JPH11224974A - 配線基板 - Google Patents

配線基板

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JPH11224974A
JPH11224974A JP2560798A JP2560798A JPH11224974A JP H11224974 A JPH11224974 A JP H11224974A JP 2560798 A JP2560798 A JP 2560798A JP 2560798 A JP2560798 A JP 2560798A JP H11224974 A JPH11224974 A JP H11224974A
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JP
Japan
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plate
shaped
wiring conductor
shaped wiring
conductor
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Application number
JP2560798A
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English (en)
Inventor
Asako Koyanagi
阿佐子 小柳
Akira Mishima
彰 三島
Kiyoshi Nakada
仲田  清
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 極めて簡単な構成で、複数の同一回路素子1
〜3を並列接続した際の各回路素子1〜3を通る電流経
路のインダクタンスのバラツキを低減できる配線基板を
提供する。 【解決手段】 3個のスイッチング素子1〜3を並列接
続し、2つの共通端子部11、12に接続するもので、
一端縁側に3個のスイッチング素子1〜3の2つの端子
の1つを導電接続し、他端縁側に2つの共通端子部1
1、12の中の1つを設けた2つの板状配線導体4、5
と、2つの板状配線導体4、5の間に介在され、2つの
板状配線導体4、5とともに積層状態に配置される1つ
の板状絶縁体6とを備える配線基板において、2つの板
状配線導体4、5の少なくとも1つに、少なくとも1つ
のインダクタンス調整用の穴7、8を設け、これらの穴
7、8の配置位置及び大きさの選択で、3個のスイッチ
ング素子1〜3の電流値をバランスさせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、配線基板に係わ
り、特に、複数個の同一回路素子を電気的に並列接続す
るために用いられ、優れた電流バランス特性及び低イン
ダクタンス特性を有する配線基板に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、パワーエレクトロニックスが用い
られる電力変換装置、具体的には、インバータやコンバ
ータ等の大電流スイッチング装置においては、処理電流
の大電流化に伴い、同一回路素子を並列接続することが
慣用的に行なわれるようになっている。ここで、同一回
路素子を並列接続した場合は、回路素子の特性のバラツ
キや、回路素子間を接続する配線の抵抗及びインダクタ
ンスのバラツキによって、並列接続した各回路素子にお
ける電力消費が均等でなくなったり、並列接続した各回
路素子の機能が均等でなくなったりし、並列接続した各
回路素子を十分に働かせることができず、最悪の場合、
電力消費の不均等に回路素子が破損したりするようにな
る。
【0003】このような事態を避けるために、同一回路
素子を並列接続する場合は、各回路素子の外部に動作バ
ランス用素子を接続したり、各回路素子を接続する配線
の抵抗及びインダクタンス成分を低減させたりする手段
を採用することが知られている。
【0004】ところで、同一回路素子を並列接続する場
合に、各回路素子を接続する配線の抵抗及びインダクタ
ンス成分を低減させる手段として、特開平8−1924
5号に開示の配線基板が提案されている。
【0005】前記特開平8−19245号に開示の配線
基板は、複数個の正極側及び負極側電力用トランジスタ
をヒートシンク上に並べて配置し、各電力用トランジス
タの上面(電極端子導出面)側に3枚の導体板、即ち、
正極側直流導体板、負極側直流導体板、交流導体板を互
いに絶縁した状態で積層配置したもので、各正極側電力
用トランジスタのコレクタ電極端子に接続したコレクタ
端子接続ボルトを正極側直流導体板に、各正極側電力用
トランジスタのエミッタ電極端子に接続したエミッタ端
子接続ボルト及び各負極側電力用トランジスタのコレク
タ電極端子に接続したコレクタ端子接続ボルトを交流導
体板に、各負極側電力用トランジスタのエミッタ電極端
子に接続したエミッタ端子接続ボルトを負極側直流導体
板にそれぞれ接続し、正極側直流導体板の1つの端縁に
共通正極端子を設け、負極側直流導体板の1つの端縁に
共通負極端子を設け、交流導体板の1つの端縁に共通交
流端子を設けているものである。そして、正極側電力用
トランジスタのコレクタ端子接続ボルトが負極側直流導
