JPH11231759A - プロセスカートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents

プロセスカートリッジ及び画像形成装置

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JPH11231759A
JPH11231759A JP10052784A JP5278498A JPH11231759A JP H11231759 A JPH11231759 A JP H11231759A JP 10052784 A JP10052784 A JP 10052784A JP 5278498 A JP5278498 A JP 5278498A JP H11231759 A JPH11231759 A JP H11231759A
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JP
Japan
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toner
process cartridge
image forming
forming apparatus
power supply
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JP10052784A
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English (en)
Inventor
Akiyoshi Tanaka
章喜 田中
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トナー収容器のトナー供給用の開口を封鎖す
るためのシール部材を有するプロセスカートリッジ及び
該プロセスカートリッジを備えた画像形成装置におい
て、該シール部材を取り外すのを忘れた状態で画像形成
が開始されるのを防止する。 【解決手段】 プロセスカートリッジ100の外に出さ
れた引き抜きシール104の一部で供給端子107を覆
って、該供給端子107と高圧電源ユニットの出力端子
に接続された図示しない本体側電源端子との間に該引き
抜きシール104が挟まれるようにする。この引き抜き
シール104が引き抜かれているか否かによって、上記
出力端子に流れる電流値が異なることとなるので、この
電流値の変化を利用して引き抜きシールの引き抜き忘れ
を検知できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、ファクシ
ミリ、プリンター等の画像形成装置に着脱可能に構成さ
れたプロセスカートリッジ及び画像形成装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来より、トナーを収容するトナー収容
器と、該トナー収容器のトナー供給用の開口を封鎖する
ためのシール部材とを有し、画像形成装置本体に着脱可
能に構成されたプロセスカートリッジ、及び該プロセス
カートリッジを有する画像形成装置が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、昨今の画像
形成装置の低コスト化、小型化の流れの中で、装置本体
のコストを下げることはもとより、運送費、在庫管理の
ための経費などの低減も同時に行われ、梱包の小型化も
行われている。
【0004】従来画像形成装置の梱包は、装置本体、給
紙カセット、プロセスカートリッジ、その他アクセサリ
が梱包箱の中に別々に同梱されたものであったが、上記
小型化の要請により、プロセスカートリッジを装置本体
内へセットされた状態で梱包するものが出てきている。
【0005】上記トナー収容器のトナー供給用の開口を
封鎖するためのシール部材を有する構成のプロセスカー
トリッジ及び該プロセスカートリッジを有する画像形成
装置においては、ユーザが使用を開始する際に、まず上
記シール部材を引き抜いて取り外すことが必要である。
ところが、このシール部材の引き抜きを忘れたまま画像
形成を開始してしまうことがあるという問題点があっ
た。特に、プロセスカートリッジが上記小型化の要請に
より装置本体内へセットされた状態で梱包されると、プ
ロセスカートリッジが開梱時すでに装置本体に入ってい
ることとなるので、シール部材の引き抜き忘れが発生し
やすくなる。
