JPH11232066A - ネットワーク対応印字装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 最新のサポート情報の提供及び利用を簡単に
行うことのできるネットワーク対応印字装置を得ること
を目的とする。 【解決手段】 ユーザのサポートに必要なサポート情報
を掲載するホームページであるサポートページのＵＲＬ
アドレスを保持するアドレス保持手段を有し、ＵＲＬア
ドレスによりアクセスされるホームページであるメイン
ページと、メインページ上に設けられたアドレスリンク
をクリックすることでアクセスされ、サポート情報が国
別に選択可能とされたリンクページと、このリンクペー
ジ上に設けられた何れかの国のアドレスリンクをクリッ
クすることでアクセスされ、当該国におけるサポート情
報が掲載されたサポートページとが表示可能とされたネ
ットワーク対応印字装置とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワーク環境
において設置されたネットワーク対応印字装置のサポー
ト情報の提供に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】近年、ネットワーク対応のモノクロレー
ザプリンタやカラーレーザプリンタなど、ネットワーク
環境で使用するプリンタつまりネットワーク対応印字装
置が急速に普及している。そして、その普及とともに、
ユーザに対する商品のサポート体制のありかたも多様化
している。

【０００３】ここで、サポートの内容としては、従来の
一般的な方法である取扱説明書やユーザ向けリファレン
スガイドへの説明文の記載、フリーダイアルによる２４
時間３６５日体制のバックアップシステム、プリンタド
ライバのヘルプへの説明内容の記載等が挙げられる。こ
れに加えて、近年のインターネットの爆発的な普及によ
り、ホームページによるサポート情報の提供が確立し、
これが主流となりつつある。

【０００４】そして、ホームページによるサポートは、
従来では、製品に同梱する取扱説明書やクィックリファ
レンス等にサポート情報を記したホームページのアドレ
スを記載しておき、ユーザがそのアドレスをブラウザ上
で入力することにより、サポート情報を入手するという
ものであった。

【０００５】図５にネットワーク構成の一例を示す説明
図である。図示するように、ネットワーク上には、複数
のコンピュータ１０とネットワーク対応印字装置１１と
が接続されている。このようなネットワーク構成におい
て、ユーザはネットワーク接続された１台のコンピュー
タ１０上でブラウザを起動した後、取扱説明書等に記し
てあるホームページのＵＲＬアドレスを入力すれば、製
品に関する情報を得ることができた。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、取扱説
明書やユーザ向けリファレンスガイドへの説明文の記載
によるサポートの場合、説明が出荷時の状態に関する説
明であるので、出荷後に変更が生じた場合には対応でき
ないという短所がある。

【０００７】また、フリーダイアルによる２４時間３６
５日体制のバックアップシステムの場合は、情報を提供
するメーカ側のコストが膨大になり、いつでも十分な体
制がとれるようにするには、多大の労力と費用とを要す
る。

【０００８】プリンタドライバのヘルプの説明の場合も
取扱説明書と同様に将来の変更には対応できない。

【０００９】そして、ユーザ自らが、製品に同梱する取
扱説明書やクイックリファレンス等に記載してあるＵＲ
Ｌアドレスをブラウザ上で入力する場合、アドレスを取
扱説明書上で探し、それを控えておく必要がある。一
方、メーカ側は展開を行う国それぞれのユーザの為に異
なるＵＲＬアドレスを準備する必要がある。このよう
に、ホームページによるサポートは、提供するメーカ側
も提供されるユーザ側も非常に煩雑な思いをし、作業量
が多くなる。

【００１０】そこで、本発明は、最新のサポート情報の
提供及び利用を簡単に行うことのできるネットワーク対
応印字装置を提供することを目的とする。

【００１１】

【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本発明のネットワーク対応印字装置は、ユーザのサ
ポートに必要なサポート情報を掲載するホームページで
あるサポートページのＵＲＬアドレスを保持するアドレ
ス保持手段を有し、ＵＲＬアドレスによりアクセスされ
るホームページであるメインページと、メインページ上
に設けられたアドレスリンクをクリックすることでアク
セスされ、サポート情報が国別に選択可能とされたリン
クページと、このリンクページ上に設けられた何れかの
国のアドレスリンクをクリックすることでアクセスさ
れ、当該国におけるサポート情報が掲載されたサポート
ページとが表示可能とされていることを特徴とする。

