JPH11228459A - モノアルキルナフタレンの製造法 - Google Patents

モノアルキルナフタレンの製造法

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JPH11228459A
JPH11228459A JP10050174A JP5017498A JPH11228459A JP H11228459 A JPH11228459 A JP H11228459A JP 10050174 A JP10050174 A JP 10050174A JP 5017498 A JP5017498 A JP 5017498A JP H11228459 A JPH11228459 A JP H11228459A
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JP
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naphthalene
distillation
olefin
monoalkylnaphthalene
catalyst
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JP10050174A
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Koji Tsuchikawa
浩司 土川
Yoshiaki Iwamoto
義明 岩本
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Nisshin Oil Mills Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 モノナフタレンの製造において、減圧蒸留時
に昇華したナフタレンの配管等への付着を防止すると共
に低コストで製造を行う。 【解決手段】 ナフタレンとアルキル化剤を特定のモル
比で仕込み、ゼオライト等の固体酸触媒を用いたアルキ
ル化工程と反応液にアルキルナフタレン、ナフタレン、
α−オレフィンと反応しない蒸留助剤を添加して蒸留す
る工程を組み合わせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はモノアルキルナフタ
レンの製造方法に係わり、詳しくは潤滑油等として有用
なモノアルキルナフタレンを、ナフタレンとアルキル化
剤を特定のモル比で仕込み、特定の固体酸触媒を用いて
反応させるアルキル化工程と、反応液に特定の物質を添
加して蒸留する工程を組み合わせることにより、低コス
ト且つ蒸留時に昇華したナフタレンによる配管の閉塞等
の製造トラブルなく工業的に製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】アルキル化ナフタレン類は米国特許4714
794 号、特公平4−14716 号、特公平5−24957 号に高
い酸価安定性、高い引火点、低い蒸気圧、低い流動点等
の特性により、潤滑油、熱媒油等などとして有用である
ことが記載されている。またナフタレンのアルキル化に
ついても多くの研究がなされており、通常はフリーデル
クラフツ反応が利用されている。例えば、特公平1−24
6230号にはアルミナに対するシリカのモル比が10〜3
50であるY型ゼオライトを含む触媒及び飽和脂環式炭
化水素化合物存在下にナフタレン及び又はモノイソプロ
ピルナフタレンとプロピレンを反応させる方法が示され
ており、特公平6−37408 号にはナフタレンと少なくと
も炭素原子を6以上もつアルキル化脂肪基を有するアル
キル化剤をカチオンを含む多孔性結晶性ゼオライトをも
ちいてアルキルナフタレンを生成させる方法が示されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の工程でのナフタレンのアルキル化は100%ではない
ため、アルキル化反応液からモノアルキルナフタレンの
みを分別するための蒸留工程では、未反応のナフタレン
が昇華して蒸留タンク壁面への付着や配管の閉塞等の問
題が生じる。アルキル化反応中のナフタレンの昇華を防
ぐ方法は、特公平6−37408 号に、不活性ガス加圧によ
り反応槽内の圧力を50psigに維持する方法が示さ
れているが、蒸留時の問題に対しての解決法はこれまで
示されていなかった。したがって、本発明の目的は、高
収率、低コスト且つ昇華したナフタレンによる槽類への
付着、配管の閉塞等の製造トラブルなくモノアルキルナ
フタレンを工業的に製造する方法を提供することにあ
る。
【0004】
【発明が解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明者らは鋭意検討を重ねた結果、ナフタレンを