【0006】なお、上記シール部材の引き抜き忘れは上
記プロセスカートリッジや該プロセスカートリッジを有
する画像形成装置に限らず、上記トナー収容器と、該ト
ナー収容器のトナー供給用の開口を封鎖するための取り
外し可能なシール部材とを有する画像形成装置であれ
ば、発生し得るものである。
【0007】本発明は上記問題点に鑑みなされたもので
あり、その目的とするところは、上記シール部材を取り
外すのを忘れた状態で画像形成が開始されるのを防止す
ることが可能なプロセスカートリッジ及び画像形成装置
を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、トナーを収容するトナー収容器
と、該トナー収容器のトナー供給用の開口を封鎖するた
めの取り外し可能なシール部材と、装置本体から供給さ
れる電力を受け入れるための電源受入れ端子とを有し、
画像形成装置本体に着脱可能に構成されたプロセスカー
トリッジにおいて、上記シール部材の一部を、上記電源
受入れ端子を覆う位置に配置したことを特徴とするもの
である。
【0009】このプロセスカートリッジは、未使用のト
ナーを充填した状態で上記シール部材が上記トナー収容
器のトナー供給用の開口を封鎖しており、該シール部材
を取り外すことによって、上記トナー収容器の上記トナ
ー供給用の開口からトナーが供給されることとなる。従
って、このプロセスカートリッジを画像形成装置本体に
装着して使用を開始する際には、上記シール部材を取り
外す必要がある。このプロセスカートリッジにおいて
は、上記シール部材の一部が上記電源受入れ端子を覆う
ように配置されているので、該プロセスカートリッジを
装置本体に装着したときに、電力を供給する装置本体か
らの出力電流の値が、上記シール部材を取り外した状態
すなわち上記電源受入れ端子を覆わない状態においての
値とは異なったものとなる。従って、この電流の変化を
利用して上記シール部材の取り外しを忘れていることを
検知することが可能となる。例えば、この電流の変化を
検知する検知手段を設ければ、該検知手段による検知結
果に基づいて上記シール部材の取り外しを忘れているこ
とを検知することができる。
【0010】請求項2の発明は、帯電手段と、トナーを
収容するトナー収容器と、該トナー収容器のトナー供給
用の開口を封鎖するための取り外し可能なシール部材と
を有し、画像形成装置本体に着脱可能に構成されたプロ
セスカートリッジと、上記帯電手段に電力を供給する高
圧電源ユニットとを有する画像形成装置において、上記
シール部材の一部を、上記高圧電源ユニットからの電力
を受け入れる電源受入れ端子を覆う位置に配置し、か
つ、該高圧電源ユニットの出力電流を検知する検知手段
を設けたことを特徴とするものである。
【0011】この画像形成装置のプロセスカートリッジ
は、未使用のトナーを充填した状態で上記シール部材が
上記トナー収容器のトナー供給用の開口を封鎖してお
り、該シール部材を取り外すことによって、上記トナー
収容器の上記トナー供給用の開口からトナーが供給され
ることとなる。従って、上記プロセスカートリッジを画
像形成装置本体に装着して使用を開始する際には、上記
シール部材を取り外す必要がある。この画像形成装置に
おいては、上記シール部材の一部が上記電源受入れ端子
を覆うように配置されているので、該プロセスカートリ
ッジを装置本体に装着したときに、上記電力を供給する
上記高圧電源ユニットからの出力電流の値が、上記シー
ル部材を取り外した状態すなわち上記電源受入れ端子を
覆わない状態においての値とは異なったものとなる。そ
して、上記検知手段によりこの電流の変化を検知するこ
とによって、上記シール部材の取り外しを忘れているこ
とを検知することができる。
【0012】請求項3の発明は、上記高圧電源ユニット
の出力電流を検知して、該電流の変化により上記プロセ
スカートリッジの装置本体内での有無を判定する有無判
定手段を有する請求項2の画像形成装置において、上記
有無判定手段を上記検知手段として用いたことを特徴と
するものである。
【0013】この画像形成装置においては、上記有無判
定手段を上記検知手段として用いるので、上記電流を検
知するための検知手段を新たに設ける必要がない。
【0014】請求項4の発明は、請求項3の画像形成装
置において、上記トナー収容器内のトナーエンドを検知
するトナーエンド検知手段を設けたことを特徴とするも
のである。
