JPH11232581A - 分散制御システムの通信装置 - Google Patents

分散制御システムの通信装置

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JPH11232581A
JPH11232581A JP3736098A JP3736098A JPH11232581A JP H11232581 A JPH11232581 A JP H11232581A JP 3736098 A JP3736098 A JP 3736098A JP 3736098 A JP3736098 A JP 3736098A JP H11232581 A JPH11232581 A JP H11232581A
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JP
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data
communication
push
transmission line
signal
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JP3736098A
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Masahiro Ohashi
正博 大橋
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】データ衝突時における、フレームのデータ部の
信頼性を向上させ、データの伝送路占有時間を短縮化す
ることが可能な、分散制御システムの通信装置を実現す
る。 【解決手段】データフレームのデータ部では、入力信号
13が、ハイレベル、ローレベルのいずれの状態の場合
でも、プッシュプル回路用ドライバ20及びプッシュプ
ル回路11、12により、常に伝送路4をドライブして
おり、データ調停部23のように伝送路4をドライブし
ない状態はない。このため、伝送路4上の負荷容量に貯
まった電荷を、ターミネータ17の抵抗値により消費し
て電圧を落とす必要が無く、ノイズ、磁場変化等の影響
を受けること無く、データ衝突時に、安定してデータを
送信でき、信頼性の高い分散制御システムの通信装置
を、安価な回路で実現することが出来る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、信号伝送路で接続
された複数のコントローラにより、計測・制御に行う分
散制御システムの通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】プロセスオートメーションやファクトリ
ーオートメーションのようなシステムでは、圧力、温
度、流量などの物理量を検出するセンサ、流量などを制
御するバルブ、機械を駆動するモータ、位置検出を行う
フォトセンサなど、フィールド機器と呼ばれる機器が多
数利用されている。これらのフィールド機器は、一般に
コントローラにより制御され測定結果が処理される。
【0003】コントローラとフィールド機器とをそれぞ
れ複数配置し、各コントローラをネットワークで接続し
て統一的に管理できるようにした分散制御システムがあ
る。このシステムは、例えば、図7に示すように、計測
・制御対象の各種機器に対応して設けられた複数のコン
トローラ1a〜1nと、コントローラ1a〜1nを共通
に接続する信号伝送路4により構成される。
【0004】各コントローラ1a〜1nは、信号伝送路
4を介して時分割方式の通信を行う。例えば、図7、図
8に示すように、コントローラ1aが自分のステイタス
や温度情報などの測定値をデータa1として送信する
と、コントローラ1bが、データa1と自らの情報を演
算し、その結果をデータbとして送信する。コントロー
ラ1aはデータbを受信し、データa2として送信す
る。
【0005】また、コントローラ1nもコントローラ1
bと同じくデータa1を受信しており、このデータa1
に基づいて、接続されているアクチュエータやバルブな
どを動作させ、動作終了時に、その動作結果をデータn
として送信する。
【0006】また、コントローラ1cは、データa2と
データnとに基づいて、接続されているバルブやアクチ
ュエータを動作させる。このように、各コントローラ1
a〜1nは、自分に必要なデータを受け取り、その動作
結果を伝送路4に送信している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、各コン
トローラ1a〜1nは、ある程度のシーケンス制御をし
ているものの、並列に処理を行ったり、異常結果を送信
するなどの場合には、各コントローラの互いのデータが
衝突する可能性が高い。
【0008】データが衝突した場合、情報系のネットワ
ークの多くに採用されているCSMA/CD方式のよう
に、衝突したフレームを破棄して、各コントローラが持
つランダムな時間だけ待ってから、再送信する方式が有
るが、再送信に衝突しないという保証はないため、最悪
