JPH11231078A - ワークテーブル移動方法及びその装置 - Google Patents
ワークテーブル移動方法及びその装置Info
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- JPH11231078A JPH11231078A JP2745998A JP2745998A JPH11231078A JP H11231078 A JPH11231078 A JP H11231078A JP 2745998 A JP2745998 A JP 2745998A JP 2745998 A JP2745998 A JP 2745998A JP H11231078 A JPH11231078 A JP H11231078A
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- moving
- work table
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ワークテーブルを同一方向に移動せしめるた
めの2つのモータにかかるフリクションの変化量に対応
してワークテーブルの移動を常時安定させる。 【解決手段】 互いに並行して設けた2つの一軸駆動ね
じ5、7をそれぞれ別々に第1駆動手段9と第2駆動手
段11で回転することによりワークテーブル3を水平面
で一軸方向に移動する。ワークWを把持したクランプ装
置19は他軸駆動ねじ17が回転することによりワーク
テーブル3上で前記一軸方向に水平面で直交する他軸方
向に移動する。クランプ装置19の移動に伴ってワーク
テーブル3に重量変化が生じるので2つの一軸駆動ねじ
5、7にかかるフリクション変化量が生じる。制御装置
13によりクランプ装置19の移動座標に応じて第1、
第2駆動手段9、11の各パラメータ設定量を最適な条
件に変更するので、2つの一軸駆動ねじ5、7は同期し
て回転する。精度の高いワークWの移動位置決めが行わ
れる。
めの2つのモータにかかるフリクションの変化量に対応
してワークテーブルの移動を常時安定させる。 【解決手段】 互いに並行して設けた2つの一軸駆動ね
じ5、7をそれぞれ別々に第1駆動手段9と第2駆動手
段11で回転することによりワークテーブル3を水平面
で一軸方向に移動する。ワークWを把持したクランプ装
置19は他軸駆動ねじ17が回転することによりワーク
テーブル3上で前記一軸方向に水平面で直交する他軸方
向に移動する。クランプ装置19の移動に伴ってワーク
テーブル3に重量変化が生じるので2つの一軸駆動ねじ
5、7にかかるフリクション変化量が生じる。制御装置
13によりクランプ装置19の移動座標に応じて第1、
第2駆動手段9、11の各パラメータ設定量を最適な条
件に変更するので、2つの一軸駆動ねじ5、7は同期し
て回転する。精度の高いワークWの移動位置決めが行わ
れる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワークテーブル移
動方法及びその装置に関し、特に2つの駆動ねじにより
一軸方向に移動するワークテーブル上でワークが他軸方
向に移動するときに生じる重量変化に対応して前記ワー
クテーブルを一軸方向に円滑に移動するためのワークテ
ーブル移動方法及びその装置に関する。
動方法及びその装置に関し、特に2つの駆動ねじにより
一軸方向に移動するワークテーブル上でワークが他軸方
向に移動するときに生じる重量変化に対応して前記ワー
クテーブルを一軸方向に円滑に移動するためのワークテ
ーブル移動方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ワークテーブル移動装置101
は、図2に示されているようにワークテーブル103上
に板材等のワークWを載置して移動する場合、ワークテ
ーブル103の直進性を安定させるために、2つのY軸
ボールねじ105、107が図2において上下方向(Y
軸方向)に互いに並行して設けられており、これらの2
つのY軸ボールねじ105、107の回転により図示せ
ざるナット部材を介してワークテーブル103がY軸方
向に移動するように構成されている。
は、図2に示されているようにワークテーブル103上
に板材等のワークWを載置して移動する場合、ワークテ
ーブル103の直進性を安定させるために、2つのY軸
ボールねじ105、107が図2において上下方向(Y
軸方向)に互いに並行して設けられており、これらの2
つのY軸ボールねじ105、107の回転により図示せ
ざるナット部材を介してワークテーブル103がY軸方
向に移動するように構成されている。
【0003】2つのY軸ボールねじ105、107はそ
れぞれ別々のY軸モータ109(Y1)、111(Y2)
で回転駆動される。これらの2つのY軸モータ109、
111には制御装置113の移動指令部から同一の指令
が発せられ、処理部、アンプを経て各Y軸モータ10
9、111の回転状態が別々にパルスエンコーダにより
検出されてフィードバックされることにより2つのY軸
モータ109、111が同期して回転駆動されるように
調整される。以上のように、ワークテーブル103の直
