JPH11223407A - ヒートポンプ式空調装置 - Google Patents

ヒートポンプ式空調装置

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JPH11223407A
JPH11223407A JP2484498A JP2484498A JPH11223407A JP H11223407 A JPH11223407 A JP H11223407A JP 2484498 A JP2484498 A JP 2484498A JP 2484498 A JP2484498 A JP 2484498A JP H11223407 A JPH11223407 A JP H11223407A
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JP
Japan
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refrigerant
heat
waste heat
heat exchanger
air conditioner
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Withdrawn
Application number
JP2484498A
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English (en)
Inventor
Masaru Kadokawa
優 角川
Sadahisa Onimaru
貞久 鬼丸
Takahisa Suzuki
隆久 鈴木
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Denso Corp
Soken Inc
Original Assignee
Denso Corp
Nippon Soken Inc
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Publication date
Application filed by Denso Corp, Nippon Soken Inc filed Critical Denso Corp
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Publication of JPH11223407A publication Critical patent/JPH11223407A/ja
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B30/00Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]
    • Y02B30/52Heat recovery pumps, i.e. heat pump based systems or units able to transfer the thermal energy from one area of the premises or part of the facilities to a different one, improving the overall efficiency

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  • Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 廃熱の回収をしながら、冷房運転時に冷凍能
力が低下することを防止する。 【解決手段】 冷房運転時および除湿運転時には、第1
電磁弁110aを開いて気液分離器108(廃熱回収手
段)にて回収した廃熱をラジエータ109にて外気に放
熱する。これにより、蒸発器103に流入する冷媒のエ
ンタルピが上昇することが防止できるので、発熱体20
0の温度上昇を防止しつつ、冷凍能力(冷房能力)およ
び成績係数が低下するこを防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、廃熱を回収するこ
とにより暖房能力を補うヒートポンプサイクルを用いた
空調装置(以下。ヒートポンプ式空調装置と呼ぶ。)に
関するもので、電気自動車、または内燃機関(エンジ
ン)と電動モータとの両者を有して走行するハイブリッ
ト車両等の空調装置に適用して有効である。
【0002】
【従来の技術】ヒートポンプ式空調装置(暖房装置)で
は、室外に蒸発器を配設し、室内に凝縮器を配設するこ
とにより、蒸発器で吸収した外気中の熱を凝縮器で放熱
することにより暖房を行なっている。このため、外気温
度が低下した場合には、蒸発器での冷媒の蒸発を進行さ
せるべく、蒸発器内(低圧側)の圧力を低下させる必要
がある。
