JPH11226708A - 鋼の連続鋳造用浸漬ノズル及びそれを用いる鋼の連続鋳造方法 - Google Patents
鋼の連続鋳造用浸漬ノズル及びそれを用いる鋼の連続鋳造方法Info
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- JPH11226708A JPH11226708A JP2964298A JP2964298A JPH11226708A JP H11226708 A JPH11226708 A JP H11226708A JP 2964298 A JP2964298 A JP 2964298A JP 2964298 A JP2964298 A JP 2964298A JP H11226708 A JPH11226708 A JP H11226708A
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Abstract
流化し、鋳型内に均一に分散させると共に、ノズル付着
をも防止することにより、常に鋳型内の溶鋼流動を最適
に制御できる鋼の連続鋳造用浸漬ノズル及びそれを用い
た連続鋳造方法を提供する。 【解決手段】 ノズル先端部にスリットを形成し、その
両端に1対の溶鋼吐出孔を設けた鋼の連続鋳造用浸漬ノ
ズルにおいて、スリット間隔を吐出孔径の0.1〜0.
4倍とし、少なくともスリット内壁には膨張カーボンを
0.5〜5.0%含有させ、その上で総カーボン含有率
を5%以下、又はシリカ含有率を5%以下にした材質を
適用したことを特徴とする鋼の連続鋳造用浸漬ノズル、
及びこの浸漬ノズルを用いて鋳造することを特徴とする
鋼の連続鋳造方法。
Description
漬ノズル及びそれを用いる鋼の連続鋳造方法に関する。
鋼注入は、タンディッシュに設けられた逆Y型2孔式吐
出孔を有する耐火物製の浸漬ノズル(以下、2孔式浸漬
ノズルと称す。)を介して行われている。浸漬ノズルの
左右吐出孔から鋳型内に流出した溶鋼は鋳型短片に衝突
した後、上下方向に分割され、一方は短片に沿って下向
きの下降流となり、他方は上昇して溶鋼表面流となる。
この溶鋼表面流が強すぎる場合には、溶鋼表面でパウダ
ーの巻き込みが生じ、反対に溶鋼表面流が弱すぎる場合
には、溶鋼表面への熱供給が不足し部分的に凝固したデ
ィッケルが鋳型内に持ち込まれる。さらに、短片下降流
が強すぎる場合には、鋳型内下方に向かう溶鋼の浸入深
さが深くなるため、溶鋼中の介在物は浮上しきれず鋳片
内部に捕捉される。このため、浸漬ノズルには、溶鋼表
面にパウダーの巻き込みとディッケルが生じない範囲の
表面流速を与え、その上で溶鋼の浸入深さをできるだけ
浅くすることが望まれている。例えば、特開昭61−1
4051号公報において、図4に示すように浸漬ノズル
の先端部にスリット1を形成し、その両端に1対の溶鋼
吐出孔2を設けた構造の浸漬ノズル3(以下、スリット
式浸漬ノズルと称す。)が開発され、平均的な鋳型内の
溶鋼流動はほぼ適正な範囲に制御されている。
うなスリット式浸漬ノズルにおいても左右吐出孔から流
出する溶鋼の流速は必ずしも同一ではなく、浸漬ノズル
内における溶鋼流の乱れに起因して左右の吐出流に偏り
が生じ、この偏りは時間と共に変化する。また、鋳造時
間の経過とともに、溶鋼中のアルミナがスリット内壁に
付着してくると、偏流現象はより激しくなる。このよう
な偏流現象が発生した場合には、吐出流速の速い側で溶
鋼の表面流速及び溶鋼の浸入深さが同時に増大するた
め、パウダー起因の表面欠陥やアルミナ起因の内部欠陥
が多発し、鋳片品質は著しく低下する。即ち、従来のス
リット式浸漬ノズルによる鋳型内の平均的な流動制御だ
けでは、浸漬ノズル内における溶鋼流の乱れやアルミナ
付着に起因する偏流現象を防止し、鋳型内の溶鋼流動を
常に適正な範囲に制御することはできない。
おけるこれらの問題点を解決するもので、浸漬ノズルか
らの溶鋼吐出流を整流化し、鋳型内に均一に分散させる
と共に、アルミナ付着をも防止することにより、常に鋳
