JPH11231931A - プラント制御装置 - Google Patents
プラント制御装置Info
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- JPH11231931A JPH11231931A JP2898998A JP2898998A JPH11231931A JP H11231931 A JPH11231931 A JP H11231931A JP 2898998 A JP2898998 A JP 2898998A JP 2898998 A JP2898998 A JP 2898998A JP H11231931 A JPH11231931 A JP H11231931A
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- cooling water
- temperature
- specifying
- detecting
- amount
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- Testing And Monitoring For Control Systems (AREA)
- Protection Of Generators And Motors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 発電機の回転数や風洞内温度等が変化して
も、その警報値K1は常に一定値であるため、異常の検
知精度が低く、発電機における回転部の異常を初期の段
階で検知するのが困難であるという課題があった。 【解決手段】 発電機の回転数Nに対応する回転子コイ
ル極間接続部の正常時の変位量ΔCsを機器特性を参照
して特定する変位量特定部17を設け、その変位量特定
部17により特定された回転子コイル極間接続部の正常
時の変位量ΔCsとギャップセンサ13により検出され
た変位量ΔCを比較して、その回転子コイル極間接続部
の異常を検知する。
も、その警報値K1は常に一定値であるため、異常の検
知精度が低く、発電機における回転部の異常を初期の段
階で検知するのが困難であるという課題があった。 【解決手段】 発電機の回転数Nに対応する回転子コイ
ル極間接続部の正常時の変位量ΔCsを機器特性を参照
して特定する変位量特定部17を設け、その変位量特定
部17により特定された回転子コイル極間接続部の正常
時の変位量ΔCsとギャップセンサ13により検出され
た変位量ΔCを比較して、その回転子コイル極間接続部
の異常を検知する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、水力発電所に設
置されるプラント機器を制御するプラント制御装置に関
するものである。
置されるプラント機器を制御するプラント制御装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】図13は従来のプラント制御装置を示す
構成図であり、図において、1は発電機における回転子
コイル極間接続部の変位量ΔCを検出するギャップセン
サ、2は発電機の軸受温度Tを検出する軸受温度検出
部、3は警報値K1,K2を設定する設定部、4はギャ
ップセンサ1により検出された回転子コイル極間接続部
の変位量ΔCを警報値K1と比較し、変位量ΔCが警報
値K1より大きい場合には異常検知信号A1を出力し、
また、軸受温度検出部2により検出された軸受温度Tを
警報値K2と比較し、軸受温度Tが警報値K2より高い
場合には、異常検知信号A2を出力する比較部、5は比
較部4から異常検知信号A1,A2が出力されると、ア
ラーム情報を表示する表示部、6は比較部4から異常検
知信号A1またはA2が出力されると、発電機の停止を
指令する制御信号を出力する制御部である。
構成図であり、図において、1は発電機における回転子
コイル極間接続部の変位量ΔCを検出するギャップセン
サ、2は発電機の軸受温度Tを検出する軸受温度検出
部、3は警報値K1,K2を設定する設定部、4はギャ
ップセンサ1により検出された回転子コイル極間接続部
の変位量ΔCを警報値K1と比較し、変位量ΔCが警報
値K1より大きい場合には異常検知信号A1を出力し、
また、軸受温度検出部2により検出された軸受温度Tを
警報値K2と比較し、軸受温度Tが警報値K2より高い
場合には、異常検知信号A2を出力する比較部、5は比
較部4から異常検知信号A1,A2が出力されると、ア
ラーム情報を表示する表示部、6は比較部4から異常検
知信号A1またはA2が出力されると、発電機の停止を
指令する制御信号を出力する制御部である。
【0003】次に動作について説明する。まず、水力発
電所における発電機の運転を開始する際、発電機におけ
るスラスト軸の焼損を防止するため、制御部6が発電機
の起動時に予め設定された期間に限り、スラスト・オイ
ル・リフト・ポンプの運転を指令する制御信号を出力
し、その後、発電機の運転を指令する制御信号を出力す
る。
電所における発電機の運転を開始する際、発電機におけ
るスラスト軸の焼損を防止するため、制御部6が発電機
の起動時に予め設定された期間に限り、スラスト・オイ
ル・リフト・ポンプの運転を指令する制御信号を出力
し、その後、発電機の運転を指令する制御信号を出力す
る。
【0004】そして、発電機の運転が開始されると、ギ
ャップセンサ1が発電機における回転子コイル極間接続
部の変位量ΔCを検出し、軸受温度検出部2が発電機の
軸受温度Tを検出する。そして、比較部4は、ギャップ
センサ1から発電機における回転子コイル極間接続部の
変位量ΔCが出力されると、その回転子コイル極間接続
部の変位量ΔCと、設定部3により設定された警報値K
1を比較し、その変位量ΔCが警報値K1より大きい場
合には、異常検知信号A1を出力する。これにより、表
示部5からアラーム情報が出力される一方、制御部6か
ら発電機の停止を指令する制御信号が出力されて、発電
機の運転が停止される。
ャップセンサ1が発電機における回転子コイル極間接続
部の変位量ΔCを検出し、軸受温度検出部2が発電機の
軸受温度Tを検出する。そして、比較部4は、ギャップ
センサ1から発電機における回転子コイル極間接続部の
変位量ΔCが出力されると、その回転子コイル極間接続
部の変位量ΔCと、設定部3により設定された警報値K
1を比較し、その変位量ΔCが警報値K1より大きい場
合には、異常検知信号A1を出力する。これにより、表
示部5からアラーム情報が出力される一方、制御部6か
ら発電機の停止を指令する制御信号が出力されて、発電
機の運転が停止される。
【0005】また、比較部4は、軸受温度検出部2から
発電機の軸受温度Tが出力されると、その発電機の軸受
温度Tと、設定部3により設定された警報値K2を比較
し、その軸受温度Tが警報値K2より高い場合には、異
常検知信号A2を出力する。これにより、表示部5から
アラーム情報が出力される一方、制御部6から発電機の
停止を指令する制御信号が出力されて、発電機の運転が
停止される。
発電機の軸受温度Tが出力されると、その発電機の軸受
温度Tと、設定部3により設定された警報値K2を比較
し、その軸受温度Tが警報値K2より高い場合には、異
常検知信号A2を出力する。これにより、表示部5から
アラーム情報が出力される一方、制御部6から発電機の
停止を指令する制御信号が出力されて、発電機の運転が
停止される。
【0006】なお、この従来例の他に、発電機の軸受温
度の変化率を検出し、その変化率と設定値を比較して発
電機の異常を検知する装置が特公昭61−60664号
公報に示されている。
度の変化率を検出し、その変化率と設定値を比較して発
電機の異常を検知する装置が特公昭61−60664号
公報に示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来のプラント制御装
置は以上のように構成されているので、回転子コイル極
間接続部の変位量ΔCが警報値K1より大きい場合に
は、発電機の運転が停止されるが、発電機の回転数や風
洞内温度等が変化しても、その警報値K1は常に一定値
であるため、異常の検知精度が低く、発電機における回
転部の異常を初期の段階で検知するのが困難であるとい
う課題があった。また、発電機の起動時にスラスト・オ
イル・リフト・ポンプが一定期間運転されるが、発電機
におけるスラスト軸の油膜厚や軸受温度が変化しても、
スラスト・オイル・リフト・ポンプが運転されないた
め、発電機の運転中にスラスト軸が焼損する場合がある
という課題があった。さらに、発電機の軸受温度Tが警
報値K2より高い場合には、発電機の軸受に冷却水が供
給されるが、その冷却水の水量は常に一定であるため、
軸受温度Tが極めて高い場合には冷却水が不足して、軸
受の焼損を招く場合があるという課題もあった。
置は以上のように構成されているので、回転子コイル極
間接続部の変位量ΔCが警報値K1より大きい場合に
は、発電機の運転が停止されるが、発電機の回転数や風
洞内温度等が変化しても、その警報値K1は常に一定値
であるため、異常の検知精度が低く、発電機における回
転部の異常を初期の段階で検知するのが困難であるとい
う課題があった。また、発電機の起動時にスラスト・オ
イル・リフト・ポンプが一定期間運転されるが、発電機
におけるスラスト軸の油膜厚や軸受温度が変化しても、
スラスト・オイル・リフト・ポンプが運転されないた
め、発電機の運転中にスラスト軸が焼損する場合がある
という課題があった。さらに、発電機の軸受温度Tが警
報値K2より高い場合には、発電機の軸受に冷却水が供
給されるが、その冷却水の水量は常に一定であるため、
軸受温度Tが極めて高い場合には冷却水が不足して、軸
受の焼損を招く場合があるという課題もあった。
【0008】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、プラントの運転状況を考慮して、
