JPH11224212A - 遠隔保守システム - Google Patents

遠隔保守システム

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JPH11224212A
JPH11224212A JP10025918A JP2591898A JPH11224212A JP H11224212 A JPH11224212 A JP H11224212A JP 10025918 A JP10025918 A JP 10025918A JP 2591898 A JP2591898 A JP 2591898A JP H11224212 A JPH11224212 A JP H11224212A
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JP
Japan
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maintenance
computer
program
information
maintained
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JP10025918A
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Inventor
Isao Imai
功 今井
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遠隔地に存在する複数の計算機において、ネ
ットワーク負荷を押えた保守機能を実現するとともにア
クセス窓口を1カ所に制限することで不要なオペレーシ
ョンや外部からの侵入者を防止する。 【解決手段】 被保守計算機に装着された保守カードを
通じて、保守マネージャ計算機から保守実行プログラム
を転送し、被保守計算機間を前記保守実行プログラムが
渡り歩き、各被保守計算機上で実行する。このようにし
て収集した各被保守計算機の保守データを保守マネージ
ャ計算機において解析することを可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数の計算機が
ネットワークに接続されドメインを構成している分散処
理システムにおいて、プログラム転送機能によってドメ
インの構成情報や稼働状況等の保守情報を保守端末上か
ら効率的に収集解析する遠隔保守システムに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】本発明に関する従来方式としては、例え
ば「ネットワークの稼働状況管理方法」(特開平3−2
5560号)に示されるものが提案されている。
【0003】図27は、従来技術のネットワーク管理シ
ステムの構成を示した図である。図において、ネットワ
ーク管理サーバ(2701)は、通信回線(2700)
を通じて複数のコンピュータ(2702)と接続されて
いる。また、通信回線(2700)は、通信インタフェ
ース(2703)を介して通信回線(2704)と接続
されており、この通信回線(2704)にも複数のコン
ピュータ(2702)が接続されている。このようにし
て、ネットワーク管理サーバ(2701)は、通信回線
(2700、2704)を通じて接続されたコンピュー
タ(2702)を管理下に有している。
【0004】この方式によると、ネットワーク管理サー
バ(2701)は、管理下にある複数のコンピュータ
(2702)に対して、定期的にブロードキャストモー
ドで、現在の各コンピュータの稼働状況及びエラー情報
を問い合わせ、各コンピュータから送信された稼働状況
並びにエラー情報からネットワークの稼働情報を編集し
保持する。また、前記稼働状況の問い合わせ時に前回の
稼働情報を同時に配送することにより、コンピュータ
(2702)側からも稼働状況を把握する事が出来る。
上記システムにおいて、ネットワーク管理サーバ(27
01)に故障が発生した場合は、コンピュータ(270
2)の1台を代行させる。また、ネットワークが大規模
になった場合は、数10台の単位でドメインを構成し、
この単位でネットワーク管理サーバを設ける事によって
稼働情報を得ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のネットワーク管
理システムは、上記のようにして構成されていたので、
N台のコンピュータが接続されている場合、N×2回の
通信が定周期毎に発生し、ネットワーク上に定常的な負
荷が発生するといった問題点があった。特に、ネットワ
ークが大規模化するにつれて、ネットワーク管理サーバ
(2701)並びにコンピュータ(2702)間での通
信が頻繁に発生し、性能劣化の要因となるおそれがあっ
た。
【0006】また、ネットワーク管理サーバ(270
1)からはコンピュータに対して、定期的に同じ情報を
問い合わせ、かつ前回の稼働情報を配送するため、必ず
しも必要でない情報についても互いに送受信しなくては
ならないという問題点があった。
【0007】またこの方式では、ネットワーク管理サー
バに故障が発生した場合、コンピュータの一台に代行さ
せるには、ネットワーク管理サーバの機能を改めてコン
ピュータ上に実装しなければならないという問題点があ
った。
【0008】更に、ネットワークシステムが複数のドメ
インから構成されている場合、ネットワーク管理サーバ
間で稼働情報を共有するため、管理方法が複雑になると
いった問題点があった。
【0009】本発明は、上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、各コンピュータが保守実行プロ
グラムの転送機能を有し、保守実行プログラムが各コン
ピュータを渡り歩くことによってネットワーク負荷を押
さえつつ、稼働状況や構成情報等の保守情報を取得し、
さらに、不要なオペレーションや悪質な侵入者からのア
クセスを防止することを可能とした遠隔保守システムを
提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係わる遠隔
保守システムは、 ネットワークに接続された被保守計
算機と、該被保守計算機を保守する保守マネージャ計算
機から構成された遠隔保守システムにおいて、上記保守
マネージャ計算機は被保守計算機へアクセスするための
保守アクセス要求手段を備え、上記被保守計算機は保守
情報を管理する保守情報管理手段を有する保守カードの
装着を可能とし、上記保守マネージャ計算機は少なくと
も1台の被保守計算機に装着された上記保守カードの保
守管理情報に基づいて被保守計算機の保守動作を実行す
るようにしたものである。
【0011】第2の発明は第1の発明に係わる遠隔保守
システムにおいて、上記保守カードは保守有効期間情報
を記憶する有効期間記憶手段を備え、上記保守マネージ
ャ計算機は被保守計算機の保守有効期間を判定する有効
期間判定手段を備えたものである。
【0012】第3の発明は第1の発明に係わる遠隔保守
システムにおいて、上記保守カードは上記保守マネージ
ャ計算機の位置情報を記憶する構成情報管理記憶手段
と、保守マネージャ計算機に対し保守カードの位置情報
を通知する保守カード位置情報通知手段を備え、上記保
守マネージャ計算機は、該保守カードから通知された保
守カード位置情報に基づいて被保守計算機を認識するよ
うにしたものである。
【0013】第4の発明は第1の発明に係わる遠隔保守
システムにおいて、上記保守マネージャ計算機は上記保
守カードが装着された少なくとも1台の被保守計算機に
対して保守実行プログラムを転送するプログラム転送手
段と、被保守計算機から収集した保守データを解析する
データ解析手段を備え、上記保守カードは保守マネージ
ャ計算機から受信した上記保守実行プログラムをネット
ワークに接続された各被保守計算機に転送する順序を決
定するプログラム転送順序情報生成手段を備え、上記保
守実行プログラムおよびプログラム転送順序情報を該プ
ログラム転送順序情報に従って被保守計算機に順次転送
し、各被保守計算機上で収集された保守情報を保守マネ
ージャ計算機が有するデータ解析手段において解析する
ようにしたものである。
【0014】第5の発明は第1の発明に係わる遠隔保守
システムにおいて、上記被保守計算機は保守実行プログ
ラムの実行後に該保守実行プログラムの次の転送先を問
い合わせる転送先設定手段を備え、被保守計算機の中の
1台はさらに上記保守マネージャ計算機から送信された
保守実行プログラムの転送順序を管理する転送先管理手
段を備えることにより、上記転送先設定手段からの問い
