JPH11226839A - 切りくず処理装置 - Google Patents

切りくず処理装置

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JPH11226839A
JPH11226839A JP10030075A JP3007598A JPH11226839A JP H11226839 A JPH11226839 A JP H11226839A JP 10030075 A JP10030075 A JP 10030075A JP 3007598 A JP3007598 A JP 3007598A JP H11226839 A JPH11226839 A JP H11226839A
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air
suction
chip
tool
chips
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JP10030075A
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English (en)
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Katsuji Yonekawa
勝治 米川
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Fuji Corp
Original Assignee
Fuji Machine Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B9/00Presses specially adapted for particular purposes
    • B30B9/32Presses specially adapted for particular purposes for consolidating scrap metal or for compacting used cars
    • B30B9/327Presses specially adapted for particular purposes for consolidating scrap metal or for compacting used cars for briquetting scrap metal
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P70/00Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
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Abstract

(57)【要約】 【課題】切りくず吸引時の吸気音を軽減しつつ、切りく
ずを良好に搬送する。 【解決手段】ワークの切削加工により発生した切りくず
を、吸引装置により主吸引通路を経て分離装置,圧縮成
形装置等を備えた切りくず処理装置に搬送する。主吸引
通路の一部を構成する配管276および継手部材のブロ
ック278に、複数の補給口280,282,284を
形成し、各補給口にサイレンサ286を取り付ける。補
給口280,282,284はプラグによる閉塞も可能
とする。切りくず搬送時に補給口280等から外部の空
気の流入を許容すれば、吸引時の吸気音の増大を回避し
つつ吸引通路内の空気の流量を増加させ得る。大気に開
放している補給口の個数を適宜変えれば、吸引通路内の
空気の流量を調節することができる。配管276,29
0の接続部等切りくずの滞留し易い箇所には、吹飛ばし
装置296を設けて空気を噴出し、切りくずを吹き飛ば
す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属製被加工物の
切削によって発生した切りくずを処理する装置、特に、
切りくずを空気と共に吸引することにより加工領域外へ
排出するタイプの切りくず処理装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】金属製被加工物を切削加工すれば切りく
ずが発生する。この切りくずは、鋳鉄の切削加工時のよ
うに粉粒体の形態で発生する場合と、鋼等の切削加工時
のように長く連なった形態で発生する場合とがある。後
者の場合には、発生するに任せれば、後の処理が面倒に
なり、特に旋盤においては、著しく長い切りくずが生じ
て切削工具や被加工物に巻き付き、あるいは切削加工装
置外部へ長く延び出して加工継続の邪魔になるため、多
くの場合、切削工具にチップブレーカを形成する等によ
り積極的に小片に分断することが行われている。しか
し、粉粒状あるいは小片状の切りくずは切削加工装置外
部へ飛散し易く、切削加工装置周辺が汚れて作業環境が
悪くなり、また、高温の切りくずが飛散すれば危険でも
ある。そのため、切削加工装置の少なくとも切削加工空
間をカバーで囲み、切りくずの飛散を防止することが必
要となる。
【0003】また、切りくずが切削加工装置の本体フレ
ーム上に一定量堆積すれば、切削加工装置を停止させて
堆積した切りくずを排除することが必要であり、切削加
工装置の稼働率が低下する。さらに、切りくずは加工に
伴う発熱により温度が高いのが普通であり、高温の切り
くずを切削加工装置の本体フレーム上に堆積するにまか
せれば、高温の切りくずにより本体フレームが加熱さ
れ、熱膨張して加工精度が悪くなる問題も生じる。
【0004】そこで、切削工具のすくい面近傍の空間を
カバーで覆うとともに、そのカバー内の空間を吸引通路
により吸引装置に接続し、すくい面近傍の空間に空気の
流れを生じさせることにより、切りくずを空気流により
運び去らせることが提案されている。このように、切り
くずを切削工具の近傍から直ちに切削加工装置外へ運び
去らせれば、比較的容易に切りくずを処理することがで
きる。
【0005】しかしながら、すくい面近傍から切りくず
を吸引するために必要な吸引空気流量に比較して、吸引
通路内を搬送するために必要な空気流量の方が多いのが
普通であり、そのために種々の問題が発生する。切りく
ずを吸引通路内に滞留しないように搬送するに足る流量
で空気を吸引すると、カバーの開口部において周波数の
高い吸気音が発生し、作業環境を悪化させる。これを回
避するために空気の流量を低下させれば、吸引通路内に
切りくずが滞留し、目的の場所まで良好に搬送すること
ができない。特に、吸引通路の屈曲部や拡大部に切りく
ずが溜り易い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題,課題解決手段,作用お
よび効果】本発明は、カバーの開口における高周波数の
吸気音の発生と、吸引通路内における切りくずの滞留と
を共に良好に回避することができる切りくず処理装置を
得ることを課題としてなされたものであり、本発明によ
れば、下記各態様の切りくず処理装置が得られる。各態
様は請求項と同様に、項に区分し、各項に番号を付し、
必要に応じて他の項の番号を引用する形式で記載する。
各項に記載の特徴の組合わせの可能性を明示するためで
