JPH1122628A - 発電方法及びその装置 - Google Patents

発電方法及びその装置

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JPH1122628A
JPH1122628A JP9366122A JP36612297A JPH1122628A JP H1122628 A JPH1122628 A JP H1122628A JP 9366122 A JP9366122 A JP 9366122A JP 36612297 A JP36612297 A JP 36612297A JP H1122628 A JPH1122628 A JP H1122628A
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JP
Japan
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generator
drive shaft
shaft
power
dead center
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JP9366122A
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English (en)
Inventor
Toshihiko Yamashita
俊彦 山下
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Original Assignee
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/30Energy from the sea, e.g. using wave energy or salinity gradient

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  • Other Liquid Machine Or Engine Such As Wave Power Use (AREA)
  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 照明器の電源や、はえなわ漁法などに用
いる照明付き浮子の電源あるいは、陸上における人力駆
動の軽車両の位置測定用機器、さらには、踏切の遮断機
に吊り下げる表示板などの物体の位置表示用の発光器な
どに供給する電力を発電する方法を提供することにあ
る。 【解決手段】 揺動する浮子Aなどの物体内に設けた発
電機Mの駆動軸11を、この物体内に上端の支点を中心
に任意の方向に揺動するように取付けた揺動回転軸7に
より、傘歯車12、13と一方クラッチ9を介して揺動
するように構成し、前記駆動軸11とともに上下方向に
回転する振り子15が上死点を越えて急速に下死点まで
回転する際の回転エネルギーにより発電機Mの駆動軸1
1を急速回転させて発電させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術的分野】この発明は、例えば、真珠
や牡蛎などの養殖用筏に取付ける照明器の電源、また
は、航路標識や、はえなわ漁法などに用いる照明付き浮
子の電源や、受信機、送信機、位置測定装置(G,P,
S)あるいは、陸上における人力駆動の軽車両の位置表
示用発光器、さらには、踏切の遮断機に吊り下げる表示
板などの物体の位置表示用の発光器などに供給する電力
を発電する方法と装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】養殖用の筏や、はえなわ漁法などに用い
る浮子、或いは航路標識、受信機、送信機、位置測定用
装置などの水上に浮かべる装置には発光器を取付けて、
夜間に他の舟からその存在がよく分るようにしている
が、これらの発光器の電源としては蓄電池を用いてい
る。
【0003】また陸上において用いる自転車などには電
池や摩擦運動の発電機からの電力で発光するヘッドラン
プが取付けられているが、手押し車などの軽車両には発
光器のようなものは取付けられていない。
【0004】さらに、踏切の遮断機の上下棒には複数の
表示板が取付けられているが夜間の照明がないので夜間
には遮断機が視認し難いなどの問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような水上に浮
かべる各種設備の発光器は、一晩中点灯しておく必要が
あるため、容量の大きい電池を搭載した電池ボックスが
必要であるが、この電池として乾電池を使用した場合、
寿命が短いため著しい手数のかかる取り替え作業が必要