体板及び交流導体板に接続されないように、負極側直流
導体板及び交流導体板に貫通孔を設け、その貫通孔に正
極側電力用トランジスタのコレクタ端子接続ボルトを挿
通させ、正極側電力用トランジスタのエミッタ端子接続
ボルト及び負極側電力用トランジスタのコレクタ端子接
続ボルトが正極側直流導体板及び交流導体板に接続され
ないように、正極側直流導体板及び交流導体板に貫通孔
を設け、その貫通孔に正極側電力用トランジスタのエミ
ッタ端子接続ボルト及び負極側電力用トランジスタのコ
レクタ端子接続ボルトを挿通させ、負極側電力用トラン
ジスタのエミッタ端子接続ボルトが正極側直流導体板及
び負極側直流導体板に接続されないように、正極側直流
導体板及び負極側直流導体板に貫通孔を設け、その貫通
孔に負極側電力用トランジスタのエミッタ端子接続ボル
トを挿通させている。
【0006】このような構成の配線基板によれば、複数
個の電力用トランジスタを接続する正極側直流導体板、
負極側直流導体板、交流導体板を近接させることができ
るので、配線のインダクタンスを低減させることができ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記特開平8−192
45号に開示の配線基板は、複数個の同一回路素子を並
列接続する場合、配線に導体板を用いているので、配線
のインダクタンスの低減化を図ることができるものの、
複数個の同一回路素子の電流分担の均一化または複数個
の同一回路素子の機能の均一化のために、何等の手段も
講じていないことから、複数個の同一回路素子がスイッ
チング素子である場合、複数個の同一スイッチング素子
を通る電流経路のインダクタンスのバラツキにより、一
部のスイッチング素子に電流が集中し、大電流の通流に
よる熱的破懐や遮断時に加わる大電圧の印加による絶縁
破壊を起こしたりし、また、複数個の同一回路素子がコ
ンデンサである場合、複数個の同一容量の充放電電流の
バラツキにより、一部のコンデンサが発熱したり、短寿
命になる等の問題がある。
【0008】本発明は、このような問題点を解決するも
ので、その目的は、極めて簡単な構成の採用によって、
複数個の同一回路素子を並列接続した場合の各回路素子
の特性のバラツキを低減させることを可能にした配線基
板を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の配線基板は、複数個の同一回路素子の1つ
の端子に導電接続される第1板状配線導体と、複数個の
同一回路素子の他の1つの端子に導電接続される少なく
とも1つの第2板状配線導体と、第1板状配線導体と少
なくとも1つの第2板状配線導体との間にそれぞれ介在
される少なくとも1つの板状絶縁体とからなり、これら
の板状配線導体の少なくとも1つに、複数個の同一回路
素子の少なくとも1つの回路素子に直列接続される少な
くとも1つのインダクタンス調整用の穴を設けた手段を
具備する。
【0010】前記手段によれば、第1板状配線導体及び
/または少なくとも1つの第2板状配線導体における複
数個の同一回路素子に導電接続される接続部と共通端子
部とを結ぶそれぞれの電流経路の中の少なくとも1つの
電流経路上に選択的にインダクタンス調整用の穴を設
け、このインダクタンス調整用の穴の大きさを、各電流
経路を流れる電流値が均一になるようなものにしている
ので、複数個の同一回路素子を流れる電流値またはその
機能を、極めて簡単な構成によって均一化することがで
きる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態において、配
線基板は、複数個の同一回路素子を電気的に並列接続
し、複数の共通端子部に接続するものであって、一端縁
側に複数個の同一回路素子の複数の端子の1つを導電接
続し、他端縁側に複数の共通端子部の1つを設けた複数
の板状配線導体と、複数の板状配線導体の間にそれぞれ
介在され、複数の板状配線導体とともに積層状態に配置
される少なくとも1つの板状絶縁体とを備え、複数の板
状配線導体の少なくとも1つに、複数個の同一回路素子
の少なくとも1つの回路素子に直列接続される少なくと
も1つのインダクタンス調整用の穴を設けたものであ
る。
【0012】本発明の1つの実施の形態において、配線
基板は、複数個の同一回路素子側に配置される板状絶縁
体が複数個の同一回路素子側にある第1板状配線導体と
離間状態に配置され、複数個の同一回路素子側と反対側
にある第2板状配線導体に接合配置されているものであ
る。
【0013】本発明の1つの実施の形態の変形例におい
て、配線基板は、第1板状配線導体が一端縁側と他端縁
側との中間に断面略コ字状の屈曲部分を有し、屈曲部分
が板状絶縁体を介して第2板状配線導体に接合配置され
ているものである。
【0014】本発明の各実施の形態において、配線基板
は、インダクタンス調整用の穴が板状配線導体の一端縁
側と他端縁側とを結ぶ方向に長い形状のものである。
【0015】本発明の各実施の形態の1つにおいて、配
線基板は、複数個の同一回路素子が2つの端子を有する
複数個のスイッチング素子であり、複数の板状配線導体
が2つの板状配線導体であり、少なくとも少なくとも1
つの板状絶縁体が1つの板状絶縁体であるものである。
