JPH1123114A - 流量検出装置 - Google Patents

流量検出装置

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JPH1123114A
JPH1123114A JP9172531A JP17253197A JPH1123114A JP H1123114 A JPH1123114 A JP H1123114A JP 9172531 A JP9172531 A JP 9172531A JP 17253197 A JP17253197 A JP 17253197A JP H1123114 A JPH1123114 A JP H1123114A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 流体の流量を正確に検出する。 【解決手段】 冷媒および潤滑油の流れる冷媒配管の途
中に、透光円筒部材10を気密に連結し、透光円筒部材
10の近傍に、フォトセンサ201とフォトセンサ20
2を、冷媒流れ方向に所定距離Lを隔てて配置してあ
る。そして、潤滑油に混入させた蛍光材料が光源からの
光を受けて発する蛍光は、透光円筒部材10の第1出射
用透光部10Bから出射して、フォトセンサ201に受
光されるとともに、透光円筒部材10の第2出射用透光
部10Cから出射して、フォトセンサ202に受光され
る。そして、両センサ201、202の検出波形の位相
差θを相関法にて見出し、この位相差θと上記所定距離
Lとにより潤滑油の流速Vを算出し、この流速Vと、潤
滑油の質量に対応する両センサ201、202の検出値
とにより、潤滑油の流量Qを算出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流体の流量を検出
する流体流量検出装置に関するものであり、特に、冷凍
サイクルの圧縮機へ戻る潤滑油や液冷媒の流量を検出す
る流量検出装置に用いて好適である。
【0002】
【従来の技術】従来、上記した流量検出装置として、例
えば特開平2−140557号公報には、冷凍サイクル
のうち、気液分離器下流と膨張弁上流との間の液冷媒
(流体)が流れる冷媒配管(流体配管)において、冷媒
に混入されている潤滑油(流体)の潤滑油流量を検出す
るものが提案されている。この流量検出装置は、図7に
示すように、アルミニウム材料からなる筒状ハウジング
100を備え、この内部に、透光円筒部材10がシール
部材13、14、15、16を介して密着するように、
同軸的に嵌着されている。また、アルミニウム材料から
なる小筒状ハウジング102が、筒状ハウジング100
に径方向に嵌合した状態でろう付け固定されており、こ
の小筒状ハウジング102内部に光源29が収容されて
いる。光源29は、定電圧を受けて紫外線を発光する。
【0003】また、アルミニウム材料からなる小筒状ハ
ウジング103が筒状ハウジング100に径方向に嵌合
した状態でろう付け固定されており、この小筒状ハウジ
ング103内部に光量検出器20が収容されている。な
お、小筒状ハウジング102、103の開口端部には、
アルミニウム材料からなる蓋部材102a、103aが
ビス104にて装着されている。
【0004】ここで、ナフテン油等からなる潤滑油は、
紫外線を受けて蛍光を発するアロマ基等の不飽和基を含
むため、潤滑油は、紫外線を受けることにより不飽和基
の量に応じた蛍光を発する。そして、上記光量検出器2
0により上記蛍光の強度を検出し、この検出された蛍光
強度により、光量検出器20に対向する部位に存在する
潤滑油の量(質量)を検出できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、本発明者
は、どのように潤滑油が冷凍サイクルを循環しているか
を知るために、実験室において、冷凍サイクルを循環す
る潤滑油の流量を検出することを試みている。ここで、
潤滑油の流速は圧縮機の回転数の変化に伴い変化するた
め、上記従来技術の光量検出器20にて検出される潤滑
油の質量が一定であっても、光量検出器20に対向する
部位を流れる潤滑油の流量が変化している場合もある。
【0006】これに対して、本発明者は、圧縮機の回転
数を種々変化させたときの潤滑油の流速を予め実験にて
検出して、圧縮機の回転数と潤滑油の流速との関係を見
出しておき、実際に冷凍サイクルを作動させるとき、上
記光量検出器20にて潤滑油の質量を検出するととも
に、このときの圧縮機の回転数を検出して潤滑油の流速
を見出すことにより、潤滑油の流量を検出することを考
案した。
【0007】ところが、圧縮機の回転数が急激に増減す
るときと、圧縮機の回転数が徐々に増減するときとで
は、圧縮機の回転数が同じであっても潤滑油の流速が異
なるため、上記実験にて見出した関係を常に適用できる
わけではない。よって、この方法では、潤滑油(流体)