【0015】この画像形成装置においては、上記トナー
エンド検知手段により、上記トナー収容器内のトナーエ
ンドを検知する。これにより、上記有無判定手段によ
り、上記高圧電源ユニットの出力電流を検知した結果、
該出力電流の値が通常の画像形成時、すなわち、シール
部材を取り外してプロセスカートリッジを設置したとき
の所定値と異なる場合に、上記電流の値の上記所定値と
の相違が上記シール部材の取り外し忘れによるものか、
それとも、プロセスカートリッジを装着していないこと
によるものかを、上記トナーエンドを検知した結果を用
いて判定することができる。具体的には、上記トナーエ
ンド検知手段により、トナーエンドと検知されなかった
場合には、上記プロセスカートリッジ内のトナー収容器
内にトナーが有るということなので、プロセスカートリ
ッジが装着されているとみなすことができる。従って、
この場合には、上記電流の値の上記所定値との相違がシ
ール部材の取り外し忘れによるものであると判定するこ
とができる。一方、上記トナーエンドと検知された場合
には、上記トナー収容器内にトナーが無いということな
ので、上記電流の値の上記所定値との相違が、プロセス
カートリッジのシール部材取り外し忘れによるものでは
ない、すなわち、プロセスカートリッジ未装着によるも
のであると判定することができる。
【0016】請求項5の発明は、上記トナーエンド検知
手段が、トナー収容部の所定の箇所でのトナーの有無を
検知することによりトナー収容部内のトナーの有無を検
知するものであり、かつ、回転しながら上記トナー収容
器内のトナーを撹拌するトナー撹拌部材を有する請求項
4の画像形成装置において、上記トナーエンドの検知
を、少なくとも該トナー撹拌部材が1回転する間続ける
ように上記トナーエンド検知手段を構成したことを特徴
とするものである。
【0017】この画像形成装置においては、上記トナー
エンドの検知を、少なくとも該トナー撹拌部材が1回転
する間続けるので、上記トナー撹拌部材が回転しながら
上記トナー収容器内のトナーを撹拌する際に、上記トナ
ー収容部の所定の箇所でのトナーを掻き取ってしまい、
該箇所のトナーが一時的に少なくなったり、あるいは、
無くなってしまうような場合でも、該検知を行っている
間に上記箇所のトナー量が回復することとなる。よっ
て、トナーエンドと誤検知するのを防止することができ
る。
【0018】請求項6の発明は、トナーを収容するトナ
ー収容器と、該トナー収容器のトナー供給用の開口を封
鎖するための取り外し可能なシール部材と、電力を供給
する高圧電源ユニットと、該高圧電源ユニットから電力
の供給を受ける部材とを有する画像形成装置において、
上記シール部材の一部を、上記高圧電源ユニットから上
記部材への電力の供給を妨げる位置に配置したことを特
徴とするものである。
【0019】この画像形成装置は、未使用のトナーを充
填した状態で上記シール部材が上記トナー収容器のトナ
ー供給用の開口を封鎖しており、該シール部材を取り外
すことによって、上記トナー収容器の上記トナー供給用
の開口からトナーが供給されることとなる。従って、こ
の画像形成装置の使用を開始する際には、上記シール部
材を取り外す必要がある。この画像形成装置において
は、上記シール部材の一部が上記高圧電源ユニットから
上記部材への電力の供給を妨げる位置に配置されている
ので、該シール部材を取り外さない状態すなわち上記電
力の供給が妨げられる状態での上記高圧電源ユニットか
らの出力電流の値が、上記シール部材を取り外した状態
すなわち上記電力の供給が妨げられない状態においての
上記出力電流の値とは異なったものとなる。従って、こ
の電流の変化を利用して上記シール部材の取り外しを忘
れていることを検知することが可能となる。例えば、こ
の電流の変化を検知する検知手段を設ければ、該検知手
段による検知結果に基づいて上記シール部材の取り外し
を忘れていることを検知することが可能となる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明を画像形成装置であ
るレーザープリンタ(以下、プリンタという)に適用し
た一実施形態について説明する。図1は本実施形態に係
るプリンタの概略構成図である。まず、プリンタの概略
について説明する。図1に示すプリンタは、矢印方向に
回転する潜像担持体としての感光体1の周りに、帯電手
段としての帯電ローラ2と、レーザ光学系3と、現像剤
