JPH11222047A - 回生ブレーキ装置 - Google Patents

回生ブレーキ装置

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JPH11222047A
JPH11222047A JP2242398A JP2242398A JPH11222047A JP H11222047 A JPH11222047 A JP H11222047A JP 2242398 A JP2242398 A JP 2242398A JP 2242398 A JP2242398 A JP 2242398A JP H11222047 A JPH11222047 A JP H11222047A
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JP
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drive shaft
vehicle
speed
continuously variable
energy recovery
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JP2242398A
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Akihiro Nakazato
明弘 中里
Yutaka Ogawa
豊 小川
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Akebono Research and Development Centre Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】エネルギ回収装置のエネルギ回収効率を常に最
適化することができ、また必要に応じた減速力が得られ
るようにした回生ブレーキ装置を提供する。 【解決手段】車両の減速時に運動エネルギを回収すると
ともに、車両の加速時に運動エネルギを供給する回生ブ
レーキ装置であって、駆動軸1の回転力を伝達する無段
変速機2を設け、無段変速機2に運動エネルギの回収及
び供給を行う発電機4を接続した。無段変速機2は、駆
動軸1側の回転量と発電機4側の回転量とを速度変換す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は回生ブレーキ装置に
関し、更に詳細には減速時の速度エネルギを保存可能な
エネルギに変換する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、地球温暖化等の環境問題やエネル
ギ問題の観点から自動車の改良が求められている。
【0003】そこで、燃費節約のためのガソリン直噴エ
ンジンの開発、排気ガスの低減を目的とした電気自動車
やハイブリッド自動車の開発が相次いでいる。また、車
両の制動に伴って発生するエネルギを回収して、これを
電気エネルギや機械エネルギに変換して蓄積するものも
提案されている。
【0004】その多くは、特開平3−107305に開
示されているように、車輪の回転エネルギで発電機を回
し、これにより発生した電力をバッテリに充電するとい
うものが主流である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記した従来
のものでは駆動系と発電機との結合ギア比が一定(コン
スタントレシオ)なため、発電効率の点で問題がある。
【0006】すなわち、このギア比は様々な走行局面に
おいて動作に支障のない妥協点に設定されているため、
例えば、急な下り坂などのように比較的低速で走行する
場合などでは、発電機の十分な回転数が得られず発電量
が確保できないとともに、ブレーキ効果も少ないためフ
ットブレーキの比重が多くなってしまう。このことは、
エネルギ回収の観点からすると極めて能率が悪い。
【0007】一方、減速比を低く(発電機の回転数を早
く)設定した場合には、車両にとっては重い負荷がかか
ることとなるため、必要以上のブレーキ効果が現れた
り、発電機起動時にショックが発生しやすいという問題
が出てくる。
【0008】このため、従来は蓄電池への充電量を制御
することで取り出しエネルギ量(ブレーキ量)を調整す
るようにしているが、調整幅は極めて狭く、また、発電
効率の改善にはつながらないという問題がある。
【0009】本発明はかかる従来の問題点を解決するた
めになされたものであり、エネルギ回収手段のエネルギ
