JPH11231189A - 実装体及びその製造方法 - Google Patents

実装体及びその製造方法

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JPH11231189A
JPH11231189A JP2841198A JP2841198A JPH11231189A JP H11231189 A JPH11231189 A JP H11231189A JP 2841198 A JP2841198 A JP 2841198A JP 2841198 A JP2841198 A JP 2841198A JP H11231189 A JPH11231189 A JP H11231189A
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JP
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rod
shaped crystal
substrate
component
mounting body
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Application number
JP2841198A
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English (en)
Inventor
Kenzo Hatada
賢造 畑田
Hiroshi Murata
弘 村田
Kazuo Kato
和男 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denka Co Ltd
Original Assignee
Denki Kagaku Kogyo KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】構成要素が1μm以下の高精度に位置制御され
た電気部品、光学部品、機構部品を生産性高く、安価に
提供する。 【解決手段】基板と、基板上に垂直に設けた棒状結晶体
と、棒状結晶体により位置制御され、載置される電子部
品、機構部品又は光学部品とからなることを特徴とする
実装体、並びに、電子部品、機構部品又は光学部品を構
成する要素の一部にマークを付し、該マークと棒状結晶
体とを用いて位置合わせすることを特徴とする前記実装
体の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光通信システムに
おける半導体発光素子と受光素子、レンズ、光導波路或
いは光ファイバーとの光結合、又はマイクロマシン技術
におけるマイクロギア、マイクロモーターの形成を初め
とする、高精度の位置合わせを必要とする電子部品、機
構部品、光学部品の実装体に係わる。
【0002】
【従来の技術】光通信システムに関し、幹線系について
は高速化や伝送距離の拡大が進められてきたが、最近で
は一般家庭を対象とした加入者系についても高速化や伝
送距離の拡大が図られている。加入者系の様な広いユー
ザーを対象とした光通信システムでは性能ばかりでなく
システムの低価格化が強く求められている。しかし、光
素子(例えば半導体発光素子)を基板に固定して光ファ
イバーと光軸調整を行い光学的に結合する従来の方法で
は、量産性が低く、低価格化が困難であるという問題が
ある。
【0003】そこで、光素子と光ファイバーを簡便に効
率よく結合させるために、例えば、図16に示すよう
に、光ファイバー3をシリコン基板1上に形成された溝
側面がV字状となっている溝4、いわゆるV字溝に固定
し、半導体発光素子2を該半導体発光素子に形成された
位置合わせマーク5と前記シリコン基板1上に形成され
た位置合わせ用マーク6の双方を画像認識し、位置検出
することで、無調整で実装する方法が提案されている
(表面実装技術、第6巻、第7号、49−52頁(19
96年))。
【0004】しかしながら、この実装方法ではロボット
アーム等を利用し光素子をシリコン基板上に搭載する
が、位置精度良く搭載するためには、温度変化と風とが
共に無い作業環境が必要であるので、完全に自動化する
ことが不可欠となり、その結果、価格が高くなる問題が
ある。又、画像処理により搭載位置を認識をするに際
し、半導体発光素子に付される位置合わせマークを設け
る場所は半導体発光素子の上面であることがマーク認識
方向の許容が広く搭載作業を行い易いので望ましいので
あるが、基板上に形成される位置合わせマークと半導体
発光素子上面のマークの段差が大きくなり同時認識が困
難となる問題がある。そのため、半導体発光素子に付さ
れる位置合わせマークは、位置合わせマークを認識する
方向が制限されているという問題を抱えながらも、半導
体発光素子の下面に付されている。更に、半導体発光素
子2のサイズは数百μmx数百μmx約100μmであ
り、ロボットアームとの重量差が大きく、基板1上にア
ームに掴んだまま半導体発光素子2を置くまでは位置精
度は保たれているが、アームを外す際に半導体発光素子
2が動き易く、所望の位置に制御し難いという問題もあ
り、位置精度は高々±1μm程度と大きい。半導体発光
