JPH11232206A - 入出力制御回路 - Google Patents

入出力制御回路

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Publication number
JPH11232206A
JPH11232206A JP3713798A JP3713798A JPH11232206A JP H11232206 A JPH11232206 A JP H11232206A JP 3713798 A JP3713798 A JP 3713798A JP 3713798 A JP3713798 A JP 3713798A JP H11232206 A JPH11232206 A JP H11232206A
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JP
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input
output
control circuit
memory
output control
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JP3713798A
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Inventor
Masahiro Noguchi
昌弘 野口
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の入出力制御装置は、特定の部品(CP
U、メモリ等)を使用し続ける必要があり、特に、CP
U/MPUは、種類や世代によって周辺回路との接続方
式が異なるため、CPUを変更すると、内部回路の接続
方式全体の変更が必要となった。 【解決手段】 CPU/MPUと周辺インタフェースと
を独立に更新可能とし、入出力制御回路をCPUに依存
しない方式とすることを目的とする。このため、入出力
制御回路11は、メモリバス14を接続するD−RAM
I/F120を備え、D−RAM I/F120より
CPU/MPU12からのアクセス要求を入力する。さ
らに、所定のアクセスタイミングでアクセス動作を完了
するメモリモジュール13と同様のアクセスタイミング
でCPU/MPU12から入力されたアクセス要求に対
して応答を返すエミュレート部を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、家庭用データ処
理装置及び企業内のデータ端末装置の入出力制御として
利用する。
【0002】
【従来の技術】図5は、例えば、「公開特許公報昭61
−21607入出力制御装置のハードウェア共通化方
式」に示された入出力制御装置の構成図である。図中、
33はチャンネル制御装置、36はバスであり、34は
入出力制御装置、318はRAM(RAM:Rando
m Access Memoryの略)、319はバス
である。入出力制御装置34とチャンネル制御装置33
は、バス36により接続されている。入出力制御装置3
4は、バス319にマイクロプロセッサ(以下、MPU
とも称する)37、制御メモリ39、入出力制御回路3
10及びRAM318が接続される構成を取り、バス3
19は、バス36に接続される。入出力制御回路310
は、入出力装置(図示せず)に接続される。
【0003】次に、従来の入出力制御装置の動作につい
て、図5を用いて説明する。入出力制御装置34に接続
されたRAM318上のアドレス上位部分には、固定的
に複数個の制御レジスタ部を設け、制御レジスタのアド
レスは、固定アドレスに設定されている。チャンネル制
御装置33から入出力制御装置34に接続された入出力
装置を指定したアドレスがバス36を経由して送られて
くると、入出力制御回路310がこれを検出し、マイク
ロプロセッサ37に対し停止指令を出す。マイクロプロ
セッサ37が停止した時点で、入出力制御回路310
は、バス319の制御を獲得し、RAM318と入出力
装置との間のデータ入出力を実行可能とする。チャンネ
ル制御装置33からのアクセスが終了すると、入出力制
御回路310がデータ入出力の終了を検出し、マイクロ
プロセッサ37に検出結果を通知する。検出結果の通知
により、マイクロプロセッサ37は開放され、通常の動
作を開始する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の入出力制御装置
は、以上のように構成されており、入出力制御回路31
0は、バス319によりMPU37と接続されている。
そして、バス319は、MPU37が起動するバスであ
る。一般に、MPUのバスは、そのMPUが最適に動作
できるように規定したものであり、この点からバス31
9は、MPU37固有のバスであると考えられる。そし
て、それに接続される入出力制御回路310は、MPU
37専用の特殊な接続方式を用いたものであると考える
ことができる。このため、従来の入出力制御装置では、
特定の部品(CPU、メモリ等)を使用しつづける必要
があり、入出力制御装置内部のハードウェアを更新する
のが難しい。特に、機器の性能向上のメインとなるCP
U/MPUは、種類や世代によって周辺回路との接続方
式が異なる。このため、高性能化のためにCPUを変更
すると、内部回路の接続方式全体の更新が必要となり、
ハードウェア開発費がかさむ。逆に、特定CPU専用の
特殊な周辺回路を使用している場合は、CPUを高性能
版へ容易に変更できず、徐々に入出力制御装置の販売競
争力が低下する場合もある。
【0005】この発明は、上記のような問題点を解消す
るためになされたもので、CPU/MPUと周辺インタ
フェースとを独立に更新可能とし、特に、入出力制御回
