JPH11231986A - 情報処理装置及び情報処理プログラムの記録された記録媒体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 利用者がカーソル表示位置と手書き入力許容
領域表示位置との間を頻繁に往復しなくても、簡単に手
書き入力を可能とする。 【解決手段】 一体型表示入力手段２、３に表示される
文章編集領域６上のカーソル７の近傍に手書き入力許容
領域８の表示を行うようにし、手書き入力許容領域は、
カーソル表示の自動的な移動に追従して移動する。手書
き入力許容領域上には、文章の行方向を表示する。行方
向は、手書き入力許容領域表示に対して入力されたベク
トル情報及び文字を認識することによって、自動的に変
更する。また、文字認識手段から得られた文字から文字
の言語種を特定する言語判定手段と、判定された前記言
語種からカーソル移動手段に対して移動方向を設定する
カーソル移動方向設定手段と、前記設定されたカーソル
の移動方向を前記手書き入力許容領域上に表示する移動
方向表示手段とをさらに有することができる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、情報処理装置に関
し、特に文字を表示する画面上に手書き入力機能を持た
せた、いわゆる一体型表示入力手段を有する情報処理装
置及び情報処理プログラムの記録された記録媒体に関す
る。

【０００２】

【従来の技術】コンピュータやワードプロセッサなどの
情報処理装置では、文字や記号（これらを単に文字とい
う）を入力するために主にキーボードや、テンキーなど
が用いられている。一方、手書きで文字を入力するため
の文字パッドも用いられているが、携帯型のコンピュー
タなどでは、文字を表示する画面に手書き文字を受け付
ける部分を重ねて設けた、いわゆる一体型表示入力手段
が用いられることが多い。かかる一体型表示入力手段を
有する装置では、いわゆるタッチパネルと言われる表示
兼手書き入力用パネルに、ペンなどで記入された手書き
文字の各ストロークの座標を分析して、入力された文字
を認識し、当該文字のコードを得て当該文字を一体型表
示入力手段のカーソル位置に表示するよう構成されてい
る。

【０００３】かかる一体型表示入力手段を有する情報処
理装置では、例えば特開平５−２５０５２０号公報に示
されるように、ペンなどのポインティング装置を用いて
文字入力を行う場合、利用者に文字入力に用いられる手
書き入力が有効である範囲を知覚させるために、入力窓
などを利用して手書き入力許容領域表示を行っている。
手書き入力許容領域表示と文章編集領域表示は、個別に
移動及びサイズ変更が可能であり、互いの領域の全て、
又は一部が重なり合うことが可能となっている。文章の
編集点を知覚させるために、文章編集領域表示上にカー
ソル表示を行っている。カーソル表示位置は、文章編集
領域表示に対する手書き入力によって可能であり、また
手書き入力許容領域表示に対して入力されたベクトル情
報及び文字が、文章編集領域表示に反映されると同時
に、自動的に移動する。カーソル表示は、その存在を強
調するために点滅表示などがなされる。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】一体型表示入力手段の
表示面積が小さい場合、表示可能な情報量に制限があ
る。このため、文章編集領域表示と手書き入力許容領域
表示が重なり合う機会が増加する。手書き入力許容領域
は入力に用いられるため、一体型表示入力手段上では文
章編集領域より上面に位置する必要がある。このため、
連続して文章を入力する場合は、カーソル表示が文章編
集領域上で自動的に移動していく際に、手書き入力許容
領域の下に隠れることがあり、その度、利用者が手書き
入力許容領域表示の位置を移動させる必要がある。これ
を避けるため、カーソル表示位置から十分離れた位置に
手書き入力許容領域を配置すると、文章編集時などのカ
ーソル表示を頻繁に移動させる場合において、利用者は
カーソル表示位置と手書き入力許容領域表示位置との間
を頻繁に往復しなければならず、利用者の指の移動量が
増加する。一体型表示入力手段の表示面積が小さい場
合、文章表示窓上のカーソル表示自体の大きさも小さい
場合がある。絶対的な大きさが足りないため、従来の点
滅表示などの強調では、利用者にとって認識が不十分で
ある場合がある。

【０００５】複数言語が混在した文章編集の場合、入力
言語を記述するための行方向が全て一定であれば、カー
ソル表示の移動方向は一意に定まる。しかし、一般に文
章の行方向は入力された文字の所属する言語によって様
々であり、利用者に対して行方向の表現手段が必要とな
る。一般に、手書き入力許容領域を文章の行方向に長矩
形に表示することで文章の行方向の表現を行っている
が、画面を大きく占有してしまう。

