JPH1122841A - 給湯装置の制御弁装置 - Google Patents

給湯装置の制御弁装置

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Publication number
JPH1122841A
JPH1122841A JP20555597A JP20555597A JPH1122841A JP H1122841 A JPH1122841 A JP H1122841A JP 20555597 A JP20555597 A JP 20555597A JP 20555597 A JP20555597 A JP 20555597A JP H1122841 A JPH1122841 A JP H1122841A
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JP
Japan
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hot water
control valve
drive shaft
control
flow rate
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JP20555597A
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English (en)
Inventor
Hisatoshi Hirota
久寿 広田
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TGK Co Ltd
Original Assignee
TGK Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】出湯管路に送り出される混合湯における熱湯と
水の混合比の制御と流量の制御とを簡素で低コストの装
置構成で行うことができる給湯装置の制御弁装置を提供
すること。 【解決手段】出湯管路8に送り出される混合湯における
熱湯と水の混合比の制御と流量の制御の二つの制御を、
二つのモータ51,52によって、一本の駆動軸100
を介して弁体21を動作させて行うようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、給水管路から送
られてくる水の一部を加熱し、それによって得られた熱
湯と水とを混合して出湯させるようにした給湯装置の制
御弁装置に関する。
【0002】
【従来の技術】給湯装置は一般に、水が送られてくる給
水管路を、加熱装置によって加熱される加熱管路と加熱
装置によって加熱されないバイパス通路とに分岐し、バ
イパス通路で分岐された水と加熱管路を通って加熱され
てできた熱湯とを混合して出湯管路に送り出すようにし
ている。
【0003】そのような給湯装置において、所望の温度
の湯を所望の流量だけ出湯させるには、出湯管路に送り
出される混合湯における熱湯と水の混合比の制御と流量
の制御とを行う必要がある。
【0004】そこで従来は、混合比制御のための弁体と
流量制御のための弁体とを設け、その各々を駆動軸を介
して二つの制御用モータで駆動していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のように
混合比制御のための弁体と流量制御のための弁体とを設
けて、その各々を駆動軸を介して駆動すると、2系統の
制御弁を並設する必要があるので、装置が大型になって
コストもかかり経済性が悪い。
【0006】そこで本発明は、出湯管路に送り出される
混合湯における熱湯と水の混合比の制御と流量の制御と
を簡素で低コストの装置構成で行うことができる給湯装
置の制御弁装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の給湯装置の制御弁装置は、水が送られてく
る給水管路を、加熱手段によって加熱される加熱管路と
上記加熱手段によって加熱されないバイパス通路とに分
