JPH11218707A - 走査光学装置 - Google Patents

走査光学装置

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JPH11218707A
JPH11218707A JP2325498A JP2325498A JPH11218707A JP H11218707 A JPH11218707 A JP H11218707A JP 2325498 A JP2325498 A JP 2325498A JP 2325498 A JP2325498 A JP 2325498A JP H11218707 A JPH11218707 A JP H11218707A
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JP
Japan
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laser light
laser
shielding
shutter
optical device
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JP2325498A
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English (en)
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Kazuo Uzuki
和男 夘月
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レーザ光を遮蔽するためにレーザシャッタに
取り付けられた戻しバネが破断した際に、レーザ光が確
実に遮蔽される走査光学装置を実現する。 【解決手段】 光学箱1の内部には、半導体レーザ、コ
リメータレンズ、シリンドリカルレンズおよび回転多面
鏡がこの順番で並べられ、さらに、遮蔽部14および1
5を備えたレーザシャッタ11が配置されている。コリ
メータレンズとシリンドリカルレンズとの間のレーザ光
の進行方向に対して垂直な、矢印CおよびDで示される
方向にレーザシャッタ11が移動可能となっている。レ
ーザシャッタ11が戻しバネ16によって矢印Cの方向
に付勢されているとき、コリメータレンズとシリンドリ
カルレンズとの間の光路中に遮蔽部14が配置され、戻
しバネ16が破損したとき、レーザシャッタ11が矢印
Dの方向に移動して、コリメータレンズとシリンドリカ
ルレンズとの間の光路中に遮光部15が配置される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザビームプリ
ンタやレーザファクシミリ等で使用されている走査光学
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】レーザビームプリンタやレーザファクシ
ミリなどで使用されている走査光学装置では、偏向器に
より偏向された光束で感光体を走査することによって、
感光体に静電潜像が形成される。この静電潜像は現像装
置によって顕像化されてトナー像となり、そのトナー像
が記録紙に転写される。そして、トナー像が転写された
記録紙に定着装置によってトナーを加熱定着させること
で、記録紙への画像のプリントが行われる。
【0003】図5は、従来の技術による走査光学装置を
示す平面図である。図5に示される走査光学装置は、レ
ーザビームプリンタに用いられ、感光体をレーザ光の光
束によって走査するためのものである。図6は、図5の
A−A’線断面図である。
【0004】従来の走査光学装置は、図5に示される光
学箱51の内部に収納されている。図5では、光学箱5
1の蓋が取り外されて、光学箱51の内部が示されてい
る。従来の走査光学装置では、図5に示されるように、
光学箱51の内部に、レーザ発光手段としての半導体レ
ーザ52が配置されている。半導体レーザ52から発せ
られたレーザ光の光束の進行方向には、コリメータレン
ズ53、シリンドリカルレンズ54および、レーザ光偏
向手段としての回転多面鏡56がこの順番で配置されて
いる。半導体レーザ2から発せられたレーザ光の光束
は、コリメータレンズ53を通過することによって平行
