JPH11220562A - 通信装置および記憶媒体 - Google Patents

通信装置および記憶媒体

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JPH11220562A
JPH11220562A JP10022465A JP2246598A JPH11220562A JP H11220562 A JPH11220562 A JP H11220562A JP 10022465 A JP10022465 A JP 10022465A JP 2246598 A JP2246598 A JP 2246598A JP H11220562 A JPH11220562 A JP H11220562A
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JP
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JP10022465A
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Inventor
Atsunori Kato
篤典 加藤
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録不良の解消直後、自動的に記録不良とさ
れた受信画像を再記録させることにより、ユーザによる
操作を軽減し、利便性に優れた通信装置を提供する。 【解決手段】 受信した画像情報に基づく受信画像をR
AMに記憶しつつ記録可能であり、その記録部によって
受信画像を記録する際、所定のマークを記録しつつ光学
的に検知し、その記号の検知結果に基づいて受信画像の
記録良否を判定することができ、記録ヘッドの清掃手段
を備えたファクシミリ装置であって、マークの検知結果
に基づいて記録ヘッドの目詰まりと判定した場合、CP
Uは、受信した画像情報をバックアップデータとしてR
AMに記憶させておく。記録ヘッドの目詰まりの場合、
CPU1は、清掃手段によるクリーニングを実行させ
(S129)、その後その清掃が終了すると(S13
0:YES)、その時点でRAMに記憶されたバックア
ップデータに基づく受信画像を記録させる(S13
1)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像通信可能で、
かつ受信画像を記録用紙上に記録可能な通信装置、およ
びその通信装置を制御するためのプログラムを記憶した
記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、インクジェット方式の記録装置を
備えたファクシミリ装置においては、記録ヘッドにおけ
るインク目詰まりによる記録不良に対処するため、記録
用紙の後端部に、たとえば黒丸印などの記号を記録し、
この記号を反射型の光電管などからなるセンサで光学的
に検知し、その検知結果に基づいて記録不良を判定し
て、その旨を表示装置の表示画面上に表示させたり、メ
モリ代行受信に切り替えるなどの処置を実行していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のフ
ァクシミリ装置では、記録不良が生じた場合、その記録
不良を解消した後、メモリ代行受信した画像情報に基づ
く受信画像を呼び出し、かつ再記録させるための操作手
続を必要とすることから、ユーザにとって操作が煩雑で
あり、利便性に欠けるという不具合があった。
【0004】本発明は、上記の点に鑑みて提案されたも
のであって、記録不良の解消直後、自動的に記録不良と
された受信画像を再記録させることにより、ユーザによ
る操作を軽減し、利便性に優れた通信装置、およびその
通信装置を制御するためのプログラムを記憶した記憶媒
体を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載した発明の通信装置は、通信回線を
介して画像情報を受信するとともに、受信した画像情報
に基づく受信画像を画像記憶手段に記憶しつつ記録手段
にて記録用紙上に記録可能であり、その記録手段によっ
て上記受信画像を記録する際、その受信画像とは別に所
定の記号を記録しつつ光学的に検知し、その記号の検知
結果に基づいて上記受信画像の記録良否を判定すること
ができ、上記記録手段の記録を施す部分を清掃する清掃
手段を備えた通信装置であって、上記記号の検知結果に
基づいて上記受信画像の記録不良と判定した場合、上記
画像情報を上記画像記憶手段に記憶させておく記憶制御
手段と、上記受信画像の記録不良との判定結果に応じ
て、上記清掃手段による上記記録手段の清掃が行われ、
その清掃が終了した時点で、上記記憶制御手段によって
上記画像記憶手段に記憶された上記受信画像を、上記記
録手段にて記録させる記録制御手段とを有することを特
徴としている。
【0006】この通信装置によれば、受信画像が記録不
良と判定され、その後、清掃手段によって記録手段が清
掃されると、その清掃が終了した時点で記録不良とされ
た受信画像が記録されるので、記録不良の一因とされる
記録手段の汚れが除去され、そうした記録不良の解消直
後、自動的に記録不良とされた受信画像が再記録される
ことから、ユーザによる操作が軽減され、利便性に優れ
たものとすることができる。
【0007】なお、通信回線としては、公衆回線であっ
ても専用回線であってもよく、また有線であっても無線
であってもよい。
【0008】画像記憶手段としては、たとえばRAMを
用いることができるが、これに限らず、フラッシュメモ