の流量を正確に検出できない。本発明は上記点に鑑みて
なされたもので、流体の流量を正確に検出することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明者は、流体の流量を正確に検出するために
は、光量検出手段により流体の質量を検出するととも
に、このときの潤滑油の流速を検出する必要があること
に着目して、以下に述べる発明を見出した。すなわち、
請求項1ないし4に記載の発明では、流体の流れる流体
配管(P5、10)に、光源(29)からの光を入射さ
せる入射用透光部(10A)と、光を出射させる第1出
射用透光部(10B)と、第1出射用透光部(10B)
と流体の流れ方向に所定距離(L)を隔てて配される第
2出射用透光部(10C)とを設け、第1、第2出射用
透光部(10B)、(10C)から出射された光を受光
する第1、第2光学的検出手段(201)、(202)
の受光量の変化に基づいて、第1、第2出射用透光部
(10B)、(10C)近傍における流体の質量変化を
検出し、位相差算出手段(S15、S20)により、第
1光学的検出手段(201)の検出値と第2光学的検出
手段(202)の検出値との位相差(θ)を算出し、流
速算出手段(S30)により、位相差(θ)と上記所定
距離(L)に基づいて流体の流速(V)を算出し、流量
算出手段(S40、S50)により、流速(V)と、上
記両光学的検出手段(201)、(202)の少なくと
も一方の検出値(A)に基づいて、流体の流量(Q)を
算出することを特徴としている。
【0009】このように、流体流れ方向に所定距離
(L)を隔てて上記両出射用透光部(10B)、(10
C)を配し、これら両透光部(10B)、(10C)近
傍における流体の質量変化を検出して、この検出値の位
相差(θ)を算出することにより、常に流体の流速
(V)を算出し、常に流体の流量(Q)を算出してい
る。従って、流体の流量(Q)を常に正確に検出でき
る。
【0010】また、請求項2に記載の発明では、上記流
体配管は、圧縮機(1)、凝縮器(2)、膨張弁
(4)、蒸発器(5)を接続するとともに、流体として
潤滑油および冷媒が流れる冷媒配管(P1〜P5、1
0)からなり、第1、第2光学的検出手段(201)、
(202)は、第1、第2出射用透光部(10B)、
(10C)近傍における潤滑油および冷媒の一方の質量
変化を検出し、流速算出手段(S30)により、潤滑油
および冷媒の一方の流速(V)を算出し、流量算出手段
(S40、S50)により、潤滑油および冷媒の一方の
流量(Q)を算出することを特徴としている。
【0011】このようにして、潤滑油および冷媒の一方
の流量(Q)を常に正確に検出できる。また、請求項3
に記載の発明では、冷媒配管(P5、10)のうち、第
1出射用透光部(10B)および前記第2出射用透光部
(10C)の近傍に、入射用透光部(10A)から潤滑
油および冷媒に向けて入射された光を、冷媒配管(P
5、10)外部へ出射させる第3出射用透光部(10
D)を設け、第3出射用透光部(10D)から出射され
た光を受光する第3光学的検出手段(28)の受光量の
変化に基づいて、第3出射用透光部(10D)近傍にお
ける潤滑油および冷媒の他方の質量変化を検出し、流量
算出手段(S40、S50)により、第3出射用透光部
(10D)の検出値(B)と、上記流速算出手段(S3
0)にて算出される流速(V)とに基づいて、潤滑油お
よび冷媒の他方の流量(P)を算出することを特徴とし
ている。
【0012】ここで、上記流速算出手段(S30)にて
算出される潤滑油の流速(V)は、冷媒の流速と同じで
あるとみなすことができるので、この潤滑油の流速
(V)および第3出射用透光部(10D)の検出値(つ
まり、冷媒の質量)に基づいて、冷媒の流量(P)も常
に正確に算出できる。また、請求項4に記載の発明で
は、請求項2または3に記載の流量検出装置において、
流量算出手段(S40、S50)にて算出される流量
(P、Q)が所定値(P0 、Q0 )以上であるか否かを
判定する判定手段(S60、S70)の判定結果に基づ
いて、圧縮機(1)の作動停止を制御手段(S80、S
90)にて制御している。
【0013】このように、常に正確に検出される潤滑油
または冷媒の流量に基づいて、圧縮機(1)の作動停止
を制御することにより、常に正確に圧縮機(1)の故障
を抑制できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図に示す実施形態
について説明する。本実施形態は、図1に示す車両用空
調装置の冷凍サイクルにおいて、液冷媒の流量および潤
滑油の流量を検出する流量検出装置に本発明を適用した
ものである。この冷凍サイクルには、適正量の冷媒(例
えば、HFC−134a)および適正量の潤滑油(コン