光束となる。コリメータレンズ53により平行光束とな
った光束は、シリンドリカルレンズ54を通過すること
によって線状に集光される。回転多面鏡56は、シリン
ドリカルレンズ54によって形成された線状の光束が入
射する偏向反射面を有している。この回転多面鏡56は
モータ55によって回転される。
【0005】また、コリメータレンズ53およびシリン
ドリカルレンズ54を通過して回転多面鏡56の偏向反
射面により偏向反射された光束の進行方向には、Fθレ
ンズ57および表面反射ミラー58がこの順番で配置さ
れている。回転多面鏡56の偏向反射面により偏向反射
された光束は、Fθレンズ57および表面反射ミラー5
8を通過した後、光学箱51の、レーザビームが出射す
る開口部を通過して感光体(不図示)を照射する。表面
反射ミラー58は、Fθレンズ57を通過した光束の進
行方向を、感光体(不図示)に向かう方向に変えるため
のものである。
【0006】回転多面鏡56の偏向反射面により偏向反
射されてFθレンズ57に入射する光束は、Fθレンズ
57によって感光体の表面にスポットを形成するように
集光され、また、そのスポットの走査速度が等速に保た
れるようにFθレンズ57が設計されている。光束によ
る感光体の主走査は、回転多面鏡56が回転することに
よって行われる。また、走査される感光体の形状は円筒
状になっており、その円筒状の感光体の中心軸を回転中
心として感光体が回転することによって感光体の副走査
が行われる。このようにして感光体の走査が行われるこ
とで、感光体の表面に静電潜像が形成される。
【0007】さらに、光学箱51の内部において、半導
体レーザ52の近傍にレーザ光遮蔽手段としてのレーザ
シャッタ61が備えられている。図5および図6に示さ
れるように、レーザシャッタ61の一端部には第1の遮
蔽部としての遮蔽部64が備えられている。遮蔽部64
は、コリメータレンズ53とシリンドリカルレンズ54
との間でレーザ光を遮蔽するためのものである。また、
レーザシャッタ61の、遮蔽部64側と反対側の端部に
は、押圧部62が形成されている。この押圧部62は、
レーザプリンタの本体の前カバーなどに設けられた押圧
部材70によって押圧される。このようなレーザシャッ
タ61が、コリメータレンズ53とシリンドリカルレン
ズ54との間のレーザ光の進行方向に対してほぼ垂直な
一直線上に往復移動可能に支持され、図6に示される矢
印CまたはDの方向に移動する。
【0008】図6に示されるように、レーザシャッタ6
1の、遮蔽部64と押圧部62との間の部分には、突起
部71が形成されている。また、光学箱51の、押圧部
62の近傍の部分には突起部72が形成されている。突
起部71に、付勢手段としての戻しバネ66の一端が取
り付けられ、突起部72に戻しバネ66の他端が取り付
けられている。この戻しバネ66の弾性力によってレー
ザシャッタ61が押圧部材70側に付勢されている。こ
のレーザシャッタ61の遮蔽部64が押圧部62よりも
低い位置に配置されるように、走査光学装置がレーザプ
リンタに取り付けられている。
【0009】また、図5に示されるように、レーザシャ
ッタ61の一部からは係止部63が突出している。一
方、光学箱51の、係止部63の近傍の部分には、突出
部73が形成されている。図5では、係止部63が戻し
バネ66の弾性力によって突出部73と圧接し、レーザ
シャッタ61の移動が規制されている。
【0010】図5および図6に示される状態の走査光学
装置では、押圧部62が押圧部材70によって押圧され
ておらず、遮蔽部64がコリメータレンズ53とシリン
ドリカルレンズ54との間に配置されている。この状態
では、遮蔽部64のレーザ光照射位置80にレーザ光が
照射され、コリメータレンズ53とシリンドリカルレン
ズ54との間で遮蔽部64によってレーザ光が遮蔽され
る。
【0011】通常、走査光学装置が使用される状態で
は、押圧部材62が押圧部材70によって押圧され、レ
ーザシャッタ61全体が矢印Dの方向に移動する。従っ
て、遮蔽部64も矢印Dの方向に移動することにより、
半導体レーザ52からのレーザ光が遮蔽部64によって
遮蔽されず、レーザ光によって感光体が照射される。
【0012】走査光学装置に用いられる半導体レーザは
一般的に不可視光であり、そのレーザのパワーが、人間
