JPH11232069A - バナー・ページ印刷機能付きプリンタ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 用紙やトナーの無駄な使用を防止できるよう
になったバナー・ページ印刷機能付きプリンタ装置を提
供すること。 【解決手段】 印刷処理部は、ホストからの印刷命令を
受け取った時に、当該印刷命令を送出したホストのＩＰ
アドレスを取得し、取得したＩＰアドレスを第１の記憶
域に書き込み、第１の記憶域のＩＰアドレスと第２の記
憶域のＩＰアドレスとを比較し、両者が不一致の場合に
は第１の記憶域に書き込んたＩＰアドレスと同じＩＰア
ドレスを第２の記憶域に書き込み、プリンタにバナー・
ページを印刷させるための処理を行う。印刷命令を受け
取った時に、時間カウンタの値が閾値以上であるか否か
を調べ、閾値以上である場合には時間カウンタをリセッ
トし、バナー・ページを印刷するようにしても良い。そ
の外に色々なバリエーションが存在する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、バナー・ページ印
刷機能付きプリンタ装置の改良に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】図２２は従来のバナー・ページ印刷機能
付きプリンタ装置を説明する図、図２３は印刷データの
一部を示す図である。同図において、１はホスト、２は
バナー・ページ印刷機能付きプリンタ装置、３は通信
部、４は印刷処理部、５は印刷実行部をそれぞれ示す。
ＬＡＮには、複数のホストが接続されると共にバナー・
ページ印刷機能付きプリンタ装置２が接続されている。
バナー・ページ印刷機能付きプリンタ装置２は、通信部
３や印刷処理部４，印刷実行部５を有している。通信部
３は通信を司る部分であり、印刷処理部４は印刷処理を
行う部分である。印刷実行部５は、印刷処理部４からの
指示に従って印刷を行う。

【０００３】ホスト１が送出する印刷データは例えばペ
ージ単位であり、宛先のＩＰアドレスや送り元のＩＰア
ドレス，印刷されるデータのファイル名，印刷データ本
体，印刷命令などを含んでいる。印刷データ本体は、用
紙に印刷される文字や図形，イメージ等を特定するもの
である。図２３に示すように、印刷命令は印刷データ本
体の後ろに配置されている。印刷データ本体は、例えば
「プリンタの初期化をせよ」，「円を描け」，「或る点
から或る点まで線を引け」，「文字の種類を変更せよ」
などの各種のコマンドを含んでいる。プリンタは、印刷
命令を受け取ると、バナー・ページの印刷を行い、次い
で印刷データに基づく印刷を行う。なお、印刷命令もコ
マンドの一種である。

【０００４】複数のホストからＬＡＮなどのネットワー
ク経由でプリンタ装置に印刷を行わせる場合、プリンタ
装置には複数のホストからの印刷要求に従って印刷され
た印刷物が堆積し、後で印刷物を取りに行く場合に自分
が必要とする印刷物を探す必要があった。その解決方法
として、現在のネットワーク・プリンタでは、プリンタ
装置にバナー・ページ（表紙）印刷機能を設けて、プリ
ンタ装置の設定により各印刷命令毎にバナー・ページを
付けることが出来るようにしている。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】バナー・ページを付け
る設定にすると、常に印刷結果の前または後にバナー・
ページが一枚付加されることになり、たまたま一つのホ
ストからのみ続けて印刷命令が出された場合には、必要
のないバナー・ページが印刷されることになり、用紙や
トナーを無駄にすることがあった。本発明は、この点に
鑑みて創作されたものであって、用紙やトナーが無駄に
消費されることのないバナー・ページ印刷機能付きプリ
ンタ装置を提供することを目的としている。

【０００６】

【課題を解決するための手段】図１は本発明の原理説明
図である。請求項１のバナー・ページ印刷機能付きプリ
ンタ装置は、印刷処理部と、印刷実行部とを具備するバ
ナー・ページ印刷機能付きプリンタ装置であって、印刷
処理部は、印刷命令を受け取った時、当該印刷命令を送
信したホストのＩＰアドレスと前回に受信した印刷命令
を送信したホストのＩＰアドレスとが相違するか否かを
調べ、相違していることを条件として、印刷実行部にバ
ナー・ページを印刷させる処理を行うことを特徴とする
ものである。

【０００７】請求項２のバナー・ページ印刷機能付きプ
リンタ装置は、印刷処理部と、印刷実行部と、バナー・
ページ印刷設定記憶部とを具備するバナー・ページ印刷
機能付きプリンタ装置であって、バナー・ページ印刷設
定記憶部は、バナー・ページを印刷するか否か，ＩＰア
ドレスをチェックするか否かを示す情報を記憶し、印刷
処理部は、印刷命令を受け取った時、バナー・ページ印
刷設定記憶部を調べ、バナー・ページ印刷設定記憶部が
バナー・ページ印刷せずを示している場合には、印刷実
行部にバナー・ページを印刷させる処理を行わず、バナ
ー・ページ印刷設定記憶部がバナー・ページ印刷を示し
且つＩＰアドレスをチェックせずを示している場合に
は、印刷実行部にバナー・ページを印刷させる処理を行
い、バナー・ページ印刷設定記憶部がバナー・ページの
印刷を示し且つＩＰアドレスをチェックするを示してい
る場合には、現に受け取った印刷命令を送信したホスト
のＩＰアドレスと前回に受け取った印刷命令を送信した
ホストのＩＰアドレスとが相違していることを条件とし
て、印刷実行部にバナー・ページを印刷させる処理を行
うことを特徴とするものである。

【０００８】請求項３のバナー・ページ印刷機能付きプ
リンタ装置は、印刷処理部と、印刷実行部と、カウンタ
とを具備するバナー・ページ印刷機能付きプリンタ装置
であって、カウンタは、印刷実行部にバナー・ページを
印刷させる処理が行われてからの時間をカウントし、印
刷処理部は、印刷命令を受け取った時、上記カウンタの
値を調べ、カウンタの値が閾値以上であることを条件と
して、印刷実行部にバナー・ページを印刷させる処理を
行うことを特徴とするものである。

【０００９】請求項４のバナー・ページ印刷機能付きプ
リンタ装置は、印刷処理部と、印刷実行部と、バナー・
ページ印刷設定記憶部と、カウンタとを具備するバナー
・ページ印刷機能付きプリンタ装置であって、カウンタ
は、印刷実行部にバナー・ページを印刷させる処理が行
われてからの時間をカウントし、バナー・ページ印刷設
定記憶部は、バナー・ページを印刷するか否か，カウン
タをチェックするか否かを示す情報を記憶し、印刷処理
部は、印刷命令を受け取った時、バナー・ページ印刷設
定記憶部を調べ、バナー・ページ印刷設定記憶部がバナ
ー・ページ印刷せずを示している場合には、印刷実行部
にバナー・ページを印刷させる処理を行わず、バナー・
ページ印刷設定記憶部がバナー・ページ印刷を示し且つ
カウンタをチェックせずを示している場合には、印刷実
行部にバナー・ページを印刷させる処理を行い、バナー
・ページ印刷設定記憶部がバナー・ページの印刷を示し
且つカウンタをチェックするを示している場合には、カ
ウンタの値が閾値以上であることを条件として、印刷実
行部にバナー・ページを印刷させる処理を行うことを特
徴とするものである。