合わせに対して次の被保守計算機を決定するようにした
ものである。
【0015】第6の発明は第4または第5の発明に係わ
る遠隔保守システムにおいて、上記保守カード及び上記
各被保守計算機は上記保守実行プログラムから問い合わ
せに対応した処理を実行する保守応答プログラムと、該
保守応答プログラムにアクセスレベルを設定するアクセ
ス制御設定手段を備え、上記保守マネージャ計算機から
転送された保守実行プログラムの保守応答プログラムに
対するアクセス制御を行うようにしたものである。
【0016】第7の発明は第4または第5の発明に係わ
る遠隔保守システムにおいて、上記保守マネージャ計算
機において、上記保守実行プログラムの被保守計算機上
での実行途中結果を報告すべきか否かを示す途中経過要
求情報を設定し、上記各被保守計算機は被保守計算機間
を移動中の保守実行プログラムの途中経過情報を比較
し、途中結果を保守マネージャ計算機に送信するか否か
を判定する実行経過報告手段を備えたものである。
【0017】第8の発明は第4または第5の発明に係わ
る遠隔保守システムにおいて、上記保守マネージャ計算
機は保守実行プログラムの転送状況を確認する実行位置
確認手段を備え、上記各被保守計算機は保守実行プログ
ラムを実行した後、上記実行位置確認手段からの指示に
基づいて実行結果を通知する実行位置通知手段を備えた
ものである。
【0018】第9の発明は第4または第5の発明に係わ
る遠隔保守システムにおいて、上記保守マネージャ計算
機は転送時間管理部を備え、保守実行プログラムを転送
した際にタイマを起動し、一定時間を経過しても保守実
行プログラムの実行により得られる収集情報が戻ってこ
ない場合には、該保守実行プログラムの廃棄指令を通知
するようにしたものである。
【0019】第10の発明は第4または第5の発明に係
わる遠隔保守システムにおいて、上記各被保守計算機は
稼動状況監視手段を備え、上記プログラム転送順序情報
に基づいて保守実行プログラムを転送する被保守計算機
が選定された後、該被保守計算機の稼働状況を問い合わ
せるためにタイマを起動し、一定時間経過後も転送先の
被保守計算機から応答が無い場合には、再度転送先被保
守計算機の選出を行うようにしたものである。
【0020】第11の発明は第4または第5の発明に係
わる遠隔保守システムにおいて、上記保守カードは予め
決められた保守情報を収集するデフォルト保守実行プロ
グラムを保管し、該保守カードの起動時にデフォルト保
守実行プログラムを実行し、該実行結果を保守マネージ
ャ計算機に通知するようにしたものである。
【0021】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、本発明の第
1の実施形態について、図1乃至図4に基づいて説明す
る。図1は、以下に説明する遠隔保守システムの各実施
形態を統合した全体構成を示す図である。図2は、本実
施形態におけるシステムの主要構成を示したものであ
り、図1の構成を有するものであるが、本実施形態の特
徴を理解しやすくするために、直接関係ない要素につい
ては省略し、簡略化したものである。図3は、保守アク
セス要求応答部が保持するユーザ情報管理テーブルであ
る。また、図4は本実施形態における遠隔保守システム
の処理動作を示した流れ図である。
【0022】図2において、100は計算機1、計算機
2などの被保守計算機によって構成されるドメイン、1
01はドメイン内に存在する被保守計算機を管理する保
守マネージャ計算機、102a,bは保守マネージャ計
算機によって管理される被保守計算機、103は保守マ
ネージャ計算機からドメインを構成する被保守計算機を
管理するために計算機1に装着された保守カードであ
る。105は、管理者からの要求を受け付ける管理者入
出力要求部、106は保守マネージャ計算機から被保守
計算機に装着された保守カードに対してアクセスするた
めに認証処理を要求する保守アクセス要求部、107は
保守マネージャ計算機と計算機1、計算機2、及び保守
カード103間で保守情報を入出力する情報通信処理部
である。また、112は保守カードと保守マネージャ計
算機101間で転送される被保守計算機の保守情報を入
出力する情報通信処理部、113は保守マネージャ計算
機101からの保守アクセス要求に対して応答する保守
アクセス要求応答部、11は保守マネージャ計算機から
の保守アクセス要求に対してユーザ認証処理を行うユー
ザ認証処理部、104は伝送路である。保守カード10
3は、演算処理機能と情報通信処理部112を持ち、被
保守計算機1とは内部バスによって接続される。保守カ
ード103は、装着された被保守計算機との情報の入出
力は内部バスを利用して行い、他の被保守計算機とは伝
送路を通じて情報を入出力する。図3において、300
はユーザ管理情報を示した例であり、301はユーザ
名、302はユーザに対応したパスワード、303はユ
ーザ毎に設定されたアクセスレベルである。
【0023】次に、本実施形態における保守マネージャ
計算機並びに保守カード内の内部動作について、図4を
用いて説明する。この図は、保守マネージャ計算機10
1から、被保守計算機に装着された保守カード103に
対してアクセスする場合の認証処理手順を示したもので
ある。まず、保守マネージャ計算機101では、管理者
が管理者入出力要求部105へ、保守カードへのアクセ
ス許可を要求するために、ユーザ名並びにパスワードか
らなる保守アクセス要求情報を入力する(ステップS1
1)。このユーザ情報は、保守アクセス要求部106に
渡され、ここからドメイン内の計算機1に装着された保
守カード103に対してアクセス要求が送信される。
【0024】保守アクセス要求情報は、情報通信処理部
107から伝送路104に送出され、保守カード103
では、情報通信処理部112が伝送路104から受信し
た保守アクセス要求情報を、保守アクセス要求応答部1
13に渡す。(ステップS12)
【0025】認証処理部11は、保守マネージャ計算機
101からの保守アクセス要求に対する諾否を判断する
ための手段として、図3に示すようなユーザ情報管理テ
ーブル300を保持している。情報通信処理部112を
通じて保守アクセス要求情報を受信した認証処理部11
(ステップS21)は、前記ユーザ情報管理テーブル3
00を参照して、受信した保守アクセス要求情報のユー
ザ名と一致するユーザ名を検索し、ユーザ名が存在する
場合はパスワードの照合を行い(ステップS22)、情
報通信処理部112を通じて保守マネージャ計算機10
1に照合結果を回答する。そして、前記照合結果が正し
かった場合には、ユーザのアクセスレベル303を通知
する(ステップS23)。
【0026】保守アクセス要求部106は、情報通信処
理部107を通じて認証処理結果を保守カード103か
ら受信し(ステップS13)、パスワード照合結果を確
認する。前記照合結果が否である場合は、入出力要求部
105を通じて再度保守アクセス要求情報の入力を要求
し、前記判定結果が正しかった場合は保守マネージャ計
算機101から保守カードに対するアクセスが許可され
る(ステップS14)。
【0027】図2に示す構成は、単純化された構成の一
例であって、ドメイン内、即ち保守マネージャ計算機に
管理される被保守計算機は複数あっても良い。また、ネ
ットワーク上に多くのドメインが存在しても良い。ま
た、ネットワークの形態もバス型に限られない。また上
記動作の流れは、一例であって、例えば前記保守カード
103は、計算機2に装着しておいても良い。
【0028】以上の様に、この実施形態1によれば、ド
メイン内の被保守計算機が共通して装着可能な保守カー
ドを用意することによって、ドメインへの外部からのア
クセスを制限することができ、外部からの悪質な侵入者
からのアクセスを防止することが可能となる。また、保
守マネージャ計算機101は、保守カード103から受
信したアクセスレベルに応じた保守を実行することが可
能となる。
【0029】実施の形態2.本発明の第2の実施形態に
ついて、図5乃至図6に基づいて説明する。図5は、本
実施形態におけるシステムの主要構成を示したものであ
り、図1の構成を有するものであるが、本実施形態の特
徴を理解しやすくするために、直接関係ない要素につい
ては省略し、簡略化したものである。また、図5中の構
成要素のうち前記実施形態においてすでに説明したもの
については、同一符号を付して説明は適宜省略する。図
6は、本実施形態における遠隔保守システムの処理動作
を示した流れ図である。
【0030】本実施形態について、有効期間判定部10
9並びに保守アクセス要求応答部113の機能を中心に