担持体41によりトナーTを供給することによって感光
体1上の静電潜像を顕像化する、現像手段としての現像
装置4と、感光体1表面のトナー像を記録材としての用
紙P上に転写する転写手段としての転写装置7と、感光
体1表面から残留トナーを除去するクリーニング手段と
してのクリーニング装置5とが配設されて、これらの各
装置が画像形成部を形成している。
【0021】また、画像形成部の下側には、積層された
用紙Pを収納する第一給紙手段としての用紙カセット1
0が矢印A方向に着脱可能に配置されており、該用紙P
は、図示しない加圧手段により、底板11で給紙ローラ
12に押しつけられている。
【0022】また、前カバー60内の2点鎖線で示す部
分には、第2給紙手段としての用紙トレイ65が設けら
れている。この用紙トレイ65は、用紙カセット10と
同様にセットされた用紙の最上紙を底板66、分離パッ
ド67、給紙ローラ68により、レジストローラ20に
搬送可能としてある。該用紙トレイ65の使用時には、
該用紙トレイ65を、ピン69を中心に回動させて図示
の位置にセットする。
【0023】このプリンタにおいて画像形成を行う場合
には、レーザ光学系3からのレーザビームLが感光体1
の表面に入射して、帯電ローラ2によって一様に帯電さ
れた帯電面が露光されてそこに静電潜像が形成される。
そしてこの静電潜像が、現像装置4によって供給される
トナーによりトナー像化されてトナー像となる。
【0024】一方、図示を省略した制御部で用紙カセッ
ト10からの給紙を指示する指令が発せられ、給紙ロー
ラ12に押し付けられている最上紙が、給紙ローラ12
の回転に伴って分離パッド13で重送を防止されながら
一枚ずつ送り出され、レジストローラ20まで搬送され
る。そして、感光体1上の画像と同期するようにタイミ
ングがとられて該用紙Pは転写装置7に向けて搬送され
る。
【0025】転写装置7に搬送された用紙Pは、感光体
1上の画像が転写されたあと感光体1から分離されて定
着装置30へ搬送される。そして、ヒータ31を内蔵し
た定着ローラ32と該定着ローラ32に圧接対向する加
圧ローラ33との間を通過する際にトナー像が定着され
る。その後、画像が形成された用紙Pは、排紙ローラ対
34により画像面をしたにして排紙トレイ40上に排出
される。
【0026】一方、感光体1から用紙Pへ画像を転写し
た際に、感光体1上に残留したトナーは、クリーニング
装置5により除去される。
【0027】図1のプリンタにおいては、上記感光体
1、帯電ローラ2、クリーニング装置5、現像装置4、
該現像装置4に供給するトナーTを収容するトナー収容
器としてのトナータンク9が一体のプロセスカートリッ
ジ100で構成されており、図1の右側の前カバー60
の開閉により、図1中2点鎖線で示したように本体装置
から着脱可能に構成されている。なお、操作者は図中右
側に立って装置に対面し、ここでは図示を省略した前カ
バー上方に設けられた操作パネルを操作するようになっ
ている。
【0028】また、装置本体内の図示しないメモリに
は、プロセスカートリッジ100の印字枚数を記憶する
カウンタが設けられている。このカウンタは工場出荷時
には0になっている。
【0029】図2は上記プロセスカートリッジ100の
断面図である。プロセスカートリッジは、前述のように
感光体1、帯電ローラ2、クリーニング装置5、現像装
置4、トナータンク9を有している。新品時には、プロ
セスカートリッジ100の、トナータンク9と上記現像
装置4のケーシングに相当する現像部102との間の開
口部103は、2点鎖線で示すシール部材としての引き
抜きシール104で塞がれており、トナータンク9は密
閉されている。該トナータンク9内部には、回転しなが
ら該トナータンク9内のトナーを撹拌するトナー撹拌手
段としてのアジテータ106が設けられている。また、
このプリンタにおいては、トナータンクの下方の装置本
体側にトナーエンド検知手段としてのトナーエンド検知
センサ105が設けられている。
【0030】図3(a)は上記プロセスカートリッジ1
00の斜視図である。上記開口部103を塞いだ引き抜
きシール104の端部はプロセスカートリッジ100の
外へ出されている。そして、プロセスカートリッジの使
用前に該引き抜きシール104を引き抜くと、該プロセ
スカートリッジのトナータンク9内のトナーが現像部1
02内へ供給されることとなる。
【0031】また、プロセスカートリッジ100は、電