プラント機器の異常を精度よく検知することができるプ
ラント制御装置を得ることを目的とする。
めになされたもので、プラントの運転状況を考慮して、
プラント機器の異常を精度よく検知することができるプ
ラント制御装置を得ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係るプラント
制御装置は、状態量検出手段により検出されたパラメー
タの状態量に対応する監視対象部位の正常時の変位量を
機器特性を参照して特定する特定手段を設け、その特定
手段により特定された監視対象部位の正常時の変位量と
変位量検出手段により検出された監視対象部位の変位量
を比較して、その監視対象部位の異常を検知するように
したものである。
制御装置は、状態量検出手段により検出されたパラメー
タの状態量に対応する監視対象部位の正常時の変位量を
機器特性を参照して特定する特定手段を設け、その特定
手段により特定された監視対象部位の正常時の変位量と
変位量検出手段により検出された監視対象部位の変位量
を比較して、その監視対象部位の異常を検知するように
したものである。
【0010】この発明に係るプラント制御装置は、回転
機の運転状態に応じて記憶手段に記憶されている複数の
機器特性の中から特定手段が参照する機器特性を選択す
るようにしたものである。
機の運転状態に応じて記憶手段に記憶されている複数の
機器特性の中から特定手段が参照する機器特性を選択す
るようにしたものである。
【0011】この発明に係るプラント制御装置は、回転
機の運転状況を示す他のパラメータの状態量に応じて記
憶手段に記憶されている複数の機器特性の中から特定手
段が参照する機器特性を選択するようにしたものであ
る。
機の運転状況を示す他のパラメータの状態量に応じて記
憶手段に記憶されている複数の機器特性の中から特定手
段が参照する機器特性を選択するようにしたものであ
る。
【0012】この発明に係るプラント制御装置は、異常
検知手段により監視対象部位の異常が検知されると、ア
ラーム情報を出力するようにしたものである。
検知手段により監視対象部位の異常が検知されると、ア
ラーム情報を出力するようにしたものである。
【0013】この発明に係るプラント制御装置は、異常
検知手段により監視対象部位の異常が検知されると、回
転機を停止するようにしたものである。
検知手段により監視対象部位の異常が検知されると、回
転機を停止するようにしたものである。
【0014】この発明に係るプラント制御装置は、特定
手段により特定された監視対象部位の正常時の変位量に
不感帯量を加算し、変位量検出手段により検出された監
視対象部位の変位量がその加算結果より大きいとき、そ
の監視対象部位の異常を認定するようにしたものであ
る。
手段により特定された監視対象部位の正常時の変位量に
不感帯量を加算し、変位量検出手段により検出された監
視対象部位の変位量がその加算結果より大きいとき、そ
の監視対象部位の異常を認定するようにしたものであ
る。
【0015】この発明に係るプラント制御装置は、状態
量検出手段により検出されたパラメータの状態量及び変
位量検出手段により検出された監視対象部位の変位量を
蓄積するようにしたものである。
量検出手段により検出されたパラメータの状態量及び変
位量検出手段により検出された監視対象部位の変位量を
蓄積するようにしたものである。
【0016】この発明に係るプラント制御装置は、計測
手段により計測された回転機の運転時間に対応するスラ
スト軸の正常時の油膜厚を機器特性を参照して特定する
特定手段を設け、その特定手段により特定されたスラス
ト軸の正常時の油膜厚と油膜厚検出手段により検出され
たスラスト軸の油膜厚を比較し、その比較結果に応じて
スラスト・オイル・リフト・ポンプの運転を制御するよ
うにしたものである。
手段により計測された回転機の運転時間に対応するスラ
スト軸の正常時の油膜厚を機器特性を参照して特定する
特定手段を設け、その特定手段により特定されたスラス
ト軸の正常時の油膜厚と油膜厚検出手段により検出され
たスラスト軸の油膜厚を比較し、その比較結果に応じて
スラスト・オイル・リフト・ポンプの運転を制御するよ
うにしたものである。
【0017】この発明に係るプラント制御装置は、計測
手段により計測された回転機の運転時間に対応するスラ
スト軸の正常時の軸受温度を機器特性を参照して特定す
る特定手段を設け、その特定手段により特定されたスラ
スト軸の正常時の軸受温度と軸受温度検出手段により検
出されたスラスト軸の軸受温度を比較し、その比較結果
に応じてスラスト・オイル・リフト・ポンプの運転を制
御するようにしたものである。
手段により計測された回転機の運転時間に対応するスラ
スト軸の正常時の軸受温度を機器特性を参照して特定す
る特定手段を設け、その特定手段により特定されたスラ
スト軸の正常時の軸受温度と軸受温度検出手段により検
出されたスラスト軸の軸受温度を比較し、その比較結果
に応じてスラスト・オイル・リフト・ポンプの運転を制
御するようにしたものである。
【0018】この発明に係るプラント制御装置は、回転
機の回転数,有効落差及び冷却水温度に応じて記憶手段
に記憶されている複数の機器特性の中から特定手段が参
照する機器特性を選択するようにしたものである。
機の回転数,有効落差及び冷却水温度に応じて記憶手段
に記憶されている複数の機器特性の中から特定手段が参
照する機器特性を選択するようにしたものである。
【0019】この発明に係るプラント制御装置は、スラ
スト・オイル・リフト・ポンプの運転頻度を監視し、そ
の運転頻度が設定値を越えると、回転機の運転を停止す
るようにしたものである。
スト・オイル・リフト・ポンプの運転頻度を監視し、そ
の運転頻度が設定値を越えると、回転機の運転を停止す
るようにしたものである。
【0020】この発明に係るプラント制御装置は、軸受
温度検出手段により検出された回転機の軸受温度に対応
する冷却水量を機器特性を参照して特定する特定手段を
設け、その特定手段により特定された冷却水量に応じて
弁開度を調整するようにしたものである。
温度検出手段により検出された回転機の軸受温度に対応
する冷却水量を機器特性を参照して特定する特定手段を
設け、その特定手段により特定された冷却水量に応じて
弁開度を調整するようにしたものである。
【0021】この発明に係るプラント制御装置は、出口
温度検出手段により検出された空気冷却器の出口温度に
対応する冷却水量を機器特性を参照して特定する特定手
段を設け、その特定手段により特定された冷却水量に応
じて弁開度を調整するようにしたものである。
温度検出手段により検出された空気冷却器の出口温度に
対応する冷却水量を機器特性を参照して特定する特定手
段を設け、その特定手段により特定された冷却水量に応
じて弁開度を調整するようにしたものである。
【0022】この発明に係るプラント制御装置は、風洞
内温度検出手段により検出された風洞内温度に対応する
冷却水量を機器特性を参照して特定する特定手段を設
け、その特定手段により特定された冷却水量に応じて弁
開度を調整するようにしたものである。
内温度検出手段により検出された風洞内温度に対応する
冷却水量を機器特性を参照して特定する特定手段を設
け、その特定手段により特定された冷却水量に応じて弁
開度を調整するようにしたものである。
【0023】この発明に係るプラント制御装置は、冷却
水温度に応じて記憶手段に記憶されている複数の機器特
性の中から特定手段が参照する機器特性を選択するよう
にしたものである。
水温度に応じて記憶手段に記憶されている複数の機器特
性の中から特定手段が参照する機器特性を選択するよう
にしたものである。
【0024】この発明に係るプラント制御装置は、変圧
器温度検出手段により検出された変圧器温度に対応する
冷却水量又は送油量を機器特性を参照して特定する特定
手段を設け、その特定手段により特定された冷却水量又
は送油量に応じて弁開度を調整するようにしたものであ
る。
器温度検出手段により検出された変圧器温度に対応する
冷却水量又は送油量を機器特性を参照して特定する特定
手段を設け、その特定手段により特定された冷却水量又
は送油量に応じて弁開度を調整するようにしたものであ
る。
【0025】この発明に係るプラント制御装置は、冷却
水温度及び電力に応じて記憶手段に記憶されている複数
の機器特性の中から特定手段が参照する機器特性を選択
するようにしたものである。
水温度及び電力に応じて記憶手段に記憶されている複数
の機器特性の中から特定手段が参照する機器特性を選択
するようにしたものである。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1によるプ
ラント制御装置を示す構成図であり、図において、11
は発電機(回転機)の運転状況を示すパラメータの一つ
である発電機の回転数Nを検出する回転数検出部(状態
量検出手段)、12は発電機の運転状況を示すパラメー
タの一つである発電機の風洞内温度Tfを検出する風洞
内温度検出部(選択手段)、13は発電機における回転
子コイル極間接続部(監視対象部位)の変位量ΔCを検
出するギャップセンサ(変位量検出手段)、14は発電
機の運転状態(例えば、発電始動中,発電中,負荷遮断
中,停止中,水面押し下げ中,揚水始動中,揚水中,揚
水待機中,ポンプトリップ中等)を監視する運転状態監
視部(選択手段)、15は発電機の回転数Nに対応する
回転子コイル極間接続部の正常時の変位量ΔCsを示す
機器特性を記憶するとともに、発電機の回転数N,発電
機の風洞内温度Tf及び回転子コイル極間接続部の変位
量ΔC等を蓄積するデータベース(記憶手段、蓄積手
段)である。
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1によるプ
ラント制御装置を示す構成図であり、図において、11
は発電機(回転機)の運転状況を示すパラメータの一つ
である発電機の回転数Nを検出する回転数検出部(状態