【００１２】これにより、ネットワーク対応印字装置に
おける最新のサポート情報の提供及び利用を簡単に行う
ことができる。

【００１３】

【発明の実施の形態】本発明の請求項１に記載の発明
は、ユーザのサポートに必要なサポート情報を掲載する
ホームページであるサポートページのＵＲＬアドレスを
保持するアドレス保持手段を有し、ＵＲＬアドレスによ
りアクセスされるホームページであるメインページと、
このメインページ上に設けられたアドレスリンクをクリ
ックすることでアクセスされ、サポート情報が国別に選
択可能とされたリンクページと、リンクページ上に設け
られた何れかの国のアドレスリンクをクリックすること
でアクセスされ、当該国におけるサポート情報が掲載さ
れたサポートページとが表示可能とされているネットワ
ーク対応印字装置であり、ネットワーク対応印字装置に
おける最新のサポート情報の提供及び利用を簡単に行う
ことができるという作用を有する。

【００１４】以下、本発明の実施の形態について説明す
る。図１は本発明の一実施の形態におけるコンピュータ
上のブラウザを起動した際に表示される最初のホームペ
ージであるメインページを示す説明図、図２は本発明の
一実施の形態におけるネットワーク対応印字装置のホー
ムページを示す説明図、図３はユーザへのサポート情報
が記載されたホームページへのアドレスリンクが存在す
るホームページであるリンクページを示す説明図、図４
は本発明の一実施の形態におけるネットワーク対応印字
装置においてサポート情報を入手するまでの手順を示す
フローチャートである。なお、ネットワークの基本構成
は前述した図５に示すものと同様であるため、本実施の
形態においては重複した図示及び説明は省略されてい
る。

【００１５】まず、ネットワーク対応印字装置におい
て、ユーザのサポートに必要な情報を掲載するホームペ
ージ（サポートページ）へのアドレスリンクを持つホー
ムページ（メインページ）のＵＲＬアドレスを保持する
アドレス保持手段について説明する。

【００１６】ネットワーク対応印字装置は、ネットワー
ク上で他のコンピュータや周辺機器と識別させる為の識
別番号を有している。そこで、コンピュータ上でＷＷＷ
のホームページ閲覧ソフトであるブラウザを起動し、図
１に示すように、ＵＲＬアドレスに識別番号を組み合わ
せｈｔｔｐ形式で入力すると、ネットワーク対応印字装
置内に保持されたホームページにアクセスすることがで
きる。

【００１７】そして、図２のように、ブラウザ上でホー
ムページが閲覧可能な状態になる。アドレス保持手段
は、このホームページの中にユーザサポートに必要な情
報を掲載するホームページのＵＲＬアドレスがアドレス
リンクという形で記載されているものである。なお、こ
れらの情報は全てネットワーク対応印字装置内にデータ
として保持することが可能とされているので、工場出荷
前にネットワーク対応印字装置に当該情報を書き込め
ば、ユーザはこれを必要なときに閲覧することができ
る。

【００１８】次に、このようなホームページからユーザ
のサポートに必要な情報へのアクセスについて説明す
る。

【００１９】コンピュータ上でブラウザを起動し、ＵＲ
Ｌアドレスに前記の識別番号を組み合わせｈｔｔｐ形式
で入力すると、前述のようにネットワーク対応印字装置
内に保持されたホームページにアクセスすることがで
き、ブラウザ上でホームページを閲覧することができ
る。

