JPH10146414A - 人工雪を利用したゲレンデ - Google Patents

人工雪を利用したゲレンデ

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JPH10146414A
JPH10146414A JP31042996A JP31042996A JPH10146414A JP H10146414 A JPH10146414 A JP H10146414A JP 31042996 A JP31042996 A JP 31042996A JP 31042996 A JP31042996 A JP 31042996A JP H10146414 A JPH10146414 A JP H10146414A
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JP
Japan
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snow
slope
artificial
gelande
mat
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Pending
Application number
JP31042996A
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English (en)
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Tadao Izutsu
忠雄 井筒
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 都市近郊においても仮設的に、且つ短期間で
構築でき、しかも、スロープ上に敷き詰めた雪の融雪率
を抑えることができる人工雪を利用したゲレンデを提供
する。 【解決手段】 ユニット式構造によるゲレンデ本体と、
該ゲレンデ本体の上部に設置されるスノーマットと、該
スノーマット上に敷き詰められる人工雪とで構成され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明に属する技術分野】本発明は、人工造雪機により
造雪された人工雪を敷き詰めることにより形成される、
人工雪を利用したゲレンデに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、代表的なウインタースポーツ
としては、スキーやスノーボードがある。かかるスキー
やスノーボードは、通常、山岳地帯の斜面上に積もった
自然雪を利用し、その雪上を滑降するスポーツである。
【0003】また昨今、人工的に形成されたスロープ上
に人工雪を散雪し、屋内でスキーやスノーボードを楽し
むことができる施設も開発されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、山岳地帯でス
キーやスノーボードを楽しむ場合には、時間と費用をか
けて現地まで足を運ばなければならない。また、近年、
スキー場で雪不足が発生した場合には、人工造雪機を利
用してゲレンデに人工雪を散雪し、雪不足を補うことが
行われ、スキー場の維持と造雪設備に多大なコストが必
要となってきた。
【0005】一方、屋内でスキーやスノーボードができ
るように開発された施設においては、大規模な建築物が
必要となるために、設置場所が限定される上、構築工事
に多くの費用と時間を費やした。また、室内を常に氷点
下以下に維持しておかなければならず、運営するために
多大な維持費が必要であった。
【0006】そこで本発明の目的は、都市近郊において
も仮設的に、且つ短期間で構築でき、特には、スロープ
上に敷き詰めた雪の融雪率を抑えることができる人工雪
を利用したゲレンデを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の人工雪を利用したゲレンデは、ユニット式
構造によるゲレンデ本体と、該ゲレンデ本体の上部に設
置されるスノーマットと、該スノーマット上に敷き詰め
られる人工雪とを具備することを特徴とするものであ
る。
【0008】本発明においては、人工雪の融雪率を抑え
るために、前記人工雪を圧縮してブロック形態で前記ス
ノーマット上に敷き詰めてもよい。
【0009】上記構成により、スキー場施設を仮設的
に、且つ短期間で構築できる。また、人工雪を圧縮する
ことより、スノーマット上に敷き詰めた雪の融雪率を抑
えることができる。更に、本発明のゲレンデには、さま
ざまなバリエーションに富んだコースを選定すること
で、初心者から上級者まで幅広く使用することができ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の人工雪を利用した
ゲレンデの実施の形態を図面に基づいて説明する。な