量検出手段)、12は発電機の運転状況を示すパラメー
タの一つである発電機の風洞内温度Tfを検出する風洞
内温度検出部(選択手段)、13は発電機における回転
子コイル極間接続部(監視対象部位)の変位量ΔCを検
出するギャップセンサ(変位量検出手段)、14は発電
機の運転状態(例えば、発電始動中,発電中,負荷遮断
中,停止中,水面押し下げ中,揚水始動中,揚水中,揚
水待機中,ポンプトリップ中等)を監視する運転状態監
視部(選択手段)、15は発電機の回転数Nに対応する
回転子コイル極間接続部の正常時の変位量ΔCsを示す
機器特性を記憶するとともに、発電機の回転数N,発電
機の風洞内温度Tf及び回転子コイル極間接続部の変位
量ΔC等を蓄積するデータベース(記憶手段、蓄積手
段)である。
【0027】また、16は発電機の運転状態及び発電機
の風洞内温度Tfに応じて、データベース15に記憶さ
れている複数の機器特性の中から変位量特定部17が参
照する機器特性を選択する特性選択部(選択手段)、1
7は回転数検出部11により検出された発電機の回転数
Nに対応する回転子コイル極間接続部の正常時の変位量
ΔCsを機器特性を参照して特定する変位量特定部(特
定手段)、18は変位量特定部17により特定された回
転子コイル極間接続部の正常時の変位量ΔCsとギャッ
プセンサ13により検出された回転子コイル極間接続部
の変位量ΔCを比較して、その回転子コイル極間接続部
の異常を検知する異常検知部(異常検知手段)、19は
異常検知部18から異常検知信号A1が出力されると、
アラーム情報を出力するアラーム報知部(報知手段)、
20は異常検知部18から異常検知信号A2が出力され
ると、発電機の停止を指令する制御信号を出力する制御
部(停止手段)である。
の風洞内温度Tfに応じて、データベース15に記憶さ
れている複数の機器特性の中から変位量特定部17が参
照する機器特性を選択する特性選択部(選択手段)、1
7は回転数検出部11により検出された発電機の回転数
Nに対応する回転子コイル極間接続部の正常時の変位量
ΔCsを機器特性を参照して特定する変位量特定部(特
定手段)、18は変位量特定部17により特定された回
転子コイル極間接続部の正常時の変位量ΔCsとギャッ
プセンサ13により検出された回転子コイル極間接続部
の変位量ΔCを比較して、その回転子コイル極間接続部
の異常を検知する異常検知部(異常検知手段)、19は
異常検知部18から異常検知信号A1が出力されると、
アラーム情報を出力するアラーム報知部(報知手段)、
20は異常検知部18から異常検知信号A2が出力され
ると、発電機の停止を指令する制御信号を出力する制御
部(停止手段)である。
【0028】次に動作について説明する。まず、発電機
の運転が開始されると、回転数検出部11が発電機の回
転数Nを検出し、風洞内温度検出部12が発電機の風洞
内温度Tfを検出する。また、ギャップセンサ13が監
視対象部位である回転子コイル極間接続部の変位量ΔC
を検出し、運転状態監視部14が発電機の運転状態(例
えば、発電始動中,発電中,負荷遮断中,停止中,水面
押し下げ中,揚水始動中,揚水中,揚水待機中,ポンプ
トリップ中等)を監視する。
の運転が開始されると、回転数検出部11が発電機の回
転数Nを検出し、風洞内温度検出部12が発電機の風洞
内温度Tfを検出する。また、ギャップセンサ13が監
視対象部位である回転子コイル極間接続部の変位量ΔC
を検出し、運転状態監視部14が発電機の運転状態(例
えば、発電始動中,発電中,負荷遮断中,停止中,水面
押し下げ中,揚水始動中,揚水中,揚水待機中,ポンプ
トリップ中等)を監視する。
【0029】このようにして、発電機の回転数Nや風洞
内温度Tf等が検出されると、異常が発生していない正
常時における回転子コイル極間接続部の変位量ΔCsを
特定するため、特性選択部16が、その変位量ΔCsに
係る適正な機器特性を選択する。即ち、データベース1
5には、図2に示すように、複数の機器特性が記憶され
ているので(図2では、発電始動中の機器特性と発電中
の機器特性を例示している)、例えば、運転状態監視部
14の監視結果が“発電始動中”であることを示す場合
には、発電始動中の機器特性を選択する。また、特性選
択部16は、例えば、発電始動中の機器特性を選択する
と、図2(a)に示すように、機器特性が発電機の風洞
内温度Tfに応じて3本用意されているので、風洞内温
度検出部12により検出された風洞内温度Tfに対応す
る機器特性を選択する。
内温度Tf等が検出されると、異常が発生していない正
常時における回転子コイル極間接続部の変位量ΔCsを
特定するため、特性選択部16が、その変位量ΔCsに
係る適正な機器特性を選択する。即ち、データベース1
5には、図2に示すように、複数の機器特性が記憶され
ているので(図2では、発電始動中の機器特性と発電中
の機器特性を例示している)、例えば、運転状態監視部
14の監視結果が“発電始動中”であることを示す場合
には、発電始動中の機器特性を選択する。また、特性選
択部16は、例えば、発電始動中の機器特性を選択する
と、図2(a)に示すように、機器特性が発電機の風洞
内温度Tfに応じて3本用意されているので、風洞内温
度検出部12により検出された風洞内温度Tfに対応す
る機器特性を選択する。
【0030】このようにして、発電機の風洞内温度Tf
に対応する機器特性が選択されると、変位量特定部17
が、その機器特性を参照して発電機の回転数Nに対応す
る回転子コイル極間接続部の正常時の変位量ΔCsを特
定する。例えば、風洞内温度Tfが“中”の機器特性が
選択され、発電機の回転数NがN1であるとすれば、図
2(a)に示すように、ΔCs1が回転数N1に対応す
る変位量ΔCsとして特定される。
に対応する機器特性が選択されると、変位量特定部17
が、その機器特性を参照して発電機の回転数Nに対応す
る回転子コイル極間接続部の正常時の変位量ΔCsを特
定する。例えば、風洞内温度Tfが“中”の機器特性が
選択され、発電機の回転数NがN1であるとすれば、図
2(a)に示すように、ΔCs1が回転数N1に対応す
る変位量ΔCsとして特定される。
【0031】そして、変位量特定部17により発電機の
回転数Nに対応する回転子コイル極間接続部の正常時の
変位量ΔCsが特定されると、異常検知部18が、変位
量特定部17により特定された正常時の変位量ΔCs
と、ギャップセンサ13により検出された実際の変位量
ΔCを比較して、その回転子コイル極間接続部の異常を
検知する。
回転数Nに対応する回転子コイル極間接続部の正常時の
変位量ΔCsが特定されると、異常検知部18が、変位
量特定部17により特定された正常時の変位量ΔCs
と、ギャップセンサ13により検出された実際の変位量
ΔCを比較して、その回転子コイル極間接続部の異常を
検知する。
【0032】具体的には、下記に示すように、変位量特
定部17により特定された正常時の変位量ΔCsに不感
帯量F1を加算し、ギャップセンサ13により検出され
た変位量ΔCが、その加算結果より大きいときは、回転
子コイル極間接続部の異常を認定し、異常検知信号A1
をアラーム報知部19に出力する。 ΔC > ΔCs+F1 これにより、アラーム報知部19からアラーム情報が出
力されるので、プラントの運転員等は回転子コイル極間
接続部の異常を認識することができる。
定部17により特定された正常時の変位量ΔCsに不感
帯量F1を加算し、ギャップセンサ13により検出され
た変位量ΔCが、その加算結果より大きいときは、回転
子コイル極間接続部の異常を認定し、異常検知信号A1
をアラーム報知部19に出力する。 ΔC > ΔCs+F1 これにより、アラーム報知部19からアラーム情報が出
力されるので、プラントの運転員等は回転子コイル極間
接続部の異常を認識することができる。
【0033】また、異常検知部18は、下記に示すよう
に、変位量特定部17により特定された正常時の変位量
ΔCsに不感帯量F2を加算し、ギャップセンサ13に
より検出された変位量ΔCが、その加算結果より大きい
ときは、回転子コイル極間接続部の異常を認定し、異常
検知信号A2を制御部20に出力する。 ΔC > ΔCs+F2 これにより、制御部20から発電機の停止を指令する制
御信号が出力されるので、発電機が自動的に停止される
ことになる。ただし、不感帯量F2の値は、不感帯量F
1の値より大きい値に設定されるので、発電機が自動的
に停止される前に、アラーム情報がアラーム報知部19
から出力される。
に、変位量特定部17により特定された正常時の変位量
ΔCsに不感帯量F2を加算し、ギャップセンサ13に
より検出された変位量ΔCが、その加算結果より大きい
ときは、回転子コイル極間接続部の異常を認定し、異常
検知信号A2を制御部20に出力する。 ΔC > ΔCs+F2 これにより、制御部20から発電機の停止を指令する制
御信号が出力されるので、発電機が自動的に停止される
ことになる。ただし、不感帯量F2の値は、不感帯量F
1の値より大きい値に設定されるので、発電機が自動的
に停止される前に、アラーム情報がアラーム報知部19
から出力される。
【0034】なお、回転数検出部11により検出された
発電機の回転数N,風洞内温度検出部12により検出さ
れた発電機の風洞内温度Tf及びギャップセンサ13に
より検出された回転子コイル極間接続部の変位量ΔC
は、データ分析による高度な保守管理を実現するため、
データベース15に蓄積される。
発電機の回転数N,風洞内温度検出部12により検出さ
れた発電機の風洞内温度Tf及びギャップセンサ13に
より検出された回転子コイル極間接続部の変位量ΔC
は、データ分析による高度な保守管理を実現するため、
データベース15に蓄積される。
【0035】以上で明らかなように、この実施の形態1
によれば、回転数検出部11により検出された発電機の
回転数Nに対応する回転子コイル極間接続部の正常時の
変位量ΔCsを機器特性を参照して特定する変位量特定
