JPH11227283A - キャリッジユニット - Google Patents
キャリッジユニットInfo
- Publication number
- JPH11227283A JPH11227283A JP3242598A JP3242598A JPH11227283A JP H11227283 A JPH11227283 A JP H11227283A JP 3242598 A JP3242598 A JP 3242598A JP 3242598 A JP3242598 A JP 3242598A JP H11227283 A JPH11227283 A JP H11227283A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- head holder
- slide base
- head
- carriage unit
- holder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Ink Jet (AREA)
- Character Spaces And Line Spaces In Printers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】ヘッドホルダとスライドベースとの位置決めを
正確にできるキャリッジユニットを提供する。 【解決手段】第1から第6までの突当部44,50,5
2,64,66,68、板ばね54,58、コイルばね
72によって、矢印A,A’,B,B’,C,C’で示
される互いに直交する方向にヘッドホルダ60が移動す
ることを禁止した。
正確にできるキャリッジユニットを提供する。 【解決手段】第1から第6までの突当部44,50,5
2,64,66,68、板ばね54,58、コイルばね
72によって、矢印A,A’,B,B’,C,C’で示
される互いに直交する方向にヘッドホルダ60が移動す
ることを禁止した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクを吐出する
印字ヘッドを搭載して所定方向に往復動するキャリッジ
ユニットに関する。
印字ヘッドを搭載して所定方向に往復動するキャリッジ
ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータやワークステーションの出
力装置の一つとして、インクを吐出して記録紙などの記
録媒体に画像を形成するインクジェット方式の画像形成
装置が知られている。このインクジェット方式画像形成
装置は、例えば、インクを吐出する複数のインク吐出口
が形成された印字ヘッドと、この印字ヘッドを搭載して
所定方向に往復動するキャリッジと、上記の所定方向に
直交する方向に記録紙を搬送する搬送装置とを備えてい
る。
力装置の一つとして、インクを吐出して記録紙などの記
録媒体に画像を形成するインクジェット方式の画像形成
装置が知られている。このインクジェット方式画像形成
装置は、例えば、インクを吐出する複数のインク吐出口
が形成された印字ヘッドと、この印字ヘッドを搭載して
所定方向に往復動するキャリッジと、上記の所定方向に
直交する方向に記録紙を搬送する搬送装置とを備えてい
る。
【0003】記録紙に画像を形成する際は、一般に、搬
送装置で搬送中の記録紙を一時的に停止させ、キャリッ
ジを上記の所定方向に往復動させながら、画像情報を坦
持した画像信号に基づいてインク吐出口からインクを吐
出し、記録紙のうち、インク吐出口に向き合う画像形成
領域に位置する部分に1バンド分の画像を形成する。そ
の後、記録紙を1バンド分の幅だけ搬送して停止させ、
再び、キャリッジを上記の所定方向に往復動させなが
ら、画像信号に基づいてインク吐出口からインクを吐出
し、記録紙のうち、画像形成領域に新たに位置する部分
に画像を形成する。このような動作を繰り返すことによ
り、記録紙に画像を形成する。
送装置で搬送中の記録紙を一時的に停止させ、キャリッ
ジを上記の所定方向に往復動させながら、画像情報を坦
持した画像信号に基づいてインク吐出口からインクを吐
出し、記録紙のうち、インク吐出口に向き合う画像形成
領域に位置する部分に1バンド分の画像を形成する。そ
の後、記録紙を1バンド分の幅だけ搬送して停止させ、
再び、キャリッジを上記の所定方向に往復動させなが
ら、画像信号に基づいてインク吐出口からインクを吐出
し、記録紙のうち、画像形成領域に新たに位置する部分
に画像を形成する。このような動作を繰り返すことによ
り、記録紙に画像を形成する。
【0004】上述したインクジェット方式の画像形成装
置では、一般に、上記の所定方向に延びる案内レールが
形成されており、キャリッジは、この案内レールに往復
動自在に固定されている。ところが、キャリッジに搭載
される印字ヘッドには様々な形状のものがあり、搭載す
る印字ヘッドの形状に対応させてキャリッジを作製し直
す必要がある。このため、キャリッジを作製し直す費用
がかかったり、キャリッジ作製用の金型の費用もかかっ
たりして、装置全体としてコストアップになる。特に、
大型のキャリッジの場合は、金型の費用が高くなり、装
置全体としていっそうコストアップになる。
置では、一般に、上記の所定方向に延びる案内レールが
形成されており、キャリッジは、この案内レールに往復
動自在に固定されている。ところが、キャリッジに搭載
される印字ヘッドには様々な形状のものがあり、搭載す
る印字ヘッドの形状に対応させてキャリッジを作製し直
す必要がある。このため、キャリッジを作製し直す費用
がかかったり、キャリッジ作製用の金型の費用もかかっ
たりして、装置全体としてコストアップになる。特に、
大型のキャリッジの場合は、金型の費用が高くなり、装
置全体としていっそうコストアップになる。
【0005】そこで、印字ヘッドが搭載されるヘッドホ
ルダと、このヘッドホルダが着脱自在に固定されると共
に上記の案内レールに固定されて往復動するスライドベ
ースとにキャリッジを分割したキャリッジユニットが用
いられることがある。このようにヘッドホルダとスライ
ドベースに分割されたキャリッジユニットを使用する場
合、各部品は小型になる。従って、ヘッドホルダを印字
ヘッドの形状に対応させて作製し直しても、その費用
は、一体型のキャリッジを作製し直す費用に比べて低く
て済む。
ルダと、このヘッドホルダが着脱自在に固定されると共
に上記の案内レールに固定されて往復動するスライドベ
ースとにキャリッジを分割したキャリッジユニットが用
いられることがある。このようにヘッドホルダとスライ
ドベースに分割されたキャリッジユニットを使用する場
合、各部品は小型になる。従って、ヘッドホルダを印字
ヘッドの形状に対応させて作製し直しても、その費用
は、一体型のキャリッジを作製し直す費用に比べて低く
て済む。
【0006】ところで、印字ヘッドと記録紙との距離
は、印字精度を高めるために常に一定であることが好ま
しい。しかし、記録紙の種類によっては紙厚が異なり、
印字ヘッドと記録紙との距離を一定に保てないことがあ
る。このため、上記の案内レールを回転軸としてキャリ
ッジを回転させて印字ヘッドと記録紙との距離を変え、
異なる紙厚に対応させている。
は、印字精度を高めるために常に一定であることが好ま
しい。しかし、記録紙の種類によっては紙厚が異なり、
印字ヘッドと記録紙との距離を一定に保てないことがあ
る。このため、上記の案内レールを回転軸としてキャリ
ッジを回転させて印字ヘッドと記録紙との距離を変え、
異なる紙厚に対応させている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記した分割型のキャ
リッジユニットでは、通常、ヘッドホルダをスライドベ
ースに固定して位置決めするために、ビスでヘッドホル
ダを固定したり、ヘッドホルダまたはスライドベースの
いずれか一方に穴を形成して他方にボスを形成して穴に
ボスを嵌め込むことによりヘッドホルダを位置決めして
固定したりしている。この場合、ビスの緩みや、穴とボ
スの「遊び」のために正確な位置決めができないおそれ
がある。位置決めが正確に行われない場合、正確な画像
を形成できなくなる。
リッジユニットでは、通常、ヘッドホルダをスライドベ
ースに固定して位置決めするために、ビスでヘッドホル
ダを固定したり、ヘッドホルダまたはスライドベースの
いずれか一方に穴を形成して他方にボスを形成して穴に
ボスを嵌め込むことによりヘッドホルダを位置決めして
固定したりしている。この場合、ビスの緩みや、穴とボ
スの「遊び」のために正確な位置決めができないおそれ
がある。位置決めが正確に行われない場合、正確な画像
を形成できなくなる。
【0008】本発明は、上記事情に鑑み、ヘッドホルダ
とスライドベースとの位置決めを正確にできるキャリッ
ジユニットを提供することを第1の目的とする。
とスライドベースとの位置決めを正確にできるキャリッ
ジユニットを提供することを第1の目的とする。
【0009】また、案内レールを回転軸としてキャリッ
ジを回転させて印字ヘッドと記録紙との距離を変える場
合、回転に起因して印字ヘッドと記録紙との平行性がず
れ、両者間の距離にばらつきが生じるおそれがある。
ジを回転させて印字ヘッドと記録紙との距離を変える場
合、回転に起因して印字ヘッドと記録紙との平行性がず
れ、両者間の距離にばらつきが生じるおそれがある。
【0010】本発明は、上記事情に鑑み、印字ヘッドと
