JPH11229992A - アドバンス装置 - Google Patents

アドバンス装置

Info

Publication number
JPH11229992A
JPH11229992A JP10343168A JP34316898A JPH11229992A JP H11229992 A JPH11229992 A JP H11229992A JP 10343168 A JP10343168 A JP 10343168A JP 34316898 A JP34316898 A JP 34316898A JP H11229992 A JPH11229992 A JP H11229992A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piston
fuel
advance
control valve
light load
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP10343168A
Other languages
English (en)
Inventor
William Robert Burborough
ウィリアム・ロバート・バーボロー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ZF International UK Ltd
Original Assignee
Lucas Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Lucas Industries Ltd filed Critical Lucas Industries Ltd
Publication of JPH11229992A publication Critical patent/JPH11229992A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M41/00Fuel-injection apparatus with two or more injectors fed from a common pressure-source sequentially by means of a distributor
    • F02M41/08Fuel-injection apparatus with two or more injectors fed from a common pressure-source sequentially by means of a distributor the distributor and pumping elements being combined
    • F02M41/14Fuel-injection apparatus with two or more injectors fed from a common pressure-source sequentially by means of a distributor the distributor and pumping elements being combined rotary distributor supporting pump pistons
    • F02M41/1405Fuel-injection apparatus with two or more injectors fed from a common pressure-source sequentially by means of a distributor the distributor and pumping elements being combined rotary distributor supporting pump pistons pistons being disposed radially with respect to rotation axis
    • F02M41/1411Fuel-injection apparatus with two or more injectors fed from a common pressure-source sequentially by means of a distributor the distributor and pumping elements being combined rotary distributor supporting pump pistons pistons being disposed radially with respect to rotation axis characterised by means for varying fuel delivery or injection timing
    • F02M41/1416Devices specially adapted for angular adjustment of annular cam
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D1/00Controlling fuel-injection pumps, e.g. of high pressure injection type
    • F02D1/16Adjustment of injection timing
    • F02D1/18Adjustment of injection timing with non-mechanical means for transmitting control impulse; with amplification of control impulse
    • F02D1/183Adjustment of injection timing with non-mechanical means for transmitting control impulse; with amplification of control impulse hydraulic