時間、つまり、データ送信の最悪遅延時間を規定するこ
とができない。
【0009】そのため、フィールドネットワークのよう
に、高速応答性が必要なシステムにおいては、衝突時で
も、一番優先度の高いフレームが生き残れるようにする
ために、オープンドレイン方式の伝送形態を使用してい
る。これは、信号伝送路の状態とドライバの状態の違い
を利用している。
【0010】すなわち、データ送信時、信号フレームの
データ調停部では、オンオフが繰り返されており、デー
タが衝突した場合、衝突したフレームをドライブしてい
るコントローラが、ドライバオン時(データ調停部にお
ける信号が、オン状態)とドライバオフ時(データ調停
部における信号が、オフ状態)であれば、伝送路上には
ドライバオン時の状態が反映される。
【0011】したがって、ドライバオフ時のコントロー
ラは、伝送路上の状態とドライブ状態とに食い違いが起
き、これが起きたコントローラはデータ送信を終了す
る。つまり、ドライバオン時のコントローラが優先され
る。このため、複数のコントローラからのデータ衝突が
生じた場合、データ調停部全てのビットで、この作業を
繰り返せば、最終的には1つのコントローラのみが伝送
路を占有することとなる。
【0012】これにより、衝突時でもただ一つのフレー
ムが生き残り、データ送信時の最悪時間は規定可能とな
っている。このオープンドレイン方式は、ドライバオン
時は、ドライバの能力が規定する時間内に伝送路の状態
を高速に変化させる(データのオンオフ周期を高速化す
る)ことが出来る。
【0013】しかし、ドライバオフ時には、伝送路上に
設けているターミネータの抵抗値と伝送路上の容量成分
で決定される立ち上がり時間(インパルス入力)以上の
伝送速度が出せない。
【0014】すなわち、伝送路上の負荷容量に貯まった
電荷を、ターミネータの抵抗値により消費して電圧を落
とすという物理的な構成となるため、ノイズ、磁場変化
等の耐性に問題が有り、立ち上がり時は非常に不安定な
状態となる。
【0015】また、ドライバオフ時のデータの変化時間
でデータ通信速度を規定せざるを得ず、データの通信速
度を低くしなければならない。すなわち、データの伝送
路占有時間を長くしなければならないという通信性能上
の問題もある。
【0016】一方、各データは受信されたことを確認し
なければ、次のシーケンス制御に移れないため、再送信
する必要が有る。高速な処理を必要とする場合、送信と
その送信に対する応答を高速に行う必要が有る。
【0017】また、送信するコントローラは複数にわた
るため、それぞれのデータの伝送路の占有時間を短くす
る必要が有る。これには、データ長を短くするか、通信
速度を上げるかの2つしか方法はないが、ビット伝送・
バイト伝送を基本とするフィールドネットワークでは、
そもそものデータ長が短いため、これ以上のデータ長の
短縮は無理であり、後者の方法を取らざるを得ない。
【0018】そこで、本発明の目的は、データ衝突時に
おける、フレームのデータ部の信頼性を向上させ、デー
タの伝送路占有時間を短縮化することが可能な、分散制
御システムの通信装置を実現することである。
【0019】
【課題を解決するための手段】(1)本発明は、上記目
的を達成するため、次のように構成される。すなわち、
対象機器の計測もしくは制御を行う複数のコントローラ
と、これら複数のコントローラに共通に接続される信号
伝送路とで構成され、上記コントローラ間の通信は、複
数のコントローラからの通信信号のフレームが互いに衝
突しても、一つの通信信号のフレームが伝送路中に残留
するためのデータ調停部と、実際のデータ部分であるデ
ータ部とを有する、通信信号によって行われる分散制御
システムの通信装置において、上記コントローラは、送
信する通信信号がハイレベル、ローレベルのいずれであ
っても、上記伝送路に上記通信信号を伝送するプッシュ
プル形機能と、送信する通信信号がハイレベルかローレ
ベルかのいずれか一方の信号を上記伝送路に伝送するオ
ープンドレイン形機能とを有するプッシュプル手段と、
上記送信する通信信号のデータ調停部では、上記プッシ
ュプル手段の動作をオープンドレイン形とし、上記送信
する通信信号のデータ部では、上記プッシュプル手段の
機能を、プッシュプル形とするプッシュプル手段用ドラ
イバと、を備える。
【0020】このような通信システムでは、フレーム中
のデータ部が、プッシュプル手段によって駆動され、送
信する通信信号がハイレベル、ローレベルのいずれであ
っても、通信信号を伝送路に伝送するプッシュプル形機
能となるため、データの安定性を向上できる。また、こ
の方式はオープンドレイン形の機能とプッシュプル形の
機能とを、プッシュプル形の手段で実行できるため、簡
単な構成により実現できる。
【0021】(2)好ましくは、上記(1)において、
上記フレーム中のデータ調停部の通信速度と上記データ
部の通信速度とを変え、上記データ部の通信速度を上記
データ調停部の通信速度よりも高速とする。
【0022】このような通信システムでは、データ調停
時には、オープンドレイン形の機能となるため、データ