型内の溶鋼流動を最適に制御できる鋼の連続鋳造用浸漬
ノズル及びそれを用いる連続鋳造方法の提供を課題とし
ている。
先端部にスリットを形成し、その両端に1対の溶鋼吐出
孔を設けた鋼の連続鋳造用浸漬ノズルにおいて、スリッ
ト間隔を吐出孔径の0.1〜0.4倍とし、少なくとも
スリット内壁には膨張カーボンを0.5〜5.0%含有
させ、その上で総カーボン含有率を5%以下、又はシリ
カ含有率を5%以下にした材質を適用したことを特徴と
する鋼の連続鋳造用浸漬ノズルである。また、(2)前
記(1)記載の浸漬ノズルを用いて、鋳造することを特
徴とする鋼の連続鋳造方法である。
の2孔式浸漬ノズルに比べて溶鋼吐出面積が大きくな
り、吐出流速が低下するため、溶鋼の表面流速及び溶鋼
の浸入深さを効果的に低減することができる。しかし、
スリットを設けて、溶鋼吐出面積を単純に増大させる
と、吐出孔やスリットの一部に負圧の領域が発生する。
この負圧の領域は浸漬ノズル内における溶鋼流の乱れに
起因して時間と共に変化する。このため、スリット式浸
漬ノズルからの溶鋼吐出流は左右に大きく変動し、偏流
現象が発生する。また、パウダーが吐出孔やスリットに
発生した負圧の領域に引き込まれ、スリット内壁に付着
し、これを起点として溶鋼中のアルミナが付着・堆積す
る。このように、鋳造時間の経過とともに、アルミナが
スリット内壁に付着してくると、偏流現象はより激しい
ものとなる。
ズルにおいて偏流現象が発生し難いスリット条件を検討
するために、実機連続鋳造機の縮尺度1/1の水モデル
実験装置を用いて、従来の2孔式浸漬ノズル及びスリッ
ト形状を種々変更したスリット式浸漬ノズルに関して、
左右の吐出流速を小型プロペラ流速計により測定した。
さらに、浸漬ノズルの吐出孔及びスリットに生じた負圧
の領域へのパウダー引き込み現象を評価するために、水
モデル実験装置の水面にはパウダーを模擬したシリコン
オイルを浮かべ、その挙動を観察した。スリット形成に
よる吐出流速の低減効果は、スリットがある場合の吐出
流速をスリットがない場合の吐出流速で除した値(吐出
流低減指標)により、また偏流現象は左右の吐出流速の
差の絶対値を平均吐出流速で除した値(偏流指標)によ
り評価した。図1は吐出流低減指標及び偏流指標に及ぼ
すスリット間隔Wの影響を示す。なお、吐出孔径はDと
する。W/Dが0.1以上のスリットを形成することに
より吐出流速を低減できる。これは、スリット間隔を広
げると流動抵抗が小さくなり、吐出孔から流出していた
水の一部がスリットを通って流出するようになるためで
ある。また、W/Dが0.4を超えると偏流現象は顕著
となり、さらに水面に浮かべたシリコンオイルが吐出孔
やスリットの一部から引き込まれる現象が観察された。
その原因は、W/Dが0.4を超えると、吐出孔及びス
リットの一部に負圧の領域が形成され、その領域が時間
と共に左右に変動するためである。以上の結果から、ス
リット式浸漬ノズルからの吐出流速を低減し、且つ偏流
現象とアルミナ付着の原因となるパウダーの引き込み現
象を同時に抑制するためには、スリットの間隔をW/D
で0.1〜0.4に規定することが有効である。なお、
上記結果は全て先端部を凹型にしたスリット式浸漬ノズ
ルに関するものであるが、先端部を半球状に湾曲させて
も同様の結果が得られ、両者に差は見られなかった。
0.1〜0.4に規定したスリット式浸漬ノズルを用い
て、溶鋼750tを連続鋳造した。鋳造前半には偏流現
象の発生もなく鋳造は安定していたが、鋳造後半になる
と偏流現象が発生すると共に、ストッパーの開度が徐々
に開き始めた。鋳造後のスリット式浸漬ノズルを調査し
たところ、スリット内壁にパウダーの付着はなく、アル
ミナのみが付着していた。このことから、スリット内壁
へのアルミナ付着はパウダーの引き込みに起因するもの
ではないと考えられる。そこで、本発明者らは、このよ
うな鋳造後半で発生するスリット内壁へのアルミナ付着
を防止する方法についても詳細な検討を行い、スリット
式浸漬ノズルの少なくともスリット内壁にはアルミナを
