JPH11230682A - 金属溶解設備及び金属溶解方法 - Google Patents

金属溶解設備及び金属溶解方法

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JPH11230682A
JPH11230682A JP10033284A JP3328498A JPH11230682A JP H11230682 A JPH11230682 A JP H11230682A JP 10033284 A JP10033284 A JP 10033284A JP 3328498 A JP3328498 A JP 3328498A JP H11230682 A JPH11230682 A JP H11230682A
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Japan
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oxygen
metal
metal melting
melting
steam
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JP10033284A
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English (en)
Inventor
Hideyuki Honda
秀幸 本田
Koji Seki
宏次 関
Atsushi Inoue
篤 井上
Toshio Suwa
俊雄 諏訪
Nobuaki Kobayashi
伸明 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Oxygen Co Ltd
Nippon Sanso Corp
Original Assignee
Japan Oxygen Co Ltd
Nippon Sanso Corp
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Publication date
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  • Waste-Gas Treatment And Other Accessory Devices For Furnaces (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 金属溶解炉と酸素製造装置とを有する金属溶
解設備において、燃料の使用効率を高め、電力が自由に
使用できない地域でも操業可能が可能で、ダイオキシン
等の有害物質の発生も抑制することができる金属溶解設
備及び金属溶解方法を提供する。 【解決手段】 金属溶解炉1からの排ガスを燃焼させて
蒸気を発生させるボイラー12と、ボイラー12で発生
した蒸気を動力源とする蒸気タービン20と、該蒸気タ
ービン20で駆動する回転機(原料空気圧縮機32)を
備えた酸素製造装置(深冷空気液化分離装置31)とを
備えるとともに、酸素製造装置で製造した酸素を金属溶
解炉1に設けた酸素バーナー2に供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属溶解設備及び
金属溶解方法に関し、詳しくは、石炭を微粉にした微粉
炭や、コークス,石油コークスを微粉にした粉コークス
等の微粉固体燃料、重油等の液体燃料、LPG等のガス
燃料を酸素を支燃ガスとして燃焼する酸素バーナーの高
温火炎を熱源とし、鉄,アルミ,銅等の金属スクラップ
や地金等を溶解する金属溶解設備及び金属溶解方法に関
する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】鉄や
銅,アルミニウム等の金属スクラップや地金等を溶解し
て再生する設備として、放電によって高温を発生して金
属を溶解する電気炉や、種々の化石燃料の空気燃焼を使
用した溶解炉が実用化されている。特に、電気炉では、
溶解のために大量の電力が消費されているが、この電力
は、別途に燃料を使用して発生させており、総合的な燃
料の利用効率やコストの面で問題があった。
【0003】一方、酸素あるいは酸素富化空気を支燃ガ