ある。 (1)金属製の被加工物を切削する切削工具のすくい面
近傍の空間を覆うカバーと、そのカバーに接続された吸
引通路と、その吸引通路を経て空気を吸引し、前記切削
工具による切削によって発生した切りくずを空気と共に
吸引する吸引装置とを含む切りくず処理装置において、
前記カバーの開口部における空気の流速である吸入速度
を調節する吸入速度調節装置を設けた切りくず処理装置
(請求項1)。吸入速度調節装置により吸入速度を調節
すれば、カバーの開口部における吸気音をできる限り低
く保ちつつ、吸引通路内に切りくずが滞留することもな
い適切な吸引を行うことが容易になる。また、必要に応
じて、通常は吸気音が低くて済む速度で吸引し、ときど
き短い時間だけ大きな吸引速度で吸引して、吸引通路内
に滞留している切りくずを目的とする場所まで搬送させ
ることも可能となる。 (2)前記吸引通路の途中に設けられ、切りくずを空気
から分離する分離装置と、その分離装置により分離され
た切りくずを圧縮してブロック体に成形する圧縮成形装
置とを含む (1)項に記載の切りくず処理装置(請求項
2)。この特徴によれば、吸引した切りくずをブロック
体に成形することができるため、切りくずの搬送,保
管,再利用が容易になる。 (3)前記吸引通路の前記切りくずが溜り易い個所に空
気を噴出させ、切りくずを吹き飛ばす吹飛ばし装置を含
む (1)項または (2)項に記載の切りくず処理装置(請求
項3)。切りくずが溜り易い個所に空気を噴出させて切
りくずを吹き飛ばせば、吸引通路内の空気流量を比較的
小さく抑えながら、切りくずを目的の場所まで良好に搬
送することができ、カバーの開口部における吸気音を低
減させることができる。吹飛ばし装置は、圧縮した空気
を噴出させるものとすることも可能であるが、吸引通路
内は負圧になっているため、単に外部に連通した開口を
形成するのみでも空気が吸気通路内へ噴出する。なお、
吹き飛ばし装置は当然に、次項に記載の空気補給装置を
兼ねる。 (4)前記吸入速度調節装置が、空気を吸引するバキ
ュームポンプの回転速度を制御するポンプ速度制御装置
と、前記吸引通路の途中に設けられ、外部から吸引通
路への空気の流入を許容するとともにその流入量を調節
可能な空気補給装置との少なくとも1つを含む (1)ない
し (3)項のいずれか1つに記載の切りくず処理装置(請
求項4)。カバーの開口部や空気補給口の面積が一定で
ある場合に、バキュームポンプの回転速度を変えれば、
当然にカバーの開口部における吸引速度や吸引通路内の
空気流量が変わる。空気補給装置を設ければ、カバーの
開口部における吸引速度を増大させることなく、吸引通
路内の空気流量を増大させることができる。これら少な
くとも1つを設ければ、カバーの開口部における吸引速
度を必要にして十分な大きさにすることが容易となり、
あるいは吸気音の増大を回避しつつ吸引通路内における
切りくずの滞留を防止することができる。 (5)前記空気補給装置が、複数の補給口と、それら補
給口の少なくとも一部のものを開閉する開閉装置とを含
む (4)項に記載の切りくず処理装置。複数の補給口を適
宜開閉することにより、吸引通路への空気の補給量を調
節することができる。 (6)前記開閉装置が、前記補給口を閉塞するプラグを
含む (5)項に記載の切りくず処理装置。簡単な構成で空
気補給量の変更が可能になる。 (7)前記開閉装置が開閉弁を含む (5)項または (6)項
に記載の切りくず処理装置。開閉弁は作業者により手動
で開閉させられるものとすることも、例えば電磁開閉弁
のように自動で開閉可能なものとすることもできる。い
ずれにしても開閉弁の開閉は、上記プラグの着脱より迅
速に行うことができ、頻繁に補給空気量を変更する必要
がある場合に適している。開閉装置としてプラグと開閉
弁との両方を設けることも可能である。例えば、プラグ
は、半恒久的に補給口を閉塞するために使用し、開閉弁
は切りくず処理装置の作動状態に応じて補給空気を調節
するために使用するのである。補給口をどこに設けるの
が最適かを設計時点において判断することは困難である
場合が多い。その場合には、補給口を多めに設けてお
き、切りくず処理装置の試運転時に、それら補給口のい
くつかを試行錯誤的にプラグで閉塞し、最適な空気補給
状態が得られるようにすることもできる。 (8)前記空気補給装置が、少なくとも1つの補給口を
含み、その補給口の少なくとも1つにその補給口の流路
面積を調節する流路面積調節装置が設けられた (4)ない
し (7)項のいずれか1つに記載の切りくず処理装置。補
給口の流路面積を調節することができれば、補給口の設
置個数を少なくし得る場合が多い。補給口が1個の場合
でも、それの流路面積を調節することによって補給空気
の流量を調節することができるのである。本態様の流路
面積調節装置を、 (5)ないし (7)項のいずれか1つに記
載の開閉装置と併用することも可能である。 (9)前記流路面積調節装置が、互いに同軸に対向させ
られて前記吸引通路を構成するとともに、対向端間に前
記補給口として隙間が形成された第1管および第2管
と、前記隙間の開口面積を調節する隙間面積調節装置と
を含む (8)項に記載の切りくず処理装置。吸引通路の少
なくとも一部を、互いに同軸に対向する第1管と第2管
とで構成することができ、それら両管の間の隙間を補給
口として利用することができる。このようにすれば、補
給空気は吸引通路の全周からほぼ軸対称に流入するた
め、吸引通路内の空気の流れを乱すことが少なく、補給
口の近傍に切りくずが滞留することを良好に回避するこ
とができる。隙間面積調節装置は、相対移動不能な第
1,第2管に対して相対移動可能な可動部材を含み、そ
の可動部材の移動により隙間の開口面積を調節するもの
とすることも、次項の態様とすることもできる。 (10)前記隙間面積調節装置が、前記第1管と前記第
2管とを軸方向に相対移動させることにより隙間の開口
面積を調節する軸方向相対位置調節装置を含む (9)項に
記載の切りくず処理装置(請求項5)。本態様によれ
ば、第1,第2管自体を隙間面積調節装置の構成要素と
して利用することができ、構成の簡単化を図ることがで
きる。しかも、前項の可動部材を用いる態様に比較し
て、隙間近傍への切りくずの滞留を回避することが容易
である場合が多い。 (11)前記第1管と第2管との一方が、他方に近い部
分ほど断面積が増大するテーパ穴部を有し、他方の端部
がそのテーパ穴部に嵌入させられた(10)項に記載の切り
くず処理装置。本態様によれば、補給される空気がテー
パ穴の内周面に沿って斜めに流入することになるため、
隙間近傍への切りくずの滞留を一層良好に回避すること
ができる。この観点からして、テーパ穴を有する側が下
流側となるように構成することが望ましい。 (12)前記被加工物の切削加工を行う工作機械が、複
数の工具取付部を備えた刃物台と、その刃物台を移動さ
せることにより前記複数の工具取付部のいずれかを作用
位置に位置決めする刃物台移動装置とを備えたものであ
り、前記吸引通路が、前記刃物台に前記工具取付部の各
々に対応して設けられ、各工具取付部に取り付けられる
切削工具の前記カバーの内部空間と連通する複数の刃物
台側通路と、前記作用位置に位置決めされた工具取付部
に対応する前記刃物台側通路の開口と対向する位置に開