路をCPUに依存しない方式とすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る入出力制
御回路は、メモリ制御線を介して所定のアクセスタイミ
ングでアクセス動作を完了するメモリをアクセスするマ
イクロプロセッサと、入出力回路との間に位置し、上記
マイクロプロセッサと上記入出力回路との間で行われる
情報の伝達を制御する入出力制御回路において、以下の
要素を備えることを特徴とする。 (a)上記メモリ制御線に接続され、上記メモリ制御線
より上記マイクロプロセッサから出力されるアクセス要
求を入力するメモリインタフェース部、(b)上記メモ
リインタフェース部より入力したアクセス要求に対し
て、上記所定のアクセスタイミングと同じアクセスタイ
ミングで上記マイクロプロセッサに応答を行うエミュレ
ート部。
【0007】上記入出力制御回路は、上記メモリに対し
てアクセス要求を行うアクセス制御線を備え、上記エミ
ュレート部は、上記メモリインタフェース部より入力し
たアクセス要求が上記入出力制御回路に割り当てられた
アドレス以外に対するアクセス要求である場合、上記ア
クセス制御線に上記アクセス要求を出力することを特徴
とする。
【0008】上記入出力制御回路は、上記マイクロプロ
セッサからのアクセス要求を受け付けて所定のアクセス
タイミングでアクセス動作を完了する入出力装置を接続
する入出力インタフェース部と、上記マイクロプロセッ
サに対して割込み処理の要求を行う割込み要求線とを備
え、上記エミュレート部は、上記メモリインタフェース
部より入力したアクセス要求が上記入出力制御回路に割
り当てられたアドレスに対するアクセス要求である場
合、上記アクセス要求に対して、上記メモリのアクセス
タイミングに合わせて上記マイクロプロセッサに仮の応
答を返し、上記入出力装置より上記入出力インタフェー
ス部を介してアクセス動作の完了通知を受信し、上記割
込み要求線を介して上記マイクロプロセッサに対して割
込みを発生させて再度上記マイクロプロセッサからアク
セス要求を出力させ、上記アクセス要求に対する上記入
出力装置からの正規の応答を返す入出力完了通知部を備
えることを特徴とする。
【0009】上記入出力制御回路は、上記マイクロプロ
セッサに対して上記メモリ制御線への信号の入出力を停
止させる信号を出力するバスホールド要求線と、上記バ
スホールド要求線を介して上記マイクロプロセッサの上
記メモリ制御線への信号の入出力を停止させるととも
に、上記アクセス制御線を介して上記メモリをアクセス
するダイレクトメモリアクセス部とを備えることを特徴
とする。
【0010】上記入出力制御回路は、上記入出力インタ
フェース部を介して接続された入出力回路の状態情報及
び制御情報とを記憶する状態制御記憶部を備え、上記メ
モリインタフェース部は、上記マイクロプロセッサより
上記メモリ制御線を介して上記状態制御記憶部をアクセ
スするアクセス要求を入力することを特徴とする。
【0011】上記入出力制御回路は、上記入出力制御回
路を初期化する情報を記憶する初期化情報記憶部を接続
する初期化情報インタフェース部と、上記初期化情報イ
ンタフェース部を介して上記初期化情報記憶部をアクセ
スして初期化情報を取得し、初期化を実行する初期化実
行部とを備えることを特徴とする。
【0012】上記入出力制御回路は、初期化動作の完了
を示すステータスを上記アクセス制御線を介して上記メ
モリの特定領域に出力する初期化ステータス設定部を備
えることを特徴とする。
【0013】上記初期化動作の完了を示すステータス
は、パリティ情報を含むステータスであることを特徴と
する。
【0014】上記メモリは、上記マイクロプロセッサか
らアクセス可能な入出力回路の排他制御を行うために用
いるセマフォ情報を記憶し、上記入出力制御回路は、上
記バスホールド要求線を介して上記マイクロプロセッサ
の上記メモリ制御線への信号の入出力を停止させた後、
上記メモリに記憶されたセマフォ情報をアクセスして上
記セマフォ情報を更新するセマフォセット部を備えるこ
とを特徴とする。
【0015】上記セマフォ情報は、パリティ情報を含む
情報であることを特徴とする。
【0016】上記入出力制御回路は、上記メモリインタ
フェース部より入力される上記マイクロプロセッサから
のアクセス要求が、上記メモリの所定のアドレスに対す
るアクセス要求であるか監視し、所定のアドレスに対す
るアクセス要求である場合に、上記割込み制御線を介し
て上記マイクロプロセッサに対して割込みを発生させる
モニター部を備えることを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、この発明の
一実施の形態を図について説明する。図1は、この発明
における入出力制御回路を備える入出力制御装置の主構
成部分を示す構成図である。図1において、11は入出
力制御回路であり、外部への入出力制御と、CPU/M
PU12が送出する例えば、行アドレスデータ,列アド
レスデータ及びRAS/CAS(RAS:Row Ad
dress(列アドレス)Strobeの略、CAS:
Column Address(行アドレス)Stro
beの略)タイミングなどのD−RAM制御駆動信号の
入出力と、RAS/CASなどのD−RAM駆動タイミ
ングの出力ができる。また、入出力制御回路11は、エ
ミュレート部110と入出力完了通知部111とダイレ
クトメモリアクセス部112と状態制御記憶部113と
初期化ステータス設定部114とセマフォセット部11
5と初期化実行部116とモニター部117を備える。
上記それぞれの部における動作は、後で詳しく説明を行
う。12はCPU/MPU。13はメモリモジュール
で、複数のD−RAM LSIで構成されている。14
はメモリ制御線であるメモリバスであり、メモリインタ
フェース部であるD−RAM I/F120に接続され
る。15は入出力制御回路11からCPU/MPU12