スとする酸素バーナーで化石燃料を燃焼させ、その燃焼
熱で鉄,銅,アルミニウム等のスクラップや地金を溶解
させる金属溶解炉が知られており、特公昭56−501
810号公報,特開平1−215919号公報,特開平
9−105589号公報等に記載されている。これら
は、いずれも酸素バーナーで金属原料を溶解する溶解部
と金属原料を予熱する予熱部とを備えており、溶解部か
らの高温排ガスの熱を有効に利用するようにしている。
【0004】さらに、排ガスには水素や一酸化炭素が含
まれていることから、予熱部に酸素や空気等の支燃性ガ
スを導入して二次燃焼させ、その燃焼熱も予熱に使用す
ることで熱効率を上げている。
【0005】しかし、多用されている電気炉での電気の
大量使用に対し、その効率化を図る特徴を有する酸素バ
ーナー使用の金属溶解炉は、多量の酸素を必要とし、そ
の酸素の製造に必要な電力も多くなる。この電気量は、
電気炉で使用する電気量に比べて約1/5から1/8と
少量で済むが、いずれにしろ電気が必要となり、特に電
力事情の悪い地域では、この酸素を製造するために必要
な電力の確保が困難となる危惧があり、自家発電で賄う
場合でも、発電のために化石燃料を使用しており、この
面を含めた効率化は図られていなかった。
【0006】一方、金属スクラップを原料とする金属溶
解炉では、有害物質であるダイオキシンの発生が問題と
なっている。特に電気炉では、ダイオキシンの排出規制
が施行され、猶予期間はあるものの、0.5ng/Nm
以下、最終的には、0.1ng/Nm以下を達成す
ることが求められており、現状の溶解炉の操業が問題と
なる。
【0007】他方、酸素の製造方法としては、深冷式空
気液化分離方法や圧力変動吸着式空気分離方法等が広く
知られている。金属溶解炉の酸素バーナーで使用する酸
素ガスとしては、60%程度から100%までの濃度の
酸素ガスが使用可能であるが、例えば、93%濃度の酸
素ガスを製造する場合、深冷式空気液化分離方法では、
一般に、原料空気を精留操作圧力に昇圧する原料空気圧
縮機や、分離した酸素ガスを酸素バーナーに送るための
酸素圧縮機を電動機で駆動しており、酸素ガスの製造に
要する電力は、原料空気圧縮機で約0.33kWh/N
、酸素圧縮機で約0.09kWh/Nm程度とな
る。また、バッチ操業の金属溶解炉に酸素を供給する場
合は、バッチ操業における酸素ガスの供給に合わせてる
ため、酸素圧縮圧力を上げてアキュームレータで平準化
する必要があり、この場合の酸素圧縮機に要する電力
は、約0.12kWh/Nm程度となる。
【0008】一方、圧力変動吸着式(真空再生式)で
は、原料空気を吸着筒に送り込むための原料空気ブロ
ワ、分離した酸素ガスを酸素バーナーに送るための酸素
圧縮機及び吸着筒の再生のために使用される真空ポンプ
が、一般に電動機で駆動されており、酸素ガスの製造に
要する電力は、原料空気ブロワで約0.02kWh/N
、真空ポンプで約0.31kWh/Nm、そして
酸素圧縮機で約0.09kWh/Nm程度である。バ
ッチ操業では、深冷式と同様に、酸素圧縮圧力を上げて
平準化する必要があるため、約0.12kWh/Nm
程度となる。
【0009】また、圧力変動吸着式には、他に大気圧再
生式も主に小型領域で実用化されており、この場合は真
空ポンプ無しで再生するので、真空ポンプの動力は不要
となるが、吸着圧力と再生圧力との圧力差を大きくする
ため、原料空気の供給圧力を高めなければならず、原料
空気圧縮機の動力が大きくなる。
【0010】そこで本発明は、酸素バーナーを使用した
金属溶解炉と酸素製造装置とを有する金属溶解設備にお
いて、燃料の使用効率を高めるとともに、電力が自由に
使用できない地域でも操業可能が可能であり、同時に、
金属溶解において発生するダイオキシン等の有害物質の
発生を抑制することができる金属溶解設備及び金属溶解
方法を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の金属溶解設備は、酸素バーナーによる高温
火炎を用いて原料金属を溶解する金属溶解設備におい
て、酸素バーナーによる高温火炎によって原料金属を溶
解する金属溶解炉と、該金属溶解炉から排出される可燃
性ガス含有排ガスを燃焼させて熱源とすることにより蒸
