JPH11221804A - ベニヤ単板の巻取装置 - Google Patents
ベニヤ単板の巻取装置Info
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- JPH11221804A JPH11221804A JP10309496A JP30949698A JPH11221804A JP H11221804 A JPH11221804 A JP H11221804A JP 10309496 A JP10309496 A JP 10309496A JP 30949698 A JP30949698 A JP 30949698A JP H11221804 A JPH11221804 A JP H11221804A
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Abstract
の盛り上がった部分が折り重なった状態で巻き取られな
い様にすること。 【解決手段】 従動回転自在に支持されベニヤ単板を巻
き付けるマガジンロール35と、マガジンロールの軸中
心線の方向に適宜間隔を置いて設けられ該軸中心線の方
向と直交する方向で各々が同じ向きに駆動走行させられ
る複数の走行体と、各走行体を所定の力でマガジンロー
ルに圧接させる圧接部材と、圧接部材の力を変更するた
めの信号を出す信号発信部材と、前記軸中心線の方向で
中央より両側にある圧接部材において、信号発信部材か
ら検出信号が出される毎に、圧接部材の力を交互に変更
する様に各々圧接部材に作動信号を出す制御装置とを備
える。
Description
向に搬送されるベニヤ単板(以下単板という)を巻き取
る巻取装置に関するものである。最初に請求項1乃至1
6に記載された発明について説明する。
開昭57−53306号公報に記載された装置が提案さ
れている。この装置は要部を図32に示す様に、単板1
50の搬入側に揺動中心を有し搬出側が揺動自在の複数
本の搬入コンベヤ151と、搬入コンベヤ151の搬送
方向と直交する方向へ分割的に複数個配置され、搬入コ
ンベヤ151より若干高速度で回転駆動するタッチロー
ル152と、タッチロール152を搬入コンベヤ151
に対し矢印の方向に弾性的に支持する弾性部材(図示せ
ず)と、単板の巻取を行うマガジンロール153を備
え、順次巻取って巻玉154とするものである。
ール152からの摩擦力により巻玉154を回転させる
ため、タッチロール152を巻玉154に圧接する力は
比較的大であるが、タッチロール152と巻玉154と
は円と円との接触に近い状態で搬送方向で両者が接する
長さは短いため、タッチロール152と巻玉154との
間に作用する単位面積当たりの力即ち応力は大となるの
である。その結果、単板はタッチロール152と巻玉1
54との間で大きい応力によりしごかれることになる。
しかるに原木から刃物により切削された単板150は、
搬送方向である繊維と直交する方向に不規則に細かく波
打った状態で搬送されており、また裏割れと呼ばれる多
数の割れが形成さていて繊維と直交する方向に弾性変形
し易くしかも部分的な材質の違い等により等しい力を受
けても変形量が異なるのである。その結果、単板150
は前記の様にしごかれることで、図32のタッチロール
152と巻玉154との間より搬入側である左側へ伸び
てしかもこの伸びる量が搬送方向と直交する方向で異な
るため、単板150が蛇行して所定の位置からずれて巻
き取られ巻取装置の機枠に当たって単板150が破れて
しまう等の問題があった。また前記の様にしごかれるこ
とで、搬送される単板150のタッチロール152と巻
玉154との間より搬入側で且つ搬送方向と直交する方
向の両端の箇所で、図32に示す様に、盛り上がった部
分150aができ、更にしごかれ続けることにより該箇
所で盛り上がった部分150aが折り重なり、その状態
で巻取リール153に巻き取られてしまうため、折り重
なった部分の折れた箇所が傷として製品に表れ品質を低
下させたり、該箇所から破れたりすることで歩留りを低
下させるの問題があった。
決するために、単板の巻取装置として、従動回転自在に
支持され単板を巻き付けるマガジンロールと、マガジン
ロールの下方に位置し、マガジンロールの軸中心線の方
向に適宜間隔をおいて設けられ該軸中心線の方向と直交
する方向で各々が同じ向きに駆動走行させられる複数の
走行体と、各走行体に備えられ、各走行体を所定の力で
マガジンロールに圧接させる圧接部材と、圧接部材の前
記力を変更するための信号を出す信号発信部材と、信号
発信部材から検出信号が出されると、該信号に対応する
時間、少なくとも一部の圧接部材の前記圧接させる力
を、小又は零とする様に圧接部材に作動信号を出す制御
装置とを備えて構成する。また従動回転自在に支持され
単板を巻き付けるマガジンロールと、マガジンロールの
下方に位置し、マガジンロールの軸中心線の方向に適宜
間隔をおいて設けられ該軸中心線の方向と直交する方向
で各々が同じ向きに駆動走行させられる複数の走行体
と、各走行体に備えられ、各走行体を所定の力でマガジ
ンロールに圧接させる圧接部材と、各走行体を走行自在
に保持する保持部材と、圧接部材の前記力を変更するた
めの信号を出す信号発信部材と、マガジンロールと保持
部材との間隔を変更する間隔変更部材と、マガジンロー
ルに巻き取られ巻玉状となった単板の半径を検出する巻
玉半径検出部材と、信号発信部材から検出信号が出され
ると、圧接部材の前記圧接させる力を該検出信号に対応
する時間、小又は零とする様に圧接部材に作動信号を出
し、また巻玉半径検出部材から検出される半径が所定量
となるとマガジンロールと保持部材との間隔を広げる様
に間隔変更部材に作動信号を出し又広げられた該間隔が
設定量となると間隔変更部材に作動停止信号を出す制御
装置とを備えて構成しても良い。また従動回転自在に支
持され単板を巻き付けるマガジンロールと、マガジンロ
ールの下方に位置し、マガジンロールの軸中心線の方向
に適宜間隔をおいて設けられ該軸中心線の方向と直交す
る方向で各々が同じ向きに駆動走行させられる複数の走
行体と、各走行体に備えられ、各走行体を所定の力でマ
ガジンロールに圧接させる圧接部材と、圧接部材の前記
力を変更するための信号を出す信号発信部材と、前記軸
中心線の方向で中央より両側にある圧接部材において、
最初に一方側の少なくとも1個の圧接部材の前記力を第
1の力、他方側の少なくとも1個の圧接部材の前記力を
第1の力より小さい第2の力とし、信号発信部材から検
出信号が出されると、前記少なくとも1個の圧接部材で
第1の力となっていた圧接部材の力を第2の力に、また
第2の力となっていた圧接部材の力を第1の力と変更
し、以下信号発信部材から検出信号が出される毎に、同
様に圧接部材の力を交互に変更する様に各々圧接部材に
作動信号を出す制御装置とを備えて構成しても良い。ま
た従動回転自在に支持され単板を巻き付けるマガジンロ
ールと、マガジンロールの下方に位置し、マガジンロー
ルの軸中心線の方向に適宜間隔をおいて設けられ該軸中
心線の方向と直交する方向で各々が同じ向きに駆動走行
させられる複数の走行体と、各走行体に備えられ、各走
行体を所定の力でマガジンロールに圧接させる圧接部材
と、圧接部材の前記力を変更するための信号を出す信号
発信部材と、前記軸中心線の方向で中央より両側にある
圧接部材において、最初に一方側の少なくとも1個の圧
接部材の前記力を第1の力、他方側の少なくとも1個の
圧接部材の前記力を第1の力より小さい第2の力とし、
信号発信部材から検出信号が出されると、前記他方側の
第2の力となっていた圧接部材の力を第1の力とした
後、前記一方側の第1の力となっていた圧接部材の力を
第2の力とし、次いで信号発信部材から検出信号が出さ
れると、前記一方側の第2の力となっていた圧接部材の
力を第1の力とした後、前記他方側の第1の力となって
いた圧接部材の力を第2の力とし、以下信号発信部材か
ら検出信号が出される毎に、同様に圧接部材の力を変更
する様に各々圧接部材に作動信号を出す制御装置とを備
えて構成しても良い。また従動回転自在に支持され単板
を巻き付けるマガジンロールと、マガジンロールの下方
に位置し、マガジンロールの軸中心線の方向に適宜間隔
をおいて設けられ該軸中心線の方向と直交する方向で各
々が同じ向きに駆動走行させられる複数の走行体と、各
走行体に備えられ、各走行体を所定の力でマガジンロー
ルに圧接させる圧接部材と、各走行体を走行自在に保持
する保持部材と、圧接部材の前記力を変更するための信
号を出す信号発信部材と、マガジンロールと保持部材と
の間隔を変更する間隔変更部材と、マガジンロールに巻
き取られ巻玉状となった単板の半径を検出する巻玉半径
検出部材と、前記軸中心線の方向で中央より両側にある
圧接部材において、最初に一方側の少なくとも1個の圧
接部材の前記力を第1の力、他方側の少なくとも1個の
圧接部材の前記力を第1の力より小さい第2の力とし、
信号発信部材から検出信号が出されると、前記少なくと
も1個の圧接部材で第1の力となっていた圧接部材の力
を第2の力に、また第2の力となっていた圧接部材の力
を第1の力と変更し、以下信号発信部材から検出信号が
出される毎に、同様に圧接部材の力を交互に変更する様
に各々圧接部材に作動信号を出し、また巻玉半径検出部
材から検出される半径が所定量となるとマガジンロール
と保持部材との間隔を広げる様に間隔変更部材に作動信
号を出し又広げられた該間隔が設定量となると間隔変更
部材に作動停止信号を出す制御装置とを備えて構成して
も良い。また従動回転自在に支持され単板を巻き付ける
マガジンロールと、マガジンロールの下方に位置し、マ
ガジンロールの軸中心線の方向に適宜間隔をおいて設け
られ該軸中心線の方向と直交する方向で各々が同じ向き
に駆動走行させられる複数の走行体と、各走行体に備え
られ、各走行体を所定の力でマガジンロールに圧接させ
る圧接部材と、各走行体を走行自在に保持する保持部材
と、圧接部材の前記力を変更するための信号を出す信号
発信部材と、マガジンロールと保持部材との間隔を変更
する間隔変更部材と、マガジンロールに巻き取られ巻玉
状となった単板の半径を検出する巻玉半径検出部材と、
前記軸中心線の方向で中央より両側にある圧接部材にお
いて、最初に一方側の少なくとも1個の圧接部材の前記
力を第1の力、他方側の少なくとも1個の圧接部材の前
記力を第1の力より小さい第2の力とし、信号発信部材
から検出信号が出されると、前記他方側の第2の力とな
っていた圧接部材の力を第1の力とした後、前記一方側
の第1の力となっていた圧接部材の力を第2の力とし、
次いで信号発信部材から検出信号が出されると、前記一
方側の第2の力となっていた圧接部材の力を第1の力と
した後、前記他方側の第1の力となっていた圧接部材の
力を第2の力とし、以下信号発信部材から検出信号が出
される毎に、同様に圧接部材の力を変更する様に各々圧
接部材に作動信号を出し、また巻玉半径検出部材から検
出される半径が所定量となるとマガジンロールと保持部
材との間隔を広げる様に間隔変更部材に作動信号を出し
又広げられた該間隔が設定量となると間隔変更部材に作
動停止信号を出す制御装置とを備えて構成しても良い。
また従動回転自在に支持され単板を巻き付けるマガジン
ロールと、マガジンロールの下方に位置し、マガジンロ
ールの軸中心線の方向に適宜間隔をおいて設けられ該軸
中心線の方向と直交する方向で各々が同じ向きに駆動走
行させられる複数の走行体と、各走行体に備えられ、各
走行体を所定の力でマガジンロールに圧接させる圧接部
材と、各走行体を走行自在に保持する保持部材と、圧接
部材の前記力を変更するための信号を出す信号発信部材
と、マガジンロールと保持部材との間隔を変更する間隔
変更部材と、マガジンロールに巻き取られ巻玉状となっ
た単板の半径を検出する巻玉半径検出部材と、信号発信
部材から検出信号が出されると、該信号に対応する時
間、全ての圧接部材の前記圧接させる力を、減少又は零
とする様に圧接部材に作動信号を出し、また巻玉半径検
出部材から検出される半径が所定量となるとマガジンロ
ールと保持部材との間隔を広げる様に間隔変更部材に作
動信号を出し又広げられた該間隔が設定量となると間隔
変更部材に作動停止信号を出す制御装置とを備えて構成
しても良い。これら構成において信号発信部材が、走行
体が所定距離走行する毎に検出信号を出す様に構成され
ていてもよく、または走行体の走行中、所定時間毎に検
出信号を出す様に構成されていてもよい。また巻玉半径
検出部材を備える巻取装置においては、巻玉半径検出部
材が、巻玉の外周面に当接され巻玉の半径方向に移動可
能な当接部材と該当接部材が巻玉から受ける力を検出す
る力検出器で構成されていてもよい。この力検出器は、
ロードセルで構成されていてもよい。更に巻取装置とし
ては、従動回転自在に支持され単板を巻き付けるマガジ
ンロールと、マガジンロールの下方に位置し、マガジン
ロールの軸中心線の方向に適宜間隔をおいて設けられ該
軸中心線の方向と直交する方向で各々が同じ向きに駆動
走行させられる複数の走行体と、各走行体に備えられ、
各走行体を上下方向の所定位置で且つ所定の力でマガジ
ンロールに圧接させる圧接部材と、マガジンロールの搬
入側で且つ前記軸中心線の方向で中央より両側に各々備
えられ、走行体上の単板に所定量弛みが生じたか否かを
検出し信号を出す弛み検出器と、弛み検出器からの検出
信号が出され続けている間、前記中央より検出信号を出
している弛み検出器がある側で少なくとも1個の圧接部
材の前記所定の力を減少させるか又は零とし、弛み検出
器から検出信号が出されなくなると該少なくとも1個の
圧接部材の力を前記所定の力に復帰させる様に圧接部材
に作動信号を出す制御装置とを備えて構成しても良い。
これら巻取装置において、走行体はベルトであっても良
い。更に巻取装置としては、従動回転自在に支持され単
板を巻き付けるマガジンロールと、マガジンロールを上
下動させる作動装置と、マガジンロールの下方に位置
し、マガジンロールの軸中心線と平行な軸中心線を有し
軸中心線の方向で間隔をおいて配置され、所定の力で且
つ通常は上下方向の所定位置でマガジンロールに圧接さ
れるタッチロールと、マガジンロールの下方に位置し、
マガジンロールの軸中心線の方向と直交する方向で各々
が同じ向きで該間隔を通って駆動走行させられる複数本
のベルトと、各ベルトに備えられ、各ベルトを所定の力
でマガジンロールに圧接させる圧接部材と、ベルトが所
定距離走行する毎に信号を出す走行距離検出器と、前記
タッチロールの所定位置から上下方向での移動量を検出
し信号を出すタッチロール位置検出器と、前記ベルトの
走行方向と直交する方向の中央より両側にある圧接部材
において、最初に一方側の少なくとも1個の圧接部材の
前記力を第1の力、他方側の少なくとも1個の圧接部材
の前記力を第1の力より小さい第2の力とし、走行距離
検出器から検出信号が出されると、前記少なくとも1個
の圧接部材で第1の力となっていた圧接部材の力を第2
の力に、また第2の力となっていた圧接部材の力を第1
の力と変更し、以下走行距離検出器から検出信号が出さ
れる毎に、同様に圧接部材の力を交互に変更する様に各
々前記圧接部材に作動信号を出し、且つ、タッチロール
位置検出器からの該タッチロールが所定量下がったこと
の信号が出されるとマガジンロールを上昇させ、次いで
該位置検出器から該タッチロールが所定位置となったこ
との信号が出されると該上昇を停止する様に、各々前記
作動装置に作動信号を出す制御装置とを備えて構成して
も良い。また従動回転自在に支持され単板を巻き付ける
マガジンロールと、マガジンロールを上下動させる作動
装置と、マガジンロールの下方に位置し、マガジンロー
ルの軸中心線と平行な軸中心線を有し軸中心線の方向で
間隔をおいて配置され、所定の力で且つ通常は上下方向
の所定位置でマガジンロールに圧接されるタッチロール
と、マガジンロールの下方に位置し、マガジンロールの
軸中心線の方向と直交する方向で各々が同じ向きで該間
隔を通って駆動走行させられる複数本のベルトと、各ベ
ルトに備えられ、各ベルトを所定の力でマガジンロール
に圧接させる圧接部材と、ベルトが所定距離走行する毎
に信号を出す走行距離検出器と、前記タッチロールの所
定位置から上下方向での移動量を検出し信号を出すタッ
チロール位置検出器と、前記ベルトの走行方向と直交す
る方向の中央より両側にある圧接部材において最初に一
方側の少なくとも1個の圧接部材の前記力を第1の力、
他方側の少なくとも1個の圧接部材の前記力を第1の力
より小さい第2の力とし、信号発信部材から検出信号が
出されると、前記他方側の第2の力となっていた圧接部
材の力を第1の力とした後、前記一方側の第1の力とな
っていた圧接部材の力を第2の力とし、次いで信号発信
部材から検出信号が出されると、前記一方側の第2の力
となっていた圧接部材の力を第1の力とした後、前記他
方側の第1の力となっていた圧接部材の力を第2の力と