主成分とし、膨張カーボンを0.5〜5%とし、且つカ
ーボン含有率又はシリカ含有率を5%以下にした材質を
適用することを考案した。一般に、浸漬ノズルの材質と
しては、アルミナ及びカーボン(鱗片状黒鉛)を主体と
し、これに20%程度のシリカを含有するアルミナグラ
ファイト材質が主流となっている。このような材質をス
リット式浸漬ノズルに適用すると、(1)式に示すよう
に耐火物中のシリカはカーボンにより還元され、SiO
ガス及びCOガスを生成する。これらガスは耐火物内部
を拡散した後、(2)式と(3)式により溶鋼中のアル
ミニュウムと反応し、ノズル内壁にアルミナ層を生成す
る。
ミナからなるため、溶鋼中のアルミナを付着させ易く、
アルミナ付着の原因となる。スリット内壁は他のノズル
内壁に比べて溶鋼流速が速く、エジェクター効果による
吸引が生じるため、耐火物内部におけるSiOガス及び
COガスの溶鋼側への拡散速度を速める。その結果、ス
リット内壁でアルミナ層の生成速度が速くなり、アルミ
ナ付着が生じ易い条件となる。以上の知見から、スリッ
ト内壁へのアルミナ付着を防止するためには、シリカ又
はカーボンの含有率を低下させ、アルミナ層生成の原因
となる(1)式の反応を抑制することが有効であると考
えられる。(1)式の反応を抑制するためのカーボン含
有率及びシリカ含有率を明らかにするため、カーボン含
有率とシリカ含有率を変更した直径20mm×長さ50
0mmの耐火物をArガス雰囲気中で加熱し、重量減少
量を測定することにより(1)式の反応速度を評価し
た。図2にシリカ含有率を一定(25%)とした場合の
重量減少速度(=(加熱前重量−加熱後重量)/時間)
とカーボン含有率の関係、図3にカーボン含有率を一定
(25%)とした場合の重量減少速度とシリカ含有率の
関係を示す。なお、実験で使用した耐火物はカーボン、
シリカおよびアルミナからなるアルミナグラファイト材
質で、加熱温度は浸漬ノズルの使用温度に相当する15
40℃とした。カーボン含有率及びシリカ含有率は何れ
も5%以下にすることで、(1)式の反応速度を大きく
低減できることから、少なくともスリット内壁の耐火物
はカーボン又はシリカの含有率を5%以下にした材質に
する必要がある。
性を有しているため、単純にこれら成分を低下させた材
質をスリット内壁に適用すると、スリット式浸漬ノズル
の耐熱衝撃性は大きく低下するが、この問題は膨張カー
ボンを利用することにより解決できる。膨張カーボン
は、カーボン粉末の表面を酸で処理しカーボン層間化合
物を生成させ、これを800〜1000℃程度の高温で
加熱し、カーボン層間を数10倍に膨張させたものであ
る。これを粉砕して得られる繊維状の膨張カーボンを耐
火物に使用すると、少量で耐火物の弾性率を大きく低減
することができ、耐火物の耐熱衝撃性を著しく向上でき
る。
低下に伴う耐熱衝撃性の低下を、膨張カーボンの少量の
添加により補うことができる。シリカ又はカーボン含有
率を5%以下にした材質における膨張カーボンの含有率
は0.5〜5%が適当である。膨張カーボンの含有率が
0.5%未満では耐熱衝撃性が低下しスリットに亀裂が
発生するため、膨張カーボンの含有率が5%超では総カ
ーボン含有率が5%超となりスリットのアルミナ付着が
生じるためである。
ーボン、シリカ及びアルミナからなるアルミナグラファ
イト材質を例に、本発明の説明を行ったが、必ずしもア
ルミナを含有する必要はなく、アルミナの代わりにジル
コニア、マグネシア等の酸化物を含有した材質やアルミ
ナの一部をジルコニア、マグネシア等で置き換えた材質
であっても同様の効果が得られる。また、本材質の適用
はスリット内壁だけに限られたものではなく、スリット
式浸漬ノズルのスリット全体やノズル全体に適用しても
アルミナ付着を低減する効果が得られる。以上に示した
ように、本発明のスリット式浸漬ノズルを用いて連続鋳
造することにより、偏流現象及びアルミナ付着を確実に
防止できるため、鋳型内の溶鋼流動は常に適正な範囲に