部17を設け、その変位量特定部17により特定された
回転子コイル極間接続部の正常時の変位量ΔCsとギャ
ップセンサ13により検出された変位量ΔCを比較し
て、その回転子コイル極間接続部の異常を検知するよう
に構成したので、プラントの運転状況を考慮して、プラ
ント機器の異常を検知することができるようになり、そ
の結果、プラント機器の異常検知精度が向上する効果を
奏する。
によれば、回転数検出部11により検出された発電機の
回転数Nに対応する回転子コイル極間接続部の正常時の
変位量ΔCsを機器特性を参照して特定する変位量特定
部17を設け、その変位量特定部17により特定された
回転子コイル極間接続部の正常時の変位量ΔCsとギャ
ップセンサ13により検出された変位量ΔCを比較し
て、その回転子コイル極間接続部の異常を検知するよう
に構成したので、プラントの運転状況を考慮して、プラ
ント機器の異常を検知することができるようになり、そ
の結果、プラント機器の異常検知精度が向上する効果を
奏する。
【0036】実施の形態2.上記実施の形態1では、回
転子コイル極間接続部を監視対象部位とする一方、発電
機の回転数Nと発電機の風洞内温度Tfを発電機の運転
状況を示すパラメータとして検出するものについて示し
たが、図3に示すように、発電機の負荷遮断時におい
て、水車上カバーを監視対象部位として、水車上カバー
の変位量ΔDを検出する一方、発電機が出力する電力P
と発電機の有効落差Hを発電機の運転状況を示すパラメ
ータとして検出するようにしてもよく、上記実施の形態
1と同様の効果を奏することができる。
転子コイル極間接続部を監視対象部位とする一方、発電
機の回転数Nと発電機の風洞内温度Tfを発電機の運転
状況を示すパラメータとして検出するものについて示し
たが、図3に示すように、発電機の負荷遮断時におい
て、水車上カバーを監視対象部位として、水車上カバー
の変位量ΔDを検出する一方、発電機が出力する電力P
と発電機の有効落差Hを発電機の運転状況を示すパラメ
ータとして検出するようにしてもよく、上記実施の形態
1と同様の効果を奏することができる。
【0037】なお、異常を検知する動作は上記実施の形
態1と同様であるため説明を省略するが、異常検知部1
8が使用する演算式を下記に示す。 ΔD > ΔDs+F1 ΔD > ΔDs+F2 因みに、上記実施の形態1及び実施の形態2では、異常
の監視対象部位として、回転子コイル極間接続部又は水
車上カバーを選択したものについて説明したが、これに
限るものではなく、例えば、回転子リード線,可変速機
のコイルエンド部,発電機耐震ビーム,主軸封水部や軸
上下等を選択するようにしてもよい。
態1と同様であるため説明を省略するが、異常検知部1
8が使用する演算式を下記に示す。 ΔD > ΔDs+F1 ΔD > ΔDs+F2 因みに、上記実施の形態1及び実施の形態2では、異常
の監視対象部位として、回転子コイル極間接続部又は水
車上カバーを選択したものについて説明したが、これに
限るものではなく、例えば、回転子リード線,可変速機
のコイルエンド部,発電機耐震ビーム,主軸封水部や軸
上下等を選択するようにしてもよい。
【0038】実施の形態3.図4はこの発明の実施の形
態3によるプラント制御装置を示す構成図であり、図に
おいて、図1と同一符号は同一または相当部分を示すの
で説明を省略する。21は発電機の運転時間tを計測す
るタイマー(計測手段)、22は発電機の有効落差Hを
検出する有効落差検出部(選択手段)、23は発電機の
冷却水温度Trを検出する冷却水温度検出部(選択手
段)、24は発電機におけるスラスト軸の油膜厚ΔEを
検出する油膜厚検出部(油膜厚検出手段)、25は発電
機の運転時間tに対応するスラスト軸の正常時の油膜厚
ΔEsを示す機器特性を記憶するとともに、発電機の回
転数N,有効落差H,冷却水温度Tr及びスラスト軸の
油膜厚ΔE等を蓄積するデータベース(記憶手段、蓄積
手段)、26は発電機の運転状態及び発電機の回転数N
等に応じて、データベース25に記憶されている複数の
機器特性の中から変位量特定部27が参照する機器特性
を選択する特性選択部(選択手段)、27はタイマー2
1により計測された発電機の運転時間tに対応するスラ
スト軸の正常時の油膜厚ΔEsを機器特性を参照して特
定する変位量特定部(特定手段)、28は変位量特定部
27により特定されたスラスト軸の正常時の油膜厚ΔE
sと油膜厚検出部24により検出されたスラスト軸の油
膜厚ΔEを比較して、そのスラスト軸の異常を検知する
異常検知部(異常検知手段)、29は異常検知部28か
ら異常検知信号A1が出力されると、アラーム情報を出
力するアラーム報知部(報知手段)、30は異常検知部
28から異常検知信号A2が出力されると、スラスト・
オイル・リフト・ポンプの運転を指令する制御信号を出
力する制御部(制御手段)である。
態3によるプラント制御装置を示す構成図であり、図に
おいて、図1と同一符号は同一または相当部分を示すの
で説明を省略する。21は発電機の運転時間tを計測す
るタイマー(計測手段)、22は発電機の有効落差Hを
検出する有効落差検出部(選択手段)、23は発電機の
冷却水温度Trを検出する冷却水温度検出部(選択手
段)、24は発電機におけるスラスト軸の油膜厚ΔEを
検出する油膜厚検出部(油膜厚検出手段)、25は発電
機の運転時間tに対応するスラスト軸の正常時の油膜厚
ΔEsを示す機器特性を記憶するとともに、発電機の回
転数N,有効落差H,冷却水温度Tr及びスラスト軸の
油膜厚ΔE等を蓄積するデータベース(記憶手段、蓄積
手段)、26は発電機の運転状態及び発電機の回転数N
等に応じて、データベース25に記憶されている複数の
機器特性の中から変位量特定部27が参照する機器特性
を選択する特性選択部(選択手段)、27はタイマー2
1により計測された発電機の運転時間tに対応するスラ
スト軸の正常時の油膜厚ΔEsを機器特性を参照して特
定する変位量特定部(特定手段)、28は変位量特定部
27により特定されたスラスト軸の正常時の油膜厚ΔE
sと油膜厚検出部24により検出されたスラスト軸の油
膜厚ΔEを比較して、そのスラスト軸の異常を検知する
異常検知部(異常検知手段)、29は異常検知部28か
ら異常検知信号A1が出力されると、アラーム情報を出
力するアラーム報知部(報知手段)、30は異常検知部
28から異常検知信号A2が出力されると、スラスト・
オイル・リフト・ポンプの運転を指令する制御信号を出
力する制御部(制御手段)である。
【0039】次に動作について説明する。上記実施の形
態1では、特定選択部16が運転状態監視部14の監視
結果に応じて機器特性を選択したのち、発電機の風洞内
温度Tfに対応する機器特性を選択するものについて示
したが、この実施の形態3では、特定選択部26が上記
実施の形態1と同様に、運転状態監視部14の監視結果
に応じて機器特性を選択したのち、発電機の回転数N,
有効落差H及び冷却水温度Trに対応する機器特性を選
択する点で相違している(図5を参照)。
態1では、特定選択部16が運転状態監視部14の監視
結果に応じて機器特性を選択したのち、発電機の風洞内
温度Tfに対応する機器特性を選択するものについて示
したが、この実施の形態3では、特定選択部26が上記
実施の形態1と同様に、運転状態監視部14の監視結果
に応じて機器特性を選択したのち、発電機の回転数N,
有効落差H及び冷却水温度Trに対応する機器特性を選
択する点で相違している(図5を参照)。
【0040】また、上記実施の形態1では、変位量特定
部17が発電機の回転数Nに対応する回転子コイル極間
接続部の正常時の変位量ΔCsを特定したのち、異常検
知部18が、変位量特定部17により特定された正常時
の変位量ΔCsと、ギャップセンサ13により検出され
た実際の変位量ΔCを比較して、その回転子コイル極間
接続部の異常を検知するものについて示したが、この実
施の形態3では、変位量特定部27がタイマー21によ
り計測された発電機の運転時間tに対応するスラスト軸
の正常時の油膜厚ΔEsを機器特性を参照して特定した
のち、異常検知部28が、変位量特定部27により特定
されたスラスト軸の正常時の油膜厚ΔEsと、油膜厚検
出部24により検出されたスラスト軸の油膜厚ΔEを比
較して、そのスラスト軸の異常を検知すると、制御部3
0が、スラスト・オイル・リフト・ポンプの運転を指令
する制御信号を出力する点で相違している。
部17が発電機の回転数Nに対応する回転子コイル極間
接続部の正常時の変位量ΔCsを特定したのち、異常検
知部18が、変位量特定部17により特定された正常時
の変位量ΔCsと、ギャップセンサ13により検出され
た実際の変位量ΔCを比較して、その回転子コイル極間
接続部の異常を検知するものについて示したが、この実
施の形態3では、変位量特定部27がタイマー21によ
り計測された発電機の運転時間tに対応するスラスト軸
の正常時の油膜厚ΔEsを機器特性を参照して特定した
のち、異常検知部28が、変位量特定部27により特定
されたスラスト軸の正常時の油膜厚ΔEsと、油膜厚検
出部24により検出されたスラスト軸の油膜厚ΔEを比
較して、そのスラスト軸の異常を検知すると、制御部3
0が、スラスト・オイル・リフト・ポンプの運転を指令
する制御信号を出力する点で相違している。
【0041】なお、異常検知部28は、変位量特定部2
7により特定されたスラスト軸の正常時の油膜厚ΔEs
から不感帯量F1またはF2を減算し、油膜厚検出部2
4により検出されたスラスト軸の油膜厚ΔEが、その減
算結果より小さいときは、スラスト軸の異常を認定し、
異常検知信号A1またはA2を制御部30に出力する。 ΔE < ΔEs−F1 ΔE < ΔEs−F2
7により特定されたスラスト軸の正常時の油膜厚ΔEs
から不感帯量F1またはF2を減算し、油膜厚検出部2
4により検出されたスラスト軸の油膜厚ΔEが、その減
算結果より小さいときは、スラスト軸の異常を認定し、