【0003】しかし、低圧側の圧力が低下し、圧縮装置
に吸入される冷媒の密度が小さくなると、ヒートポンプ
サイクルを循環する冷媒の質量流量が低下するので、凝
縮器での暖房能力も低下してしまう。そこで、特開平1
−114668号公報に記載の発明では、凝縮器から流
出した冷媒を2段に分けて減圧し、1段目で減圧された
冷媒のうち気相冷媒を圧縮装置内に噴射する(以下、こ
の噴射した気相冷媒を噴射ガスと呼ぶ。)ことにより暖
房能力を増大させるヒートポンプサイクル(以下、ガス
インジェクションサイクルと呼ぶ。)が提案されてい
る。
【0004】しかし、例えば外気温度が−20℃以下と
なるような寒冷地では、低圧側の圧力を大きく下げざる
を得ないので、上記ヒートポンプサイクルのみでは、十
分な暖房能力を得ることができない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、出願人は、電
気自動車やハイブリット自動車等の電動モータを制御す
る制御用インバータの半導体スイッチ素子(パワートン
ジスタ)等の発熱体から発生する廃熱を回収することに
より、暖房能力不足を補う発明(特願平8−10296
5号等)を既に出願している。
【0006】しかし、上記出願に記載の発明では、暖房
能力不足を補うことはできたものの、冷媒に廃熱を吸収
させるので、冷房運転時には、冷凍能力(冷房能力)お
よびヒートポンプサイクルの成績係数(COP)の低下
を招いてしまう。本発明は、上記点に鑑み、廃熱の回収
をしながら、冷房運転時に冷凍能力が低下することを防
止することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、以下の技術的手段を用いる。請求項1〜
7に記載の発明では、両熱交換器(102、104)間
を流通する中間冷媒の一部は、廃熱回収手段(108、
113)により回収された廃熱により気化される。そし
て、暖房運転時には、廃熱回収手段(108、113)
から前記第3熱交換器(109)に至る冷媒通路(10
9a)を閉じるとともに、廃熱により気化した気相冷媒
を前記圧縮装置(101)に吸入させ、冷房運転時には
前記冷媒通路(109a)を開くことを特徴とする。
【0008】これにより、冷房運転時には、廃熱回収手
段(108、113)にて回収した廃熱は、第3熱交換
器(109)により外気に放熱されるので、発熱体(2
00)の温度上昇を防止しつつ、ヒートポンプ式空調装
置の冷凍能力(冷房能力)および成績係数が低下するこ
を防止できる。請求項2に記載の発明では、冷房運転時
には、減圧装置(105)にて減圧される前の状態の中
間冷媒が第3熱交換器(109)に導かれることを特徴
とする。
【0009】これにより、第3熱交換器(109)内の
温度を外気より確実に高くすることができるとともに、
第3熱交換器(109)内の温度と外気温との温度差を
大きくすることができるので、発熱体(200)から回
収した廃熱を確実に外気に放熱することができる。な
お、冷房運転時には、請求項3に記載の発明のごとく、
廃熱回収手段(108、113)にて廃熱を回収しつ
つ、その回収した廃熱を第3熱交換器(109)により
外気中に放出するようにしてもよい。
【0010】また、冷房運転時には、請求項4に記載の
発明のごとく、廃熱回収手段(113)、第3熱交換器
(109)、および減圧装置(105)が、中間冷媒の
流れに対して直列となるようにしてもよい。また、請求
項5に記載の発明では、圧縮装置(101)の停止時ま
たは冷房運転時には、冷媒通路(109a)を開くとと
もに、第3熱交換器(109)と廃熱回収手段(11
3)とに冷媒を密封することを特徴とする。
【0011】これにより、冷媒は専ら第3熱交換器(1
09)と廃熱回収手段(113)との間を循環すること
となるので、廃熱が他の機器に与えられることなく、確
実に発熱体(200)を冷却しつつ、廃熱を外気に放熱
することができる。また、請求項6に記載の発明では、
冷媒通路(109a)を開いたときに、冷媒を第3熱交
換器(109)と廃熱回収手段(108、113)とに
密封し、かつ、その密封された冷媒の量が、所定量以下
となったときには、第3熱交換器(109)および廃熱
回収手段(108、113)の密封状態を解除して、冷
媒を第3熱交換器(109)および廃熱回収手段(10
8、113)に供給することを特徴とする。
【0012】これにより、発熱体(200)の温度上昇
を確実に防止できるので、発熱体200の損傷を防止で
きる。請求項7に記載の発明では、発熱体(200)
は、廃熱回収手段(108)内にて液相冷媒中に浸漬さ
れていることを特徴とする。これにより、発熱体(20
0)の表面温度を液相冷媒温度と同等に維持することが
できるので、発熱体(200)の表面温度が過度に上昇
することが防止でき、発熱体(200)の信頼性を向上
させることができる。
