JPH11231084A - チャンネルファスナ - Google Patents

チャンネルファスナ

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Publication number
JPH11231084A
JPH11231084A JP10032903A JP3290398A JPH11231084A JP H11231084 A JPH11231084 A JP H11231084A JP 10032903 A JP10032903 A JP 10032903A JP 3290398 A JP3290398 A JP 3290398A JP H11231084 A JPH11231084 A JP H11231084A
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JP
Japan
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spring
guard
channel
channel fastener
leg
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JP10032903A
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English (en)
Inventor
Koji Fujii
幸二 藤井
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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  • Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】スプリングおよびキャップスクリューの局所的
な応力を低減し、スプリングおよびキャップスクリュー
の破損を防止したチャンネルファスナを提供する。 【解決手段】ガード11の脚部13の表面側に、縦長で
上下方向中央部が燃料チャンネル4の外側方に膨らむ断
面ほぼ台形上のスプリング6を設ける。このスプリング
6の上端部19および下端部20には、スプリング脱落
防止手段としてガード11の脚部13の表面に溝18を
設け、この溝18にスプリング6の上端部19および下
端部20を挿入することにより、スプリング6をガード
11に保持させるとともに、ガード11の脚部13の表
面上に摺動可能に支持させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃料体と燃料チャ
ンネルとを一体的に結合するとともに、隣り合う燃料集
合体を上部格子板の格子壁面方向に圧接するチャンネル
ファスナに係り、特に、スプリングおよびキャップスク
リューにかかる応力を低減したチャンネルファスナに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来のチャンネルファスナについて以下
に説明する。
【0003】図6は燃料集合体を上部格子板に装苛した
状態を示す図である。図6に示すように上部格子板1の
1つの格子内には4体の燃料集合体2が装苛される。燃
料集合体2は、燃料体3と燃料チャンネル4とを一体的
に結合したものである。また、隣り合う燃料集合体2
は、燃料集合体2の隅角部に設けられたチャンネルファ
スナ5のスプリング6の押し付け力により、上部格子板
1の格子壁面方向へ互いに押圧される。つまり、燃料チ
ャンネル4の上部格子板1の格子壁面に側した面は、格
子壁面に圧接されている。さらに、格子の中央部には制
御棒7が挿入され、燃料集合体2の中性子束を制御する
ようになっている。
【0004】4体の燃料集合体2を1組として多数の燃
料集合体2が装苛されている炉心は、各燃料集合体2の
設置間隔が均一なC、S格子炉心と、設置間隔が不均一
なD格子炉心とに大別される。図6に示すように、D格
子炉心では、燃料集合体の設置間隔は、制御棒側の間隔
が広い部分(ワイドギャップ)と格子壁面側の間隔が狭
い部分(ナローギャップ)とがあり、設置間隔は不均一
である。
【0005】従来のC、S格子用のチャンネルファスナ
を図7から図9を用いて説明する。図7はC、S格子用
のチャンネルファスナを燃料集合体に取り付けた取り付