プレッサオイル、例えば、PAG油、合成油等)が封入
されている。潤滑油には、適正量の蛍光材料が混入させ
てある。
【0015】なお、本実施形態では、蛍光材料として、
蛍光の発光ピーク波長が530nm、主発光波長が50
0〜580nmの範囲内にあるもの(例えば、栄進化学
製L−DT−B)を使用し、潤滑油に対して蛍光材料を
0.025wt%混入させている。冷凍サイクルは圧縮
機1を備えており、この圧縮機1には、動力伝達を断続
する電磁クラッチ1aが装着されており、この電磁クラ
ッチ1aが接続状態になると、図示しない車両エンジン
から動力が伝達されて圧縮機1は作動し、冷媒および潤
滑油を吸入するとともに、潤滑作用を受けて冷媒を圧縮
し、高温高圧のガス冷媒を潤滑油とともに吐出する。
【0016】圧縮機1から吐出された冷媒および潤滑油
は凝縮器2に流入し、この凝縮器2において、図示しな
い冷却ファンによる空冷作用を受けて上記高温高圧のガ
ス冷媒が凝縮される。この凝縮後の液冷媒は、潤滑油と
ともに受液器3内に流入する。この受液器3は、その内
部に流入した凝縮冷媒を気液分離して、液冷媒のみを潤
滑油とともに流出させる。
【0017】受液器3の下流側には、液冷媒を気液二相
状態に減圧膨張させる膨張弁4が設けてあり、この膨張
弁4を通過した低温低圧の冷媒は、潤滑油とともに蒸発
器5へ流入し、蒸発する。そして、図示しない送風ファ
ンにて蒸発器5へ送風される送風空気から冷媒の蒸発潜
熱を吸熱することにより送風空気を冷却し、この冷却し
た空気を車室内へ循環させて車室内の冷房をしている。
膨張弁4は、周知のごとく、蒸発器5の出口冷媒の過熱
度を所定値に維持するように弁開度が自動調整される温
度式の膨張弁である。そして、蒸発器5にて蒸発させた
冷媒を、潤滑油とともに再び圧縮機1に吸入させてい
る。
【0018】なお、上記した圧縮機1、凝縮器2、受液
器3、膨張弁4、蒸発器5は、冷媒配管P1、P2、P
3、P4、P5にて相互に接続されている。そして、冷
媒配管P5(つまり、蒸発器5下流で、圧縮機1上流の
冷媒配管、圧縮機吸入側冷媒配管)の途中には、液冷媒
の流量、および、潤滑油の流量を同時に検出する流量検
出装置Sが装着されている。
【0019】次に、流量検出装置Sの具体的構造を図2
ないし図4に基づいて説明する。流量検出装置Sは、冷
媒配管P5の途中に同軸的に組付けられている。この流
量検出装置Sは、硼珪酸ガラス、石英ガラス、アルミノ
珪酸ガラス等の透明耐圧材料からなる透光円筒部材10
を備えている。この透光円筒部材10は、請求項でいう
入射用透光部、および、第1、第2、第3出射用透光部
を構成するとともに、請求項でいう冷媒配管を構成して
いる。
【0020】ここで、硼珪酸ガラス、石英ガラス、アル
ミノ珪酸ガラス等は、後述する光源29からの紫外線の
透過率が高いため、この検出装置Sの検出精度が良好と
なる。また、破壊強度も大きいため、この透光円筒部材
10の厚みを薄くでき、装置Sの小型化を図ることがで
きる。この透光円筒部材10の一端部10a、他端部1
0bには、アルミニウム材料からなる円筒状ハウジング
11、12の一端部11a、12aが外嵌されている。
透光円筒部材10の一端部10a、他端部10b側外周
と、円筒状ハウジング11、12の一端部11a、12
a側内周との間は、ゴム製の(弾性材料からなる)パッ
キン14、16にてシールされている。また、円筒状ハ
ウジング11、12の一端部11a、12a側に形成さ
れた段付き部111、121に、透光円筒部材10の一
端部10a、他端部10bがゴム製のパッキン13、1
5を介して弾性的に支持されている。
【0021】ここで、冷媒配管P5は、流量検出装置S
が挿入可能となるように、蒸発器側冷媒配管P51と圧
縮機側冷媒配管P52とに、所定距離を隔てて分離され
ている。冷媒配管P51、P52の端部はフレアー状と
なっており、ネジ孔を備えたナット50が外嵌されてい
る。そして、冷媒配管P51、P52の端部と、円筒状
ハウジング11、12の他端部11b、12bとを当接
させ、ナット50を、円筒状ハウジング11、12の他
端部11b、12bに形成されたネジ山11c、12c
にネジ結合することにより、冷媒配管P51、P52の
端部と、円筒状ハウジング11、12の他端部11b、
12bとをメタルシールしている。
【0022】この冷媒配管P51、P52の内径と、円
筒状ハウジング11、12の内径と、透光円筒部材10
の内径は、全て統一されている。これにより、流量検出
装置Sを冷媒配管P5の途中に装着することによる冷媒
流れの圧損を最小限に抑えている。円筒状ハウジング1
1、12の外周部全周には、径方向外方へ延びるフラン
ジ部112、122が一体に備えられている。このフラ
ンジ部112、122は、正面外形状が略正方形であ
り、このフランジ部112、122間には、アルミニウ
