JPH11228004A - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JPH11228004A
JPH11228004A JP4895398A JP4895398A JPH11228004A JP H11228004 A JPH11228004 A JP H11228004A JP 4895398 A JP4895398 A JP 4895398A JP 4895398 A JP4895398 A JP 4895398A JP H11228004 A JPH11228004 A JP H11228004A
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JP
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recording
recording material
rotating body
spur
material pressing
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JP4895398A
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Haruyuki Yanagi
治幸 柳
Shinya Sonoda
園田  信哉
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で被記録材のコックリングを抑制
し得る記録装置を提供する。 【解決手段】 排紙ローラ34とで被記録材を排紙ロー
ラ34との間に挟んで排出するための拍車群36が、排
紙ローラ34に対向して設けられている。それぞれ独立
に弾性軸に支持された拍車36の外周には、円周部を多
数の突起状にした発明36aが軸方向に複数設けられて
いる。歯に設けられた突起の形状は同形状であり、突起
の位相が合うように取り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は記録媒体に画像を形
成する記録ヘッドを有する記録装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】プリンタ、複写機、ファクシミリ等の機
能を有する記録装置、あるいはコンピュータやワードプ
ロセッサ等を含む複合型電子機器やワークステーション
の出力機器として用いられる記録装置は、画像情報に基
づいて用紙やプラスチック薄板等の被記録材(記録媒
体)に画像を記録していくように構成されている。前記
記録装置は、記録方式により、インクジェット式、ワイ
ヤドット式、サーマル式、レーザービーム式等に分ける
ことができる。
【0003】被記録材の搬送方向(副走査方向)と交差
する方向に主走査するシリアルスキャン方式を採るシリ
アルタイプの記録装置においては、被記録材に沿って移
動するキャリッジ上に搭載した記録手段によって画像を
記録(主走査)し、1行分の記録を終了した後に所定量
の紙送り(ピッチ搬送)を行い、その後に再び停止した
被記録材に対して、次の行の画像を記録(主走査)する
という動作を繰り返すことにより、被記録材全体の記録
が行われる。一方、被記録材の搬送方向の副走査のみで
記録するラインタイプの記録装置においては、被記録材
を所定の記録位置にセットし、一括して1行分の記録を
行った後、所定量の紙送り(ピッチ送り)を行い、さら
に、次の行の記録を一括して行うという動作を繰り返す
ことにより、被記録材全体の記録が行われる。
【0004】上記記録装置のうち、インクジェット式の
記録装置(インクジェット記録装置)は、記録手段(記
録ヘッド)から被記録材にインクを吐出して記録を行う
ものであり、記録手段のコンパクト化が容易であり、高
精細な画像を高速で記録することができ、普通紙に特別
の処理を必要とせずに記録することができ、ランニング
コストが安くノンインパクト方式であるため騒音が少な
く、しかも、多色のインクを使用してカラー画像を記録
するのが容易であるなどの利点を有している。中でも、
紙幅方向に多数の吐出口を配列したラインタイプの記録
手段を使用したライン型の装置は、記録の一層の高速化
が可能である。
【0005】特に、熱エネルギーを利用してインクを吐