進性向上やワーク位置決め時のねじれ剛性が向上するよ
う構成されている。
れぞれ別々のY軸モータ109(Y1)、111(Y2)
で回転駆動される。これらの2つのY軸モータ109、
111には制御装置113の移動指令部から同一の指令
が発せられ、処理部、アンプを経て各Y軸モータ10
9、111の回転状態が別々にパルスエンコーダにより
検出されてフィードバックされることにより2つのY軸
モータ109、111が同期して回転駆動されるように
調整される。以上のように、ワークテーブル103の直
進性向上やワーク位置決め時のねじれ剛性が向上するよ
う構成されている。
【0004】なお、ワークテーブル103上には図2に
おいて左右方向(X軸方向)に延伸されたX軸ボールね
じ115が軸承されており、ワークWをクランプするク
ランプ装置117を備えたキャレッジ119に一体化さ
れているナット部材121が前記X軸ボールねじ115
に螺合され、X軸モータ123により回転駆動される前
記X軸ボールねじ115の回転によりクランプ装置11
7がX軸方向へ移動位置決めされる。
おいて左右方向(X軸方向)に延伸されたX軸ボールね
じ115が軸承されており、ワークWをクランプするク
ランプ装置117を備えたキャレッジ119に一体化さ
れているナット部材121が前記X軸ボールねじ115
に螺合され、X軸モータ123により回転駆動される前
記X軸ボールねじ115の回転によりクランプ装置11
7がX軸方向へ移動位置決めされる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のワー
クテーブル移動装置101においては、クランプ装置1
17にクランプされたワークWが図2に示されている
A,B,CのようにX軸ボールねじ115の回転により
X軸方向に移動されると、ワークテーブル103上では
X軸方向に重量変化が生じるために2つの各Y軸モータ
109、111にかかるフリクションが変化する。
クテーブル移動装置101においては、クランプ装置1
17にクランプされたワークWが図2に示されている
A,B,CのようにX軸ボールねじ115の回転により
X軸方向に移動されると、ワークテーブル103上では
X軸方向に重量変化が生じるために2つの各Y軸モータ
109、111にかかるフリクションが変化する。
【0006】例えば、図3に示されているように、ワー
クWがAの位置ではY軸モータ109のフリクションが
大きくなり、Y軸モータ111のフリクションが小さく
なる。ワークWがBの位置ではY軸モータ109とY軸
モータ111のフリクションがどちらも中程度になる。
ワークWがCの位置ではY軸モータ109のフリクショ
ンが小さくなり、Y軸モータ111のフリクションが大
きくなる。
クWがAの位置ではY軸モータ109のフリクションが
大きくなり、Y軸モータ111のフリクションが小さく
なる。ワークWがBの位置ではY軸モータ109とY軸
モータ111のフリクションがどちらも中程度になる。
ワークWがCの位置ではY軸モータ109のフリクショ
ンが小さくなり、Y軸モータ111のフリクションが大
きくなる。
【0007】2つの各Y軸モータ109、111はそれ
ぞれ別々にモータパラメータを設定できるが、このモー
タパラメータ設定は一定条件値のみを設定するものであ
って、前述したような各Y軸モータ109、111にか
かるフリクション変化に対応してリアルタイムに変更す
ることができない。したがって、ワークWがX軸方向へ
移動するのに伴って2つの各Y軸モータ109、111
にかかるフリクションとモータパラメータ設定値が不適
正な状態になると、ワークテーブル103のY軸方向の
直進性や位置決め精度が悪くなるという問題点があっ
た。
ぞれ別々にモータパラメータを設定できるが、このモー
タパラメータ設定は一定条件値のみを設定するものであ
って、前述したような各Y軸モータ109、111にか
かるフリクション変化に対応してリアルタイムに変更す
ることができない。したがって、ワークWがX軸方向へ
移動するのに伴って2つの各Y軸モータ109、111
にかかるフリクションとモータパラメータ設定値が不適
正な状態になると、ワークテーブル103のY軸方向の
直進性や位置決め精度が悪くなるという問題点があっ
た。
【0008】本発明は叙上の課題を解決するためになさ
れたもので、その目的は、ワークテーブルを同一方向に
移動せしめるための2つのモータにかかるフリクション
の変化量に対応してワークテーブルを常時安定した状態
で移動可能なワークテーブル移動方法及びその装置を提
供することにある。
れたもので、その目的は、ワークテーブルを同一方向に
移動せしめるための2つのモータにかかるフリクション
の変化量に対応してワークテーブルを常時安定した状態
で移動可能なワークテーブル移動方法及びその装置を提
供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1によるこの発明のワークテーブル移動方法
は、互いに並行して設けた2つの一軸駆動ねじをそれぞ
れ別々に第1駆動手段と第2駆動手段で回転することに
よりワークテーブルを水平面で一軸方向に移動せしめ、
このワークテーブル上に前記一軸方向に水平面で直交す