説明する。図5において、109は被保守計算機102
へのアクセス有効期間を判定する有効期間判定部、21
は保守カードの有効期間情報を記憶する有効期間情報管
理部である。
【0031】次に、本実施形態における保守マネージャ
計算機101並びに保守カード103内の内部動作を、
図6を用いて説明する。この図は、保守マネージャ計算
機101から、ドメイン100に対してアクセスする場
合の有効期間の判定処理を示したものである。
【0032】保守マネージャ計算101では、管理者が
管理者入出力要求部105に、保守カード103の有効
期間情報の取得要求を入力する。該取得要求は、有効期
間判定部109に渡され、ここからドメイン100の計
算機1に装着された保守カード103に対して送信され
る(ステップS01)。前記取得要求は、情報通信処理
部107から伝送路104に送出される。保守カード1
03では、情報通信処理部112が伝送路104から受
信した前記取得要求を、アクセス要求応答部113に渡
す。アクセス要求応答部113の有効期間情報管理部2
1には、例えば“1998年8月31日AM0:00ま
で”といった有効期間情報が設定されており、保守マネ
ージャ計算機に対して該有効期間情報を送信する。前記
有効期間情報を受信した保守マネージャ計算機101の
有効期間判定部109では、現在時刻を取得し前記有効
期間情報と照合し保守有効期間内であるか否かを判定す
る(ステップS02)。判定の結果、アクセス有効期間
の範囲外である場合は、保守カード103のアクセス要
求応答部113に対して保守マネージャ計算機からの保
守が無効であることを回答する(ステップS03)。
【0033】有効期間判定部109において、保守カー
ドへの保守アクセスが無効であると判定された場合、管
理者入出力要求部109を通じて管理者に対し保守カー
ドの有効期間の再設定依頼を通知する。
【0034】上記動作の流れは、一例であって、保守カ
ードのアクセス有効期間の設定方法としては、保守アク
セス実行回数による設定も考えられる。この場合は、ア
クセス有効期間情報として有効期間情報管理部21には
最大アクセス回数を設定しておく。保守マネージャ計算
機では、保守カードに対する保守アクセス要求の累積回
数を管理し、該累積回数が最大アクセス回数を超えた場
合、保守カードへの保守アクセス要求を無効とする。
【0035】以上の様に、この実施形態2によれば、保
守マネージャ計算機101が、保守カードに記憶された
アクセス有効期間情報を参照することによって、被保守
計算機への保守アクセスの諾否を判定することが可能と
なる。
【0036】実施の形態3.本発明の第3の実施形態に
ついて、図7、図8に基づいて説明する。図7は、本実
施形態におけるシステムの主要構成を示したものであ
り、図1の構成を有するものであるが、本実施形態の特
徴を理解しやすくするために、直接関係ない要素につい
ては省略し、簡略化したものである。また、図7中の構
成要素のうち前記実施形態においてすでに説明したもの
については、同一符号を付して説明は適宜省略する。図
8は、本実施形態における遠隔保守システムの処理動作
を示した流れ図である。
【0037】本実施形態について、転送先情報設定部1
08並びに初期起動処理部140の機能を中心に説明す
る。図7において、108は保守カードの位置情報を受
信する転送先情報設定部、140は計算機1の起動後に
保守カードの初期設定を行う初期起動処理部、31は保
守マネージャ計算機101に対し自己の位置情報を通知
する位置情報通知部、126は保守マネージャ計算機の
位置情報を保管する構成情報管理倉庫である。
【0038】次に、本実施形態における保守マネージャ
計算機101並びに保守カード103内の内部動作につ
いて、図8を用いて説明する。この図は、保守カード1
03から保守マネージャ計算機に対して、保守実行プロ
グラムの転送先を通知するための処理を示したものであ
る。被保守計算機102aに装着された保守カード10
3は、保守マネージャ計算機101と通信するため、予
め保守マネージャ計算機のホスト名、IPアドレス、ポー
ト番号等の位置情報を記憶している。被保守計算機10
2aの電源がONされると、保守カード103の位置情
報通知部31は、構成情報管理倉庫126から保守マネ
ージャ計算機の位置情報を取得する(ステップS2
1)。ステップS21で確認した保守マネージャ計算機
に対して、自己の位置情報、すなわちホスト名、IPアド
レス、ポート番号といった情報を、情報通信処理部11
3を通じて送信する(ステップS22)。
【0039】転送先情報設定部108は、情報通信処理
部107を通じて保守カード103から位置情報を受信
する(ステップS11)。転送先情報設定部108は、
保守カード103の位置情報を登録し、これ以後、保守
マネージャ計算機101からは、構成情報及び稼働情報
等の保守情報を要求する保守実行プログラムの転送が行
われる(ステップS12)。
【0040】上記動作の流れは、一例であって、例えば
位置情報通知部31は、複数の保守マネージャ計算機の
位置情報を管理しても良い。複数の保守マネージャ計算
機の位置情報が存在する場合、その中から1つの保守マ
ネージャ計算機を選択し、該保守マネージャ計算機に対
して自己の位置情報を通知することも考えられる。ま
た、管理する全ての保守マネージャ計算機に対して、自
己の位置情報を通知し、複数台の保守マネージャ計算機
から各被保守管理計算機を管理することも考えられる。
【0041】以上の様に、本実施形態によれば、保守カ
ード103が予め保守マネージャ計算機101の位置情
報を保持することによって、保守マネージャ計算機はそ
れまで被保守計算機の位置情報を知らなくても、保守カ
ードを通じて被保守計算機の位置情報を受信することに
よって、保守実行プログラムを転送するべき被保守計算
機を決定することが出来る。これによって、保守マネー
ジャ計算機101はドメイン100に存在する被保守計
算機の位置情報の管理が不要となる。
【0042】実施の形態4.本発明の第4の実施形態を
図9乃至図13に基づいて説明する。図9は、本実施形
態におけるシステムの主要構成を示したものであり、図
1の構成を有するものであるが、本実施形態の特徴を理
解しやすくするために、直接関係ない要素については省
略し、簡略化したものである。また、図9中の構成要素
のうち前記実施形態においてすでに説明したものについ
ては、同一符号を付して説明は適宜省略する。図10
は、保守マネージャ計算機101と保守カード103
間、もしくは被保守計算機102間で送受信されるメッ
セージの内部構成を示したものである。図11は、転送
順序情報生成部で生成されるプログラム転送順序情報で
ある。図12は、本実施形態における保守カード103
の保守実行プログラム転送方式の処理動作を示した流れ
図である。図13は、本実施形態における被保守計算機
102の保守実行プログラム転送方式の処理動作を示し
た流れ図である。
【0043】本実施形態では、メッセージを転送する手
段としてプログラム転送順序情報を用意し、これを保守
実行プログラムと共に転送メッセージ内に格納する。転
送メッセージを受信した被保守計算機は、保守実行プロ
グラムの実行後にメッセージの転送先を決定する場合、
転送メッセージのヘッダ部から取り出した前記プログラ
ム転送順序情報を参照することによって、次の転送先計
算機を決定するようにしたものである。
【0044】本実施形態について、プログラム転送受付
部115並びにプログラム転送支援部118の機能を中
心に説明する。図9において、110は構成情報や稼働
情報等を取得する保守実行プログラムを保守カードに転
送するプログラム転送要求部、111は実行結果を解析
することによって各被保守計算機の構成情報や稼働状況
を解析するデータ解析部、115は保守マネージャ計算
機101からのプログラム転送要求に応答して各被保守
計算期間のプログラム転送処理を行うプログラム転送受
付部、116、119は保守実行プログラムを起動する
プログラム制御部、117、121は前記プログラム制
御部を通じて起動された保守実行プログラムである。ま
た、118は各被保守計算機間において保守実行プログ
ラムを送受信するプログラム転送支援部、122、12
4は保守実行プログラムの転送先の被保守計算機を決定
する転送先設定部、123はプログラム転送順序情報を
生成する転送順序情報生成部、127はドメイン100
を構成する被保守計算機の位置情報を管理する計算機位
置情報管理倉庫、125は前記計算機位置情報管理倉庫
を保守カードに送信する計算機情報送信部、120は保
守実行プログラムからの問い合わせに対して応答する保
