JPH11221825A - 廃合成樹脂製品の収縮機 - Google Patents

廃合成樹脂製品の収縮機

Info

Publication number
JPH11221825A
JPH11221825A JP4142198A JP4142198A JPH11221825A JP H11221825 A JPH11221825 A JP H11221825A JP 4142198 A JP4142198 A JP 4142198A JP 4142198 A JP4142198 A JP 4142198A JP H11221825 A JPH11221825 A JP H11221825A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
synthetic resin
waste synthetic
resin product
shrinking
pressing body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4142198A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigesumi Sugiyama
茂住 杉山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP4142198A priority Critical patent/JPH11221825A/ja
Publication of JPH11221825A publication Critical patent/JPH11221825A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29BPREPARATION OR PRETREATMENT OF THE MATERIAL TO BE SHAPED; MAKING GRANULES OR PREFORMS; RECOVERY OF PLASTICS OR OTHER CONSTITUENTS OF WASTE MATERIAL CONTAINING PLASTICS
    • B29B17/00Recovery of plastics or other constituents of waste material containing plastics
    • B29B17/0026Recovery of plastics or other constituents of waste material containing plastics by agglomeration or compacting
    • B29B17/0047Compacting complete waste articles
    • B29B17/0052Hollow articles, e.g. bottles
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29BPREPARATION OR PRETREATMENT OF THE MATERIAL TO BE SHAPED; MAKING GRANULES OR PREFORMS; RECOVERY OF PLASTICS OR OTHER CONSTITUENTS OF WASTE MATERIAL CONTAINING PLASTICS
    • B29B17/00Recovery of plastics or other constituents of waste material containing plastics
    • B29B17/0026Recovery of plastics or other constituents of waste material containing plastics by agglomeration or compacting
    • B29B17/0047Compacting complete waste articles
    • B29B17/0052Hollow articles, e.g. bottles
    • B29B2017/0068Softening the hollow articles by heat and causing permanent deformation
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/62Plastics recycling; Rubber recycling