炭素数4〜30のα−オレフィンでアルキル化させる反
応においては、触媒に固体酸触媒を用い、ナフタレンに
対するオレフィンの仕込みのモル比を1:1〜1:2に
し、減圧蒸留時には反応生成液に1気圧の沸点が少なく
とも185〜230℃に分布があり、蒸留時にアルキル
ナフタレン、ナフタレン、α−オレフィンと反応しない
蒸留助剤を加えることにより、蒸留槽、ストックタンク
へのナフタレンの付着や配管の閉塞を防ぎ、高収率、低
コストで製造できることを見出した。
【0005】
【発明の実施の形態】以下本発明を詳しく説明する。本
発明はモノアルキルナフタレンを、ナフタレンとアルキ
ル化剤を特定のモル比で配合し固体酸触媒を用いてフリ
ーデルクラフツ反応させるアルキル化工程と反応生成液
に1気圧の沸点が少なくとも185〜230℃に分布が
あり、蒸留時にアルキルナフタレン、ナフタレン、α−
オレフィンと反応しない蒸留助剤を添加して蒸留する工
程とを組み合わせることにより、低コスト且つ昇華した
ナフタレンによる配管の閉塞等の製造トラブルなく工業
的に製造する方法である。
【0006】本発明にはナフタレンのアルキル化反応
と、その反応物よりモノアルキルナフタレンを分別する
蒸留の工程を含む。ナフタレンのアルキル化は、工業的
にはフリーデルクラフツ反応が利用される。触媒は塩化
アルミニウム、塩化亜鉛、塩化鉄等のルイス酸、硫酸、
燐酸、弗化硼素酸、五酸化リン等の酸性触媒等が有る
が、中和処理の必要がなく、安全性の高い固体酸(活性
白土、酸性白土、シリカーアルミナ、ゼオライト等)を
本発明では使用することが望ましい。固体酸触媒のう
ち、ゼオライトが好ましく、例えばゼオライトA、X、
Y、L、USY、β、ZSM−4、ZSM−5、ZSM
−20、モルデナイト、オレフタイト等が使用できる。
また、ゼオライトに活性白土、酸性白土等の白土類とを
混合することも可能である。ゼオライトと白土類を混合
使用する場合は1.5:1〜50:1の範囲での使用が
好ましい。
【0007】本発明に用いるアルキル化剤は入手の容易
さの面において、炭素数4〜30のα−オレフィンが好
ましい。低温での流動特性、高い引火点等の機能を高め
るためには好ましくは12〜30、より好ましくは14
〜18の炭素数をもつα―オレフィンを使用する。例と
しては、1―デセン、1―ドデセン、1―テトラデセ
ン、1―ヘキサデセン等があげられるがこれらに限定さ
れるものではない。炭素数が4以下では反応が進み難
く、炭素数が30を超えると蒸留後の分別が難しい。α
−オレフィンは1種類のみの使用でも可能であり、2種
以上の混合物としての使用でもよい。
【0008】本発明のアルキル化反応は、最も効果的な
反応条件で行えばよい。効果的な反応条件とは一般的
に、150℃〜300℃の温度、1気圧〜25気圧の圧
力、触媒は触媒コストの低下と歩留まり向上のためナフ
タレンとアルキル化剤の総仕込み重量に対して0.1%
〜5%が好ましく、より好ましくは1%〜3%である。
アルキル化反応は、撹拌反応槽を用いるバッチタイプ又
は固定床若しくは移動床触媒システムを用いる半連続若
しくは連続式で行う。
【0009】ナフタレンとアルキル化剤であるα−オレ
フィンの仕込み割合は、ナフタレンの反応率を上げ、蒸
留時に未反応のナフタレンの昇華を防ぐため、α−オレ
フィンをモル比は、当量望ましくは過剰にする。ジアル
キルナフタレンの生成の防止とコスト面を考慮するとナ
フタレンとアルキル化剤の仕込みモル比は1:1〜1:
2、より好ましくは1:1.05〜1:1.5、さらに
好ましくは1:1.1〜1:1.3である。
【0010】ナフタレンとアルキル化剤の反応液には、
モノアルキルナフタレンの他、未反応のナフタレンやオ
レフィン、ジアルキルナフタレンが混在している。ここ
からモノアルキルナフタレンのみを分別するために、通
常は減圧蒸留法が用いられる。反応液をそのまま減圧蒸
留工程に供すると未反応のナフタレンの昇華が生じ槽類
や配管への付着、ひいては配管の閉塞を引き起こし好ま
しくない。このナフタレンの付着を防止する為に、ナフ
タレンの沸点(218℃)の前後に沸点分布(185〜
230℃)があり、蒸留時にアルキルナフタレン、ナフ
タレン、α−オレフィンと反応しない蒸留助剤を蒸留前
の反応液に添加する。
【0011】蒸留助剤としては、炭化水素類、アルコー
ル類、エステル類、エーテル類、ケトン類が本発明に利
用できる。具体的に挙げると、炭化水素類ではノルマル
パラフィン、イソパラフィン、ナフテン、1−ドデセ
ン、1−ウンデセン等のオレフィン類、アミルベンゼ
ン、デカリン、ジクロロトルエン、トリクロロベンゼン
等のハロゲン化炭化水素類等、アルコール類ではオクタ
ノール、ノナノール、ベンジルアルコール、エチレング
リコール、エチレングリコールモノヘキシルエーテル、
エチレングリコールモノ2−エチルヘキシルエーテル、