回収効率及びブレーキ負荷を常に最適化することができ
るようにした回生ブレーキ装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は前述した技術的
課題を解決するために以下のように構成されている。す
なわち、車両の減速時に運動エネルギを回収するととも
に、車両の加速時に運動エネルギを供給する回生ブレー
キ装置であって、駆動軸1の回転力を伝達する伝達手段
30と、前記伝達手段30に接続して前記運動エネルギ
の回収及び供給を行うエネルギ回収手段4とを有し、前
記伝達手段30は駆動軸1側の回転量とエネルギ回収手
段4側の回転量とを速度変換する変速部2を備える回生
ブレーキ装置とした。
【0011】以下、本発明の構成要素について更に説明
する。 〔駆動軸1〕駆動軸1は、例えばプロペラシャフトを例
示することができる。プロペラシャフト1は、エンジン
の動力をデファレンシャルギアに伝達する機能を有する
中空の電縫鋼管製にて形成することができる。
【0012】このプロペラシャフト1は、通常フロント
エンジンリアドライブ(FR)の車両では車両前部に設
けられたエンジンからトランスミッションを介して接続
されており、後輪側に設けられたデファレンシャルギア
に動力を伝達するものである。また、長いプロペラシャ
フト1は、剛性が低いことから振動を生じ易いため、2
分割し、その中継点をシャーシの駆動軸ハウジングに軸
支したものがある。
【0013】なお、駆動軸としては、ドライブシャフト
等のその他の駆動系の回転軸でもよい。 〔伝達手段30〕伝達手段30は、前記変速部2と、駆
動軸1側とエネルギ回収手段4側との回転力を断続する
クラッチ3と、を含む構成とすることができる。
【0014】前記変速部2は、駆動軸1側とエネルギ回
収手段4側との回転速度の変速比を可変調節するもので
あり、段階的に変速比を変更する、歯車列を設けた変速
歯車装置であってもよいし、あるいは、連続的に変速比
を変更する無段変速機であってもよい。好ましくは、変
速比の微調整及び円滑な変速を行えるため、無段変速機
が良い。 〔無段変速機2〕前記無段変速機2としては、一般にC
VTと略称され、直径を連続的に可変できるプライマリ
ープーリー及びセカンダリープーリーをスチールベルト
で連結したものを例示できる。この場合、動力の伝達は
通常のベルト駆動と外見上同じだが、動力の伝達はスチ
ールベルトの引っ張りではなく圧縮で行われる。
【0015】そして、変速部(無段変速機)2は、車両
の低速走行時に、車両の高速走行時に比して、エネルギ
回収手段4側の回転量が駆動軸1側の回転量に対して大
きくなるように変速比を制御することができる。
【0016】また、前記変速部(無段変速機)2は、駆
動軸1の要求減速度が大きいときに、駆動軸1の要求減
速度が小さいときに比して、エネルギ回収手段4側の回
転量が駆動軸1側の回転量に対して大きくなるように変
速比を制御することもできる。 なお、「エネルギ回収
手段側の回転量が駆動軸側の回転量に対して大きくな
る」との表現は、駆動軸1側の回転数(以下、回転数A
という)とエネルギ回収手段4側の回転数(以下、回転
数Bという)との絶対数の違いに限定されるものではな
い。すなわち、例え回転数Aが回転数Bよりも小さい場
合であっても、駆動軸1の要求減速度が大きいときある
いは低速走行時における回転数Bを回転数Aで除した値
が、駆動軸1の要求減速度が小さいときあるいは高速走
行時における回転数Bを回転数Aで除した値よりも大き
ければ、前記表現に含まれるものである。 〔クラッチ3〕クラッチ3は回転力の断続機であり、ク
ラッチの切れが良好な乾式単板が好適である。また、電
磁クラッチの使用も可能である。電磁クラッチは粒状の
磁性体を外部からの磁界によって立てたり寝かせたりす
ることによってクラッチディスクに接触させ、これによ
って動力の断続を行うものである。
【0017】このクラッチ3の断続は制御部7によって
行われ、アクセル開度、ブレーキ踏力、車速、加減速度
等に応じて断続が制御される。なお、無段変速機2とク
ラッチ3とはいずれが先に駆動軸1に取り付けられてい
てもよい。つまり、駆動軸1には無段変速機2を先に取
り付け、後段にクラッチ3を配置してもよいし、その逆
であってもよい。 〔エネルギ回収手段4〕エネルギ回収手段4は、車両の
走行エネルギを回収可能なエネルギに変換するもので、
具体的には発電機あるいは油圧ポンプモータを例示でき
る。発電機は電流制御回路等を介して蓄電池に接続さ
れ、電力に変換されたエネルギは蓄電池に充電される。