異常検知信号A1またはA2を制御部30に出力する。 ΔE < ΔEs−F1 ΔE < ΔEs−F2
【0042】以上で明らかなように、この実施の形態3
によれば、タイマー21により計測された発電機の運転
時間tに対応するスラスト軸の正常時の油膜厚ΔEsを
機器特性を参照して特定する変位量特定部27を設け、
その変位量特定部27により特定されたスラスト軸の正
常時の油膜厚ΔEsと油膜厚検出部24により検出され
たスラスト軸の油膜厚ΔEを比較し、その比較結果に応
じてスラスト・オイル・リフト・ポンプの運転を制御す
るように構成したので、スラスト軸の油膜厚が正常時の
範囲を逸脱すると、スラスト・オイル・リフト・ポンプ
が運転されるようになり、その結果、発電機の運転中に
スラスト軸が焼損する事故を防止することができる効果
を奏する。
によれば、タイマー21により計測された発電機の運転
時間tに対応するスラスト軸の正常時の油膜厚ΔEsを
機器特性を参照して特定する変位量特定部27を設け、
その変位量特定部27により特定されたスラスト軸の正
常時の油膜厚ΔEsと油膜厚検出部24により検出され
たスラスト軸の油膜厚ΔEを比較し、その比較結果に応
じてスラスト・オイル・リフト・ポンプの運転を制御す
るように構成したので、スラスト軸の油膜厚が正常時の
範囲を逸脱すると、スラスト・オイル・リフト・ポンプ
が運転されるようになり、その結果、発電機の運転中に
スラスト軸が焼損する事故を防止することができる効果
を奏する。
【0043】実施の形態4.上記実施の形態3では、ス
ラスト軸の油膜厚を監視対象部位とするものについて示
したが、図6に示すように、スラスト軸の軸受温度ΔF
を検出する軸受温度検出部(軸受温度検出手段)31を
設けるとともに、データベース25には発電機の運転時
間tに対応するスラスト軸の正常時の軸受温度ΔFsを
示す機器特性を記憶し、異常検知部28がスラスト軸の
異常を検知すると、制御部30がスラスト・オイル・リ
フト・ポンプの運転を指令する制御信号を出力するよう
にしてもよい。これにより、上記実施の形態3と同様の
効果を奏することができる。
ラスト軸の油膜厚を監視対象部位とするものについて示
したが、図6に示すように、スラスト軸の軸受温度ΔF
を検出する軸受温度検出部(軸受温度検出手段)31を
設けるとともに、データベース25には発電機の運転時
間tに対応するスラスト軸の正常時の軸受温度ΔFsを
示す機器特性を記憶し、異常検知部28がスラスト軸の
異常を検知すると、制御部30がスラスト・オイル・リ
フト・ポンプの運転を指令する制御信号を出力するよう
にしてもよい。これにより、上記実施の形態3と同様の
効果を奏することができる。
【0044】実施の形態5.上記実施の形態3及び実施
の形態4では、異常検知部28から異常検知信号A2が
出力されると、制御部30がスラスト・オイル・リフト
・ポンプの運転を指令する制御信号を出力するものにつ
いて示したが、図7に示すように、スラスト・オイル・
リフト・ポンプの運転頻度を監視し、その運転頻度が設
定値を越えると、制御部30から発電機の運転を停止す
る制御信号を出力させる運転頻度監視部(運転頻度監視
手段)32を設けるようにしてもよい。これにより、ス
ラスト軸の焼損を未然に防止することができる効果を奏
する。
の形態4では、異常検知部28から異常検知信号A2が
出力されると、制御部30がスラスト・オイル・リフト
・ポンプの運転を指令する制御信号を出力するものにつ
いて示したが、図7に示すように、スラスト・オイル・
リフト・ポンプの運転頻度を監視し、その運転頻度が設
定値を越えると、制御部30から発電機の運転を停止す
る制御信号を出力させる運転頻度監視部(運転頻度監視
手段)32を設けるようにしてもよい。これにより、ス
ラスト軸の焼損を未然に防止することができる効果を奏
する。
【0045】実施の形態6.図8はこの発明の実施の形
態6によるプラント制御装置を示す構成図であり、図に
おいて、41は発電機の軸受温度Tjを検出する軸受温
度検出部(軸受温度検出手段)、42は発電機の冷却水
温度Trを検出する冷却水温度検出部(選択手段)、4
3は発電機の軸受温度Tjに対応する冷却水量Qを示す
機器特性を記憶するデータベース(記憶手段)、44は
冷却水温度検出部42により検出された冷却水温度Tr
に応じてデータベース43に記憶されている複数の機器
特性の中から冷却水量特定部45が参照する機器特性を
選択する特性選択部(選択手段)、45は軸受温度検出
部41により検出された発電機の軸受温度Tjに対応す
る冷却水量Qを機器特性を参照して特定する冷却水量特
定部(特定手段)、46は冷却水量特定部45により特
定された冷却水量Qに見合う冷却水量を供給するため、
その冷却水量Qに応じて弁開度Vを調整する弁開度調整
部(調整手段)である。
態6によるプラント制御装置を示す構成図であり、図に
おいて、41は発電機の軸受温度Tjを検出する軸受温
度検出部(軸受温度検出手段)、42は発電機の冷却水
温度Trを検出する冷却水温度検出部(選択手段)、4
3は発電機の軸受温度Tjに対応する冷却水量Qを示す
機器特性を記憶するデータベース(記憶手段)、44は
冷却水温度検出部42により検出された冷却水温度Tr
に応じてデータベース43に記憶されている複数の機器
特性の中から冷却水量特定部45が参照する機器特性を
選択する特性選択部(選択手段)、45は軸受温度検出
部41により検出された発電機の軸受温度Tjに対応す
る冷却水量Qを機器特性を参照して特定する冷却水量特
定部(特定手段)、46は冷却水量特定部45により特
定された冷却水量Qに見合う冷却水量を供給するため、
その冷却水量Qに応じて弁開度Vを調整する弁開度調整
部(調整手段)である。
【0046】次に動作について説明する。まず、発電機
の運転が開始されると、軸受温度検出部41が発電機の
軸受温度Tjを検出し、冷却水温度検出部42が発電機
の冷却水温度Trを検出する。このようにして、発電機
の軸受温度Tjと冷却水温度Trが検出されると、発電
機の軸受に供給する冷却水量Qを特定するため、冷却水
量特定部45が、その冷却水温度Trに係る適正な機器
特性を選択する。即ち、データベース43には、図9に
示すように、機器特性が発電機の冷却水温度Trに応じ
て3本用意されているので、冷却水温度検出部42によ
り検出された冷却水温度Trに対応する機器特性を選択
する。
の運転が開始されると、軸受温度検出部41が発電機の
軸受温度Tjを検出し、冷却水温度検出部42が発電機
の冷却水温度Trを検出する。このようにして、発電機
の軸受温度Tjと冷却水温度Trが検出されると、発電
機の軸受に供給する冷却水量Qを特定するため、冷却水
量特定部45が、その冷却水温度Trに係る適正な機器
特性を選択する。即ち、データベース43には、図9に
示すように、機器特性が発電機の冷却水温度Trに応じ
て3本用意されているので、冷却水温度検出部42によ
り検出された冷却水温度Trに対応する機器特性を選択
する。
【0047】このようにして、発電機の冷却水温度Tr
に対応する機器特性が選択されると、冷却水量特定部4
5が、その機器特性を参照して発電機の軸受温度Tjに
対応する冷却水量Qを特定する。例えば、冷却水温度T
rが“中”の機器特性が選択され、発電機の軸受温度T
jがTj1であるとすれば、図9に示すように、Q1が
軸受温度Tj1に対応する冷却水量Qとして特定され
る。
に対応する機器特性が選択されると、冷却水量特定部4
5が、その機器特性を参照して発電機の軸受温度Tjに
対応する冷却水量Qを特定する。例えば、冷却水温度T
rが“中”の機器特性が選択され、発電機の軸受温度T
jがTj1であるとすれば、図9に示すように、Q1が
軸受温度Tj1に対応する冷却水量Qとして特定され
る。
【0048】そして、冷却水量特定部45により発電機
の軸受温度Tjに対応する冷却水量Qが特定されると、
弁開度調整部46が、冷却水量特定部45により特定さ
れた冷却水量Qに見合う冷却水量を発電機の軸受に供給
するため、その冷却水量Qに比例定数Kを乗算して、弁
開度Vを演算する。 V = K×Q そして、弁開度調整部46は、弁開度Vを演算すると、
冷却装置から送水された冷却水を発電機の軸受に導く配
管の途中に設けられた弁の開度が弁開度Vに一致するよ
うに、弁の開度を調整する。
の軸受温度Tjに対応する冷却水量Qが特定されると、
弁開度調整部46が、冷却水量特定部45により特定さ
れた冷却水量Qに見合う冷却水量を発電機の軸受に供給
するため、その冷却水量Qに比例定数Kを乗算して、弁
開度Vを演算する。 V = K×Q そして、弁開度調整部46は、弁開度Vを演算すると、
冷却装置から送水された冷却水を発電機の軸受に導く配
管の途中に設けられた弁の開度が弁開度Vに一致するよ
うに、弁の開度を調整する。
【0049】以上で明らかなように、この実施の形態6
によれば、軸受温度検出部41により検出された発電機
の軸受温度Tjに対応する冷却水量Qを機器特性を参照
して特定する冷却水量特定部45を設け、その冷却水量
Qに応じて弁開度を調整するように構成したので、軸受
温度Tjが考慮されて発電機の軸受に供給される冷却水
量Qが決定されるようになり、その結果、冷却水が不足
して機器の焼損を招く事故を防止することができるとと
もに、冷却水が過多になる不経済な運転を回避すること
ができる効果を奏する。
によれば、軸受温度検出部41により検出された発電機
の軸受温度Tjに対応する冷却水量Qを機器特性を参照
して特定する冷却水量特定部45を設け、その冷却水量
Qに応じて弁開度を調整するように構成したので、軸受
温度Tjが考慮されて発電機の軸受に供給される冷却水
量Qが決定されるようになり、その結果、冷却水が不足
して機器の焼損を招く事故を防止することができるとと
もに、冷却水が過多になる不経済な運転を回避すること
ができる効果を奏する。
【0050】実施の形態7.上記実施の形態6では、発
電機の軸受温度Tjに対応する冷却水量Qを決定するも
