JPH11220788A - 押しボタン付きインナーイヤー型ヘッドホン - Google Patents

押しボタン付きインナーイヤー型ヘッドホン

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JPH11220788A
JPH11220788A JP5410698A JP5410698A JPH11220788A JP H11220788 A JPH11220788 A JP H11220788A JP 5410698 A JP5410698 A JP 5410698A JP 5410698 A JP5410698 A JP 5410698A JP H11220788 A JPH11220788 A JP H11220788A
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JP
Japan
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push button
housing
ear
finger
section
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JP5410698A
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Satoshi Ito
智 伊藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装着の際、垂下部を指でつまんでも押しボタ
ンに指が触れず、その押しボタン、他の操作スイッチを
誤動作させず、また、その装着の際の指でつまんだ状態
から連続して押しボタンを押す作業に移れ、2つ以上の
操作を押しボタンごと分けて行え、その際押しボタンご
とに押す指を違えて操作でき、かつ、装着時に押しボタ
ンを押したとき、耳による保持以外にも垂下部上に指に
よってハウジングを補助的に支える部分を持つ、これら
の課題全てを同時に解決したインナーイヤー型ヘッドホ
ンを得る。 【解決手段】インナーイヤー型ヘッドホンの垂下部上
に、長さ7mm以上の、左右に一切押しボタンを設けな
い区間を設け、更に垂下部上その上或いは下に、左右そ
れぞれに少なくとも1つずつの、左右それぞれが独立し
て動く押しボタンを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、垂下部上に押しボ
タンを設けたインナーイヤー型ヘッドホンに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、垂下部上に押しボタンを設けたイ
ンナーイヤー型ヘッドホンとしては、登録意匠第703
060号、登録意匠第886264号、登録意匠第94
6289号に示されるものがある。
【0003】これらの中には、例えば耳に装着時に押し
ボタンを押すとき、耳による保持以外にどうやってハウ
ジングを支えるか定かではなく、結果押しボタンを押す
とハウジングが耳の中でずれ、または耳から外れてしま
い、或いは耳だけによる、押しボタンを押すには不十分
なハウジングの保持のもと、押しボタンをうまく押せ
ず、また、装着の際に垂下部を指でつまむと、その状態
から連続して複数の押しボタンを、誤動作を避けたいボ
タン同士押す指を違えて操作する作業に移れず、また、
押しボタンがひとつしか設けられていないため、2つ以
上の操作を押しボタンごとに分けて行うことができない
といった欠点がある。また、例えば装着の際に垂下部を
指でつまむと、同時に指が操作のためのツマミに触れて
しまうという特徴があり、その時、垂下部上に設けられ
た左右のツマミは、左右から親指と中指でつまみ、左右
一体で動かして操作することができ、このツマミは左右
それぞれ別個の操作をするようにはなっていない。
【0004】また、耳の後ろにまわり込むように作られ
た部分を本明細書中では垂下部と呼ばないが、耳の後ろ
にまわり込むように作られた部分上に押しボタンを設け
たイヤホンとして、例えば、公開実用新案昭55−17
1184号に示されるものなどがある。
【0005】この、耳の後ろにまわり込むように作られ
た部分を持つインナーイヤー型ヘッドホン、またはイヤ
ホンは、装着時、その部分のうち耳の裏側に面した面
が、耳の裏と接触し、または近接するため、その面に押
しボタン、および装着の際に指でつまむ部分を設けられ