し、以下走行距離検出器から検出信号が出される毎に、
同様に圧接部材の力を交互に変更する様に各々前記圧接
部材に作動信号を出し、且つ、タッチロール位置検出器
からの該タッチロールが所定量下がったことの信号が出
されるとマガジンロールを上昇させ、次いで該位置検出
器から該タッチロールが所定位置となったことの信号が
出されると該上昇を停止する様に、各々前記作動装置に
作動信号を出す制御装置とを備えて構成しても良い。こ
れら巻取装置において、圧接部材をエアシリンダで構成
しても良い。尚、ロールの軸中心線とは、ロールの回転
中心を結ぶ仮想線即ちロールの長手方向と直交する各断
面での回転中心を結ぶ仮想線を指す。
図を用いて説明する。図1は正面説明図であり、図2は
図1の一点鎖線A−Aより矢印方向を見た場合で後述す
るマガジンロール35及び糸供給ノズル31を二点鎖線
で示した平面説明図である。後述するベルト4を走行自
在に保持する保持部材の一例であって、基台(図示せ
ず)に固定された軸受1により回転自在に支持されモー
タ(図示せず)により回転駆動される回転軸2にプーリ
3が、回転軸2の軸中心線の方向即ち図2では上下方向
に間隔をおいて8個固定されている。また各々のプーリ
3と相対して、後述するベルト4の走行方向上手側に設
けられた従動回転自在のプーリ(図示せず)にベルト4
が掛け渡されることで、8本のベルト4は各々図2の矢
印方向へ走行させられている。尚、ベルト4の速さ及び
走行距離を検出するために回転軸2には、回転軸2の単
位時間当たりの回転数を計測するためのロータリエンコ
ーダ等からなる回転計測器43を接続する。回転軸2の
ベルト4走行方向上手側(以下上手側という)には、図
2に示す様に周囲にウレタンゴム5を焼き付けたタッチ
ロール6が配置してあり、ベルト4の走行する部分及び
後述する糸供給ノズル31に相対する部分のウレタンゴ
ム5は、削り取ることによりタッチロール6の回転方向
に連続する溝部7及び溝部7より幅の狭い溝部8が、タ
ッチロール6の軸中心線方向に間隔をおいて形成されて
いる。
側には、基台(図示せず)に固定された軸受9により軸
10が回動自在に支持されたロール11を配置し、各々
の軸10の端部には、第1アーム12を固定する。第1
アーム12には、図2の一点鎖線B−Bより矢印方向を
見た側面説明図であって第1アーム12とこれに関連す
る部材だけを示した図3に示す様に、タッチロール6の
回転軸13を軸受14を介して回転自在に設ける。この
ため、タッチロール6は軸10を回動中心として矢印の
様に回動自在となる。また軸13の下方には、基台との
間に圧縮バネ15を配置し、また図3で時計回りに過度
に第1アーム12が回動することを規制するストッパー
16及び反時計回りに回動することを規制するストッパ
ー17を設ける。以上図2の下側に位置する第1アーム
12を説明したが、図2で上方に位置する第1アーム1
2にも、下側に位置する第1アーム12に相対して圧縮
バネ15、ストッパー16及び17を同様に設ける。こ
の様に圧縮バネ15を設けることによりタッチロール
6、第1アーム12等の自重を支え、第1アーム12を
ほぼ水平な状態に保つ。
玉半径検出部材として、次の様に構成する。図2の下側
の第1アーム12には、図3に示す様に、L字形の第2
アーム18を固定し、第2アーム18の下方には基台に
固定されたエアシリンダ19のピストンロッド19aの
先端にロードセル20を固定する。エアシリンダ19に
は、ロードセル20が第2アーム18の下端部18aを
押し上げる力(以下押上力という)により、タッチロー
ル6がマガジンロール35または巻玉66に約5キログ
ラムの力で圧接されるように所定の圧力の圧縮空気を注
入する。この所定の圧力は、図3でタッチロール6の回
転軸13の回転中心S1とロール11の回転軸10の回
転中心S2を通る二点鎖線で示す仮想線と、下端部18
aの中心を通る上下方向の二点鎖線で示す仮想線とにお
いて、両仮想線が交差する点をS3とした時、S2とS
1間の距離をS2とS3間の距離で割り算した値に約5
キログラムを掛けた値の大きさの力をピストンロッド1
9aが出し得る様に、シリンダチューブ内径との関連で
決定すればよい。また上記決定された圧力の圧縮空気を
シリンダチューブ内に注入しピストンロッド19aが伸
びきった状態とした後、圧縮空気の給気口及び排気口の
弁を閉じる。このことで、ロードセル20に作用する外
力によりピストンロッド19aがシリンダチューブ内に
押し込まれた場合に、シリンダチューブ内の空気が圧縮
されることで、押し込まれた量に比例して該押上力より
大きい力を反作用としてピストンロッド19aに与え得
る様に設定し、この力はロードセル20により測定され
る。尚、ロードセル20と第2アーム18の下端部18
aとは、タッチロール6に外力が作用しない状態で、若
干隙間ができる様に各部材の長さを決定する。
断面で矢印方向を見た図であって後述する様にエアシリ
ンダ26に第1圧力又は第2圧力に設定された圧縮空気
が注入された状態である図4に示す様に、プーリ3を通
過して逆方向即ち図4では左側に走行する部分の全ての
ベルト4を跨いだ状態で門形の支持基台25を、プーリ
3とタッチロール6との間に設ける。この支持基台25
には、各ベルト4に対応してエアシリンダ26を固定し
て設け、また各ベルト4の裏面側には上手側の端部が軸
受27により回動自在に支持され幅がベルト4と等しい
平板28を設ける。以上の様にエアシリンダ26及び平
板28を設けたベルト4は、全てを図示していないが、
例えば繊維方向の長さが約1800mmの単板65を繊維
方向と直交する方向に搬送するために8本設け、この8
本のベルト4を、ベルト4の走行方向と直交する方向に
中央より両側に4本づつ2つのグループに分け、図2で
ベルト4走行方向上手側を見た時の右端から4本のベル
ト4を便宜上第1グループと呼び、同じく図2で上手側
を見た時の左端から4本のベルト4を便宜上第2グルー
プ呼ぶ。
に、図5に示す様に配管接続する。即ち圧縮空気を得る
ためのエアコンプレッサ76から減圧弁77、78、7
9及び80を介して方向切換弁である電磁弁81及び8
2に配管接続し、電磁弁81は第1グループのエアシリ
ンダ26と、電磁弁82は第2グループのエアシリンダ
26と各々接続する。減圧弁77及び79では後述する
第1圧力に、又減圧弁78及び80では後述する第2圧
力に各々圧力制御しておく。前記第1圧力とは、上記2
つのグループに分けたベルト4の一方のグループのベル
ト4の各エアシリンダ26に圧縮空気が注入されること
で伸びたピストンロッド26aの先端が平板28の下面
に当接され、該一方のグループの各々のベルト4がマガ
ジンロール35又は巻玉66に約5キログラムの力即ち
該一方のグループの4本ベルト全部では約20キログラ
ムの力で圧接される様な圧力である。一方前記第2圧力
とは、上記2つのグループに分けたベルト4の他方のグ
ループのベルト4の各エアシリンダ26に注入されピス
トンロッド26aが伸びるが、該他方のグループの各々
のベルト4の平板28を支える程度でありマガジンロー
ル35又は巻玉66にベルト4から力が殆ど作用しない
様な圧力である。
係で各部材が待機した時、第1または第2の圧力が注入
されたエアシリンダ26のピストンロッド26aは平板
28には押圧されているがまだ全体がシリンダチューブ
内から突出しておらず、該状態からマガジンロール35
に単板が順次巻き取られ巻玉66となるが、この巻取を
行っている際に、マガジンロール35即ち巻玉66が若
干量上昇してもピストンロッド26aがシリンダチュー
ブ内から更に突出して追従することで、ベルト4を巻玉
66に圧接し続けることができる様に、各部材の長さ及
び位置を決定する。更に、前記の様にピストンロッド2
6aがシリンダチューブ内から更に突出して追従した場
合や、逆に、力を受けてピストンロッド26aがシリン
ダチューブ内押し込まれることがあっても、ベルト4が
マガジンロール35又は巻玉66に作用する力が大きく
変化しない様に、例えばエアシリンダ26の圧縮空気の
排気口を閉じ給気口と減圧弁(図示せず)との間を長い
ホースで接続することで、前記決定された圧力の圧縮空
気が収容される容積を大とする。これら設定により、ベ
ルト4は平板28が上昇することで図4に示す様に持ち
上げられた状態で走行することになる。
上方には、溝部8に挿入可能な大きさの細い先端31a
を有し、エアホース(図示せず)により先端31aの方
向に圧縮空気を供給することにより糸30を先端31a
から供給可能で且つ供給された後は糸30に抵抗体(図
示せず)を圧接させておき外力が作用すると適度な張力
が作用した状態で引き出すことが可能なノズル31を配
置し、このノズル31をエアシリンダ(図示せず)の作
動により後述する様に上下及び前後動可能に構成する。
図4で示した35は単板を巻き取る際に芯となるマガジ
ンロールであり、マガジンロール35の軸中心線とタッ
チロール6の軸中心線とが平行で且つ両軸中心線が垂直
方向即ち図4では上下方向でほぼ同一線上に位置させる
べく、次の様に備えられている。即ち図1に示す様に、
タッチロール6の外側には基台(図示せず)に固定され
た支柱36が各々設けられており、支柱36の外側には
軸受37に回転自在に支持された雄ねじ38が各々配置
され、かさ歯車39を介して軸40により連結されてお
り、図1の左側のかさ歯車39にサーボモータ41を接
続し後述する制御信号で回転させることにより両雄ねじ
38が同期して回転する様に構成されている。また雄ね
じ38の回転数を計測することで、後述する初期状態の
位置からマガジンロール35が上昇した距離xを検出す
るロータリエンコーダ等からなる検出器42を、軸40
に接続する。
係合し合う雌ねじが形成された支持台45が配置され、
支持台45は、支柱36と次の様に関連付けられてい
る。即ち、支柱36には図1の左右方向で貫通する長方
形の切欠部46が、図1の一点鎖線D−Dで矢印方向の
断面図である図6に示す様に形成されており、支持台4
5が切欠部46に挿通されている。支柱36には垂直方
向のガイド部47も形成されており、このガイド部47
と係合し合うリニア軸受48を支持台45に固定するこ
とで、支持台45はガイド部47に沿って上下に移動可
能となっている。各々の支持台45の内の先端には、マ
ガジンロール35の保持台51を固定する。この両保持
台51は、図1の左側の保持台51について説明する
と、図1の一点鎖線E−Eで矢印方向の断面図である図
7に示す様に、上方に開口したV字状の支持部52を有
しており、図1の右側の保持台51も同様に構成されて
いる。マガジンロール35の両端の回転軸35aには、
各々軸受33を装着してあり、両支持部52上に夫々軸
受33を載置することで、マガジンロール35は保持台
51に対し回転自在に支持され、また保持台51の上下
動により一体的に上下動させられる。尚、マガジンロー
ル35の重量は、後述する様にベルト4及びタッチロー
ル6から上向きの力を受けても、軸受33が支持部52
から上方に離れてしまわないような大きさに構成する。
ドセル20に作用する力は常に検出されており、運転者
からの手動信号、ロードセル20、検出器42及び回転
計測器43からの情報が入力されることで、回転軸2を
回転駆動させるモータ、サーボモータ41及び電磁弁8
1、82を次の様に制御する信号を出す制御装置60を
設ける。即ち、回転軸2が回転駆動させられていない時
であって且つ保持台51が下降している時、ロードセル
20により検出された荷重が該押上力の値より小さい状
態から該押上力より1割程度大となった信号をロードセ
ル20から受けると、保持台51が下降作動を停止し次
いで上昇作動する様に両雄ねじ38を回転させ、その状
態で該荷重が該押上力より小さい力となった信号をロー
ドセル20から受けると、両雄ねじ38の回転を停止す
る様に、サーボモータ41を制御する信号を出す。
後述する様に、サーボモータ41を希望する方向に回転
させる信号、回転軸2を回転駆動させるモータを作動さ
せる信号、第1グループの各エアシリンダ26には第1
圧力の圧縮空気を注入し、一方第2グループの各エアシ
リンダ26には第2圧力の圧縮空気を注入する様に、各
電磁弁81、82を作動させる信号、及び各ノズル31
の先端31aの方向にエアホース(図示せず)により圧
縮空気を供給する信号、糸30に抵抗体を圧接させる信
号、ノズル31をシリンダ(図示せず)により後述する
様に上下及び水平方向に移動させる信号を各々単独に出
す。
測器43からのベルト4の速さの情報と該速さで走行す
るベルト4の経過した時間との情報により走行距離を演
算する。該演算された走行距離が設定された所定距離例
えば500mmとなると、第1グループの各エアシリンダ
26には第2圧力の圧縮空気を注入し、一方第2グルー
プの各エアシリンダ26には第1圧力の圧縮空気を注入
するべく、各電磁弁81、82に信号を送り方向切換弁
を同時に作動させる。電磁弁81、82に信号を送った
後に再び演算された走行距離が500mmとなると、第1
グループの各エアシリンダ26には第1圧力の圧縮空気
を注入し、一方第2グループの各エアシリンダ26には
第2圧力の圧縮空気を注入するべく、同様に各電磁弁8
1、82に信号を送り方向切換弁を同時に作動させ、以
下該走行距離が500mmとなる毎に同様に第1グループ
及び第2グループの各エアシリンダ26の圧力を交互に
変更するべく、電磁弁81、82に作動信号を送る。更
に、回転軸2が回転し回転軸2の単位時間当たりの回転
数を回転計測器43が検出している信号が入力されてい
る時に、ロードセル20で検出された荷重が設定値であ
る該押上力より1割程度大となりしかもこの状態がマガ
ジンロール35の設定された所定回転数、例えば4分の
1回転する時間の間継続すると、保持台51が上昇作動
する様に両雄ねじ38を回転させ、該荷重が該押上力以
下となりしかもこの状態が同じくマガジンロール35が
4分の1回転する時間継続すると、両雄ねじ38の回転
を停止する様に、サーボモータ41を制御する信号を出
す。
する時間は、ベルト4の速さが一定であっても、後述す
る様に初期状態からマガジンロール35に単板が巻き取
られ巻玉66となり徐々にマガジンロール35が上昇す
ると共に増大するが、任意の時点での該4分の1回転す
る時間は次の様に求められる。初期状態の位置から保持
台51が上昇した距離をx、マガジンロール35の半径
をy、ベルト4の走行速さをz、この時の巻玉66が4
分の1回転する時間をt、また円周率をπとすると、巻
玉66の外周が時間tで進む長さはztであり、巻玉の
1周の長さは2πに巻玉66の半径即ち(x+y)を掛
けたものとなる。この長さztが長さ2π(x+y)の
4分の1と等しいのであるから、計算するとtは、π
(x+y)/2zとなる。この時間tは、検出器42か
らの距離xの情報及び回転計測器43からの速さzの情
報が入力された制御装置60で演算され、更に制御装置
60は演算された時間においてロードセル20から入力
される荷重の情報を判断し、前述の条件が満たされれば
サーボモータ41を上記の様に制御する信号を出す。制
御装置60は各々の信号を受けて、以上の様に制御する
信号を出す。
ので、初期状態として次の様に準備する。運転者からの
手作業による入力により制御装置60から信号を出し、
各電磁弁81、82を作動させ第1グループの各エアシ
リンダ26には第1圧力の圧縮空気を注入し、一方第2
グループの各エアシリンダ26には第2圧力の圧縮空気
を注入する。次いで同じく運転者の手作業による入力に
よりサーボモータ41を作動させ両雄ねじ38を回転さ
せ、保持台51を図1に示した位置より上方の所定位置
へ移動させて停止し待機させた後、マガジンロール35
の両端の軸受33を各々保持台51に載置しマガジンロ
ール35を支持する。次いで同じく運転者からの手作業
による入力によりサーボモータ41を作動させ、両雄ね
じ38を前記とは逆に回転させ保持台51を下降させ
る。そこでマガジンロール35は、図4に示す様にベル
ト4及びタッチロール6に当接され、マガジンロール3
5は自重が十分に大に構成されているので、ベルト4及
びタッチロール6は下方へ押される。タッチロール6が
下方へ押されることで、タッチロール6の回転軸13を
回転自在に保持する第1アーム12が、図3において時
計回りに回動させられて、第2アーム18の下端部18
aがロードセル20を押す。そのためロードセル20が
固定されたエアシリンダ19のピストンロッド19aが
シリンダチューブ内に押し込まれ、シリンダチューブ内
の空気が圧縮され圧力が増大すると圧縮量に相当する該
押上力より大きい力を反作用としてピストンロッド19
aに与えることになり、ロードセル20には該押上力よ
り大きい力が、第2アーム18の下端部18aから下向
きに、ピストンロッド19aから上向きに作用すること
になる。
が該押上力より1割程度大きくなると、その信号を受け