【００１０】請求項５のバナー・ページ印刷機能付きプ
リンタ装置は、印刷処理部と、印刷実行部とを具備する
バナー・ページ印刷機能付きプリンタ装置であって、印
刷処理部は、印刷命令を受け取った時、当該印刷命令に
対応する印刷データで使用されているエミュレーション
を調べ、現に受信した印刷データで使用されているエミ
ュレーションと前回に受信した印刷データで使用されて
いるエミュレーションとが相違することを条件として、
印刷実行部にバナー・ページを印刷させる処理を行うこ
とを特徴するものである。

【００１１】請求項６のバナー・ページ印刷機能付きプ
リンタ装置は、印刷処理部と、印刷実行部と、バナー・
ページ印刷設定記憶部とを具備するバナー・ページ印刷
機能付きプリンタ装置であって、バナー・ページ印刷設
定記憶部は、バナー・ページを印刷するか否か，エミュ
レーションをチェックするか否かを示す情報を記憶し、
印刷処理部は、印刷命令を受け取った時、バナー・ペー
ジ印刷設定記憶部を調べ、バナー・ページ印刷設定記憶
部がバナー・ページ印刷せずを示している場合には、印
刷実行部にバナー・ページを印刷させる処理を行わず、
バナー・ページ印刷設定記憶部がバナー・ページ印刷を
示し且つエミュレーションをチェックせずを示している
場合には、印刷実行部にバナー・ページを印刷させる処
理を行い、バナー・ページ印刷設定記憶部がバナー・ペ
ージの印刷を示し且つエミュレーションをチェックする
を示している場合には、現に受信した印刷データで使用
されているエミュレーションと前回に受信した印刷デー
タで使用されているエミュレーションとが相違すること
を条件として、印刷実行部にバナー・ページを印刷させ
る処理を行うことを特徴とするものである。

【００１２】請求項７のバナー・ページ印刷機能付きプ
リンタ装置は、印刷処理部と、印刷実行部と、バナー・
ページ印刷設定記憶部とを具備するバナー・ページ印刷
機能付きプリンタ装置であって、バナー・ページ印刷設
定記憶部は、バナー・ページ印刷条件を記憶し、印刷処
理部は、印刷命令を受け取った時、バナー・ページ印刷
設定記憶部を調べ、バナー・ページ印刷設定記憶部が複
数のバナー・ページ印刷条件を示している場合には、上
記複数のバナー・ページ印刷条件の何れかが成立してい
ることを条件として、印刷実行部にバナー・ページを印
刷させる処理を行うことを特徴とするものである。

【００１３】請求項８のバナー・ページ印刷機能付きプ
リンタ装置は、印刷処理部と、印刷実行部と、バナー・
ページ印刷設定記憶部とを具備するバナー・ページ印刷
機能付きプリンタ装置であって、バナー・ページ印刷設
定記憶部は、バナー・ページ印刷条件を記憶し、印刷処
理部は、印刷命令を受け取った時、バナー・ページ印刷
設定記憶部を調べ、バナー・ページ印刷設定記憶部が複
数のバナー・ページ印刷条件を示している場合には、上
記複数のバナー・ページ印刷条件の全てが成立している
ことを条件として、印刷実行部にバナー・ページを印刷
させる処理を行うことを特徴とするものである。

【００１４】請求項１のバナー・ページ印刷機能付きプ
リンタ装置の作用について説明する。例えば、１番目の
ホストがバナー・ページ印刷機能付きプリンタ装置に印
刷命令を送った後で、２番目のホストが印刷命令をバナ
ー・ページ印刷機能付きプリンタ装置に送ったと仮定す
る。この場合は、ＩＰアドレスが変化しているので、バ
ナー・ページが印刷される。

【００１５】請求項２のバナー・ページ印刷機能付きプ
リンタ装置の作用について説明する。バナー・ページ印
刷設定がバナー・ページを印刷せずを示している場合に
は、バナー・ページは印刷されない。バナー・ページ印
刷設定がバナー・ページを印刷するを示し且つＩＰアド
レスをチェックせずを示している場合は、バナー・ペー
ジ印刷機能付きプリンタ装置は、印刷命令を受け取る毎
に、バナー・ページを印刷する。バナー・ページ印刷設
定がバナー・ページを印刷するを示し且つＩＰアドレス
をチェックするを示している場合には、印刷命令を受け
取った時にＩＰアドレスが変化しているか否かを調べ、
変化しておればバナー・ページを印刷する。

【００１６】請求項３のバナー・ページ印刷機能付きプ
リンタ装置の作用について説明する。バナー・ページ印
刷機能付きプリンタ装置は、印刷命令を受け取った時、
時間カウンタの値が閾値以上であるか否かを調べ、閾値
以上であれば、バナー・ページを印刷する。

【００１７】請求項４のバナー・ページ印刷機能付きプ
リンタ装置の作用について説明する。バナー・ページ印
刷設定がバナー・ページを印刷せずを示している場合に
は、バナー・ページは印刷されない。バナー・ページ印
刷設定がバナー・ページを印刷するを示し且つ時間カウ
ンタをチェックせずを示している場合は、バナー・ペー
ジ印刷機能付きプリンタ装置は、印刷命令を受け取る毎
に、バナー・ページを印刷する。バナー・ページ印刷設
定がバナー・ページを印刷するを示し且つ時間カウンタ
をチェックするを示している場合には、印刷命令を受け
取った時にカウンタの値が閾値以上であるか否かを調
べ、閾値以上であれば、時間カウンタをリセットし、バ
ナー・ページを印刷する。

【００１８】請求項５のバナー・ページ印刷機能付きプ
リンタ装置の作用について説明する。例えば、１番目の
ホストがバナー・ページ印刷機能付きプリンタ装置に印
刷命令を送った後で、２番目のホストが印刷命令をバナ
ー・ページ印刷機能付きプリンタ装置に送った場合を想
定する。この場合、１番目のホストが送出した印刷デー
タのエミュレーションと，２番目のホストが送出した印
刷データのエミュレーションが違っていると仮定する
と、バナー・ページが印刷される。

【００１９】請求項６のバナー・ページ印刷機能付きプ
リンタ装置の作用について説明する。バナー・ページ印
刷設定がバナー・ページを印刷せずを示している場合に
は、バナー・ページは印刷されない。バナー・ページ印
刷設定がバナー・ページを印刷するを示し且つエミュレ
ーションをチェックせずを示している場合は、バナー・
ページ印刷機能付きプリンタ装置は、印刷命令を受け取
る毎に、バナー・ページを印刷する。バナー・ページ印
刷設定がバナー・ページを印刷するを示し且つエミュレ
ーションをチェックするを示している場合には、印刷命
令を受け取った時にエミュレーションが変化しているか
否かを調べ、変化しておればバナー・ページを印刷す
る。