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Fuel-Injection Apparatus (AREA)
  • High-Pressure Fuel Injection Pump Control (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 負荷およびエンジンの温度に応じて燃料の送
り出しを調整すること。 【解決手段】 内孔の中を摺動可能なアドバンスピスト
ン12を備え、アドバンスピストン12は、使用中は使
用中は燃料ポンプのカム装置と協動してポンプによる燃
料の送り出しのタイミングを調整し、更に、内孔の中を
摺動可能なサーボピストン24と、軽負荷制御ばね28
の作用に抗してアドバンスピストン12に対して移動可
能な軽負荷ピストン26と、軽負荷ピストン26および
サーボピストン24の間に係合しているサーボ制御ばね
30と、軽負荷ピストン26への燃料の供給を制御する
ために作動し、軽負荷状態でタイミングを調整する軽負
荷制御弁と、エンジンの温度によって軽負荷ピストン2
6への燃料の供給を制御するために作動し、低温状態に
合わせて燃料の送り出しのタイミングを調整できる独立
した温度制御弁52とを備えたアドバンス装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧縮点火内燃エン
ジンに使用される高圧燃料ポンプが燃料を送り出す際
に、当該燃料の送り出しのタイミングを制御するための
アドバンス装置に関する。特に、本発明は、軽負荷およ
び低温アドバンス機能を含むサーボタイプのアドバンス
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】米国特許第4037573号および米国
特許第4037574号では、カムリングの角度位置を
サーボアドバンス装置によって調整し、ポンプによる燃
料の送り出しのタイミングを制御する回転式燃料ポンプ
について論じている。当該装置のサーボピストンは、負
荷感知ピストン上に位置するバネに抗して作用する。エ
ンジンの負荷により、前記負荷感知ピストンに配置され
る燃料圧が変化し、前記負荷感知ピストンの位置が変わ
る。前記負荷感知ピストンの動きにより、前記サーボピ
ストンが作動し、それにより、アドバンスピストンが作
動する。前記アドバンスピストンの動きにより、ポンプ
による燃料送り出しのタイミングを調整するカムリング
が動く。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これらの周知の装置
は、負荷により、タイミング調整を行なうが、エンジン
が冷えている状態では、それを補う調整は行われない。
本発明の目的は、エンジンの温度状態を考慮した、かか
る装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上述の目的は、本発明の
アドバンス装置、すなわち、内孔の中を摺動可能なアド
バンスピストンを備え、前記アドバンスピストンは、使
用中は燃料ポンプのカム装置と協動してポンプによる燃
料の送り出しのタイミングを調整し、更に、前記アドバ
ンスピストンに配設された内孔の中を摺動可能なサーボ
ピストンと、軽負荷制御ばねの作用に抗して、前記アド
バンスピストンに対して移動可能な軽負荷ピストンと、
前記軽負荷ピストンおよび前記サーボピストンの間に
係合しているサーボ制御ばねと、前記軽負荷ピストンへ
の燃料の供給を制御するために作動し、軽負荷状態でタ
イミングを調整する軽負荷制御弁と、エンジンの温度に
よって前記軽負荷ピストンへの燃料の供給を制御するた
めに作動し、低温状態に合わせて燃料の送り出しのタイ
ミングを調整できる独立した温度制御弁とを備えたアド
バンス装置によって達成される。
【0005】このような装置により、負荷とエンジンの
温度に応じて燃料の送り出しを調整できる。
【0006】前記アドバンス装置は、前記アドバンスピ
ストンが予め指定した位置を超えた場合には、温度制御
弁からの燃料が軽負荷ピストンに対して、それ以上供給
されないような構成になっているのが好ましい。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明について、添付の図面に基
づいて、例を挙げてより詳細に説明する。図1および図
2は、ポンプ機枠に対する角度が調整可能なカムリング
を含む回転式燃料ポンプの一部分を表したものである。
前記カムリングは、複数のカムローブを有しており、か
つディストリビュータの一部分を取り囲んでいる。前記
ディストリビュータは、そのそれぞれの内孔の中を往復
可能な揚水用のプランジャを含んでいる。前記プランジ
ャは、それぞれシューおよびローラ装置を有する。前記
