JPH11226682A - 端末成形された管の製造装置 - Google Patents

端末成形された管の製造装置

Info

Publication number
JPH11226682A
JPH11226682A JP4446998A JP4446998A JPH11226682A JP H11226682 A JPH11226682 A JP H11226682A JP 4446998 A JP4446998 A JP 4446998A JP 4446998 A JP4446998 A JP 4446998A JP H11226682 A JPH11226682 A JP H11226682A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
tube
terminal
machine
terminal press
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP4446998A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4062458B2 (ja
Inventor
Katsuhiko Nishiie
勝彦 西家
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Usui Kokusai Sangyo Kaisha Ltd
Original Assignee
Usui Kokusai Sangyo Kaisha Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Usui Kokusai Sangyo Kaisha Ltd filed Critical Usui Kokusai Sangyo Kaisha Ltd
Priority to JP04446998A priority Critical patent/JP4062458B2/ja
Publication of JPH11226682A publication Critical patent/JPH11226682A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4062458B2 publication Critical patent/JP4062458B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Non-Disconnectible Joints And Screw-Threaded Joints (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 管体の供給、定寸切断、管継ナットの挿入、
端末プレス加工および製品搬出等の全行程を1台の装置
で自動的かつ連続的に行って一工程タクトで生産するこ
とができる高能率、高生産性の端末成形された管の製造
手段の提供。 【解決手段】 長尺の管体を一本ずつ供給する管体供給
装置と、該管体送給ライン上に配置された管体定寸切断
機、管継ナット供給機および管先端側第1プレス加工機
と、プレス加工後の管体を当該管軸と直角方向に搬送す
る管体横送り搬送装置、管体の後端側第2プレス加工機
と、製品搬出装置および製品回収ホッパーを備え、管体
供給装置より送給される管体に管継ナットが挿入され、
管体定寸切断機による定寸切断と同時に先端側のプレス
加工が行われ、次いで管体横送り搬送装置にて管軸と直
角方向に搬送された管体の後端側のプレス加工が行わ
れ、その後製品搬出装置にて回収ホッパーに回収される
ように構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般に自動車用の
ブレーキ、フューエル、クラッチ、エアー等、または他
の内燃機関における燃料供給路として多用される端末成
形された管(以下「端末成形管」と称する)の製造装
置、特に管の連続製造装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の端末成形管は図11にそ
の全体形状を例示するように、内部に流通路10−1を
有する薄肉細径管体10の接続端部に、ダブルまたはシ
ングルにフレア加工された接続頭部10−2を有し、当
該管体に管継ナット11が外嵌された構造となってい
る。この端末成形管の製造方法としては、定寸に切断さ
れた内部に流通路10−1を有する薄肉細径管体10に
管継ナット11を挿入した後、端末をプレス加工したダ
ブルフレア形状の接続頭部10−2を成形する方法が一
般的であるが、従来は薄肉細径管体10の定寸切断、管
継ナット11の挿入および端末のプレス加工をそれぞれ
別工程で行っている。すなわち、まず切断工程で所望長
さの管体を定寸に切断し、続いてこの管体をナット挿入
工程に送り管継ナット11を挿入し、しかる後このナッ