ず、あるいは、もし設けても耳が邪魔をするため、装着
時その押しボタンの快適な操作はできず、また、そのつ
まむ部分はつまみづらい。また、装着の際にそのつまむ
部分をつまんでも、持ち替えることなしに快適には耳に
装着しづらい。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な従来の欠点を取り除き、真に使いやすいインナーイヤ
ー型ヘッドホンを得ることを目的としている。
【0007】具体的には、装着の際、垂下部を指でつま
んでも押しボタンに指が触れず、その押しボタン、或い
はその他の操作スイッチを誤動作させず、また、その装
着の際の指でつまんだ状態から連続して押しボタンを押
す作業に移れ、また、2つ以上の操作を押しボタンごと
に分けて行うことができ、その際、誤動作を避けたいボ
タン同士は、押す指を違えて操作でき、かつ、耳に装着
時に押しボタンを押したとき、耳による保持以外にも垂
下部上に指によってハウジングを補助的に支える部分を
持つ、これらの課題全てを簡潔な構成のもと、同時に解
決したインナーイヤー型ヘッドホンを得ることを目的と
している。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のうち、請求項1にかかる発明においては、
インナーイヤー型ヘッドホンのハウジングの垂下部上
に、長さ7mm以上の、左右に一切押しボタンを設けな
い区間を設け、更にその下に、左右それそれに少なくと
も1つずつの、左右それぞれが独立して動く押しボタン
を設ける。また、請求項2にかかる発明においては、イ
ンナーイヤー型ヘッドホンのハウジングの垂下部上に、
左右それぞれに少なくとも1つずつの、左右それぞれが
独立して動く押しボタンを設け、更にその下に、長さ7
mm以上の、左右に一切押しボタンを設けない区間を設
ける。
【0009】ここで、左右それぞれに少なくとも1つず
つの、左右それぞれが独立して動く押しボタンの上、或
いは下に設ける、左右に一切押しボタンを設けない区間
の長さが7mm以上であるのは、一般的な人において
の、物をつまむときにその物に接する指先の幅に起因す
る。つまり、装着の際に左右に一切押しボタンを設けな
い区間を指でつまんでも、押しボタンに指が触れないよ
うにするためであると同時に、その区間の上、或いは下
に設けた、左右それぞれに少なくとも1つずつの、左右
それぞれが独立して動く押しボタンを押す際に、その区
間をハウジングを補助的に支える部分として指をあてて
使用した際にも、押しボタンに指が触れないようにする
ためである。
【0010】また、左右それぞれに少なくとも1つずつ
の、左右それそれが独立して動く押しボタンを設けるの
は、2つ以上の操作を、押しボタンごとに分けて行うこ
とができるようにするためであると同時に、その際、誤
動作を避けたいボタン同士は左右に分けて設けること
で、押す指を違えて操作できるようにするためである。
【0011】さらに、左右それぞれに少なくとも1つず
つの、左右それぞれが独立して動く押しボタンの上、或
いは下に、左右に一切押しボタンを設けない区間を設け
るのは、装着の際の指でつまんだ状態から連続して押し
ボタンを押す作業に移れるようにするためであると同時
に、装着時に押しボタンを押すとき、耳による保持以外
にも垂下部上に指によってハウジングを補助的に支えら
れる部分を設けるためである。すなわち、押しボタンを
押すことでハウジングに加わる力によって、耳に装着し
たハウジングが耳の中でずれ、または耳から外れてしま
い、或いはハウジングを補助的に支えられる部分がない
ために、耳だけによる不十分なハウジングの保持のも
と、押しボタンをうまく押せないといった課題を解決す
るためである。連続して押しボタンを押し、また、指に
よってハウジングを補助的に支えるにあたって、この、
左右それぞれに少なくとも1つずつの、左右それぞれが
独立して動く押しボタンの上、或いは下に、左右に一切
押しボタンを設けない区間を設けた構成が具体的にどう
作用するのかについては、後述する。
【0012】そして、左右に一切押しボタンを設けない
区間、および左右それぞれに少なくとも1つずつの、左
右それぞれが独立して動く押しボタンをインナーイヤー
型ヘッドホンのハウジングの垂下部上に設けるのは、垂
下部を持ったインナーイヤー型ヘッドホンのハウジング
は、その装着の際、一般にその垂下部を親指と中指で挟
むようにつままれ、時として図11のごとくそれに更に