お、本発明の人工雪を利用したゲレンデは、滑降競技、
特にスノーボードを有効に楽しむために開発されたもの
であるが、スキー競技に使用しても同様の効果が得られ
る。
【0011】本発明において、図1に示すゲレンデ本体
1は組立式ユニット構造とするものであり、短期間で設
置及び撤去が可能である。また、ゲレンデ本体1は、一
般的にビル建築の工事で使用される枠組足場、パイプ、
及びH鋼との組合せにより形成される構台3上部斜面に
スノーマット2が被覆される。前記ゲレンデ本体1に
は、数段階のスロープ4が形成されたコース5と、フェ
ンス6に囲われた遊休スペース7と、コース5の側面に
設置されたステップ8を設けることができる。
【0012】前記スノーマット2は、樹脂性のブラシ等
で、表面に水を散布するだけでスノーボード等の滑走が
可能となる素材で形成する。これにより、万一融雪によ
り人工雪20がなくなった場合でも、スムーズに滑走す
ることができる。また、かかるスノーマット2を敷き詰
めることにより、人工雪、特には人工ブロック雪20の
ズレを防ぐこともできる。
【0013】本発明の人工雪を利用したゲレンデの作製
には、人工造雪機10が必要であり、またその人工造雪
機10により造雪された人工雪をブロック状に圧縮する
圧縮機13を備えていることが好ましい。この人工造雪
機10と圧縮機13の詳細を図3に基づいて説明する。
【0014】本発明に使用し得る人工造雪機10として
は、ICSユニットモジュール((株)ピスクリエイト
製)の人工造雪システムを用いることができ、これはこ
れまで建築物だった設備をモジュール化することによ
り、基礎工事や導入コストを削減し、工期の短縮を実現
することができるようにしたものである。この人工造雪
機は、一日あたり50トンの造雪能力を有する。
【0015】かかる人工造雪機10は、造雪用水を導入
する吸水管11と、該吸水管11から導入された水を内
壁に吹き付け、瞬間的に凍らせて造雪する造雪機(図示
せず)と、造雪された人工雪20を、圧縮機13に搬雪
する搬雪管12とで構成されている。この人工造雪機1
0に必要な造雪用水は、周辺の河川、地下水及び水道水
を利用するため、人体や環境に及ぼす悪影響は一切な
い。尚、本発明のゲレンデには、人工造雪機で造雪され
た人工雪を直接スノーマット上に散布してもよい。
【0016】前記圧縮機13としては、キュービックス
ノーマシン((株)ピスクリエイト製)を使用すること
ができ、これは人工造雪機10で造雪された人工雪をブ
ロック状に圧縮形成する機械である。この機械により、
一定の大きさで圧縮形成されたブロック雪20は、滑走
板14から外部に搬送され、ゲレンデ本体1の上部のス
ノーマット2上に夫々敷き詰められる。なお、圧縮機1
3により形成されたブロック雪20は、圧縮により融雪
率を約30%程度抑えることができる。
【0017】尚、前記ブロック雪20は、圧縮機13に
より、通常、幅30cm、長さ40cm、高さ約15〜
30cmの大きさで連続して生産することができるが、
この大きさに限定されるものではなく、ゲレンデ本体1
の大きさや形状に応じて適宜変更することも可能であ
る。
【0018】次に、本発明の人工雪を利用したゲレンデ
の好適な設置方法及び使用方法を説明する。ゲレンデ本
体1は、組立式ユニット構造をしているため、短期間で
設置及び撤去が可能となり、自然降雪に関係なく、適度
なスペースがあれば場所を限定せずに構築することがで
きる。また、ゲレンデ本体1の構台3は、一般的なビル
建築の工事で使用される枠組足場、パイプ、及びH鋼と
の組み合わせにより構築できるため、基礎工事と設置コ
ストが削減できる。
【0019】構台3と遊休スペース7とステップ8とを
構築した後、該構台3の上部斜面にスノーマット2を被
覆する。次いで、人工造雪機10と圧縮機13とにより
形成された複数のブロック雪20を、スノーマット2上
に敷き詰める。
【0020】ブロック雪20を敷き詰めた後、ゲレンデ
本体1のコース5に各種バリエーション21を設ける。
かかるバリエーション21は、予め木材等で加工したジ
ャンプ台22や、バンク23及び凸部24(コブ)等で
構成することができ、このバリエーション21の配置や
組合せを変化させることにより、初心者から上級者まで
幅広く対応できる。
【0021】コース5に設けられた各バリエーション2
1は、設置後、人工雪を散布しスコップ等で形を整えら
れる。また、バリエーション21の設置する場所や設置
数により、初心者から上級者、また競技種目や滑走スタ
イルにより様々なコースパターンを形成することができ
る。
【0022】図5に示すバリエーション21のコースレ
イアウトは、フリースタイルのワンメークジャンプ競技
用であり、コース5の終盤にジャンプ台22が設けてあ
る。また図6は、ミニボードクロスコートで競技用のコ
ースレイアウトであり、コース5上全面に、ジャンプ台
