JPH11225342A - データ符号化装置及びデータ符号化方法 - Google Patents

データ符号化装置及びデータ符号化方法

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JPH11225342A
JPH11225342A JP2615998A JP2615998A JPH11225342A JP H11225342 A JPH11225342 A JP H11225342A JP 2615998 A JP2615998 A JP 2615998A JP 2615998 A JP2615998 A JP 2615998A JP H11225342 A JPH11225342 A JP H11225342A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、動きのあつた画像データや動きがな
く輝度が変化するだけの画像データを正確に判定してそ
れぞれ最適な符号化処理を実行する。 【解決手段】本発明は、処理フレームと参照フレームと
の差に基づいて画像データを量子化して符号化する場
合、処理フレームの所定画素数からなる処理画像データ
ブロツクに対して参照フレームにおける所定の探索領域
内での輝度差が最小となるサーチ画像データブロツクを
検出し、最小となる輝度差と所定の動き判定閾値とを比
較し、当該輝度差が動き判定閾値を越えていた場合に、
処理画像データブロツク及びサーチ画像データブロツク
間の動きベクトル量と、処理画像データブロツクの画像
データとを量子化して符号化するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。
【0002】発明の属する技術分野 従来の技術 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段 発明の実施の形態 (1)原理(図1〜図10) (2)データ符号化装置の構成(図11及び図12) (3)動作及び効果(図13) (4)他の実施の形態 発明の効果
【0003】
【発明の属する技術分野】本発明はデータ符号化装置及
びデータ符号化方法に関し、例えばMPEG2(Moving
Picture Experts Group 2)方式によつて画像データを圧
縮符号化するデータ符号化装置及びデータ符号化方法に
適用して好適なものである。
【0004】
【従来の技術】従来、MPEG2方式を用いた画像圧縮
方法においては、処理フレームのマクロブロツクに対応
するマクロブロツクを参照フレームの所定エリアの中か
らサーチして輝度値の絶対値差分和が最小となるマクロ
ブロツクを検出する、いわゆるブロツクマツチング法と
呼ばれる動き補償(以下、これを単にMC(Motion Com
pensation )処理と呼ぶ)処理が行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
ブロツクマツチング法と呼ばれる動き補償処理において
は、特殊効果の1つであるフエードインまたはフエード
アウト処理の施された画像データを符号化する際、符号
化効率が低下し易いことが一般的に知られている。
【0006】例えば映画のオープニングやエンデイング
において良く見られるフエードインまたはフエードアウ
ト処理された画像データの一例として、タイトル等の静
止した画像を映し出した画面全体の輝度レベルが徐々に
明るく又は暗くなるシーンがある。
【0007】このような場合、MPEG2方式ではブロ
ツクマツチング法による動き検出を行うと、本来の画像
の動きあるいは画像の静止した状態とは無関係に画像デ
ータの輝度レベルが変化することにより、輝度値の絶対
値差分和が最小となるマクロブロツクが本来の位置では
ない場所に存在することがあり、このような場合に誤検
出してしまうことが起こり得る。
【0008】この場合、絵柄の異なるマクロブロツクを
誤つて選択してしまうことになり、この結果差分データ
が多くなつて符号化効率が低下してしまうという問題が
あつた。またフエードインまたはフエードアウト処理
は、フレーム全体に対して処理が行われることが多いた
めに、フレーム全体に歪みが発生して画質劣化が生じて
しまうという問題があつた。
【0009】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、動きのあつた画像データや動きがなく輝度が変化す
るだけの画像データを正確に判定し、それぞれの画像デ
ータに応じた符号化処理を実行し得るデータ符号化装置
及びデータ符号化方法を提案しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、処理フレームと参照フレームとの
差に基づいて画像データを量子化して符号化する場合、
処理フレームの所定画素数からなる処理画像データブロ
ツクに対して参照フレームにおける所定の探索領域内で
の輝度差が最小となるサーチ画像データブロツクを検出
し、最小となる輝度差と所定の動き判定閾値とを比較
し、当該輝度差が動き判定閾値を越えていた場合に、処
理画像データブロツク及びサーチ画像データブロツク間
の動きベクトル量と、処理画像データブロツクの画像デ
ータとを量子化して符号化するようにする。
【0011】処理画像データブロツクとサーチ画像デー
タブロツクとの間の輝度差は、明るさの変化を表すと共
に、処理画像データブロツク及びサーチ画像データブロ
ツク間で画像の動きがあつたか否かを表す情報であるた
めに、最小となる輝度差が所定の動き判定閾値を越えて
いた場合には、処理画像データブロツク及びサーチ画像
データブロツク間で動きがなく輝度が所定の比率以下の
割合で変化した画像ではないと判定することができ、当
該判定結果に基づいて処理画像データブロツク及びサー
チ画像データブロツク間の動きベクトル量と、処理画像
データブロツクの画像データとを符号化することによ
り、この場合の画像データに応じた符号化処理を実行す
ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下図面について、本発明の一実
施の形態を詳述する。
【0013】(1)原理 本発明においては、実際に画像が動いたときと、フエー
ドインまたはフエードアウト時の画像が動かなく輝度が
変化したときとの判定を正確に行い、それぞれの状態に
おける画像データに応じた符号化処理を実行するように
なされている。
【0014】図1に示すように、処理フレーム1におけ
るマクロブロツクMB1の画素ごとの輝度値をCi 、参
照フレーム2においてマクロブロツクMB1に対応する
同じ位置のマクロブロツクMB2の画素ごとの輝度値を
0i、さらに処理フレーム1と参照フレーム2との間で
動きがあつたときの参照フレーム2におけるマクロブロ
ツクMB1に対応するマクロブロツクMB3の画素ごと
の輝度値をRi とすると、処理フレーム1のマクロブロ
ツクMB1と参照フレーム2のマクロブロツクMB3と
の輝度値の絶対値差分和EMEは、次式
【0015】
【数1】
【0016】によつて表される。
【0017】ここで輝度値の絶対値差分和EMEは、処理
