JPH11216701A - 二本取り機構付多軸モルダー - Google Patents
二本取り機構付多軸モルダーInfo
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- JPH11216701A JPH11216701A JP2244998A JP2244998A JPH11216701A JP H11216701 A JPH11216701 A JP H11216701A JP 2244998 A JP2244998 A JP 2244998A JP 2244998 A JP2244998 A JP 2244998A JP H11216701 A JPH11216701 A JP H11216701A
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- lumber
- cut
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 一の機械で切削加工のみならず高精度の切断
も行えるようにして二本取り加工を実現した二本取り機
構付多軸モルダーを提供する。 【解決手段】 従来の多軸モルダーにおいて、最後の切
削用回転カッター3の後方に軸支され、製材を左右対称
に切断するとともに、その切断面と製材の下面との交線
の両脇を所定の形状で切削して溝を形成する切削丸鋸5
と、この切削丸鋸5の上方に設けられ、製材を上から押
さえつける押さえ治具6と、この押さえ治具6の後端に
着脱自在に固定され、切削丸鋸5によって切断された二
の製材の間隙に沿って隙間なく挿入される垂直板部7a
を有する上スペーサー7と、この上スペーサー7の下方
であって切削丸鋸5の後方のテーブル2上に着脱自在に
固定され、切削丸鋸5で切削された製材下面の溝に隙間
なく挿入される下スペーサー8と、を備える二本取り機
構を付加したことを特徴とする、二本取り機構付多軸モ
ルダー1を構成する。
も行えるようにして二本取り加工を実現した二本取り機
構付多軸モルダーを提供する。 【解決手段】 従来の多軸モルダーにおいて、最後の切
削用回転カッター3の後方に軸支され、製材を左右対称
に切断するとともに、その切断面と製材の下面との交線
の両脇を所定の形状で切削して溝を形成する切削丸鋸5
と、この切削丸鋸5の上方に設けられ、製材を上から押
さえつける押さえ治具6と、この押さえ治具6の後端に
着脱自在に固定され、切削丸鋸5によって切断された二
の製材の間隙に沿って隙間なく挿入される垂直板部7a
を有する上スペーサー7と、この上スペーサー7の下方
であって切削丸鋸5の後方のテーブル2上に着脱自在に
固定され、切削丸鋸5で切削された製材下面の溝に隙間
なく挿入される下スペーサー8と、を備える二本取り機
構を付加したことを特徴とする、二本取り機構付多軸モ
ルダー1を構成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、木材やMDF等の
木質系材料からなる製材の周面を切削加工するための多
軸モルダーを改良して、切削加工と切断を一の機械で行
えるようにしたものに関する。
木質系材料からなる製材の周面を切削加工するための多
軸モルダーを改良して、切削加工と切断を一の機械で行
えるようにしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、住宅の内装に用いられるケー
シングや幅木等の製作における断面形状の形成は、木質
系材料からなる長尺の製材の周面を、図8に示すような
多軸モルダー1’によって切削加工することによって行
うことが一般的である。ここで、符号2はテーブル、符
号3は切削用回転カッター、符号4は送りローラーを示
し、被加工材たる長尺の製材Wは、多軸モルダー1’の
図面右方向から送り込まれ、送りローラー4によってテ
ーブル2上を図面左方向に送られる間に、その周面を複
数の切削用回転カッター3で順次切削され、例えば図9
(a)に示すような断面形状を有する製材Wが、同図
(b)に示すような断面形状を有する長尺の加工材とし
て、多軸モルダー1’の図面左方向から送り出される。
このような多軸モルダー1’は、適当な径の切削用回転
カッター3を複数枚適当にセットすれば、上記のような
加工材に限らず、任意の断面形状の加工材を得ることが
できるものである。
シングや幅木等の製作における断面形状の形成は、木質
系材料からなる長尺の製材の周面を、図8に示すような
多軸モルダー1’によって切削加工することによって行