た制御装置60は、前記の様にサーボモータ41に、保
持台51の下降を停止し次いで上昇作動させる信号を出
し、マガジンロール35は下降を停止した後上昇する。
マガジンロール35が上昇するとタッチロール6が下方
へ押される力が小さくなり、第2アーム18の下端部1
8aがロードセル20を押す力も小さくなる。一方エア
シリンダ19のシリンダチューブ内の圧縮空気は前記の
様に該押上力より1割程度大きい力をピストンロッド1
9aに与えているので、力のバランスが崩れてピストン
ロッド19aに固定されているロードセル20が第2ア
ーム18の下端部18aを押し上げる。そこで第2アー
ム18と一体となっている第1アーム12が図3で反時
計回りに回動し、第1アーム12に設けたタッチロール
6がマガジンロール35に押圧された状態で上昇する。
また前記力のバランスが崩れることで、エアシリンダ1
9のシリンダチューブ内から徐々にピストンロッド19
aが出るが、このピストンロッド19aが出ることによ
りシリンダチューブ内の増大していた圧力が徐々に減少
し、ピストンロッド19aに与える力が該押上力より小
さくなるとロードセル20に作用する力も該押上力より
小さくなる。その結果、ロードセル20から該押上力よ
り小さい力を受けた信号が出され、その信号を受けた制
御装置60は、前記の様にサーボモータ41に、保持台
51の上昇を停止させる信号を出し、保持台51を停止
させる。
マガジンロール35とは、図2において一点鎖線F−F
での矢印方向の断面図であり、図2では二点鎖線で示し
たマガジンロール35を、実線で示した図8に示す位置
関係で待機している。即ち、マガジンロール35の周面
にタッチロール6のウレタンゴム5の部分が圧接され、
また溝部7では図4に示す様に、シリンダ26により平
板28が押し上げられることでベルト4がマガジンロー
ル35の周面に圧接されている。尚、この状態では、エ
アシリンダ26のピストンロッド26aはまだ全体がシ
リンダチューブ内から突出しておらず、該状態からマガ
ジンロール35が若干量上昇したとしてもピストンロッ
ド26aが更に突出して追従することで、ベルト4をマ
ガジンロール35に圧接し続けることができる。
取を行う。図4の初期状態において、糸30に抵抗体を
圧接させない状態で、運転者の手作業による入力信号
で、エアホース(図示せず)を通じて圧縮空気を各ノズ
ル31の先端31aの方向に圧縮空気を供給する。そこ
で図2の一点鎖線H−Hでの断面で矢印方向を見た作動
説明図である図9に示す様に、糸30がマガジンロール
35を越えて、タッチロール6とロール11との間に垂
れ下がる。次に、同じく手作業による入力信号でエアシ
リンダ(図示せず)を作動させ、ノズル31を図10に
示す様に、ベルト4の走行位置の下側へと移動させ、次
いで図11に示す様にノズル31を左側へ水平移動させ
て、先端31aをマガジンロール35のほぼ真下の位置
となる溝部8内ヘ進入させて待機させる。この時でも糸
30は、図11に示す様にベルト4と交差した状態で垂
れ下がっている。
号で糸30に抵抗体を圧接させた後、回転軸2を回転駆
動させるモータを作動させる信号を出し、プーリ3を図
12に示す様に回転させることでベルト4を矢印方向に
走行させると、ベルト4が圧接されているマガジンロー
ル35がベルト4からの摩擦力により回転させられ、ま
たマガジンロール35に圧接されているタッチロール6
がマガジンロール35からの摩擦力により回転させられ
る。また回転軸2が回転することで制御装置60は、回
転計測器43からのベルト4の速さの情報を受けて走行
距離を演算し、該演算された走行距離が500mmとなる
と、各電磁弁81、82に信号を送り方向切換弁を同時
に作動させ、前記初期状態と逆に第1グループの各エア
シリンダ26には第2圧力の圧縮空気を注入し、一方第
2グループの各エアシリンダ26には第1圧力の圧縮空
気を注入する。以下前記の様に該走行距離が500mmと
なる毎に、同様に電磁弁81、82に作動信号を送り、
第1グループ及び第2グループのエアシリンダ26の圧
力を交互に変更する、即ち第1及び第2グループの一方
のエアシリンダ26の圧力を第1圧力、他方のエアシリ
ンダ26の圧力が第2圧力とし、この状態が該走行距離
が500mmとなる毎に交互に変更することになる。その
結果、マガジンロール35は、主にエアシリンダ26の
圧力が第1圧力となった側のグループのベルト4から、
回転するための力を受けることになる。後述する様に、
単板65がマガジンロール35に巻き取られて巻玉66
となった場合でも、同様に主にエアシリンダ26の圧力
が第1圧力となった側のグループのベルト4から、回転
するための力を受けることになる。
る速さと同じ速さでベニヤレース(図示せず)で切削さ
れ繊維方向と直交する方向に連続的に搬送される繊維方
向の長さが約1800mmの単板65を、ベルト4上へと
案内する。そこで単板65は更にベルト4で搬送され続
け、部分拡大図である図13に示す様に、単板65の先
端が垂れ下がった糸30を屈曲させ係止した状態で進
む。次いで単板65の先端が回転するタッチロール6と
マガジンロール35との間を通過すると、該先端に係止
された部分の糸30は単板65と共に回転するタッチロ
ール6とマガジンロール35とによって挟持されるた
め、以後糸30はマガジンロール35の周速で搬送さ
れ、糸30はノズル31の先端31aから常に張力が作
用した状態で引き出される。またノズル31の先端31
aは図13に示す位置で待機しているので、タッチロー
ル6とマガジンロール35との間を通過した単板65の
先端は、ノズル31から引き出された糸30がベルト4
より上方に走行する箇所即ち後述する図14で30aで
示す箇所によりマガジンロール35に沿う様に案内さ
れ、以後単板65は糸30により同様に案内されつつ外
側に位置する糸30と一体となって、回転するマガジン
ロール35に順次巻き取られ、図14に示す様に巻玉6
6となる。
ープ及び第2グループの各エアシリンダ26の圧力を変
更するので、前記従来装置での問題が次に述べる様に解
決されるのである。即ち、単板65が材質の影響で例え
ば第1グループ側で各エアシリンダ26の圧力が第1圧
力となってベルト4と巻玉66との間でしごかれて搬入
側へ伸び大きく波打つと、図14の状態から図15に示
す様に盛り上がった部分65aが生じることになる。し
かるに、第1グループ側で各エアシリンダ26の圧力が
第1圧力となってからベルト4が500mm走行すると、
前述の様に第1グループの各エアシリンダ26の圧力が
第2圧力となり、巻玉66にベルト4から力が殆ど作用
せず、タッチロール6も前述の様に弱い力で巻玉66に
圧接されているので、盛り上がった部分65aは巻玉6
6とタッチロール6の間を通過する際しごきを受けず、
若干緩んだ状態で巻き取られ巻玉66となり、波打が無
くなり図14の状態となる。第2グループ側で各エアシ
リンダ26の圧力が第1圧力となって単板65がしごか
れて大きく波打っても、同様に若干緩んだ状態で巻き取
られ巻玉66となる。
盛り上がった部分65aが生じても、上記の様に巻き取
られて消滅するため、従来装置の様に単板65がしごか
れ続けることによって搬入側で伸びた量が蓄積されるこ
とがなく、単板65が折り重なって巻き取られ折れた箇
所が傷として製品に表れ品質を低下させたり、該箇所か
ら破れたりすることで歩留りを低下させることが無い。
により一時的に例えばエアシリンダ26の圧力が第1圧
力となることで第1グループ側だけで図15に示す様に
盛り上がった部分65aが生じ緩んで巻かれることが連
続して起きると、巻玉66は第2グループ側に比べて第
1グループ側の半径が順次大となってテーパ状となり、
この時点ではマガジンロール35は定位置にあるので、
第1グループ側でタッチロール6を押し下げる。タッチ
ロール6は前述の様に軸13を第1アーム12に回転自
在に保持され、第1アーム12は軸10に固定されてお
り、軸10は軸受9により回動自在に支持いるため、タ
ッチロール6が第1グループ側で押し下げられても、タ
ッチロール6はロール11と平行な状態で軸10を中心
として同じ角度で回動する。そこで、図3において第1
アーム12が時計回りに回動することで第2アーム18
の下端部18aがロードセル20を押し、エアシリンダ
19のピストンロッド19aが徐々にシリンダチューブ
内に押し込められる。その結果、前記の初期状態で説明
した様に、シリンダチューブ内の圧力が増大し、ロード
セル20で検出される力が該押上力より大となる。
常に検出され制御装置60に伝達されており、検出され
た値が該押上力より1割程度大となりしかもマガジンロ
ール35即ち巻玉66が4分の1回転する時間の間継続
して1割程度大であり続けると、制御装置60は、前記
状態でサーボモータ41に保持台51を上昇作動させる
信号を出す。そこでマガジンロール35は上昇し巻玉6
6によりタッチロール6が下方へ押される力が小さくな
り、ロードセル20で測定される値が該押上力より小と
なり、しかもマガジンロール35即ち巻玉66が4分の
1回転する時間の間継続して小であり続けると、保持台
51の上昇を停止させる信号をサーボモータ41に出
す。この保持台51の上昇及び停止を数回繰り返した
後、前記一時的に生じていた第1グループ側だけで波打
って単板が巻き取られる現象が無くなると、以後単板の
巻取が継続されることで、巻玉66の半径の小さい第2
グループ側では単板が緩く巻き取られて第2グループ側
の半径が徐々に大きくなり、巻玉66全体としてはテー
パ状の形が修正されほぼ円柱状となる。
取られることで巻玉66の半径は順次大となると、ベル
ト4及びタッチロール6が巻玉66の大径化につれて押
し下げられることになる。この場合も同様に図3におい
て第1アーム12が時計回りに回動し、ロードセル20
で検出される力が該押上力より1割程度大となると、そ
の信号が入力された制御装置60からの作動信号により
マガジンロール35が上昇し、ロードセル20で検出さ
れる力が該押上力より小となると、同じく制御装置60
からの作動信号によりマガジンロール35が上昇を停止
する。これら動作を行いながら単板の巻取が行われる。
ダ26の力をベルト4だけに作用させる様にしたので、
単板搬送方向に間隔をおいて配置した2つのプーリにベ
ルトを掛け渡し、同方向上手側のプーリを回動中心とし
同方向下手側のプーリにエアシリンダの力を作用させる
場合に比べて移動する部材の質量が小さくなり、作動す
る時間間隔が短くても容易に対応でき、また保守管理も
容易となる。また脆弱な材質で厚さが例えば0.6mmと
薄い単板の場合、本実施形態においてベルト4だけを巻
玉66に圧接して巻き取る構成とすると、隣り合うベル
ト4の間で単板が自重により撓んで折れてしまい、単板
として使用不能となってしまうが、タッチロール6のウ
レタンゴム5が単板65に、前記のような小さな力で接
触した状態で巻取が行われるので、撓むことが防がれて
巻き取ることができる。
て力を検出するロードセル20を用いず、ピストンロッ
ド19aの先端を直接第2アーム18の下端部18aに
当て、シリンダ19の圧力は前記と同様に設定し、後述
する図18で示した様なリミットスイッチ86を用い
て、第2アーム18が巻取動作中に所定位置まで回動し
たか否かを検出する様に構成すると、次のような問題が
ある。即ち、リミットスイッチでは第2アーム18の微
小な回動を精密に検出することは困難で、タッチロール
6が巻玉66から押し下げられ第2アーム18の回動で
リミットスイッチが検出するまでにタッチロール6から
巻玉66に過大な力が作用してしまうことがあり、厚さ
が薄い単板や材質が脆弱な単板の場合、巻玉66となっ
ている単板が破れてしまうのである。しかるに巻玉半径
検出部材を、巻玉の外周面に当接され巻玉の半径方向に
移動可能なタッチロール6等の当接部材と該当接部材が
巻玉から受ける力を検出するロードセル20のような力
検出器で構成することにより、巻玉半径の変化をタッチ
ロール6から巻玉66に作用する力として検出すること
ができ、この力の値によりマガジンロールと走行体の保
持部材との間隔を変更するので、巻玉に過大な力が作用
せず、上記問題が生じない。
半径となると巻取動作を中断し、マガジンロール35の
両端の回転軸35aに係止部材(図示せず)を係止して
マガジンロール35を持ち上げ所定位置まで搬送し、巻
き戻しを行う。即ち図16に示す様に、マガジンロール
35の両端の回転軸35aに装着した軸受33を、保持
台51の支持部52と同様にV字状に構成した支持部
(図示せず)に載置することで回転自在に支持する。ま
た、モータ(図示せず)により回転駆動されるロール7
0に複数本のベルト71を掛け渡して矢印の様に走行さ
せ、巻玉66に対し下方よりシリンダ(図示せず)によ
り適宜の力により圧接することにより、巻玉66を矢印
の方向に回転させ単板65を巻き戻し次工程へと搬送す
る。尚、72は隣合うベルト71の間の下方に配置さ
れ、糸30をベルト71の速さに同期して巻取り回収す
るためのボビンである。
る。第2の実施の形態は、前記第1の実施の形態でのタ
ッチロール6及びタッチロール6の下降を検出するため
のロードセル20等の部材を用いず、次の様に構成す
る。図17に示す様に、第1の実施の形態と同様にモー
タ(図示せず)により回転駆動される回転軸2にプーリ
3が、回転軸2の軸中心線の方向即ち図17では上下方
向に、間隔をおいて複数個例えば16個固定されてい
る。各々のプーリ3と相対して後述するベルト4の走行
方向の上手側に設けられた従動回転自在のプーリ(図示
せず)とにベルト4が掛け渡されることで、16本のベ
ルト4は各々図17の矢印方向へ走行させられている
が、後述するノズル31を備えた箇所では、隣り合うベ
ルト4の間をノズル31が上下移動可能となる様に、回
転軸2にプーリ3を固定する位置を決定する。また図1
7の一点鎖線K−Kでの断面で矢印方向を見た図であっ
て図17では二点鎖線で示したマガジンロール35を実
線で示し且つノズル31を追加して示した図である図1
8の様に、プーリ3を通過して逆方向即ち図18では左
側に走行する部分の全てのベルト4を跨いだ状態で門形
の支持基台25を設ける。この支持基台25には、図1
8に示す様に、各ベルト4に対応してエアシリンダ26
を設け、後述する第1圧力または第2圧力の圧縮空気が
注入されることで、エアシリンダ26のピストンロッド
26aの先端を、上手側の端部が軸受27により回動自
在に支持され幅がベルト4と等しい平板28の他端の下
面に当接させる。
圧力は、以下の様に設定する。即ち、第1の実施の形態
と同様に、16本のベルト4を、ベルト4の走行方向と
直交する方向に中央より両側に8本づつ2つのグループ
に分け、図17でベルト4走行方向上手側を見た時の右
端から8本のベルト4を便宜上第1グループと呼び、同
じく図2で上手側を見た時の左端から8本のベルト4を
便宜上第2グループ呼ぶ。これら2つのグループのエア
シリンダ26に、第1の実施の形態で図5に示した配管
と同様に配管接続する。即ち圧縮空気を得るためのエア
コンプレッサ76から減圧弁77、78、79及び80
を介して方向切換弁である電磁弁81及び82に配管接
続し、電磁弁81は第1グループのエアシリンダ26
と、電磁弁82は第2グループのエアシリンダ26と各
々接続する。減圧弁77及び79では後述する第1圧力
に、又減圧弁78及び80では後述する第2圧力に各々
圧力制御しておく。前記第1圧力とは、上記2つのグル
ープに分けたベルト4の一方のグループのベルト4の各
エアシリンダ26に圧縮空気が注入されることで伸びた
ピストンロッド26aの先端が平板28の下面に当接さ
れ、該一方のグループの各々のベルト4がマガジンロー
ル35又は巻玉66に約2.5キログラムの力、即ち該
一方のグループの4本ベルト全部では、約20キログラ
ムの力で圧接される様な圧力である。一方前記第2圧力
とは、上記2つのグループに分けたベルト4の他方のグ
ループのベルト4の各エアシリンダ26に注入されピス
トンロッド26aが伸びるが、該他方のグループの各々
のベルト4の平板28を支える程度でありマガジンロー
ル35又は巻玉66にベルト4から力が殆ど作用しない
様な圧力である。
初期状態で図18に示す位置関係で各部材が待機した
時、第1または第2の圧力が注入されたエアシリンダ2
6のピストンロッド26aは平板28には押圧されてい
るがまだ全体がシリンダチューブ内から突出しておら
ず、該状態からマガジンロール35に単板が順次巻き取
られ巻玉66となるが、この巻取を行っている際に、マ
ガジンロール35即ち巻玉66が若干量上昇してもピス
トンロッド26aがシリンダチューブ内から更に突出し
て追従することで、ベルト4を巻玉66に圧接し続ける
ことができる様に、各部材の長さ及び位置を決定する。
更に、前記の様にピストンロッド26aがシリンダチュ
ーブ内から更に突出して追従した場合や、逆に、力を受
けてピストンロッド26aがシリンダチューブ内押し込