【0013】なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述
する実施形態記載の具体的手段との対応関係を示すもの
である。
【0014】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)本実施形態は、
本発明に係るヒートポンプ式空調装置100を電気自動
車用の空調装置に適用したものであって、図1中、10
1は冷媒を吸入圧縮する圧縮装置であり、この圧縮装置
101は電動モータ(図示せず)により駆動される。
【0015】102は室内に吹き出す空気と冷媒とを熱
交換して冷媒を凝縮させる凝縮器(第1熱交換器)であ
り、この凝縮器102は冷媒が凝縮する際に発生する凝
縮熱により空気を加熱する。103は凝縮器102より
空気流れ上流側に配設されるとともに、空気と冷媒とを
熱交換して冷媒を蒸発させる蒸発器であり、この蒸発器
103は冷媒が蒸発する際に空気より蒸発潜熱を吸熱し
て空気を冷却する。
【0016】なお、100aは室内に吹き出す空気の通
路(ダクト)を形成する樹脂製の空調ケーシングであ
り、この空調ケーシング100aの最上流側には、送風
機100bが配設されている。また、104は室外に配
設されて室外空気と冷媒とを熱交換する室外熱交換器
(第2熱交換器)であり、この室外熱交換器104は、
後述するように、暖房運転時には蒸発器として作動し、
冷房運転時には凝縮器として作動するものである。
【0017】105a、105bは、凝縮器102と室
外熱交換器104との間(暖房運転時)、室外熱交換器
104と蒸発器103との間(冷房運転時)、または凝
縮器102と蒸発器103との間(除湿運転時)を流通
する冷媒(以下、この冷媒を中間冷媒と呼ぶ。)を減圧
する第1、2減圧弁であり、以下、両減圧弁105a
6、105bを総称して減圧装置105と呼ぶ。
【0018】なお、減圧装置105の開度は、各熱交換
器102〜104の出口側に配設されて、冷媒の温度お
よび圧力を検出する温度センサ(温度検出手段)および
圧力センサ(圧力検出手段)などのセンサ手段106に
基づいて電子制御装置(ECU)107により電気的に
制御されている(図2参照)。108は、第1減圧弁1
05aにより減圧されて気液2相状態となった冷媒を気
相冷媒と液相冷媒とに分離する気液分離器であり、この
気液分離器108の液相領域(下方側)には、電気自動
車の走行用電動モータ(図示せず)を制御する制御用イ
ンバータの半導体スイッチ素子(パワートンジスタ)等
の発熱体200200が浸漬されている。このため、本
実施形態では、気液分離器108は、前述のごとく、冷
媒を気液分離するとともに、発熱体200の廃熱を回収
する廃熱回収手段をも兼ねている。
【0019】また、気液分離器108の気相領域(上方
側)には、図3に示すように、気液分離器108内の気
相冷媒を流出する第1、2流出ポート108a、108
bが形成されており、第1流出ポート108aは中間冷
媒と室外空気との間で熱交換を行うラジエータ(第3熱
交換器)109に連通し、第2流出ポート108bは圧
縮装置101の噴射ポート(インジェクションポート)
101aに連通している。
【0020】一方、気液分離器108の液相領域(下方
側)には、第2減圧弁105b側に液相冷媒を流出する
第3流出ポート108cが形成されており、第2減圧弁
105bにて減圧された冷媒は、蒸発器103または室
外熱交換器104を経由して圧縮装置101の吸入ポー
ト101bより吸入される。なお、図1中、110aは
第1流出ポート108aからラジエータ109に至る冷
媒通路109aを開閉する第1電磁弁であり、110b
は第2流出ポート108bから噴射ポート101aに至
る噴射通路101cを開閉する第2電磁弁である。11
0cは蒸発器103の流入側の冷媒通路を開閉する第3
電磁弁であり、110dは室外熱交換器104の流出側
の冷媒通路を開閉する第4電磁弁である。
【0021】また、111は冷媒通路を切り換える電磁
四方弁であり、112a〜112dは一方向にのみ冷媒
が流通することを許容する逆止弁である。次に、本実施
形態に係るヒートポンプ式空調装置100の作動を述べ
る。 1.暖房運転時(図1、4、5参照) 第2、4電磁弁110b、110dを開き、第1、3電
磁弁110a、110cを閉じるとともに、電磁四方弁
111を図1に示すように作動させる。
【0022】これにより、圧縮装置101から吐出した
高圧冷媒は、凝縮器102にて凝縮した後、第1減圧弁
105aにより中間圧まで減圧され、気液2相状態とな
って気液分離器108内に流入する。なお、第1減圧弁
105aの開度は、凝縮器102の出口側の過冷却度が
所定値となるように制御される。そして、気液分離器1
08内の液相冷媒は、発熱体200の廃熱を吸熱して気
化し、気相冷媒は、第2流出ポート108bから流出し