の目に入射した時に安全性が保証されるレベルより大き
いことが多い。このため、通常、走査光学装置でレーザ
光を使用する時は勿論のこと、走査光学装置の電源が投
入されている状態で走査光学装置のメンテナンスなどを
行う時にも、レーザ光の安全対策が要求される。
【0013】レーザプリンタのカートリッジ交換、ある
いはジャム処理などでレーザプリンタの本体の前カバー
を開けると、押圧部材70が、押圧部62から離れる方
向に移動する。それと同時に、レーザシャッタ61が戻
しバネ66の弾性力により押圧部材70側に移動し、係
止部63が突出部73に突き当たる。レーザシャッタ6
1は、係止部63が突出部73に当接した位置で停止
し、押圧部材70が押圧部62から離れる。このような
状態が図5および図6に示されており、この時、コリメ
ータレンズ53とシリンドリカルレンズ54との間のレ
ーザ光の光路に遮蔽部64が配置される。従って、レー
ザプリンタのカートリッジ交換、あるいはジャム処理な
どでレーザプリンタの本体の前カバーを開けた時、万
一、半導体レーザ52からレーザ光が出射されても、遮
蔽部64によってレーザ光が遮蔽され、走査光学装置か
らレーザ光が放射されることが防止される。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
走査光学装置が、図6に示したようにレーザシャッタ6
1の遮蔽部64が押圧部62よりも低い位置になるよう
に、レーザプリンタに取り付けられている場合、戻しバ
ネ66が破断した時にレーザシャッタ61が自重によっ
て移動し、レーザ光が遮蔽部64によって遮蔽されない
状態となってしまう。この時、万一、半導体レーザ52
からレーザ光が出射されると、出射されたレーザ光は遮
蔽されず、走査光学装置の外部へレーザ光が放射されて
しまうという問題点がある。
【0015】走査光学装置の、レーザプリンタへの取り
付け姿勢が、遮蔽部64が押圧部62よりも高くなるよ
うに傾いている場合、戻しバネ66が破断しても、レー
ザシャッタ61は、レーザ光を遮蔽する位置に移動す
る。しかし、実際にレーザプリンタなどに走査光学装置
を取り付ける場合、遮蔽部64が押圧部62よりも低く
なることが多い。レーザシャッタ61は、ユーザやサー
ビスマンを保護するために備えられているので、戻しバ
ネ66が破断した時でも安全性が確保されることが望ま
しい。
【0016】本発明の目的は、安全性のためにレーザ光
を遮蔽するようにレーザシャッタに取り付けられた戻し
バネが破断したときでも、レーザ光が確実に遮蔽される
走査光学装置を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、レーザ光を発するレーザ発光手段と、レーザ発光手
段から発せられたレーザ光を偏向反射すると共にレーザ
光の主走査を行うレーザ光偏向手段と、レーザ発光手段
とレーザ光偏向手段との間のレーザ光の光路中に配置さ
れることでレーザ光を遮蔽する第1の遮蔽部が一端部に
備えられ、レーザ光の進行方向に対して略垂直な一直線
上に往復移動可能に支持されたレーザ光遮蔽手段と、レ
ーザ発光手段と前記レーザ光偏向手段との間のレーザ光
の光路中に第1の遮蔽部を配置させるように一方向に向
けてレーザ光遮蔽手段を付勢する付勢手段とを有する走
査光学装置において、付勢手段が破損した時にレーザ発
光手段とレーザ光偏向手段との間のレーザ光の光路中に
配置され、レーザ光を遮蔽する第2の遮蔽部がレーザ光
遮蔽手段にさらに備えられていることを特徴とする。
【0018】上記の発明では、安全性のために、レーザ
発光手段とレーザ光偏向手段との間のレーザ光の光路中
に第1の遮蔽部が配置されるように、レーザ光遮蔽手段
が付勢手段によって一方向に向けて付勢された走査光学
装置において、付勢手段が破損した際、レーザ発光手段
とレーザ光偏向手段との間のレーザ光の光路中に第2の
遮蔽部が配置され、第2の遮蔽部によってレーザ光が遮
蔽される。例えば、レーザ光遮蔽手段の第1の遮蔽部側
の一端がレーザ光遮蔽手段の他端よりも低くなるように
走査光学装置が設置されている場合に、付勢手段が破損
してレーザ光遮蔽手段が自重によって移動しても、第2
の遮蔽部によってレーザ光が遮蔽される。従って、付勢
手段が破損した場合には、第2の遮蔽部によって確実に