気を発生させるボイラーと、該ボイラーで発生した蒸気
を動力源として動力を発生する蒸気タービンと、該蒸気
タービンで発生した動力により駆動する回転機を少なく
とも1台備えた酸素製造装置とを備えるとともに、前記
金属溶解炉には、前記酸素製造装置で製造した酸素を使
用する酸素バーナーを少なくとも1個備えていることを
特徴としている。
【0012】さらに、本発明の金属溶解設備は、前記金
属溶解炉が、前記酸素バーナーを備えた溶解部の上方に
原料金属を予熱する予熱部を設け、かつ、溶解部と予熱
部との間に溶解部及び予熱部の内径より小さな内径の絞
り部を設けた金属溶解炉であることを特徴とし、酸素製
造装置が、深冷空気液化分離装置あるいは圧力変動吸着
分離装置であることを特徴としている。
【0013】また、本発明の金属溶解方法は、酸素を支
燃ガスとした酸素バーナーによる高温火炎で原料金属を
溶解する金属溶解炉を用いて金属を溶解する方法におい
て、前記金属溶解炉から排出される排ガスをボイラーに
供給し、燃焼させて熱源とすることにより蒸気を発生
し、該蒸気を動力源とする蒸気タービンで動力を発生
し、該発生動力により酸素を製造する装置中の回転機の
少なくとも1台を駆動し、該酸素を製造する装置で製造
した酸素を前記酸素バーナーに供給して支燃ガスとする
ことを特徴としている。
【0014】さらに、本発明の金属溶解方法は、前記金
属溶解炉から排出される排ガス中の一酸化炭素と水素と
の合計量がドライベースで10〜80%、好ましくは2
0〜70%になるように前記酸素バーナーへの燃料供給
量と酸素供給量との比を調節すること、また、前記ボイ
ラーにおける理論火炎温度が800〜1800℃、好ま
しくは900〜1700℃なるように制御すること、さ
らに、ボイラーから排出される燃焼排ガス中の酸素濃度
が1%以上、好ましくは2%以上になるように制御する
ことを特徴とし、さらに、前記金属溶解炉をバッチ操業
するにあたり、該金属溶解炉の休止時に、前記ボイラー
に補助燃料と空気又は酸素とを供給して蒸気の発生を継
続すること、前記酸素バーナーに供給する酸素の濃度が
60〜99%であることを特徴としている。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は酸素製造装置が深冷空気液
化分離装置である場合の本発明の一形態例を示す系統
図、図2は深冷空気液化分離装置の一例を示す系統図で
ある。
【0016】まず、金属溶解炉1は、酸素バーナー2を
備えた溶解部3の上方に、金属原料を予熱する予熱部4
を連設するとともに、溶解部3と予熱部4との間に、溶
解部3及び予熱部4の内径よりも小さな内径の絞り部5
を設けたものである。予熱部4の側方に設けられた原料
投入口6から炉内に投入されたスクラップ等の金属原料
は、絞り部5によって溶解部3への落下が規制され、予
熱部4で十分に予熱された後、順次溶解部3に落下して
酸素バーナー2からの高温火炎により加熱されて溶解
し、溶解部3の底部に溜まる。溶解された金属(溶湯)
は、溶解部3の側方に設けた出湯口7から取出される。
【0017】酸素バーナー2は、経路8から供給される
燃料、例えば重油を、経路9から供給される酸素を支燃
ガスとして燃焼させるものであって、溶解部3の底部側
から金属原料を溶解させることができるように、火炎噴
出方向が溶解部3の底部に向くように設けられている。
なお、酸素バーナー2の設置数は、炉の容量等によって
適宜に設定されるもので、溶解部3の周壁部に複数本を
設けることができる。
【0018】この金属溶解炉1は、適当な大きさの絞り
部5を介して溶解部3の上方に予熱部4を設けているの
で、予熱部4から溶解部3に落下する金属原料の落下速
度を最適な状態に制御することができ、また、溶解部3
の直上に予熱部4が設けられているので、金属原料の予
熱を効率よく行うことができる。したがって、鉄,銅,
アルミニウム等のスクラップや地金等を効率よく溶解処
理することができ、炉の構造の簡略化や熱効率の向上、
溶解時間の短縮等が図れるという利点を有している。
【0019】金属溶解炉1の上部に接続する排ガス経路
11には、金属溶解炉1から排出される排ガスを燃焼さ
せ、これを熱源として蒸気を発生させるボイラー12が
設けられている。このボイラー12は、経路13から空