ム材料からなる4つの長尺板状ハウジング17、18、
24、25(ハウジング24、25は、図3参照)が設
けられている。
【0023】そして、ハウジング17、18の両端部
は、フランジ部112、122にボルト30にて締結さ
れている。この両端部とフランジ部112、122との
間は、図示しないシール部材にてシールされている。ま
た、図3に示すように、ハウジング17、18の長手方
向に沿った両側端面に、ハウジング24、25の長手方
向に沿った両側端面側が、ボルト30にて締結されてい
る。このハウジング17、18の両側端面とハウジング
24、25の両側端面側とは、シール部材31、32に
てシールされている。
【0024】そして、上記した円筒状ハウジング11、
12と、ハウジング17、18、24、25とにより、
透光円筒部材10の周囲に密閉空間Cを形成するカバー
部材100を構成している。ハウジング24には、光源
29を収容する光源収容部24aが形成されており、こ
の光源29の出光方向後方には、光学フィルタ26およ
びフォトセンサ27を収容する収容部24bが形成され
ている。光源収容部24aと収容部24bとの間には、
光源29の紫外線が光学フィルタ26およびフォトセン
サ27に対して斜めに入射されるような紫外線通路形成
部24cが形成してある。
【0025】光源29は、図示しない定電圧電源から定
電圧を受けて紫外線を発光するものである。この光源2
9は、図4に示すように、アルミニウム製の本体部29
0と、本体部290に支持される水銀ランプ291(例
えば、浜松ホトニクス製 L1549−04)とを備え
ている。この水銀ランプ291のガラス内壁には蛍光剤
が塗られており、この蛍光剤は、254nmの水銀スペ
クトルにて励起されることにより、ピーク波長が351
nm、主発光波長域が300〜400nmの紫外線を発
光する。つまり、この紫外線が、水銀ランプ291の発
する光である。なお、254nmの水銀スペクトルは人
体に有害であるが、蛍光剤にて吸収されるために、25
4nmの水銀スペクトルがかなり低減される。
【0026】光学フィルタ26は、光源29からの光の
うち、所定波長(例えば、280〜400nm)の光の
みを透過させるものであり、最大透過率の波長が355
nm、最大透過率が47%、半値幅が55nmの紫外線
透過可視吸収フィルタからなる(例えば、東芝硝子製
UV−D36A)。この光学フィルタ26は、厚さが例
えば3mm程度のガラス板であるが、この光学フィルタ
26を、収容部24bに形成される支持部24dに支持
させつつ、ゴム製パッキン34にて弾性的に支持するこ
とにより、検出装置Sに加わる外的衝撃等により光学フ
ィルタ26が破損するのを抑制している。
【0027】フォトセンサ27は、光学フィルタ26を
通過した紫外線の強度を検出するものであり、紫外域か
ら可視域までを精度よく測定でき、かつ、赤外感度が抑
制された板状のシリコンフォトダイオード(例えば、浜
松ホトニクス製 S1227−16BR)からなる。こ
のフォトセンサ27の受光面(図3中右側面)を光源2
9に対向させるとともに、この受光面が光学フィルタ2
6に接着固定されている。
【0028】また、光源29からの紫外線は光源29近
傍の温度変化によって出力特性が変化するため、フォト
センサ27にて光源29からの紫外線の強度を測定し、
後述するフォトセンサ201、202、28の検出値の
補正を行なうようにしている。具体的には、フォトセン
サ201、202、28の検出値を、フォトセンサ27
の検出値にて割ることにより、補正している。
【0029】ハウジング24とシール部材31との間に
は、遮光性および剛性を有する材料(例えば鉄)からな
る遮光支持板33が配置されている。なお、ハウジング
24と遮光支持板33、および、遮光支持板33とシー
ル部材31とは、接着されている。遮光支持板33に
は、光源29の光を透光円筒部材10の入射用透光部1
0Aへ照射するための透光窓330が開口形成されてい
る。この入射用透光部10Aを透過した光は、透光円筒
部材10内部の冷媒および潤滑油に向けて入射される。
なお、入射用透光部10Aとは、透光円筒部材10のう
ち光源29の光が入射される部位のことである。
【0030】また、ハウジング17には、光学フィルタ
(フィルタ部材)19、フォトセンサ(光学的検出手
段、蛍光量検出手段)201、202、および、ゴム製
の絶縁シール部材21を重ねて収容する収容部17aが
形成されている。なお、フォトセンサ201、202
は、冷媒流れ方向(図2中左右方向)に所定距離Lを隔
てて配置されており、絶縁シール部材21に設けた凹形
状の収容部211、212に収容されている。また、こ
れらセンサ201、202と、透光円筒部材10との間
の距離は同じである。
【0031】収容部17aのうち、透光円筒部材10側
部位の内壁に形成された枠状の支持部17bと、収容部