ローラは、前記カムリングのカム表面と係合するように
構成されている。使用中は、移送ポンプによって、前記
燃料が前記ディストリビュータの内孔に供給され、前記
プランジャを半形方向外側に向って押し出す。前記移送
ポンプの出力圧力は、当該移送ポンプを使用しているエ
ンジンの運転速度に合わせて制御される。前記ディスト
リビュータの前記カムリングに対する回転により、前記
ローラは前記カムリングに対して移動し、前記ローラと
前記カムローブとの係合により、前記プランジャが内側
に押し込まれ、前記内孔の中の前記燃料が圧縮され、前
記燃料が高圧で燃料ポンプから送り出される。前記カム
リングの角度を変えることにより、前記燃料ポンプが前
記燃料を送り出すタイミングを調整できるのは明らかで
ある。
【0008】前記カムリングの角度位置を調整できるよ
うにするため、前記カムリングには、カムボックス機枠
16の中に配設された内孔14の中で摺動可能なアドバ
ンスピストン12に配設された開口部10の中に伸長す
るペッグが配設されている。内孔14の両端は、ボルト
20でカムボックス機枠16に固定した端板18で閉鎖
してあり、適当なOリングを使用して、端板18をカム
ボックス機枠16に対して密閉している。
【0009】アドバンスピストン12は、軸方向に延在
する内孔22を有しており、その内孔の中でサーボピス
トン24が摺動可能である。軽負荷ピストン26も内孔
14の中に受容されており、軽負荷ピストン26は、中
心内孔を有し、その中をサーボピストン24が伸長して
おり、サーボピストン24は、軽負荷ピストン26の動
作を誘導し、サーボピストン24は実質的に流体密であ
り、軽負荷ピストン26の開口部の中およびアドバンス
ピストン12の内孔22の中を密着して摺動する。軽負
荷制御ばね28は軽負荷ピストン26と端板18のうち
の一方との間に係合され、軽負荷ピストン26を内孔1
4の部分によって形成される段と係合するように偏向す
る。
【0010】サーボ制御ばね30は、軽負荷ピストン
と、サーボピストン24が保持する環状部材32との間
に係合してある。図2に示すように、シム34がスプリ
ング30および環状部材32との間に位置している。シ
ム34は、サーボピストンの軽負荷ピストン26方向へ
の最大許容動作を制御し、その動作は、シム34の軽負
荷ピストン26の端面との係合によって制限される。
【0011】内孔22の軽負荷ピストン26から離れた
側の端部は、アドバンスピストン12に形成された環状
溝の中に位置する円盤型の部材36によって閉鎖されて
おり、部材36は、例えば、適当な熱膨張技術を使って
位置させることができる。あるいは、内孔は、中子せ
ん、ボルトなどによって閉鎖することもできる。サーボ
ピストン24のアドバンスピストン12に対する動き
は、明らかに、その部材36とサーボピストン24の端
部との係合によって制限される。
【0012】第1制御小室38はアドバンスピストン1
2の軽負荷ピストン26から離れた側の端面、それに伴
う内孔14の部分、およびそれに伴う端板18によって
形成される。第1制御小室38は、アドバンスピストン
12の外周に形成されたチャネル40を介して、逆止め
弁46が位置する半形方向に伸長する通路42と連絡し
ている。半形方向に伸長する通路42は、内孔22と連
絡しており、サーボピストン24の位置により、半形方
向に伸長する通路42を、アドバンスピストン12の外
方面に設けられた凹部48の中に開口している、第2の
半形方向に伸長する通路44と連絡させることもでき
る。凹部48は、アドバンスピストン12がカムボック
ス機枠16に対して許容範囲内のどの位置にあるときで
も、凹部48がカムボックス機枠16と、カムボックス
機枠16に取り付けられた電磁作動温度制御弁52の間
に形成されている小室に連絡する通路50と連絡し、前
記小室が、内孔62に連絡する内孔64と絶えず連絡す
るように位置している。
【0013】アドバンスピストン12と軽負荷ピストン
26とは、共に、第2制御小室54を形成し、その中に
はばね30が設けられており、第2制御小室54は、ア
ドバンスピストン12の外表面に設けられた凹部58の
中に開口している半径方向に伸長する通路56に連絡し
ている。凹部58は、アドバンスピストン12が許容範
囲内のどの位置にあるときでも、内孔62と連絡する通
路60と連絡するような位置にある。
【0014】内孔62には、内孔64が移送圧の燃料が
入っている通路64aと絶えず連絡し、その通路が、調
整弁と連絡するドリル加工部60aと連絡するようにす
るための通路形成部材62aが含まれている。
【0015】凹部58から伸長しているアドバンスピス
トン12の外表面には、アドバンスピストン12の軸方
向の位置により、温度調整弁52と連絡する通路68と
連絡するように調整されている短い平面部66が設けら