うことが一般的である。ここで、符号2はテーブル、符
号3は切削用回転カッター、符号4は送りローラーを示
し、被加工材たる長尺の製材Wは、多軸モルダー1’の
図面右方向から送り込まれ、送りローラー4によってテ
ーブル2上を図面左方向に送られる間に、その周面を複
数の切削用回転カッター3で順次切削され、例えば図9
(a)に示すような断面形状を有する製材Wが、同図
(b)に示すような断面形状を有する長尺の加工材とし
て、多軸モルダー1’の図面左方向から送り出される。
このような多軸モルダー1’は、適当な径の切削用回転
カッター3を複数枚適当にセットすれば、上記のような
加工材に限らず、任意の断面形状の加工材を得ることが
できるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
多軸モルダー1’を使用する場合には、一度に切削加工
することができる製材Wは原則として一本のみであるた
め、極めて生産性が低い。特に、材料費の安いMDF等
の木質系材料については硬度の大きなものが多く切削加
工に時間がかかるため、その前後の工程、例えば切削加
工の後その加工材にシート材を周着する工程、とのスピ
ードのバランスがとれず、上記問題は一層深刻なものと
なる。
多軸モルダー1’を使用する場合には、一度に切削加工
することができる製材Wは原則として一本のみであるた
め、極めて生産性が低い。特に、材料費の安いMDF等
の木質系材料については硬度の大きなものが多く切削加
工に時間がかかるため、その前後の工程、例えば切削加
工の後その加工材にシート材を周着する工程、とのスピ
ードのバランスがとれず、上記問題は一層深刻なものと
なる。
【0004】そこで、例えば、上記多軸モルダー1’を
使用して一本の製材Wを左右対称の断面形を有する中間
材に切削加工し、続いて同多軸モルダー1’においてこ
の中間材をその対称軸に沿って丸鋸で切断することによ
り、左右対称の断面形を有する二本一組の加工材を一工
程で得る、いわゆる二本取り加工を行うことができれ
ば、一工程で従来の二倍のスピードで切削加工を行うこ
とに等しくなり、生産性向上を図ることができる。しか
し、長尺であるが故に切断の際に前記中間材が丸鋸に対
して傾斜してしまう等、二本取り加工に要求される切断
精度を確保することができないため、二本取り加工を行
うことは実質的に不可能であった。
使用して一本の製材Wを左右対称の断面形を有する中間
材に切削加工し、続いて同多軸モルダー1’においてこ
の中間材をその対称軸に沿って丸鋸で切断することによ
り、左右対称の断面形を有する二本一組の加工材を一工
程で得る、いわゆる二本取り加工を行うことができれ
ば、一工程で従来の二倍のスピードで切削加工を行うこ
とに等しくなり、生産性向上を図ることができる。しか
し、長尺であるが故に切断の際に前記中間材が丸鋸に対
して傾斜してしまう等、二本取り加工に要求される切断
精度を確保することができないため、二本取り加工を行
うことは実質的に不可能であった。
【0005】そこで本発明は、従来の多軸モルダーに改
良を加え、一の機械で切削加工のみならず高精度の切断
も行えるようにして二本取り加工を実現した二本取り機
構付多軸モルダーを提供することにより、木質系材料か
らなる長尺の製材の切削加工の効率を高め、もってケー
シングや幅木等の生産性の向上を図ることを目的として
いる。
良を加え、一の機械で切削加工のみならず高精度の切断
も行えるようにして二本取り加工を実現した二本取り機
構付多軸モルダーを提供することにより、木質系材料か
らなる長尺の製材の切削加工の効率を高め、もってケー
シングや幅木等の生産性の向上を図ることを目的として
いる。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、木質
系材料からなる製材の周面を複数の切削用回転カッター
により順次切削加工する多軸モルダーにおいて、最後の
切削用回転カッターの後方に軸支され、製材の送り方向
に平行かつテーブル面に垂直な面でこの製材を等分に切
断するとともに、その切断面と製材の下面との交線の両
脇を所定の形状で切削して溝を形成する切削丸鋸と、こ
の切削丸鋸の上方に設けられ、切削丸鋸によって切断さ
れる製材を上から押さえつける押さえ治具と、この押さ
え治具の後端に着脱自在に固定され、前記切削丸鋸によ
って切断された二の製材の間隙に沿って隙間なく挿入さ
れる垂直板部を有する上スペーサーと、この上スペーサ
ーの下方であって前記切削丸鋸の後方のテーブル上に着