フレーム1のマクロブロツクMB1と参照フレーム2の
マクロブロツクMB3とのマクロブロツク間における各
画素の輝度差の総和であり、2つのマクロブロツク間で
明るさのレベルがどの様に変化したかの割合を輝度差に
よつて示している。
【0018】因みに、処理フレーム1と参照フレーム2
との間で画像の動きがあつたときにも、2つのマクロブ
ロツク間で絵柄が異なつてくるため輝度差が生じること
になり、この場合にも輝度値の絶対値差分和EMEが所定
レベルの値を示すことになる。すなわち輝度値の絶対値
差分和EMEは、2つのマクロブロツク間での輝度の変化
と画像の動きの変化を含んだ情報でもある。
【0019】このような輝度値の絶対値差分和EMEが大
きければ、明るさが短時間で急激に変化したこと(例え
ばフラツシユ光が照射された画像データ)を表してお
り、小さければ明るさが長い時間に亘つて緩やかに変化
したこと(例えばフエードインまたはフエードアウト処
理された画像データ)を表している。
【0020】また図2に示すように、マクロブロツクM
B1の輝度値Ci を含む平均輝度値CAVは、次式
【0021】
【数2】
【0022】によつて表され、マクロブロツクMB2の
輝度値R0iを含む平均輝度値R0AV は、次式
【0023】
【数3】
【0024】によつて表される。
【0025】ここで処理フレーム1と参照フレーム2と
の間で、動きベクトル(0、0)の同じ位置における2
つのマクロブロツク間のAC成分の絶対値差分和E
ACは、上述の(2)式及び(3)式を用いて、次式
【0026】
【数4】
【0027】によつて表される。
【0028】ここでAC成分の絶対値差分和EACは、処
理フレーム1のマクロブロツクMB1の各画素の輝度値
から1画素当たりの輝度の平均値を減算した結果の全画
素数分の総和より、参照フレーム2のマクロブロツクM
B2の各画素の輝度値から1画素当たりの輝度の平均値
を減算した結果の全画素数分の総和を減算して得られた
動き検出値であり、2つのマクロブロツク間で動きがあ
つたか否かを判定する場合に用いる。
【0029】例えば、フエードインまたはフエードアウ
ト処理によつて全体的に輝度レベルが低く処理された処
理フレーム1のマクロブロツクMB1と、当該マクロブ
ロツクMB1と絵柄が同一で全体的に輝度レベルが高く
処理された参照フレーム2のマクロブロツクMB2とを
考えてみた場合に、マクロブロツクMB1の各画素の輝
度値から1画素当たりの輝度の平均値を減算した結果の
全画素数分の総和と、マクロブロツクMB2各画素の輝
度値から1画素当たりの輝度の平均値を減算した結果の
全画素数分の総和とは同じ値になる。
【0030】すなわちAC成分の絶対値差分和EACは、
マクロブロツクMB1とマクロブロツクMB2との間で
フエードインまたはフエードアウト処理によつて明るさ
のレベルが変化した場合でも、画像が動いていなければ
絵柄が同一であるために値は「0」となる。これは明る
さの変化が激しいフラツシユ光が与えられた場合でも同
じである。
【0031】従つてAC成分の絶対値差分和EACが大き
ければ画像に大きな動きがあつたことを示し、小さけれ
ば画像の動きが少なかつたことを示し、AC成分の絶対
値差分和EACが値「0」を示す場合には画像の動きが全
くなかつたことを示している。
【0032】このようにして算出した輝度値の絶対値差
分和EMEが大きく、AC成分の絶対値差分和EACが小さ
い場合には、動きが小さくて明るさの変化が激しい例え
ばフラツシユ光が照射されたような画像データであるこ
とになり、輝度値の絶対値差分和EMEが小さく、AC成
分の絶対値差分和EACが大きい場合には、明るさの変化
が殆どなく大きな動きのあつた画像データであることに
なる。
【0033】また輝度値の絶対値差分和EMEが大きく、
AC成分の絶対値差分和EACが大きい場合には、大きな
動きがあると共に明るさの変化が激しい画像データであ
ることになり、輝度値の絶対値差分和EMEが小さく、A
C成分の絶対値差分和EACが小さい場合には、動きが殆
どなく明るさの変化の割合が小さい、すなわちフエード
インまたはフエードアウト処理された画像データである
ことになる。このように画像の動きが殆どなく明るさの
レベルだけが変化するような画像データは、AC成分の
絶対値差分和EACが必ず小さな値を示す。
【0034】従つて図3(A)及び(B)に示すよう
に、上述のように(1)式によつて求められた輝度値の
絶対値差分和EME(図3(A))と、(4)式によつて
求められたAC成分の絶対値差分和EAC(図3(B))
とをそれぞれ比較したときに、図4に示すように、AC
成分の絶対値差分和EACが輝度値の絶対値差分和EME
りも大きい場合(EAC=EME直線の上側に位置する)に
は、フエードインまたはフエードアウト処理が施された
画像データでではなく処理フレーム1と参照フレーム2
との間で画像に動きがあつたと判定し、動きベクトル
(XVEC 、YVEC )を基にマクロブロツクMB1の画像
データをインターモードとして符号化する。
【0035】これに対してAC成分の絶対値差分和EAC
が輝度値の絶対値差分和EMEよりも小さい場合(EAC
ME直線の下側に位置する)には、処理フレーム1と参
照フレーム2との間で画像に動きがなくフエードインま
たはフエードアウト処理が施された画像データであつた
と判定し、強制的に動きベクトルを(0、0)にすると
共に、輝度値の絶対値差分和EME及びAC成分の絶対値
差分和EACを強制的に「0」とし、値が「0」の輝度値
の絶対値差分和EME´またはAC成分の絶対値差分和E
AC´を基に量子化ステツプサイズ(Q)を小さな値に決
定し、当該量子化ステツプサイズに基づいた符号化処理
を実行する。
【0036】このように値が「0」の輝度値の絶対値差
分和EME´またはAC成分の絶対値差分和EAC´を基に
量子化ステツプサイズ(Q)を算出すれば、データ量の
少ない差分データを符号化するために最適な量子化ステ
ツプサイズを導き出すことができ、これにより、処理フ
レーム1と参照フレーム2との間で動きがなかつたとき
のマクロブロツクMB1とマクロブロツクMB3との差
分データを効率良く符号化処理することができる。
【0037】ところでこの動き補償処理においては、処
理フレーム1と参照フレーム2との間におけるマクロブ
ロツク間の輝度値の絶対値差分和EMEとAC成分の絶対
値差分和EACとに基づいて、マクロブロツクMB1がフ
エードインまたはフエードアウト処理された画像データ
であるか否かを判定し、それぞれの画像データの状態に
応じた符号化処理を実行するようになされているが、こ
の判定が必ずしも正しくない場合がある。
【0038】例えば、図5に示すように処理フレーム3
のマクロブロツクMBC と参照フレーム4のマクロブロ
ツクMBR との間で実際に画像の動きがあつた場合で、
処理フレーム3のマクロブロツクMBC と、当該マクロ
ブロツクMBC と同じ位置に存在する参照フレーム4の
マクロブロツクMBR0との輝度差が大きくて絵柄の簡単
さ(以下、これを平坦度(フラツトネス)と呼ぶ)が近
い場合、処理フレーム3のマクロブロツクMBC と参照