守応答プログラムである。図10において、400は前
記ヘッダ部、前記プログラム部、及び前記データ部から
構成される転送メッセージ本体であり、401はメッセ
ージの識別情報を格納するヘッダ部、402は保守マネ
ージャ計算機101から転送された保守実行プログラム
を格納するプログラム部、403は各被保守計算機上で
の実行結果を格納するデータ部である。図11におい
て、1100はプログラム転送順序情報を示した例であ
り、1101は計算機名、1102は計算機に対応した
IPアドレス、1103は転送処理を示すフラグである。
【0045】本実施形態における保守カード103の内
部動作を、図12を用いて説明する。本実施形態は、各
被保守計算機間で保守実行プログラムを転送する手段と
してプログラム転送順序情報を用意し、該プログラム転
送順序情報を保守実行プログラムと同時に転送すること
によって、被保守計算機が次に転送すべき被保守計算機
を決定するようにしたものである。保守マネージャ計算
機101では、管理者入出力要求部105を通じて保守
実行プログラムの転送要求がプログラム転送要求部11
0に送られる。プログラム転送要求部110は転送先情
報設定部108から保守カード103の位置情報を取得
し、前記保守カードに対して情報通信処理部107を通
じて保守実行プログラムを転送する。
【0046】保守カード103のプログラム転送受付部
は、情報通信処理部112を通じて転送メッセージを受
信する(ステップS11)。プログラム転送受付部11
5は、前記転送メッセージ400のヘッダ部を解析しプ
ログラム転送順序情報が格納されているかを確認する
(ステップS12)。プログラム転送順序情報1100
は、各被保守計算機間で保守実行プログラムを転送する
ために使用されるための情報である。ヘッダ部に前記プ
ログラム転送順序情報が存在しない場合、プログラム制
御部116は転送メッセージに格納された保守実行プロ
グラム117を起動する。保守実行プログラム117
は、保守カード103が装着された被保守計算機1上の
保守応答プログラム120に問い合わせることによって
保守データを得る。被保守計算機に保守カード103が
装着されている場合、例えば、計算機1に保守カードが
装着されているような場合では、被保守計算機内のプロ
グラム制御部119は機能しない(ステップS13)。
続いて、転送順序情報生成部123は、該保守カードが
装着された計算機1から各被保守計算機の位置情報を要
求する。計算機1の計算機情報送信部125は、計算機
位置情報管理倉庫127から全ての被保守計算機の位置
情報を前記転送順序情報生成部123に送信する。前記
転送順序情報生成部123は、前記位置情報を基にプロ
グラム転送順序情報1100を作成する(ステップS1
4)。次に、転送先設定部122では前記プログラム転
送順序情報1100を利用して、保守実行プログラムの
転送先を調べる(ステップS15)。転送先が存在する
場合はプログラムの転送先計算機として決定し、前記プ
ログラム転送順序情報の転送フラグ情報1103を更新
する(ステップS16) プログラム転送受付部115は、ステップS16におい
て更新されたプログラム転送順序情報及び該保守カード
の位置情報をヘッダ部401に、及びステップS13に
おいて得た保守データをデータ部403に各々格納して
更新し、転送先の被保守計算機に対して転送する(ステ
ップS17)。また、ステップS12において転送メッ
セージのヘッダ部にプログラム転送順序情報が存在する
場合、もしくはステップS15で転送先が存在しない場
合には、転送先を保守マネージャ計算機101に設定す
る(ステップS18)。
【0047】次に、本実施形態におけるドメイン内の被
保守計算機内の内部動作を、図13を用いて説明する。
計算機2のプログラム転送支援部118は、情報通信処
理部114を通じて転送メッセージを受信し(ステップ
S21)、プログラム制御部119を通じて転送メッセ
ージに含まれる保守実行プログラム121を起動する。
保守実行プログラム121は、該被保守計算機102上
の保守応答プログラム120に問い合わせることによっ
て保守データを得る(ステップS22)。次に、転送先
設定部124では前記転送メッセージに含まれるプログ
ラム転送順序情報を利用して、保守実行プログラムの転
送先を調べる(ステップS23)。転送先が存在する場
合はプログラムの転送先計算機として決定し、前記プロ
グラム転送順序情報の転送フラグ情報を更新する(ステ
ップS24)。転送先が存在しない、すなわち全ての被
保守計算機に対して転送が終わった場合には、転送先を
保守カード103に決定する(ステップS25)。プロ
グラム転送支援部118は、前記転送先設定部124に
おいて更新されたプログラム転送順序情報、及びステッ
プS22において得た保守データを転送メッセージのデ
ータ部403に添付して更新し、ステップS24もしく
はステップS25において決定した転送先の被保守計算
機に対して転送する(ステップS26)。
【0048】一方、情報通信処理部107を通じて転送
メッセージを受信したプログラム転送要求部110は、
転送メッセージをデータ解析部111に渡す。前記デー
タ解析部は、転送メッセージのデータ部から各被保守計
算機上での実行結果を解析し、ユーザ入出力要求部10
5を通じて解析結果を管理者に報告する。
【0049】以上の様に、この実施形態4によれば、転
送メッセージにプログラム転送順序情報を添付すること
によって、各被保守計算機上で次に保守実行プログラム
を転送するべき被保守計算機を決定することが可能とな
る。また、被保守計算機間でプログラム及び実行データ
を転送することによって、ネットワーク負荷を押さえた
通信処理が実現できる。加えて、保守マネージャ計算機
では一度の転送要求で各被保守計算機上の保守データを
取得し、収集した保守データから被保守計算機の状況を
把握することが可能となる。
【0050】実施の形態5.本発明の第5の実施形態
を、図14乃至図16に基づいて説明する。図14は、
本実施形態におけるシステムの主要構成を示したもので
あり、図1の構成を有するものであるが、本実施形態の
特徴を理解しやすくするために、直接関係ない要素につ
いては省略し、簡略化したものである。また、図14中
の構成要素のうち前記実施形態においてすでに説明した
ものについては、同一符号を付して説明は適宜省略す
る。図14において、128は転送先の被保守計算機を
決定する転送先計算機管理部である。図15は、本実施
形態における転送先計算機管理部128の処理動作を示
した流れ図である。図16は、本実施例におけるプログ
ラム転送方式の処理動作を示した流れ図である。
【0051】本実施形態では、プログラム転送順序情報
は転送メッセージのヘッダ部には格納されておらず、ド
メインを構成する複数の被保守計算機の中の1つの計算
機に、前記プログラム転送順序情報を管理する機能を用
意する。転送メッセージを受信した被保守計算機は、保
守実行プログラムの実行後にメッセージの転送先を決定
する場合、前記プログラム転送順序情報を管理する計算
機に対して問い合わせることによって、次の計算機を決
定する。
【0052】本実施形態は、転送先計算機管理部12
8、プログラム転送受付部115、及びプログラム転送
支援部118の機能を中心に説明する。本実施形態にお
ける保守カード103及び被保守計算機102の内部動
作を、図15、16を用いて説明する。以下、本実施形
態における動作を、既述の実施形態4と異なる点につい
てのみ説明する。計算機1の転送先計算機管理部128
は、計算機位置情報管理倉庫127からドメインを構成
する全ての被保守計算機の位置情報を収集し(ステップ
S11)、プログラム転送順序情報1100を作成する
(ステップS12)。転送先計算機管理部128は、前
記プログラム転送順序情報に記載された全ての被保守計
算機及び保守カードに自己の位置情報を通知すると共
に、前記位置情報を受信した被保守計算機は転送先設定
部にこれを登録する(ステップS13)。また、保守カ
ードの転送先設定部122は、転送先計算機管理部を有
する被保守計算機の位置情報を受信すると共に、自己の
位置情報及び保守マネージャ計算機の位置情報を前記被
保守計算機に返信する。
【0053】保守カード103のプログラム転送受付部
115及び被保守計算機102のプログラム転送支援部
118は、転送元の被保守計算機より転送メッセージを
受信する(ステップS21)。続いて、プログラム制御
部116、119を通じて転送メッセージに含まれるプ
ログラムから保守実行プログラム117、121を起動