岐し、上記バイパス通路で分岐された水と上記加熱管路
を通ってできた熱湯とを混合して出湯管路に送り出すよ
うにした給湯装置の制御弁装置において、上記出湯管路
に送り出される混合湯における熱湯と水の混合比の制御
と流量の制御の二つの制御を、混合比制御を行うための
混合比制御用モータと流量制御を行うための流量制御用
モータによって、混合比制御と流量制御の二種類の異な
る動作をするように駆動される一つの弁体によって行う
ようにしたことを特徴とする。
【0008】なお、上記弁体が、一本の駆動軸を介して
上記二つのモータによって駆動されてもよく、上記弁体
が上記駆動軸に固定されていて、上記駆動軸の軸線方向
への移動と軸線回りの回転とによって上記混合比制御と
流量制御の二種類の制御が行われるようにしてもよい。
【0009】また、本発明の給湯装置の制御弁装置は、
水が送られてくる給水管路を、加熱手段によって加熱さ
れる加熱管路と上記加熱手段によって加熱されないバイ
パス通路とに分岐し、上記バイパス通路で分岐された水
と上記加熱管路を通ってできた熱湯とを混合して出湯管
路に送り出すようにした給湯装置の制御弁装置におい
て、上記出湯管路に送り出される混合湯における熱湯と
水の混合比の制御と流量の制御の二つの制御を、二つの
モータによって、一本の駆動軸を介して二つの弁体を駆
動して行うようにしたことを特徴とする。
【0010】なお、上記二つの弁体が、混合比制御を行
うための混合比制御用弁体と流量制御を行うための流量
制御用弁体であってもよく、上記二つのモータのうち一
方のモータは上記駆動軸を軸線方向に移動させ、他方の
モータは上記駆動軸を軸線回りに回転させ、それによっ
て上記混合比制御用弁体と流量制御用弁体とが互いに独
立して動作するようにしてもよい。
【0011】そして、上記二つの弁体のうち一方の弁体
が、上記駆動軸の軸線方向への移動に対して共動し、他
方の弁体が上記駆動軸の回転によって上記駆動軸の軸線
と直角の方向に移動させられるようにしてもよい。
【0012】また、上記二つの弁体が上記駆動軸の軸線
方向移動に対しては共動し、その弁体のうち一方の弁体
は、上記駆動軸に対して螺合されていて上記駆動軸の回
転によって軸線方向に移動するようにしてもよい。
【0013】また、上記二つの弁体が上記駆動軸の軸線
方向移動に対しては共動し、上記駆動軸の回転に対して
は軸線方向に互いに逆方向に移動するように各々上記駆
動軸に対して螺合していてもよい。
【0014】
【発明の実施の形態】図面を参照して本発明の実施の形
態を説明する。図2は、本発明が適用される給湯装置の
全体構成を略示しており、水道管等に接続されて水が送
られてくる給水管路1が、分岐部2において二つに分岐
されて、その一方が、バーナー4等によって加熱される
熱交換器5内を通過する加熱管路3になっている。3a
及び3bは、加熱管路3の入口部と出口部である。
【0015】分岐部2で分岐されたもう一方の管路は、
合流部7において加熱管路出口3bと合流するバイパス
通路6になっており、給水管路1からバイパス通路6を
通った水と、加熱管路3を通って加熱されてできた熱湯
とが合流部7で混合され、その混合湯が出湯管路8内へ
送り出される。
【0016】このように構成された給湯装置において、
合流部7において混合されて出湯管路8に送り出される
水と熱湯の混合比の制御と、混合湯の流量の制御の二つ
の制御が、モータ駆動制御弁10によって行われる。
【0017】図1は、モータ駆動制御弁10の第1の実
施の形態を示している。モータ駆動制御弁10は、弁部
20とモータ部50とに分かれており、まず、図3の平
面透視図も参照して、モータ部50について説明をす
る。
【0018】モータ部50は、弁部20に形成された孔
を封止するモータ部取付栓49に固定されていて、第1
のモータ51と第2のモータ52とが取り付けられた基
盤57が、ケース64内に内蔵されている。
【0019】モータ部50の中心位置には、高さ方向に
位置をずらして、第1の出力歯車53と第2の出力歯車