脱自在に固定され、前記切削丸鋸で切削された製材下面
の溝に隙間なく挿入される下スペーサーと、を備える二
本取り機構を付加したことを特徴とする、二本取り機構
付多軸モルダーである。
系材料からなる製材の周面を複数の切削用回転カッター
により順次切削加工する多軸モルダーにおいて、最後の
切削用回転カッターの後方に軸支され、製材の送り方向
に平行かつテーブル面に垂直な面でこの製材を等分に切
断するとともに、その切断面と製材の下面との交線の両
脇を所定の形状で切削して溝を形成する切削丸鋸と、こ
の切削丸鋸の上方に設けられ、切削丸鋸によって切断さ
れる製材を上から押さえつける押さえ治具と、この押さ
え治具の後端に着脱自在に固定され、前記切削丸鋸によ
って切断された二の製材の間隙に沿って隙間なく挿入さ
れる垂直板部を有する上スペーサーと、この上スペーサ
ーの下方であって前記切削丸鋸の後方のテーブル上に着
脱自在に固定され、前記切削丸鋸で切削された製材下面
の溝に隙間なく挿入される下スペーサーと、を備える二
本取り機構を付加したことを特徴とする、二本取り機構
付多軸モルダーである。
【0007】このような構成の二本取り機構付多軸モル
ダーにおいては、多軸モルダー本体の切削用回転カッタ
ーによって製材の周面が順次所定の断面形状に切削加工
され、その後この製材は、ぶれや傾斜を生じないように
押さえ治具によって上から押さえつけられた状態で、最
後の切削用回転カッターの後方に設けられた切削丸鋸に
よって、等分に切断されると同時にその下面に所定の溝
が切削加工される。そして、ここで切断された二の製材
の間隙に沿って、切削丸鋸のすぐ後方に固定された上ス
ペーサー及び下スペーサーが隙間なく挿入されるので、
切断された二の製材が相互にあるいは送り方向に対して
ぶれたり傾斜したりせず、精度の高い切断による製材の
二本取り加工が可能になる。また、上スペーサー及び下
スペーサーはそれぞれ着脱自在に固定されているため、
切削用回転カッターと同様、様々な形状のものを複数用
意しておいて適宜これらを付け替えることにより、任意
の断面形状の加工に対応できるものとなっている。
ダーにおいては、多軸モルダー本体の切削用回転カッタ
ーによって製材の周面が順次所定の断面形状に切削加工
され、その後この製材は、ぶれや傾斜を生じないように
押さえ治具によって上から押さえつけられた状態で、最
後の切削用回転カッターの後方に設けられた切削丸鋸に
よって、等分に切断されると同時にその下面に所定の溝
が切削加工される。そして、ここで切断された二の製材
の間隙に沿って、切削丸鋸のすぐ後方に固定された上ス
ペーサー及び下スペーサーが隙間なく挿入されるので、
切断された二の製材が相互にあるいは送り方向に対して
ぶれたり傾斜したりせず、精度の高い切断による製材の
二本取り加工が可能になる。また、上スペーサー及び下
スペーサーはそれぞれ着脱自在に固定されているため、
切削用回転カッターと同様、様々な形状のものを複数用
意しておいて適宜これらを付け替えることにより、任意
の断面形状の加工に対応できるものとなっている。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づき、本発明
の実施の形態を詳細に説明する。なお、説明において、
同一要素には同一符号を用い、重複する説明は省略す
る。
の実施の形態を詳細に説明する。なお、説明において、
同一要素には同一符号を用い、重複する説明は省略す
る。
【0009】1.構成 図1は、本発明に係る二本取り機構付多軸モルダーの一
実施形態を表す簡略化した斜視図であり、符号1は二本
取り機構付多軸モルダー、符号2はテーブル、符号3は
切削用回転カッター、符号4は送りローラー、符号5は
切削丸鋸、符号6は押さえ治具、符号7は上スペーサ
ー、符号8は下スペーサーを示す。同図に示すように、
二本取り機構付多軸モルダー1は、テーブル2、切削用
回転カッター3、送りローラー4等、従来と同様の構成
を有する多軸モルダーに、切削丸鋸5、押さえ治具6、
上スペーサー7、下スペーサー8からなる二本取り機構
を付加したことを特徴とする。以下、二本取り機構の各
構成要素について説明することにより、本発明の意義を
明らかにする。
実施形態を表す簡略化した斜視図であり、符号1は二本
取り機構付多軸モルダー、符号2はテーブル、符号3は
切削用回転カッター、符号4は送りローラー、符号5は
切削丸鋸、符号6は押さえ治具、符号7は上スペーサ
ー、符号8は下スペーサーを示す。同図に示すように、
二本取り機構付多軸モルダー1は、テーブル2、切削用