リやハードディスク装置などの他の記憶装置を用いても
よい。
【0009】所定の記号としては、たとえば黒丸印を用
いることができるが、これに限るものではなく、その形
状および色彩は任意である。ただし、記録される受信画
像と記号とは、互いに同一の記録手段にて記録されるこ
とから、当然に同一色である。
【0010】通信装置としては、たとえばファクシミリ
装置が考えられるが、これに限るものではなく、パーソ
ナルコンピュータなどのコンピュータに接続されて、フ
ァクシミリ送受信機能、プリンタ機能、イメージスキャ
ナ機能、あるいはコピー機能などの複数の機能を有する
いわゆる多機能周辺装置であってもよい。
【0011】また、請求項2に記載した発明の通信装置
は、請求項1に記載の通信装置であって、上記記録手段
は、インクカートリッジに充填されたインクを記録ヘッ
ドから噴出することで上記記録用紙上に記録を施してい
る。
【0012】この通信装置によれば、請求項1に記載の
通信装置による効果に加えて、記録手段は、インクカー
トリッジに充填されたインクを記録ヘッドから噴出する
ことで記録用紙上に記録を施す、いわゆるインクジェッ
ト方式の記録方式が採用されているので、そのようなイ
ンクジェット方式の記録に際して記録不良の原因とされ
る記録ヘッドの目詰まりを清掃によって解消することが
でき、インクジェット方式の記録手段を有する通信装置
にとって好都合とすることができる。
【0013】さらに、請求項3に記載した発明の通信装
置は、請求項1または請求項2に記載の通信装置であっ
て、表示手段を備え、上記記号の検知結果に基づいて上
記受信画像の記録不良と判定した場合、上記清掃手段に
より上記記録手段を清掃すべき旨を上記表示手段に表示
させる表示制御手段を有している。
【0014】この通信装置によれば、請求項1または請
求項2に記載の通信装置による効果に加えて、記録不良
が発生した場合、清掃手段により記録手段を清掃すべき
旨が表示されるので、そのような清掃すべき旨の表示に
従ってユーザが清掃手段の作動を開始させるだけで、そ
の後、清掃が終了すると記録不良とされた受信画像が自
動的に記録されることから、記録不良の発生に対して機
動性よく対処することができる。
【0015】なお、表示手段としては、メッセージ表示
可能なLCDや点灯表示可能なLEDが適用可能である
が、これらに限ることはなく、その他の表示装置であっ
てもよい。
【0016】また、請求項4に記載した発明の記憶媒体
は、通信回線を介して画像情報を受信するとともに、受
信した画像情報に基づく受信画像を画像記憶手段に記憶
しつつ記録手段にて記録用紙上に記録可能であり、その
記録手段によって上記受信画像を記録する際、その受信
画像とは別に所定の記号を記録しつつ光学的に検知し、
その記号の検知結果に基づいて上記受信画像の記録良否
を判定することができ、上記記録手段の記録を施す部分
を清掃する清掃手段を備えた通信装置を制御するための
プログラムを記憶した記憶媒体であって、上記記号の検
知結果に基づいて上記受信画像の記録不良と判定した場
合、上記画像情報を上記画像記憶手段に記憶させておく
ための記憶制御プログラムと、上記受信画像の記録不良
との判定結果に応じて、上記清掃手段による上記記録手
段の清掃が行われ、その清掃が終了した時点で、上記記
憶制御手段によって上記画像記憶手段に記憶された上記
受信画像を、上記記録手段にて記録させるための記録制
御プログラムとを記憶していることを特徴としている。
【0017】この記憶媒体によれば、記憶されたプログ
ラムに基づいてCPUを動作させることにより、請求項
1に記載の通信装置の動作を実現することができる。
【0018】なお、記憶媒体としては、たとえばROM
が適用されるが、これに限るものではなく、その他フラ
ッシュメモリやCD−ROMなどであってもよい。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態ついて図面を参照して具体的に説明する。
【0020】図1は、本発明にかかる通信装置の一例と
してのファクシミリ装置の回路ブロック図であって、こ
のファクシミリ装置は、CPU1、NCU2、RAM
3、モデム4、ROM5、EEPROM6、ゲートアレ
イ7、コーデック8、DMAC9、読取部11、記録部
12、操作部13、および表示部14を具備して構成さ
れている。CPU1、NCU2、RAM3、モデム4、
ROM5、EEPROM6、ゲートアレイ7、コーデッ
ク8、およびDMAC9は、バス線により相互に接続さ
れている。バス線には、アドレスバス、データバス、お
よび制御信号線が含まれる。ゲートアレイ7には、読取
部11、記録部12、操作部13、および表示部14が
接続されている。NCU2には、通信回線の一例として
の電話回線21が接続されている。記録部12には、記
録用紙の後端部に記録されたインクエンプティマークを
検知するマークセンサ15が設けられている。
【0021】CPU1は、ファクシミリ装置全体を制御
する。NCU2は、電話回線21に接続されて網制御を
行う。RAM3は、充電電池などの電池(図示省略)に
より電源バックアップが処置されており、ファクシミリ
受信データや留守番録音した音声データなどの各種のデ
ータを記憶する。モデム4は、送信データの変調や受信
データの復調などを行う。ROM5は、各種のプログラ
ムや初期設定値などのデータを記憶している。EEPR
OM6は、各種のフラグや登録データなどを記憶する。
ゲートアレイ7は、CPU1の入出力インターフェース
として機能するとともに、読取部11からの読取画像信
号に対してアナログ・デジタル変換や各種の画像処理な
