JPH11223775A - 内視鏡装置 - Google Patents

内視鏡装置

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JPH11223775A
JPH11223775A JP10024835A JP2483598A JPH11223775A JP H11223775 A JPH11223775 A JP H11223775A JP 10024835 A JP10024835 A JP 10024835A JP 2483598 A JP2483598 A JP 2483598A JP H11223775 A JPH11223775 A JP H11223775A
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JP
Japan
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endoscope
adapter
electrical connector
relay terminal
shield
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JP10024835A
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Susumu Aono
進 青野
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication of JPH11223775A publication Critical patent/JPH11223775A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電子内視鏡と外部機器とを中継部材を介して電
気的に接続する際、電子内視鏡から延出する信号線に、
外部からのノイズが乗ったり、この信号線に乗っている
ノイズが外部に放射することを防止する内視鏡装置を提
供すること。 【解決手段】中継端子固定部材33の受部側開口部側端
面上にはジャンパー線37が配置されており、このジャ
ンパー線37の一端部と第2中継端子34bとが導電性
の固定部材38によって電気的に接続され、ジャンパー
線37とアダプタ総合シールド32とが電気的に接続さ
れている。このことによって、第2中継端子34bとア
ダプタ総合シールド32とは、ジャンパー線37を介し
て電気的に接続されるので、信号線15を流れるノイズ
は、第2中継端子34bから固定部材38,ジャンパー
線37を介してアダプタ総合シールド32、総合シール
ド22に流れてグランドに落ちる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子内視鏡と撮像
装置とを備えた内視鏡装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子内視鏡は、一般的に挿入部先端部に
固体撮像素子を配置しており、この固体撮像素子に結像
した内視鏡像はこの固体撮像素子によって電気信号に光
電変換される。この撮像素子で変換された電気信号は、
撮像ケーブルによって電気信号から対応する映像信号を
生成するビデオプロセッサに伝送されるようになってい
る。前記撮像ケーブルは、内視鏡の挿入部、この挿入部
の基端に位置する操作部、この操作部から延出するユニ
バーサルコード内を通って、電気コネクタに接続されて
いる。
【0003】また、電子内視鏡は、前記ビデオプロセッ
サや、照明光を供給する光源装置、内視鏡観察画像を表
示するモニタ等と接続されて内視鏡装置として使用され
る。したがって、内視鏡操作部にはモニタに表示される
画像を静止させたり、調光状態を切り換えたりするな
ど、外部機器のコントロールを可能にする各種操作スイ
ッチが設けられており、この操作部から延出するスイッ
チケーブルもユニバーサルコードを通って電気コネクタ
に接続されている。
【0004】前記ユニバーサルコード内を挿通する撮像
ケーブル及びスイッチケーブルは不要輻射ノイズの放射
をしやすく、また混入を受けやすいため、EMC(電磁
妨害を与える問題であるEMIと電磁妨害を受ける問題