54とが各々回転自在に配置されていて、第1の出力歯
車53は第1の減速歯車群55を介して第1のモータ5
1によって回転駆動され、第2の出力歯車54は第2の
減速歯車群56を介して第2のモータ52によって回転
駆動される。
【0020】第1の出力歯車53及び第2の出力歯車5
4は、共に、モータ51,52からの駆動力を受ける外
歯と、その駆動力を次に伝える内歯とを有しており、そ
の中心軸位置には、弁部20内に配置された駆動軸10
0の一端部側が、回転自在且つ軸線方向に進退自在に配
置されている。
【0021】駆動軸100の端部には、第1の出力歯車
53の内歯と噛み合う回転伝達歯車58がピン59によ
って固定されている。したがって、第1のモータ51が
回転をすると、第1の減速歯車群55と第1の出力歯車
53と回転伝達歯車58とを介して、駆動軸100が回
転駆動される。
【0022】60は、歯車部61とウォームギヤ部62
とが形成された回転筒60であり、駆動軸100に対し
て回転自在に被嵌されている。駆動軸100に対する回
転筒60の軸線方向への移動は規制されている。
【0023】回転筒60の歯車部61は第2の出力歯車
54の内歯と噛み合っており、ウォームギヤ部62は、
ケース64に対して固定的に形成されたウォーム65と
噛み合っている。
【0024】したがって、第2のモータ52が回転をす
ると、第2の減速歯車群56と第2の出力歯車54とを
介して回転筒60が回転駆動され、ウォーム部62,6
5の作用によって回転筒60が軸線方向に移動するの
で、それと共に駆動軸100が軸線方向に移動させられ
る。
【0025】このようにしてモータ部50においては、
第1のモータ51によって駆動軸100が回転駆動さ
れ、第2のモータ52によって駆動軸100が軸線方向
に移動させられる。
【0026】次に、弁部20について説明をする。分岐
部2に近い給水管路1内には、給水管路1内を流れる水
の流量を検出するための公知の流量検出器9が配置され
ている。
【0027】この流量検出器9からの検出信号は、マイ
クロコンピュータ等を用いたモータ部50の制御回路
(図示せず)に入力される。水の熱膨張率を無視すれ
ば、出湯管路8に送り出される混合湯の流量と給水管路
1内を流れる水の流量とは同じである。
【0028】99は、シールが必要な部分に装着された
Oリングである。なお、モータ部50及び流量検出器9
については、他の実施の形態においても同じ構成であ
り、後述する各実施の形態においてはそれらの説明を省
略する。
【0029】この実施の形態においては、給水管路1と
加熱管路3とが真っ直ぐに接続されていて、分岐部2か
ら直角に分岐したバイパス通路6に連続して合流部7が
円筒状に形成されている。
【0030】そして、合流部7の中間部の側壁に出湯管
路8の入口孔8aが形成され、分岐部2と反対側の合流
部7の端部に加熱管路出口3bが接続されている。な
お、図1には、各管が同じ断面に位置するかのように図
示されているが、実際には、各管1,3,8は適宜位置
や向きをずらして配置されている。
【0031】駆動軸100は、円筒状に形成された合流
部7の中心軸線位置に配置されており、出湯管路8に送
り出される熱湯と水の混合比の制御と流量の制御の二つ
の制御を行うための一つの弁体21が、固定ピン22と
Eリング23によって駆動軸100に固定されている。
【0032】弁体21は、幅方向には、図4に示される
ように出湯管路8の入口孔8aを完全に塞ぐのに必要な
幅より僅かに広い角度の扇形の断面形状に形成されてい
て、縦方向には、図1に示されるように出湯管路8の入
口孔8aを完全に塞いでさらに余裕のある長さに形成さ
れている。
【0033】したがって、弁体21の外周面は出湯管路
8の入口孔8aの開口面積を制御するためのすべり弁と
して作動し、弁体21を軸線回りに回転させることによ
って出湯管路8の入口孔8aの開口面積が変化をする。
【0034】弁体21の縦方向の両端部の外縁部には、
分岐部2と合流部7との間の水の流れる流路の最小断面