力を用いて画像形成に関わる動作を行う画像形成手段と
しての帯電手段である上記帯電ローラ2に供給するため
の電力を装置本体側から受け入れるための電源受入れ端
子としての供給端子107を側面に有している。装置本
体の側板には、プロセスカートリッジ100を装置本体
にセットした状態で該供給端子107と接触する位置に
不図示の本体側電源端子がある。この本体側電源端子は
図示しない高圧電源ユニットの出力端子に接続してお
り、該本体側電源端子と上記供給端子107とが接触す
ることで、上記高圧電源ユニットからの電流又は電圧が
プロセスカートリッジ100に供給される。なお、この
高圧電源ユニットは、所望の電流を上記帯電ローラ2に
供給するべく、出力電流が制御されるものであってもよ
いし、所望の電圧を上記帯電ローラ2に供給するべく、
出力電圧が制御されるものであってもよい。
【0032】また、本実施形態に係るプリンタは、上記
高圧電源ユニットからの出力電流すなわち上記高圧電源
ユニットの上記出力端子に流れる電流を検知する電流検
知手段と、該電流検知手段による電流検知結果に基づい
て、上記プロセスカートリッジ100の装置本体内での
有無を判定する有無判定手段とを有した構成を採用して
いる。このような構成を採用することにより、プロセス
カートリッジ100の有無を検知するための手段として
センサ等を設けた場合に比して、装置本体の小型化、低
コスト化が実現できる。図示のプリンタにおいては、電
源スイッチがオンされてウォームアップ動作を実行する
ときに上記電流検知手段により上記電流を検知し、該電
流値が0で有る場合には、上記有無判定手段によりプロ
セスカートリッジ100無しと判定する。
【0033】上述のように、上記引き抜きシール104
は、プロセスカートリッジ100使用前に引き抜かれる
べきものである。しかし、工場出荷時に、装置本体にプ
ロセスカートリッジ100が装着されている状態で梱包
されている場合には、開梱時に装置本体からプロセスカ
ートリッジ100を引き出してから引き抜きシールを除
去する必要があり、引き抜くのを忘れてしまいがちであ
る。また、プロセスカートリッジ100の交換時にも、
引き抜きシール104を引き抜くのを忘れたまま該プロ
セスカートリッジ100を装置本体に装着してしまうこ
ともある。
【0034】そこで、本実施形態に係るプリンタにおい
ては、上記引き抜きシール104の一部を、上記高圧電
源ユニットから上記帯電ローラ2への電力の供給を妨げ
る位置、具体的には上記供給端子107を覆う位置に配
置している。具体的には、図3(b)に示すように、プ
ロセスカートリッジ100の外に出された引き抜きシー
ル104の一端を折り返し、折り返した部分で供給端子
107を覆い、この状態で引き抜きシール端部104a
を固定する。このように引き抜きシール104の端部が
固定された状態で該装置本体にプロセスカートリッジ1
00が装着されると、上記供給端子107と上記本体側
電源端子との間に引き抜きシール104が挟まれること
となる。本プリンタの使用を開始する際には、まず、こ
の引き抜きシール104の折り返した部分の上記固定さ
れた端部104aをはがして、該端部104aを引っ張
る。このとき、上記供給端子107は、引き抜きシール
104に覆われることなく外部に露出した状態となる。
そして、引き抜きシール104の上記開口部103を塞
いでいる部分が引き出され、上記端部104とは逆側の
端部が抜き出されると、上記トナータンク9内のトナー
が現像部102内へ供給され、該トナーを用いて画像形
成が可能な状態となる。また、上記固定された端部10
4aをはがすことなく上記折り返された部分を引っ張っ
た場合には、上記引き抜きシール104の上記開口部1
03を塞いでいる部分が引き出されるとともに上記固定
された端部104aがはがれる。そして最終的には上記
端部104とは逆側の端部が抜き出されて上記トナータ
ンク9内のトナーが現像部102内へ供給され、該トナ
ーを用いて画像形成が可能な状態となるとともに、上記
供給端子107が引き抜きシール104に覆われること
なく外部に露出した状態となる。
【0035】このように、この引き抜きシール104が
引き抜かれると、上記供給端子107は上記引き抜きシ
ール104に覆われなくなり、該供給端子107と上記
本体側電源端子との間に引き抜きシール104が挟まれ
ることなく直接接触することとなる。このため、該引き
