JPH1122218A - 多目的室内人工スキー場施設 - Google Patents

多目的室内人工スキー場施設

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JPH1122218A
JPH1122218A JP19501697A JP19501697A JPH1122218A JP H1122218 A JPH1122218 A JP H1122218A JP 19501697 A JP19501697 A JP 19501697A JP 19501697 A JP19501697 A JP 19501697A JP H1122218 A JPH1122218 A JP H1122218A
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JP
Japan
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slope
area
cool air
snow
space
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Pending
Application number
JP19501697A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaru Sanada
勝 真田
Takaaki Tenpourin
隆昭 転法輪
Takashi Nishida
孝 西田
Akira Hase
彰 長谷
Makoto Furuse
誠 古瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mayekawa Manufacturing Co
Original Assignee
Mayekawa Manufacturing Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スキー場に代表される低温度領域と主として
夏型の常温季節領域を仕切壁を介することなく同一閉鎖
空間内に並設し、利用者に屋外と同様な開放空間を満喫
できる多目的室内人工スキー場施設の提供。 【解決手段】 本発明は、高温領域に隣接するゲレンデ
スロープの低面(終点)側を高温領域の地表面のより下
方若しくは高温領域(例えば夏型)の地下に侵入可能に
構成し、両者領域境界部を高低差を持って形成し又前記
ゲレンデスロープは開放室内空間内の高温領域から最も
離隔した位置にその頂部を配し、高温領域に隣接するゲ
レンデスロープの終点側に向けスロープを形成するとと
もに、前記頂部に配した冷気吹き出し部より冷気が前記
スロープに沿って重力降流可能に構成したことを特徴と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多目的室内人工ス
キー場施設に係り、特に建屋内空間内の所定領域にゲレ
ンデを配し、冷凍サイクルにより生成された雪氷を前記
ゲレンデ上に散布してなる多目的室内人工スキー場施設
に関する。
【0002】
【従来の技術】冬期レジャーの代表であるスキーやスケ
ートを愛好する人々のための人工施設が急増し、全国各
地でスキー場の新設、拡張が盛んに行われている。しか
しこれらのスキー場の存在は一定の積雪量を必要とする
ため、スキー人口の多い都市部から遠く離れた多量の降
雪が期待できる山間僻地に限られている。その上従来の
冬期の気象現象に準拠するスキー場の場合は、気候の不
順に基づく降雪量の変化、降雪期間の大小、降雪地域の
変動のため、場合によると利用期間は短くなる等の不安
定要素を内蔵し、且つ都会から遠く離れた山間地にある
スキー場でのレジャーを楽しむためには、特定時期及び
特定地域でのスキー人口の集中に起因する交通機関の混
雑、宿泊施設等の問題があり、この為スキー人口の多い
都市部において手軽に利用できる人工スキー場が種々開
発されている。
【0003】特に最近は、造雪技術も進み、砕氷式、人
工降雪式、結氷表面掻削式、化学物質式等があり、その
ため、スロープ作りの技術だけでなく、リフト設備など
の付帯設備やレジャー付属施設も考慮に入れた綜合施設
を持つ屋内人工スキー場の出現も見受けられ、付帯設備
として、映画設備、ビデオサービス、プール、サウナ、
アスレチックジム、エアロビックスタジオ、レストラ
ン、各種オフィス等付設したものもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、冬期スポー
ツの代表格である屋内人工スキー場以外に付帯設備とし
てはプール、サウナ、アスレチックジムやエアロビック