フレーム4のマクロブロツクMBR0との平坦度が近いた
めに、AC成分の絶対値差分和EACは(4)式により小
さな値が導き出される。
【0039】また通常のブロツクマツチング法によつて
マツチングされた輝度差が最小となるマクロブロツクM
R とマクロブロツクMBC との輝度値の絶対値差分和
MEは、画像に動きがあつたために輝度値の絶対値差分
和EMEは(1)式によりあるレベルの値として算出され
る。
【0040】この場合、図4のグラフを用いて画像に動
きがあつたか否かを判定するとなると、輝度値の絶対値
差分和EMEがあるレベルの値でAC成分の絶対値差分和
ACが小さな値となる位置は、図6に示す範囲Aの中に
入ることになる。このことは、処理フレーム3のマクロ
ブロツクMBC と参照フレーム4のマクロブロツクMB
R との間において、2つのマクロブロツク間で画像の動
きがあつたにも係わらず、範囲Aがフエードインまたは
フエードアウト処理された画像データであると認める領
域内にあるために、フエードインまたはフエードアウト
処理された画像データとして判定されてしまう。
【0041】このとき強制的に動きベクトルが(0、
0)にされ、値が「0」の輝度値の絶対値差分和EME´
またはAC成分の絶対値差分和EAC´を基に量子化ステ
ツプサイズ(Q)を小さな値に決定する処理が働くこと
になり、マクロブロツクMBCの画像データに対して小
さな量子化ステツプサイズによる符号化処理が行われ
る。このため、符号化された画像データの発生符号量が
多くなり過ぎてしまつて、一定レートで画像データを伝
送するときの発生符号量が多くなり過ぎてしまうことに
より、完全に復号するだけのデータを復号側に伝送し切
れなくなつてしまう。
【0042】またこの場合、値が「0」の輝度値の絶対
値差分和EME´またはAC成分の絶対値差分和EAC´を
基に、データ量の少ない差分データを符号化するために
最適な小さな値の量子化ステツプサイズ(Q)を決定し
ているために、その後の処理系におけるイントラ/イン
ター判定において当該量子化ステツプサイズに応じて必
ずインター処理が選択されることになる。
【0043】この場合、処理フレーム3と参照フレーム
4との間でフエードインまたはフエードアウト処理され
た画像であると判定したことによつて、マクロブロツク
MBC とマクロブロツクMBR0との差分データをインタ
ー符号化処理しようとすると、逆に発生符号量が多くな
つてしまつて符号化効率が低下すると共にブロツク歪み
が発生する等の不具合が生じてしまう。従つて、このよ
うな場合には実際に画像に動きがあつたので、動きベク
トル(0、0)を用いて符号化するのではなく、通常の
動き補償による符号化処理を行うべきである。
【0044】従つてマクロブロツクMBC とマクロブロ
ツクMBR0との差分データを基に予測符号化処理するよ
りも、マクロブロツクMBC とマクロブロツクMBR
の間の動きベクトル(XVEC 、YVEC )を基に差分デー
タをインター符号化処理する方が発生符号量が少なくて
済み、高画質な画像データを生成できるということが幾
つかの実験によつて判明した。
【0045】図7に示すように、正しいフエードインま
たはフエードアウト処理が施された処理フレーム3のマ
クロブロツクMBC と参照フレーム4のマクロブロツク
MBR0とは絵柄が同じであり、輝度レベル(明るさ)に
変化があるだけである。従つて、このような場合にフエ
ードインまたはフエードアウト処理された画像であると
正確に判定し、動きベクトル(0、0)を用いて差分デ
ータのみを符号化処理すれば発生符号量を抑えることが
できる。
【0046】ところが、フエードインまたはフエードア
ウト処理が施された場合、ブロツクマツチング法では輝
度レベルの差だけを見て判定しているため、実際には動
きがあつたにも係わらず偶然に輝度レベルが最小となる
マクロブロツクが存在してしまつて誤判定が生じてい
た。
【0047】このようなことを回避して正確にフエード
インまたはフエードアウト処理された画像であることを
判定するために、本発明では例えば図8に示すように、
2つの映像ソース(例えばフエードイン、フエードアウ
ト処理の施されたタイトル映像や、光量変化の激しい映
像)における実際の輝度値の絶対値差分和EMEやAC成
分の絶対値差分和EACをグラフ上でプロツトしてみた。
この結果、輝度値の絶対値差分和EME≦1200、AC成分
の絶対値差分和EAC≦2000の範囲にフエードインまたは
フエードアウト処理が施された画像データが集中してい
ることが判明した。
【0048】これを簡略的な図9を用いて見てみると、
フエードインまたはフエードアウト処理された画像デー
タは範囲Bの領域内に集中している。すなわち図10に
示すように斜線部分で示された領域Zの範囲にある場合
に、画像に動きがなくフエードインまたはフエードアウ
ト処理された画像データであると判定し、動きベクトル
を強制的に(0、0)とし、値が「0」の輝度値の絶対
値差分和EME´やAC成分の絶対値差分和EAC´を基に
算出した量子化ステツプサイズに基づくインター符号化
処理を行い、それ以外の領域にある場合には画像に動き
があつたと判定し、通常の動き検出に基づく符号化処理
を行うようにする。このようにして本発明においては、
画像の動きの誤検出を防止して正確にフエードインまた
はフエードアウト処理された画像データを検出し、それ
ぞれの画像データに応じた符号化処理を実行するように
なされている。
【0049】(2)データ符号化装置の構成 図11において、10は全体として本発明のデータ符号
化装置を示し、まず画像データD1を前処理部11に入
力する。前処理部11は、順次入力される画像データD
1の各フレーム画像についてIピクチヤ、Pピクチヤま
たはBピクチヤの3つの画像タイプのうちのどの画像タ
イプとして処理するかを指定した後、当該フレーム画像
の画像タイプに応じて当該フレーム画像を符号化する順
番に並び替え、さらに当該フレーム画像を16画素×1
6ラインの輝度信号及び当該輝度信号に対応する色差信
号によつて構成されるマクロブロツクに分割し、これを
マクロブロツクデータD2としてメモリ12に格納す
る。
【0050】メモリ12は、制御部24によつてマクロ
ブロツクデータD2の読み出しタイミングが制御されて
おり、当該制御部24から供給される制御信号S1に基
づいてマクロブロツクデータD2を読み出し、これを符
号化ブロツク30の演算回路13及び動きベクトル検出
部14にそれぞれ送出する。
【0051】動きベクトル検出部14は、マクロブロツ
クデータD2の各マクロブロツクの動きベクトルを、当
該マクロブロツクデータD2及びフレームメモリ15に
記憶されている参照画像データD14を基に算出し、動
きベクトルデータD18として動き判定部25に送出す
る。
【0052】演算回路13は、メモリ12から読み出さ
れたマクロブロツクデータD2について、当該マクロブ
ロツクデータD2の各マクロブロツクの画像タイプに基
づいてイントラモード、順方向予測モード、逆方向予測
モードまたは双方向予測モードのいずれかの予測モード
の動き補償を行う。