になるとともに、交換により不用となった乾電池を、海
洋投棄してしまう場合が多い、などの問題がある。
【0006】また、自転車や手押し車のような軽車両に
は後方や前方から接近する自転車のヘッドランプの反射
などで光る表示器を設けたものもあるが反射光が弱いの
で存在を示す表示効果が少ないという問題がある。その
他に、踏切の遮断機は夜間において視認し難いが、これ
を照明して視認に易くするためにランプを付けると、そ
の電源のために電池が必要になり、この交換に手数がか
かるなどの点で問題がある。
【0007】そこで、この発明の課題は、水面の上下左
右の揺動により発生する重錘のあらゆる方向への揺動を
とらえてこれにより振り子を回転させ、その回転力を発
電用のエネルギーとして利用したり、陸上における自転
車や手押し車などの軽車両の場合は、車両の揺動、ある
いは踏切の遮断機の上下棒の振動による重錘の揺動を利
用して僅かな振動でも発電を可能とする方法と、その装
置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明は、揺動する物体内に設けた発電機の駆
動軸を、この物体内に上端の支点を中心に任意の方向に
揺動するように取付けられ、下端に重錘を取付けた揺動
回転自在の揺動回転軸により、一方クラッチを有する歯
車伝動機構を介して、前記駆動軸が一定方向にのみ間欠
的に回転するように駆動せしめ、前記駆動軸と共に、上
下方向に回転する振り子が上死点を越えて急速に下死点
まで回転するさいの回転エネルギーにより上記発電機の
駆動軸を急速回転させて発電させる機構を採用する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明の第1の実施の形
態を添付図面に基づいて説明する。
【0010】この発明の実施形態を示す図1ないし図3
において、Aはプラスチックなどの防水材料で形成した
浮子で、上ケース1と下ケース2と、この両ケース1、
2を連結する筒状の中間ケース3を機密を保って一体に
連結したものである。
【0011】4は上ケース1内に固定した基板で、その
中心に主軸5を回転自在に装着し、この主軸5の下端に
自在継手6を介して揺動回転軸7を揺動自在で主軸5と
ともに回転するように連結する。
【0012】上記基板4上には複数のブラケット10を
固定し、この各ブラケット10の外側にそれぞれ発電機
Mを固定する。そして、この各発電機Mの駆動軸11の
内端にそれぞれ一方クラッチ9を介して取付けた傘歯車
12を、前記主軸5の上端に固定した傘歯車13に噛合
させ、駆動軸11の途中には振り子15を固定する。前
記基板4の下面外よりの例えば三等分位置に自在継手1
6で揺動自在に吊り下げた複数、例えば三本の吊り棒1
7にそれぞれ自在継手19で連結した各連杵21の内端
を、前記回転軸7に対して、この回転軸の回転を許容す
るように自在継手20を介して連結する。
【0013】さらに、回転軸7の下端には重錘23を継
手24を介し偏芯させて取付け、浮子Aが揺動すると重
錘23が回転軸7を中心に揺動して回転軸7と共に任意
の方向に回転するように構成する。上記揺動回転軸7が
揺動したとき、各吊り棒17の下端が中間ケース3の内
面に衝突してこれを破損せしめることのないように、自
在継手19の外側をゴムにするなどの手段をとる必要が
あり、重錘23は揺動回転軸7に対して共に回転し、か
つ、揺動できるようにするか固定する。
【0014】自在継手20は、揺動回転軸7を自由に回
転させるものか、または、揺動回転軸7を一定の方向に
回転させる一方クラッチをかねるものとする。
【0015】前記発電機Mは、図4ないし図6に示すよ
うに公知のモーターと同一の構造を有するもので、本体
25の内側にコイル26を巻いた複数の磁極27を円形
に配置してステーター29とし、このステーター29の
各磁極27の端面には、図6の拡大図のように、軸方向
の複数の凸条31が設けてある。
【0016】32はステーター29の内側に同芯に装着
した永久磁石からなるローターで、その外周には軸方向
の多数の凸条33が形成されている。なお、前記駆動軸
11はローター32に同芯に固定したものである。
【0017】前記上ケース1の上部には図1、図3のよ
うに透明のケース36を設け、その中に設けた基板35
に複数の発光器37を固定する。
【0018】上記第1の実施形態において、波により浮
子Aが揺動すると、その内部の重錘23が揺動回転軸7
と共に任意の方法に揺動しつつ往復回転する。上記のよ
うに、揺動回転軸7が回転すると、この回転が傘歯車1
3を介して各傘歯車12に伝わるが、各傘歯車12は一
方クラッチ9を介して駆動軸11を回転させるから、各
駆動軸11は各傘歯車12が一定方向に回転したときに
のみ回転する。