衝突時でもデータの優先度の一番高いフレームが残留
し、データ部では、オープンドレイン形の機能となるデ
ータ調停部に規定される通信速度以上の速度を適用する
ことが可能となる。
【0023】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)以下、図面を
用いて、本発明の実施の形態について説明する。図1
は、本発明の第1の実施形態に係る分散制御システムの
全体概略構成図である。図示するように、分散制御シス
テムは、計測・制御対象の複数の機器300に対応して
設けられた複数のコントローラ100と、各コントロー
ラ100に共通に接続される信号伝送路4(DATA
Aの伝送路である伝送路15、DATA Bの伝送路で
ある伝送路16)とを有する。
【0024】各コントローラ100は、図2に示すよう
に、DATA Aの伝送路である伝送路15、DATA
Bの伝送路である伝送路16、及びターミネータ17
で構成される伝送路中に接続された、ドライバ22、プ
ッシュプル回路11、12と、プッシュプル回路用ドラ
イバ20、イネーブルコントロール素子21とを有して
いる。
【0025】そして、プッシュプル回路11は、トラン
ジスタ11aと11bとを有し、トランジスタ11aの
エミッタと、トランジスタ11bのエミッタとが互いに
接続され、トランジスタ11bのコレクタが接地されて
いる。また、トランジスタ11aと11bの互いのエミ
ッタの接続点は、ドライバ22の一方の入力端子に接続
されるとともに、伝送路15に接続される。
【0026】また、プッシュプル回路12は、トランジ
スタ12aと12bとを有し、トランジスタ12aのエ
ミッタと、トランジスタ12bのエミッタとが互いに接
続され、トランジスタ12bのコレクタが接地されてい
る。また、トランジスタ12aと12bの互いのエミッ
タの接続点は、ドライバ22の他方の入力端子に接続さ
れるとともに、伝送路16に接続される。また、プッシ
ュプル回路用ドライバ20は、オンオフ用ドライバ20
aとオンオフ用ドライバ20bとを有している。
【0027】イネーブルコントロール素子21には、イ
ネーブル端子18からのイネーブル信号と、入力信号
(送信する通信信号)13とが入力され、このイネーブ
ルコントロール素子21の出力信号は、プッシュプル回
路用ドライバ20のオンオフ用ドライバ20aの入力端
子に供給される。
【0028】オンオフ用ドライバ20aの一方の出力信
号は、プッシュプル回路11のトランジスタ11bのベ
ースに供給される。また、オンオフ用ドライバ20aの
他方の出力信号は、否定された後、プッシュプル回路1
2のトランジスタ12aのベースに供給される。
【0029】また、入力信号13は、プッシュプル用ド
ライバ20のオンオフ用ドライバ20bの入力端子に否
定された後、供給される。オンオフ用ドライバ20bの
一方の出力信号は、プッシュプル回路12のトランジス
タ12bのベースに供給される。また、オンオフ用ドラ
イバ20bの他方の出力信号は、否定された後、プッシ
ュプル回路11のトランジスタ11aのベースに供給さ
れる。
【0030】プッシュプル回路11、12は、送信する
通信信号がハイレベル、ローレベル、つまり、ディジタ
ル信号の“0”又は“1”のいずれであっても、伝送路
4を駆動(ドライブ)するプッシュプル形機能と、送信
する通信信号がハイレベルかローレベルかに応じて、伝
送路4の駆動と非駆動とを切り替えるオープンドレイン
形機能とを有する。
【0031】次に、本発明の特徴であるフレーム中のデ
ータ部の波形安定性を図2及び図3を用いて説明する。
送信するデータがある場合、まず、入力信号13とし
て、Start OfFrameが、プッシュプル回路
用ドライバ20に供給され、プッシュプル回路11、1
2を通して、DATA Aの伝送路15及びDATA
Bの伝送路16とがドライブされる。続いて、各コント
ローラ固有の値が、入力信号13として、データ調停部
23がプッシュプル回路用ドライバ20に供給される。
【0032】このとき、入力信号13がローレベルの場
合、プッシュプル回路11、12は、DATA Aの伝
送路15、DATA Bの伝送路16をドライブする
が、入力信号13が、ハイレベルの場合は、プッシュプ
ル回路11、12は、DATAAの伝送路15、DAT
A Bの伝送路16をドライブしない。そのときの波形
を示したのが図3である。このとき、イネーブル端子1
8はローレベルのままである。
【0033】同時に送信したコントローラ100が他に
有るとすると、データ調停部23で、調停をおこなう。
すなわち、各コントローラ100は、常に、伝送路4を
ドライバ回路22からの出力信号14で、他のコントロ
ーラ100が同時にデータを送信しているか否かを監視
し、他のコントローラ100がデータを送信していなけ
れば、自分のデータを送信するようになっている。
【0034】しかし、複数のコントローラ100が、同
時にデータを送信した場合、データは衝突するが、伝送
路4には、プッシュプル回路11、12がドライブして
いる状態、すなわち、入力信号13がローレベルのコン