【0016】本発明の各実施の形態の1つの具体例にお
いて、配線基板は、複数個のスイッチング素子が直流電
圧をスイッチングして交流電圧に変換する電力変換装置
に用いられる直流電圧スイッチング用スイッチング素子
からなるものである。
【0017】本発明の各実施の形態の他の1つにおい
て、配線基板は、複数個の同一回路素子が2つの端子を
有する複数個のコンデンサであり、複数の板状配線導体
が2つの板状配線導体であり、少なくとも少なくとも1
つの板状絶縁体が1つの板状絶縁体であるものである。
【0018】本発明の各実施の形態の他の1つの具体例
において、配線基板は、複数個のコンデンサが直流電圧
をスイッチングして交流電圧に変換する電力変換装置に
用いられる直流回路の平滑用コンデンサからなるもので
ある。
【0019】これらの本発明の実施の形態によれば、複
数個の同一回路素子の1つの端子を共通端子部に接続す
る第1板状配線導体と、複数個の同一回路素子の他の1
つの端子を第2共通端子部に接続する少なくとも1つの
第2板状配線導体とを設け、第1板状配線導体と少なく
とも1つの第2板状配線導体との間にそれぞれ少なくと
も1つの板状絶縁体を介して複数個の同一回路素子上に
積層配置し、第1板状配線導体及び/または少なくとも
1つの第2板状配線導体において、複数個の同一回路素
子の1つ及び/または他の1つの端子にそれぞれ対応す
る共通端子部とを結ぶそれぞれの電流経路の中の少なく
とも1つの電流経路部分に選択的に少なくとも1つのイ
ンダクタンス調整用の穴を設け、このインダクタンス調
整用の穴の大きさを、それぞれの電流経路を流れる各電
流値が均一になるように選択しているので、配線に板状
配線導体を用いたことによって配線の抵抗やインダクタ
ンスを低減できることに加え、複数個の同一回路素子を
流れる電流値やその機能を極めて簡単な構成手段の採用
によって均一化することができる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0021】図1(a)、(b)は、本発明による配線
基板の第1実施例の構成を示す構成図であって、(a)
は第1実施例の全体構成を示す分解斜視図、(b)は第
1実施例における1つの回路素子部分の断面図であり、
回路素子がスイッチング素子である例を示すものであ
る。
【0022】図1(a)、(b)において、1、2、3
はスイッチング素子、1Aはスイッチング素子1の正極
端子、1Kはスイッチング素子1の負極端子、2Aはス
イッチング素子2の正極端子、2Kはスイッチング素子
2の負極端子、3Aはスイッチング素子3の正極端子、
3Kはスイッチング素子3の負極端子、4は第1板状配
線導体(正極側配線導体)、5は第2板状配線導体(負
極側配線導体)、6は板状絶縁体、7、8はインダクタ
ンス調整用の穴、9(1)、9(2)、9(3)は第1
板状配線導体4に設けた接続点、10(1)、10
(2)、10(3)は第2板状配線導体5に設けた接続
点、11は第1板状配線導体4に設けた第1共通端子
部、12は第2板状配線導体5に設けた第2共通端子
部、13(1)、13(2)、13(3)は第1板状配
線導体4に設けた貫通孔、14(1)、14(2)、1
4(3)は板状絶縁体6に設けた貫通孔、15(1)、
16(1)は接続ボルト、17(1)はスペーサであ
る。ここで、スイッチング素子1、2、3は極性を有す
るものでなくてもよいが、それぞれの端子が接続される
導体板毎に区別するために、一方を正極側端子、他方を
負極側端子と呼ぶものとする。
【0023】第2板状配線導体5は、一端縁がスイッチ
ング素子1、2、3の各負極端子1K、2K、3Kの上
部になるように配置され、接続点10(1)、10
(2)、10(3)において各負極端子1K、2K、3
Kに導電接続される。板状絶縁体6は、第2板状配線導
体5上に重ね合わされるように配置される。第1板状配
線導体4は、一端縁がスイッチング素子1、2、3の各
正極端子1A、2A、3Aの上部になるように、かつ、
板状絶縁体6上に重ね合わされるように配置され、接続
点9(1)、9(2)、9(3)において各正極端子1
A、2A、3Aに導電接続される。第2板状配線導体5
と各負極端子1K、2K、3Kとの導電接続は、接続点
10(1)、10(2)、10(3)に設けた孔を通し
て各負極端子1K、2K、3Kにまで達する接続ボルト
16(1)によって行なわれる。この場合、接続ボルト
16(1)と第1板状配線導体4及び板状絶縁体6との
接触を避けるため、接続ボルト16(1)は、第1板状
配線導体4に設けられた貫通孔13(1)、13
(2)、13(3)及び板状絶縁体6に設けられた貫通
孔14(1)、14(2)、14(3)内に位置し、第
1板状配線導体4及び板状絶縁体6と離間した状態にあ
る。するようにして置かれる。第1板状配線導体4と接
続点9(1)、9(2)、9(3)との導電接続は、接
続点9(1)、9(2)、9(3)に設けた孔を通して
各正極端子1A、2A、3Aにまで達する接続ボルト1
5(1)によって行なわれる。この場合、第1板状配線
導体4は、各負極端子1K、2K、3Kと所定の間隔を
保持するため、第2板状配線導体4と各負極端子1K、
2K、3Kとの間に接続ボルト15(1)が挿通する円