ト付き管体をプレス加工工程に送り、管端末にダブルフ
レア等の接続頭部10−2を成形している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の端末成形管の製
造方法は上記のごとく、管体の切断およびプレス加工、
管継ナットの挿入をそれぞれ別工程で行っているため、
生産性が低いという欠点があった。また、各工程への材
料の搬送、管体の切断、プレス加工、およびナット挿入
作業等は人手を必要とするため、多くの作業員を要する
のみならず時間的ロスも大きく、作業能率が低いという
欠点があった。
【0004】本発明は、このような従来の実状に鑑みて
なされたものであり、従来別工程で行っていた管体の切
断、プレス加工および管継ナットの挿入等の全行程を1
台の装置で自動的かつ連続的に行って一工程タクトで生
産することができる高能率、高生産性の端末成形管製造
装置を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る端末成形管
の製造装置は、薄肉細径管の接続端部に接続頭部を有
し、当該管体に管継ナットが外嵌された定寸長さの端末
成形された管の製造装置であって、長尺の管体を一本ず
つ取出し管軸方向に送給する管体供給装置と、前記管体
送給ラインに管体供給側より順に配置された管体定寸切
断機、管継ナット供給機、および先端側端末に前記接続
頭部を成形するための第1端末プレス加工機と、前記プ
レス加工後の管体を管軸と直角方向に搬送する管体横送
り搬送装置と、前記管体横送り搬送装置の側端に位置し
該装置上にて横送りされた管体の後端側端部に前記と同
じ接続頭部を成形するための第2端末プレス加工機およ
び該プレス加工機と相対向する位置に配置したパイプ位
置決め装置と、前記管体横送り搬送装置の搬出側に配置
した製品搬出装置および製品回収ホッパーを備え、長尺
管体の供給、定寸切断、管継ナットの挿入、管端末のプ
レス加工、製品の搬送および搬出を自動的に連続して行
う機構となしたことを特徴とするものである。
【0006】内部に流通路を有する薄肉細径管を一本ず
つ取出し管軸方向に送給する管体供給装置は、素管製造
工程で所望の長さに製造された長尺の薄肉細径管をスト
ックしておき、モータ駆動される送りローラにより該管
体を一本ずつ管軸方向に送給する機能を備えている。
【0007】管体定寸切断機は、管体を固定した状態で
メタルソーにて自動切断する方式となしたもので、この
種の切断機としては例えば管体を流体圧シリンダーにて
固定するクランプ機構とモータ駆動式の円形のメタルソ
ーとから構成され、クランプされた管体に対しメタルソ
ーを水平移動させて切断する方式のものがある。この管
体定寸切断機は、前記管体供給装置に隣設される。
【0008】管継ナット供給機は、管継ナットを間欠的
に管軸線上に供給する機構を備えており、その構造は例
えば専用のボックス形シューター内に段積み状に収納さ
れた管継ナットをだるま落し式で押出し、その押出され
た管継ナットを流体圧シリンダー等にて管軸と直角方向
に一定ストローク前後動する受金具に嵌合させて前記管
体の管軸線上に位置させる方式のものを用いることがで
きる。この管継ナット供給機は、前記管体定寸切断機に
隣設される。
【0009】管体の先端側端末に前記接続頭部を成形す
るための第1端末プレス加工機は、前記管体供給装置に
より送給されてきた管体を定寸切断するための位置決め
用ストッパーを有し、このストッパーにて管体を一旦所
定の位置に停止させた後、前記管体定寸切断機による切
断と同時にプレス加工にて接続頭部の成形が行われる仕
組みとなっている。接続頭部の成形方法としては、管体
をチャックに保持せしめた状態で、頭部成形用の成形パ
ンチを強圧縮して挫屈成形する方法を用いることができ
る。この第1端末プレス加工機は、管体の切断寸法の変
化に対応できるように管軸方向に移動可能となってい
る。
【0010】前記プレス加工後の管体を管軸と直角方向
に搬送する管体横送り搬送装置は、例えば管体と直角方
向に配置した相平行する一対のサイドガイドに流体圧シ
リンダー等にて一定ストローク前後動する搬送プレート
を装着し、このプレートに所定の間隔を隔てて左右2個
ずつ取付けた垂直シリンダーに管体受けブロックを取付
け、この昇降式の管体受けブロックにて前記プレス加工
後の管体を一本ずつ支持して順次横送りする方式のもの
を用いることができる。
【0011】前記管体横送り搬送装置の側端に位置し該
装置上にて横送りされた管体の後端側端部に前記と同じ
接続頭部を成形するための第2端末プレス加工機は、前
記第1端末プレス加工機と反対側に位置するが、その構
造は第1端末プレス加工機と同様、横送りされきた管体
の位置決め用ストッパーを有し、該プレス加工機と相対
向する位置に配置したパイプ位置決め装置により管体の
位置決めを行った後、プレス加工にて接続頭部の成形が
行われる仕組みとなっている。この第2端末プレス加工