出するインクジェット式の記録手段(記録ヘッド)は、
エッチング、蒸着、スパッタリング等の半導体製造プロ
セスを経て、基板上に製膜された電気熱変換体、電極、
液路壁、天板等を形成することにより、高密度の液路配
置(吐出口配置)を有するものを容易に製造することが
でき、一層のコンパクト化を図ることができる。また、
IC技術やマイクロ加工技術の長所を活用することによ
り、記録手段の長尺化や面状化(2次元化)が容易であ
り、記録手段のフルマルチ化および高密度実装化も容易
である。
【0006】従来のインクジェット記録装置の斜視図
を、図8に示す。該インクジェット記録装置において
は、給紙装置101によって給紙された被記録材は、印
字領域において搬送面が平面で構成されるプラテン12
2によって保持され、記録ヘッド124によって画像形
成された後、搬送方向下流側に設けられた排紙手段13
3によって排紙される。
【0007】上記排紙手段133は、排紙ローラ134
と、それに対向して位置し点接触によって被記録材を押
さえ搬送する特別な紙押さえ部材136(拍車)とで構
成され、それらを回転させることによって、印字直後で
未定着のインクが付着した被記録材を搬送する。
【0008】排紙ローラ134は、摩擦係数の高いゴム
やスポンジ状の材料を巻き付け、被記録材を搬送する際
に滑りにくくしてある。
【0009】図9に示すような円周部を刃状にした拍車
は、被記録材に圧痕やインク跡を残しにくいため、広く
用いられている。拍車は弾性軸を中心に回転するように
取り付けられ、被記録材に対する押付力は、その弾性軸
によって発生する。
【0010】また、拍車には、記録密度(デューティ)
の高い記録を行った際に、搬送方向に向かって直交する
方向への被記録材の波打ち(コックリング)を抑制して
印字品位を保ち、かつ記録ヘッドを被記録材との接触を
避けて記録ヘッドを保護する作用がある。
【0011】従来のインクジェット記録装置の排紙手段
133における、複数個の拍車で構成された拍車群13
6は、図10に示した拍車群の配列図、また図11に示
したその取付状態図のように配設されている。この両図
のように、従来のインクジェット記録装置においては、
拍車群を構成する拍車は同一軸上に一列に配設されるた
め、拍車間隔12は弾性軸長11よりも大きくする必要
があった。
【0012】コックリングを抑え込むためには、拍車ど
うしの間隔12を狭めて、可能な限り多くの拍車で被記
録材を排紙ローラに押付けることが理想である。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従来のインクジェット
記録装置においては、拍車の回転軸に弾性軸を用いてい
るため、それらを同一軸上に一列に配設しようとする
と、弾性軸長以上の拍車間隔が必要となり、拍車の配置
間隔を狭めることが困難であった。近年カラープリンタ
の普及に伴いインクの打ち込み量が増えてきた。高密
度、高精細なカラー印字を行う際に、被記録材にインク
が染み込み被記録材が膨潤すること等により、記録面上
にコックリングを起こすことがある。この場合、記録ヘ
ッドから吐出されたインク滴が被記録材上で着弾位置ず
れを起こして印字ムラが発生し、画質の劣化を招くこと
があった。また、プラテンから離れる方向に膨潤した被
記録材が記録ヘッドに接触してしまい、記録面を汚して
しまう、または被記録材が記録ヘッドを損傷してしまう
ことがあった。
【0014】また、拍車間隔を狭めるために弾性軸長を
短くするのは、拍車に適正な圧を設定することが困難と
なる。従って、この形態を実現するためには、前記排紙
ローラとは異なる軸上にある第2の排紙ローラとそれに
対向して配設された第2の拍車群を増設するしかなく、
装置の小型化の妨げとなる。
【0015】本発明はかかる従来技術の課題を解決する
ためになされたものであって、その目的とするところ
は、簡単な構成で被記録材のコックリングを抑制し得る
記録装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、被記録材を搬送する搬送手段と、前記搬送
手段より搬送方向下流側に位置し該被記録材を記録装置
本体外部へ排出する排出手段と、該排出手段に対向して
該被記録材を挟む方向に位置する被記録材押さえ部材を