のについて示したが、図10に示すように、空気冷却器
の出口温度Tdを検出する出口温度検出部(出口温度検
出手段)47を設けるとともに、データベース43には
空気冷却器の出口温度Tdに対応する冷却水量Qを示す
機器特性を記憶し、冷却水量特定部45が空気冷却器の
出口温度Tdに対応する冷却水量Qを特定すると、上記
実施の形態6と同様に、弁開度調整部46が冷却水量Q
に応じて弁の開度を調整するようにしてもよい。これに
より、上記実施の形態6と同様の効果を奏することがで
きる。
電機の軸受温度Tjに対応する冷却水量Qを決定するも
のについて示したが、図10に示すように、空気冷却器
の出口温度Tdを検出する出口温度検出部(出口温度検
出手段)47を設けるとともに、データベース43には
空気冷却器の出口温度Tdに対応する冷却水量Qを示す
機器特性を記憶し、冷却水量特定部45が空気冷却器の
出口温度Tdに対応する冷却水量Qを特定すると、上記
実施の形態6と同様に、弁開度調整部46が冷却水量Q
に応じて弁の開度を調整するようにしてもよい。これに
より、上記実施の形態6と同様の効果を奏することがで
きる。
【0051】実施の形態8.上記実施の形態6では、発
電機の軸受温度Tjに対応する冷却水量Qを決定するも
のについて示したが、図11に示すように、発電機の風
洞内温度Tfを検出する風洞内温度検出部(風洞内温度
検出手段)48を設けるとともに、データベース43に
は発電機の風洞内温度Tfに対応する冷却水量Qを示す
機器特性を記憶し、冷却水量特定部45が発電機の風洞
内温度Tfに対応する冷却水量Qを特定すると、上記実
施の形態6と同様に、弁開度調整部46が冷却水量Qに
応じて弁の開度を調整するようにしてもよい。これによ
り、上記実施の形態6と同様の効果を奏することができ
る。
電機の軸受温度Tjに対応する冷却水量Qを決定するも
のについて示したが、図11に示すように、発電機の風
洞内温度Tfを検出する風洞内温度検出部(風洞内温度
検出手段)48を設けるとともに、データベース43に
は発電機の風洞内温度Tfに対応する冷却水量Qを示す
機器特性を記憶し、冷却水量特定部45が発電機の風洞
内温度Tfに対応する冷却水量Qを特定すると、上記実
施の形態6と同様に、弁開度調整部46が冷却水量Qに
応じて弁の開度を調整するようにしてもよい。これによ
り、上記実施の形態6と同様の効果を奏することができ
る。
【0052】実施の形態9.上記実施の形態6では、発
電機の軸受温度Tjに対応する冷却水量Qを決定するも
のについて示したが、図12に示すように、変圧器温度
Thを検出する変圧器温度検出部(変圧器温度検出手
段)49を設けるとともに、データベース43には変圧
器温度Thに対応する冷却水量Q(または送油量)を示
す機器特性を記憶し、冷却水量特定部45が変圧器温度
Thに対応する冷却水量Q(または送油量)を特定する
と、上記実施の形態6と同様に、弁開度調整部46が冷
却水量Q(または送油量)に応じて弁の開度を調整する
ようにしてもよい。これにより、上記実施の形態6と同
様の効果を奏することができる。なお、この実施の形態
9では、冷却水温度検出部(選択手段)50により検出
された変圧器の冷却水温度Trと、電力検出部(選択手
段)51により検出された変圧器が変換する電力Pに応
じて複数の機器特性から適正な機器特性を選択する。
電機の軸受温度Tjに対応する冷却水量Qを決定するも
のについて示したが、図12に示すように、変圧器温度
Thを検出する変圧器温度検出部(変圧器温度検出手
段)49を設けるとともに、データベース43には変圧
器温度Thに対応する冷却水量Q(または送油量)を示
す機器特性を記憶し、冷却水量特定部45が変圧器温度
Thに対応する冷却水量Q(または送油量)を特定する
と、上記実施の形態6と同様に、弁開度調整部46が冷
却水量Q(または送油量)に応じて弁の開度を調整する
ようにしてもよい。これにより、上記実施の形態6と同
様の効果を奏することができる。なお、この実施の形態
9では、冷却水温度検出部(選択手段)50により検出
された変圧器の冷却水温度Trと、電力検出部(選択手
段)51により検出された変圧器が変換する電力Pに応
じて複数の機器特性から適正な機器特性を選択する。
【0053】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、状態
量検出手段により検出されたパラメータの状態量に対応
する監視対象部位の正常時の変位量を機器特性を参照し
て特定する特定手段を設け、その特定手段により特定さ
れた監視対象部位の正常時の変位量と変位量検出手段に
より検出された監視対象部位の変位量を比較して、その
監視対象部位の異常を検知するように構成したので、プ
ラントの運転状況を考慮して、プラント機器の異常を検
知することができるようになり、その結果、プラント機
器の異常検知精度が向上する効果がある。
量検出手段により検出されたパラメータの状態量に対応
する監視対象部位の正常時の変位量を機器特性を参照し
て特定する特定手段を設け、その特定手段により特定さ
れた監視対象部位の正常時の変位量と変位量検出手段に
より検出された監視対象部位の変位量を比較して、その
監視対象部位の異常を検知するように構成したので、プ
ラントの運転状況を考慮して、プラント機器の異常を検
知することができるようになり、その結果、プラント機
器の異常検知精度が向上する効果がある。
【0054】この発明によれば、回転機の運転状態に応
じて記憶手段に記憶されている複数の機器特性の中から
特定手段が参照する機器特性を選択するように構成した
ので、回転機の運転状態に対応する適正な機器特性が選
択されるようになり、その結果、プラント機器の異常検
知精度が向上する効果がある。
じて記憶手段に記憶されている複数の機器特性の中から
特定手段が参照する機器特性を選択するように構成した
ので、回転機の運転状態に対応する適正な機器特性が選
択されるようになり、その結果、プラント機器の異常検
知精度が向上する効果がある。
【0055】この発明によれば、回転機の運転状況を示
す他のパラメータの状態量に応じて記憶手段に記憶され
ている複数の機器特性の中から特定手段が参照する機器
特性を選択するように構成したので、他のパラメータの
状態量に対応する適正な機器特性が選択されるようにな
り、その結果、プラント機器の異常検知精度が向上する
効果がある。
す他のパラメータの状態量に応じて記憶手段に記憶され
ている複数の機器特性の中から特定手段が参照する機器
特性を選択するように構成したので、他のパラメータの
状態量に対応する適正な機器特性が選択されるようにな
り、その結果、プラント機器の異常検知精度が向上する
効果がある。
【0056】この発明によれば、異常検知手段により監
視対象部位の異常が検知されると、アラーム情報を出力
するように構成したので、プラントの運転員等が監視対
象部位の異常を認識することができる効果がある。
視対象部位の異常が検知されると、アラーム情報を出力
するように構成したので、プラントの運転員等が監視対
象部位の異常を認識することができる効果がある。
【0057】この発明によれば、異常検知手段により監
視対象部位の異常が検知されると、回転機を停止するよ
うに構成したので、回転機が自動的に停止されるように
なり、その結果、大事故の発生を未然に防止することが
できる効果がある。
視対象部位の異常が検知されると、回転機を停止するよ
うに構成したので、回転機が自動的に停止されるように
なり、その結果、大事故の発生を未然に防止することが
できる効果がある。
【0058】この発明によれば、特定手段により特定さ
れた監視対象部位の正常時の変位量に不感帯量を加算
し、変位量検出手段により検出された監視対象部位の変
位量がその加算結果より大きいとき、その監視対象部位
の異常を認定するように構成したので、各検出手段に乱
入するノイズの影響等による誤動作を防止しつつ、プラ
ント機器の異常を精度よく検知することができる効果が
ある。
れた監視対象部位の正常時の変位量に不感帯量を加算
し、変位量検出手段により検出された監視対象部位の変
位量がその加算結果より大きいとき、その監視対象部位
の異常を認定するように構成したので、各検出手段に乱
入するノイズの影響等による誤動作を防止しつつ、プラ
ント機器の異常を精度よく検知することができる効果が
ある。
【0059】この発明によれば、状態量検出手段により
検出されたパラメータの状態量及び変位量検出手段によ
り検出された監視対象部位の変位量を蓄積するように構
成したので、その状態量等を分析することによる高度な
保守管理の実現が可能になる効果がある。
検出されたパラメータの状態量及び変位量検出手段によ
り検出された監視対象部位の変位量を蓄積するように構
成したので、その状態量等を分析することによる高度な
保守管理の実現が可能になる効果がある。
【0060】この発明によれば、計測手段により計測さ
れた回転機の運転時間に対応するスラスト軸の正常時の
油膜厚を機器特性を参照して特定する特定手段を設け、
その特定手段により特定されたスラスト軸の正常時の油
膜厚と油膜厚検出手段により検出されたスラスト軸の油
膜厚を比較し、その比較結果に応じてスラスト・オイル
・リフト・ポンプの運転を制御するように構成したの
で、スラスト軸の油膜厚が正常時の範囲を逸脱すると、
スラスト・オイル・リフト・ポンプが運転されるように
なり、その結果、発電機の運転中にスラスト軸が焼損す
る事故を防止することができる効果がある。
れた回転機の運転時間に対応するスラスト軸の正常時の
油膜厚を機器特性を参照して特定する特定手段を設け、
その特定手段により特定されたスラスト軸の正常時の油
膜厚と油膜厚検出手段により検出されたスラスト軸の油
膜厚を比較し、その比較結果に応じてスラスト・オイル
・リフト・ポンプの運転を制御するように構成したの
で、スラスト軸の油膜厚が正常時の範囲を逸脱すると、
スラスト・オイル・リフト・ポンプが運転されるように