機は管体の寸法の変動に対応させる必要がないため固定
式となっている。パイプ位置決め装置は、第2端末プレ
ス加工機と同軸線上に配置され、その構造は例えば流体
圧シリンダーの先端に設けた管体押圧プレートにて管体
を管軸方向に移動させる方式のものを用いることができ
る。なお、このパイプ位置決め装置も管体の切断寸法の
変化に対応できるように前記第1端末プレス加工機と同
様に管軸方向に移動可能となす。
【0012】製品の搬出装置は、前記管体横送り搬送装
置のサイドガイドの端末に前記第2端末プレス加工機と
同軸線上に配置され、その構造は前記サイドガイドの端
末に流体圧シリンダーにて搬出側に傾動可能に配置した
垂直シリンダーに管体受けブロックを取付け、この昇降
式の管体受けブロックにてプレス加工後の管体(製品)
を一本ずつ支持するとともに、該垂直シリンダーを搬出
側に傾斜させて管体受けブロックより管体を前記サイド
ガイドの端末に設けた傾斜ガイド上に載せ、該傾斜ガイ
ド上を転動させて製品回収ホッパー上に落下させる方式
となしたものを用いることができる。製品回収ホッパー
は例えば細幅の金属板をU字形に折曲げて形成したプレ
ートを前記傾斜ガイドの端末に間隔設置して構成するこ
とができる。なお、この製品搬出装置は、接続頭部の成
形寸法に狂いが生じて製品が不良品となった場合に、該
不良品を製品と分けて回収するための切替ゲートを備え
ている。
【0013】すなわち、本発明装置は、管体供給装置に
より一本ずつ送給される管体の先端部が管体定寸切断機
にて切断(頭切)が行われ、続いてその管軸方向送給ラ
イン上で管継ナットが挿入され、該管体が第1端末プレ
ス加工機まで移動すると、位置決め用ストッパーにて管
体を一旦所定の位置に停止させた後、管体定寸切断機に
よる切断と同時にプレス加工にて接続頭部の成形が行わ
れ、続いて、管体横送り搬送装置にて当該管体を第2端
末プレス加工機の位置まで横送りし、その位置でパイプ
位置決め装置による管体の位置決めが行われると同時に
プレス加工が施されて後端側の接続頭部成形が行われ、
しかる後搬出装置にて管体を排出し製品回収ホッパーに
回収されるように構成されたもので、管体が第1端末プ
レス加工機より離れると同時に次の管体が供給されて上
記と同様の動作が連続して繰返される仕組みとなってい
る。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る端末成形管製
造装置の全体構成例を示すブロック図、図2〜図10は
同上装置の構造を例示したもので、図2は管体供給装
置、定寸切断機および管継ナット供給機の部分を示す概
略平面図、図3は同上の管体供給装置および定寸切断機
を示す概略正面図、図4は管継ナット供給機を示す概略
正面図、図5は同上の管継ナット供給機の概略側面図、
図6は第1端末プレス加工機と管体横送り搬送装置の部
分を示す概略平面図、図7は同上の第1端末プレス加工
機の概略正面図、図8は同上の管体横送り搬送装置の内
側概略側面図、図9は同上の製品搬出装置および製品回
収ホッパーの部分を示す概略平面図、図10は同上の製
品搬出装置および製品回収ホッパーの部分を示す概略側
面図で、1は管体供給装置、2は定寸切断機、3は管継
ナット供給機、4は第1端末プレス加工機、5は管体横
送り搬送装置、6は第2端末プレス加工機、7はパイプ
位置決め装置、8は製品搬出装置、9は製品回収ホッパ
ー、10は管体、11は管継ナットである。
【0015】本発明に係る端末成形管製造装置は、その
全体構成例を図1に示すごとく、管体供給装置1、定寸
切断機2、管継ナット供給機3および第1端末プレス加
工機4がそれぞれ同一ライン上に配置され、このライン
と直角方向に配置された管体横送り搬送装置5の横送り
ライン上に第2端末プレス加工機6とパイプ位置決め装
置7が相対設され、管体横送り搬送装置5の終端部に製
品搬出装置8および製品回収ホッパー9が設置された構
成となっている。
【0016】管体供給装置1は、図2、図3に示すごと
く、複数本の傾斜ホッパープレート1−1と該プレート
間に配したホッパーシャフト1−2とからなる管体供給
ホッパー内に長尺の管体10をストックし、かつ該ホッ
パー内の長尺管体が一本ずつ排出されるように構成さ
れ、このホッパーの排出端部のベースプレート1−3に
設置したモータ駆動式の送りローラ1−4とシリンダー
(図示せず)にて前後動する挟持ローラ1−5にて前記
ホッパーより排出された長尺管体が一本ずつ管軸方向に
送給される機構となっている。
【0017】定寸切断機2は、前記管体供給装置1より
送られてきた長尺管体を流体圧シリンダーにて固定する
クランプ機構とモータ駆動式の円形のメタルソーとから
構成され、クランプされた管体に対しメタルソーを水平
移動させて切断する方式となしたもので、その構造は、
図2、図3に示すごとく、ベースプレート1−3上に固
定した下チャック2−1と、同ベースプレート1−3上
に突設したブラケット2−2に支軸2−3を支点に管軸