へ割込みを伝えるための割込み要求線。16は入出力制
御回路11からCPU/MPU12へCPU/MPU1
2のバス停止を伝えるためのバスホールド要求線。17
はメモリモジュール13へのデータ読み書きを制御する
アクセス制御線であるWrite/Read制御線。1
8は入出力制御回路11が生成する拡張入出力バスであ
り、入出力インタフェース部である入出力バスI/F1
21に接続される。19は拡張入出力バス18に接続さ
れ、入出力機能を入出力制御回路11に追加する入出力
回路、20は19と同様の入出力回路。21は初期化R
OMで、入出力制御回路11の初期化コード/データを
格納しており、初期化情報インタフェース部であるRO
M I/F122に接続される。33は従来例における
チャンネル制御装置33相当部分である。従来例におけ
るチャンネル制御装置33も一種の外部入出力回路とみ
なすことができるため、この実施の形態では、入出力制
御回路11に接続された外部回路の1つとして示す。な
お、メモリモジュール13において、行アドレスデー
タ,列アドレスデータは直接メモリバス14から入力さ
れるが、Write/Read信号は入出力制御回路1
1を経由して入力されるようにメモリバス14を構成す
る。
【0018】図2は、CPU/MPU12の持つメモリ
空間と実メモリの配置を示すメモリマップである。22
はCPU/MPU12が制御する全メモリ空間で、ここ
では4GBの空間がある。23は全メモリ空間22中に
占める入出力制御回路11のために予約されたI/O空
間で、ここでは16MBの空間がある。24はメモリモ
ジュール13が占めるメモリ空間で、ここでは256M
Bの空間がある。図2で示すように、入出力制御回路1
1のための空間であるI/O空間は、メモリ空間24と
一部の区画で重複して存在していてもよい。I/O空間
23は、一部をCPU/MPU12が入出力制御回路1
1を制御するためのコマンド/ステータス領域として使
用し、その他をデータ入出力領域として使用している。
【0019】図3は、入出力制御回路11が初期化完了
時にメモリに設定するデータ形式を示す。図3で示すよ
うに、1データの中にステータスデータと、データの有
効性を検査するためのECCパリティデータの両方がパ
ックされて格納されている。また、同様のデータフォー
マットがセマフォ制御の場合にも使用される。
【0020】図1を用いて、この実施の形態の入出力制
御回路11の動作について説明する。まず、チャンネル
制御装置33からCPU/MPU12に対し、入出力コ
マンドのオリジナルが入出力制御回路11より割込み要
求線15を経由して送出される。また、入出力完了に伴
うデータ/ステータスも、入出力制御回路11を経由し
て(入出力制御回路11から見た場合は、1つの入出力
回路への動作として)チャンネル制御回路33へ伝えら
れる。このオリジナルコマンドは、後述する入出力ステ
ータスとして入出力制御回路11が割込み動作ととも
に、CPU/MPU12へ伝達する。以下は、チャンネ
ル制御装置33から入出力コマンドがCPU/MPU1
2に伝えられた後の内部動作を説明している。
【0021】始めに、エミュレート部110の機能につ
いて説明する。CPU/MPU12は、メモリバス14
を経由してメモリモジュール13に格納されたコード/
データを参照/変更しながら動作している。この時、入
出力制御回路11は、CPU/MPU12の動作をメモ
リバス14のタイミング信号を監視することで、メモリ
モジュール13に対し適切なRead/Write制御
信号をWrite/Read制御線を経由して送出す
る。つまり、図2に示すように、メモリ空間24へのR
ead/Writeであれば、エミュレート部110
は、メモリバス14のRead/Write信号をその
ままメモリモジュール13のWrite/Read制御
線17へ出力する。
【0022】一方、図2に示すように、I/O空間23
に対しCPU/MPU12がデータ入出力を実行する場
合、入出力制御回路11のエミュレート部110は、メ
モリモジュール13に対するRead/Write信号
をWrite/Read制御線17に出力せず、代わり
に入出力制御回路11がCPU/MPU12とのデータ
入出力を行う。このデータ入出力動作が、CPU/MP
U12からの入出力制御回路11に対するコマンド出力
/ステータス入力や入出力回路へのデータ入出力とな
る。入出力コマンド発行(出力)の場合は、CPU/M
PU12が行う定義されたコマンド用特定I/O空間2
3へのデータ出力が、入出力制御回路11へのコマンド
発行となり、このコマンド発行(出力)により入出力制
御回路11の動作が開始する。入出力ステータス(入出
力状態情報)を入力する場合も同様で、CPU/MPU
12が行う定義されたステータス用特定I/O空間23
からのデータ入力動作が、入出力制御回路11からのス
テータス入力となり、このステータスによりコマンド実
行が終了したか否か、正常終了か否かが判断できる。ま
た、拡張された入出力回路19,20を介して接続され
た外部装置へのデータ入出力も同様に、定義された外部
入出力用特定I/O空間23へデータ入出力を実行する
ことで実現する。このように、CPU/MPU12が行
うメモリモジュール13を構成するD−RAMのRea
d/Writeアクセスタイミングを用い、D−RAM
と同様な動作で入出力制御回路11に対しデータ入出力
することを、ここではD−RAMエミュレート機能と呼
ぶ。
【0023】入出力制御回路11及び入出力バス18経
由で、拡張した入出力回路19,20などからデータ入
力する場合は、接続する外部装置の応答性能の問題で、
D−RAM駆動タイミング以内に入出力回路19,20
に接続された外部装置側で、データを準備できない場合
がある。例えば、通常、D−RAMは、50n秒程度で
Read/Writeアクセス動作が終了する。一方、