記録紙との平行性を保ちつつこれらの間の距離を一定に
保てるキャリッジユニットを提供することを第2の目的
とする。
記録紙との平行性を保ちつつこれらの間の距離を一定に
保てるキャリッジユニットを提供することを第2の目的
とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るための本発明の第1のキャリッジユニットは、インク
を吐出する印字ヘッドを所定方向に往復動させながら該
印字ヘッドからインクを吐出して記録媒体に画像を形成
するインクジェット方式画像形成装置における、前記印
字ヘッドが搭載されるヘッドホルダと、前記所定方向に
延びる案内レールに固定されて前記所定方向に往復動す
る、前記ヘッドホルダが着脱自在に固定されたスライド
ベースとを備えたキャリッジユニットにおいて、(1)
前記ヘッドホルダを前記スライドベースに固定する際の
基準となる基準面を定めると共に、該基準面に直交する
直交方向に前記ヘッドホルダが移動することを禁止する
第1位置決め部(2)前記直交方向に交差する方向に前
記ヘッドホルダが移動することを禁止する第2位置決め
部を備えたことを特徴とするものである。
るための本発明の第1のキャリッジユニットは、インク
を吐出する印字ヘッドを所定方向に往復動させながら該
印字ヘッドからインクを吐出して記録媒体に画像を形成
するインクジェット方式画像形成装置における、前記印
字ヘッドが搭載されるヘッドホルダと、前記所定方向に
延びる案内レールに固定されて前記所定方向に往復動す
る、前記ヘッドホルダが着脱自在に固定されたスライド
ベースとを備えたキャリッジユニットにおいて、(1)
前記ヘッドホルダを前記スライドベースに固定する際の
基準となる基準面を定めると共に、該基準面に直交する
直交方向に前記ヘッドホルダが移動することを禁止する
第1位置決め部(2)前記直交方向に交差する方向に前
記ヘッドホルダが移動することを禁止する第2位置決め
部を備えたことを特徴とするものである。
【0012】ここで、(3)前記第1位置決め部は、前
記ヘッドホルダを所定の第1方向に付勢する第1付勢部
材と、前記第1方向への前記ヘッドホルダの移動を禁止
する第1規制部材とからなるものであり、(4)前記第
2位置決め部は、前記第1方向に交差する第2方向に前
記ヘッドホルダを付勢する第2付勢部材と、前記第2方
向への前記ヘッドホルダの移動を禁止する第2規制部材
とからなるものであってもよい。
記ヘッドホルダを所定の第1方向に付勢する第1付勢部
材と、前記第1方向への前記ヘッドホルダの移動を禁止
する第1規制部材とからなるものであり、(4)前記第
2位置決め部は、前記第1方向に交差する第2方向に前
記ヘッドホルダを付勢する第2付勢部材と、前記第2方
向への前記ヘッドホルダの移動を禁止する第2規制部材
とからなるものであってもよい。
【0013】また、(5)前記第2方向は、互いに交差
する2つの方向であってもよい。
する2つの方向であってもよい。
【0014】上記第1の目的を達成するための本発明の
第2のキャリッジユニットは、インクを吐出する印字ヘ
ッドを所定方向に往復動させながら該印字ヘッドからイ
ンクを吐出して記録媒体に画像を形成するインクジェッ
ト方式画像形成装置における、前記印字ヘッドが搭載さ
れるヘッドホルダと、前記所定方向に延びる案内レール
に固定されて前記所定方向に往復動する、前記ヘッドホ
ルダが着脱自在に固定されたスライドベースとを備えた
キャリッジユニットにおいて、(6)前記ヘッドホルダ
は、前記所定方向に直交する第1方向に突き当たる少な
くとも3つの第1突当部と、前記所定方向に突き当たる
少なくとも1つの第2突当部と、前記第1及び所定方向
双方に直交する第3方向に突き当たる少なくとも2つの
第3突当部とを備えたものであり、(7)前記スライド
ベースは、前記第1突当部に突き当たる第4突当部と、
前記第2突当部に突き当たる第5突当部と、前記第3突
当部に突き当たる第6突当部とを備えたものであり、
(8)キャリッジユニットが、前記第1突当部と前記第
4突当部、前記第2突当部と前記第5突当部、及び前記
第3突当部と前記第6突当部それぞれを互いに突き当て
る方向に前記ヘッドホルダを付勢する第3付勢手段を備
えてもよい。
第2のキャリッジユニットは、インクを吐出する印字ヘ
ッドを所定方向に往復動させながら該印字ヘッドからイ
ンクを吐出して記録媒体に画像を形成するインクジェッ
ト方式画像形成装置における、前記印字ヘッドが搭載さ
れるヘッドホルダと、前記所定方向に延びる案内レール
に固定されて前記所定方向に往復動する、前記ヘッドホ
ルダが着脱自在に固定されたスライドベースとを備えた
キャリッジユニットにおいて、(6)前記ヘッドホルダ
は、前記所定方向に直交する第1方向に突き当たる少な
くとも3つの第1突当部と、前記所定方向に突き当たる
少なくとも1つの第2突当部と、前記第1及び所定方向
双方に直交する第3方向に突き当たる少なくとも2つの
第3突当部とを備えたものであり、(7)前記スライド
ベースは、前記第1突当部に突き当たる第4突当部と、
前記第2突当部に突き当たる第5突当部と、前記第3突
当部に突き当たる第6突当部とを備えたものであり、
(8)キャリッジユニットが、前記第1突当部と前記第
4突当部、前記第2突当部と前記第5突当部、及び前記
第3突当部と前記第6突当部それぞれを互いに突き当て
る方向に前記ヘッドホルダを付勢する第3付勢手段を備
えてもよい。
【0015】上記第1及び第2の目的を達成するための
本発明の第3のキャリッジユニットは、インクを吐出す
る印字ヘッドを所定方向に往復動させながら該印字ヘッ
ドからインクを吐出して、記録媒体のうち該印字ヘッド
の前方に位置する部分に画像を形成するインクジェット
方式画像形成装置における、前記印字ヘッドが搭載され
るヘッドホルダと、前記所定方向に延びる案内レールに
固定されて前記所定方向に往復動する、前記ヘッドホル
ダが着脱自在に固定されたスライドベースとを備えたキ
ャリッジユニットにおいて、(9)記録媒体のうち前記
印字ヘッドの前方に位置する部分に直交する直交方向以
外の方向に前記ヘッドホルダを付勢する第4付勢手段
(10)該方向に前記ヘッドホルダが移動することを禁
止する第3規制部材(11)前記直交方向のうちのいず
れか一方向に前記ヘッドホルダを付勢する第5付勢手段
(12)該第5付勢手段の付勢方向に前記ヘッドホルダ
が移動することを規制すると共に、前記直交方向のうち
のいずれか一方向に前記ヘッドホルダを所定量だけ移動
させる移動手段を備えたことを特徴とするものである。
本発明の第3のキャリッジユニットは、インクを吐出す
る印字ヘッドを所定方向に往復動させながら該印字ヘッ
ドからインクを吐出して、記録媒体のうち該印字ヘッド
の前方に位置する部分に画像を形成するインクジェット
方式画像形成装置における、前記印字ヘッドが搭載され
るヘッドホルダと、前記所定方向に延びる案内レールに
固定されて前記所定方向に往復動する、前記ヘッドホル
ダが着脱自在に固定されたスライドベースとを備えたキ
ャリッジユニットにおいて、(9)記録媒体のうち前記
印字ヘッドの前方に位置する部分に直交する直交方向以
外の方向に前記ヘッドホルダを付勢する第4付勢手段
(10)該方向に前記ヘッドホルダが移動することを禁
止する第3規制部材(11)前記直交方向のうちのいず
れか一方向に前記ヘッドホルダを付勢する第5付勢手段
(12)該第5付勢手段の付勢方向に前記ヘッドホルダ
が移動することを規制すると共に、前記直交方向のうち
のいずれか一方向に前記ヘッドホルダを所定量だけ移動
させる移動手段を備えたことを特徴とするものである。
【0016】ここで、前記移動手段は、(13)前記所
定方向に延びると共に外周面に凹部が形成されて外周方
向に自在に回転する、前記ヘッドホルダ及び前記スライ
ドベースのうちのいずれか一方に配置された円柱状部材
(14)前記ヘッドホルダ及び前記スライドベースのう
ちの前記いずれか一方とは異なる他方に形成された、前
記凹部に当接して前記直交方向のうちのいずれか一方向
に前記ヘッドホルダを移動する当接部材を備えたもので
あってもよい。
定方向に延びると共に外周面に凹部が形成されて外周方
向に自在に回転する、前記ヘッドホルダ及び前記スライ
ドベースのうちのいずれか一方に配置された円柱状部材
(14)前記ヘッドホルダ及び前記スライドベースのう
ちの前記いずれか一方とは異なる他方に形成された、前
記凹部に当接して前記直交方向のうちのいずれか一方向
に前記ヘッドホルダを移動する当接部材を備えたもので
あってもよい。
【0017】また、前記移動手段は、(15)前記所定
方向に延びると共に段差が形成されて前記所定方向に自
在に移動する、前記ヘッドホルダ及び前記スライドベー
スのうちのいずれか一方に配置された柱状部材(16)
前記ヘッドホルダ及び前記スライドベースのうちの前記
いずれか一方とは異なる他方に形成された、前記段差に
当接して前記直交方向のうちのいずれか一方向に前記ヘ
ッドホルダを移動する当接部材を備えたものであっても
よい。
方向に延びると共に段差が形成されて前記所定方向に自
在に移動する、前記ヘッドホルダ及び前記スライドベー
スのうちのいずれか一方に配置された柱状部材(16)
前記ヘッドホルダ及び前記スライドベースのうちの前記
いずれか一方とは異なる他方に形成された、前記段差に
当接して前記直交方向のうちのいずれか一方向に前記ヘ