どを施す。コーデック8は、送信ファクシミリデータの
符号化や受信ファクシミリデータの復号化を行う。DM
AC9は、RAM3へのデータの書き込みや読み出しを
行う。
【0022】読取部11は、光源やカラーCCDイメー
ジセンサや原稿送りモータなどを備えており、アナログ
のカラー画像信号を出力する。記録部12は、たとえば
インクジェット方式の記録装置を備えており、受信画像
やコピー時の読取画像などを記録用紙上に記録する。こ
の記録部12の記録装置は、3色以上のカラーインクと
黒色インクとを用いて画像の記録を行う構成であって、
各色のインクが個別に充填されたインクカートリッジ
と、各色のインクを個別に記録用紙に向けて噴射する、
各色ごとに複数の微小ノズルとを有する記録ヘッドが、
主走査方向に移動することにより、各色のノズルの数に
応じたライン数、すなわち1バンド分の画像を同時に記
録するようになされている。インクカートリッジは、移
動体となるキャリッジに着脱自在に設けられている。も
ちろん、黒色インクのみを用いたモノクロ印字も可能で
ある。本実施形態では、受信画像の記録は、黒色インク
を用いたモノクロ印字を行うものとする。この記録部1
2は、受信画像の記録に続いて、記録用紙の所定位置、
すなわち記録用紙の受信画像記録領域後縁よりも後端部
の有効記録領域に、記録ヘッドにおける黒色インクの目
詰まりを検出するためのインクエンプティマークを記録
する機能を有しているとともに、そのインクエンプティ
マークを検知するマークセンサ15を備えている。この
マークセンサ15は、たとえば反射型の光電管により構
成されており、インクエンプティマークを検知するのに
用いられる。インクエンプティマークは、たとえば小円
形の黒塗り部分により構成されている。本実施形態で
は、インクエンプティマークの記録も、黒色インクを用
いたモノクロ印字を行うものとする。操作部13は、キ
ースイッチ群などからなり、ユーザの操作に応じた操作
信号を出力する。表示部14は、LCDなどからなり、
CPU1により制御されて各種のメッセージ表示を行
う。また、記録部12には、CPU1により制御され
て、余剰インクを吸引することなどで記録ヘッドを清掃
する清掃手段が設けられている。この清掃手段とは、イ
ンクジェット方式の記録装置において必要とされる、い
わゆるパージ動作を行うものであり、モータで駆動され
るポンプなどを有して従来より既知の構成のものであ
る。
【0023】すなわち、RAM3は、電話回線21を介
してNCU2およびモデム4が受信した画像情報に基づ
く受信画像を記憶する画像記憶手段を実現している。ま
た、記録部12は、受信画像を記録用紙上に記録可能で
あり、受信画像を記録する際、その受信画像とは別に所
定の記号を記録する記録手段を実現している。さらに、
表示部14は、清掃手段により記録手段を清掃すべき旨
を表示する表示手段を実現している。さらにまた、マー
クセンサ15は、受信画像とは別に記録された所定の記
号を光学的に検知する機能を実現している。
【0024】また、CPU1は、ROM5に格納された
プログラムに基づいて動作することにより、記号の検知
結果に基づいて受信画像の記録良否を判定する機能を実
現している。また、CPU1は、記号の検知結果に基づ
いて受信画像の記録不良と判定した場合、画像情報を画
像記憶手段に記憶させておく記憶制御手段を実現してい
る。さらに、CPU1は、受信画像の記録不良との判定
結果に応じて、清掃手段による記録手段の清掃が行わ
れ、その清掃が終了した時点で、記憶制御手段によって
画像記憶手段に記憶された受信画像を、記録手段にて記
録させる記録制御手段を実現している。さらにまた、C
PU1は、記号の検知結果に基づいて受信画像の記録不
良と判定した場合、清掃手段により記録手段を清掃すべ
き旨を表示手段に表示させる表示制御手段を実現してい
る。
【0025】また、ROM5は、通信回線を介して画像
情報を受信するとともに、受信した画像情報に基づく受
信画像を画像記憶手段に記憶しつつ記録手段にて記録用
紙上に記録可能であり、その記録手段によって受信画像
を記録する際、その受信画像とは別に所定の記号を記録
しつつ光学的に検知し、その記号の検知結果に基づいて
受信画像の記録良否を判定することができ、記録手段の
記録を施す部分を清掃する清掃手段を備えた通信装置を
制御するためのプログラムを記憶した記憶媒体であっ
て、記号の検知結果に基づいて受信画像の記録不良と判
定した場合、画像情報を画像記憶手段に記憶させておく
ための記憶制御プログラムと、受信画像の記録不良との
判定結果に応じて、清掃手段による記録手段の清掃が行
われ、その後その清掃が終了した時点で、記憶制御手段
によって画像記憶手段に記憶された受信画像を、記録手
段にて記録させるための記録制御プログラムとが記憶さ
れている記憶媒体を実現している。
【0026】次に、上記構成を有するファクシミリ装置
の動作の要点について説明する。このファクシミリ装置
は、EEPROM6に記憶されているマークフラグに応
じて、ファクシミリ受信時の動作が決定される。このマ
ークフラグは、操作部13の操作により、オンとオフと
を交互に切り替えることができる。たとえば、操作部1
3に備えられた所定の2個のキースイッチを同時に押下
することにより、マークフラグがオンからオフに、ある
いはオフからオンに切り替わる。このようなマークフラ
グの切り替え操作は、取扱説明書などにより全てのユー
ザに対して公開されている。
【0027】マークフラグがオンすなわち「1」の場
合、記録部12により記録用紙上の受信画像記録領域に