て噴射ポート101aより圧縮工程中の圧縮装置101
に噴射される。
【0023】また、第3流出ポート108cから流出し
た液相冷媒は、第2減圧弁105bにて中間圧から低圧
まで減圧されて室外熱交換器104内に流入し、外気か
ら熱を吸熱して蒸発する。なお、第2減圧弁105bの
開度は、室外熱交換器104の出口側の加熱度が所定値
となるように制御されている。 2.冷房運転時(図5〜7参照) 第1、3電磁弁110a、110cを開き、第2、4電
磁弁110b、110dを閉じるとともに、電磁四方弁
111を図6に示すように作動させ、かつ、第1減圧弁
105aを全開状態とする。
【0024】これにより、圧縮装置101から吐出した
高圧冷媒は、室外熱交換器104にて凝縮した後に気液
分離器108内に流入する。そして、気液分離器108
内で発熱体200の廃熱を吸熱して気化した気相冷媒
は、第1流出ポート108aから流出してラジエータ1
09に流入して外気にて冷却される。このため、本実施
形態では、気液分離器108(廃熱回収手段)にて廃熱
を回収しつつ、その回収した廃熱をラジエータ109に
より外気中に放出することとなる。
【0025】なお、冷媒通路109aは、図3に示すよ
うに、気相冷媒と液相冷媒とが同時に流通し得る程度の
通路断面積が確保されており、ラジエータ109にて冷
却されて凝縮した液相冷媒は気液分離器108内に還流
する。因み、凝縮した液相冷媒を確実に気液分離器10
8内に還流させるべく、本実施形態では、ラジエータ1
09を気液分離器108の上方側に配設している。
【0026】一方、第3流出ポート108cから流出し
た液相冷媒は、第2減圧弁105bにて高圧から低圧ま
で減圧されて蒸発器103内に流入し、室内に吹き出す
空気から熱を吸熱して蒸発する。なお、第2減圧弁10
5bの開度は、暖房運転時と同様に、蒸発器103の出
口側の加熱度が所定値となるように制御されている。 3.除湿運転時(図5、8、9参照) 第1、3電磁弁110a、110cを開き、第2、4電
磁弁110b、110dを閉じるとともに、電磁四方弁
111を図8に示すように作動させ、かつ、第1減圧弁
105aを全開状態とする。
【0027】これにより、圧縮装置101から吐出した
高圧冷媒は、凝縮器102にて凝縮した後に気液分離器
108内に流入する。そして、気液分離器108内で発
熱体200の廃熱を吸熱して気化した気相冷媒は、第1
流出ポート108aから流出してラジエータ109に流
入して外気にて冷却される。一方、第3流出ポート10
8cから流出した液相冷媒は、第2減圧弁105bにて
高圧から低圧まで減圧されて蒸発器103内に流入し、
室内に吹き出す空気から熱を吸熱して蒸発する。
【0028】4.ヒートポンプ式空調装置(圧縮装置1
01)停止時(図5参照) 第1電磁弁110aを開き、第2電磁弁110bおよび
両減圧弁105a、105bを閉じる。これにより、気
液分離器108の冷媒は、ラジエータ109と気液分離
器108内との空間(閉じた系C)内に密封された状態
となり、専らラジエータ109と気液分離器108内と
の間を循環する。
【0029】ところで、第2電磁弁110bおよび両減
圧弁105a、105bが閉じられてラジエータ109
と気液分離器108とが密封状態になっていると言えど
も、ラジエータ109と気液分離器108との空間を完
全密封することは困難であるので、ラジエータ109と
気液分離機108との空間に密封された密封冷媒は、次
第に室外熱交換器104または蒸発器103側に漏れて
いく。そして、密封冷媒の量が所定量以下になると、発
熱体200の廃熱を十分に吸収することができなくな
り、発熱体200の温度上昇を招くので、発熱体200
の損傷を招いてしまう。
【0030】そこで、本実施形態では、密封冷媒量が所
定量以下となったときには、両減圧弁105a、105
bを開いて密封状態を解除するとともに、圧縮装置10
1を稼働させてラジエータ109と気液分離機108と
の空間に冷媒を供給する。そして、所定時間の経過後、
再び両減圧弁105a、105bを閉じるとともに圧縮
装置101を停止する。
【0031】なお、本実施形態では、密封冷媒量が所定
量以下となったか否かの判定は、発熱体(パワートラン
ジスタ)200を流れる電流値の変化から電気抵抗値の
変化を演算し、その電気抵抗値の変化から推定された発
熱体200の温度に基づいて行っている。次に、本実施
形態の特徴を述べる。
【0032】暖房運転時には、室外熱交換器にて吸熱し
た熱量および圧縮装置101の圧縮仕事量に相当する熱
量に加えて、気液分離器108(廃熱回収手段)にて回
収した熱量が凝縮器から放熱されるので、ヒートポンプ
式空調装置100の暖房能力を増大させることができ
る。また、高圧(凝縮器102側の圧力)と低圧(室外
熱交換器104側の圧力)との間の圧力(中間圧)を有