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Environmental & Geological Engineering (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
  • Separation, Recovery Or Treatment Of Waste Materials Containing Plastics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、従来の収縮機が自然収縮式である
ため、収縮処理が緩慢で多くのエネルギーを消費したか
ら、廃合成樹脂製品が軟化すると圧搾して強制収縮させ
る手段を採用して、収縮処理の促進により少ないエネル
ギー消費で能率高い処理を実現させる。 【解決手段】 廃合成樹脂製品イを収縮筐1内で軟化す
るように加熱して圧縮することにより収縮させる廃合成
樹脂製品の収縮機Aであって、この収縮機Aは、廃合成
樹脂製品イを収縮筐1内に設けた受体2と押圧体3との
間へ収容し、加熱手段4により加熱して溶解しないよう
に軟化させ、軟化すると押圧体3を弾力、動力等により
受体2側へ進行させて廃合成樹脂製品イの圧縮を行わせ
るものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、嵩張る廃合成樹脂
製品を小さく収縮させて再生等の処理をし易くする廃合
成樹脂製品の収縮機に関する。
【0002】
【従来の技術】100〜200℃の加熱室内に、前面が
開口する通気性の収縮筐を水平に架設し、該収縮筐内に
合成樹脂製品の廃物を入れ、収縮筐を毎分15回転以下
の速度で回転させることにより、合成樹脂製品を小さく
収縮させる収縮機は、本発明者の発明になる特公昭56
−51891号公報により知られている。
【0003】しかしながらこの収縮機は、合成樹脂の軟
化による自然収縮を利用するものでエネルギー消費量が
多いから、地球温暖化防止のために大巾なCO2 の削減
を迫られている現況においては、より少ないエネルギー
でより能率の高い処理ができるように改善することが地
球環境保全のため急務となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明に係る
廃合成樹脂製品の収縮機は、従来の収縮機が自然収縮式
であるため、収縮処理が緩慢で多くのエネルギーを消費
したから、廃合成樹脂製品が軟化すると圧縮して強制収
縮させる手段を採用し、収縮処理の促進により少ないエ
ネルギー消費で能率高い処理を実現させることを課題と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明に係る廃合成樹脂製品の収縮機は、下記の構
成を採用することを特徴とする。 (1) 廃合成樹脂製品を収縮筐内で軟化するように加
熱して圧縮することにより収縮させる廃合成樹脂製品の
収縮機であって、この収縮機は、廃合成樹脂製品を収縮
筐内に設けた受体と押圧体との間へ収容し、加熱手段に
より加熱して溶解しないように軟化させ、軟化すると押
圧体を弾力、動力等により受体側へ進行させて廃合成樹
脂製品の圧縮を行わせるものである。 (2) 収縮機の収縮筐が複数併設されて、各収縮筐が
受体と押圧体との間に廃合成樹脂製品を収容して加熱手
段により加熱するものである。 (3) 収縮機の収縮筐が受体と押圧体との間に多数の
廃合成樹脂製品を収容し得る大型のもので、多数の廃合
成樹脂製品を軟化して溶解はしないように加熱する加熱
手段を備えるものである。 (4) 弾力により受体側ヘ進行されて廃合成樹脂製品
の圧縮を行う押圧体が形状記憶合金製である。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に本発明に係る廃合成樹脂製
品の収縮機の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0007】図1、図2において符号Aは、本発明に係
る廃合成樹脂製品の収縮機である。この収縮機Aは、廃
合成樹脂製品イを収容して収縮させる収縮筐1と、この
収縮筐1の上と下に廃合成樹脂製品イが収まる間隔で設
けた受体2及び押圧体3と、廃合成樹脂製品イを外側か
ら加熱するように設けた加熱器4とで構成される。
【0008】前記収縮機Aの収縮筐3は、廃合成樹脂製
品イがペットボトルの場合は、円筒状に形成してその上
部に受体の蓋2を開閉自在に蝶着し、この蓋の自由端側
に締具6を設け、下部の底には弾力で廃合成樹脂製品イ
を圧搾する押圧体のコイルスプリング3を取り付けて、
このコイルスプリング3の外側に通気孔7を有する遮熱