【0053】ここでイントラモードとは、符号化対象と
なるフレーム画像をそのまま伝送データとする方法であ
り、順方向予測モードとは、符号化対象となるフレーム
画像と過去参照画像との予測残差を伝送データとする方
法である。また逆方向予測モードとは、符号化対象とな
るフレーム画像と未来参照画像との予測残差を転送デー
タとする方法であり、双方向予測モードとは、符号化対
象となるフレーム画像と、過去参照画像及び未来参照画
像の2つの予測画像の平均値との予測残差を伝送データ
とする方法である。
【0054】まずマクロブロツクデータD2がIピクチ
ヤである場合について説明する。この場合、マクロブロ
ツクデータD2はイントラモードで処理される。すなわ
ち、演算回路13はマクロブロツクデータD2のマクロ
ブロツクを、そのまま演算データD3としてDCT(Dis
crete Cosine Transform :離散コサイン変換)部17に
送出する。
【0055】DCT部17は、演算データD3に対して
DCT変換処理を行つてDCT係数化し、これをDCT
係数データD4として量子化部18に送出する。量子化
部18は、DCT係数データD4に対して量子化処理を
行い、量子化DCT係数データD5としてVLC部19
及び逆量子化部20にそれぞれ送出する。このとき量子
化部18は、制御部24より供給される量子化制御値D
21に応じて、量子化処理における量子化ステツプサイ
ズを調整することにより発生する符号量を制御するよう
になされている。
【0056】逆量子化部20に送出された量子化DCT
係数データD5は逆量子化処理を受け、DCT係数デー
タD11として逆DCT部21に送出される。そしてD
CT係数データD11は、逆DCT部21において逆D
CT処理を受け、演算データD12として演算回路22
に送出され、参照画像データD13としてフレームメモ
リ15に記憶される。
【0057】次に、マクロブロツクデータD2がPピク
チヤである場合について説明する。この場合、演算回路
13はマクロブロツクデータD2について、イントラモ
ードまたは順方向予測モードのいずれかの予測モードに
よる動き補償処理を行う。
【0058】予測モードがイントラモードの場合、上述
のIピクチヤの場合と同様に、演算回路13はマクロブ
ロツクデータD2のマクロブロツクをそのまま演算信号
D3としてDCT部17に送出する。
【0059】これに対して、予測モードが順方向予測モ
ードの場合、演算回路13はマクロブロツクデータD2
について動き補償部16より供給される順方向予測画像
データD17を用いて減算処理する。
【0060】順方向予測画像データD17は、フレーム
メモリ15に記憶されている参照画像データD13を、
動き判定部25から供給される動きベクトルデータD1
8またはD25に応じて動き補償することにより算出さ
れる。すなわち動き補償部16は、順方向予測モードに
おいてフレームメモリ15の読出アドレスを動きベクト
ルデータD18に応じてずらして参照画像データD13
を読み出し、これを順方向予測画像データD17として
演算回路13及び演算回路22にそれぞれ供給する。
【0061】演算回路13は、マクロブロツクデータD
2から順方向予測画像データD17を減算して予測残差
としての差分データを得、これを演算データD3として
DCT部17に送出する。また演算回路22には、動き
補償部16より順方向予測画像データD17が供給され
ており、演算回路22は演算データD12に当該順方向
予測画像データD17を加算することにより参照画像デ
ータD13を局部再生し、フレームメモリ15に記憶す
る。
【0062】次に、メモリ12からBピクチヤのマクロ
ブロツクデータD2が演算回路13に供給された場合に
ついて説明する。この場合、演算回路13はマクロブロ
ツクデータD2について、イントラモード、順方向予測
モード、逆方向予測モードまたは双方向予測モードのい
ずれかの動き補償処理を行う。
【0063】予測モードがイントラモードまたは順方向
予測モードの場合、マクロブロツクデータD2は上述の
Pピクチヤの場合と同様の処理を受ける。但し、Bピク
チヤは他の予測参照画像として用いられないので、参照
画像データD13はフレームメモリ15には記憶されな
い。
【0064】これに対して、予測モードが逆方向予測モ
ードの場合、演算回路13はマクロブロツクデータD2
について動き補償部16より供給される逆方向予測画像
データD16を用いて減算処理する。
【0065】逆方向予測画像データD16は、フレーム
メモリ15に記憶されている参照画像データD13を、
動き判定部25から供給される動きベクトルデータD1
8に応じて動き補償することにより算出される。すなわ
ち動き補償部16は、逆方向予測モードにおいてフレー
ムメモリ15の読出アドレスを動きベクトルデータD1
8に応じてずらして参照画像データD13を読み出し、
これを逆方向予測画像データD16として演算回路13
及び演算回路22にそれぞれ供給する。
【0066】演算回路13は、マクロブロツクデータD
2から逆方向予測画像データD16を減算して予測残差
としての差分データを得、これを演算データD3として
DCT部17に送出する。また演算回路22には、動き
補償部16より逆方向予測画像データD16が供給され
ており、演算回路22は演算データD12に当該逆方向
予測画像データD16を加算することにより参照画像デ
ータD13(Bピクチヤ)を局部再生するが、Bピクチ
ヤは他の予測参照画像として用いられないので、参照画
像データD13はフレームメモリ15には記憶されな
い。
【0067】予測モードが双方向モードの場合、演算回
路13はマクロブロツクデータD2から、動き補償部1
6より供給される順方向予測画像データD17及び逆方
向予測画像データD16の平均値を減算して予測残差と
しての差分データを得、演算データD3としてDCT部
13に送出する。
【0068】また演算回路22には動き補償部16より
順方向予測画像データD17及び逆方向予測画像データ
D16が供給されており、演算回路22は演算データD
12に当該順方向予測画像データD17及び逆方向予測
画像データD16の平均値を加算することにより参照画
像データD13(Bピクチヤ)を生成するが、Bピクチ
ヤは他の予測参照画像として用いられないので、参照画
像データD13はフレームメモリ15には記憶されな
い。
【0069】かくして、データ符号化装置10に入力さ
れた画像データD1は、動き補償予測処理、DCT処理
及び量子化処理を受け、量子化DCT係数データD5と
してVLC部19に供給される。
【0070】VLC部19は、量子化DCT係数データ
D5に対して所定の変換テーブルに基づく可変長符号化
処理を行い、その結果得られるデータを可変長符号化デ
ータD6としてバツフア部23に送出する。
【0071】バツフア部23は、VLC部19から供給
される可変長符号化データD6の蓄積状態を常時監視し
ており、バツフアの占有量情報D23を制御部24に送
出する。制御部24は、占有量情報D23に基づいて量
子化制御値D21を生成して量子化部18に供給し、量
子化処理における量子化ステツプサイズを調整する。こ
