JPH11224157A - パネル型入力装置 - Google Patents

パネル型入力装置

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JPH11224157A
JPH11224157A JP2435398A JP2435398A JPH11224157A JP H11224157 A JPH11224157 A JP H11224157A JP 2435398 A JP2435398 A JP 2435398A JP 2435398 A JP2435398 A JP 2435398A JP H11224157 A JPH11224157 A JP H11224157A
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JP
Japan
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panel
conductive film
insulating layer
input device
layer
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JP2435398A
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English (en)
Inventor
Genichi Matsuda
元一 松田
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Nagano Fujitsu Component Ltd
Original Assignee
Nagano Fujitsu Component Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パネル型入力装置の検出パネルの絶縁領域に
おける導体間の相互絶縁性を維持しつつ、エッチング工
程以外の手段で絶縁領域を形成する。 【解決手段】 第1検出パネル16は、第1導電膜14
の表面外周領域に沿って第1導電膜14上に設けられる
矩形枠状の絶縁層26を備える。絶縁層26の表面に
は、1対の第1電極28から延長された2個の第1配線
ストリップ32と、2個の第2配線ストリップ34とが
パターン形成される。それら第2配線ストリップ34
は、第1及び第2検出パネル16、22を重ね合わせた
ときに、第2検出パネル22の1対の第2電極30に導
電性接着剤36を介して接続される。絶縁層26は、多
数のドットスペーサ24と同一の絶縁性樹脂材料で第1
導電膜14上に形成される1次絶縁層40と、1次絶縁
層40とは異なる絶縁性樹脂材料で1次絶縁層40上に
積層形成される2次絶縁層42とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パーソナルコンピ
ュータ、ワードプロセッサ、電子手帳等のデータ処理装
置で使用される座標入力装置に関し、特に、1対の導電
性透明パネルを互いに対向させてデータ処理装置のディ
スプレイ画面上に設置され、一方の導電性パネルの押圧
変形による両パネル短絡位置を検出して二次元座標デー
タを指示するパネル型入力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータ、ワード
プロセッサ、電子手帳等の、ディスプレイを備えたデジ
タルデータ処理装置において、LCD(液晶ディスプレ
イ)、PDP(プラズマパネル)、CRT(ブラウン
管)等のディスプレイ画面上に設置された透明パネルの
所望位置をオペレータがペンや手指で押圧することによ
り、ディスプレイ上の二次元座標データをアナログ的に
入力指示するパネル型入力装置が、例えばタッチパネル
の呼称で広く利用されている。
【0003】従来のパネル型入力装置は、一般に、透明
な電気絶縁性の基板と基板表面に設けられる透明な導電
膜とを各々に有した1対の検出パネルを備える。それら
検出パネルは、導電膜同士を対向させて、間隔を空けて
重ね合わされる。両検出パネルの間隔は、一方の検出パ
ネルの導電膜の表面に分散配置された多数のドットスペ
ーサにより確保される。ドットスペーサは、検出パネル
の少なくとも自重による変形を抑制して両検出パネルの
間隔を保持する一方で、いずれかの検出パネルが押圧力
下で変形したときには両導電膜の短絡を許容する。なお
通常、オペレータがタッチ操作する表側検出パネルの基
板は、可撓性が要求されるので透明な樹脂フィルムから
形成され、他方、ディスプレイに隣接配置される裏側検
出パネルの基板は、透明なガラス板、プラスチック板、
樹脂フィルム等から形成される。
【0004】各検出パネルはさらに、導電膜の互いに対
向する外縁部にそれぞれ配設されて導電膜に電気的に接
続される1対の平行な電極すなわち電極対を備える。重
なり合う1対の検出パネルにおいて、各々の電極対は互
いに90度異なる位置に配置される。両導電膜には交互
に、各々の電極対の間に所定電圧が印加される。その状
態で、表側検出パネルの基板の外面所望位置を例えば指
で押圧すると、押圧部位で両導電膜が互いに短絡され、
電圧を印加していない側の導電膜に押圧部位の位置に対
応した分圧が測定される。両導電膜にこのようにして交
互に生じる分圧を測定することにより、押圧部位の2次
元座標が特定される。
【0005】各検出パネルにおける一対の電極は、基板
表面にパターン形成された導体ストリップの一部分であ
り、各電極からの延長部分である配線ストリップを介し
て両電極間の導電膜に電圧が印加される。それら配線ス
トリップは、電極の反対側の末端で、一方の検出パネル
の外周所望位置に設置されたコネクタに集結して接続さ
れ、コネクタを介して外部電源に接続される。
【0006】従来のパネル型入力装置では例えば、一方
すなわち第1の検出パネルの基板表面全体に設けられた
ITO(インジウムチンオキサイド)等からなる第1導
電膜の外周領域をエッチング除去することにより、パネ
ル外周部に基板表面を枠状に露出させて電気的絶縁領域
を形成し、この絶縁領域に、一対の第1電極から延長さ
れた1対の第1配線ストリップを互いにかつ第1導電膜
から離隔してパターン形成している。絶縁領域にはさら
に、独立した2個の第2配線ストリップが、互いにかつ
第1導電膜及び第1配線ストリップから離隔してパター
ン形成される。他方すなわち第2の検出パネルは、基板
表面全体に設けられたITO等からなる第2導電膜の外
周領域の対向縁部に、1対の第2電極をパターン形成し
ている。これら第2電極は、両検出パネルを重ね合わせ
たときに、例えば導電性接着剤を介して第1検出パネル
の第2配線ストリップに接続される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来のパネル
型入力装置では、一対の検出パネルの各導電膜に電圧を
印加するための配線ストリップを、一方の検出パネルの
基板表面全体に設けられた第1導電膜の外周領域をエッ
チング除去することにより形成した電気的絶縁領域に配
置している。したがって、絶縁領域における導電膜及び
複数の配線ストリップの間の相互絶縁性は、それら導体
間に十分な距離を確保することにより確実に維持でき
る。しかしながらエッチング工程は、塩酸や硝酸等の強
酸を使用するので、廃液や排気等による環境汚染の問題
を本質的に有するものである。しかも、エッチング工程
自体、工数が多くまた大掛かりな設備を要するので、パ
ネル型入力装置の製造コストが高騰する課題がある。
【0008】本発明の目的は、一対の検出パネルの各導
電膜に接続された各電極対から延長される複数の配線ス
トリップを、一方の検出パネルの基板表面全体に設けら
れた導電膜にエッチング工程以外の手段によって形成さ
れる電気的絶縁領域に配置でき、以て、絶縁領域におけ
る導電膜及び配線ストリップの間の相互絶縁性を維持し
つつ、エッチング工程に起因する環境汚染やコスト増加
等の課題を解決できるパネル型入力装置を提供すること
にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の本発明は、透明な第1絶縁基板、
第1絶縁基板の表面に設けられる透明な第1導電膜、第
1導電膜の対向縁部に配設されて第1導電膜に接続され
る1対の第1電極、1対の第1電極から延長され、互い
に離隔しかつ第1導電膜から離隔して第1絶縁基板上に
パターン形成される1対の第1配線ストリップ、並びに
互いに離隔しかつ第1導電膜及び1対の第1配線ストリ
ップから離隔して第1絶縁基板上にパターン形成される
1対の第2配線ストリップを備えた第1検出パネルと、
透明な第2絶縁基板、第2絶縁基板の表面に設けられる
透明な第2導電膜、及び第2導電膜の対向縁部に配設さ
れて第2導電膜に接続される1対の第2電極を備え、1
対の第2電極を第1検出パネルの1対の第1電極に直交
配置して第2導電膜を第1導電膜に対向させ、1対の第
2電極を1対の第2配線ストリップにそれぞれ接続して
第1検出パネルに重ねられる第2検出パネルと、第1検
出パネルと第2検出パネルとの間に配置され、第1及び
第2導電膜を相互に離間するとともに、第1及び第2絶
縁基板の少なくとも一方の変形時に第1及び第2導電膜
の短絡を許容するスペーサと、を具備したパネル型入力
装置において、第1検出パネルは、第1導電膜を第1絶
縁基板の表面全体に設置するとともに、第1導電膜の外
周領域に沿って第1導電膜上に設けられる絶縁層を有
し、1対の第1配線ストリップ及び1対の第2配線スト
リップが絶縁層上に形成されることを特徴とするパネル
型入力装置を提供する。
【0010】請求項2に記載の本発明は、請求項1に記
載のパネル型入力装置において、絶縁層が多層構造を有
するパネル型入力装置を提供する。請求項3に記載の本
発明は、請求項1又は2に記載のパネル型入力装置にお
いて、スペーサが、第1検出パネルの第1導電膜上に形
成された多数のドットスペーサからなり、絶縁層が、ド
ットスペーサと同一の材料で第1導電膜上に形成される
1次絶縁層と、1次絶縁層とは異なる材料で1次絶縁層
上に形成される2次絶縁層とを備えるパネル型入力装置
を提供する。
【0011】請求項4に記載の本発明は、請求項3に記
載のパネル型入力装置において、スペーサ及び1次絶縁
層が、アクリレート系ポリマーとアクリレート系モノマ
ーとが混在した紫外線硬化樹脂材料から形成されるパネ
ル型入力装置を提供する。請求項5に記載の本発明は、
請求項3又は4に記載のパネル型入力装置において、2
次絶縁層が、ポリアクリレート系、ポリエステル系、エ
ポキシ系、フェノール系、ポリメタクリル系、ウレタン
系及びシリコン系の樹脂材料グループから選択された樹
脂材料から形成されるパネル型入力装置を提供する。
【0012】請求項6に記載の本発明は、請求項3又は
4に記載のパネル型入力装置において、1次絶縁層が、
第1導電膜の外周縁から離間して第1導電膜上に形成さ
れ、2次絶縁層が、第1導電膜の外周縁から離間して形
成される絶縁基層と、絶縁基層とは異なる材料で第1導
電膜の外周縁まで拡張形成される被覆層とを、互いに積
層して備えるパネル型入力装置を提供する。請求項7に
記載の本発明は、請求項6に記載のパネル型入力装置に
おいて、絶縁基層の材料が50%を超える破断伸びを有
し、被覆層の材料が50%以下の破断伸びを有するパネ
ル型入力装置を提供する。
【0013】請求項8に記載の本発明は、請求項7に記
載のパネル型入力装置において、絶縁基層が、ポリエス
テル系の熱硬化樹脂材料又はエポキシ架橋型ウレタンア
クリレートから形成されるパネル型入力装置を提供す
る。請求項9に記載の本発明は、請求項7又は8に記載
のパネル型入力装置において、被覆層が、ポリアクリレ
ート系、ポリエステル系、エポキシ系、フェノール系、
ポリメタクリル系、ウレタン系及びシリコン系の樹脂材
料グループから選択された樹脂材料から形成されるパネ
ル型入力装置を提供する。
【0014】請求項10に記載の本発明は、請求項1又
は2に記載のパネル型入力装置において、絶縁層が、第
1導電膜の外周縁から離間して第1導電膜上に形成され
る絶縁基層と、絶縁基層とは異なる材料で絶縁基層上に
第1導電膜の外周縁まで拡張形成される被覆層とを備え
るパネル型入力装置を提供する。請求項11に記載の本
発明は、請求項10に記載のパネル型入力装置におい
て、絶縁基層の材料が50%を超える破断伸びを有し、
被覆層の材料が50%以下の破断伸びを有するパネル型
入力装置を提供する。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明をその実施形態に基づき詳細に説明する。図面におい
て、同一又は類似の構成要素には共通の参照符号を付
す。図1は、本発明の一実施形態によるパネル型入力装
置10を示す断面図、図2は、図1のパネル型入力装置
10の第1検出パネルを示す平面図、図3は、図1のパ
ネル型入力装置10の第2検出パネルを示す平面図であ
る。
【0016】パネル型入力装置10は、透明な電気絶縁
性の第1基板12及び第1基板12の表面全体に設けら
れる透明な第1導電膜14を有した第1検出パネル16
と、透明な電気絶縁性の第2基板18及び第2基板18
の表面全体に設けられる第2導電膜20を有した第2検
出パネル22とを備える。第1検出パネル16の第1基
板12及び第1導電膜14と第2検出パネル22の第2
基板18及び第2導電膜20とは、それぞれ互いに略同
一の矩形平面形状を有する。それら第1及び第2検出パ
ネル16、22は、第1及び第2基板12、18同士、
並びに第1及び第2導電膜14、20同士が互いに位置
及び外形を整合させた状態で、第1及び第2導電膜1
4、20同士を対向させて、相互に間隔を空けて重ね合
わされる。
【0017】なお図示実施形態において、第2検出パネ
ル22は、オペレータがペンや手指で押圧操作する表側
検出パネルとして構成され、したがって第2基板18
が、可撓性を有した透明な樹脂フィルムから形成され
る。また第1検出パネル16は、データ処理装置のディ
スプレイ(図示せず)に隣接配置される裏側検出パネル
として構成され、したがって第1基板12が、比較的剛
性の高い透明なガラス板、プラスチック板、樹脂フィル
ム等から形成される。
【0018】両検出パネル16、22の間隔は、第1検
出パネル16の第1導電膜14の表面に分散配置された
多数のドットスペーサ24により確保される。ドットス
ペーサ24は、第2検出パネル22の少なくとも自重に
よる変形を抑制して両検出パネル16、22の間隔を保
持する一方で、第2検出パネル22が押圧力下で変形し
たときには押圧位置における両導電膜14、20の短絡
を許容する。
【0019】第1検出パネル16は、第1導電膜14の
表面外周領域に沿って第1導電膜14上に設けられる矩
形枠状の絶縁層26を備える。さらに第1検出パネル1
6は、絶縁層26の内側に露出した第1導電膜14の矩
形部分の対向短辺14aに沿った外縁部にそれぞれ配設
されて、第1導電膜14に電気的に接続される1対の平
行な第1電極28すなわち電極対28を備える。また第
2検出パネル22は、第2導電膜20の対向長辺20b
に沿った外縁部にそれぞれ配設されて、第2導電膜20
に電気的に接続される1対の平行な第2電極30すなわ
ち電極対30を備える。したがって第1及び第2検出パ
ネル16、22を重ね合わせたときに、各々の電極対2
8、30は互いに90度異なる位置に配置される。
【0020】第1検出パネル16の一対の第1電極28
は、第1導電膜14及び絶縁層26の表面にパターン形
成された導体ストリップの一部分であり、各第1電極2
8からの延長部分である第1配線ストリップ32を介し
て、両電極28間の第1導電膜14に電圧が印加され
る。このように、一対の第1電極28からの引出線とし
て作用する2個の第1配線ストリップ32は、それぞれ
図2に示すようなパターンに従って、第1検出パネル1
6上の電気的絶縁領域である絶縁層26の表面に、互い
に離隔しかつ第1導電膜14の露出部分から離隔して敷
設される。第1電極28の反対側の各第1配線ストリッ
プ32の末端32aは、コネクタ(図示せず)を設置す
る第1検出パネル16の外周所望位置16aに集結さ
れ、コネクタを介して外部の電源回路に接続される。
【0021】絶縁層26の表面にはさらに、第1検出パ
ネル16の外周所望位置16aの近傍に、独立した2個
の第2配線ストリップ34が、互いに離隔しかつ第1導
電膜14の露出部分及び各第1配線ストリップ32から
離隔してパターン形成される。それら第2配線ストリッ
プ34は、外周所望位置16aの近傍の第1配線ストリ
ップ32に略平行に、かつ同第1配線ストリップ32の
末端32aの両側に1つずつ配置される。各第2配線ス
トリップ34の末端34aは、外周所望位置16aに集
結されて、各第1配線ストリップ32の末端32aと共
にコネクタを介して外部の電源回路に接続される。各第
2配線ストリップ34の他端34bは、第1及び第2検
出パネル16、22を重ね合わせたときに、第2検出パ
ネル22の1対の第2電極30の一端30aに重畳する
位置に置かれる。そして各第2電極30の一端30aと
各第2配線ストリップ34の他端34bとが、導電性接
着剤36を介して相互に接続される。
【0022】なお、第1検出パネル16と第2検出パネ
ル22とは、絶縁層26、第1及び第2電極28、3
0、並びに第1及び第2配線ストリップ32、34を覆
う位置に配置される両面接着テープ等の接着剤層38を
介して、相互に固着される。
【0023】上記構成を有するパネル型入力装置10
は、従来周知のパネル型入力装置と同様に、パーソナル
コンピュータ等のデータ処理装置のディスプレイ画面上
に設置して使用される。第1及び第2検出パネル16、
22の第1及び第2導電膜14、20には、コネクタに
よって電源回路に接続された第1及び第2配線ストリッ
プ32、34を介して、第1及び第2電極対28、30
の間に交互に所定電圧が印加される。その状態で、第2
検出パネル22の第2基板18の外面所望位置を例えば
指で押圧すると、押圧部位で両導電膜14、20が、多
数のドットスペーサ24の相互間空所を介して互いに短
絡され、電圧を印加していない側の導電膜14、20に
押圧部位すなわち短絡位置に対応した分圧が測定され
る。両導電膜14、20にこのようにして交互に生じる
分圧を測定することにより、押圧部位の2次元座標がア
ナログ式に特定され、データ処理装置でデジタル座標デ
ータ信号に変換して処理される。
【0024】上記したようにパネル型入力装置10で
は、第1検出パネル16の第1基板12の表面全体に設
置した第1導電膜14の外周領域に沿って、第1導電膜
14上に電気的絶縁領域として矩形枠状の絶縁層26を
設け、第1電極28及び第2電極30の引出線である1
対の第1配線ストリップ32及び1対の第2配線ストリ
ップ34を絶縁層26上に形成する構成とし、従来技術
で電気的絶縁領域を形成するために実施されたエッチン
グ工程を排除したので、絶縁層26上での第1導電膜1
4並びに第1及び第2配線ストリップ32、34の間の
相互絶縁性を維持しつつ、従来のエッチング工程に起因
する環境汚染やコスト増加等の課題を解決することがで
きる。
【0025】ここで、パネル型入力装置10における絶
縁層26は、絶縁性樹脂材料からフォトレジスト法等の
写真法やスクリーン印刷等の印刷法により第1検出パネ
ル16の第1導電膜14上に形成できるが、製造工数の
増加を避けるために、第1導電膜14上に多数のドット
スペーサ24をフォトレジスト法で形成する際に同時に
絶縁層26を形成することが有利である。ただし、第1
検出パネル16における各導体間の絶縁距離は、絶縁層
26の厚み(高さ)によって決まるので、絶縁層26が
一般に数μm オーダ(例えば1.5μm 〜10μm )の
厚みのドットスペーサ24と同じ厚みしか有しない場合
には、銀ペースト等からなる第1及び第2配線ストリッ
プ32、34の金属材料が絶縁層26を通してマイグレ
ーションを生じ、導体間の絶縁性を劣化させる傾向があ
る。そこでパネル型入力装置10では、図1に示すよう
に絶縁層26を多層構造として、マイグレーションの問
題を解決している。
【0026】すなわち絶縁層26は、ドットスペーサ2
4と同一の絶縁性樹脂材料でフォトレジスト法により第
1導電膜14上に形成される1次絶縁層40と、1次絶
縁層40とは異なる絶縁性樹脂材料で印刷法により1次
絶縁層40上に積層形成される2次絶縁層42とを備え
る。このような構成によれば、2次絶縁層42により絶
縁層26の厚みを増加することができるので、第1及び
第2配線ストリップ32、34のマイグレーションを防
止できるとともに、フォトレジスト法により形成された
1次絶縁層40に存在し得るピンホール等の欠陥を被
覆、排除することができる。
【0027】上記構成の絶縁層26を有した第1検出パ
ネル16の製造手順を、図4を参照して説明する。ま
ず、第1基板12上に真空蒸着法等により被着されたI
TO等からなる第1導電膜14上に、フォトレジスト法
により多数のドットスペーサ24と矩形枠状の1次絶縁
層40とを同時に形成する(図4(a))。ドットスペ
ーサ24及び1次絶縁層40には、好ましくはアクリレ
ート系ポリマーとアクリレート系モノマーとが混在した
紫外線硬化樹脂材料が使用される。
【0028】次に、1次絶縁層40を被覆するように、
スクリーン印刷により2次絶縁層42を形成し、以て第
1導電膜14の外周領域に矩形枠状の多層絶縁層26を
形成する(図4(b))。2次絶縁層42には、好まし
くはポリアクリレート系、ポリエステル系、エポキシ
系、フェノール系、ポリメタクリル系、ウレタン系及び
シリコン系の樹脂材料グループから選択された樹脂材料
が使用される。最後に、絶縁層26の内側に露出する第
1導電膜14及び2次絶縁層42の上に、スクリーン印
刷により銀ペーストを用いて一対の第1電極28並びに
第1及び第2配線ストリップ32、34を形成する(図
4(c))。
【0029】ところで、パネル型入力装置10の第1検
出パネル16は、従来のパネル型入力装置の製造工程で
一般に行われているように、大判の導電膜付きパネル材
の導電膜の表面全体に、複数の第1検出パネル16の第
1導電膜14の矩形露出部分に対応する複数の開口部を
有した2層の絶縁層を上記手順で形成し、1個の第1検
出パネル16の第1導電膜14及び絶縁層26に対応す
る各部分にそれぞれ一対の第1電極28並びに第1及び
第2配線ストリップ32、34を形成した後、所定の切
断線(図4(c)に例として矢印Aで示す)に沿ってパ
ネル材及び絶縁層を切断することにより作製できる。こ
のとき図1に示すように、作製された第1検出パネル1
6の切断面に、1次及び2次絶縁層40、42が露出す
ることになる。
【0030】ここで、第1導電膜14がITOからな
り、1次絶縁層40が上記種類の紫外線硬化樹脂材料か
らなる場合には、一般に第1導電膜14と1次絶縁層4
0との密着性が不足する傾向がある。したがって、パネ
ル型入力装置10がその製造後の保管中に高温や高湿の
環境下に置かれると、1次絶縁層40がその露出した切
断面の近傍領域で第1導電膜14から剥離し易くなると
いう課題が生じる。また、1次絶縁層40だけでは不足
しがちな絶縁性を強化するために設けた2次絶縁層42
は、所望の絶縁性を発揮し得る材料から十分な厚みに形
成されるが、そのような材料(例えばポリエステル樹
脂)は一般に皮膜形成能が大きく、50%を超える破断
伸びを有する場合がある。その場合には、上記したパネ
ル材及び絶縁層の切断時に、絶縁層(特に2次絶縁層4
2に対応する上層)をうまく切断できず、パネル材のみ
が切断されてしまうという課題が生じる。こうした課題
を解決するために、切断線の領域に予め絶縁層を形成し
ないことが考えられるが、その場合、作製された第1検
出パネル16の外周部に第1導電膜14が露出すること
になり、第2検出パネル22との間で絶縁性が劣化する
危惧がある。
【0031】そこで本願発明は、上記課題を解決するた
めに、第2実施形態として図5に示す構成を有したパネ
ル型入力装置50を提供する。パネル型入力装置50
は、図1に示すパネル型入力装置10と同様に、透明な
電気絶縁性の第1基板52及び第1基板52の表面全体
に設けられる透明な第1導電膜54を有した第1検出パ
ネル56と、透明な電気絶縁性の第2基板58及び第2
基板58の表面全体に設けられる第2導電膜60を有し
た第2検出パネル62とを備える。さらにパネル型入力
装置50は、第1検出パネル56の第1導電膜54の表
面外周領域に沿って第1導電膜54上に設けられる矩形
枠状の絶縁層64を備える。絶縁層64は、パネル型入
力装置10における2層構造の絶縁層26とは異なる3
層構造を有する。そしてパネル型入力装置50の絶縁層
64以外の各構成要素は、図1のパネル型入力装置10
の対応の各構成要素と本質的に同一であり、それら同一
の構成要素群の説明を省略する。
【0032】パネル型入力装置50の第1検出パネル5
6は、大判の導電膜付きパネル材の導電膜の表面全体
に、複数の第1検出パネル56の第1導電膜54の矩形
露出部分に対応する複数の開口部を有した多層の絶縁層
を形成し、1個の第1検出パネル56の第1導電膜54
及び絶縁層64に対応する各部分にそれぞれ一対の第1
電極(図示せず)並びに第1及び第2配線ストリップ
(第2配線ストリップ66のみ図示)を形成した後、所
定の切断線(矢印Bで示す)に沿ってパネル材及び絶縁
層を切断することにより作製される。
【0033】絶縁層64は、絶縁層64の内側の第1導
電膜54の表面露出部分に設けられた多数のドットスペ
ーサ68と同一の絶縁性樹脂材料(好ましくはアクリレ
ート系ポリマーとアクリレート系モノマーとが混在した
紫外線硬化樹脂材料)で、フォトレジスト法によりドッ
トスペーサ68と同時に第1導電膜54上に形成される
1次絶縁層70を備える。1次絶縁層70は、大判の導
電膜付きパネル材の切断線B(つまり切断後の第1導電
膜54の外周縁)から距離T(例えば0.2mm〜1.0
mm)だけ僅かに離間して、第1導電膜54上に形成され
る。
【0034】さらに絶縁層64は、1次絶縁層70とは
異なる絶縁性樹脂材料で、スクリーン印刷等の印刷法に
より1次絶縁層70上に積層形成される2次絶縁層とし
ての絶縁基層72を備える。絶縁基層72は、1次絶縁
層70と同様に、大判の導電膜付きパネル材の切断線B
(つまり切断後の第1導電膜54の外周縁)から距離T
(例えば0.2mm〜1.0mm)だけ僅かに離間して、1
次絶縁層70を被覆するように形成される。
【0035】絶縁基層72は、絶縁層64の厚みを増加
することにより、第1及び第2配線ストリップのマイグ
レーションを防止し、1次絶縁層70だけでは不足しが
ちな絶縁性を強化するとともに、フォトレジスト法によ
り形成された1次絶縁層70のピンホール等の欠陥を被
覆、排除するために設けられるものである。したがって
絶縁基層72は、所望の絶縁性を発揮すべく、50%を
超える破断伸びを有する材料(好ましくはポリエステル
系の熱硬化樹脂材料又はエポキシ架橋型ウレタンアクリ
レート)から十分な厚みに形成される。そして、上記し
たパネル材及び絶縁層の切断時に絶縁層がうまく切断さ
れないという不都合を排除するために、第1検出パネル
56では、1次絶縁層70及び絶縁基層72を、大判の
導電膜付きパネル材の切断線Bから離間して形成してい
るのである。
【0036】しかしそのままでは、作製された第1検出
パネル56の外周面に第1導電膜54と1次絶縁層70
との固着部分が露出するので、経時(特に高温、高湿環
境下)で1次絶縁層70が第1導電膜54から剥離し易
くなる危惧があり、また、作製された第1検出パネル5
6の外周部で絶縁層64の外側に第1導電膜54の一部
が矩形枠状に露出するので、第2検出パネル62との間
で絶縁性が劣化する危惧がある。そこで絶縁層64はさ
らに、絶縁基層72とは異なる絶縁性樹脂材料で、スク
リーン印刷等の印刷法により絶縁基層72上に積層形成
される被覆層74を備える。被覆層74は、導電膜付き
パネル材の切断線Bを越えて(つまり切断後の第1導電
膜54の外周縁まで)拡張形成され、第1検出パネル5
6の外周面における第1導電膜54と1次絶縁層70と
の固着部分を被覆するとともに、1次絶縁層70及び絶
縁基層72の外側の第1導電膜54を被覆する。
【0037】このように被覆層74は、第1検出パネル
56の外周領域を被覆して、第1導電膜54からの1次
絶縁層70の剥離を防止するとともに、第1導電膜54
と第2検出パネル62との間の絶縁性を確保するもので
ある。さらに、被覆層74を、50%以下の破断伸びを
有する材料(好ましくはポリアクリレート系、ポリエス
テル系、エポキシ系、フェノール系、ポリメタクリル
系、ウレタン系及びシリコン系の樹脂材料グループから
選択された樹脂材料)から形成することにより、パネル
材及び絶縁層の切断時に絶縁層がうまく切断されないと
いう不都合を排除することができる。なおここで、絶縁
層64上に配置される第1及び第2配線ストリップのマ
イグレーションの防止は、上記したように絶縁基層72
によって達成されている。
【0038】第1検出パネル56は、上記構成を有する
絶縁層64を備えることにより、前述した手順で容易か
つ正確に切断できる。そのようにして作製された第1検
出パネル56は、絶縁層64の3層部分における被覆層
74の上に、スクリーン印刷により銀ペーストを用いて
形成された第1配線ストリップ(図示せず)及び第2配
線ストリップ66を備える。そして第1検出パネル56
の第2配線ストリップ66と第2検出パネル62の第2
電極76とを導電性接着剤78により接続しつつ、第1
検出パネル56と第2検出パネル62とを両面接着テー
プ等の接着剤層80を介して相互に固着することによ
り、パネル型入力装置50が製造される。
【0039】図6は、第1検出パネル56に設けた3層
構造の絶縁層64の変形例を示す。この変形例では、絶
縁基層72の上に第1配線ストリップ(図示せず)及び
第2配線ストリップ66が形成され、被覆層74は、第
1導電膜54及び絶縁基層72の上にそれぞれ形成され
た各一対の第1電極(図示せず)並びに第1及び第2配
線ストリップを被覆して、絶縁基層72上に積層形成さ
れる。このとき被覆層74には、第2配線ストリップ6
6を第2検出パネル62の第2電極76に接続する導電
性接着剤78を配置するための開口75が設けられる。
このような構成によれば、被覆層74が第2配線ストリ
ップ66の大部分を被覆できるので、耐湿性を向上させ
て、銀マイグレーションの抑制及び銀材料の酸化防止を
達成でき、また、導電性接着剤78のはみ出しによる配
線ストリップ間の短絡を防止できる、という効果が得ら
れる。
【0040】図7は、本発明の第3実施形態によるパネ
ル型入力装置90を示す。パネル型入力装置90は、図
5のパネル型入力装置50における3層構造の絶縁層6
4とは異なる4層構造を有した矩形枠状の絶縁層92
を、第1検出パネル94の第1導電膜96の表面外周領
域に沿って第1導電膜96上に備える。パネル型入力装
置90の絶縁層92以外の各構成要素は、図5のパネル
型入力装置50の対応の各構成要素と本質的に同一であ
り、それら同一の構成要素群の説明を省略する。
【0041】パネル型入力装置90の絶縁層92は、パ
ネル型入力装置50の絶縁層64における1次絶縁層7
0、絶縁基層72及び被覆層74とそれぞれ本質的に同
一の構成を有する1次絶縁層98、絶縁基層100及び
被覆層102を互いに積層して備える。そして絶縁層9
2の3層部分における被覆層102の上に、スクリーン
印刷により銀ペーストを用いて第1配線ストリップ(図
示せず)及び第2配線ストリップ104が設けられる。
【0042】さらに絶縁層92は、被覆層102とは異
なる絶縁性樹脂材料で、スクリーン印刷等の印刷法によ
り被覆層102上に積層形成される絶縁表層106を備
える。絶縁表層106は、第1導電膜96及び被覆層1
02の上にそれぞれ形成された各一対の第1電極(図示
せず)並びに第1及び第2配線ストリップを被覆して、
被覆層102上に積層形成される。このとき絶縁表層1
06には、第2配線ストリップ104を第2検出パネル
108の第2電極110に接続する導電性接着剤112
を配置するための開口107が設けられる。絶縁表層1
06は、1次絶縁層98及び絶縁基層100と同様に、
大判の導電膜付きパネル材の切断線C(つまり切断後の
第1導電膜96の外周縁)から距離T(例えば0.2mm
〜1.0mm)だけ僅かに離間して形成される。
【0043】絶縁表層106は、図6の変形例における
被覆層74と同様の効果を得るために設けられるもので
ある。したがって絶縁表層106は、所望の絶縁性を発
揮すべく、50%を超える破断伸びを有する材料(好ま
しくは絶縁基層100と同一のポリエステル系熱硬化樹
脂材料又はエポキシ架橋型ウレタンアクリレート)から
形成される。そして、上記したパネル材及び絶縁層の切
断時に絶縁層がうまく切断されないという不都合を排除
するために、絶縁表層106は大判の導電膜付きパネル
材の切断線Cから離間して形成される。
【0044】第1検出パネル94は、上記構成を有する
絶縁層92を備えることにより、前述した手順で容易か
つ正確に切断できる。そのようにして作製された第1検
出パネル94の第2配線ストリップ104と、第2検出
パネル108の第2電極110とを導電性接着剤112
により接続しつつ、第1検出パネル94と第2検出パネ
ル108とを両面接着テープ等の接着剤層114を介し
て相互に固着することにより、パネル型入力装置90が
製造される。
【0045】図8は、パネル型入力装置90の製造工程
を概略で示す。なお図8では、図面を簡略化するため
に、1枚の大判の導電膜付きパネル材から1個の第1検
出パネル94が作製されるものとした。まず、大判の導
電膜付きパネル材aの導電膜上に、マスクbを用いて露
光、現像を行い、多数のドットスペーサ116(図7)
及び1次絶縁層98(図7)を形成する。次いで1次絶
縁層98上に、スクリーンcを用いて絶縁基層100
(図7)を形成する。1次絶縁層98及び絶縁基層10
0は、パネル材aの切断線から内側に離間して形成され
る。次いで絶縁基層100上に、スクリーンdを用いて
被覆層102(図7)を形成する。被覆層102は、パ
ネル材aの切断線を越えて拡張形成される。次いで、第
1導電膜96(図7)及び被覆層102の上に、スクリ
ーンeを用いて、1対の第1電極、1対の第1配線スト
リップ及び1対の第2配線ストリップ104(図7)を
含む複数の導体ストリップを形成する。そして、それら
導体ストリップを覆うように、スクリーンfを用いて絶
縁表層106(図7)を形成する。
【0046】このようにして作製された大判の第1検出
パネルブランクgに、枠状の両面接着テープ114を介
して、一対の第2電極110(図7)を備えた第2検出
パネル108を固着する。このとき、導電性接着剤11
2(図7)を用いて、絶縁表層106から露出する第2
配線ストリップ104の一部を第2電極110に接続す
る。このようにして作製された大判の入力装置ブランク
hを、所定の切断線に沿って切断し、パネル型入力装置
90を作製する。このとき、例えばガラスからなるパネ
ル材aの基板側に切断線を入れて外力を加えることによ
り、パネル材aが被覆層102とともに容易かつ正確に
切断できる。パネル型入力装置90にはさらに、コネク
タiが接続される。
【0047】図9は、第1検出パネル94に設けた4層
構造の絶縁層92の変形例を示す。この変形例では、図
7に示す絶縁層92の絶縁基層100と被覆層102と
の積層順序が逆になっている。つまり、一次絶縁層98
上に被覆層102が形成され、被覆層102上に絶縁基
層100が形成される。そして絶縁基層100上に、第
1配線ストリップ(図示せず)及び第2配線ストリップ
104が形成され、それら導体ストリップを覆うよう
に、絶縁基層100上に絶縁表層106が形成される。
【0048】図10は、第1検出パネル94に設けた4
層構造の絶縁層92の他の変形例を示す。この変形例で
は、図7に示す絶縁層92の絶縁表層106が、図6に
示す絶縁層64の被覆層74に置き換えられている。つ
まり、被覆層102の上に形成された第1配線ストリッ
プ(図示せず)及び第2配線ストリップ104を被覆し
て、パネル材の切断線Cを越えて(つまり切断後の第1
導電膜96の外周縁まで)拡張される被覆層74が、被
覆層102上にさらに積層形成される。
【0049】図11は、第1検出パネル94に設けた4
層構造の絶縁層92のさらに他の変形例を示す。この変
形例では、図10に示す絶縁層92の絶縁基層100と
被覆層102との積層順序が逆になっている。つまり、
一次絶縁層98上に被覆層102が形成され、被覆層1
02上に絶縁基層100が形成される。そして絶縁基層
100上に、第1配線ストリップ(図示せず)及び第2
配線ストリップ104が形成され、それら導体ストリッ
プを覆うように、絶縁基層100上にさらに被覆層74
が形成される。
【0050】上記した各実施形態では、第1検出パネル
16、56、94に形成される絶縁層26、64、92
は、多数のドットスペーサ24、68、116と同一の
材料でそれらドットスペーサと同時に第1導電膜14、
54、96上に形成される1次絶縁層40、70、98
を備える構成を有している。しかし本発明は、このよう
な構成に限定されず、絶縁層の1次絶縁層を、ドットス
ペーサとは異なる工程で形成する構成とすることもでき
る。この場合、1次絶縁層は、所望の絶縁性を発揮すべ
く、50%を超える破断伸びを有する材料(好ましくは
ポリエステル系の熱硬化樹脂材料又はエポキシ架橋型ウ
レタンアクリレート)から十分な厚みに形成される絶縁
基層に置き換えることができる。そして、第1導電膜の
外周縁から離間して第1導電膜上に形成される絶縁基層
上に、50%以下の破断伸びを有する材料(好ましくは
ポリアクリレート系、ポリエステル系、エポキシ系、フ
ェノール系、ポリメタクリル系、ウレタン系及びシリコ
ン系の樹脂材料グループから選択された樹脂材料)から
なる被覆層を、第1導電膜の外周縁まで拡張形成するこ
とができる。
【0051】
【実施例】本発明の作用効果を明確にするために、幾つ
かの実施例を以下に記載する。 〔実施例1〕表面抵抗500Ω/m2 のITO膜付きガ
ラス(厚さ1mm)のITO膜上に、アクリル系フォトレ
ジストを塗布、乾燥して5μm の膜を形成し、これにマ
スクを被せて露光、現像を行い、多数のドットスペーサ
及び1次絶縁層を形成した。次に1次絶縁層上に、紫外
線硬化型変成アクリレートである協立化学産業製のワー
ルドロックA−310(商品名)を印刷し、紫外線硬化
して、厚さ10μm の2次絶縁層を形成した。次に銀ペ
ーストを用いて、ITO膜及び2次絶縁層上に1対の第
2配線ストリップを含む複数の導体ストリップを印刷
し、150℃で15分間乾燥して(厚さ10μm )、第
1検出パネルを作製した。他方、表面抵抗500Ω/m
2 のITO膜付きPETフィルム(厚さ175μm )の
ITO膜上に、銀ペーストを用いて1対の第2電極を印
刷し、150℃で15分間乾燥して(厚さ10μm )、
第2検出パネルを作製した。最後に、第2配線ストリッ
プと第2電極とを導電性接着剤により接合しつつ、第1
検出パネルと第2検出パネルとを両面テープを介して張
り合わせ、図1に示すパネル型入力装置を作製した。こ
のパネル型入力装置では、第1検出パネルの外周所望位
置に集結する第1及び第2配線ストリップにコネクタを
接続した。
【0052】〔実施例2〕実施例1において、2次絶縁
層として、熱硬化型ポリエステル樹脂である藤倉化成製
のXB−131(商品名)を1次絶縁層上に印刷し、1
50℃で30分間乾燥した。他の構成は実施例1と同一
であった。 〔実施例3〕実施例1において、2次絶縁層として、熱
硬化型エポキシ樹脂であるグレースジャパン製のエコボ
ンドA−329−1(商品名)を1次絶縁層上に印刷
し、120℃で40分間乾燥した。他の構成は実施例1
と同一であった。
【0053】〔実施例4〕表面抵抗500Ω/m2 のI
TO膜付きガラス(厚さ1mm)のITO膜上に、アクリ
ル系フォトレジスト(アクリレート系オリゴマーとアク
リレート系モノマーとが混在した紫外線硬化樹脂)を塗
布、乾燥して5μm の膜を形成し、これにマスクを被せ
て露光、現像を行い、多数のドットスペーサ及び1次絶
縁層を形成した。次に1次絶縁層上に、熱硬化型ポリエ
ステル樹脂である藤倉化成製のXB−131(商品名)
を印刷し、熱硬化(150℃で15分)させて、厚さ3
0μm の絶縁基層(破断伸び84%)を形成した。1次
絶縁層及び絶縁基層は、ガラス切断線から内側に0.3
mm離間して配置された。次に絶縁基層上に、紫外線硬化
型変成アクリレートである協立化学産業製のワールドロ
ックA−310(商品名)を印刷し、紫外線硬化して、
厚さ15μm の被覆層(破断伸び38%)を形成した。
被覆層はガラス切断線を越えて配置された。次に銀ペー
ストを用いて、ITO膜及び被覆層上に1対の第2配線
ストリップを含む複数の導体ストリップを印刷し、15
0℃で15分間乾燥した(厚さ10μm )。次にそれら
導体ストリップを覆うように、ガラス切断線から内側に
0.3mm離間して、熱硬化型ポリエステル樹脂である藤
倉化成製のXB−131(商品名)を印刷し、熱硬化
(150℃で15分)させて絶縁表層を形成し、第1検
出パネルを作製した。他方、表面抵抗500Ω/m2
ITO膜付きPETフィルム(厚さ175μm )のIT
O膜上に、銀ペーストを用いて1対の第2電極を印刷
し、150℃で15分間乾燥して(厚さ10μm )、第
2検出パネルを作製した。そして、第2配線ストリップ
と第2電極とを導電性接着剤により接合しつつ、第1検
出パネルと第2検出パネルとを両面テープを介して張り
合わせ、図7に示すパネル型入力装置ブランクを作製し
た。最後に、ガラス基板側に、パネル型入力装置の所定
外形寸法に合わせて切断線を入れ、外力を加えると、ガ
ラスが被覆層とともに容易かつ正確に切断され、パネル
型入力装置が作製された。このパネル型入力装置では、
第1検出パネルの外周所望位置に集結する第1及び第2
配線ストリップにコネクタを接続した。
【0054】〔実施例5〕実施例4において、絶縁基層
と被覆層との積層順序を逆にし、他の構成は実施例4と
同一にして、図9に示すパネル型入力装置ブランクを作
製した。実施例4と同様に、切断線に沿ってガラスが被
覆層とともに容易かつ正確に切断された。 〔実施例6〕実施例4において、第2配線ストリップの
下の被覆層を排除するとともに、絶縁表層を被覆層に置
き換え、他の構成は実施例4と同一にして、図6に示す
パネル型入力装置ブランクを作製した。実施例4と同様
に、切断線に沿ってガラスが被覆層とともに容易かつ正
確に切断された。
【0055】〔実施例7〕実施例1において、1次絶縁
層を排除し、2次絶縁層のみの単層構造の絶縁層を形成
した。他の構成は実施例1と同一であった。上記各実施
例に対し、初期、500時間経過後(温度50℃、
湿度95%の雰囲気で、第1検出パネルにマイナス電位
を、かつ第2検出パネルに+10Vのバイアスを印
加)、1000時間経過後(同)の各時点で、入力特
性(入力信号の直線性)、絶縁抵抗(第1検出パネル上
の導体ストリップ間の絶縁性)及びマイグレーション
(第1検出パネル上の導体ストリップによる)の各項目
に関する評価を行った。評価結果を下表に示す。
【0056】
【表1】
【0057】上表から明らかなように、いずれの実施例
も、初期状態では良好な入力特性及び絶縁抵抗を示し、
導体ストリップ間の絶縁性に優れたパネル型入力装置と
なっている。また経時では、実施例1〜6はいずれも良
好な入力特性及び絶縁抵抗を維持しているが、実施例7
では、500時間経過後に絶縁抵抗が5KΩまで低下
し、正常な入力特性を示さなくなった。しかも実施例7
では、500時間経過後にガラス裏面から観察すると、
第2配線ストリップの下の絶縁層からITO膜に至る部
分に銀色の変色が見られ、第2配線ストリップの銀イオ
ンが絶縁層を介してマイグレーションを生じているのが
判った。実施例1〜6では、経時でマイグレーションは
生じなかった。このように、経時でのパネル型入力装置
の性能を維持するためには、絶縁層を多層構造にするこ
とが望ましい。
【0058】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、第1及び第2検出パネルの第1及び第2導電
膜にそれぞれ接続された第1及び第2電極対から延長さ
れる第1及び第2配線ストリップを、第1検出パネルの
基板表面全体に設けられた第1導電膜の外周領域に積層
形成される絶縁層に配置する構成としたので、絶縁層に
おける第1及び第2配線ストリップの間、並びにそれら
配線ストリップと第1導電膜との間の相互絶縁性を維持
しつつ、エッチング工程に起因する環境汚染やコスト増
加等の課題を解決できるパネル型入力装置が提供され
る。特に、絶縁層を多層構造にした場合は、経時でもパ
ネル型入力装置の性能を維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態によるパネル型入力装置
の、図2の線I−Iに沿った断面図である。
【図2】図1のパネル型入力装置の第1検出パネルの平
面図である。
【図3】図1のパネル型入力装置の第2検出パネルの平
面図である。
【図4】図1のパネル型入力装置の第1検出パネルの作
製手順を示す断面図で、(a)1次絶縁層、(b)二次
絶縁層及び(c)導体ストリップの、それぞれの積層段
階を示す。
【図5】本発明の第2実施形態によるパネル型入力装置
のブランクの部分拡大断面図である。
【図6】図5のパネル型入力装置における絶縁層の変形
例を示す図である。
【図7】本発明の第3実施形態によるパネル型入力装置
のブランクの部分拡大断面図である。
【図8】図7のパネル型入力装置の製造工程を示す図で
ある。
【図9】図7のパネル型入力装置における絶縁層の変形
例を示す図である。
【図10】図7のパネル型入力装置における絶縁層の他
の変形例を示す図である。
【図11】図7のパネル型入力装置における絶縁層のさ
らに他の変形例を示す図である。
【符号の説明】
10、50、90…パネル型入力装置 12、52…第1基板 14、54、96…第1導電膜 16、56、94…第1検出パネル 18、58…第2基板 20、60…第2導電膜 22、62、108…第2検出パネル 24、68、116…ドットスペーサ 26、64、92…絶縁層 28…第1電極 30、76、110…第2電極 32…第1配線ストリップ 34、66、104…第2配線ストリップ 36、78、112…導電性接着剤 40、70、98…1次絶縁層 42…2次絶縁層 72、100…絶縁基層 74、102…被覆層 106…絶縁表層

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明な第1絶縁基板、該第1絶縁基板の
    表面に設けられる透明な第1導電膜、該第1導電膜の対
    向縁部に配設されて該第1導電膜に接続される1対の第
    1電極、該1対の第1電極から延長され、互いに離隔し
    かつ該第1導電膜から離隔して該第1絶縁基板上にパタ
    ーン形成される1対の第1配線ストリップ、並びに互い
    に離隔しかつ該第1導電膜及び該1対の第1配線ストリ
    ップから離隔して該第1絶縁基板上にパターン形成され
    る1対の第2配線ストリップを備えた第1検出パネル
    と、 透明な第2絶縁基板、該第2絶縁基板の表面に設けられ
    る透明な第2導電膜、及び該第2導電膜の対向縁部に配
    設されて該第2導電膜に接続される1対の第2電極を備
    え、該1対の第2電極を前記第1検出パネルの前記1対
    の第1電極に直交配置して該第2導電膜を前記第1導電
    膜に対向させ、該1対の第2電極を前記1対の第2配線
    ストリップにそれぞれ接続して前記第1検出パネルに重
    ねられる第2検出パネルと、 前記第1検出パネルと前記第2検出パネルとの間に配置
    され、前記第1及び第2導電膜を相互に離間するととも
    に、前記第1及び第2絶縁基板の少なくとも一方の変形
    時に該第1及び第2導電膜の短絡を許容するスペーサ
    と、を具備したパネル型入力装置において、 前記第1検出パネルは、前記第1導電膜を前記第1絶縁
    基板の表面全体に設置するとともに、該第1導電膜の外
    周領域に沿って該第1導電膜上に設けられる絶縁層を有
    し、前記1対の第1配線ストリップ及び前記1対の第2
    配線ストリップが該絶縁層上に形成されること、を特徴
    とするパネル型入力装置。
  2. 【請求項2】 前記絶縁層が多層構造を有する請求項1
    に記載のパネル型入力装置。
  3. 【請求項3】 前記スペーサが、前記第1検出パネルの
    前記第1導電膜上に形成された多数のドットスペーサか
    らなり、前記絶縁層が、該ドットスペーサと同一の材料
    で該第1導電膜上に形成される1次絶縁層と、該1次絶
    縁層とは異なる材料で該1次絶縁層上に形成される2次
    絶縁層とを備える請求項1又は2に記載のパネル型入力
    装置。
  4. 【請求項4】 前記スペーサ及び前記1次絶縁層が、ア
    クリレート系ポリマーとアクリレート系モノマーとが混
    在した紫外線硬化樹脂材料から形成される請求項3に記
    載のパネル型入力装置。
  5. 【請求項5】 前記2次絶縁層が、ポリアクリレート
    系、ポリエステル系、エポキシ系、フェノール系、ポリ
    メタクリル系、ウレタン系及びシリコン系の樹脂材料グ
    ループから選択された樹脂材料から形成される請求項3
    又は4に記載のパネル型入力装置。
  6. 【請求項6】 前記1次絶縁層が、前記第1導電膜の外
    周縁から離間して該第1導電膜上に形成され、前記2次
    絶縁層が、該第1導電膜の該外周縁から離間して形成さ
    れる絶縁基層と、該絶縁基層とは異なる材料で該第1導
    電膜の該外周縁まで拡張形成される被覆層とを、互いに
    積層して備える請求項3又は4に記載のパネル型入力装
    置。
  7. 【請求項7】 前記絶縁基層の材料が50%を超える破
    断伸びを有し、前記被覆層の材料が50%以下の破断伸
    びを有する請求項6に記載のパネル型入力装置。
  8. 【請求項8】 前記絶縁基層が、ポリエステル系の熱硬
    化樹脂材料又はエポキシ架橋型ウレタンアクリレートか
    ら形成される請求項7に記載のパネル型入力装置。
  9. 【請求項9】 前記被覆層が、ポリアクリレート系、ポ
    リエステル系、エポキシ系、フェノール系、ポリメタク
    リル系、ウレタン系及びシリコン系の樹脂材料グループ
    から選択された樹脂材料から形成される請求項7又は8
    に記載のパネル型入力装置。
  10. 【請求項10】 前記絶縁層が、前記第1導電膜の外周
    縁から離間して該第1導電膜上に形成される絶縁基層
    と、該絶縁基層とは異なる材料で該絶縁基層上に該第1
    導電膜の該外周縁まで拡張形成される被覆層とを備える
    請求項1又は2に記載のパネル型入力装置。
  11. 【請求項11】 前記絶縁基層の材料が50%を超える
    破断伸びを有し、前記被覆層の材料が50%以下の破断
    伸びを有する請求項10に記載のパネル型入力装置。
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