JPH11226183A - 球均し機構 - Google Patents
球均し機構Info
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- JPH11226183A JPH11226183A JP3757398A JP3757398A JPH11226183A JP H11226183 A JPH11226183 A JP H11226183A JP 3757398 A JP3757398 A JP 3757398A JP 3757398 A JP3757398 A JP 3757398A JP H11226183 A JPH11226183 A JP H11226183A
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Abstract
重なりとそれによる球詰まりの発生を防止すること。 【解決手段】 タンクレール10内で遊技球が積み重な
って、そうした遊技球により球均し板16が押し上げら
れて上向きに揺動変位させられると、それに伴って押さ
えバネ36の弾性変形量が増加するので、球均し板16
が遊技球を押さえつける力が増加するから、球均し板1
6の下側における遊技球の積み重なりの発生が抑止され
る。特に、遊技球の積み重なり数が多くなって、図2
(b)の状態になると、主バネ部40が切欠28の先端
縁28aに接触する。すると、主バネ部40の実効スパ
ンが短くなり、押さえバネ36の弾性変形量に対する付
勢力の増加率が大きくなるので、付勢力が急激に増加す
る。
Description
タンクから流出した遊技球を設定された条数に整列する
タンクレールに備えられ、このタンクレール内を移動す
る遊技球を1段に均すための球均し機構に関する。
に流出してくる遊技球を設定された条数例えば2条や3
条に整列させるタンクレールが備えられている。遊技球
を設定された条数に整列させるのは、タンクレールの下
流側に配されている払出装置に、その設定された条数で
遊技球を流入させる必要からであり、条数は払出装置の
構造に応じて設定されている。
例を、図3を参照して説明する。この図3(a)に示さ
れるタンクレール100は、図示しない賞球タンクから
流出した遊技球を2条に整列させるもので、その条数に
対応して2本の整列溝102が設けられている。整列溝
102の幅は遊技球の直径(約11mm)をわずかに上
回っており、遊技球が進行方向と交差する横方向に2個
以上並ぶことはない。なお、整列溝102間の仕切10
4の高さは遊技球の直径と同程度あるいはこれを少し上
回る高さとされるのが普通である。
が横に2個以上並ぶことはないのであるが、上下には積
み重なることがあり、その上下の積み重なりを防止ある
いは解消するために球均し板106が使用されていた。
球均し板106の下流側端部には左右に突出する突起1
08が設けられ、この突起108をタンクレール100
の壁110に開けられた軸受穴112に貫通させて、タ
ンクレール100に取付けられており、突起108を揺
動軸として上下揺動できる。球均し板106の下流端か
ら中央部にかけてはほぼ平坦であるが、上流側の端部に
は、上流側になるにしたがってタンクレール100の底
面114との距離が大きくなる迎え面116が形成され
ている。また、球均し板106の上面には錘118が固
着されており、錘118は球均し板106を下降させる
側に付勢している。さらに、球均し板106には、長穴
120が設けられており、仕切104から延出されたガ
イド板122が長穴120を貫通しているので、球均し
板106はガイド板122に沿って昇降揺動することに
なる。
流入しようとする遊技球が2段以上に積み重なるのを防
止する働きをする。また、ときには図示するように、球
均し板106の下で遊技球が2段に重なることもある
が、球均し板106自身の重さと錘118の重さによっ
て遊技球を底面114に向けて押圧することで、その積
み重なりを解消させる働きをする。
06自身の重さと錘118の重さに由来する荷重を遊技
球に及ぼすことで、遊技球の積み重なりを防止し、また
積み重なりを解消させる。
06が下方の遊技球に及ぼすことができる荷重は、球均
し板106と錘118の重量に由来するので、図3
(b)に示されるように球均し板106の揺動変位量が
大きくなっても変化しない。このため、例えば図3
(a)に例示するように多数の遊技球が積み重なりあっ
てしまうと、これを解消するのはきわめて難しく、タン
クレール100内部で球詰まりすることがあった。
が積み重なったり、それによる球詰まりの発生を防止す
ることを目的としている。
題を解決するための球均し機構は、弾球遊技機の賞球タ