人差し指が添えられるのであるが、本発明のインナーイ
ヤー型ヘッドホンは、その垂下部を親指と中指で挟むよ
うにつままれた時、またはそのようにして使われたとき
に以下のように作用するよう構成してあるからである。
【0013】装着の際、左右に一切押しボタンを設けな
い区間を親指と中指で挟むようにつまめ、更に装着直後
その状態から連続して押しボタンを押す際には、親指側
の押しボタンを親指で押すときは中指を、中指側の押し
ボタンを中指で押すときには図12のごとく親指を、装
着の際につまんだのと同じ位置に置いたまま、ボタンを
押す指1本を動かすだけで押しボタンが押せる。この
際、ハウジングから一度手を離して持ち替える必要がな
いので、装着から連続して押しボタンを押す作業に移れ
る。加えて、この押しボタンを押す際、親指側の押しボ
タンを親指で押すときには中指を、中指側の押しボタン
を中指で押すときには図12のごとく親指を、左右に一
切押しボタンを設けない区間に置くことで、この区間は
押しボタンを押す際の、ハウジングを補助的に支える部
分として機能する。本発明の構成は、以上のように作用
する。
【0014】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態を、実施例にも
とづき図面を参照して説明する。本発明のうち請求項1
にかかる発明は、図1ないし図4に示すように、垂下部
を持ったインナーイヤー型ヘッドホンにおいて、その垂
下部2上に、図に示すように押しボタン5、及び押しボ
タン6を配置することで実施できる。なお、本実施例
は、右耳用と左耳用のハウジングが同じ形のものについ
てである。ここで、距離aは16mm、距離bは16m
m、距離cは8mm、距離dは9mmである。
【0015】ここで、本実施例中の押しボタン5、及び
押しボタン6は、押した場合、それぞれ右側面図である
図2、及び左側面図である図3における鉛直方向の手前
から向こうに沈下する。
【0016】なお、図1ないし図4に示す実施例のイン
ナーイヤー型ヘッドホンは、その垂下部2がコード7の
導出部を兼ね備えている。また、本実施例においては、
その垂下部2上に押しボタン以外のスイッチであるスラ
イド式のスイッチ8が設けられており、また垂下部以外
の部分にもに押しボタン4が設けられている。
【0017】図5ないし図6は、本発明のうち請求項1
にかかる発明の別な実施例を示しており、片耳用1つあ
たり垂下部を2つ持ったインナーイヤー型ヘッドホンに
関する。本実施例は、右耳用と左耳用のハウジングが互
いにその左右を逆にした形であるものについてである。
垂下部12上に、図に示すように押しボタン14、及び
押しボタン15を配置することで実施できる。なお、垂
下部16はコード17の導出部を兼ね備えており、ま
た、距離eは16mm、距離fは12mm、距離gは1
6mm、距離hは9mm、距離iは5mmである。
【0018】本発明のうち請求項2にかかる発明は、図
7ないし図10に示すように、垂下部を持ったインナー
イヤー型ヘッドホンにおいて、その垂下部22上に、図
に示すように押しボタン25、及び押しボタン26を配
置することで実施できる。なお、本実施例は、右耳用と
左耳用のハウジングが互いにその左右を逆にした形であ
るものについてである。ここで、距離jは16mm、距
離kは16mm、距離1は7mm、距離mは16mmで
ある。
【0019】ここで、本実施例中の押しボタン25、及
び押しボタン26は、押した場合、それぞれ右側面図で
ある図8、及び左側面図である図9における鉛直方向の
手前から向こうに沈下する。
【0020】なお、図7ないし図10に示す実施例のイ
ンナーイヤー型ヘッドホンは、その垂下部22がコード
27の導出部を兼ね備えている。また、本実施例におい
ては、その垂下部22上に押しボタン以外のスイッチで
あるスライド式のスイッチ28が設けられており、また
垂下部以外の部分にもに押しボタン24が設けられてい
る。
【0021】
【発明の効果】本発明は、以上に説明したように構成さ
れているので、以下に記載されるような効果を奏する。
左右それぞれに少なくとも1つずつの、左右それぞれが
独立して動く押しボタンの上、或いは下に設ける、左右
に一切押しボタンを設けない区間の長さが7mm以上で
あるため、左右に一切押しボタンを設けない区間を、装
着の際、押しボタンに指が触れないように指でつまめる
と同時に、その区間の上、或いは下に設けた、左右それ
ぞれに少なくとも1つずつの、左右それぞれが独立して