まれることがあっても、ベルト4がマガジンロール35
又は巻玉66に作用する力が大きく変化しない様に、第
1の実施の形態と同様に、例えばエアシリンダ26の圧
縮空気の排気口を閉じ給気口と減圧弁(図示せず)との
間を長いホースで接続することで、前記決定された圧力
の圧縮空気が収容される容積を大とする。これら設定に
より、ベルト4は平板28が上昇することで図18に示
す様に持ち上げられた状態で走行することになる。
の1番端に位置するベルト4、即ち図17では1番上の
ベルト4と1番下のベルト4には、図18に示す様に、
通常はOFF状態の信号を出し、力を受けてベルト4が
押し下げられ平板28が下降することで接触しON状態
の信号を出す巻玉半径検出部材としてのリミットスイッ
チ86を、各々基台(図示せず)に固定して備える。糸
30を供給するためのノズル31は、第1の実施の形態
と同様に、エアホース(図示せず)により先端31aの
方向に圧縮空気を供給することにより糸30を先端31
aから供給可能で且つ供給された後は糸30に抵抗体
(図示せず)を圧接させておき外力が作用すると適度な
張力が作用した状態で引き出すことが可能に構成されて
おり、原位置を図18の二点鎖線で示す様に、ベルト4
の上方であって前記の様にノズル31が上下移動可能と
なる間隔で設けられた隣り合うベルト4の中央の位置と
し、第1の実施の形態と同様に、上下及び水平移動自在
に構成する。その他図示はしないが、第1の実施の形態
で備えた、マガジンロール35の両端の回転軸35a及
び回転軸35aに備えられた軸受33、支柱36、軸受
37、雄ねじ38、かさ歯車39、軸40、サーボモー
タ41、ロータリエンコーダ等からなる検出器42、回
転計測器43、支持台45、切欠部46、ガイド部4
7、リニア軸受48、保持台51、V字状の支持部52
は同様に備える。
号、検出器42、回転計測器43及びリミットスイッチ
86からの情報が入力されることで、回転軸2を回転駆
動させるモータ、サーボモータ41及び電磁弁81、8
2を次の様に制御する信号を出す制御装置60aを設け
る。即ち、回転軸2が回転駆動させられていない時であ
って且つ保持台51が下降している時、ベルト4が下方
に押され2個のリミットスイッチ86の少なくとも一方
からON状態となった信号を受けると、保持台51が下
降作動を停止し次いで上昇作動する様に両雄ねじ38を
回転させ、その状態でリミットスイッチ86からOFF
状態となった信号を受けると、両雄ねじ38の回転を停
止する様に、サーボモータ41を制御する信号を出す。
また運転者からの手作業による入力により後述する様
に、サーボモータ41を希望する方向に回転させる信
号、回転軸2を回転駆動させるモータを作動させる信
号、第1グループの各エアシリンダ26には第1圧力の
圧縮空気を注入し、一方第2グループの各エアシリンダ
26には第2圧力の圧縮空気を注入する様に、各電磁弁
81、82を作動させる信号、及び各ノズル31の先端
31aの方向にエアホース(図示せず)により圧縮空気
を供給する信号、糸30に抵抗体を圧接させる信号、ノ
ズル31をシリンダ(図示せず)により後述する様に上
下及び水平方向に移動させる信号を各々単独に出す。
測器43からのベルト4の速さの情報と該速さで走行す
るベルト4の経過した時間との情報により走行距離を演
算し、第1の実施の形態と同様に、該演算された走行距
離が例えば500mmとなると、第1グループの各エアシ
リンダ26には第2圧力の圧縮空気を注入し、一方第2
グループの各エアシリンダ26には第1圧力の圧縮空気
を注入し、以下該走行距離が500mmとなる毎に同様に
第1グループ及び第2グループの各エアシリンダ26の
圧力を交互に変更するべく、電磁弁81、82に作動信
号を送り方向切換弁を同時に作動させる。更に、回転軸
2が回転し回転軸2の単位時間当たりの回転数を回転計
測器43が検出している信号が入力されている時に、リ
ミットスイッチ86の少なくとも一方からON状態とな
った信号が入力されしかもこのON状態がマガジンロー
ル35の設定された所定回転数、例えば4分の1回転す
る時間の間継続すると、保持台51が上昇作動する様に
両雄ねじ38を回転させ、該状態で両方のリミットスイ
ッチ86からOFF状態となった信号が入力されしかも
このOFF状態が同じくマガジンロール35が4分の1
回転する時間継続すると、両雄ねじ38の回転を停止す
る様に、サーボモータ41を制御する信号を出す。ここ
でマガジンロール35が4分の1回転する時間は、第1
の実施の形態と同様に求める。制御装置60aは各々の
信号を受けて、以上の様に制御する信号を出す。
ので、初期状態として次の様に準備する。運転者からの
手作業による入力により制御装置60aから信号を出
し、各電磁弁81、82を作動させ第1グループの各エ
アシリンダ26には第1圧力の圧縮空気を注入し、一方
第2グループの各エアシリンダ26には第2圧力の圧縮
空気を注入する。次いで同じく運転者の手作業による入
力によりサーボモータ41を作動させ両雄ねじ38を回
転させ、保持台51を図1に示した位置より上方の所定
位置へ移動させて停止し待機させた後、マガジンロール
35の両端の軸受33を各々保持台51に載置しマガジ
ンロール35を支持する。次いで同じく運転者からの手
作業による入力によりサーボモータ41を作動させ、両
雄ねじ38を前記とは逆に回転させ保持台51を下降さ
せる。そこでマガジンロール35は、図18に示す様に
ベルト4に当接され、ベルト4は下方へ押される。ベル
ト4が下方へ押されることで、リミットスイッチ86が
ON状態となり、その信号が制御装置60aに入力され
る。そこで制御装置60aは、前記の様にサーボモータ
41に、保持台51の下降を停止し次いで上昇作動させ
る信号を出し、マガジンロール35は下降を停止した後
上昇する。マガジンロール35が上昇するとやがてリミ
ットスイッチ86がOFF状態となり、その信号を受け
た制御装置60aは、前記の様にサーボモータ41に、
保持台51の上昇を停止させる信号を出し、保持台51
を停止させる。
とは、実線で示した図18に示す位置関係で待機してい
る。尚、この状態では、エアシリンダ26のピストンロ
ッド26aはまだ全体がシリンダチューブ内から突出し
ておらず、該状態からマガジンロール35が若干量上昇
したとしてもピストンロッド26aが更に突出して追従
することで、ベルト4をマガジンロール35に圧接し続
けることができる。
取を行う。図18でノズル31だけは二点鎖線で示した
位置に待機した初期状態において、運転者の手作業によ
る入力信号で、第1の実施の形態と同様に、ノズル31
から糸30を供給した後、ノズル31を同様に移動させ
て図18の実線で示し位置に待機させる。この状態で、
運転者の手作業による入力信号で同様に糸30に抵抗体
を圧接させた後、回転軸2を回転駆動させてプーリ3を
回転させベルト4を矢印方向に走行させる。このベルト
4の走行によりマガジンロール35が回転させられる。
また回転軸2が回転することで制御装置60aは、同様
に走行距離を演算し、該演算された走行距離が500mm
となる毎に、電磁弁81、82に作動信号を送り、第1
グループ及び第2グループの一方のエアシリンダ26の
圧力を第1圧力、他方のエアシリンダ26の圧力が第2
圧力となりこの状態が交互に変更する。上記の状態で単
板65をベルト4上へと案内し、第1の実施の形態と同
様に、単板65は糸30により同様に案内されつつ外側
に位置する糸30と一体となって、回転するマガジンロ
ール35に順次巻き取られ巻玉となる。
形態と同様に、第1グループ及び第2グループの各エア
シリンダ26の圧力を変更するので、前記従来装置での
問題が同様に解決されるのである。即ち、単板65が材
質の影響で例えば各エアシリンダ26の圧力が第1圧力
となった第1グループ側で、第1の実施の形態で図15
に示した様に、盛り上がった部分が生じても、第1グル
ープの各エアシリンダ26の圧力が第2圧力となると、
盛り上がった部分は巻玉とベルト4の間を通過し、若干
緩んだ状態で巻き取られ巻玉となり、盛り上がった部分
が無くなるのである。第2グループ側で盛り上がった部
分が生じても同様である。
ダ26の圧力が第1圧力となることで第1グループ側だ
けで前述の様に盛り上がった部分65aが生じ緩んで巻
かれることが連続して起きると、第1の実施の形態と同
様に、巻玉66は第2グループ側に比べて第1グループ
側の半径が順次大となって若干テーパ状となり、この時
点ではマガジンロール35の位置は変わらないので、第
1グループ側でベルト4を押し下げる。そこで、第1グ
ループ側の1番端のベルト4、即ち図17で1番上のベ
ルト4に備えたリミットスイッチ86が平板28により
押され、ON状態となった信号を出す。この信号は制御
装置60aに伝達され、ON状態がマガジンロール35
即ち巻玉66が4分の1回転する時間の間継続すると、
制御装置60aは、サーボモータ41に保持台51を上
昇作動させる信号を出す。そこでマガジンロール35は
上昇し、巻玉66が上昇することでリミットスイッチ8
6がOFF状態となり、しかもこの状態がマガジンロー
ル35即ち巻玉66が4分の1回転する時間の間継続す
ると、制御装置60aは保持台51の上昇を停止させる
信号をサーボモータ41に出す。その結果巻玉66が上
方に平行移動し、この状態で巻玉66はベルト4により
更に回転させられ単板65が巻き取られると、以後はテ
ーパ状となっている巻玉66の外側に、マガジンロール
35とほぼ平行に単板65が順次巻き取られることにな
り、巻玉66の第1グループ側では比較的きつくまた第
2グループ側では緩く巻き取られ、巻玉66全体として
はテーパ状の形が修正されほぼ円柱状となる。
取られることで巻玉66の半径は順次大となると、ベル
ト4及びタッチロール6が巻玉66の大径化につれて押
し下げられることになる。この場合も同様に、ベルト4
が巻玉66の大径化につれて押し下げられ、少なくとも
一方のリミットスイッチ86がON状態となり制御装置
60aに入力されしかもこのON状態が、マガジンロー
ル35が4分の1回転する時間の間継続すると、同様に
制御装置60aからの作動信号により保持台51が上昇
作動する様に両雄ねじ38を回転させ巻玉を上昇させ
る。また巻玉66が上昇することで両方のリミットスイ
ッチ86からOFF状態となった信号が入力されしかも
この状態が同じくマガジンロール35が4分の1回転す
る時間継続すると、制御装置60aは両雄ねじ38の回
転を停止する様に、サーボモータ41を制御する信号を
出す。以上の様に単板の巻取を行い、巻玉の半径が所定
量となると、第1の実施の形態と同様に巻取を終了し且
つ巻き戻しを行う。
る。前記2つの実施の形態ではベルト4が巻玉に圧接さ
れる力を変更するように構成したが、第3の実施の形態
は、ベルト4の代わりにロールを用いるのである。以下
図により説明する。図19は巻取装置の正面図の部分説
明図であり、図20は図19の一点鎖線J−Jで矢印方
向を見た断面説明図である。前記2つの実施の形態と同
様に構成されたマガジンロール35の下方にロール9
0、91を設ける。ロール90、91は、各々の両端の
軸を軸受92により支持することで従動回転自在とし、
各軸受92はガイド部材(図示せず)により上下に案内
され、また各軸受92にはエアシリンダ93、94、9
5及び96の各ピストンロッドの先端が当接されてい
る。更には、ロール90、91には、回転駆動・停止自
在のロール(図示せず)との間にベルト97、98を掛
け渡し、図20に示すように、ベルト97、98を矢印
で示す様に走行させ、ロール90、91は矢印方向に回
転させられる。これらエアシリンダは、エアシリンダ9
3、94とエアシリンダ95、96の2つのグループに
分け、図21に示すように配管接続する。即ち圧縮空気
を得るためのエアコンプレッサ76から減圧弁77、7
8、79及び80を介して方向切換弁である電磁弁81
及び82に配管接続し、電磁弁81はエアシリンダ9
3、94と、電磁弁82はエアシリンダ95、96と各
々接続する。減圧弁77及び79では後述する第1圧力
に、又減圧弁78及び80では後述する第2圧力に各々
圧力制御しておく。前記第1圧力とは、上記2つのグル
ープに分けたエアシリンダの一方のグループ例えばエア
シリンダ93、94に圧縮空気が注入されて、ロール9
0がベルト97を介してマガジンロール35または巻玉
に圧接された時、約20キログラムの力で圧接される様
な圧力である。また前記第2圧力とは、同じく一方のグ
ループ例えばエアシリンダ93、94に圧縮空気が注入
されて、ロール90がベルト97を介してマガジンロー
ル35又は巻玉66に接触した時、マガジンロール35
又は巻玉66に殆ど力が作用しない様な圧力である。ま
た電磁弁81及び82に作動信号を送ることで、各エア
シリンダ93、94、95、96への吸気弁を閉じ且つ
排気弁を開く様に作動させ、ロール90、91が各ベル
ト97、98を介してマガジンロール35又は巻玉66
に圧接される力を零とすることもできる。
19に示す様に、巻玉半径検出部材としてのリミットス
イッチ99及び100を設け、ロール90及び91が所
定量下がり当接すると、検出信号が出される。更には、
単板の補強のために、通常用いられ水分に触れると粘着
力が出るリールに巻き取られたガムテープ101を、図
19でロール90の左側端部付近の上方とロール91の
右側端部付近の上方に配置する。その他図示はしない
が、第1の実施の形態で備えた、マガジンロール35の
両端の回転軸35a及び回転軸35aに備えられた軸受
33、支柱36、軸受37、雄ねじ38、かさ歯車3
9、軸40、サーボモータ41、ロータリエンコーダ等
からなる検出器42、支持台45、切欠部46、ガイド
部47、リニア軸受48、保持台51、V字状の支持部
52は同様に備える。またベルト97、98を走行させ
るための前記回転駆動されるロールには、第1の実施の
形態で備えた回転計測器43と同様の回転計測器(図示
せず)を設ける。
による入力信号、検出器42、回転計測器43及びリミ
ットスイッチ99、100からの情報が入力されること
で、ベルト97、98を走行させるモータ、サーボモー
タ41及び電磁弁81、82を次の様に制御する信号を
出す制御装置60bを設ける。即ち、ベルト97、98
が停止している時であって且つ保持台51の下降により
マガジンロール35が下降している時、ロール90、9
1が下方に押され2個のリミットスイッチ99、100
の少なくとも一方からON状態となった信号を受ける
と、保持台51が下降作動を停止し次いで上昇作動する
様に両雄ねじ38を回転させ、その状態でリミットスイ
ッチ99、100の両方共OFF状態となった信号を受
けると、両雄ねじ38の回転を停止する様に、サーボモ
ータ41を制御する信号を出す。また運転者からの手作
業による入力により、後述する様に、サーボモータ41
を希望する方向に回転させる信号、ベルト97、98を
走行させるモータを作動させる信号、各エアシリンダ9
3、94、95、96の吸気弁を閉じ且つ排気弁を開く
様に各電磁弁81、82を作動させる信号、エアシリン
ダ93、94には第1圧力の圧縮空気を注入し、エアシ
リンダ95、96には第2圧力の圧縮空気を注入する様
に、各電磁弁81、82を作動させる信号を各々単独に
出す。
は、前記回転計測器からのベルト97、98の速さの情
報と該速さで走行するベルト97、98の経過した時間
との情報により走行距離を演算し、第1の実施の形態と
同様に、該演算された走行距離が例えば500mmとなる
と、エアシリンダ93、94には第2圧力の圧縮空気を
注入し、一方エアシリンダ95、96には第1圧力の圧
縮空気を注入し、以下該走行距離が500mmとなる毎に
同様にエアシリンダ93、94及びエアシリンダ95、
96の圧力を交互に変更するべく、電磁弁81、82に
作動信号を送り、方向切換弁を同時に作動させる。更
に、ベルト97、98が走行し単位時間当たりのベルト
97、98の走行距離を前記回転計測器が検出している
信号が入力されている時に、リミットスイッチ99、1
00の少なくとも一方からON状態となった信号が入力
されしかもこのON状態がマガジンロール35の設定さ
れた所定回転数、例えば4分の1回転する時間の間継続
すると、保持台51が上昇作動する様に両雄ねじ38を
回転させ、該状態で両方のリミットスイッチ99、10
0からOFF状態となった信号が入力されしかもこのO
FF状態が同じくマガジンロール35が4分の1回転す
る時間継続すると、両雄ねじ38の回転を停止する様
に、サーボモータ41を制御する信号を出す。ここでマ
ガジンロール35が4分の1回転する時間は、第1の実
施の形態と同様に求める。制御装置60bは各々の信号
を受けて、以上の様に制御する信号を出す。
ので、初期状態として次の様に準備する。運転者からの
手作業による入力により制御装置60bから信号を出