れている。
【0016】通常の運転状態では、エンジンが熱く、エ
ンジン負荷が理にかなった高さである場合、温度制御弁
52が切り換えられて、移送圧の燃料が通路64から通
路50へ供給されるが、通路68には供給されないよう
になる。更に、前記調整弁は、低圧燃料を通路60に供
給する。このような状態では、第2制御小室54内の燃
料圧は、比較的低く、したがって、軽負荷ピストン26
がばね28によって偏向され、図示の如く内孔14の段
部に係合する。移送圧の燃料は、通路50、凹部48お
よび通路44を通ってアドバンスピストン12の内孔2
2、サーボピストン24の端部、および部材36によっ
て形成される小室70へ供給される。図示の位置では、
サーボピストン24は小室70と半形方向に伸長する通
路42との間が連絡されていない位置を取る。しかし、
エンジンの回転速度が上がることによって、移送圧が上
がった場合は、小室70の中の燃料圧が適度に上がり、
サーボピストン24がばね30に抗して、小室70と半
径方向に伸長する通路42との間が連絡される位置まで
動く。このような状況では、燃料は小室70から半形方
向に伸長する通路42を通って、逆止め弁46を超えて
第1制御小室38まで流れる。燃料の第1制御小室38
への流れにより、その中の圧力を上げ、アドバンスピス
トン12に力がかかってピストン12を図2の左方向に
向って移動させる。この方向に向ったアドバンスピスト
ン12の動きにより、開口部10とのペッグの協動によ
って、前記カムリングが移動し、ポンプによって送り出
される燃料のタイミングをアドバンスする。
【0017】使用中、ローラが移動してカムリング上に
設けられたカムローブと係合する瞬間に、かなりの力が
前記カムリングおよびペッグを通してアドバンスピスト
ン12に伝達され、アドバンスピストン12を図の右側
方向に向って移動させる傾向がある。このような動きに
より、制御第1制御小室38の中の燃料圧が上がること
は明らかであり、第1制御小室38の中の燃料圧が上昇
し、燃料が逆方向に流れることにならないよう、逆止め
弁46が設けられている。
【0018】アドバンスピストン12の動きにより、通
路42がサーボピストン24によって閉鎖されると、第
1制御小室38への燃料供給が終了し、アドバンスピス
トン12のその方向への動きが止まる。
【0019】ポンプによる燃料の送り出しのタイミング
を遅らせたい状況では、アドバンスピストン12は図の
右側方向に向って移動しなければならないことは明らか
である。このような状況では、移送圧が落ち、したがっ
て、サーボピストン24が右に向って移動する。サーボ
ピストン24がアドバンスピストン12に対して予め決
められた位置を超えて移動すると、覆いの付いていない
排出通路25を通って、燃料が制御第1制御小室38か
ら高圧燃料ポンプのカムボックスに排出される。したが
って、制御第1制御小室38の中の燃料圧は下がり、そ
の結果、アドバンスピストン12は右に動く。アドバン
スピストンの動きは、アドバンスピストンが、排出通路
25がサーボピストンによって閉鎖される位置まで移動
した時に終了する。
【0020】図3は、エンジンが高温の場合に、全負荷
アドバンス状態の燃料ポンプに対する負荷および速度ア
ドバンス特性を表したものであり、図3に示すように、
最大許容アドバンスは、比較的低い。実際、最大アドバ
ンスは、アドバンスピストン12の制御第1制御小室3
8から離れた側の端面と軽負荷ピストン26との係合に
よって制限される。
【0021】エンジンが比較的軽い負荷で作動している
場合には、エンジンは高温であり、このような状況で
は、調整弁により、通路60にかかる圧力は上がる。し
たがって、第2制御小室54にかかる燃料圧は、上昇す
る。高圧燃料をこの小室に供給すると、軽負荷ピストン
26がばね28に抗して移動する。このような軽負荷ピ
ストン26の動きは、ばね30に対する圧縮を弱め、前
述のように小室70へ燃料を供給することにより、サー
ボピストン24は図の左側方向へ移動するということが
わかる。前述のように、サーボピストン24の動きによ
り、燃料が第1制御小室38に向って流れ、その結果、
アドバンスピストン12は左に移動し、ポンプによる燃
料送り出しのタイミングをアドバンスする。
【0022】図3に示すように、軽負荷ピストン26の
動きの硬化は、エンジン速度とポンプによる燃料送り出
しのタイミングの調整率との間の関係に影響し、また、
軽負荷ピストン26が動くと、アドバンスの最大許容レ
ベルも上がる。
【0023】前述の両操作状況において、温度制御弁5
2を切り換えて低温のエンジンに対してタイミングを調
整することもできる。温度制御弁52を切り換えると、
移送圧の燃料が通路68に供給される。図2に示した位
置では、通路68からの燃料は、平坦部66を通って凹
