JPH11228893A - 水系インクジェット記録用インク組成物及びインクジェット記録方法 - Google Patents
水系インクジェット記録用インク組成物及びインクジェット記録方法Info
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- JPH11228893A JPH11228893A JP3075498A JP3075498A JPH11228893A JP H11228893 A JPH11228893 A JP H11228893A JP 3075498 A JP3075498 A JP 3075498A JP 3075498 A JP3075498 A JP 3075498A JP H11228893 A JPH11228893 A JP H11228893A
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Abstract
紙上での乾燥が早く、指触感が良好で、にじみも起きな
い水系インクジェット記録用インク組成物及びインクジ
ェット記録方法を提供する。 【解決手段】 インク組成物は、一般式(I): CH2(OH)−CH(OH)−CH2−O−R (式中、Rは炭素数1〜4のアルキル基である)で表さ
れる化合物と着色剤とを含む。記録方法は、前記インク
組成物を用いる。
Description
ト記録用インク組成物、及びそのインク組成物を用いる
インクジェット記録方法に関する。
物の小滴をプリンタヘッドから飛翔させ、紙などの記録
媒体上に付着させて印字を行う記録方法である。この方
法は、比較的低廉な装置で、高解像度が得られ、高品位
な画像を高速で印刷することができるという優れた特徴
を有している。通常、このインクジェット記録方法に用
いるインク組成物は、水を主成分とし、着色剤を含む他
に、プリンタヘッドの目詰まりを防止する目的で添加す
る湿潤剤や、その湿潤剤を紙中へ浸透させる目的で添加
する浸透剤を含んでいる。
安価なことからグリセンリンが広く使用されており、前
記の浸透剤としては、トリエチレングリコールモノブチ
ルエーテルが広く使用されている。このグリセンリンと
トリエチレングリコールモノブチルエーテルとの組合せ
により、インク特性や印字品質の点で種々の優れた効果
がもたらされる。
タヘッドの目詰まり防止性を更に向上させる目的でグリ
センリンを過剰量で含有させると、プリンタヘッドの目
詰まり防止の点では好ましい効果が得られるものの、紙
上でのインク組成物の乾燥速度が遅くなり、しかもグリ
セリンのべとべと感が紙上に残るので、指触感が悪化す
る。その場合、トリエチレングリコールモノブチルエー
テルを一層多量に添加すれば、グリセンリンを紙中へ浸
透させることができ、早く乾燥させ、指触感も向上させ
ることができるが、にじみが発生してしまう。
の目詰まり防止性を一層向上させながら、しかも、紙上
での乾燥が早く、指触感が良好で、更ににじみも起きな
いインク組成物を提供することにある。
よる、一般式(I): CH2(OH)−CH(OH)−CH2−O−R (式中、Rは炭素数1〜4のアルキル基である)で表さ
れる化合物と着色剤とを含むことを特徴とする、水系イ
ンクジェット記録用インク組成物によって達成すること
ができる。
ト記録用インク組成物を用いることを特徴とする、イン
クジェット記録方法にも関する。
記の一般式(I)で表されるグリセリンモノアルキルエ
ーテルを含有する。前記の一般式(I)において、基R
は、好ましくは直鎖状の非置換アルキル基である。炭素
数1〜4の直鎖状の非置換アルキル基は、例えば、メチ
ル基、エチル基、n−プロピル基、又はn−ブチル基で
ある。
モノアルキルエーテルの含有量は、インク組成物全体に
対して、好ましくは1〜30重量%、より好ましくは5
〜20重量%である。
ット記録用インク組成物において従来から使用されてい
る任意の着色剤、すなわち、任意の染料又は任意の顔料
を含むことができる。染料としては、例えば、酸性染
料、食用染料、塩基性染料、反応性染料、分散染料、直
接染料、建染染料、可溶性建染染料、及び反応分散染料
を挙げることができる。
1、39、62、63、72、75、76、79、8
0、81、83、84、89、92、95、111、1
73、184、207、211、212、214、21
8、221、223、224、225、226、22
7、232、233、240、241、242、24
3、247; C.I.ダイレクトバイオレット7、9、47、48、
51、66、90、93、94、95、98、100、
101; C.I.ダイレクトイエロー8、9、11、12、2
7、28、29、33、35、39、41、44、5
0、53、58、59、68、86、87、93、9
5、96、98、100、106、108、109、1
10、130、132、142、144、161、16
3; C.I.ダイレクトブルー1、10、15、22、2
5、55、67、68、71、76、77、78、8