制御でき、鋳片品質は格段に向上すると共に、操業性も
大きく改善できる。
について説明する。 〈実施例1〉内径90mm,長さ1200mm,吐出孔
径80mm,吐出孔角度35°,スリット間隔20mm
のスリット式浸漬ノズルを用いて、鋳片サイズ250m
m(厚み)×1830mm(幅)、炭素濃度30ppm
の極低炭素鋼1250tを鋳造速度1.3m/minで
鋳造した。スリット式浸漬ノズルのスリット内壁(表面
から5mm)は4%カーボン(膨張カーボンを含む)−
25%シリカ−71%アルミナでその内膨張カーボンを
1%含有した材質とし、その他のノズル材質は25%カ
ーボン−18%シリカ−57%アルミナ材質とした。ス
リット式浸漬ノズルにはArガス吹き込みを行うための
250mm長さの多孔質耐火物をノズル直胴部のパウダ
ーライン位置に配置し、そこからアルミナ付着防止用の
Arガスを6Nl/minで吹き込んだ。鋳造した鋳片
は8500mm長さに切断して1コイル単位とした。こ
のスラブを常法により熱間圧延、冷間圧延し、最終的に
0.7mm×幅1830mmコイルの冷延鋼板とした。
鋳片品質については、冷間圧延後の検査ラインで目視観
察を行い、1コイル当たりに発生する表面欠陥の発生個
数を評価した。また、偏流現象の発生状況は鋳型内に埋
め込んだ熱電対から両短片の溶鋼表面高さの差を検出す
ることにより、アルミナ付着の状況はストッパー開度の
変化と鋳造後に回収した浸漬ノズルへのアルミナ付着厚
さにより評価した。その結果、鋳型の両短片の溶鋼表面
高さの差は5mm以下で、偏流現象は見られなかったた
め、鋳片欠陥は全く発生しなかった。また、鋳造時のス
トッパー開度はほぼ一定であり、鋳造後にスリット式浸
漬ノズルを回収し、アルミナ付着の発生状況を調査して
も、スリット内壁へのアルミナ付着は殆ど観察されなか
った。さらに、スリットには亀裂は見られず、耐熱衝撃
性も良好であった。 〈実施例2〉内径90mm,長さ1200mm,吐出孔
径80mm,吐出孔角度35°,スリット間隔20mm
のスリット式浸漬ノズルを用いて、鋳片サイズ250m
m(厚み)×1830mm(幅)、炭素濃度30ppm
の極低炭素鋼1250tを鋳造速度1.3m/minで
鋳造した。スリット式浸漬ノズルのスリット内壁は25
%カーボン(膨張カーボンを含む)−3%シリカ−72
%ジルコニアでその内膨張カーボンを0.8%含有した
材質とし、その他のノズル材質は25%カーボン−18
%シリカ−57%アルミナ材質とした。スリット式浸漬
ノズルにはArガス吹き込みを行うための250mm長
さの多孔質耐火物をノズル直胴部のパウダーライン位置
に配置し、そこからアルミナ付着防止用のArガスを6
Nl/minで吹き込んだ。鋳型の両短片の溶鋼表面高
さの差は5mm以下で、偏流現象は見られなかったた
め、鋳片欠陥は全く発生しなかった。また、鋳造時のス
トッパー開度はほぼ一定であり、鋳造後にスリット式浸
漬ノズルを回収し、アルミナ付着の発生状況を調査して
も、スリット内壁へのアルミナ付着は殆ど観察されなか
った。さらに、スリットには亀裂は見られず、耐熱衝撃
性も良好であった。 〈比較例1〉内径90mm,長さ1200mm,吐出孔
径80mm,吐出孔角度35°,スリット間隔35mm
のスリット式浸漬ノズルを用いて、鋳片サイズ250m
m(厚み)×1830mm(幅)、炭素濃度30ppm
の極低炭素鋼1250tを鋳造速度1.8m/minで
鋳造した。スリット内壁を含むスリット式浸漬ノズル全
体の材質はカーボン25%−シリカ20%−アルミナ5
5%で膨張カーボンを含まないものとした。スリット式
浸漬ノズルにはArガス吹き込みを行うための250m
m長さの多孔質耐火物をメニスカス位置に配置し、そこ
からアルミナ付着防止用のArガスを6Nl/minで
吹き込んだ。その結果、鋳型の両短片の溶鋼表面高さの
差は30mmにも達し、偏流現象が激しかったため、パ
ウダーの巻き込みにより表面欠陥が発生した。また、鋳
造時のストッパー開度は鋳造開始から徐々に開き、鋳造