筒状スペーサ17(1)を配置している。第1板状配線
導体4は、2つの細長いインダクタンス調整用の穴7、
8が設けられる。一方のインダクタンス調整用の穴7
は、長手方向が接続点9(1)と第1共通端子部11と
を結ぶ電流経路上にあるような向きに設けられ、他方の
インダクタンス調整用の穴8は、長手方向が接続点9
(3)と第1共通端子部11とを結ぶ電流経路上にある
ような向きに設けられる。
【0024】前記構成による第1実施例の配線基板は、
次のように動作する。
【0025】スイッチング素子1、2、3の動作時に、
第1板状配線導体4においては、第1共通端子部11に
供給された電流は、第1共通端子部11から接続点9
(1)を経てスイッチング素子1の正極端子1Aに、第
1共通端子部11から接続点9(2)を経てスイッチン
グ素子2の正極端子2Aに、第1共通端子部11から接
続点9(3)を経てスイッチング素子3の正極端子3A
にそれぞれ分配され、分配された電流はそれぞれスイッ
チング素子1、2、3を流れる。また、第2板状配線導
体5においては、スイッチング素子1の負極端子1Kか
ら導出された電流が接続点10(1)を経て第2共通端
子部12に、スイッチング素子2の負極端子2Kから導
出された電流が接続点10(2)を経て第2共通端子部
12に、スイッチング素子3の負極端子3Kから導出さ
れた電流が接続点10(3)を経て第2共通端子部12
にそれぞれ流れ、それらの電流は総合されて第2共通端
子部12から出力される。
【0026】このとき、第1板状配線導体4において
は、第1共通端子部11から接続点9(1)に向かう電
流経路上に一方のインダクタンス調整用の穴7が設けら
れ、また、第1共通端子部11から接続点9(3)に向
かう電流経路上に他方のインダクタンス調整用の穴8が
設けられているので、これらの電流経路のインダクタン
スは、インダクタンス調整用の穴7、8を設けてない第
1共通端子部11から接続点9(2)に向かう電流経路
のインダクタンスよりも大きくなる。そして、インダク
タンス調整用の穴7、8を設けた電流経路のインダクタ
ンスは、インダクタンス調整用の穴7、8の大きさによ
って変化することから、使用する複数個のスイッチング
素子1、2、3を通る電流経路のインダクタンスの違い
をインダクタンス調整用の穴7、8の大きさの調整によ
って均一化し、電流値のバラツキを補償することが可能
になる。
【0027】即ち、複数個のスイッチング素子1、2、
3を通る電流経路のインダクタンスが一致しておれば、
第1板状配線導体4や第2板状配線導体5に何等インダ
クタンス調整用の穴7、8を設ける必要はないが、複数
個のスイッチング素子1、2、3の中の1つのスイッチ
ング素子、例えばスイッチング素子1を通る電流経路の
インダクタンスが他のスイッチング素子2、3を通る電
流経路のインダクタンスと若干異なっているものであっ
たならば、第1板状配線導体4の第1共通端子部11か
ら接続点9(1)に向かう電流経路上に1つのインダク
タンス調整用の穴を設けるか、または、第1共通端子部
11から接続点9(2)に向かう電流経路上及び第1共
通端子部11から接続点9(3)に向かう電流経路上に
それぞれ1つづつのインダクタンス調整用の穴を設けれ
ばよく、第1板状配線導体4に設けた1つのインダクタ
ンス調整用の穴、または、第1板状配線導体4に設けた
1つづつのインダクタンス調整用の穴だけでは十分な電
流値のバラツキの補償ができないとき、第2板状配線導
体5にも第1板状配線導体4に設けたのと同様の1つま
たは1つづつのインダクタンス調整用の穴を設ければよ
い。
【0028】また、複数個のスイッチング素子1、2、
3の中の各スイッチング素子1、2、3を通る電流経路
のインダクタンスが異なっている場合、第1板状配線導
体4及び/または第2板状配線導体5にそれぞれ1つづ
つのインダクタンス調整用の穴7、8を設けるようにす
れば、複数個のスイッチング素子1、2、3における電
流値のバラツキを十分に補償することができる。
【0029】このように、第1実施例による配線基板に
よれば、第1板状配線導体4及び/または第2板状配線
導体5にインダクタンス調整用の穴を設けることによ
り、例えば、インダクタンス調整用の穴を設ける以前に
複数個のスイッチング素子1、2、3の電流値に10%
程度のバラツキがあったものを、3%程度のバラツキに
低減させることができる。
【0030】次に、図2(a)、(b)は、本発明によ
る配線基板の第2実施例の構成を示す構成図であって、
(a)は第2実施例の全体構成を示す分解斜視図、
(b)は第2実施例における1つの回路素子部分の断面
図であり、回路素子がスイッチング素子である例を示す
ものである。
【0031】図2(a)、(b)において、図1
(a)、(b)に示された構成要素と同じ構成要素につ
いては同じ符号を付けている。
【0032】第2実施例と第1実施例との構成の違い
は、第1実施例が、第2板状配線導体5と板状絶縁体6
とを接触させた状態で積層配置しているのに対し、第2
実施例が、第2板状配線導体5と板状絶縁体6とを離間
させた状態で積層配置している点、及び、第1実施例
が、第1板状配線導体4に貫通孔13(1)、13
(2)、13(3)を設け、板状絶縁体6に貫通孔14
(1)、14(2)、14(3)を設けているのに対