気等の支燃ガスを導入して排ガス中の可燃成分、例えば
水素や一酸化炭素を燃焼させるもので、この燃焼エネル
ギーにより、経路(ボイラー熱交換器)14を流れるボ
イラー水を加熱し、高温高圧の蒸気を発生させる。通常
は、金属溶解炉1で発生する排ガスの全量を、このボイ
ラー12で燃焼させるが、ボイラー12での熱量が必要
量に対して過剰な場合は、予熱部4に酸素や空気を吹き
込み、過剰分を予熱部4で二次燃焼させることによって
金属原料の予熱に利用することができる。
【0020】ボイラー12で発生した蒸気は、経路1
5,アキュームレータ16,経路17を経て経路18,
19に分岐し、それぞれ蒸気タービン20,21に導入
される。蒸気タービン20,21で動力源として用いら
れた蒸気は、経路22,23から経路24に合流して復
水器25に導入され、復水後に経路26を経てポンプ2
7に吸引され、該ポンプ27で所定圧力に昇圧されて経
路28から前記ボイラー12の経路14に循環する。
【0021】一方の蒸気タービン20には、酸素製造設
備である深冷空気液化分離装置31の構成回転機である
原料空気圧縮機32が接続されており、蒸気タービン2
0で発生した動力により原料空気圧縮機32を駆動し、
深冷空気液化分離装置31に供給する原料空気を圧縮し
ている。また、他方の蒸気タービン21には、酸素バー
ナー2に供給する酸素ガスを圧縮するための酸素圧縮機
33が接続されており、蒸気タービン21で発生した動
力により酸素圧縮機33を駆動し、深冷空気液化分離装
置31で分離した酸素ガスを圧縮している。
【0022】原料空気圧縮機32で圧縮された原料空気
は、経路34,冷却器35,経路36を経て分離部37
に導入される。また、酸素圧縮機33で圧縮された酸素
ガスは、経路38,アキュームレータ39を経て前記経
路9に流れ、酸素バーナー2に支燃ガスとして供給され
る。
【0023】図2は、深冷空気液化分離装置31の一例
を示す系統図である。この深冷空気液化分離装置31
は、前記原料空気圧縮機32で圧縮されて冷却器35で
冷却された原料空気を精製する精製設備41と、原料空
気を冷却する主熱交換器42と、原料空気の一部を断熱
膨張させて寒冷を発生する膨張タービン43と、原料空
気を精留して酸素を分離するための高圧塔(下部塔)4
4,低圧塔(上部塔)45及び主凝縮蒸発器46からな
る複精留塔47と、過冷器48,減圧弁49,50等と
を主要な構成要素としている。
【0024】原料空気圧縮機32で圧縮された原料空気
は、精製設備41で水分や二酸化炭素等の不純物が除去
されて精製され、主熱交換器42で冷却された後、一部
が膨張タービン43を介して低圧塔45に、残部が高圧
塔44にそれぞれ導入され、複精留塔47で液化精留分
離されて低圧塔45の上部の窒素ガスと、下部の液化酸
素とに分離する。この液化酸素は、主凝縮蒸発器46で
高圧塔44からの窒素ガスにより加熱されて蒸発し、酸
素ガスとなる。この酸素ガスの一部は、低圧塔45の下
部から経路51に抜き出され、主熱交換器42で常温に
戻って経路52に導出され、該経路52を通って前記酸
素圧縮機33に導入される。このような空気液化分離装
置は、精留条件の設定によって100%近い高純酸素を
製造することができるが、酸素バーナー2での使用条件
を考慮して60〜99%の範囲で最適な純度の酸素、例
えば純度93%程度の酸素を製造するように設定するこ
とにより、採取する酸素の電力原単位を低減することが
できるとともに、酸素バーナー2を効率よく燃焼させる
ことができる。
【0025】次に、金属溶解炉1の能力が50t/hの
場合を例にして説明する。経路9から純度93%の酸素
ガスを流量5600Nm/hで導入し、燃料の重油を
燃焼させて金属、例えば鉄原料を溶解すると、予熱部4
を通して発生する排ガスは、水素,一酸化炭素,二酸化
炭素,窒素,酸素,水蒸気等を含む混合ガスであり、流
量は11600Nm/h、温度は250℃、可燃成分
である水素及び一酸化炭素は、ドライベース(水分を除
いて計算して)で水素が約13%,一酸化炭素が約39
%含まれている。
【0026】上記排ガスを排ガス経路11からボイラー
12に導入し、経路13から導入される空気により燃焼
させ、経路14を流れるボイラー水を加熱して蒸気を発
生させる。経路13からボイラー12に導入する空気量