素子の発光部は通常1μmx2μm程度であるため1μ
m以下の高精度な軸合わせが所望されている。
【0005】また、マイクロマシン技術において、位置
合わせの精度を高く機構部品を結合しなければならない
場合、例えば、マイクロギア列(ボックス)やマイクロ
モーター等回転機構を作製する際において、事前に形成
された各部品をアセンブリする有効な手段が無く、これ
まではシリコン基板上にフォトリソグラフィー技術、C
VD技術の併用によりポリシリコン層、酸化膜層又は窒
化膜層等のパターン積層構造を形成し、最後にエッチン
グ技術により回転軸と回転板を同時に形成する方法が提
案されている(IEEE Transactions
on Electron Devices、Vol.3
5,No.6 p719−723)。
【0006】しかしながら、この方法では、(1)部品
材質の制限が厳しいこと、(2)工程数が多く且つ複雑
であること、(3)量産に不向きであり、価格が高いこ
と等の問題がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の事情
に鑑みてなされたものであり、電子部品、機構部品或い
は光学部品が無調整に、1μm以下、好ましい実施態様
に於いては0.2μm以下の、高精度で位置決めされて
いる実装体と、前記実装体を高い生産性を実現できる製
造方法を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明の第1の発
明は、基板と、基板上に垂直に設けた棒状結晶体と、棒
状結晶体により位置制御され、載置される電子部品、機
構部品又は光学部品とからなることを特徴とする実装体
である。
【0009】本発明の第2の発明は、電子部品、機構部
品又は光学部品が棒状結晶体により、棒状結晶体の軸と
垂直な面内の2次元方向で位置制御されてなることを特
徴とする実装体である。
【0010】本発明の第3の発明は、電子部品、機構部
品又は光学部品が棒状結晶体により、棒状結晶体の軸と
垂直な面内の2次元方向並びに棒状結晶体の軸方向で位
置制御されてなることを特徴とする実装体である。
【0011】本発明の第4の発明は、前記棒状結晶体の
太さが先端方向で減少していることを特徴とする実装体
である。
【0012】本発明の第5の発明は、電子部品、機構部
品又は光学部品が棒状結晶体と基板上面に設けられた溝
及び/又は段差により、棒状結晶体の軸と垂直な面内の
2次元方向並びに棒状の軸方向で位置制御されてなるこ
とを特徴とする実装体である。
【0013】本発明の第6の発明は、電子部品、機構部
品又は光学部品を構成する要素の少なくとも一部が台座
を介して基板に固定されてなることを特徴とする実装体
である。
【0014】本発明の第7の発明は、棒状結晶体が、上
面に段差を設けた基板若しくは台座を固定し段差を設け
た基板の複数の段差面に設けられてなることを特徴とす
る実装体である。
【0015】本発明の第8の発明は、棒状結晶体が上面
に段差と溝を設けた基板若しくは溝を有し、該溝以外の
部分に台座を固定し段差を設けた基板の上に設けられ、
しかも棒状結晶体と溝が互いに異なる段差面に設けられ
てなることを特徴とする実装体である。
【0016】本発明の第9の発明は、溝に光ファイバー
を載置してなることを特徴とする実装体である。
【0017】本発明の第10の発明は、棒状結晶体の表
面を導電化処理してなることを特徴とする実装体であ
る。
【0018】本発明の第11の発明は、棒状結晶体に能
動素子又は受動素子を設けてなることを特徴とする実装
体である。
【0019】本発明の第12の発明は、基板表面に配線
回路が設けられ、該配線回路と棒状結晶体が電気的に接
続されてなる実装体である。
【0020】本発明の第13の発明は、棒状結晶体を電
子部品、機構部品又は光学部品を構成する要素の少なく
とも一部分が載置する位置に設けられてなることを特徴
とする実装体である。
【0021】本発明の第14の発明は、電子部品、機構
部品又は光学部品を構成し外面を有する要素の少なくと
も一部分が棒状結晶体と該外面で接してなることを特徴
とする実装体である。
【0022】本発明の第15の発明は、電子部品、機構
部品又は光学部品を構成する要素の少なくとも一部分が
溝若しくは孔を有し、棒状結晶体が前記溝若しくは孔に
結合してなることを特徴とするを特徴とする実装体であ
る。
【0023】本発明の第16の発明は、電子部品、機構
部品又は光学部品を構成する要素の少なくとも一部分と
棒状結晶体とが低融点金属を介して固定されてなること
を特徴とする実装体である。
【0024】本発明の第17の発明は、基板がSi、L
aB6、Ge、GaAs、InP、GaP、SiCから
なる群から選ばれるいずれかであることを特徴とする実
装体である。
【0025】本発明の第18の発明は、棒状結晶体がS
i、LaB6、Ge、GaAs、InP、GaP、Si
Cからなる群から選ばれるいずれかであることを特徴と
する実装体である。
【0026】本発明の第19の発明は、棒状結晶体がV
LS成長法により形成されてなることを特徴とする実装
体である。
【0027】本発明の第20の発明は、電子部品、機構
部品又は光学部品を構成する要素の少なくとも一部にマ
ークを付し、該マークと棒状結晶体とを用いて位置合わ