トローラのデータが現れる。各コントローラ100は、
入力信号13と出力信号14とを比較し、矛盾が有れ
ば、送信を取りやめる構成となっているため、データ調
停部23の終了時には、ただ一つのコントローラ100
しか送信状態に無いこととなる。
【0035】しかし、図3に示すように、プッシュプル
回路11、12が、オフ時のデータは、伝送路4上の容
量性負荷に貯えられた電荷を抵抗性分が消費する速度、
すなわち、(V[DATA A]−V[DATA
B])・(1−exp(−t/RC))という式で表さ
れる速度でDATA Aの伝送路15とDATA Bの
伝送路16との電圧差がなくなる。ただし、V[DAT
A A]は、伝送路15の電圧、V[DATA B]は
伝送路16の電圧、tは時間、Rは伝送路4の等価抵
抗、Cは伝送路4の等価静電容量である。
【0036】送信を取りやめなかった唯一のコントロー
ラは、データ調停部23が終了した後に、データ部24
を送信する。この時、イネーブル端子18をハイレベル
とする。入力信号13がローレベルとされた場合は、上
述したデータ調停部23と同じ動作となる。
【0037】入力信号13がハイレベルとされた場合、
イネーブルコントロール素子21とプッシュプル回路用
ドライバ20とプッシュプル回路11、12とを介して
伝送路4をドライブする。すなわち、入力信号13がハ
イレベル、ローレベルとなった場合のいずれの状態の場
合でも、伝送路4はドライブされている状態となる。
【0038】以上のように、本発明の第1の実施形態で
ある分散制御システムの通信装置によれば、データフレ
ームのデータ部24では、入力信号13が、ハイレベ
ル、ローレベルのいずれの状態の場合でも、プッシュプ
ル回路用ドライバ20及びプッシュプル回路11、12
により、常に伝送路4をドライブしており、データ調停
部23のように伝送路4をドライブしない状態はない。
【0039】このため、伝送路4上の負荷容量に貯まっ
た電荷を、ターミネータ17の抵抗値により消費して電
圧を落とす必要が無く、ノイズ、磁場変化等の影響を受
ける事無く、データ衝突時に、安定してデータを送信で
き、信頼性の高い分散制御システムの通信装置を、安価
な回路で実現することが出来る。
【0040】(第2の実施形態)次に、本発明の第2の
実施形態について説明する。図4は、本発明の第2の実
施形態に係る分散制御システムの概略構成図である。図
4において、各コントローラ500は、図5に示す速度
変換回路31を有する点を除き、上述した第1の実施形
態におけるコントローラ100と、同じ構成を有する。
【0041】つまり、入力信号33が速度変換回路31
に入力され、この速度変換回路31の出力信号が、イネ
ーブル端子18からのイネーブル信号及び入力信号13
となる。そして、イネーブル信号及び入力信号13がイ
ネーブルコントロール素子21に入力され、入力信号1
3は、オンオフ用ドライバ20bに入力される。これ以
降の回路構成は、第1の実施形態と同様となる。
【0042】ここで、速度変換回路31は、データ調停
部23以外のデータ部分で通信速度をn倍する機能を実
現している。
【0043】速度変換回路31を備えていないコントロ
ーラ100の場合、データ調停部23で、入力信号13
がハイレベルとなった場合の波形により、通信速度の上
限が決定されていた。
【0044】すなわち、プッシュプル回路11、12が
オフの時の伝送路4の電荷が消費されるまでの時間以上
の通信速度は出せないこととなる。
【0045】これに対して、通信速度変換回路31を設
けた第2の実施形態では、データ調停部23とデータ部
32の通信速度を変え、データ調停部23に依存しない
通信速度でデータ送信が可能となる。
【0046】次に、データ部32の動作について説明す
る。なお、データ調停部23は、第1の実施形態と同様
である。データ調停部23の後、速度変換回路31は、
通信速度をn倍に上げる。この例の場合は、図6に示す
ように、データ部32の通信速度は、データ調停部23
の通信速度の2倍となっている。この場合、入力信号3
3は、データ部32の通信速度よりも速く入力される。
【0047】速度変換回路31は、イネーブル端子18
からのイネーブル信号をハイレベルにする。入力信号3
3がローレベルとされた場合、入力信号13とプッシュ
プル回路用ドライバ20とプッシュプル回路11、12
を介して伝送路4をドライブする。入力信号33がハイ
レベルとされた場合、入力信号13とイネーブル素子2
1とプッシュプル回路用ドライバ20とプッシュプル回
路11、12を介して伝送路4をドライブする。
【0048】以上のように、本発明の第2の実施形態に
よれば、第1の実施形態と同様な効果を得ることができ
る他、データ調停部23の通信速度に規定されない、高
速なデータ転送が可能となり、コントローラが伝送路4
を占有する時間を短縮することができることから、高速
な応答速度が必要なフィールドネットワークに適用すれ
ば、フィールド機器の制御等を高速に実行することがで
きる。
【0049】なお、この第2の実施形態において、さら