レーザ光が遮蔽され、走査光学装置からレーザ光が出射
することがない。その結果、安全性の高い走査光学装置
が得られる。
【0019】また、前記第1および第2の遮蔽部が、レ
ーザ発光手段から発せられたレーザ光が通過するための
空間を隔ててレーザ光遮蔽手段の移動方向と平行な方向
に並ぶように、第1および第2の遮蔽部がレーザ光遮蔽
手段に備えられている。このようなレーザ光遮蔽手段を
走査光学装置が有していることにより、付勢手段が破損
した際に、レーザ発光手段とレーザ光偏向手段との間の
レーザ光の進行方向に対して垂直な方向にレーザ光遮蔽
手段が移動することで、レーザ発光手段とレーザ光偏向
手段との間のレーザ光の光路中に第2の遮蔽部が配置さ
れる。従って、付勢手段が破損しても、第2の遮蔽部に
よってレーザ光が遮蔽され、走査光学装置からレーザ光
が出射されることがない。
【0020】さらに、前記レーザ光遮蔽手段が、レーザ
発光手段とレーザ光偏向手段との間のレーザ光の進行方
向に対して略垂直な方向に延びると共に一部が第2の遮
蔽部を構成する棒状のアーム部と、アーム部の一端部か
ら下方に向かって突出する第1の遮蔽部とから少なくと
も構成され、かつ、アーム部と略平行な、アーム部から
離れた回転軸を中心にアーム部が旋回するようにレーザ
光遮蔽手段が回転可能に支持されると同時に、アーム部
が付勢手段によって上方に向けて付勢されている。
【0021】上記のようなレーザ光遮蔽手段を走査光学
装置が有していることにより、付勢手段が破損した際、
付勢手段による付勢力がなくなることで、アーム部がそ
の自重によって下方に向かって旋回して、第2の遮蔽部
を構成するアーム部の一部が、レーザ発光手段とレーザ
光偏向手段との間のレーザ光の光路中に配置される。従
って、付勢手段が破損しても、第2の遮光部によってレ
ーザ光が遮蔽され、走査光学装置からレーザ光が出射さ
れることがない。また、この場合、レーザ光遮蔽手段の
第1の遮蔽部側の一端が、他端よりも低くても、あるい
は他端よりも高くても、第2の遮光部によってレーザ光
が遮蔽される。
【0022】前記付勢手段としては、ばねが用いられて
いることが好ましい。
【0023】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0024】(第1の実施の形態)図1は、本発明の第
1の実施形態の走査光学装置を示す平面図である。図1
に示される走査光学装置はレーザビームプリンタなどに
用いられる。図2は、図1のA−A’線断面図である。
また、図2では、付勢手段としてのばねが破断した状態
が示されている。
【0025】本実施形態の走査光学装置は、図1に示さ
れる光学箱1の内部に収納されている。図1では、光学
箱1の蓋が取り外されて、光学箱1の内部が示されてい
る。本実施形態の走査光学装置では、図1に示されるよ
うに、光学箱1の内部に、レーザ発光手段としての半導
体レーザ2が配置されている。半導体レーザ2から発せ
られたレーザ光の光束の進行方向には、コリメータレン
ズ3、シリンドリカルレンズ4および、レーザ光偏向手
段としての回転多面鏡6がこの順番で配置されている。
半導体レーザ2から発せられたレーザ光の光束は、コリ
メータレンズ3を通過することによって平行光束とな
る。コリメータレンズ3により平行光束となった光束
は、シリンドリカルレンズ4を通過することによって線
状に集光される。回転多面鏡6は、シリンドリカルレン
ズ4によって形成された線状の光束が入射する偏向反射
面を有している。この回転多面鏡6は、光学箱1の内壁
に取り付けられたモータ5によって回転される。
【0026】また、コリメータレンズ3およびシリンド
リカルレンズ4を通過して回転多面鏡6の偏向反射面に
より偏向反射された光束の進行方向には、Fθレンズ7
および表面反射ミラー8がこの順番で配置されている。
回転多面鏡6の偏向反射面により偏向反射された光束
は、Fθレンズ7および表面反射ミラー8を通過した
後、光学箱1の、レーザビームが出射する開口部を通過
して感光体(不図示)を照射する。表面反射ミラー8
は、Fθレンズ7を通過した光束の進行方向を、感光体
(不図示)に向かう方向に変えるためのものである。
【0027】回転多面鏡6の偏向反射面により偏向反射
されてFθレンズ7に入射する光束は、Fθレンズ7に