せすることを特徴とする実装体の製造方法である。
【0028】
【発明の実施の形態】本発明における電子部品として
は、半導体発光素子及びその駆動回路、半導体受光素子
及びその駆動回路等が挙げられる。光学部品としては、
光導波路、光ファイバー、ミラー、レンズ等が挙げられ
る。また、機構部品としては、ギア、ローター、バネ、
コネクタ、ハウジング(シャーシ)等が挙げられ、いず
れもその大きさが1mm以下のものである。
【0029】
【実施例】以下、本発明を、VLS成長法(気相−液相
−固相成長法)並びに反応性イオンエッチング(RI
E)で基板上に該基板に垂直な棒状結晶体を形成する方
法で得られる実装体を例示し、詳細に説明するが、本発
明はこれらの例示に限定されるものではない。図1〜図
7は、後述する実施例1に係る発明品の各製造工程段階
での鳥瞰図を示し、図8が実施例1に係る発明品を、図
9〜図15がそれぞれ実施例2〜実施例8に係る発明品
を示す図である。
【0030】
【実施例】〔実施例1〕少なくとも表面が平坦な基板を
準備し、該基板表面の所望の位置に所望の大きさのバン
プを設ける。バンプを設ける方法は、従来公知の方法、
例えばフォトリソグラフィー技術、メッキ方法等のいず
れによっても構わない。
【0031】基板としては、平坦な面を有するならばど
のようなものでも構わないが、入手しやすさ、半導体素
子と熱膨張率が近いこと等の理由からSi、LaB6
Ge、GaAs、InP、GaP、SiC等が好まし
く、特に、後工程で配線回路を制御して形成できるよう
に体積抵抗率が103Ω・cm以上の電気絶縁性を有す
ること、安価であることからSi、ことに棒状結晶体の
VLS成長が容易な(111)単結晶Siが好ましい。
【0032】バンプの材質については、棒状結晶体をV
LS成長させるときに、バンプが液相を形成し、該液相
には気相から供給される棒状結晶体の構成元素が溶解
し、液相と接する固相(基板或いは既に成長した棒状結
晶体)に棒状結晶体が析出されるものであればどのよう
なものでも構わない。一般的には、金、銀、白金等の低
融点金属或いは基板構成材料と反応して液相を形成する
金属が用いられ、基板がSiの場合には金、白金等が一
般に選択されるが、棒状結晶体の成長の制御性が優れる
ことから金が特に好ましい。本実施例においては、基板
に体積抵抗率が103Ω・cm以上の(111)単結晶
Si基板を用い、バンプ材質として金を選択した(図1
参照)。
【0033】次に、前記のバンプを設けた基板を、棒状
結晶体を構成する元素を含む雰囲気下で加熱する従来公
知のVLS成長法を適用して、棒状結晶体をVLS成長
させれば良い。又、本発明に於いて、棒状結晶体の材質
についてはどの様なものでも構わないが、Si、LaB
6、Ge、GaAs、InP、GaP、SiC等が好ま
しく、特に、基板材質と同じものが基板と棒状結晶体と
の界面での両者の接合強さが高いことから好ましい。本
実施例においては、四塩化珪素と水素の混合ガス雰囲気
下で基板を920℃に加熱することで、単結晶Siから
なる棒状結晶体を成長させた。尚、棒状結晶体を作成す
る方法としては、塩素系ガスを用いた反応性イオンエッ
チング法(RIE)を用いることもできるが、生産性の
点で本実施例で開示するVLS成長法によるのがより好
ましい。上記操作で、Au−Si合金等のVLS成長時
に液相を形成し固化した部分23を有する棒状結晶体8
及び段差付き棒状結晶体9の下部が基板表面に対して略
垂直に成長している基板が得られる(図2参照)。
【0034】次に、段差付き棒状結晶体9の下部につい
て、その先端部に存在しているVLS成長時に液相を形
成し固化した部分23をトリミングして平坦部を形成
(図3参照)し、該平坦部にバンプ22を形成する(図
4参照)。前記平坦部の高さは、後述するとおりに、部
品を構成する要素(以下、単に構成要素という)を載置
する部分にする際には、構成要素と位置合わせするべき
他の構成要素との寸法、位置を考慮して、予め設定され
る。トリミングは、前記の液相を形成し固化した部分2
3を選択的にエッチングする方法でも良いし、機械的に
研磨或いは研削する方法でも構わない。更に、段差付き
棒状結晶体9の一部自身を除去するものであっても構わ
ない。また、この段階でのバンプ22の形成方法は、前
述したものと同様である。
【0035】前記処理を行った基板について、再びVL
S成長を行うことで、棒状結晶体8の成長は継続される
し、新たに段差付き棒状結晶体9の上部を形成すること
ができる(図5参照)。図6は、VLS成長を終了し、
棒状結晶体8と段差付き棒状結晶体9について、それぞ
れの先端部に存在した液相を形成し固化した部分23を
トリミングし、除去したものである。本実施例におい
て、棒状結晶体8の寸法は直径20μm、長さ160μ
mであり、段差を有する棒状結晶体9の寸法は段差の下
側について直径80μm、長さ60μm、段差の上側に
ついて直径20μm、長さ100μmとした。尚、本実
施例では、段差付き棒状結晶体を形成する方法を例示し
ているが、VLS成長時に、例えば温度条件を制御する
こと等により棒状結晶体の太さを成長方向について連続
的に変化させることも可能である。そして、VLS成長