する。この時、被保守計算機に保守カード103が装着
されている場合、例えば計算機1に保守カードが装着さ
れているような場合では、被保守計算機内のプログラム
制御部は機能しない。保守実行プログラム117、12
1は、該被保守計算機102上の保守応答プログラム1
20に問い合わせることによって保守データを得る(ス
テップS22)。次に、転送先設定部122、124
は、計算機1の転送先計算機管理部128に転送先計算
機情報を問い合わせる。前記転送先計算機管理部128
は、自己が管理するプログラム転送順序情報1100か
ら次に転送するべき被保守計算機を決定し回答する。こ
の時、全ての被保守計算機に対して転送処理を完了して
いる場合は、転送先を保守カードに決定し、そのアドレ
ス情報を回答する(ステップS23)。プログラム転送
受付部115及びプログラム転送支援部118は、ステ
ップS22で得た保守データを転送メッセージに添付
し、ステップS23において取得した被保守計算機もし
くは保守カードに対してメッセージを転送する。全ての
被保守計算機に対して転送処理が完了している場合は、
保守マネージャ計算機101に対してメッセージを転送
する(ステップS24)。
【0054】上記動作の流れは、一例であって、例えば
転送先計算機管理部128を被保守計算機2に配置して
も良い。以上の様に本実施形態によれば、プログラム転
送順序情報によって、保守実行プログラムの転送先を集
中的に管理することにことができ、かつ効率的な転送方
式が実現できる。
【0055】実施の形態6.本発明の第6の実施形態
を、図17、図18に基づいて説明する。図17は、本
実施形態におけるシステムの主要構成を示したものであ
り、図1の構成を有するものであるが、本実施形態の特
徴を理解しやすくするために、直接関係ない要素につい
ては省略し、簡略化したものである。また、図17中の
構成要素のうち前記実施形態においてすでに説明したも
のについては、同一符号を付して説明は適宜省略する。
図17において、136、137は保守実行プログラム
が保守応答プログラムに対してアクセス可能であるか否
かを判定するアクセス制御管理部である。図18は、ア
クセス制御管理部が保持するアクセス制御管理テーブル
である。図18において、1800はアクセス制御管理
テーブルを示した例であり、1801は保守応答プログ
ラム名、1802は保守応答プログラム単位に設定され
たアクセスレベルである。
【0056】本実施形態では、アクセス制御管理部13
6、137の機能を中心に説明する。保守マネージャ計
算機101では、管理者が管理者入出力要求部105を
通じてプログラムの転送要求を受けた後、プログラム転
送要求部110において転送メッセージのプログラム部
に保守実行プログラムが格納されると共に、管理者のア
クセスレベルを転送メッセージのヘッダ部に格納する。
前記転送メッセージは、情報通信処理部107を通じて
伝送路104に送信される。転送メッセージは、計算機
1に装着された保守カード103のプログラム転送受付
部115で受信される。前記プログラム転送受付部11
5では、転送メッセージのプログラム部に格納された保
守実行プログラムを抽出し、該保守実行プログラムをプ
ログラム制御部116を通じて起動する。例えば、該保
守実行プログラムが、計算機1の保守応答プログラムに
アクセスする場合、アクセス制御管理部136は、18
00に示すアクセス制御管理テーブルを参照して保守応
答プログラムに対するアクセス権があるかどうかを判定
する。本実施形態は、転送メッセージに格納されていた
アクセスレベルが“2”である場合、“svr1”、
“svr2”へのアクセスは許可されるが、“svr
3”、“svr4”へのアクセスは許可されない事を示
している。
【0057】以上の様に、本実施形態によれば、保守応
答プログラムにアクセスレベルを持たせることによっ
て、ユーザからの不要なオペレーションを防止すること
が出来る。
【0058】実施の形態7.本発明の第7の実施形態
を、図19、図20に基づいて説明する。ドメインを構
成する被保守計算機が増加すると、転送メッセージのデ
ータ量が増加する、もしくは保守マネージャ計算機への
回答が遅くなるといったことが想定される。本実施形態
は、各被保守計算機の保守実行プログラムの実行経過を
報告することによって、前記問題点を解決するようにし
たものである。図19は、本実施形態におけるシステム
の主要構成を示したものであり、図1の構成を有するも
のであるが、本実施形態の特徴を理解しやすくするため
に、直接関係ない要素については省略し、簡略化したも
のである。また、図19中の構成要素のうち前記実施形
態においてすでに説明したものについては、同一符号を
付して説明は適宜省略する。図19において、135は
保守実行プログラムを実行して得た保守データを保守マ
ネージャ計算機に通知するか否かを判定する実行経過報
告部である。図20は、本実施形態におけるプログラム
転送方式の処理動作を示した流れ図である。
【0059】本実施形態における保守マネージャ計算機
101、保守カード103、並びに各被保守計算機10
2の内部動作を、図20を用いて説明する。保守マネー
ジャ計算機101では、管理者が管理者入出力要求部1
05に保守実行プログラムの転送要求を入力すると共に
経過報告要求時間を入力する。該経過報告要求時間は保
守マネージャ計算機101から保守実行プログラムが転
送された後、該経過報告要求時間内に保守カード103
から実行結果の報告がない場合には、保守マネージャ計
算機が転送中の保守実行プログラムの途中経過データを
保守カードから取得するために使用する(ステップS0
1)。該経過報告要求時間は転送メッセージのヘッダ部
に格納され、プログラム部に格納された保守実行プログ
ラムと共に、保守アクセス要求部106から情報通信処
理部107を通じて伝送路104に送出される(ステッ
プS02)。伝送路104に送出された転送メッセージ
は、情報通信処理部112を通じて保守カード103の
プログラム転送受付部115によって受信される。前記
プログラム転送受付部は、メッセージの転送時刻を転送
メッセージのヘッダ部に格納する。転送メッセージのプ
ログラム部から保守実行プログラムを抽出し、プログラ
ム制御部を通じて保守実行プログラムを実行する。続い
て、転送先設定部によって転送メッセージの送出先被保
守計算機を決定し、前記被保守計算機に対して転送メッ
セージを送出する。(ステップS03)。情報通信処理
部114を通じて転送メッセージを受信した被保守計算
機のプログラム転送支援部118は、転送メッセージの
プログラム部から保守実行プログラムを抽出し、プログ
ラム制御部を通じて保守実行プログラムを実行する(ス
テップS04)。次に、転送先設定部124によりメッ
セージの転送先計算機の設定を行う。メッセージを転送
する被保守計算機がある場合はステップS06に進み、
全ての被保守計算機に対してメッセージの転送が終了し
ている場合は、ステップS09に進む(ステップS0
5)。プログラム転送支援部118は、メッセージから
転送時刻と経過報告要求時間を抽出し、前記転送時刻と
現在時刻から転送メッセージの経過時間を計算する。前
記経過時間と前記経過報告要求時間とを照合し、途中経
過データを保守マネージャ計算機に報告するか否かを判
定する。前記経過時間が前記経過報告要求時間を超過し
ている場合はステップS08に、超過していない場合は
ステップS07に進む(ステップS06)。被保守計算
機102のプログラム転送支援部118は情報通信処理
部114を通じて、途中経過データを保守カード103
に送信する。保守カード103のプログラム転送受付部
115は、情報通信処理部112を通じて前記途中経過
データを受信するとともに、保守マネージャ計算機10
1に前記途中経過データを送信する。保守マネージャ計
算機のプログラム転送要求部110は、情報通信処理部
107を通じて前記途中経過データを受信しデータ解析
部111に渡す。途中経過データを受信したデータ解析
部111は、転送メッセージのデータ部を解析し、解析
結果を管理者入出力要求部105を通じて通知する(ス
テップS07)。ステップS07において、途中経過デ
ータを保守カードに送信したプログラム転送支援部11
8は、転送メッセージのデータ部に格納されているデー
タをクリアし、ステップS05において設定した被保守
計算機に対してメッセージを送信する(ステップS0
8)。続いて、ステップS04に戻る。全ての被保守計
算機102に対してメッセージの転送を終了した後、保
守実行プログラムの実行結果を含むメッセージは、保守
カード103を通じて保守マネージャ計算機101に送