口させられた共通通路とを含む (1)ないし(11)項のいず
れか1つに記載の切りくず処理装置。この構成の切りく
ず処理装置においては、刃物台の複数の工具取付部の少
なくとも1つに切削工具を取り付けないようにし、非切
削中は、その切削工具が取り付けられていない工具取付
部を作用位置に位置決めすることにより、共通通路を、
刃物台側通路を介して大きな開口面積で大気に開放する
ことができ、カバーにおけるような高周波数の吸気音の
発生を防止することができる。 (13)前記複数の工具取付部のうち前記切削工具が取
り付けられていないものに対応する前記刃物台側通路に
取り付け可能なサイレンサを含む(12)項に記載の切りく
ず処理装置(請求項6)。上記のように、大きな開口面
積で吸引通路を大気に開放すれば、高周波数の吸気音の
発生は回避できるのであるが、低周波数の吸気音が発生
することは回避できない。したがって、刃物台通路の開
口にサイレンサを取り付けて、吸気音を低減させること
が望ましい。 (14)前記補給口にサイレンサが取り付けられた (1)
ないし(13)項のいずれか1つに記載の切りくず処理装置
(請求項7)。上記の理由で、補給口にはできる限りサ
イレンサを取り付けることが望ましい。 (15)前記切削工具による前記被加工物の加工位置の
下方に設けられ、前記カバーからこぼれた切りくずを傾
斜面で受け、重力を利用して底部に集める切りくず受
と、その切りくず受の底部に形成された開口と主吸引通
路としての前記吸引通路とを接続する副吸引通路と、そ
の副吸引通路に設けられ、その副吸引通路を遮断する状
態と連通させる状態とに切り換え可能な制御弁とを含む
(1)ないし(14)項のいずれか1つに記載の切りくず処理
装置。本態様においては、カバー内へ吸入されないで下
方へ落下した切りくずも吸引により排出することができ
る。また、副吸引通路の切りくず受側の開口を、補給口
として利用することも可能となる。 (16)前記ポンプ速度制御装置が、前記バキュームポ
ンプを駆動するポンプ駆動モータの回転速度を制御する
回転速度制御装置を含む (4)ないし(15)項のいずれか1
つに記載の切りくず処理装置。ポンプ駆動モータとバキ
ュームポンプとの間に変速機を設けることによっても目
的は達し得るが、例えば、ポンプ駆動モータをインバー
タモータとする等により、回転速度を制御可能とすれ
ば、容易にバキュームポンプの回転速度を制御すること
ができる。 (17)金属製の被加工物の切削によって発生した切り
くずを空気と共に吸引し、吸引通路を経て加工空間から
外部へ排出する装置であって、 前記空気を吸引するバキュームポンプの回転速度を制
御するポンプ速度制御装置、前記吸引通路の途中に設
けられ、外部から吸引通路への空気の流入を許容すると
ともにその流入量を調節可能な空気補給装置、および
前記吸引通路の前記切りくずが溜り易い個所に空気を噴
出させ、切りくずを吹き飛ばす吹飛ばし装置のうちの少
なくとも1つを含む切りくず排出装置(請求項8)。ポ
ンプ速度制御装置,空気補給装置および吹飛ばし装置の
作用効果は前述した通りであり、これらを併用すれば一
層良好な切りくず排出装置が得られる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態である
切りくず処理装置を備えた旋盤を図面に基づいて詳細に
説明する。図1において10は工作機械としての旋盤1
1のフレームであり、フレーム10には図示を省略する
主軸台が設けられている。この主軸台には、主軸12が
水平な軸線まわりに回転可能に支持されている。主軸1
2の先端にはワーク14を保持するチャック16が取り
付けられており、チャック16はワーク14を保持して
主軸12と共に回転する。本実施形態におけるチャック
16は、等角度間隔で設けられた3つの爪18(図1に
はそのうちの1つのみを図示)がチャック本体20に軸
対称に移動可能に保持された三ツ爪チャックである。
【0008】チャック16を挟んで主軸12とは反対側
に刃物台26が設けられている。刃物台26は移動装置
24(図12参照)により、主軸12の中心軸線に平行
な水平方向であるZ軸方向と、Z軸方向と直交する垂直
方向であるX軸方向とに移動可能である。刃物台26
は、刃物台保持台28に相対回転可能に保持されてい
る。刃物台26は、外周部に複数の工具取付部250を
備えており、工具取付部250の幾つかには切削工具と
してのバイト30(図1にはそのうちの1つのみを図
示)が取り付けられている。刃物台26は、刃物台保持
台28内部に設けられたクランプ装置によりクランプ,
アンクランプされる。図3には、クランプ状態の刃物台
26が実線で示され、アンクランプ状態における刃物台
26の外形が二点鎖線で示されている。アンクランプ状
態では、刃物台26は刃物台保持台28に対して回転可
能となり、刃物台回転装置31(図12参照)により一
定角度ずつ回転させられることにより、複数の工具取付
部250が後述する吸引装置に接続される作用位置に位
置決めされる。バイト30が取り付けられた工具取付部
250が作用位置に位置決めされれば、バイト30が吸
引装置に接続され、バイト30が取り付けられていない
工具取付部250が作用位置に位置決めされれば、広い
開口が吸引装置に接続されるのである。その後刃物台2
6がクランプされれば、位置決めされたバイト30また
はバイト30の設けられていない工具取付部250が刃
物台保持台28に対して相対移動不能となる。
【0009】図5および図6に最も明瞭に示されている
ように、バイト30は、その基端部が刃物台26に固定
されるバイト本体32と、バイト本体32の先端部に固
定され、刃物台26の外周面および先端面から突出する
切刃33を備えるチップ34と、チップ34のすくい面
36側を覆うカバー38とを備えている。なお、このよ
うな形態のバイトとしては、例えば、三菱マテリアル株
式会社製のQイングバイト(商品名)が好適である。カ
バー38は、本体部42と、その本体部42に固定され
るカバー部44とを備えている。本体部42は、内部に
貫通孔46を有するブロック体であり、その底面48が
チップ34のすくい面36からやや離れた状態でバイト
本体32に固定されている。貫通孔46の一方の端は、
本体部42の底面48のチップ34のすくい面36と対
向する部分およびそれに隣接する2つの側面50,52
に開口している。また、貫通孔46の他端は、本体部4
2に嵌合された中空円筒状の連結管54の内部と連通し
ており、連結管52は本体部42から刃物台保持台28
側へ突出した部分の端面56に開口を有している。カバ
ー部44は、本体部42の上記開口を有する2つの側面
50,52と、チップ34のすくい面36と本体部42
の底面48との隙間をほぼ覆う形状を有しており、カバ
ー部44の底面58とチップ34のすくい面36との間
には、僅かな隙間δが設けられている。この隙間δは貫
通孔46と連通している。また、図3および図4に示す
ように、刃物台26の外周面のバイト近傍部分には、連
結部材60が固定されている。連結部材60の内部に
は、貫通孔62が形成され、その一端に連結管54が嵌
合されることにより貫通孔46と連通し、他端は刃物台
保持台28側の側面64に開口した開口63で終わって
いる。