積を規制するための水量規制弁部21aと、加熱管路出
口3bと合流部7との間の熱湯の流れる流路の最小断面
積を規制するための熱湯量規制弁部21bとが形成され
ていて、合流部7の内周に環状に形成された弁座31,
32に対して各々軸線方向に対向している。
【0035】したがって、弁体21が分岐部2に近づく
方向に移動すれば、水量規制弁部21aの流路面積が狭
まり、同時に熱湯量規制弁部21bの流路面積が広がっ
て、合流部7で混合される混合湯の温度が高くなる。
【0036】逆に、弁体21が分岐部2から遠ざかる方
向に移動すれば、水量規制弁部21aの流路面積が広が
り、同時に熱湯量規制弁部21bの流路面積が狭まっ
て、合流部7で混合される混合湯の温度が低くなる。
【0037】ただし、水量規制弁部21aと熱湯量規制
弁部21bの流路断面積の和は、出湯管路8の入口孔8
aの面積より広く形成されていて、水量規制弁部21a
と熱湯量規制弁部21bの状態が出湯流量に影響を与え
ないようになっている。
【0038】このように構成されたモータ駆動制御弁1
0においては、第1のモータ51によって駆動軸100
を回転駆動すると、それによって弁体21が軸線回りに
回転して出湯管路8の入口孔8aの開口面積が変化を
し、出湯管路8に送り出される混合湯の流量が変化をす
る。
【0039】そして、第2のモータ52によって駆動軸
100を軸線方向に移動させると、それによって弁体2
1が軸線方向に移動をし、合流部7から出湯管路8に送
り出される混合湯の流量が変化をする。
【0040】図5及び図6は、本発明の第2の実施の形
態のモータ駆動制御弁10を示しており、図5は、異な
る方向に位置する給水管路1、加熱管路入口3a、加熱
管路出口3b及び出湯管路8を同じ断面にあるかのよう
に図示してある。
【0041】この実施の形態のおいては、分岐部2と合
流部7との間の水の流れる流路の最小断面積を規制する
ための水量規制弁部21aと、加熱管路出口3bと合流
部7との間の熱湯の流れる流路の最小断面積を規制する
ための熱湯量規制弁部21bと、出湯管路8へ送り出さ
れる混合湯が通る入口孔8aの開口面積を規制するため
の流量規制弁部21cとが、弁体21の外周面部分に形
成されていて、いずれもすべり弁として機能する。
【0042】そして、弁体21が駆動軸100を介して
第1のモータ51によって回転駆動されると、流量規制
弁部21cが出湯管路8の入口孔8aの開口面積を変化
させ、弁体21が駆動軸100を介して第2のモータ5
2によって軸線方向に駆動されると、水量規制弁部21
aと熱湯量規制弁部21bとが、分岐部2と合流部7と
の間の流路の開口面積と加熱管路出口3bと合流部7と
の間の流路の開口面積を変化させる。
【0043】その結果、第1の実施の形態と同様に、第
1のモータ51によって駆動軸100を回転駆動する
と、弁体21が軸線回りに回転して出湯管路8に送り出
される混合湯の流量が変化し、第2のモータ52によっ
て駆動軸100を軸線方向に移動させると、弁体21が
軸線方向に移動して出湯管路8に送り出される混合湯の
混合比が変化する。
【0044】なお、弁体21の軸線方向移動が流量制御
に影響を与えず、弁体21の回転が混合比制御に影響を
与えないように、各弁部21c,21a,21bの長さ
と幅が余裕を持って形成されている。
【0045】図7及び図8は、本発明の第3の実施の形
態のモータ駆動制御弁10を示しており、図7は、異な
る方向に位置する給水管路1、加熱管路出口3b及び出
湯管路8を同じ断面にあるかのように図示してある。
【0046】この実施の形態においては、図8に示され
るように、給水管路1と加熱管路入口3aと加熱管路出
口3bが同一平面上に形成されており、それに対して出
湯管路8は、図7に示されるように、駆動軸100の軸
線方向にずれた位置に形成されている。
【0047】駆動軸100には、混合比制御用弁体12
1と流量制御用弁体221とが軸線方向に間隔をあけて
取り付けられており、駆動軸100を回転させると混合
比制御用弁体121によって混合比制御が行われ、駆動