ンクから流出した遊技球を設定された条数に整列するタ
ンクレールに備えられ、該タンクレール内を移動する前
記遊技球を1段に均すための球均し機構において、前記
タンクレールを横断する方向に沿って下流側端部に配さ
れた揺動軸を中心に揺動可能で、前記タンクレールの底
面と対向する下面の上流側端部は上流側になるにしたが
って前記底面との距離が大きくなる迎え面とされ、前記
揺動軸と直交する方向に沿って下流端から上流側へ切り
込まれた切欠を有する球均し板と、前記切欠の内側また
は前記球均し板の下流端よりも下流側で前記タンクレー
ルに固定されたバネ端保持部材と、該バネ端保持部材に
保持された固定端から前記球均し板の上方を前記上流側
端部に向けて延出される主バネ部と、該主バネ部の自由
端側から突出して前記切欠よりも上流側で前記球均し板
の上面に接触する接点部とを有する押さえバネとにより
構成され、前記球均し板が前記底面から離れる方向に揺
動変位した際に、該揺動変位量が設定未満のときには前
記押さえバネの付勢力は前記接点部にて前記球均し板に
及ぼされ、前記揺動変位量が前記設定以上となると前記
押さえバネの前記主バネ部が前記切欠の上流側の端に接
触して、前記押さえバネの付勢力は前記切欠の上流側の
端との接触部分部にて前記球均し板に及ぼされることを
特徴とする。
ける遊技球の積み重なりを防止し、また積み重なりを解
消させるための球均し板には、揺動軸と直交する方向に
沿って下流端から上流側へ切り込まれた切欠が設けられ
ている。バネ端保持部材は、球均し板の切欠の内側また
は球均し板の下流端よりも下流側でタンクレールに固定
されていて、そのバネ端保持部材には押さえバネの固定
端が保持されている。押さえバネは、固定端から球均し
板の上方を上流側端部に向けて延出される主バネ部と、
主バネ部の自由端側から突出して切欠よりも上流側で球
均し板の上面に接触する接点部とを有している。
ら離れる方向に揺動変位した際に、すなわちタンクレー
ル内の遊技球によって押し上げられた際に、その揺動変
位量が設定未満のときには押さえバネの付勢力は接点部
にて球均し板に及ぼされ、揺動変位量が設定以上となる
と押さえバネの主バネ部が切欠の上流側の端に接触し
て、押さえバネの付勢力は切欠の上流側の端との接触部
分部にて球均し板に及ぼされる。
その弾性変形量に応じたものになるから、球均し板の揺
動変位量が大きくなるに従って付勢力も強まる。このた
め、球均し板を押し上げる遊技球の積み重なりが大きく
なると、その遊技球に及ぼされる荷重も大きくなるの
で、図3に例示されるような、多数の遊技球の積み重な
り状態が発生し難い。
のときには(相対的に小さいときには)、押さえバネの
固定端と球均し板との接点までの距離(押さえバネの実
効スパン)が長くて、押さえバネが球均し板に及ぼす付
勢力も大きくはないのだが、球均し板の揺動変位量が設
定以上となると(相対的に大きくなると)、押さえバネ
の主バネ部が切欠の上流側の端に接触して実効スパンが
短くなるので、押さえバネが球均し板に及ぼす付勢力は
これ以後急激に大きくなる。
均し板を押し上げようとする遊技球が多くなると、それ
らの遊技球による押し上げ力よりも圧倒的に大きな荷重
を、それら積み重なる遊技球に及ぼすことができる。し
たがって、タンクレール内で多数の遊技球が積み重なる
のを事前に防止でき、多数の遊技球の積み重なりが発生
してもそれを確実に解消できるから、タンクレール内に
球詰まりが発生することはない。
照して説明することにより発明の実施の形態を説明す
る。
ない賞球タンクから流出した遊技球を2条に整列させる
もので、その条数に対応して2本の整列溝12が設けら
れている。整列溝12の幅は遊技球の直径(約11m
m)をわずかに上回っており、遊技球が進行方向と交差
する横方向に2個以上並ぶことはない。なお、整列溝1
2間の仕切14の高さは遊技球の直径と同程度である。
りを防止するための球均し機構15の構成は、以下に説
明するとおりである。球均し板16は、下流側端部から
左右に突出する突起18をタンクレール10の壁20に
開けられた軸受穴22に貫通させてタンクレール10に
取付けられており、突起18を揺動軸として上下揺動で
きる。この球均し板16の下流端から中央部にかけては
ほぼ平坦であるが、上流側の端部には、上流側になるに
したがってタンクレール10の底面24との距離が大き
くなる迎え面26が形成されている。また、球均し板1
6には、タンクレール10の流れ方向に沿って(揺動軸
と直交する方向に沿って)下流端から上流側へ切り込ま
れた切欠28が設けられている。切欠28の先端縁28
aは、タンクレール10の流れ方向と直交する方向に沿
って、直線的に設けられている。
流端から少し上流側になる位置に、バネ端保持部材に該