動く押しボタンを押すときにその区間をハウジングを補
助的に支える部分として指をあてて使用した際にも、押
しボタンに指が触れないように指をあてられる。
【0022】また、左右それぞれに少なくとも1つずつ
の、左右それぞれが独立して動く押しボタンを設けたた
め、2つ以上の操作を、押しボタンごとに分けて行うこ
とができると同時に、その際、誤動作を避けたいボタン
同士は左右に分けて設けることで、押す指を違えて操作
できる。
【0023】さらに、垂下部上において、左右それぞれ
に少なくとも1つずつの、左右それぞれが独立して動く
押しボタンの上、或いは下に、左右に一切押しボタンを
設けない区間を設けたため、装着の際、垂下部上の左右
に一切押しボタンを設けない区間を親指と中指で挟むよ
うにつまめる。また、そのようにして使ったとき、装着
直後、親指側の押しボタンを親指で押すときは中指を、
中指側の押しボタンを中指で押すときには図12のごと
く親指を、装着の際につまんだのと同じ位置に置いたま
ま、ボタンを押す指1本を動かすだけで、ハウジングか
ら一度手を離して持ち替えることをせずに装着から連続
して押しボタンが押せる。また、この押しボタンを押す
とき、親指側の押しボタンを親指で押すときには中指
を、中指側の押しボタンを中指で押すときには図12の
ごとく親指を、左右に一切押しボタンを設けない区間に
置くことで、ハウジングを補助的に支えることができ、
その結果、押しボタンを押すことでハウジングに加わる
力によって、耳に装着したハウジングが耳の中でずれ、
または耳から外れてしまい、或いはハウジングを補助的
に支えられる部分がないために、耳だけによる押しボタ
ンを押すには不十分なハウジングの保持のもと、押しボ
タンをうまく押せないといったことを防げる。
【0024】なお、垂下部を持ったインナーイヤー型ヘ
ッドホンのハウジングは、その装着の際、一般にその垂
下部を親指と中指で挟むようにつままれ、時として図1
1のごとくそれに更に人差し指が添えられるようにして
つままれるが、本発明はそのようにして使用することを
前提にして構成しているため、従来の一般的なインナー
イヤー型ヘッドホンのハウジングと同様に、その垂下部
を親指と中指で挟むようにつまみ、またはそれに人差し
指を添えるようにして使用できる。
【0025】また、既に述べてきた効果を得るにあたっ
て、本発明の構成に不要な部分はなく、したがって本発
明の構成は合理的で簡潔である。
【0026】
【本明細書中の語句の定義】本明細書中の語句につい
て、その意味をより明確にするため、以下のように定義
する。まず、垂下部について定義するが、その定義に先
立って、ハウジングの仮の背面を以下のように定義す
る。ハウジング内の振動板が音を出す方向を手前に向
け、かつその振動板をハウジング内に透視した際にその
振動板の面積が最も広く見えるようなハウジングの向
き、これをハウジングの仮の背面とする。したがって、
その反対、つまりは裏の向きがハウジングの仮の正面で
ある。ここで、仮の正面、仮の背面としたのは、そのい
ずれもが、上下が定まらないからである。後で上下を定
めた上で、ハウジングの正面、背面を定義する。
【0027】このハウジングの仮の正面の定義を受け
て、ハウジングの垂下部を以下のように定義する。ハウ
ジングにおいて、振動板の中心から15mm以上離れた
部分が存在するとき、その部分ごとに、その部分中最も
振動板の中心から離れた部位をその部分の先端と認識す
る。そして、ハウジングの仮の正面をこちらに向け、そ
の先端と振動板の中心を線で結んだとき、その結んだ線
と、仮の正面を向いたそのハウジング内に透視した振動
板の最も外側の輪郭とが重なって見える点を認識する。
ただし、これはハウジングの仮の正面をこちらに向けた
時に重なって見えるのであって、実際にその先端と振動
板の中心を結んだ線と振動板の最も外側の輪郭とが交わ
るわけではない。続けて、ハウジングの仮の正面をこち
らに向けたままの状態で、その認識した点と重なって見
える、ハウジング内に透視した振動板の最も外側の輪郭
上の部位を、垂下部の分岐点と定義する。そして、振動
板の最も外側の輪郭の、その垂下部の分岐点における接
線を引き、更に、ハウジングの仮の正面をこちらに向け
たままの状態で、その接線をまっすぐ手前、及び向こう
に動かしたとき、その接線をまっすぐ手前、及び向こう
に動かしたことによって出来る面がハウジングを、その
振動板を収納した部分と、先に認識した振動板の中心か
ら15mm以上離れた部分の先端を含む部分とに分ける
が、このときその面によって分けられた、振動板の中心
から15mm以上離れた部分の先端を含む部分を垂下部
と定義する。なお、その接線をまっすぐ手前、及び向こ
うに動かしたことによって出来る面は、ハウジングの仮
の正面をこちらに向けた時に、その接線と重なって見え
る。また、振動板の中心から15mm以上離れた部分の
先端は、その先端を含む垂下部において、その垂下部の
先端とする。
【0028】しかし、ハウジングの仮の正面をこちらに
向け、ハウジング内の振動板の中心から15mm以上離
れた部分の先端と振動板の中心を線で結んだとき、その
結んだ線と、仮の正面を向いたそのハウジング内に透視
した振動板の最も外側の輪郭とが重なって見える点が存
在しない場合には、その振動板の中心から15mm以上
離れた部分について、振動板の中心から15mm以上離
れた部分というその部分の定義そのものをもって、その
部分を垂下部と定義する。
【0029】ただし、上記の2つの垂下部の定義のいず
れかに当てはまる部分であっても、それが耳の後ろにま
わり込むように作られた部分であれば、その部分を垂下
部とはしない。これは、前述の通り、耳の後ろにまわり
込むように作られた部分を持つインナーイヤー型ヘッド
ホン、またはイヤホンは、装着時にその部分のうち耳の
裏側に面した面が、耳の裏と接触し、または近接するた
め、その面に押しボタン、および装着の際に指、とりわ
け親指と中指でつまむ部分を設けられず、あるいは、も
し設けても耳が邪魔をするため、装着時その押しボタン
の快適な操作はできず、また、そのつまむ部分はつまみ
づらい。また、装着の際にそのつまむ部分をつまんで
も、持ち替えることなしに快適には耳に装着しづらい。
その結果、本発明が解決しようとする課題を充分に解決
できないためである。
【0030】加えて、垂下部という呼称は、便宜上そう
名付けたのであって、本明細書中の垂下部は、装着時必
ずしも下を向いているわけではなく、また必ずしも垂れ
ているわけでもない。
【0031】次に、「垂下部上に、左右に押しボタンを
設けた状態」について定義する。まず、垂下部上に、右
に押しボタンを設けた状態を定義するが、それに先立っ
てハウジングの正面について以下のように定義する。前
述のハウジングの仮の正面の定義に基づきハウジングを
仮の正面に向け、かつ、その状態で垂下部の先端を真下
に、それに対して相対的に振動板が収納してある部分を
真上に向ける。このようにハウジングが向けられている
とき、この向きをハウジングの正面と定義する。したが
って、その反対、つまりは裏の向きがハウジングの背面
である。また、垂下部を複数持つハウジングは、結果、
その正面、背面も本明細書中においては複数持つことに
なる。
【0032】「垂下部上に、右に押しボタンを設け」た
状態について、まず垂下部上に押しボタンがあり、その
垂下部の先端を真下に向けた正面に対する右側面図に、
その垂下部上にあるその押しボタンが表れ、かつその押
しボタンを押した際、その押しボタンの、先の右側面図
に表れる右側面においての手前から向こうへの移動距離
が、同右側面においての右から左、左から右、上から
下、下から上、斜め上から斜め下、斜め下から斜め上へ
のどの移動距離よりも長い場合、それを「垂下部上に、
右に押しボタンを設け」た状態にあると定義する。
【0033】したがって、「垂下部上に、左に押しボタ
ンを設け」た状態とは、まず垂下部上に押しボタンがあ
り、その垂下部の先端を真下に向けた正面に対する左側
面図に、その垂下部上にあるその押しボタンが表れ、か
つその押しボタンを押した際、その押しボタンの、先の
左側面図に表れる左側面においての手前から向こうへの
移動距離が、同左側面においての右から左、左から右、
上から下、下から上、斜め上から斜め下、斜め下から斜
め上へのどの移動距離よりも長い場合、その状態をい
う。
【0034】また、押しボタンとは一般に言う押しボタ
ンを指すが、指で押すことの出来ない、ピンなどを使っ
て押すような押しボタンを除く。具体的には、ボタンの
最短径、すなわちボタンの中心を通っての最も短い差し
渡しが2mm以下であり、かつそのボタンが押されてい
ないとき、既にそのボタンの全部がハウジングの内部に
沈んでいるかまたはボタンの一部がハウジングの外へ突
出していないとき、そのボタンを本明細書中では押しボ
タンと呼ばない。また、ボタンの最短径が4mm以下で
あり、かつそのボタンが押されていないとき、既にその
ボタンの全部がハウジングの内部に、ハウジングの表面
より1mm以上沈んでいるとき、そのボタンも本明細書
中では押しボタンと呼ばない。更に、ボタンの最短径が
7mm以下であり、かつそのボタンが押されていないと
き、既にそのボタンの全部がハウジングの内部に、ハウ
ジングの表面より2mm以上沈んでいるとき、そのボタ
ンも本明細書中では押しボタンと呼ばない。
【0035】なお、本明細書中の「装着」するとは、そ
の前後にことわりのない限り、インナーイヤー型ヘッド
ホンを耳に装着することを指す。そしてそれは、とりも
なおさずインナーイヤー型ヘッドホンのハウジングを耳
に装着することである。また、本明細書中の「装着の
際」とは、その前後にことわりのない限り、インナーイ
ヤー型ヘッドホンを耳に装着する際を指し、「装着時」
とは、その前後にことわりのない限り、インナーイヤー
型ヘッドホンを耳に装着しているときを指す。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のうち請求項1にかかる発明の実施例で
あるインナーイヤー型ヘッドホンの、左耳用の部分を示
す正面図である。
【図2】図1に示す実施例の右側面図である。
【図3】図1に示す実施例の左側面図である。
【図4】図1に示す実施例の背面図である。
【図5】本発明のうち請求項1にかかる発明の別な実施
例の、左耳用の部分を示す正面図である。
【図6】図5に示す実施例のインナーイヤー型ヘッドホ
ンを左耳に装着した図である。
【図7】本発明のうち請求項2にかかる発明の実施例で
あるインナーイヤー型ヘッドホンの、左耳用の部分を示
す正面図である。
【図8】図7に示す実施例の右側面図である。
【図9】図7に示す実施例の左側面図である。
【図10】図7に示す実施例の背面図である。
【図11】垂下部を持つインナーイヤー型ヘッドホン
の、右耳用の部分を、右手でつまんだ図である。
【図12】本発明のインナーイヤー型ヘッドホンの押し
ボタンを押している時の図である。
【符号の説明】
1、11、21、31、39 ハウジング 2、12、16、22、32、40 垂下部 3、13、23、41 垂下部上の、長さ7mm以上
の、左右に一切押しボタンを設けない区間 4、24 押しボタン(垂下部以外の) 5、14、25、42 押しボタン(右) 6、15、26、43 押しボタン(左) 7、17、27、33、44 コード 8、28 スライド式のスイッチ 9、29、34 振動板のプロテクタ 10、18、19、30、35、45 垂下部の先端 20 左耳 36 右手の親指 37 右手の人差し指 38 右手の中指 46 左手 47 左手の親指 48 左手の人差し指 49 左手の中指

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 垂下部上に、長さ7mm以上の、左右に
    一切押しボタンを設けない区間を設け、更にその下に、
    左右それぞれに少なくとも1つずつの、左右それぞれが
    独立して動く押しボタンを設けたインナーイヤー型ヘッ
    ドホン。
  2. 【請求項2】 垂下部上に、左右それぞれに少なくとも
    1つずつの、左右それぞれが独立して動く押しボタンを
    設け、更にその下に、長さ7mm以上の、左右に一切押
    しボタンを設けない区間を設けたインナーイヤー型ヘッ
    ドホン。
JP5410698A 1998-01-29 1998-01-29 押しボタン付きインナーイヤー型ヘッドホン Pending JPH11220788A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006524003A (ja) * 2003-04-18 2006-10-19 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ イヤピース遠隔コントローラを有するパーソナルオーディオシステム
JP2020202586A (ja) * 2015-09-28 2020-12-17 アップル インコーポレイテッドApple Inc. 近接センサを備えた無線イヤーバッド

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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