備え、該被記録材押さえ部材は、それぞれ独立に回転可
能かつ弾性的に軸支された複数個の回転体である記録装
置において、前記回転体は、回転体本体から半径方向に
突出して前記被記録材に当接する当接部を周方向に複数
個有する被記録材押さえ部を、軸方向に複数個備えたこ
とを特徴とする。
【0017】このように被記録材押さえ部を回転体の軸
方向に複数個備えるようにしたので、回転体の支持軸を
増設することなく被記録材押さえ部の配設密度を高くす
ることが可能となり、簡単な構成で被記録材のコックリ
ングを抑制することができる。
【0018】前記回転体に設けられた複数個の被記録材
押さえ部のうち軸方向の最両端の被記録材押さえ部の間
隔は約3mm以上であることが望ましい。
【0019】回転体の被記録材押さえ部の数を増やして
配設密度を高くする場合に、複数個の被記録材押さえ部
のうち軸方向の最両端の被記録材押さえ部の間隔が小さ
くなりすぎると、最両端の被記録材押さえ部間で被記録
材が波打つ可能性が低くなるとともに、軸方向に隣接す
る回転体の被記録材押さえ部の間隔が大きくなり、有効
にコックリングを抑制することが困難になる。従って、
このように回転体に設けられた複数個の被記録材押さえ
部のうち軸方向の最両端の被記録材押さえ部の間隔を約
3mm以上とすれば、徒に被記録材押さえ部の数を増やす
ことなく有効にコックリングを抑制することができる。
【0020】また、前記排出手段及び被記録材押さえ部
材の搬送方向上流側に、前記被記録材に記録するための
記録手段と前記被記録材を該記録手段に対向させて支持
するための支持手段とを有し、前記排出手段及び被記録
材押さえ部材は、挟んだ被記録材の搬送方向上流側部分
を前記支持手段側へ押圧するようにしてもよい。
【0021】排出手段及び被記録材押さえ部材が被記録
材を装置外部に排出する際に、挟んだ被記録材の搬送方
向上流側部分が、まだ支持手段によって記録手段に対向
するように支持されていると、被記録材が記録手段に接
触して、記録された画像の品位が劣化したり、記録手段
が損傷したりするおそれがある。
【0022】このように排出手段及び被記録材押さえ部
材が、挟んだ被記録材の搬送方向上流側部分を支持手段
側へ押圧すれば、被記録材が記録手段に接触する可能性
も小さくなる。従って、高品位の記録が可能となるとと
もに耐久性を向上させることができる。
【0023】また、前記記録手段は前記支持手段側に吐
出口を有し、該吐出口から前記支持手段に支持された被
記録材上へ記録剤を吐出して記録を行うようにすること
もできる。
【0024】インクジェット式の記録装置のように、記
録手段としての記録ヘッドから、記録剤としてのインク
を吐出するようにすれば、記録手段のコンパクト化が可
能であり、高精細な画像を高速で記録することができ、
普通紙に特別の処理を必要とせずに記録することがで
き、ランニングコストが安くノンインパクト方式である
ため騒音が少なく、しかも、多色のインクを使用してカ
ラー画像を形成するのが容易である。
【0025】また、前記回転体は弾性軸に支持されてお
り、該弾性軸が挿通される前記回転体の貫通孔は、軸方
向の中心部から端部にかけて拡径するテーパー形状に形
成されているようにしてもよい。
【0026】このように回転体を弾性を有する軸で支持
すれば弾性的な支持を簡単な構成で実現することができ
る。また、弾性軸が挿通される回転体の貫通孔を軸方向
の中心部から端部にかけて拡径するテーパー部に形成す
れば、弾性軸がたわんでも回転体の複数の被記録材押さ
え部に押し圧を正確に与えることができる。また、弾性
軸がたわんでも回転体本体に当らないので、スペース的
に最適化を図ることができる。
【0027】また、前記回転体の貫通孔のテーパー形状
は、前記弾性軸のたわみに沿った形状であるようにして
もよい。
【0028】このように回転体の貫通孔のテーパー形状
は直線状に限られず、弾性軸のたわみに沿う形状として
も同様に、複数の被記録材押さえ部への押し圧の正確な
付与及びスペースの最適化が可能となる。
【0029】また、前記回転体に設けられた複数個の被
記録材押さえ部の当接部の周方向の位相が揃っているよ
うにしてもよい。
【0030】このようにすれば、回転体の複数個の被記
録材押さえ部のどれか一つの当接部に圧力が集中するこ