し、第2実施例が、第1板状配線導体4に貫通孔13
(1)、13(2)、13(3)を設けておらず、板状
絶縁体6に貫通孔14(1)、14(2)、14(3)
を設けていない点だけであって、その他、第2実施例と
第1実施例との間に構成上の違いはない。このため、第
2実施例の構成については、これ以上の説明を省略す
る。
【0033】また、第2実施例の動作及び得られる効果
は、既に述べた第1実施例の動作及び得られる効果と殆
んど同じであるので、第2実施例の動作及び得られる効
果についても説明を省略するが、第2実施例において
は、第1板状配線導体4に貫通孔13(1)、13
(2)、13(3)を設けておらず、板状絶縁体6に貫
通孔14(1)、14(2)、14(3)を設けていな
いことから、少ない製造工数で製造することが可能にな
るという利点があり、また、第1板状配線導体4に貫通
孔13(1)、13(2)、13(3)を設けていない
ことから、第1板状配線導体4に設けるインダクタンス
調整用の穴について、穴の位置や大きさを選択する自由
度が増すという利点がある。
【0034】次いで、図3(a)、(b)は、本発明に
よる配線基板の第3実施例の構成を示す構成図であっ
て、(a)は第3実施例の全体構成を示す分解斜視図、
(b)は第3実施例における1つの回路素子部分の断面
図であり、回路素子がスイッチング素子である例を示す
ものである。
【0035】図3(a)、(b)において、5(1)は
略コ字状の屈曲部分であり、その他、図2(a)、
(b)に示された構成要素と同じ構成要素については同
じ符号を付けている。
【0036】第3実施例と第2実施例との構成の違い
は、第2実施例が、第2板状配線導体5を全面平坦部の
もので構成し、第2板状配線導体5の全面を板状絶縁体
6と離間するように配置しているのに対し、第3実施例
が、第2板状配線導体5を中間部が断面略略コ字状に屈
曲された屈曲部分を有するもので構成し、第2板状配線
導体5の屈曲部分を板状絶縁体6に接触するように配置
している点だけであって、その他、第3実施例と第2実
施例との間に構成上の違いはない。このため、第3実施
例の構成については、これ以上の説明を省略する。
【0037】また、第3実施例の動作及び得られる効果
は、既に述べた第2実施例の動作及び得られる効果と殆
んど同じであるので、第3実施例の動作及び得られる効
果についても説明を省略するが、第3実施例において
は、第2板状配線導体5に中間部が断面略略コ字状に屈
曲された屈曲部分を設け、この屈曲部分を板状絶縁体6
に接触するように配置しているので、第2板状配線導体
5の電流経路は第2実施例の同電流経路よりも長くなる
が、板状配線導体4に近接している屈曲部分の相互イン
ダクタンスが第2実施例のものよりも大きくなり、第2
板状配線導体5の全体のインダクタンスを第2実施例の
ものよりも低減させることができる。
【0038】なお、第1乃至第3実施例においては、複
数個の同一回路素子が3個のスイッチング素子1乃至3
である例を挙げて説明したが、本発明による複数個の回
路素子は3個のスイッチング素子である場合に限られる
ものでなく、同一回路素子を複数個並列接続した状態で
使用する回路素子であれば、他の回路素子、例えばコン
デンサであってもよく、使用する個数も2個であっても
よく、または4個以上であってもよい。
【0039】また、第1乃至第3実施例においては、複
数個の同一回路素子が正極端子と負極端子からなる1組
の端子を有するスイッチング素子1乃至3である例を挙
げて説明したが、本発明による複数個の回路素子は1組
の端子を有する回路素子である場合に限られるものでな
く、2組以上の端子、即ち、正極端子及び負極端子をそ
れぞれ2つづつ以上有する回路素子であってもよい。そ
して、この場合は、板状配線導体と複数個の正極端子及
び負極端子との接続状態は、第1乃至第3実施例におけ
る板状配線導体と複数個の同一回路素子の正極端子及び
負極端子との接続状態に準じたものでよい。
【0040】さらに、第1乃至第3実施例においては、
第1板状配線導体4に細長い楕円形状の2つのインダク
タンス調整用の穴7、8を設けている例を挙げて説明し
たが、本発明によるインダクタンス調整用の穴は細長い
楕円形状のものに限られるものでなく、それぞれの電流
経路に設けるものであれば、他の形状のもの、例えば長
い長方形状のものであってもよく、設ける個数も1つで
あってもよく、3つ以上であってもよい。
【0041】この他に、第1乃至第3実施例において
は、第1板状配線導体4にインダクタンス調整用の穴
7、8を設けた例を挙げて説明したが、本発明によるイ
ンダクタンス調整用の穴は第1板状配線導体4に設ける
だけでなく、第2板状配線導体5に設けるようにしても
よく、第1板状配線導体4及び第2板状配線導体5の双
方に設けるようにしてもよい。
【0042】続いて、図4(a)乃至(c)は、本発明
による配線基板を用いた電力変換装置の構成図であっ
て、(a)は装置の回路図、(b)は装置の上面図、
(c)は装置の側面図であり、複数の同一回路素子がス
イッチング素子である例を示すものである。
【0043】図4(a)乃至(c)において、181
182 、183 、184 、185 、186 はスイッチン