よって感光体の表面にスポットを形成するように集光さ
れ、また、そのスポットの走査速度が等速に保たれるよ
うにFθレンズ7が設計されている。光束による感光体
の主走査は、回転多面鏡6が回転することによって行わ
れる。走査される感光体の形状は円筒であり、その円筒
の中心軸を回転中心として感光体が回転することによっ
て感光体の副走査が行われる。このようにして感光体の
走査が行われることによって、感光体の表面に静電潜像
が形成される。
【0028】さらに、光学箱1の内部では、半導体レー
ザ2の近傍に、レーザ光遮蔽手段としてのレーザシャッ
タ11が配置されている。図1および図2に示されるよ
うに、レーザシャッタ11の一端部には第1の遮蔽部と
しての遮蔽部14が備えられている。遮蔽部14がコリ
メータレンズ3とシリンドリカルレンズ4との間のレー
ザ光の光路中に配置されることでレーザ光が遮蔽され
る。また、レーザシャッタ11には第2の遮蔽部として
の遮蔽部15が備えられている。遮蔽部15は、遮蔽部
14におけるレーザシャッタ11の他端側に、半導体レ
ーザ2から発せられたレーザ光が通過するための空間を
隔てて配置されている。また、レーザシャッタ11の、
遮蔽部14側と反対側の端部には、押圧部12が形成さ
れている。この押圧部12は、レーザプリンタの本体の
前カバーなどに設けられた押圧部材20によって押圧さ
れる。このようなレーザシャッタ11が、コリメータレ
ンズ3とシリンドリカルレンズ4との間のレーザ光の進
行方向に対してほぼ垂直な一直線上に往復移動可能に支
持されており、レーザシャッタ11は、図2に示される
矢印CまたはDの方向に移動する。このレーザシャッタ
11は、光学箱1内のレーザシャッタ11周辺に設けら
れた案内リブによってレーザシャッタ11の移動が規制
されている。遮蔽部14および15は、レーザシャッタ
11の移動方向と平行な方向に並べられている。
【0029】図2に示されるように、レーザシャッタ1
1の、遮蔽部15と押圧部12との間の部分には、突起
部21が形成されている。また、光学箱1の、押圧部1
2の近傍の部分には突起部22が形成されている。突起
部21に、付勢手段としての戻しバネ16の一端が取り
付けられ、突起部22に戻しバネ16の他端が取り付け
られている。この戻しバネ16の弾性力によってレーザ
シャッタ11が押圧部材20側に付勢されている。この
レーザシャッタ11の遮蔽部14が押圧部12よりも低
い位置に配置されるように、走査光学装置がレーザプリ
ンタに取り付けられている。
【0030】また、図1に示されるように、レーザシャ
ッタ11の一部からは係止部13が突出している。一
方、光学箱1の、係止部13の近傍の部分には、突出部
23が形成されている。図1では、戻しバネ66の弾性
力によって係止部63が突出部73と圧接し、レーザシ
ャッタ61の移動が規制されている。
【0031】図1に示される状態の走査光学装置では、
押圧部12が押圧部材20によって押圧されておらず、
遮蔽部14がコリメータレンズ3とシリンドリカルレン
ズ4との間のレーザ光の光路中に配置されている。この
状態では、コリメータレンズ3とシリンドリカルレンズ
4との間で遮蔽部14によってレーザ光が遮蔽されてい
る。
【0032】通常、走査光学装置が使用される状態で
は、押圧部材12が押圧部材20によって押圧され、図
1に示した状態からレーザシャッタ11が矢印Dの方向
に移動する。この時、コリメータレンズ3とシリンドリ
カルレンズ4との間の光路が、遮蔽部14と遮蔽部15
との間の空間により構成され、レーザ光が遮蔽部14ま
たは遮蔽部15によって遮蔽されることがない。従っ
て、レーザシャッタ11が、押圧部材20により押圧さ
れる共に戻しバネ16により付勢された状態では、コリ
メータレンズ3とシリンドリカルレンズ4との間でレー
ザ光が遮蔽されず、レーザ光によって感光体が照射され
る。
【0033】一方、レーザプリンタのカートリッジ交
換、あるいはジャム処理などでレーザプリンタの本体の
前カバーを開けると、押圧部材20が、押圧部12から
離れる方向に移動する。それと同時に、レーザシャッタ
11が戻しバネ16の弾性力により押圧部材20側に移
動し、係止部13が突出部23に突き当たる。レーザシ
ャッタ11は、係止部13が突出部23に当接した位置