17aのうち、透光円筒部材10の反対側部位を覆う金
属製(例えばアルミニウム)の押さえ板22との間に、
光学フィルタ19、フォトセンサ201、202、およ
び、絶縁シール部材21が、順に配置されて支持されて
いる。押さえ板22は、ボルト23にて長尺厚板状ハウ
ジング17に装着されている。
【0032】そして、入射用透光部10Aから入射され
た光を潤滑油が受けて発する蛍光は、透光円筒部材10
の第1出射用透光部10Bから出射して、光学フィルタ
19を経てフォトセンサ201に受光されるとともに、
透光円筒部材10の第2出射用透光部10Cから出射し
て、光学フィルタ19を経てフォトセンサ202に受光
される。なお、第1、第2出射用透光部10B、10C
とは、透光円筒部材10のうち、フォトセンサ201、
202に受光される光を出射する部位であり、フォトセ
ンサ201、202に対向する部位およびその近傍であ
る。
【0033】光学フィルタ19は、透光円筒部材10か
らの光のうち、所定波長(例えば、480〜600n
m)の光を主に透過させるものであり、最大透過率の波
長が530nm、最大透過率が42%、半値幅が48n
mのバンドパスフィルタ(例えば、富士写真フィルム製
BPN−53)からなる。この光学フィルタ19は、
厚さが例えば0.2mm程度のトリアセテートを主成分
とする板状フィルタである。
【0034】そして、光学フィルタ19の受光面(図3
中下面)を透光円筒部材10の出射用透光部10B、1
0Cに対向させている。ここで、光学フィルタ19の受
光面の垂線T、つまり、フォトセンサ202(201)
の受光面(図3中下面)の垂線Tと、紫外線通路形成部
24cにて形成される光源29の進行経路Dとが、鋭角
的に配置されるように、光源29、光学フィルタ19、
および、フォトセンサ202(201)が配置されてい
る。この結果、フォトセンサ202(201)に光源2
9からの光(つまり、第1、第2出射用透光部10B、
10C以外の部位からの光)が直接入射されることを良
好に抑制でき、光源29からの光を直接フォトセンサ2
02(201)にて検出することを防止できる。
【0035】なお、波長が480〜600nmの光を主
に透過させる光学フィルタ19により、波長が280〜
400nmの光を主に透過させる光学フィルタ26を透
過した光が、フォトセンサ201、202へ入射される
のを抑制できる。よって、光学フィルタ26を透過した
光と、後述する潤滑油からの蛍光とを良好に分離でき
る。よって、このフォトセンサ201、202の検出精
度は良好である。
【0036】また、センサ201とセンサ202とは同
一のものを使用しており、光学フィルタ19を通過した
蛍光の蛍光強度を検出するものである。具体的に、フォ
トセンサ201、202は、紫外域から可視域までを精
度よく測定でき、かつ、赤外感度が抑制されたシリコン
フォトダイオード(例えば、浜松ホトニクス製 S12
27−16BR)からなる。
【0037】また、ハウジング25のうち、透光円筒部
材10を中心にして光源29と点対称な位置には、フォ
トセンサ(透過光量検出手段)28を収容する収容部2
5aが形成されている。ハウジング25とパッキン32
との間には、遮光性および剛性を有する材料(例えば
鉄)からなり、フォトセンサ28を支持する遮光支持板
35が配置されている。この遮光支持板35には、フォ
トセンサ28に光を入射可能とする開口部350が形成
されており、この開口部350の縁部にてフォトセンサ
28の外周部を支持している。なお、ハウジング25と
遮光支持板35、および、遮光支持板35とパッキン3
2とは接着されている。
【0038】フォトセンサ28は、透光円筒部材10か
らの光(透過光)の透過光強度を検出するものであり、
シリコンフォトダイオード(例えば、浜松ホトニクス製
S1227−1010BR)からなる。そして、入射
用透光部10Aから入射された光のうち透光円筒部材1
0内部を透過した光(つまり、液冷媒および潤滑油に吸
収および散乱されなかった光)が、第3出射用透光部1
0Dを経て、フォトセンサ28(つまり、遮光支持板3
5の開口部35内側)に入射される。なお、第3出射用
透光部10Dとは、透光円筒部材10のうち、開口部3
5を経てフォトセンサ28に受光される光を出射する部
位である。
【0039】上記したフォトセンサ201、202、2
7、28は、図示しない一対のリード端子を有してお
り、このリード端子は、図1に示すアンプ201a、2
02a、27a、28aを介して、電気制御装置110
に内蔵される図示しないA/D変換器に電気的に接続さ
れている。これにより、フォトセンサ201、202、
27、28の検出値(受光電圧)は、上記アンプ201
a、202a、27a、28aにて増幅され、上記A/
D変換器にてA/D変換されて、図5に示すようなデー