る他軸方向に延伸して設けた他軸駆動ねじを第3駆動手
段で回転することによりワークを把持したクランプ装置
を前記他軸方向に移動せしめ、前記クランプ装置が他軸
方向に移動するのに伴って生じる重量変化により前記2
つの一軸駆動ねじにかかるフリクション変化量を吸収す
べく、制御装置により前記クランプ装置の他軸方向の移
動座標に応じて前記第1及び第2駆動手段の各パラメー
タ設定量を変更して前記2つの一軸駆動ねじを同期して
回転せしめることを特徴とするものである。
に請求項1によるこの発明のワークテーブル移動方法
は、互いに並行して設けた2つの一軸駆動ねじをそれぞ
れ別々に第1駆動手段と第2駆動手段で回転することに
よりワークテーブルを水平面で一軸方向に移動せしめ、
このワークテーブル上に前記一軸方向に水平面で直交す
る他軸方向に延伸して設けた他軸駆動ねじを第3駆動手
段で回転することによりワークを把持したクランプ装置
を前記他軸方向に移動せしめ、前記クランプ装置が他軸
方向に移動するのに伴って生じる重量変化により前記2
つの一軸駆動ねじにかかるフリクション変化量を吸収す
べく、制御装置により前記クランプ装置の他軸方向の移
動座標に応じて前記第1及び第2駆動手段の各パラメー
タ設定量を変更して前記2つの一軸駆動ねじを同期して
回転せしめることを特徴とするものである。
【0010】したがって、クランプ装置の移動座標に応
じて第1及び第2駆動手段の各モータパラメータ設定量
を最適な条件に変更するので、クランプ装置の移動によ
り2つの第1、第2駆動手段にかかるフリクション変化
量は適正に吸収される。2つの一軸駆動ねじは互いに常
時同期して回転するのでワークテーブルは常時安定した
状態で移動する。このワークテーブルによりワークは精
度の高い移動位置決めが行われる。
じて第1及び第2駆動手段の各モータパラメータ設定量
を最適な条件に変更するので、クランプ装置の移動によ
り2つの第1、第2駆動手段にかかるフリクション変化
量は適正に吸収される。2つの一軸駆動ねじは互いに常
時同期して回転するのでワークテーブルは常時安定した
状態で移動する。このワークテーブルによりワークは精
度の高い移動位置決めが行われる。
【0011】請求項2によるこの発明のワークテーブル
移動装置は、ワークテーブルを水平面で一軸方向に移動
せしめる2つの一軸駆動ねじを互いに並行して前記一軸
方向に延伸、軸承すると共に前記一方の一軸駆動ねじを
回転する第1駆動手段と前記他方の一軸駆動ねじを回転
する第2駆動手段とを設け、ワークを把持するクランプ
装置を前記ワークテーブルの移動方向に対して水平面で
直交する他軸方向に移動せしめる他軸駆動ねじを前記ワ
ークテーブル上に軸承すると共に前記他軸駆動ねじを回
転する第3駆動手段とを設け、前記クランプ装置の他軸
方向の位置を検出する他軸位置検出装置を設け、クラン
プ装置を他軸方向に移動するのに伴って生じる重量変化
により前記2つの一軸駆動ねじにかかるフリクション変
化量を吸収すべく、前記クランプ装置の他軸方向の移動
座標に応じて前記第1及び第2駆動手段の各パラメータ
設定量を変更して前記2つの一軸駆動ねじを同期して回
転せしめる制御装置を設けてなることを特徴とするもの
である。
移動装置は、ワークテーブルを水平面で一軸方向に移動
せしめる2つの一軸駆動ねじを互いに並行して前記一軸
方向に延伸、軸承すると共に前記一方の一軸駆動ねじを
回転する第1駆動手段と前記他方の一軸駆動ねじを回転
する第2駆動手段とを設け、ワークを把持するクランプ
装置を前記ワークテーブルの移動方向に対して水平面で
直交する他軸方向に移動せしめる他軸駆動ねじを前記ワ
ークテーブル上に軸承すると共に前記他軸駆動ねじを回
転する第3駆動手段とを設け、前記クランプ装置の他軸
方向の位置を検出する他軸位置検出装置を設け、クラン
プ装置を他軸方向に移動するのに伴って生じる重量変化
により前記2つの一軸駆動ねじにかかるフリクション変
化量を吸収すべく、前記クランプ装置の他軸方向の移動
座標に応じて前記第1及び第2駆動手段の各パラメータ
設定量を変更して前記2つの一軸駆動ねじを同期して回
転せしめる制御装置を設けてなることを特徴とするもの
である。
【0012】したがって、請求項1記載の作用と同様
に、クランプ装置の移動座標に応じて第1及び第2駆動
手段の各モータパラメータ設定量を最適な条件に変更す
るので、クランプ装置の移動により2つの第1、第2駆
動手段にかかるフリクション変化量は適正に吸収され
る。2つの一軸駆動ねじは互いに常時同期して回転する
のでワークテーブルは常時安定した状態で移動する。こ
のワークテーブルによりワークは精度の高い移動位置決
めが行われる。
に、クランプ装置の移動座標に応じて第1及び第2駆動
手段の各モータパラメータ設定量を最適な条件に変更す
るので、クランプ装置の移動により2つの第1、第2駆
動手段にかかるフリクション変化量は適正に吸収され
る。2つの一軸駆動ねじは互いに常時同期して回転する
のでワークテーブルは常時安定した状態で移動する。こ
のワークテーブルによりワークは精度の高い移動位置決
めが行われる。
【0013】請求項3によるこの発明のワークテーブル
移動装置は、請求項2記載のワークテーブル移動装置に