【００２０】請求項７のバナー・ページ印刷機能付きプ
リンタ装置の作用について説明する。バナー・ページ印
刷設定記憶部がバナー・ページ印刷条件としてＩＰアド
レスの変化と，エミュレーションの変化とを示している
状態の下では、バナー・ページ印刷機能付きプリンタ装
置は、印刷命令を受け取った時に、ＩＰアドレスが変化
している又はエミュレーションが変化しているならば、
バナー・ページを印刷する。

【００２１】請求項８のバナー・ページ印刷機能付きプ
リンタ装置の作用について説明する。バナー・ページ印
刷設定記憶部がバナー・ページ印刷条件としてＩＰアド
レスの変化と，エミュレーションの変化とを示している
状態の下では、バナー・ページ印刷機能付きプリンタ装
置は、印刷命令を受け取った時に、ＩＰアドレスが変化
しており且つエミュレーションが変化しているならば、
バナー・ページを印刷する。

【００２２】

【発明の実施の形態】図２は本発明の第１実施例のフロ
ーチャートである。第１実施例の概要について説明す
る。ＬＡＮ等のネットワークで接続されているホスト及
びバナー・ページ印刷機能付きプリンタ装置はそれぞれ
ＩＰアドレスを持ち、ＩＰアドレスを使用してデータ等
のやり取りを行っている。バナー・ページ印刷機能付き
プリンタ装置は、ホストからの印刷命令を受け取った時
に当該ホストのＩＰアドレスを知ることが可能である。
そこで、バナー・ページ印刷機能付きプリンタ装置は、
印刷命令を受け取った時、当該印刷命令を発行したホス
トのＩＰアドレスを記憶域ａに記憶し、記憶域ａのＩＰ
アドレスと記憶域ｂのＩＰアドレスとを比較する。比較
結果が不一致を示している場合には、現に受け取った印
刷命令を発行したホストのＩＰアドレスを記憶域ｂに格
納し、次いでバナー・ページ印刷を行い、次いで受け取
った印刷データに基づく印刷を行う。比較結果が一致を
示している場合には、バナー・ページの印刷は行わず、
受け取った印刷データに基づく印刷を行う。

【００２３】図２の処理フローについて説明する。ステ
ップＳ１では、印刷命令が送られてきたか否かを調べ
る。ＹＥＳのときはステップＳ２に進み、ＮＯの場合は
送られて来るのを待つ。ステップＳ２では、現に送られ
て来た印刷命令を送信したホストのＩＰアドレスを取得
し、取得したＩＰアドレスを記憶域ａに書き込む。ステ
ップＳ３では、記憶域ａのＩＰアドレスと記憶域ｂのＩ
Ｐアドレスが不一致か否かを調べる。ＹＥＳの場合はス
テップＳ４に進み、ＮＯの場合はステップＳ６に進む。

【００２４】ステップＳ４では、記憶域ａに書き込んだ
ＩＰアドレスと同じＩＰアドレスを記憶域ｂに書き込
む。ステップＳ５では、バナー・ページを印刷する。ス
テップＳ６では、現に受け取った印刷命令に対応する印
刷データに基づく印刷を行う。次に、ステップＳ１に戻
る。

【００２５】図３は本発明の第２実施例を実現するため
のバナー・ページ印刷選択機能の例を示す図、図４は本
発明の第２実施例の処理フローを示す図である。先ず、
図３について説明する。バナー・ページ印刷選択モード
に入ると、バナー・ページ印刷機能付きプリンタ装置は
「バナー・ページを印刷しますか」と言うメッセージを
持つバナー・ページ印刷指示画面を表示する。操作者が
バナー・ページ印刷指示画面上で「ＮＯ」を選択する
と、バナー・ページ印刷機能付きプリンタ装置は「バナ
ー・ページを印刷しない」と言う選択情報を選択情報記
憶域に書き込む。

【００２６】操作者がバナー・ページ印刷指示画面上で
「ＹＥＳ」を選択すると、「ＩＰアドレスをチェックし
ますか」と言うメッセージを持つＩＰアドレス・チェッ
ク指示画面が表示される。操作者がＩＰアドレス・チェ
ック指示画面上で「ＮＯ」を選択すると、バナー・ペー
ジ印刷機能付きプリンタ装置は「印刷命令が来た時にバ
ナー・ページを印刷する」と言う選択情報を選択情報記
憶域に書き込む。操作者がＩＰアドレス・チェック指示
画面上で「ＹＥＳ」を選択すると、バナー・ページ印刷
機能付きプリンタ装置は「ＩＰアドレスが違った時にの
みバナー・ページを印刷する」と言う選択情報を選択情
報記憶域に書き込む。

【００２７】図４の処理フローについて説明する。ステ
ップＳ１では、印刷命令が送られてきたか否かを調べ
る。ＹＥＳのときはステップＳ２に進み、ＮＯの場合は
送られて来るのを待つ。ステップＳ２では、選択情報記
憶域を参照し、バナー・ページ印刷を行うか否かを調べ
る。ＹＥＳの場合はステップＳ３に進み、ＮＯの場合は
ステップＳ８に進む。

【００２８】ステップＳ３では、選択情報記憶域を参照
して、ＩＰアドレスをチェックするか否かを調べる。Ｙ
ＥＳの場合はステップＳ４に進み、ＮＯの場合はステッ
プＳ７に進む。ステップＳ４では、現に受信した印刷命
令を送信したホストのＩＰアドレスを取得し、取得した
ＩＰアドレスを記憶域ａに書き込む。ステップＳ５で
は、記憶域ａのＩＰアドレスと記憶域ｂのＩＰアドレス
が不一致か否かを調べる。ＹＥＳの場合はステップＳ６
に進み、ＮＯの場合はステップＳ８に進む。

【００２９】ステップＳ６では、記憶域ａに書き込んだ
ＩＰアドレスと同じＩＰアドレスを記憶域ｂに書き込
む。ステップＳ７では、バナー・ページを印刷する。ス
テップＳ８では、現に受け取った印刷命令に対応する印
刷データに基づく印刷を行う。次に、ステップＳ１に戻
る。

【００３０】図５は本発明の第３実施例の処理フローを
示す図である。本発明の第３実施例は、印刷命令を受け
取った時に時間カウンタの値を調べ、時間カウンタの値
が所定の閾値以上であれば、時間カウンタをリセット
し、バナー・ページを印刷するものである。ステップＳ
１では、時間カウンタの値を＋１する。ステップＳ２で
は、印刷命令が送られてきたか否かを調べる。ＹＥＳの
場合はステップＳ３に進み、ＮＯの場合はステップＳ１
に戻る。ステップＳ３では、時間カウンタの値が閾値Ｘ
以上であるか否かを調べる。ＹＥＳの場合はステップＳ
４に進み、ＮＯの場合はステップＳ６に進む。ステップ
Ｓ４では、時間カウンタの値を０にする。ステップＳ５
では、バナー・ページを印刷する。ステップＳ６では、
現に受け取った印刷命令に対応する印刷データに基づく
印刷を行う。次に、ステップＳ１に戻る。