黒インクにより受信画像を記録するとともに、記録用紙
上の受信画像記録領域外の後端部の所定位置に黒インク
によりインクエンプティマークを記録する。そして、マ
ークセンサ15によりインクエンプティマークを検知
し、正常に検知できれば、受信データの各頁毎にインク
エンプティマークを検知しながら、同様の動作を最終頁
まで繰り返す。
【0028】インクエンプティマークを正常に検知でき
なければ、その頁から代行受信に切り替え、記録部12
による記録を行わずに、受信データをバックアップデー
タとしてRAM3に格納する。そして、代行受信の切り
替え時に、記録ヘッドを清掃すべき旨の表示を、表示部
14の表示画面上に表示する。ユーザにより記録ヘッド
を清掃するための操作が操作部13に対して行われれ
ば、自動的に記録ヘッドを清掃し、その清掃が終わると
同時に、代行受信したバックアップデータをインクエン
プティマークとともに自動的に記録部12により記録す
る。このとき、全ての頁のインクエンプティマークを正
常に検知できれば、自動的に記録したバックアップデー
タをRAM3から消去する。
【0029】マークフラグがオフすなわち「0」の場
合、受信データを全頁にわたって記録部12により記録
すると同時に、バックアップデータとしてRAM3に格
納する。このとき、インクエンプティマークの記録は行
わない。
【0030】一方、ユーザが操作部13に対して所定の
キー操作を行えば、記録部12に設けられた清掃手段が
CPU1により制御されて作動する。この清掃手段は、
ユーザの操作以外にも、ファクシミリ装置の電源がオン
の期間に、所定時間毎に作動するし、インクカートリッ
ジを交換したときにも作動し、また記録ヘッドを交換し
たときにも作動する。
【0031】上記の動作について、さらに詳細に述べ
る。
【0032】受信処理の手順について、図2に示すフロ
ーチャートを参照しながら説明する。この図に示すよう
に、まず、CPU1が、呼び出しの有無を判断する(S
1)。具体的には、CPU1が、NCU2を監視するこ
とにより、電話回線21を介して交換局から呼び出し信
号が入力されたかどうかを調べる。
【0033】呼び出しがあれば(S1:YES)、CP
U1が、NCU2を制御して回線を閉結させる(S
2)。そしてCPU1が、ファクシミリ受信であるか否
かを判断する(S3)。具体的には、電話回線21とN
CU2とを介してモデム4に入力され、モデム4により
復調されたデータを監視して、受信情報がファクシミリ
通信情報であるかどうかを調べる。
【0034】ファクシミリ受信であれば(S3:YE
S)、CPU1が、マークフラグがオンであるか否かを
判断する(S4)。具体的には、CPU1が、EEPR
OM6の所定領域に格納されているマークフラグを読み
出し、その内容が「1」であるかどうかを調べる。この
マークフラグは、インクエンプティマークを使用するか
否かを表すものであって、工場からの出荷段階ではオン
に設定されており、ユーザが操作部13に所定のキー操
作を施すことにより、オン状態とオフ状態とを切り換え
ることができる。
【0035】マークフラグがオンであれば(S4:YE
S)、CPU1が、第1の制御を実行し(S5)、この
ルーチンを終了する。この第1の制御の具体的内容につ
いては後述する。
【0036】S4において、マークフラグがオンでなけ
れば(S4:NO)、CPU1が、第2の制御を実行し
(S6)、このルーチンを終了する。この第2の制御の
具体的内容については後述する。
【0037】S3において、ファクシミリ受信でなけれ
ば(S3:NO)、音声信号の受信であるので、CPU
1が、音声処理を実行して(S7)、このルーチンを終
了する。この音声処理は、たとえば留守番電話モードの
場合、RAM3に格納されている応答メッセージに対応
するディジタルの音声データを読み出してコーデック8
にアナログの音声信号に変換させ、NCU2を介して電
話回線21に送出するとともに、電話回線21を介して
NCU2に入力された伝言メッセージに対応するアナロ
グの音声信号をコーデック8によりディジタルの音声デ
ータに変換させてRAM3に格納するという制御である
が、これらについては周知であるので、具体的な説明を
省略する。
【0038】S1において、呼び出しがなければ(S
1:NO)、S1に戻って呼び出しがあるのを待つ。
【0039】図3は、図2のS5における第1の制御処
理の手順を説明するフローチャートであって、第1の制
御処理に際しては、まず、CPU1が、ドットカウンタ
のカウント値が所定値以下であるか否かを判断する(S
21)。具体的には、CPU1が、黒インクに対応する
ドットカウンタのカウント値をEEPROM6から読み
出して、その値が所定の閾値以下であるかどうかを調べ
る。ドットカウンタは、たとえばCPU1が記録部12
に供給する印字データを監視して、各色のインク毎に、
インクを噴出したドット数の累積値を演算して、EEP
ROM6に格納することにより実現される。これらドッ
トカウンタのカウント値は、インクカートリッジの交換
の度に自動的にリセットされる。そして、これらドット
カウンタのカウント値は、所定の閾値を用いて管理され
ており、たとえば黒インクに対応するカウント値がその
閾値を越えれば、CPU1が、表示部14の表示画面上
に、黒インクが残り少なくなった旨を表示させる。
【0040】ドットカウンタのカウント値が所定値以下
であれば(S21:YES)、CPU1が、受信データ
を記録させる(S22)。具体的には、CPU1が、モ
デム4により復調されてコーデック8により復合化され
た受信データを、ゲートアレイ7を介して記録部12に