抜きシール104が引き抜かれていないときには、上記
本体側電源端子と上記供給端子107との間に流れる電
流の大きさは、上記引き抜きシール104が引き抜かれ
て上記端子間に引き抜きシール104が挟まれなくなっ
た状態においての電流の大きさとは異なったものとな
る。具体的には引き抜きシール104が引き抜かれてい
ない状態では上記端子間の抵抗が大きくなることで、該
端子間に流れる電流の値が小さくなる、あるいは、0に
なる。従って、この電流の変化を利用して上記引き抜き
シール104が引き抜かれているか否かを判断すること
ができる。本プリンタにおいては、この端子間に流れる
電流を検知する検知手段として、上記高圧電源ユニット
の出力電流を検知する検知手段を設けている。具体的に
は、前記有無判定手段の電流検知手段を、上記検知手段
として用いている。そして、該電流検知手段によって検
知された電流値が、所定の電流値よりも小さい場合ある
いは0になった場合に、上記カウンタが0でなければ、
引き抜きシール104が引き抜かれていないと判断し
て、例えば操作パネル上の表示などの報知手段によりユ
ーザに知らせる。
【0036】上記引き抜きシール104が引き抜かれて
いないときの電流値と上記引き抜きシールが取り外され
たときの電流値は、大きく異なる方が、上記引き抜き忘
れを検知しやすい。このような理由から、上記引き抜き
シール104の材料としては、中抵抗、高抵抗、又は、
絶縁性を有する材料で構成するのが好ましい。例えば、
積層ビニールで構成したり、非導電性のシート材を用い
ればよい。
【0037】ここで、上記引き抜きシール104を絶縁
性を有する材質で形成した場合、引き抜きシール104
を引き抜き忘れたときにも、プロセスカートリッジ未装
着のときにも、上記検知された電流値が0となる。図示
の装置においては、上記プロセスカートリッジ100交
換の際にまず古いプロセスカートリッジを取り外し、そ
の後ユーザがプロセスカートリッジのカウンタを0にリ
セットしてから新しいプロセスカートリッジ100を装
着するようにしている。そして上記検知された電流値が
0となったときに上記カウンタが0の場合には引き抜き
シールの引き抜き忘れが発生したと判断するような構成
を採用している。しかし、このような構成を採用した装
置では、上記プロセスカートリッジ100交換の際にユ
ーザがカウンタのリセットを忘れてしまうと、上記検知
された電流値が0となったときに、引き抜きシールの引
き抜き忘れによるものか、プロセスカートリッジ未装着
によるものかが区別できなくなってしまうおそれがあ
る。
【0038】そこで、図示の装置においては、上記トナ
ーエンド検知センサ105によってトナータンク内のト
ナーの有無を検知し、この検知結果に基づいて、上記検
知された電流値が0となったときに、引き抜きシールの
引き抜き忘れによるものか、プロセスカートリッジ未装
着によるものかを判断するように構成している。具体的
には、上記トナーエンド検知センサ105によって、ト
ナー有りと検知された場合には、上記トナータンク9内
にトナーが有るということなので、プロセスカートリッ
ジが装着されているとみなすことができる。従って、こ
の場合には、上記検知された電流値が0となったのが、
引き抜きシール104の取り外し忘れによるものである
と判定することができる。この場合には、図示の装置に
おいては、前述のように、引き抜きシール104が引き
抜かれていないと判断して、例えば操作パネル上の表示
などの報知手段により引き抜きシール104の引き抜き
忘れをユーザに知らせる。一方、トナーエンドと検知さ
れた場合には、上記トナータンク9内にトナーが無いと
いうことなので、上記検知された電流値が0となったの
が、プロセスカートリッジのシール部材取り外し忘れに
よるものではない、すなわち、プロセスカートリッジ未
装着によるものであると判定することができる。この場
合には、図示の装置においては、プロセスカートリッジ
未装着と判断して、例えば操作パネル上の表示などの報
知手段によりプロセスカートリッジ未装着をユーザに知
らせる。これにより、ユーザが、プロセスカートリッジ
100交換の際に上記カウンタのリセットを忘れた場合
でも、上記引き抜きシールの引き抜き忘れやプロセスカ
ートリッジの未装着の発生を検知し、速やかに所定の処
理を行うことが可能となる。よって、操作性を向上させ
ることができる。
【0039】上記トナーエンド検知センサ105でトナ