部58へ流れ、そこから第2制御小室54に流れる。第
2制御小室54への燃料供給により、軽負荷ピストン2
6が動き、その結果、前述のように、アドバンスピスト
ン12の位置が調整される。まず、エンジンが高負荷で
作動していると仮定すると、燃料は、通路60を通って
第2制御小室54には供給されず、アドバンスピストン
12が予め決定した動作を行なった後、通路68は平坦
部66と適合せず、燃料がそれ以上第2制御小室54に
流れなくなる。このような連絡の遮断により軽負荷ピス
トン26の図の左方向への動きが制限される。しかし、
エンジンが軽負荷状態で作動している場合は、燃料は通
路60を通って第2制御小室54に流れることができる
ため、軽負荷ピストン26の左方向への動きが継続され
る。図3は、これらの両作動状況における負荷および速
度アドバンス特性を表している。
【0024】そのようなアドバンス装置を設けることに
より、高負荷状態で広い圧力範囲にわたって運転可能で
あり、結果、ばね30の剛性が高くすることができ、よ
り安定した、より一貫した運転が可能になる。軽負荷ア
ドバンス状態でも、全負荷状態のアドバンス装置の運転
を妨げることなく広い圧力範囲にわたって運転すること
ができる。全負荷および軽負荷のもとでの運転の制御に
別体のばねを使用しているので、これらのばねの特性
を、アドバンス装置を使用するポンプに対して最適化す
ることができる。また、全負荷では、サーボピストン2
4の移動が軽負荷ピストン26との係合によって制限さ
れるため、アドバンスピストン12の最大アドバンス位
置がはっきりと決まり、こうした状態のもとでのエンジ
ンの操作がより安定するのである。
【0025】平坦部66の長さを変更することにより、
全負荷で低温状態の最大アドバンスを、装置の他の運転
特性とは関係なく制御することができることは明らかで
ある。図3に示すように、低負荷状態では、低負荷ピス
トン26の位置は、通路60を通ってこのような状態の
第2制御小室54へ供給される燃料の圧力によって決定
されるので、平坦部66の長さはあまり重要ではない。
【0026】都合の良いことに、温度制御弁52はエン
ジンが低温の時にのみ電流を供給される従来のストップ
ソレノイドの形状をとっている。温度制御弁52が故障
すると、高温状態において不良となることは明らかであ
る。これは、温度制御弁52への供給が故障しても、熱
放射を代償にエンジンの性能を改善することはなく、し
たがって、タンパリング(tampering)の危険
を低減できる。
【0027】上述の説明は、揚水プランジャが羽根機方
向に移動して高圧燃料をエンジンに供給するタイプの燃
料ポンプについてのものであるが、アドバンス装置は、
他のタイプの高圧燃料ポンプにも適用することができる
ものである。
【0028】
【発明の効果】上述のように、本発明のアドバンス装置
は、内孔の中を摺動可能なアドバンスピストンを備え、
前記アドバンスピストンは、使用中は燃料ポンプのカム
装置と協動してポンプによる燃料の送り出しのタイミン
グを調整し、更に、前記アドバンスピストンに配設され
た内孔の中を摺動可能なサーボピストンと、軽負荷制御
ばねの作用に抗して、前記アドバンスピストンに対して
移動可能な軽負荷ピストンと、前記軽負荷ピストンおよ
び前記サーボピストンの間に係合してあるサーボ制御ば
ねと、前記軽負荷ピストンへの燃料の供給を制御するた
めに作動し、軽負荷状態でタイミングを調整する軽負荷
制御弁と、エンジンの温度によって前記軽負荷ピストン
への燃料の供給を制御するために作動し、低温状態に合
わせて燃料の送り出しのタイミングを調整できる独立し
た温度制御弁とを備えた構成となっている。本発明のア
ドバンス装置は上述の構成により、負荷によるタイミン
グ調整を行うことができ、かつエンジンの温度状態を考
慮しつつ、かかる装置の補償を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態にしたがってアドバンス装置
を組み込んだ燃料ポンプの部分を表した一部断面図であ
る。
【図2】アドバンス装置を表したもう1つの図である。
【図3】様々な操作モードにおける装置のアドバンス特
性を表したグラフである。
【図4】アドバンス装置の油圧回路図である。
【符号の説明】
12 アドバンスピストン 16 カムボックス機枠 18 端板 20 ボルト 22 内孔 24 サーボピストン 26 軽負荷ピストン 28 軽負荷制御ばね 30 サーボ制御ばね 32 環状部材 34 シム 36 部材 38 第1制御小室 40 チャンネル 42 通路 48 凹部 50 通路 52 温度制御弁 54 第2制御小室 56 通路 58 凹部 60a ドリル加工部 62 内孔 62a 通路形成部分 64 内孔 64a 通路 66 入口 68 通路 70 小室