22、バンク23及び凸部24が配置されている。また
図7は、コース5の半面にバリエーション21を設置せ
ず初心者用とし、他の半面は、バリエーション21を設
けて中級者を対象としたコースレイアウトである。ま
た、エリヤ別に斜度も変化させている。
【0023】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明の人工
雪を利用したゲレンデは、上述の構成とすることで以下
に示す効果を奏するものである。ゲレンデ本体は、組立
式ユニット構造で構築できるので、短期間で設置及び撤
去が可能となり、自然降雪に関係なく集客率の良い都市
近郊でも構築が容易となる。
【0024】また、コース上には、ブロック状に圧縮し
たブロック雪を使用した場合、人工雪の融雪率を抑える
ことができ、0℃以上の屋外でも十分にコースを設ける
ことができる。更に、コースに様々なバリエーションを
設けることにより、初心者から上級者まで幅広く使用す
ることができる。なお、人工造雪機に必要な造雪用水
は、周辺の河川、地下水及び水道水を利用するため、人
体や環境に及ぼす悪影響は一切ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の人工雪を利用したゲレンデの平面図で
ある。
【図2】本発明の人工雪を利用したゲレンデの側面図で
ある。
【図3】人工造雪機と圧縮機を表す斜視図である。
【図4】人工雪を利用したゲレンデの使用説明図であ
る。
【図5】コース上に設置したバリエーションを表す平面
図である。
【図6】コース上に設置したバリエーションを表す平面
図である。
【図7】コース上に設置したバリエーションを表す平面
図である。
【符号の説明】
1 ゲレンデ本体 2 スノーマット 3 構台 4 スロープ 5 コース 6 フェンス 7 遊休スペース 8 ステップ 10 人工造雪機 11 吸水管 12 搬雪管 13 圧縮機 14 滑走板 20 ブロック雪 21 バリエーション 22 ジャンプ台 23 バンク 24 凸部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユニット式構造によるゲレンデ本体
    (1)と、該ゲレンデ本体(1)の上部に設置されるス
    ノーマット(2)と、該スノーマット(2)上に敷き詰
    められる人工雪とを具備することを特徴とする人工雪を
    利用したゲレンデ。
  2. 【請求項2】 前記人工雪が圧縮されブロック形態で前
    記スノーマット上に敷き詰められている請求項1記載の
    ゲレンデ。
JP31042996A 1996-11-21 1996-11-21 人工雪を利用したゲレンデ Pending JPH10146414A (ja)

Priority Applications (1)

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JP31042996A JPH10146414A (ja) 1996-11-21 1996-11-21 人工雪を利用したゲレンデ

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JP31042996A JPH10146414A (ja) 1996-11-21 1996-11-21 人工雪を利用したゲレンデ

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JPH10146414A true JPH10146414A (ja) 1998-06-02

Family

ID=18005145

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JP31042996A Pending JPH10146414A (ja) 1996-11-21 1996-11-21 人工雪を利用したゲレンデ

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JP (1) JPH10146414A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104175786A (zh) * 2014-08-02 2014-12-03 韩俊峰 工艺仿形冰溜子及其制备法与装置
CN104210312A (zh) * 2014-07-25 2014-12-17 韩俊峰 工艺仿形冰帘子及其制备方法

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CN104210312A (zh) * 2014-07-25 2014-12-17 韩俊峰 工艺仿形冰帘子及其制备方法
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