ッドホルダを移動する当接部材を備えたものであっても
よい。
【0018】さらに、前記柱状部材は、(17)前記ス
ライドベースの往復動に伴って該柱状部材の端部が前記
画像形成装置に当接することにより前記所定方向に移動
するものであってもよい。
ライドベースの往復動に伴って該柱状部材の端部が前記
画像形成装置に当接することにより前記所定方向に移動
するものであってもよい。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
キャリッジユニットの一実施形態を説明する。
キャリッジユニットの一実施形態を説明する。
【0020】図1は、本発明のキャリッジユニットが組
み込まれているインクジェット方式画像形成装置の一例
であるプロッタの概略構成を示す斜視図である。
み込まれているインクジェット方式画像形成装置の一例
であるプロッタの概略構成を示す斜視図である。
【0021】プロッタ10は、矢印A方向に搬送される
記録紙12が載置されるプラテン14を備えている。こ
のプラテン14の上方には、プラテン14に対して平行
に2本の案内レール16が掛け渡されている。この案内
レール16には、モータ(図示せず)とベルト(図示せ
ず)によって矢印B,B’方向(矢印A方向に直交する
方向)に自在に往復動するスライドベース40が取り付
けられている。このスライドベース40には、インクを
吐出するインク吐出口(図示せず)を有する印字ヘッド
20が搭載されるヘッドホルダ60が着脱自在に固定さ
れている。スライドベース40とヘッドホルダ60によ
ってキャリッジユニット30が構成されている。
記録紙12が載置されるプラテン14を備えている。こ
のプラテン14の上方には、プラテン14に対して平行
に2本の案内レール16が掛け渡されている。この案内
レール16には、モータ(図示せず)とベルト(図示せ
ず)によって矢印B,B’方向(矢印A方向に直交する
方向)に自在に往復動するスライドベース40が取り付
けられている。このスライドベース40には、インクを
吐出するインク吐出口(図示せず)を有する印字ヘッド
20が搭載されるヘッドホルダ60が着脱自在に固定さ
れている。スライドベース40とヘッドホルダ60によ
ってキャリッジユニット30が構成されている。
【0022】ヘッドホルダ60に搭載された印字ヘッド
20のインク吐出口の前方は、画像が形成される画像形
成領域18であり、記録紙12のうち、この画像形成領
域18に位置する部分にインク吐出口からインクが吐出
されて画像が形成される。なお、図1では、印字ヘッド
20、スライドベース40、及びヘッドホルダ60の概
略構成が描かれている。また、図1では、1つの印字ヘ
ッド20のように表わされているが、実際は、図2に示
すように、4つの印字ヘッド20K(ブラック),20
C(シアン),20M(マゼンタ),20Y(イエロ
ー)から構成されている。
20のインク吐出口の前方は、画像が形成される画像形
成領域18であり、記録紙12のうち、この画像形成領
域18に位置する部分にインク吐出口からインクが吐出
されて画像が形成される。なお、図1では、印字ヘッド
20、スライドベース40、及びヘッドホルダ60の概
略構成が描かれている。また、図1では、1つの印字ヘ
ッド20のように表わされているが、実際は、図2に示
すように、4つの印字ヘッド20K(ブラック),20
C(シアン),20M(マゼンタ),20Y(イエロ
ー)から構成されている。
【0023】記録紙12に画像を形成するに当っては、
プラテン14に記録紙12を載置し、この記録紙を、プ
ラテン14に形成された開口部(図示せず)から外周面
の一部を露出した搬送ローラ22と、記録紙12の幅方
向両端部を上方から押えるピンチローラ24とによって
挟持し、モータ(図示せず)により搬送ローラ22を回
転させて搬送する。記録紙12の上方でスライドベース
40を矢印B,B’方向に往復動させ、制御装置26か
ら印字ヘッド20に送信された画像情報を担持する画像
信号に基づいてインクを吐出して、記録紙12のうち、
画像形成領域18に位置する部分に画像を形成する。
プラテン14に記録紙12を載置し、この記録紙を、プ
ラテン14に形成された開口部(図示せず)から外周面
の一部を露出した搬送ローラ22と、記録紙12の幅方
向両端部を上方から押えるピンチローラ24とによって
挟持し、モータ(図示せず)により搬送ローラ22を回
転させて搬送する。記録紙12の上方でスライドベース
40を矢印B,B’方向に往復動させ、制御装置26か
ら印字ヘッド20に送信された画像情報を担持する画像
信号に基づいてインクを吐出して、記録紙12のうち、
画像形成領域18に位置する部分に画像を形成する。
【0024】図2から図6までを参照して、キャリッジ
ユニット30の第1実施形態を説明する。
ユニット30の第1実施形態を説明する。
【0025】図2は、第1実施形態のキャリッジユニッ
ト30を示す斜視図であり、図3は、図2のキャリッジ
ユニットのスライドベース40を示す斜視図である。図
4は、印字ヘッド20K,20C,20M,20Yが搭
載されたヘッドホルダ60を示す斜視図である。また、
図5は、キャリッジユニット30の一部を破断して示す
側面図であり、図6は、キャリッジユニット30の平面
図である。
ト30を示す斜視図であり、図3は、図2のキャリッジ
ユニットのスライドベース40を示す斜視図である。図
4は、印字ヘッド20K,20C,20M,20Yが搭
載されたヘッドホルダ60を示す斜視図である。また、
図5は、キャリッジユニット30の一部を破断して示す
側面図であり、図6は、キャリッジユニット30の平面
図である。
【0026】キャリッジユニット30は、上述したよう
に、矢印B,B’方向に自在に往復動するスライドベー
ス40と、このスライドベース40に着脱自在に固定さ
れるヘッドホルダ60とを備えている。スライドベース
40とヘッドホルダ60にはそれぞれ、これら両者を固
定したときに互いに対向する対向面42,62が形成さ
れている。スライドベース40の対向面42は、矢印A
方向(本発明にいう第1方向の一例である)に突出して
いるコ字状の凸面42aと、矢印A’方向に奥まった位
置に形成された凹面42bから構成されており、2つの
面42a,42bの境界には段差が形成されている。こ
こでは、ヘッドホルダ60の対向面62が本発明にいう
基準面の一例である。
に、矢印B,B’方向に自在に往復動するスライドベー
ス40と、このスライドベース40に着脱自在に固定さ
れるヘッドホルダ60とを備えている。スライドベース
40とヘッドホルダ60にはそれぞれ、これら両者を固
定したときに互いに対向する対向面42,62が形成さ
れている。スライドベース40の対向面42は、矢印A
方向(本発明にいう第1方向の一例である)に突出して
いるコ字状の凸面42aと、矢印A’方向に奥まった位
置に形成された凹面42bから構成されており、2つの
面42a,42bの境界には段差が形成されている。こ
こでは、ヘッドホルダ60の対向面62が本発明にいう
基準面の一例である。
【0027】図4に示すように、ヘッドホルダ60の対
向面62の上部には、矢印A’方向に突出した第1突当
部64が形成されている。この第1突当部64の先端面
64aに突き当たるものとして、スライドベース40の
対向面42の上部の凸面42aには、図3に示すよう
に、矢印A方向に突出した第4突当部44が形成されて
いる。また、ヘッドホルダ60の対向面62の下部のう
ち、矢印B,B’方向の両端にも、L字を逆にしたよう
な形状の2つの第1突当部66,68が形成されてい
る。これら2つの第1突当部66,68の内側の面66
a(図5参照),68a(面68aは図示せず)に突き
当たるものとして、スライドベース40の両側面46,
48にはそれぞれ、四角柱状の第4突当部50,52が
形成されている。ここでは、第4突当部50,52の外
面50a、52a(外面52aは図示せず)がそれぞれ
第1突当部66,68の内側面66a,68aに突き当
たる。スライドベース40の対向面42bの下部には、
ヘッドホルダ60を矢印A方向(スライドベース40か
ら離れる方向)に付勢する板ばね54が固定されてい
る。図5に示すように、この板ばね54によって、ヘッ
ドホルダ60は矢印A方向に押されるが、第1突当部6
6,68の内側の面66a,68aと第4突当部50,
52の外面50a、52aが互いに突き当たるので、こ
れらの矢印A,A’方向への移動が禁止され、これらが
停止する位置が決められる。
向面62の上部には、矢印A’方向に突出した第1突当
部64が形成されている。この第1突当部64の先端面
64aに突き当たるものとして、スライドベース40の
対向面42の上部の凸面42aには、図3に示すよう
に、矢印A方向に突出した第4突当部44が形成されて
いる。また、ヘッドホルダ60の対向面62の下部のう
ち、矢印B,B’方向の両端にも、L字を逆にしたよう
な形状の2つの第1突当部66,68が形成されてい
る。これら2つの第1突当部66,68の内側の面66
a(図5参照),68a(面68aは図示せず)に突き
当たるものとして、スライドベース40の両側面46,
48にはそれぞれ、四角柱状の第4突当部50,52が
形成されている。ここでは、第4突当部50,52の外
面50a、52a(外面52aは図示せず)がそれぞれ
第1突当部66,68の内側面66a,68aに突き当