れにより量子化部18では、バツフア部23のデータ占
有量に応じて当該バツフア部23がオーバーフローまた
はアンダーフローしないような発生符号量の可変長符号
化データD6を生成する。
【0072】またバツフア部23は、所定の読み出しレ
ート(伝送レート)を維持するに十分なデータ量によつ
て構成される例えばピクチヤ単位の符号化データに所定
のヘツダ情報を付加することによりPES(Packetized
Elementary Stream)パケツト化し、複数のPESパケツ
トを連ねたPESパケツト列を出力データストリームD
8として出力するようになされている。
【0073】ところで動き判定部25においては、マク
ロブロツクデータD2がフエードインまたはフエードア
ウト処理された画像のように動きが無く輝度レベルが変
化しただけの画像データであるか否かを正確に判定し、
その判定結果に応じた符号化処理を制御部24によつて
実行させるようになされている。
【0074】ここで動きベクトル検出部14は、メモリ
12から読み出されるマクロブロツクデータD2に基づ
いて、所定のサーチエリア内での輝度差が最小となる2
つのマクロブロツク間の輝度値の絶対値差分和EME
(1)式によつて算出し、AC成分の絶対値差分和EAC
を(4)式によつて算出し、動き判定部25にそれぞれ
送出する。
【0075】動き判定部25は、マイクロコンピユータ
構成でなる比較部26において輝度値の絶対値差分和E
ME及びAC成分の絶対値差分和EACを所定の閾値D(図
10における動き判定閾値DEME:2000、動き検出閾値
DEAC:1200)とそれぞれ比較し、当該比較結果が閾値
Dによつて設けられた領域Zを越えるような場合にはス
イツチ回路28の接続端子を端子28a側に切り換え、
比較結果が領域Z内になるような場合には接続端子を端
子28b側に切り換える。
【0076】パラメータ発生部27は、動きベクトル検
出部14から供給される動きベクトル(XVEC
VEC )を表す動きベクトルデータD18と、輝度値の
絶対値差分和EME及びAC成分の絶対値差分和EACに代
えて、動きベクトルを強制的に(0、0)とする動きベ
クトルデータD25と、値が「0」でなる輝度値の絶対
値差分和EME´及びAC成分の絶対値差分和EAC´を発
生する。
【0077】従つて比較部26では、比較結果が領域Z
を越えるような場合、マクロブロツクデータD2をフエ
ードインまたはフエードアウト処理された画像データで
はないと判定し、動きベクトル検出部14から供給され
る動きベクトルデータD18を動き補償部16に供給す
ると共に、輝度値の絶対値差分和EME及びAC成分の絶
対値差分和EACを制御部24に送出する。
【0078】動き補償部16は、動きベクトル
(XVEC 、YVEC )に基づいてフレームメモリ15の読
み出しアドレスをずらして参照画像データD16または
D17を読み出し、これを演算回路13に供給する。ま
た制御部24は、動き判定部25から供給される輝度値
の絶対値差分和EMEとバツフア部23から供給される占
有量情報D23とに基づいて、演算データD3を量子化
する際の最適な量子化ステツプサイズを算出し、これを
量子化制御値D21として量子化部18に供給する。
【0079】これに対して比較結果が領域Z内にあるよ
うな場合、比較部26はマクロブロツクデータD2をフ
エードインまたはフエードアウト処理された画像データ
であると判定し、スイツチ回路28の接続端子を端子2
8b側に切り換えることによりパラメータ発生部27か
ら供給される動きベクトル(0、0)の動きベクトルデ
ータD25を動き補償部16に供給すると共に、値が
「0」でなる輝度値の絶対値差分和EME´及びAC成分
の絶対値差分和EAC´を制御部24にそれぞれ送出す
る。
【0080】動き補償部16は、動きベクトル(0、
0)に応じたフレームメモリ15の読み出しアドレスに
基づいて参照画像データD16またはD17を読み出
し、これを演算回路13に供給する。また制御部24
は、値が「0」でなる輝度値の絶対値差分和EME´また
はAC成分の絶対値差分和EAC´を基に量子化部18の
量子化ステツプサイズ(Q)を小さな値に決定すること
により、フエードインまたはフエードアウトのような輝
度レベルが変化しただけの画像データに対して小さな値
の量子化ステツプサイズ(Q)で2つのマクロブロツク
間の差分データを量子化するようになされている。
【0081】ところで動き判定部25は、動きベクトル
データD18または動きベクトルデータD25をVLC
部19に対しても送出するようになされており、当該V
LC部19において可変長符号化データD6に対して動
きベクトルデータD18またはD25を付加するように
なされている。これにより動きベクトルデータD18ま
たはD25の付加された可変長符号化データD6は、復
号側において当該動きベクトルデータD18またはD2
5に基づいて動き量が求められて正確に復号される。
【0082】次に、本発明の動き判定部25における動
き判定処理手順を図12のフローチヤートを用いて説明
する。すなわち動き判定部25は、RT1の開始ステツ
プから入つてステツプSP1に移る。
【0083】ステツプSP1において動き判定部25
は、動きベクトル検出部14によつて検出されたマクロ
ブロツクデータD2の動きベクトルデータD18、及び
輝度値の絶対値差分和EME及びAC成分の絶対値差分和
ACを比較部26に入力し、ステツプSP2に移る。
【0084】ステツプSP2において動き判定部25
は、動きベクトル検出部14から供給された輝度値の絶
対値差分和EME及びAC成分の絶対値差分和EACを比較
部26において所定の閾値D(動き判定閾値DEME:20
00、動き検出閾値DEAC:1200)と比較し、ステツプS
P3に移る。
【0085】ステツプSP3において動き判定部25
は、輝度値の絶対値差分和EMEが所定の動き判定閾値D
ME(2000)以下の範囲内であるか否かを判定する。こ
こで否定結果が得られると、このことは輝度値の絶対値
差分和EMEが動き判定閾値DEMEを越えていることを表
しており、このとき動き判定部25はステツプSP7に
移る。これに対してステツプSP3において肯定結果が
得られると、このことは輝度値の絶対値差分和EMEが動
き判定閾値DEME以下の範囲内であることを表してお
り、このとき動き判定部25はステツプSP4に移る。
【0086】ステツプSP4において動き判定部25
は、AC成分の絶対値差分和EACが所定の動き検出閾値
DEAC(1200)以下の範囲内であるか否かを判定する。
ここで否定結果が得られると、このことはAC成分の絶
対値差分和EACが動き検出閾値DEACを越えていること
を表しており、このとき動き判定部25はステツプSP
7に移る。これに対してステツプSP4において肯定結
果が得られると、このことはAC成分の絶対値差分和E
ACが動き検出閾値DEAC以下の範囲内であることを表し
ており、このとき動き判定部25はステツプSP5に移
る。
【0087】ステツプSP5において動き判定部25
は、AC成分の絶対値差分和EACが輝度値の絶対値差分