けた状態を示す図であり、図8はC、S格子用のチャン
ネルファスナの側面図であり、図9はC、S格子用のチ
ャンネルファスナの平面図である。また、上部格子板内
でのチャンネルファスナの配置構成は、図6と同様なの
で図6を参照して説明する。
【0006】チャンネルファスナ5は図7に示すように
燃料集合体2の隅角部に装着されている。燃料集合体2
は、キャップスクリュー8により燃料体3と燃料チャン
ネル4とが上部タイプレート9で一体的に結合されたも
のである。チャンネルファスナ5を取り付けられた燃料
集合体2は上部格子板1の格子を通して原子炉炉心内に
装架され、炉心下方にある燃料の受け台である図示しな
い燃料支持金具の上で自立する。また、燃料集合体2の
上部は、前述したように上部格子板1により側方の倒れ
を拘束され、鉛直平行に整列している。
【0007】チャンネルファスナ5は図8および図9に
示すように、一般にキャップスクリュー8、ロックワッ
シャ10、ガード11、スプリング6を備えた構成とな
っている。
【0008】キャップスクリュー8は、燃料体3と燃料
集合体2とを一体的に結合するもので、チャンネルファ
スナ5の上端部に配置される。
【0009】ガード11は、スプリング6を支持するも
ので、キャップスクリュー8およびロックワッシャ10
により締着される3角形状の上板部12と、この上板部
12から下方に延び、燃料チャンネル4の側部に配置さ
れる脚部13とが一体的に形成される断面L字形の鋳物
または鋼板である。
【0010】スプリング6は、スプリング6の押し付け
力により隣り合う燃料集合体2を上部格子板1の格子壁
面方向に圧接するものである。スプリング6は、キャッ
プスクリュー8およびロックワッシャ10により固定端
部14で固定され、ガード11の上板部12と脚部13
との隅角部を間に挟んで2分され、屈曲部15で下方に
折曲し、脚部13の表面側に沿って燃料チャンネル4の
外側方に向かって膨らみ、かつ下方では脚部13とのギ
ャップを確保しつつ下方の先端部16では脚部13の表
面上に摺動可能に支持されている。
【0011】このように構成されたチャンネルファスナ
5において、スプリング6に水平方向に外力が加わる
と、スプリング6は、下方の先端部16で脚部13の表
面上を摺動し、撓むことができる。
【0012】D格子炉心に用いられるチャンネルファス
ナは図10から図12で示される。図10はD格子用の
チャンネルファスナを燃料集合体に取り付けた状態を示
す図であり、図11はD格子用のチャンネルファスナの
側面図であり、図12はD格子用のチャンネルファスナ
の平面図である。また、上部格子板内でのチャンネルフ
ァスナの配置構成は、図6と同様なので図6を参照して
説明する。
【0013】D格子用のチャンネルファスナ5aは図1
1および図12に示すように示すように、キャップスク
リュー8、ロックワッシャ10、ガード11、スプリン
グ6を備えた構成になっている点では、図8および図9
に示すC、S格子用のチャンネルファスナ5と同様であ
るが、D格子用のチャンネルファスナ5aでは、脚部1
3の下方に孔17が設けられる点が異なっている。スプ
リング6は、下方で次第に幅が狭まり、孔17にスプリ
ング6の下方の先端部16が挿入されるようになってい
る。これにより、スプリング6の下方の先端部16は燃
料チャンネル4に支持されている。
【0014】沸騰水型原子炉がD格子炉心を採用する場
合には、地震などの振動により炉心全体にわたり燃料集
合体2の設置間隔が均一化する方向、すなわち、上部格
子板1側の間隔が拡大し、制御棒7側の間隔が縮小する
方向に変位する。この時、わずかに燃料集合体2の間隔
が変化してもD格子炉心では炉心の中性子束密度が上昇
し、正の反応度が印加される特性を有するため、反応度
スクラムが発生する場合がある。
【0015】一方、全炉心にわたり燃料集合体2の間隔
が均一なC、S格子炉心では配置が最も反応度が高い安
定状態のため、地震などの震動によりわずかに燃料集合
体2の間隔が変化しても、反応度が低下するのみでスク
ラムすることはない。
【0016】したがって、地震によるスクラムは、燃料
集合体2の間隔をC、S格子のように等間隔に配置する
以外には抜本的な対策とはならないが、前述したような
C格子炉心への改造は、運転プラントを長期にわたり停
止させなければ達成する事ができず、経済的損失が大き
い。
【0017】そこで、D格子炉心においては、スプリン