たる。スライドベース40の対向面42bの下部には、
ヘッドホルダ60を矢印A方向(スライドベース40か
ら離れる方向)に付勢する板ばね54が固定されてい
る。図5に示すように、この板ばね54によって、ヘッ
ドホルダ60は矢印A方向に押されるが、第1突当部6
6,68の内側の面66a,68aと第4突当部50,
52の外面50a、52aが互いに突き当たるので、こ
れらの矢印A,A’方向への移動が禁止され、これらが
停止する位置が決められる。
【0028】また、スライドベース40の対向面42b
の中央部に形成された逆L字状の突起56と,ヘッドホ
ルダ60の対向面62の中央部に形成された突起70と
の間には、コイルばね72が掛け渡されている。このコ
イルばね72は、スライドベース40とヘッドホルダ6
0とを互いに引き寄せる(近付ける)働きをする。コイ
ルばね72によって、図5に示すように、スライドベー
ス40の対向面42aとヘッドホルダ60の対向面62
の上部とが互いに引き寄せられるが、第1突当部64が
第4突当部44に突き当たるので、これらの矢印A,
A’方向への移動が禁止され、これらが停止する位置が
決められる。
の中央部に形成された逆L字状の突起56と,ヘッドホ
ルダ60の対向面62の中央部に形成された突起70と
の間には、コイルばね72が掛け渡されている。このコ
イルばね72は、スライドベース40とヘッドホルダ6
0とを互いに引き寄せる(近付ける)働きをする。コイ
ルばね72によって、図5に示すように、スライドベー
ス40の対向面42aとヘッドホルダ60の対向面62
の上部とが互いに引き寄せられるが、第1突当部64が
第4突当部44に突き当たるので、これらの矢印A,
A’方向への移動が禁止され、これらが停止する位置が
決められる。
【0029】このように、3つの第1突当部64,6
6,68、3つの第4突当部44,50,52、板ばね
54、及びコイルばね72によって、矢印A,A’方向
にヘッドホルダ60が移動することが禁止されると共
に、ヘッドホルダ60をスライドベース40に固定され
る際の基準面(ここでは、ヘッドホルダ60の対向面6
2)が定められる。
6,68、3つの第4突当部44,50,52、板ばね
54、及びコイルばね72によって、矢印A,A’方向
にヘッドホルダ60が移動することが禁止されると共
に、ヘッドホルダ60をスライドベース40に固定され
る際の基準面(ここでは、ヘッドホルダ60の対向面6
2)が定められる。
【0030】上記した3つの第1突当部64,66,6
8、3つの第4突当部44,50,52、板ばね54、
及びコイルばね72によって、本発明にいう第1位置決
め部の一例が構成されている。また、矢印A,A’方向
が、本発明にいう第1方向の一例である。さらに、3つ
の第1突当部64,66,68、及び3つの第4突当部
44,50,52によって、本発明にいう第1規制部材
の一例が構成されている。さらにまた、板ばね54とコ
イルばね72によって、本発明にいう第1付勢部材の一
例が構成されている。
8、3つの第4突当部44,50,52、板ばね54、
及びコイルばね72によって、本発明にいう第1位置決
め部の一例が構成されている。また、矢印A,A’方向
が、本発明にいう第1方向の一例である。さらに、3つ
の第1突当部64,66,68、及び3つの第4突当部
44,50,52によって、本発明にいう第1規制部材
の一例が構成されている。さらにまた、板ばね54とコ
イルばね72によって、本発明にいう第1付勢部材の一
例が構成されている。
【0031】スライドベース40の側面46には、ヘッ
ドホルダ60を矢印B’方向に押す板ばね58が固定さ
れている。一方、ヘッドホルダ60の第1突当部68の
側面には、矢印B’方向に突出した第2突当部74が形
成されている。板ばね58によって、図6に示すよう
に、第2突当部74がスライドベース40の側面48
(ここでは第5突当部の一例である)に引き寄せられる
が、これらは互いに突き当たるので、これらの矢印B,
B’方向への移動が禁止され、これらが停止する位置が
決められる。このように、1つの第2突当部74、1つ
の第5突当部(側面48)、及び板ばね58によって、
矢印B,B’方向にヘッドホルダ60が移動することが
禁止される。
ドホルダ60を矢印B’方向に押す板ばね58が固定さ
れている。一方、ヘッドホルダ60の第1突当部68の
側面には、矢印B’方向に突出した第2突当部74が形
成されている。板ばね58によって、図6に示すよう
に、第2突当部74がスライドベース40の側面48
(ここでは第5突当部の一例である)に引き寄せられる
が、これらは互いに突き当たるので、これらの矢印B,
B’方向への移動が禁止され、これらが停止する位置が
決められる。このように、1つの第2突当部74、1つ
の第5突当部(側面48)、及び板ばね58によって、
矢印B,B’方向にヘッドホルダ60が移動することが
禁止される。
【0032】上記したコイルばね72によってヘッドホ
ルダ60が矢印C’方向に引っ張られるが、第1突当部
66,68の内面66b,68bが第4突当部50,5
2の上面50b,52bに突き当たる。これにより、ヘ
ッドホルダ60の矢印C,C’方向への移動が禁止され
る。従って、ここでは、第1突当部66,68が、本発
明にいう第3突当部を兼ねており、第4突当部50,5
2が、本発明にいう第6突当部を兼ねている。
ルダ60が矢印C’方向に引っ張られるが、第1突当部
66,68の内面66b,68bが第4突当部50,5
2の上面50b,52bに突き当たる。これにより、ヘ
ッドホルダ60の矢印C,C’方向への移動が禁止され
る。従って、ここでは、第1突当部66,68が、本発
明にいう第3突当部を兼ねており、第4突当部50,5
2が、本発明にいう第6突当部を兼ねている。
【0033】上述したように、第1から第6までの突当
部44,50,52,64,66,68、板ばね54,
58、コイルばね72によって、矢印A,A’,B,
B’,C,C’で示される互いに直交する方向にヘッド
ホルダ60が移動することが禁止されるので、ヘッドホ
ルダ60とスライドベース40との位置決めを正確にで
きる。なお、上記した1つの第2突当部74、1つの第
5突当部(側面48)、2つの第1突当部66,68、
2つの第4突当部50,52、板ばね58、及びコイル
ばね72によって、本発明にいう第2位置決め部の一例
が構成されている。また、矢印B,B’,C,C’方向
が、本発明にいう第2方向の一例である。さらに、1つ
の第2突当部74、1つの第5突当部(側面48)、2
つの第1突当部66,68、2つの第4突当部50,5
2によって、本発明にいう第2規制部材の一例が構成さ
れている。また、板ばね58とコイルばね72によって
本発明にいう第2付勢部材の一例が構成されている。ま
た、矢印C,C’方向が、本発明にいう第3方向の一例
である。さらにまた、板ばね54、板ばね58、及びコ
イルばね72が、本発明にいう第3付勢手段の一例であ
る。
部44,50,52,64,66,68、板ばね54,
58、コイルばね72によって、矢印A,A’,B,
B’,C,C’で示される互いに直交する方向にヘッド
ホルダ60が移動することが禁止されるので、ヘッドホ
ルダ60とスライドベース40との位置決めを正確にで
きる。なお、上記した1つの第2突当部74、1つの第
5突当部(側面48)、2つの第1突当部66,68、
2つの第4突当部50,52、板ばね58、及びコイル
ばね72によって、本発明にいう第2位置決め部の一例
が構成されている。また、矢印B,B’,C,C’方向
が、本発明にいう第2方向の一例である。さらに、1つ
の第2突当部74、1つの第5突当部(側面48)、2
つの第1突当部66,68、2つの第4突当部50,5
2によって、本発明にいう第2規制部材の一例が構成さ
れている。また、板ばね58とコイルばね72によって
本発明にいう第2付勢部材の一例が構成されている。ま
た、矢印C,C’方向が、本発明にいう第3方向の一例
である。さらにまた、板ばね54、板ばね58、及びコ
イルばね72が、本発明にいう第3付勢手段の一例であ
る。
【0034】図7から図9までを参照して、本発明のキ
ャリッジユニットの第2実施形態を説明する。
ャリッジユニットの第2実施形態を説明する。
【0035】図7は、第2実施形態のキャリッジユニッ
ト80を示す斜視図である。図8(a)は、図7のキャ
リッジユニット80のスライドベース90を示す斜視図
であり、(b)はカムレバーを示す斜視図である。図9
は、印字ヘッド20K(ブラック),20C(カラー)
が搭載されたヘッドホルダ110を示す斜視図である。
これらの図では、図1から図6までの構成要素と同一の
構成要素には同一の符号が付されている。
ト80を示す斜視図である。図8(a)は、図7のキャ
リッジユニット80のスライドベース90を示す斜視図
であり、(b)はカムレバーを示す斜視図である。図9
は、印字ヘッド20K(ブラック),20C(カラー)
が搭載されたヘッドホルダ110を示す斜視図である。
これらの図では、図1から図6までの構成要素と同一の
構成要素には同一の符号が付されている。
【0036】キャリッジユニット80は、矢印B,B’
方向に自在に往復動するスライドベース90と、このス
ライドベース90に着脱自在に固定されるヘッドホルダ
110とを備えている。スライドベース90とヘッドホ
ルダ110にはそれぞれ、これら両者を固定したときに