スタジオを設置する場合、スキー場施設では融雪を阻止
するために0°℃前後に維持しなければならず、一方、
アスレチックジムやエアロビックスタジオ等の常温施設
では、水着若しくはそれに類するスポーツ着で入場/運
動するものである為に、20〜25℃前後の雰囲気温度
が必要である。
【0005】従ってスキー場施設と常温施設を同一施設
内に配設するには、断熱仕切壁等で完全に仕切った2つ
の仕切空間を用意しなければならず、しかしながらこの
ように常温施設空間と冬場のゲレンデ施設を夫々独立形
態で配設する事は、夫々が狭領域になりやすく、屋外空
間に比較して大幅に底の浅いレジャー施設に終わりやす
い。
【0006】本発明はかかる課題に鑑みなされたもの
で、スキー場に代表される低温度領域と主として夏型の
常温季節領域を仕切壁を介することなく同一閉鎖空間内
に並設し、利用者に屋外と同様な開放空間を満喫できる
多目的室内人工スキー場施設の提供を目的としたもので
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明はかかる課題を解
決するために、請求項1記載の発明は、建屋内の開放空
間内の所定領域にゲレンデを配し、冷凍サイクルにより
生成された雪氷を前記ゲレンデ上に散布してなる室内人
工スキー場施設において、前記開放空間の地表面部を低
温のゲレンデ配設領域と相対的に高温の領域(以下高温
領域という)に、同一開放室内空間内を開放的に区分け
し、ゲレンデ配設領域においてはゲレンデスロープ表面
に沿って強制的に冷気を流すとともに、高温領域に隣接
するゲレンデスロープの低面(終点)側を高温領域の地
表面のより下方若しくは高温領域の地下に侵入可能に構
成し、両者領域境界部を高低差を持って形成したことを
特徴とする。
【0008】かかる発明によれば、同一開放室内空間を
仕切壁により分割する事なく、ゲレンデ配設領域と高温
領域、言換えれば温度差を有する2つの季節領域が同一
開放空間に生成出来たために、互いに他方の広い上方空
間を共有でき、極めて開放的である。しかしながら温度
差の異なる2つの季節領域を共存させる事は暖気は低温
度領域であるゲレンデ側に流れ、ゲレンデ上の雪氷が融
雪してしまい、一方ゲレンデ上の冷気は例えば高温度領
域に流れてしまい、冷気エネルギーの無駄な消費につな
がるとともに、高温度領域にプール等を敷設した場合前
記冷気の侵入によりこごえてしまう恐れもある。
【0009】そこで本発明は冷気は暖気に比較して比重
が重い点に着目して高温季節領域とゲレンデを配設した
冬型の低温領域の境界部を高低差を配設し、特にゲレン
デスロープの低面側に滞留した冷気が高温領域側に流れ
ないようにした点を要旨とする。即ち、本発明は、高温
領域に隣接するゲレンデスロープの低面(終点)側を高
温領域の地表面のより下方若しくは高温領域(例えば夏
型)の地下に侵入可能に構成し、両者領域境界部を高低
差を持って形成したことを第1の特徴とする。第2の特
徴はゲレンデ配設領域においてはゲレンデスロープ表面
に沿って重力沈降をもって冷気を流した点にある。かか
る発明によれば、建屋内が開放空間の為に高温度領域の
暖気がゲレンデ上方空間に移動するのが避けられない
が、このような場合、ゲレンデスロープ表面に沿って重
力沈降をもって冷気を流した為に、上方空間に移動した
暖気が前記冷気が熱遮断層として機能し、ゲレンデ上の
雪氷を融雪する事はない。
【0010】請求項2記載の発明は、前記ゲレンデスロ
ープは開放室内空間内の高温領域から最も離隔した位置
にその頂部(始点)を配し、高温領域に隣接するゲレン
デスロープの低面(終点)側に向けスロープを形成する
とともに、前記頂部(始点)若しくはその付近に配した
冷気吹き出し部より送風された冷気が前記スロープに沿
って重力を利用して降流可能に構成したことを特徴とす
る。この場合ゲレンデスロープの頂部(始点)は夏型の
高温度領域の地表面より当然に高くなるが、この頂部は
高温領域から最も離隔した位置にある為に、暖気と冷気
が混同してしまうことがない。又冷気は比重的に重いた
めに、前記頂部(始点)若しくはその付近に冷気吹き出
し部を配設する事により、送風された冷気が前記スロー
プに沿って重力を利用して降流させることができる。
【0011】この場合、前記ゲレンデスロープが長尺の
場合に、前記冷気吹出し部をスロープ頂部(始点)とと
もに、該スロープ途中位置に逐次設けるほうが、冷気の
スロープに沿う降流が円滑に行なわれる。
【0012】請求項3記載の発明は、前記冷気流は、ゲ
レンデスロープ終点部位よりゲレンデ始点側に向け冷気
を還流する還流工程を設けるとともに、該還流工程に再
冷却手段を設け、該再冷却手段により再冷却された略+