で停止し、押圧部材20が押圧部12から離れる。この
ような状態が図1に示されており、この時、コリメータ
レンズ3とシリンドリカルレンズ4との間のレーザ光の
光路に遮蔽部14が配置される。従って、レーザプリン
タのカートリッジ交換、あるいはジャム処理などでレー
ザプリンタの本体の前カバーを開けた時、万一、半導体
レーザ2からレーザ光が出射されても、遮蔽部14によ
ってレーザ光が遮蔽され、走査光学装置からレーザ光が
放射されることが防止される。
【0034】図2に示すように、戻しバネ16が破断し
たときには、レーザシャッタ11が自重によって低い位
置に移動する。この時、レーザシャッタ11の押圧部1
2が、図1に示される当接部24に突き当たり、レーザ
シャッタ11が停止する。この状態では、コリメータレ
ンズ3とシリンドリカルレンズ4との間のレーザ光の光
路中に遮蔽部15が配置され、図2に示されるように、
遮蔽部15のレーザ光照射位置25にレーザ光が照射さ
れる。従って、コリメータレンズ3とシリンドリカルレ
ンズ4との間で、遮蔽部15によってレーザ光が遮蔽さ
れる。
【0035】上述したように、本実施形態の走査光学装
置では、戻しバネ16が破断したときにレーザ光を遮蔽
する遮蔽部15がレーザシャッタ11に備えられた。こ
れにより、レーザシャッタ11の遮蔽部14が押圧部1
2よりも低くなるように走査光学装置が設置された場合
に戻しバネ16が破断しても、レーザシャッタ11が自
重により移動して、コリメータレンズ3とシリンドリカ
ルレンズ4との間のレーザ光の光路中に遮蔽部15が配
置される。従って、戻しバネ16が破断したときでも遮
蔽部15によって確実にレーザ光が遮蔽され、走査光学
装置からレーザ光が出射されることがない。その結果、
安全性の高い走査光学装置が得られる。
【0036】(第2の実施の形態)図3は、本発明の第
2の実施形態の走査光学装置を表わす断面図である。図
4は、図3に示した走査光学装置の動作について説明す
るための断面図である。本実施形態の走査光学装置で
は、第1の実施形態と比較して、レーザ光遮蔽手段とし
てのレーザシャッタや、光学箱の、レーザシャッタ周辺
の部分が異なっている。以下では、第1の実施形態と異
なる点を中心に説明する。また、以下の説明では、第1
の実施形態と同一の構成部品に同一の符号を付して説明
する。
【0037】図3では、第1の実施形態における図1の
A−A’線断面図に対応する断面図が示されている。図
4(a)および図4(b)は、図3のA矢視図である。
図4(a)が、図3に示した状態でのA矢視図であり、
図4(b)が、付勢手段としての戻しバネが破断した状
態におけるA矢視図である。
【0038】本実施形態の走査光学装置では、図3に示
すように、光学箱1の内部にレーザ光遮蔽手段としての
レーザシャッタ31が取り付けられている。レーザシャ
ッタ31の、コリメータレンズ3およびシリンドリカル
レンズ4側の部分は、棒状のアーム部37で構成されて
いる。アーム部37は、コリメータレンズ3とシリンド
リカルレンズ4との間のレーザ光の進行方向に対してほ
ぼ垂直な方向に延びている。アーム部37の、コリメー
タレンズ3およびシリンドリカルレンズ4側の先端部に
は第1の遮蔽部としての遮蔽部34が形成されている。
遮蔽部34は、アーム部37に対してほぼ垂直に、下方
に向かって突出している。このアーム部37の、遮蔽部
34側の部分が、第2の遮蔽部としての遮蔽部35を構
成している。レーザシャッタ31の、遮蔽部34側と反
対側の端部には、第1の実施形態で用いたレーザシャッ
タ11の押圧部12に対応する押圧部32が形成されて
いる。
【0039】また、レーザシャッタ31の、アーム部3
7と押圧部32との間の部分には、突起部41が形成さ
れ、光学箱1の、レーザシャッタ31近傍の部分には突
起部42が備えられている。突起部41に、付勢手段と
しての戻しバネ36の一端が取り付けられ、突起部42
に戻しバネ36の他端が取り付けられている。
【0040】レーザシャッタ31は、第1の実施形態の
レーザシャッタ11と同様に、コリメータレンズ3とシ
リンドリカルレンズ4との間のレーザ光の進行方向に対
してほぼ垂直な一直線上に、往復移動移動可能に支持さ
れている。また、図4(a)に示すように、レーザシャ
ッタ31の、アーム部37側と反対側の部分は、断面形