【００２０】ここで、図２に示すように、表示されたホ
ームページの中から、ユーザサポートに必要な情報を記
載したホームページへのアドレスリングをクリックする
と、図３に示すような、ユーザの為のサポート情報が国
別に記載された最終ホームページつまりサポートページ
にリンクするホームページ（リンクページ）の閲覧が可
能となる。この画面で、ユーザが自分の国の情報を記載
してあるアドレスリンクをクリックすると、サポートに
必要な情報が記載してあるホームページであるサポート
ページを閲覧することができる。

【００２１】このように、本実施の形態のネットワーク
対応印字装置によれば、ＵＲＬアドレスを一つだけもつ
ことで展開する全ての国のサポート情報をカバーするこ
とができるので、展開する国全てのユーザが一つのＵＲ
Ｌアドレスで利用できる。また、ネットワーク対応印字
装置の識別番号を入力するだけで、極めて容易に最新の
サポート情報を入手できる。

【００２２】なお、以上の手順を図４のフローチャート
に示す。次に、ネットワーク対応印字装置が、出荷後に
サポート情報が修正されたり更新されたりする場合につ
いて説明する。

【００２３】もし、このようにサポート内容の修正や更
新といった事態が発生しても、メーカ側はその時点でサ
ポート情報を記載するホームページの内容を変更するだ
けでよく、ネットワーク印字対応装置の中に保存してい
る情報等は一切変更する必要がない。また、展開する国
が出荷後に増えた場合も、同様にホームページの内容の
変更のみで済み、ネットワーク対応印字装置の中の情報
への修正は発生しない。

【００２４】従って、サポート情報を提供するメーカ側
からみても、効率の良い方法でサポート情報を提供する
ことができる。そして、ユーザ側からみても、ネットワ
ーク対応印字装置の中を修正することなく、最新の情報
を入手することが可能となる。

【００２５】

【発明の効果】以上のように、本発明によれば、サポー
ト情報を掲載するホームページのＵＲＬアドレスを一つ
だけ保持することで、展開国すべてのサポート情報をカ
バーすることができるという有効な効果が得られる。

【００２６】また、本発明によれば、サポート情報の利
用側であるユーザは、コンピュータ上のブラウザから容
易に最新のサポート情報を閲覧することができるという
有効な効果が得られる。

【００２７】さらに、本発明によれば、サポート情報の
提供側であるメーカ側は、ネットワーク対応印字装置の
サポート情報が出荷後に変更になったり、新たに発生し
た場合も、サポートページの内容を修正することで、ユ
ーザに最新のサポート情報を容易に提供することができ
るという有効な効果が得られる。

【００２８】本発明によれば、サポート情報を展開する
国が増えても、サポートページを修正することでこれに
容易に対応することができるという有効な効果が得られ
る。

【００２９】本発明によれば、サポート体制の充実を図
ることが可能になるという有効な効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施の形態におけるコンピュータ上
のブラウザを起動した際に表示される最初のホームペー
ジであるメインページを示す説明図

【図２】本発明の一実施の形態におけるネットワーク対
応印字装置のホームページを示す説明図

【図３】ユーザへのサポート情報が記載されたホームペ
ージへのアドレスリンクが存在するホームページである
リンクページを示す説明図

【図４】本発明の一実施の形態におけるネットワーク対
応印字装置においてサポート情報を入手するまでの手順
を示すフローチャート

【図５】ネットワーク構成の一例を示す説明図

【符号の説明】

１０ コンピュータ １１ ネットワーク対応印字装置

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】ユーザのサポートに必要なサポート情報を
   掲載するホームページであるサポートページのＵＲＬア
   ドレスを保持するアドレス保持手段を有し、 前記ＵＲＬアドレスによりアクセスされるホームページ
   であるメインページと、 前記メインページ上に設けられたアドレスリンクをクリ
   ックすることでアクセスされ、サポート情報が国別に選
   択可能とされたリンクページと、 前記リンクページ上に設けられた何れかの国のアドレス
   リンクをクリックすることでアクセスされ、当該国にお
   けるサポート情報が掲載された前記サポートページとが
   表示可能とされていることを特徴とするネットワーク対
   応印字装置。