和EMEの値以下であるか否かを判定する。ここで否定結
果が得られると、このことはAC成分の絶対値差分和E
ACが輝度値の絶対値差分和EMEの値よりも大きい(すな
わちEME=EAC直線の上側に位置する)ことを表してお
り、このとき動き判定部25はステツプSP7に移る。
これに対してステツプSP5において肯定結果が得られ
ると、このことはAC成分の絶対値差分和EACが輝度値
の絶対値差分和EMEの値以下である(すなわちEME=E
AC直線の下側に位置する)ことを表しており、このとき
動き判定部25はステツプSP6に移る。
【0088】ステツプSP6において動き判定部25
は、ステツプSP3〜ステツプSP5の全てにおいて肯
定結果が得られたことにより、領域Z(図10)の範囲
に輝度値の絶対値差分和EME及びAC成分の絶対値差分
和EACが存在する場合には、すなわちマクロブロツクデ
ータD2がフエードインまたはフエードアウト処理され
た画像データであると認識する。これにより動き判定部
25は、パラメータ発生部27により動きベクトル
(0、0)の動きベクトルデータD25を動き補償部1
6に供給すると共に、値が「0」でなる輝度値の絶対値
差分和EME´またはAC成分の絶対値差分和EAC´を制
御部24にそれぞれ供給する。
【0089】かくして動き補償部16は、動きベクトル
データD18を用いることなく動きベクトル(0、0)
の動きベクトルデータD25を用いることができると共
に、制御部24は値が「0」でなる輝度値の絶対値差分
和EME´またはAC成分の絶対値差分和EAC´を基に量
子化部18の量子化ステツプサイズ(Q)をより小さな
値に決定するような量子化制御値D21を算出し、これ
を量子化部18に供給する。
【0090】ステツプSP7において動き判定部25
は、マクロブロツクデータD2をインター符号化処理す
るか否かを判定する。ここで動き判定部25は、ステツ
プSP6からの処理が続いている場合であればフエード
インまたはフエードアウト処理された画像データである
ために差分データのみを符号化すれば良いので肯定結果
が得られ、このときステツプSP8に移つて動きベクト
ル(0、0)を基に差分データのみを符号化処理して再
度ステツプSP1に戻る。
【0091】これに対して動き判定部25は、ステツプ
SP3〜ステツプSP5のいずれかからの処理に続いて
インター符号化処理するか否かを判定する場合であれ
ば、フエードインまたはフエードアウト処理された画像
データではないので否定結果が得られ、このときステツ
プSP8に移つてマクロブロツクデータD2の画像デー
タの状態にそれぞれ応じた符号化処理を行い、再度ステ
ツプSP1に戻つて上述の処理を繰り返す。
【0092】(3)動作及び効果 以上の構成において、動き判定部25は動きベクトル検
出部14によつて算出された輝度値の絶対値差分和EME
及びAC成分の絶対値差分和EACを比較部26に入力
し、当該比較部26によつて輝度値の絶対値差分和EME
及びAC成分の絶対値差分和EACの各値がグラフ上にお
ける領域Z(図10)で示す範囲内に存在するか否かを
判定し、当該範囲内に存在する場合にフエードインまた
はフエードアウト処理された画像データであると判定す
る。
【0093】このようにフエードインまたはフエードア
ウト処理された画像データであると判定した場合、実際
には輝度レベルの変化だけで画像データに動きはないの
で、動き判定部25は動きベクトル検出部14から供給
される動きベクトルデータD18を用いることなく、パ
ラメータ発生部27によつて発生した動きベクトル
(0、0)の動きベクトルデータD25を動き補償部1
6に供給することにより、参照フレームにおける動きの
ない状態のマクロブロツクの位置を正確に指定すること
ができる。
【0094】またこのとき動き判定部25は、値が
「0」でなる輝度値の絶対値差分和EME´またはAC成
分の絶対値差分和EAC´を制御部24に供給する。制御
部24においては、値が「0」でなる輝度値の絶対値差
分和EME´またはAC成分の絶対値差分和EAC´を基に
量子化部18の量子化ステツプサイズ(Q)を小さな値
に決定するような量子化制御値D21を算出し、これを
量子化部18に供給する。これにより量子化部18で
は、フエードインまたはフエードアウト処理された画像
データを符号化処理するに相応しい量子化ステツプサイ
ズによつて、処理フレームと参照フレームとにおける2
つのマクロブロツク間の差分データを量子化して効率良
く符号化することができる。
【0095】さらに動き判定部25は、比較部26によ
つて輝度値の絶対値差分和EME及びAC成分の絶対値差
分和EACの各値がグラフ上における領域Zで示す範囲内
に存在しない場合にフエードインまたはフエードアウト
処理された画像データではないと判定する。
【0096】この場合動き判定部25は、動きベクトル
検出部14から供給される動きベクトルデータD18を
動き補償部16に供給し、制御部24によつてマクロブ
ロツクデータD2の画像データの状態に応じた符号化処
理を行うことができる。
【0097】すなわち本発明においては、輝度値の絶対
値差分和EMEが輝度の変化を表す情報と動きの変化を表
す情報とを含んでおり、フエードインまたはフエードア
ウト処理された画像データよりも画像に動きがあつたと
きの画像データの方が輝度値の絶対値差分和EMEが大き
くなるということに基づいて、所定の動き判定閾値DE
ME(2000)を越えた場合にフエードインまたはフエード
アウト処理された画像データではないと判定するように
設定する。
【0098】これにより動き判定部25においては、フ
エードインまたはフエードアウト処理された画像データ
ではないので当該画像データの状態に応じた効率の良い
符号化処理を実行することができる。
【0099】また本発明においては、動き判定部25に
より輝度値の絶対値差分和EMEが所定の動き判定閾値D
ME(2000)以内の場合にはフエードインまたはフエー
ドアウト処理された画像データと判定することができる
が、この場合でもAC成分の絶対値差分和EACが大きな
値を示している場合(例えば動き判定閾値DEME:100
0、動き検出閾値DEAC:20000 )には画像に動きがあ
つたことになる。
【0100】従つて動き判定部25は、輝度値の絶対値
差分和EMEが所定の動き判定閾値DEME(2000)以内の
場合で、輝度値の絶対値差分和EMEと、動きの変化を表
すAC成分の絶対値差分和EACとが一定の比率で変化す
るEME=EAC直線を境界として、輝度値の絶対値差分和
MEの方がAC成分の絶対値差分和EACよりも高い値を
示すと共に、AC成分の絶対値差分和EACが所定の動き
検出閾値DEAC(1200)以内の場合に、すなわち領域Z
で示す範囲内に存在するときにフエードインまたはフエ
ードアウト処理された画像データであると判定するよう
に設定する。
【0101】これにより動き判定部25は、輝度値の絶
対値差分和EMEとAC成分の絶対値差分和EACが領域Z
で示す範囲内に存在するときに、フエードインまたはフ
エードアウト処理された画像データに対する最適な量子