法、RIEのいずれによる場合であっても、高度に位置
制御、寸法制御された棒状結晶体が基板上の任意の位置
に設けることができるので、この棒状結晶体を実装体組
立時の位置基準として採用することで、微細寸法の構成
要素からなる電子部品、光学部品或いは機構部品等の部
品を位置精度高く実装できる。即ち、±0.2μm以下
の誤差しか許容されない前記部品を搭載した実装品を容
易に得ることができる。
【0036】図7は、上記操作で得た基板の所望の位置
に、配線回路を設ける。配線回路を構成する物質は、導
電性であればどのようなものでも構わないが、導電性に
優れ、長期信頼性に富み、入手可能であることからA
u、Cu、Cr、Ni等の金属が単独若しくは組み合わ
されて好ましく採用される。前記金属を設ける方法に関
しては、周知の蒸着法、スパッタリング法、メッキ法、
エッチング法、或いはこれらを組み合わせる方法が用い
られる。本実施例では、基板1の一部、並びに段差付き
棒状結晶体の一部に、スパッタリング法より、Cr(5
0nm厚さ)、Ni(200nm厚さ)及びAu(30
0nm厚さ)を順次積層した後、湿式エッチング法を用
いて所定の形状を有する電極パターン7と表面が導電被
覆された段差付き棒状結晶体11を形成した。また、一
部の段差付き棒状結晶体11については、段差よりも先
端部の前記金属層をエッチング除去した。この操作で得
られた表面の一部を導電被覆した段差付き棒状結晶体1
0、及び表面全体を導電被覆した段差付き棒状結晶体1
1はいずれも位置決めに用いた後は、電極取り出し配線
としても使用できる。
【0037】前述の操作で得られた基板を用いて、該基
板上に電子部品、機構部品又は光学部品等の部品を位置
精度高く載置することができる。図8は、前記操作で得
られた図7に示した基板上に、半導体発光素子2と光フ
ァイバー3とを搭載してなる実装体を示している。
【0038】半導体発光素子2は、図示していないが、
厚さ0.1〜0.5μmのAu80wt%−Sn20w
t%半田を介して、段差付き棒状結晶体9、10及び1
1の段差上面及び上部側面に接するように、ジャンクシ
ョンダウンで固定してある。段差より下部の高さ(本実
施例では61μm)を予め定めておくことで、半導体発
光素子2の発光中心部と光ファイバー3(直径125μ
m)のコア中心部との高さ調整が簡単にでき、両者の結
合作業においては調整作業を必要としない。又、棒状結
晶体9、10及び11に囲まれる箇所に半導体発光素子
2を挿入することで、簡便に位置合わせができるので、
従来必須であった温度変化と風が無い作業環境の確保が
不要であるという特徴をも有する。更に、載置時ロボッ
トアームを外す際にも半導体発光素子2がズレじないの
で、極めて高精度に保つことができるという特徴を発揮
する。上記構成を採用しているので、棒状結晶体を設け
る位置を制御することで基板面と平行な面での2次元的
な位置制御が、また棒状結晶体に設ける段差の高さ、或
いは断面が連続的に変化する棒状結晶体の太さといった
棒状結晶体の形状を制御することで棒状結晶体の軸方向
(基板面と垂直方向)での1次元的な位置制御が容易に
達成でき、半導体発光素子と光ファイバーとからなり両
者の位置精度が±0.2μm以下の光結合が調整作業を
要することなく得ることができる。
【0039】又、光ファイバー3についても、棒状結晶
体8で囲まれる空間に、光ファイバー側面と棒状結晶体
側面とが接するように載置されるが、上述したとおり
に、予め棒状結晶体8を設ける位置と棒状結晶体8の太
さを制御することで、半導体発光素子2が高度に位置制
御されているので、載置時に位置調整作業をすることな
く、基板1上に載置することができる。尚、光ファイバ
ー3は基板1上に載置するに際し、接着剤を介して固定
されることが一般的である。
【0040】段付き棒状結晶体の段差面とその段差より
下部側面が導電被覆した棒状結晶体10を半導体発光素
子2の下面電極に電気的に接続し、該半導体発光素子の
上面電極をワイヤ12により全面導電被覆された段差付
き棒状結晶体11と電気的に接続している。このような
構成を採用することで、半導体発光素子2はその電極部
が基板1上の段差付き棒状結晶体10、11表面の導電
被覆層、外部取り出し電極7を介して、容易に外部回路
と結線することができる。
【0041】〔実施例2〕図9は本実施例に係る実装体
の図である。棒状結晶体8が段差13を設けた基板1上
に設けられている。半導体発光素子2は、前記段差の上
面に設けられた棒状結晶体と該半導体発光素子の外面に
設けられたマーカー5とで接し、位置合わせされながら
基板1上に載置されている。基板の前記段差上面の一部
には外部引き出し電極7が設けられ、半導体発光素子の
電極と電気的に接続されている。一方、光ファイバー3
が前記段差の下にある基板面上に設けられた棒状結晶体
が形成する空間部に納められ固定されている。このよう
な構成を採用することで、部品を構成する要素の一部を
棒状結晶体の軸と垂直な面内の2次元方向で位置制御
を、前記段差の高さを調整することで基板面と垂直方向
での位置制御をすることが極めて容易となる。また、部
品を載置する際に、半導体発光素子2の上面にフォーカ
スした画像認識が使用できるため、位置検出がし易く、