なり、その結果、発電機の運転中にスラスト軸が焼損す
る事故を防止することができる効果がある。
【0061】この発明によれば、計測手段により計測さ
れた回転機の運転時間に対応するスラスト軸の正常時の
軸受温度を機器特性を参照して特定する特定手段を設
け、その特定手段により特定されたスラスト軸の正常時
の軸受温度と軸受温度検出手段により検出されたスラス
ト軸の軸受温度を比較し、その比較結果に応じてスラス
ト・オイル・リフト・ポンプの運転を制御するように構
成したので、スラスト軸の油膜厚が正常時の範囲を逸脱
すると、スラスト・オイル・リフト・ポンプが運転され
るようになり、その結果、発電機の運転中にスラスト軸
が焼損する事故を防止することができる効果がある。
れた回転機の運転時間に対応するスラスト軸の正常時の
軸受温度を機器特性を参照して特定する特定手段を設
け、その特定手段により特定されたスラスト軸の正常時
の軸受温度と軸受温度検出手段により検出されたスラス
ト軸の軸受温度を比較し、その比較結果に応じてスラス
ト・オイル・リフト・ポンプの運転を制御するように構
成したので、スラスト軸の油膜厚が正常時の範囲を逸脱
すると、スラスト・オイル・リフト・ポンプが運転され
るようになり、その結果、発電機の運転中にスラスト軸
が焼損する事故を防止することができる効果がある。
【0062】この発明によれば、回転機の回転数,有効
落差及び冷却水温度に応じて記憶手段に記憶されている
複数の機器特性の中から特定手段が参照する機器特性を
選択するように構成したので、回転機の回転数等に対応
する適正な機器特性が選択されるようになり、その結
果、プラント機器の異常検知精度が向上する効果があ
る。
落差及び冷却水温度に応じて記憶手段に記憶されている
複数の機器特性の中から特定手段が参照する機器特性を
選択するように構成したので、回転機の回転数等に対応
する適正な機器特性が選択されるようになり、その結
果、プラント機器の異常検知精度が向上する効果があ
る。
【0063】この発明によれば、スラスト・オイル・リ
フト・ポンプの運転頻度を監視し、その運転頻度が設定
値を越えると、回転機の運転を停止するように構成した
ので、スラスト軸の焼損を未然に防止することができる
効果がある。
フト・ポンプの運転頻度を監視し、その運転頻度が設定
値を越えると、回転機の運転を停止するように構成した
ので、スラスト軸の焼損を未然に防止することができる
効果がある。
【0064】この発明によれば、軸受温度検出手段によ
り検出された回転機の軸受温度に対応する冷却水量を機
器特性を参照して特定する特定手段を設け、その特定手
段により特定された冷却水量に応じて弁開度を調整する
ように構成したので、軸受温度が考慮されて発電機の軸
受に供給される冷却水量が決定されるようになり、その
結果、冷却水が不足して機器の焼損を招く事故を防止す
ることができるとともに、冷却水が過多になる不経済な
運転を回避することができる効果がある。
り検出された回転機の軸受温度に対応する冷却水量を機
器特性を参照して特定する特定手段を設け、その特定手
段により特定された冷却水量に応じて弁開度を調整する
ように構成したので、軸受温度が考慮されて発電機の軸
受に供給される冷却水量が決定されるようになり、その
結果、冷却水が不足して機器の焼損を招く事故を防止す
ることができるとともに、冷却水が過多になる不経済な
運転を回避することができる効果がある。
【0065】この発明によれば、出口温度検出手段によ
り検出された空気冷却器の出口温度に対応する冷却水量
を機器特性を参照して特定する特定手段を設け、その特
定手段により特定された冷却水量に応じて弁開度を調整
するように構成したので、出口温度が考慮されて発電機
の軸受に供給される冷却水量が決定されるようになり、
その結果、冷却水が不足して機器の焼損を招く事故を防
止することができるとともに、冷却水が過多になる不経
済な運転を回避することができる効果がある。
り検出された空気冷却器の出口温度に対応する冷却水量
を機器特性を参照して特定する特定手段を設け、その特
定手段により特定された冷却水量に応じて弁開度を調整
するように構成したので、出口温度が考慮されて発電機
の軸受に供給される冷却水量が決定されるようになり、
その結果、冷却水が不足して機器の焼損を招く事故を防
止することができるとともに、冷却水が過多になる不経
済な運転を回避することができる効果がある。
【0066】この発明によれば、風洞内温度検出手段に
より検出された風洞内温度に対応する冷却水量を機器特
性を参照して特定する特定手段を設け、その特定手段に
より特定された冷却水量に応じて弁開度を調整するよう
に構成したので、風洞内温度が考慮されて発電機の軸受
に供給される冷却水量が決定されるようになり、その結
果、冷却水が不足して機器の焼損を招く事故を防止する
ことができるとともに、冷却水が過多になる不経済な運
転を回避することができる効果がある。
より検出された風洞内温度に対応する冷却水量を機器特
性を参照して特定する特定手段を設け、その特定手段に
より特定された冷却水量に応じて弁開度を調整するよう
に構成したので、風洞内温度が考慮されて発電機の軸受
に供給される冷却水量が決定されるようになり、その結
果、冷却水が不足して機器の焼損を招く事故を防止する
ことができるとともに、冷却水が過多になる不経済な運
転を回避することができる効果がある。
【0067】この発明によれば、冷却水温度に応じて記
憶手段に記憶されている複数の機器特性の中から特定手
段が参照する機器特性を選択するように構成したので、
冷却水温度に対応する適正な機器特性が選択されるよう
になり、その結果、冷却水量が適正化される効果があ
る。
憶手段に記憶されている複数の機器特性の中から特定手
段が参照する機器特性を選択するように構成したので、
冷却水温度に対応する適正な機器特性が選択されるよう
になり、その結果、冷却水量が適正化される効果があ
る。
【0068】この発明によれば、変圧器温度検出手段に
より検出された変圧器温度に対応する冷却水量又は送油
量を機器特性を参照して特定する特定手段を設け、その
特定手段により特定された冷却水量又は送油量に応じて
弁開度を調整するように構成したので、変圧器温度が考
慮されて変圧器に供給される冷却水量又は送油量が決定
されるようになり、その結果、冷却水等が不足して変圧
器の焼損を招く事故を防止することができるとともに、
冷却水等が過多になる不経済な運転を回避することがで
きる効果がある。
より検出された変圧器温度に対応する冷却水量又は送油
量を機器特性を参照して特定する特定手段を設け、その
特定手段により特定された冷却水量又は送油量に応じて
弁開度を調整するように構成したので、変圧器温度が考
慮されて変圧器に供給される冷却水量又は送油量が決定
されるようになり、その結果、冷却水等が不足して変圧
器の焼損を招く事故を防止することができるとともに、
冷却水等が過多になる不経済な運転を回避することがで
きる効果がある。
【0069】この発明によれば、冷却水温度及び電力に
応じて記憶手段に記憶されている複数の機器特性の中か
ら特定手段が参照する機器特性を選択するように構成し
たので、冷却水温度等に対応する適正な機器特性が選択
されるようになり、その結果、冷却水量が適正化される
効果がある。
応じて記憶手段に記憶されている複数の機器特性の中か
ら特定手段が参照する機器特性を選択するように構成し
たので、冷却水温度等に対応する適正な機器特性が選択
されるようになり、その結果、冷却水量が適正化される
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1によるプラント制御
装置を示す構成図である。
装置を示す構成図である。
【図2】 機器特性を示すグラフ図である。
【図3】 機器特性を示すグラフ図である。
【図4】 この発明の実施の形態3によるプラント制御
装置を示す構成図である。
装置を示す構成図である。
【図5】 機器特性を示すグラフ図である。
【図6】 この発明の実施の形態4によるプラント制御
装置を示す構成図である。
装置を示す構成図である。
【図7】 この発明の実施の形態5によるプラント制御
装置を示す構成図である。
装置を示す構成図である。
【図8】 この発明の実施の形態6によるプラント制御
装置を示す構成図である。
装置を示す構成図である。
【図9】 機器特性を示すグラフ図である。
【図10】 この発明の実施の形態7によるプラント制
御装置を示す構成図である。
御装置を示す構成図である。
【図11】 この発明の実施の形態8によるプラント制
御装置を示す構成図である。
御装置を示す構成図である。
【図12】 この発明の実施の形態9によるプラント制
御装置を示す構成図である。
御装置を示す構成図である。
【図13】 従来のプラント制御装置を示す構成図であ
る。
る。
11 回転数検出部(状態量検出手段)、12 風洞内
温度検出部(選択手段)、13 ギャップセンサ(変位
量検出手段)、14 運転状態監視部(選択手段)、1
5,25 データベース(記憶手段、蓄積手段)、1
6,26,44特性選択部(選択手段)、17,27
変位量特定部(特定手段)、18,28異常検知部(異
常検知手段)、19,29 アラーム報知部(報知手
段)、20 制御部(停止手段)、21 タイマー(計
測手段)、22 有効落差検出部(選択手段)、23,
42,50 冷却水温度検出部(選択手段)、24 油
膜厚検出部(油膜厚検出手段)、30 制御部(制御手
段)、31,41 軸受温度検出部(軸受温度検出手
段)、32 運転頻度監視部(運転頻度監視手段)、4
3 データベース(記憶手段)、45 冷却水量特定部
(特定手段)、46弁開度調整部(調整手段)、47
出口温度検出部(出口温度検出手段)、48風洞内温度
検出部(風洞内温度検出手段)、49 変圧器温度検出
部(変圧器温度検出手段)、51 電力検出部(選択手
段)。
温度検出部(選択手段)、13 ギャップセンサ(変位