は、ボイラー12から経路53に排出される燃焼排ガス
中の残留酸素が1%以上、好ましくは2%以上となるよ
う供給する。また、予熱部4からの排ガス温度が高い場
合等は、排ガス通路11に伝熱管を設け、排ガスの顕熱
で蒸気を発生させ、あるいはボイラー水を加温した後、
さらにボイラー12で空気と混合して燃焼させ、蒸気を
発生するように形成してもよい。
【0027】ボイラー12で発生した蒸気(過熱蒸気)
は、圧力3MPa,温度350℃,流量20600kg
/hで経路15に流れ、アキュームレーター16,経路
17を経た後、16100kg/hの蒸気は、経路18
に分岐して一方の蒸気タービン20に導入され、0.2
5MPaまで膨張して原料空気圧縮機32を駆動し、1
840kWの動力を発生する。また、残りの4500k
g/hの蒸気は、経路19から他方の蒸気タービン21
に導入され、同様に0.25MPaまで膨張して酸素圧
縮機33を駆動し、510kWの動力を発生する。
【0028】蒸気タービン20,21から経路22,2
3に導出した蒸気は、経路24を経て復水器25で復水
し、復水したボイラー用水は、管26を経てポンプ27
で昇圧された後、経路28を通ってボイラー14に循環
供給される。
【0029】前記蒸気タービン20で駆動された原料空
気圧縮機32により、0.47MPaに圧縮された流量
25200Nm/hの原料空気は、冷却器35を介し
て分離部37に供給され、液化精留されて5600Nm
/hの酸素ガスが分離し、経路52に導出される。製
造された酸素ガスは、酸素圧縮機33で0.4MPaに
圧縮された後、アキュームレータ39を経て酸素バーナ
ー2に供給される。
【0030】このときの原料空気圧縮機32の動力は1
840kW、酸素圧縮機33の動力は510kWとな
り、この例では、合計2350kWの動力を蒸気タービ
ン20,21で賄っていることになり、この分の電力量
を削減することができる。
【0031】なお、このように510kW程度の酸素圧
縮機33に蒸気タービン21を設けて駆動すると、消費
電力量の低減は図れるが、設備費的に高くなるという難
点がある。したがって、原料空気圧縮機32のみを蒸気
タービン駆動として設備費を抑えることも考えられる。
このとき、定常的にボイラー熱量が余剰となる場合は、
予熱部4で余剰分を二次燃焼差せることにより、熱回収
を行うようにすればよい。また、蒸気圧力,温度及び排
圧を必要な電力量に応じて選定することが可能であり、
これによって設備費用の削減や熱量ロスを減らすことが
でき、例えば、排圧を下げて復水タービンを使用すれ
ば、さらに多くの電力を賄うことができる。
【0032】さらに、深冷空気液化分離装置31の精製
設備41に吸着設備を使用した場合は、吸着器を昇温再
生するための熱源としてボイラー12で発生した蒸気を
使用することもできる。また、酸素製造設備である深冷
空気液化分離装置31から副生する窒素ガスを、金属溶
解炉1の溶解部3における溶湯の撹拌に使用することも
可能である。
【0033】上述の説明は、金属溶解炉1が連続式の場
合であるが、バッチ式の金属溶解炉の場合は、ボイラー
12に補助燃料経路54を設け、原料や溶湯の出し入れ
時間等、排ガスが発生しないときに補助燃料経路54か
ら重油等の燃料を補給し、これを燃焼させることによ
り、蒸気を連続して発生させることができる。
【0034】さらに、本発明では、図3に示すように、
比較的コストが低廉な圧力変動吸着式分離方法による圧
力変動吸着分離装置を酸素製造設備として採用すること
もできる。なお、図3においては、前記図1に示した形
態例における構成要素と同一の構成要素には同一符号を
付して詳細な説明は省略する。
【0035】圧力変動吸着分離装置(PSA装置)60
は、3本の吸着筒61a,61b,61cを吸着工程,
再生工程,加圧工程に順次切換えることにより、窒素と
酸素とを分離し、酸素を連続的に製造するものであっ
て、経路62から吸入して原料空気ブロワ63で昇圧し
た大気を吸着工程にある吸着筒に導入し、該吸着筒内に
充填した吸着剤に窒素を吸着させ、分離した酸素ガスを
経路64に導出する。経路64の酸素ガスは、前記同様
の酸素圧縮機33で圧縮された後、アキュームレータ3
9を経て金属溶解炉1の酸素バーナー2に供給される。