軸100を軸線方向に移動させると流量制御用弁体22
1によって流量制御が行われる。
【0048】給水管路1、加熱管路入口3a及び加熱管
路出口3bと同じ平面位置に配置された混合比制御用弁
体121には、分岐部2と合流部7との間の水の流れる
流路の最小断面積を規制するための水量規制弁部121
aと、加熱管路出口3bと合流部7との間の熱湯の流れ
る流路の最小断面積を規制するための熱湯量規制弁部1
21bとが外周面部分に形成されており、すべり弁とし
て機能する。
【0049】流量制御用弁体221は円盤状に形成され
ていて、合流部7と出湯管路8の入口孔8aとの間の内
周部に設けられた弁座33に軸線方向に対向するように
駆動軸100に固定されており、軸線方向に移動させる
ことによって合流部7と出湯管路8の入口孔8aとの間
の流路断面積が変化する。
【0050】その結果、第1のモータ51によって駆動
軸100を回転駆動すると、混合比制御用弁体121の
軸線回りの回転により、出湯管路8に送り出される混合
湯の混合比が変化し、第2のモータ52によって駆動軸
100を軸線方向に移動させると、流量制御用弁体22
1の軸線方向移動により、出湯管路8に送り出される混
合湯の流量が変化する。混合比制御用弁体121の軸線
方向移動は流量制御に影響を与えず、流量制御用弁体2
21の回転は混合比制御に影響を与えない。
【0051】図9及び図10は、本発明の第4の実施の
形態のモータ駆動制御弁10を示しており、混合比制御
用弁体121を駆動軸100に固定的に設け、流量制御
用弁体221は、駆動軸100の回転によって駆動軸1
00の軸線と直角方向に移動するように設けたものであ
る。
【0052】即ち、混合比制御用弁体121は、固定ピ
ン22によって駆動軸100に固定された連結筒121
dに、分岐部2と合流部7との間の水の流れる流路の最
小断面積を規制するための水量規制弁部121aと、加
熱管路出口3bと合流部7との間の熱湯の流れる流路の
最小断面積を規制するための熱湯量規制弁部121bと
が一体的に固定されていて、各々が、合流部7の内周に
形成された弁座31,32に軸線方向に対向するように
配置されている。
【0053】したがって、第2のモータ52によって駆
動軸100を軸線方向に移動させると、それによって混
合比制御用弁体121が軸線方向に移動をし、合流部7
で混合される熱湯と水の混合比が変化する。
【0054】流量制御用弁体221は、出湯管路8の入
口孔8aに対向する状態に出湯管路8内に配置されてい
て、駆動軸100に対して直角方向にスライド自在に合
流部7の壁部に支持されている。そして、中間部分に形
成されたラック24が駆動軸100に形成されたピニオ
ン25と噛み合っている。
【0055】したがって、第1のモータ51によって駆
動軸100を回転させると、出湯管路8の入口孔8a部
分に形成された弁座34と流量制御用弁体221との間
の距離が変化して、合流部7から出湯管路8に送り出さ
れる混合湯の流量が変化する。
【0056】図11及び図12は、本発明の第5の実施
の形態のモータ駆動制御弁10を示しており、第4の実
施の形態のラック24とピニオン25に代えて、流量制
御用弁体221側に形成された平行溝26と駆動軸10
0に固着された偏心カム27によって、第4の実施の形
態と同じ動作をするようにしたものである。
【0057】図13は、本発明の第6の実施の形態のモ
ータ駆動制御弁10を示しており、加熱管路出口3b側
の弁座32に対向する第1の弁体321を駆動軸100
に対して固定的に取り付け、バイパス通路6側の弁座3
1に対向する第2の弁体421を駆動軸100周りに螺
合させて配置したものである。
【0058】具体的には、固定ピン22によって駆動軸
100に固定されたねじ筒322に第1の弁体321が
固着され、そのねじ筒322に形成された雄ネジに第2
の弁体421の雌ネジが螺合していて、第2の弁体42
1から延び出した回転止め用アーム421aがバイパス
通路6部分に摺動自在に係合している。