【0010】以上のように構成された複数のバイト30
のうちの1つが作用位置に位置決めされ、移動装置24
によりカッタパスに沿って移動させられるとともにワー
ク14が回転させられれば、ワーク14の外周面が切削
加工され、切りくずが発生する。本実施形態における旋
盤11においては、切削液を使用しないドライ加工が行
われるが、この切りくずを処理するために切りくず処理
装置65が設けられている。カバー38内部の貫通孔4
6や連結部材60の貫通孔62を含む主吸引通路を経て
図9の吸引装置66に接続されることにより、チップ3
4のすくい面36とカバー38との間の空間に空気の流
れが発生し、切りくずが空気とともに吸引される。吸引
装置66は、バキュームポンプ67とそのバキュームポ
ンプ67を駆動するポンプモータ68(図12参照)と
を備えている。本実施形態におけるポンプモータ68
は、インバータモータであり、回転速度を制御可能であ
る。
【0011】また、刃物台26の工具取付部250にお
いて、バイト30が取り付けられていない部分には、図
7に示すサイレンサ256が取り付けられている。サイ
レンサ256は、段付円筒状の本体258を有し、小径
部である嵌合部260において連結部材60に嵌合され
ている。嵌合部260は、上記バイト30の連結管54
とほぼ同径とされ、連結管54と同様、連結部材60の
貫通孔62の一端に嵌合されている。嵌合部260に
は、等角度間隔に設けられた3個(図7にはそのうちの
2個のみ図示)の係合部材262が嵌合部260の内周
面に溶接等適宜の手段により固定されており、嵌合部2
60と一体のものとして機能する。係合部材262は、
ばね部材から成って弾性変形可能な板状の部材であり、
その長手方向の中間部が外周側に向かって突出する形状
に湾曲させられることにより係合突部264が形成され
ている。係合部材262の係合突部264は嵌合部26
0の外周面より外側に突出しており、サイレンサ256
が連結部材60に取り付けられる際には、係合部材26
2の弾性変形を伴って係合突部264が貫通孔62の入
口部265に挿入され、入口部265を通過したとき元
の状態に復帰して嵌合部260の外周面より突出し、入
口部265の内側開口周縁に係合して嵌合部260の抜
け出しを防止する。これにより、サイレンサ256が連
結部材60に保持される。サイレンサ256の本体25
8の周壁には複数の開口266が形成されるとともに、
内側には円筒状の多孔部材267が嵌合されている。し
たがって、貫通孔62に吸引される空気は、流路面積の
大きい開口266から多孔部材267を通って吸入さ
れ、吸気音が小さくて済む。本実施形態におけるサイレ
ンサは、一般に知られたものであるため、詳細な説明は
省略する。
【0012】なお、図13に示すように、バイト30の
バイト本体32と同様の保持部材268にサイレンサ2
56を保持させ、保持部材268を刃物台26に固定す
ることによりサイレンサ256を工具取付部250に取
り付けることも可能である。このようにすれば、バイト
30の着脱と同じ操作でサイレンサ256を着脱し得る
利点がある。
【0013】以下、バイト30またはサイレンサ256
を吸引装置66に接続する主吸引通路について説明す
る。図3および図4に示すように、刃物台保持台28の
下端部には、継手部材70が固定されている。継手部材
70の内部には通路72が形成され、一方の開口73が
バイト30側の端面74に形成され、他方が下面76に
開口している。バイト30またはサイレンサ256が前
記作用位置にある状態では、上記連結部材60の側面6
4と継手部材70の側面74とが近接した状態で、両側
面64,74に形成された開口63,73の位置が一致
させられることにより、連結部材60の貫通孔62と継
手部材70の通路72とが接続される。また、継手部材
70の下面76側の開口にはホース78の一端が接続さ
れている。ホース78はステンレス鋼等から成る金属製
の可撓性ホースであり、刃物台保持台28の移動に追従
して変形可能である。図1に示すように、ホース78の
他端は継手部材80を介して配管82に接続されてい
る。配管82は、図2に示すように、継手部材84を介
して配管86に接続され、さらに、配管86は、後述す
る分離装置等を介して吸引装置66に接続されている。
これら連結部材60,継手部材70,80,84,ホー
ス78,配管82,86等により主吸引通路が形成され
ている。
【0014】配管86の途中には、図2に示すように、
切りくず通過センサ88が設けられている。切りくず通
過センサ88は、切りくずが通過している状態と通過し
ていない状態とで異なる信号を発することにより、配管
86内の切りくずの通過を検出する。また、この切りく
ず通過センサ88の出力信号は切りくずの通過量に対応
する大きさとなる。切りくず通過センサ88による切り
くずの通過の有無および通過量の検出に従って、吸引装
置66による吸引空気の流量が変化させられる。なお、
配管82,86は概して金属製とされているが、切りく
ず通過センサ88の近傍部は合成樹脂製とされている。
【0015】継手部材80には吸引ノズル92も接続さ
れている。吸引ノズル92は配管90およびは可撓性ホ
ース94により接続されており、可撓性ホース94は非
使用時にはコンパクトに巻かれた状態で収納されてい
る。配管90には、手動の開閉弁96が設けられてお
り、レバー98の回動操作によって吸引ノズル92の吸
引装置66との連通,遮断を切り換えることができる。
吸引ノズル92は旋盤内外の清掃に使用される。
【0016】ワーク14の加工位置の下方には、金属製
の切りくず受100が設けられている。切りくず受10
0は、底部102に向かうにつれて小径となる円錐形を
成している。切りくず受100は、バイト30のカバー
38内に吸引されなかった切りくずを受けるものであ
り、カバー38からこぼれた切りくずが切りくず受10
0の円錐部の傾斜面104に受けられ、重力により傾斜
面104に沿って落下させられる。底部102には開口
106が形成され、配管108が接続されている。配管
108は、前記継手部材84を介して配管86に接続さ
れており、配管86と連通させられることにより、配管
108により形成される副吸引通路が吸引装置66に連
通させられて切りくずが空気と共に吸引される。
【0017】切りくず受100により受けられる切りく
ずは、切りくずの総量の数%程度であるため、配管10
8は常に吸引装置66に連通させられる必要はない。し
たがって、配管108の途中には、開閉弁装置110が
設けられている。本実施形態における開閉弁装置110
は、図示を省略するボールバルブ等の開閉弁と、駆動源
としてのロータリシリンダを含む開閉弁駆動装置112
(図12参照)とを備え、動力により配管108を吸引
装置66に連通させる状態と遮断する状態とに切り換え
られる。このボールバルブおよび開閉弁駆動装置112
については、一般に知られたものであるため、詳細な図
示および説明を省略する。開閉弁装置110は、一定時
間ごとに開状態とし、開状態から一定時間経過後に再び
閉状態とすることも可能であるし、配管108の開閉弁
装置110より上流側に、配管86に設けたものと同様
の切りくず通過センサを設け、切りくずの通過がなくな