に高速な応答速度が必要な場合は、データ調停部23の
データ長を短くすることによって、伝送路4の占有率を
下げることができ、高速化が実現可能である。
【0050】また、上述した例においては、データ部3
2の通信速度を、データ調停部23の通信速度の2倍と
したが、これに限らず、1倍を越える適切な倍数とする
ことが可能である。
【0051】
【発明の効果】本発明は、以上に説明したように構成さ
れているため、次のような効果がある。データフレーム
のデータ部では、通信信号が、ハイレベル、ローレベル
のいずれの状態の場合でも、プッシュプル回路用ドライ
バ及びプッシュプル回路により、常に伝送路をドライブ
しており、データ調停部のように伝送路をドライブしな
い状態はない。
【0052】したがって、伝送路上の負荷容量に貯まっ
た電荷を、ターミネータの抵抗値により消費して電圧を
落とす必要が無く、ノイズ、磁場変化等の影響を受ける
事無く、データ衝突時に、安定してデータを送信でき、
信頼性の高い分散制御システムの通信装置を、安価な回
路で実現することが出来る。
【0053】また、データ調停部の通信速度のn倍の通
信速度をデータ部で実行することにより、フレームの伝
送路占有率が減少し、高速な応答速度を有する分散制御
システムの通信装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る分散制御システ
ムの全体概略構成図である。
【図2】第1の実施形態に係わるコントローラの構成の
一部を示す図である。
【図3】第1の実施形態における入力信号及び伝送路の
信号波形の一例を示す図である。
【図4】本発明の第2の実施形態に係る分散制御システ
ムの全体概略構成図である。
【図5】第2の実施形態に係わるコントローラの構成の
一部を示す図である。
【図6】第2の実施形態における入力信号及び伝送路の
信号波形の一例を示す図である。
【図7】従来の分散制御システムの全体概略構成図であ
る。
【図8】信号伝送路における信号波形の一例を示す図で
ある。
【符号の説明】
4 伝送路 11 プッシュプル回路 11a、11b トランジスタ 12 プッシュプル回路 12a、12b トランジスタ 13 入力信号 14 出力信号 15 DATA Aの伝送路 16 DATA Bの伝送路 17 ターミネータ 18 イネーブル端子 20 プッシュプル回路用ドライバ 20a、20b オンオフ用ドライバ 21 イネーブル素子 23 データ調停部 24 データ部 31 速度変換回路 32 データ部 33 入力信号

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】対象機器の計測もしくは制御を行う複数の
    コントローラと、これら複数のコントローラに共通に接
    続される信号伝送路とで構成され、上記コントローラ間
    の通信は、複数のコントローラからの通信信号のフレー
    ムが互いに衝突しても、一つの通信信号のフレームが伝
    送路中に残留するためのデータ調停部と、実際のデータ
    部分であるデータ部とを有する、通信信号によって行わ
    れる分散制御システムの通信装置において、 上記コントローラは、 送信する通信信号がハイレベル、ローレベルのいずれで
    あっても、上記伝送路に上記通信信号を伝送するプッシ
    ュプル形機能と、送信する通信信号がハイレベルかロー
    レベルかのいずれか一方の信号を上記伝送路に伝送する
    オープンドレイン形機能とを有するプッシュプル手段
    と、 上記送信する通信信号のデータ調停部では、上記プッシ
    ュプル手段の動作をオープンドレイン形とし、上記送信
    する通信信号のデータ部では、上記プッシュプル手段の
    機能を、プッシュプル形とするプッシュプル手段用ドラ
    イバと、を備えることを特徴とする分散制御システムの
    通信装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の分散制御システムの通信装
    置において、上記フレーム中のデータ調停部の通信速度
    と上記データ部の通信速度とを変え、上記データ部の通
    信速度を上記データ調停部の通信速度よりも高速とした
    ことを特徴とする分散制御システムの通信装置。
JP3736098A 1998-02-19 1998-02-19 分散制御システムの通信装置 Pending JPH11232581A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102419164A (zh) * 2010-08-25 2012-04-18 株式会社三丰 测量设备

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102419164A (zh) * 2010-08-25 2012-04-18 株式会社三丰 测量设备

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