タとして電気制御装置110に読み込まれる。そして、
電気制御装置110は、読み込んだ情報に基づいて、潤
滑油の流量Qおよび冷媒の流量Pを算出して、圧縮機1
の作動の制御を行なう。
【0040】次に、上記した電気制御装置110による
制御について、図5および図6に基づいて説明する。な
お、図6に示すフローチャートは、図示しない冷房スイ
ッチのオン信号が電気制御装置110に入力されること
によりスタートする。まず、図6中ステップS10にお
いて、フォトセンサ201、202の検出値をアンプ2
01a、202aにて増幅させたものを、微少時間ε毎
に所定時間T0の間読み込み、図5に示すような検出波
形(多数のデータの集まり)を得る。なお、上記微少時
間εとは、フォトセンサ201、202の検出波形の位
相差(例えば12ms)に比べて微少な時間(例えば
0.1ms)のことであり、上記所定時間T0とは、後
述する参照時間T1+最大ずらし時間T3に対応する時
間(例えば300ms)のことである。
【0041】次に、図6中ステップS15において、フ
ォトセンサ201の検出波形とフォトセンサ202の検
出波形の相関値Rを算出する。相関値Rは、以下に示す
数式1から算出されるものであり、フォトセンサ201
の検出波形とフォトセンサ202の検出波形の相関性
(換言すれば類似性)を示す値である。
【0042】
【数1】
【0043】なお、n:参照データ数(つまり、参照時
間T1に対応する)、fi :フォトセンサ201のデー
タ、gi :フォトセンサ202のデータ、fav:フォト
センサ201のデータのうち、参照データ数n分のデー
タの平均値、gav:フォトセンサ202のデータのう
ち、参照データ数n分のデータの平均値である。この相
関値Rを算出するためには、まず、fav、gavを算出し
(ステップ1)、次に、数式1における分子(つまり、
i とgi の共分散)および分母(つまり、fi の分散
とgi の分散の積の平方根)をそれぞれ算出し(ステッ
プ2)、その後、算出した分子を分母で割る(ステップ
3)。
【0044】そして、フォトセンサ201の検出波形の
うち、参照データ数n(つまり、参照時間T1)分のデ
ータに対応する波形(以下、第1データ波形という)
と、フォトセンサ202の検出波形のうち、参照データ
数n分のデータに対応する波形(以下、第2データ波形
という)について、互いのデータ波形のずらし時間T2
がゼロのときから最大ずらし時間T3となるまで、上記
微少時間ε毎に上記相関値Rを算出する。
【0045】次に、ステップS20において、上記相関
値Rに基づいて、フォトセンサ201の検出波形とフォ
トセンサ202の検出波形の位相差θを決定する。な
お、ステップS15、S20により、請求項でいう位相
差算出手段を構成している。ここで、相関値R=1のと
きは上記両データ波形が一致していることを意味し、相
関値R=−1のときは上記両データ波形が逆転している
ことを意味するが、上記両センサ201、202の検出
波形は、図5に示すように周期や振幅が一定ではなく、
完全に一致することはないため、完全に相関値Rが1や
−1となることはない。よって、ステップS15におい
て、上記微少時間ε毎に算出された多数の相関値Rの中
で、最も1に近い相関値Rを見出し、この相関値Rとな
るときを、上記両データが略一致しているとし、この相
関値Rとなるときのずらし時間T2を位相差θとしてい
る。
【0046】なお、上記参照時間T1が短かすぎても長
すぎても(つまり、上記参照データ数nが少なすぎても
多すぎても)、両センサ201、202の相関性を良好
に判断できなくなるため、本実施形態では、相関性を良
好に判断できるように、参照時間T1を例えば250m
s程度としている。また、上記最大ずらし時間T3は、
上記位相差θ(本実施形態では12ms)よりも長めに
設定する必要があるが、必要以上に長くすると計算に時
間がかかるため、本実施形態では例えば30〜50ms
としている。
【0047】また、フォトセンサ201とフォトセンサ
202との間の距離(上記所定距離L)が大きすぎる
と、これらセンサ201、202の検出波形の位相差θ
が大きくなり、この位相差θを算出する時間(つまり、
上記最大ずらし時間T3)が長くなるため、本実施形態
では、上記所定距離Lを7mm程度としている。次に、
図6中ステップS30において、潤滑油の流速Vを算出
する。流速Vは、以下に示す数式2から算出されるもの
である。
【0048】
【数2】 V=L/θ 次に、図6中ステップS40において、潤滑油の流量Q
を算出する。流量Qは、以下に示す数式3から算出され
るものである。
【0049】
【数3】 Q=α×A×V なお、A:平均値favと平均値gavの平均値(フォトセ
ンサ201、202のデータの平均値)、α:平均値A
を、冷媒配管P5における単位長さ当たりの潤滑油の質