また、吸着筒の再生工程は、真空ポンプ65により経路
66を介して筒内を真空排気することにより行われる。
【0036】本形態例では、動力の大きい真空ポンプ6
5の駆動にのみ蒸気タービン20を適用して消費電力の
低減を図っている。すなわち、金属溶解炉1から排出さ
れる排ガスをボイラー12に導入して燃焼させることに
より過熱蒸気を発生させ、この過熱蒸気を前記蒸気ター
ビン20に導入することによって真空ポンプ65を駆動
している。但し、前記同様に、PSA装置60のもう一
つの回転機である原料空気ブロワ63や、酸素圧縮機3
3にも蒸気タービンを適用することは可能であるが、こ
れらに必要な動力は、それぞれ170KW,510KW
と小さいので、装置コスト、即ち初期投資額との兼ね合
いで、モーター駆動とするかどうかを選定すればよい。
【0037】また、上述のようにして金属溶解炉の排ガ
スを燃焼させるにあたっては、火炎の安定性と有害物質
であるNOXやダイオキシンの発生抑制とを考慮する必
要がある。排ガスに含まれる水素と一酸化炭素との合計
濃度(ドライベース:水分を除いて計算したもの)によ
る火炎の安定性と理論火炎温度とを表1に示す。
【0038】
【表1】
【0039】表1から明らかなように、火炎は、水素と
一酸化炭素との合計濃度が10%で何とか安定し、20
%以上で略安定した状態となり、特に、30%以上にな
ると安定性が大幅に向上することがわかる。また、理論
火炎温度が1800℃以下であれば、サーマルNOXの
発生が少ないといわれており、ボイラーの耐熱性及びダ
ストの再溶融によるボイラー熱交換器への付着の面から
も火炎温度が高過ぎるのは好ましくない。このことから
両者の合計濃度は、80%以下、好ましくは70%以下
とすべきであることがわかる。
【0040】そして、実験結果によれば、水素及び一酸
化炭素の発生量は、金属溶解炉の操業において、酸素の
供給量と燃料の供給量とを調節することにより制御が可
能であることが判明したことから、酸素及び燃料の供給
量を調節し、水素と一酸化炭素との合計濃度が10〜8
0%、好ましくは20〜70%の範囲になるようにして
操業することにより、火炎の安定性が図れるとともに、
有害物質であるNOXやダイオキシンの発生抑制が図れ
ることになる。
【0041】また、市場の鉄スクラップ等を使用した実
験では、ボイラーで燃焼した燃焼排ガス中の残留酸素濃
度により、ダイオキシンの発生量が変動することがわか
った。表2は、水素と一酸化炭素との合計濃度が20%
の場合と50%の場合とについて、燃焼排ガス中の残留
酸素濃度とダイオキシンの発生量との関係を示すもので
ある。
【0042】
【表2】
【0043】表2から、水素と一酸化炭素との合計濃度
が50%の場合は、残留酸素がないときでもダイオキシ
ン発生量が0.1ng/Nm以下となるが、合計濃度
が20%の場合は、残留酸素1%以上でダイオキシン発
生量が0.1ng/Nm以下となり、2%以上とすれ
ば、0.01ng/Nm以下となることがわかる。し
たがって、燃焼排ガス中の残留酸素が1%以上、好まし
くは2%以上になるように、溶解炉排ガスの燃焼のため
にボイラーに供給する酸素や空気の量を調整することに
より、すなわち、残留酸素量が1%以上、好ましく2%
以上になるような酸素過剰炎を形成させることにより、
ダイオキシンの発生量を抑制することができる。
【0044】次に、金属溶解炉が連続式の場合とバッチ
式の場合とにおいて、それぞれの設備機器の主要な諸元
を表3に、酸素製造装置の所要動力を表4にそれぞれ示
す。なお、バッチ式のものは、60分周期で操業される
ものとした。この場合、炉に溶解原料を投入して投入口
を閉じ、酸素バーナーに点火して溶解を開始すると、排
ガスが発生し始め、溶解の進行に従って排ガス組成と温
度とが変化する。排ガス量も多少変化するが、ここでの
説明では略一定とした。50分後に溶解が終了して酸素
バーナーが消火するとともに排ガスの発生が止まる。次
いで、溶解した金属を炉から流し出し、再度原料金属を
投入すると1周期となり、合計60分となる。
【0045】このとき、排ガスを燃焼させるボイラーで
は、燃料となる排ガスが50分間は供給されるものの、
周期の残り10分間は、排ガスが途切れてしまう。ま
た、排ガスの組成や温度、量も刻々変わり、排ガスから