グ素子、18A3 、18A6 はスイッチング素子1
3 、186 の正極端子、18K3 、18K6 はスイッ
チング素子183 、186 の負極端子、19は直流側第
1板状配線導体、20は直流側第2板状配線導体、21
は交流側共通板状配線導体、22は第1板状絶縁体、2
3は第2板状絶縁体、24は直流側第1共通端子部、2
5は直流側第2共通端子部、26は交流側共通端子部、
27、28はインダクタンス調整用の穴、294 、29
5 、296 は直流側第1板状配線導体19とスイッチン
グ素子184 、185 、186 の各負極端子との接続点
である。
【0044】直流側第1板状配線導体19は、一端縁が
スイッチング素子181 、182 、183 の正極端子の
上部になるように配置され、3つの接続点(図示なし)
において各正極端子に導電接続される。第2板状絶縁体
23は、直流側第1板状配線導体19上に重ね合わされ
るように配置される。交流側共通板状配線導体21は、
一端縁がスイッチング素子181 、182 、183 の負
極端子の上部になるように、かつ、第2板状絶縁体23
上に重ね合わされるように配置され、3つの接続点(図
示なし)において各負極端子に導電接続され、3つの接
続点(図示なし)においてスイッチング素子184 、1
5 、186 の正極端子に導電接続される。第1板状絶
縁体22は、交流側共通板状配線導体21上に重ね合わ
されるように配置される。直流側第2板状配線導体20
は、一端縁がスイッチング素子184 、185 、186
の負極端子の上部になるように、かつ、第1板状絶縁体
22上に重ね合わされるように配置され、3つの接続点
294 、295 、296 において各カソード電極に導電
接続される。直流側第2板状配線導体20は、2つの略
4角形状のインダクタンス調整用の穴27、28が設け
られる。一方のインダクタンス調整用の穴27は、接続
点294 と直流側第2共通端子部25とを結ぶ電流経路
上に設けられ、他方のインダクタンス調整用の穴28
は、接続点296 と直流側第2共通端子部25とを結ぶ
電流経路上に設けられる。
【0045】前記構成による配線基板においても、一方
のインダクタンス調整用の穴27及び他方のインダクタ
ンス調整用の穴28の配置箇所及びその大きさを適宜選
択することにより、接続点294 と直流側第2共通端子
部25とを結ぶ電流経路、接続点295 と直流側第2共
通端子部25とを結ぶ電流経路、接続点296 と直流側
第2共通端子部25とを結ぶ電流経路の各インダクタン
スや抵抗値が調整され、3個のスイッチング素子1
4 、185 、186 を流れる電流値を均一化すること
ができる。
【0046】なお、図4(a)乃至(c)に図示されて
いないが、直流側第1板状配線導体19に1つ以上のイ
ンダクタンス調整用の穴を設け、その配置箇所や大きさ
を適宜選択すれば、スイッチング素子181 、182
183 を流れる電流値を均一化することができ、直流側
第1板状配線導体19及び直流側第2板状配線導体20
にそれぞれ1つ以上のインダクタンス調整用の穴を設け
れば、スイッチング素子181 、182 、183 を流れ
る電流値及びスイッチング素子184 、185、186
を流れる電流値をそれぞれ均一化することができ、直流
側第1板状配線導体19及び直流側第2板状配線導体2
0に設けた1つ以上のインダクタンス調整用の穴だけで
は調整不十分のとき、交流側共通板状配線導体21にそ
れぞれ1つ以上のインダクタンス調整用の穴を設けても
よい。
【0047】続く、図5(a)、(b)は、本発明によ
る配線基板を用いた電力変換装置の他の構成図であっ
て、(a)は装置の上面図、(b)は装置の側面図であ
り、複数の同一回路素子がスイッチング素子である例を
示すものである。
【0048】図5(a)、(b)において、18A1
18A2 はスイッチング素子181、182 の正極端
子、18K4 、18K5 はスイッチング素子184 、1
5 の負極端子、20Eは直流側第2板状配線導体20
の折り返し延長部、30、31、32、33、34、3
5、36、37はインダクタンス調整用の穴であり、そ
の他、図4(a)乃至(c)に図示の構成要素と同じ構
成要素については同じ符号を付けている。各板状配線導
体とそれに接続されるスイッチング素子の端子との関係
は図4(a)乃至(c)と同様である。
【0049】図5(a)、(b)に図示の構成例(以
下、これを第2構成例という)と図4(a)乃至(c)
に図示の構成例(以下、これを第1構成例という)との
違いは、第1構成例が、3つのスイッチング素子1
1 、182 、183 と3つのスイッチング素子1
4 、185 、186 とをそれぞれ一列状態にして並置
しているのに対し、第2構成例が、6つのスイッチング
素子181 、182 、183 、184 、185 、186
を一列状態に配置している点、第1構成例が、直流側第
2板状配線導体20と3つのスイッチング素子184
185 、186 の各負極端子とを、交流側共通板状配線
導体21と第1及び第2板状絶縁体21、22を通して
接続しているのに対し、第2構成例が、直流側第2板状
配線導体20の一端縁に、第1板状絶縁体21と3つの
スイッチング素子184 、185 、186 との間まで折