後に浸漬ノズルを回収し、アルミナ付着の発生状況を調
査したところ、スリット内壁にアルミナが付着し、部分
的にはスリットが完全に消失していた。 〈比較例2〉内径90mm,長さ1200mm,吐出孔
径80mm,吐出孔角度35°,スリット間隔35mm
のスリット式浸漬ノズルを用いて、鋳片サイズ250m
m(厚み)×1830mm(幅)、炭素濃度30ppm
の極低炭素鋼1250tを鋳造速度1.8m/minで
鋳造した。スリット式浸漬ノズルのスリット内壁は4%
カーボン−25%シリカ−71%アルミナで膨張カーボ
ンを含まない材質とし、その他のノズル材質は25%カ
ーボン−18%シリカ−57%アルミナ材質とした。ス
リット式浸漬ノズルにはArガス吹き込みを行うための
250mm長さの多孔質耐火物をノズル直胴部のパウダ
ーライン位置に配置した。鋳造開始直後に、鋳型内の溶
鋼が盛り上がり湯面変動が大きくなったため、鋳造を停
止し浸漬ノズルを回収したところ、スリットに大きな亀
裂が生成していた。
ルミナ付着と偏流現象を防止した上で、鋳型内の溶鋼流
動を最適に制御できるため、鋳片の品質が格段に向上す
ると共に、アルミナ付着に起因する種々の非定常作業を
軽減できるため、操業性も大きく改善される。
間隔の影響を示す図。
の影響を示す図。
影響を示す図。
で、(a)は正面断面図、(b)は側面図。
Claims (2)
- 【請求項1】 ノズル先端部にスリットを形成し、その
両端に1対の溶鋼吐出孔を設けた鋼の連続鋳造用浸漬ノ
ズルにおいて、スリット間隔を吐出孔径の0.1〜0.
4倍とし、少なくともスリット内壁には膨張カーボンを
0.5〜5.0%含有させ、その上で総カーボン含有率
を5%以下、又はシリカ含有率を5%以下にした材質を
適用したことを特徴とする鋼の連続鋳造用浸漬ノズル。 - 【請求項2】 請求項1記載の浸漬ノズルを用いて鋳造
することを特徴とする鋼の連続鋳造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2964298A JPH11226708A (ja) | 1998-02-12 | 1998-02-12 | 鋼の連続鋳造用浸漬ノズル及びそれを用いる鋼の連続鋳造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2964298A JPH11226708A (ja) | 1998-02-12 | 1998-02-12 | 鋼の連続鋳造用浸漬ノズル及びそれを用いる鋼の連続鋳造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11226708A true JPH11226708A (ja) | 1999-08-24 |
Family
ID=12281752
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2964298A Pending JPH11226708A (ja) | 1998-02-12 | 1998-02-12 | 鋼の連続鋳造用浸漬ノズル及びそれを用いる鋼の連続鋳造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11226708A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017127886A (ja) * | 2016-01-19 | 2017-07-27 | 黒崎播磨株式会社 | 浸漬ノズル |
-
1998
- 1998-02-12 JP JP2964298A patent/JPH11226708A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017127886A (ja) * | 2016-01-19 | 2017-07-27 | 黒崎播磨株式会社 | 浸漬ノズル |
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