また、油圧ポンプモータはエネルギを油圧力として出力
するもので、その油圧力は切り替え弁で制御され圧力タ
ンクに蓄積される。
【0018】そして、エネルギ回収手段4により回収さ
れ蓄積されたエネルギは、車両の加速時に走行の補助エ
ネルギとして供給される。 〔制御部7〕本発明の回生ブレーキ装置は、車両の駆動
軸1に無段変速機2及びクラッチ3を介して発電機4を
結合し、ブレーキペダルの踏力センサ5、及び速度セン
サ6と、これら踏力センサ5及び速度センサ6からの信
号を入力とする制御部7とを備える構成とすることがで
きる。
【0019】そして、この制御部7は、駆動軸1の減速
時にクラッチ3を接状態にするとともに、要求減速度が
大きいとき及び低速走行時に、エネルギー回収手段4側
の回転量がエネルギ回収に充分な回転量となるように変
速部2の変速比を制御するように構成するとよい。ここ
で、要求減速度とはドライバーのブレーキ踏力により評
価することができる。
【0020】また、制御部7は、要求減速度が小さいと
き及び高速走行時には、要求減速度が大きいとき及び低
速走行時に比して、エネルギ回収手段4側の回転量が駆
動軸1側の回転量に対して小さくなるように変速比を制
御することができる。
【0021】なお、前記制御部7は、マイクロプロセッ
サ、メモリ、及びI/Oを中心とする、情報処理装置で
構成され、前述したように、センサによりアクセル開
度、ブレーキ踏力、車速、加減速度、車輪スリップ率等
の情報を得て、クラッチ3の断続、及び無段変速機2の
変速比を制御するものである。また、制御部7は、発電
機4から蓄電池14に供給される充電電流を制御する回
路の制御をも行う。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の回生ブレーキ装置
を図1〜図9に示される実施形態について更に詳細に説
明する。この回生ブレーキ装置はブレーキ時に発散され
るエネルギーを回収するもので、必要に応じて加速時等
のパワーアシストが行えるように構成したものである。
【0023】図1に示すように、車両のエンジン50か
らの駆動力を車輪側に伝えるプロペラシャフト(駆動
軸)1が、車体の底面に露出して配置されている。そし
て、このプロペラシャフト1に、無段変速機(変速部)
2が取り付けられている。
【0024】前記無段変速機2は、図2に示すように、
2枚の円錐状ディスクを向かい合わせてV字溝を構成し
たプライマリープーリー2aと、同様の構造のセカンダ
リープーリー2bと、両プーリー2a、2bを連結する
スチールベルト2cとから構成されている。
【0025】プライマリープーリー2aにはアクチュエ
ータ2dが設けられるとともに、セカンダリープーリー
2bにはアクチュエータ2eが設けられており、プーリ
ー内に形成されるV字溝の幅を変化させることができる
ように構成されている。
【0026】前記セカンダリープーリー2bには、乾式
単板型のクラッチ3が取り付けられている。このクラッ
チ3は、セカンダリープーリー2bとともに常時回転す
るクラッチディスク3aと、このクラッチディスク3a
に接触・離反可能なプレッシャープレート3bとからな
っており、プレッシャープレート3bはダイヤフラムス
プリング(図示せず)とクラッチカバー3cによりクラ
ッチディスク3a側に圧着されている。
【0027】また、プレッシャープレート3bはスプラ
イン軸に進退可能に支持されており、プレッシャープレ
ート3bに連結されたレリーズフォーク3dの移動によ
り、クラッチディスク3aから離脱することができるよ
うに構成されている。
【0028】そして、レリーズフォーク3dはアクチュ
エータ3eによって駆動され、外部からの信号によっ
て、クラッチ3の断続が制御される。前記プレッシャー
プレート3bの出力回転軸には発電機(エネルギ回収手
段)4が接続されている。この発電機4の出力端は制御
部7を介して蓄電池14に接続され、蓄電池14への充
電電流が制御される。
【0029】前記制御部7は、マイクロプロセッサ、メ
モリー、及び各種アクチュエータを駆動する電力制御回
路等からなっており、外部から各種の信号が入力され
る。すなわち、制御部7には、アクセルペダル(図示せ
ず)開度をセンシングするポテンショメータ8、ブレー
キペダルの踏力をセンシングする圧力センサ9、及び車
速をセンシングするロータリーエンコーダ10から夫々
信号が入力される。
【0030】なお、前記プロペラシャフト1は、後輪側
のドライブシャフト23a(左側)とドライブシャフト
23b(右側)との差動を調節するデファレンシャルギ