位置精度を容易に向上させることができる。更に、棒状
単結晶体により構成される基準面が少なくとも1面存在
させ、これに部品の構成要素の一部を接して配置するこ
とで、部品の位置合わせが一層簡便になり、載置時のロ
ボットアームを外す際にも半導体発光素子2がズレるこ
となく、位置精度を高く維持できる。
【0042】また、本実施例において、基板に設ける段
差の高さについては、基板上に載置する部品の形状、寸
法に応じて変更すれば良く、半導体発光素子と光ファイ
バーとの光結合の場合は、現行の光ファイバーが直径1
25μm程度であり、半導体発光素子の発光部がジャン
クションダウンする場合底面から約数μmの高さ以下で
あることから、60μm程度とすることが一般的であ
る。基板1に段差を設ける方法については、ダイシング
等の従来公知の方法を適用することができる。また、基
板1に段差13を設けることに代えて台座を設ける方法
も採用することができる。即ち、基板上の半導体発光素
子を搭載する部分に台座を設け、該台座上に棒状結晶
体、必要ならば外部取り出し電極等の配線回路を設ける
こともできる。逆に、段差より下となる基板面の棒状結
晶体に代えて、実施例3に後述するとおりに、溝を設け
ても良い。
【0043】本実施例に係る実装体は、以下に示す方法
で得た。即ち、体積抵抗率が103Ω・cm以上である
平坦なシリコン(111)基板1上にダイシングにより
61μmの段差13を形成した。前記段差の上面及び下
面の所望の位置に、金バンプをメッキ法で形成し、実施
例1と同じ条件で棒状結晶体をVLS成長し、棒状結晶
体の先端部をトリミングし、半導体発光素子2の高さと
一致する高さに調整した。この結果、棒状結晶体は直径
20μm、高さ100μmの形状となった。更に、基板
1の一部に、スパッタリング法によりCr(厚さ50n
m)、Ni(厚さ200nm)並びにAu(厚さ300
nm)を順次積層形成した後、湿式エッチング法によ
り、所定の形状を有する外部取り出し電極7並びに配線
回路を形成した。
【0044】次に、予め周知のフォトリソグラフィー技
術により該半導体発光素子上面に位置合わせマーク5を
形成した半導体発光素子2を用意し、該半導体発光素子
を、発光面を棒状結晶体8に突き当てながら位置合わせ
マーク5が棒状結晶体の先端と一致するように0.5μ
m厚のAu80wt%−Sn20wt%半田を用いジャ
ンクションダウンで基板上に固定した。更に、光ファイ
バー3を、棒状結晶体8で囲まれる空間に、該光ファイ
バー側面と該棒状結晶体側面とが接するように載置し、
接着剤をもって固定した。この実装体において、半導体
発光素子と光ファイバーとの最終位置精度は±0.2μ
m以下である。尚、本実施例において、基板に段差を設
けることに代えて、所定厚さの台座を平坦な基板上に載
置しても、同様な効果をえることができる。
【0045】〔実施例3〕図10は、本実施例に係る実
装体を示す図である。光ファイバー3の側面が接して固
定されるための側壁がV字状の溝14が設けられた基板
1上の所定の位置に棒状結晶体8が設けられ、該棒状結
晶体と予め半導体発光素子2の上面に設けられたマーカ
ー5とを用いて位置合わせされていて、更に該基板1上
に半導体発光素子2の電極と電気的に接続され、外部回
路に導通するための外部取り出し電極7が設けられてい
る実装体である。尚、図10において、形状を理解しや
すくする目的で、光ファイバー3は基板1上に載置する
直前の状況で表している。
【0046】基板1としては、体積抵抗率が103Ω・
cm以上である平坦なSi(111)単結晶基板を用
い、ダイシングによりV字溝を形成した。溝は、光ファ
イバー3の位置を所定の位置に規定する機能を有するも
のならばどのような断面形状を有していても構わない
が、光ファイバー位置(基板表面での)、高さの調整が
容易であること、作製しやすいこと等から、光ファイバ
ー3と接触する溝上部がV字状となっているV字溝が好
まれる。本実施例ではV字溝の角度を70度とし、溝開
口部の差し渡しを152μmとすることで、半導体発光
素子2の発光部と光ファイバー3のコア部の高さを容易
に一致させることができた。V字溝の形成方法は、ダイ
シング等の機械的加工法が生産性に優れることから好ま
れるが、エッチングを利用する方法等も適用することが
できる。
【0047】前記基板1上に、実施例2と同様じ方法
で、棒状結晶体8を形成し、その先端部をトリミングし
て直径20μm、長さ100μmとし、外部取り出し電
極7や配線回路を設けた。尚、棒状結晶体の長さは半導
体発光素子2の厚さと一致するように設計している。一
方、半導体発光素子2については、その製造時に周知の
フォトリソグラフィー等により、該半導体発光素子の上
面に位置合わせ用マーク5を形成してある。
【0048】上記構成を採用すると、半導体発光素子2
と棒状結晶体8が接することなく、該半導体発光素子の
上面に設けられた位置合わせマークと棒状結晶体8とを
用いて、半導体発光素子を基板1上の所定の位置に載置
することができるし、載置時の画像認識も該半導体発光
素子の上面にフォーカスするのみで行え、位置検出し易
く、その結果位置精度が従来に比し飛躍的に向上させる
ことができる。尚、半導体発光素子2は、0.1〜0.