【００３１】図６は本発明の第４実施例を実現するため
のバナー・ページ時間印刷設定を説明する図である。本
発明の第４実施例は、印刷処理の方法については第３実
施例と同じであるが、時間カウンタの閾値Ｘを操作者が
自由に変更できるようにしたものである。

【００３２】図６のバナー・ページ印刷時間設定につい
て説明する。バナー・ページ印刷時間設定のためのモー
ドへ入ると、バナー・ページ印刷機能付きプリンタ装置
は例えば「バナー・ページ印刷のための時間を設定して
下さい」と言うメッセージを持つバナー・ページ印刷時
間設定画面を表示する。操作者がバナー・ページ印刷時
間設定画面上で時間を設定すると、バナー・ページ印刷
機能付きプリンタ装置は、設定された時間をバナー・ペ
ージ時間設定記憶域に書き込む。バナー・ページ時間設
定記憶域の時間が閾値Ｘになる。

【００３３】図７は本発明の第５実施例を実現するため
のバナー・ページ印刷選択機能を説明する図、図８は本
発明の第５実施例の処理フローを示す図である。本発明
の第５実施例の概要について説明する。第３実施例や第
４実施例では、印刷命令が来た時の時間カウンタの値が
閾値Ｘ以上であればバナー・ページを印刷しているが、
本発明の第５実施例は、このような機能を使用するか否
かを選択できるようにしたものである。

【００３４】図７について説明する。バナー・ページ印
刷選択のためのモードに入ると、バナー・ページ印刷機
能付きプリンタ装置は「バナー・ページを印刷します
か」と言うメッセージを持つバナー・ページ印刷指示画
面を表示する。操作者がバナー・ページ印刷指示画面で
「ＮＯ」を選択すると、バナー・ページ印刷機能付きプ
リンタ装置は「バナー・ページを印刷しない」と言う選
択情報を選択情報記憶域に書き込む。

【００３５】操作者がバナー・ページ印刷指示画面上で
「ＹＥＳ」を選択すると、「カウンタのチェックをしま
すか」と言うメッセージを持つカウンタ・チェック指示
画面が表示される。操作者がカウンタ・チェック指示画
面上で「ＮＯ」を選択すると、バナー・ページ印刷機能
付きプリンタ装置は、「バナー・ページを印刷命令が来
たときに印刷する」と言う選択情報を選択情報記憶域に
書き込む。操作者がカウンタ・チェック指示画面上で
「ＹＥＳ」を選択すると、バナー・ページ印刷機能付き
プリンタ装置は「時間を入力して下さい」と言うメッセ
ージを表示し、操作者が時間を設定すると、バナー・ペ
ージ印刷機能付きプリンタ装置は設定された時間を記憶
し、「バナー・ページをカウンタが指定時間を経過した
ときに印刷する」と言う選択情報を選択情報記憶域に書
き込む。なお、設定された時間が閾値Ｘになる。

【００３６】図８の処理フローについて説明する。ステ
ップＳ１では、カウンタを＋１する。ステップＳ２で
は、印刷命令が送られてきたか否かを調べる。ＹＥＳの
ときはステップＳ３に進み、ＮＯの場合はステップＳ１
に戻る。ステップＳ３では、選択情報記憶域を参照し、
バナー・ページ印刷を行うか否かを調べる。ＹＥＳの場
合はステップＳ４に進み、ＮＯの場合はステップＳ８に
進む。

【００３７】ステップＳ４では、選択情報記憶域を参照
して、時間経過後のみバナー・ページを印刷するか否か
を調べる。ＹＥＳの場合はステップＳ５に進み、ＮＯの
場合はステップＳ７に進む。ステップＳ５では、カウン
タの値が閾値Ｘ以上であるか否かを調べる。ＹＥＳの場
合はステップＳ６に進み、ＮＯの場合はステップＳ８に
進む。ステップＳ６では、カウンタの値を０にする。ス
テップＳ７では、バナー・ページを印刷する。ステップ
Ｓ８では、現に受け取った印刷命令に対応する印刷デー
タに基づく印刷を行う。次に、ステップＳ１に戻る。

【００３８】図９は本発明の第６実施例の処理フローを
示す図である。本発明の第６実施例の概要を説明する。
プリンタは、様々なアプリケーション・ソフトからの印
刷要求に応え得るように、複数のコマンド体系（以下、
エミュレーションと言う）を持っている。本発明の第６
実施例は、エミュレーションの切り替わりを自動で行う
バナー・ページ印刷機能付きプリンタ装置において、プ
リンタ装置で現に使用されているエミュレーションを記
憶しておき、印刷命令が来た時に、当該印刷命令が属し
ている印刷データで使用されているエミュレーションを
識別し、識別結果のエミュレーションと，以前のエミュ
レーションとを比較し、両者が違っていることを条件に
バナー・ページを印刷するものである。

【００３９】図９の処理フローについて説明する。ステ
ップＳ１では、印刷命令が送られて来たか否かを調べ
る。ＹＥＳの場合はステップＳ２に進み、ＮＯの場合は
印刷命令が送られて来るのを待つ。ステップＳ２では、
現に受信した印刷命令が属している印刷データを調べ、
使用されているエミュレーションを識別し、識別の結果
得られたエミュレーションを記憶域ａに格納する。

【００４０】ステップＳ３では、記憶域ａのエミュレー
ションと記憶域ｂのエミュレーションとが不一致か否か
を調べ、ＹＥＳの場合はステップＳ４に進み、ＮＯの場
合はステップＳ６に進む。

【００４１】ステップＳ４では、記憶域ａに格納したエ
ミュレーションと同じエミュレーションを記憶域ｂに書
き込む。ステップＳ５では、バナー・ページの印刷を行
う。ステップＳ６では、印刷データに基づいて印刷を行
う。次に、ステップＳ１に戻る。

【００４２】図１０は本発明の第７実施例を実現すため
のバナー・ページ印刷選択機能を説明する図、図１１は
本発明の第７実施例の処理フローを示す図である。本発
明の第７実施例は、エミュレーションの比較によりバナ
ー・ページを印刷するか否かの機能を，使用するか否か
を選択する機能を持ち、選択された条件によりバナー・
ページを印刷できるようにしたものである。

【００４３】図１０について説明する。バナー・ページ
印刷選択のためのモードに入ると、「バナー・ページを
印刷しますか」と言うメッセージを持つバナー・ページ
印刷指示画面が表示される。操作者がバナー・ページ印
刷指示画面上で「ＮＯ」を選択すると、バナー・ページ
印刷機能付きプリンタ装置は「バナー・ページを印刷し
ない」と言う選択情報を選択情報記憶域に書き込む。