グ6の押し付け力を増大させ、燃料集合体2の倒れを防
止することにより、地震によるスクラムを回避しなけれ
ばならない。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
チャンネルファスナ5aでは、スプリング6の押し付け
力を増大させると、スプリング6の大きく折曲した屈曲
部15に負荷がかかり応力が増大してしまう。また、ス
プリング6の固定端部14においても同様に応力が増大
してしまう。さらに、キャップスクリュー8において
は、固定端部14からの反力による引っ張り応力が増大
してしまう。したがって、スプリング6の押し付け力を
増大させるとスプリング6の屈曲部15や固定端部14
およびキャップスクリュー8の応力が増大し、スプリン
グ6およびキャップスクリュー8が破損するおそれがあ
る。
【0019】本発明は上述した事情を考慮してなされた
もので、その目的は、スプリングおよびキャップスクリ
ューの局所的な応力を低減することによりスプリングお
よびキャップスクリューの破損を防止し、スプリングの
押し付け力を有効に増大させることができ、地震による
スクラムを回避できるチャンネルファスナを提供するこ
とにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明は、燃料集合体の上端の隅角部に装着さ
れ、燃料体と燃料チャンネルとを一体的に結合するキャ
ップスクリューと、このキャップスクリューによって締
着され、前記燃料チャンネルの上端に配置される上板部
およびこの上板部から下方に延び、前記燃料チャンネル
の側部に配置される脚部を有する断面ほぼL字形のガー
ドと、このガードの脚部の表面側に設けられ、前記燃料
集合体の炉心装苛時における上部格子板方向への押し付
け力を発生させる板ばね状のスプリングとを備えたチャ
ンネルファスナにおいて、前記スプリングは、縦長で上
下方向中央部が前記燃料チャンネルの外側方に膨らむ断
面ほぼ台形状とし、かつこのスプリングの上下両端は、
前記ガードの脚部表面上に摺動可能に支持させたことを
特徴とする。
【0021】これによって、従来のチャンネルファスナ
においては、スプリング上部の、大きく折曲した屈曲部
に負荷がかかり応力が強くかかっていたが、本発明で
は、このように大きく折曲した部分がないため、スプリ
ングの応力を低減できる。また、スプリングの固定端部
にも応力が強くかかっていたが、本発明では、固定端部
は存在しない。また、スプリングの応力は、キャップス
クリューに伝達されないので、キャップスクリューの応
力も低減できる。
【0022】一方、スプリングの上下両端を摺動可能に
支持することによるスプリングの脱落を防止するため
に、スプリングの少なくとも一端側をガードに保持させ
るスプリング脱落防止手段を備えた方が好ましい。
【0023】スプリング脱落防止手段は、ガードの脚部
表面に設けられ、スプリングの端部を挿入する溝である
ことが好ましい。
【0024】スプリング脱落防止手段は、スプリングの
端部に設けられた鉤部と、ガードの脚部に設けられ、前
記鉤部を係止する係止溝とを有する構成とした方が好ま
しい。
【0025】スプリング脱落防止手段は、スプリングの
端部に上下方向に沿って穿設した長孔と、ガードの脚部
表面に突設され、前記長孔に摺動可能に挿通したピンと
を有する構成とした方が好ましい。
【0026】スプリング脱落防止手段は、スプリングと
ガードの脚部とを接続するワイヤであることが好まし
い。
【0027】スプリング脱落防止手段を構成する溝、係
止溝、ピンもしくはワイヤは、ガードに直接設けられ、
またはガードに付設した補助板に設けた方が好ましい。
【0028】なお、図13はばね力と燃料集合体の倒れ
との関係を示す図である。D格子炉心に用いられるチャ
ンネルファスナにおいて、震度200galの横揺れが
生じた場合、重量300kgで長さが約4mの燃料集合
体は、地震スクラムが生じる虞がある。この地震による
スクラムを回避するためには、図13に示すようにスプ
リングの押し付け力を5kgを越えて設定しなければな
らないことを発見した、また、スプリングの押し付け力
が25kgを越えるとスプリングの耐久性が限界になる
ことを発見した。
【0029】この条件を満たすために、スプリングの材
質は、インコネルX−750を用いることが好ましい。
また、スプリングは長さ100〜120mm、板厚1.