信される(ステップS09)。上記動作の流れは一例で
あって、例えば、途中経過データを要求する方法として
は経過時間による要求の他、プログラム転送回数による
指定も考えられる。
【0060】以上の様に、本実施形態によれば、ドメイ
ンを構成する被保守計算機数が増加しても、保守マネー
ジャ計算機から保守実行プログラムの途中結果の回答を
要求することによって、転送メッセージのデータ量を押
さえることができ、ネットワークへの負荷を軽減するこ
とが出来る。また、ドメイン内でのプログラムの実行結
果にある程度の時間を要する場合でも、逐次途中経過を
管理者に通知することができる。
【0061】実施の形態8.本発明の第8の実施形態を
図21に基づいて説明する。図21は、本実施形態にお
けるシステムの主要構成を示したものであり、図1の構
成を有するものであるが、本実施形態の特徴を理解しや
すくするために、直接関係ない要素については省略し、
簡略化したものである。また、図21中の構成要素のう
ち前記実施形態においてすでに説明したものについて
は、同一符号を付して説明は適宜省略する。図21にお
いて、130は保守実行プログラムの転送先の被保守計
算機の位置情報を管理する実行位置管理部、131は該
被保守計算機上にプログラムが転送されたことを保守カ
ード103に通知する実行位置通知部、129は現在の
実行位置を問い合わせる実行位置確認要求部である。
【0062】本実施形態は、保守マネージャ計算機が保
守カードに転送された後、ドメイン内のどの被保守計算
機上で実行されているかを確認するようにしたものであ
る。プログラム転送支援部118は、情報通信処理部1
14を通じて他の被保守計算機から転送メッセージを受
信する。本実施形態における転送メッセージには、実行
位置を保守カード103に通知するための情報として、
転送メッセージのヘッダ部に保守カードの位置情報が格
納されている。プログラム転送支援部118の実行位置
通知部131は、転送メッセージのヘッダ部から保守カ
ード情報を抽出し、前記保守カードに対して保守実行プ
ログラムの実行位置情報として自己の位置情報を通知す
る。該実行位置情報は、保守カード103の実行位置管
理部130に通知される。保守マネージャ計算機101
では、管理者が管理者入出力要求部105に、プログラ
ムの実行位置確認の要求を入力する。これが、実行位置
確認要求部129に渡され、ここから計算機1に装着さ
れた保守カード103に対して実行位置確認要求が出さ
れる。実行位置管理部130は、情報通信処理部112
を通じて前記実行位置確認要求を受信し、自己が管理す
るプログラムの実行位置情報を保守マネージャ計算機1
01に回答する。
【0063】上記動作の流れは、一例であって、実行位
置を通知すると共に、例えばプログラム転送がドメイン
全体に対してどの程度遂行されているかを回答すること
も考えられる。この場合、実行位置管理部130がドメ
イン内の被保守計算機台数と、これまで被保守計算機か
ら通知された実行位置情報の累計を把握しておくことに
よってドメイン内での実行経過を解析し、その解析結果
を保守マネージャ計算機101に報告する。
【0064】以上の様に、本実施形態によれば、転送さ
れた保守実行プログラムが現在どこに存在し実行されて
いるかを把握することができ、かつ保守実行プログラム
が行方不明となることを防止することが出来る。
【0065】実施の形態9.本発明の第9の実施形態を
図22、図23に基づいて説明する。図22は、本実施
形態におけるシステムの主要構成を示したものであり、
図1の構成を有するものであるが、本実施形態の特徴を
理解しやすくするために、直接関係ない要素については
省略し、簡略化したものである。また、図22中の構成
要素のうち前記実施形態においてすでに説明したものに
ついては、同一符号を付して説明は適宜省略する。図2
2において、132は保守実行プログラムの転送時間を
管理する転送時間管理部である。図23は、本実施例に
おける遠隔保守システムの処理動作を示した流れ図であ
る。
【0066】本実施形態における保守マネージャ計算機
101並びにドメイン内の被保守計算機102の内部動
作を、図23を用いて説明する。保守マネージャ計算機
101のプログラム転送要求部110は、計算機1に装
着された保守カード103に対し保守実行プログラムを
転送すると共に、転送時間管理部132でタイマを起動
し転送開始時間を通知する(ステップS01)。前記保
守実行プログラムは、情報通信処理部107を通じて保
守カード103に転送される(ステップS02)。転送
時間管理部132には、転送有効設定時間が設定されて
いる。これは、保守マネージャ計算機101から転送さ
れた保守実行プログラムを含む転送メッセージが各被保
守計算機102間を移動し、再び保守マネージャ計算機
に実行結果が戻るまでの有効時間を設定したものであ
る。例えば、10分間といった有効時間が予め設定され
る。保守マネージャ計算機101から保守カード103
に対して保守実行プログラムが転送された後、転送時間
管理部132では周期的に転送開始時間からの経過時間
と転送有効時間と照合し、転送有効時間内に保守カード
から実行結果が返送されなかった場合には、転送時間管
理部132は転送有効時間の超過通知を出す。前記超過
通知を受け取ったプログラム転送要求部110は、被保
守計算機上で障害が発生したと判断して、情報通信処理
部107を通じてプログラムの破棄命令を通知する(ス
テップS03)。情報通信処理部112を通じて前記プ
ログラム破棄命令を受信した保守カード103上のプロ
グラム転送受付部115は、実行位置管理部130に問
い合わせ、現在のプログラムの転送先計算機情報を取得
し、前記転送先計算機に対してプログラム破棄命令を通
知する(ステップS04)。前記プログラム破棄命令を
受信した転送先計算機のプログラム転送支援部118
は、プログラム制御部を通じて現在起動中の保守実行プ
ログラムを停止する(ステップS05)。
【0067】以上の様に、本実施形態によれば、プログ
ラム転送時間を制限することによって、ある時間内に実
行結果が戻らない場合に、一度転送した保守実行プログ
ラムを保守マネージャ計算機から制御(破棄)すること
ができる。
【0068】実施の形態10.本発明の第10の実施形
態を図24、図25に基づいて説明する。図24は、本
実施形態におけるシステムの主要構成を示したものであ
り、図1の構成を有するものであるが、本実施形態の特
徴を理解しやすくするために、直接関係ない要素につい
ては省略し、簡略化したものである。また、図24中の
構成要素のうち前記実施形態においてすでに説明したも
のについては、同一符号を付して説明は適宜省略する。
図24において、133、134は保守実行プログラム
の転送先の被保守計算機の稼働状況を監視する稼働状況
監視部である。図25は、本実施例における遠隔保守シ
ステムの処理動作を示した流れ図である。
【0069】本実施形態は実施形態4、または実施形態
5で説明したように被保守計算機間で保守実行プログラ
ムを転送する場合に、予め、被保守計算機の稼動状況を
調べることによって、必ず稼動中の被保守計算機に対し
てメッセージを転送するようにしたものである。本実施
形態における被保守計算機102の内部動作を、図25
を用いて説明する。プログラム転送受付部115もしく
はプログラム転送支援部118は、保守実行プログラム
の実行後、転送先設定部122、124に対して転送先
を問い合わせる。転送先設定部122、124は次に保
守実行プログラムを転送する被保守計算機の候補を選出
し(ステップS01)、稼働状況監視部133、134
に該被保守計算機の稼働状況を問い合わせる(ステップ
S02)。前記稼働状況監視部は、稼働状況確認時間を
保持している。これは、ステップS01において選出さ
れた被保守計算機が稼働状態であるかどうかを判定する
ために設定された時間である。例えば、1分間といった
時間が予め設定されている。該稼働状況確認時間内に、
転送先候補の被保守計算機から応答がなかった場合は、
稼働状況監視部に対して改めて転送先候補の被保守計算
機の選出を依頼する。また、転送先候補の被保守計算機
から応答があった場合は、転送先計算機として決定しプ
ログラム転送受付部115もしくはプログラム転送支援
部118に回答する(ステップS03)。上記動作の流
れは一例であって、例えば転送先候補への確認を問い合
わせた実行回数で判定する方法も考えられる。この場
合、稼働状況監視部に稼働状況確認回数を設定してお
き、転送先候補への問い合わせ処理が設定回数を越えた
場合、改めて転送先候補の選出を依頼する。
【0070】以上の様に、本実施形態によれば、被保守
計算機の稼働状況によって、次に保守実行プログラムを
転送するべき被保守計算機を決定するようにしたので、
不要なプログラム転送を防止することができる。
【0071】実施の形態11.本発明の第11の実施形
態を図26に基づいて説明する。図26は、本実施形態
におけるシステムの主要構成を示したものであり、図1
の構成を有するものであるが、本実施形態の特徴を理解
しやすくするために、直接関係ない要素については省略
し、簡略化したものである。また、図26中の構成要素
のうち前記実施形態においてすでに説明したものについ
ては、同一符号を付して説明は適宜省略する。図26に
おいて、138はデフォルト保守実行プログラムの実行
要求を行うプログラム起動要求部、139はデフォルト
保守実行プログラムを保管するデフォルトプログラム管
理倉庫である。
【0072】本実施形態は、各被保守計算機の構成情報
や稼働状況の初期情報を保守マネージャ計算機に通知す
るために、予め保守カード上に保管したプログラムを被
保守計算機間で転送して実行することによってデータを
取得し、保守マネージャ計算機に通知するようにしたも
のである。保守カード103が装着された被保守計算機
102の電源がONされると、初期起動処理部140の
位置情報通知部31によって保守マネージャ計算機10
1に対して、該保守カードの位置情報を通知する。この
後、初期起動処理部140のプログラム起動要求部13
8は、デフォルトプログラム管理倉庫139からデフォ
ルト保守実行プログラムを読みとり、プログラム転送受
付部115に渡す。前記デフォルト保守実行プログラム
を受信したプログラム転送受付部115は、プログラム
制御部116を通じて保守実行プログラムを実行し、保
守データを取得する。また、各被保守計算機102のプ
ログラム転送支援部118によって被保守計算機間で転
送され、各被保守計算機の保守データを取得し、再び保
守カード103上に保守データが転送される。転送メッ
セージを受信したプログラム転送受付部115は、保守
マネージャ計算機101からの保守アクセス要求を待
つ。保守マネージャ計算機101からドメインに対する
保守アクセス要求が許可された場合、認証処理部11か
らプログラム転送受付部115にアクセス許可結果が通
知される。前記アクセス許可通知を受け取ったプログラ
ム転送受付部115は、保守マネージャ計算機に対して
デフォルト保守実行プログラムの実行結果を回答する。
【0073】以上の様に、本実施形態によれば、保守マ
ネージャ計算機101からドメインに対して保守アクセ
ス要求があった場合、予めデフォルト保守実行プログラ
ムを実行しておくことによって、アクセス許可と同時に
ドメインの構成情報や稼働情報などの保守情報を保守マ
ネージャ計算機に通知することが出来る。
【0074】
【発明の効果】以上のように、第1の発明によれば、ド
メイン内の被保守計算機が共通して装着可能な保守カー
ドを備えるようにしたので、該ドメインへの外部からの
アクセスを制限することができ、外部侵入者からのアク
セスを防止することができるという効果がある。また、
保守マネージャ計算機は、保守カードから受信したアク
セスレベルに応じた保守を実行することができるという
効果がある。
【0075】また、第2の発明によれば、保守マネージ
ャ計算機が保守カードに記憶されたアクセス有効期間情
報を参照するようにしたので、保守アクセス期間を考慮
した保守サービスを提供できるという効果がある。
【0076】また、第3の発明によれば、保守カードが
予め保守マネージャ計算機の位置情報を保持するように
したので、保守マネージャ計算機は被保守計算機の位置
情報を知らなくても保守カードを通じて被保守計算機の
位置情報を受信することができ、保守実行プログラムを
転送するべき被保守計算機を容易に決定することができ
るという効果がある。さらに、保守マネージャ計算機で
はドメインに存在する被保守計算機の位置情報の管理が
不要となるという効果がある。
【0077】また、第4の発明によれば、転送メッセー
ジにプログラム転送順序情報を添付するようにしたの
で、各被保守計算機上で次に保守実行プログラムを転送
するべき被保守計算機を順次決定していくことが可能と
なる。また、被保守計算機間でプログラム及び実行デー
タを転送することによって、ネットワーク負荷を押さえ
た遠隔保守が実現できる。加えて、保守マネージャ計算
機では一度の転送要求で各被保守計算機上の保守データ
を取得し、収集した保守データから被保守計算機の状況
を把握することができるという効果がある。
【0078】また、第5の発明によれば、プログラム転
送順序情報による保守実行プログラムの転送先を特定の
被保守計算機上で集中的に管理するようにしたので、保
守実行プログラムを各被保守計算機間で効率的に転送す
ることができるという効果がある。
【0079】また、第6の発明によれば、保守応答プロ
グラムにアクセスレベルを持たせるようにしたので、ユ
ーザに対して許可された保守レベルに応じた木目の細か
なオペレーションを提供できるという効果がある。
【0080】また、第7の発明によれば、保守マネージ
ャ計算機から保守実行プログラムの途中結果の回答を要
求できるようにしたので、ドメインを構成する被保守計
算機数が増加しても、転送メッセージのデータ量を押さ
えることができ、ネットワークへの負荷を平準化するこ
とができるという効果がある。また、被保守計算機間で
保守プログラムの実行にかなりの時間差がある場合であ
っても、逐次途中経過を管理者に通知することができる
という効果がある。
【0081】また、第8の発明によれば、転送されてき
た保守実行プログラムが現在どこの被保守計算機上に存
在して実行されているかを把握することができるように
したので、保守プログラムの行方を常時監視することが
でき、保守プログラムが行方不明となることを防止する
ことができるという効果がある。
【0082】また、第9の発明によれば、被保守計算機
間を移動するプログラム転送時間を制限するようにした
ので、一定時間内に実行結果が戻らない場合に、一度転
送した保守実行プログラムを保守マネージャ計算機から
制御(破棄)することができ、異常が発生した保守実行
プログラムの影響を一掃することができるという効果が
ある。
【0083】また、第10の発明によれば、被保守計算
機の稼働状況によって次に保守実行プログラムを転送す
るべき被保守計算機を決定するようにしたので、不要な
プログラム転送を防止することができるという効果があ
る。
【0084】さらに、第11の発明によれば、予めデフ
ォルト保守実行プログラムを実行してドメインの構成情
報や稼働情報などの保守情報を収集しておくようにした
ので、保守マネージャ計算機からドメインに対して保守
アクセス要求があった場合に、直ちにこれらの情報を保
守マネージャ計算機に通知することができるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の全体構成を示す図である。
【図2】 本発明の第1の実施形態におけるシステム構
成図である。
【図3】 本発明の第1の実施形態における保守アクセ
ス要求応答部が管理するユーザ情報管理テーブルであ
る。
【図4】 本発明の第1の実施形態における処理動作を
示すフローチャートである。
【図5】 本発明の第2の実施形態におけるシステム構
成図である。
【図6】 本発明の第2の実施形態における処理動作を
示すフローチャートである。
【図7】 本発明の第3の実施形態におけるシステム構
成図である。
【図8】 本発明の第3の実施形態における処理動作を
示すフローチャートである。
【図9】 本発明の第4の実施形態におけるシステム構
成図である。
【図10】 本発明の第4の実施形態における被保守計
算機間で送受信される転送メッセージの内部構造であ
る。
【図11】 本発明の第4の実施形態における転送先計
算機を管理するプログラム転送順序情報である。
【図12】 本発明の第4の実施形態における保守カー
ドの処理動作を示すフローチャートである。
【図13】 本発明の第4の実施形態における被保守計
算機の処理動作を示すフローチャートである。
【図14】 本発明の第5の実施形態におけるシステム
構成図である。
【図15】 本発明の第5の実施形態における転送先情
報管理部の処理動作を示すフローチャートである。
【図16】 本発明の第5の実施形態におけるプログラ
ム転送方式の処理動作を示すフローチャートである。
【図17】 本発明の第6の実施形態におけるシステム
構成図である。
【図18】 本発明の第6の実施形態におけるアクセス
制御管理部が管理するアクセス制御管理テーブルであ
る。
【図19】 本発明の第7の実施形態におけるシステム
構成図である。
【図20】 本発明の第7の実施形態における被保守計
算機の処理動作を示すフローチャートである。
【図21】 本発明の第8の実施形態におけるシステム
構成図である。
【図22】 本発明の第9の実施形態におけるシステム
構成図である。
【図23】 本発明の第9の実施形態における被保守計
算機の処理動作を示すフローチャートである。
【図24】 本発明の第10の実施形態におけるシステ
ム構成図である。
【図25】 本発明の第10の実施形態における被保守
計算機の処理動作を示すフローチャートである。
【図26】 本発明の第11の実施形態におけるシステ
ム構成図である。
【図27】 従来システムのネットワーク管理システム
の構成図である。
【符号の説明】
100 ドメイン、101 保守マネージャ計算機、1
02 被保守計算機、103 保守カード、104 伝
送路、105 管理者入出力要求部、106保守アクセ
ス要求部、107 情報通信処理部、108 転送先情
報設定部、109 有効期間判定部、110 プログラ
ム転送要求部、111 データ解析部、112 情報通
信処理部、113 保守アクセス要求応答部、114
情報通信処理部、115 プログラム転送受付部、11
6 プログラム制御部、117保守実行プログラム、1
18 プログラム転送支援部、119 プログラム制御
部、120 保守応答プログラム、121 保守実行プ
ログラム、122 転送先設定部、123 転送順序情
報生成部、124 転送先設定部、125 計算機情報
送信部、126 構成情報管理倉庫、127 計算機位
置情報管理倉庫、128 転送先計算機管理部、129
実行位置確認要求部、130 実行位置管理部、13
1 実行位置通知部、132 転送時間管理部、133
稼働状況監視部、134 稼働状況監視部、135
実行経過報告部、136 アクセス制御管理部、137
アクセス制御管理部、138 プログラム起動要求
部、139 デフォルトプログラム管理倉庫、140
初期起動処理部、300 ユーザ情報管理部、301
ユーザ名、302 パスワード、303 アクセスレベ
ル、400 転送メッセージ本体、401 ヘッダ部、
402 プログラム部、403 データ部、1100
プログラム転送順序情報、1101 計算機名、110
2 IPアドレス、1103 転送フラグ、1800
アクセス制御管理テーブル、1801 保守応答プログ
ラム名、1802 アクセスレベル、11 認証処理
部、21 有効期間情報管理部、31 位置情報通知
部、2700通信回線、2701 ネットワーク管理サ
ーバ、2702 コンピュータ、2703 通信インタ
フェース、2704 通信回線。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークに接続された被保守計算機
    と、該被保守計算機を保守する保守マネージャ計算機か
    ら構成された遠隔保守システムにおいて、 上記保守マネージャ計算機は被保守計算機へアクセスす
    るための保守アクセス要求手段を備え、 上記被保守計算機は保守情報を管理する保守情報管理手
    段を有する保守カードの装着を可能とし、 上記保守マネージャ計算機は少なくとも1台の被保守計
    算機に装着された上記保守カードの保守管理情報に基づ
    いて被保守計算機の保守動作を実行することを特徴とす
    る遠隔保守システム。
  2. 【請求項2】 上記保守カードは保守有効期間情報を記
    憶する有効期間記憶手段を備え、 上記保守マネージャ計算機は被保守計算機の保守有効期
    間を判定する有効期間判定手段を備えたことを特徴とす
    る請求項1記載の遠隔保守システム。
  3. 【請求項3】 上記保守カードは上記保守マネージャ計
    算機の位置情報を記憶する構成情報管理記憶手段と、上
    記保守マネージャ計算機に対し保守カードの位置情報を
    通知する保守カード位置情報通知手段を備え、 上記保守マネージャ計算機は、該保守カードから通知さ
    れた保守カード位置情報に基づいて被保守計算機を認識
    することを特徴とする請求項1記載の遠隔保守システ
    ム。
  4. 【請求項4】 上記保守マネージャ計算機は上記保守カ
    ードが装着された少なくとも1台の被保守計算機に対し
    て保守実行プログラムを転送するプログラム転送手段
    と、被保守計算機から収集した保守データを解析するデ
    ータ解析手段を備え、 上記保守カードは保守マネージャ計算機から受信した上
    記保守実行プログラムをネットワークに接続された各被
    保守計算機に転送する順序を決定するプログラム転送順
    序情報生成手段を備え、 上記保守実行プログラムおよびプログラム転送順序情報
    を該プログラム転送順序情報に従って被保守計算機に順
    次転送し、各被保守計算機上で収集された保守情報を保
    守マネージャ計算機が有するデータ解析手段において解
    析することを特徴とする請求項1記載の遠隔保守システ
    ム。
  5. 【請求項5】 上記被保守計算機は保守実行プログラム
    の実行後に該保守実行プログラムの次の転送先を問い合
    わせる転送先設定手段を備え、 被保守計算機の中の1台はさらに上記保守マネージャ計
    算機から送信された保守実行プログラムの転送順序を管
    理する転送先管理手段を備えることにより、上記転送先
    設定手段からの問い合わせに対して次の被保守計算機を
    決定することを特徴とする請求項1記載の遠隔保守シス
    テム。
  6. 【請求項6】 上記保守カード及び上記各被保守計算機
    は上記保守実行プログラムから問い合わせに対応した処
    理を実行する保守応答プログラムと、該保守応答プログ
    ラムにアクセスレベルを設定するアクセス制御設定手段
    を備え、 上記保守マネージャ計算機から転送された保守実行プロ
    グラムの保守応答プログラムに対するアクセス制御を行
    うことを特徴とする請求項4、または請求項5記載の遠
    隔保守システム。
  7. 【請求項7】 上記保守マネージャ計算機において、上
    記保守実行プログラムの被保守計算機上での実行途中結
    果を報告すべきか否かを示す途中経過要求情報を設定
    し、 上記各被保守計算機は被保守計算機間を移動中の保守実
    行プログラムの途中経過情報を比較し、途中結果を保守
    マネージャ計算機に送信するか否かを判定する実行経過
    報告手段を備えたことを特徴とする請求項4、または請
    求項5記載の遠隔保守システム。
  8. 【請求項8】 上記保守マネージャ計算機は保守実行プ
    ログラムの転送状況を確認する実行位置確認手段を備
    え、 上記各被保守計算機は保守実行プログラムを実行した
    後、上記実行位置確認手段からの指示に基づいて実行結
    果を通知する実行位置通知手段を備えたことを特徴とす
    る請求項4、または請求項5記載の遠隔保守システム。
  9. 【請求項9】 上記保守マネージャ計算機は転送時間管
    理部を備え、 保守実行プログラムを転送した際にタイマを起動し、一
    定時間を経過しても保守実行プログラムの実行により得
    られる収集情報が戻ってこない場合には、該保守実行プ
    ログラムの廃棄指令を通知することを特徴とする請求項
    4、または請求項5記載の遠隔保守システム。
  10. 【請求項10】 上記各被保守計算機は稼動状況監視手
    段を備え、 上記プログラム転送順序情報に基づいて保守実行プログ
    ラムを転送する被保守計算機が選定された後、該被保守
    計算機の稼働状況を問い合わせるためにタイマを起動
    し、一定時間経過後も転送先の被保守計算機から応答が
    無い場合には、再度転送先被保守計算機の選出を行うこ
    とを特徴とする請求項4、または請求項5記載の遠隔保
    守システム。
  11. 【請求項11】 上記保守カードは予め決められた保守
    情報を収集するデフォルト保守実行プログラムを保管
    し、該保守カードの起動時にデフォルト保守実行プログ
    ラムを実行し、該実行結果を保守マネージャ計算機に通
    知することを特徴とする請求項4、または請求項5記載
    の遠隔保守システム。
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