回転カッター3、送りローラー4等、従来と同様の構成
を有する多軸モルダーに、切削丸鋸5、押さえ治具6、
上スペーサー7、下スペーサー8からなる二本取り機構
を付加したことを特徴とする。以下、二本取り機構の各
構成要素について説明することにより、本発明の意義を
明らかにする。
【0010】(1)切削丸鋸 切削丸鋸5は、ダイヤモンド製の丸鋸5aの両側に所定
の切削用回転カッター5bを付加したものであり、最後
の切削用回転カッター3の後方に軸支されている(図5
参照)。このような構成を有する切削丸鋸5は、多軸モ
ルダーによって周面を左右対象形に切削加工された製材
を、丸鋸5aにより切断すると同時に切削用回転カッタ
ー5bにより切削加工し所定形状の溝を形成する役割を
果たす。ここでいう切断は、製材の送り方向に平行で、
かつテーブル2の上面に垂直な面で、また製材を左右対
称に等分するように行われる。また、溝は、製材の下面
と前記切断面との交線の両脇に左右対称な形状で設けら
れる。
の切削用回転カッター5bを付加したものであり、最後
の切削用回転カッター3の後方に軸支されている(図5
参照)。このような構成を有する切削丸鋸5は、多軸モ
ルダーによって周面を左右対象形に切削加工された製材
を、丸鋸5aにより切断すると同時に切削用回転カッタ
ー5bにより切削加工し所定形状の溝を形成する役割を
果たす。ここでいう切断は、製材の送り方向に平行で、
かつテーブル2の上面に垂直な面で、また製材を左右対
称に等分するように行われる。また、溝は、製材の下面
と前記切断面との交線の両脇に左右対称な形状で設けら
れる。
【0011】ここで、切削丸鋸5を最後の切削用回転カ
ッター3の後方に配置した理由は、二本取り加工を実現
するにあたり、製材の切削加工が全て完了した後にその
切断を行うほうが、効率的に加工精度を高く保てるから
である。すなわち、切削丸鋸5を含む二本取り機構を多
軸モルダーの比較的前方に配置した場合には、この二本
取り機構を通過した製材は既に二本に分割されているこ
とになり、以後の切削加工の対象が二倍に増えるため、
そのためのカッターやガイド等も余計に必要となり、ま
た加工精度を保つことも困難となるので、これを回避す
べく、切削丸鋸5のみならず二本取り機構を構成する押
さえ治具6、上スペーサー7、下スペーサー8も全て、
最後の切削用回転カッター3の後方に配置することにし
たものである。
ッター3の後方に配置した理由は、二本取り加工を実現
するにあたり、製材の切削加工が全て完了した後にその
切断を行うほうが、効率的に加工精度を高く保てるから
である。すなわち、切削丸鋸5を含む二本取り機構を多
軸モルダーの比較的前方に配置した場合には、この二本
取り機構を通過した製材は既に二本に分割されているこ
とになり、以後の切削加工の対象が二倍に増えるため、
そのためのカッターやガイド等も余計に必要となり、ま
た加工精度を保つことも困難となるので、これを回避す
べく、切削丸鋸5のみならず二本取り機構を構成する押
さえ治具6、上スペーサー7、下スペーサー8も全て、
最後の切削用回転カッター3の後方に配置することにし
たものである。
【0012】また、製材の送り方向に平行で、かつテー
ブル2の上面に垂直な面で製材を切断する理由は、最も
単純な形状に製材を切断でき、また切断に必要となるガ
イド機構も単純なものとすることができるからである。
さらに、左右対称に製材を切断する理由は、多軸モルダ
ーによって左右対称形に切削加工されてきた製材をその
対称軸で切断すれば、同じ断面形状の加工材が同時に二
本できることになり、切削加工のスピードアップを図る
ことができるからである。
ブル2の上面に垂直な面で製材を切断する理由は、最も
単純な形状に製材を切断でき、また切断に必要となるガ
イド機構も単純なものとすることができるからである。
さらに、左右対称に製材を切断する理由は、多軸モルダ
ーによって左右対称形に切削加工されてきた製材をその
対称軸で切断すれば、同じ断面形状の加工材が同時に二
本できることになり、切削加工のスピードアップを図る
ことができるからである。
【0013】また、製材の下面と前記切断面との交線の
両脇に溝を設ける理由は、この溝に下スペーサー8を隙
間なく挿入して、切削丸鋸5によって切断される二本の
製材をしっかりとガイドすることにより、切削丸鋸5の
切断精度を高めるためである。そして、かかる溝の役割
に鑑みれば、切削丸鋸5における切削用回転カッター5
bは、丸鋸5aの両側に左右対象に配置することを条件
として、様々な径の種類を取り揃えておいてこれらを適