当する柱状部30が設けられており、この柱状部30の
上流側にはガイド部32が連設されている。これら柱状
部30及びガイド部32は、球均し板16の切欠28の
内側に位置するが、球均し板16の揺動に干渉すること
はない。
り、その嵌合孔34に押さえバネ36の固定端38が嵌
合、固定されている。押さえバネ36は棒状で、この固
定端38から球均し板16の上方を上流側に向けて延出
される主バネ部40、主バネ部40の自由端側を球均し
板16側にへの字状に折り曲げられている中継部42、
中継部42の先端から上向きに折り曲げられている先端
部44からなり、中継部42と先端部44間の屈曲部分
が接点部46とされている。
均し板16の下面が仕切14の上縁に載っている状態)
にあるときには、押さえバネ36の接点部46が球均し
板16の上面16aに接している。押さえバネ36の主
バネ部40、中継部42及び先端部44は、外力が及ぼ
されていないときにはほぼ直線状であるが、球均し板1
6が下降位置にあるときでも、押さえバネ36はわずか
に弓状に弾性変形させられていて、球均し板16に下向
きの付勢力を及ぼしている。
る。賞球タンクから流出した遊技球は、タンクレール1
0内を整列溝12に沿って流下し、通常は整列溝12毎
に1条(合計2条)の列となって球均し板16の下側を
通過し、タンクレール10の下流端から例えば払出装置
に流入する。
けではなく間欠的に稼働するから、タンクレール10内
での遊技球の流れも間欠的となる。このため、遊技球の
流れが停止するときなどに、後続の遊技球による球圧で
一部の遊技球が列の上側に押し上げられることがある。
板16よりも上流側で生じた場合には、遊技球が積み重
なったまま球均し板16の迎え面26下に入り込むこと
がある。すると、迎え面26は、球均し板16の下側に
流入しようとする遊技球に対して下向きの反力を及ぼし
て、例えば2段に積み重なっている遊技球を1段にさせ
る働きをする。
よって速やかに積み重なり状態が解消されなかったり、
あるいは球均し板16の下側において上述の押し上げ現
象が生じる可能性もある。この場合には、例えば図2
(a)に示されるように、球均し板16が、その下側の
遊技球によって押し上げられて上向きに揺動変位させら
れる。すると、それに伴って押さえバネ36の弾性変形
量が増加するので、球均し板16に及ぼされる付勢力が
増加する。その結果、球均し板16が遊技球を押さえつ
ける力が増加するから、球均し板16の下側における遊
技球の積み重なりの発生が抑止される。
に抗して、遊技球が球均し板16を押し上げてしまうこ
ともある。しかし、そのような場合でも、球均し板16
が押し上げられた分に見合った付勢力が球均し板16に
及ぼされるので、例えば次に払出装置が稼働して遊技球
が流れ始めれば、遊技球を押し上げる力が弱まるので、
遊技球の積み重なりは解消される。
て、例えば図2(b)に示されるように球均し板16の
揺動変位量が大きくなると、押さえバネ36の主バネ部
40と球均し板16とが、切欠28の先端縁28aで接
触する。すると、主バネ部40の実効スパンが、接点部
46が球均し板16の上面16aに接しているとき(図
2(a)、実効スパンA)よりも短い実効スパンBにな
る。実効スパンBでは、押さえバネ36の弾性変形量
(球均し板16の揺動変位量)に対する付勢力の増加率
が大きくなるので、図2(c)に示されるように付勢力
が急激に増加する。
技球の積み重なり数が多くなっても、例えば払出装置が
稼働して遊技球が流れ始めさえすれば、その遊技球の積
み重なりはきわめて速やかに解消される。このように、
球均し板16を下向きに付勢する力(遊技球を押さえつ
ける力)は、遊技球の積み重なり数が多くなるにしたが
って(球均し板16の揺動変位量が大きくなるにしたが
って)強まる。しかも球均し板16の揺動変位量が設定
量以上となると、主バネ部40が先端縁28aに接触
し、主バネ部40の実効スパンが短くなって付勢力が急
激に増加する。このため、遊技球の積み重なりを効率よ
く抑止し、また遊技球の積み重なりが発生したとして
も、これを速やかに解消することができる。したがっ
て、タンクレール10内での多数の遊技球の積み重なり
による球詰まりは防止される。
態について説明したが、本発明はこのような具体例に限
定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲
でさまざまに実施できることは言うまでもない。例え
ば、具体例では、押さえバネを棒状にしているが、例え
ば板バネとしてもよい。
部分斜視図である。
図2(a)は押さえバネの実効スパンが長いときの説明
図、図2(b)は押さえバネの実効スパンが短くなった