エチレングリコールジブチルエーテル、ジエチレングリ
コールジエチルエーテル、ジエチレングリコールモノメ
チルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテ
ル、ジエチレングリコールモノイソプロピルエーテル、
ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレ
ングリコールモノイソブチルエーテル、ジプロピレング
リコールモノエチルエーテル、ジプロピレングリコール
モノプロピルエーテル、トリエチレングリコールジメチ
ルエーテル、トリメチレングリコール、1,2ブタンジ
オール、1,3ブタンジオール、プロピレングリコー
ル、ヘキシレングリコール等、エステル類では安息香酸
エチル、安息香酸メチル、蟻酸ベンジル、酢酸2−エチ
ルヘキシル、酢酸ベンジル、乳酸ブチル、γ−ブチロラ
クトン、プロピオン酸ベンジル、マロン酸ジエチル、エ
チレングリコールジアセタート、エチレングリコールモ
ノブチルエーテルアセタート、ジエチレングリコールモ
ノエチルエーテルアセタート、リン酸トリメチル、リン
酸トリエチル等、エーテル類ではブチルフェニルエーテ
ル等、ケトン類ではホロン、イソホロン、メチル−n−
ヘプチルケトン等が挙げられるがこれらに限定されるも
のではない。
【0012】蒸留助剤は沸点により単独もしくは混合し
て使用するが、混合する場合は混合物が互いに反応しな
いことが必要である。入手やコストの面から炭化水素類
が好ましく、環境面や安全面でノルマルパラフィン、イ
ソパラフィン、ナフテン、オレフィン類がより好まし
い。蒸留助剤の反応液への添加量は、ナフタレンとアル
キル化剤の総仕込み重量に対して通常0.3〜10%、
好ましくは3〜6%である。蒸留時に昇華したナフタレ
ンは蒸留助剤によって洗い流されるため壁面等に付着す
ることなくストックタンク等へ移行し、容易に取り除く
ことができる。使用した蒸留助剤は再蒸留等によってナ
フタレンを取り除き再利用することが可能である。
【0013】
【実施例】実施例1 ナフタレン100gにアルキル化剤として1−ヘキサデ
センを262.5g(ナフタレンとオレフィンのモル比
が1:1.5)を500ミリリットルの4つ口フラスコ
に仕込み、固体酸触媒はゼオライトHYを5.4g(ナ
フタレンとアルキル化剤の総仕込み重量に対して1.5
%)用いて、反応温度220℃で撹拌しながら3時間反
応を行った。触媒を濾過して取り除いた反応液に1気圧
の沸点が182〜247℃の沸点範囲をもつノルマルパ
ラフィン18.1g(ナフタレンとアルキル化剤の総仕
込み重量に対して5%)を添加し、蒸留温度250℃、
真空度670Pa(5torr)で減圧蒸留を行った。
減圧蒸留時には、ナフタレンの付着はほとんど見られな
かった。蒸留物をガスクロマトグラフィーとNMRで分
析した結果、アルキル基の2位から8位でナフタレンと
結合したモノヘキサデシルナフタレンが検出された。こ
のアルキルナフタレンの物性は、40℃の動粘度が2
6.8mm2 /S、流動点が−35℃であり、歩留まりは
62%であった。歩留は、ナフタレンとオレフィンの総
仕込み量に対する蒸留生成物の重量から求めた。以下の
実施例についても同様である。
【0014】実施例2 ゼオライトHY 766g(2.5%)を充填した固定
床に、ナフタレン1200gと1−デセン 919g、
1−ドデセン 945g(ナフタレンとオレフィンのモ
ル比1:1.3)を2リットル/hで送液し、反応温度
180℃で反応させた。反応液に1気圧の沸点が187
℃のエチレングリコールジエチルエーテル、197℃の
エチレングリコール、207℃のジエチレングリコール
モノプロピルエーテル、212℃のジプロピレングリコ
ールモノプロピルエーテル、220℃のジエチレングリ
コールモノブチルエーテル、229℃のエチレングリコ
ールモノ2エチルヘキシルエーテルを当量づつ混合した
ものを61.3gを添加し、蒸留温度250℃、真空度
800Pa(6torr)で減圧蒸留を行った。減圧蒸
留時には、ナフタレンの付着はほとんど見られなかっ
た。得られたモノアルキルナフタレンの物性は、40℃
の動粘度が16.6mm2 /S、流動点が−30℃であ
り、歩留まりは64%であった。
【0015】実施例3 ナフタレン200gにアルキル化剤として1−テトラデ
セン 91.9g、1−ヘキサデセン 105g、1−
オクタデセン 157.5gを(ナフタレンとオレフィ
ンのモル比約1:1.1)を1リットルの4つ口フラス
コに仕込み、固体酸触媒は、ゼオライトβを15g
(2.7%)と活性白土を1.7g(0.3%)用い
て、反応温度250℃、撹拌しながら1時間反応を行っ
た。反応液に1気圧の沸点が175℃〜235℃の沸点
範囲をもつナフテン27.7Kg(5%)を添加し、蒸
留温度250℃、真空度670Pa(5torr)で減