おいて、前記制御装置は、クランプ装置の他軸方向の座
標を分割して複数の移動座標領域を設けると共に各移動
座標領域毎に予めモータパラメータ設定値を段階的に設
定し、前記第1及び第2駆動手段の各モータパラメータ
設定量をクランプ装置の実際の移動座標に応じて前記移
動座標領域に該当するモータパラメータ設定値に置き換
えるものであることを特徴とするものである。
移動装置は、請求項2記載のワークテーブル移動装置に
おいて、前記制御装置は、クランプ装置の他軸方向の座
標を分割して複数の移動座標領域を設けると共に各移動
座標領域毎に予めモータパラメータ設定値を段階的に設
定し、前記第1及び第2駆動手段の各モータパラメータ
設定量をクランプ装置の実際の移動座標に応じて前記移
動座標領域に該当するモータパラメータ設定値に置き換
えるものであることを特徴とするものである。
【0014】したがって、制御装置では他軸位置検出装
置で検出されたクランプ装置の移動座標に応じて、第1
及び第2駆動手段の各モータパラメータ設定量が予め設
定されている複数の各移動座標領域に該当する最適なモ
ータパラメータ設定値に段階的に変更されるので、前記
2つの一軸駆動ねじは常時同期して回転することにな
り、ワークテーブルは常時安定した状態で移動すること
になる。
置で検出されたクランプ装置の移動座標に応じて、第1
及び第2駆動手段の各モータパラメータ設定量が予め設
定されている複数の各移動座標領域に該当する最適なモ
ータパラメータ設定値に段階的に変更されるので、前記
2つの一軸駆動ねじは常時同期して回転することにな
り、ワークテーブルは常時安定した状態で移動すること
になる。
【0015】請求項4によるこの発明のワークテーブル
移動装置は、請求項2記載のワークテーブル移動装置に
おいて、前記制御装置は、前記他軸位置検出装置により
検出した他軸方向の移動座標の検出データ毎に演算式に
基づいてモータパラメータ設定値を計算し、前記第1及
び第2駆動手段の各パラメータ設定量を前記計算したモ
ータパラメータ設定値に置き換えるものであることを特
徴とするものである。
移動装置は、請求項2記載のワークテーブル移動装置に
おいて、前記制御装置は、前記他軸位置検出装置により
検出した他軸方向の移動座標の検出データ毎に演算式に
基づいてモータパラメータ設定値を計算し、前記第1及
び第2駆動手段の各パラメータ設定量を前記計算したモ
ータパラメータ設定値に置き換えるものであることを特
徴とするものである。
【0016】したがって、制御装置からリアルタイムに
最適なモータパラメータ設定値が2つの第1、第2駆動
手段に指令が発生されることになるので、クランプ装置
の移動に伴って生じるフリクション変化に対してより一
層きめ細かく適切に対応される。
最適なモータパラメータ設定値が2つの第1、第2駆動
手段に指令が発生されることになるので、クランプ装置
の移動に伴って生じるフリクション変化に対してより一
層きめ細かく適切に対応される。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明のワークテーブル移
動方法及びその装置の実施の形態について、図面を参照
して説明する。
動方法及びその装置の実施の形態について、図面を参照
して説明する。
【0018】図1を参照するに、本実施の形態に係わる
ワークテーブル移動装置1は、ワークテーブル3を水平
面で図1において上下方向のY軸方向(一軸方向)に移
動せしめる2つの第1、第2Y軸ボールねじ5、7(一
軸駆動ねじ)が互いに並行してY軸方向に延伸、軸承さ
れている。一方の第1Y軸ボールねじ5は第1駆動手段
としての第1Y軸モータ9(Y1)により回転駆動さ
れ、他方の第2Y軸ボールねじ7は第2駆動手段として
の第2Y軸モータ11(Y2)により回転駆動されるよ
うに構成されている。第1Y軸モータ9と第2Y軸モー
タ11はそれぞれ別々にパルスエンコーダを介して後述
する制御装置13に電気的に接続されている。
ワークテーブル移動装置1は、ワークテーブル3を水平
面で図1において上下方向のY軸方向(一軸方向)に移
動せしめる2つの第1、第2Y軸ボールねじ5、7(一
軸駆動ねじ)が互いに並行してY軸方向に延伸、軸承さ
れている。一方の第1Y軸ボールねじ5は第1駆動手段
としての第1Y軸モータ9(Y1)により回転駆動さ
れ、他方の第2Y軸ボールねじ7は第2駆動手段として
の第2Y軸モータ11(Y2)により回転駆動されるよ
うに構成されている。第1Y軸モータ9と第2Y軸モー
タ11はそれぞれ別々にパルスエンコーダを介して後述
する制御装置13に電気的に接続されている。
【0019】以上のように、ワークテーブル3が安定し
た直進性を持ってY軸方向に移動する目的でワークテー
ブル3が2つの第1、第2Y軸ボールねじ5、7の回転
により移動するように構成されている。
た直進性を持ってY軸方向に移動する目的でワークテー
ブル3が2つの第1、第2Y軸ボールねじ5、7の回転
により移動するように構成されている。
【0020】また、ワークテーブル3の上には図1にお
いて下側にワークテーブル3の全幅にほぼ等しい長さの
キャレッジベース15が設けられており、このキャレッ