し、各電磁弁81、82を作動させエアシリンダ93、
94には第1圧力の圧縮空気を注入し、一方エアシリン
ダ95、96には第2圧力の圧縮空気を注入すること
で、各エアシリンダ93、94、95及び96はピスト
ンロッドが伸び切った状態となる。次いで運転者の手作
業による入力で、第1の実施の形態と同様に、マガジン
ロール35の両端の軸受を各々保持台51に載置した
後、保持台51を下降させ、マガジンロール35は、ベ
ルト97、98を介してロール90、91に当接され、
ロール90、91は下方へ押し下げられる。そこでロー
ル90、91がベルト97、98を介してリミットスイ
ッチ99、100に当たり、両リミットスイッチ99、
100がON状態となり、その信号が制御装置60bに
入力される。該信号を受けた制御装置60bは、第1の
実施の形態と同様に、サーボモータ41に、保持台51
の下降を停止し次いで上昇作動させる信号を出し、マガ
ジンロール35は下降を停止した後上昇する。マガジン
ロール35が上昇するとやがてリミットスイッチ99、
100の両方共がOFF状態となり、その信号を受けた
制御装置60bは、同様にサーボモータ41に、保持台
51の上昇を停止させる信号を出し、保持台51を停止
させる。
7、98を介してマガジンロール35に各々前記の力
で、圧接または接触した状態で待機する。次に運転者の
手作業による入力信号で、ベルト97、98が掛け渡さ
れた図示しないロールを回転駆動させベルト97、98
を走行させると、マガジンロール35もベルト97、9
8により回転させられる。該状態でベルト97、98と
同じ速さでベニヤレースにより切削された連続状の単板
102をベルト97、98上に案内し、単板102の先
端がマガジンロール35とベルト97、98との間を若
干量通過した時点で、ベニヤレース及びベルト97、9
8を停止させる。次いで運転者の手作業による入力信号
で、各エアシリンダ93、94、95、96の吸気弁を
閉じて圧縮空気の注入を中止且つ排気弁を開き各エアシ
リンダ内の圧縮空気を大気中に放出することで、各エア
シリンダ93、94、95、96の圧力を零とする。そ
こでロール90、91は自重によりベルト97、98と
共に下降する。その後、運転者の手作業で、前記通過し
た単板102の先端をマガジンロール35の周面に当て
た状態で、マガジンロール35を図20で反時計方向に
回転させて前記通過した単板102をマガジンロール3
5に数回転巻き付ける。次に同じく手作業で、ベルト9
7、98上で粘着面を上側としたガムテープ101の先
端を、図20に示す様に、マガジンロール35とベルト
97、98マガジンロール35に巻き付けられた部分の
単板102の下面に当接し、単板102の水分により接
着させる。
再び各電磁弁81、82を作動させエアシリンダ93、
94には第1圧力の圧縮空気を注入し、一方エアシリン
ダ95、96には第2圧力の圧縮空気を注入すると、ロ
ール90、91は上昇し、ベルト97、98を介してマ
ガジンロール35に各々前記の力で、圧接または接触し
た状態となる。この状態でベニヤレースでの単板切削を
再開し且つ及びベルト97、98を走行させると、単板
102は、ガムテープ101が接着されつつ、マガジン
ロール35に巻き取られ巻玉66の半径が順次大とな
る。またベルト97、98が走行することで制御装置6
0bは、同様に走行距離を演算し、該演算された走行距
離が500mmとなると、エアシリンダ93、94には第
2圧力の圧縮空気を、一方エアシリンダ95、96には
第1圧力の圧縮空気を各々注入するべく、各電磁弁8
1、82に信号を送り方向切換弁を同時に作動させ、以
下該走行距離が500mmとなる毎に、エアシリンダ9
3、94とエアシリンダ95、96との圧力を交互に変
更する。その結果、単板の巻取中に盛り上がった部分が
生じても、前記2つの実施の形態と同様の作用により、
支障なく巻取が行われるのである。
るが、マガジンロール35の位置は前記2つの実施の形
態と同様に変わらないので、ロール90、91が押し下
げられリミットスイッチ99、100が検知信号を出
す。このリミットスイッチ99、100からの検知信号
が、同様に、マガジンロール35が4分の1回転する時
間出続ければ、制御装置60bからの作動信号で保持台
51が上昇し、該上昇によりリミットスイッチ99、1
00の両方が検知信号を出さなくなりしかもこの状態が
同じくマガジンロール35が4分の1回転する時間継続
すると、制御装置60bからの作動信号で保持台51が
上昇を停止する。以上の様に単板102は巻玉状に巻か
れ、巻玉66が所定の半径となると、ベニヤレース及び
ベルト97、98を停止し、巻玉66を所定の場所で図
16と同様の装置により巻き戻しを行う。但し本実施の
形態では、糸に代えて単板の補強のためにガムテープ1
01を単板102に接着しつつ巻き取ったので、ガムテ
ープ101を回収する必要がなくボビン72は使用しな
い。
が、更に以下に変更例を示す。1、上記第1乃至第3の
実施の形態で、ベルト4またはベルト97、98を第2
圧力で巻玉66に接触させたが、必ずしも接触させる必
要はなく、例えば第1の実施の形態で第2圧力としてエ
アシリンダ26に圧縮空気を注入せず、図22の様にベ
ルト4と巻玉66との間に隙間を作る様にしても良い。
2、第1または第2の実施の形態では、ベルト4をマガ
ジンロール35または巻玉66に圧接する構成として、
例えば図4に示す様に回転駆動される回転軸2にプーリ
3を固定し、該プーリ3に掛け渡されたベルト4の裏面
に平板28を設け、該平板28にエアシリンダ26のピ
ストンロッド26aを当接させて設けたが、次の様に構
成しても良い。即ち、側面説明図である図23及び図2
3の一点鎖線L−Lでの断面で矢印方向を見た説明図で
ある図24に示す様に、ベルト4を掛け渡すプーリ10
5を、軸受(図示せず)を介してプーリ台106に回転
自在に備える。プーリ台106は基台(図示せず)に備
えられたガイド部材107により上下方向に案内され、
またプーリ台106の下方にはエアシリンダ108を設
け、設定された圧力の圧縮空気を注入することでピスト
ンロッド108aの先端をプーリ台106に当接させ
る。また図24に示す様にプーリ105の回転軸には歯
車109を固定し、定位置に設けられモータ(図示せ
ず)により回転駆動される回転軸110に固定された歯
車111との間に歯付ベルト112を掛け渡す。その結
果、プーリ105は上下動しても常に歯付ベルト112
により回転させられ、走行するベルト4がマガジンロー
ル35に圧接されることでマガジンロール35が回転さ
せられる。以上の様な構成を、ベルト4の走行方向と直
交する方向に必要な数設けるのである。尚、エアシリン
ダ108に注入する圧縮空気の圧力は、ベルト4がマガ
ジンロール35に圧接される力が、第1または第2の実
施の形態で必要とされる力となる様に各々設定する。ま
た巻玉の半径が大きくなりベルト4が所定量押し下げら
れたことを検出するために、本変更例ではリミットスイ
ッチを、マガジンロール35または巻玉に接触するベル
ト4の下方に配置すれば良い。
としてのベルト4または97、98を、マガジンロール
35に圧接させる圧接部材として、エアシリンダ26、
93、94、95、96を用いたが、エアシリンダに代
えて以下の様に備えても良い。例えば第2の実施の形態
で示した図18で、支持基台25、シリンダ26に代え
て図25及び図26に示す様に設ける。116は、平板
28の下方で各平板28に相対して設けられた回動板
で、各々軸受117により回動自在に支持されている。
各回動板116の先端の上面には圧縮バネ118の下端
を固定し、該圧縮バネ118の上端を平板28の下面に
当接させておく。回動板116の下方には、軸受(図示
せず)により定位置で回動自在に支持されサーボモータ
(図示せず)により回動停止自在の回転軸119を、ベ
ルト4の走行方向と直交する方向で16本のベルト4全
体に渡って配置する。回転軸119には、第2の実施の
形態で示した第1グループの各ベルト4の平板28に相
対する位置に、図25に示す形状のカム120を、また
第2の実施の形態で示した第2グループの各ベルト4の
平板28に相対する位置に、図26に示す様にカム12
0が半回転した状態のカム121を、各々固定する。該
状態では、第1グループでは、カム120により回動板
116が持ち上げられ、圧縮バネ118が縮められてい
るので平板28には大きな力が加わり、ベルト4が大き
な力でマガジンロール35に圧接されている。一方、第
2グループでは、カム121により回動板116が持ち
上げられる量が少なく、圧縮バネ118が縮められる量
が少ないので、平板28には小さな力が加わり、ベルト
4は小さな力でマガジンロール35に圧接されている。
尚、圧縮バネ118が縮められることで得られる力及び
縮められた状態から伸びることで得られる力の大きさ
は、圧縮バネ118のバネ定数やカム120、121の
形状を適宜選択することで決定すれば良い。
ば500mm走行すると、同様に制御装置(図示せず)か
らの信号によりサーボモータを作動させて回転軸119
を半回転させ停止させる。そこで、第1グループ側でカ
ム120は図26のカム121の状態となって圧縮バネ
118が伸びるため、ベルト4は小さな力でマガジンロ
ール35に圧接され、また第2グループ側でカム121
は図25のカム120の状態となって圧縮バネ118が
縮むため、ベルト4が大きな力でマガジンロール35に
圧接される。以下同様に、ベルト4が500mm走行する
毎に、制御装置からの信号により回転軸119を半回転
させ停止させることで、第1グループ及び第2グループ
のベルト4がマガジンロール35に圧接される力を、交
互に大または小とすることができる。このような圧縮バ
ネ118を用いる機構は、前記の図23、24で示した
変更例では次の様に構成する。図23で説明した構成の
エアシリンダ108に代えて、図27に示す様に、図2
5、26で説明した回動板116、軸受117、圧縮バ
ネ118、軸受(図示せず)により定位置で回動自在に
支持されサーボモータ(図示せず)により回動停止自在
の回転軸119及びカム120または121を配置する
のである。使用されるベルト4は、前記と同様に、第1
グループと第2グループとに分け、各グループのベルト
4に相対してカム120または121を半回転ずらした
状態で固定するのである。
等の走行体を所定の力でマガジンロール35に圧接させ
るエアシリンダ26、93、94、95、96または圧
縮バネ118とカム120、121の組み合わせ等の圧
接部材の力を、ベルト4、97、98の走行距離が50
0mmとなる毎に交互に切り換えたが、該走行距離は単板
の材質、厚さ等により適宜変更すれば良い。5、前項4
における圧接部材の力は、ベルト4、97、98の走行
距離ではなく、制御装置から出される作動信号により、
予め設定された時間毎に例えば2秒毎に同様に切り換え
ても良い。6、第1及び第2の実施の形態では、ベルト
4を2つのグループに分け各グループ全体のエアシリン
ダ26の圧力を交互に切り換えたが、両グループのベル
ト走行方向と直交する方向の外側から適数本のベルトだ
けのエアシリンダ26の圧力を、同様に第1圧力又は第
2圧力に切り換え、その他のエアシリンダ26の圧力は
第1圧力の2分の1程度で常に同じ圧力として構成して
も良い。7、第1乃至第3の実施の形態で、圧接部材の
力を大とする第1圧力として、エアシリンダ26、9
3、94、95、96の圧力を前記の様に設定したが、
この値は単板の材質、厚さ等により適宜変更すれば良
い。8、第1乃至第3の実施の形態及び上記示した変更
例で、信号発信部材の一例として示した、ベルト4等の
走行体の所定走行距離毎に出される信号により、エアシ
リンダ26、圧縮バネ118等の圧接部材の力を、第1
圧力となっていた圧力部材はより小さい第2圧力ヘ、ま
た第2圧力となっていた圧力部材はより大きい第1圧力
ヘと同時に切り換えたが、信号発信部材から信号が出さ
れた際に、次の様に圧力を変更しても良い。即ち該信号
が出されると、第2圧力となっていた圧接部材だけを第
1圧力ヘと切り換え、一旦全ての圧接部材を第1圧力と
した後に、該信号が出された際に第1圧力となっていた
圧接部材を第2圧力ヘと切り換え、次に信号発信部材か
ら信号が出されると、同じくこの時点で第2圧力となっ
ていた圧接部材だけを第1圧力ヘと切り換え、一旦全て
の圧接部材を第1圧力とした後に、該信号が出された際
に第1圧力となっていた圧接部材を第2圧力ヘと切り換
え、以下同様に圧力を変更するのである。9、第1乃至
第3の実施の形態及び上記示した変更例で、信号発信部
材の一例として示した、ベルト4等の走行体の所定走行
距離毎に出される信号により、エアシリンダ26、圧縮
バネ118等の圧接部材の力を、次の様に圧力を変更し
ても良い。即ち、例えば全ての圧接部材の圧力を前記第
1圧力の半分の圧力とし、信号発信部材から信号が出さ
れる毎に、全ての圧接部材の圧力を所定時間、減少又は
零とするのである。このように圧接部材の力を変更して
も、例えば図15に示した単板巻取中に生じた盛り上が
った部分65aは、若干緩んだ状態で巻き取られ巻玉6
6となるのである。尚、全ての圧接部材の圧力を減少又
は零とすと、巻玉を回転させようとする力が減少又は零
となり巻玉の回転早さが低下するので、該所定時間は巻
玉の回転早さが低下しても、良好に巻取が実施できるよ
うな時間を選択すれば良い。
0が検出する力は、前記の様にタッチロール6がマガジ
ンロール35または巻玉66にほぼ5キログラムの力で
圧接されるような値と該値より1割程度大きい値とした
が、この値は単板の材質、厚さ等により適宜変更すれば
良い。11、第1乃至第3の実施の形態では、ロードセ
ル20又はリミットスイッチ86の検出信号により、マ
ガジンロール35を上昇作動させ又は上昇停止させる
際、検出信号がマガジンロール35が4分の1回転する
時間の間出され続けることを条件としたが、この時間も
巻取の状態を見て単板の材質、厚さ等により適宜変更す
れば良い。12、第1の実施の形態で、巻玉半径検出部
材を構成する力検出器としてロードセルを示したが、他
に水晶の圧電効果を利用した水晶式センサ等力を検出す
ることができるものであれば何でも良い。13、第1の
実施の形態で、マガジンロール35を上下動させるため
の機構として、雄ねじ38等を用いたが、スプロケット
に掛け渡されたチェーンの一端を各保持台51に固定
し、該スプロケットをモータにより回転・停止させて上
下動させても良く、またエアシリンダの動力によりマガ
ジンロール35を上下動させる様にしても良い。
のベルト4または97、98を、マガジンロール35に
圧接させる際、各々ベルトの所定走行距離毎に圧接部材
として、エアシリンダ26、93、94、95、96の
圧力またはカム120、121を回転させて圧縮バネ1
18の力を変化させたが、通常は各ベルトを同じ力でマ
ガジンロール35または巻玉66に圧接させておき、前
記のような単板巻取時に単板の盛り上がった部分65a
が生じたことを検知した時に、該当する箇所のベルトが
圧接される力を変える様にしても良い。即ち該盛り上が
った部分65aは、巻玉66の搬入側の直前位置で且つ
単板走行方向と直交する方向の両端側に生じるので、例
えば第1の実施の形態においては、ベルト4の走行方向
と直交する方向の両端の各ベルト4の上方に、図28に
示す様に、リミットスイッチ123を各々1個配置す
る。各ベルト4のエアシリンダ26の圧力は、第1の実
施の形態と同様に、第1及び第2グループに分けて変更
可能とし、通常は各エアシリンダ26は全て第1の実施
の形態で説明した第1圧力の半分の圧力に設定してお
き、同様にマガジンロール35への単板の巻取を行う。
この単板巻取中に、仮に第1グループ側の外側で該盛り
上がった部分65aが発生すると、対応する位置にある
リミットスイッチ123がON状態となる。このON状
態の信号を受けた制御装置が作動信号を出し、第1グル
ープのエアシリンダ26の圧力を、第1の実施の形態で
の第2圧力に変更する。そこで、盛り上がった部分65
aは巻玉66とタッチロール6の間を通過することがで
き、同様に巻き取られ巻玉66となり、盛り上がった部
分65aが無くなる。その結果ON状態であったリミッ
トスイッチ123がOFF状態となり、このOFF状態
の信号を受けた制御装置が作動信号を出し、第2圧力と
なっていた第1グループのエアシリンダ26の圧力を第
1圧力の半分の圧力に変更するのである。第2グループ
側の外側で該盛り上がった部分65aが発生した場合
も、前記と同様に第2グループ側のエアシリンダ26の
圧力を変更する。以上の様に構成し制御すれば、樹種や
単板の厚さが厚いため比較的盛り上がった部分65aが
発生することが少ない場合に、有効である。また上記の
様に2個のリミットスイッチ123を設け、リミットス
イッチ123が適宜設定された走行距離で設定された回
数以上ON状態となることがあるか否かを制御装置で判
断し、該設定された回数以上ON状態となる場合には、
制御装置から作動信号を出し、以後は第1の実施の形態
と同様に所定走行距離毎に自動的に、第1グループと第
2グループのエアシリンダ26の圧力を、第1圧力また
は第2圧力と交互に切り換える様にしても良い。
ロール35への巻取が進み巻玉の半径が大となると、マ
ガジンロール35を雄ねじ38等の間隔変更部材により
上昇させる様に構成したが、以下に説明する様にマガジ
ンロール35自身は上下動せず定位置であって、走行体
を作動装置により下降させる様に構成しても良い。この
場合を、第2の実施の形態の場合と同様に、ベルト4だ
けがマガジンロール35または巻玉に圧接される装置で
説明する。該装置は平面の一部説明図である図29、図
29の一点鎖線N−Nでの断面で矢印方向を見た図であ
る図30、図29の一点鎖線P−Pの断面で矢印方向を
見た図である図31に示す様に構成する。126はベル
ト4の走行方向と直交する方向の両外側に各々配置され
た支柱である。両支柱126には、軸受(図示せず)を
介して1本のシャフト127の両端を従動回転自在に支
持し、シャフト127には、同じくベルト4の走行方向
と直交する方向の両外側に、各々軸受128を介して、
ベルト4の保持部材の一部となる回動アーム129をシ
ャフト127を中心として回動自在に設ける。両回動ア
ーム129の先端には、軸受130を介して1本のシャ
フト131の両端を従動回転自在に支持し、シャフト1
31には間隔をおいてプーリ132を例えば16個固定
する。一方シャフト127にはプーリ132と相対する
位置にプーリ133を各々固定し、各相対するプーリ1
32、133にはベルト4を掛け渡す。またシャフト1
27において、隣合うプーリ133の間にはベルト13
4が掛け渡されたプーリ(図示せず)を固定し、シャフ
ト127の支柱126より外側の端部に固定された鎖歯
車135にモータ136の回転をチェーン137を介し
て伝え回転させることで、ベルト4及び134を矢印の
方向に走行させる。一方、ベルト4の走行方向と直交方
向の両側にある回動アーム129の間には、両端を各々
回動アーム129に固定され回動アーム129と一体に
回動する支持板138を設ける。この支持板138上で
各ベルト4の下方には、図31に示す様に、ベルト4の
走行方向上手側の端部が軸受139により回動自在に支
持され幅がベルト4と等しい平板140を設け、平板1
40の該方向下手側の下方には支持板138上にエアシ
リンダ141を固定し、該エアシリンダ141に後述す
る圧力の圧縮空気が注入されるとそのピストンロッドの
先端が平板140の下面に当接される。同じく支持板1
38上には、ベルト4の走行方向と直交方向の両端にあ
るベルト4の下方には、平板140が所定量下降したこ
とを検知する巻玉半径検出部材としてのリミットスイッ
チ142を各々設ける。
0に示す様に、各々エアシリンダ143を設け、エアシ
リンダ143のピストンロッド143aの先端と回動ア
ーム129の下面に設けた係止部とをピン144により
連結する。エアシリンダ143のサイズ及びエアシリン
ダ143に注入する初期状態の圧縮空気の圧力は、各エ
アシリンダ142に後述する圧力の圧縮空気が注入され
た状態において、エアシリンダ143に圧縮空気が注入
されるとピストンロッド143aがストロークエンドま
で前進し、図30に示す様に回動アーム129がほぼ水
平に支持される様に、各々の値を設定する。尚、この設
定された圧力の圧縮空気を注入した後、エアシリンダ1
43の圧縮空気注入口を閉じ、以後のエアシリンダ14
3の圧縮空気は、リミットスイッチ142からの検出信
号を受けた制御装置(図示せず)からの作動信号で、後
述する様に制御される。16本のベルト4は、第1及び
第2グループに分けられ、各グループのエアシリンダ1
41の圧力は、制御装置(図示せず)からの作動信号に
よりベルト4の走行距離毎に第1圧力または第2圧力に
交互に変更される作動は、第2の実施形態と同様であ
る。一方、従動回転自在のマガジンロール35は、単板
巻取時は第2の実施形態の様に上下動せず定位置にあ
り、また第2の実施形態の様に移動し糸を供給するノズ
ル31は設ける。
34及び4により単板を搬送しつつ糸と共にマガジンロ
ール35に巻き付け巻玉とするが、第2の実施形態と同
様に、ベルト4の圧力が第1圧力または第2圧力に変化
するので同様の効果が得られる。また巻取が進みマガジ
ンロール35に巻き付けられた巻玉の半径が徐々に大き
くなると、巻玉がベルト4を押す力も徐々に大となる
が、マガジンロール35の上下方向の位置は変わらず、
しかも回動アーム129もエアシリンダ143によりほ
ぼ水平に支持され続けているので、図31の状態からベ
ルト4及び平板140だけが下方に押され、支持板13
8に対し平板140が徐々に回動下降し、平板140と
支持板138との間隔が狭くなる。リミットスイッチ1
42は前記の様に支持板138上に設けられているの
で、回動下降する平板140がやがてリミットスイッチ
142に当接され、リミットスイッチ142がON状態
となるとこの信号が制御装置に伝達される。該信号を受
けた制御装置からの作動信号でエアシリンダ143の排
気弁を開き、前記初期状態において注入されていた圧縮
空気を大気中へ排出する。そこで回動アーム129を支
えるエアシリンダ143の力が小さくなり、ピストンロ
ッド143aがエアシリンダ143内に後退し、回動ア
ーム129が回動下降する。該下降により支持板138
と巻玉との間隔は広がるが、平板140はエアシリンダ
141により常に上向きの力を受けているので、平板1
40は回動アーム129が回動下降しても殆ど下降せ
ず、平板140と支持板138との間隔が広がり、リミ
ットスイッチ142が平板140から遠ざかる。その結
果、リミットスイッチ142がOFF状態となり、この
信号が制御装置に伝達されると、制御装置は作動信号を
出しエアシリンダ143の開いていた前記排気弁を閉じ
る。そこでピストンロッド143aのエアシリンダ14
3内への後退が停止し、回動アーム129の回動下降も
停止し水平な状態から若干傾斜した状態でエアシリンダ
143により支持され、該状態で前記と同様にベルト4
が巻玉に圧接され単板の巻取が継続して行われる。以
後、更に巻玉の半径が大となってリミットスイッチ14
2がON状態となる毎に、前記と同様に、エアシリンダ
143の排気弁を開閉し、回動アーム129を若干量下
降回動させ巻取を行うのである。
径を検出するためにロードセル20、リミットスイッチ
86、リミットスイッチ99、100及びリミットスイ
ッチ142を用いたが、巻玉の半径方向に間隔をおいて
配置した複数の投光器と受光器からなる光電スイッチで
も良く、要は巻玉の半径を検出することのできるもので
あれば何でも良い。17、以上示した第1及び第2の実
施の形態においては、タッチロール6をマガジンロール
35又は巻玉66により従動回転させる様に構成した
が、単板の樹種よってはこのタッチロール6を回転させ
る抵抗により巻玉66の周速がベルト4の速さより小さ
くなることがある。一方単板はベルト4によりベルト4
の速さで搬送されているので、巻玉66の搬入側で単板
に弛みが発生し、やがて単板が折り重なって巻き取られ
てしまうのである。そこで、図示はしないが、タッチロ
ール6をモーター等の駆動源によりベルト4と同じ向き
で且つベルト4の速さより若干大きい周速で駆動回転さ
せる様にすれば、巻玉66がタッチロール6を回転させ
る抵抗はなくなり、前記弛みが発生することがない。1
8、以上の説明では単板がマガジンロール35に巻き取
られ巻玉となった半径を検出して、マガジンロール35
と全ての走行体との間隔を変更する間隔変更部材により
両者の間隔を変更する様に構成したが、該間隔変更部材
は必ずしも設けなくてよく、例えば図17、18を用い
て説明した第2の実施の形態で、ピストンロッドの長い
エアシリンダ26を用い、該ピストンロッドの伸縮する
範囲内で巻玉の大径化に対応して単板の巻取を行う様に
しても良い。19、以上の説明でマガジンロール35
を、その重量が、ベルト4及びタッチロール6から上向
きの力を受けても、軸受33が支持部52から上方に離
れてしまわないような大きさに構成したが、図示しない
が、保持台51の支持部52に軸受33を載置した後、
軸受33の上部から軸受33を支持部52との間で挟持
する当板をボルトにより保持台51に固定しても良く、
この場合はマガジンロール35の重量を小さくすること
ができる。
載された本発明によれば、単板は蛇行することなくまた
折り重なった状態で巻き取られることも殆どなく良好に
巻き取られるため、巻取時での歩留りが向上しまた品質
も向上する。また下記の請求項に記載された発明は次の
ような効果もある。 請求項2乃至11、請求項14乃至16:盛り上がった
部分65aを検知するための弛み検出器を必要とするこ
となく、所定の動作を繰り返すだけで巻取を実施するこ
とができる。 請求項12:弛み検出器から検出信号が出された時だ
け、圧接部材の力を変更するので、装置の構成部材の消
耗が少ない。
明について説明したが、次に請求項17乃至19項に記
載された発明(以下関連発明という)を説明する。この
関連発明の属する技術分野は、請求項1乃至請求項16
に記載された発明と同じく、単板の巻取装置に関するも
のである。この関連発明が解決しようとする課題は、以
下の通りである。従来の単板の巻取装置は、例えば図3
3に示すように、従動回転自在の単板を巻き付けるマガ
ジンロール155と、単板搬送方向上手側の定位置で回
転駆動されるロール(図示せず)との間にベルト156
が掛け渡されたタッチロール157が設けられている。
このタッチロール157は任意の点を中心として回動す
ることで上下動自在であり、当初は該回転駆動されるロ
ールとほぼ同一水平線上の位置でマガジンロール155
に下方よりベルト156を介して圧接されている。これ
ら構成でマガジンロール155に巻かれた単板の巻玉1
59の半径を、特開昭60−23006号公報に記載さ
れた装置のように、単板の厚さとベルトで搬送された単
板長さから算出し、算出して得られた値に応じてマガジ
ンロール155を上昇させるように制御することが行わ
れていた。しかるに単板の巻取装置では、単板の厚さや
材質によりマガジンロールの半径方向で単板を隙間なく
巻き取ることは困難となることがあり、この場合は算出
して得られた巻玉の半径の値より実際の巻玉の半径が大
となる。そのため、算出して得られた巻玉の半径の値に
応じてマガジンロールが上昇する量より巻玉の半径が増
加する量が多くなり、該回転駆動されるロールとほぼ同
一水平線上の位置にあったタッチロールがベルトと共に
最初に設定された位置から回動下降する。そのため、タ
ッチロールが巻玉に当接される位置が、巻玉の回転中心
を通る鉛直線上からずれてしまい、ベルトから巻玉に与
えられる回転力が小さくなってベルトの速さより巻玉の
周速が小さくなる。その結果、ベルト上で単板が折り重
なり、この状態で単板が巻き取られることで、折り重な
った箇所が傷として残ったり、該箇所で破れたりするこ
とで、品質を低下させたり歩留りを低下させていた。
ための手段は、以下の通りである。従動回転自在に支持
され単板を巻き付けるマガジンロールと、マガジンロー
ルを上下動させる作動装置と、マガジンロールの下方に
位置し、マガジンロールに圧接される従動又は駆動回転
自在のロールと、マガジンロールの下方に位置し、マガ
ジンロールの軸中心線の方向と直交する方向で各々が同
じ向きで走行する複数本のベルトと、各ベルトを所定の
力でマガジンロールに圧接させる圧接部材と、前記ロー
ルがマガジンロールから受ける力を検出する力検出器
と、力検出器から、ロールがマガジンロールから設定値
以上の力を受けたことの検出信号が出されるとマガジン
ロールを上昇させ、また力検出器から、ロールがマガジ
ンロールから受ける力が設定値となった信号が出される
と該上昇を停止する様に、前記作動装置に作動信号を出
す制御装置を備えて単板の巻取装置を構成する。また従
動回転自在に支持され単板を巻き付けるマガジンロール
と、マガジンロールを上下動させる作動装置と、マガジ
ンロールの下方に位置し、マガジンロールの軸中心線と
平行な軸中心線を有し軸中心線の方向で間隔を置いて配
置され、所定の力で且つ通常上下方向の所定位置でマガ
ジンロールに圧接される従動又は駆動回転自在のロール
と、マガジンロールの下方に位置し、マガジンロールの
軸中心線の方向と直交する方向で各々が同じ向きで該間
隔を通って走行する複数本のベルトと、各ベルトに備え
られ、各ベルトを所定の力でマガジンロールに圧接させ
る圧接部材と、前記タッチロールがマガジンロールから
受ける力を検出する力検出器と、力検出器から、タッチ
ロールがマガジンロールから設定値以上の力を受けたこ
との検出信号が出されるとマガジンロールを上昇させ、
また力検出器から、タッチロールがマガジンロールから
受ける力が設定値となった信号が出されると該上昇を停
止する様に、前記作動装置に作動信号を出す制御装置を
備えて単板の巻取装置を構成しても良い。更に従動回転
自在に支持され単板を巻き付けるマガジンロールと、マ
ガジンロールを上下動させる作動装置と、マガジンロー
ルの下方に位置し、マガジンロールの軸中心線と平行な
軸中心線を有し軸中心線の方向で間隔を置いて配置さ
れ、所定の力で且つ通常上下方向の所定位置でマガジン
ロールに圧接される従動又は駆動回転自在のロールと、
マガジンロールの下方に位置し、マガジンロールの軸中
心線の方向と直交する方向で各々が同じ向きで該間隔を
通って走行する複数本のベルトと、各ベルトに備えら
れ、各ベルトを所定の力でマガジンロールに圧接させる
圧接部材と、前記タッチロールがマガジンロールから受
ける力を検出する力検出器と、力検出器から、タッチロ
ールがマガジンロールから設定値以上の力を受けたこと
の検出信号が、ベルトが所定距離走行する間又は所定時
間継続した場合に、マガジンロールを上昇させ、また、
力検出器から、タッチロールがマガジンロールから受け
る力が設定値となった信号が出されると該上昇を停止す
る様に、各々前記作動装置に作動信号を出す制御装置を
備えて単板の巻取装置を構成しても良い。尚、ロールの
軸中心線とは、ロールの回転中心を結ぶ仮想線即ちロー
ルの長手方向と直交する各断面での回転中心を結ぶ仮想
線を指す。
形態を、第4の実施の形態として説明する。第4の実施
の形態は、第1の実施の形態で説明した巻取装置におい
て、次の部材及び検出器42は取り除き後述するように
構成し、その他の構成は同様の配置で用い、また制御装
置60cは後述するように構成する。即ち第1の実施の
形態で説明した巻取装置において、マガジンロール35
に対し下方から当接されるベルト4及びタッチロール6
と、これらベルト4及びタッチロール6を支持する各部
材即ち軸受1、回転軸2、プーリ3、軸受9、軸10、
ロール11、第1アーム12、回転軸13、軸受14、
圧縮バネ15、ストッパー16、ストッパー17、第2
アーム18、エアシリンダ19、ロードセル20、基台
25、エアシリンダ26、軸受27、平板28、図5に
示した圧縮空気を供給するための各部材、糸30、ノズ
ル31を取り除き、以下のように構成する。マガジンロ
ール35に対し下方から当接される部材として、正面説
明図である図34に示すように、上下方向のガイド部材
(図示せず)により上下に案内される軸受162により
従動回動自在に2個のロール164を支持する。各ロー
ル164には、各々幅広のベルト166が図示しない回
転駆動・停止自在のロールとの間に掛け渡され、回転駆
動時には、図34の一点鎖線R−Rより矢印方向を見た
図で便宜上マガジンロール35を二点鎖線で示した平面
説明図である図35、及び図35の一点鎖線S−Sでの
断面で矢印方向を見た側面説明図である図36におい
て、矢印で示す方向に同速でベルト166が走行させら
れている。軸受162は、各々シリンダ168に後述す
る圧力の圧縮空気が供給されて上方への力を受け、巻取
時は各ロール164がベルト166を介してマガジンロ
ール35に圧接されている。単板の巻取を行うためにマ
ガジンロール35に各ロール164を圧接させるべく各
シリンダ168に供給する圧縮空気の圧力は(以下巻取
状態の圧力という)、単板の厚さや材質により決定すれ
ば良いが、例えば1個のロール164が10Kgの力でマ
ガジンロール35に圧接されるように、ロール164等
の自重を考慮し決定する。尚、この巻取状態の圧力が、
後述するようにマガジンロール35が図36に点線で示
す上方の位置で待機している時、各シリンダ168に供
給されると、各シリンダ168のピストンロッドが伸び
きり、図36に示すロール164の位置から20mm程度
上昇した位置となる。また各シリンダ168の電磁弁
(図示せず)に作動信号を送ることで、各エアシリンダ
168への吸気弁を閉じ且つ排気弁を開く様に作動さ
せ、各ロール164がベルト166を介してマガジンロ
ール35に圧接される力を零とする(以下開放状態の圧
力という)ことでマガジンロール35とベルト166と
の間に隙間を作ることもできる。尚、マガジンロール3
5の自重は、巻取状態の圧力が各シリンダ168に供給
され各ロール164が上方に押し上げる力及び後述する
エアシリンダ176の圧力によりロール170が上方に
押し上げる力がマガジンロール35に作用しても、マガ
ジンロール35が保持台51から持ち上がってしまわな
い程度の大きさとする。
上一部だけを示し、図35と図36とには全体を示した
ように、マガジンロール35に巻き付けられた単板から
受ける力を検出するための力検出器を配置する。この力
検出器は、一端側でマガジンロール35に当接されるロ
ール170を従動回転自在に支持する屈曲アーム172
と、基台(図示せず)に固定され屈曲アーム172を回
動自在に支持する軸174とを有している。又、屈曲ア
ーム172の他端側では、図36で軸174までの左右
方向の距離Xが、同じくロール170と軸174までの
左右方向の距離Xと等しくなる位置で、下方で基台17
5に備えたエアシリンダ176のピストンロッドの上方
先端とピン177により回動自在に連結する。ピン17
7の上方で屈曲アーム172には凸部184を設け、ま
た凸部184の上方には基台178に圧縮バネ180の
上端を固定し、圧縮バネ180の下端にはロードセル1
82を固定する。エアシリンダ176に供給する圧縮空
気は、屈曲アーム172を下方に引く方向に作用させ、
またその圧力は、マガジンロール35が図36に実線で
示した位置から点線で示す位置に上昇して待機しロール
170と当たらぬ状態で、ロール170を図36の状態
に保持するために必要な力より若干大きい力が得られる
ように各部材の自重を考慮して設定する。その結果、マ
ガジンロール35が点線で示す位置に待機した状態で
は、前記設定された圧力の圧縮空気がエアシリンダ17
6に供給されると、屈曲アーム172は図36で時計方
向に回動し続けようとするが、基台175に設けたスト
ッパー188に屈曲アーム172が当接されることで回
動が阻止され、屈曲アーム172が図36で示す状態に
保たれる。また屈曲アーム172がストッパー188に
当接された時、ロードセル182と凸部184との間に
は若干隙間ができるように各部材の長さを決定する。更
には、単板の補強のために、水分に触れると粘着力が出
るリールに巻き取られた公知のガムテープ101を、図
36に示すように、単板の繊維方向の両端部に接着する
ように2箇所配置する。尚、図34、35において両ロ
ール164の間は、軸受162及びロードセル182等
の力検出器を配置するため間隔ができるが、これら部材
の大きさを考慮することで該間隔をできるかぎり小さく
することが単板を搬送するために望ましい。186は図
36において、屈曲アーム172が反時計方向に大きく
回動することでロードセルが破損することを防止するた
めのストッパーである。
作用する力は常に検出されており、運転者からの手動信
号、ロードセル182からの情報が入力されることで、
サーボモータ41を次の様に制御する信号を出す制御装
置60cを設ける。即ち、マガジンロール35が図36
で点線で示すようにロール170から上方に離れた状態
で、マガジンロール35が載置された保持台51が下降
している時、凸部184がロードセル182を押すこと
でロードセル182で検出される荷重が例えば600g
となった信号を受けると、保持台51が下降作動を停止
し次いで上昇作動する様に両雄ねじ38を回転させ、保
持台51が上昇している状態で該荷重が500gとなっ
た信号をロードセル182から受けると、両雄ねじ38
の回転を停止する様に、サーボモータ41を制御する信
号を出す。また保持台51が上下動を停止即ちサーボモ
ータ41が停止している時、ロードセル182で検出さ
れる荷重が600gとなった信号を受けると、制御装置
60cは保持台51が上昇作動する様に両雄ねじ38を
回転させ、その状態で該荷重が500gとなった信号を
ロードセル182から受けると、両雄ねじ38の回転を
停止する様に、サーボモータ41を制御する信号を出
す。また運転者からの手作業による入力により後述する
様に、サーボモータ41を希望する方向に回転させる信
号、前記図示しない回転駆動・停止自在のロールを制御
することでベルト166を走行又は停止させる信号、各
エアシリンダ168を巻取状態の圧力とするべく吸気弁
及び排気弁を作動させる信号、各エアシリンダ168を
開放状態の圧力とするべく吸気弁及び排気弁を作動させ
る信号を各々単独に出す。
ので、初期状態として次の様に準備する。マガジンロー
ル35が図36に点線で示す上方の位置で保持台51に
載置されて待機し又エアシリンダ176に前記設定され
た圧力の圧縮空気を供給した状態において、運転者から
の手作業による入力により制御装置60cから各エアシ
リンダ168に巻取状態の圧力を供給する作動信号を出
すと、圧縮空気が供給され、各エアシリンダ168のピ
ストンロッドが伸び切った状態となり、前記のようにロ
ール164は、図36に示す位置から20mm程度上昇し
た位置で待機する。次いで運転者の手作業による入力
で、第1の実施の形態と同様に、サーボモータ41を作
動させ保持台51を下降させる。やがてマガジンロール
35は、ベルト166を介してロール164に当接さ
れ、ピストンロッドがエアシリンダ168内ヘ押し込ま
れロール164は下降する。マガジンロール35が図3
6の実線で示す位置まで下降するとロール170にも当
接され、屈曲アーム172が図36で反時計回りに回動
し屈曲アーム172に備えた凸部184がロードセル1
82を押圧する。ロードセル182で検出される荷重が
600gとなった信号を受けると、制御装置60cは保
持台51が下降作動を停止し次いで上昇作動する様に両
雄ねじ38を回転させ、保持台51が上昇している状態
で該荷重が500gとなった信号をロードセル182か
ら受けると、両雄ねじ38の回転を停止する様に、サー
ボモータ41を制御する信号を出すその結果、マガジン
ロール35は図36の実線で示す位置とほぼ同じ位置
で、ベルト166とロール170に圧接された状態で待
機する。
ルト166が掛け渡された図示しないロールを回転駆動
させベルト166を走行させると、マガジンロール35
もベルト166により回転させられ、またロール170
もマガジンロール35により回転させられる。該状態で
ベルト166と同じ速さでベニヤレースにより切削され
た連続状の単板190をベルト166上に案内し、単板
190の先端がマガジンロール35とベルト166との
間を若干量通過した時点で、同じく手作業による入力信
号でベニヤレース及びベルト166を停止させる。次い
で運転者の手作業による入力信号で、各エアシリンダ1
68を開放状態の圧力とすると、ロール164の自重に
よりピストンロッドがエアシリンダ168内ヘ押し込ま
れ、ロール164はベルト166と共に下降する。次に
運転者の手作業により、前記通過した単板190の先端
をマガジンロール35の周面に当てた状態で、マガジン
ロール35を図36で反時計方向に回転させて前記通過
した単板190を、図37に示すようにマガジンロール
35に数回転巻き付け、この時ベルト166上の単板1
90に弛みが無い状態とする。次に同じく手作業で、粘
着面を上側としたガムテープ101の先端を、単板19
0の繊維方向の両端部において、図37に示す様に、単
板190がマガジンロール35に巻き付けら形成された
巻玉192の下部の面に当接し、単板190の水分によ
り接着させる。次いで運転者の手作業による入力信号
で、各エアシリンダ168には再び巻取状態の圧力を供
給する作動信号を出すとロール164は上昇し、図37
に示すようにベルト166を介して巻玉192に各々前
記の力で圧接される。次に同じく手作業による入力信号
で、ベニヤレースでの単板切削を再開し且つ及びベルト
166を走行させると、単板190は、ガムテープ10
1が接着されつつ、マガジンロール35に巻き取られ巻
玉192の半径は順次大となる。
ガジンロール35の位置はサーボモータ41を作動させ
る信号が出るまでは前記3つの実施の形態と同様に変わ
らないので、巻玉192の大径化によりロール170が
押し下げられる。そこで屈曲アーム172が図37で反
時計回りに回動させられ、屈曲アーム172に備えた凸
部184がロードセル182を押圧する。ロードセル1
82で検出される荷重が増大し600gとなった信号を
受けると、制御装置60cは保持台51が上昇作動する
様に両雄ねじ38を回転させ、ロードセル182で検出
される荷重が減少し500gとなった信号をロードセル
182から受けると、両雄ねじ38の回転を停止する様
に、サーボモータ41を制御する信号を出す。その結
果、マガジンロール35は図37の位置から若干上昇し
た位置で単板190の巻取動作を続け、巻取動作中に巻
玉192の半径が増大しロードセル182で検出される
値が上記値となる毎に同様の動作を繰り返す。以上の様
に単板190はマガジンロール35に巻き取られ、巻玉
192が所定の半径となると、運転者の手作業による入
力信号でベニヤレース及びベルト166を停止し、巻玉
192をマガジンロール35と共に所定の場所ヘ移動さ
せで図16に示した装置と同様の装置により巻き戻しを
行う。但し本実施の形態では、糸に代えて単板の補強の
ためにガムテープ101を単板190に接着しつつ巻き
取ったので、ガムテープ101を回収する必要がなくボ
ビン72は使用しない。
明においては、マガジンロールに巻き取られた巻玉の半
径の増大を、巻玉の外周に当接されたロールが巻玉から
受ける力により検出するため、単板の厚さや材質に関係
なく巻玉の状態を直接検出することができる。また巻玉
の半径の増大を、ロードセル182の様に、ロールが受
けた力により伸縮する金属等の物質の伸縮量を、電気抵
抗等の変化として電気的に検出するので、僅かな半径の
増大であっても検出することができる。そしてこれら検
出された情報でマガジンロールを上昇させるので、巻玉
に対し、巻玉の回転中心を通る鉛直線上でベルトを介し
てロールを圧接させることができ、ベルトから巻玉に与
えられる回転力が殆ど変わらず、ベルトの速さと巻玉の
周速とをほぼ同一とすることができるので、前記従来装
置での問題点が解消される。ロール164の下降を基台
に設けたリミットスイッチで検出することも考えられる
が、リミットスイッチでもOFFからONとなる場合
と、OFFからONとなる場合とでは作動する位置が異
なるため、正確な位置を検出することができず、従来装
置の問題は解決できない。
発明の実施の形態としては、先に示した第1の実施の形
態が該当し、また変更例として先に示した変更例の1乃
至16、17及び19が該当するが、重複するので説明
は省略する。この請求項18及び19に記載された関連
発明では、第1の実施の形態の説明から明らかな様に、
次の効果が有る。即ち、第4の実施の形態と同様に巻玉
の半径の増大をロードセルにより力として検出し、検出
された情報でマガジンロールを上昇させるので、巻玉に
対するベルトの圧接位置をほぼ同一位置とすることがで
き、第1圧力または第2圧力となった状態でベルトから
巻玉に作用する力をほぼ同一とすることができる。その
結果、単板を良好に巻き取ることができる。また脆弱な
材質の単板や厚さが例えば0.6mmと薄い単板の場合、
第1の実施の形態においてベルト4だけを巻玉66に圧
接して巻き取る構成とすると、隣り合うベルト4の間で
単板が自重により撓んで折れてしまい、単板として使用
不能となってしまうが、タッチロール6のウレタンゴム
5が単板65に、前記のような小さな力で接触した状態
で巻取が行われるので、撓むことが防がれて巻き取るこ
とができる。またタッチロール6が、マガジンロール3
5の軸中心線方向で、巻玉66全体に当接されるので、
巻玉66がテーパ状とならずほぼ円柱上となる。尚、請
求項18及び19に記載された関連発明の実施の形態と
なる前記第1の実施の形態の変更例としてとしては、第
1の実施の形態において、ベルトから巻玉に作用する力
を前記の第1圧力または第2圧力と変更する構成を、削
除して実施しても良い。
発明においても、力検出器は、ロードセル等の歪みゲー
ジを利用したものの他に水晶の圧電効果を利用した水晶
式センサ等力を検出できるものであれば何でも良い。ま
たこれら関連発明においても、先に示した変更例の19
で述べた様に、マガジンロール35の重量を、例えば第
4の実施の形態で示した様に、各ロール164が上方に
押し上げる力及びロール170が上方に押し上げる力が
作用しても、マガジンロール35が保持台51から持ち
上がってしまわない程度の大きさとしたが、図示しない
が、保持台51の支持部52に軸受33を載置した後、
軸受33の上部から軸受33を支持部52との間で挟持
する当板をボルトにより保持台51に固定しても良く、
この場合はマガジンロール35の重量を小さくすること
ができる。また請求項18及び19に記載された関連発
明の実施の形態となる前記第1の実施の形態において、
タッチロール6はベルト4の速さと同じか若干速い周速
で、別に設けた駆動源により回転駆動させても良い。以
上のように、関連発明においては、単板を良好に巻き取
ることができる効果が有る。
説明図である。
側面説明図である。
た図である。
る。
た図である。
た図である。
た図でマガジンロール35を実線で示した図である。
を見た図である。
る。
を見た図である。
ある。
を見た図である。
を見た図である。
を見た図である。
平面説明図である。
を見た側面説明図である。
Claims (19)
- 【請求項1】 従動回転自在に支持されベニヤ単板を巻
き付けるマガジンロールと、 マガジンロールの下方に位置し、マガジンロールの軸中
心線の方向に適宜間隔をおいて設けられ該軸中心線の方
向と直交する方向で各々が同じ向きに駆動走行させられ
る複数の走行体と、 各走行体に備えられ、各走行体を所定の力でマガジンロ
ールに圧接させる圧接部材と、 圧接部材の前記力を変更するための信号を出す信号発信
部材と、 信号発信部材から検出信号が出されると、該信号に対応
する時間、少なくとも一部の圧接部材の前記圧接させる
力を、小又は零とする様に圧接部材に作動信号を出す制
御装置とを備えたベニヤ単板の巻取装置。 - 【請求項2】 従動回転自在に支持されベニヤ単板を巻
き付けるマガジンロールと、 マガジンロールの下方に位置し、マガジンロールの軸中
心線の方向に適宜間隔をおいて設けられ該軸中心線の方
向と直交する方向で各々が同じ向きに駆動走行させられ
る複数の走行体と、 各走行体に備えられ、各走行体を所定の力でマガジンロ
ールに圧接させる圧接部材と、 各走行体を走行自在に保持する保持部材と、 圧接部材の前記力を変更するための信号を出す信号発信
部材と、 マガジンロールと保持部材との間隔を変更する間隔変更
部材と、 マガジンロールに巻き取られ巻玉状となったベニヤ単板
の半径を検出する巻玉半径検出部材と、 信号発信部材から検出信号が出されると、圧接部材の前
記圧接させる力を該検出信号に対応する時間、小又は零
とする様に圧接部材に作動信号を出し、また巻玉半径検
出部材から検出される半径が所定量となるとマガジンロ
ールと保持部材との間隔を広げる様に間隔変更部材に作
動信号を出し又広げられた該間隔が設定量となると間隔
変更部材に作動停止信号を出す制御装置とを備えたベニ
ヤ単板の巻取装置。 - 【請求項3】 従動回転自在に支持されベニヤ単板を巻
き付けるマガジンロールと、 マガジンロールの下方に位置し、マガジンロールの軸中
心線の方向に適宜間隔をおいて設けられ該軸中心線の方
向と直交する方向で各々が同じ向きに駆動走行させられ
る複数の走行体と、 各走行体に備えられ、各走行体を所定の力でマガジンロ
ールに圧接させる圧接部材と、 圧接部材の前記力を変更するための信号を出す信号発信
部材と、 前記軸中心線の方向で中央より両側にある圧接部材にお
いて、最初に一方側の少なくとも1個の圧接部材の前記
力を第1の力、他方側の少なくとも1個の圧接部材の前
記力を第1の力より小さい第2の力とし、信号発信部材
から検出信号が出されると、前記少なくとも1個の圧接
部材で第1の力となっていた圧接部材の力を第2の力
に、また第2の力となっていた圧接部材の力を第1の力
と変更し、以下信号発信部材から検出信号が出される毎
に、同様に圧接部材の力を交互に変更する様に各々圧接
部材に作動信号を出す制御装置とを備えたベニヤ単板の
巻取装置。 - 【請求項4】 従動回転自在に支持されベニヤ単板を巻
き付けるマガジンロールと、 マガジンロールの下方に位置し、マガジンロールの軸中
心線の方向に適宜間隔をおいて設けられ該軸中心線の方
向と直交する方向で各々が同じ向きに駆動走行させられ
る複数の走行体と、 各走行体に備えられ、各走行体を所定の力でマガジンロ
ールに圧接させる圧接部材と、 圧接部材の前記力を変更するための信号を出す信号発信
部材と、 前記軸中心線の方向で中央より両側にある圧接部材にお
いて、最初に一方側の少なくとも1個の圧接部材の前記
力を第1の力、他方側の少なくとも1個の圧接部材の前
記力を第1の力より小さい第2の力とし、信号発信部材
から検出信号が出されると、前記他方側の第2の力とな
っていた圧接部材の力を第1の力とした後、前記一方側
の第1の力となっていた圧接部材の力を第2の力とし、
次いで信号発信部材から検出信号が出されると、前記一
方側の第2の力となっていた圧接部材の力を第1の力と
した後、前記他方側の第1の力となっていた圧接部材の
力を第2の力とし、以下信号発信部材から検出信号が出
される毎に、同様に圧接部材の力を変更する様に各々圧
接部材に作動信号を出す制御装置とを備えたベニヤ単板
の巻取装置。 - 【請求項5】 従動回転自在に支持されベニヤ単板を巻
き付けるマガジンロールと、 マガジンロールの下方に位置し、マガジンロールの軸中
心線の方向に適宜間隔をおいて設けられ該軸中心線の方
向と直交する方向で各々が同じ向きに駆動走行させられ
る複数の走行体と、 各走行体に備えられ、各走行体を所定の力でマガジンロ
ールに圧接させる圧接部材と、 各走行体を走行自在に保持する保持部材と、 圧接部材の前記力を変更するための信号を出す信号発信
部材と、 マガジンロールと保持部材との間隔を変更する間隔変更
部材と、 マガジンロールに巻き取られ巻玉状となったベニヤ単板
の半径を検出する巻玉半径検出部材と、 前記軸中心線の方向で中央より両側にある圧接部材にお
いて、最初に一方側の少なくとも1個の圧接部材の前記
力を第1の力、他方側の少なくとも1個の圧接部材の前
記力を第1の力より小さい第2の力とし、信号発信部材
から検出信号が出されると、前記少なくとも1個の圧接
部材で第1の力となっていた圧接部材の力を第2の力
に、また第2の力となっていた圧接部材の力を第1の力
と変更し、以下信号発信部材から検出信号が出される毎
に、同様に圧接部材の力を交互に変更する様に各々圧接
部材に作動信号を出し、また巻玉半径検出部材から検出
される半径が所定量となるとマガジンロールと保持部材
との間隔を広げる様に間隔変更部材に作動信号を出し又
広げられた該間隔が設定量となると間隔変更部材に作動
停止信号を出す制御装置とを備えたベニヤ単板の巻取装
置。 - 【請求項6】 従動回転自在に支持されベニヤ単板を巻
き付けるマガジンロールと、 マガジンロールの下方に位置し、マガジンロールの軸中
心線の方向に適宜間隔をおいて設けられ該軸中心線の方
向と直交する方向で各々が同じ向きに駆動走行させられ
る複数の走行体と、 各走行体に備えられ、各走行体を所定の力でマガジンロ
ールに圧接させる圧接部材と、 各走行体を走行自在に保持する保持部材と、 圧接部材の前記力を変更するための信号を出す信号発信
部材と、 マガジンロールと保持部材との間隔を変更する間隔変更
部材と、 マガジンロールに巻き取られ巻玉状となったベニヤ単板
の半径を検出する巻玉半径検出部材と、 前記軸中心線の方向で中央より両側にある圧接部材にお
いて、最初に一方側の少なくとも1個の圧接部材の前記
力を第1の力、他方側の少なくとも1個の圧接部材の前
記力を第1の力より小さい第2の力とし、信号発信部材
から検出信号が出されると、前記他方側の第2の力とな
っていた圧接部材の力を第1の力とした後、前記一方側
の第1の力となっていた圧接部材の力を第2の力とし、
次いで信号発信部材から検出信号が出されると、前記一
方側の第2の力となっていた圧接部材の力を第1の力と
した後、前記他方側の第1の力となっていた圧接部材の
力を第2の力とし、以下信号発信部材から検出信号が出
される毎に、同様に圧接部材の力を変更する様に各々圧
接部材に作動信号を出し、また巻玉半径検出部材から検
出される半径が所定量となるとマガジンロールと保持部
材との間隔を広げる様に間隔変更部材に作動信号を出し
又広げられた該間隔が設定量となると間隔変更部材に作
動停止信号を出す制御装置とを備えたベニヤ単板の巻取
装置。 - 【請求項7】 従動回転自在に支持されベニヤ単板を巻
き付けるマガジンロールと、 マガジンロールの下方に位置し、マガジンロールの軸中
心線の方向に適宜間隔をおいて設けられ該軸中心線の方
向と直交する方向で各々が同じ向きに駆動走行させられ
る複数の走行体と、 各走行体に備えられ、各走行体を所定の力でマガジンロ
ールに圧接させる圧接部材と、 各走行体を走行自在に保持する保持部材と、 圧接部材の前記力を変更するための信号を出す信号発信
部材と、 マガジンロールと保持部材との間隔を変更する間隔変更
部材と、 マガジンロールに巻き取られ巻玉状となったベニヤ単板
の半径を検出する巻玉半径検出部材と、 信号発信部材から検出信号が出されると、該信号に対応
する時間、全ての圧接部材の前記圧接させる力を、減少
又は零とする様に圧接部材に作動信号を出し、また巻玉
半径検出部材から検出される半径が所定量となるとマガ
ジンロールと保持部材との間隔を広げる様に間隔変更部
材に作動信号を出し又広げられた該間隔が設定量となる
と間隔変更部材に作動停止信号を出す制御装置とを備え
たベニヤ単板の巻取装置。 - 【請求項8】 信号発信部材が、走行体が所定距離走行
する毎に検出信号を出す様に構成されている請求項1乃
至7項に記載のベニヤ単板の巻取装置。 - 【請求項9】 信号発信部材が、走行体の走行中、所定
時間毎に検出信号を出す様に構成されている請求項1乃
至7項に記載のベニヤ単板の巻取装置。 - 【請求項10】 巻玉半径検出部材が、巻玉の外周面に
当接され巻玉の半径方向に移動可能な当接部材と該当接
部材が巻玉から受ける力を検出する力検出器で構成され
てなる請求項2または請求項5乃至9に記載のベニヤ単
板の巻取装置。 - 【請求項11】 力検出器が、ロードセルで構成されて
なる請求項10に記載のベニヤ単板の巻取装置。 - 【請求項12】従動回転自在に支持されベニヤ単板を巻
き付けるマガジンロールと、 マガジンロールの下方に位置し、マガジンロールの軸中
心線の方向に適宜間隔をおいて設けられ該軸中心線の方
向と直交する方向で各々が同じ向きに駆動走行させられ
る複数の走行体と、 各走行体に備えられ、各走行体を上下方向の所定位置で
且つ所定の力でマガジンロールに圧接させる圧接部材
と、 マガジンロールの搬入側で且つ前記軸中心線の方向で中
央より両側に各々備えられ、走行体上のベニヤ単板に所
定量弛みが生じたか否かを検出し信号を出す弛み検出器
と、 弛み検出器からの検出信号が出され続けている間、前記
中央より検出信号を出している弛み検出器がある側で少
なくとも1個の圧接部材の前記所定の力を減少させるか
又は零とし、弛み検出器から検出信号が出されなくなる
と該少なくとも1個の圧接部材の力を前記所定の力に復
帰させる様に圧接部材に作動信号を出す制御装置とを備
えたベニヤ単板の巻取装置。 - 【請求項13】 走行体がベルトである請求項1乃至1
2記載のベニヤ単板の巻取装置。 - 【請求項14】従動回転自在に支持されベニヤ単板を巻
き付けるマガジンロールと、 マガジンロールを上下動させる作動装置と、 マガジンロールの下方に位置し、マガジンロールの軸中
心線と平行な軸中心線を有し軸中心線の方向で間隔をお
いて配置され、所定の力で且つ通常は上下方向の所定位
置でマガジンロールに圧接されるタッチロールと、 マガジンロールの下方に位置し、マガジンロールの軸中
心線の方向と直交する方向で各々が同じ向きで該間隔を
通って駆動走行させられる複数本のベルトと、各ベルト
に備えられ、各ベルトを所定の力でマガジンロールに圧
接させる圧接部材と、 ベルトが所定距離走行する毎に信号を出す走行距離検出
器と、 前記タッチロールの所定位置から上下方向での移動量を
検出し信号を出すタッチロール位置検出器と、 前記ベルトの走行方向と直交する方向の中央より両側に
ある圧接部材において、最初に一方側の少なくとも1個
の圧接部材の前記力を第1の力、他方側の少なくとも1
個の圧接部材の前記力を第1の力より小さい第2の力と
し、走行距離検出器から検出信号が出されると、前記少
なくとも1個の圧接部材で第1の力となっていた圧接部
材の力を第2の力に、また第2の力となっていた圧接部
材の力を第1の力と変更し、以下走行距離検出器から検
出信号が出される毎に、同様に圧接部材の力を交互に変
更する様に各々前記圧接部材に作動信号を出し、且つ、
タッチロール位置検出器からの該タッチロールが所定量
下がったことの信号が出されるとマガジンロールを上昇
させ、次いで該位置検出器から該タッチロールが所定位
置となったことの信号が出されると該上昇を停止する様
に、各々前記作動装置に作動信号を出す制御装置とを備
えたベニヤ単板の巻取装置。 - 【請求項15】従動回転自在に支持されベニヤ単板を巻
き付けるマガジンロールと、 マガジンロールを上下動させる作動装置と、 マガジンロールの下方に位置し、マガジンロールの軸中
心線と平行な軸中心線を有し軸中心線の方向で間隔をお
いて配置され、所定の力で且つ通常は上下方向の所定位
置でマガジンロールに圧接されるタッチロールと、 マガジンロールの下方に位置し、マガジンロールの軸中
心線の方向と直交する方向で各々が同じ向きで該間隔を
通って駆動走行させられる複数本のベルトと、各ベルト
に備えられ、各ベルトを所定の力でマガジンロールに圧
接させる圧接部材と、 ベルトが所定距離走行する毎に信号を出す走行距離検出
器と、 前記タッチロールの所定位置から上下方向での移動量を
検出し信号を出すタッチロール位置検出器と、 前記ベルトの走行方向と直交する方向の中央より両側に
ある圧接部材において最初に一方側の少なくとも1個の
圧接部材の前記力を第1の力、他方側の少なくとも1個
の圧接部材の前記力を第1の力より小さい第2の力と
し、信号発信部材から検出信号が出されると、前記他方
側の第2の力となっていた圧接部材の力を第1の力とし
た後、前記一方側の第1の力となっていた圧接部材の力
を第2の力とし、次いで信号発信部材から検出信号が出
されると、前記一方側の第2の力となっていた圧接部材
の力を第1の力とした後、前記他方側の第1の力となっ
ていた圧接部材の力を第2の力とし、以下走行距離検出
器から検出信号が出される毎に、同様に圧接部材の力を
交互に変更する様に各々前記圧接部材に作動信号を出
し、且つ、タッチロール位置検出器からの該タッチロー
ルが所定量下がったことの信号が出されるとマガジンロ
ールを上昇させ、次いで該位置検出器から該タッチロー
ルが所定位置となったことの信号が出されると該上昇を
停止する様に、各々前記作動装置に作動信号を出す制御
装置とを備えたベニヤ単板の巻取装置。 - 【請求項16】圧接部材がエアシリンダである請求項1
乃至請求項15記載のベニヤ単板の巻取装置。 - 【請求項17】従動回転自在に支持されベニヤ単板を巻
き付けるマガジンロールと、 マガジンロールを上下動させる作動装置と、 マガジンロールの下方に位置し、マガジンロールに圧接
される従動又は駆動回転自在のロールと、 マガジンロールの下方に位置し、マガジンロールの軸中
心線の方向と直交する方向で各々が同じ向きで走行する
複数本のベルトと、 各ベルトを所定の力でマガジンロールに圧接させる圧接
部材と、 前記ロールがマガジンロールから受ける力を検出する力
検出器と、 力検出器から、ロールがマガジンロールから設定値以上
の力を受けたことの検出信号が出されるとマガジンロー
ルを上昇させ、また力検出器から、ロールがマガジンロ
ールから受ける力が設定値となった信号が出されると該
上昇を停止する様に、前記作動装置に作動信号を出す制
御装置、を備えたベニヤ単板の巻取装置。 - 【請求項18】従動回転自在に支持されベニヤ単板を巻
き付けるマガジンロールと、 マガジンロールを上下動させる作動装置と、 マガジンロールの下方に位置し、マガジンロールの軸中
心線と平行な軸中心線を有し軸中心線の方向で間隔を置
いて配置され、所定の力で且つ通常上下方向の所定位置
でマガジンロールに圧接される従動又は駆動回転自在の
ロールと、 マガジンロールの下方に位置し、マガジンロールの軸中
心線の方向と直交する方向で各々が同じ向きで該間隔を
通って走行する複数本のベルトと、 各ベルトに備えられ、各ベルトを所定の力でマガジンロ
ールに圧接させる圧接部材と、 前記タッチロールがマガジンロールから受ける力を検出
する力検出器と、 力検出器から、タッチロールがマガジンロールから設定
値以上の力を受けたことの検出信号が出されるとマガジ
ンロールを上昇させ、また力検出器から、タッチロール
がマガジンロールから受ける力が設定値となった信号が
出されると該上昇を停止する様に、前記作動装置に作動
信号を出す制御装置、を備えたベニヤ単板の巻取装置。 - 【請求項19】従動回転自在に支持されベニヤ単板を巻
き付けるマガジンロールと、 マガジンロールを上下動させる作動装置と、 マガジンロールの下方に位置し、マガジンロールの軸中
心線と平行な軸中心線を有し軸中心線の方向で間隔を置
いて配置され、所定の力で且つ通常上下方向の所定位置
でマガジンロールに圧接される従動又は駆動回転自在の
ロールと、 マガジンロールの下方に位置し、マガジンロールの軸中
心線の方向と直交する方向で各々が同じ向きで該間隔を
通って走行する複数本のベルトと、 各ベルトに備えられ、各ベルトを所定の力でマガジンロ
ールに圧接させる圧接部材と、 前記タッチロールがマガジンロールから受ける力を検出
する力検出器と、 力検出器から、タッチロールがマガジンロールから設定
値以上の力を受けたことの検出信号が、ベルトが所定距
離走行する間又は所定時間継続した場合に、マガジンロ
ールを上昇させ、また、力検出器から、タッチロールが
マガジンロールから受ける力が設定値となった信号が出
されると該上昇を停止する様に、各々前記作動装置に作
動信号を出す制御装置、を備えたベニヤ単板の巻取装
置。
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CN108162072A (zh) * | 2018-03-01 | 2018-06-15 | 刘念晨 | 一种自动停机的竹板锯机 |
CN117863571A (zh) * | 2023-12-06 | 2024-04-12 | 广东宏大韶化民爆有限公司 | 一种电子管芯片自动热缩套管装置 |
-
1998
- 1998-10-14 JP JP30949698A patent/JP3998832B2/ja not_active Expired - Fee Related
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US6607159B2 (en) | 1999-02-25 | 2003-08-19 | Kabushikikaisha Taiheiseisakusho | Take-up reel, veneer reeling apparatus, tape feeding unit for veneer roll, veneer roll unwinding apparatus and a production method for laminated wood |
US6619579B2 (en) | 1999-02-25 | 2003-09-16 | Kabushikikaisha Taiheiseisakusho | Take-up reel, veneer reeling apparatus, tape feeding unit for veneer roll, veneer roll unwinding apparatus and a production method for laminated wood |
US6619580B2 (en) | 1999-02-25 | 2003-09-16 | Kabushikikaisha Taiheiseisakusho | Take-up reel, veneer reeling apparatus, tape feeding unit for veneer roll, veneer roll unwinding apparatus and a production method for laminated wood |
US6629661B2 (en) | 1999-02-25 | 2003-10-07 | Kabushikikaisha Taiheiseisakusho | Take-up reel, veneer reeling apparatus, tape feeding unit for veneer roll, veneer roll unwinding apparatus and a production method for laminated wood |
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