得られる熱量も変化する。一方、酸素製造装置は連続で
稼働することから、空気精製用の吸着設備での使用量が
変動するものの(深冷空気液化分離装置の場合)、蒸気
の必要量は略一定である。したがって、ボイラーに補助
燃料として重油等を供給し、略一定の蒸気発生を維持す
る必要があり、補助燃料として重油を平均毎時600リ
ットル供給すると、最大で22100kg/hの蒸気
(3MPa,350℃)が得られるが、電力需要が少な
い場合は、予熱部での二次燃焼等で蒸気発生量を減らす
ことができる。
【0046】また、バッチ式では、酸素ガスの使用もバ
ッチとなり、酸素バーナーの稼働する50分間は、78
00Nm/hの酸素ガスを使用するが、金属の出し入
れなどで酸素バーナーを停止する10分間は、酸素ガス
の使用もゼロとなる。このため、表4に示すように、バ
ッチ式の例では、酸素ガスを最高0.95MPaに昇圧
してアキュムレーターに貯留し、使用時に0.4MPa
まで減圧して酸素バーナーに供給するようにしている。
【0047】なお、全設備の稼働開始時(装置起動時)
において、金属溶解炉が稼働して排ガスが出るまでの間
に、酸素製造装置で酸素ガスを製造するためには、ボイ
ラーを補助燃料のみで焚いて蒸気を発生させ、酸素製造
装置用の回転機を駆動するようにできる。
【0048】
【表3】
【0049】
【表4】
【0050】表5に、50t/hの金属溶解炉を使用し
たときの各々の電力消費量を、従来と比較して示す。
【0051】
【表5】
【0052】表5に示すように、深冷分離式酸素製造装
置で酸素ガスを供給する例において、従来は、空気圧縮
機と酸素圧縮機とに合計2350kWの電力が必要であ
り、買電するか自家発電設備を設ける必要があった。し
かし、本形態例によれば、空気圧縮機動力と酸素圧縮機
動力とが排ガスのボイラーで自給できることから、買電
や自家発電等の外部からの電力としては、制御用やポン
プ等、その他の補機の分を供給すればよいことになる。
また、吸着設備再生用に190kg/h平均の蒸気を使
用する場合は、設備の設定によって、その蒸気も賄うこ
とができる。
【0053】また、圧力変動吸着式酸素製造装置で酸素
ガスを供給する例においては、連続式では真空ポンプと
酸素圧縮機とを蒸気タービンで賄う場合を示し、バッチ
式では真空ポンプのみを自給状態として他の回転機へは
外部電力を供給する例とした。
【0054】このように、いずれの酸素製造装置の場合
でも、重油等の補助燃料を必要とする場合があるもの
の、外部からの電力を大幅に削減することができる。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
酸素製造装置に設置されている原料空気圧縮機等の回転
機の動力を、排ガスを燃焼させるボイラーで発生した蒸
気を動力源とする蒸気タービンで賄うようにしているの
で、電力の大幅な削減が図れ、電力が自由に使用できな
い地域でも操業可能が可能になるとともに、金属溶解設
備から発生するダイオキシン等の有害物質の発生も抑制
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の金属溶解設備の一形態例を示す系統
図である。
【図2】 深冷空気液化分離装置の一例を示す系統図で
ある。
【図3】 本発明の金属溶解設備の他の形態例を示す系
統図である。
【符号の説明】
1…金属溶解炉、2…酸素バーナー、3…溶解部、4…
予熱部、5…絞り部、6…原料投入口、7…出湯口、1
1…排ガス経路、12…ボイラー、16…アキュームレ
ータ、20,21…蒸気タービン、27…ポンプ、31
…深冷空気液化分離装置、32…原料空気圧縮機、33
…酸素圧縮機、35…冷却器、37…分離部、39…ア
キュームレータ、41…精製設備、42…主熱交換器、
43…膨張タービン、44…高圧塔(下部塔)、45…
低圧塔(上部塔)、46…主凝縮蒸発器、47…複精留
塔、48…過冷器、49,50…減圧弁、54…補助燃
料経路、60…圧力変動吸着分離装置(PSA装置)、
61a,61b,61c…吸着筒、63…原料空気ブロ