する冷媒(以下、中間圧冷媒と呼ぶ。)が圧縮装置10
1に吸入されるので、圧縮機101の平均吸入圧力が上
昇する。したがって、圧縮機101の圧縮仕事量を小さ
くすることができるので、ヒートポンプサイクルの成績
係数(COP)を向上させることができる。
【0033】冷房運転時および除湿運転時には、気液分
離器108(廃熱回収手段)にて回収した廃熱は、ラジ
エータ109により外気に放熱されるので、蒸発器10
3に流入する冷媒のエンタルピが上昇することが防止で
きる。延いては、発熱体200の温度上昇を防止しつ
つ、冷凍能力(冷房能力)および成績係数が低下するこ
を防止できる。
【0034】また、ラジエータ109には、減圧装置1
05(第2減圧弁105a)にて減圧される前の高圧冷
媒が流入するので、ラジエータ109内の温度を外気よ
り確実に高くすることができるとともに、ラジエータ1
09内の温度と外気温との温度差を大きくすることがで
きるので、発熱体200から回収した廃熱を確実に外気
に放熱することができる。
【0035】また、ヒートポンプ式空調装置停止時に
は、気液分離器108の冷媒は、専らラジエータ109
と気液分離器108内との間を循環するので、ヒートポ
ンプ式空調装置停止しているときであっても、発熱体2
00を冷却することができる。また、密封冷媒量が所定
量以下となったときには、密封状態を解除してラジエー
タ109と気液分離機108との空間に冷媒を供給する
ので、発熱体200の温度上昇を防止でき、発熱体20
0の損傷を防止できる。
【0036】また、発熱体200が液相冷媒に浸漬され
ているので、発熱体200の表面温度を液相冷媒温度と
同等に維持することができる。したがって、発熱体20
0の信頼性、すなわち電気自動車の信頼性を向上させる
ことができる。また、発熱体200を冷媒により冷却し
ているので、発熱体200を冷却するための冷却水回路
および水ポンプ等を必要としない。したがって、電気自
動車の冷却系の構造を簡素化することができるので、電
気自動車の製造原価低減を図ることができる。
【0037】ところで、本実施形態に係るヒートポンプ
式空調装置100は、図1に示すような機器構成(レイ
アウト)に限定されるものではなく、図10に示すよう
なレイアウトとしてもよい。なお、図11は、図10に
係るヒートポンプ式空調装置100の各電磁弁110a
〜110d等の作動を各運転状態に応じて示した図表で
ある。
【0038】(第2実施形態)本実施形態は、冷房運転
または除湿運転時も、中間圧冷媒を圧縮装置101に噴
射(インジェクション)するように構成したものであ
る。すなわち、本実施形態は、図12に示すように、廃
熱回収手段をなす廃熱回収熱交換器113を気液分離器
108から独立して構成するとともに、廃熱回収熱交換
器、ラジエータ109および減圧装置105を冷媒流れ
に直列に配設し、かつ、廃熱回収熱交換器113から流
出した冷媒をラジエータ109を迂回させて気液分離器
108に導くバイパス通路114を設けたものである。
【0039】また、115は、暖房運転時に凝縮器10
2から流出した冷媒を凝縮する第3減圧弁であり、11
6aは廃熱回収熱交換器113とラジエータ109とを
結ぶ冷媒通路を開閉する第5電磁弁であり、116bは
バイパス通路114を開閉する第6電磁弁である。次
に、本実施形態に係るヒートポンプ式空調装置100の
作動を述べる。
【0040】1.暖房運転時(図12、13、14参
照) 第4、6電磁弁110d、116bを開き、第3、5電
磁弁110c、116aを閉じるとともに、電磁四方弁
111を図12に示すように作動させる。これにより、
圧縮装置101から吐出した高圧冷媒は、凝縮器102
にて凝縮した後、第3減圧弁115により中間圧まで減
圧され、気液2相状態となって廃熱回収熱交換器113
内に流入し、液相冷媒の一部が気化することにより発熱
体200の廃熱を吸熱する。なお、第3減圧弁115の
開度は、凝縮器102の出口側の過冷却度が所定値とな
るように制御される。
【0041】そして、廃熱回収熱交換器113から流出
して気液分離器108内に流入した冷媒のうち、気相冷
媒は第2流出ポート108bから流出して噴射ポート1
01aより圧縮工程中の圧縮装置101に噴射され、液
相冷媒は第2減圧弁105bにて中間圧から低圧まで減
圧されて室外熱交換器104内に流入し、外気から熱を
吸熱して蒸発する。なお、第2減圧弁105bの開度
は、室外熱交換器104の出口側の加熱度が所定値とな
るように制御されている。
【0042】2.冷房運転時(図13、15参照) 第3、5電磁弁110c、116aを開き、第4、6電
磁弁110d、116bを閉じるとともに、電磁四方弁
111を作動させる。これにより、圧縮装置101から
吐出した高圧冷媒は、室外熱交換器104にて凝縮した
後、減圧装置115に減圧されることなく高圧を維持し
たまま廃熱回収熱交換器113内に流入し、液相冷媒の