【0059】このように構成された実施の形態のモータ
駆動制御弁10においては、第2のモータ52によって
駆動軸100を軸線方向に移動させると、第1の弁体3
21と第2の弁体421が共に駆動軸100と一緒に移
動して、混合比の制御が行われる。
【0060】そして、第1のモータ51によって駆動軸
100を軸線回りに回転させると、それに対して螺動す
る第2の弁体421だけが軸線方向に移動し、合流部7
内に流入する水量だけが変化をする。
【0061】そこで、バイパス通路6側から合流部7に
流入する水量と加熱管路出口3b側から合流部7に流入
する熱湯量の比が変化しないように、第1のモータ51
の回転量に連動して第2のモータ52を動作させ、駆動
軸100を加熱管路出口3b側に所定量移動させれば、
出湯管路8へ送り出される混合湯の混合比を変化させる
ことなく流量だけを変化させることができる。このよう
な制御は、図示されていないマイクロコンピュータ等を
用いて容易に行うことができる。
【0062】図14は、本発明の第7の実施の形態のモ
ータ駆動制御弁10を示しており、固定ピン22によっ
て駆動軸100に固定されたねじ筒322に、第1の弁
体321と第2の弁体421の二つの弁体を各々螺合さ
せたものである。321aは第1の弁体321の回転止
め用アームである。その他の部分の構成は第6の実施の
形態と同じである。
【0063】したがって、第2のモータ52によって駆
動軸100を軸線方向に移動させると、第1の弁体32
1と第2の弁体421が共に駆動軸100と一緒に移動
して、混合比の制御が行われる。
【0064】第1の弁体321と第2の弁体421とは
ねじ筒322に対して逆方向ネジ(即ち、一方が右ネジ
で他方が左ネジ)によって螺合している。したがって、
第1のモータ51によって駆動軸100を軸線回りに回
転させると、第1の弁体321と第2の弁体421が軸
線方向に逆方向に移動し、合流部7内に流入する水量と
熱湯量が共に変化をし、流量制御が行われる。
【0065】ただし、特殊な場合を除いて同時に混合比
も変化するので、第1のモータ51の回転に連動して第
2のモータ52を動作させて、混合比が変化しないよう
に補償をすればよい。
【0066】図15は、本発明の第8の実施の形態のモ
ータ駆動制御弁10を示しており、図16は、その合流
部7と加熱管路3を含む位置における平面断面図であ
る。モータ部50は、第1の実施の形態と比較して内部
レイアウトは相違しているが動作は同じものであり、二
つのモータ51,52によって、駆動軸100を回転方
向と軸線方向とに選択的に駆動することができる。
【0067】この実施の形態においては、出湯管路8が
駆動軸100の軸線の延長線方向に形成されている。そ
して、固定ピン22によって駆動軸100に連結された
弁体21が、円筒形状に形成されて合流部7のハウジン
グ7a内に嵌挿されていて、混合比制御用孔21eがそ
の弁体21の側壁面に穿設されている。
【0068】図16に示されるように、混合比制御用孔
21eはバイパス通路6と加熱管路出口3bに対して開
口する位置にあり、弁体21を軸線回りに回転させるこ
とよって、混合比制御用孔21eのバイパス通路6に対
する開口面積と加熱管路出口3bに対する開口面積が、
一方が増えれば他方が減るように変化して、合流部7に
流れ込む水と熱湯の混合比が変化する。
【0069】弁座34は、弁体21の軸線の延長線上に
軸線を有する位置に、出湯管路8側から合流部7内に向
かって突出する円筒状に形成されており、その頭部は密
閉され、側壁面に出湯管路8の入口孔8aが形成されて
いる。
【0070】したがって、弁体21が軸線方向に移動す
ると、弁体21と弁座34との間の隙間の面積が変化し
て、出湯管路8に送り出される混合湯の流量が変化す
る。21fは、弁体21が軸線方向に移動する際に弁体
21の背面部分の圧力が合流部7内と相違しないように
するための連通孔である。
【0071】図17に示されるように、弁座34の外縁
が弁体21の内周面部分に嵌まり込む状態になると、流