状が円形の回転軸47となっている。回転軸47は、光
学箱1に備えられた支持部49によって支持されてお
り、レーザシャッタ31が、コリメータレンズ3とシリ
ンドリカルレンズ4との間のレーザ光の進行方向に対し
てほぼ垂直な中心軸を中心に回転可能に、かつ、その中
心軸と平行な方向に往復可能になっている。この回転軸
47に、アーム部37の、遮蔽部34側と反対側の端部
が接続部材37を介して接続されている。従って、アー
ム部37は、アーム部37とほぼ平行な、アーム部37
から離れた回転軸47を中心に旋回可能となっている。
【0041】このようなレーザシャッタ31が戻しバネ
36によって、図1に示した押圧部材20側に付勢され
ると共に、戻しバネ36によってアーム部37が上方に
向かって付勢されている。従って、アーム部37が回転
軸47の回転中心軸を中心に上方に向かって旋回するよ
うに、戻しバネ36によってレーザシャッタ31にモー
メントが付与されている。このようにして、レーザシャ
ッタ31に戻しバネ36の弾性力によって付勢力が付与
されることでレーザシャッタ31が押圧部材20側に移
動し、遮蔽部が34がコリメータレンズ3とシリンドリ
カルレンズ4との間のレーザ光の光路中に配置された状
態でレーザシャッタ31が停止する。このような状態が
図3および図4(a)に示されており、図3に示すよう
に、遮蔽部34のレーザ光照射位置48にレーザ光が照
射される。。また、図4(a)に示すように、光学箱1
の内壁の、アーム部の近傍の部分には突き当て部45が
備えられており、この状態では、突き当て部45にアー
ム部37の上面が当接している。このことにより、突き
当て部45によってレーザシャッタ31の回転が規制さ
れている。
【0042】一方、図4(b)に示すように、戻しバネ
36が破断したときには、レーザシャッタ31がその自
重によって回転軸47を中心に回転し、アーム部37が
下方に向かって旋回する。その後、光学箱1の内壁の、
接続部材38の近傍に備えられた突き当て部46に接続
部材37が突き当たる。この突き当て部46によってレ
ーザシャッタ31の回転が規制される。
【0043】それと同時に、図3に示されるようにレー
ザシャッタ31の遮蔽部35側の端部が押圧部32側の
端部よりも低くなるように走査光学装置が設置されてい
る場合、戻しバネ36が破断した際にレーザシャッタ3
1が低い位置に移動する。低い位置に移動するレーザシ
ャッタ31は、第1の実施形態と同様に、所定の位置で
停止し、コリメータレンズ3とシリンドリカルレンズ4
との間のレーザ光の光路中に遮蔽部35が配置される。
これにより、遮蔽部35にレーザ光が照射されてレーザ
光が遮蔽される。
【0044】また、図3に示した状態と異なり、レーザ
シャッタ31の遮蔽部34側の端部が押圧部32側の端
部よりも高くなるように、走査光学装置が設置されてい
る場合でも、戻しバネ36が破断したときにアーム部3
7が下方に向かって旋回し、遮蔽部35によってレーザ
光が確実に遮蔽される。さらに、レーザシャッタ31の
遮光部34側の端部、および押圧部32側の端部がほぼ
水平な同一平面内に配置されるように、レーザシャッタ
31の姿勢がほぼ水平となる状態で走査光学装置が設置
された場合でも、戻しバネ36が破断したときにアーム
部37が下方に向かって旋回する。これにより、遮蔽部
35によってレーザ光が確実に遮蔽される。従って、本
実施形態の走査光学装置では、第1の実施形態のものと
異なり、走査光学装置の取り付け姿勢に関わらず、遮蔽
部35によってレーザ光を確実に遮蔽することができ
る。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、レーザ発
光手段とレーザ光偏向手段との間のレーザ光の光路中に
第1の遮蔽部が配置されるように、レーザ光遮蔽手段が
付勢手段によって一方向に向けて付勢された走査光学装
置において、付勢手段が破損した時に、レーザ発光手段
とレーザ光偏向手段との間のレーザ光の光路中に配置さ
れて、そのレーザ光を遮蔽する第2の遮蔽部が備えられ
た。これにより、安全性のために備えられたレーザ光遮
蔽手段を付勢する付勢手段が破損しても、第2の遮蔽部
によってレーザ光が確実に遮蔽され、走査光学装置から
レーザ光から出射されることが防止される。従って、安