量Mに変換するための係数である。ここで、上記潤滑油
の質量Mとフォトセンサ201、202のデータA0と
の間には、M≒α×A0の関係があることが実験にて確
認されているので、本実施形態では、M=α×Aと近似
している。
【0050】次に、図6中ステップS50において、液
冷媒の流量Pを算出する。流量Pは、以下に示す数式4
から算出されるものである。
【0051】
【数4】 P=β×B×V なお、B:フォトセンサ28の検出値、β:フォトセン
サ28のデータBを、冷媒配管P5における単位長さ当
たりの液冷媒の質量Nに変換するのための係数である。
ここで、上記液冷媒の質量NとデータBとの間には、N
≒β×Bの関係があることが実験にて確認されているの
で、本実施形態では、N=β×Bと近似している。ま
た、液冷媒の流速は上記した潤滑油の流速Vと同じであ
ると見なされるため、この潤滑油の流速Vを用いて液冷
媒の流量Pを算出している。
【0052】そして、図6中ステップS60において、
潤滑油の流量Qが所定流量Q0 以上であるか否かを判定
し、潤滑油の流量Qが所定流量Q0 以上(判定結果がY
ES)であれば、圧縮機1の潤滑が良好に行なわれると
判定してステップS70に進む。このステップS70で
は、液冷媒の流量Pが所定流量P0 より小さいか否かを
判定し、液冷媒の流量Pが所定流量P0 より小さいとき
(判定結果がYES)、圧縮機1の吸い込み作動が良好
に行なわれると判定して、ステップS80に進み、圧縮
機1をオンとする(つまり、電磁クラッチ1aを接続状
態とする)。
【0053】また、ステップS60において判定結果が
NOである場合、圧縮機1の潤滑が不十分であると判定
して、圧縮機1をオフとする(つまり、電磁クラッチ1
aを非接続状態とする)。また、ステップS70におい
て判定結果がNOである場合、圧縮機1の吸い込み作動
が良好に行なわれなくなると判定して、圧縮機1をオフ
とする(つまり、電磁クラッチ1aを非接続状態とす
る)。
【0054】(他の実施形態)まず、上記実施形態で
は、流量P、Qに基づいて圧縮機1のオンオフ(作動停
止)を制御していたが、これに限定されることはなく、
実験室において、冷凍サイクルを循環する潤滑油の流量
を検出、確認する、といった適用方法にとどめてもよ
い。
【0055】この場合、冷凍サイクルの作動時に流量
P、Qを知る必要がない場合、冷凍サイクルの作動時に
は、センサ201、202の検出値を読み込むだけと
し、冷凍サイクルを停止させてから、センサ201、2
02の検出値に基づいて流量P、Qの算出を行なっても
よい。また、上記実施形態では、M=α×Aと近似して
いたが、より正確に流量を検出したいときは、質量Mと
センサ201、202のデータAとの関係を示すマップ
を電気制御装置110の内部に予め記憶させておき、こ
のマップに基づいて、検出値Aから質量Mを見出しても
よい。なお、液冷媒の質量Nについても同様である。
【0056】また、潤滑油の流量Qと液冷媒の流量Pと
の流量比Q/Pに基づいて、圧縮機1のオンオフを制御
してもよい。すなわち、上記流量比Q/Pが所定流量比
以上であるときは、圧縮機1の潤滑が良好に行なわれる
と判定して圧縮機をオンとし、上記流量比Q/Pが所定
流量比より小さいときは、圧縮機1の潤滑が不十分であ
ると判定して圧縮機をオフとしてもよい。
【0057】また、上記実施形態では、冷媒配管P5に
本発明を適用していたが、この冷媒配管P5以外の冷媒
配管P1〜P4や、他の種々の流体配管に適用してもよ
い。また、上記実施形態では、上記蛍光を受光する2つ
のフォトセンサ201、202を設けることにより、潤
滑油の流速を算出していたが、常に液冷媒が流れる冷媒
配管に本発明を適用する場合、上記透過光を受光する2
つのフォトセンサを設けることにより、液冷媒の流速を
算出してもよい。この場合、蛍光を受光するフォトセン
サを1つとし、このフォトセンサの検出値と、液冷媒の
流速とから、潤滑油の流量を算出してもよい。
【0058】また、上記実施形態では、上記平均値fav
と上記平均値gavの平均値を用いて潤滑油の流量Qを算
出していたが、上記平均値favまたは上記平均値gav
用いてもよいし、fi およびgi の少なくとも1つを用
いてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の冷凍サイクルの全体構成図および電気
ブロック図である。
【図2】本発明の実施形態の流量検出装置の断面図であ
る。
【図3】図2のA−A断面図である。
【図4】本発明の実施形態における流量検出装置の構成
部品の配置関係を示す図である。
【図5】フォトセンサ201、202の配置構造を示す
とともに、フォトセンサ201、202の検出波形の一
例を示すグラフである。
【図6】本発明の実施形態における作動を説明するフロ
ーチャートである。