であるEMSの総称)対策のために、シールド強化を特
に要求される部位である。
【0005】このため例えば、特開平7−313454
号公報にはビデオプロセッサを備え、リユース用電子内
視鏡と、ディスポ用電子内視鏡と、これら電子内視鏡か
ら伝送される電気信号の信号処理を行うビデオプロセッ
サとを備え、どちらの電子内視鏡も使用可能な内視鏡撮
像装置が開示されている。
【0006】この内視鏡撮像装置で使用されるリユース
用電子内視鏡とディスポ用電子内視鏡とでは前記ビデオ
プロセッサに接続するためのコネクタ形状が互いに異な
っているので、ビデオプロセッサにはリユース用電子内
視鏡に備えられているコネクタが着脱自在に接続される
ようになっていた。このため、前記ビデオプロセッサに
前記ディスポ用電子内視鏡のコネクタを接続する場合に
はディスポ用電子内視鏡のコネクタに着脱自在な電気コ
ネクタ受部と、ビデオプロセッサに設けられているコネ
クタ受部に着脱自在な電気コネクタとを備えた中継部材
である中継ケーブルによって電気的に接続していた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記特
開平7−313454号公報に示したように中継ケーブ
ルを介して電子内視鏡とビデオプロセッサとを接続する
場合、例えば電子内視鏡に設けられている電気コネクタ
のピン数がビデオプロセッサに設けられている電気コネ
クタ受部の接続部の数より多いと、中継ケーブルによっ
て電気コネクタ受部との電気的な接続が遮断される信号
ラインに接続された電気コネクタのピンに接続されてい
る電子内視鏡から延出する信号線に、外部からのノイズ
が乗ったり、この信号線に乗っているノイズが外部に放
射されるおそれがあった。
【0008】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、電子内視鏡と外部機器とを中継部材を介して電気
的に接続する際、この中継部材を介すことによって外部
機器との電気的な接続が遮断される電子内視鏡から延出
する信号線に、外部からのノイズが乗ったり、この信号
線に乗っているノイズが外部に放射することを防止する
EMC対策を施した内視鏡装置を提供することを目的に
している。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の内視鏡装置は、
内視鏡から延出する信号ケーブルに設けられている電気
コネクタのピンの数と、カメラコントロールユニットに
設けられている電気コネクタ受けの接続部の数とが異な
り、前記電気コネクタと電気コネクタ受けとをアダプタ
を介して電気的に接続する内視鏡装置であって、前記ア
ダプタに、電気コネクタのピンに対して電気的に接続し
て前記電気コネクタ受けの接続部に対する電気的な接続
を遮断する信号ラインを設け、この信号ラインを総合シ
ールドに電気的に接続している。
【0010】この構成によれば、中継部材の電気コネク
タ受けの接続部に対する電気的な接続を遮断する信号ラ
インに接続される電子内視鏡から延出する信号線にEM
C対策を施して、この信号線に外部からのノイズが乗っ
たり、この信号線に乗っているノイズが外部に放射され
ることがをなくなる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1ないし図3は本発明の一実施
形態に係り、図1は内視鏡装置の概略構成を示す説明
図、図2は信号ケーブルに設けた電気コネクタと、アダ
プタと、ビデオプロセッサに設けた電気コネクタ受部と
の構成を説明する断面図、図3は図2に示すA−A断面
図である。
【0012】図1に示すように本実施形態の内視鏡装置
1は、細長な挿入部2及び把持部を兼ねる操作部3を備
えた内視鏡4と、この内視鏡4の操作部側部から延出す
るユニバーサルコード5基端部に備えられライトガイド
コネクタ6が着脱自在な光源装置7と、前記ライトガイ
ドコネクタ6の側部から分岐して延出する信号ケーブル
8の基端部に設けられた電気コネクタ9が着脱自在な電
気コネクタ受部10を例えば装置前面に設けたビデオプ
ロセッサ11とで主に構成されている。
【0013】なお、本実施形態においては前記信号ケー
ブル8に設けた電気コネクタ9の接続ピンの本数が前記
電気コネクタ受部10に設けられている接続ピンとの接
続部となるピン受部の数より多いので、中継部材である
アダプタ12を介して前記電気コネクタ9と前記電気コ
ネクタ受部10との電気的な接続を行う。
【0014】図2に示すように前記信号ケーブル8及び
この信号ケーブル8に設けられている電気コネクタ9の
外装には絶縁部材からなる外装体であるケーブル外装被
覆13が設けられており、このケーブル外装被覆13の
内周面には導電性部材からなるケーブル総合シールド1
4が配設されている。そして、このケーブル総合シール
ド14の内側部に内視鏡から延出する複数の信号線15
が挿通しており、これら信号線15の後端部が電気コネ
クタ9に備えられているそれぞれ接続ピン16に接続さ
れている。これら接続ピン16は、電気コネクタ9の後
端開口部9a側に配置される絶縁部材からなる接続ピン
固定部材17に固定され、前記後端開口部9aの後端面
から突出した状態になっている。
【0015】前記ビデオプロセッサ11の前面に設けら
れている電気コネクタ受部10の外装には絶縁部材から
なる外装体21が設けられており、この外装体21の内
周面には導電性部材で形成され、グランドに対して導通
するように構成された総合シールド22が配設されてい
る。この総合シールド22の内側部には絶縁部材からな
る接続端子固定部材23が設けられており、この接続端
子固定部材23に複数の接続端子24が固定されてい
る。この接続端子24は、ピン部25と、コネクタ受部
開口部10a内に配設されてアダプタ12に設けられる
後述する第1中継端子34aが係入する接続部となるピ
ン受部26とで形成されている。
【0016】前記信号ケーブル8に設けられている電気
コネクタ9と前記ビデオプロセッサ11の前面に設けら
れている電気コネクタ受部10とを電気的に接続するた
めに使用するアダプタ12の外装には絶縁部材からなる
外装体であるアダプタ外装部材31が設けられており、
このアダプタ外装部材31の内周面には導電性部材から
なるアダプタ総合シールド32が配設されている。この
アダプタ総合シールド32の内側部には絶縁部材からな
る中継端子固定部材33が設けられており、この中継端
子固定部材33に複数の中継端子34が固定されてい
る。この中継端子34は、ピン部35と、コネクタ側開
口部12a内に配設されて前記接続ピン16が係入して
接続部となるピン受部36とで形成されている。
【0017】上述したように本実施形態においては電気
コネクタ9に設けられている接続ピン16の本数が前記
電気コネクタ受部10に設けられている接続端子24の
ピン受部26の数より多い。このため、前記中継端子3
4には、前記アダプタ12を前記電気コネクタ受部10
に接続したとき、前記接続端子24のピン受部26に係
入するように受部側開口部12bの端面からピン部35
を突出させた第1中継端子34aと、前記接続端子24
のピン受部26に当接することないように受部側開口部
12b側の中継端子固定部材33の端面とピン部35の
先端面とが一致するようにした第2中継端子34bとの
二種類がある。
【0018】なお、前記アダプタ12のコネクタ側開口
部12aの内周部は、前記電気コネクタ9の外周面が係
入するように構成されており、この電気コネクタ9がコ
ネクタ側開口部12aの内周部内に配置されたとき、電
気コネクタ9の接続ピン16の先端部がアダプタ12の
中継端子34のピン受部36に係入して当接することに
より接続ピン16と中継端子34とが電気的な接続状態
になると共に、ケーブル総合シールド14の端面14a
とアダプタ総合シールド32の段部端面32aとが当接
して電気的に接続された状態になる。
【0019】また、前記アダプタ12のコネクタ受部側
端部は、前記電気コネクタ受部10のコネクタ受部開口
部10aの内周部に係入するように構成されており、こ
のアダプタ12がコネクタ受部開口部10aの内周部内
に配置されたとき、第1中継端子34aのピン部35が
接続端子24のピン受部26に係入して当接することに
より第1中継端子34aと接続端子24とが電気的な接
続状態になると共に、アダプタ総合シールド32の端面
32bと総合シールド22の段部端面22aとが当接し
て電気的に接続された状態になる。
【0020】すなわち、前記電気コネクタ9と電気コネ
クタ受部10とがアダプタ12を介して接続されること
によって信号線15を伝送される電気信号は、接続ピン
16,第1中継端子34aを介して接続端子24に送ら
れるものと接続ピン16,第2中継端子34bによって
アダプタ内で遮断されるものとがある。また、前記電気
コネクタ9と電気コネクタ受部10とがアダプタ12を
介して接続されることによって、前記ケーブル総合シー
ルド14,アダプタ総合シールド32及び総合シールド
22が電気的に接続されてグランドに導通している。
【0021】図3に示すように前記中継端子固定部材3
3の受部側開口部側端面上には導電部材からなるジャン
パー線37が配置されており、このジャンパー線37の
一端部と第2中継端子34bとが半田等の導電性の固定
部材38によって電気的に接続されると共に、ジャンパ
ー線37の他端部とアダプタ総合シールド32とが前記
固定部材38によって電気的に接続されている。このこ
とによって、前記第2中継端子34bとアダプタ総合シ
ールド32とは、ジャンパー線37を介して電気的に接
続されるので、前記第2中継端子34bのピン受部36
に係入する接続ピン16に接続されている信号線15
は、この第2中継端子34b,固定部材38,ジャンパ
ー線37,固定部材38,アダプタ総合シールド32及
び総合シールド22を介してグランドに導通する。この
ため、前記信号線15を流れるノイズは、第2中継端子
34bから固定部材38,ジャンパー線37を介してア
ダプタ総合シールド32、総合シールド22に流れてグ
ランドに落とされる。
【0022】このように、電気コネクタと電気コネクタ
受部とをアダプタを介して接続することによってケーブ
ル総合シールドとアダプタ総合シールドと総合シールド
とを電気的に接続すると共に、このアダプタに設けた電
気コネクタ受部との電気的接続を遮断する第2中継端子
をジャンパー線によってアダプタ総合シールドに電気的
に接続したことによって、前記第2中継端子に接続され
る電気コネクタの接続ピンに接続されている信号線を流
れるノイズを第2中継端子、固定部材、ジャンパー線、
アダプタ総合シールド、総合シールドを介してグランド
に落とすことができる。このことによって、前記信号線
に、外部からのノイズが乗ったり、この信号線に乗って
いるノイズが外部に放射することを防止して内視鏡装置
のEMCレベルが大幅に向上する。
【0023】なお、図3に示したように中継端子固定部
材33の受部側開口部側端面上にジャンパー線37を配
置する代わりに、図4に示すように導電部材として導電
パターン39を設け、この導電パターン39と第2中継
端子34b及びアダプタ総合シールド32とを電気的に
接続することによって、上述した実施形態の作用及び効
果に加え、アダプタ12の電気コネクタ受部10への繰
り返し着脱による物理的、電気的破損をなくすことがで
きる。
【0024】ところで、特開平9−90237号公報に
は固体映像素子と電気的に接続される回路基板と、この
回路基板の電極部に電気的に接続される複数の信号線を
ひとまとめにした複合ケーブルとを有する撮像装置にお
いて、複合ケーブルの先端部に、このケーブル内に配設
されている複数の信号線を所望の形態に配列する配列手
段を設けた撮像装置が開示されている。この配列手段
は、セラミックス等の絶縁部材で形成され、信号線の配
置位置を調整保持するようになっている。この撮像装置
の配列手段は、信号線(ケーブル芯線)の配列を調整保
持するように形成されているため、ケーブル芯線が同心
円状に配列される。一方、前記ケーブル芯線が半田付け
される基板のランドは、実装密度が高まると2列に平行
して設けざるを得ない。このため、ケーブル芯線を基板
のランドに半田付けする際、ケーブル芯線を2列に並行
させて、半田付けを行わなければならないので半田付け
作業が煩雑になっていた。このため、ケーブル芯線を基
板のランドに容易に半田付けすることが可能な内視鏡が
望まれていた。
【0025】図5ないし図9はケーブル芯線を基板のラ
ンドに容易に半田付け可能な内視鏡の構成を説明するた
めの図であり、図5は内視鏡装置の概略構成を示す説明
図、図6は内視鏡先端部の構成を説明する図、図7は撮
像ユニットの構成を説明する断面図、図8はガイド板の
構成を説明する図、図9はガイド板の他の構成を示す説
明図である。
【0026】図5に示すように本実施形態の内視鏡装置
41は、細長な挿入部42及び把持部を兼ねる操作部4
3を備えた内視鏡44と、この内視鏡44の側部から延
出するユニバーサルコード45の基端部に備えたライト
ガイドコネクタ46が接続される光源装置47と、前記
ライトガイドコネクタ46の側部から分岐して延出する
信号ケーブル48の基端部に備えた電気コネクタ49が
接続される電気コネクタ受部50を例えば装置前面に設
けたビデオプロセッサ51とで主に構成されている。
【0027】図6に示すように内視鏡44の挿入部42
の先端部を構成する先端構成部52には対物レンズユニ
ット53が設けられており、この対物レンズユニット5
3の後方には前記対物レンズユニット53の結像位置に
CCD61などの撮像素子を配設した撮像ユニット60
が配設されている。そして、これら対物レンズユニット
53及び撮像ユニット60に対して長手方向に略平行に
ライトガイド54が配設されている。
【0028】図7に示すように撮像ユニット60は、外
装部分にシールド枠62を配設して構成したものであ
り、このシールド枠62の内部にCCD61、このCC
D61の後方側に位置するハイブリッドIC(以下HI
Cと略記)63及びこのHIC63の後方側に位置する
接続基板64が設けられている。前記接続基板64のラ
ンド部(不図示)には映像信号をビデオプロセッサ51
に伝達する複数の信号線66がそれぞれ半田付けされて
いる。
【0029】また、前記CCD61の側面からは複数の
アウターリード65が延出しており、それぞれのアウタ
ーリード65を後方の接続基板64方向に折り曲げてい
る。そして、このアウターリード65の中間部を半田に
て前記HIC63の側面に固定すると共に、これらアウ
ターリード65の後端側を半田にて接続基板64の側面
に固定している。
【0030】前記シールド枠62の後端部には前記接続
基板64に略平行にガイド板67が固定されている。図
8に示すようにガイド板67には前記信号線66を挿通
配置する信号線配置溝68が2つ平行に形成されてお
り、これら信号線配置溝68の幅寸法は前記信号線66
の外径寸法と略同一寸法に形成されている。また、前記
信号線配置溝68に信号線66を挿通配置する際、前記
接続基板64に半田付けされる位置と対応する順番で信
号線66が整列されるように配置位置が調整されてい
る。
【0031】このように、信号線を接続基板の半田付け
位置に対応させて順番に2列にかつ平行に配設すること
によって、信号線を基板のランドに容易に半田付けする
ことができる。
【0032】なお、図8ではガイド板67に設ける2つ
の信号線配置溝68を平行に形成しているがガイド板は
図8で示したものに限定されるものではなく、図9に示
すようにガイド板67に外形形状が略楕円形になるよう
に対設した信号線配置溝68a等であってもよく、複数
の信号線66を順番に配置し易く、かつそれぞれの信号
線66を接続基板64のランドに容易に半田付けするこ
とができればよい。このことによって、ガイド板の幅寸
法を小さくして小型化に寄与する。また、前記ガイド板
67の肉厚は薄ければ薄いほど挿入部先端部の硬質長の
短縮化に寄与する。
【0033】上述の実施形態に示した内視鏡は、使用後
に消毒・滅菌装置に投入され、消毒・滅菌される。しか
し、消毒・滅菌に使用されるものにはアタック性が非常
に強いものがあり、アタック性が強いことによって内視
鏡の外表面が劣化されるという問題があった。このた
め、アタック性の強い消毒・滅菌装置に対して耐性のあ
る内視鏡装置が望まれていた。このため、内視鏡の外表
面を構成しているアルミ部材に硬質アルマイト処理を施
している。このことにより、外表面部材の下地部材と表
面処理層との吸着力が強くなって、アタック性の強い消
毒・滅菌装置に対して、耐性のある内視鏡装置を提供す
ることができる。
【0034】また、内視鏡の外表面部材に硬質アルマイ
ト処理を施す代わりに、セラミック系超微粒子積層処理
を施すようにしてもよい。
【0035】なお、前記内視鏡の外表面部材の下地金属
としては例えば、ステンレス、鉄、アルミニウム、真ち
ゅうなどである。このことによって、前記アルミ部材に
硬質アルマイト処理を施した場合と同様にアタック性の
強い消毒・滅菌装置に対して耐性のある内視鏡装置を提
供することができる。
【0036】なお、本発明は、以上述べた実施形態のみ
に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範
囲で種々変形実施可能である。
【0037】[付記]以上詳述したような本発明の上記
実施形態によれば、以下の如き構成を得ることができ
る。
【0038】(1)ピン数が異なる信号伝送用プラグと
カメラコントロールユニットのジャックを接続する場合
に用いる互換性アダプターを有する内視鏡装置におい
て、互換性アダプターによって遮断される信号ラインを
互換性アダプター内の総合シールドに接続したことを特
徴とする内視鏡装置。
【0039】(2)少なくとも1本の信号ケーブルが接
続される基板を有する内視鏡装置において、前記基板の
近傍にケーブル整列部材を設けたことを特徴とする内視
鏡装置。
【0040】(3)内視鏡外表面を構成するアルミ部材
に硬質アルマイト処理を施したことを特徴とする内視鏡
装置。
【0041】(4)内視鏡外表面をステンレス、鉄、真
ちゅう等の金属部材で構成する内視鏡において、前記内
視鏡外表面を構成する金属部材にセラミック系超微粒子
積層処理を施した内視鏡装置。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、電
子内視鏡と外部機器とを中継部材を介して電気的に接続
する際、この中継部材を介すことによって外部機器との
電気的な接続が遮断される電子内視鏡から延出する信号
線に、外部からのノイズが乗ったり、この信号線に乗っ
ているノイズが外部に放射することを防止するEMC対
策を施した内視鏡装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1ないし図3は本発明の一実施形態に係り、
図1は内視鏡装置の概略構成を示す説明図
【図2】信号ケーブルに設けた電気コネクタと、アダプ
タと、ビデオプロセッサに設けた電気コネクタ受部との
構成を説明する断面図
【図3】図2に示すA−A断面図
【図4】中継端子とアダプタ総合シールドとを電気的に
接続する導電部材の他の例を示す説明図
【図5】図5ないし図9はケーブル芯線を基板のランド
に容易に半田付け可能な内視鏡の構成を説明するための
図であり、図5は内視鏡装置の概略構成を示す説明図
【図6】内視鏡先端部の構成を説明する図
【図7】撮像ユニットの構成を説明する断面図
【図8】ガイド板の構成を説明する図
【図9】ガイド板の他の構成を示す説明図
【符号の説明】
9…電気コネクタ 10…電気コネクタ受部 12…アダプタ12 14…ケーブル総合シールド 15…信号線 16…接続ピン 22…総合シールド 24…接続端子 32…アダプタ総合シールド 34b…第2中継端子 37…ジャンパー線

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内視鏡から延出する信号ケーブルに設け
    られている電気コネクタのピンの数と、カメラコントロ
    ールユニットに設けられている電気コネクタ受けの接続
    部の数とが異なり、前記電気コネクタと電気コネクタ受
    けとをアダプタを介して電気的に接続する内視鏡装置に
    おいて、 前記アダプタに、電気コネクタのピンに対して電気的に
    接続して前記電気コネクタ受けの接続部に対する電気的
    な接続を遮断する信号ラインを設け、この信号ラインを
    総合シールドに電気的に接続したことを特徴とする内視
    鏡装置。
JP10024835A 1998-02-05 1998-02-05 内視鏡装置 Withdrawn JPH11223775A (ja)

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JP (1) JPH11223775A (ja)

Cited By (1)

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