5℃〜+10℃以下の冷気が繰り返し、前記スロープ上
を流れるように構成したことを特徴とする。かかる発明
によれば、ゲレンデスロープの低面(終点)側に滞留し
た冷気は冷気還流工程により+5℃〜+10℃以下に再
冷却されながらゲレンデ始点側に還流する。又スロープ
両側に略1〜5m以下の壁を設けて冷気がスロープ外に
オーバフローしたり、暖気と混合する事を阻止するのが
よい。
【0013】請求項4記載の発明は、冷気吹き出し部の
初速及び吹き出し高さを調節し、前記冷気流の層厚が略
膝下程度になるように設定した冷気流層により、その上
方に位置する相対的高温雰囲気とスロープ雪氷層の熱的
遮断を図ったことを特徴とする。かかる発明によればゲ
レンデ利用者の冷気で覆われる部位は膝程度だけに限定
し、残る大部分は前記常温雰囲気に置かれるようにして
ある為に、夏服等でもこごえることなく快適にスキーを
楽しむ事が出来る。
【0014】請求項5記載の発明は、ゲレンデ配設領域
への雪氷及び冷気流生成の為の奪熱エネルギーを蒸発熱
により、高温領域に配設したプール等の運動/遊戯/観
賞施設等への付与エネルギーを凝縮熱により夫々得るよ
うに、冷凍サイクルで熱収支サイクルを構成したことを
特徴とする。かかる発明によれば、蒸発熱利用域と凝縮
熱利用域をゲレンデを形成する低温度領域と高温度領域
とにより効果的に熱利用することが出来る。
【0015】請求項6記載の発明は、前記雪氷層の底面
側に雪氷過冷却板を配し、該前記冷気流とのサンドイッ
チ構造でスロープ雪氷層の熱的遮断を図ったことを特徴
とする。かかる発明によればサンドイッチ構造の為に、
スロープ雪氷層の熱遮断を一層効果的に行なう事が出来
る。
【0016】請求項7記載の発明は、ゲレンデ配設領域
と隣接する高温領域境界部にスクリーン状若しくはスリ
ット状の噴水膜又は/及び帯状植林を配設し、冷気遮断
を図ったことを特徴とする。かかる発明によれば、前記
常温季節領域と低温度領域との間に噴水や森林等を利用
して冷気遮断空域を設けてある為に、自然環境を何等壊
す恐れがない。特に、冷気遮断空域を噴水膜で構成した
場合は、該噴水膜に侵入する冷気の接触により噴水膜中
の微細水滴は霧化し霧を発生するあるため、低温度領域
からの冷気の侵入を遮断するとともに、前記霧発生地帯
に設けた例えば森林域を介して利用者に対し常温季節領
域から低温度領域への変化を無理のない自然の形で与え
ることが出来る。
【0017】請求項8記載の発明によれば、高温領域の
境界部地表面下方を地下空間とするとともに、該地下空
間内にゲレンデスロープの低面(終点)が侵入可能に構
成し、該地下空間が冷気滞留空間として機能させたこと
を特徴とする。かかる発明により、前記ゲレンデ群の地
下スロープを境界部地域の下部に設けてあるため、長い
スロープを持つゲレンデを備えることができ、且つ地下
空間で冷気の高温度領域側への流入を完全に阻止する事
が出来る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図に示した実施例
を用いて詳細に説明する。但し、この実施例に記載され
る構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは特
に特定的な記載が無い限り、この発明の範囲をそれのみ
に限定する趣旨ではなく単なる説明例に過ぎない。図1
は本発明の多目的室内人工スキー場施設の概略の構成を
示す概略正面図、図2は図1の模式的平面図、図3は図
1のゲレンデの一例を示す斜視図である。
【0019】図1、図2に示すように、本発明の多目的
室内人工スキー場施設は、建屋の開放空間46内の右側
領域20にゲレンデ21と図2に示すようにスケート場
29及び子供用スロープ211を配し、ゲレンデ21に
おいては冷凍機1、凝縮器2、膨張弁3、蒸発器4から
なる冷凍サイクルの内、蒸発器4よりの冷熱エネルギー
を利用して雪氷製造機31により生成された雪氷を雪搬
送機32を介してゲレンデ21側に搬送し、ファン等の
雪散布手段33より前記ゲレンデ21上に所定厚みで散
布する。かかる構成は公知であるためにその詳細な説明
を省略する。建屋内開放空間の図上左方には高温度領域
10が形成されており、該高温度領域10の地表面に
は、熱帯水族館12、フィットネスクラブ13、プール
14、及び野外遊園地11が配設され、更にゲレンデ配
設領域20と隣接する高温度領域10の境界部16には
噴水膜16a及び帯状植林16bを配設し、冷気遮断を
図りつつ建屋内空間を開放的に区分けしている。
【0020】ゲレンデ配設領域20においては、前記ゲ
レンデスロープ21は建屋46内の高温度領域10から