と直角方向に回動自在に軸着されたクランプアーム2−
4を、同ベースプレート1−3上にほぼ水平にかつ基端
部を回動自在に軸着したクランプ用シリンダー2−5に
て作動せしめて前記下チャック2−1上の管体10をク
ランプする機構となし、そのクランプ機構部の下方にモ
ータ駆動式の円形のメタルソー2−6が架台2−7上に
水平移動可能に設置されている。
【0018】このメタルソー2−6の設置構造は、架台
2−7上に管軸と直角方向に敷設したレール2−8上に
ガイドブロック2−9を介して摺動可能に載置され、同
架台2−7上に設置した切断用シリンダー2−10にて
管軸と直角方向に前後動するプレート2−11上に切断
用モーター2−12とメタルソー取付台2−13が設置
され、メタルソー取付台2−13上に横設した回転軸2
−14にメタルソー2−6が取付けられ、プーリおよび
ベルト等からなる動力伝達機構を介してメタルソー2−
6が回転駆動される機構となっている。
【0019】すなわち、この定寸切断機2は、前記クラ
ンプ用シリンダー2−5にてクランプアーム2−4を作
動させて下チャック2−1上の管体10をクランプし、
その状態で切断用シリンダー2−10にてプレート2−
11を水平移動させて回転中のメタルソー2−6にて管
体10を切断する方式となっている。
【0020】管継ナット供給機3は、図2、図4、図5
に示すごとく、管継ナット11を段積み状に収納するボ
ックス形シューター3−1と、このシューターよりだる
ま落し式で押出された管継ナット11を受けて管体10
の管軸線上に位置させるナットセッティング装置3−2
とから構成され、ボックス形シューター3−1は、ナッ
トセッティング装置3−2の上方に該装置と分離させて
立設され、2個一対の管継ナット11がだるま落し式で
押出されるように段積み状に収納される構造となってい
る。ナットセッティング装置3−2は、管軸と直角方向
に配置した断面凹形の枠体3−21内に敷設したレール
3−22上に、ナット嵌合凹部3−24を有するナット
受け3−23が前記レールに摺動可能に凹凸嵌合するガ
イド3−25を介して管軸と直角方向に前後動可能に載
置され、その背面側に設置した供給シリンダー3−26
にてナット受け3−23を前後動させる機構となってい
る。なお、3−27は枠体3−21の管軸線上に設けら
れている管体の通過溝、3−28は管体挿入ガイドであ
る。
【0021】すなわち、この管継ナット供給機3は、ボ
ックス形シューター3−1よりだるま落し式で押出され
た管継ナット11をナットセッティング装置3−2のナ
ット受け3−23のナット嵌合凹部3−24に受け、供
給シリンダー3−26を前進させて当該管継ナットを管
軸線上に位置させ、その後管体10に管継ナット11が
挿入され当該管体が次の工程に移動すると同時に再び供
給シリンダー3−26にてナット受け3−23が後退さ
せられ、次の管継ナット11を受けるという動作が管体
一本毎に繰返される仕組みとなっている。なお、この管
継ナット供給機3には、ボックス形シューター3−1に
管継ナット11の有無確認用の近接スイッチSが、ナ
ットセッティング装3−2側に管体通過確認用の近接ス
イッチSがそれぞれ設置されている。
【0022】第1端末プレス加工機4は、管体10の先
端側端末に前記接続頭部10−2を成形する成形機であ
り、前記管体供給装置1により送給されてきた管体10
を定寸切断するための位置決め用ストッパー4−4を有
し、このストッパーにて管体を一旦所定の位置に停止さ
せた後、前記管体定寸切断機2による切断と同時にプレ
ス加工にて接続頭部の成形が行われる仕組みとなってお
り、その接続頭部の成形方法としては、管体をチャック
装置4−2に保持せしめた状態で、パンチ装置4−3に
て頭部外周面に相当する内面を有する凹部付きの押型を
強圧縮して挫屈成形する方法を採用した加工機であり、
管体の切断寸法の変化に対応できるように管軸方向に移
動可能となっている。
【0023】すなわち、このプレス加工機の構造は、図
6、図7に示すごとく、管軸方向に移動可能なプレスフ
レーム4−1上に、固定チャック4−2aとチャックシ
リンダー4−2cにて前後動する可動爪4−2bとから
なるチャック装置4−2と、頭部加工代の部分を拡管す
るための第1パンチ部材4−3aと拡管された部分を接
続頭部に仕上げる第2パンチ部材4−3bを有し、パン
チシリンダー4−3cにて管軸方向に作動するごとく設
置され、かつパンチ切替用シリンダー4−3dにて管軸
と直角方向に移動可能に設けてなるパンチ装置4−3お
よび位置決め用ストッパー4−4が搭載され、パンチ装
置4−3のパンチ部材4−3a、4−3bとパンチシリ
ンダー4−3cはプレスフレーム4−1上に管軸と直角
方向に摺動する台板4−5上に設置され、位置決め用ス
トッパー4−4はプレスフレーム4−1上に立設した回
動機構4−6に支持された揺動アーム4−7の先端にス
トッパー片4−8が取付けられた構造となっている。な