ジベース15にはX軸方向に延伸されたX軸ボールねじ
17が軸承されている。ワークWを把持するクランプ装
置19を備えたキャレッジ21がナット部材23を介し
て前記X軸ボールねじ17に螺合され、このX軸ボール
ねじ17を回転駆動するX軸モータ25によりキャレッ
ジ21がキャレッジベース15上を水平面でX軸方向
(ワークテーブル3の移動方向としての一軸方向に直交
する他軸方向)に移動位置決めされるように構成されて
いる。なお、X軸モータ25にはX軸ボールねじ17の
回転量を検出してクランプ装置19のX軸方向の移動座
標位置を検出するためのパルスエンコーダ27等のX軸
位置検出装置(他軸位置検出装置)が設けられており、
このパルスエンコーダ27は後述する制御装置13に電
気的に接続されている。
いて下側にワークテーブル3の全幅にほぼ等しい長さの
キャレッジベース15が設けられており、このキャレッ
ジベース15にはX軸方向に延伸されたX軸ボールねじ
17が軸承されている。ワークWを把持するクランプ装
置19を備えたキャレッジ21がナット部材23を介し
て前記X軸ボールねじ17に螺合され、このX軸ボール
ねじ17を回転駆動するX軸モータ25によりキャレッ
ジ21がキャレッジベース15上を水平面でX軸方向
(ワークテーブル3の移動方向としての一軸方向に直交
する他軸方向)に移動位置決めされるように構成されて
いる。なお、X軸モータ25にはX軸ボールねじ17の
回転量を検出してクランプ装置19のX軸方向の移動座
標位置を検出するためのパルスエンコーダ27等のX軸
位置検出装置(他軸位置検出装置)が設けられており、
このパルスエンコーダ27は後述する制御装置13に電
気的に接続されている。
【0021】したがって、クランプ装置19にクランプ
されたワークWがX軸ボールねじ17の回転によりX軸
方向に移動されると、図1のA,B,Cで示されている
ようにワークテーブル3にかかるワークW及びクランプ
装置19の重心位置がX軸方向に変化するために、ワー
クテーブル3を移動せしめる2つの各Y軸モータ9,1
1にかかる重量配分が変化することになる。したがっ
て、2つの各第1、第2Y軸モータ9、11にかかるフ
リクションはワークWのX軸方向への移動に伴って変化
することになる。
されたワークWがX軸ボールねじ17の回転によりX軸
方向に移動されると、図1のA,B,Cで示されている
ようにワークテーブル3にかかるワークW及びクランプ
装置19の重心位置がX軸方向に変化するために、ワー
クテーブル3を移動せしめる2つの各Y軸モータ9,1
1にかかる重量配分が変化することになる。したがっ
て、2つの各第1、第2Y軸モータ9、11にかかるフ
リクションはワークWのX軸方向への移動に伴って変化
することになる。
【0022】例えば、従来の技術において図3を例とし
て説明したようにワークWがAの位置ではY軸モータ9
(Y1)のフリクションが大きくなり、Y軸モータ11
(Y2)のフリクションが小さくなる。ワークWがBの
位置ではY軸モータ9(Y1)と Y軸モータ11
(Y2)のフリクションがどちらも中程度になる。ワー
クWがC の位置ではY軸モータ9(Y1)のフリクショ
ンが小さくなり、Y軸モータ11 (Y2)のフリクショ
ンが大きくなる。
て説明したようにワークWがAの位置ではY軸モータ9
(Y1)のフリクションが大きくなり、Y軸モータ11
(Y2)のフリクションが小さくなる。ワークWがBの
位置ではY軸モータ9(Y1)と Y軸モータ11
(Y2)のフリクションがどちらも中程度になる。ワー
クWがC の位置ではY軸モータ9(Y1)のフリクショ
ンが小さくなり、Y軸モータ11 (Y2)のフリクショ
ンが大きくなる。
【0023】クランプ装置19のX軸方向の移動座標は
制御装置13の内部においては便宜上、複数の移動座標
領域に分割され、例えば図1に示されているように3つ
の移動座標領域A,B,Cに分割されている。各移動座
標領域A,B,C毎に、第1Y軸モータ9と第2Y軸モ
ータ11にかかるフリクションの大きさに応じて、第1
Y軸モータ9と第2Y軸モータ11がそれぞれ第1Y軸
ボールねじ5と第2Y軸ボールねじ7を同期して回転せ
しめることによりワークテーブル3をY軸方向に円滑に
移動するための最適なモータパラメータ設定値PS1、
PS2が、各移動座標領域A,B,C毎にデータテーブ
ル29として、予め制御装置13に設定されている。
制御装置13の内部においては便宜上、複数の移動座標
領域に分割され、例えば図1に示されているように3つ
の移動座標領域A,B,Cに分割されている。各移動座
標領域A,B,C毎に、第1Y軸モータ9と第2Y軸モ
ータ11にかかるフリクションの大きさに応じて、第1
Y軸モータ9と第2Y軸モータ11がそれぞれ第1Y軸
ボールねじ5と第2Y軸ボールねじ7を同期して回転せ
しめることによりワークテーブル3をY軸方向に円滑に
移動するための最適なモータパラメータ設定値PS1、
PS2が、各移動座標領域A,B,C毎にデータテーブ
ル29として、予め制御装置13に設定されている。
【0024】制御装置13は種々のデータを入力する入
力装置31と表示装置33、この入力されたデータテー
ブル29や演算式を記憶するメモリ35、入力されたデ