互いに対向する対向面92,112が形成されている。
対向面112の下部中央には、凹部112aが形成され
ている。この凹部112aの内面112bには、対向面
92に形成された突起94が突き当たる。
方向に自在に往復動するスライドベース90と、このス
ライドベース90に着脱自在に固定されるヘッドホルダ
110とを備えている。スライドベース90とヘッドホ
ルダ110にはそれぞれ、これら両者を固定したときに
互いに対向する対向面92,112が形成されている。
対向面112の下部中央には、凹部112aが形成され
ている。この凹部112aの内面112bには、対向面
92に形成された突起94が突き当たる。
【0037】また、スライドベース90の対向面92の
上部には、円形の孔96aが形成された突起96が形成
されている。一方、ヘッドホルダ110の上端面114
には、孔96aに対応する穴114aが形成されてい
る。孔96aを通して穴114aに嵌合軸117を嵌め
込み、この嵌合軸117の上端部を突起96に固定す
る。また、突起96とヘッドホルダ110の上端面11
4との間に圧縮コイルばね118が配置されている。こ
の圧縮コイルばね118によってヘッドホルダ110が
矢印C’方向に押される。また、ヘッドホルダ110の
対向面112の両端部にはそれぞれ、突起116と板ば
ね(本発明にいう第4付勢手段の一例である)119が
形成されている。板ばね119はヘッドホルダ110を
矢印A方向に押す。
上部には、円形の孔96aが形成された突起96が形成
されている。一方、ヘッドホルダ110の上端面114
には、孔96aに対応する穴114aが形成されてい
る。孔96aを通して穴114aに嵌合軸117を嵌め
込み、この嵌合軸117の上端部を突起96に固定す
る。また、突起96とヘッドホルダ110の上端面11
4との間に圧縮コイルばね118が配置されている。こ
の圧縮コイルばね118によってヘッドホルダ110が
矢印C’方向に押される。また、ヘッドホルダ110の
対向面112の両端部にはそれぞれ、突起116と板ば
ね(本発明にいう第4付勢手段の一例である)119が
形成されている。板ばね119はヘッドホルダ110を
矢印A方向に押す。
【0038】スライドベース90の対向面92の下部に
は軸受部98a,98bが形成されており、この軸受部
98a,98bにはカムレバー(本発明にいう円柱状部
材の一例である)100が回転自在に支持されている。
カムレバー100の一端部には、このカムレバー100
を回転させるために握る把持部102が形成されてい
る。また、カムレバー100の両端よりもやや中央より
の部分にはそれぞれ、側面がD字状で底面が平らな凹部
104a,104bが形成されている。この凹部104
a,104bには、ヘッドホルダ110の対向面112
から突出した柱状の当接部材120a,120bの外周
面がそれぞれ突き当たる。
は軸受部98a,98bが形成されており、この軸受部
98a,98bにはカムレバー(本発明にいう円柱状部
材の一例である)100が回転自在に支持されている。
カムレバー100の一端部には、このカムレバー100
を回転させるために握る把持部102が形成されてい
る。また、カムレバー100の両端よりもやや中央より
の部分にはそれぞれ、側面がD字状で底面が平らな凹部
104a,104bが形成されている。この凹部104
a,104bには、ヘッドホルダ110の対向面112
から突出した柱状の当接部材120a,120bの外周
面がそれぞれ突き当たる。
【0039】上記した板ばね119によって、ヘッドホ
ルダ110は矢印A方向に押されるが、嵌合軸117に
よって、矢印A方向に移動することが禁止される。ま
た、矢印A’方向にヘッドホルダ110が移動すること
は、突起116がスライドベース90の対向面92に突
き当たることにより禁止される。さらに、矢印B,B’
方向にヘッドホルダ110が移動することは、嵌合軸1
17によって禁止される。さらにまた、矢印C’方向に
ヘッドホルダ110が移動することは、当接部材120
a,120bの外周面がカムレバー100の凹部104
a,104bに突き当たることにより禁止される。さら
にまた、矢印C方向にヘッドホルダ110が移動するこ
とは、圧縮コイルばね118によって禁止される。この
ように、矢印A,A’,B,B’,C,C’で示される
互いに直交する方向にヘッドホルダ110が移動するこ
とが禁止されるので、ヘッドホルダ110とスライドベ
ース90との位置決めを正確にできる。なお、突起11
6、板ばね119、及び嵌合軸117などによって、本
発明にいう第3規制部材が構成されている。また、カム
レバー100及び当接部材120a,120bによっ
て、本発明にいう移動手段が構成されている。
ルダ110は矢印A方向に押されるが、嵌合軸117に
よって、矢印A方向に移動することが禁止される。ま
た、矢印A’方向にヘッドホルダ110が移動すること
は、突起116がスライドベース90の対向面92に突
き当たることにより禁止される。さらに、矢印B,B’
方向にヘッドホルダ110が移動することは、嵌合軸1
17によって禁止される。さらにまた、矢印C’方向に
ヘッドホルダ110が移動することは、当接部材120
a,120bの外周面がカムレバー100の凹部104
a,104bに突き当たることにより禁止される。さら
にまた、矢印C方向にヘッドホルダ110が移動するこ
とは、圧縮コイルばね118によって禁止される。この
ように、矢印A,A’,B,B’,C,C’で示される
互いに直交する方向にヘッドホルダ110が移動するこ
とが禁止されるので、ヘッドホルダ110とスライドベ
ース90との位置決めを正確にできる。なお、突起11
6、板ばね119、及び嵌合軸117などによって、本
発明にいう第3規制部材が構成されている。また、カム
レバー100及び当接部材120a,120bによっ
て、本発明にいう移動手段が構成されている。
【0040】ところで、カムレバー100の把持部10
2を回転させると凹部104a,104bの位置が変わ
り、圧縮コイルばね118の付勢力に抗して当接部材1
20a,120bが矢印C方向に移動する。従って、記
録紙の紙種によって紙厚が変更になっても、オペレータ
がカムレバー100を回転させることにより、ヘッドホ
ルダ110が矢印C,C’方向に移動するので、印字ヘ
ッド20K,20Cと記録紙(図示せず)との平行性を
保ちつつこれらの間の距離を一定に保てる。なお、圧縮
コイルばね118によって、本発明にいう第5の付勢部
材の一例が構成されている。また、圧縮コイルばね11
8が矢印C’方向にカムレバー100を付勢しているの
で、カムレバー100は回転移動した位置で固定され
る。
2を回転させると凹部104a,104bの位置が変わ
り、圧縮コイルばね118の付勢力に抗して当接部材1
20a,120bが矢印C方向に移動する。従って、記
録紙の紙種によって紙厚が変更になっても、オペレータ
がカムレバー100を回転させることにより、ヘッドホ
ルダ110が矢印C,C’方向に移動するので、印字ヘ
ッド20K,20Cと記録紙(図示せず)との平行性を
保ちつつこれらの間の距離を一定に保てる。なお、圧縮
コイルばね118によって、本発明にいう第5の付勢部
材の一例が構成されている。また、圧縮コイルばね11
8が矢印C’方向にカムレバー100を付勢しているの
で、カムレバー100は回転移動した位置で固定され
る。
【0041】図10から図12までを参照して、本発明
のキャリッジユニットの第3実施形態を説明する。
のキャリッジユニットの第3実施形態を説明する。
【0042】図10は、第3実施形態のキャリッジユニ
ット130を示す斜視図である。図11は、図10のキ
ャリッジユニット130のスライドベース140を示す
斜視図である。また、図12は、スライドカムレバー1
42と切換ユニット150を示す斜視図である。これら
の図では、図1から図9までの構成要素と同一の構成要
素には同一の符号が付されており、同一の符号が付され
た構成要素は同一の作用効果を奏する。
ット130を示す斜視図である。図11は、図10のキ
ャリッジユニット130のスライドベース140を示す
斜視図である。また、図12は、スライドカムレバー1
42と切換ユニット150を示す斜視図である。これら
の図では、図1から図9までの構成要素と同一の構成要
素には同一の符号が付されており、同一の符号が付され
た構成要素は同一の作用効果を奏する。
【0043】キャリッジユニット130の特徴は、スラ
イドカムレバー(本発明にいう柱状部材の一例である)
142をプロッタ10(図1参照)の側板(図示せず)
に当てて矢印B,B’方向に移動させることにより、ヘ
ッドホルダ110を矢印C,C’方向に移動できる点に
ある。スライドカムレバー142は、スライドベース1
40の対向面144の下部の両端に形成された保持部1
46a,146bに保持されている。キャリッジユニッ
ト130の往復動によって、スライドカムレバー142
の両端のいずれかがプロッタ10(図1参照)の側板
(図示せず)に当接することにより、スライドカムレバ
ー142は矢印B,B’方向に移動する。この移動に伴
って、当接部材120a,120bが斜面148a,1
48bに沿って移動して矢印C,C’方向に移動する。
この斜面148a,148bによって、本発明にいう段
差の一例が構成されている。また、この段差に当接部材