ータンク内のトナーの有無を検知する際に、トナータン
ク内のアジテータ106の位置によっては、トナーがト
ナータンク9内にあるにも関わらず、トナーエンドと検
知してしまうおそれがある。具体的には、図2に示すよ
うに、アジテータ106の先端がトナーエンド検知セン
サ105と対向する位置にある場合、該トナーエンド検
知センサ105近傍のトナーが該アジテータ106によ
って掻き取られてしまい、トナー量が少なくなってしま
う。このため、トナーエンドと誤検知されるおそれがあ
る。そして、このようにトナーエンドと誤検知されてし
まった場合、プロセスカートリッジの未装着と引き抜き
シール104の引き抜き忘れとの判断を誤ってしまうこ
とが考えられる。
【0040】このような上記トナーエンド検知センサ1
05による誤検知を防止するためには、アジテータ10
6が少なくとも1周する間連続してトナーの有無を検知
し、その間トナー無しと連続して検知し続けた場合をト
ナーエンドとするようにすればよい。このようにすれ
ば、上記トナーエンド検知センサ105近傍のトナーが
アジテータ106で掻き取られて一時的にトナー量が少
なくなった場合にトナーエンドと誤検知されるのを防止
することができる。よって、上記プロセスカートリッジ
の未装着と引き抜きシール104の引き抜き忘れとの判
断を精度よく行うことができる。
【0041】なお、以上実施形態においては、上記プロ
セスカートリッジをプリンタに装着する前に、上記引き
抜きシール104の一部が上記供給端子107を覆う状
態で端部を固定する例についてのみ説明したが、該引き
抜きシール104の端部を上記供給端子107と上記本
体側電源端子との間に挟み込まれていれば足り、その端
部が固定されていなくても良い。例えば、該プロセスカ
ートリッジをプリンタに装着する際に、該引き抜きシー
ル104の端部を上記供給端子107と上記本体側電源
端子との間に挟み込んで配置するのみでも、同様の効果
を得ることができる。
【0042】また、上記実施形態においては、上記引き
抜きシール104を備えたプロセスカートリッジを有す
るプリンタに本発明を適用した例であるが、このような
プロセスカートリッジを有さないプリンタであっても、
トナー収容器としてのトナータンクのトナー供給用の開
口部を封鎖するための取り外し可能なシール部材として
の引き抜きシールと、電力を供給する高圧電源ユニット
と、該高圧電源ユニットから電力の供給を受ける部材例
えば帯電装置とを有する画像形成装置において、上記引
き抜きシールの一部を、上記高圧電源ユニットから上記
部材への電力の供給を妨げる位置に配置した場合には、
同様の引き抜きシールの引き抜き忘れ防止の効果を得る
ことができる。
【0043】
【発明の効果】請求項1乃至6の発明によれば、上記シ
ール部材を取り外すのを忘れた状態で画像形成が開始さ
れるのを防止することが可能となるという優れた効果が
ある。
【0044】また、請求項3の発明によれば、構成が簡
単になるという優れた効果がある。
【0045】また、請求項4の発明によれば、上記有無
判定手段により検知された上記高圧電源ユニットの出力
電流の値が通常の画像形成時の所定値と異なる場合に、
速やかに所定の処理を行うことが可能となり、操作性を
向上させることができるという優れた効果がある。
【0046】特に、請求項5の発明によれば、トナーエ
ンドを精度よく検知することで、この検知結果を用いて
上記シール部材の取り外し忘れとプロセスカートリッジ
の未装着とを精度良く判断することができるという優れ
た効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係るプリンタの概略構成を示す正面
図。
【図2】同プリンタのプロセスカートリッジの断面図。
【図3】(a)は、同プロセスカートリッジの斜視図。
(b)は、同プロセスカートリッジの引き抜きシールの
説明図。
【符号の説明】
1 感光体 2 帯電ローラ 3 レーザ光学系 4 現像装置 5 クリーニング装置 7 転写装置 9 トナータンク 100 プロセスカートリッジ100 104 引き抜きシール 105 トナーエンド検知センサ 106 アジテータ 107 供給端子

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トナーを収容するトナー収容器と、該トナ
    ー収容器のトナー供給用の開口を封鎖するための取り外