外部装置との入出力一例として、プリンタパラレルポー
トの制御などでは、1データの入出力に1μ秒程度必要
となる。このため、外部装置側では、D−RAM駆動タ
イミング以内に入出力を行うためのデータを準備できな
い。この発明では、CPU/MPU12を構成するハー
ドウェアに入出力制御回路11の存在を認識されないよ
うにするため、メモリアクセスタイミング(D−RA
M)のRead/Writeアクセスタイミング以内に
入出力動作を終了させようとするものである。このた
め、入出力制御回路11のエミュレート部110は、入
出力完了通知部111によりCPU/MPU12へはD
−RAMのRead/Writeをアクセスタイミング
に合わせて、「仮のデータ」(仮のデータは、不定値で
も構わないし、特定値、例えば、「X00」でも構わな
い)を送り、実際の外部装置からのデータ入力が完了し
た時点で、入出力制御回路11がCPU割込み要求線1
5を駆動し、CPU/MPU12へ割込みをかける。こ
れをトリガーに、CPU/MPU12は再び入出力制御
回路11へデータを入力することを要求するので、入出
力回路19,20からの真のデータを伝えることが可能
となる。
【0024】図4に、入出力回路19,20に接続した
外部装置からデータを入力するタイミングチャートを示
す。図4において、CPU/MPU12から入出力回路
19,20にデータの入力要求が行われると(S1)、
入出力制御回路11は、入出力完了通知部111により
CPU/MPU12に対して仮のデータを返す(S
2)。その後、入出力制御回路11は、入出力回路1
9,20にデータの入力要求を行う(S3)。入出力制
御回路11よりデータ入力要求を受けた入出力回路1
9,20は、接続している外部装置よりデータ(真のデ
ータ)を取得し、入出力バス18経由で入出力制御回路
11へ送る。真のデータを送られた入出力制御回路11
は、入出力完了通知部111によりCPU/MPU12
へ割込み要求線15を経由して割込みをかける(S
5)。割込みを受けたCPU/MPU12は、再度外部
装置へデータの入力要求を行い(S6)、データの入力
要求を受けた入出力制御回路11は、真のデータをCP
U/MPU12へデータを送る(S7)。
【0025】次に、ダイレクトメモリアクセス部112
の機能について説明を行う。入出力制御回路11が取り
扱うデータが大量である場合、CPU/MPU12は、
入出力制御回路11へダイレクトメモリアクセス動作を
コマンドとして指示することができる。この場合、入出
力制御回路11はコマンド受信後、ダイレクトメモリア
クセス部112によりバスホールド要求線16を介して
CPU/MPU12を停止(バスホールド)させ、代わ
りに、入出力制御回路11のダイレクトメモリアクセス
部112がメモリバス14を駆動し、直接メモリモジュ
ール13へデータ入出力を行う。データ転送が長時間に
なる場合、入出力制御回路11のダイレクトメモリアク
セス部112は、指定された所定のタイミングでメモリ
バス14を使用してメモリモジュール13へリフレッシ
ュ動作を促し、データの消失を防ぐ。
【0026】また、入出力制御回路11が生成する拡張
入出力バス18に入出力回路19,20を追加すること
で、CPU/MPU12に直接回路追加せずに、機能追
加が可能である。入出力回路19,20の制御コマン
ド、ステータスは、入出力制御回路11の状態制御記憶
部113であるI/O空間内にマッピングされ、結果的
にメモリ空間22に再マッピングされる。このため、C
PU/MPU12からは、メモリ空間に対する動作と同
様の動作で状態制御記憶部113へのアクセスが可能で
あり、CPU/MPU12に新規回路の付加が不要であ
る。
【0027】次に、初期化実行部116と、初期化ステ
ータス設定部114の機能について説明する。初期化R
OM21は、電源投入、或いは、リセット動作時に、入
出力制御回路11に参照される。入出力制御回路11
は、初期化実行部116により初期化ROM21に記憶
されている初期化データに基づき、自身内部の初期化を
最適となるように実行する。入出力制御回路11は、初
期化が完了した時点で、CPU/MPU12に対し割込
みをかけることもできる。このように、初期化ROMを
入出力制御回路11側に設置することで、CPU/MP
U12は、入出力制御回路11のリセットに伴う初期化
処理の必要がない。従来は、入出力制御回路11の初期
化をCPU/MPU12に存在するプログラムで実行し
ていた。このため、ハードウェア構成の変更によりプロ
グラムの変更が必要であった。プログラムを変更するた
めに、入出力制御装置の使用を熟知しておく必要があ
り、この発明の入出力制御回路を備えた入出力制御装置
のように簡単に変更することができなかった。
【0028】入出力制御回路11の初期化状態を示すス
テータスは、初期化ステータス設定部114によりDM
A(DMA:Direct Memory Acces
sの略)機能を使って、図3に示すように、ECCパリ
ティ付きのデータ25としてメモリ空間22の(初期化
状態表示用の)特定アドレスに書き込まれる。CPU/
MPU12は、このアドレスのデータを監視し、特定デ
ータパターンが書き込まれたことで、入出力制御回路1
1の初期化状態を知ることができる。また、ステータス
をECCパリティ付きデータとすることで、メモリモジ
ュール全体を初期化することなく、データの正当性を確
認できる。さらに、暴走などで誤データがセットされて
も、ECCパリティを使いデータチェックすることで、
これを発見することができる。
【0029】次に、セマフォセット部115の機能につ
いて説明する。CPU/MPU12で動作する複数のプ
ログラムが、入出力制御回路11及び入出力制御回路1
1接続下の入出力回路や装置に同時にアクセスする場
合、これらリソースに対する競合が発生する。つまり、