8mm、脚部からスプリングまでの高さを8.90mm
にし、バネ定数を12.5kg/mmに設定した方が好
ましい。
【0030】なお、前述したばね定数は従来の約2倍
で、プラント運転時のスプリングの押し付け力は22k
gであり、地震スクラムに対して十分対応できる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0032】第1の実施の形態(図1、図6)図1は本
発明に係るチャンネルファスナの第1の実施の形態を示
す側面図である。なお、従来の構成と同一または対応す
る部分については図11と同一の符号を用い、互いに重
複する部分の説明を省略する。また、上部格子板内での
チャンネルファスナの配置構成は、図6と同様なので図
6を参照して説明する。
【0033】チャンネルファスナ5bは燃料集合体2の
上端の隅角部に設けられ、燃料体3と燃料チャンネル4
とを一体的に結合するとともに、隣り合う燃料集合体2
を上部格子板1の格子壁面方向に互いに押し付けあうよ
うに取り付けられている。
【0034】チャンネルファスナ5bは図1に示すよう
に、キャップスクリュー8、ロックワッシャ10、ガー
ド11、スプリング6を備えた構成となっている。
【0035】キャップスクリュー8は、燃料体3と燃料
集合体2とを一体的に結合するものであり、上部タイプ
レート9で接合している。
【0036】ガード11は、スプリング6を支持するも
のであり、キャップスクリュー8およびロックワッシャ
10により締着される3角形状の上板部12と、この上
板部12から鉛直下方に延び、燃料チャンネル4の側部
に配置される脚部13とが一体的に形成される断面L字
形の鋳物または鋼板である。
【0037】スプリング6は、スプリング6の押し付け
力により隣り合う燃料集合体2を上部格子板1の格子壁
面方向に圧接させるものである。このスプリング6は、
脚部13の表面側に設けられる。さらに、このスプリン
グ6は、縦長で上下方向中央部が燃料チャンネル4の外
側方に膨らむ断面ほぼ台形状のものである。
【0038】なお、本実施形態では、スプリング6の材
質は、インコネルX−750を用いた。また、スプリン
グ6は長さ100〜120mm、板厚1.8mm、脚部
13からスプリング6までの高さを8.90mmにし、
バネ定数を12.5kg/mmに設定し、プラント運転
時のバネの押し付け力を22kgとした。
【0039】さらに、スプリング6の上下両端には、ス
プリング脱落防止手段として、脚部13の表面に溝18
が設けられる。そして、この溝18にスプリングの上端
部19および下端部20を挿入することにより、スプリ
ング6をガード11に保持させるとともに、スプリング
6の上端部19および下端部20は、脚部13の表面上
を摺動可能に支持されている。
【0040】このように構成されたチャンネルファスナ
5bをD格子炉心に用いる場合、震度200galの横
揺れが生じた場合、重量300kgで長さが約4mの燃
料集合体2は、地震によるスクラムが生じる虞がある。
この地震によるスクラムを回避するためには、スプリン
グ6の押し付け力を5kgを越えて設定しなければなら
ない。また、スプリング6の押し付け力が25kgを越
えるとスプリングの耐久性の限界を越えることになる
(図13参照)。
【0041】本実施形態では、プラント運転時のバネの
押し付け力を22kgに設定しているので、地震による
スクラムを回避できる。
【0042】また、スプリング6は、上端部19および
下端部20でガード11の脚部13の表面上に摺動可能
に支持されているので、従来、応力の集中していたスプ
リング6の大きく折曲した部分がなくなるので、スプリ
ング6の局所的な応力を低減できる。
【0043】また、従来応力が集中していたスプリング
6の固定端が存在しなくなった。
【0044】さらに、従来の固定端部が存在しなくなる
ことにより、スプリング6の押し付け力がキャップスク
リュー8に伝達されなくなるので、スプリング6の応力
がキャップスクリュー8の応力に影響を及ぼすことはな
い。
【0045】さらに、スプリング脱落防止手段として、
スプリング6の上端部19および下端部20を摺動可能
に支持する溝18が設けられているので、スプリング3
aは脱落しない。
【0046】第2の実施の形態(図2)図2は、本発明
に係るチャンネルファスナの第2の実施の形態を示す側
面図である。本実施形態によるチャンネルファスナ5c
では、スプリング脱落防止手段として、スプリング6の
上端部19に設けられた鉤部21と、ガード11の脚部
13に設けられた鉤部21を係止する係止溝22を有す
る構成とした点が前記実施形態と異なる。その他の部分
については前記第1実施形態と同じなので説明を省略す
る。
【0047】本実施形態では、スプリング脱落防止手段
として、スプリング6の上端部19に鉤部21が設けら
れる一方、脚部13に鉤部21を係止する係止溝22が