【０００６】したがって、本発明は利用者がカーソル表
示位置と手書き入力許容領域表示位置との間を頻繁に往
復しなくても、簡単に手書き入力が可能で、よって、利
用者の指の移動量を少なくすることが可能な情報処理装
置及び情報処理プログラムの記録された記録媒体を提供
することを第１の目的とする。また、記述方向の異なる
複数言語が混在した文章編集の場合に、カーソル移動方
向を定め、かつ少ない手書き入力許容領域の表示で対応
可能とすることを第２の目的とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】上記第１の目的を達成す
るため、本発明ではカーソル表示の近傍に手書き入力許
容領域の表示を行うようにし、手書き入力許容領域は、
カーソル表示の自動的な移動に追従して移動する。手書
き入力許容領域上には、文章の行方向を表示する。行方
向は、手書き入力許容領域表示に対して入力されたベク
トル情報及び文字を認識することによって、自動的に変
更する。

【０００８】すなわち本発明によれば、文字を表示する
ための表示手段と、入力すべき文字を手書き入力して、
その座標情報を入力するための手書き入力手段とが、一
体となった一体型表示入力手段と、前記座標情報からベ
クトル情報を生成するベクトル情報生成手段と、前記ベ
クトル情報から文字を検出する文字認識手段と、前記一
体型表示入力手段内でベクトル情報を生成するための座
標情報を受け付ける範囲である手書き入力許容領域を表
示する手書き入力許容領域表示手段と、前記一体型表示
入力手段内における文章編集領域表示手段と、前記文章
編集領域内における編集点を表示するカーソル表示手段
と、前記文字認識手段での検出結果から前記カーソルを
移動させるカーソル移動手段とを、有する情報処理装置
において、前記手書き入力許容領域を前記カーソルの移
動に自動的に追従させて、常に前記カーソルの表示位置
近傍に前記手書き入力許容領域を表示させる制御手段を
有することを特徴とする情報処理装置が提供される。

【０００９】また本発明によれば、文字を表示するため
の表示手段と、入力すべき文字を手書き入力して、その
座標情報を入力するための手書き入力手段とが、一体と
なった一体型表示入力手段を用いて文字を入力するため
に、前記座標情報からベクトル情報を生成するベクトル
情報生成ステップと、前記ベクトル情報から文字を検出
する文字認識ステップと、前記一体型表示入力手段内で
ベクトル情報を生成するための座標情報を受け付ける範
囲である手書き入力許容領域を表示する手書き入力許容
領域表示ステップと、前記一体型表示入力手段内におけ
る文章編集領域表示ステップと、前記文章編集領域内に
おける編集点を表示するカーソル表示ステップと、前記
文字認識ステップでの検出結果から前記カーソルを移動
させるカーソル移動ステップとを、有する情報処理方法
に対し、前記手書き入力許容領域を前記カーソルの移動
に自動的に追従させて、常に前記カーソルの表示位置近
傍に前記手書き入力許容領域を表示させる制御ステップ
を有する情報処理プログラムの記録された記録媒体が提
供される。

【００１０】また上記第２の目的を達成するため、本発
明では文字認識手段から得られた文字から文字の言語種
を特定し、判定された言語種からカーソルの移動方向を
設定し、設定されたカーソルの移動方向に手書き入力許
容領域を移動させたり、あるいはカーソルの移動方向を
手書き入力許容領域上に表示するようにしている。

【００１１】すなわち、本発明によれば文字認識手段か
ら得られた文字から文字の言語種を特定する言語判定手
段と、判定された前記言語種からカーソル移動手段に対
して移動方向を設定するカーソル移動方向設定手段と、
前記設定されたカーソルの移動方向と同方向に前記手書
き入力許容領域を移動させる手段とをさらに有する情報
処理装置が提供される。

【００１２】また、本発明によれば文字認識手段から得
られた文字から文字の言語種を特定する言語判定手段
と、判定された前記言語種からカーソル移動手段に対し
て移動方向を設定するカーソル移動方向設定手段と、前
記設定されたカーソルの移動方向を前記手書き入力許容
領域上に表示する移動方向表示手段とをさらに有する情
報処理装置が提供される。

【００１３】また、本発明によれば文字認識ステップか
ら得られた文字から前記文字の言語種を特定する言語判
定ステップと、判定された前記言語種から前記カーソル
の移動方向を設定するカーソル移動方向設定ステップ
と、前記設定されたカーソルの移動方向と同方向に前記
手書き入力許容領域を移動させるステップとをさらに有
する情報処理プログラムの記録された記録媒体が提供さ
れる。

【００１４】また、本発明によれば文字認識ステップか
ら得られた文字から前記文字の言語種を特定する言語判
定ステップと、判定された前記言語種から前記カーソル
の移動方向を設定するカーソル移動方向設定ステップ
と、前記設定されたカーソルの移動方向を前記手書き入
力許容領域上に表示する移動方向表示ステップとをさら
に有する情報処理プログラムの記録された記録媒体が提
供される。

【００１５】

【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
ましい実施の形態について説明する。図１は本発明に係
る情報処理装置の好ましい実施形態を示すブロック図で
あり、情報処理装置の基本的構成を示している。この情
報処理装置は演算装置（ＣＰＵ）１と、ペンなどのポイ
ンティング装置５２により手書きされたストローク部分
の各部の圧力を検出して、その文字のストロークの座標
を検出する手書き入力装置２と、手書き入力装置２に重
なった表示装置３と、演算装置１との間で信号授受が可
能で読み書き可能な揮発性記憶装置（ＲＡＭ）４と、演
算装置１との間で信号授受が可能な読み出し専用不揮発
性記憶装置（ＲＯＭ）５と図示省略のインタフェースを
有している。

【００１６】図２は、本情報処理装置の表示装置３上の
表示状態の一例を示した図である。表示装置３上には文
章編集領域６が表示され、この上に重なる形でカーソル
７が表示される。カーソル７の近傍には手書き入力許容
領域８が表示される。手書き入力許容領域８はカーソル
７の下方に一定の大きさの囲み領域として表示される。
図２の一部を拡大して示す図３に示されるように、この
囲み領域である手書き入力許容領域８は略円形あるい
は、正方形で、１文字を手書き入力できるような面積を
有している。一例として、表示文字が約５ｍｍ四方のと
き、この囲み領域は２５ｍｍ四方程度とすることができ
る。図３には、ポインティング装置５２により文字
「ｄ」５６を入力している様子を示している。なお、図
２、図３ではアルファベットが入力されている例が示さ
れているが、ひらがな、カタカナ、漢字を入力すること
ができる他、後述するように各種言語の文字を入力する
ことができる。また、手書き入力許容領域８はカーソル
７の位置とそれ自体８の対応関係を明示する案内部５０
を有している。この案内部５０はカーソル７の下端近傍
から手書き入力許容領域８の主要部へと伸びる細長い形
状となっている。この案内部５０は演算装置１の機能の
一部である案内部表示手段により表示される。

【００１７】図４は、本情報処理装置の演算装置１の動
作を表した図である。演算装置１は、読み出し専用不揮
発性記憶装置５から、文字コード表３１、特殊文字コー
ド表３３、文字フォントデータ１３及びベクトル辞書デ
ータ１４を読み出すことができる。特殊文字コード表３
３は、文字コード表３１の部分集合である。文字コード
表３１は、文字コード毎に行方向データ３４を持つ。揮
発性記憶装置４は、文書データ１５の保持と、ベクトル
データ１２の保持と、手書き入力装置２から取得された
座標データ列１６の保持と、カーソル表示ジオメトリ１
７、手書き入力許容領域表示ジメオトリ１８、文章編集
領域表示ジオメトリ１９とを持ち、それらは演算装置１
から読み書き可能である。文書データ１５とは文字コー
ドの集合である。文字コードは、文字コード表３１に含
まれるものとする。

【００１８】手書き入力装置２から取得された座標デー
タ列１６は、演算装置１に設けられた主判定器４１によ
って、対応する領域判定が行われ、手書き入力許容領域
表示ジオメトリ１８に侵入している場合は、手書き入力
許容領域用判定器４３に振り分けられ、それ以外で文章
編集領域表示ジオメトリ１９内に侵入している場合は、
文章編集領域用判定器４２へ振り分けられる。手書き入
力許容領域用判定器４３に入力された座標データ列１６
は、演算装置１に設けられた図示省略の文字認識器によ
って、ベクトルデータ１２に変換され、さらにベクトル
辞書データ１４と文字コード表３１から文字コードに変
換され、文字コードを、文書データ編集器４６へ入力す
る。

【００１９】文章編集領域用判定器４２に入力された座
標データ列１６は、演算装置１に設けられたカーソル移
動器４５によって処理され、カーソル移動器４５はカー
ソル表示ジオメトリ１７を変更すると同時に、手書き入
力許容領域８が、カーソル表示の近傍に表示されるよう
に手書き入力許容領域表示ジオメトリ１８を変更する。
文章データ編集器４６は、入力された文字コードが、特
殊文字コード表３３に含まれるか判定し、含まれている
場合は特殊文字に対応したカーソル表示ジオメトリ１
７、手書き入力許容領域表示ジオメトリ１８の変更及
び、文書データ１５の変更を行う。含まれない場合は、
文書データ１５に文字コードを追加し、文字コードをカ
ーソル移動器４５へ入力する。

【００２０】カーソル移動器４５は文字コード表３１を
検索して行方向データ３４を算出し、これを用いてカー
ソル表示ジオメトリ１７を変更すると同時に、手書き入
力許容領域８が、カーソル表示の近傍に表示されるよう
に手書き入力許容領域表示ジオメトリ１８を変更する。
副判定器４７は、カーソル表示ジオメトリ１７、手書き
入力許容領域表示ジオメトリ１８、文章編集領域表示ジ
オメトリ１９から、各々の重なり方及び表示領域の判定
を行い、描画情報を生成して、表示装置３へ入力する。
また、フォント生成器４８は、文書データ１５と文字フ
ォントデータ１３から描画情報を生成して、表示装置３
へ入力する。

【００２１】したがって、入力された文字の種類から、
その文字の言語種が判定され、その言語種の通常の入力
方向にカーソル７が移動し、手書き入力許容領域８も同
様に同方向に移動する。このとき、手書き入力許容領域
８内に矢印などの移動方向表示部５４で、移動方向を表
示することができる。移動方向表示部５４は演算装置１
の機能の一部である移動方向表示手段により表示され
る。この例の場合、移動方向は左から右なので、右向き
矢印が表示される。英語をはじめ、多くの欧米の言語は
横書きでかつ、左から右へ書くが、アラビア語の場合
は、横書きではあるが、右から左である。したがって、
アラビア文字が入力されると、カーソル７と手書き入力
許容領域８が左方向に移動し、左向き矢印が移動方向表
示部５４として表示される。なお、この移動方向表示部
５４は矢印に限らず、他の記号や文字によることもでき
る。

【００２２】なお、手動で所望の方向にカーソル７と手
書き入力許容領域８を移動できるように設定することも
可能である。一例として、特殊な文字と下向き矢印や左
又は右向き矢印を続けて入力すると、それ以降は矢印の
方向にカーソル７と手書き入力許容領域８を移動できる
ように設定することも可能である。

【００２３】

【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば
カーソル表示位置近傍に、常に手書き入力許容領域が表
示されるため、カーソル移動を頻繁に行う場合、利用者
の手の移動量が減少する。また、カーソル表示が文字フ
ォントの大きさに比例して小さい場合でも、近傍に手書
き入力許容領域が表示されるためカーソルを視認しやす
い。また、手書き入力許容領域に入力された文字コード
を判別することで、文書の行方向が変更されるため、多
国語の文章作成時、言語モードを意識する必要がなく、
利用者の負担が減少する。さらに、手書き入力許容領域
表示及びカーソル表示が自動的に文章の行方向へ移動す
ることによって、文書の行方向が表現されるため、手書
き入力許容領域表示を最低限の文字認識に必要な大きさ
にすることができる。また、カーソル表示と手書き入力
許容領域表示の関連が密接であるため、同一文章編集領
域表示を多人数で共有する場合の混乱が防止できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係る情報処理装置の好ましい実施形態
のブロック図である。

【図２】本情報処理装置の表示装置上の表示状態の一例
を示した図である。

【図３】図２の一部を拡大するとともに手書き入力状態
を示した図である。

【図４】本情報処理装置の演算装置の動作を表した図で
ある。

【符号の説明】

１ 演算装置（ＣＰＵ）（ベクトル情報生成手段、文字
認識手段、手書き入力許容領域表示手段、文章編集領域
表示手段、カーソル表示手段、カーソル移動手段、制御
手段、案内部表示手段、移動方向表示手段を構成する） ２ 手書き入力装置 ３ 表示装置（手書き入力装置と共に一体型表示入力手
段を構成する） ４ 揮発性記憶装置（ＲＡＭ） ５ 読み出し専用不揮発性記憶装置（ＲＯＭ） ６ 文章編集領域 ７ カーソル ８ 手書き入力許容領域 ５０ 案内部 ５４ 移動方向表示部

Claims (7)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 文字を表示するための表示手段と、入力
   すべき文字を手書き入力して、その座標情報を読み取る
   ための手書き入力手段とが、一体となった一体型表示入
   力手段と、 前記座標情報からベクトル情報を生成するベクトル情報
   生成手段と、 前記ベクトル情報から文字を検出する文字認識手段と、 前記一体型表示入力手段内でベクトル情報を生成するた
   めの座標情報を受け付ける範囲である手書き入力許容領
   域を表示する手書き入力許容領域表示手段と、 前記一体型表示入力手段内における文章編集領域表示手
   段と、 前記文章編集領域内における編集点を表示するカーソル
   表示手段と、 前記文字認識手段での検出結果から前記カーソルを移動
   させるカーソル移動手段とを、 有する情報処理装置において、 前記手書き入力許容領域を前記カーソルの移動に自動的
   に追従させて、常に前記カーソルの表示位置近傍に前記
   手書き入力許容領域を表示させる制御手段を有すること
   を特徴とする情報処理装置。
2. 【請求項２】 前記カーソル位置と前記手書き入力許容
   領域の対応関係を明示する案内部を表示させる手段をさ
   らに有することを特徴とする請求項１記載の情報処理装
   置。
3. 【請求項３】 前記文字認識手段から得られた文字から
   前記文字の言語種を特定する言語判定手段と、判定され
   た前記言語種から前記カーソル移動手段に対して移動方
   向を設定するカーソル移動方向設定手段と、前記設定さ
   れたカーソルの移動方向と同方向に前記手書き入力許容
   領域を移動させる手段とをさらに有することを特徴とす
   る請求項１又は２記載の情報処理装置。
4. 【請求項４】 前記文字認識手段から得られた文字から
   前記文字の言語種を特定する言語判定手段と、判定され
   た前記言語種から前記カーソル移動手段に対して移動方
   向を設定するカーソル移動方向設定手段と、前記設定さ
   れたカーソルの移動方向を前記手書き入力許容領域上に
   表示する移動方向表示手段とをさらに有することを特徴
   とする請求項１ないし３のいずれか１つに記載の情報処
   理装置。
5. 【請求項５】 文字を表示するための表示手段と、入力
   すべき文字を手書き入力して、その座標情報を入力する
   ための手書き入力手段とが、一体となった一体型表示入
   力手段を用いて文字を入力するために、 前記座標情報からベクトル情報を生成するベクトル情報
   生成ステップと、 前記ベクトル情報から文字を検出する文字認識ステップ
   と、 前記一体型表示入力手段内でベクトル情報を生成するた
   めの座標情報を受け付ける範囲である手書き入力許容領
   域を表示する手書き入力許容領域表示ステップと、 前記一体型表示入力手段内における文章編集領域表示ス
   テップと、 前記文章編集領域内における編集点を表示するカーソル
   表示ステップと、 前記文字認識ステップでの検出結果から前記カーソルを
   移動させるカーソル移動ステップとを、 有する情報処理方法に対し、 前記手書き入力許容領域を前記カーソルの移動に自動的
   に追従させて、常に前記カーソルの表示位置近傍に前記
   手書き入力許容領域を表示させる制御ステップを有する
   情報処理プログラムの記録された記録媒体。
6. 【請求項６】 前記文字認識ステップから得られた文字
   から前記文字の言語種を特定する言語判定ステップと、
   判定された前記言語種から前記カーソルの移動方向を設
   定するカーソル移動方向設定ステップと、前記設定され
   たカーソルの移動方向と同方向に前記手書き入力許容領
   域を移動させるステップとをさらに有する情報処理プロ
   グラムの記録された請求項５記載の記録媒体。
7. 【請求項７】 前記文字認識ステップから得られた文字
   から前記文字の言語種を特定する言語判定ステップと、
   判定された前記言語種から前記カーソルの移動方向を設
   定するカーソル移動方向設定ステップと、前記設定され
   たカーソルの移動方向を前記手書き入力許容領域上に表
   示する移動方向表示ステップとをさらに有する情報処理
   プログラムの記録された請求項５又は６記載の記録媒
   体。