0、84、86、87、90、98、106、108、
109、151、156、158、159、160、1
68、189、192、193、194、199、20
0、201、202、203、207、211、21
3、214、218、225、229、236、23
7、244、248、249、251、252、26
4、270、280、288、289、291; C.I.ダイレクトブラック9、17、19、22、3
2、51、56、62、69、77、80、91、9
4、97、108、112、113、114、117、
118、121、122、125、132、146、1
54、166、168、173、199を挙げることが
できる。
2、80、82、111、114、118、119、1
27、128、131、143、151、154、15
8、249、254、257、261、263、26
6、289、299、301、305、336、33
7、361、396、397; C.I.アシッドバイオレット5、34、43、47、
48、90、103、126; C.I.アシッドイエロー17、19、23、25、3
9、40、42、44、49、50、61、64、7
6、79、110、127、135、143、151、
159、169、174、190、195、196、1
97、199、218、219、222、227; C.I.アシッドブルー9、25、40、41、62、
72、76、78、80、82、92、106、11
2、113、120、127、129、138、14
3、175、181、205、207、220、22
1、230、232、247、258、260、26
4、271、277、278、279、280、28
8、290、326; C.I.アシッドブラック7、24、29、48、5
2:1、172を挙げることができる。
1、22、23、24、29、35、37、40、4
1、43、45、49、55、 C.I.リアクティブバイオレット1、3、4、5、
6、7、8、9、16、17、22、23、24、2
6、27、33、34; C.I.リアクティブイエロー2、3、13、14、1
5、17、18、23、24、25、26、27、2
9、35、37、41、42; C.I.リアクティブブルー2、3、5、8、10、1
3、14、15、17、18、19、21、25、2
6、27、28、29、38; C.I.リアクティブブラック4、5、8、14、2
1、23、26、31、32、34を挙げることができ
る。
8、22、23、24、25、27、29、35、3
6、38、39、45、46; C.I.ベーシックバイオレット1、2、3、7、1
0、15、16、20、21、25、27、28、3
5、37、39、40、48; C.I.ベーシックイエロー1、2、4、11、13、
14、15、19、21、23、24、25、28、2
9、32、36、39、40; C.I.ベーシックブルー1、3、5、7、9、22、
26、41、45、46、47、54、57、60、6
2、65、66、69、71; C.I.ベーシックブラック8を挙げることができる。
えば、インクジェット記録用インク組成物において従来
から使用されている有機顔料又は無機顔料を用いること
ができる。無機顔料としては、酸化チタン及び酸化鉄
や、コンタクト法、ファーネスト法、又はサーマル法な
どの公知の方法によって製造されたカーボンブラックを
利用することができる。また、有機顔料としては、アゾ
顔料(例えば、アゾレーキ、不溶性アゾ顔料、縮合アゾ
顔料、又はキレートアゾ顔料)、多環式顔料(例えば、
フタロシアニン顔料、ペリレン顔料、ベリノン顔料、ア
ントラキノン顔料、キナクリドン顔料、ジオキサジン顔
料、チオインジゴ顔料、イソインドリノン顔料、又はキ
ノフタロン顔料)、染料キレート(例えば、塩基性染料
型キレート、又は酸性染料型キレート)、ニトロ顔料、
ニトロソ顔料、又はアニリンブラックなどを利用するこ
とができる。これらの顔料の内、水と親和性のよい顔料
を用いるのが好ましい。
て、例えば、ファーネスブラック、ランプブラック、ア
セチレンブラック、若しくはチャンネルブラック等のカ
ーボンブラック(C.I.ピグメントブラック7)類、
又は銅酸化物、鉄酸化物(C.I.ピグメントブラック
11)、若しくは酸化チタン等の金属類、アニリンブラ
ック(C.I.ピグメントブラック1)等の有機顔料を
挙げることができる。
G)、3、12(ジスアゾイエローAAA)、13、1
4、17、23、24、34、35、37、42(黄色
酸化鉄)、53、55、81、83(ジスアゾイエロー
HR)、95、97、98、100、101、104、
108、109、110、117、120、138、1
53; C.I.ピグメントレッド1、2、3、5、17、22
(ブリリアントファーストスカーレット)、23、3
1、38、48:2(パーマネントレッド2B(B
a))、48:2(パーマネントレッド2B (C
a))、48:3(パーマネントレッド2B(S
r))、48:4(パーマネントレッド2B(M