った時点で閉状態とすることも可能である。
【0018】切りくず受100には、切りくず以外に、
刃物台26,スライド等から滴る潤滑油も受けられる。
この潤滑油と切りくずとを分離するために、切りくず受
100には図示しない液体分離部が設けられており、潤
滑油が切りくずと共に吸引されることがないようにされ
ている。この液体分離部の構造は、特願平9−1972
12号に記載のものと同様であるが、本発明とは直接関
係がないため図示および説明を省略する。
【0019】本実施形態における主吸引通路の途中に
は、図10,11に示すそれぞれ異なる形態を有する空
気補給装置270,272が設けられており、必要に応
じて副吸引通路に空気補給装置を設けることも可能であ
る。図10に示すように、主吸引通路の一部である吸引
通路274を構成する配管276の周壁と、配管276
と図示しない配管とをつなぐ継手部材のブロック278
(例えば継手部材80)の周壁とには、吸引通路274
に連通する適数個の補給口280,282,284等が
形成されている。各補給口280,282,284等に
は、前述のサイレンサ256と類似の構成を有するサイ
レンサ286が取り付けられ、各補給口280,28
2,284等からの吸気音が軽減されるようになってい
る。サイレンサ286の嵌合部288には雄ねじが形成
され、補給口280,282,284等の内周面に形成
された雌ねじ穴に螺合されることにより固定されてい
る。なお、配管276の周壁は、ブロック278の周壁
より薄いため、補給口284に設けられたサイレンサ2
86は、嵌合部288が補給口284に途中まで螺合さ
れた後ロックナット289が締めつけられることにより
抜け出しが防止されている。各補給口280等は、図示
しないプラグにより閉塞可能となっており、サイレンサ
286が取り付けられて大気に開放されている補給口2
80等の個数を増減させることにより、吸引通路274
への空気の補給量を調節することができる。これら補給
口280等,サイレンサ286およびプラグ等が空気補
給装置270を構成している。
【0020】また、図10に示すように、配管276と
配管290とが継手部材292により互いの軸線が交差
(図示の例では直交)する状態で連結され、吸引通路2
74を構成している。したがって、吸引通路274の継
手部材292内部に形成された部分は屈曲しており、切
りくずが溜まり易い。この屈曲部294には、吹飛ばし
装置296が設けられている。吹飛ばし装置296は、
屈曲部294に連通する通路を内部に有するホース29
8と、ホース298に接続された図示しないエア源とを
備えている。上記エア源から、圧縮空気がホース298
を通って吸引通路274に噴出させられることにより、
吸引通路274内に溜まった切りくずが吹き飛ばされ
る。エア源は電磁開閉弁を含み、所望の時期に圧縮空気
をホース298に供給し得るものである。吹飛ばし装置
296は、継手部材292以外にも切りくずの溜まり易
い箇所に設けることが可能である。
【0021】次に、空気補給装置272について説明す
る。図11に示すように、配管302,304は、互い
に同軸に連結されて主吸引通路の一部である吸引通路3
00を構成している。本実施形態においては、配管30
4側が主吸引通路における下流側とされている。配管3
04は、配管302より大径とされ、配管302と連結
される端部306の内周面は、配管302側ほど大径と
なるテーパ孔308とされている。配管304の端部3
06の外周側には、継手部310が設けられている。継
手部310は、嵌合穴312を有する中空円筒状を成
し、製造の都合上配管304とは別体とされているが、
嵌合穴312の一端が配管304に嵌合され、溶接等適
宜の手段により固定されることによって、継手部310
が配管304の一部として機能する。継手部310の配
管304より軸方向に突出した部分の内周面には、等角
度間隔で形成された複数の内向き突部314が形成され
ている。内向き突部314の内周面には、配管302が
軸方向に相対移動可能に嵌合され、配管302の端面が
配管304のテーパ孔308内に位置させられている。
各内向き突部314には雌ねじ穴が形成され、配管30
2の外周面から複数の固定部材としてのボルト316が
螺合されており、これらボルト316が締め込まれるこ
とにより配管302と配管304との相対移動が阻止さ
れる。
【0022】配管302の外周面と配管304および継
手部310の内周面との間には円環状の隙間が形成さ
れ、補給口318とされている。補給口318は、一方
が外部に開口し、他方がテーパ孔308を経て吸引通路
300に連通している。この補給口318が、外部の空
気の吸引通路300への流入を許容する流路を構成し、
配管302の配管304に対する軸方向の位置を変える
ことにより、この流路の面積を調節すれば、外部からの
空気の流入量を調節することができる。補給口318の
大気側開口には円環状の多孔部材319が嵌装され、継
手部310と共同してサイレンサ320を構成してい
る。サイレンサ320は、外部から空気を吸引する際の
吸気音を低減させる。これら継手部310等を含む配管
304と配管302とが空気補給装置272を構成して
いる。空気補給装置272も、主吸引通路の複数箇所に
設けることが可能である。
【0023】図8および図9に示すように、配管86と
吸引装置66との間には、分離装置140およびフィル
タ装置144が設けられている。分離装置140はサイ
クロン型分離装置であり、円筒状部と、底部148に向
かうに従って小径となる円錐筒状部とを有する本体15
0を備えている。本体150の円筒状部には、偏心した
位置に流入口152が形成され、配管86が円筒状部に
対する接線に平行な姿勢で接続されている。また、本体
150の頂部の中央には排出口154が形成され、配管
156によりフィルタ装置144に接続されている。し
たがって、本体150内には常に内周面に沿って旋回し
た後、中心部を通って上昇する空気の流れが存在するこ
とになり、切りくずは遠心力と重力とにより本体150
の内周面に沿って旋回しつつ底部148に向かって下降
する。このようにして空気から分離された切りくずは、
本体150の底部148に接続され、下向きに傾斜した
導入通路158により圧縮成形装置160に導入され
る。
【0024】分離装置140と吸引装置66との間には
フィルタ装置144が設けられている。フィルタ装置1
44の上流側空間は、配管156により分離装置140
に接続され、下流側空間は配管162により吸引装置6
6に接続されている。フィルタ装置144には、上記上
流側空間と下流側空間とを仕切る状態でフィルタ164
が設けられており、配管156からの吸引空気中に含ま
れる異物を濾過する。また、配管156,162にはそ
れぞれ圧力センサ166,168が設けられており、こ
れら圧力センサ166,168を含む圧力差検出装置1
70(図12参照)により、フィルタ装置144の上流
側と下流側とにおける圧力差が検出される。検出された
圧力差が設定圧力差以上であれば、フィルタ164が目
詰まりであると判定され、ディスプレイの表示,ブザー
の鳴動,ランプの点滅等により作業者に報知される。ま
た、圧力差が0であれば、フィルタ164が破損してい
る可能性があることがディスプレイの表示等により報知