    し可能なシール部材と、装置本体から供給される電力を
    受け入れるための電源受入れ端子とを有し、画像形成装
    置本体に着脱可能に構成されたプロセスカートリッジに
    おいて、 上記シール部材の一部を、上記電源受入れ端子を覆う位
    置に配置したことを特徴とするプロセスカートリッジ。
  2. 【請求項2】帯電手段と、トナーを収容するトナー収容
    器と、該トナー収容器のトナー供給用の開口を封鎖する
    ための取り外し可能なシール部材とを有し、画像形成装
    置本体に着脱可能に構成されたプロセスカートリッジ
    と、上記帯電手段に電力を供給する高圧電源ユニットと
    を有する画像形成装置において、 上記シール部材の一部を、上記高圧電源ユニットからの
    電力を受け入れる電源受入れ端子を覆う位置に配置し、
    かつ、該高圧電源ユニットの出力電流を検知する検知手
    段を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】上記高圧電源ユニットの出力電流を検知し
    て、該電流の変化により上記プロセスカートリッジの装
    置本体内での有無を判定する有無判定手段を有する請求
    項2の画像形成装置において、 上記有無判定手段を上記検知手段として用いたことを特
    徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】請求項3の画像形成装置において、 上記トナー収容器内のトナーエンドを検知するトナーエ
    ンド検知手段を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】上記トナーエンド検知手段が、トナー収容
    部の所定の箇所でのトナーの有無を検知することにより
    トナー収容部内のトナーの有無を検知するものであり、
    かつ、回転しながら上記トナー収容器内のトナーを撹拌
    するトナー撹拌部材を有する請求項4の画像形成装置に
    おいて、 上記トナーエンドの検知を、少なくとも該トナー撹拌部
    材が1回転する間続けるように上記トナーエンド検知手
    段を構成したことを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】トナーを収容するトナー収容器と、該トナ
    ー収容器のトナー供給用の開口を封鎖するための取り外
    し可能なシール部材と、電力を供給する高圧電源ユニッ
    トと、該高圧電源ユニットから電力の供給を受ける部材
    とを有する画像形成装置において、 上記シール部材の一部を、上記高圧電源ユニットから上
    記部材への電力の供給を妨げる位置に配置したことを特
    徴とする画像形成装置。
JP10052784A 1998-02-18 1998-02-18 プロセスカートリッジ及び画像形成装置 Withdrawn JPH11231759A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7158730B2 (en) 2003-08-07 2007-01-02 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus, process cartridge, developing unit, and image forming method

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7158730B2 (en) 2003-08-07 2007-01-02 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus, process cartridge, developing unit, and image forming method
US7522850B2 (en) 2003-08-07 2009-04-21 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus, process cartridge, developing unit, and image forming method

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