n))、49:1、52:2、53:1、57:1(ブ
リリアントカーミン6B)、60:1、63:1、6
3:2、64:1、81(ローダミン6Gレーキ)、8
3、88、92、101(べんがら)、104、10
5、106、108(カドミウムレッド)、112、1
14、122(キナクリドンマゼンタ)、123、14
6、149、166、168、170、172、17
7、178、179、185、190、193、20
9、219;又は C.I.ピグメントブルー1、2、15(フタロシアニ
ンブルーR)、15:1、15:2、15:3(フタロ
シアニンブルーG)、15:4、15:6(フタロシア
ニンブルーE)、16、17:1、56、60、63;
等を使用することができる。
はないが、粒経(平均粒子径)は、好ましくは25μm
以下、より好ましくは1μm以下である。粒径が25μ
m以下の顔料を用いることにより、目詰まりの発生を抑
制することができ、一層充分な吐出安定性を実現するこ
とができる。
種以上を適宜組合せて用いることができる。
に対して、好ましくは0.5〜25重量%、より好まし
くは2〜15重量%である。
り、従来公知の樹脂エマルジョンを併用することができ
る。この樹脂エマルジョンは、連続相である水と分散相
である樹脂成分(特に、熱可塑性樹脂成分)とからな
る。
成分は、親水性部分と、疎水性部分とを合わせもつ重合
体であるのが好ましい。また、これらの樹脂成分の粒子
径はエマルジョンを形成する限り特に限定されないが、
好ましくは150nm程度以下、より好ましくは5〜1
00nm程度である。
(特に、熱可塑性樹脂成分)としては、インクジェット
記録用インク組成物において従来から使用されている樹
脂エマルジョンと同様の樹脂成分を使用することがで
き、具体的には、アクリル系重合体、例えば、ポリアク
リル酸エステル若しくはその共重合体、ポリメタクリル
酸エステル若しくはその共重合体、ポリアクリロニトリ
ル若しくはその共重合体、ポリシアノアクリレート、ポ
リアクリルアミド、ポリアクリル酸、又はポリメタクリ
ル酸;ポリオレフィン系重合体、例えば、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリブテン、ポリイソブチレン、
ポリスチレン若しくはそれらの共重合体、石油樹脂、ク
マロン・インデン樹脂、又はテルペン樹脂;酢酸ビニル
・ビニルアルコール系重合体、例えば、ポリ酢酸ビニル
若しくはその共重合体、ポリビニルアルコール、ポリビ
ニルアセタール、又はポリビニルエーテル;含ハロゲン
系重合体、例えば、ポリ塩化ビニル若しくはその共重合
体、ポリ塩化ビニリデン、フッ素樹脂、又はフッ素ゴ
ム;含窒素ビニル系重合体、例えば、ポリビニルカルバ
ゾール、ポリビニルピロリドン若しくはその共重合体、
ポリビニルピリジン、又はポリビニルイミダゾール;ジ
エン系重合体、例えば、ポリブタジエン若しくはその共
重合体、ポリクロロプレン、又はポリイソプレン(ブチ
ルゴム);あるいはその他の開環重合型樹脂、縮合重合
型樹脂、又は天然高分子樹脂等を用いることができる。
場合により界面活性剤と共に水に混合することによって
調製することができる。例えば、アクリル系樹脂又はス
チレン−アクリル系樹脂のエマルジョンは、(メタ)ア
クリル酸エステル又はスチレンと、(メタ)アクリル酸
エステルと、場合により(メタ)アクリル酸と、界面活
性剤とを水に混合することによって得ることができる。
樹脂成分と界面活性剤との混合の割合は、通常10:1
〜5:1程度とするのが好ましい。界面活性剤の使用量
が前記範囲に満たない場合には、エマルジョンが形成さ
れにくく、また前記範囲を越える場合には、インクの耐
水性が低下したり、浸透性が悪化する傾向があるので好
ましくない。界面活性剤は特に限定されないが、好まし
い例としては、アニオン系界面活性剤(例えば、ドデシ
ルベンザンスルホン酸ナトリウム、ラウルリル酸ナトリ
ウム、ポリオキシエチレンアルキルエーテルサルフェー
トのアンモニウム塩など)、ノニオン系界面活性剤(例
えば、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキ
シエチレンアルキルエステル、ポリオキシエチレンソル
ビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルフ
ェニルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルアミン、
ポリオキシエチレンアルキルアミドなど)を挙げること
ができ、これらを単独又は二種以上混合して用いること
ができる。
合は、樹脂100重量部に対して水を好ましくは60〜
400重量部、より好ましくは100〜200重量部の
範囲が適当である。
の樹脂エマルジョンを用いることも可能であり、例えば
特公昭62−1426号、特開平3−56573号、特
開平3−79678号、特開平3−160068号、又
は特開平4−18462号各公報などに記載の樹脂エマ