5μm厚のAu80wt%−Sn20wt%半田を用
い、ジャンクションダウンで基板1上に固定すれば良
い。又、光ファイバー3は、該光ファイバーの側面がV
字溝14の側面と接するように載置され、接着剤で固定
すれば良い。
【0049】〔実施例4〕図11は、本実施例に係る実
装体の(a)平面図と(b)正面図である。本実施例に
おいて、基板15は、体積抵抗率が107Ω・cm以上
であるInP(100)単結晶基板からなり、該基板上
にn−InP/n−GaInAsP/GaInAsP
(活性層)/p−GaInAsP/p−InPからなる
積層膜で構成され、発振波長が1.55μmとなる半導
体発光素子17を有する棒状結晶体16が設けられてい
る。前記棒状結晶体16で囲まれた空間部に、棒状結晶
体のうちの一つの半導体発光素子17が光ファイバー3
の軸上に位置し、該半導体発光素子の発する光が光ファ
イバー3に入射するように、光ファイバー3が載置さ
れ、更に、前記半導体発光素子17より外部回路に結線
するための配線回路と外部取り出し電極7から構成され
ている。半導体発光素子17の設けられている高さにつ
いては、InP基板17上に光ファイバー3を載置する
とき、該半導体発光素子17の活性層位置が光ファイバ
ーのコアの中心と一致するようにInP基板15表面よ
り概ね60μm上方に位置するようにしている。
【0050】上記の実装体の基板とその上の棒状結晶体
は、InP(100)単結晶基板上に周知の有機金属気
相法を用いn−InP/n−GaInAsP/GaIn
AsP/p−GaInAsP/p−InPからなる積層
膜を形成し、フォトリソグラフィー、湿式エッチング法
を用いてSiO2のパターンを形成して、CH4/H2
合ガスを用いて反応性イオンエッチング(RIE)によ
り一辺の長さ5μmの断面が正方形の棒状結晶体を作製
したものである。棒状結晶体の長さは、100μmであ
る。このような構造を採用するとき、半導体発光素子1
7を有する棒状結晶体を用いて、部品を位置決めするこ
とができ、しかも位置決め後は半導体発光素子17をそ
のままに使用することができる。このため、当該実装体
は、位置合わせ精度が極めて高く、しかも、半導体発光
素子17の発光部が光ファイバー3のコア部と接して配
置することができ、90%以上の結合効率が容易に達成
できる。尚、棒状結晶体16はいずれも半導体発光素子
17を有するが、光ファイバー3の位置制御にのみ用い
られる棒状結晶体に設けられた半導体素子17について
は、その機能を利用してもしなくても良い。
【0051】前記操作を施した基板について、更に、I
nP基板15の所望の部分にスパッタリング法によりC
r(厚さ50nm)、Ni(厚さ200nm)並びにA
u(厚さ300nm)を順次積層形成し、更に湿式エッ
チング法により所定の形状を有する電極パターン7と配
線回路を形成する。光ファイバー3は、棒状結晶体16
で囲まれた空間に、光ファイバーの側面と棒状結晶体1
6の側面とが接するように、InP基板15上に載置さ
れた後、接着剤で固定される。又、光ファイバー3のコ
ア部分と接触する半導体発光素子17を有する棒状結晶
体を、ワイヤ12により外部取り付け電極7と接続し、
半導体発光素子として機能するように電気的に接続す
る。
【0052】〔実施例5〕図12は、本実施例に係る実
装体を示す平面図である。Si(111)単結晶基板1
上に、直径100μm、長さ100μmの棒状結晶体8
を設け、該棒状結晶体を回転軸とするマイクロギア18
が載置されている実装体である。マイクロギア18は、
厚さ100μmとしたSi単結晶基板から微細加工ワイ
ヤ放電法により作製したもので、最大300μmの直径
を有する。棒状結晶体は、実施例1と同様の操作で得た
ものである。本発明の実装体は、棒状結晶体が位置制御
性に優れるVLS成長法により形成されていて、部品搭
載時の位置合わせに用いられ、位置決め後にはギアシャ
フトとしてそのまま使用できるという特徴を有してい
る、各々のマイクロギアが高度に位置制御されたマイク
ロギア列(ボックス)である。また、本発明品は、マイ
クロギア18を棒状結晶体8に嵌合させるだけで容易に
得ることができ、量産性に富むことから、低価格化を達
成できる。
【0053】〔実施例6〕本実施例は、実施例2におけ
る半導体発光素子2の基板1上への位置合わせ、載置の
方法を一層改良するためになされた発明であり、実施例
2と差異のある点について図13に示した。本実施例で
は、基板1上に、半導体発光素子2の高さと同じ長さの
棒状結晶体8を設け、該棒状結晶体8の側面に接して前
記半導体発光素子2を載置するに際し、予め設けられた
前記半導体素子2上面の低融点金属19からなるマーク
を棒状結晶体8に位置合わせし、更に、マークと棒状結
晶体8の先端部に低融点金属を設けてなることを特徴と
している。上記構成を採用するとき、半導体発光素子2
上の低融点金属と棒状結晶体8先端部の低融点金属19