され、上流側の圧力センサ166の圧力が設定圧力以下
である場合には、圧力センサ166より上流側において
配管等の詰まりが発生している可能性があることがディ
スプレイの表示等により報知される。
【0025】圧縮成形装置160は、有底円筒状のハウ
ジング180、ハウジング180内に摺動可能に嵌合さ
れた圧縮ラム182、圧縮ラム182を上下方向に往復
移動させる油圧シリンダ184、ハウジング180と油
圧シリンダ184とを連結する連結部材186等を備え
ている。油圧シリンダ184は、円筒状のハウジング1
88と、ハウジング188内を摺動可能なピストン19
0と、ピストン190からハウジング180側に突出す
るピストンロッド192とを備え、ピストンロッド19
2の先端に圧縮ラム182が設けられている。油圧シリ
ンダ184は復動シリンダであり、電磁方向切換弁およ
び比例電磁式リリーフ弁を備えた制御弁装置198(図
12参照)を介して圧力源としてのポンプに接続されて
いる。上記制御弁装置は一般に知られたものであるた
め、その詳細な説明は省略するが、上記電磁方向切換弁
のソレノイドの励磁,消磁により油圧シリンダ184の
ヘッド側室とロッド側室との一方に選択的に作動油が供
給され、他方からの排出が許容されることにより、ピス
トン190、つまり圧縮ラム182が進退(本実施形態
においては上下方向に移動)させられる。また、上記比
例電磁式リリーフ弁は、そのソレノイドに供給される電
流の大きさを変えることによりリリーフ弁の開弁圧を変
えることができるものであり、したがって油圧シリンダ
184に供給される油圧の上限を制御することができ
る。
【0026】圧縮ラム182はハウジング180内に摺
動可能に嵌合されている。ハウジング180の側壁21
0において導入通路158との接続部分には、導入口2
12が形成され、分離装置140において分離された切
りくずが、導入口212からハウジング180に導入さ
れ、底部214に堆積する。圧縮ラム182は常には導
入口212を開放する後退端位置に保たれているが、底
部214に一定量の切りくずが堆積したとき前進端位置
に向かって前進させられ、堆積した切りくずをブロック
体215に圧縮成形する。圧縮ラム182はまた、前進
端位置まで前進してブロック体215をハウジング18
0から押し出す機能をも果たす。油圧シリンダ184
は、差動トランス式のストロークセンサ216(図12
参照)を備えており、ピストン190のストローク量を
検出することにより、圧縮ラム182がハウジング18
0内のどの位置にあるかを検出することができる。
【0027】ハウジング180の底部214には、圧縮
ラム182の移動方向と直交する水平方向に貫通する排
出口218が形成されており、可動部材220がこの排
出口218内を移動可能に配設され、ハウジング180
の底壁222に支持されている。可動部材220は油圧
シリンダ224のピストンロッド226の先端に取り付
けられており、油圧シリンダ224は、方向切換弁およ
びリリーフ弁を備えた制御弁装置228(図12参照)
を介して圧力源としてのポンプに接続されている。可動
部材220は、油圧シリンダ224の駆動により水平方
向に直線移動させられ、ハウジング180の排出口21
8を閉塞することによりハウジング180の底部214
を形成する作用位置と、その作用位置から退避して排出
口218を開放する退避位置と、前進して圧縮成形され
たブロック体215を排出口218から押し出す押出位
置とに移動させられる。なお、本実施形態においては、
作用位置と押出位置とが同一とされている。
【0028】ハウジング180の排出口218には、装
置外部に延び出す排出シュート232(図2参照)が接
続されている。排出シュート232の下方には切りくず
運搬車234が配設され、排出シュート232に案内さ
れて排出された切りくずのブロック体215がこの切り
くず運搬車234に収容される。切りくず運搬車234
に代えてベルトコンベアを設けることも可能である。
【0029】本実施形態における切りくず処理装置付旋
盤は、図12に示す制御装置238を備えている。制御
装置238はコンピュータを主体として構成されてい
る。制御装置238の入力側には、前記切りくず通過セ
ンサ88,圧力センサ166,168を含む圧力差検出
装置170,差動トランス式ストロークセンサ216等
が接続され、さらに、キーボード等作業者の指令やデー
タを入力するための入力装置240も接続されている。
制御装置238の出力側には、移動装置24,刃物台回
転装置31,ポンプモータ68,開閉弁駆動装置11
2,油圧シリンダ184,224の制御弁装置198,
228および出力装置242が接続され、さらに、図示
は省略するが主軸回転装置,チャック16のチャック駆
動装置,刃物台26のクランプ装置,吹飛ばし装置29
6のエア源(厳密にはそれの電磁開閉弁)等が接続され
ている。出力装置242は、ワーク14の切削加工中に
切りくず通過センサ88により切りくずの通過が検出さ
れない場合に、その旨をディスプレイに表示するととも
に異常警報を発したり、フィルタ164等の目詰まりを
報知する他、制御装置238の処理状態,処理結果等を
ディスプレイに表示する。
【0030】以上のように構成された切りくず処理装置
付旋盤において、バイト30によるワーク14の切削加
工時には、バイト30の取り付けられた工具取付部25
0が吸引装置66に接続されるとともに開閉弁装置11
0が閉状態とされ、かつ、ポンプモータ68の回転速度
がバイト30のカバー38とチップ34のすくい面36
との間の隙間δに発生する空気の吸入速度が隙間δから
切りくずを吸引するのに適した大きさとなるよう制御装
置238により制御される。これにより、バイト30の
カバー38とチップ34のすくい面36との間の隙間δ
から、ワーク14の切削加工により生じた切りくずが空
気と共に良好に吸引される。しかし、この隙間δから切
りくずを吸引するに適した空気流量は、切りくずを主吸
引通路により分離装置140,圧縮成形装置160等切
りくず処理装置65に搬送するために必要な空気流量に
比較して小さいため、ワーク加工時に吸引された切りく
ずのほとんどが継手部材70またはホース78内に滞留
している。
【0031】工具交替の際には、刃物台26が刃物台保
持台28に引き付けられたクランプ状態から図3に二点
鎖線で示すアンクランプ状態に離間させられ、刃物台回
転装置31により回転させられる。バキュームポンプ6
7が作動したままの状態で刃物台26がアンクランプさ
れれば、継手部材70の開口73と連結部材60の開口
63との間の距離が大きくなって開口73から外部の空
気の流入が許容されることにより、開口73において吸
気音が発生するという問題が生じる。そこで本実施形態
においては、刃物台26がアンクランプされるより微小
時間前に制御装置238により開閉弁装置110が開状
態とされ、副吸引通路も吸引装置66に連通させられる
ことにより、主吸引通路の開口面積が大きくされたと同
様の効果が得られ、開口73における吸気音が軽減され
る。刃物台26が再びクランプされた後、開閉弁装置1
10が再び閉状態とされて副吸引通路が遮断される。な
お、副吸引通路とは別に通路を設け、刃物台26のアン