宜付け替えることにより、任意の形状の溝の加工に対応
させることができる。なお、この溝は、加工後の完成品
としてのケーシングや幅木の機能上必須のものではない
が、溝を設けることによってケーシングや幅木の機能を
害するような形状・位置を避け、逆にこの溝を利用して
施工上の便宜を図れるような形状・位置に設けることが
望ましい。
両脇に溝を設ける理由は、この溝に下スペーサー8を隙
間なく挿入して、切削丸鋸5によって切断される二本の
製材をしっかりとガイドすることにより、切削丸鋸5の
切断精度を高めるためである。そして、かかる溝の役割
に鑑みれば、切削丸鋸5における切削用回転カッター5
bは、丸鋸5aの両側に左右対象に配置することを条件
として、様々な径の種類を取り揃えておいてこれらを適
宜付け替えることにより、任意の形状の溝の加工に対応
させることができる。なお、この溝は、加工後の完成品
としてのケーシングや幅木の機能上必須のものではない
が、溝を設けることによってケーシングや幅木の機能を
害するような形状・位置を避け、逆にこの溝を利用して
施工上の便宜を図れるような形状・位置に設けることが
望ましい。
【0014】(2)押さえ治具 押さえ治具6は、図示のような側面台形の立体であっ
て、その下面には切込み6aが設けられており、切削丸
鋸5の上方に取り付けられて、切削丸鋸5によって切断
される製材を上から押さえつける役割を果たす。ここで
切込み6aは、切削丸鋸5による切りしろを充分に確保
するためのものであり、製材の厚みに応じて押さえ治具
6の高さを調整して、押さえ治具6の下面を製材の上面
に押さえつけたときに、切削丸鋸5の刃がこの切込み6
aに入り込むようになっている。なお、本発明における
押さえ治具6は、以上の役割を果たすものであれば、そ
の形状等について自由に定めることができる。
て、その下面には切込み6aが設けられており、切削丸
鋸5の上方に取り付けられて、切削丸鋸5によって切断
される製材を上から押さえつける役割を果たす。ここで
切込み6aは、切削丸鋸5による切りしろを充分に確保
するためのものであり、製材の厚みに応じて押さえ治具
6の高さを調整して、押さえ治具6の下面を製材の上面
に押さえつけたときに、切削丸鋸5の刃がこの切込み6
aに入り込むようになっている。なお、本発明における
押さえ治具6は、以上の役割を果たすものであれば、そ
の形状等について自由に定めることができる。
【0015】(3)上スペーサー 上スペーサー7は、図2に示すように垂直板部7aを有
するT字形断面の治具であって、押さえ治具6の後端に
着脱自在に固定される。ここで、符号7bは、押さえ治
具6の後端に着脱するためのネジ孔である。そしてこの
ような構成の上スペーサー7は、製材が押さえ治具6に
よって押さえつけられながら切削丸鋸5によって切断さ
れた直後に、二本の製材の間隙に垂直板部7aを隙間な
く挿入して二本の製材の間隔を一定に保持することによ
り、切断精度を高める役割を果たす。したがって、かか
る役割に鑑みれば、垂直板部7aは一定の長さを有する
必要がある。また、上スペーサー7の一端が長さ方向に
対して傾斜面7cとして形成されているのは、切断精度
を高めるべく切断直後に二本の製材の間隙に垂直板部7
aを隙間なく挿入するために、切削丸鋸5の刃にできる
限り近づけて上スペーサー7を配置できるように工夫し
たものである。なお、本発明における上スペーサー7
は、以上の役割を果たすものであれば、その形状等につ
いて自由に定めることができ、様々な種類のものを用意
しておいてこれらを適宜付け替えることにより、製材の
上面が多軸モルダーによっていかなる形状に切削加工さ
れていても、これに対応することができるようになって
いる。
するT字形断面の治具であって、押さえ治具6の後端に
着脱自在に固定される。ここで、符号7bは、押さえ治
具6の後端に着脱するためのネジ孔である。そしてこの
ような構成の上スペーサー7は、製材が押さえ治具6に
よって押さえつけられながら切削丸鋸5によって切断さ
れた直後に、二本の製材の間隙に垂直板部7aを隙間な
く挿入して二本の製材の間隔を一定に保持することによ
り、切断精度を高める役割を果たす。したがって、かか
る役割に鑑みれば、垂直板部7aは一定の長さを有する
必要がある。また、上スペーサー7の一端が長さ方向に
対して傾斜面7cとして形成されているのは、切断精度
を高めるべく切断直後に二本の製材の間隙に垂直板部7
aを隙間なく挿入するために、切削丸鋸5の刃にできる
限り近づけて上スペーサー7を配置できるように工夫し