カバー8を設け、収縮筐1の加熱器4が配設される部分
と受体2とは断熱材9を装入した二重壁構造として保温
し、更に、受体の蓋2の周囲には収縮筐1との隙間を塞
ぐシール部材10を装入し、中心には突起11を設け
て、キャップをしたままのペットボトルを収縮筐1へ入
れると、突起11がキャップへつかえて受体の蓋2を閉
められないようにすると共に、突起11の中心には受体
の蓋2の外側へ開口する排気孔12を設ける。
【0009】前記収縮機Aの加熱器4は、直管状の赤外
線ヒーターを用ることが好ましく、このヒーターの3本
または4本を廃合成樹脂製品イを囲むように等間隔で配
置する。そして、赤外線ヒーター4の内側には穿孔板ま
たは金網等の多孔体13を設け、外側に位置する壁面に
は熱線を反射させるための反射層14を設けて、加熱器
の赤外線ヒーター4が発する赤外線や熱を収縮筐1内の
廃合成樹脂製品イへ集中的に作用させるようにし、廃合
成樹脂製品イを溶解せずに軟化する温度になるべく少な
い消費エネルギーで加熱することができるようにするも
ので、この加熱器は前記直管状の赤外線ヒーター4に限
定されるものではなく、廃合成樹脂製品イを溶解しずに
軟化する温度に加熱し得る温度と熱量が得られるもので
あれば他のものも任意に選択使用することができる。な
お、廃合成樹脂製品イが加熱器の加熱で溶解しずに軟化
する温度を多用される材料について示すと、発泡スチロ
ールでは80〜100℃、ポリエチレンでは75〜10
0℃、ポリプロピレンでは135〜150℃、塩化ビニ
ルでは70〜90℃、アクリル樹脂では85〜170
℃、ABS樹脂では75〜95℃である。
【0010】前記加熱器の赤外線ヒーター4による廃合
成樹脂製品イの加熱は、収縮後も続けるとエネルギーを
無駄に消費するので、処理の終期においては加熱を停止
することが好ましい。そこで、図4に示すように押圧体
のコイルスプリング3の遮熱カバー8へ操作子15を取
り付けて、この操作子15により収縮筐1に取り付けた
スイッチ16を作動させるか、収縮する時間をタイマー
(図面省略)により設定して時間の経過に伴い赤外線ヒ
ーター4への通電を停止させるなどする。また、赤外線
ヒーター4による加熱の開始を収縮筐1への廃合成樹脂
製品イの収容に伴い行わせるため、受体の蓋2に作動さ
れるスイッチ(図面省略)を設けるなどして赤外線ヒー
ター4による加熱の開始及び停止を自動化するものであ
るが、これは周知慣用の手段であるから図解並びに説明
は省略する。
【0011】前記した廃合成樹脂製品の収縮機Aは、受
体の蓋2を開いて収縮筐1の中へ廃合成樹脂製品イを入
れ、押圧体のコイルスプリング3を押さえ付ければ、コ
イルスプリング3は図1に示すように縮んで弾力を貯
え、廃合成樹脂製品イを収縮筐1内に収まらせる。この
とき、受体の蓋2を閉じて締具6を掛け、加熱器の赤外
線ヒーター4へ通電して廃合成樹脂製品イの加熱を行わ
せれば、廃合成樹脂製品イは溶解しずに軟化して圧縮応
力を低下する。従って、押圧体のコイルスプリング3は
弾力により伸びて廃合成樹脂製品イは強制的に押しつぶ
し、図2に示すように原料の塊に近い状態に収縮させる
から、このとき受体の蓋2を開けば押圧体のコイルスプ
リング3が残る弾力により処理品ロを押し出して取り出
しを容易に行わせるものである。
【0012】図3は、図1、図2に示す廃合成樹脂製品
の収縮機Aが押圧体のコイルスプリング3だけを用いた
のに対し、形状記憶合金のコイルスプリング3aを併用
した例を示すもので、この例は、図3に示す通り収縮筐
1の底の上に押圧体のコイルスプリング3を取り付けて
通気孔7を有する遮熱カバー8を施し、遮熱カバー8の
上に常温では収縮している形状記憶合金のコイルスプリ
ング3aを取り付け、このスプリング3aも通気孔7を
有する遮熱カバー8を施した複合ばね構造としたもので
ある。従って、形状記憶合金のコイルスプリング3aと
通常のコイルスブリング3とが収縮して収縮筐1に廃合
成樹脂製品イを収まらせた状態で、受体の蓋2を閉じて
加熱器の赤外線ヒーター4により加熱し、廃合成樹脂製
品イを溶解しないように軟化させると、まずコイルスプ
リング3が伸びて廃合成樹脂製品イを圧縮し、その弾力
が弱まる頃に形状記憶合金のコイルスプリング3aが変
形温度に達し、一挙に伸びて廃合成樹脂製品イの強制圧
縮を急速に行う。このため、収縮処理の能率が増進され
るだけでなく、廃合成樹脂製品イの加熱時間も短縮され
るから省エネルギーの効果が上がる。
【0013】図6は押圧体が空気圧で伸びるベローズ3
である例を示すもので、この例では収縮筐1の底の上に
ゴム製のベローズ3を取り付け、該ベローズ3の外側に
遮熱カバー8を設け、ベローズ3の下側に圧力空気源か