120a,120bが当接して位置決めされる。従っ
て、記録紙の紙種によって紙厚が変更になっても、案内
レール16に往復動自在のキャリッジユニット130を
プロッタ10の側板まで移動し、スライドカムレバー1
42を移動させることにより、ヘッドホルダ110が矢
印C,C’方向に移動するので、印字ヘッド20K,2
0Cと記録紙(図示せず)との平行性を保ちつつこれら
の間の距離を一定に保てる。なお、圧縮コイルばね11
8が矢印C’方向にスライドカムレバー142を付勢し
ているので、スライドカムレバー142は移動した位置
で固定される。
イドカムレバー(本発明にいう柱状部材の一例である)
142をプロッタ10(図1参照)の側板(図示せず)
に当てて矢印B,B’方向に移動させることにより、ヘ
ッドホルダ110を矢印C,C’方向に移動できる点に
ある。スライドカムレバー142は、スライドベース1
40の対向面144の下部の両端に形成された保持部1
46a,146bに保持されている。キャリッジユニッ
ト130の往復動によって、スライドカムレバー142
の両端のいずれかがプロッタ10(図1参照)の側板
(図示せず)に当接することにより、スライドカムレバ
ー142は矢印B,B’方向に移動する。この移動に伴
って、当接部材120a,120bが斜面148a,1
48bに沿って移動して矢印C,C’方向に移動する。
この斜面148a,148bによって、本発明にいう段
差の一例が構成されている。また、この段差に当接部材
120a,120bが当接して位置決めされる。従っ
て、記録紙の紙種によって紙厚が変更になっても、案内
レール16に往復動自在のキャリッジユニット130を
プロッタ10の側板まで移動し、スライドカムレバー1
42を移動させることにより、ヘッドホルダ110が矢
印C,C’方向に移動するので、印字ヘッド20K,2
0Cと記録紙(図示せず)との平行性を保ちつつこれら
の間の距離を一定に保てる。なお、圧縮コイルばね11
8が矢印C’方向にスライドカムレバー142を付勢し
ているので、スライドカムレバー142は移動した位置
で固定される。
【0044】ところで、プロッタ10の本体に設けられ
た切換ユニット150によってヘッドホルダ110を矢
印C,C’方向に移動させることもできる。切換ユニッ
ト150は、図12に示すように、ソレノイド152
と、このソレノイド152に連結されたリンク154
と、このリンク154に連結されて矢印C,C’方向に
移動する昇降部材156を備えている。昇降部材156
を矢印C’方向に移動させて引っ込ませた状態では、ス
ライドカムレバー142の突出部149は昇降部材15
6に接触しない。しかし、ソレノイド152を駆動して
昇降部材156を矢印C方向に移動し、破線で示す位置
に移動させた場合、キャリッジユニット130の往復動
によって突出部149が昇降部材156に接触する。こ
れにより、スライドカムレバー142が矢印B,B’方
向に移動し、当接部120a,120bが斜面148
a,148bに沿って移動してヘッドホルダ110が矢
印C,C’方向に移動する。
た切換ユニット150によってヘッドホルダ110を矢
印C,C’方向に移動させることもできる。切換ユニッ
ト150は、図12に示すように、ソレノイド152
と、このソレノイド152に連結されたリンク154
と、このリンク154に連結されて矢印C,C’方向に
移動する昇降部材156を備えている。昇降部材156
を矢印C’方向に移動させて引っ込ませた状態では、ス
ライドカムレバー142の突出部149は昇降部材15
6に接触しない。しかし、ソレノイド152を駆動して
昇降部材156を矢印C方向に移動し、破線で示す位置
に移動させた場合、キャリッジユニット130の往復動
によって突出部149が昇降部材156に接触する。こ
れにより、スライドカムレバー142が矢印B,B’方
向に移動し、当接部120a,120bが斜面148
a,148bに沿って移動してヘッドホルダ110が矢
印C,C’方向に移動する。
【0045】従って、上記と同様に、記録紙の紙種によ
って紙厚が変更になっても、スライドカムレバー142
を移動させることにより、ヘッドホルダ110が矢印
C,C’方向に移動するので、印字ヘッド20K,20
Cと記録紙(図示せず)との平行性を保ちつつこれらの
間の距離を一定に保てる。なお、圧縮コイルばね118
が矢印C’方向にスライドカムレバー142を付勢して
いるので、スライドカムレバー142は移動した位置で
固定される。なお、第3実施形態の説明では、ヘッドホ
ルダ110とスライドベース140との位置決めについ
ては言及していないが、位置決めについての構成は第2
実施形態と同様であるので、第2実施形態と同様に、ヘ
ッドホルダ110とスライドベース140の位置決めを
正確にできる。
って紙厚が変更になっても、スライドカムレバー142
を移動させることにより、ヘッドホルダ110が矢印
C,C’方向に移動するので、印字ヘッド20K,20
Cと記録紙(図示せず)との平行性を保ちつつこれらの
間の距離を一定に保てる。なお、圧縮コイルばね118
が矢印C’方向にスライドカムレバー142を付勢して
いるので、スライドカムレバー142は移動した位置で
固定される。なお、第3実施形態の説明では、ヘッドホ
ルダ110とスライドベース140との位置決めについ
ては言及していないが、位置決めについての構成は第2
実施形態と同様であるので、第2実施形態と同様に、ヘ
ッドホルダ110とスライドベース140の位置決めを
正確にできる。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の第1のキ
ャリッジユニットによれば、第1位置決め部によって、
基準面に直交する直交方向にヘッドホルダが移動するこ
とが禁じられ、第2位置決め部によって、上記の直交方
向に交差する方向にヘッドホルダが移動することが禁じ
られるので、ヘッドホルダとスライドベースとの位置決
めを正確にできる。
ャリッジユニットによれば、第1位置決め部によって、
基準面に直交する直交方向にヘッドホルダが移動するこ
とが禁じられ、第2位置決め部によって、上記の直交方
向に交差する方向にヘッドホルダが移動することが禁じ
られるので、ヘッドホルダとスライドベースとの位置決
めを正確にできる。
【0047】ここで、第1位置決め部が、ヘッドホルダ
を所定の第1方向に付勢する第1付勢部材と、第1方向
へのヘッドホルダの移動を禁止する第1規制部材とから
なるものであり、第2位置決め部が、第1方向に交差す
る第2方向にヘッドホルダを付勢する第2付勢部材と、
第2方向へのヘッドホルダの移動を禁止する第2規制部
材とからなるものである場合は、比較的簡易な構成で位
置決めを正確にできることとなる。
を所定の第1方向に付勢する第1付勢部材と、第1方向
へのヘッドホルダの移動を禁止する第1規制部材とから
なるものであり、第2位置決め部が、第1方向に交差す
る第2方向にヘッドホルダを付勢する第2付勢部材と、
第2方向へのヘッドホルダの移動を禁止する第2規制部
材とからなるものである場合は、比較的簡易な構成で位
置決めを正確にできることとなる。
【0048】また、第2方向が、互いに交差する2つの
方向である場合は、いっそう確実に位置決めができる。
方向である場合は、いっそう確実に位置決めができる。
【0049】本発明の第2のキャリッジユニットによれ
ば、第1から第6までの突当部が、互いに直交する3方
向で突き当たると共に、第3付勢手段によってこれらが
互いに突き当たる方向に付勢され、ヘッドホルダとスラ
イドベースが相対的に移動することが禁じられるので、
ヘッドホルダとスライドベースとの位置決めを正確にで
きる。
ば、第1から第6までの突当部が、互いに直交する3方
向で突き当たると共に、第3付勢手段によってこれらが
互いに突き当たる方向に付勢され、ヘッドホルダとスラ
イドベースが相対的に移動することが禁じられるので、
ヘッドホルダとスライドベースとの位置決めを正確にで
きる。
【0050】また、本発明の第3のキャリッジユニット
によれば、第3規制部材と第4付勢手段とによって、記
録媒体のうち印字ヘッドの前方に位置する部分に直交す
る直交方向以外の方向におけるヘッドホルダの位置が決
められ、移動手段によって、直交方向のうちのいずれか
一方向にヘッドホルダが所定量だけ移動させられるの
で、ヘッドホルダとスライドベースとの位置決めを正確
にできるだけでなく、印字ヘッドと記録紙との平行性を
保ちつつこれらの間の距離を一定に保てる。
によれば、第3規制部材と第4付勢手段とによって、記
録媒体のうち印字ヘッドの前方に位置する部分に直交す
る直交方向以外の方向におけるヘッドホルダの位置が決
められ、移動手段によって、直交方向のうちのいずれか
一方向にヘッドホルダが所定量だけ移動させられるの
で、ヘッドホルダとスライドベースとの位置決めを正確
にできるだけでなく、印字ヘッドと記録紙との平行性を
保ちつつこれらの間の距離を一定に保てる。
【0051】ここで、移動手段が、所定方向に延びると
共に外周面に凹部が形成されて外周方向に自在に回転す
る、ヘッドホルダ及びスライドベースのうちのいずれか
一方に配置された円柱状部材と、ヘッドホルダ及びスラ
イドベースのうちのいずれか一方とは異なる他方に形成
された、凹部に当接して直交方向のうちのいずれか一方
向にヘッドホルダを移動する当接部材とを備えた場合
は、比較的簡易な構成で印字ヘッドと記録紙との平行性