最も離隔した位置にその頂部(始点)21Aを配し、高
温度領域に隣接するゲレンデスロープの低面(終点)2
1B側に向けスロープ21を形成するとともに、高温度
領域10の境界部16地表面下方を地下空間17とする
とともに、該地下空間17内にゲレンデスロープ21の
低面21Bが侵入可能に構成し、該地下空間17が冷気
滞留空間として機能させている。
【0021】この結果高温度領域10に隣接するゲレン
デスロープの低面(終点)21B側を高温度領域10の
地表面のより下方、具体的には地下空間17に侵入可能
に構成され、両者領域境界部16を高低差を持って形成
する事が出来る。又前記ゲレンデ頂部(始点)21A若
しくはその付近に配したブースタ38Aにより供給され
た冷気流23が前記スロープ21に沿って重力沈降を利
用して降流することが出来る。即ち本実施形態は、図
2、図3に示すようにゲレンデスロープ終点部位21B
で温められた冷気を還流ファン26及びブロワ18によ
りゲレンデ始点側21Aに配したブースタ38Aに向け
冷気を還流させる還流工程19を設けるとともに、該還
流工程19は蒸発器4の奪熱エネルギーを熱交換器27
により熱交換して略+5℃〜+10℃以下の冷気流23
が前記ブースタ38Aより重力沈降によりスロープ21
上を流れるように構成する。そして上記冷気流23はス
ロープの底面側の地下空間17内に滞留し、冷気還流工
程19により、略+5℃〜+10℃以下に再冷却してゲ
レンデ頂部21Aのブースタ38Aより吹出させる。ま
た、上記スロープは長尺の為に、前記スロープ頂部21
Aに配置したブースタ38Aのみの冷気流ではスロープ
全体に亙って所定層厚の冷気流が流れない場合がある。
そこで本実施形態はスロープ流れ方向に沿って適宜間隔
で偏平状のブーストステーション38を配置し、スロー
プ全体に亙って所定層厚の冷気流が流れるように構成し
てある。より具体的には、上記冷気流23の層厚は、雪
氷層22より略膝下までの高さになるように設定する。
この結果ゲレンデのスキープレイヤは膝下以外は冷気に
接触せず上半身側は常温雰囲気で維持できる為に夏服で
もスキーが可能であり、特別なスキー服を用いなくても
プレーが可能である。又上記ブーストステーション38
は冷気流23が雪氷層22に沿って流下する過程でその
上方位位置する高温雰囲気空気28の捲き込みやスキー
滑降による前記高温雰囲気空気の捲き込みにより惹起さ
れる冷気流の冷気温度の上昇を最小に押さえるべく、前
記ブーストステーション38でもスロープ下流側で前記
暖気流を巻き込んだ冷気を回収再冷却して雪氷面を斜め
横断状に矢印A方向に吹き出す還流工程を設け冷気流の
昇温を防止する構成とするのがよい。
【0022】この場合前記スロープ21上を流れる冷気
流23の層厚を略膝下程度の1m以下にに流れるように
ブースタ38A及び前記ブーストステーション38の吹
出し口の開口形状及び初速を設定し、該冷気流層23に
より、その上方に位置する常温雰囲気とスロープ雪氷層
22との熱的遮断を図っている。なお、ゲレンデスロー
プ21の構造は断熱材をベースにし、例えば図3に示す
ようにゲレンデスロープ21は、複数の枠状開脚構造体
37により支持された斜度10〜15度の旋回状スロー
プにより構成されているが、A−A線断面図で示すよう
に、前記スロープ21の底面には雪氷過冷却管24が敷
設されており、雪氷層22が雪氷過冷却管(板)24と
冷気層23によりサンドイッチ構造を取っている。更に
スロープ21の左右両側の壁220は、冷気層23より
高く設定し、冷気層23が外部に流れないように設定し
ている。過冷却管24は蒸発器4の蒸発エネルギーを利
用して不凍液が循環するように構成している。
【0023】
【発明の効果】以上記載のごとく本発明によれば、スキ
ー場に代表される低温度領域と高温度領域を仕切壁を介
することなく建屋内開放空間に並設し、利用者に屋外と
同様な開放空間を満喫できる多目的室内人工スキー場施
設を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の実施形態に係る多目的室内人工
スキー場施設の概略の構成を示す概略正面図である。
【図2】図1の模式的平面図である。
【図3】図1のゲレンデの一例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 冷凍機 2 凝縮器 3 膨張弁 4 蒸発器 10 高温度領域 11 野外遊園地 12 熱帯水族館 13 フィットネスクラブ 14 プール 16 境界部 16a 噴水膜 16b 帯状植林 17 地下空間 19 冷気還流工程 20 低温度領域 21 ゲレンデ 21A 前記ゲレンデ頂部(始点) 21B ゲレンデスロープの低面(終点) 22 雪氷層 23 冷気流 24 雪氷過冷却管 26 還流ファン 31 雪氷製造機 32 雪搬送機 33 雪散布手段 38A ブースタ 38 ブーストステーション 46 建屋の開放空間 220 スロープの左右両側の壁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長谷 彰 東京都江東区牡丹2丁目13番1号 株式会 社前川製作所内 (72)発明者 古瀬 誠 東京都江東区牡丹2丁目13番1号 株式会 社前川製作所内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建屋内の開放空間内の所定領域にゲレン
    デを配し、冷凍サイクルにより生成された雪氷を前記ゲ
    レンデ上に散布してなる室内人工スキー場施設におい
    て、 前記開放空間の地表面部を低温のゲレンデ配設領域と相
    対的に高温の領域(以下高温領域という)に、同一開放
    室内空間内を開放的に区分けし、ゲレンデ配設領域にお
    いてはゲレンデスロープ表面に沿って強制的に冷気を流
    すとともに、高温領域に隣接するゲレンデスロープの低
    面(終点)側を高温領域の地表面のより下方若しくは高
    温領域の地下に侵入可能に構成し、両者領域境界部を高
    低差を持って形成したことを特徴とする多目的室内人工
    スキー場施設
  2. 【請求項2】 前記ゲレンデスロープは開放室内空間内
    の高温領域から最も離隔した位置にその頂部(始点)を
    配し、高温領域に隣接するゲレンデスロープの低面(終
    点)側に向けスロープを形成するとともに、前記頂部
    (始点)若しくはその付近に配した冷気吹き出し部より
    送風された冷気が前記スロープに沿って重力を利用して
    降流可能に構成したことを特徴とする請求項1記載の多
    目的室内人工スキー場施設。
  3. 【請求項3】 前記冷気流は、ゲレンデスロープ終点部
    位よりゲレンデ始点側に向け冷気を還流する還流工程を
    設けるとともに、該還流工程に再冷却手段を設け、該再
    冷却手段により再冷却された略+5℃〜+10℃以下の
    冷気が繰り返し、前記スロープ上を流れるように構成し
    たことを特徴とする請求項1記載の多目的室内人工スキ
    ー場施設。
  4. 【請求項4】 冷気吹き出し部の初速及び吹き出し高さ
    を調節し、前記冷気流の層厚が略膝下程度になるように
    設定した冷気流層により、その上方に位置する相対的高
    温雰囲気とスロープ雪氷層の熱的遮断を図ったことを特
    徴とする請求項1記載の多目的室内人工スキー場施設。
  5. 【請求項5】 ゲレンデ配設領域への雪氷及び冷気流生
    成の為の奪熱エネルギーを蒸発熱により、高温領域に配
    設した運動/遊戯/観賞施設への付与エネルギーを凝縮
    熱により夫々得るように、冷凍サイクルで熱収支サイク
    ルを構成したことを特徴とする請求項1記載の多目的室
    内人工スキー場施設。
  6. 【請求項6】 前記雪氷層の底面側に雪氷過冷却板を配
    し、該前記冷気流とのサンドイッチ構造でスロープ雪氷
    層の熱的遮断を図ったことを特徴とする請求項1記載の
    多目的室内人工スキー場施設。
  7. 【請求項7】 ゲレンデ配設領域と隣接する高温領域境
    界部にスクリーン状若しくはスリット状の噴水膜又は/
    及び帯状植林を配設し、冷気遮断を図ったことを特徴と
    する請求項1記載の多目的室内人工スキー場施設。
  8. 【請求項8】 高温領域の境界部地表面下方を地下空間
    とするとともに、該地下空間内にゲレンデスロープの低
    面(終点)が侵入可能に構成し、該地下空間が冷気滞留
    空間として機能させたことを特徴とする請求項1記載の
    多目的室内人工スキー場施設。
  9. 【請求項9】 前記ゲレンデスロープが長尺の場合に、
    前記冷気吹出し部をスロープ頂部(始点)とともに、該
    スロープ途中位置に逐次設けたことを特徴とする請求項
    2記載の多目的室内人工スキー場施設。
JP19501697A 1997-07-04 1997-07-04 多目的室内人工スキー場施設 Pending JPH1122218A (ja)

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Cited By (5)

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