お、プレスフレーム4−1は、架台4−9に横設したガ
イドレール4−10に凹凸嵌合するガイド4−11を介
して摺動可能に支持され、モーター(図示せず)等によ
ってギヤーを介して管軸方向に移動できるように設置さ
れている。
【0024】管体横送り搬送装置5は、管体定寸切断機
2による切断と同時に第1端末プレス加工機4にて先端
側端末に接続頭部が成形された所定長さの管体10を第
2端末プレス加工機6側に横送りするための搬送装置
で、管体定寸切断機2と第1端末プレス加工機4との間
に管軸と直角方向に設置されており、その構造は、図
6、図8に示すごとく、定寸切断機2等が設置されてい
る管体供給側のベースプレート1−3の架台側壁と、第
1端末プレス加工機4側のプレスフレーム4−1の架台
側壁にそれぞれ管軸と直角方向に横設した水平バー5−
1、5−2にレール5−3、5−4を相対設し、この各
レールに凹凸嵌合方式により摺動可能に懸架され、搬送
用水平シリンダー5−5、5−6にてそれぞれ管軸と直
角方向に前後動する搬送用プレート5−7、5−8に搬
送用垂直シリンダー5−9、5−10が片側2個ずつ所
定の間隔を隔てて設置され、この搬送用垂直シリンダー
5−9、5−10の各ロッドに管体10を下方から支持
するVブロック5−11、5−12が取付けられ、第1
端末プレス加工機4にて先端側端末に接続頭部が成形さ
れた所定長さの管体10を搬送用垂直シリンダー5−
9、5−10にて一旦上方に持上げ、その状態で各搬送
用水平シリンダー5−5、5−6にて第2端末プレス加
工機6側に一定ストローク横送りできる機構となってい
る。
【0025】第2端末プレス加工機6は、前記管体横送
り搬送装置5により管軸と直角方向に搬送されてきた管
体10の後端側端末に先端側と同じ接続頭部10−2を
成形する成形機であり、その構造は前記第1端末プレス
加工機4と同様、管軸方向に移動可能なプレスフレーム
6−1上に、固定チャック6−2aとチャックシリンダ
ー6−2cにて前後動する可動チャック6−2bとから
なるチャック装置6−2と、頭部加工代の部分を拡管す
るための第1パンチ部材6−3aと拡管された部分を接
続頭部に仕上げる第2パンチ部材6−3bを有し、パン
チシリンダー6−3cにて管軸方向に作動するごとく設
置され、かつパンチ切替用シリンダー6−3dにて管軸
と直角方向に移動可能に設けてなるパンチ装置6−3お
よび位置決め用ストッパー6−4が搭載され、パンチ装
置6−3のパンチ部材6−3a、6−3bとパンチシリ
ンダー6−3cはプレスフレーム6−1上に管軸と直角
方向に摺動する台板6−5上に設置され、位置決め用ス
トッパー6−4はプレスフレーム6−1上に立設した回
動機構6−6に支持された揺動アーム6−7の先端にス
トッパー片6−8が取付けられた構造となっている。な
お、この第2端末プレス加工機6は管軸方向に移動させ
る必要がないため固定式である。
【0026】パイプ位置決め装置7は、上記第2端末プ
レス加工機6により管体10の後端側端末に接続頭部1
0−2を成形する際に、そのプレスライン上で管体の位
置決めを行うための装置であり、その構造は第1端末プ
レス加工機4側のベースプレート7−1上に第2端末プ
レス加工機6と相対向する位置に水平に設置した位置決
め用シリンダー7−2のロッド先端に管体押圧板7−3
を取付けた構成となし、前記管体横送り搬送装置5によ
り管軸と直角方向に搬送されて第2端末プレス加工機6
のプレスライン上に位置した管体の先端側を位置決め用
シリンダー7−2にて管軸方向に押動し、第2端末プレ
ス加工機6側の位置決め用ストッパー6−4に管後端を
当接させて位置決めを行うものである。
【0027】製品搬出装置8は、図8、図9、図10に
示すごとく前記管体横送り搬送装置5の水平バー5−
1、5−2の先端部(搬出側)に垂設したブラケット8
−1、8−2に、基端を搬出方向に傾動可能に垂直に軸
着され、かつその上端部を同水平バー5−1、5−2に
水平に横設した搬出用水平シリンダー8−5、8−6に
て支持され、各ロッドに管体10を下方から支持するV
ブロック8−7、8−8が取付けられた搬出用垂直シリ
ンダー8−3、8−4と、同水平バー5−1、5−2の
先端に取付けられ、前記ブラケット8−1、8−2に横
設した水平バー8−9、8−10に垂直に取付けた支持
板8−11、8−12に下端部を取着された傾斜ガイド
8−13、8−14と、さらに前記水平バー8−9、8
−10の先端部に垂直に支持された不良品排出用垂直シ
リンダー8−15、8−16に取付けられ、前記傾斜ガ
イド8−13、8−14と同一勾配を有する切替ゲート
8−17、8−18とから構成され、前記切替ゲートの
出側に製品回収ホッパー9が取付けられている。製品回
収ホッパー9は、細幅の金属板をU字形に折曲げて形成
したプレート9−1、9−2とで構成され、前記水平バ
ー8−9、8−10の先端部に立設した垂直支柱9−
3、9−4に取着されている。