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内孔の中を摺動可能なアドバンスピスト
    ン(12)を備え、 アドバンスピストン(12)は、使用中は燃料ポンプの
    カム装置と協動してポンプによる燃料の送り出しのタイ
    ミングを調整し、 更に、アドバンスピストン(12)に配設された内孔の
    中を摺動可能なサーボピストン(24)と、 軽負荷制御ばね(28)の作用に抗してアドバンスピス
    トン(12)に対して移動可能な軽負荷ピストン(2
    6)と、 軽負荷ピストン(26)およびサーボピストン(24)
    の間に係合しているサーボ制御ばね(30)と、 軽負荷ピストン(26)への燃料の供給を制御するため
    に作動し、軽負荷状態でタイミングを調整する軽負荷制
    御弁と、 エンジンの温度によって軽負荷ピストン(26)への燃
    料の供給を制御するために作動し、低温状態に合わせて
    燃料の送り出しのタイミングを調整できる独立した温度
    制御弁(52)を備えたアドバンス装置。
  2. 【請求項2】 アドバンスピストン(12)が予め指定
    した位置を超えた場合に、温度制御弁(52)からの燃
    料が軽負荷ピストン(26)にそれ以上供給されないこ
    とを特徴とする、請求項1に記載のアドバンス装置。
  3. 【請求項3】 アドバンスピストン(12)に温度制御
    弁(52)に連結された通路(68)に適合可能な入口
    (66)が配設されており、燃料を温度制御弁(52)
    から軽負荷ピストン(26)に流すかどうかを判断する
    ことを特徴とする、請求項2に記載のアドバンス装置。
  4. 【請求項4】 温度制御弁(52)がソレノイド制御弁
    を備えていることを特徴とする、請求項1に記載のアド
    バンス装置。
JP10343168A 1997-12-02 1998-12-02 アドバンス装置 Withdrawn JPH11229992A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GBGB9725415.5A GB9725415D0 (en) 1997-12-02 1997-12-02 Advance arrangement
GB9725415-5 1997-12-02