り返し延長させた折り返し延長部20Eを設け、この折
り返し延長部20Eと3つのスイッチング素子184
185 、186 の各負極端子とを直接接続している点、
及び、第1構成例が、直流側第2板状配線導体20に2
つのインダクタンス調整用の穴27、28を設けている
のに対し、第2構成例が、直流側第2板状配線導体20
に8つのインダクタンス調整用の穴30乃至37設けて
いる点だけであって、その他、第2構成例と第1構成例
との間に構成上の違いはない。このため、第2構成例の
構成については、これ以上の説明を省略する。
【0050】また、第2構成例の動作及び得られる効果
は、既に述べた第1構成例の動作及び得られる効果と殆
んど同じであるので、第2構成例の動作及び得られる効
果についてのこれ以上の詳しい説明を省略するが、第2
構成例で得られる効果は、第1構成例で得られる効果に
加えて、6つのスイッチング素子181 、182 、18
3 、184 、185 、186 を配置換えしても、各スイ
ッチング素子181 、182 、183 、184 、1
5 、186 に流れる電流のバランスを維持することが
可能であるので、電力変換装置の処理容量の大きさや電
力変換装置の構造に任意性を持たせることができるとい
う利点がある。
【0051】次いで、図6(a)、(b)、(c)は、
本発明による配線基板を用いた電力変換装置のさらに別
の構成図であって、(a)は装置の直流回路部の回路
図、(b)は装置の上面図、(c)は装置の側面図であ
り、複数の同一回路素子がコンデンサである例を示すも
のである。
【0052】図6(a)乃至(c)において、381
382 、383 、384 、385 は5つのコンデンサ、
3811はコンデンサ381 の一方の端子、3812はコン
デンサ381 の他方の端子3821はコンデンサ382
一方の端子、3822はコンデンサ382 の他方の端子、
39、40、41はインダクタンス調整用の穴、4
1 、422 、423 、424 、425 は直流側第2板
状配線導体20と各コンデンサ381 、382 、3
3 、384 、385 の一方の端子との接続点であり、
その他、図4(a)乃至(c)に図示の構成要素と同じ
構成要素については同じ符号を付けている。
【0053】本構成例においては、5つのコンデンサ3
1 、382 、383 、384 、385 を2つと3つの
2列状態にして並置し、それらの上側に直流側第1板状
配線導体19を配置し、直流側第1板状配線導体19上
に第1板状絶縁体22を重ね合わせて配置し、第1板状
絶縁体22上に直流側第2板状配線導体20を重ね合わ
せて配置している。5つのコンデンサ381 、382
383 、384 、385 の一方の端子は、直接、各接続
点(図示なし)において直流側第1板状配線導体19に
接続され、5つのコンデンサ381 、382 、383
384 、385の他方の端子は、各接続点421 、42
2 、423 、424 、425 において直流側第2板状配
線導体20に接続される。第2板状配線導体20は、3
つのインダクタンス調整用の穴39、40、41が設け
られている。
【0054】本構成例においても、直流側第2板状配線
導体20に、3つのインダクタンス調整用の穴39、4
0、41を設けたことにより、5つのコンデンサ3
1 、382 、383 、384 、385 における充電時
の供給電流値及び5つのコンデンサ381 、382 、3
3 、384 、385 における放電時の放出電流値がそ
れぞれバランスするようになり、5つのコンデンサ38
1 、382 、383 、384 、385 を通る電流経路の
インダクタンスの違いにより一部のコンデンサへの供給
電流及び放出電流が集中し、そのコンデンサの発熱によ
って寿命が他のものより短縮するという事態の発生を防
ぐことができる。
【0055】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、複数個
の同一回路素子の1つの端子を共通端子部に接続する第
1板状配線導体と、複数個の同一回路素子の他の1つの
端子を第2共通端子部に接続する少なくとも1つの第2
板状配線導体とを設け、第1板状配線導体と少なくとも
1つの第2板状配線導体との間にそれぞれ少なくとも1
つの板状絶縁体を介して複数個の同一回路素子上に積層
配置し、第1板状配線導体及び/または少なくとも1つ
の第2板状配線導体において、複数個の同一回路素子の
1つ及び/または他の1つの端子にそれぞれ対応する共
通端子部とを結ぶそれぞれの電流経路の中の少なくとも
1つの電流経路部分に選択的に少なくとも1つのインダ
クタンス調整用の穴を設け、このインダクタンス調整用
の穴の大きさを、それぞれの電流経路を流れる各電流値
が均一になるように選択しているので、配線に板状配線
導体を用いたことによって配線の抵抗やインダクタンス
を低減できることに加え、複数個の同一回路素子を流れ
る電流値やその機能を極めて簡単な構成手段の採用によ
って均一化できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による配線基板の第1実施例の構成を示
す構成図である。
【図2】本発明による配線基板の第2実施例の構成を示
す構成図である。