たものである。なお、本発明における上スペーサー7
は、以上の役割を果たすものであれば、その形状等につ
いて自由に定めることができ、様々な種類のものを用意
しておいてこれらを適宜付け替えることにより、製材の
上面が多軸モルダーによっていかなる形状に切削加工さ
れていても、これに対応することができるようになって
いる。
【0016】(4)下スペーサー 下スペーサー8は図3に示すような板状の治具であっ
て、長手方向の一端中央部に切欠き8aを備えるととも
に、上スペーサー7と同様の趣旨によりネジ孔8b及び
傾斜面8cを備える。そして、この下スペーサー8は、
切削丸鋸5によって切削された製材下面の溝の断面形状
と一致するような断面形状を有しており、切削丸鋸5に
よって製材下面に溝が形成された直後に、その溝にこの
下スペーサー8全体が隙間なく挿入して二本の製材の間
隔を一定に保持することにより、切断精度を高める役割
を果たす。したがって、かかる役割に鑑みれば、下スペ
ーサー8は一定の長さを有する必要がある。また切欠き
8aは、切断精度を高めるべく製材下面に溝が切削され
た直後にその溝にこの下スペーサー8全体を隙間なく挿
入するために、切削丸鋸5の刃にできる限り近づけて下
スペーサー8を配置できるように工夫したものであり、
この切欠き8aに切削丸鋸5の刃が重なるような位置関
係で下スペーサー8が配置される。また符号8dは、製
材の下から製材を送り出す送りローラー4との納まりを
考慮して設けた送りローラー用欠込みであり、送りロー
ラー4と取り合わないような場合においては必要ない。
なお、本発明における下スペーサー8は、以上の役割を
果たすものであれば、その形状等について自由に定める
ことができ、切削丸鋸5の切削用回転カッター5bと対
応させることを条件として、様々な種類のものを用意し
ておいてこれらを適宜付け替えることにより、任意の形
状の溝に対処できるものとなっている。
て、長手方向の一端中央部に切欠き8aを備えるととも
に、上スペーサー7と同様の趣旨によりネジ孔8b及び
傾斜面8cを備える。そして、この下スペーサー8は、
切削丸鋸5によって切削された製材下面の溝の断面形状
と一致するような断面形状を有しており、切削丸鋸5に
よって製材下面に溝が形成された直後に、その溝にこの
下スペーサー8全体が隙間なく挿入して二本の製材の間
隔を一定に保持することにより、切断精度を高める役割
を果たす。したがって、かかる役割に鑑みれば、下スペ
ーサー8は一定の長さを有する必要がある。また切欠き
8aは、切断精度を高めるべく製材下面に溝が切削され
た直後にその溝にこの下スペーサー8全体を隙間なく挿
入するために、切削丸鋸5の刃にできる限り近づけて下
スペーサー8を配置できるように工夫したものであり、
この切欠き8aに切削丸鋸5の刃が重なるような位置関
係で下スペーサー8が配置される。また符号8dは、製
材の下から製材を送り出す送りローラー4との納まりを
考慮して設けた送りローラー用欠込みであり、送りロー
ラー4と取り合わないような場合においては必要ない。
なお、本発明における下スペーサー8は、以上の役割を
果たすものであれば、その形状等について自由に定める
ことができ、切削丸鋸5の切削用回転カッター5bと対
応させることを条件として、様々な種類のものを用意し
ておいてこれらを適宜付け替えることにより、任意の形
状の溝に対処できるものとなっている。
【0017】2.使用態様 以上のような構成の二本取り機構付多軸モルダー1の使
用態様を以下に述べる。図4は、二本取り機構付多軸モ
ルダー1による製材Wの切削加工・切断の様子を表す側
面図であり、矢印は製材Wの送り方向を示す。また、図
5(a)は図4の要部側面図、図5(b)は同要部を出
口側から見た正面図である。図4において、図面右端か
ら送り込まれた被加工材たる長尺の製材Wは、図示しな
い送りローラーによってテーブル2上を図面左方向に送
られる間に、その周面を複数の切削用回転カッター3で
順次切削され、二本取り機構部に送られる前に、例えば
図6(a)に示すような断面形状を有する長尺の製材
W’となる。
用態様を以下に述べる。図4は、二本取り機構付多軸モ
ルダー1による製材Wの切削加工・切断の様子を表す側
面図であり、矢印は製材Wの送り方向を示す。また、図
5(a)は図4の要部側面図、図5(b)は同要部を出
口側から見た正面図である。図4において、図面右端か
ら送り込まれた被加工材たる長尺の製材Wは、図示しな
い送りローラーによってテーブル2上を図面左方向に送