ら空気を送る配管17を接続したものである。従って、
このベローズ3へ空気を送らないときは、ベローズ3は
図6に示す収縮状態にあって廃合成樹脂製品イを収縮筐
1内に収まらせるから、受体の蓋2を閉じて加熱器の赤
外線ヒーター4により廃合成樹脂製品イを加熱し、溶解
しないように軟化させて配管17によりベローズ3へ圧
搾空気を供給すれば、ベローズ3は空気圧によって急速
に伸び廃合成樹脂製品イを一挙に圧縮する。このため、
この例では図3の収縮機Aよりも更に急速な廃合成樹脂
製品イの収縮処理が行われて、一層の能率増進とエネル
ギーの節約を計ることができる。
【0014】図7は押圧体がシリンダ18に作動される
押板3である例を示すもので、この例では収縮筐1の底
の上にシリンダ18を取り付け、このシリンダ18に嵌
合したピストン19のロッド20に押板3を取り付け、
シリンダ18の上部と下部に圧力空気源ら空気を送る配
管21と22を接続したもので、常時は上側の配管21
からシリンダ18へ圧搾空気を送って押板3を下降させ
て置き収縮筐1へ廃合成樹脂製品イを収容する。そし
て、受体の蓋2を閉じてから赤外線ヒーター4により廃
合成樹脂製品イを加熱し、溶解しないように軟化させて
下側の配管22からシリンダ18へ圧搾空気を送り、押
板3を上昇させて廃合成樹脂製品イを一挙に圧縮させる
ことにより、図6に示す収縮機Aと同様の作用効果を奏
させる。
【0015】図8、図9は、図1〜図7に示した単一の
収縮機Aの任意のもの、例えば、図6のものの所要数を
支持枠23に水平に並列支持させた多連式の収縮機A1
を示すものであり、各収縮機Aにおける押圧体のベロー
ズ3は、配管24により一台の空気圧縮機25へ接続さ
れている。そして、各収縮筐1の下側には処理品室26
を設けてここに入れ出し自在の処理品容器27を配置
し、処理品室26の前扉28には各収縮筐1から取り出
した処理品ロを処理品容器27へ投入するための小扉2
8aを設けるようにする。従って、この多連式の収縮機
A1は、通常は各収縮筐1に廃合成樹脂製品イを収容
し、受体の蓋2を閉じて加熱器の赤外線ヒーター4によ
り廃合成樹脂製品イを加熱し、溶解しないように軟化さ
せてから各ベローズ3に圧搾空気を供給し、これらを一
斉に伸びさせて廃合成樹脂製品イを圧縮し、多数の廃合
成樹脂製品イの同時収縮を行わせるものであるが、必ず
しも全部の収縮機Aを同時作動させる必要はなく、複数
にグループ分けしてグループ毎に作動させたり、その他
の作動状態を選択したりすることもできる。
【0016】図10、図11は大容量の収縮筐1に多数
の廃合成樹脂製品イを収容して横方向の圧縮で収縮処理
を行う大型収縮機A2を示すもので、この収縮機A2
は、図11に示す通り横方向に長い矩形に形成した収縮
筐1を支持枠29に支持させ、その一方の側壁を受体2
とし、他方の側壁の内側には電動ウオームギャ30に駆
動されて進退するねじ棒31に固定した押圧体3を設
け、上壁は受体2へ蝶着32して開閉自在な蓋33と
し、この蓋33を開いて廃合成樹脂製品イを収縮筐1に
収容した後、圧縮力が作用しても開かないように締具3
4を掛ける。また、収縮筐1の底壁は廃合成樹脂製品イ
が圧縮されて処理品ロとなる部分に処理品ロの排出口3
5を設けて、この排出口35は開閉板36により開閉す
るようにし、この開閉板36と押圧体3とは索37によ
り連結して、押圧体3が圧縮限界に進むときは索37に
引かれて開閉板36が開き、処理品ロを収縮筐1の下側
に設けた処理品容器38へ落とし、押圧体3が戻るとき
開閉板36がばね(図面省略)により閉じられるように
する。なお、収縮筐1の両側には加熱器の赤外線ヒータ
4を3本か4本ずつ取り付けてその内側に穿孔板または
金網等の多孔体39を設け、背部の壁には赤外線ヒータ
ー4が発する赤外線や熱を反射する反射板40を設け、
更に、底壁の上には面ヒーター41を取り付け、この面
ヒーター40の上側と上壁の内面にはステンレスの滑り
板42を取り付ける。なお、前記収縮筐1の各壁は図1
0に示す通り断熱材43を装入した二重壁として保温性
をよくし、収縮筐1の上側には排気孔44を設ける。
【0017】前記した大型収縮機A2は、上壁の蓋33
を開いて多数の廃合成樹脂製品イを収容し、蓋2を閉じ
て締具34を掛け、加熱器の赤外線ヒーター4と面ヒー
ター41とへ通電して廃合成樹脂製品イを加熱すれば、
多数の廃合成樹脂製品イは溶解しないように軟化する。
そこで、電動ウォームギヤー30によりねじ棒31の繰
り出しを行なえば、押圧体3が前進して軟化した廃合成
樹脂製品イの集りを圧縮し、板状に収縮させて処理品ロ
とし排出口35の上へ移動させる。すると、開閉板36