ア25に接続している。
【0031】また、このデファレンシャルギア25は、
ユニバーサルジョイント20aを介して前記ドライブシ
ャフト23aに接続するとともに、ユニバーサルジョイ
ント20bを介して前記ドライブシャフト23bに接続
している。
【0032】そして、前記制御部7は、車両の運転状態
に応じて前記クラッチ3の断続及び蓄電池14への充電
状態を制御するものであり、その動作を図9により説明
する。
【0033】図9は上方から、クラッチ3の断続状態、
充電電流、無段変速機2の増速比(プロペラシャフト1
側から発電機4側への増速比)、車速の高低、アクセル
開度、ブレーキ踏力を夫々示す。
【0034】まず、アクセルを踏み(A1)車体を加速
させ(V1)、その後強くブレーキを踏んだ(B1)場
合、車速が減じると同時に、クラッチ3が接続される
(C1、アクチュエータ3eに電流が流れる)。する
と、発電機4が回転を開始し充電が開始される(R
1)。このとき、無段変速機2におけるプロペラシャフ
ト1側から発電機4側への回転数の増速比は高く(O
1、発電機4の回転数が早い状態に確保される)なる。
なお、低速走行中にブレーキペダルを踏んだ場合も、同
様にプロペラシャフト1側から発電機4側への回転数の
増速比は高くなる。
【0035】ここで、無段変速機2の変速比が変化する
原理を説明する。まず、無段変速機2のプロペラシャフ
ト1側から発電機4側への増速比を高くする場合は、ア
クチュエータ2e、2dを制御しプライマリープーリー
2aのV字溝の幅を狭める(図3)一方で、セカンダリ
ープーリー2bのV字溝の幅を広げる(図4)。
【0036】すると、スチールベルト2cはV字溝の内
側に密着して図5に示すように、プライマリープーリー
2a側が大径、セカンダリープーリー2b側が小径にな
る。したがって、この場合はオーバードライブ状態(O
1)となり、発電機4がプロペラシャフト1の回転量に
比して高速で回転する。これにより、発電効率が大幅に
向上し、また、ブレーキのアシスト効果が生まれる。
【0037】続いて、再度アクセルを踏み(A2)、比
較的高速で(V2)、弱くブレーキをかけたとする(B
2)。この場合、図6に示すように、プライマリープー
リー2aのV字溝の幅が広がる一方で、図7に示すよう
に、セカンダリープーリー2bのV字溝の幅が狭まる。
すると、スチールベルト2cはV字溝の内側に密着し
て、図8に示すようにプライマリープーリー2a側が小
径、セカンダリープーリー2b側が大径になる。
【0038】したがって、この場合はロー状態(O3)
にてクラッチ3が接続(C2)されているので、発電機
4がプロペラシャフト1の回転量に比して低速で回転す
る。これは、特に高速で走行しているときに、不必要な
減速のショックがないという利点があり、また、発電に
必要な回転数は得られているため充電不足は生じない
(R2)。
【0039】なお、通常の走行中(減速時以外)は、前
記プライマリープーリー2a側とセカンダリープーリー
2b側における前記スチールベルト2cのそれぞれの径
は、各々最小径と最大径の中間点となるように制御し、
次回の減速時(あるいは加速時)に、どのような変速比
にも対応し易いように待機させておくことができる(O
2)。また、プロペラシャフト1の回転量に応じて、リ
アルタイムにて前記スチールベルト2cのそれぞれの径
を変化させてもよい。
【0040】また、無段変速機2の変速比と、車速及び
ブレーキ力との関係は、プライマリープーリー2aの径
をD2、セカンダリープーリー2bの径をD1、プロペ
ラシャフト1の回転量をN1、ブレーキペダルの踏力を
F、スチールベルト2cの張力をfとすれば、D2/D
1=k・f(F・N1)[kは定数]、の式にて表すこと
ができる。
【0041】そして、前記無段変速機2、クラッチ3、
発電機4、制御部7、蓄電池14等の、回生ブレーキ装
置の構成部品は、車両のサスペンションの上方に固定
し、バネ下荷重を増加させないようにするとよい。
【0042】このように、車両の要求減速度(ブレーキ
踏力)や車速に応じて最適な発電(特に低速走行時にも
高電力の発電)を行わせることができるため、車両減速
時の運動エネルギの回収は、プロペラシャフト1の回転
数に左右されずに効率良く行うことが可能となる。した
がって、燃料の節約や排気ガスの低減を効果的に行うこ
とができる。
【0043】特に長い下り坂等では、プロペラシャフト
1側から発電機4側への増速比がオーバードライブとな
るように制御すれば、必要制動力の多くを発電負荷で占
めることも可能であり、フットブレーキのみに依存する
ことなく車両制動を行えるとともに高能率な発電が可能
である。
【0044】なお、車両を加速する場合には、前述のよ
うに蓄電池14に蓄えた電力により発電機4をモータと
して回転させ、この回転力をクラッチ3及び無段変速機
2を介してプロペラシャフト1に伝達し、車両駆動の補
助を行う。
【0045】そして、本実施態様では車両への応用例に
つき述べたが、実質的に車両と同様の動作をする産業機
械にも実施することができるのは勿論である。
【0046】
【発明の効果】本発明によれば、駆動軸側の回転量とエ
ネルギ回収手段側の回転量とを速度変換する変速部を設
けたので、駆動軸側の回転量に左右されずに、エネルギ
回収手段のエネルギ回収効率を常に最適化することがで
きる。
【0047】そして、本発明のブレーキ回生装置は、特
に低速走行時のエネルギ回収効率を大幅に向上すること
ができる。また、車両の要求減速度に応じてエネルギ回
収手段のエネルギ回収効率を変更させるようにしたの
で、補助ブレーキとしてのブレーキ力を必要に応じて変
化させることができる。したがって、運転者の運転操作
に合わせて補助ブレーキ力を発生(ブレーキペダルの踏
力が大きいときには大きな補助制動力を生じるととも
に、踏力が小さいときに小さな補助制動力を生じる)さ
せることができ、運転操作性を良好に保つことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の回生ブレーキ装置の実施形態を示す構
成図である。
【図2】実施形態における無段変速機周辺の構造を示す
断面図である。
【図3】実施形態における無段変速機の動作状態を説明
する断面図である。
【図4】実施形態における無段変速機の動作状態を説明
する断面図である。
【図5】実施形態における無段変速機のオーバードライ
ブでの動作を示す断面図である。
【図6】実施形態における無段変速機の動作状態を説明
する断面図である。
【図7】実施形態における無段変速機の動作状態を説明
する断面図である。
【図8】実施形態における無段変速機のロー状態での動
作を示す断面図である。
【図9】実施形態における回生ブレーキ装置の動作説明
のためのタイムチャート図である。
【符号の説明】
1 プロペラシャフト(駆動軸) 2 無段変速機(変速部) 2a プライマリープーリー 2b セカンダリープーリー 2c スチールベルト 2d,2e アクチュエーター 3 クラッチ 3a クラッチディスク 3b プレッシャープレート 3c クラッチカバー 3d レリーズフォーク 3e アクチュエータ 4 発電機(エネルギ回収手段) 7 制御部 8 ポテンショメータ(アクセルセンサ) 9 圧力センサ(ブレーキセンサ) 10 ロータリーエンコーダ(車速センサ) 14 蓄電池 20a,20b ユニバーサルジョイント 23a,23b ドライブシャフト 25 デファレンシャルギア 30 伝達手段 50 エンジン

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両の減速時に運動エネルギを回収すると
    ともに、車両の加速時に運動エネルギを供給する回生ブ
    レーキ装置であって、 駆動軸の回転力を伝達する伝達手段と、前記伝達手段に
    接続して前記運動エネルギの回収及び供給を行うエネル
    ギ回収手段とを有し、 前記伝達手段は駆動軸側の回転量とエネルギ回収手段側
    の回転量とを速度変換する変速部を備えることを特徴と
    する回生ブレーキ装置。
  2. 【請求項2】前記変速部は、無段変速機であることを特
    徴とする請求項1記載の回生ブレーキ装置。
  3. 【請求項3】前記変速部は、車両の低速走行時に、車両
    の高速走行時に比して、エネルギー回収手段側の回転量
    が駆動軸側の回転量に対して大きくなるように変速比を
    制御することを特徴とする請求項1または2のいずれか
    に記載の回生ブレーキ装置。
  4. 【請求項4】前記変速部は、駆動軸の要求減速度が大き
    いときに、駆動軸の要求減速度が小さいときに比して、
    エネルギー回収手段側の回転量が駆動軸側の回転量に対
    して大きくなるように変速比を制御することを特徴とす
    る請求項1〜3のいずれかに記載の回生ブレーキ装置。
JP2242398A 1998-02-03 1998-02-03 回生ブレーキ装置 Pending JPH11222047A (ja)

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