とがなく、被記録材の押し跡を防止することができる。
【0031】また、前記回転体に設けられた被記録材押
さえ部の当接部に当接して該当接部を清掃する回転体清
掃部材を備え、該回転体清掃部材は、少なくとも2個以
上の前記被記録材部材に当接するようにしてもよい。
【0032】このようにすれば、回転体清掃部材の数を
減らすことができ、組み立て性の向上、低コスト化を図
ることができる。
【0033】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)次に図面を参
照して本発明に係る記録装置の一実施形態について説明
する。本実施形態ではインクジェット記録装置を用いて
説明する。図1はインクジェット記録装置の概略構成を
示す斜視説明図、図2はインクジェット記録装置の断面
説明図、図3は拍車群の配列図、図4は拍車の断面図、
図5は排紙部の断面図である。
【0034】図1〜図5を参照してインクジェット記録
装置の構成について説明する。本実施形態は、被記録材
(以後、シートとする)給送装置一体型の記録装置であ
り、シート給送装置1、送紙部13、排紙部33、記録
部25、クリーニング部40等を装備している。以下、
これらの構成について説明する。
【0035】先ずシート給送装置1の構成について説明
すると、シート給送装置1は図1に示すように30°〜
60°の角度を持って装置本体に取り付けられており、
セットされたシートPは記録後水平に排出されるように
構成されている。
【0036】記録ヘッド24は搬送ローラ14及びピン
チローラ15により搬送されたシートPに記録剤として
のインクによる文字画像を記録するものである。この装
置における記録手段としては、記録ヘッドからインクを
吐出して記録するインクジェット記録方式を用いてい
る。即ち、この記録ヘッドは微細な液体吐出口(オリフ
ィス)、液路及びこの液路の一部に設けられるエネルギ
ー作用部と、該作用部にある液体に作用させる液滴形成
エネルギーを発生するエネルギー発生手段を備えてい
る。ここで、搬送ローラ14及びピンチローラ15によ
り搬送手段が構成される。
【0037】記録部25は、図1に示すように記録ヘッ
ド24を取り付けるキャリッジ26と、該キャリッジ2
6をシート搬送方向と直角方向に往復走査させるための
ガイド軸27と、上記キャリッジ26の後端を保持し、
記録ヘッド24とシートP間の距離を維持するガイド2
8、キャリッジモータ29の駆動をキャリッジ26に伝
達するタイミングベルト30、該タイミングベルト30
を張設するアイドルプーリ31、記録ヘッド24へ電気
基板からのヘッド駆動信号を伝達するためのフレキシブ
ル基板32等を装備している。前記記録ヘッド24はイ
ンクタンクと一体に構成され、交換可能な記録ヘッドで
あり、キャリッジ26と一体となって走査されることに
より、プラテン(支持手段)22上を搬送されるシート
Pにインクによる文字画像を記録する。
【0038】クリーニング部40は、図1に示すよう
に、記録ヘッド24のクリーニングを行うポンプ41
と、記録ヘッド24の乾燥を抑えるためのキャップ4
2、及び搬送ローラ14からの駆動をシート給送装置1
及びポンプ41に切り換える駆動切り換えアーム44等
を装備している。上記駆動切り換えアーム44は、給送
時及びクリーニング時以外は図1に示す位置にあり、搬
送ローラ14の軸芯を中心に回転する図示しない遊星ギ
ヤを所定位置で固定しているので、搬送ローラ14の駆
動はポンプ41及びシート給送装置1へは伝達されな
い。またキャリッジ26を移動させることで、駆動切り
換えアーム44を矢印A方向に移動させると、搬送ロー
ラ14の正転逆転に応じて遊星ギヤが移動し、搬送ロー
ラ14の正転時にシート給送装置1に駆動が伝達され、
逆転時にポンプ41に駆動が伝達されるように構成され
ている。
【0039】排紙部33は、図2に示すように、排紙ロ
ーラ(排出手段)34と該排紙ローラ34に搬送ローラ
14の駆動を伝達する伝達ローラ35、シートPの排出
を補助する拍車群36等を装備している。上記排紙ロー
ラ34及び拍車群36により記録後のシート記録面を汚
すことなく排紙する。ここで、拍車36が被記録材押さ
え部材としての回転体を構成する。
【0040】排紙部33において、排紙ローラ34は一