【図3】本発明による配線基板の第3実施例の構成を示
す構成図である。
【図4】本発明による配線基板を用いた電力変換装置の
直流−交流変換部の構成図である。
【図5】本発明による配線基板を用いた電力変換装置の
直流−交流変換部の他の構成図である。
【図6】本発明による配線基板を用いた電力変換装置の
直流回路部の構成図である。
【符号の説明】
1、2、3、181 〜186 スイッチング素子(回路
素子) 1A スイッチング素子1の正極端子 1K スイッチング素子1の負極端子 2A スイッチング素子2の正極端子 2K スイッチング素子2の負極端子 3A スイッチング素子3の正極端子 3K スイッチング素子3の負極端子 4 第1板状配線導体 5 第2板状配線導体 6 板状絶縁体 7、8、27、28、30〜37 インダクタンス調整
用の穴 9(1)〜9(3)、10(1)〜10(3)、294
〜296 、39〜41、421 〜425 接続点 11 第1共通端子部 12 第2共通端子部 13(1)〜13(3)、14(1)〜14(3) 貫
通孔 15(1)、16(1) 接続ボルト 17(1) スペーサ 18A1 〜18A3 正極端子 18K4 〜18K6 負極端子 19 直流側第1板状配線導体 20 直流側第2板状配線導体 20E 折り返し延長部 21 交流側共通板状配線導体 22 第1板状絶縁体 23 第2板状絶縁体 24 直流側第1共通端子部 25 直流側第2共通端子部 26 交流側共通端子部 381 〜385 コンデンサ 3811、3812、3821、3822 端子

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個の同一回路素子を電気的に並列接
    続し、複数の共通端子部に接続するものであって、一端
    縁側に前記複数個の同一回路素子の複数の端子の1つを
    導電接続し、他端縁側に前記複数の共通端子部の1つを
    設けた複数の板状配線導体と、前記複数の板状配線導体
    の間にそれぞれ介在され、前記複数の板状配線導体とと
    もに積層状態に配置される少なくとも1つの板状絶縁体
    とを備える配線基板において、前記複数の板状配線導体
    の少なくとも1つに、前記複数個の同一回路素子の少な
    くとも1つの回路素子に直列接続される少なくとも1つ
    のインダクタンス調整用の穴を設けたことを特徴とする
    配線基板。
  2. 【請求項2】 前記複数個の同一回路素子側に配置され
    る板状絶縁体は、前記複数個の同一回路素子側にある第
    1板状配線導体と離間状態に配置され、前記複数個の同
    一回路素子側と反対側にある第2板状配線導体に接合配
    置されていることを特徴とする請求項1に記載の配線基
    板。
  3. 【請求項3】 前記第1板状配線導体は、前記一端縁側
    と前記他端縁側との中間に断面略コ字状の屈曲部分を有
    し、前記屈曲部分が前記板状絶縁体を介して前記第2板
    状配線導体に接合配置されていることを特徴とする請求
    項2に記載の配線基板。
  4. 【請求項4】 前記インダクタンス調整用の穴は、前記
    板状配線導体の前記一端縁側と前記他端縁側とを結ぶ方
    向に長い形状のものであることを特徴とする請求項1乃
    至3に記載の配線基板。
  5. 【請求項5】 前記複数個の同一回路素子は2つの端子
    を有する複数個のスイッチング素子であり、前記複数の
    板状配線導体は2つの板状配線導体であり、前記少なく
    とも少なくとも1つの板状絶縁体は1つの板状絶縁体で
    あることを特徴とする請求項1乃至4に記載の配線基
    板。
  6. 【請求項6】 前記複数個のスイッチング素子は、直流
    電圧をスイッチングして交流電圧に変換する電力変換装
    置に用いられる直流電圧スイッチング用スイッチング素
    子であることを特徴とする請求項5に記載の配線基板。
  7. 【請求項7】 前記複数個の同一回路素子は2つの端子
    を有する複数個のコンデンサであり、前記複数の板状配
    線導体は2つの板状配線導体であり、前記少なくとも少
    なくとも1つの板状絶縁体は1つの板状絶縁体であるこ
    とを特徴とする請求項1乃至4に記載の配線基板。
  8. 【請求項8】 前記複数個のコンデンサは、直流電圧を
    スイッチングして交流電圧に変換する電力変換装置に用
    いられる直流回路の平滑用コンデンサであることを特徴
    とする請求項7に記載の配線基板。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010062530A (ja) * 2008-08-07 2010-03-18 Canon Inc プリント配線板およびプリント回路板

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JP2010062530A (ja) * 2008-08-07 2010-03-18 Canon Inc プリント配線板およびプリント回路板

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