【0028】すなわち、この製品搬出装置8は、第2端
末プレス加工機6により接続頭部成形が終了した管体1
0を搬出用垂直シリンダー8−3、8−4にて一旦上方
に持上げ、その状態で搬出用水平シリンダー8−5、8
−6にて前記搬出用垂直シリンダー8−3、8−4を搬
出側に倒して管体10をVブロック8−7、8−8より
離脱させて傾斜ガイド8−13、8−14上に移載する
方式であり、傾斜ガイド8−13、8−14上に移載さ
れた製品は該傾斜ガイドおよび切替ゲート8−17、8
−18上を転動落下して製品回収ホッパー9に回収され
る。なお、接続頭部の成形寸法に狂いが生じて製品が不
良品となった場合は、不良品排出用垂直シリンダー8−
15、8−16を上方に作動させて切替ゲート8−1
7、8−18を上昇させて傾斜ガイド8−13、8−1
4と製品回収ホッパー9間を分断することにより、不良
品は傾斜ガイド8−13、8−14の終端より水平バー
8−9、8−10上に落下するようになっている。
【0029】上記構成の端末成形管製造装置において、
管体供給装置1により一本ずつ管軸方向に送給される長
尺の管体10は、まず定寸切断機2にて頭切が行われ、
続いてその管軸方向送給ライン上で管継ナット供給機3
によりセットされている管継ナットが挿入され、その後
該管体が第1端末プレス加工機4まで移動すると、位置
決め用ストッパー4−4にて管体を一旦所定の位置に停
止させた後、管体定寸切断機2による切断と同時に第1
端末プレス加工機4にて先端側端末に接続頭部の成形が
行われる。この第1端末プレス加工機4によるプレス加
工が終了すると、管体横送り搬送装置5にて当該管体を
第2端末プレス加工機6の位置まで横送りし、その位置
でパイプ位置決め装置7による管体の位置決めが行われ
ると同時に第2端末プレス加工機6にてプレス加工が施
されて後端側の接続頭部成形が行われる。このようにし
て両管端に接続頭部が成形された製品は、製品搬出装置
8にて搬出され製品回収ホッパー9に回収される。な
お、管体が第1端末プレス加工機より離れると同時に、
残った管体が管軸方向にさらに送られて同様の動作を連
続して繰返すが、管体の長さが所定の長さより短い場合
には次の管体が供給されて上記と同様の動作が連続して
繰返される。一方、不良品が生じた場合は、製品搬出装
置8の切替ゲート8−17、8−18を作動させて当該
不良品を製品とは別に回収する。
【0030】上記した本発明装置における管体供給装置
1、管体定寸切断機2、管継ナット供給機3、第1端末
プレス加工機4、管体横送り搬送装置5、第2端末プレ
ス加工機6、パイプ位置決め装置7、製品搬出装置8の
作動は、すべてシーケンス制御により自動的にかつ連続
して行われる仕組みとなっていることはいうまでもな
い。
【0031】
【発明の効果】以上説明したごとく、本発明装置は、管
体供給装置により一本ずつ送給される長尺の管体をその
管軸方向送給ライン上で定寸切断されるとともに管継ナ
ットが挿入され、管体定寸切断機による切断と同時に第
1端末プレス加工機にて先端側の接続頭部の成形が行わ
れ、続いて、管体横送り搬送装置にて当該管体が第2端
末プレス加工機の位置まで横送りされ、第2端末プレス
加工機にて後端側の接続頭部の成形が行われ、しかる後
搬出装置にて製品回収ホッパーに回収されるように構成
され、管体の定寸切断、管継ナットの挿入、端末プレス
加工、管体の搬送および製品回収等の全行程を1台の装
置で自動的かつ連続的に行って一工程タクトで生産する
ことができるので、端末成形管を高能率、高生産性で製
造することができるという大なる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る端末成形管製造装置の全体構成
例を示すブロック図である。
【図2】同上装置の管体供給装置、定寸切断機および管
継ナット供給機の部分を示す平面図である。
【図3】同上装置の管体供給装置および定寸切断機を示
す正面図である。
【図4】同上装置の管継ナット供給機を示す正面図であ
る。
【図5】同上装置の管継ナット供給機の側面図である。
【図6】同上装置の第1端末プレス加工機と管体横送り
搬送装置の部分を示す平面図である。
【図7】同上装置の第1端末プレス加工機の正面図であ
る。
【図8】同上装置の管体横送り搬送装置部の管体供給側
を示す内側側面図である。
【図9】同上装置の第2端末プレス加工機、製品搬出装
置および製品回収ホッパーの部分を示す平面図である。
【図10】同上装置の製品搬出装置部および製品回収ホ
ッパー部の管体供給側を示す内側側面図である。
【図11】本発明の対象とする端末成形管の一例を示す
縦断側面図である。
【符号の説明】
1 管体供給装置 2 定寸切断機 3 管継ナット供給機 4 第1端末プレス加工機 5 管体横送り搬送装置 6 第2端末プレス加工機 7 パイプ位置決め装置 8 製品搬出装置 9 製品回収ホッパー 10 管体 11 管継ナット

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薄肉細径管の接続端部に接続頭部を有
    し、当該管体に管継ナットが外嵌された定寸長さの端末
    成形された管の製造装置であって、長尺の管体を一本ず
    つ取出し管軸方向に送給する管体供給装置と、前記管体
    送給ラインに管体供給側より順に配置された管体定寸切
    断機、管継ナット供給機、および先端側端末に前記接続
    頭部を成形するための第1端末プレス加工機と、前記プ
    レス加工後の管体を管軸と直角方向に搬送する管体横送
    り搬送装置と、前記管体横送り搬送装置の側端に位置し
    該装置上にて横送りされた管体の後端側端部に前記と同
    じ接続頭部を成形するための第2端末プレス加工機およ
    び該プレス加工機と相対向する位置に配置したパイプ位
    置決め装置と、前記管体横送り搬送装置の搬出側に配置
    した製品搬出装置および製品回収ホッパーを備え、長尺
    管体の供給、定寸切断、管継ナットの挿入、管端末のプ
    レス加工、製品の搬送および搬出を自動的に連続して行
    う機構となしたことを特徴とする端末成形された管の製
    造装置。
JP04446998A 1998-02-10 1998-02-10 端末成形された管の製造装置 Expired - Fee Related JP4062458B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04446998A JP4062458B2 (ja) 1998-02-10 1998-02-10 端末成形された管の製造装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04446998A JP4062458B2 (ja) 1998-02-10 1998-02-10 端末成形された管の製造装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11226682A true JPH11226682A (ja) 1999-08-24
JP4062458B2 JP4062458B2 (ja) 2008-03-19

Family

ID=12692378

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP04446998A Expired - Fee Related JP4062458B2 (ja) 1998-02-10 1998-02-10 端末成形された管の製造装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4062458B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010025467A (ko) * 2000-12-29 2001-04-06 김광호 골고리 자동 절곡장치
KR100438328B1 (ko) * 2001-09-24 2004-07-01 부국산업주식회사 파이프 단부성형장치
KR100868774B1 (ko) * 2007-05-04 2008-11-17 부국산업주식회사 소구경 금속 튜브의 복합 성형 장치
KR101025855B1 (ko) * 2008-10-20 2011-03-30 부국산업주식회사 금속튜브 성형장치
KR101025853B1 (ko) * 2008-10-20 2011-03-30 부국산업주식회사 금속튜브 성형장치
KR101025854B1 (ko) * 2008-10-20 2011-03-30 부국산업주식회사 금속튜브 성형장치
JP2012062969A (ja) * 2010-09-16 2012-03-29 Sumitomo Metal Ind Ltd 油井用鋼管の継手部の冷却装置及び冷却方法、並びに油井用鋼管の製造装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010025467A (ko) * 2000-12-29 2001-04-06 김광호 골고리 자동 절곡장치
KR100438328B1 (ko) * 2001-09-24 2004-07-01 부국산업주식회사 파이프 단부성형장치
KR100868774B1 (ko) * 2007-05-04 2008-11-17 부국산업주식회사 소구경 금속 튜브의 복합 성형 장치
KR101025855B1 (ko) * 2008-10-20 2011-03-30 부국산업주식회사 금속튜브 성형장치
KR101025853B1 (ko) * 2008-10-20 2011-03-30 부국산업주식회사 금속튜브 성형장치
KR101025854B1 (ko) * 2008-10-20 2011-03-30 부국산업주식회사 금속튜브 성형장치
JP2012062969A (ja) * 2010-09-16 2012-03-29 Sumitomo Metal Ind Ltd 油井用鋼管の継手部の冷却装置及び冷却方法、並びに油井用鋼管の製造装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4062458B2 (ja) 2008-03-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN107756039B (zh) 一种制造四通换向阀d接管的生产线及方法
CN108817202B (zh) 一种管段冲孔机、管段上料装置及管段加工设备
CN110170752A (zh) 一种激光切割设备
CN112935020B (zh) 一种自动管件成型一体机
CN208555644U (zh) 一种管段冲孔机、管段上料装置及管段加工设备
CN112658510A (zh) 一种适用于各种管材的激光切管机上料装置及其工作方法
CN108889884B (zh) 新能源汽车电机用铜线的自动化成型一体设备
CN210305223U (zh) 一种弯管机及管件加工设备
CN218079862U (zh) 一种流水线式异形管模压成型装置
JPH11226682A (ja) 端末成形された管の製造装置
CN210498719U (zh) 一种焊管机组成型前组合式导向立辊
CN109807232A (zh) 一种用于型材加工的数控机床及其加工方法
CN209465535U (zh) 一种新型全自动冲孔装置
CN112474862A (zh) 一种大型铝材挤压后部自动生产线
CN218135337U (zh) 一种自动上料切管装置
CN217775352U (zh) 一种三工位扩缩口机
CN106270105A (zh) Ncs杂物斗成型冲切模生产线装置
CN214289401U (zh) 一种热轧棒材分离设备
CN111421183A (zh) 手机摄像头金属支架自动化加工装置及其加工方法
CN211029519U (zh) 一种新型法兰表面抛光设备
CN211465469U (zh) 一种抗震支架型材生产流水线
CN207997125U (zh) 一种毛细管定长开料墩口绕管一体机
CN107263874B (zh) 一种扁提带加工装置
CN217799666U (zh) 一种异形管件激光切割设备
CN214977281U (zh) 一种自动送料冲管机

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050209

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061129

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070402

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070531

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070807

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071004

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20071219

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20071219

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110111

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110111

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120111

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130111

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140111

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees