JPH11223445A - 冷蔵庫の制御方法 - Google Patents

冷蔵庫の制御方法

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JPH11223445A
JPH11223445A JP2332298A JP2332298A JPH11223445A JP H11223445 A JPH11223445 A JP H11223445A JP 2332298 A JP2332298 A JP 2332298A JP 2332298 A JP2332298 A JP 2332298A JP H11223445 A JPH11223445 A JP H11223445A
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JP
Japan
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defrost
blower
heat
compressor
refrigerator
Prior art date
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Application number
JP2332298A
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English (en)
Inventor
Kazuhisa Taniguchi
一寿 谷口
Shigeru Niki
茂 仁木
Isahiro Yoshioka
功博 吉岡
Toshiyuki Shibuya
敏幸 渋谷
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 除霜運転終了後のコンプレッサの起動性を向
上させるとともに、蒸発水の蒸発を促進させることがで
きる冷蔵庫の制御方法を提供する。 【解決手段】 機械室にある放熱用のファンを、除霜運
転開始後所定時間停止させ、その後除霜運転が終了する
前に運転させて、除霜水の運転を促進させるとともに、
コンプレッサの冷却の促進も行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷蔵庫の制御方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】冷蔵庫
の冷凍サイクルにはコンプレッサが必要であるが、この
コンプレッサから発生する熱を放熱するために、機械室
にあるコンプレッサの近くには放熱用送風機が設けられ
ている。
【0003】また、冷却器を加熱して除霜を行った場合
には除霜水が発生するが、この発生した除霜水は機械室
に設けられている蒸発皿に溜められる。そのため、この
蒸発皿の中の除霜水の蒸発を促進するためにも、上記で
説明した放熱用送風機からの風が使用されている。
【0004】従来、この放熱用送風機の制御方法として
は、除霜運転中は動作を停止させ、通常運転中はコンプ
レッサと同期させて運転していた。
【0005】しかしながら、上記のような制御方法であ
ると、除霜運転終了後にコンプレッサを動作させた場合
に、コンプレッサの温度が下がっていないとコンプレッ
サの起動性に影響を及ぼすことがあった。また、除霜運
転中には、除霜水が蒸発皿に溜まるが、放熱用送風機は
停止しているため、その蒸発が促進されないという問題
点があった。
【0006】そこで、本発明は除霜運転終了後のコンプ
レッサの起動性を向上させるとともに、蒸発水の蒸発を
促進させることができる冷蔵庫の制御方法を提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の冷蔵庫の制御
方法は、冷却器を加熱して除霜を行う除霜ヒータと、冷
却器の除霜復帰温度を検知する除霜復帰温度センサと、
機械室内部に設けられたコンプレッサと、機械室内部に
設けられた除霜水を蒸発させるための蒸発皿と、機械室
内部に設けられたコンプレッサの熱を放熱すると共に、
蒸発皿の除霜水の蒸発を促進させる放熱用送風機とを有
した冷蔵庫において、除霜ヒータを動作させて除霜運転
を開始して所定の動作開始時間後であって、この除霜運
転中に放熱用送風機を動作させるものである。
【0008】請求項2の冷蔵庫の制御方法は、冷却器を
加熱して除霜を行う除霜ヒータと、冷却器の除霜復帰温
度を検知する除霜復帰温度センサと、機械室内部に設け
られたコンプレッサと、機械室内部に設けられた除霜水
を蒸発させるための蒸発皿と、機械室内部に設けられた
コンプレッサの熱を放熱すると共に、蒸発皿の除霜水の
蒸発を促進させる放熱用送風機とを有した冷蔵庫におい
て、除霜ヒータが冷却器を加熱している除霜運転中に除
霜復帰温度センサが動作開始温度を検知したときに放熱
用送風機を動作させるものである。
【0009】請求項3の冷蔵庫の制御方法は、請求項1
または請求項2のものにおいて、除霜運転期間中の放熱
用送風機の回転数を、通常運転時の回転数より下げたも
のである。
【0010】請求項4の冷蔵庫の制御方法は、除霜運転
期間中の放熱用送風機は、動作開始時は通常運転時の回
転数より下げた回転数で動作させ、その後、通常運転時
の回転数まで上げるものである。
【0011】請求項5の冷蔵庫の制御方法は、冷蔵庫が
置かれている部屋の室温を検知する室温センサを有し、
除霜運転期間中の放熱用送風機が動作を開始する時の室
温センサが検知した室温が所定温度より高い場合には、
放熱用送風機の動作を開始し、室温が所定温度より低い
場合には、放熱用送風機の動作を中止するものである。
【0012】請求項6の冷蔵庫の制御方法は、除霜復帰
温度センサの温度上昇率が所定の上昇率より小さいと
き、除霜運転期間中の放熱用送風機の回転数を、所定の
上昇率より大きいときの回転数より大きくするものであ
る。
【0013】請求項7の冷蔵庫の制御方法は、請求項1
のものにおいて、除霜運転開始前のコンプレッサの運転
率が所定の運転率より大きいときの動作開始時間を、所
定の運転率より小さいときの動作開始時間より短くした
ものである。
【0014】請求項1の冷蔵庫であると、除霜を開始し
てから動作開始時間後に放熱用送風機を動作させるた
め、除霜運転により発生した除霜水の蒸発を促進させる
ことができるとともに、コンプレッサも冷却することが
できる。また、放熱用送風機からの音も抑えることがで
きる。
【0015】請求項2の冷蔵庫の制御方法であると、除
霜復帰温度センサが動作開始温度まで上昇した場合に
は、除霜水がある程度蒸発皿に溜まっていることとな
る。そのため、放熱用送風機を動作させてその蒸発を促
進するとともに、同時に、コンプレッサの冷却を行う。
また、放熱用送風機からの音も抑えることができる。
【0016】請求項3の冷蔵庫の制御方法であると、除
霜運転中の放熱用送風機の回転数を通常運転中の回転数
よりも下げることにより、放熱用送風機より発生する音
を小さくすることができる。
【0017】請求項4の冷蔵庫の制御方法であると、放
熱用送風機の回転数を、動作開始時は通常運転時の回転
数よりも下げて動作させ、その後通常運転時の回転数ま
で上げることにより、放熱用送風機の音を小さくするこ
とができるとともに、蒸発水の蒸発を徐々に促進させる
ことができる。
【0018】請求項5の冷蔵庫の制御方法であると、室
温検知センサが検知した室温が所定温度より低い場合に
は、コンプレッサを冷却する必要がないため、放熱用送
風機を停止させる。
【0019】請求項6の冷蔵庫の制御方法であると、除
霜復帰温度センサの温度上昇率が所定の上昇率よりも小
さいということは冷却器への着霜量が多く、発生する除
霜水も多くなる。そのため、その蒸発もより促進させる
必要があるため、放熱用送風機の回転数を大きくする。
【0020】請求項7の冷蔵庫の制御方法であると、コ
ンプレッサの運転率が所定の運転率より大きいときは、
コンプレッサの温度がより上昇しているため、このコン
プレッサの温度をより冷却するために動作開始時間を短
くして、放熱用送風機による冷却を長くする。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例の冷蔵庫
10及びその制御方法を図1〜図12に基づいて説明す
る。
【0022】冷蔵庫10の構造 まず、冷蔵庫10の構造について図1〜図8に基づいて
説明する。
【0023】図2は、本実施例の冷蔵庫10の正面から
見た斜視図であり、冷蔵庫10のキャビネット12の下
部に野菜室14が設けられ、その背面に機械室16が設
けられている。
【0024】図3に示すように、機械室16の背面は開
口し、この開口部分は背面板18によって覆われてお
り、この背面板18はネジによって取付けられている。
【0025】次に、機械室16の構造を図1及び図4〜
図8に基づいて説明する。
【0026】図1は、機械室16内部を示した斜視図で
ある。図4は、機械室16を背面から見た縦断面図であ
る。図5は、図4におけるA−A線断面図を示し、図6
は、図4におけるB−B線断面図を示し、図7は図4に
おけるC−C線断面図を示し、図8は図4におけるD−
D線断面図を示している。
【0027】機械室16の前方には収納室20が形成さ
れ、放熱パイプを屈曲して平板状に形成されたワイヤー
コンデンサ22が配されている。また、この収納室20
の前面は開口して第1の空気吸込口24が形成され、ま
た、収納室20の前部底面にも第2の空気吸込口26が
設けられている。収納室20の後面は開口し、ワイヤー
コンデンサ22によって暖められた空気が機械室16内
部に流れ込む。
【0028】機械室16は、水平な天井壁28と、傾斜
した前壁30と、左右両側壁32,34と、底板36
と、前記した背面板18とによって囲まれている。そし
て、収納室20からの空気は、前壁30と底板36との
間に設けられている流通口38から流れ込む。
【0029】機械室16の底板36の略中央部には、円
筒形のコンプレッサ40が設けられている。このコンプ
レッサ40の上方には、一対の吊下げ部材44,44に
よって吊下げられた蒸発皿48が配されている。また、
コンプレッサ40及び蒸発皿42の右側には、垂直方向
に仕切壁46が設けられ、機械室16内部を左右に区画
している。
【0030】上記の仕切り壁46、蒸発皿42によっ
て、機械室16内部は、コンプレッサ40が存在する吸
込み区画部48と、仕切壁46によって仕切られた右側
の空間部分である送風ダクト部50と、蒸発皿42の上
面側の空間である蒸発区画部52の3つの空間に仕切ら
れる。
【0031】仕切壁46におけるコンプレッサ40の右
側方には、円形の開口部が設けられ、ベルマウス54が
設けられている。このベルマウス54には、放熱用送風
機57の回転羽根56が設けられている。また、コンプ
レッサ40とベルマウス54との間には回転羽根56を
回転させるためのファンモータ58が設けられている。
ベルマウス54の送風ダクト部50側の形状は、回転羽
根56からの空気が外周に広がるように傾斜面をなして
いる。この傾斜面により送風ダクト部50へスムーズに
空気が流れる。
【0032】背面板18における蒸発皿42に相当する
位置には、空気吹出し口64が複数個設けられている。
【0033】仕切壁46の上部と水平な天井壁28と傾
斜した前壁30と背面板18とによって囲まれて送風ダ
クト部50の空気出口60が設けられ、また、この空気
出口60の背面側は遮蔽板62によって閉塞されてい
る。
【0034】送風ダクト部50を構成する背面板18に
は、複数の空気排出口66が設けられている。
【0035】送風ダクト部50の底面に相当する底板3
6には、キャスタ68が設けられている。
【0036】機械室16の天井壁28における空気出口
60付近は、図4に示すように下方に突出している。こ
の突出部70は断面三角形状をなし2つの傾斜面が相対
向するように構成されている。
【0037】上記構成の収納室20及び機械室16の空
気の流れを順番に説明する。
【0038】(1) 吸込口24,26から吸込まれた空気
は、収納室20を前部から後部に流れる。この場合に、
流れる空気は、ワイヤーコンデンサ22から放熱される
熱によって暖められる。
【0039】(2) この暖められた空気は、流通口38を
経てコンプレッサ40がある吸込み区画部48に至る。
この吸込み区画部48においては、コンプレッサ40か
らの熱によって空気はさらに暖められる。
【0040】(3) このさらに暖められた空気は、放熱用
送風機57によって吸込み区画部48から送風ダクト部
50に送風される。この場合にベルマウス54の吹出し
側は傾斜面をなしているため送風効率が向上する。
【0041】(4) 送風ダクト部50に送り込まれた暖め
られた空気は、放熱用送風機57によって空気出口60
に送風される。この場合に、送風ダクト部50には、複
数の空気排出口66が設けられているため、送風ダクト
部50内部における圧力が上昇することがなく従来のも
のより効率よく空気出口60に空気を送風できる。
【0042】(5) 空気出口60に至った空気は、蒸発皿
42の上面に流れる。この場合に、突出部70によって
その流れが蒸発皿42の上面に方向付けられるため、そ
の送風効率が向上する。また同時に、空気出口60の背
面側は遮蔽板62によって閉塞されているため、空気出
口60から出た空気は空気吹出し口64に直接流れるこ
とがなく、蒸発皿42の水面により近い側に流れやすく
なるため、さらにその蒸発効率を上げることができる。
【0043】(6) 蒸発皿42内部の除霜水は、コンプレ
ッサ40の熱によっても暖められているため蒸発し、ま
た、蒸発皿42の上面に流れる暖められた空気によって
その蒸発が促進される。
【0044】(7) 蒸発皿42の上面を流れた空気は、背
面板18に設けられている複数の空気吹出し口64から
吹出されて冷蔵庫10外部に排出される。
【0045】以上により、送風ダクト部50の途中に空
気排出口66を設けることによって、送風効率を向上さ
せることができる。
【0046】また、機械室16の天井壁28には突出部
70が設けられているため、空気出口60から出た空気
の流れが方向付けられ必ず蒸発皿42の水面により近い
側に流れやすくなるため、さらにその蒸発効率を上げる
ことができる。
【0047】さらに、空気出口60の背面側を遮蔽板6
2によって閉塞しているため、暖められた空気が蒸発皿
42の上面を流れることなく空気吹出し口64から排出
されることがない。
【0048】放熱用送風機57の制御方法 上記構成の冷蔵庫10における放熱用送風機57の制御
方法について説明する。
【0049】まず、放熱用送風機57の制御に関係する
電気系統の構成について、図9のブロック図に基づいて
説明する。
【0050】放熱用送風機57の制御を行うのは、冷蔵
庫10の背面上部に設けられた制御装置100であっ
て、マイクロコンピュータより形成されている。この制
御装置100には、放熱用送風機57のファンモータ5
8とコンプレッサ40とが接続され、さらに次のものが
接続されている。
【0051】除霜運転を行うために冷却器の下部に設け
られた除霜ヒータ102と、冷却器の上部に設けられた
除霜復帰温度センサ104が接続されている。また、こ
の制御装置100の近傍には冷蔵庫10が置かれている
部屋の温度を検知するための室内温度センサ106が設
けられている。さらに、制御装置100には、時間を積
算するためのタイマー108が設けられている。
【0052】(放熱用送風機57の第1の制御方法)放
熱用送風機57の第1の制御方法について、図10のフ
ローチャート及び図11のグラフに基づいて説明する。
【0053】通常運転の後に除霜運転に入るためには、
まずプリクール運転を行い、冷蔵室、冷凍室、野菜室1
4を、強制的に冷却してその庫内温度を下げておく。そ
して、その後除霜運転を開始する。除霜運転は、コンプ
レッサ40を停止させて冷凍サイクルを止め、除霜ヒー
タ102を動作させる。これによって、冷却器に着霜し
ている霜が溶け出し除霜水が発生する。
【0054】次に、図10のフローチャートの各ステッ
プ毎に説明する。なお、この第1の制御方法のタイミン
グチャートを示したものが図11である。
【0055】ステップa1において、除霜運転が開始さ
れたため、積算時間の計測を開始すると共に、放熱用送
風機57を停止させてステップa2に進む。
【0056】ステップa2において、除霜運転開始から
計測した積算時間が動作開始時間Tに到達していればス
テップa3に進み、到達していなければ放熱用送風機5
7の停止を続ける。
【0057】ステップa3において、除霜運転中である
が放熱用送風機57の運転を開始し、ステップa4に進
む。この場合の放熱用送風機57の回転数は、通常運転
中の回転数(1,900rpm)より少ない1,500
rpmとする。これは、コンプレッサ40が停止してい
るため、放熱用送風機57のファン音が聞こえやすくな
るため、通常運転中の回転数よりも下げてファン音を小
さくしている。
【0058】ステップa4においては、除霜復帰温度セ
ンサ104が、所定温度(12℃)に到達すると除霜運
転を終了してステップa5に進む。また、所定温度に到
達しなければステップa3に戻る。
【0059】ステップa5においては、コンプレッサ4
0の動作を開始して通常運転に戻る。
【0060】以上のように、除霜運転中であって、動作
開始時間T後に放熱用送風機57を動作させ、その後に
コンプレッサ40が動作する制御となっている。そのた
め、除霜運転中に発生した除霜水の蒸発を促進させるこ
とができるとともに、コンプレッサ40の温度を冷却す
ることができる。
【0061】(放熱用送風機57の第2の制御方法)放
熱用送風機57の第2の制御方法について、図11のフ
ローチャートに基づいて説明する。
【0062】ステップb1において、除霜運転が開始さ
れたため放熱用送風機57の運転を停止する。
【0063】ステップb2において、除霜復帰温度セン
サが検知する温度が所定温度M(例えば、6℃)より高
くなればステップb3に進み、そうでなければステップ
b1に戻る。
【0064】ステップb3において、除霜復帰温度セン
サ104の温度が所定温度以上になったため、除霜水が
ある程度発生したと判断して、除霜運転中であるが放熱
用送風機57を運転させる。これによって、除霜水の蒸
発が促進される。この場合の放熱用送風機57の回転数
は、通常運転中の回転数(1,900rpm)より少な
い1,500rpmとする。これは、コンプレッサ40
が停止しているため、放熱用送風機57のファン音が聞
こえやすくなるため、通常運転中の回転数よりも下げて
ファン音を小さくしている。
【0065】ステップb4において、除霜復帰温度セン
サ104の温度が12℃に到達した場合には、除霜運転
を終了してステップb5に進む。また、所定温度に到達
しなければステップb3に戻る。
【0066】ステップb5においては、コンプレッサ4
0の動作を開始して通常運転に戻る。
【0067】以上の第2の制御方法であっても、除霜水
の蒸発を促進させることができるとともに、コンプレッ
サ40の冷却を促進させることができる。
【0068】(放熱用送風機57の制御方法の変更例
1)同じくステップa3,ステップb3において、除霜
運転中の放熱用送風機57の回転数を通常運転時の回転
数よりも下げて動作させたが、これに代えて、動作時は
通常運転時の回転数よりも下げて動作させ、その後、次
第に時間とともに比例させて回転数を上昇させ、最終的
に通常運転時の回転数まで上昇させる制御でもよい。
【0069】この場合には、除霜水の蒸発をより促進さ
せることができ、コンプレッサ40の冷却も促進させる
ことができる。
【0070】(放熱用送風機57の制御方法の変更例
2)第1の制御方法及び第2の制御方法におけるステッ
プa3,ステップb3において、放熱用送風機57の運
転を開始する際に、室温センサ106が検知した室温が
所定温度(20℃)より高い場合には放熱用送風機57
の動作を開始し、室温が所定温度より低い場合には放熱
用送風機57の動作を中止させる。
【0071】これは、室温が低いため、放熱用送風機5
7を動作させてコンプレッサ40を冷却する必要がない
からである。
【0072】(放熱用送風機57の制御方法の変更例
3)同じくステップa3,ステップb3において、除霜
復帰温度センサの温度上昇率が所定の上昇率より小さい
ときは、放熱用送風機57の回転数を所定の上昇率より
大きいときの回転数より大きくする。
【0073】例えば、上昇率が小さいときは放熱用送風
機57の回転数を2,000rpmで回転させ、上昇率
が大きいときは1,500rpmで回転させる。
【0074】これは、温度上昇率が所定の上昇率より小
さい時は、冷却器に着霜している霜の量が多いため、除
霜水の発生量が多くなり、より蒸発を促進させる必要が
あるからである。
【0075】(放熱用送風機57の制御方法の変更例
4)第1の制御方法において、除霜運転開始前のコンプ
レッサ40の運転率が所定の運転率より大きいときは動
作開始時間を、所定の運転率より小さいときの動作開始
時間より短くしても良い。
【0076】これは、コンプレッサ40の運転率が所定
の運転率(例えば、50%)より大きいときは、それだ
けコンプレッサ40の温度が上昇し、より冷却を促進さ
せる必要があるため、動作開始時間を短くして放熱用送
風機57による放熱をより長くするためである。
【0077】
【発明の効果】以上により本発明の冷蔵庫の制御方法で
あると、除霜運転終了後のコンプレッサの起動性をよく
することができ、蒸発水の蒸発をより促進させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す冷蔵庫の機械室の斜視
図である。
【図2】冷蔵庫の前方から見た全体斜視図である。
【図3】同じく後方から見た冷蔵庫下部の拡大斜視図で
ある。
【図4】機械室の背面から見た縦断面図である。
【図5】図4におけるA−A線断面図である。
【図6】図4におけるB−B線断面図である。
【図7】図4におけるC−C線断面図である。
【図8】図4におけるD−D線断面図である。
【図9】冷蔵庫のブロック図である。
【図10】第1の制御方法のフローチャートである。
【図11】第1の制御方法のタイミングチャートであ
る。
【図12】第2の制御方法のフローチャートである。
【符号の説明】
10 冷蔵庫 16 機械室 18 背面板 28 天井壁 40 コンプレッサ 42 蒸発皿 46 仕切壁 48 吸込み区画部 50 送風ダクト部 52 蒸発区画部 54 ベルマウス 56 ファン 57 放熱用送風機 58 ファンモータ 60 空気出口 62 遮蔽板 64 空気吸込口 66 空気排出口 68 キャスタ 70 突出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渋谷 敏幸 大阪府茨木市太田東芝町1番6号 株式会 社東芝大阪工場内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】冷却器を加熱して除霜を行う除霜ヒータ
    と、 冷却器の除霜復帰温度を検知する除霜復帰温度センサ
    と、 機械室内部に設けられたコンプレッサと、 機械室内部に設けられた除霜水を蒸発させるための蒸発
    皿と、 機械室内部に設けられたコンプレッサの熱を放熱すると
    共に、蒸発皿の除霜水の蒸発を促進させる放熱用送風機
    と、 を有した冷蔵庫において、 除霜ヒータを動作させて除霜運転を開始して所定の動作
    開始時間後であって、この除霜運転中に放熱用送風機を
    動作させることを特徴とする冷蔵庫の制御方法。
  2. 【請求項2】冷却器を加熱して除霜を行う除霜ヒータ
    と、 冷却器の除霜復帰温度を検知する除霜復帰温度センサ
    と、 機械室内部に設けられたコンプレッサと、 機械室内部に設けられた除霜水を蒸発させるための蒸発
    皿と、 機械室内部に設けられたコンプレッサの熱を放熱すると
    共に、蒸発皿の除霜水の蒸発を促進させる放熱用送風機
    と、 を有した冷蔵庫において、 除霜ヒータが冷却器を加熱している除霜運転中に除霜復
    帰温度センサが動作開始温度を検知したときに放熱用送
    風機を動作させることを特徴とする冷蔵庫の制御方法。
  3. 【請求項3】除霜運転期間中の放熱用送風機の回転数
    を、通常運転時の回転数より下げたことを特徴とする請
    求項1または請求項2記載の冷蔵庫の制御方法。
  4. 【請求項4】除霜運転期間中の放熱用送風機は、動作開
    始時は通常運転時の回転数より下げた回転数で動作さ
    せ、その後、通常運転時の回転数まで上げることを特徴
    とする請求項1または請求項2記載の冷蔵庫の制御方
    法。
  5. 【請求項5】冷蔵庫が置かれている部屋の室温を検知す
    る室温センサを有し、 除霜運転期間中の放熱用送風機が動作を開始する時の室
    温センサが検知した室温が所定温度より高い場合には、
    放熱用送風機の動作を開始し、 室温が所定温度より低い場合には、放熱用送風機の動作
    を中止することを特徴とする請求項1または請求項2記
    載の冷蔵庫の制御方法。
  6. 【請求項6】除霜復帰温度センサの温度上昇率が所定の
    上昇率より小さいとき、除霜運転期間中の放熱用送風機
    の回転数を、所定の上昇率より大きいときの回転数より
    大きくすることを特徴とする請求項1または請求項2記
    載の冷蔵庫の制御方法。
  7. 【請求項7】除霜運転開始前のコンプレッサの運転率が
    所定の運転率より大きいときの動作開始時間を、所定の
    運転率より小さいときの動作開始時間より短くすること
    を特徴とする請求項1記載の冷蔵庫の制御方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102494465A (zh) * 2011-12-08 2012-06-13 合肥美的荣事达电冰箱有限公司 冰箱及用于冰箱的制冷装置
DE102017003524A1 (de) * 2017-01-20 2018-07-26 Liebherr-Hausgeräte Ochsenhausen GmbH Kühl- und/oder Gefriergerät

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