クランプの際に主吸引通路とともにこの通路を吸引装置
66に連通させることも可能である。
【0032】加工が終了すれば、制御装置238が、刃
物台回転装置31に刃物台26を回転させ、サイレンサ
256が取り付けられた工具取付部250を吸引装置6
6に接続するとともに、主吸引通路内に切りくずを滞留
させることなく搬送するに適した流量の空気が流れるよ
うに制御装置238がポンプモータ68の回転速度を増
大させる。このようにサイレンサ256が作用位置にあ
る状態となれば、主吸引通路が、カバー38の隙間δよ
り開口面積の大きい複数の開口266と連通することに
なり、吸引時の吸気音を軽減しつつ主吸引通路内の吸引
空気の流量を増加させることができる。また、ポンプモ
ータ68の回転速度も切削加工時より増大させられるた
め、これによっても主吸引通路内の吸引空気の流量を増
加させることができる。したがって、切りくずが主吸引
通路を通って切りくず処理装置65に良好に搬送され
る。なお、切りくずの量や種類によっても吸引空気の流
量を変えることが望ましい。
【0033】また、本実施形態においては、空気補給装
置270の補給口280,282,284等大気に開放
されている補給口の個数、および空気補給装置272に
おける配管302,304の間の補給口318の隙間を
変化させることによっても、主吸引通路内の吸引空気の
流量を調節することができる。しかも、これら補給口2
80,282,284,318には、それぞれサイレン
サ286,320が設けられているため、吸気音の発生
が良好に抑制される。さらに、継手部材292の屈曲部
294等主吸引通路内の切りくずが滞留し易い箇所にお
いては、吹飛ばし装置296が作動させられることによ
り、溜まった切りくずが吹き飛ばされ、切りくずが主吸
引通路内を良好に搬送される。
【0034】以上説明したように、バイト30によるワ
ーク14の切削加工により発生した切りくずは、バイト
30のカバー38とチップ34のすくい面36との間の
空間から空気と共に吸引され、主吸引通路を通って分離
装置140の本体150内に流入させられる。また、カ
バー38からこぼれた切りくずは、切りくず受100に
受けられ、開閉弁装置110が開状態とされれば、副吸
引通路を通って同じく分離装置140に流入させられ
る。分離装置140において、空気と切りくずとが分離
された後、切りくずは導入通路158を経て圧縮成形装
置160のハウジング180内に堆積する。
【0035】ハウジング180内の切りくずの堆積量
は、切りくず通過センサ88の出力信号を積分すること
により、ほぼ推定することができる。したがって、排出
口218を丁度通過可能な最大高さのブロック体215
の成形に必要な量より小さい設定切りくず量(例えば、
最大高さのブロック体215の成形に必要な量の7割)
の切りくずが堆積したと推定された時に、圧縮ラム18
2が前進させられ、切りくずが圧縮される。そして、圧
縮ラム182のストローク量に基づいてブロック体21
5の高さが検出され、設定高さ(例えば、最大高さの8
割)を越えていると判定されれば、切りくずの圧縮成形
が終了させられる。圧縮ラム182が一定量後退させら
れてブロック体215の加圧が解除された後、可動部材
220が退避位置まで移動させられて排出口218が開
放される。圧縮ラム182は上記のように一定量後退さ
せられても、導入口212を閉塞しており、新たな切り
くずがハウジング180内に導入されることはない。排
出口218の開放後、圧縮ラム182が前進端位置へ移
動させられ、ブロック体215を押してハウジング18
0の底壁222上へ落下させる。次に可動部材220が
押出位置まで移動させられれば、ブロック体215が排
出口218から押し出され、排出シュート232に案内
されて切りくず運搬車234へ排出される。その後、圧
縮ラム182が後退させられるとともに、可動部材22
0が作用位置においてハウジング180の底部214を
形成する状態とされ、再び切りくずの導入が開始され
る。
【0036】前記判定の結果、ブロック215の高さが
設定高さに達していないと判定されれば、圧縮ラム18
2が再び後退端位置まで後退させられて導入口212が
開放され、先に導入口212が閉塞されて以後の切りく
ず通過センサ88の出力信号の積分が、ブロック215
の高さが第2設定高さを越えるであろう切りくず追加量
に対応する大きさになるまで、切りくずがハウジング1
80内へ導入される。その導入後、再び圧縮ラム182
が前進させられてそのストローク量が検出される。その
結果、ブロック215の高さが設定高さを越えていれ
ば、圧縮成形が終了させられるが、越えていなければ再
び切りくずの追加と圧縮成形が行われる。これにより、
ほぼ一定高さのブロック体215が得られる。
【0037】以上の説明から明らかなように、ポンプモ
ータ68の接続された制御装置238がポンプ速度制御
装置を構成し、このポンプ速度制御装置や、空気補給装
置270,272がそれぞれ吸入速度調節装置を構成し
ている。また、第1管としての配管302と、第2管と
しての配管304と、軸方向相対位置調節装置としての
継手部310等とが流路面積調節装置を構成している。
さらに、刃物台回転装置31が刃物台移動装置を構成
し、カバー38内部の貫通孔46や連結部材60の貫通
孔62等が刃物台側通路を構成し、継手部材70,8
0,84,ホース78および配管82,86等が共通通
路を構成している。
【0038】本実施形態によれば、吸引通路内の吸引空
気の流量が適切に調節されるため、カバー38の開口部
等に発生する吸気音が軽減されるとともに、吸引通路内
における切りくずの滞留が回避され、切りくず処理装置
65への切りくずの搬送が良好に行われる。
【0039】また、本実施形態においては、吸引装置6
6により吸引された切りくずを、ブロック体に圧縮成形
してコンパクトに処理した上で、装置外部に排出するこ
とができるため、切りくずが飛散することを回避できる
上、切りくずの取扱いが容易となる。また、バイト30
のカバー38とチップ34との空間から吸引される主吸
引通路と、加工位置の下方で切りくずを受ける切りくず
受から吸引される副吸引通路とを設けることにより、加
工により生じた切りくずを確実に吸引することができ
る。さらに、切削加工中チップ34のすくい面36とカ
バー38との間の空間に空気の流れが生じることにより
チップ34が冷却されるため、本実施形態のようにドラ
イ切削を行う場合でも、チップ34の過熱を防止して寿
命を向上させることができる。チップ冷却のためには、
非切削時においても冷却効果が期待できる限り吸引装置
66を作動させることが望ましい。
【0040】さらに、本実施形態においては、圧縮ラム
182が後退端位置にあって導入口212を解放してい
る時には、可動部材220が作用位置にあってハウジン
グ180の排出口218を閉塞し、可動部材220が退
避位置にあって排出口218を解放している時には、圧
縮ラム182が前進端位置からは後退させられているが
導入口212を閉塞している。したがって、導入通路1
58を介して圧縮成形装置160と連通している分離装
置140が、常に外部から遮断され、圧縮成形装置16
0および導入通路158を経て空気が吸引されることが