本の軸で構成されており、その駆動は送紙部13の送紙
ローラ14から伝達ローラ35を通して得ている。
【0041】拍車群36は図9に示すような円周部を多
数の突起状にした歯(被記録材押さえ部)を複数設けた
拍車で形成されている。拍車は弾性軸37を中心に回転
し、それぞれ独立して上下回転動するよう取り付けられ
ている。
【0042】拍車の歯は、SUSの厚み0.1程度の板
を、プレス又はエッチングにて形成される。拍車の歯の
外径は約10mmで、40〜50の突起状の歯が設けら
れている。本実施形態では2枚の歯を設けている。ここ
で、2枚の歯に設けられた突起(当接部)の形状は全く
同形状であり、各々の突起の位相も合うように取付けら
れている。拍車36に設けられた複数の歯36aのどれ
か1つの歯の突起部に圧が集中することがなく、記録時
の拍車跡等を防止することができる。拍車36はこの歯
36aがホルダー(回転体本体)に圧入またはアウトサ
ート成形等により一体化されている。拍車の歯36aの
間隔は約6mmに設定され、ホルダー36bの幅は約9
mmに設定されている。拍車36の間隔は約25mmで
あり、弾性軸37の長さは約23mmに設定されてい
る。以上より拍車36の歯36aの間隔は約6mm,1
9mmとなり、従来よりも間隔を狭く取ることができ
る。
【0043】弾性軸37はSUS等の線材をコイル状に
巻くことで形成される。シートPを排紙ローラ34と拍
車群36で挾み込む場合、拍車の歯36a1個当たり約
5〜20g程度の押圧を与えるように構成されている。
拍車のホルダー36bには中心に弾性軸37が通る貫通
孔36cが設けられている。この孔36cは中心部から
両端にかけて直線のテーパーが設けられ、弾性軸37が
たわんでも弾性軸37がホルダー36bに当たらないの
で、押し圧を正確に与えることができる。
【0044】図3に示すように、本実施形態において
は、それぞれの拍車には拍車クリーナ(回転体清掃部
材)38が取り付けられている。拍車クリーナ38は、
拍車の歯36aの円周部に接して回転するよう配設さ
れ、拍車に付着したインクや埃塵を取り除き、シートP
への拍車の接触跡の付着を防止する。拍車クリーナ38
は、連泡の多孔質体から構成され、インク等を吸収しや
すい構成となっている。拍車クリーナ38は幅約8mm
のドーナツ状であり、両端に回転軸を有した拍車クリー
ナホルダー38bに取付けられている。
【0045】また、本実施形態においては、図5に示す
ように、拍車群36の回転中心が排紙ローラ34の回転
中心軸よりもシートPの搬送方向上流側に位置するよ
う、拍車群36が配設されている。本実施形態において
は、排紙ローラの回転軸の回転中心と拍車群の回転中心
を結ぶ線が、シートの搬送方向に直交する方向に対し
て、シート搬送方向の上流側に10.5の角度をなして
いる。これにより、シートPの後端が搬送ローラ14を
抜けた後でも、シートPをプラテン22に押し付ける力
が発生するため、シートPと記録ヘッド24との間隔を
一定に保つことが可能となり、印字品位の劣化を防止で
きる。また、押し付け力の作用により後端の浮き上がり
が防げるため、記録ヘッド24とシートPが接触して不
図示の記録ヘッド24の吐出口を損傷することがなくな
る。
【0046】さらに、プラテン22は、図5に示すよう
に、記録ヘッドに対向してシートPを支持する面と、搬
送方向下流側に向かって前記記録ヘッド24から離れる
方向へと延在する面で構成されているため、前記シート
Pの後端の浮き上がり防止効果をさらに期待することが
できる。
【0047】(第2の実施形態)前記実施形態において
は、拍車に設けた歯36aの数が2枚であったが、図6
に示すように3枚以上にすることもできる。
【0048】拍車の歯36aの間隔は各約5mmに設定
され、ホルダー36bの幅は約12mmに設定されてい
る。以上より拍車の歯36aの間隔は約5mm,15m
mとなり、更に、従来よりも間隔を狭く取ることがで
き、コックリングを抑える効果が高まる。また、歯36
aの数が増えれば1個当りの歯36aにかける押し圧も
小さくすることもできるので拍車跡等を抑えることがで
きる。
【0049】その他の構成は前記実施形態と同様であ
る。
【0050】(第3の実施形態)前記実施形態において