が押圧体3に引かれて開くから、処理品ロは図10に鎖
線で示す通り排出口35から処理品容器38へ落ちてこ
れに収容されるものである。
【0018】図12、図13は、大容量の収縮筐1に多
数の廃合成樹脂製品イを収容して縦方向の圧縮で収縮処
理を行う大型収縮機A3を示すもので、この収縮機A3
は、図13に示す通り横方向に長い矩形に形成した収縮
筐1を支持枠45に支持させ、その上壁を受体2とし、
下壁の上側にはシリンダ46により昇降させる押圧体3
を設け、一方の側壁は底壁へ蝶着47して開閉自在な蓋
48とし、この蓋48を開いて廃合成樹脂製品イを収縮
筐1に収容した後、圧縮力が作用しても開かないように
締具49を掛ける。そして、蓋48とその対応側壁の内
側には下端を蓋48と側壁とに蝶着50し、上端をばね
51により内方へ押圧させたステンレスの滑り板52を
取り付ける。また、収縮筐1の両側には加熱器の赤外線
ヒータ4を3本か4本ずつ取り付けてその内側に穿孔板
または金網等の多孔体53を設け、背部の壁には赤外線
ヒーター4が発する赤外線や熱を反射する反射板54を
設け、前記収縮筐1の各壁は図12、13に示す通り断
熱材55を装入した二重壁とし、収縮筐1の上側には排
気孔56を設ける。
【0019】前記した大型収縮機A3は、蓋48を開い
て収縮筐1内へ多数の廃合成樹脂製品イを収容し、蓋4
8を閉じて締具49を掛ける。そして、加熱器の赤外線
ヒーター4へ通電し廃合成樹脂製品イを加熱すれば、多
数の廃合成樹脂製品イが溶解しないように軟化する。そ
こで、シリンダ46を作動させて押圧体3を上昇させ軟
化した廃合成樹脂製品イの集りを圧縮させれば、廃合成
樹脂製品イの集りは板状に収縮して処理品ロになるか
ら、これに伴い押圧体3をシリンダ46により下降さ
せ、処理品ロを収縮筐1の下部に移して蓋48を開き、
処理品ロを収縮筐1から取り出すようにする。
【0020】次に本発明に係る廃合成樹脂製品の収縮機
による収縮処理の実験例を示せば下記の通りである。
【0021】 実験例1 ペットボトル類の処理時間 機種 立上り 連続 平均 1.図1の収縮機 2分 1.5分 2分弱 2.図2の収縮機 2分 ナシ 2分弱 3.図6の収縮機 2分 1分 1.5分弱 4.図7の収縮機 2分 1分 1.5分弱 5.図10の収縮機 6分 1分 2分 6.図12の収縮機 6分 1分 2分
【0022】 実験例2 日用品、雑貨品、玩具類の処理時間 機種 立上り 連続 平均 1.図10の収縮機 7分 1.5分 2分 2.図12の収縮機 7分 1.5分 2分 なお、前記実験例1と2において、図10、図12の収
縮機の立上り時間が長いのは、収縮筐の容量が大きいた
めその内部温度が処理適温に上がるまでに時間がかかる
からである。
【0023】
【発明の効果】請求項1の効果 (1)廃合成樹脂製品が軟化すると弾力または動力によ
り圧縮して強制的に収縮させるから、収縮処理の能率が
大幅に増進されて処理コストを低減できるだけでなく、
あらゆる材質や形状の廃合成樹脂製品を材料の塊に近い
状態に収縮させ得るから、保管や輸送の経費がかから
ず、再生原料とするための粉砕も容易に確実にできる。 (2)弾力または動力で廃合成樹脂製品を強制圧縮する
から、廃合成樹脂製品の加熱は軟化すればすぐに停止で
き、自然収縮させる場合に比べて加熱時間が短縮されて
エネルギーの制約効果も向上する。請求項2の効果 収
縮筐の所要数が集合しているから、これらに同時に廃合
成樹脂製品を収容して収縮処理を行えば、大量処理を経
済的に能率よく行える。請求項3の効果 大型収縮筐へ
多数の廃合成樹脂製品を一度に投入し、これらを一挙に
圧縮して収縮処理させるから、廃合成樹脂製品の大量処
理が一層能率化、経済化される。請求項4の効果 ばね
の伸びに伴う弾力を形状記憶合金の温度変化による変形
で補うから、弾力利用でも充分に強制収縮の効果を得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る廃合成樹脂製品の収縮機の押圧体
としてコイルスプリングを用いた例の廃合成樹脂製品を
収容した状態を示す縦断正面図である。
【図2】図1に示す収縮機により廃合成樹脂製品を収縮
させた状態を示す縦断正面図である。
【図3】同上収縮機の押圧体としてコイルスプリングと
形状記憶合金のコイルスプリングとを用いた例の廃合成
樹脂製品を収容した状態を示す縦断正面図である。
【図4】図1に示す収縮機を中央部を横断して示す拡大
断面図である。
【図5】図3に示す収縮機に押圧体として用いたコイル
スプリングと形状記憶合金のコイルスプリングとを遮熱
カバーを半分縦断して示す拡大正面図である。
【図6】同上収縮機の押圧体としてベローズを用いた例
の廃合成樹脂製品を収容した状態を示す縦断正面図であ
る。
【図7】同上収縮機の押圧体としてシリンダを用いた例
の廃合成樹脂製品を収容した状態を示す縦断正面図であ
る。
【図8】図6に示す収縮機を水平に多数併設した多連式
収縮機の一部を省略した正面図である。
【図9】同上収縮機の受体を開いて収縮機列を縦断して
示す側面図である。
【図10】同上収縮機の大型の収縮筐に多数の廃合成樹
脂製品を収容して押圧体で同時収縮させるものの横圧縮
型を示す縦断側面図である。
【図11】同上の収縮筐の中央縦断正面図である。
【図12】同上収縮機の大型の収縮筐に多数の廃合成樹
脂製品を収容して押圧体で同時収縮させるものの縦圧縮
型を示す縦断側面図である。
【図13】同上の収縮筐の中央縦断正面図である。
【符号の説明】
A、A1、A2、A3 収縮機 イ 廃合成樹脂製品 ロ 処理品 1 収縮筐 2 受体 3 押圧体 4 加熱器 3a 形状記憶合金の押圧体

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 廃合成樹脂製品を収縮筐内で軟化するよ
    うに加熱して圧縮することにより収縮させる廃合成樹脂
    製品の収縮機であって、 この収縮機は、廃合成樹脂製品を収縮筐内に設けた受体
    と押圧体との間へ収容し、 加熱手段により加熱して溶解しないように軟化させ、 軟化すると押圧体を弾力、動力等により受体側へ進行さ
    せて廃合成樹脂製品の圧縮を行わせるものであることを
    特徴とする廃合成樹脂製品の収縮機。
  2. 【請求項2】 収縮機の収縮筐が所要数併設されて、各
    収縮筐が受体と押圧体との間に廃合成樹脂製品を収容し
    て加熱手段により加熱するものであることを特徴とする
    請求項1記載の廃合成樹脂製品の収縮機。
  3. 【請求項3】 収縮機の収縮筐が受体と押圧体との間に
    多数の廃合成樹脂製品を収容し得る大型のもので、多数
    の廃合成樹脂製品を軟化して溶解はしないように加熱す
    る加熱手段を備えるものであることを特徴とする請求項
    1記載の廃合成樹脂製品の収縮機。
  4. 【請求項4】 弾力により受体側ヘ進行されて廃合成樹
    脂製品の圧縮を行う押圧体が形状記憶合金製であること
    を特徴とする請求項1〜請求項3記載の廃合成樹脂製品
    の収縮機。
JP4142198A 1998-02-06 1998-02-06 廃合成樹脂製品の収縮機 Pending JPH11221825A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4142198A JPH11221825A (ja) 1998-02-06 1998-02-06 廃合成樹脂製品の収縮機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4142198A JPH11221825A (ja) 1998-02-06 1998-02-06 廃合成樹脂製品の収縮機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11221825A true JPH11221825A (ja) 1999-08-17

Family

ID=12607902

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4142198A Pending JPH11221825A (ja) 1998-02-06 1998-02-06 廃合成樹脂製品の収縮機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11221825A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011519751A (ja) * 2008-03-31 2011-07-14 ブダフィルター 94 ケーエフティー ボトル圧縮装置で使用するための収容加熱ユニット
ITBS20100052A1 (it) * 2010-03-16 2011-09-17 Zelo S R L Dispositivo pressa-bottiglie per lo smaltimento di bottiglie in plastica o lattine, in particolare per uso domestico
CN110450310A (zh) * 2019-07-29 2019-11-15 长沙学院 基于云计算和图像识别的废旧塑料瓶分拣装置
JP2020066660A (ja) * 2018-10-23 2020-04-30 萩原工業株式会社 再生樹脂材料の不純物除去方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011519751A (ja) * 2008-03-31 2011-07-14 ブダフィルター 94 ケーエフティー ボトル圧縮装置で使用するための収容加熱ユニット
ITBS20100052A1 (it) * 2010-03-16 2011-09-17 Zelo S R L Dispositivo pressa-bottiglie per lo smaltimento di bottiglie in plastica o lattine, in particolare per uso domestico
EP2366536A1 (en) * 2010-03-16 2011-09-21 Zelo S.r.l. Bottle-press device for the disposal of a plastic bottle or can, in particular for domestic use
JP2020066660A (ja) * 2018-10-23 2020-04-30 萩原工業株式会社 再生樹脂材料の不純物除去方法
CN110450310A (zh) * 2019-07-29 2019-11-15 长沙学院 基于云计算和图像识别的废旧塑料瓶分拣装置
CN110450310B (zh) * 2019-07-29 2021-04-23 长沙学院 基于云计算和图像识别的废旧塑料瓶分拣装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH11221825A (ja) 廃合成樹脂製品の収縮機
EP2119546A1 (en) Thermal-electromechanical compacting apparatus for household and community use, for a vertically placed plastic material bottle and method to make the vertically placed bottle compact.
CN203144375U (zh) 一种皂类粉碎再造机
CN201201328Y (zh) 熔化机
JP2759741B2 (ja) ペットボトルの処理装置
JP2005028391A (ja) 圧縮減容機
JP3364803B2 (ja) 紙、廃プラスチック処理法
CN215197180U (zh) 一种废旧家电用电机破碎装置
JP3164801U (ja) ヒートプレス
CN212266349U (zh) 一种塑料回收造粒干燥除湿装置
CN213137452U (zh) 一种废塑料处理用压缩机构
WO2014057487A1 (en) Apparatus and method for compacting plastic vessels
CN213290978U (zh) 家用塑料垃圾预处理装置
JPH11138538A (ja) Petボトル減容機
CN208962135U (zh) 一种汽车内饰切边废料回收再生装置
CN210820339U (zh) 一种高效塑料瓶片的充分型熔融装置
JP2020108876A (ja) 廃プラスチック小型減容装置および処理方法
JP3298786B2 (ja) プラスチック廃材と生ごみの同時処理装置
CN218393832U (zh) 一种电机芯片生产的废品回收设备
CN207359617U (zh) 一种改进后的真空热成型制品加热装置
CN218535266U (zh) 一种用于塑料容器制造的废料回收设备
JPH08258045A (ja) ペットボトル処理方法および装置
JPH07227848A (ja) プラスチックゴミ処理装置
CN202163031U (zh) 聚氨酯减容机
JP3971501B2 (ja) 廃合成樹脂製品の収縮機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041008

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061215

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061226

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070215

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070417