ときの説明図、図2(c)は押さえバネの実効スパンの
変化と付勢力の変化の関係を示すグラフである。
(a)はこの球均し機構を備えるタンクレールの部分斜
視図、図3(b)は、球均し板の揺動変位量と荷重の関
係を示すグラフである。
…球均し機構、16…球均し板、16a…上面、18…
突起(揺動軸)、20…壁、22…軸受穴、24…底
面、26…迎え面、28…切欠、28a…先端縁、30
…柱状部(バネ端保持部材)、32…ガイド部、34…
嵌合孔、36…押さえバネ、38…固定端、40…主バ
ネ部、42…中継部、44…先端部、46…接点部。
Claims (1)
- 【請求項1】 弾球遊技機の賞球タンクから流出した遊
技球を設定された条数に整列するタンクレールに備えら
れ、該タンクレール内を移動する前記遊技球を1段に均
すための球均し機構において、 前記タンクレールを横断する方向に沿って下流側端部に
配された揺動軸を中心に揺動可能で、前記タンクレール
の底面と対向する下面の上流側端部は上流側になるにし
たがって前記底面との距離が大きくなる迎え面とされ、
前記揺動軸と直交する方向に沿って下流端から上流側へ
切り込まれた切欠を有する球均し板と、 前記切欠の内側または前記球均し板の下流端よりも下流
側で前記タンクレールに固定されたバネ端保持部材と、 該バネ端保持部材に保持された固定端から前記球均し板
の上方を前記上流側端部に向けて延出される主バネ部
と、該主バネ部の自由端側から突出して前記切欠よりも
上流側で前記球均し板の上面に接触する接点部とを有す
る押さえバネとにより構成され、 前記球均し板が前記底面から離れる方向に揺動変位した
際に、該揺動変位量が設定未満のときには前記押さえバ
ネの付勢力は前記接点部にて前記球均し板に及ぼされ、
前記揺動変位量が前記設定以上となると前記押さえバネ
の前記主バネ部が前記切欠の上流側の端に接触して、前
記押さえバネの付勢力は前記切欠の上流側の端との接触
部分部にて前記球均し板に及ぼされることを特徴とする
球均し機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03757398A JP4132180B2 (ja) | 1998-02-19 | 1998-02-19 | 球均し機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03757398A JP4132180B2 (ja) | 1998-02-19 | 1998-02-19 | 球均し機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11226183A true JPH11226183A (ja) | 1999-08-24 |
JP4132180B2 JP4132180B2 (ja) | 2008-08-13 |
Family
ID=12501285
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03757398A Expired - Lifetime JP4132180B2 (ja) | 1998-02-19 | 1998-02-19 | 球均し機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4132180B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009131454A (ja) * | 2007-11-30 | 2009-06-18 | Sammy Corp | 弾球遊技機の整流機構 |
JP2011041860A (ja) * | 2010-12-03 | 2011-03-03 | Sanyo Product Co Ltd | タンクレール |
-
1998
- 1998-02-19 JP JP03757398A patent/JP4132180B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009131454A (ja) * | 2007-11-30 | 2009-06-18 | Sammy Corp | 弾球遊技機の整流機構 |
JP2011041860A (ja) * | 2010-12-03 | 2011-03-03 | Sanyo Product Co Ltd | タンクレール |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4132180B2 (ja) | 2008-08-13 |
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