ワ、65…真空ポンプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 諏訪 俊雄 東京都港区西新橋1−16−7 日本酸素株 式会社内 (72)発明者 小林 伸明 東京都港区西新橋1−16−7 日本酸素株 式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 酸素バーナーによる高温火炎を用いて原
    料金属を溶解する金属溶解設備において、酸素バーナー
    による高温火炎によって原料金属を溶解する金属溶解炉
    と、該金属溶解炉から排出される可燃性ガス含有排ガス
    を燃焼させて熱源とすることにより蒸気を発生させるボ
    イラーと、該ボイラーで発生した蒸気を動力源として動
    力を発生する蒸気タービンと、該蒸気タービンで発生し
    た動力により駆動する回転機を少なくとも1台備えた酸
    素製造装置とを備えるとともに、前記金属溶解炉には、
    前記酸素製造装置で製造した酸素を使用する酸素バーナ
    ーを少なくとも1個備えていることを特徴とする金属溶
    解設備。
  2. 【請求項2】 前記金属溶解炉は、前記酸素バーナーを
    備えた溶解部の上方に原料金属を予熱する予熱部を設
    け、かつ、溶解部と予熱部との間に溶解部及び予熱部の
    内径より小さな内径の絞り部を設けた金属溶解炉である
    ことを特徴とする請求項1記載の金属溶解設備。
  3. 【請求項3】 前記酸素製造装置は、深冷空気液化分離
    装置であることを特徴とする請求項1記載の金属溶解設
    備。
  4. 【請求項4】 前記酸素製造装置は、圧力変動吸着分離
    装置であることを特徴とする請求項1記載の金属溶解設
    備。
  5. 【請求項5】 酸素を支燃ガスとした酸素バーナーによ
    る高温火炎で原料金属を溶解する金属溶解炉を用いて金
    属を溶解する方法において、前記金属溶解炉から排出さ
    れる排ガスをボイラーに供給し、燃焼させて熱源とする
    ことにより蒸気を発生し、該蒸気を動力源とする蒸気タ
    ービンで動力を発生し、該発生動力により酸素を製造す
    る装置中の回転機の少なくとも1台を駆動し、該酸素を
    製造する装置で製造した酸素を前記酸素バーナーに供給
    して支燃ガスとすることを特徴とする金属溶解方法。
  6. 【請求項6】 前記金属溶解炉から排出される排ガス中
    の一酸化炭素と水素との合計量がドライベースで10〜
    80%になるように、前記酸素バーナーへの燃料供給量
    と酸素供給量との比を調節することを特徴とする請求項
    5記載の金属溶解方法。
  7. 【請求項7】 前記ボイラーにおける理論火炎温度が8
    00〜1800℃なるように制御することを特徴とする
    請求項5記載の金属溶解方法。
  8. 【請求項8】 前記ボイラーから排出される燃焼排ガス
    中の酸素濃度が1%以上になるように制御することを特
    徴とする請求項5記載の金属溶解方法。
  9. 【請求項9】 前記金属溶解炉をバッチ操業するにあた
    り、該金属溶解炉の休止時に、前記ボイラーに補助燃料
    と空気又は酸素とを供給して蒸気の発生を継続すること
    を特徴とする請求項5記載の金属溶解方法。
  10. 【請求項10】 前記酸素バーナーに供給する酸素の濃
    度が60〜99%であることを特徴とする請求項5記載
    の金属溶解方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001221429A (ja) * 2000-02-09 2001-08-17 Nippon Sanso Corp 酸素燃焼設備への酸素供給装置及び供給方法
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JP4495356B2 (ja) * 2001-01-18 2010-07-07 大陽日酸株式会社 圧力変動吸着式酸素製造装置及びその方法
JP2021025687A (ja) * 2019-08-02 2021-02-22 日本エア・リキード合同会社 炉の制御システム、炉の制御方法およびその制御システムを備える炉

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