【0019】また、各自在継手20に一方クラッチを組
込んだものでは揺動回転軸7の揺動時にこの軸7が一定
の方向にのみ回転して駆動軸11を一定方向に駆動す
る。
【0020】上記のように重錘23の作用で揺動回転軸
7、傘歯車13、12が往復回転する毎に、一方クラッ
チ9を介して各駆動軸11が振り子15と共に一定の方
向、例えば図3の矢印の方向に徐々に回転していき、同
図鎖線のように上死点に達して、それより僅かに回転す
ると、振り子15は一方クラッチ9を空転させながら駆
動軸11とともに急激に下方に回転する。
【0021】このように振り子15が急激に回転する
と、ステーター29のコイル26に高圧の起電力が発生
して発電し、この電力がリード線34により発光器37
に伝わって発光する。
【0022】上記の作用の繰り返しにより、振り子15
が上死点から急激に下方に回動する毎に間欠的に発電し
て発光器37を発光させ、暗夜においても浮子Aの存在
を明瞭に示す。
【0023】なお、上記の作用で、振り子15が下方に
回動したときの慣性で振り子15は下死点を通り過ぎた
点で停止するから、次の工程では上死点に達する時間が
短くなる。また、揺動回転軸7は下端に重錘23を有
し、上端の自在継手6を支点として揺動しつつ回転する
ようになっているから、浮子Aがどの方向に揺動しても
揺動回転軸7が必ず回転する。
【0024】上記の作用において、ローター32が永久
磁石出あるから、その各凸条33はステーター29の各
凸条31に吸収され、主軸5、駆動軸11が自由状態の
ときは、図7(I)のように凸条31と凸条33が正対
している。
【0025】しかし、上記のように、駆動軸11ととも
にローター32が回ろうとしてときに、回動しようとす
るローター32の凸条33とステーター29の凸条31
の間に図7(I)の位置に引き戻そうとする吸引力が図
7(II)の矢印aのように働き、ローター32の回転
を阻止しようとする抵抗が生じる。
【0026】上記のように上死点まで上昇した振り子1
5が上死点を通り過ぎて勢いよく下方へ回動する際の回
転力が上記磁力の吸引力による抵抗に打ち勝ってロータ
ー32が図7(III)の矢印のように勢いよく回転す
る。その際にステーター29のコイル26に高圧の起電
力が発生して発電する。この発電した電力は前記のよう
にリード線34により発光器37に伝わって発光させ
る。
【0027】上記の作用により、振り子15が1回転す
る毎に、発光器37が発光するので乾電池のようなもの
は不用になる。なお、図1、図3のように発光器37を
基板35の両面に複数設けることにより発光器の光度を
高め得る。
【0028】図8、図9は第2の実施形態であり、主軸
5に対する揺動回転軸7の連結手段と揺動回転軸7の駆
動手段の他の例を示すもので、その他の機構は前記第1
の実施形態と同一であるから異なる点について説明す
る。
【0029】これらの図において40は伝動部材で、例
えば、複数の細い鋼線などの金属線を縒り合わせた縒り
線、太い金属単線、強靭なプラスチック線などの、自由
に湾曲し、かつ回転を伝達できる材料とする。
【0030】この部材40の上下端を主軸5の下端と揺
動回転軸7の上端に回転伝達でき、かつ屈曲できる継手
41によりそれぞれ連結するが、縒り線の場合は揺動回
転軸7の回転方向を縒り線を捲き締める方向になるよう
にする。
【0031】揺動回転軸7には上下に溝42、43を有
するプーリー44を一方クラッチ45を介して取付け
る。このプーリー44の一方の溝42にはワイヤーなど
の強靭で伸縮しない線条46の一端を固定して、捲き付
け巻き戻し自在とし、その他端を中間ケース3の内面に
設けた固定片47に固定する。
【0032】また、他方の溝43に一端を固定して巻き
付け巻き戻し自在として前記線条と同様の線条49には
コイルバネ50の一端を連結し、このバネ50の他端に
連結した線条51の端部を中間ケース3の内面の固定片
52に連結する。
【0033】この実施形態の場合、波により浮子Aが揺
動すると、その内部の重錘23が揺動回転軸7と共に任
意の方向に揺動する。この際、図9において揺動回転軸
7が右方向に移動すると、左側の線条46がプーリー4
4がら引出されつつプーリー44を右回転させ、右側の
線条49がバネ50を引き伸ばしながらプーリー44に
巻きこまれるから、プーリー44は右回転する。
【0034】また、上記の逆に揺動回転軸7が左方向に
移動すると、左側の線条46はプーリー44に巻き込ま
れつつプーリー44を左回転させ、右側の線条47はバ
ネ50の収縮に伴い、弛むことなくプーリー44から引
出されるから、プーリー44は左回転する。こうして、
揺動回転軸7の左右の揺動に伴って、プーリー44が往
復回転し、一方クラッチ45の作用で揺動回転軸7を一