ータとメモリ35に記憶されている演算式に基づいて計
算するための演算装置37、ロータリエンコーダ27に
より検出されたクランプ装置19の実際の移動座標位置
の検出データと各移動座標領域A,B,Cとを比較した
上で実際の移動座標位置に対応して予め設定された各移
動座標領域A,B,C毎の第1Y軸モータ9及び第2Y
軸モータ11のそれぞれの最適なモータパラメータ設定
値PS1、PS2に書き換えるべく比較判断する比較判
断装置39とから構成されている。
力装置31と表示装置33、この入力されたデータテー
ブル29や演算式を記憶するメモリ35、入力されたデ
ータとメモリ35に記憶されている演算式に基づいて計
算するための演算装置37、ロータリエンコーダ27に
より検出されたクランプ装置19の実際の移動座標位置
の検出データと各移動座標領域A,B,Cとを比較した
上で実際の移動座標位置に対応して予め設定された各移
動座標領域A,B,C毎の第1Y軸モータ9及び第2Y
軸モータ11のそれぞれの最適なモータパラメータ設定
値PS1、PS2に書き換えるべく比較判断する比較判
断装置39とから構成されている。
【0025】なお、上記の変更するモータパラメータと
しては、ポジションゲイン、積分ゲイン、比例ゲインな
どがあり、これらのいずれかのモータパラメータのモー
タパラメータ設定値PS1、PS2がそれぞれ図1にお
ける第1、第2アンプ41、43により増幅されて第
1、第2Y軸モータ9、11を作動する。
しては、ポジションゲイン、積分ゲイン、比例ゲインな
どがあり、これらのいずれかのモータパラメータのモー
タパラメータ設定値PS1、PS2がそれぞれ図1にお
ける第1、第2アンプ41、43により増幅されて第
1、第2Y軸モータ9、11を作動する。
【0026】上記構成により、制御装置13ではクラン
プ装置19を備えたキャレッジ21がX軸方向に移動す
るのに伴ってワークテーブル3に生じる重量変化により
前記2つのY軸駆動モータ9,11にかかるフリクショ
ン変化量が適正に吸収されるべく、キャレッジ21のX
軸方向の移動座標領域に応じて段階的に第1Y軸モータ
9及び第2Y軸モータ11の各モータパラメータ設定量
を予め設定されている最適なモータパラメータ設定値P
S1、PS2に変更せしめる。したがって、前記2つの
第1Y軸ボールねじ5と第2Y軸ボールねじ7は互いに
常時同期して回転するのでワークテーブル3は常時安定
した状態で移動することになる。
プ装置19を備えたキャレッジ21がX軸方向に移動す
るのに伴ってワークテーブル3に生じる重量変化により
前記2つのY軸駆動モータ9,11にかかるフリクショ
ン変化量が適正に吸収されるべく、キャレッジ21のX
軸方向の移動座標領域に応じて段階的に第1Y軸モータ
9及び第2Y軸モータ11の各モータパラメータ設定量
を予め設定されている最適なモータパラメータ設定値P
S1、PS2に変更せしめる。したがって、前記2つの
第1Y軸ボールねじ5と第2Y軸ボールねじ7は互いに
常時同期して回転するのでワークテーブル3は常時安定
した状態で移動することになる。
【0027】上記構成により、ワークWは2つの第1、
第2Y軸モータ9、11の回転駆動により円滑に正確に
Y軸方向に移動位置決めされ、X軸モータ25の回転駆
動によりX軸方向に移動位置決めされるので、加工精度
の高い板材加工が行われる。例えば、上記のワークテー
ブル移動装置1が図示せざるタレットパンチプレスに設
けられた場合には、板状のワークWがワークテーブル移
動装置1により、上部タレットに装着したパンチと下部
タレットに装着したダイとの間のパンチング加工位置に
正確に位置決めされた後に、ラムによってパンチが打圧
されることにより、パンチとダイによってワークWに成
形加工が行われる。
第2Y軸モータ9、11の回転駆動により円滑に正確に
Y軸方向に移動位置決めされ、X軸モータ25の回転駆
動によりX軸方向に移動位置決めされるので、加工精度
の高い板材加工が行われる。例えば、上記のワークテー
ブル移動装置1が図示せざるタレットパンチプレスに設
けられた場合には、板状のワークWがワークテーブル移
動装置1により、上部タレットに装着したパンチと下部
タレットに装着したダイとの間のパンチング加工位置に
正確に位置決めされた後に、ラムによってパンチが打圧
されることにより、パンチとダイによってワークWに成
形加工が行われる。
【0028】なお、上記の実施の形態の例では、段階的
なX軸方向の移動座標領域毎に2つの第1、第2Y軸モ
ータ9、11に指令を発生すべきデータテーブル29を
変更しているが、他の例としてはより小刻みにX軸方向
の移動座標を検出し、この検出データ毎に制御装置13
の演算式に基づいて最適なモータパラメータ設定値PS
1、PS2を計算し、この得られたモータパラメータ設
定値PS1、PS2を常時データテーブル29に置き換
えることができる。したがって、この場合は制御装置1
3からリアルタイムに最適なモータパラメータ設定値P
S1、PS2が2つの第1、第2Y軸モータ9、11に
指令が発生されることになる。クランプ装置19のX軸
方向への移動に伴って生じるフリクション変化に対して