これら入出力回路や装置がCPU/MPU12から指示
される一連の複数命令により意味を持つ入出力動作を実
現する場合、この一連の命令実行順序が同時実行中の他
のプログラムの割込みによる入出力処理により、その順
序を妨害される可能性がある。この妨害を防ぐ方法の1
つとしてセマフォとして機能するステータスデータ(セ
マフォフラグと称する)による排他制御がある。セマフ
ォフラグは、メモリモジュール13中の特定領域に設定
された記憶単位であり、セマフォフラグにつぎのように
アクセスすることで、セマフォのセットを行う。ただ
し、実施の形態1では、「X00」をセマフォがセット
されている状態とした。このため、セマフォフラグのデ
ータは、入出力制御回路の初期化時に「X00」以外の
データに初期設定済みとする。 (1)プログラムは、セマフォフラグのデータを読み込
み、読み込んだデータをこのプログラムのために予約さ
れた記憶領域にコピーする。 (2)プログラムは、セマフォフラグに「X00」のデ
ータを書き込む。 (3)プログラムは、(1)でコピーしたセマフォフラ
グの状態を検査し、「X00」以外のデータである場
合、入出力処理実行の権利を得る。「X00」のデータ
である場合は、既に他のプログラムが入出力処理を実行
中であり、当該プログラムは入出力処理の実行はできな
いので、必要であれば(1)から(3)の手順を繰り返
すことでセマフォをセットするまで待つ。 以上が、セマフォセットシーケンスである。入出力処理
が終了したら、セマフォを解放する必要がある。これ
は、セマフォフラグに「X00」以外のデータを書き込
むことで実現する。
【0030】上記したセマフォセットシーケンスにおい
て、(1),(2)の動作を他の妨害なく、連続してこ
の順番で実行することが重要である。この保証された連
続動作を、アトミック動作と呼ぶ。セマフォセットシー
ケンスではこのアトミック動作が実現できないと、デッ
ドロックのような重大な障害に陥る。ところが、CPU
/MPU12は、通常のメモリアクセスと同様に、セマ
フォフラグをアクセスするため、複数プログラムが同時
に実行されている場合は、このアトミック動作の保証が
難しい。一方、入出力制御回路11は、「バスホールド
要求とバス獲得」によりバスを占有できるため、連続し
たメモリアクセスシーケンスの保証が可能である。よっ
て、入出力制御回路11によりセマフォセットの処理を
行うことで、アトミック動作を保証する。
【0031】入出力制御回路11は、セマフォセット部
115により次のようにセマフォセットシーケンスを実
行する。 1.プログラムS(上記プログラムとプログラムSは異
なるプログラムである)は、入出力制御回路11へセマ
フォフラグのメモリ番地aのアドレス値、セマフォフラ
グの内容をコピーするメモリ番地bのアドレス値をセッ
トする。この後、プログラムSは、再開できる状態を保
って停止する。 2.入出力制御回路11は、セマフォセット部115に
よりCPU/MPU12へバスホールド要求線16によ
りバスホールド要求をCPU/MPU12に対して送出
する。 3.CPU/MPU12がバスホールドしたら、入出力
制御回路11は、セマフォセット部115によりメモリ
番地aの内容を読み出し、メモリ番地bへメモリ番地a
の内容をコピーする。 4.入出力制御回路11は、セマフォセット部115に
よりメモリ番地aに「X00」のデータを書き込む。 5.入出力制御回路11は、セマフォセット部115に
よりCPU/MPU12へ割込み要求線15により割込
みを発生させる。 6.割込みを受けたCPU/MPU12は、割込み状態
を判断しプログラムSを再開させる。 7.再開したプログラムSは、メモリ番地bのセマフォ
フラグコピーの状態を検査する。「X00」以外のデー
タである場合、入出力処理実行の権利を得る。「X0
0」のデータである場合は、既に他のプログラムが入出
力処理を実行中であり、当該プログラムは入出力処理の
実行はできない。必要であれば、1.〜7.の手順を繰
り返すことでセマフォをセット完了させる。
【0032】以上のシーケンスは、同一CPU内で複数
プログラムを同時実行する例として説明したが、CPU
を複数接続した拡張構成時の同時実行でも同様に、入出
力制御回路11にセマフォセットを行わせることでアト
ミック動作が実現できる。また、セマフォフラグに書き
込むデータの構造の一部に初期化状態データと同様のE
CCパリティを付加することで、重大障害につながり易
いセマフォ管理の信頼性をさらに向上させることができ
る。
【0033】次に、モニター部117の機能について説
明する。入出力制御回路11のD−RAMアクセス監視
機能と割込み発生機能を組み合わせることにより、CP
U/MPU12から指定されたメモリエリアをモニター
して指定されたアドレスに対しデータアクセスが行われ
た場合、CPU/MPUに対し割込みをかけることがで
きる。上記機能をモニター部117の機能とする。この
割込みをプログラムデバッグやトラブル発生時の回復処
理のトリガーとして利用することもできる。
【0034】さらに、入出力制御回路11のモニター部
117には、CPU/MPU12が送出するメモリアド
レスをモニターするための機構が内蔵されている。この
機構は、CPU/MPU12から入出力制御回路11へ
の入出力として設定できる比較レジスタ(複数)とその
レジスタ内容とCPU/MPU12が送出したデータと
を比較する比較器(複数)と、比較レジスタに対応して
比較後の動作を設定するための動作記述レジスタ(複
数)を持っている。比較レジスタの参照は、このレジス
タ(複数)に割り振られた参照番号順に行われる。動作
記述レジスタは、リセット後、或いは、特定の値「ST
OP」(例えば、X0FF)を設定している場合は動作
しない。動作記述レジスタに特定の値「START」
(例えば、X00)を設定している場合は、比較器に次
の比較レジスタの値をロードし、比較を開始させる。動
作記述レジスタに特定の値「AND」(例えば、X0
1)を設定している場合は、比較結果が等しくなると、
次の比較レジスタの内容を比較器にロードする。動作記
述レジスタに特定の値「INTR」(例えば、X02)
を設定している場合は、比較結果が等しくなるとCPU
に対し割込みを発生させ、その後、動作を停止する。こ
のような機能を使って、CPU/MPU12は、プログ
ラムデバッグのために、 (1)比較対照のデータ値を比較レジスタ(複数)にセ
ットする。 (2)動作記述レジスタ(複数)に動作を記述する。 (3)最初の番号を持つ動作記述レジスタの値を「ST
ART」と指定し、入出力制御回路のモニター部117
を動作させる。モニター部117は、メモリインタフェ
ース上のデータをモニターし、CPU/MPU12が指
定したデータ値が検出された場合で、かつ、動作記述レ
ジスタが「INTR」であると、入出力制御回路11を
経由してCPU/MPU12へ割込みを発生させること
ができる。このため、データの出現順番を規定した実動
作中のデバッグが可能となるため、希に発生するような
不具合についても、対象事象の特定化が容易となる。こ
の例では、データ値の比較であったが、メモリアドレス
を比較することでも同様である。このため、簡易デバッ
ガとしても利用できる。さらに、Read/Write
などのコマンドも同時に比較すれば、さらに特定するた
めの分解能力を上げることができる。
【0035】さらに、図2のメモリマップに示すよう
に、I/O空間23とメモリ空間24の一部を重ねるこ
とで、CPU/MPU12と入出力制御回路11の間の
データ入出力バッファにメモリモジュール13を使用す
ることができる。本来は、入出力制御回路11に内蔵す
べきコマンド/ステータス、入出力データなどがメモリ
空間24に展開することができるため、入出力制御回路
11の内部回路を低減できる。このように、メモリと入
出力回路のアドレスが重なることで入出力制御回路11
の状態情報が自動的に保存できる。このため、プログラ
ム実行時の履歴情報バッファの一部としても利用でき
る。
【0036】実施の形態1で説明した入出力制御回路
は、以下の特徴を備えるものである。最近のCPU、特
に、機器組込み用MPUは、D−RAM,S−RAMな
どのメモリインタフェースを持っている。特に、D−R
AMインタフェース仕様は、CPU(MPU)の種類に
よらず共通である。そこで、このメモリインタフェース
を「入出力制御回路」でも用いることで、CPUに依存
しない入出力制御回路を実現する。上記したこの発明に
係る入出力制御回路は、CPU/MPUとのインタフェ
ースにD−RAMなどのメモリ方式のインタフェースを
使用し、CPUのD−RAM駆動を監視して入出力制御
回路にアサインされたアドレスの場合、D−RAMのデ
ータ入出力機能を停止させ、D−RAMに替わりデータ
入出力を行うD−RAMエミュレート部を備えたことを
特徴としている。
【0037】また、外部回路の入力動作がD−RAMタ
イミングより長い場合は、仮のデータをCPUへ返し、
外部回路の入力動作が終了した時点で、CPUへの割込
みを発生させ、再度CPUからのデータ入力を催促させ
る入出力完了通知部を備えたことを特徴としている。
【0038】また、入出力制御回路は、CPU停止要求
(バスホールドリクエスト)機能及びD−RAM駆動機
能により、入出力制御回路はCPUをホールド後、直接
D−RAMへ入出力データをRead/Writeでき
るダイレクトメモリアクセス部を備えたことを特徴とし
ている。
【0039】また、入出力制御回路は、拡張入出力バス
機能を持ち、機能の拡張は、このバスに新規の「入出力
回路」を追加することにより実現する。追加した入出力
回路の状態/制御は、入出力制御回路内の状態制御記憶
部である状態/制御レジスタに反映し、CPUは、入出
力制御回路内の状態/制御レジスタをD−RAMとして
Read/Writeすることで行う「入出力回路」の
拡張方式を備えたことを特徴としている。
【0040】また、入出力制御回路は、ROMインタフ
ェースを保持し、ROMの特定領域に入出力制御回路の
初期化コードを埋め込み、電源オンやリセット入力によ
り入出力制御回路が自動的に該当するROM内容をアク
セスし、初期化を完了する初期化実行部を備えたことを
特徴としている。
【0041】また、入出力制御回路は、自身の初期化が
完了した時点で、D−RAMの特定アドレスにECCデ
ータ付きの初期化完了ステータスデータを書き込む初期
化ステータス設定部を備えたことを特徴としている。
【0042】また、入出力制御回路は、D−RAMの特
定アドレスにECCデータ付きのセマフォデータを書き
込むセマフォセット部を備えたこと特徴としている。
【0043】また、入出力制御回路は、指定メモリエリ
アを入出力制御回路により監視し、指定されたパターン
でデータアクセスが行われた場合、CPUに対し割込み
をかけるモニター部を備えたことを特徴としている。
【0044】実施の形態2.なお、上記実施の形態で
は、D−RAMバスをCPUと入出力制御回路とのイン
タフェースに用いたが、汎用的なインタフェースであれ
ば良いので、S−RAMバスやPCMCIAバスなどで
も良い。
【0045】上記実施の形態1及び実施の形態2で説明
したように、この発明における入出力制御回路は、特定
のCPU/MPUに依存せずに、CPU/MPUとのイ
ンタフェースを可能とすることで、ハードウェアの開発
コストを抑え、かつ、開発スピードを加速することがで
き、結果的に製品競争力を高めることができるものであ
る。
【0046】
【発明の効果】以上のように、この発明に係る入出力制
御回路は、マイクロプロセッサのメモリ制御線と接続さ
れ、CPUのD−RAM駆動を監視し、入出力制御回路
にアサインされたアドレスへのアクセス要求に対し、所
定のアクセスタイミングでアクセス動作を完了するメモ
リと同じアクセスタイミングで、上記マイクロプロセッ
サに対し応答を行うエミュレート部を備えたものであ
り、汎用的なメモリインタフェース、例えば、D−RA
Mインタフェースを備えたマイクロプロセッサであれば
良いので、マイクロプロセッサ(CPU)、入出力制御
回路とをそれぞれ独立に更新可能であり、CPU性能を
向上させる必要があれば、高性能CPUへ単純に置き換
えることが可能となる。このように、部分開発により機
能と性能の更新が可能であり、これによって最小限の開
発投資によって最大の開発成果を得ることができるた
め、市場競争力のある装置を安価に提供できる効果があ
る。
【0047】また、この発明に係る入出力制御回路は、
外部回路の入力動作がメモリのアクセスタイミングより
長い場合は、仮のデータをマイクロプロセッサへ返し、
外部回路である入出力装置の入力動作が終了した時点で
マイクロプロセッサへの割込みを発生させ、再度マイク
ロプロセッサからのデータ入力を催促させる入出力完了
通知部を備えることで、メモリのアクセスタイミングの
変更を不要とし、かつ、マイクロプロセッサの動作完了
待ち時間を低減させる効果がある。
【0048】また、この発明に係る入出力制御回路は、
マイクロプロセッサのメモリ制御線への信号の入出力を
停止させる(バスホールドリクエスト)機能及びアクセ
ス制御線を介してメモリをアクセスするメモリ駆動機能
を備えるダイレクトメモリアクセス部により、入出力制
御回路は、マイクロプロセッサをホールド後、直接メモ
リへ入出力データをRead/Writeすることが可
能となり、CPUの入出力処理時間を低減する効果があ
る。
【0049】また、この発明に係る入出力制御回路は、
入出力インタフェース部を備え、入出力装置の追加接続
は、この入出力インタフェース部に新規の「入出力回
路」を追加することにより実現する。追加した入出力回
路(装置)の状態/制御は、入出力制御回路内の状態/
制御レジスタである状態制御記憶部に反映し、マイクロ
プロセッサは、入出力制御回路内の状態制御記憶部を、
メモリインタフェース部よりメモリ制御線から入力され
るアクセス要求でRead/Writeすることが可能
であり、マイクロプロセッサの入出力制御プログラムを
統一できる効果がある。
【0050】また、この発明に係る入出力制御回路は、
初期化情報インタフェース部を保持し、電源オンやリセ
ット入力により、入出力制御回路が備える初期化実行部
が自動的に入出力制御回路の初期化コードが書き込まれ
た初期化情報記憶部、例えば、ROMの特定領域を読み
出し、初期化を完了する。このため、マイクロプロセッ
サは、入出力制御回路の初期化が不要になり、プログラ
ムの固定化が可能となるため信頼性を向上させることが
できる。
【0051】また、この発明に係る入出力制御回路は、
自身の初期化が完了した時点でメモリの特定アドレスに
パリティ情報付きの初期化完了ステータスデータを書き
込む初期化ステータス設定部を備えている。このため、
マイクロプロセッサは、ステータスデータをパリティ情
報付きで検証することで、入出力制御回路が正常に動作
していることの確認及びメモリが正常に読み書きできて
いることの確認ができる効果がある。
【0052】また、この発明に係る入出力制御回路は、
メモリの特定アドレスにパリティ情報付きのセマフォ情
報を書き込むセマフォセット部を備えている。このた
め、入出力制御回路におけるアトミック動作機能とパリ
ティ情報付きセマフォ情報により、セマフォ管理の信頼
性を向上させる効果がある。
【0053】さらに、この発明に係る入出力制御回路
は、指定メモリエリアを入出力制御回路により監視し、
指定されたパターンでデータアクセスが行われた場合、
マイクロプロセッサに対し割込みをかけるモニター部を
備えることで、プログラムデバッグやトラブル発生時の
回復処理をより安全に実行できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施の形態による制御装置の主
構成部分を示す構成図。
【図2】 この発明の実施の形態中のメモリ構成と配置
を示すメモリマップ図。
【図3】 この発明の実施の形態中の初期ステータスを
示すデータ形式を説明するための説明図。
【図4】 この発明の一実施の形態による外部装置から
データを入力するタイミングチャート図。
【図5】 従来の入出力制御装置の構成図。
【符号の説明】
11 入出力制御回路、12 CPU/MPU、13
メモリモジュール、14 メモリバス、15 割込み要
求線、16 バスホールド要求線、17 Write/
Read制御線、18 拡張入出力バス、19 入出力
回路1、20入出力回路2、21 ROM、22 CP
U/MPUが持つ全メモリ空間、23入出力制御回路が
管理するアドレス空間(I/O空間)、24 メモリモ
ジュールのアドレス空間(メモリ空間)、25 ECC
付き初期化データ、34 従来の入出力制御装置、36
バス、37 マイクロプロセッサ(MPU)、39制
御メモリ、110 エミュレート部、111 入出力完
了通知部、112ダイレクトメモリアクセス部、113
状態制御記憶部、114 初期化ステータス設定部、
115 セマフォセット部、116 初期化実行部、1
17 モニター部、120 D−RAM I/F、12
1 (拡張)入出力バスI/F、122 ROM I/
F、310 入出力制御回路、318 RAM、319
バス。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メモリ制御線を介して所定のアクセスタ
    イミングでアクセス動作を完了するメモリをアクセスす
    るマイクロプロセッサと、入出力回路との間に位置し、
    上記マイクロプロセッサと上記入出力回路との間で行わ
    れる情報の伝達を制御する入出力制御回路において、以
    下の要素を備えることを特徴とする入出力制御回路 (a)上記メモリ制御線に接続され、上記メモリ制御線
    より上記マイクロプロセッサから出力されるアクセス要
    求を入力するメモリインタフェース部、(b)上記メモ
    リインタフェース部より入力したアクセス要求に対し
    て、上記所定のアクセスタイミングと同じアクセスタイ
    ミングで上記マイクロプロセッサに応答を行うエミュレ
    ート部。
  2. 【請求項2】 上記入出力制御回路は、 上記メモリに対してアクセス要求を行うアクセス制御線
    を備え、 上記エミュレート部は、 上記メモリインタフェース部より入力したアクセス要求
    が上記入出力制御回路に割り当てられたアドレス以外に
    対するアクセス要求である場合、上記アクセス制御線に
    上記アクセス要求を出力することを特徴とする請求項1
    記載の入出力制御回路。
  3. 【請求項3】 上記入出力制御回路は、 上記マイクロプロセッサからのアクセス要求を受け付け
    て所定のアクセスタイミングでアクセス動作を完了する
    入出力装置を接続する入出力インタフェース部と、 上記マイクロプロセッサに対して割込み処理の要求を行
    う割込み要求線とを備え、 上記エミュレート部は、 上記メモリインタフェース部より入力したアクセス要求
    が上記入出力制御回路に割り当てられたアドレスに対す
    るアクセス要求である場合、上記アクセス要求に対し
    て、上記メモリのアクセスタイミングに合わせて上記マ
    イクロプロセッサに仮の応答を返し、上記入出力装置よ
    り上記入出力インタフェース部を介してアクセス動作の
    完了通知を受信し、上記割込み要求線を介して上記マイ
    クロプロセッサに対して割込みを発生させて再度上記マ
    イクロプロセッサからアクセス要求を出力させ、上記ア
    クセス要求に対する上記入出力装置からの正規の応答を
    返す入出力完了通知部を備えることを特徴とする請求項
    1又は2記載の入出力制御回路。
  4. 【請求項4】 上記入出力制御回路は、 上記マイクロプロセッサに対して上記メモリ制御線への
    信号の入出力を停止させる信号を出力するバスホールド
    要求線と、 上記バスホールド要求線を介して上記マイクロプロセッ
    サの上記メモリ制御線への信号の入出力を停止させると
    ともに、上記アクセス制御線を介して上記メモリをアク
    セスするダイレクトメモリアクセス部とを備えることを
    特徴とする請求項2又は3記載の入出力制御回路。
  5. 【請求項5】 上記入出力制御回路は、 上記入出力インタフェース部を介して接続された入出力
    回路の状態情報及び制御情報とを記憶する状態制御記憶
    部を備え、 上記メモリインタフェース部は、上記マイクロプロセッ
    サより上記メモリ制御線を介して上記状態制御記憶部を
    アクセスするアクセス要求を入力することを特徴とする
    請求項1記載の入出力制御回路。
  6. 【請求項6】 上記入出力制御回路は、 上記入出力制御回路を初期化する情報を記憶する初期化
    情報記憶部を接続する初期化情報インタフェース部と、 上記初期化情報インタフェース部を介して上記初期化情
    報記憶部をアクセスして初期化情報を取得し、初期化を
    実行する初期化実行部とを備えることを特徴とする請求
    項1記載の入出力制御回路。
  7. 【請求項7】 上記入出力制御回路は、 初期化動作の完了を示すステータスを上記アクセス制御
    線を介して上記メモリの特定領域に出力する初期化ステ
    ータス設定部を備えることを特徴とする請求項6記載の
    入出力制御回路。
  8. 【請求項8】 上記初期化動作の完了を示すステータス
    は、パリティ情報を含むステータスであることを特徴と
    する請求項7記載の入出力制御回路。
  9. 【請求項9】 上記メモリは、 上記マイクロプロセッサからアクセス可能な入出力回路
    の排他制御を行うために用いるセマフォ情報を記憶し、 上記入出力制御回路は、 上記バスホールド要求線を介して上記マイクロプロセッ
    サの上記メモリ制御線への信号の入出力を停止させた
    後、上記メモリに記憶されたセマフォ情報をアクセスし
    て上記セマフォ情報を更新するセマフォセット部を備え
    ることを特徴とする請求項4記載の入出力制御回路。
  10. 【請求項10】 上記セマフォ情報は、パリティ情報を
    含む情報であることを特徴とする請求項9記載の入出力
    制御回路。
  11. 【請求項11】 上記入出力制御回路は、 上記メモリインタフェース部より入力される上記マイク
    ロプロセッサからのアクセス要求が、上記メモリの所定
    のアドレスに対するアクセス要求であるか監視し、所定
    のアドレスに対するアクセス要求である場合に、上記割
    込み制御線を介して上記マイクロプロセッサに対して割
    込みを発生させるモニター部を備えることを特徴とする
    請求項3記載の入出力制御回路。
JP3713798A 1998-02-19 1998-02-19 入出力制御回路 Pending JPH11232206A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7668837B2 (en) 2004-12-21 2010-02-23 Nec Corporation Multiplex apparatus and method for multiplexing legacy device

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