定の方向に間欠回転させる。
【0035】上記のように、揺動回転軸7が間欠回転す
ると、その回転が第1の実施形態と同様に、傘歯車13
を介して各傘歯車12に伝わるが、各傘歯車12は一方
クラッチ9を介して駆動軸11を回転させる。従って、
各駆動軸11は各傘歯車12が一定方向に回転したとき
にのみ回転するから、一方クラッチ45を省略して揺動
回転軸7が往復回転するようにしても各駆動軸11は一
定方向に間欠回転する。
【0036】図10、図11に示す第3の実施形態は、
揺動回転軸7の他の駆動手段を示すもので、一方クラッ
チ45を介して取付けた回転体53の外側に三方向に向
けて腕54を固定し、この各腕54の外端の一方にワイ
ヤーなどの強靭な線条55の一端を連結し、この線条5
5の他端を下ケース2の内面の固定片56に連結する。
【0037】また、各腕54の外端の他方に連結した線
条57にはコイルバネ59の一端を連結し、このバネ5
9の他端に連結した線条60の端部を下ケース2の内面
の固定片56に連結する。
【0038】この実施形態の場合、波により浮子Aが揺
動すると、その内部の重錘23が揺動回転軸7と共に任
意の方向に揺動する。このように揺動回転軸7が揺動し
たとき、各線条55が湾曲するが伸縮せず、各バネ59
は伸縮するので各腕54は回転体53とともに任意の方
向に往復回転して一方クラッチ45を介して揺動回転軸
7を一定の方向に間欠回転させる。
【0039】上記のように、揺動回転軸7が間欠回転す
ると、実施形態1と同様に揺動回転軸7の回転が傘歯車
13を介して各傘歯車12に伝わるが、各傘歯車12は
一方クラッチ9を介して駆動軸11を回転させる。従っ
て、各駆動軸11は各傘歯車12が一定方向に回転した
ときにのみ回転するから、一方クラッチ45を省略して
揺動回転軸7が往復回転するようにしても各駆動軸11
は一定方向に間欠回転する。
【0040】図12は駆動軸5と揺動回転軸7の連結手
段の他の実施形態で、駆動軸5の下端の接続部48に鋼
鈑などの強靭な材料からなる帯板61の上端を固定し、
この帯板61の下端に上端を直交状に固定した同材料か
らなる帯板62の下端を揺動回転軸7の上端の接続部4
8に固定する。
【0041】上記の構造により、駆動軸5に対して、揺
動回転軸7が任意の方向に揺動しつつその回転を駆動軸
5に伝達する。その他の構造は他の実施形態と同様であ
る。図13に示す実施形態は、自転車Bの荷台64の後
端に設けた警告用の発光部65の電源のこの発明を利用
した場合を示すもので、荷台64の下側に設けたボック
ス66内に前記図1ないし図12に示した機構を内蔵
し、発光器65は前記図1などの透明ケース36内の構
造と同じものにしてある。
【0042】この実施形態では自転車Bの走行にともな
うボックス66内の重錘の揺動と振り子の間欠回転によ
る発電機の出力により発光部65内の発光器を発光させ
る。
【0043】図14の実施形態の場合は幼児用のベビー
カーや老人用のシルバーカーのような手押し式の軽車両
Cの前部や後部に発光部65を設けて、車体67に設け
たボックス66内に前記図1などに示す機構を内蔵し、
発光部65は前記図1などの透明ケース36内に構造と
同じものにして、軽車両Cの移動にともなうボックス6
6内の重錘の揺動と振り子の回動による発電機の出力に
より発光部65内の発光器を発光させる。
【0044】図15の実施形態は鉄道踏切の遮断機Dの
上下棒68に適当間隔で吊り下げた複数の表示板69に
それぞれ発光部65を設けて、これを各表示板69に設
けたボックス66内に発電装置で点灯させるもので、発
光部65やボックス66内の構造は他の各実施形態と同
じであり、発光部65は前記図1などの透明ケース36
内の構造と同じものである。
【0045】この場合、上下棒68に吊り下げた各表示
板69は風や走行する車両や自動車などによる振動でた
えず揺動しているからボックス66内の重錘や振り子の
揺動による発電機の出力により発光部65内の発光器を
発光させることができる。上記図13ないし図14の実
施形態の場合、ボックス66を荷台64や車体67に対
して揺動するように取付けておくことにより内部の重錘
や振り子の揺動を助長して発電効果を高めるこのができ
る。
【0046】また、図8、図10、図12などに示す実
施形態の場合主軸と揺動回転軸と伝動部材の連結部やそ
の他の部分に高価な自在継手を用いる必要がなくなるの
で構造が簡素化し、経済的である。
【0047】
【発明の効果】この発明は、上記のように、水上に浮上
させた筏や浮子に取付けて、下端に重錘を取付けた揺動
回転軸の揺動回転を原動力として振り子を間欠回転さ
せ、その回転エネルギーにより発電機を駆動して発電す
るようにしたから、その電力で直接発光器を発光させる