より一層きめ細かく適切に対応することができる。
なX軸方向の移動座標領域毎に2つの第1、第2Y軸モ
ータ9、11に指令を発生すべきデータテーブル29を
変更しているが、他の例としてはより小刻みにX軸方向
の移動座標を検出し、この検出データ毎に制御装置13
の演算式に基づいて最適なモータパラメータ設定値PS
1、PS2を計算し、この得られたモータパラメータ設
定値PS1、PS2を常時データテーブル29に置き換
えることができる。したがって、この場合は制御装置1
3からリアルタイムに最適なモータパラメータ設定値P
S1、PS2が2つの第1、第2Y軸モータ9、11に
指令が発生されることになる。クランプ装置19のX軸
方向への移動に伴って生じるフリクション変化に対して
より一層きめ細かく適切に対応することができる。
【0029】なお、この発明は前述した実施の形態の例
に限定されることなく、適宜な変更を行うことによりそ
の他の態様で実施し得るものである。
に限定されることなく、適宜な変更を行うことによりそ
の他の態様で実施し得るものである。
【0030】
【発明の効果】以上のごとき発明の実施の形態から理解
されるように、請求項1の発明によれば、クランプ装置
の移動座標に応じて第1及び第2駆動手段の各モータパ
ラメータ設定量を最適な条件に変更するので、クランプ
装置の移動により2つの一軸駆動モータにかかるフリク
ション変化量を適正に吸収できる。したがって、2つの
一軸駆動ねじを互いに常時同期して回転できるのでワー
クテーブルを常時安定した状態で移動できる。これによ
り精度の高いワークの移動位置決めを行なうことができ
る。
されるように、請求項1の発明によれば、クランプ装置
の移動座標に応じて第1及び第2駆動手段の各モータパ
ラメータ設定量を最適な条件に変更するので、クランプ
装置の移動により2つの一軸駆動モータにかかるフリク
ション変化量を適正に吸収できる。したがって、2つの
一軸駆動ねじを互いに常時同期して回転できるのでワー
クテーブルを常時安定した状態で移動できる。これによ
り精度の高いワークの移動位置決めを行なうことができ
る。
【0031】請求項2の発明によれば、請求項1記載の
効果と同様に、クランプ装置の移動座標に応じて第1及
び第2駆動手段の各モータパラメータ設定量を最適な条
件に変更するので、クランプ装置の移動により2つの一
軸駆動モータにかかるフリクション変化量を適正に吸収
できる。したがって、2つの一軸駆動ねじを互いに常時
同期して回転できるのでワークテーブルを常時安定した
状態で移動できる。これにより精度の高いワークの移動
位置決めを行なうことができる。
効果と同様に、クランプ装置の移動座標に応じて第1及
び第2駆動手段の各モータパラメータ設定量を最適な条
件に変更するので、クランプ装置の移動により2つの一
軸駆動モータにかかるフリクション変化量を適正に吸収
できる。したがって、2つの一軸駆動ねじを互いに常時
同期して回転できるのでワークテーブルを常時安定した
状態で移動できる。これにより精度の高いワークの移動
位置決めを行なうことができる。
【0032】請求項3の発明によれば、制御装置では他
軸位置検出装置で検出されたクランプ装置の移動座標に
応じて、第1及び第2駆動手段の各モータパラメータ設
定量が予め設定されている複数の各移動座標領域に該当
する最適なモータパラメータ設定値に段階的に変更され
るので、前記2つの一軸駆動ねじを常時同期して回転で
きるため、ワークテーブルを常時安定した状態で移動で
きる。
軸位置検出装置で検出されたクランプ装置の移動座標に
応じて、第1及び第2駆動手段の各モータパラメータ設
定量が予め設定されている複数の各移動座標領域に該当
する最適なモータパラメータ設定値に段階的に変更され
るので、前記2つの一軸駆動ねじを常時同期して回転で
きるため、ワークテーブルを常時安定した状態で移動で
きる。
【0033】請求項4の発明によれば、制御装置からリ
アルタイムに最適なモータパラメータ設定値を2つの第
1、第2駆動手段に指令できるので、クランプ装置の移
動に伴って生じるフリクション変化に対して一層きめ細
かく適切に対応できる。
アルタイムに最適なモータパラメータ設定値を2つの第
1、第2駆動手段に指令できるので、クランプ装置の移
動に伴って生じるフリクション変化に対して一層きめ細
かく適切に対応できる。
【図1】本発明の実施の形態を示すもので、ワークテー
ブル移動装置の平面図である。
ブル移動装置の平面図である。
【図2】従来例を示すもので、ワークテーブル移動装置
の平面図である。
の平面図である。
【図3】従来例を示すもので、ワークの位置に対するフ
リクションの大きさを示す表である。
リクションの大きさを示す表である。
1 ワークテーブル移動装置 3 ワークテーブル 5 第1Y軸ボールねじ(一軸駆動ねじ) 7 第2Y軸ボールねじ(一軸駆動ねじ) 9 第1Y軸モータ(第1駆動手段) 11 第2Y軸モータ(第2駆動手段) 13 制御装置 15 キャベッジベース 17 X軸ボールねじ 19 クランプ装置 21 キャレッジ 25 X軸モータ 27 エンコーダ 29 データテーブル 37 演算装置 39 比較判断装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B23Q 1/18 Z