は、拍車ホルダー36bの弾性軸37が通る孔36cは
中心部から両端にかけて直線のテーパーが設けられてい
たが、図7に示すごとく弾性軸37のたわみに沿った曲
線形状のテーパー形状にしてもよい。
【0051】本実施形態によれば弾性軸37がたわんだ
時に、より効率的に弾性軸37がホルダー36bに当た
らないので、スペース的に最適化が図れる。
【0052】その他の構成は前記実施形態と同様であ
る。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、被記録材を搬送す
る搬送手段と、前記搬送手段より搬送方向下流側に位置
し該被記録材を記録装置本体外部へ排出する排出手段
と、該排出手段に対向して該被記録材を挟む方向に位置
する被記録材押さえ部材を備え、該被記録材押さえ部材
は、それぞれ独立に回転可能かつ弾性的に軸支された複
数個の回転体である記録装置において、前記回転体は、
回転体本体から半径方向に突出して前記被記録材に当接
する当接部を周方向に複数個有する被記録材押さえ部
を、軸方向に複数個備えたので、回転体の支持軸を増設
することなく被記録材押さえ部の配設密度を高くするこ
とが可能となり、簡単な構成で被記録材のコックリング
を抑制することができる。
【0054】また、前記回転体に設けられた複数個の被
記録材押さえ部のうち軸方向の最両端の被記録材押さえ
部の間隔は約3mm以上であるようにすれば、徒に被記録
材押さえ部の数を増やすことなく有効にコックリングを
抑制することができる。
【0055】また、前記排出手段及び被記録材押さえ部
材の搬送方向上流側に、前記被記録材に記録するための
記録手段と前記被記録材を該記録手段に対向させて支持
するための支持手段とを有し、前記排出手段及び被記録
材押さえ部材は、挟んだ被記録材の搬送方向上流側部分
を前記支持手段側へ押圧するようにしているので、被記
録材が記録手段に接触しにくくなり、高品位の記録が可
能となるとともに耐久性を向上させることができる。
【0056】また、前記記録手段は前記支持手段側に吐
出口を有し、該吐出口から前記支持手段に支持された被
記録材上へ記録剤を吐出して記録を行うようにしたの
で、記録手段のコンパクト化が可能であり、高精細な画
像を高速で記録することができ、普通紙に特別の処理を
必要とせずに記録することができ、ランニングコストが
安くノンインパクト方式であるため騒音が少なく、しか
も、多色の記録剤を使用してカラー画像を形成するのが
容易である。
【0057】また、前記回転体は弾性軸に支持されてお
り、該弾性軸が挿通される前記回転体の貫通孔は、軸方
向の中心部から端部にかけて拡径するテーパー形状に形
成されているので、弾性的な支持を簡単な構成で実現す
ることができるとともに弾性軸がたわんでも回転体の複
数の被記録材押さえ部に押し圧を正確に与えることがで
きる。また、弾性軸がたわんでも回転体本体に当らない
ので、スペース的に最適化を図ることができる。
【0058】また、前記回転体の貫通孔のテーパー形状
は、前記弾性軸のたわみに沿った形状であるようにして
も同様に、複数の被記録材押さえ部への押し圧の正確な
付与及びスペースの最適化が可能となる。
【0059】また、前記回転体に設けられた複数個の被
記録材押さえ部の当接部の周方向の位相が揃っているよ
うにしているので、回転体の複数個の被記録材押さえ部
のどれか一つの当接部に圧力が集中することがなく、被
記録材の押し跡を防止することができる。
【0060】また、前記回転体に設けられた被記録材押
さえ部の当接部に当接して該当接部を清掃する回転体清
掃部材を備え、該回転体清掃部材は、少なくとも2個以
上の前記被記録材部材に当接するようにしているので、
回転体清掃部材の数を減らすことができ、組み立て性の
向上、低コスト化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の第1の実施形態に係る記録装置
の斜視図である。
【図2】図2は本発明の第1の実施形態に係る記録装置
の側断面図である。
【図3】図3は本発明の第1の実施形態に係る拍車群の
配列図である。
【図4】図4は本発明の第1の実施形態を示す拍車の断
面図である。
【図5】図5は本発明の第1の実施形態を示す排紙部の
断面図である。
【図6】図6は本発明の第2の実施形態を示す拍車群の