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11229992A true JPH11229992A (ja) 1999-08-24

Family

ID=10822944

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10343168A Withdrawn JPH11229992A (ja) 1997-12-02 1998-12-02 アドバンス装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US6041759A (ja)
EP (1) EP0921300B1 (ja)
JP (1) JPH11229992A (ja)
DE (1) DE69815477T2 (ja)
GB (1) GB9725415D0 (ja)

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6546916B2 (en) * 1999-03-10 2003-04-15 Delphi Technologies, Inc. Fuel injection pump timing mechanism
GB9905339D0 (en) 1999-03-10 1999-04-28 Lucas Ind Plc Fuel injector pump advance arrangement
JP4315356B2 (ja) * 1999-08-24 2009-08-19 ヤマハ発動機株式会社 筒内燃料噴射式エンジンの制御装置
GB0015191D0 (en) 2000-06-22 2000-08-09 Delphi Tech Inc Advance arrangement
US6619186B2 (en) * 2000-11-09 2003-09-16 Stanadyne Corporation Servo controlled timing advance for unit pump or unit injector
DE60205864T2 (de) * 2001-02-01 2006-06-08 Delphi Technologies, Inc., Troy Spritzverstelleinrichtung
GB0122969D0 (en) 2001-09-24 2001-11-14 Delphi Tech Inc Advance arrangement
GB0122968D0 (en) 2001-09-24 2001-11-14 Delphi Tech Inc Advance arrangement
GB0123773D0 (en) * 2001-10-03 2001-11-21 Delphi Tech Inc Metering valve arrangement
ATE402333T1 (de) * 2005-08-01 2008-08-15 Delphi Tech Inc Einspritzverstelleinrichtung
US7350508B1 (en) * 2006-10-12 2008-04-01 Delphi Technologies, Inc. Advance arrangements
GB2468872B (en) * 2009-03-25 2013-07-17 Bamford Excavators Ltd A method of operating a compression ignition engine by altering the fuel injection timing based on sensed engine parameters

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4037574A (en) 1976-05-21 1977-07-26 Stanadyne, Inc. Timing control for fuel injection pump
US4037573A (en) 1976-05-21 1977-07-26 Stanadyne, Inc. Timing control for fuel injection pump
DE3611044A1 (de) * 1986-04-02 1987-10-08 Bosch Gmbh Robert Verstelleinrichtung fuer den spritzbeginn bei einer kraftstoffeinspritzpumpe
US5263457A (en) * 1989-12-06 1993-11-23 Robert Bosch Gmbh Fuel injection pump for internal combustion engines
DE4117813A1 (de) * 1991-05-31 1992-12-03 Bosch Gmbh Robert Kraftstoffeinspritzpumpe fuer brennkraftmaschinen
GB9226669D0 (en) * 1992-12-22 1993-02-17 Lucas Ind Plc Fuel pump
DE19549046A1 (de) * 1995-12-28 1997-07-03 Bosch Gmbh Robert Kraftstoffeinspritzpumpe für Brennkraftmaschinen

Also Published As

Publication number Publication date
US6041759A (en) 2000-03-28
DE69815477D1 (de) 2003-07-17
GB9725415D0 (en) 1998-01-28
EP0921300A2 (en) 1999-06-09
EP0921300A3 (en) 2000-08-23
EP0921300B1 (en) 2003-06-11
DE69815477T2 (de) 2004-04-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5056477A (en) Apparatus for adjusting a rotational angular relationship between a camshaft and its drive element
JP3802097B2 (ja) タンクから内燃機関に燃料を供給するポンプ装置
JPH11229992A (ja) アドバンス装置
JPH0245012B2 (ja)
US5564394A (en) Control valve
EP1035311B1 (en) Fuel injector pump advance arrangement
EP0524132B1 (en) Fuel system for rotary distributor fuel injection pump
US5165369A (en) Hydraulic valve control apparatus for a multicylinder internal combustion engine
US4842496A (en) Fuel injection pump for internal combustion engines including onset of supply control means
JPS6354885B2 (ja)
JPS5848770A (ja) 燃料ポンプ装置
EP0715071B1 (en) Fuel pumping apparatus
US5513965A (en) Distributor-type fuel injection pump
US6413054B1 (en) Fuel injection pump
US4667641A (en) Injection pump with radially mounted spill control valve
JPH01318758A (ja) 燃料噴射ポンプ装置
US6546916B2 (en) Fuel injection pump timing mechanism
US6041760A (en) Fuel injection pump with an injection adjuster piston used to adjust the onset of injection
US4793311A (en) Fuel injection pump with multi-state load/speed control system
US4652220A (en) Liquid fuel pumping apparatus
JP2000145618A (ja) アキシャルプランジャポンプ
US6183209B1 (en) Auxiliary pump means of an advance arrangement of a high pressure piston pump
US6718951B2 (en) Advance arrangement
EP1167723B1 (en) Injection timing advance arrangement
GB2342701A (en) Control of a variable displacement axial piston pump

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20060207