られる間に、その周面を複数の切削用回転カッター3で
順次切削され、二本取り機構部に送られる前に、例えば
図6(a)に示すような断面形状を有する長尺の製材
W’となる。
【0018】多軸モルダー部においてこのような断面形
状に切削加工された製材W’は、二本取り機構部に送ら
れると、まず押さえ治具6によってその上面を押さえつ
けられながら、切削丸鋸5によって左右対称に切断され
ると同時に下面を切削されて溝Mが形成されて製材
W”,W”となる(図6(b)参照)。
状に切削加工された製材W’は、二本取り機構部に送ら
れると、まず押さえ治具6によってその上面を押さえつ
けられながら、切削丸鋸5によって左右対称に切断され
ると同時に下面を切削されて溝Mが形成されて製材
W”,W”となる(図6(b)参照)。
【0019】そして、この直後に製材W”,W”の間隙
に、押さえ治具6の後端に固定された上スペーサー7の
垂直板部7aが隙間なく挿入されることになる。また、
それと同時に後方のテーブル2上面に固定された下スペ
ーサー8が、前記溝Mに隙間なく挿入される。ここで、
製材W’や製材W”の水平面上での傾斜を防止するため
の図示しないガイド立枠が製材W’や製材W”を一定幅
で両側から挟むように立設されていることを考慮する
と、上スペーサー7の垂直板部7aの厚みは、切削丸鋸
5の丸鋸5aの厚み、すなわち丸鋸5aによる切り屑の
厚み分(図6(b)において示す寸法d)に略等しくな
ければならない。
に、押さえ治具6の後端に固定された上スペーサー7の
垂直板部7aが隙間なく挿入されることになる。また、
それと同時に後方のテーブル2上面に固定された下スペ
ーサー8が、前記溝Mに隙間なく挿入される。ここで、
製材W’や製材W”の水平面上での傾斜を防止するため
の図示しないガイド立枠が製材W’や製材W”を一定幅
で両側から挟むように立設されていることを考慮する
と、上スペーサー7の垂直板部7aの厚みは、切削丸鋸
5の丸鋸5aの厚み、すなわち丸鋸5aによる切り屑の
厚み分(図6(b)において示す寸法d)に略等しくな
ければならない。
【0020】また、上スペーサー7の傾斜面7cの先端
及び下スペーサー8の傾斜面8cの先端は、同一鉛直面
内にあることが望ましい。この場合、両スペーサーが同
時に製材W”,W”に挿入されることになるので、いず
れか一方のみが挿入されている、いわゆる不完全支持状
態を回避して切断精度を高めることができるからであ
る。
及び下スペーサー8の傾斜面8cの先端は、同一鉛直面
内にあることが望ましい。この場合、両スペーサーが同
時に製材W”,W”に挿入されることになるので、いず
れか一方のみが挿入されている、いわゆる不完全支持状
態を回避して切断精度を高めることができるからであ
る。
【0021】このようにして、二本取り機構付多軸モル
ダー1の図面左端から出てくる製材W”,W”は、全く
同一形状の製材W”が二本であり、従来の二倍のスピー
ドで切削加工を行うことに等しい。なお、本実施形態に
おいては、図6に示すような断面形状のケーシングを得
ることを目的としたが、本発明の適用はこれに限られ
ず、例えば図7に示すような断面形状の幅木を得ること
も可能である。
ダー1の図面左端から出てくる製材W”,W”は、全く
同一形状の製材W”が二本であり、従来の二倍のスピー
ドで切削加工を行うことに等しい。なお、本実施形態に
おいては、図6に示すような断面形状のケーシングを得
ることを目的としたが、本発明の適用はこれに限られ
ず、例えば図7に示すような断面形状の幅木を得ること
も可能である。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る二本
取り機構付多軸モルダーにおける二本取り機構は、製材
の切断直後に、上スペーサー及び下スペーサーをもって
製材の上下面をしっかりとガイドする機構であるため、
この二本取り機構を従来の汎用の多軸モルダーの後方に
付加すれば、従来不可能であった二本取り加工を一の機
械で実現することができるようになり、その結果、ケー
シングや幅木等の生産性の向上を図ることができる。
取り機構付多軸モルダーにおける二本取り機構は、製材
の切断直後に、上スペーサー及び下スペーサーをもって
製材の上下面をしっかりとガイドする機構であるため、
この二本取り機構を従来の汎用の多軸モルダーの後方に
付加すれば、従来不可能であった二本取り加工を一の機
械で実現することができるようになり、その結果、ケー
シングや幅木等の生産性の向上を図ることができる。
【図1】本発明に係る二本取り機構付多軸モルダーの一