圧蒸留を行った。減圧蒸留時には、ナフタレンの付着は
ほとんど見られなかった。得られたモノアルキルナフタ
レンの物性は、40℃の動粘度が23.7mm2 /S、流
動点が−35℃であり、歩留まりは60%であった。
【0016】実施例4 ナフタレン200Kgにアルキル化剤として1−ヘキサ
デセン 525Kg(ナフタレンとオレフィンのモル比
約1:1.5)を1.5m3の反応槽に仕込み、固体酸
触媒はゼオライトHYを14.5Kg(2%)を用い
て、反応温度220℃、撹拌機で撹拌しながら3時間反
応を行った。反応液に1気圧の沸点が181℃〜250
℃の沸点範囲をもつイソパラフィン36.3Kg(5
%)を添加し、蒸留温度250℃、真空度670Pa
(5torr)で減圧蒸留を行った。減圧蒸留時には、
槽類や真空系配管にナフタレンの付着はほとんど見られ
なかった。得られたモノアルキルナフタレンの物性は、
40℃の動粘度が23.4mm2/S、流動点が−35℃
であり、歩留まりは62%であった。
【0017】比較例1 ナフタレン100gにアルキル化剤として1−ヘキサデ
センを262.5g(ナフタレンとオレフィンのモル比
が1.3:1)を500ミリリットルの4つ口フラスコ
に仕込み、固体酸触媒はゼオライトHYを5.4g
(1.5%)用いて、実施例1と同じ条件で反応を行っ
た。反応液をそのまま蒸留温度250℃、真空度670
Pa(5torr)で減圧蒸留を行った。反応中、減圧
蒸留時ともナフタレンの昇華が見られ、特に減圧蒸留時
には配管の閉塞が生じ、作業を中断せざるを得なかっ
た。
【0018】比較例2 ナフタレン249.6gにアルキル化剤として1−テト
ラデセン 88.2g、1−ヘキサデセン 100.8
g、1−オクタデセン 151.2g(ナフタレンとオ
レフィンのモル比1.3:1)を1リットルの4つ口フ
ラスコに仕込み、固体酸触媒にゼオライトHY14.7
g(2.5%)と活性白土2.9g(0.5%)を用い
て、実施例3同様の条件で反応を行った。反応液に1気
圧の沸点が182℃〜212℃の沸点範囲をもつノルマ
ルパラフィン17.7g(3%)を添加し、蒸留温度2
30℃、真空度670Pa(5torr)で減圧蒸留を
行った。反応中、減圧蒸留時ともナフタレンの昇華が見
られ、減圧蒸留時には著しい付着が見られた。得られた
モノアルキルナフタレンの物性は、動粘度が23.1mm
2 /S、流動点が−35℃であり、歩留まりは52%で
あった。
【0019】比較例3 ナフタレン100gにアルキル化剤として1−ヘキサデ
セン 262.5g(ナフタレンとオレフィンのモル比
1:1.5)を500ミリリットルの4つ口フラスコに
仕込み、固体酸触媒は活性白土を5.4g(1.5%)
を用いて反応温度230℃、撹拌機で撹拌しながら1時
間反応を行った。反応液に1気圧の沸点が95℃〜13
5℃の沸点範囲をもつイソパラフィン10.9g(3
%)を添加し、蒸留温度250℃、真空度670Pa
(5torr)で減圧蒸留を行った。ナフタレンが昇華
し、配管等への多量の付着が見られた。得られたモノア
ルキルナフタレンの物性は、40℃の動粘度が27.1
mm2 /S、流動点が−35℃であり、歩留まりは55%
であった。
【0020】
【発明の効果】本発明により、減圧蒸留時に昇華したナ
フタレンによる付着もなく、低コストでモノアルキルナ
フタレンを製造することができる。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ナフタレンと炭素数4〜30のα−オレ
    フィンとを触媒下に反応させる工程と、該反応生成液に
    1気圧の沸点が少なくとも185〜230℃に分布があ
    り、蒸留時にアルキルナフタレン、ナフタレン、α−オ
    レフィンと反応しない蒸留助剤を添加して蒸留する工程
    とからなり、反応工程でのナフタレンとα―オレフィン
    の仕込みのモル比が1:1〜1:2であるモノアルキル
    ナフタレンの製造方法。
  2. 【請求項2】 蒸留助剤が、炭化水素類である請求項1
    に記載のモノアルキルナフタレンの製造方法
  3. 【請求項3】 蒸留助剤が、アルコール類、エステル
    類、エーテル類、ケトン類の内から選ばれる1又2以上
    の混合物である請求項1に記載のモノアルキルナフタレ
    ンの製造方法
  4. 【請求項4】 請求項1の反応工程において、触媒とし
    て固体酸触媒を用いる請求項1〜3のいずれか1項記載
    のモノアルキルナフタレンの製造方法。
  5. 【請求項5】 固体酸触媒がゼオライト又はゼオライト
    と白土類の混合物である請求項1に記載のモノアルキル
    ナフタレンの製造方法。
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