場合は、従来のような取扱の面倒な蓄電池や乾電池が不
用となる。
【0048】また、発電機で発電せしめた電力を充電装
置によって電源用電池に充電する回路を構成して、搭載
してある例えば受信機、送信機、位置測定用機器の電源
として用いることができ、自転車や老人用の手押し車に
利用した場合、従来の車輪に接触させた摩擦ローラー利
用の発電機のような摩擦抵抗がなくなるので走行や移動
が容易となる。
【0049】さらに、この発明は、揺動回転軸が上端の
支点部分やその付近を中心に揺動するので、浮子などの
物体がどの方向に揺動しても揺動回転軸は必ず揺動す
る。したがって物体の僅かな揺動でも振り子の回転を発
電エネルギーとして利用できるなどの効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態の縦断正面図
【図2】図1のI−I線の横断平面図
【図3】同じく上部の縦断側面図
【図4】同じく発電機の拡大縦断正面図
【図5】同上の縦断側面図
【図6】同じく発電機のステーターとローターの一部を
示す拡大縦断正面図
【図7】発電機の作用を示す拡大断面図
【図8】第2の実施形態の縦断正面図
【図9】図8のII−II線の横断平面図
【図10】第3の実施形態の縦断正面図
【図11】図10のIII−III線の横断正面図
【図12】駆動軸と揺動回転軸の連結手段の他の例を示
す一部切欠斜視図
【図13】この発明を自転車に利用した実施形態の一部
切欠側面図
【図14】この発明を軽車両に利用した実施形態の側面
【図15】この発明を遮断機に利用した実施形態の正面
【符号の説明】
4 基板 7 揺動回転軸 9 一方クラッチ 10 ブラケット 11 駆動軸 12 傘歯車 13 傘歯車 15 振り子 17 吊り棒 21 連杆 23 重錘 25 本体 26 コイル 27 磁極 29 ステーター 32 ローター 36 ケース 37 発光器 40 伝動部材 44 プーリー 45 一方クラッチ 46 線条 49 線条 50 コイルバネ 51 線条 53 回転体 54 腕 55 線条 57 線条 59 コイルバネ 60 線条 61 帯板 62 帯板 64 荷台 65 発光部 66 ボックス 67 車体 68 上下棒 69 表示板 A 浮子 B 自転車 C 軽車両 D 遮断機

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 揺動する物体内に設けた発電機の駆動軸
    を、この物体内に上端の支点を中心に任意の方向に揺動
    するように取付けられ、下端に重錘を取付けた揺動回転
    自在の揺動回転軸により、一方クラッチを有する歯車伝
    動機構を介して、前記駆動軸が一定方向にのみ間欠的に
    回転するように駆動せしめ、前記駆動軸とともに、上下
    方向に回転する振り子が上死点を越えて急速に下死点ま
    で回転する際の回転エネルギーにより上記発電機の駆動
    軸を急速回転させて発電させることを特徴とする発電方
    法。
  2. 【請求項2】 揺動する物体内に設けた基板上に発電機
    を設けるとともに、この発電機の駆動軸とともに揺動す
    る振り子を設け、この駆動軸に一方クラッチと歯車を介
    して連動回転し、かつ上端の支点を中心に任意方向に揺
    動する揺動回転軸を前記基板の下部に吊り下げて、その
    下端の重錘を設け、前記基板に揺動自在に吊り下げた複
    数の吊り棒と前記揺動回転軸とを、それぞれ連杆により
    連結して、前記揺動回転軸が揺動しつつ回転するように
    構成し、前記振り子が上死点を越えて急速に下死点まで
    回転するさいの回転エネルギーにより上記発電機の駆動
    軸を急速回転させて発電させる回路を構成したこのを特
    徴とする発電装置。
  3. 【請求項3】 上記発電機の駆動軸に連動回転する主軸
    を上記基板に回転自在に装着し、この主軸の下端と上記
    揺動回転軸の上端とを可撓性を有するとともに、回転を
    伝達し得る伝達部材で連結したことを特徴とする請求項
    2記載の発電装置。
  4. 【請求項4】 自転車や手押し車などの軽車両に、発光
    器と発電機と、下端に重錘を有する揺動回転軸を設け、
    この揺動回転軸の揺動回転で、前記発電機の駆動軸を一
    方クラッチを介して一定方向に間欠回転させ、前記駆動
    軸とともに回転する振り子が上死点を越えて急速に下死
    点まで回転する際の回転エネルギーにより上記発電機の
    駆動軸を急速回転させて発電させ、この発電した電力で
    前記軽車両に設けた発光器を発光させることを特徴とす
    る発電方法。
  5. 【請求項5】 自転車や手押し車などの軽車両に、発光