ルジョンをそのまま用いることができる。
ことも可能であり、例えばマイクロジェルE−100
2、E−5002(スチレン−アクリル系樹脂エマルジ
ョン;日本ペイント株式会社製)、ボンコート4001
(アクリル系樹脂エマルジョン;大日本インキ化学工業
株式会社製)、ボンコート5454(スチレン−アクリ
ル系樹脂エマルジョン;大日本インキ化学工業株式会社
製)、SAE1014(スチレン−アクリル系樹脂エマ
ルジョン;日本ゼオン株式会社製)、サイビノールSK
−200(アクリル系樹脂エマルジョン;サイデン化学
株式会社製)などを挙げることができる。
エマルジョンは、最低造膜温度(MFT)が50℃以上
であるものが好ましい。
ク組成物全体に対して、好ましくは20重量%以下、よ
り好ましくは1〜10重量%である。含有量を1重量%
以上にすることによって、一層良好な印字品質、特に印
字濃度を確保することができる。
り、従来公知の湿潤剤を併用することができる。湿潤剤
としては、例えば、水溶性多価アルコール類、特には、
炭素数2〜10の2価〜5価アルコール類;含窒素炭化
水素溶媒、例えば、ホルムアミド類、イミダゾリジノン
類、ピロリドン類、あるいはアミン類;含硫黄炭化水素
溶媒を挙げることができ、それらの湿潤剤を1種又はそ
れ以上組み合わせて用いることができる。水溶性多価ア
ルコールとしては、例えば、炭素数3〜10の2価〜3
価アルコール、例えば、グリセリン、エチレングリコー
ル、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、
ジプロピレングリコール、ヘキシレングリコール、1,
2,6−ヘキサントリオールの1種又はそれ以上を組合
せて用いることができる。
他必要に応じて、リン酸二水素カリウム、リン酸水素二
ナトリウム等のpH調整剤、防カビ、防腐、防錆等の目
的で安息香酸、ジクロロフェン、ヘキサクロロフェン、
ソルビン酸、p−ヒドロキシ安息香酸エステル、エチレ
ンジアミン四酢酸(EDTA)、デヒドロ酢酸ナトリウ
ム、1,2−ベゾチアゾリン−3−オン〔製品名:プロ
キセルXLII(ICI製)〕、3,4−イソチアゾリン
−3−オン等を含むことができる。更にノズル乾燥防止
の目的で、尿素、チオ尿素、エチレン尿素等を添加する
ことができる。
制御することができるが、本発明の好ましい態様によれ
ば、インク組成物の粘度は、好ましくは25mPa・秒
以下、より好ましくは10mPa・秒以下(25℃)で
ある。粘度がこの範囲内にあると、インク組成物をイン
ク吐出ヘッドから安定に吐出させることができる。ま
た、インクの表面張力は適宜制御することができるが、
30〜50mN/m(25℃)であることが好ましい。
物は、前記の各配合成分を任意の順序で適宜混合し、溶
解(又は分散)させた後、不純物などを濾過して除去す
ることにより、調製することができる。また、着色剤を
適宜選択し、更に必要により、選択された前記着色剤と
の組み合わせで他の配合成分を適宜選択し、カラーイン
クジェット記録用の本発明によるイエローインク組成
物、マゼンタインク組成物、シアンインク組成物、ブラ
ックインク組成物、ブルーインク組成物、グリーンイン
ク組成物、又はレッドインク組成物を調製することがで
きる。
のインクカートリッジに収納して、慣用のインクジェッ
ト記録装置に挿入し、インクジェット記録方法を実施す
ることができる。また、イエローインク組成物、マゼン
タインク組成物、シアンインク組成物、ブラックインク
組成物、ブルーインク組成物、グリーンインク組成物、
又はレッドインク組成物の少なくとも1種(好ましくは
前記各色のインク組成物全て)を本発明によるインク組
成物として、マゼンタインク組成物を収納する前記のイ
ンクカートリッジと、イエローインク組成物を収納する
インクカートリッジと、シアンインク組成物を収納する
インクカートリッジと、場合によりブラックインク組成
物を収納するインクカートリッジとを組み合わせて挿入
するか、あるいはマゼンタインク組成物と、イエローイ
ンク組成物と、シアンインク組成物と、場合によりブラ
ックインク組成物とを、それぞれ別々に、仕切られた画
分中に収納するインクカートリッジを挿入したカラーイ
ンクジェット記録装置を用いて、カラーインクジェット
記録方法を実施することができる。
クジェット記録方法に、有利に用いることができる。
る前記一般式(I)で表されるグリセリンモノアルキル
エーテルは、グリセリンとしての物性(すなわち、湿潤
剤としての物性)と、多価アルコールモノアルキルエー
テルとしての物性(すなわち、浸透剤としての物性)と
を具備しているので、プリンタヘッドの目詰まり防止性
(すなわち、吐出安定性)を一層向上させながら、しか
も、紙上での乾燥が早く、指触感が良好で、更ににじみ
も起きないという優れた特性をインク組成物に付与する
ことができる。
するが、これらは本発明の範囲を限定するものではな
い。
明インク組成物(1)を調製した。
物(2)を調製した。
物(3)を調製した。
物(4)を調製した。