量検出手段)、14 運転状態監視部(選択手段)、1
5,25 データベース(記憶手段、蓄積手段)、1
6,26,44特性選択部(選択手段)、17,27
変位量特定部(特定手段)、18,28異常検知部(異
常検知手段)、19,29 アラーム報知部(報知手
段)、20 制御部(停止手段)、21 タイマー(計
測手段)、22 有効落差検出部(選択手段)、23,
42,50 冷却水温度検出部(選択手段)、24 油
膜厚検出部(油膜厚検出手段)、30 制御部(制御手
段)、31,41 軸受温度検出部(軸受温度検出手
段)、32 運転頻度監視部(運転頻度監視手段)、4
3 データベース(記憶手段)、45 冷却水量特定部
(特定手段)、46弁開度調整部(調整手段)、47
出口温度検出部(出口温度検出手段)、48風洞内温度
検出部(風洞内温度検出手段)、49 変圧器温度検出
部(変圧器温度検出手段)、51 電力検出部(選択手
段)。
Claims (17)
- 【請求項1】 回転機の運転状況を示すパラメータの状
態量を検出する状態量検出手段と、回転機における監視
対象部位の変位量を検出する変位量検出手段と、パラメ
ータの状態量に対応する監視対象部位の正常時の変位量
を示す機器特性を記憶する記憶手段と、上記状態量検出
手段により検出されたパラメータの状態量に対応する監
視対象部位の正常時の変位量を上記機器特性を参照して
特定する特定手段と、上記特定手段により特定された監
視対象部位の正常時の変位量と上記変位量検出手段によ
り検出された監視対象部位の変位量を比較して、その監
視対象部位の異常を検知する異常検知手段とを備えたプ
ラント制御装置。 - 【請求項2】 回転機の運転状態を監視し、その回転機
の運転状態に応じて記憶手段に記憶されている複数の機
器特性の中から特定手段が参照する機器特性を選択する
選択手段を設けたことを特徴とする請求項1記載のプラ
ント制御装置。 - 【請求項3】 回転機の運転状況を示す他のパラメータ
の状態量を検出し、他のパラメータの状態量に応じて記
憶手段に記憶されている複数の機器特性の中から特定手
段が参照する機器特性を選択する選択手段を設けたこと
を特徴とする請求項1または請求項2記載のプラント制
御装置。 - 【請求項4】 異常検知手段により監視対象部位の異常
が検知されると、アラーム情報を出力する報知手段を設
けたことを特徴とする請求項1から請求項3のうちのい
ずれか1項記載のプラント制御装置。 - 【請求項5】 異常検知手段により監視対象部位の異常
が検知されると、回転機を停止する停止手段を設けたこ
とを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか
1項記載のプラント制御装置。 - 【請求項6】 異常検知手段は、特定手段により特定さ
れた監視対象部位の正常時の変位量に不感帯量を加算
し、変位量検出手段により検出された監視対象部位の変
位量がその加算結果より大きいとき、その監視対象部位
の異常を認定することを特徴とする請求項1から請求項
5のうちのいずれか1項記載のプラント制御装置。 - 【請求項7】 状態量検出手段により検出されたパラメ
ータの状態量及び変位量検出手段により検出された監視
対象部位の変位量を蓄積する蓄積手段を設けたことを特
徴とする請求項1から請求項6のうちのいずれか1項記
載のプラント制御装置。 - 【請求項8】 回転機の運転時間を計測する計測手段
と、回転機におけるスラスト軸の油膜厚を検出する油膜
厚検出手段と、回転機の運転時間に対応するスラスト軸
の正常時の油膜厚を示す機器特性を記憶する記憶手段
と、上記計測手段により計測された回転機の運転時間に
対応するスラスト軸の正常時の油膜厚を上記機器特性を
参照して特定する特定手段と、上記特定手段により特定
されたスラスト軸の正常時の油膜厚と上記油膜厚検出手
段により検出されたスラスト軸の油膜厚を比較し、その
比較結果に応じてスラスト・オイル・リフト・ポンプの
運転を制御する制御手段とを備えたプラント制御装置。 - 【請求項9】 回転機の運転時間を計測する計測手段
と、回転機におけるスラスト軸の軸受温度を検出する軸
受温度検出手段と、回転機の運転時間に対応するスラス
ト軸の正常時の軸受温度を示す機器特性を記憶する記憶
手段と、上記計測手段により計測された回転機の運転時
間に対応するスラスト軸の正常時の軸受温度を上記機器
特性を参照して特定する特定手段と、上記特定手段によ
り特定されたスラスト軸の正常時の軸受温度と上記軸受
温度検出手段により検出されたスラスト軸の軸受温度を
比較し、その比較結果に応じてスラスト・オイル・リフ
ト・ポンプの運転を制御する制御手段とを備えたプラン
ト制御装置。 - 【請求項10】 回転機の回転数,有効落差及び冷却水
温度を検出し、その回転機の回転数,有効落差及び冷却
水温度に応じて記憶手段に記憶されている複数の機器特
性の中から特定手段が参照する機器特性を選択する選択
手段を設けたことを特徴とする請求項8または請求項9
記載のプラント制御装置。 - 【請求項11】 スラスト・オイル・リフト・ポンプの
運転頻度を監視し、その運転頻度が設定値を越えると、
回転機の運転を停止する運転頻度監視手段を設けたこと
を特徴とする請求項8から請求項10のうちのいずれか
1項記載のプラント制御装置。 - 【請求項12】 回転機の軸受温度を検出する軸受温度
検出手段と、回転機の軸受温度に対応する冷却水量を示
す機器特性を記憶する記憶手段と、上記軸受温度検出手
段により検出された回転機の軸受温度に対応する冷却水
量を上記機器特性を参照して特定する特定手段と、上記
特定手段により特定された冷却水量に応じて弁開度を調
整する調整手段とを備えたプラント制御装置。 - 【請求項13】 空気冷却器の出口温度を検出する出口
温度検出手段と、空気冷却器の出口温度に対応する冷却
水量を示す機器特性を記憶する記憶手段と、上記出口温
度検出手段により検出された空気冷却器の出口温度に対
応する冷却水量を上記機器特性を参照して特定する特定
手段と、上記特定手段により特定された冷却水量に応じ
て弁開度を調整する調整手段とを備えたプラント制御装
置。 - 【請求項14】 風洞内温度を検出する風洞内温度検出
手段と、風洞内温度に対応する冷却水量を示す機器特性
を記憶する記憶手段と、上記風洞内温度検出手段により
検出された風洞内温度に対応する冷却水量を上記機器特
性を参照して特定する特定手段と、上記特定手段により
特定された冷却水量に応じて弁開度を調整する調整手段
とを備えたプラント制御装置。 - 【請求項15】 冷却水温度を検出し、その冷却水温度
に応じて記憶手段に記憶されている複数の機器特性の中
から特定手段が参照する機器特性を選択する選択手段を
設けたことを特徴とする請求項12から請求項14のう
ちのいずれか1項記載のプラント制御装置。 - 【請求項16】 変圧器温度を検出する変圧器温度検出
手段と、変圧器温度に対応する冷却水量又は送油量を示
す機器特性を記憶する記憶手段と、上記変圧器温度検出
手段により検出された変圧器温度に対応する冷却水量又
は送油量を上記機器特性を参照して特定する特定手段
と、上記特定手段により特定された冷却水量又は送油量
に応じて弁開度を調整する調整手段とを備えたプラント
制御装置。 - 【請求項17】 冷却水温度及び電力を検出し、その冷
却水温度及び電力に応じて記憶手段に記憶されている複
数の機器特性の中から特定手段が参照する機器特性を選
択する選択手段を設けたことを特徴とする請求項16記
載のプラント制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2898998A JPH11231931A (ja) | 1998-02-10 | 1998-02-10 | プラント制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2898998A JPH11231931A (ja) | 1998-02-10 | 1998-02-10 | プラント制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11231931A true JPH11231931A (ja) | 1999-08-27 |
Family
ID=12263834
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2898998A Pending JPH11231931A (ja) | 1998-02-10 | 1998-02-10 | プラント制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11231931A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018173815A (ja) * | 2017-03-31 | 2018-11-08 | エスペック株式会社 | 試験装置管理システム及び管理装置 |
JP2021096492A (ja) * | 2019-12-13 | 2021-06-24 | 三菱電機株式会社 | 診断装置、発電設備、データ作製方法、及び診断プログラム |
-
1998
- 1998-02-10 JP JP2898998A patent/JPH11231931A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018173815A (ja) * | 2017-03-31 | 2018-11-08 | エスペック株式会社 | 試験装置管理システム及び管理装置 |
JP2021096492A (ja) * | 2019-12-13 | 2021-06-24 | 三菱電機株式会社 | 診断装置、発電設備、データ作製方法、及び診断プログラム |
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