化ステツプサイズによつて、2つのマクロブロツク間に
おける差分データを効率良く符号化することができる。
【0102】このようにしてマクロブロツクデータD2
がフエードインまたはフエードアウト処理された画像デ
ータであるか否かを正確に判定して符号化処理を行つた
場合の一例を図13に示す。この図13は、あるコンサ
ートにおけるライブシーンにおいて、輝度レベル変化の
激しいスポツトライト光が瞬間的に何色にも入れ代わり
ながらドラマーに照射されたときのソロ演奏シーンを映
した映像での発生符号量の変化率を示したものであり、
横軸に時間を示し、縦軸には領域Zを設けなかつた場合
の判定結果に基づいて符号化したときの発生符号量と、
当該発生符号量に対して本発明の領域Zを設けた場合の
判定結果に基づいて符号化したときの発生符号量の差と
の割合を示している。
【0103】この場合、時間の推移に従つて殆どのケー
スにおいて発生符号量がマイナス5〜10〔%〕程度低
下していることが分かる。このことは、動き判定部25
においてフエードインまたはフエードアウト処理された
画像データに対する正確な判定を行つていることによ
り、発生符号量を増加させることなく効率良く符号化し
て発生符号量を低下させることができたことを表してい
る。
【0104】以上の構成によれば、データ符号化装置1
0においては動き判定部25によりマクロブロツクデー
タD2がフエードインまたはフエードアウト処理された
画像データであるか否かを正確に判定し、当該判定結果
に応じた最適な量子化ステツプサイズを決定して符号化
処理するようにしたことにより、発生符号量の増加を抑
えて効率の良い符号化処理を行うことができる。
【0105】(4)他の実施の形態 なお上述の実施の形態においては、輝度レベルの変化す
る画像の一例としてフエードインまたはフエードアウト
処理された画像データを正確に判定するようにした場合
について述べたが、本発明はこれに限らず、輝度レベル
が短時間内に急激に変化するフラツシユシーンや窓が急
に開いて明るい光が急に入り込んできたときのような画
像データに本発明の動き判定処理を行つても良い。この
場合、輝度差として表される輝度値の絶対値差分和EME
が非常に大きい値を示すと共に、動き検出値を表すAC
成分の絶対値差分和EACが小さな値を示すので、輝度値
の絶対値差分和EMEの動き判定閾値DEMEの値を任意に
設定するようにすれば、上述の実施の形態と同様の効果
を得ることができる。
【0106】また上述の実施の形態においては、輝度値
の絶対値差分和EMEが動き判定閾値DEME(2000)以下
でかつAC成分の絶対値差分和EACが動き検出閾値DE
ME(1200)以下であり、閾値としてのEME=EAC直線以
下で示される領域Zの範囲内にマクロブロツクデータD
2の輝度値の絶対値差分和EME及びAC成分の絶対値差
分和EACが存在する場合にフエードインまたはフエード
アウト処理された画像データであると判定するようにし
た場合について述べたが、本発明はこれに限らず、判定
基準に応じて輝度値の絶対値差分和EMEが動き判定閾値
DEME(2000)以下であるという条件だけでフエードア
ウト処理された画像データであると判定するようにして
も良く、また輝度値の絶対値差分和EMEが動き判定閾値
DEME(2000)以下であり、かつEME=EAC直線以下で
示される領域の範囲内にある場合にフエードインまたは
フエードアウト処理された画像データであると判定する
ようにしても良く、判定の基準を任意に設定するように
しても良い。
【0107】さらに上述の実施の形態においては、動き
判定部25においてフエードインまたはフエードアウト
処理された画像データであると判定した場合に、制御部
24により値が「0」でなる輝度値の絶対値差分和EME
´及びAC成分の絶対値差分和EAC´を用いて量子化ス
テツプサイズを小さな値に決定するための量子化制御値
D21を生成するようにした場合について述べたが、本
発明はこれに限らず、必ずしも「0」でなくても量子化
ステツプサイズを小さな値に決定するための量子化制御
値D21を生成することができれば数値はいくつでも良
く、例えば値の小さなAC成分の絶対値差分和EACを用
いるようにしても良い。
【0108】さらに上述の実施の形態においては、動き
判定部25においてフエードインまたはフエードアウト
処理された画像データであると判定した場合に、制御部
24により値が「0」でなる輝度値の絶対値差分和EME
´及びAC成分の絶対値差分和EAC´を用いてその後の
インター判定処理を行うようにした場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、「インター判定を行う」と
いう予め決められた処理を付け加えるようにしても良
い。
【0109】さらに上述の実施の形態においては、動き
判定をマクロブロツク単位で行うようにした場合につい
て述べたが、本発明はこれに限らず、所定画素数のブロ
ツク単位やフレーム単位等、他の種々の大きさでなる領
域の画像データを基に動き判定処理を実行するようにし
ても良い。
【0110】さらに上述の実施の形態においては、検出
手段及び動き検出算出手段としての動きベクトル検出部
14と、比較手段としての比較部26と、符号化手段と
しての符号化ブロツク30を用いるようにした場合につ
いて述べたが、本発明はこれに限らず、他の種々の構成
の検出手段、動き検出算出手段、比較手段及び符号化手
段を用いるようにしても良い。
【0111】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、処理画像
データブロツクとサーチ画像データブロツクとの間の輝
度差は、明るさの変化を表すと共に、処理画像データブ
ロツク及びサーチ画像データブロツク間で画像の動きが
あつたか否かを表す情報を含んでいるために、最小とな
る輝度差が所定の動き判定閾値を越えていた場合には、
処理画像データブロツク及びサーチ画像データブロツク
間で動きがなく輝度が所定の比率以下の割合で変化した
画像ではないと判定することができ、当該判定結果に基
づいて処理画像データブロツク及びサーチ画像データブ
ロツク間の動きベクトル量と、処理画像データブロツク
の画像データとを量子化して符号化することにより、こ
の場合の画像データに応じた符号化処理を実行すること
ができ、かくして動きのあつた画像データや動きがなく
輝度が変化するだけの画像データを正確に判定し、それ
ぞれの画像データに応じた符号化処理を実行し得るデー
タ符号化装置及びデータ符号化方法を実現することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理の説明に用いた処理フレームと参
照フレームの関係を示す略線図である。
【図2】本発明の原理の説明に用いた平均輝度値CAV
0AV を示す略線図である。
【図3】本発明の原理の説明に用いた輝度値の絶対値差
分和EME及びAC成分の絶対値差分和EACを示す略線図
である。
【図4】本発明の原理の説明に用いた動き補償処理にお
ける判断基準を示すグラフである。
【図5】本発明の原理の説明に用いた問題が起こる画像