ク組成物をインクジェットプリンタ(MJ−930C;
セイコーエプソン株式会社製)に充填し、10分間連続
して印字した後、印字を停止した。ヘッドにキャップを
せずにプリンタを、40C°の雰囲気温度及び25%の
相対湿度の環境下に2週間放置した。放置期間終了後、
ノズルのクリーニング操作を行い、その後で印字を行っ
た。カスレや抜けなどの不良印字がなく、初期と同等の
印字が可能となるまでのクリーニング操作の回数によ
り、そのインクの目詰まり特性を3段階で評価した。そ
の結果を表1に示す。表1にて、○、△及び×は以下の
意味である。 ○(良好):0〜5回のクリーニング操作で初期と同等の印字が得られる。 △(適):6〜10回のクリーニング操作で初期と同等の印字が得られる。 ×(不適):11回以上のクリーニング操作でも初期と同等の印字は不可能。
ク組成物をインクジェットプリンタ(MJ−930C)
に充填し、Xerox P紙(登録商標)〔ゼロックス
株式会社製〕に印字し、印字物を10時間自然乾燥させ
た。その印字物を25C°及び50%の相対湿度の環境
下で指で擦り、印字の汚れの発生の有無を目視で観察
し、3段階で評価した。その結果を表1に示す。表1に
て、○、△及び×は以下の意味である。 ○(良好):印字の汚れが観察されない。 △(適):印字の汚れが若干発生するが、文字の判別は可能。 ×(不適):印字の汚れで文字の判別ができない。
ク組成物をインクジェットプリンタ(MJ−930C)
に充填し、Xerox P紙(登録商標)〔ゼロックス
株式会社製〕、Ricopy 6000紙(登録商標)
〔リコー株式会社〕、Xerox 4024紙(登録商
標)〔ゼロックス株式会社製〕、Neenah Bon
d紙(登録商標)〔キンバリークラーク社製〕の各紙に
印字し、印字のにじみの発生の有無を調べ、3段階で評
価した。その結果を表1に示す。表1にて、○、△及び
×は以下の意味である。 ○(良好):にじみがなく鮮明な印字。 △(適):ひげ状ににじみが発生。 ×(不適):文字の輪郭がはっきりしないほどのにじみ
が発生。
ノアルキルエーテルを含有しているので、プリンタヘッ
ドの目詰まり防止性(すなわち、吐出安定性)を一層向
上させながら、しかも、紙上での乾燥が早く、指触感が
良好で、更ににじみも起きないという優れた特性を有す
る。
Claims (5)
- 【請求項1】 一般式(I): CH2(OH)−CH(OH)−CH2−O−R (式中、Rは炭素数1〜4のアルキル基である)で表さ
れる化合物と着色剤とを含むことを特徴とする、水系イ
ンクジェット記録用インク組成物。 - 【請求項2】 着色剤が顔料である、請求項1に記載の
インク組成物。 - 【請求項3】 アルキル基が直鎖状非置換アルキル基で
ある、請求項1又は請求項2に記載のインク組成物。 - 【請求項4】 樹脂エマルジョンを更に含む、請求項1
〜3のいずれか一項に記載のインク組成物。 - 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか一項に記載の水
系インクジェット記録用インク組成物を用いることを特
徴とする、インクジェット記録方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3075498A JPH11228893A (ja) | 1998-02-13 | 1998-02-13 | 水系インクジェット記録用インク組成物及びインクジェット記録方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3075498A JPH11228893A (ja) | 1998-02-13 | 1998-02-13 | 水系インクジェット記録用インク組成物及びインクジェット記録方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11228893A true JPH11228893A (ja) | 1999-08-24 |
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ID=12312482
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3075498A Withdrawn JPH11228893A (ja) | 1998-02-13 | 1998-02-13 | 水系インクジェット記録用インク組成物及びインクジェット記録方法 |
Country Status (1)
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---|---|
JP (1) | JPH11228893A (ja) |
-
1998
- 1998-02-13 JP JP3075498A patent/JPH11228893A/ja not_active Withdrawn
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