全性のより高い走査光学装置が得られるという効果があ
る。
【0046】また、走査光学装置が、第1および第2の
遮蔽部が備えられたレーザ光遮蔽手段を有することとに
より、付勢手段が破損したときの安全装置を別に設ける
必要がないので、走査光学装置のコストアップを生じさ
せることなく、安全性を高めることができるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の走査光学装置を示す
平面図である。
【図2】図1のA−A’線断面図である。
【図3】本発明の第2の実施形態の走査光学装置を表わ
す断面図である。
【図4】図3に示した走査光学装置の動作について説明
するための断面図である。
【図5】従来の技術による走査光学装置を示す平面図で
ある。
【図6】図5のA−A’線断面図である。
【符号の説明】
1 光学箱 2 半導体レーザ 3 コリメータレンズ 4 シリンドリカルレンズ 5 モータ 6 回転多面鏡 7 Fθレンズ 8 表面反射ミラー 11、31 レーザシャッタ 12 押圧部 13 係止部 14、15、34、35 遮蔽部 16、36 戻しバネ 20 押圧部 23 突出部 24 当接部 25、48 レーザ光照射位置 37 アーム部 45、46 突き当て部 47 回転軸 49 支持部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ光を発するレーザ発光手段と、 前記レーザ発光手段から発せられたレーザ光を偏向反射
    すると共に該レーザ光の主走査を行うレーザ光偏向手段
    と、 前記レーザ発光手段と前記レーザ光偏向手段との間のレ
    ーザ光の光路中に配置されることで前記レーザ光を遮蔽
    する第1の遮蔽部が一端部に備えられ、前記レーザ光の
    進行方向に対して略垂直な一直線上に往復移動可能に支
    持されたレーザ光遮蔽手段と、 前記レーザ発光手段と前記レーザ光偏向手段との間のレ
    ーザ光の光路中に前記第1の遮蔽部を配置させるように
    一方向に向けて前記レーザ光遮蔽手段を付勢する付勢手
    段とを有する走査光学装置において、 前記付勢手段が破損した時に前記レーザ発光手段と前記
    レーザ光偏向手段との間のレーザ光の光路中に配置され
    て該レーザ光を遮蔽する第2の遮蔽部が前記レーザ光遮
    蔽手段にさらに備えられていることを特徴とする走査光
    学装置。
  2. 【請求項2】 前記第1および第2の遮蔽部が、前記レ
    ーザ発光手段から発せられたレーザ光が通過するための
    空間を隔てて前記レーザ光遮蔽手段の移動方向と平行な
    方向に並ぶように、前記第1および第2の遮蔽部が前記
    レーザ光遮蔽手段に備えられている請求項1に記載の走
    査光学装置。
  3. 【請求項3】 前記レーザ光遮蔽手段が、前記レーザ発
    光手段と前記レーザ光偏向手段との間のレーザ光の進行
    方向に対して略垂直な方向に延びると共に一部が前記第
    2の遮蔽部を構成する棒状のアーム部と、該アーム部の
    一端部から下方に向かって突出する第1の遮蔽部とから
    少なくとも構成され、かつ、前記アーム部と略平行な、
    前記アーム部から離れた回転軸を中心に前記アーム部が
    旋回するように前記レーザ光遮蔽手段が回転可能に支持
    されると同時に、前記付勢手段によって前記アーム部が
    上方に向けて付勢されている請求項1に記載の走査光学
    装置。
  4. 【請求項4】 前記付勢手段として、ばねが用いられて
    いる請求項1〜3のいずれか1項に記載の走査光学装
    置。
JP2325498A 1998-02-04 1998-02-04 走査光学装置 Pending JPH11218707A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007144951A (ja) * 2005-11-30 2007-06-14 Ricoh Co Ltd 画像形成装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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