量がゼロの全閉状態になる。その際に弁体21の外周面
と合流部7のハウジング7aとの間の隙間から出湯管路
8側に混合湯が漏れ出さないように、弁体21の両端近
傍の外周面にはシールリング199が装着されている。
【0072】このような構成により、第8の実施の形態
のモータ駆動制御弁10においては、モータ部50に設
けられた二つのモータのうち一方のモータ51で駆動軸
100を回転させることにより出湯管路8に送り出され
る水と熱湯の混合比を制御し、他方のモータ52で駆動
軸100を軸線方向に進退させることによって混合湯の
流量を制御することができる。なお、39は弁体21の
ガタつきを防ぐための圧縮コイルバネである。
【0073】図18は、本発明の第9の実施の形態のモ
ータ駆動制御弁10を示しており、図19は、その合流
部7と加熱管路3を含む位置における平面断面図であ
る。この実施の形態のモータ駆動制御弁10は、基本的
には図7と図8に示される第3の実施の形態のモータ駆
動制御弁10と同様のものである。
【0074】ただしこの実施の形態のモータ駆動制御弁
10は、第3の実施の形態のモータ駆動制御弁10に比
べて配管レイアウト及び部品構成を変えて、合流部7の
ハウジング7a内への機構の組付けを、モータ部50側
のみから容易に行えるように簡易化してある。
【0075】この実施の形態では、第8の実施の形態と
同様に出湯管路8が駆動軸100の軸線の延長線方向に
形成されていて、混合比制御用弁体121と流量制御用
弁体221とは一つの部品で形成されており、固定ピン
22によって駆動軸100に連結されている。
【0076】そして、出湯管路8の入口孔8aが形成さ
れた部品及び弁座33が形成された部品等がいずれもモ
ータ部50側から合流部7のハウジング7a内に組み付
けられるようになっている。33aは、弁座33と共に
軸線方向に挟み付け固定されるように弁座33に一体的
に形成された細長い足部である。
【0077】
【発明の効果】本発明によれば、出湯管路に送り出され
る混合湯における熱湯と水の混合比の制御と流量の制御
の二つの制御を、二つのモータと一つの弁体によって行
うことができ、あるいは一本の駆動軸を介して行うこと
ができるので、混合比の制御と流量の制御とを簡素で低
コストの装置構成で行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のモータ駆動制御弁
の縦断面図である。
【図2】本発明が適用される給湯装置の配管図である。
【図3】本発明の実施の形態のモータ部の平面透視図で
ある。
【図4】本発明の第1の実施の形態のモータ駆動制御弁
の平面断面図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態のモータ駆動制御弁
の縦断面図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態のモータ駆動制御弁
の平面断面図である。
【図7】本発明の第3の実施の形態のモータ駆動制御弁
の縦断面図である。
【図8】本発明の第3の実施の形態のモータ駆動制御弁
の平面断面図である。
【図9】本発明の第4の実施の形態のモータ駆動制御弁
の縦断面図である。
【図10】本発明の第4の実施の形態のモータ駆動制御
弁の平面断面図である。
【図11】本発明の第5の実施の形態のモータ駆動制御
弁の縦断面図である。
【図12】本発明の第5の実施の形態のモータ駆動制御
弁の平面断面図である。
【図13】本発明の第6の実施の形態のモータ駆動制御
弁の縦断面図である。
【図14】本発明の第7の実施の形態のモータ駆動制御
弁の縦断面図である。
【図15】本発明の第8の実施の形態のモータ駆動制御
弁の縦断面図である。
【図16】本発明の第8の実施の形態のモータ駆動制御
弁の平面断面図である。
【図17】本発明の第8の実施の形態のモータ駆動制御
弁の閉弁状態の縦断面図である。
【図18】本発明の第9の実施の形態のモータ駆動制御
弁の縦断面図である。
【図19】本発明の第9の実施の形態のモータ駆動制御
弁の平面断面図である。
【符号の説明】
1 給水管路 2 分岐部 3 加熱管路 3a 加熱管路入口 3b 加熱管路出口 6 バイパス通路 7 合流部 8 出湯管路 10 モータ駆動制御弁 20 弁部 21 弁体 21a 水量規制弁部 21b 熱湯量規制弁部 21c 流量規制弁部 50 モータ部 51 第1のモータ 52 第2のモータ 100 駆動軸 121 混合比制御用弁体 221 流量制御用弁体 321 第1の弁体 421 第2の弁体

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水が送られてくる給水管路を、加熱手段に
    よって加熱される加熱管路と上記加熱手段によって加熱
    されないバイパス通路とに分岐し、上記バイパス通路で
    分岐された水と上記加熱管路を通ってできた熱湯とを混
    合して出湯管路に送り出すようにした給湯装置の制御弁
    装置において、 上記出湯管路に送り出される混合湯における熱湯と水の
    混合比の制御と流量の制御の二つの制御を、混合比制御
    を行うための混合比制御用モータと流量制御を行うため
    の流量制御用モータによって、混合比制御と流量制御の
    二種類の異なる動作をするように駆動される一つの弁体
    によって行うようにしたことを特徴とする給湯装置の制
    御弁装置。
  2. 【請求項2】上記弁体が、一本の駆動軸を介して上記二
    つのモータによって駆動される請求項1記載の給湯装置
    の制御弁装置。
  3. 【請求項3】上記弁体が上記駆動軸に固定されていて、
    上記駆動軸の軸線方向への移動と軸線回りの回転とによ
    って上記混合比制御と流量制御の二種類の制御が行われ
    る請求項2記載の給湯装置の制御弁装置。
  4. 【請求項4】水が送られてくる給水管路を、加熱手段に
    よって加熱される加熱管路と上記加熱手段によって加熱
    されないバイパス通路とに分岐し、上記バイパス通路で
    分岐された水と上記加熱管路を通ってできた熱湯とを混
    合して出湯管路に送り出すようにした給湯装置の制御弁
    装置において、 上記出湯管路に送り出される混合湯における熱湯と水の
    混合比の制御と流量の制御の二つの制御を、二つのモー
    タによって、一本の駆動軸を介して二つの弁体を駆動し
    て行うようにしたことを特徴とする給湯装置の制御弁装
    置。
  5. 【請求項5】上記二つの弁体が、混合比制御を行うため
    の混合比制御用弁体と流量制御を行うための流量制御用
    弁体である請求項4記載の給湯装置の制御弁装置。
  6. 【請求項6】上記二つのモータのうち一方のモータは上
    記駆動軸を軸線方向に移動させ、他方のモータは上記駆
    動軸を軸線回りに回転させ、それによって上記混合比制
    御用弁体と流量制御用弁体とが互いに独立して動作する
    請求項5記載の記載の給湯装置の制御弁装置。
  7. 【請求項7】上記二つの弁体のうち一方の弁体が、上記
    駆動軸の軸線方向への移動に対して共動し、他方の弁体
    が上記駆動軸の回転によって上記駆動軸の軸線と直角の
    方向に移動させられる請求項6記載の給湯装置の制御弁
    装置。
  8. 【請求項8】上記二つの弁体が上記駆動軸の軸線方向移
    動に対しては共動し、その弁体のうち一方の弁体が上記
    駆動軸に対して螺合されていて上記駆動軸の回転によっ
    て軸線方向に移動する請求項4記載の給湯装置の制御弁
    装置。
  9. 【請求項9】上記二つの弁体が上記駆動軸の軸線方向移
    動に対しては共動し、上記駆動軸の回転に対しては軸線
    方向に互いに逆方向に移動するように各々上記駆動軸に
    対して螺合している請求項4記載の給湯装置の制御弁装
    置。
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