供給し、1バンド分の受信画像を黒インクにより記録用
紙上に印字させる。ここで、1バンドとは、多数のノズ
ルを備えた印字ヘッドが主走査方向に1回移動すること
により記録される副走査方向の幅をいう。
【0041】そしてCPU1が、1頁分の記録が終了し
たか否かを判断する(S23)。
【0042】1頁分の記録が終了していれば(S23:
YES)、CPU1が、記録部12を制御して、記録用
紙上の所定位置にインクエンプティマークを記録させる
(S24)。そしてCPU1が、インクエンプティマー
クを読み取る(S25)。具体的には、CPU1が、記
録用紙上のインクエンプティマークがマークセンサ15
による検知位置に到達した時点で、マークセンサ15か
らゲートアレイ7を介して入力された検知データの値を
調べる。そしてCPU1が、インクエンプティマークが
正常に読み取れたか否かを判断する(S26)。具体的
には、CPU1が、S25で読み取った検知データの値
が所定値未満であるかどうかを調べる。
【0043】インクエンプティマークが正常に読み取れ
れば(S26:YES)、CPU1が、受信データの記
録が全頁にわたって終了したか否かを判断する(S2
7)。
【0044】受信データの記録が全頁にわたって終了し
ていなければ(S27:NO)、すなわち次に記録すべ
き頁が存在すれば、CPU1が、受信データをバックア
ップデータとしてRAM3に格納しつつ記録処理を続行
する(S28)。具体的には、CPU1が、モデム4に
より復調されてコーデック8により復合化された受信デ
ータを、DMAC9により所定バイトずつRAM3に格
納させる。
【0045】そして、CPU1が、1頁分の受信データ
がRAM3に格納されたか否かを判断する(S29)。
【0046】1頁分の受信データがRAM3に格納され
れば(S29:YES)、CPU1が、全頁の受信デー
タがRAM3に格納されたか否かを判断する(S3
0)。
【0047】全頁の受信データがRAM3に格納されれ
ば(S30:YES)、CPU1が、回線を開放させる
(S31)。具体的には、CPU1が、NCU2を制御
して、電話回線21を開放させる。
【0048】そしてCPU1が、最終的に受信データの
記録が全頁にわたって終了したか否かを判断し(S3
2)、全頁にわたる記録が終了すると(S33:YE
S)、CPU1が、記録済のバックアップデータを全て
消去し(S33)、このルーチンを終了する。具体的に
は、CPU1が、RAM3に記憶されている受信データ
に関する情報をRAM3から読み出し、それらの受信デ
ータが記録済であるか未記録であるかを個々に判断し、
記録済のものを全てRAM3から消去する。
【0049】S32において、受信データの記録が全頁
にわたって終了していない場合(S32:NO)、S2
1に戻って記録の前処理を開始する。
【0050】S30において、全頁の受信データがRA
M3に格納されていなければ(S30:NO)、すなわ
ち次に格納すべき頁の受信データが存在すれば、S28
に戻って受信データの記憶かつ記録を続行する。
【0051】S29において、1頁分の受信データがR
AM3に格納されていなければ(S29:NO)、S2
8に戻って受信データの記憶を継続する。
【0052】S27において、受信データの記録が全頁
にわたって終了していれば(S27:YES)、S28
〜S30を飛ばしてS31に進む。
【0053】S26において、インクエンプティマーク
を正常に読み取れなければ(S26:NO)、記録ヘッ
ドの目詰まりであると判断できるので、CPU1が、記
録ヘッドの目詰まり処理を実行し(S34)、このルー
チンを終了する。この記録ヘッドの目詰まり処理の詳細
については、後述する。
【0054】S23において、1頁分の記録が終了して
いなければ(S23:NO)、S22に戻って記録を続
行する。
【0055】S21において、ドットカウンタのカウン
ト値が所定値以下でなければ(S21:NO)、黒イン
クのインク切れであるので、CPU1が、インク切れ処
理を実行し(S35)、このルーチンを終了する。この
インク切れ処理の詳細については、後述する。
【0056】このように、マークフラグがオンの場合、
インクエンプティマークを記録し、そのインクエンプテ
ィマークが正しく読み取れるかどうかを確認しながら、
受信データを記録していく。全頁にわたってインクエン
プティマークが正しく読み取れれば、記録ヘッドの目詰
まりが発生していないものと考えられるので、RAM3
に記憶している記録済のバックアップデータが存在すれ
ば、それらを全て消去する。
【0057】インクエンプティマークが正常に読み取れ
なければ、インク詰まりが発生したものとして、代行受
信に切り換える。
【0058】次に、図4は、図2のS6における第2の
制御処理の手順を説明するフローチャートであって、第
2の制御処理に際しては、先ずCPU1が、メモリフル
であるか否かを判断する(S91)。
【0059】メモリフルでなければ(S91:NO)、
CPU1が、ドットカウンタのカウント値が所定値以下
であるか否かを判断する(S93)。
【0060】ドットカウンタのカウント値が所定値以下
であれば(S93:YES)、CPU1が、受信データ
を記録させると同時に記憶させる(S94)。そしてC
PU1が、1頁分の受信データが記録されかつ記憶され
たか否かを判断する(S95)。
【0061】1頁分の受信データが記録されかつ記憶さ
れていれば(S95:YES)、CPU1が、全頁の受
信データが記録されかつ記憶されたか否かを判断する
(S96)。
【0062】全頁の受信データが記録されかつ記憶され
ていれば(S96:YES)、CPU1が、回線を開放
させ(S97)、このルーチンを終了する。
【0063】S96において、全頁の受信データが記録
されかつ記憶されていなければ(S96:NO)、すな
わち次に記録かつ記憶すべき頁の受信データが存在すれ
ば、S91に戻って次頁の記録および記憶の前処理を開
始する。
【0064】S95において、1頁分の受信データが記
録されかつ記憶されていなければ(S95:NO)、S
94に戻って受信データの記録および記憶を継続する。
【0065】S93において、ドットカウンタのカウン
ト値が所定値以下でなければ(S93:NO)、黒イン
クのインク切れであるので、CPU1が、インク切れ処
理を実行し(S99)、このルーチンを終了する。この
インク切れ処理の詳細については、後述する。
【0066】S91において、メモリフルであれば(S
91:YES)、CPU1が、RAM3に記録済のバッ
クアップデータが格納されているか否かを判断する(S
92a)。RAM3に記録済のバックアップデータが格
納されていなければ(S92a:NO)、CPU1が、
NCU2を制御して回線を開放させ(S92b)、この
ルーチンを終了する。RAM3に記録済のバックアップ
データが格納されていれば(S92a:YES)、CP
U1が、記録済のバックアップデータをRAM3から1
件消去し(S92c)、S91に戻る。
【0067】このように、マークフラグがオフの場合、
全ての受信ファクシミリデータをバックアップデータと
してRAM3に格納する。もちろん、インクエンプティ
マークを記録しない。
【0068】次に、図5は、図3のS34における記録
ヘッドの目詰まり処理の手順を説明するフローチャート
であって、記録ヘッドの目詰まり処理に際しては、先ず
CPU1が、メモリフルであるか否かを判断する(S1
21)。具体的には、CPU1が、RAM3の空き容量
が所定値以上であるかどうかを調べる。
【0069】メモリフルでなければ(S121:N
O)、CPU1が、受信データをRAM3に格納する
(S123)。具体的には、先ずCPU1が、インクエ
ンプティマークが正常に読み取れなかった頁の受信デー
タを、RAM3のバッファ領域からバックアップデータ
格納領域に転送し、その次の頁の受信データからは、モ
デム4により復調されてコーデック8により復合化され
た受信データを、DMAC9により所定バイトずつRA
M3に格納させる。すなわち、インクエンプティマーク
が正常に読み取れなかったということは、その頁の途中
で記録ヘッドの目詰まりが発生している可能性が極めて
高いことから、記録済であるその頁自体の受信データも
バックアップデータとしてRAM3に格納している。そ
してCPU1が、1頁分の受信データがRAM3に格納
されたか否かを判断する(S124)。
【0070】1頁分の受信データがRAM3に格納され
ていれば(S124:YES)、CPU1が、全頁の受
信データがRAM3に格納されたか否かを判断する(S
125)。
【0071】全頁の受信データがRAM3に格納されて
いれば(S125:YES)、CPU1が、回線を開放
させる(S126)。具体的には、CPU1が、NCU
2を制御して、電話回線21を開放させる。そしてCP
U1が、表示部14を制御して、表示部14の表示画面
上の所定領域に、記録ヘッドの目詰まりが発生した旨を
表示させる(S127)。具体的には、表示部14の表
示画面上に「CLEAN BLACK INK」などと
表示される。
【0072】そして、CPU1が、表示部14の表示に
応じ、ユーザのキー操作によって記録ヘッドの目詰まり
を除去するクリーニングが要求されか否かを判断する
(S128)。
【0073】クリーニングが要求されると(S128:
YES)、CPU1が、清掃手段に記録ヘッドのクリー
ニングを実行させる(S129)。
【0074】その後、CPU1が、記録ヘッドのクリー
ニングが終了したか否かを判断し(S130)、クリー
ニングが終了すると(S130:YES)、その時点で
CPU1が、バックアップデータをRAM3から読み出
しつつ、そのバックアップデータに基づく画像の記録処
理を実行し(S131)、このルーチンを終了する。こ
のバックアップデータに基づく画像の記録処理は、先述
のS21からS27までの一連の処理と同様にして行わ
れる。
【0075】S130において、記録ヘッドのクリーニ
ングが終了されていないと(S130:NO)、S12
9に戻ってクリーニングが続行される。
【0076】S128において、クリーニングの要求が
ない場合(S128:NO)、クリーニングの要求があ
るまで待機する。
【0077】S125において、全頁の受信データがR
AM3に格納されていなければ(S125:NO)、す
なわち次に記憶すべき頁の受信データが存在すれば、S
121に戻って次頁の記憶の前処理を開始する。
【0078】S124において、1頁分の受信データが
RAM3に格納されていなければ(S124:NO)、
S123に戻って記憶を継続する。
【0079】S121において、メモリフルであれば
(S121:YES)、バックアップできないのでS1
26に進む。
【0080】このように、インクエンプティマークが正
常に読み取れない場合には、記録ヘッドの目詰まりが発
生しているものと判断して、ユーザに記録ヘッドのクリ
ーニングのための操作を促すようにしており、ユーザの
操作によってクリーニングが実行されると、そのクリー
ニングが終了した時点で、バックアップされた受信デー
タに基づく画像が記録されるようになっている。
【0081】図6は、図3のS35、あるいは図4のS
99におけるインク切れ処理の手順を説明するフローチ
ャートであって、インク切れ処理に際しては、先ずCP
U1が、メモリフルであるか否かを判断する(S14
1)。具体的には、CPU1が、RAM3の空き容量が
所定値以上であるかどうかを調べる。
【0082】メモリフルでなければ(S141:N
O)、CPU1が、RAM3に格納されている記録済の
バックアップデータを1件分消去する(S142)。す
なわち、記録済のバックアップデータは、正常に記録さ
れている確率が比較的高いものと推測されるので、その
バックアップデータを消去し、新たな受信データをバッ
クアップするためにRAM3の空き容量を確保するので
ある。そしてCPU1が、受信データをRAM3に格納
する(S143)。具体的には、CPU1が、モデム4
により復調されてコーデック8により復合化された受信
データを、DMAC9により所定バイトずつRAM3に
格納させる。このとき、ドットカウンタの所定の閾値は
多少の余裕を持って設定されているので、頁の途中でド
ットカウンタのカウント値が閾値に達しても、その頁は
印字可能であることから、次頁以降の受信データをRA
M3に格納するようにしている。そしてCPU1が、1
頁分の受信データがRAM3に格納されたか否かを判断
する(S144)。
【0083】1頁分の受信データがRAM3に格納され
ていれば(S144:YES)、CPU1が、全頁の受
信データがRAM3に格納されたか否かを判断する(S
145)。
【0084】全頁の受信データがRAM3に格納されて
いれば(S1435:YES)、CPU1が、回線を開
放させる(S146)。具体的には、CPU1が、NC
U2を制御して、電話回線21を開放させる。そしてC
PU1が、表示部14を制御して、表示部14の表示画
面上の所定領域に、黒インクのインク切れが発生した旨
を表示させる(S147)。そしてCPU1が、記録禁
止モードを設定して(S148)、このルーチンを終了
する。記録禁止モードが設定されると、ファクシミリデ
ータを受信した場合、全てメモリ代行受信になり、RA
M3内の全ての記録済バックアップデータを消去しても
空きメモリ容量が所定値を越えない状態になれば、ファ
クシミリデータの受信を拒否する。この記録禁止モード
は、ユーザによる黒インクのインクカートリッジあるい
は記録ヘッドの交換後に実行される記録ヘッドのクリー
ニングによって解除され、クリーニングを終了した時点
で、先述のS131におけるバックアップデータの記録
処理と同様の処理が実行される。
【0085】S145において、全頁の受信データがR
AM3に格納されていなければ(S145:NO)、す
なわち次に記憶すべき頁の受信データが存在すれば、S
141に戻って次頁の記憶の前処理を開始する。
【0086】S144において、1頁分の受信データが
RAM3に格納されていなければ(S144:NO)、
S143に戻って記憶を継続する。
【0087】S141において、メモリフルであれば
(S141:YES)、CPU1が、RAM3に記録済
のバックアップデータが格納されているか否かを判断す
る(S149)。RAM3に記録済のバックアップデー
タが格納されていれば(S149:YES)、CPU1
が、記録済のバックアップデータをRAM3から1件消
去し(S150)、S141に戻る。RAM3に記録済
のバックアップデータが格納されていなければ(S14
9:NO)、S146に進む。
【0088】このように、黒インクのドットカウンタが
所定の閾値に達すれば、黒インクが無くなったものとし
て、ユーザに黒インクのインクカートリッジの交換を促
すようにしており、ユーザのカートリッジ取り替え作業
によってクリーニングが実行されると、そのクリーニン
グが終了した時点で、バックアップされた受信データに
基づく画像が記録されるようになっている。
【0089】上記構成、動作を有するファクシミリ装置
によれば、受信画像が記録不良と判定され、その後、清
掃手段によって記録ヘッドが清掃されると、その清掃が
終了した時点で記録不良とされた受信画像が記録される
ので、記録不良の一因とされる記録ヘッドの目詰まりが
除去され、そうした記録不良の解消直後、自動的に記録
不良とされた受信画像が再記録されることから、ユーザ
による操作が軽減され、利便性に優れたものとすること
ができる。
【0090】なお、上記実施形態では、メモリフルのと
きに、記録済のバックアップデータをRAM3から必要
な量だけ消去したが、このような消去動作を自動的に行
うか否かを、キー操作などによりユーザが任意に切り替
えられるように構成してもよい。
【0091】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載し
た発明の通信装置によれば、受信画像が記録不良と判定
され、その後、清掃手段によって記録手段が清掃される
と、その清掃が終了した時点で記録不良とされた受信画
像が記録されるので、記録不良の一因とされる記録手段
の汚れが除去され、そうした記録不良の解消直後、自動
的に記録不良とされた受信画像が再記録されることか
ら、ユーザによる操作が軽減され、利便性に優れたもの
とすることができる。
【0092】また、請求項2に記載した発明の通信装置
によれば、請求項1に記載の通信装置による効果に加え
て、記録手段は、インクカートリッジに充填されたイン
クを記録ヘッドから噴出することで記録用紙上に記録を
施す、いわゆるインクジェット方式の記録方式が採用さ
れているので、そのようなインクジェット方式の記録に
際して記録不良の原因とされる記録ヘッドの目詰まりを
清掃によって解消することができ、インクジェット方式
の記録手段を有する通信装置にとって好都合とすること
ができる。
【0093】さらに、請求項3に記載した発明の通信装
置によれば、請求項1または請求項2に記載の通信装置
による効果に加えて、記録不良が発生した場合、清掃手
段により記録手段を清掃すべき旨が表示されるので、そ
のような清掃すべき旨の表示に従ってユーザが清掃手段
の作動を開始させるだけで、その後、清掃が終了すると
記録不良とされた受信画像が自動的に記録されることか
ら、記録不良の発生に対して機動性よく対処することが
できる。
【0094】また、請求項4に記載した発明の通信装置
によれば、記憶されたプログラムに基づいてCPUを動
作させることにより、請求項1に記載の通信装置の動作
を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る通信装置の一例としてのファクシ
ミリ装置の回路ブロック図である。
【図2】図1に示すファクシミリ装置による受信処理の
手順を説明するフローチャートである。
【図3】図1に示すファクシミリ装置による第1の制御
処理の手順の一部を説明するフローチャートである。
【図4】図1に示すファクシミリ装置による第2の制御
処理の手順を説明するフローチャートである。
【図5】図1に示すファクシミリ装置による記録ヘッド
の目詰まり処理の手順を説明するフローチャートであ
る。
【図6】図1に示すファクシミリ装置によるインク切れ
処理の手順を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1 CPU 2 NCU 3 RAM 4 モデム 5 ROM 6 EEPROM 7 ゲートアレイ 8 コーデック 9 DMAC 11 読取部 12 記録部 13 操作部 14 表示部 15 マークセンサ 21 電話回線

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信回線を介して画像情報を受信すると
    ともに、受信した画像情報に基づく受信画像を画像記憶
    手段に記憶しつつ記録手段にて記録用紙上に記録可能で
    あり、その記録手段によって上記受信画像を記録する
    際、その受信画像とは別に所定の記号を記録しつつ光学
    的に検知し、その記号の検知結果に基づいて上記受信画
    像の記録良否を判定することができ、上記記録手段の記
    録を施す部分を清掃する清掃手段を備えた通信装置であ
    って、 上記記号の検知結果に基づいて上記受信画像の記録不良
    と判定した場合、上記画像情報を上記画像記憶手段に記
    憶させておく記憶制御手段と、 上記受信画像の記録不良との判定結果に応じて、上記清
    掃手段による上記記録手段の清掃が行われ、その清掃が
    終了した時点で、上記記憶制御手段によって上記画像記
    憶手段に記憶された上記受信画像を、上記記録手段にて
    記録させる記録制御手段とを有することを特徴とする通
    信装置。
  2. 【請求項2】 上記記録手段は、インクカートリッジに
    充填されたインクを記録ヘッドから噴出することで上記
    記録用紙上に記録を施している、請求項1に記載の通信
    装置。
  3. 【請求項3】 表示手段を備え、上記記号の検知結果に
    基づいて上記受信画像の記録不良と判定した場合、上記
    清掃手段により上記記録手段を清掃すべき旨を上記表示
    手段に表示させる表示制御手段を有している、請求項1
    または請求項2に記載の通信装置。
  4. 【請求項4】 通信回線を介して画像情報を受信すると
    ともに、受信した画像情報に基づく受信画像を画像記憶
    手段に記憶しつつ記録手段にて記録用紙上に記録可能で
    あり、その記録手段によって上記受信画像を記録する
    際、その受信画像とは別に所定の記号を記録しつつ光学
    的に検知し、その記号の検知結果に基づいて上記受信画
    像の記録良否を判定することができ、上記記録手段の記
    録を施す部分を清掃する清掃手段を備えた通信装置を制
    御するためのプログラムを記憶した記憶媒体であって、 上記記号の検知結果に基づいて上記受信画像の記録不良
    と判定した場合、上記画像情報を上記画像記憶手段に記
    憶させておくための記憶制御プログラムと、 上記受信画像の記録不良との判定結果に応じて、上記清
    掃手段による上記記録手段の清掃が行われ、その清掃が
    終了した時点で、上記記憶制御手段によって上記画像記
    憶手段に記憶された上記受信画像を、上記記録手段にて
    記録させるための記録制御プログラムとを記憶している
    ことを特徴とする記憶媒体。
JP10022465A 1998-02-04 1998-02-04 通信装置および記憶媒体 Pending JPH11220562A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007174493A (ja) * 2005-12-26 2007-07-05 Seiko Epson Corp ファクシミリ装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007174493A (ja) * 2005-12-26 2007-07-05 Seiko Epson Corp ファクシミリ装置

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