    器と発電機と、下端に重錘を有する揺動回転軸を設け、
    この揺動回転軸と前記発電機の駆動軸を、一方クラッチ
    と歯車からなる伝動機構を介して連結して、前記揺動回
    転軸の揺動回転により前記駆動軸を一定方向に間欠回転
    させる機構を構成するとともに、前記駆動軸とともに回
    転する振り子が上死点を越えて急速に下死点まで回転す
    る際の回転エネルギーにより上記発電機の駆動軸を急速
    回転させて発電させる機構を構成し、この発電機の発電
    電力で車体の一部に設けた発光器を発光される回路を構
    成したことを特徴とする発電装置。
  6. 【請求項6】 踏切の遮断機の上下棒に複数の表示板を
    適当間隔で吊り下げ、この各表示板には、発光器と発電
    機と、下端に重錘を有する揺動回転軸を設け、この揺動
    回転軸の揺動回転で、前記発電機の駆動軸を一方クラッ
    チを介して一定方向に間欠回転させ、前記駆動軸ととも
    に回転する振り子が上死点を越えて急速に下死点まで回
    転する際の回転エネルギーにより上記発電機の駆動軸を
    急速回転させて発電させ、この発電した電力で前記表示
    板に設けた発光器を発光させることを特徴とする発電方
    法。
  7. 【請求項7】 踏切の遮断機の上下棒に複数の表示板を
    適当間隔で吊り下げ、この各表示板には、発光器と発電
    機と、下端に重錘を有する揺動回転軸を設け、この揺動
    回転軸と前記発電機の駆動軸を、一方クラッチと歯車か
    らなる伝達機構を介して連結して、前記揺動回転軸の揺
    動回転により前記駆動軸を一定方向に間欠回転させる機
    構を構成するとともに、前記駆動軸とともに回転する振
    り子が上死点を越えて急速に下死点まで回転する際の回
    転エネルギーにより上記発電機の駆動軸を急速回転させ
    て発電させる機構を構成し、この発電機の発電電力で前
    記表示板に設けて発光器を発光させる回路を構成したこ
    とを特徴とする発電装置。
  8. 【請求項8】 揺動する物体内に設けた基板上に発電機
    を設けるとともに、この発電機の駆動軸とともに揺動す
    る振り子を設け、この駆動軸に一方クラッチと歯車を介
    てし連動回転し、かつ上端の支点を中心に任意方向に揺
    動する揺動回転軸を前記基板の下部に吊り下げて、その
    下端に重錘を設け、さらに、前記揺動回転軸に一方クラ
    ッチを介して一定方向にのみ自在に回転するプーリーを
    装着し、このプーリーに捲き付き捲き戻し自在に捲き付
    けた一対の線条の一方に伸縮自在の引きバネを介在させ
    て、揺動回転軸の揺動にさいして、上記線条がプーリー
    に捲き付き捲き戻されて一方クラッチを介して揺動回転
    軸を一定方向に回転させることにより、これに連動する
    前記振り子が上死点を越えて下死点にまで回転する際の
    回転エネルギーにより上記発電機の駆動軸を急速回転さ
    せて発電させる回路を構成しことを特徴とする発電装
    置。
  9. 【請求項9】 揺動する物体内に設けた基板上に発電機
    を設けると共に、この発電機の駆動軸とともに揺動する
    振り子を設け、この駆動軸に一方クラッチと歯車を介て
    し連動回転し、かつ上端の支点を中心に任意方向に揺動
    する揺動回転軸を前記基板の下部に吊り下げて、その下
    端に重錘を設け、さらに、前記揺動回転軸に一方クラッ
    チを介して一定方向にのみ自在に回転する回転体を装着
    し、この回転体に放射状に固定した複数の腕の各先端に
    一端を連結した屈曲自在の線条の他端を物体の内面に連
    結し、同じく各腕の各先端に一端を連結した伸縮自在の
    引きバネの他端を物体の内面に連結して、揺動回転軸の
    揺動にさいして、上記線条と引きバネの伸縮運動により
    各腕が前記一方クラッチを介して揺動回転軸を一定方向
    に揺動回転させることにより、これに連動する前記振り
    子が上死点を越えて下死点にまで回転する際の回転エネ
    ルギーにより上記発電機の駆動軸を急速回転させて発電
    させる回路を構成したことを特徴とする発電装置。
  10. 【請求項10】 上記発電機の駆動軸に連動回転する主
    軸を上記基板に回転自在に装着し、この主軸の下端と上
    記揺動回転軸の上端とを可撓性を有するとともに、回転
    を伝達し得る伝動部材で連結したことを特徴とする請求
    項8または9記載の発電装置。 【0001】
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