【図7】従来技術における流量検出装置の断面図であ
る。
【符号の説明】
P5…冷媒配管(流体配管)、10…透光円筒部材(流
体配管)、29…光源、10A…入射用透光部、10
B、10C…第1、第2出射用透光部、201、202
…フォトセンサ(第1、第2光学的検出手段)。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体の流れる流体配管(P5、10)に
    おける流体の流量を検出する流量検出装置であって、 光源(29)と、 前記流体配管(P5、10)に設けられ、前記光源(2
    9)からの光を流体に向けて入射させる入射用透光部
    (10A)と、 前記流体配管(P5、10)に設けられ、前記入射用透
    光部(10A)から流体に向けて入射された光を、前記
    流体配管(P5、10)外部へ出射させる第1出射用透
    光部(10B)と、 前記流体配管(P5、10)において、前記第1出射用
    透光部(10B)と流体の流れ方向に所定距離(L)を
    隔てて配され、前記入射用透光部(10A)から流体に
    向けて入射された光を、前記流体配管(P5、10)外
    部へ出射させる第2出射用透光部(10C)と、 前記第1出射用透光部(10B)から出射された光を受
    光し、この受光量の変化に基づいて、前記第1出射用透
    光部(10B)近傍における流体の質量変化を検出する
    第1光学的検出手段(201)と、 前記第2出射用透光部(10C)から出射された光を受
    光し、この受光量の変化に基づいて、前記第2出射用透
    光部(10C)近傍における流体の質量変化を検出する
    第2光学的検出手段(202)と、 前記第1光学的検出手段(201)の検出値と前記第2
    光学的検出手段(202)の検出値との位相差(θ)を
    算出する位相差算出手段(S15、S20)と、 前記位相差算出手段(S15、S20)にて算出される
    位相差(θ)と、前記所定距離(L)に基づいて、流体
    の流速(V)を算出する流速算出手段(S30)と、 前記流速算出手段(S30)にて算出される流速(V)
    と、前記第1光学的検出手段(201)および前記第2
    光学的検出手段(202)の少なくとも一方の検出値
    (A)に基づいて、流体の流量(Q)を算出する流量算
    出手段(S40、S50)とを備えることを特徴とする
    流量検出装置。
  2. 【請求項2】 前記流体配管は、圧縮機(1)、凝縮器
    (2)、膨張弁(4)、蒸発器(5)を接続するととも
    に、流体として潤滑油および冷媒が流れる冷媒配管(P
    1〜P5、10)からなり、 前記第1光学的検出手段(201)および前記第2光学
    的検出手段(202)は、前記第1出射用透光部(10
    B)および前記第2出射用透光部(10C)近傍におけ
    る潤滑油および冷媒の一方の質量変化を検出し、 前記流速算出手段(S30)により、潤滑油および冷媒
    の一方の流速(V)を算出し、 前記流量算出手段(S40)により、潤滑油および冷媒
    の一方の流量(Q)を算出することを特徴とする請求項
    1に記載の流量検出装置。
  3. 【請求項3】 前記冷媒配管(P5、10)のうち、前
    記第1出射用透光部(10B)および前記第2出射用透
    光部(10C)の近傍に設けられ、前記入射用透光部
    (10A)から潤滑油および冷媒に向けて入射された光
    を、前記冷媒配管(P5、10)外部へ出射させる第3
    出射用透光部(10D)と、 前記第3出射用透光部(10D)から出射された光を受
    光し、この受光量の変化に基づいて、前記第3出射用透
    光部(10D)近傍における潤滑油および冷媒の他方の
    質量変化を検出する第3光学的検出手段(28)と、 前記第3出射用透光部(10D)の検出値(B)と、前
    記流速算出手段(S30)にて算出される流速(V)と
    に基づいて、潤滑油および冷媒の他方の流量(P)を算
    出する流量算出手段(S50)とを備えることを特徴と
    する請求項2に記載の流量検出装置。
  4. 【請求項4】 請求項2または3に記載の流量検出装置
    と、 前記流量算出手段(S40、S50)にて算出される流
    量(P、Q)が所定値(P0 、Q0 )以上であるか否か
    を判定する判定手段(S60、S70)と、 前記判定手段(S60、S70)の判定結果に基づい
    て、前記圧縮機(1)の作動停止を制御する制御手段
    (S80、S90)とを備えることを特徴とする冷凍サ
    イクルの制御装置。
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