実施形態を表す簡略化した斜視図である。
実施形態を表す簡略化した斜視図である。
【図2】上スペーサーの一実施形態を表す斜視図であ
る。
る。
【図3】下スペーサーの一実施形態を表す斜視図であ
る。
る。
【図4】本発明に係る二本取り機構付多軸モルダーによ
る製材の切削加工・切断の様子を表す側面図である。
る製材の切削加工・切断の様子を表す側面図である。
【図5】(a)は図4の要部側面図であり、(b)は同
要部を出口側から見た正面図である。
要部を出口側から見た正面図である。
【図6】各工程を経た製材の断面形状を表す図である。
【図7】本発明に係る二本取り機構付多軸モルダーを使
用して切削加工した製材であって、他の断面形状を有す
る幅木を表す図である。
用して切削加工した製材であって、他の断面形状を有す
る幅木を表す図である。
【図8】従来の多軸モルダーを表す斜視図である。
【図9】図8に示す従来の多軸モルダーを使用して切削
加工した製材の断面形状を表す図である。
加工した製材の断面形状を表す図である。
1 …二本取り機構付多軸モルダー 1’ …多軸モルダー 2 …テーブル 3 …切削用回転カッター 4 …送りローラー 5 …切削丸鋸 5a …丸鋸 5b …切削用回転カッター 6 …押さえ治具 6a …切込み 7 …上スペーサー 7a …垂直板部 7b …ネジ孔 7c …傾斜面 8 …下スペーサー 8a …切欠き 8b …ネジ孔 8c …傾斜面 8d …送りローラー用欠込み M …溝 W …製材 W’ …製材 W” …製材
Claims (1)
- 【請求項1】 木質系材料からなる製材の周面を複数の
切削用回転カッターにより順次切削加工する多軸モルダ
ーにおいて、 最後の切削用回転カッターの後方に軸支され、製材の送
り方向に平行かつテーブル面に垂直な面でこの製材を等
分に切断するとともに、その切断面と製材の下面との交
線の両脇を所定の形状で切削して溝を形成する切削丸鋸
と、 この切削丸鋸の上方に設けられ、切削丸鋸によって切断
される製材を上から押さえつける押さえ治具と、 この押さえ治具の後端に着脱自在に固定され、前記切削
丸鋸によって切断された二の製材の間隙に沿って隙間な
く挿入される垂直板部を有する上スペーサーと、 この上スペーサーの下方であって前記切削丸鋸の後方の
テーブル上に着脱自在に固定され、前記切削丸鋸で切削
された製材下面の溝に隙間なく挿入される下スペーサー
と、を備える二本取り機構を付加したことを特徴とす
る、二本取り機構付多軸モルダー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2244998A JPH11216701A (ja) | 1998-02-04 | 1998-02-04 | 二本取り機構付多軸モルダー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2244998A JPH11216701A (ja) | 1998-02-04 | 1998-02-04 | 二本取り機構付多軸モルダー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11216701A true JPH11216701A (ja) | 1999-08-10 |
Family
ID=12083034
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2244998A Pending JPH11216701A (ja) | 1998-02-04 | 1998-02-04 | 二本取り機構付多軸モルダー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11216701A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104354211A (zh) * | 2014-11-26 | 2015-02-18 | 邹国华 | 生产踢脚线的设备及方法 |
-
1998
- 1998-02-04 JP JP2244998A patent/JPH11216701A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104354211A (zh) * | 2014-11-26 | 2015-02-18 | 邹国华 | 生产踢脚线的设备及方法 |
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