を保ちつつこれらの間の距離を変更して一定に保てる。
共に外周面に凹部が形成されて外周方向に自在に回転す
る、ヘッドホルダ及びスライドベースのうちのいずれか
一方に配置された円柱状部材と、ヘッドホルダ及びスラ
イドベースのうちのいずれか一方とは異なる他方に形成
された、凹部に当接して直交方向のうちのいずれか一方
向にヘッドホルダを移動する当接部材とを備えた場合
は、比較的簡易な構成で印字ヘッドと記録紙との平行性
を保ちつつこれらの間の距離を変更して一定に保てる。
【0052】また、移動手段が、所定方向に延びると共
に段差が形成されて所定方向に自在に移動する、ヘッド
ホルダ及びスライドベースのうちのいずれか一方に配置
された柱状部材と、ヘッドホルダ及びスライドベースの
うちのいずれか一方とは異なる他方に形成された、段差
に当接して直交方向のうちのいずれか一方向にヘッドホ
ルダを移動する当接部材とを備えた場合も、比較的簡易
な構成で印字ヘッドと記録紙との平行性を保ちつつこれ
らの間の距離を変更して一定に保てる。
に段差が形成されて所定方向に自在に移動する、ヘッド
ホルダ及びスライドベースのうちのいずれか一方に配置
された柱状部材と、ヘッドホルダ及びスライドベースの
うちのいずれか一方とは異なる他方に形成された、段差
に当接して直交方向のうちのいずれか一方向にヘッドホ
ルダを移動する当接部材とを備えた場合も、比較的簡易
な構成で印字ヘッドと記録紙との平行性を保ちつつこれ
らの間の距離を変更して一定に保てる。
【0053】さらに、柱状部材が、スライドベースの往
復動に伴って柱状部材の端部が画像形成装置に当接する
ことにより所定方向に移動するものである場合は、印字
ヘッドと記録紙との平行性を保ちつつこれらの間の距離
をスライドベースの動きによって変更できる。
復動に伴って柱状部材の端部が画像形成装置に当接する
ことにより所定方向に移動するものである場合は、印字
ヘッドと記録紙との平行性を保ちつつこれらの間の距離
をスライドベースの動きによって変更できる。
【図1】本発明のキャリッジユニットが組み込まれてい
るインクジェット方式画像形成装置の一例であるプロッ
タの概略構成を示す斜視図である。
るインクジェット方式画像形成装置の一例であるプロッ
タの概略構成を示す斜視図である。
【図2】第1実施形態のキャリッジユニットを示す斜視
図である。
図である。
【図3】図2のキャリッジユニットのスライドベースを
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図4】印字ヘッドが搭載されたヘッドホルダを示す斜
視図である。
視図である。
【図5】図2のキャリッジユニットの一部を破断して示
す側面図である。
す側面図である。
【図6】図2のキャリッジユニットの平面図である。
【図7】第2実施形態のキャリッジユニットを示す斜視
図である。
図である。
【図8】(a)は、図7のキャリッジユニットのスライ
ドベースを示す斜視図であり、(b)はカムレバーを示
す斜視図である。
ドベースを示す斜視図であり、(b)はカムレバーを示
す斜視図である。
【図9】印字ヘッドが搭載されたヘッドホルダを示す斜
視図である。
視図である。
【図10】第3実施形態のキャリッジユニットを示す斜
視図である。
視図である。
【図11】図10のキャリッジユニットのスライドベー
スを示す斜視図である。
スを示す斜視図である。
【図12】スライドカムレバーと切換ユニットを示す斜
視図である。
視図である。
10 プロッタ 20K,20C,20M,20Y 印字ヘッド 30,80,130 キャリッジユニット 40,90,140 スライドベース 44,50,52 第4突当部 48 第5突当部 54,58,119 板ばね 60,110 ヘッドホルダ 64,66,68 第1突当部 72 コイルばね 74 第2突当部 96,116 突起 100 カムレバー 102 把持部 117 嵌合軸 118 圧縮コイルばね 120a,120b 当接部材 142 スライドカムレバー 150 切換ユニット
Claims (8)
- 【請求項1】 インクを吐出する印字ヘッドを所定方向
に往復動させながら該印字ヘッドからインクを吐出して
記録媒体に画像を形成するインクジェット方式画像形成
装置における、前記印字ヘッドが搭載されるヘッドホル
ダと、前記所定方向に延びる案内レールに固定されて前
記所定方向に往復動する、前記ヘッドホルダが着脱自在
に固定されたスライドベースとを備えたキャリッジユニ
ットにおいて、 前記ヘッドホルダを前記スライドベースに固定する際の
基準となる基準面を定めると共に、該基準面に直交する
直交方向に前記ヘッドホルダが移動することを禁止する
第1位置決め部と、 前記直交方向に交差する方向に前記ヘッドホルダが移動
することを禁止する第2位置決め部とを備えたことを特
徴とするキャリッジユニット。 - 【請求項2】 前記第1位置決め部は、 前記ヘッドホルダを所定の第1方向に付勢する第1付勢
部材と、前記第1方向への前記ヘッドホルダの移動を禁
止する第1規制部材とからなるものであり、 前記第2位置決め部は、 前記第1方向に交差する第2方向に前記ヘッドホルダを
付勢する第2付勢部材と、前記第2方向への前記ヘッド
ホルダの移動を禁止する第2規制部材とからなるもので
あることを特徴とする請求項1に記載のキャリッジユニ
ット。 - 【請求項3】 前記第2方向は、互いに交差する2つの
方向であることを特徴とする請求項2に記載のキャリッ
ジユニット。 - 【請求項4】 インクを吐出する印字ヘッドを所定方向
に往復動させながら該印字ヘッドからインクを吐出して
記録媒体に画像を形成するインクジェット方式画像形成
装置における、前記印字ヘッドが搭載されるヘッドホル
ダと、前記所定方向に延びる案内レールに固定されて前
記所定方向に往復動する、前記ヘッドホルダが着脱自在
に固定されたスライドベースとを備えたキャリッジユニ
ットにおいて、 前記ヘッドホルダは、 前記所定方向に直交する第1方向に突き当たる少なくと
も3つの第1突当部と、前記所定方向に突き当たる少な
くとも1つの第2突当部と、前記第1及び所定方向双方
に直交する第3方向に突き当たる少なくとも2つの第3
突当部とを備えたものであり、 前記スライドベースは、 前記第1突当部に突き当たる第4突当部と、前記第2突
当部に突き当たる第5突当部と、前記第3突当部に突き
当たる第6突当部とを備えたものであり、 前記第1突当部と前記第4突当部、前記第2突当部と前
記第5突当部、及び前記第3突当部と前記第6突当部そ
れぞれを互いに突き当てる方向に前記ヘッドホルダを付
勢する第3付勢手段を備えたことを特徴とするキャリッ
ジユニット。 - 【請求項5】 インクを吐出する印字ヘッドを所定方向
に往復動させながら該印字ヘッドからインクを吐出し
て、記録媒体のうち該印字ヘッドの前方に位置する部分
に画像を形成するインクジェット方式画像形成装置にお
ける、前記印字ヘッドが搭載されるヘッドホルダと、前
記所定方向に延びる案内レールに固定されて前記所定方
向に往復動する、前記ヘッドホルダが着脱自在に固定さ
れたスライドベースとを備えたキャリッジユニットにお
いて、 記録媒体のうち前記印字ヘッドの前方に位置する部分に
直交する直交方向以外の方向に前記ヘッドホルダを付勢
する第4付勢部材と、 該方向に前記ヘッドホルダが移動することを禁止する第
3規制部材と、 前記直交方向のうちのいずれか一方向に前記ヘッドホル
ダを付勢する第5付勢手段と、 該第5付勢手段の付勢方向に前記ヘッドホルダが移動す
ることを規制すると共に、前記直交方向のうちのいずれ
か一方向に前記ヘッドホルダを所定量だけ移動させる移
動手段とを備えたことを特徴とするキャリッジユニッ
ト。 - 【請求項6】 前記移動手段は、 前記所定方向に延びると共に外周面に凹部が形成されて
外周方向に自在に回転する、前記ヘッドホルダ及び前記
スライドベースのうちのいずれか一方に配置された円柱
状部材と、 前記ヘッドホルダ及び前記スライドベースのうちの前記
いずれか一方とは異なる他方に形成された、前記凹部に
当接して前記直交方向のうちのいずれか一方向に前記ヘ
ッドホルダを移動する当接部材とを備えたことを特徴と
する請求項5に記載のキャリッジユニット。 - 【請求項7】 前記移動手段は、 前記所定方向に延びると共に段差が形成されて前記所定
方向に自在に移動する、前記ヘッドホルダ及び前記スラ
イドベースのうちのいずれか一方に配置された柱状部材
と、 前記ヘッドホルダ及び前記スライドベースのうちの前記
いずれか一方とは異なる他方に形成された、前記段差に
当接して前記直交方向のうちのいずれか一方向に前記ヘ
ッドホルダを移動する当接部材とを備えたことを特徴と
する請求項5に記載のキャリッジユニット。 - 【請求項8】 前記柱状部材は、 前記スライドベースの往復動に伴って該柱状部材の端部
が前記画像形成装置に当接することにより前記所定方向
に移動するものであることを特徴とする請求項7に記載
のキャリッジユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3242598A JPH11227283A (ja) | 1998-02-16 | 1998-02-16 | キャリッジユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3242598A JPH11227283A (ja) | 1998-02-16 | 1998-02-16 | キャリッジユニット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11227283A true JPH11227283A (ja) | 1999-08-24 |
Family
ID=12358611
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3242598A Pending JPH11227283A (ja) | 1998-02-16 | 1998-02-16 | キャリッジユニット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11227283A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001179951A (ja) * | 1999-12-24 | 2001-07-03 | Copyer Co Ltd | インクジェット方式画像形成装置 |
JP2003127343A (ja) * | 2001-10-19 | 2003-05-08 | Seiko Epson Corp | ヘッドユニット、そのセット方法および電子機器、並びに液晶表示装置の製造方法、有機el装置の製造方法、電子放出装置の製造方法、pdp装置の製造方法、電気泳動表示装置の製造方法、カラーフィルタの製造方法、有機elの製造方法、スペーサ形成方法、金属配線形成方法、レンズ形成方法、レジスト形成方法および光拡散体形成方法 |
JP2011121319A (ja) * | 2009-12-11 | 2011-06-23 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
JP2012250451A (ja) * | 2011-06-03 | 2012-12-20 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
JP2012250454A (ja) * | 2011-06-03 | 2012-12-20 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
US8632160B2 (en) | 2011-09-15 | 2014-01-21 | Ricoh Company, Ltd. | Image forming apparatus including recording head for ejecting liquid droplets |
US8888247B2 (en) | 2011-06-03 | 2014-11-18 | Ricoh Company, Ltd. | Image forming apparatus including recording head for ejecting liquid droplets |
-
1998
- 1998-02-16 JP JP3242598A patent/JPH11227283A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001179951A (ja) * | 1999-12-24 | 2001-07-03 | Copyer Co Ltd | インクジェット方式画像形成装置 |
JP2003127343A (ja) * | 2001-10-19 | 2003-05-08 | Seiko Epson Corp | ヘッドユニット、そのセット方法および電子機器、並びに液晶表示装置の製造方法、有機el装置の製造方法、電子放出装置の製造方法、pdp装置の製造方法、電気泳動表示装置の製造方法、カラーフィルタの製造方法、有機elの製造方法、スペーサ形成方法、金属配線形成方法、レンズ形成方法、レジスト形成方法および光拡散体形成方法 |
JP2011121319A (ja) * | 2009-12-11 | 2011-06-23 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
JP2012250451A (ja) * | 2011-06-03 | 2012-12-20 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
JP2012250454A (ja) * | 2011-06-03 | 2012-12-20 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
US8573723B2 (en) | 2011-06-03 | 2013-11-05 | Ricoh Company, Ltd. | Image forming apparatus including recording head for ejecting liquid droplets |
US8888247B2 (en) | 2011-06-03 | 2014-11-18 | Ricoh Company, Ltd. | Image forming apparatus including recording head for ejecting liquid droplets |
US8632160B2 (en) | 2011-09-15 | 2014-01-21 | Ricoh Company, Ltd. | Image forming apparatus including recording head for ejecting liquid droplets |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4598561B2 (ja) | ヘッド支持構造体、記録装置およびその製造方法 | |
US7637499B2 (en) | Sheet feeding apparatus and recording apparatus | |
US8573723B2 (en) | Image forming apparatus including recording head for ejecting liquid droplets | |
KR100445118B1 (ko) | 잉크젯 프린터의 프린트 헤드 위치조절 장치 | |
US5692842A (en) | Guide shaft assembly for a printer | |
US20130016158A1 (en) | Liquid jetting apparatus | |
JPH11227283A (ja) | キャリッジユニット | |
US20050201797A1 (en) | Wire dot printer head and wire dot printer | |
US20240059061A1 (en) | Inkjet printer | |
JP4390941B2 (ja) | インクジェット方式画像形成装置 | |
US6644765B2 (en) | Apparatus for and method of adjusting a position of a printing head in an inkjet printer | |
KR101275720B1 (ko) | 프린터 장치 및 롤러 어셈블리 | |
JP4779666B2 (ja) | プリンタ及び該プリンタにおける印刷ヘッドのヘッド位置調整方法 | |
US6412995B2 (en) | Printing apparatus and platen with a plurality of impact surfaces | |
JPH10309842A (ja) | 記録装置 | |
JP7265421B2 (ja) | 液体噴射ヘッドおよび液体噴射記録装置 | |
JP2006231737A (ja) | 画像形成装置 | |
US20030026636A1 (en) | Wire dot printer head and wire dot printer | |
JP3901479B2 (ja) | 記録装置 | |
JP2011110861A (ja) | キャッピング装置及び記録液体吐出装置 | |
JP3901478B2 (ja) | ユニット連結装置、記録装置 | |
JP2004050462A (ja) | 記録装置 | |
JP2012016873A (ja) | 液滴吐出ヘッドユニット、及び、その組立方法 | |
JP7435108B2 (ja) | インクジェット記録装置 | |
US11001086B2 (en) | Up-down moving mechanism and inkjet printer |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050202 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060831 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20081219 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20090422 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |