JPH11226373A - 粉体の攪拌装置 - Google Patents
粉体の攪拌装置Info
- Publication number
- JPH11226373A JPH11226373A JP4422198A JP4422198A JPH11226373A JP H11226373 A JPH11226373 A JP H11226373A JP 4422198 A JP4422198 A JP 4422198A JP 4422198 A JP4422198 A JP 4422198A JP H11226373 A JPH11226373 A JP H11226373A
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- JP
- Japan
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- stirring
- powder
- boss
- arm
- stirring arm
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- Accessories For Mixers (AREA)
- Mixers Of The Rotary Stirring Type (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 攪拌アームと攪拌羽根を支持する機構を分離
し、かつ攪拌羽根を弾性機構により攪拌アームの定位置
より常時下方向すなわち容器の底壁方向に押圧して、ク
リアランスを無くし、円滑な攪拌と効率的な容器からの
粉体の除去を可能とする。 【解決手段】 粉体を収容する容器と該容器内で回転す
る攪拌アームと該攪拌アームの下端に設けられた攪拌羽
根からなる粉体の攪拌装置において、攪拌羽根の上部に
該攪拌羽根を支持するボスが取付けられており、該ボス
は前記攪拌アームに対して上下動でき、かつスプリング
または流体圧シリンダーにより常時下方に付勢されてい
る粉体の攪拌装置。
し、かつ攪拌羽根を弾性機構により攪拌アームの定位置
より常時下方向すなわち容器の底壁方向に押圧して、ク
リアランスを無くし、円滑な攪拌と効率的な容器からの
粉体の除去を可能とする。 【解決手段】 粉体を収容する容器と該容器内で回転す
る攪拌アームと該攪拌アームの下端に設けられた攪拌羽
根からなる粉体の攪拌装置において、攪拌羽根の上部に
該攪拌羽根を支持するボスが取付けられており、該ボス
は前記攪拌アームに対して上下動でき、かつスプリング
または流体圧シリンダーにより常時下方に付勢されてい
る粉体の攪拌装置。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粉体を収容した容
器内で攪拌器により粉体を混合あるいは混練等を行なう
粉体の攪拌装置において、粉体の攪拌を円滑に行なうこ
とができかつ攪拌操作の終了後、粉体を効率良く容器か
ら排出でき残存する粉体の量が少ない攪拌装置に関す
る。
器内で攪拌器により粉体を混合あるいは混練等を行なう
粉体の攪拌装置において、粉体の攪拌を円滑に行なうこ
とができかつ攪拌操作の終了後、粉体を効率良く容器か
ら排出でき残存する粉体の量が少ない攪拌装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図1に、攪拌装置の一例を示す。粉体を
収容する容器1の内部に回転塔6があり、この回転塔6
から攪拌アーム2が図のように延びており該攪拌アーム
2の下端に、後で述べる攪拌羽根が取付けられている。
回転塔6は回転軸9を備え、この回転軸9は外部に設置
したモータ3によりプーリー7を介して回転できる構造
となっている。この例においては回転軸9が回転する
が、この軸9を固定し容器1が回転する構造としても良
い。粉末の攪拌および混合の効果はいずれの場合も同じ
である。容器1には粉体の投入口4や点検口5が適宜設
けられる。また、容器の側壁または底壁には粉末の排出
口(図示せず)が設けられる。
収容する容器1の内部に回転塔6があり、この回転塔6
から攪拌アーム2が図のように延びており該攪拌アーム
2の下端に、後で述べる攪拌羽根が取付けられている。
回転塔6は回転軸9を備え、この回転軸9は外部に設置
したモータ3によりプーリー7を介して回転できる構造
となっている。この例においては回転軸9が回転する
が、この軸9を固定し容器1が回転する構造としても良
い。粉末の攪拌および混合の効果はいずれの場合も同じ
である。容器1には粉体の投入口4や点検口5が適宜設
けられる。また、容器の側壁または底壁には粉末の排出
口(図示せず)が設けられる。
【0003】従来、このような攪拌装置における攪拌羽
根は、図4に示すように攪拌アーム2の下端に固定され
ている。この攪拌アーム2に固定された攪拌羽根8は容
器1の底壁に密着させる訳にはいかないので(密着させ
ると攪拌羽根8が回転不能に陥るかまたは底壁に触れて
著しく摩耗することになる)、攪拌羽根8と容器1の底
壁との間にクリアランスBをとる必要があるが、実際の
操業においてこのクリアランスBは大きな問題となる。
その1つは、クリアランスBは粉体の混合あるいは混練
の際に攪拌羽根8と容器1の底壁との間に粉体が入り込
み、攪拌羽根8および攪拌アーム2を持ち上げる偏った
不規則な力が働くことである。この力は攪拌アーム2の
駆動機構に変則的かつ異常な負荷をかけることになり、
駆動機構の損耗を促進し、円滑な回転運動を阻害する要
因となる。
根は、図4に示すように攪拌アーム2の下端に固定され
ている。この攪拌アーム2に固定された攪拌羽根8は容
器1の底壁に密着させる訳にはいかないので(密着させ
ると攪拌羽根8が回転不能に陥るかまたは底壁に触れて
著しく摩耗することになる)、攪拌羽根8と容器1の底
壁との間にクリアランスBをとる必要があるが、実際の
操業においてこのクリアランスBは大きな問題となる。
その1つは、クリアランスBは粉体の混合あるいは混練
の際に攪拌羽根8と容器1の底壁との間に粉体が入り込
み、攪拌羽根8および攪拌アーム2を持ち上げる偏った
不規則な力が働くことである。この力は攪拌アーム2の
駆動機構に変則的かつ異常な負荷をかけることになり、
駆動機構の損耗を促進し、円滑な回転運動を阻害する要
因となる。
【0004】このため、クリアランスBをなるべく少な
くしようとするが、無理にクリアランスBを減少させよ
うとすると攪拌羽根8と容器1の底壁が接触し易くなる
ので、上記に述べたように攪拌羽根8の摩耗を促進し、
そしてこのように摩耗した場合には、攪拌羽根8と容器
1の底壁との間のクリアランスBを調整するため、攪拌
アーム2の長さあるいは攪拌アーム2と攪拌羽根8との
固定位置を手作業によりその都度調整しなければならな
いという煩雑な作業を伴う欠点があった。さらにまた、
混合あるいは混練などの攪拌操作の終了後に攪拌羽根8
を回転させて粉体を容器から排出するのであるが、上記
のようにクリアランスBが存在すると、クリアランスB
にある粉体は容器1の底壁または側壁に設けた排出口か
ら常に除去されずに、かなりの量の粉体が残ってしまう
という問題があった。
くしようとするが、無理にクリアランスBを減少させよ
うとすると攪拌羽根8と容器1の底壁が接触し易くなる
ので、上記に述べたように攪拌羽根8の摩耗を促進し、
そしてこのように摩耗した場合には、攪拌羽根8と容器
1の底壁との間のクリアランスBを調整するため、攪拌
アーム2の長さあるいは攪拌アーム2と攪拌羽根8との
固定位置を手作業によりその都度調整しなければならな
いという煩雑な作業を伴う欠点があった。さらにまた、
混合あるいは混練などの攪拌操作の終了後に攪拌羽根8
を回転させて粉体を容器から排出するのであるが、上記
のようにクリアランスBが存在すると、クリアランスB
にある粉体は容器1の底壁または側壁に設けた排出口か
ら常に除去されずに、かなりの量の粉体が残ってしまう
という問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、攪拌アーム
と攪拌羽根を支持する機構を分離し、かつ攪拌羽根を弾
性機構により攪拌アームの定位置より常時下方向すなわ
ち容器の底壁方向に押圧して、クリアランスを無くし、
円滑な攪拌と効率的な容器からの粉体の除去を可能とす
る粉体の攪拌装置を提供する。
と攪拌羽根を支持する機構を分離し、かつ攪拌羽根を弾
性機構により攪拌アームの定位置より常時下方向すなわ
ち容器の底壁方向に押圧して、クリアランスを無くし、
円滑な攪拌と効率的な容器からの粉体の除去を可能とす
る粉体の攪拌装置を提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願発明は、 1 粉体を収容する容器と該容器内で回転する攪拌アー
ムと該攪拌アームの下端に設けられた攪拌羽根からなる
粉体の攪拌装置において、攪拌羽根の上部に該攪拌羽根
を支持するボスが取付けられており、該ボスは前記攪拌
アームに対して上下動でき、かつスプリングまたは流体
圧シリンダーにより常時下方に付勢されていることを特
徴とする粉体の攪拌装置 2 上部に調節ねじを有するロッドを備え、該ロッドの
上部が攪拌アームに上下調節可能にねじ止めされ、下部
が前記ボスに摺動可能に挿入されていることを特徴とす
る上記1記載の粉体の攪拌装置 3 攪拌アームの少なくとも下端部が中空体であり、該
中空体の内部に前記ロッド、スプリングまたは流体圧シ
リンダーおよび前記ボスが配置されていることを特徴と
する上記2記載の粉体の攪拌装置 4 前記攪拌アームの中空体の側壁に貫通孔が、前記ボ
スに長孔が形成されており、該貫通孔および長孔を通し
て挿入された固定ピンにより、ボスの回転を防止すると
ともに該ボスが上下動できるように構成されていること
を特徴とする上記3記載の粉体の攪拌装置 5 前記攪拌アームの中空体近傍を覆い、前記固定ピン
により固定できる環状のシールカバーを備えていること
を特徴とする上記4記載の粉体の攪拌装置 6 シールカバーの下端に前記ボスに嵌装できる環状の
ダストシールを備えていることを特徴とする上記5記載
の粉体の攪拌装置、を提供する
ムと該攪拌アームの下端に設けられた攪拌羽根からなる
粉体の攪拌装置において、攪拌羽根の上部に該攪拌羽根
を支持するボスが取付けられており、該ボスは前記攪拌
アームに対して上下動でき、かつスプリングまたは流体
圧シリンダーにより常時下方に付勢されていることを特
徴とする粉体の攪拌装置 2 上部に調節ねじを有するロッドを備え、該ロッドの
上部が攪拌アームに上下調節可能にねじ止めされ、下部
が前記ボスに摺動可能に挿入されていることを特徴とす
る上記1記載の粉体の攪拌装置 3 攪拌アームの少なくとも下端部が中空体であり、該
中空体の内部に前記ロッド、スプリングまたは流体圧シ
リンダーおよび前記ボスが配置されていることを特徴と
する上記2記載の粉体の攪拌装置 4 前記攪拌アームの中空体の側壁に貫通孔が、前記ボ
スに長孔が形成されており、該貫通孔および長孔を通し
て挿入された固定ピンにより、ボスの回転を防止すると
ともに該ボスが上下動できるように構成されていること
を特徴とする上記3記載の粉体の攪拌装置 5 前記攪拌アームの中空体近傍を覆い、前記固定ピン
により固定できる環状のシールカバーを備えていること
を特徴とする上記4記載の粉体の攪拌装置 6 シールカバーの下端に前記ボスに嵌装できる環状の
ダストシールを備えていることを特徴とする上記5記載
の粉体の攪拌装置、を提供する
【0007】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を図面に
そって説明する。前記図1のAの位置に、攪拌羽根を取
付けた本発明の要部を図2および図3に示す。攪拌アー
ム2の下端部は図2に示すように中空体になっており、
スプリング(コイルスプリング)14、ロッド12、ボ
ス11が下方から挿入できるようになっている。ボス1
1の下端には攪拌羽根10が取付けられており、該ボス
11には長孔17が形成されている。前記ロッド12の
上部には調節用のねじ13が形成されており、該ロッド
の下部は前記ボス11のほぼ中央に形成された穴に上下
スライドできるように構成されている。
そって説明する。前記図1のAの位置に、攪拌羽根を取
付けた本発明の要部を図2および図3に示す。攪拌アー
ム2の下端部は図2に示すように中空体になっており、
スプリング(コイルスプリング)14、ロッド12、ボ
ス11が下方から挿入できるようになっている。ボス1
1の下端には攪拌羽根10が取付けられており、該ボス
11には長孔17が形成されている。前記ロッド12の
上部には調節用のねじ13が形成されており、該ロッド
の下部は前記ボス11のほぼ中央に形成された穴に上下
スライドできるように構成されている。
【0008】前記ロッド12はスプリング14の中心の
空間部を通って前記攪拌アームに2入り、該攪拌アーム
2に形成した孔18に挿入して調節ナット23により固
定される。ロッド12の長さすなわち孔18からボス1
1に至るロッド12の長さはこの調節ナット23により
調節できる。攪拌アーム2下端部の中空体の内部にスプ
リング14の上方への移動を制限するストッパー24が
設けられている。また該攪拌アーム2の下端部の中空体
の側壁の適宜箇所に貫通孔16が形成されており、側方
から固定ピン22が挿入できるようになっている。
空間部を通って前記攪拌アームに2入り、該攪拌アーム
2に形成した孔18に挿入して調節ナット23により固
定される。ロッド12の長さすなわち孔18からボス1
1に至るロッド12の長さはこの調節ナット23により
調節できる。攪拌アーム2下端部の中空体の内部にスプ
リング14の上方への移動を制限するストッパー24が
設けられている。また該攪拌アーム2の下端部の中空体
の側壁の適宜箇所に貫通孔16が形成されており、側方
から固定ピン22が挿入できるようになっている。
【0009】前記攪拌アーム2下端部の中空体の部位
に、外側から嵌装できる筒状のシールカバー19が設け
られている。このシールカバー19の側壁には、前記中
空体の側壁の貫通孔16に整列する同様な貫通孔21が
設けられている。さらにこのシールカバー19の下方に
環状のダストシール20が設けられてり、前記ボス11
の周囲に密接し粉体が攪拌アーム2下端部の中空体の部
位に侵入しないように構成されている。
に、外側から嵌装できる筒状のシールカバー19が設け
られている。このシールカバー19の側壁には、前記中
空体の側壁の貫通孔16に整列する同様な貫通孔21が
設けられている。さらにこのシールカバー19の下方に
環状のダストシール20が設けられてり、前記ボス11
の周囲に密接し粉体が攪拌アーム2下端部の中空体の部
位に侵入しないように構成されている。
【0010】次に、上記攪拌アーム2、攪拌羽根10な
どの取付け方法を説明する。下端に攪拌羽根10を取付
けたボス11に環状のダストシール20およびその上に
シールカバー19を載せる。このボス11にロッド12
の下端部を挿入し、さらにコイルスプリング14の中央
空間部に通してロッド12の上部を上に持ち上げながら
前記攪拌アーム2下端部の中空体に挿入する。前記ロッ
ド12を持ち上げる途中でコイルスプリング14が前記
ストッパー24に衝突する。コイルスプリング14の下
端は前記ボス11の上端に衝接する。ロッド12をさら
に持ち上げると上端部のねじ部13は前記攪拌アーム2
の穴の上方に突き出るようになるが、ここで調節ナット
23によりロッド12の長さを調節して固定する。
どの取付け方法を説明する。下端に攪拌羽根10を取付
けたボス11に環状のダストシール20およびその上に
シールカバー19を載せる。このボス11にロッド12
の下端部を挿入し、さらにコイルスプリング14の中央
空間部に通してロッド12の上部を上に持ち上げながら
前記攪拌アーム2下端部の中空体に挿入する。前記ロッ
ド12を持ち上げる途中でコイルスプリング14が前記
ストッパー24に衝突する。コイルスプリング14の下
端は前記ボス11の上端に衝接する。ロッド12をさら
に持ち上げると上端部のねじ部13は前記攪拌アーム2
の穴の上方に突き出るようになるが、ここで調節ナット
23によりロッド12の長さを調節して固定する。
【0011】前記攪拌アーム2下部の中空体の側壁に設
けた貫通孔16、シールカバー19の貫通孔21および
ボス11の長孔17を整列させ、これらの孔に側方より
固定ピンを挿入する。これによってシールカバー19が
攪拌アーム2下部の中空体の外方を覆うように固定さ
れ、ボス11は同様に攪拌アーム2に対して回転しない
ようになる。ただし、ボス11の孔は長孔17なので、
この長孔の長さ分だけ上下に移動できる。このようにし
て前記ボス11はコイルスプリング14により常時下方
に付勢される。上記のように組み立てた様子を図3に示
す。上記の説明においてはコイルスプリング14を用い
る例を示したが、上記図1で説明したように、攪拌器が
固定式で粉体を収容する容器が回転する構造の攪拌装置
の場合には、コイルスプリング14に替えて例えばエア
ーシリンダーのような流体圧シリンダーを用いてボス1
1を下方に押圧するようにしてもよい。
けた貫通孔16、シールカバー19の貫通孔21および
ボス11の長孔17を整列させ、これらの孔に側方より
固定ピンを挿入する。これによってシールカバー19が
攪拌アーム2下部の中空体の外方を覆うように固定さ
れ、ボス11は同様に攪拌アーム2に対して回転しない
ようになる。ただし、ボス11の孔は長孔17なので、
この長孔の長さ分だけ上下に移動できる。このようにし
て前記ボス11はコイルスプリング14により常時下方
に付勢される。上記のように組み立てた様子を図3に示
す。上記の説明においてはコイルスプリング14を用い
る例を示したが、上記図1で説明したように、攪拌器が
固定式で粉体を収容する容器が回転する構造の攪拌装置
の場合には、コイルスプリング14に替えて例えばエア
ーシリンダーのような流体圧シリンダーを用いてボス1
1を下方に押圧するようにしてもよい。
【0012】
【発明の効果】本発明の上記粉体の攪拌装置によれば、
攪拌アーム2の下端に設けた攪拌羽根10が該攪拌アー
ム2と分離させ、攪拌アーム2に対して攪拌羽根をスプ
リングまたは流体圧シリンダーにより一定の力で常時下
方に押圧できる構造となっているので、攪拌羽根8と容
器1の底壁との間に隙間がなくなり、したがってクリア
ランスを設ける必要がなくなる。この結果、粉体の混合
あるいは混練の際に攪拌羽根8と容器1の底壁との間に
粉体が入り込み攪拌羽根10および攪拌アーム2を持ち
上げる偏った不規則な力が回転軸などに作用するような
ことがなくなる。万が一このような力が作用した場合で
もスプリング14あるいはエアーシリンダー等によって
その力を緩衝させながら攪拌できるので、攪拌アーム2
の回転軸あるいは回転塔などの駆動機構に異常な負荷を
かけることがなくなり、駆動機構の損耗や円滑な回転運
動を阻害する要因がなくなる。また、従来技術のように
攪拌羽根8が摩耗した場合に、攪拌羽根8と容器1の底
壁との間のクリアランスBを調整するため、攪拌アーム
2の長さあるいは攪拌アーム2と攪拌羽根8との固定位
置を手作業により調整しなければならないという煩雑な
作業をする必要がなくなる。さらにまた、混合あるいは
混練などの攪拌操作の終了後に攪拌羽根8を回転させて
粉体を容器から排出する場合に、下方向に付勢された攪
拌羽根8により容器1の底壁から容易にしかも綺麗に側
壁または底壁の排出口から除去できるので、粉体が容器
の内部に残存することが殆どなくなるという優れた効果
を有する。
攪拌アーム2の下端に設けた攪拌羽根10が該攪拌アー
ム2と分離させ、攪拌アーム2に対して攪拌羽根をスプ
リングまたは流体圧シリンダーにより一定の力で常時下
方に押圧できる構造となっているので、攪拌羽根8と容
器1の底壁との間に隙間がなくなり、したがってクリア
ランスを設ける必要がなくなる。この結果、粉体の混合
あるいは混練の際に攪拌羽根8と容器1の底壁との間に
粉体が入り込み攪拌羽根10および攪拌アーム2を持ち
上げる偏った不規則な力が回転軸などに作用するような
ことがなくなる。万が一このような力が作用した場合で
もスプリング14あるいはエアーシリンダー等によって
その力を緩衝させながら攪拌できるので、攪拌アーム2
の回転軸あるいは回転塔などの駆動機構に異常な負荷を
かけることがなくなり、駆動機構の損耗や円滑な回転運
動を阻害する要因がなくなる。また、従来技術のように
攪拌羽根8が摩耗した場合に、攪拌羽根8と容器1の底
壁との間のクリアランスBを調整するため、攪拌アーム
2の長さあるいは攪拌アーム2と攪拌羽根8との固定位
置を手作業により調整しなければならないという煩雑な
作業をする必要がなくなる。さらにまた、混合あるいは
混練などの攪拌操作の終了後に攪拌羽根8を回転させて
粉体を容器から排出する場合に、下方向に付勢された攪
拌羽根8により容器1の底壁から容易にしかも綺麗に側
壁または底壁の排出口から除去できるので、粉体が容器
の内部に残存することが殆どなくなるという優れた効果
を有する。
【図1】粉体の攪拌装置の一例を示す概略説明図であ
る。
る。
【図2】本発明の攪拌アーム、下方向に付勢された攪拌
羽根およびこれらの取付け構造の一例を示す概略説明図
である。
羽根およびこれらの取付け構造の一例を示す概略説明図
である。
【図3】本発明の攪拌アーム、下方向に付勢された攪拌
羽根およびこれらの取付け構造を組立てた断面を示す概
略説明図である。
羽根およびこれらの取付け構造を組立てた断面を示す概
略説明図である。
【図4】従来の攪拌装置における攪拌アームとこれに固
定された攪拌羽根の部分断面図である。
定された攪拌羽根の部分断面図である。
1: 粉体収容容器 2: 攪拌アーム 3: モータ 4: 投入口 5: 点検口 6: 回転塔 7: プーリー 8,10: 攪拌羽根 9: 回転軸 11:ボス 12:ロッド 13:調節ネジ 14:コイルスプリング 15:中空体 16:貫通孔 17:長孔 18:孔 19:シールカバー 20:ダストシール 21:貫通孔 22:固定ピン 23:調節ナット 24:ストッパー
Claims (6)
- 【請求項1】 粉体を収容する容器と該容器内で回転す
る攪拌アームと該攪拌アームの下端に設けられた攪拌羽
根からなる粉体の攪拌装置において、攪拌羽根の上部に
該攪拌羽根を支持するボスが取付けられており、該ボス
は前記攪拌アームに対して上下動でき、かつスプリング
または流体圧シリンダーにより常時下方に付勢されてい
ることを特徴とする粉体の攪拌装置。 - 【請求項2】 上部に調節ねじを有するロッドを備え、
該ロッドの上部が攪拌アームに上下調節可能にねじ止め
され、下部が前記ボスに摺動可能に挿入されていること
を特徴とする請求項1記載の粉体の攪拌装置。 - 【請求項3】 攪拌アームの少なくとも下端部が中空体
であり、該中空体の内部に前記ロッド、スプリングまた
は流体圧シリンダーおよび前記ボスが配置されているこ
とを特徴とする請求項2記載の粉体の攪拌装置。 - 【請求項4】 前記攪拌アームの中空体の側壁に貫通孔
が、前記ボスに長孔が形成されており、該貫通孔および
長孔を通して挿入された固定ピンにより、ボスの回転を
防止するとともに該ボスが上下動できるように構成され
ていることを特徴とする請求項3記載の粉体の攪拌装
置。 - 【請求項5】 前記攪拌アームの中空体近傍を覆い、前
記固定ピンにより固定できる環状のシールカバーを備え
ていることを特徴とする請求項4記載の粉体の攪拌装
置。 - 【請求項6】 シールカバーの下端に前記ボスに嵌装で
きる環状のダストシールを備えていることを特徴とする
請求項5記載の粉体の攪拌装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4422198A JPH11226373A (ja) | 1998-02-12 | 1998-02-12 | 粉体の攪拌装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4422198A JPH11226373A (ja) | 1998-02-12 | 1998-02-12 | 粉体の攪拌装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11226373A true JPH11226373A (ja) | 1999-08-24 |
Family
ID=12685497
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4422198A Withdrawn JPH11226373A (ja) | 1998-02-12 | 1998-02-12 | 粉体の攪拌装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11226373A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009189907A (ja) * | 2008-02-12 | 2009-08-27 | Nippon Soda Co Ltd | 小型反応器用撹拌装置 |
CN104399386A (zh) * | 2014-11-30 | 2015-03-11 | 重庆长风化学工业有限公司 | 半干物料搅拌装置 |
CN106076176A (zh) * | 2016-08-04 | 2016-11-09 | 汪锐 | 一种升降式led荧光粉搅拌装置 |
CN107986427A (zh) * | 2017-11-29 | 2018-05-04 | 宁波江北峰尚环保设备有限公司 | 一种污水循环处理方法 |
CN108940058A (zh) * | 2018-08-15 | 2018-12-07 | 朱保平 | 一种污水处理设备的絮凝剂溶解装置 |
KR102034876B1 (ko) * | 2019-08-12 | 2019-10-21 | (주)한성테크 | 혼련효율을 향상한 내화물 혼련장치 |
KR102308878B1 (ko) | 2020-04-07 | 2021-10-06 | (주)한성테크 | 내화물 혼련장치 |
KR102499860B1 (ko) | 2021-09-14 | 2023-02-16 | (주)한성테크 | 분진을 방지할 수 있는 내화물 혼련장치 |
-
1998
- 1998-02-12 JP JP4422198A patent/JPH11226373A/ja not_active Withdrawn
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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