【００４４】操作者がバナー・ページ印刷指示画面上で
「ＹＥＳ」を選択すると、「エミュレーションをチェッ
クしますか」と言うメッセージを持つエミュレーション
・チェック指示画面が表示される。操作者がエミュレー
ション指示画面上で「ＮＯ」を選択すると、バナー・ペ
ージ印刷機能付きプリンタ装置は「バナー・ページを印
刷命令が来たときに印刷する」と言う選択情報を選択情
報記憶域に書き込む。操作者がエミュレーション・チェ
ック指示画面上で「ＹＥＳ」を選択すると、バナー・ペ
ージ印刷機能付きプリンタ装置は「バナー・ページをエ
ミュレーションが変化したときのみ印刷する」と言う選
択情報を選択情報記憶域に書き込む。

【００４５】図１１の処理フローについて説明する。ス
テップＳ１では、印刷命令が送られて来たか否かを調
べ、ＹＥＳの場合はステップＳ２に進み、ＮＯの場合は
印刷命令が送られて来るのを待つ。ステップＳ２では、
選択情報記憶域を参照して、バナー・ページ印刷を行う
か否かを調べる。ＹＥＳの場合はステップＳ３に進み、
ＮＯの場合はステップＳ８に進む。ステップＳ３では、
選択情報記憶域を参照して、エミュレーション・チェッ
クを行うか否か調べる。ＹＥＳの場合はステップＳ４に
進み、ＮＯの場合はステップＳ７に進む。

【００４６】ステップＳ４では、現に受信した印刷命令
が属している印刷データを調べて、使用されているエミ
ュレーションを識別し、識別の結果得られたエミュレー
ションを記憶域ａに書き込む。ステップＳ５では、記憶
域ａのエミュレーションと記憶域ｂのエミュレーション
が不一致か否かを調べる。ＹＥＳの場合はステップＳ６
に進み、ＮＯの場合はステップＳ８に進む。ステップＳ
６では、記憶域ａに書き込んだエミュレーションと同じ
エミュレーションを記憶域ｂに書き込む。ステップＳ７
では、バナー・ページを印刷する。ステップＳ８では、
現に受信した印刷命令に対応する印刷データに基づい
て、印刷を行う。次に、ステップＳ１に戻る。

【００４７】図１２は本発明の第８実施例のバナー・ペ
ージ印刷設定画面の例を示す図、図１３は本発明の第８
実施例を実現するためのバナー・ページ印刷設定機能を
説明する図、図１４〜１５は本発明の第８実施例の処理
フローを示す図である。本発明の第８実施例では、操作
者が複数の選択項目の中の１個の選択項目について「Ｙ
ＥＳ」を入力することができ、「ＹＥＳ」が入力された
選択項目に対応する事象が発生した時に、バナー・ペー
ジを印刷するようにしたものである。例えば、操作者が
「エミュレーションで判断する。」と言う選択項目につ
いて「ＹＥＳ」を入力した場合には、印刷命令を受け取
った時にエミュレーションが変化していたならば、バナ
ー・ページが印刷される。

【００４８】バナー・ページ印刷設定について説明す
る。バナー・ページ印刷設定のためのモードに入ると、
バナー・ページ印刷設定画面が表示される。バナー・ペ
ージ印刷設定画面は、図１２に示されるようなものであ
る。操作者は、バナー・ページ印刷設定画面で所望の選
択項目について「ＹＥＳ」を選択する。操作者がバナー
・ページ印刷設定画面でＯＫを選択すると、バナー・ペ
ージ印刷機能付きプリンタ装置は図１３に示すバナー・
ページ印刷設定処理を開始する。なお、図１２の選択項
目は例として挙げたものであり、ＩＰアドレス，時間，
エミュレーションの変化のみでなく、バナー・ページを
印刷するトリガになり得るものは全て選択項目とするこ
とが出来る。

【００４９】図１３の処理フローについて説明する。ス
テップＳ１では、設定記憶域をクリアし、バナー・ペー
ジ印刷設定画面上で「バナー・ページを印刷する」がＹ
ＥＳになっているか否かを調べる。ＹＥＳの場合はステ
ップＳ２に進み、ＮＯの場合は終了とする。

【００５０】ステップＳ２では、バナー・ページ印刷設
定画面上で「ＩＰアドレスで判断する。」がＹＥＳにな
っているか否かを調べる。ＹＥＳの場合はステップＳ３
に進み、ＮＯの場合はステップＳ４に進む。ステップＳ
３では、設定記憶域に「ＩＰアドレス」を表現する符号
列を書き込む。ステップＳ４では、バナー・ページ印刷
設定画面上で「時間で判断する。」がＹＥＳになってい
るか否かを調べる。ＹＥＳの場合はステップＳ５に進
み、ＮＯの場合はステップＳ６に進む。

【００５１】ステップＳ５では、設定記憶域に「ＴＩＭ
Ｅ」を示す符号列を書き込む。ステップＳ６では、バナ
ー・ページ印刷設定画面上で「エミュレーションで判断
する。」がＹＥＳになっているか否かを調べる。ＹＥＳ
の場合はステップＳ７に進み、ＮＯの場合はステップＳ
８に進む。ステップＳ７では、設定記憶域に「エミュレ
ーション」を示す符号列を書き込む。ステップＳ８で
は、設定記憶域に「ＡＬＷＡＹＳ」を表現する符号列を
書き込む。

【００５２】図１４〜１５の処理フローについて説明す
る。図１４〜１５の処理フローはコンピュータとプログ
ラムによって実現される。ステップＳ１では、時間カウ
ンタを＋１する。ステップＳ２では、印刷命令が送られ
て来たか否かを調べる。ＹＥＳの場合はステップＳ３に
進み、ＮＯの場合は印刷命令が送られて来るのを待つ。

【００５３】ステップＳ３では、設定記憶域を参照し
て、バナー・ページを印刷するか否かを調べる。ＹＥＳ
の場合はステップＳ４に進み、ＮＯの場合はステップＳ
１９に進む。ステップＳ４では、設定記憶域の内容がＩ
Ｐアドレスか否かを調べる。ＹＥＳの場合はステップＳ
５に進み、ＮＯの場合はステップＳ１９に進む。

【００５４】ステップＳ５では、ＩＰアドレスを取得
し、取得したＩＰアドレスを記憶域ａに書き込む。ステ
ップＳ６では、記憶域ａのＩＰアドレスと記憶域ｂのＩ
Ｐアドレスが不一致か否かを調べる。ＹＥＳの場合はス
テップＳ７に進み、ＮＯの場合はステップＳ１９に進
む。