Claims (4)
- 【請求項1】 互いに並行して設けた2つの一軸駆動ね
じをそれぞれ別々に第1駆動手段と第2駆動手段で回転
することによりワークテーブルを水平面で一軸方向に移
動せしめ、 このワークテーブル上に前記一軸方向に水平面で直交す
る他軸方向に延伸して設けた他軸駆動ねじを第3駆動手
段で回転することによりワークを把持したクランプ装置
を前記他軸方向に移動せしめ、 前記クランプ装置が他軸方向に移動するのに伴って生じ
る重量変化により前記2つの一軸駆動ねじにかかるフリ
クション変化量を吸収すべく、制御装置により前記クラ
ンプ装置の他軸方向の移動座標に応じて前記第1及び第
2駆動手段の各パラメータ設定量を変更して前記2つの
一軸駆動ねじを同期して回転せしめることを特徴とする
ワークテーブル移動方法。 - 【請求項2】 ワークテーブルを水平面で一軸方向に移
動せしめる2つの一軸駆動ねじを互いに並行して前記一
軸方向に延伸、軸承すると共に前記一方の一軸駆動ねじ
を回転する第1駆動手段と前記他方の一軸駆動ねじを回
転する第2駆動手段とを設け、 ワークを把持するクランプ装置を前記ワークテーブルの
移動方向に対して水平面で直交する他軸方向に移動せし
める他軸駆動ねじを前記ワークテーブル上に軸承すると
共に前記他軸駆動ねじを回転する第3駆動手段とを設
け、 前記クランプ装置の他軸方向の位置を検出する他軸位置
検出装置を設け、 クランプ装置を他軸方向に移動するのに伴って生じる重
量変化により前記2つの一軸駆動ねじにかかるフリクシ
ョン変化量を吸収すべく、前記クランプ装置の他軸方向
の移動座標に応じて前記第1及び第2駆動手段の各パラ
メータ設定量を変更して前記2つの一軸駆動ねじを同期
して回転せしめる制御装置を設けてなることを特徴とす
るワークテーブル移動装置。 - 【請求項3】 前記制御装置は、クランプ装置の他軸方
向の座標を分割して複数の移動座標領域を設けると共に
各移動座標領域毎に予めモータパラメータ設定値を段階
的に設定し、前記第1及び第2駆動手段の各モータパラ
メータ設定量をクランプ装置の実際の移動座標に応じて
前記移動座標領域に該当するモータパラメータ設定値に
置き換えるものであることを特徴とする請求項2記載の
ワークテーブル移動装置。 - 【請求項4】 前記制御装置は、前記他軸位置検出装置
により検出した他軸方向の移動座標の検出データ毎に演
算式に基づいてモータパラメータ設定値を計算し、前記
第1及び第2駆動手段の各パラメータ設定量を前記計算
したモータパラメータ設定値に置き換えるものであるこ
とを特徴とする請求項2記載のワークテーブル移動装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2745998A JPH11231078A (ja) | 1998-02-09 | 1998-02-09 | ワークテーブル移動方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2745998A JPH11231078A (ja) | 1998-02-09 | 1998-02-09 | ワークテーブル移動方法及びその装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11231078A true JPH11231078A (ja) | 1999-08-27 |
Family
ID=12221711
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2745998A Pending JPH11231078A (ja) | 1998-02-09 | 1998-02-09 | ワークテーブル移動方法及びその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11231078A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006313840A (ja) * | 2005-05-09 | 2006-11-16 | Juki Corp | 部品実装装置 |
-
1998
- 1998-02-09 JP JP2745998A patent/JPH11231078A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006313840A (ja) * | 2005-05-09 | 2006-11-16 | Juki Corp | 部品実装装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050125 |
|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20071211 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20071218 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080624 |