良好に防止されるため、チップ34のすくい面36近傍
の空気の流速が低下して切りくずの吸引性能が低下した
り、分離装置140の空気と切りくずとの分離機能が低
下してフィルタ装置144に多量の切りくずが詰まった
りすることが良好に回避される。
【0041】なお、本実施形態においては、ハウジング
180内の切りくずの堆積量を、通過センサ88により
検出された切りくずの通過量から推定することと、圧縮
ラム182のストローク量からブロック体215の高さ
を検出することとが行われるが、これらのうちいずれか
一方を省略することも可能である。ただし、圧縮ラム1
82のストローク量のみから切りくずの堆積量を算出す
る場合には、圧縮ラム182による圧縮およびそのスト
ローク量の検出が上記の場合より頻繁に行われるように
することが望ましい。
【0042】また、本実施形態のように複数の形態の吸
入速度調節装置を全て設けることは不可欠ではなく、そ
のうちの少なくとも1つのみによって吸引空気の流量を
調節することも可能である。例えば、バキュームポンプ
の回転速度を変化させずに、切削工具の取り付けられた
工具取付部が作用位置にある状態から、サイレンサの取
り付けられた工具取付部が作用位置にある状態に刃物台
を移動させるのみによって、吸引通路内の空気の流量を
変化させることも可能である。以上の他、特許請求の範
囲を逸脱することなく、当業者の知識に基づいて種々の
変更、改良を施した形態で本発明を実施することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である切りくず処理装置を
備えた旋盤を概略的に示す正面図である。
【図2】上記旋盤の右側面図である。
【図3】上記旋盤におけるバイト周辺を示す正面(一部
断面)図である。
【図4】上記バイト周辺の底面図である。
【図5】前記旋盤におけるバイトを示す正面図である。
【図6】上記バイトの底面図である。
【図7】前記旋盤におけるサイレンサの取り付けられた
工具取付部の要部を示す底面図である。
【図8】前記切りくず処理装置の分離装置,フィルタ装
置および圧縮成形装置を示す概略図である。
【図9】上記切りくず処理装置の分離装置,フィルタ装
置および吸引装置を示す概略図である。
【図10】上記切りくず処理装置の空気補給装置および
吹飛ばし装置を示す正面図である。
【図11】上記切りくず処理装置の空気補給装置の別の
形態を示す正面断面図である。
【図12】前記切りくず処理装置を備えた旋盤の制御装
置の本発明に関連の深い部分を示すブロック図である。
【図13】上記旋盤におけるサイレンサの取り付けられ
た工具取付部の別の形態を示す正面(一部断面)図であ
る。
【符号の説明】
14:ワーク 26:刃物台 30:バイト 3
1:刃物台回転装置 38:カバー 65:切りくず処理装置 66:吸
引装置 67:バキュームポンプ 82:配管
86:配管 140:分離装置 160:圧縮成形
装置 215:ブロック体 238:制御装置
250:工具取付部 256:サイレンサ 27
0,272:空気補給装置 280,282,28
4:補給口 286:サイレンサ 296:吹飛ば
し装置 302,304:配管 318:補給口
320:サイレンサ 322:流路面積調節装置

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属製の被加工物を切削する切削工具の
    すくい面近傍の空間を覆うカバーと、 そのカバーに接続された吸引通路と、 その吸引通路を経て空気を吸引し、前記切削工具による
    切削によって発生した切りくずを空気と共に吸引する吸
    引装置とを含む切りくず処理装置において、 前記カバーの開口部における空気の流速である吸入速度
    を調節する吸入速度調節装置を設けたことを特徴とする
    切りくず処理装置。
  2. 【請求項2】 前記吸引通路の途中に設けられ、切りく
    ずを空気から分離する分離装置と、 その分離装置により分離された切りくずを圧縮してブロ
    ック体に成形する圧縮成形装置とを含むことを特徴とす
    る請求項1に記載の切りくず処理装置。
  3. 【請求項3】 前記吸引通路の前記切りくずが溜り易い
    個所に空気を噴出させ、切りくずを吹き飛ばす吹飛ばし
    装置を含む請求項1または2に記載の切りくず処理装
    置。
  4. 【請求項4】 前記吸入速度調節装置が、空気を吸引
    するバキュームポンプの回転速度を制御するポンプ速度
    制御装置と、前記吸引通路の途中に設けられ、外部か
    ら吸引通路への空気の流入を許容するとともにその流入
    量を調節可能な空気補給装置との少なくとも1つを含む
    請求項1ないし3のいずれか1つに記載の切りくず処理
    装置。
  5. 【請求項5】 前記空気補給装置が、少なくとも1つの
    補給口を含み、その補給口の少なくとも1つにその補給
    口の流路面積を調節する流路面積調節装置が設けられ、
    その流路面積調節装置が、 互いに同軸に対向させられて前記吸引通路を構成すると
    ともに、対向端間に前記補給口として隙間が形成された
    第1管および第2管と、 前記第1管と前記第2管とを軸方向に相対移動させるこ
    とにより前記隙間の大きさを調節する軸方向相対位置調
    節装置を含む請求項4に記載の切りくず処理装置。
  6. 【請求項6】 前記被加工物の切削加工を行う工作機械
    が、 複数の工具取付部を備えた刃物台と、 その刃物台を移動させることにより前記複数の工具取付
    部のいずれかを作用位置に位置決めする刃物台移動装置
    とを備えたものであり、前記吸引通路が、 前記刃物台に前記工具取付部の各々に対応して設けら
    れ、各工具取付部に取り付けられる切削工具の前記カバ
    ーの内部空間と連通する複数の刃物台側通路と、前記加
    工位置に位置決めされた工具取付部に対応する前記刃物
    台側通路の開口と対向する位置に開口させられた共通通
    路とを含み、かつ、当該切りくず処理装置が、前記複数
    の工具取付部のうち前記切削工具が取り付けられていな
    いものに対応する前記刃物台側通路に取り付け可能なサ
    イレンサを含む請求項1ないし5のいずれか1つに記載
    の切りくず処理装置。
  7. 【請求項7】 前記補給口にサイレンサが取り付けられ
    た請求項1ないし6のいずれか1つに記載の切りくず処
    理装置。
  8. 【請求項8】 金属製の被加工物の切削によって発生し
    た切りくずを空気と共に吸引し、吸引通路を経て加工空
    間から外部へ排出する装置であって、 前記空気を吸引するバキュームポンプの回転速度を制
    御するポンプ速度制御装置、前記吸引通路の途中に設
    けられ、外部から吸引通路への空気の流入を許容すると
    ともにその流入量を調節可能な空気補給装置、および
    前記吸引通路の前記切りくずが溜り易い個所に空気を噴
    出させ、切りくずを吹き飛ばす吹飛ばし装置のうちの少
    なくとも1つを含む切りくず排出装置。
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