パターンを示す略線図である。
【図6】本発明の原理の説明に用いた誤検出する場合の
判断基準を示すグラフである。
【図7】本発明の原理の説明に用いたフエードインまた
はフエードアウトする場合の略線図である。
【図8】本発明の原理の説明に用いた輝度値の絶対値差
分和EME及びAC成分の絶対値差分和EACのグラフであ
る。
【図9】本発明の原理の説明に用いた目的の画像が持つ
性質を示すグラフである。
【図10】本発明の原理の説明に用いた有効範囲を示す
グラフである。
【図11】本発明の実施の形態におけるデータ符号化装
置の構成を示すブロツク図である。
【図12】動き判定部における動き判定処理手順を示す
フローチヤートである。
【図13】発生符号量の変化率を示すグラフである。
【符号の説明】
1、3……処理フレーム、2、4……参照フレーム、1
0……データ符号化装置、13……演算回路、14……
動きベクトル検出部、16……動き補償部、24……制
御部、25……動き判定部、26……比較部、27……
パラメータ発生部、28……スイツチ回路。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】処理フレームと参照フレームとの差に基づ
    いて画像データを量子化して符号化するデータ符号化装
    置において、 上記処理フレームの所定画素数からなる処理画像データ
    ブロツクに対して上記参照フレームにおける所定の探索
    領域内での輝度差が最小となるサーチ画像データブロツ
    クを検出する検出手段と、 上記最小となる輝度差と所定の動き判定閾値とを比較す
    る比較手段と、 上記輝度差が上記動き判定閾値を越えていた場合に、上
    記処理画像データブロツク及び上記サーチ画像データブ
    ロツク間の動きベクトル量と、上記処理画像データブロ
    ツクの画像データとを量子化して符号化する符号化手段
    とを具えることを特徴とするデータ符号化装置。
  2. 【請求項2】上記処理フレームの上記処理画像データブ
    ロツク及び上記参照フレームにおける上記サーチ画像デ
    ータブロツク間の動きの有無を表す動き検出値を算出す
    る動き検出算出手段を具え、 上記符号化手段は、上記輝度差が上記動き判定閾値以下
    であり、かつ上記動き検出値が、当該動き検出値と上記
    輝度差との比率を基に与えられる閾値以下であつた場合
    に、上記処理画像データブロツク及び上記サーチ画像デ
    ータブロツク間の輝度が所定の比率以下の割合で変化し
    たと判定し、このとき上記動きベクトル量が無いものと
    して、上記処理画像データブロツク及び上記サーチ画像
    データブロツク間の差分データのみを符号化処理するこ
    とを特徴とする請求項1に記載のデータ符号化装置。
  3. 【請求項3】上記符号化手段は、上記輝度差が上記動き
    判定閾値を越えていた場合に量子化ステツプサイズを大
    きくして量子化し、上記輝度差が上記動き判定閾値を越
    えなかつた場合に上記量子化ステツプサイズを小さくし
    て量子化することを特徴とする請求項1に記載のデータ
    符号化装置。
  4. 【請求項4】上記検出手段は、上記処理画像データブロ
    ツク及び上記サーチ画像データブロツク間における各画
    素の輝度差の総和を算出することにより上記輝度差を導
    き出すことを特徴とする請求項1に記載のデータ符号化
    装置。
  5. 【請求項5】上記動き検出算出手段は、上記処理画像デ
    ータブロツクにおける各画素の輝度値と当該処理画像デ
    ータブロツクの1画素当たりの輝度の平均値との減算結
    果の全画素数分の総和より、上記処理画像データブロツ
    クと同一領域でなる上記参照フレームの上記サーチ画像
    データブロツクにおける各画素の輝度値と当該サーチ画
    像データブロツクの1画素当たりの輝度の平均値との減
    算結果の全画素数分の総和を減算することにより上記動
    き検出値を算出することを特徴とする請求項1に記載の
    データ符号化装置。
  6. 【請求項6】処理フレームと参照フレームとの差に基づ
    いて画像データを量子化して符号化するデータ符号化方
    法において、 上記処理フレームの所定画素数からなる処理画像データ
    ブロツクに対して上記参照フレームにおける所定の探索
    領域内での輝度差が最小となるサーチ画像データブロツ
    クを検出し、 上記最小となる輝度差と所定の動き判定閾値とを比較
    し、 上記輝度差が上記動き判定閾値を越えていた場合に、上
    記処理画像データブロツク及び上記サーチ画像データブ
    ロツク間の動きベクトル量と、上記処理画像データブロ
    ツクの画像データとを量子化して符号化することを特徴
    とするデータ符号化方法。
  7. 【請求項7】上記処理フレームの上記処理画像データブ
    ロツク及び上記参照フレームにおける上記サーチ画像デ
    ータブロツク間の動きの有無を表す動き検出値を算出
    し、 上記輝度差が上記動き判定閾値以下であり、かつ上記動
    き検出値が、当該動き検出値と上記輝度差との比率を基
    に与えられる閾値以下であつた場合に、上記処理画像デ
    ータブロツク及び上記サーチ画像データブロツク間の輝
    度が所定の比率以下の割合で変化したと判定し、このと
    き上記動きベクトル量が無いものとして上記処理画像デ
    ータブロツク及び上記サーチ画像データブロツク間の差
    分データのみを符号化処理することを特徴とする請求項
    6に記載のデータ符号化方法。
  8. 【請求項8】上記輝度差が上記動き判定閾値を越えてい
    た場合に量子化ステツプサイズを大きくして量子化し、
    上記輝度差が上記動き判定閾値を越えなかつた場合に上
    記量子化ステツプサイズを小さくして量子化することを
    特徴とする請求項6に記載のデータ符号化方法。
  9. 【請求項9】上記輝度差を算出する場合、上記処理画像
    データブロツク及び上記サーチ画像データブロツク間に
    おける各画素の輝度差の総和を算出することにより上記
    輝度差を導き出すことを特徴とする請求項6に記載のデ
    ータ符号化方法。
  10. 【請求項10】上記動き検出値を算出する場合、上記処
    理画像データブロツクにおける各画素の輝度値と当該処
    理画像データブロツクの1画素当たりの輝度の平均値と
    の減算結果の全画素数分の総和より、上記処理画像デー
    タブロツクと同一領域でなる上記参照フレームの上記サ
    ーチ画像データブロツクにおける各画素の輝度値と当該
    サーチ画像データブロツクの1画素当たりの輝度の平均
    値との減算結果の全画素数分の総和を減算することによ
    り上記動き検出値を算出することを特徴とする請求項6
    に記載のデータ符号化方法。
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