設けられる。この鉤部21および係止溝22によりスプ
リング6を脱落不能に係止している。なお、このスプリ
ング6の上端部19は、脚部13の表面上で係止溝22
の上方向に摺動可能に支持されている。
【0048】このように構成された本実施形態では、ス
プリング6の上端部19に設けられた鉤部21が、脚部
13に設けられた係止溝22に係止するので、前記第1
実施形態よりも確実にスプリング6の脱落を防止でき
る。
【0049】第3の実施の形態(図3)図3は、本発明
に係るチャンネルファスナの第3の実施の形態を示す側
面図である。本実施形態によるチャンネルファスナ5d
では、スプリング脱落防止手段として、スプリング6の
上下両端に上下方向に沿って穿設した長孔23と、脚部
13の表面に突設され、長孔23に摺動可能に挿通した
ピン24とを有する構成とした点が前記実施形態と異な
る。その他の部分については前記第1実施形態と同様な
ので説明を省略する。
【0050】本実施形態では、スプリング6の上端部1
9および下端部20に上下方向に沿って長孔23が穿設
される。また、脚部13の表面には、長孔23に挿通す
るピン24が突設される。長孔23の左右の幅は、ピン
24の径とほぼ同じ長さとなっている。さらに、ピン2
4の上端にはスプリング落下防止手段として係止部25
が設けられる。
【0051】このように構成された本実施形態では、ピ
ン24が長孔23に挿通し、この長孔23の左右の幅
は、ピン24の径とほぼ同じ長さなので、前記実施形態
に比べ、左右方向にスプリング6が摺動するのを防止で
きる。また、ピン24の上端には係止部25が設けられ
ているので、第1実施形態に比べ、スプリング6の脱落
を確実に防止できる。
【0052】第4の実施の形態(図4)図4は、本発明
に係るチャンネルファスナの第4の実施の形態を示す側
面図である。本実施形態によるチャンネルファスナ5e
では、スプリング脱落防止手段として、スプリング6と
脚部13とを接続するワイヤ26を使用した点が前記実
施形態と異なる。そのほかの部分については前記第1実
施形態と同様なので説明を省略する。
【0053】本実施形態では、スプリング脱落防止手段
としてスプリング6と脚部13とを接続するワイヤ26
が用いられている。このワイヤ26は、スプリング6が
摺動可能なように長さを調整されている。
【0054】このように構成された本実施形態では、ス
プリング脱落防止手段としてワイヤ26が用いられてい
るので、第1実施形態に比べ、スプリング6の脱落を確
実に防止できる。
【0055】また、ワイヤ26は長さを調節されている
ので、スプリング6は、脚部13の表面上で摺動でき
る。
【0056】第5の実施の形態(図5)図5は本発明に
係るチャンネルファスナの第5の実施の形態を示す側面
図である。本実施形態によるチャンネルファスナ5fで
は、補助板27を用い、この補助板27にスプリング脱
落防止手段を設けた点が前記実施形態と異なる。そのほ
かの部分については前記第1実施形態と同じなので説明
を省略する。
【0057】本実施形態では、断面L字型の補助板27
をキャップスクリュー8で締め込み、脚部13の表面側
で、スプリング6の上端部19を被覆している。この補
助板27には、スプリング脱落防止手段として前記第1
実施形態と同様に溝18が設けられる。そして、この溝
18にスプリング6の上端部19を挿入することによ
り、スプリング6をガード11に保持させるとともに、
脚部13の表面上に摺動可能に支持されている。
【0058】スプリング脱落防止手段として、前記第2
実施形態同様にスプリング6の上端部19に鉤部を設
け、補助板27に鉤部を係止する係止溝を設けてもよ
い。
【0059】補助板27は、平板状のものであってもよ
い。この場合、補助板27は脚部13に溶接される。
【0060】このように構成された本実施形態では、ス
プリング脱落防止手段として、補助板27に溝18を形
成しているので、前記第1実施形態に比べ、容易に溝を
形成することができる。
【0061】
【発明の効果】以上に詳述したように、本発明に係るチ
ャンネルファスナでは、スプリングの上下両端をガード
の脚部表面上に摺動可能に支持させているので、スプリ
ングおよびキャップスクリューの局所的な応力を低減す
ることができ、スプリングおよびキャップスクリューの
破損を防止し、スプリングの押し付け力を有効に増大さ
せることができ、地震によるスクラムを回避し、安定し
た電力を供給することができる。
【0062】さらに、スプリング脱落防止手段を備えて
いるので、スプリングの脱落を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るチャンネルファスナの第1の実施
の形態を示す側面図。
【図2】本発明に係るチャンネルファスナの第2の実施
の形態を示す側面図。
【図3】本発明に係るチャンネルファスナの第3の実施
の形態を示す側面図。