配列図である。
【図7】図7は本発明の第3の実施形態を示す拍車の断
面図である。
【図8】図8は従来の記録装置の斜視図である。
【図9】図9は拍車の斜視図である。
【図10】図10は従来の記録装置における拍車群の配
列図である。
【図11】図11は従来の記録装置における拍車群の取
付状態図である。
【符号の説明】
1 シート給送装置 13 送紙部 14 搬送ローラ 15 ピンチローラ 16 ピンチローラガイド 22 プラテン 24 記録ヘッド 25 記録部 26 キャリッジ 33 排紙部 34 排紙ローラ 35 伝達ローラ 36 拍車 36a 拍車クリーナー 36b 拍車クリーナーホルダー 36c 貫通孔 37 弾性軸 38 拍車クリーナ 38b 拍車クリーナホルダー 39 拍車押さえ部材 40 クリーニング部 50 ペーパーサポーター 60 保護部材(外装)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被記録材を搬送する搬送手段と、前記搬
    送手段より搬送方向下流側に位置し該被記録材を記録装
    置本体外部へ排出する排出手段と、該排出手段に対向し
    て該被記録材を挟む方向に位置する被記録材押さえ部材
    を備え、 該被記録材押さえ部材は、それぞれ独立に回転可能かつ
    弾性的に軸支された複数個の回転体である記録装置にお
    いて、 前記回転体は、回転体本体から半径方向に突出して前記
    被記録材に当接する当接部を周方向に複数個有する被記
    録材押さえ部を、軸方向に複数個備えたことを特徴とす
    る記録装置。
  2. 【請求項2】 前記回転体に設けられた複数個の被記録
    材押さえ部のうち軸方向の最両端の被記録材押さえ部の
    間隔が約3mm以上であることを特徴とする請求項1記載
    の記録装置。
  3. 【請求項3】 前記排出手段及び被記録材押さえ部材の
    搬送方向上流側に、前記被記録材に記録するための記録
    手段と前記被記録材を該記録手段に対向させて支持する
    ための支持手段とを有し、 前記排出手段及び被記録材押さえ部材は、挟んだ被記録
    材の搬送方向上流側部分を前記支持手段側へ押圧するこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載の記録装置。
  4. 【請求項4】 前記記録手段は前記支持手段側に吐出口
    を有し、 該吐出口から前記支持手段に支持された被記録材上へ記
    録剤を吐出して記録を行うことを特徴とする請求項3記
    載の記録装置。
  5. 【請求項5】 前記回転体は弾性軸に支持されており、 該弾性軸が挿通される前記回転体の貫通孔は、軸方向の
    中心部から端部にかけて拡径するテーパー形状に形成さ
    れていることを特徴とする請求項1乃至4記載の記録装
    置。
  6. 【請求項6】 前記回転体の貫通孔のテーパー形状は、
    前記弾性軸のたわみに沿った形状であることを特徴とす
    る請求項5記載の記録装置。
  7. 【請求項7】 前記回転体に設けられた複数個の被記録
    材押さえ部の当接部の周方向の位相が揃っていることを
    特徴とする請求項1乃至6記載の記録装置。
  8. 【請求項8】 前記回転体に設けられた被記録材押さえ
    部の当接部に当接して該当接部を清掃する回転体清掃部
    材を備え、 該回転体清掃部材は、少なくとも2個以上の前記被記録
    材部材に当接することを特徴とする請求項1乃至7記載
    の記録装置。
JP4895398A 1998-02-13 1998-02-13 記録装置 Withdrawn JPH11228004A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100955652B1 (ko) * 2007-04-03 2010-05-06 가부시키가이샤 미마키 엔지니어링 프린터 장치
JP2021046276A (ja) * 2019-09-18 2021-03-25 富士通フロンテック株式会社 媒体搬送装置

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