【００５５】ステップＳ７では、記憶域ａに書き込んだ
ＩＰアドレスと同じＩＰアドレスを記憶域ｂに書き込
む。ステップＳ８では、バナー・ページを印刷する。ス
テップＳ９では、設定記憶域の内容が「ＴＩＭＥ」であ
るか否かを調べる。ＹＥＳの場合はステップＳ１０に進
み、ＮＯの場合はステップＳ１３に進む。

【００５６】ステップＳ１０では、カウンタの値が閾値
Ｘ以上か否かを調べる。ＹＥＳの場合はステップＳ１１
に進み、ＮＯの場合はステップＳ１９に進む。ステップ
Ｓ１１では、カウンタの値を０にする。ステップＳ１２
では、バナー・ページを印刷する。ステップＳ１３で
は、設定記憶域の内容がエミュレーションか否かを調べ
る。ＹＥＳの場合はステップＳ１４に進み、ＮＯの場合
はステップＳ１８に進む。

【００５７】ステップＳ１４では、現に受信した印刷命
令が属している印刷データを調べて、使用されているエ
ミュレーションを識別し、識別の結果得られるエミュレ
ーションを記憶域ａに書き込む。ステップＳ１５では、
記憶域ａのエミュレーションと記憶域ｂのエミュレーシ
ョンが不一致か否かを調べる。ＹＥＳの場合はステップ
Ｓ１６に進み、ＮＯの場合はステップＳ１９に進む。

【００５８】ステップＳ１６では、記憶域ａに書き込ん
だエミュレーションと同じエミュレーションを記憶域ｂ
に書き込む。ステップＳ１７では、バナー・ページを印
刷する。ステップＳ１８では、バナー・ページを印刷す
る。ステップＳ１９では、現に受信した印刷命令に対応
する印刷データに基づいて印刷を行う。次に、ステップ
Ｓ１に戻る。

【００５９】図１６は本発明の第９実施例のバナー・ペ
ージ印刷設定画面の例を示す図、図１７は本発明の第９
実施例を実現するためのバナー・ページ印刷設定機能を
説明する図、図１８〜１９は本発明の第９実施例のフロ
ーチャートである。本発明の第９実施例の概要を説明す
る。本発明の第９実施例は、例えば「ＩＰアドレスで判
断する。」と言う選択項目と，「エミュレーションで判
断する。」と言う選択項目についてＹＥＳが入力された
状態の下では、印刷命令を受け取った時に、ＩＰアドレ
スが変化していた又はエミュレーションが変化していた
ならば、バナー・ページを印刷するものである。

【００６０】バナー・ページ印刷設定のためのモードに
入ると、バナー・ページ印刷設定画面が表示される。バ
ナー・ページ印刷設定画面は、図１６に示されるような
ものである。操作者は、バナー・ページ印刷設定画面で
所望の選択項目について「ＹＥＳ」を選択する。操作者
がバナー・ページ印刷設定画面でＯＫを選択すると、バ
ナー・ページ印刷機能付きプリンタ装置は図１７に示す
バナー・ページ印刷設定処理を開始する。図１６の選択
項目は例として挙げたものであり、ＩＰアドレス，時
間，エミュレーションの変化のみでなく、バナー・ペー
ジを印刷するトリガになり得るものは全て選択項目とす
ることが可能である。

【００６１】図１７の処理フローについて説明する。ス
テップＳ１では、設定記憶域をクリアする。ステップＳ
２では、バナー・ページ印刷設定画面上で「バナー・ペ
ージを印刷する。」がＹＥＳになっているか否かを調べ
る。ＹＥＳの場合はステップＳ３に進み、ＮＯの場合は
終了とする。

【００６２】ステップＳ３では、バナー・ページ印刷設
定画面上で「バナー・ページを常に印刷する。」がＹＥ
Ｓになっているか否かを調べる。ＹＥＳの場合はステッ
プＳ１０に進み、ＮＯの場合はステップＳ４に進む。ス
テップＳ４では、バナー・ページ印刷設定画面上で「Ｉ
Ｐアドレスで判断する。」がＹＥＳになっているか否か
を調べる。ＹＥＳの場合はステップＳ５に進み、ＮＯの
場合はステップＳ６に進む。

【００６３】ステップＳ５では、設定記憶域に「ＩＰア
ドレス」を表現する符号列を書き込む。ステップＳ６で
は、バナー・ページ印刷設定画面上で「時間で判断す
る。」がＹＥＳになっているか否かを調べる。ＹＥＳの
場合はステップＳ７に進み、ＮＯの場合はステップＳ８
に進む。

【００６４】ステップＳ７では、設定記憶域に「時間」
を示す符号列を追加する。ステップＳ８では、バナー・
ページ印刷設定画面上で「エミュレーションで判断す
る。」がＹＥＳになっているか否かを調べる。ＹＥＳの
場合はステップＳ９に進み、終了とする。ステップＳ９
では、設定記憶域に「エミュレーション」を示す符号列
を追加する。ステップＳ１０では、設定記憶域に「ＡＬ
ＷＡＹＳ」を表現する符号列を書き込む。

【００６５】図１８〜１９の処理フローについて説明す
る。この処理フローはコンピュータとプログラムによっ
て実現される。ステップＳ１では、カウンタを＋１す
る。ステップＳ２では、印刷命令が送られてきたか否か
を調べる。ＹＥＳの場合はステップＳ３に進み、ＮＯの
場合は送られて来るのを待つ。

【００６６】ステップＳ３では、設定記憶域を参照し
て、バナー・ページ印刷をするか否かを調べる。ＹＥＳ
の場合はステップＳ４に進み、ＮＯの場合はステップＳ
９に進む。ステップＳ４では、設定記憶域に「ＩＰアド
レス」が記憶されているか否かを調べる。ＹＥＳの場合
はステップＳ５に進み、ＮＯの場合はステップＳ１０に
進む。

【００６７】ステップＳ５では、現に受信した印刷命令
を送信したホストのＩＰアドレスを取得し、取得したＩ
Ｐアドレスを記憶域ａに書き込む。ステップＳ６では、
記憶域ａのＩＰアドレスと記憶域ｂのＩＰアドレスとが
不一致か否かを調べる。ＹＥＳの場合はステップＳ７に
進み、ＮＯの場合はステップＳ１０に進む。

【００６８】ステップＳ７では、記憶域ａに書き込んだ
ＩＰアドレスと同じＩＰアドレスを記憶域ｂに書き込
む。ステップＳ８では、バナー・ページを印刷する。ス
テップＳ９では、現に受信した印刷命令に対応する印刷
データに基づいて印刷を行う。次に、ステップＳ１に戻
る。

【００６９】ステップＳ１０では、設定記憶域に「ＴＩ
ＭＥ」が記憶されているか否かを調べる。ＹＥＳの場合
はステップＳ１１に進み、ＮＯの場合はステップＳ１３
に進む。ステップＳ１１では、カウンタの値が閾値ｘ以
上であるか否かを調べる。ＹＥＳの場合はステップＳ１
２に進み、ＮＯの場合はステップＳ１３に進む。

【００７０】ステップＳ１２では、カウンタの値を０に
する。次に、ステップＳ８進む。ステップＳ１３では、
設定記憶域に「エミュレーション」が記憶されているか
否かを調べる。ＹＥＳの場合はステップＳ１４に進み、
ＮＯの場合はステップＳ８に進む。ステップＳ１４で
は、現に受信した印刷命令が属している印刷データを参
照して、使用されているエミュレーションを識別し、識
別の結果得られるエミュレーションを記憶域ａに書き込
む。

【００７１】ステップＳ１５では、記憶域ａのエミュレ
ーションと記憶域ｂのエミュレーションが不一致か否か
を調べる。ＹＥＳの場合はステップＳ１６に進み、ＮＯ
の場合はステップＳ９に進む。ステップＳ１６では、記
憶域ａに書き込まれたエミュレーションと同じエミュレ
ーションを記憶域ｂに書き込む。次にステップＳ８に進
む。

【００７２】図２０〜２１は本発明の第１０実施例のフ
ローチャートである。本発明の第１０実施例の概要を説
明する。本発明の第１０実施例は、例えば「ＩＰアドレ
スで判断する。」と言う選択項目と，「エミュレーショ
ンで判断する。」と言う選択項目について「ＹＥＳ」が
入力されたときには、印刷命令が来た時にＩＰアドレス
が変化したと言う事象と，エミュレーションが変化した
と言う事象の両方が検出されたならば、バナー・ページ
を印刷するものである。なお、バナー・ページ印刷設定
画面やバナー・ページ印刷設定の方法は第９実施例と同
じである。

【００７３】図２０〜２１の処理フローについて説明す
る。ステップＳ１では、時間カウンタの値を＋１する。
ステップＳ２では、印刷命令が送られて来たか否かを調
べる。ＹＥＳの場合はステップＳ３に進み、ＮＯの場合
は印刷命令が送られて来るのを待つ。

【００７４】ステップＳ３では、設定記憶域を参照し
て、バナー・ページを印刷するか否かを調べる。ＹＥＳ
の場合はステップＳ４に進み、ＮＯの場合はステップＳ
１６に進む。ステップＳ４では、設定記憶域に「ＩＰア
ドレス」が存在するか否かを調べる。ＹＥＳの場合はス
テップＳ５に進み、ＮＯの場合はステップＳ７に進む。
ステップＳ５では、現に受信した印刷命令を送信したホ
ストのＩＰアドレスを取得し、取得したＩＰアドレスを
記憶域ａに書き込む。

【００７５】ステップＳ６では、記憶域ａのＩＰアドレ
スと記憶域ｂのＩＰアドレスが不一致であるか否かを調
べる。ＹＥＳの場合はステップＳ７に進み、ＮＯの場合
はステップＳ１６に進む。ステップＳ７では、設定記憶
域に「ＴＩＭＥ」が存在するか否かを調べる。ＹＥＳの
場合はステップＳ８に進み、ＮＯの場合はステップＳ９
に進む。

【００７６】ステップＳ８では、時間カウンタの値が閾
値Ｘ以上であるか否かを調べる。ＹＥＳの場合はステッ
プＳ９に進み、ＮＯの場合はステップＳ１６に進む。ス
テップＳ９では、設定記憶域に「エミュレーション」が
存在するか否かを調べる。ＹＥＳの場合はステップＳ１
０に進み、ＮＯの場合はステップＳ１２に進む。

【００７７】ステップＳ１０では、現に受信した印刷命
令が属している印刷データを調べ、使用されているエミ
ュレーションを識別し、識別の結果得られるエミュレー
ションを記憶域Ａに書き込む。ステップＳ１１では、記
憶域Ａのエミュレーションと記憶域Ｂのエミュレーショ
ンが不一致であるか否かを調べる。ＹＥＳの場合はステ
ップＳ１２に進み、ＮＯの場合はステップＳ１６に進
む。

【００７８】ステップＳ１２では、記憶域ａに書き込ん
だＩＰアドレスと同じＩＰアドレスを記憶域ｂに書き込
む。ステップＳ１３では、時間カウンタの値を０にす
る。ステップＳ１４では、記憶域Ａに書き込んだエミュ
レーションと同じエミュレーションを記憶域Ｂに書き込
む。ステップＳ１５では、バナー・ページを印刷する。
ステップＳ１６では、現に受信した印刷命令に対応する
印刷データに基づいて印刷を行う。次に、ステップＳ１
に戻る。

【００７９】

【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、印刷命令が来た時、所定の又は指定されたバ
ナー・ページ印刷条件が成立していることを条件にバナ
ー・ページを印刷しているので、複数のユーザがネット
ワーク経由で１台のバナー・ページ印刷機能付きプリン
タ装置を使用する場合に、用紙やトナーを無駄に使用す
ることを防止できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の原理説明図である。