一部が気化することにより発熱体200の廃熱を吸熱す
る。
【0043】そして、その吸熱した廃熱をラジエータ1
09にて放熱した後、第1減圧弁105aにより中間圧
まで減圧され、気液2相状態となって気液分離器108
内に流入し、気相冷媒は第2流出ポート108bから流
出して噴射ポート101aより圧縮工程中の圧縮装置1
01に噴射され、液相冷媒は第2減圧弁105bにて中
間圧から低圧まで減圧されて蒸発器103内に流入して
室内に吹き出す空気を冷却する。
【0044】なお、第1減圧弁105aの開度は、室外
熱交換器104の出口側の過冷却度が所定値となるよう
に制御され、第2減圧弁105bの開度は、蒸発器10
3の出口側の加熱度が所定値となるように制御される。 3.除湿運転時(図13、16参照) 第3、5電磁弁110c、116aを開き、第4、6電
磁弁110d、116bを閉じるとともに、電磁四方弁
111を作動させ、かつ、第3減圧弁115を全開状態
とする。
【0045】これにより、圧縮装置101から吐出した
高圧冷媒は、凝縮器102にて凝縮した後、第3減圧弁
装置115に減圧されることなく高圧を維持したまま廃
熱回収熱交換器113内に流入し、液相冷媒の一部が気
化することにより発熱体200の廃熱を吸熱する。そし
て、その吸熱した廃熱をラジエータ109にて放熱した
後、第1減圧弁105aにより中間圧まで減圧され、気
液2相状態となって気液分離器108内に流入し、気相
冷媒は第2流出ポート108bから流出して噴射ポート
101aより圧縮工程中の圧縮装置101に噴射され、
液相冷媒は第2減圧弁105bにて中間圧から低圧まで
減圧されて蒸発器103内に流入して室内に吹き出す空
気を冷却する。
【0046】4.ヒートポンプ式空調装置(圧縮装置1
01)停止時 第5電磁弁116aを開き、第6電磁弁116bおよび
第1減圧弁105aを閉じる。これにより、ラジエータ
109と廃熱回収熱交換器113内との空間(閉じた系
C)内に冷媒が密封された状態となり、冷媒は、専らラ
ジエータ109と廃熱回収熱交換器113内との間を循
環するので、圧縮機101が停止しているときであって
も、発熱体200を冷却することができる。
【0047】また、第1実施形態と同様に、密封冷媒量
が所定量以下となったときには、第1減圧弁105aを
開いて密封状態を解除するとともに、圧縮装置101を
稼働させてラジエータ109と廃熱回収熱交換器113
との空間に冷媒を供給する。そして、所定時間の経過
後、再び第1減圧弁105aを閉じるとともに圧縮装置
101を停止する。
【0048】(第3実施形態)本実施形態は、第2実施
形態と同様に、冷房運転または除湿運転時も、中間圧冷
媒を圧縮装置101に噴射(インジェクション)するこ
とができるように構成したものである。すなわち、本実
施形態に係るヒートポンプ式空調装置は、図17に示す
ように、凝縮器102等のヒートポンプサイクルの高圧
側から蒸発器103等のヒートポンプサイクルの低圧側
に至る冷媒通路(以下、この冷媒通路を減圧工程通路と
呼ぶ。)のうち、第1減圧弁105aと気液分離器10
8との間の冷媒通路(以下、この冷媒通路を中間圧通路
と呼ぶ。)に対して廃熱回収熱交換器113を並列に配
設するとともに、中間圧通路および減圧工程通路と廃熱
回収熱交換器113とを接続する冷媒通路に、逆止弁1
12f、112e、および第7〜9電磁弁117a〜1
17cを配設したものである。
【0049】次に、本実施形態に係るヒートポンプ式空
調装置100の作動を述べる。 1.暖房運転時(図17〜19参照) 第4、7電磁弁110d、117aを開き、第3、5、
8、9電磁弁110c、116a、117b、117c
を閉じるとともに、電磁四方弁111を図17に示すよ
うに作動させる。
【0050】これにより、圧縮装置101から吐出した
高圧冷媒は、凝縮器102にて凝縮した後、第1減圧弁
105aにより中間圧まで減圧され、気液2相状態とな
って廃熱回収熱交換器113内に流入し、液相冷媒の一
部が気化することにより発熱体200の廃熱を吸熱す
る。なお、第1減圧弁105aの開度は、凝縮器102
の出口側の過冷却度が所定値となるように制御される。
【0051】そして、廃熱回収熱交換器113から流出
して気液分離器108内に流入した冷媒のうち、気相冷
媒は第2流出ポート108bから流出して噴射ポート1
01aより圧縮工程中の圧縮装置101に噴射され、液
相冷媒は第2減圧弁105bにて中間圧から低圧まで減
圧されて室外熱交換器104内に流入し、外気から熱を
吸熱して蒸発する。なお、第2減圧弁105bの開度
は、室外熱交換器104の出口側の加熱度が所定値とな
るように制御されている。
【0052】2.冷房運転時(図19、20参照) 第3、5、8電磁弁110c、116a、117bを開
き、第4、7、9電磁弁110d、117a、117c