とが接触するようにジャンクションダウンで仮固定し、
無酸素雰囲気下で320℃程度の低融点金属の融点以上
に加熱して、表面張力による自己整合効果を利用するこ
とで、高精度な位置合わせを容易に行うことができるか
らである。
【0054】上記構成を採用することで、半導体発光素
子2をシリコン基板1上に載置する際の画像認識を半導
体発光素子上面フォーカスで行え、位置検出し易くな
り、且つ仮固定時に位置精度を厳密に制御しなくてもか
まわない利点があるし、高価格化に繋がる温度変化と風
が無い作業環境が不必要となる。また、載置時にロボッ
トアームを外す際に生じる半導体発光素子2の位置ズレ
についても、低融点金属を加熱する際に回復でき、部品
間の最終位置精度が±0.2μm以下に組立たれた実装
体となる。
【0055】上記構造の実装体を得る方法については、
半導体発光素子2の製造時に、該半導体発光素子上面
に、周知のフォトリソグラフィー技術、スクリーン印刷
法により低融点金属、例えば、Au80wt%−Sn2
0wt%等からなる、位置合わせマーク14を形成すれ
ば良いし、同様に棒状結晶体8先端にも低融点金属を付
着させれば良い。
【0056】〔実施例7〕本実施例は、実施例2におけ
る半導体発光素子2の基板1上への位置合わせ、載置の
方法を一層改良するためになされた他の発明であり、実
施例2と差異のある点について図14に示した。基板1
上に棒状結晶体8が設けられており、更に、前記棒状結
晶体に嵌合する孔20(直径約20μm)を有する半導
体発光素子2が基板1上に設けられている。棒状結晶体
8の長さは、半導体発光素子2の高さと同じであって
も、異なっていても構わない。半導体発光素子2に棒状
結晶体8に嵌合する孔20を設けるには、フォトリソグ
ラフィー技術とCH4/H2混合ガスを用いた反応性イオ
ンエッチング法(RIE)とを適用すれば良い。
【0057】上記の構成を採用することで、半導体発光
素子を棒状結晶体に嵌合することにより極めて簡単に高
精度な位置合わせが可能となる。高価格化に繋がる温度
変化と風が無い作業環境が不必要であり、載置時ロボッ
トアームを外す際も半導体発光素子2がズレることな
く、得られる実装体は部品間の位置精度が±0.2μm
以下の極めて優れる特性を有する。
【0058】〔実施例8〕本実施例は、実施例2におけ
る半導体発光素子2の基板1上への位置合わせ、載置の
方法を一層改良するためになされた他の発明であり、実
施例2と差異のある点について図15に示した。ここで
は、半導体発光素子2及び光ファイバー3に、溝21を
形成したものを用いること、そして、基板1上に設けら
れた棒状結晶体8が前記溝21に嵌合するように位置合
わせし、部品を基板上に載置している。溝21は、ダイ
シング等の公知の技術を適用して形成すれば良い。
【0059】このような構成を採用することで、半導体
発光素子2の溝並びに光ファイバー3の溝21を棒状結
晶体8に嵌合することにより、極めて簡単に、高精度な
位置合わせがされ、部品間の最終位置精度が±0.2μ
m以下の実装体が得られる。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の実装体は
部品間の位置精度が±0.2μm以下と極めて高いの
で、従来適用できなかった電子部品、機構部品或いは光
学部品用途に適用でき、産業上極めて有用である。ま
た、本発明の実装体は、精緻な位置、寸法制御性に富む
VLS成長法で得た棒状結晶体を用いているので、いろ
いろな部品、或いはその構成要素を搭載するのが極めて
容易であり、生産性に優れるので、低価格で前記実装体
を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】、
【図2】、
【図3】、
【図4】、
【図5】、
【図6】、
【図7】本発明の実施例1に係る実装体の製造過程を説
明する図。
【図8】本発明の実施例1に係る実装体の(a)鳥瞰図
と(b)平面図。
【図9】本発明の実施例2に係る実装体の(a)鳥瞰図
と(b)平面図。
【図10】本発明の実施例3に係る実装体の(a)鳥瞰
図と(b)平面図。
【図11】本発明の実施例4に係る実装体の(a)平面
図と(b)側面図。
【図12】本発明の実施例5に係る実装体の平面図。
【図13】本発明の実施例6係る実装体の鳥瞰図。
【図14】本発明の実施例7係る実装体の鳥瞰図。
【図15】本発明の実施例7係る実装体の平面図。
【図16】(a)従来公知の実装体の鳥瞰図と、(b)
(a)に用いられている半導体発光素子部分の拡大図。
【符号の説明】
1 基板 2 半導体発光素子 3 光ファイバー 4 溝 5 位置合わせ用マーク(半導体発光素子側) 6 位置合わせ用マーク(基板側) 7 外部取り出し電極 8 棒状結晶体 9 段差付き棒状結晶体 10 段差付き棒状結晶体(段差面及び下部が導電被覆
されている) 11 段差付き棒状結晶体(全表面が導電被覆されてい
る) 12 ワイヤー 13 段差 14 溝 15 基板(InP) 16 棒状結晶体 17 GaInAsP半導体発光素子 18 マイクロギア 19 低融点金属 20 孔 21 溝

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板と、基板上に垂直に設けた棒状結晶体
    と、棒状結晶体により位置制御され、載置される電子部
    品、機構部品又は光学部品とからなることを特徴とする
    実装体。
  2. 【請求項2】電子部品、機構部品又は光学部品が棒状結
    晶体により、棒状結晶体の軸と垂直な面内の2次元方向
    で位置制御されてなることを特徴とする請求項1記載の
    実装体。
  3. 【請求項3】電子部品、機構部品又は光学部品が、棒状
    結晶体により、棒状結晶体の軸と垂直な面内の2次元方
    向並びに棒状結晶体の軸方向で位置制御されてなること
    を特徴とする請求項1記載の実装体。
  4. 【請求項4】棒状結晶体の太さが先端方向で減少してい
    ることを特徴とする請求項3記載の実装体。
  5. 【請求項5】電子部品、機構部品又は光学部品が、棒状
    結晶体と基板上面に設けられた溝及び/又は段差によ
    り、棒状結晶体の軸と垂直な面内の2次元方向並びに棒
    状の軸方向で位置制御されてなることを特徴とする請求
    項1記載の実装体。
  6. 【請求項6】電子部品、機構部品又は光学部品を構成す
    る要素の少なくとも一部が台座を介して基板に固定され
    てなることを特徴とする請求項5記載の実装体。
  7. 【請求項7】棒状結晶体が、上面に段差を設けた基板若
    しくは台座を固定し段差を設けた基板の複数の段差面に
    設けられてなることを特徴とする請求項5又は請求項6
    記載の実装体。
  8. 【請求項8】棒状結晶体が上面に段差と溝を設けた基板
    若しくは溝を有し、該溝以外の部分に台座を固定し段差
    を設けた基板の上に設けられ、しかも棒状結晶体と溝が
    互いに異なる段差面に設けられてなることを特徴とする
    請求項5又は請求項6記載の実装体。
  9. 【請求項9】溝に光ファイバーを載置してなることを特
    徴とする請求項5乃至請求項8記載の実装体。
  10. 【請求項10】棒状結晶体の表面を導電化処理してなる
    ことを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3又は請
    求項5記載の実装体。
  11. 【請求項11】棒状結晶体に能動素子又は受動素子を設
    けてなることを特徴とする請求項10記載の実装体。
  12. 【請求項12】基板表面に配線回路が設けられ、該配線
    回路と棒状結晶体が電気的に接続されてなる請求項10
    又は請求項11記載の実装体。
  13. 【請求項13】棒状結晶体を電子部品、機構部品又は光
    学部品を構成する要素の少なくとも一部分が載置する位
    置に設けられてなることを特徴とする請求項2、請求項
    3、請求項5又は請求項10記載の実装体。
  14. 【請求項14】電子部品、機構部品又は光学部品を構成
    し外面を有する要素の少なくとも一部分が棒状結晶体と
    該外面で接してなることを特徴とする請求項13記載の
    実装体。
  15. 【請求項15】電子部品、機構部品又は光学部品を構成
    する要素の少なくとも一部分が溝若しくは孔を有し、棒
    状結晶体が前記溝若しくは孔に嵌合してなることを特徴
    とするを特徴とする請求項13記載の実装体。
  16. 【請求項16】電子部品、機構部品又は光学部品を構成
    する要素の少なくとも一部分と棒状結晶体とが低融点金
    属を介して固定されてなることを特徴とする請求項1
    3、請求項14又は請求項15記載の実装体。
  17. 【請求項17】基板がSi、LaB6、Ge、GaAs、
    InP、GaP、SiCからなる群から選ばれるいずれ
    かであることを特徴とする請求項1乃至請求項16記載
    の実装体。
  18. 【請求項18】棒状結晶体がSi、LaB6、Ge、Ga
    As、InP、GaP、SiCからなる群から選ばれる
    いずれかであることを特徴とする請求項1乃至請求項1
    7記載の実装体。
  19. 【請求項19】棒状結晶体がVLS成長法により形成さ
    れてなることを特徴とする請求項18記載の実装体。
  20. 【請求項20】電子部品、機構部品又は光学部品を構成
    する要素の少なくとも一部にマークを付し、該マークと
    棒状結晶体とを用いて位置合わせすることを特徴とする
    請求項1乃至請求項19記載の実装体の製造方法。
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