央
    に対してなす角のうち小さい方の角がπ/Mであること
    を特徴とする請求項5に記載の高周波エネルギー供給手
    段。
  7. 【請求項7】前記側空洞共振器が前記側空洞共振器群の
    環中央に対してなす角は、前記側空洞共振器群の数をN
    とすると、それぞれ2π/Nであることを特徴とする請
    求項1〜6のいずれかに記載の高周波エネルギー供給手
    段。
  8. 【請求項8】前記側空洞共振器群を形成する側空洞共振
    器の数をNと表すとき、隣接する前記側空洞共振器間の
    位相差は2π/Nであることを特徴とする請求項1から
    6のいずれかに記載の高周波エネルギー供給手段。
  9. 【請求項9】前記側空洞共振器群はベイン型共振器であ
    ることを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の
    高周波エネルギー供給手段。
  10. 【請求項10】前記高周波結合手段は、電場結合型また
    は磁場結合型であることを特徴とする請求項1から9の
    いずれかに記載の高周波エネルギー供給手段。
  11. 【請求項11】請求項1から10のいずれかに記載の高
    周波エネルギー供給手段と、無電極放電ランプとを有
    し、前記無電極放電ランプは前記高周波エネルギー供給
    手段の環中央部に配置され、かつ前記高周波放電エネル
    ギー供給手段より供給される高周波エネルギーにより前
    記無電極放電ランプの放電管内部に放電プラズマを形成
    することを特徴とする高周波無電極放電ランプ装置。
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WO2007052827A1 (ja) * 2005-11-01 2007-05-10 Seiko Epson Corporation プロジェクタ

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