【図4】本発明に係るチャンネルファスナの第4の実施
の形態を示す側面図。
【図5】本発明に係るチャンネルファスナの第5の実施
の形態を示す側面図。
【図6】燃料集合体を上部格子板に装苛した状態を拡大
して示す平面図。
【図7】従来のC,S格子用のチャンネルファスナが燃
料集合体に取り付けられた状態を示す図。
【図8】従来のC、S格子用のチャンネルファスナの側
面図。
【図9】従来のC、S格子用のチャンネルファスナの平
面図。
【図10】従来のD格子用のチャンネルファスナが燃料
集合体に取り付けられた状態を示す図。
【図11】従来のD格子用のチャンネルファスナの側面
図。
【図12】従来のD格子用のチャンネルファスナの平面
図。
【図13】ばね力と燃料集合体の倒れとの関係を示す
図。
【符号の説明】
1 上部格子板 2 燃料集合体 3 燃料体 5、5a、5b、5c、5d、5e、5f チャンネル
ファスナ 6 スプリング 7 制御棒 8 キャップスクリュー 9 上部タイプレート 10 ロックワッシャ 11 ガード 12 上板部 13 脚部 14 固定端部 15 屈曲部 16 先端部 18 溝 19 上端部 20 下端部 21 鉤部 22 係止溝 23 長孔 24 ピン 25 係止部 26 ワイヤ 27 補助板

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料集合体の上端の隅角部に装着され、
    燃料体と燃料チャンネルとを一体的に結合するキャップ
    スクリューと、このキャップスクリューによって締着さ
    れ、前記燃料チャンネルの上端に配置される上板部およ
    びこの上板部から下方に延び、前記燃料チャンネルの側
    部に配置される脚部を有する断面ほぼL字形のガード
    と、このガードの脚部の表面側に設けられ、前記燃料集
    合体の炉心装苛時における上部格子板方向への押し付け
    力を発生させる板ばね状のスプリングとを備えたチャン
    ネルファスナにおいて、前記スプリングは、縦長で上下
    方向中央部が前記燃料チャンネルの外側方に膨らむ断面
    ほぼ台形状とし、かつこのスプリングの上下両端は、前
    記ガードの脚部表面上に摺動可能に支持させたことを特
    徴とするチャンネルファスナ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のチャンネルファスナにお
    いて、スプリングの少なくとも一端側をガードに保持さ
    せるスプリング脱落防止手段を備えたことを特徴とする
    チャンネルファスナ。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のチャンネルファスナにお
    いて、スプリング脱落防止手段は、ガードの脚部表面に
    設けられ、スプリングの端部を挿入する溝であることを
    特徴とするチャンネルファスナ。
  4. 【請求項4】 請求項2記載のチャンネルファスナにお
    いて、スプリング脱落防止手段は、スプリングの端部に
    設けられた鉤部と、ガードの脚部に設けられ、前記鉤部
    を係止する係止溝とを有する構成としたことを特徴とす
    るチャンネルファスナ。
  5. 【請求項5】 請求項2記載のチャンネルファスナにお
    いて、スプリング脱落防止手段は、スプリングの端部に
    上下方向に沿って穿設した長孔と、ガードの脚部表面に
    突設され、前記長孔に摺動可能に挿通したピンとを有す
    る構成としたとしたことを特徴とするチャンネルファス
    ナ。
  6. 【請求項6】 請求項2記載のチャンネルファスナにお
    いて、スプリング脱落防止手段は、スプリングとガード
    の脚部とを接続するワイヤであることを特徴とするチャ
    ンネルファスナ。
  7. 【請求項7】 請求項2から6までのいずれかに記載の
    チャンネルファスナにおいて、スプリング脱落防止手段
    を構成する溝、係止溝、ピンもしくはワイヤは、ガード
    に直接設け、またはガードに付設した補助板に設けたこ
    とを特徴とするチャンネルファスナ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7463711B1 (en) * 2004-05-25 2008-12-09 Areva Np Inc. Fuel channel fastener
US20140064435A1 (en) * 2011-05-20 2014-03-06 Areva Np Nuclear fuel assembly for boiling water reactor comprising a fuel channel spacer

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