を閉じるとともに、電磁四方弁111を作動させる。こ
れにより、圧縮装置101から吐出した高圧冷媒は、室
外熱交換器104にて凝縮した後、第1減圧弁105a
により中間圧まで減圧され、気液2相状態となって気液
分離器108内に流入し、気相冷媒は第2流出ポート1
08bから流出して噴射ポート101aより圧縮工程中
の圧縮装置101に噴射され、液相冷媒は第2減圧弁1
05bにて中間圧から低圧まで減圧されて蒸発器103
内に流入して室内に吹き出す空気を冷却する。
【0053】なお、第1減圧弁105aの開度は、室外
熱交換器104の出口側の過冷却度が所定値となるよう
に制御され、第2減圧弁105bの開度は、蒸発器10
3の出口側の加熱度が所定値となるように制御される。
一方、廃熱回収熱交換器113とラジエータ109と
は、冷媒が密封された閉じた系C(図17参照)を構成
することとなるので、この閉じた系C内に密封された冷
媒は、廃熱回収熱交換器113とラジエータ109との
間を循環して蒸発と凝縮とを繰り返すことにより発熱体
200の廃熱を回収しつつ、その廃熱を外気に放熱する
こととなる。したがって、発熱体200を冷却しつつ、
冷凍能力および成績係数が低下することを防止すること
ができる。
【0054】3.除湿運転時(図19、21参照) 第3、5、8電磁弁110c、116a、117bを開
き、第4、7、9電磁弁110d、117a、117d
を閉じるとともに、電磁四方弁111を作動させる。こ
れにより、圧縮装置101から吐出した高圧冷媒は、凝
縮器102にて凝縮した後、第1減圧弁105aにより
中間圧まで減圧され、気液2相状態となって気液分離器
108内に流入し、気相冷媒は第2流出ポート108b
から流出して噴射ポート101aより圧縮工程中の圧縮
装置101に噴射され、液相冷媒は第2減圧弁105b
にて中間圧から低圧まで減圧されて蒸発器103内に流
入して室内に吹き出す空気を冷却する。
【0055】また、廃熱回収熱交換器113とラジエー
タ109とは、冷房運転時と同様に、閉じた系Cを構成
することとなるので、この閉じた系C内に密封された冷
媒により発熱体200の廃熱が外気に放熱される。した
がって、発熱体200を冷却しつつ、冷凍能力および成
績係数が低下することを防止できる。 4.ヒートポンプ式空調装置(圧縮装置101)停止時 第5電磁弁116aを開き、第7、9電磁弁117a、
117cを閉じる。
【0056】これにより、ラジエータ109と廃熱回収
熱交換器113内との空間(閉じた系C)内に冷媒が密
封された状態となり、第1、2実施形態と同様に、圧縮
機101が停止しているときであっても、発熱体200
を冷却することができる。また、第1、2実施形態と同
様に、密封冷媒量が所定量以下となったときには、第9
電磁弁117cを開いて密封状態を解除するとともに、
圧縮装置101を稼働させてラジエータ109と廃熱回
収熱交換器113との空間に冷媒を供給する。そして、
所定時間の経過後、再び第9電磁弁117cを閉じると
ともに圧縮装置101を停止する。
【0057】ところで、上述の実施形態では、圧縮工程
中に中間圧を有する冷媒を吸入(噴射)することができ
る圧縮装置を用いたが、低圧(吸入圧)高圧(吐出圧)
までを2段に分けて圧縮する2段圧縮型の圧縮装置、ま
たは2台の圧縮機を有して構成された圧縮装置でもよ
い。また、上述の実施形態では、高圧(吐出圧)から中
間圧で減圧する際に、過冷却度が所定値となるように、
第1、3減圧弁105a、115の開度を可変制御して
いたが、適切な開度を設定すれば、高圧(吐出圧)から
中間圧で減圧する減圧手段として、開度が固定された固
定絞りを用いてもよい。
【0058】また、上述の実施形態では、冷房運転時お
よび除湿運転時にて中間圧を有する冷媒を圧縮装置10
1に吸入させていたが、冷房運転時および除湿運転時の
いずれか一方の運転時のみ中間圧を有する冷媒を圧縮装
置101に吸入させてもよい。また、上述の実施形態で
は、冷房運転時に加えて除湿運転時も、回収した廃熱を
ラジエータ109にて外気に放熱していたが、除湿運転
時も暖房運転時と同様に室内に吹き出す空気に廃熱を放
熱してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係るヒートポンプ式空調装置の
模式図である。
【図2】ヒートポンプ式空調装置の制御系のブロック図
である。
【図3】ラジエータおよび気液分離器の拡大模式図であ
る。
【図4】暖房運転時のモリエル線図である。
【図5】第1実施形態に係るヒートポンプ式空調装置の
電磁弁等の作動状態を示す図表である。
【図6】冷房運転時の冷媒流れを示す模式図である。
【図7】冷房運転時のモリエル線図である。
【図8】除湿運転時の冷媒流れを示す模式図である。
【図9】除湿運転時のモリエル線図である。
【図10】第1実施形態の変形例に係るヒートポンプ式
空調装置の模式図である。
【図11】第1実施形態の変形例に係るヒートポンプ式
空調装置の電磁弁等の作動状態を示す図表である。
【図12】第2実施形態に係るヒートポンプ式空調装置
の模式図である。
【図13】第2実施形態の変形例に係るヒートポンプ式
空調装置の電磁弁等の作動状態を示す図表である。
【図14】暖房運転時のモリエル線図である。
【図15】冷房運転時のモリエル線図である。
【図16】除湿運転時のモリエル線図である。
【図17】第3実施形態に係るヒートポンプ式空調装置
の模式図である。
【図18】暖房運転時のモリエル線図である。
【図19】第3実施形態の変形例に係るヒートポンプ式
空調装置の電磁弁等の作動状態を示す図表である。
【図20】冷房運転時のモリエル線図である。
【図21】除湿運転時のモリエル線図である。
【符号の説明】
101…圧縮装置、102…凝縮器(第1熱交換器)、
103…蒸発器、104…室外熱交換器(第2熱交換
器)、105…減圧装置、108…気液分離器(廃熱回
収手段)、109…ラジエータ(第3熱交換器)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 隆久 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発熱体(200)からの廃熱を回収する
    廃熱回収手段(108、113)を有し、室内を冷暖房
    するヒートポンプ式空調装置であって、 空気と冷媒との間で熱交換を行う第1、2熱交換器(1
    02、104)と、 前記両熱交換器(102、104)のうちいずれか一方
    の熱交換器から流出した冷媒を吸入するとともに、その
    吸入した冷媒を圧縮して他方の熱交換器に向けて吐出す
    る圧縮装置(101)と、 前記両熱交換器(102、104)間を流通する中間冷
    媒を減圧する減圧装置(105)と、 前記中間冷媒と室外空気との間で熱交換を行う第3熱交
    換器(109)とを有し、 前記中間冷媒の一部は、前記廃熱回収手段(108、1
    13)により回収された廃熱により気化され、 さらに、暖房運転時には、前記廃熱回収手段(108、
    113)から前記第3熱交換器(109)に至る冷媒通
    路(109a)を閉じるとともに、前記廃熱により気化
    した気相冷媒を前記圧縮装置(101)に吸入させ、冷
    房運転時には前記冷媒通路(109a)を開くことを特
    徴とするヒートポンプ式空調装置。
  2. 【請求項2】 冷房運転時には、前記減圧装置(10
    5)にて減圧される前の状態の中間冷媒が前記第3熱交
    換器(109)に導かれることを特徴とする請求項1に
    記載のヒートポンプ式空調装置。
  3. 【請求項3】 冷房運転時には、前記廃熱回収手段(1
    08、113)にて廃熱を回収しつつ、その回収した廃
    熱を前記第3熱交換器(109)により外気中に放出す
    ることを特徴とする請求項1または2に記載のヒートポ
    ンプ式空調装置。
  4. 【請求項4】 冷房運転時には、前記廃熱回収手段(1
    13)、前記第3熱交換器(109)、および前記減圧
    装置(105)は、前記中間冷媒の流れに対して直列と
    なることを特徴とする請求項1または2に記載のヒート
    ポンプ式空調装置。
  5. 【請求項5】 前記圧縮装置(101)の停止時または
    冷房運転時には、前記冷媒通路(109a)を開くとと
    もに、前記第3熱交換器(109)と前記廃熱回収手段
    (113)とに冷媒を密封することを特徴とする請求項
    1ないし4のいずれか1つに記載のヒートポンプ式空調
    装置。
  6. 【請求項6】 前記冷媒通路(109a)を開いたとき
    に、冷媒を前記第3熱交換器(109)と前記廃熱回収
    手段(108、113)とに密封し、 さらに、前記第3熱交換器(109)および前記廃熱回
    収手段(108、113)に密封された冷媒の量が、所
    定量以下となったときには、前記第3熱交換器(10
    9)および前記廃熱回収手段(108、113)の密封
    状態を解除して、冷媒を前記第3熱交換器(109)お
    よび前記廃熱回収手段(108、113)に供給するこ
    とを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1つに記載
    のヒートポンプ式空調装置。
  7. 【請求項7】 前記発熱体(200)は、前記廃熱回収
    手段(108)内にて液相冷媒中に浸漬されていること
    を特徴とする請求項1ないし6のいずれか1つに記載の
    ヒートポンプ式空調装置。
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