【図２】本発明の第１実施例の処理フローを示す図であ
る。

【図３】本発明の第２実施例のバナー・ページ印刷選択
機能を説明する図である。

【図４】本発明の第２実施例の処理フローである。

【図５】本発明の第３実施例の処理フローである。

【図６】本発明の第４実施例のバナー・ページ時間印刷
設定を説明する図である。

【図７】本発明の第５実施例のバナー・ページ印刷設定
機能を説明する図である。

【図８】本発明の第５実施例の処理フローを示す図であ
る。

【図９】本発明の第６実施例の処理フローを示す図であ
る。

【図１０】本発明の第７実施例のバナー・ページ印刷選
択機能を説明する図である。

【図１１】本発明の第７実施例の処理フローを示す図で
ある。

【図１２】本発明の第８実施例のバナー・ページ印刷設
定画面の例を示す図である。

【図１３】本発明の第８実施例のバナー・ページ印刷設
定機能を説明する図である。

【図１４】本発明の第８実施例の処理フローを示す図で
ある。

【図１５】本発明の第８実施例の処理フロー（続き）を
示す図である。

【図１６】本発明の第９実施例のバナー・ページ印刷設
定画面の例を示す図である。

【図１７】本発明の第９実施例のバナー・ページ印刷設
定機能を説明する図である。

【図１８】本発明の第９実施例の処理フローを示す図で
ある。

【図１９】本発明の第９実施例の処理フロー（続き）を
示す図である。

【図２０】本発明の第１０実施例の処理フローを示す図
である。

【図２１】本発明の第１０実施例の処理フロー（続き）
を示す図である。

【図２２】バナー・ページ印刷機能付きプリンタ装置を
説明する図である。

【図２３】印刷データの一部を示す図である。

【符号の説明】

１ ホスト ２ バナー・ページ印刷機能付きプリンタ装置 ３ 通信部 ４ 印刷処理部 ５ 印刷実行部

Claims (8)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 印刷処理部と、印刷実行部とを具備する
   バナー・ページ印刷機能付きプリンタ装置であって、 印刷処理部は、印刷命令を受け取った時、当該印刷命令
   を送信したホストのＩＰアドレスと前回に受信した印刷
   命令を送信したホストのＩＰアドレスとが相違するか否
   かを調べ、相違していることを条件として、印刷実行部
   にバナー・ページを印刷させる処理を行うことを特徴と
   するバナー・ページ印刷機能を持つプリンタ装置。
2. 【請求項２】 印刷処理部と、印刷実行部と、バナー・
   ページ印刷設定記憶部とを具備するバナー・ページ印刷
   機能付きプリンタ装置であって、 バナー・ページ印刷設定記憶部は、バナー・ページを印
   刷するか否か，ＩＰアドレスをチェックするか否かを示
   す情報を記憶し、 印刷処理部は、印刷命令を受け取った時、バナー・ペー
   ジ印刷設定記憶部を調べ、 バナー・ページ印刷設定記憶部がバナー・ページ印刷せ
   ずを示している場合には、印刷実行部にバナー・ページ
   を印刷させる処理を行わず、 バナー・ページ印刷設定記憶部がバナー・ページ印刷を
   示し且つＩＰアドレスをチェックせずを示している場合
   には、印刷実行部にバナー・ページを印刷させる処理を
   行い、 バナー・ページ印刷設定記憶部がバナー・ページの印刷
   を示し且つＩＰアドレスをチェックするを示している場
   合には、現に受け取った印刷命令を送信したホストのＩ
   Ｐアドレスと前回に受け取った印刷命令を送信したホス
   トのＩＰアドレスとが相違していることを条件として、
   印刷実行部にバナー・ページを印刷させる処理を行うこ
   とを特徴とするバナー・ページ印刷機能付きプリンタ装
   置。
3. 【請求項３】 印刷処理部と、印刷実行部と、カウンタ
   とを具備するバナー・ページ印刷機能付きプリンタ装置
   であって、 カウンタは、印刷実行部にバナー・ページを印刷させる
   処理が行われてからの時間をカウントし、 印刷処理部は、印刷命令を受け取った時、上記カウンタ
   の値を調べ、カウンタの値が閾値以上であることを条件
   として、印刷実行部にバナー・ページを印刷させる処理
   を行うことを特徴とするバナー・ページ印刷機能付きプ
   リンタ装置。
4. 【請求項４】 印刷処理部と、印刷実行部と、バナー・
   ページ印刷設定記憶部と、カウンタとを具備するバナー
   ・ページ印刷機能付きプリンタ装置であって、 カウンタは、印刷実行部にバナー・ページを印刷させる
   処理が行われてからの時間をカウントし、 バナー・ページ印刷設定記憶部は、バナー・ページを印
   刷するか否か，カウンタをチェックするか否かを示す情
   報を記憶し、 印刷処理部は、印刷命令を受け取った時、バナー・ペー
   ジ印刷設定記憶部を調べ、 バナー・ページ印刷設定記憶部がバナー・ページ印刷せ
   ずを示している場合には、印刷実行部にバナー・ページ
   を印刷させる処理を行わず、 バナー・ページ印刷設定記憶部がバナー・ページ印刷を
   示し且つカウンタをチェックせずを示している場合に
   は、印刷実行部にバナー・ページを印刷させる処理を行
   い、 バナー・ページ印刷設定記憶部がバナー・ページの印刷
   を示し且つカウンタをチェックするを示している場合に
   は、カウンタの値が閾値以上であることを条件として、
   印刷実行部にバナー・ページを印刷させる処理を行うこ
   とを特徴とするバナー・ページ印刷機能付きプリンタ装
   置。
5. 【請求項５】 印刷処理部と、印刷実行部とを具備する
   バナー・ページ印刷機能付きプリンタ装置であって、 印刷処理部は、印刷命令を受け取った時、当該印刷命令
   に対応する印刷データで使用されているエミュレーショ
   ンを調べ、 現に受信した印刷データで使用されているエミュレーシ
   ョンと前回に受信した印刷データで使用されているエミ
   ュレーションとが相違することを条件として、印刷実行
   部にバナー・ページを印刷させる処理を行うことを特徴
   するバナー・ページ印刷機能付きプリンタ装置。
6. 【請求項６】 印刷処理部と、印刷実行部と、バナー・
   ページ印刷設定記憶部とを具備するバナー・ページ印刷
   機能付きプリンタ装置であって、 バナー・ページ印刷設定記憶部は、バナー・ページを印
   刷するか否か，エミュレーションをチェックするか否か
   を示す情報を記憶し、 印刷処理部は、印刷命令を受け取った時、バナー・ペー
   ジ印刷設定記憶部を調べ、 バナー・ページ印刷設定記憶部がバナー・ページ印刷せ
   ずを示している場合には、印刷実行部にバナー・ページ
   を印刷させる処理を行わず、 バナー・ページ印刷設定記憶部がバナー・ページ印刷を
   示し且つエミュレーションをチェックせずを示している
   場合には、印刷実行部にバナー・ページを印刷させる処
   理を行い、 バナー・ページ印刷設定記憶部がバナー・ページの印刷
   を示し且つエミュレーションをチェックするを示してい
   る場合には、現に受信した印刷データで使用されている
   エミュレーションと前回に受信した印刷データで使用さ
   れているエミュレーションとが相違することを条件とし
   て、印刷実行部にバナー・ページを印刷させる処理を行
   うことを特徴とするバナー・ページ印刷機能付きプリン
   タ装置。
7. 【請求項７】 印刷処理部と、印刷実行部と、バナー・
   ページ印刷設定記憶部とを具備するバナー・ページ印刷
   機能付きプリンタ装置であって、 バナー・ページ印刷設定記憶部は、バナー・ページ印刷
   条件を記憶し、 印刷処理部は、印刷命令を受け取った時、バナー・ペー
   ジ印刷設定記憶部を調べ、 バナー・ページ印刷設定記憶部が複数のバナー・ページ
   印刷条件を示している場合には、上記複数のバナー・ペ
   ージ印刷条件の何れかが成立していることを条件とし
   て、印刷実行部にバナー・ページを印刷させる処理を行
   うことを特徴とするバナー・ページ印刷機能付きプリン
   タ装置。
8. 【請求項８】 印刷処理部と、印刷実行部と、バナー・
   ページ印刷設定記憶部とを具備するバナー・ページ印刷
   機能付きプリンタ装置であって、 バナー・ページ印刷設定記憶部は、バナー・ページ印刷
   条件を記憶し、 印刷処理部は、印刷命令を受け取った時、バナー・ペー
   ジ印刷設定記憶部を調べ、 バナー・ページ印刷設定記憶部が複数のバナー・ページ
   印刷条件を示している場合には、上記複数のバナー・ペ
   ージ印刷条件の全てが成立していることを条件として、
   印刷実行部にバナー・ページを印刷させる処理を行うこ
   とを特徴とするバナー・ページ印刷機能付きプリンタ装
   置。