JPH11216580A - ガラス基材のレーザ加工方法 - Google Patents

ガラス基材のレーザ加工方法

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JPH11216580A
JPH11216580A JP8176124A JP17612496A JPH11216580A JP H11216580 A JPH11216580 A JP H11216580A JP 8176124 A JP8176124 A JP 8176124A JP 17612496 A JP17612496 A JP 17612496A JP H11216580 A JPH11216580 A JP H11216580A
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Masahiro Oikawa
正尋 及川
Kenjiro Hamanaka
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 断面が滑らかな曲線状の多数の凹部をレーザ
光で効率良く形成する。 【解決手段】 投影レンズ1の入射側の焦点位置にマス
ク2を配置し、投影レンズ1の出射側の焦点位置にガラ
ス基板3を配置している。そして、レーザ光を照射する
と、マスク2のフーリエ変換像2aがガラス基板3の表
面に結像される。ここで、フーリエ変換像2aのレーザ
光強度の空間分布はsin波状をなし、このレーザ光強
度の空間分布に対応してガラス基板3の表面には断面形
状が曲線状(円弧状)をなす凹部が形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はガラス基材に対する
レーザ加工方法に関し、特に断面が曲線状をなす多数の
凹部をガラス基材の表面に形成する加工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】光通信等に用いる光学部品やディスプレ
イ装置に組み込むマイクロレンズとしてガラス基板に微
細加工を施したものが用いられている。そして、ガラス
基板に微細加工を施すには、従来にあっては、フッ酸等
のエッチャントを用いたウェットエッチング(化学エッ
チング)、或いはリアクティブイオンエッチング等のド
ライエッチング(物理エッチング)によるのが一般的で
ある。また、平板型マイクロレンズアレイ等を製造する
方法としては、型内にレンズ原料を入れて成形し、これ
をガラス基材上に転写して焼成するスタンパ法も知られ
ている。
【0003】しかしながら、ウェットエッチングにあっ
ては、エッチャントの管理と処理の問題があり、ドライ
エッチングにあっては真空容器等の設備が必要になり装
置自体が大掛かりとなり、更に複雑なフォトリソグラフ
ィー技術によってパターンマスク等を形成しなければな
らず効率的でない。また、スタンパ法にあっても、パタ
ーン転写工程や焼成工程では精密な位置合せが要求さ
れ、且つ時間もかかる。
【0004】一方、レーザ光は強力なエネルギーを有
し、照射された材料の表面温度を上げ、照射された部分
をアブレーション(爆蝕)或いは蒸発せしめて種々の加
工を施すことが従来から行われている。特にレーザ光は
極めて小さなスポットに絞ることができるので、微細加
工に適している。そこで、特開昭54−28590号公
報には、レーザ光を照射することで、ガラス基板表面を
加工することが開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ガラス基板表面にレー
ザ光を照射し、アブレーション(爆蝕)或いは蒸発によ
って、ガラスを除去して凹部を形成する場合、光強度の
強い部分のガラス除去量は多く、光強度の弱い部分のガ
ラス除去量は少なくなる。また、レーザ光は直進性でマ
スクの開口を透過したレーザ光の強度は、1スポットの
範囲においてほぼ等しく、ガラス基材に形成される凹部
の壁はガラス基材に対して略垂直になる。
【0006】一方、一例として平板型マイクロレンズア
レイを挙げると、平板型マイクロレンズアレイはガラス
基板の表面に断面円弧状の凹部を形成し、この凹部に高
屈折率樹脂を充填することで凹部を凸レンズとして作用
させるようにしている。斯かる凹部をレーザ光の照射に
よって形成する場合、凹部断面が連続した円弧状をなし
ていないと同一の光学特性を有する凸レンズを多数形成
することができず、液晶ディスプレイ等に組み込むこと
ができない。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、マスクの
開口を透過したレーザ光の強度は中心部でも周辺部でも
ほぼ同一の矩形状の強度分布を示すが、当該マスクを透
過したレーザ光によるフーリエ変換像は、各スポットの
中心部で強度が大きく、周辺部で強度が小さくなるsi
n波状の強度分布になることに着目して本発明をなした
ものである。
【0008】即ち、本願の第1発明に係るガラス基材の
レーザ加工方法は、レンズの入射側の焦点位置にマスク
を配置し、レンズの出射側の焦点位置にガラス基板を配
置し、前記マスクにレーザ光を照射してレンズの出射側
の焦点位置となるガラス基材表面にマスクのフーリエ変
換像を結像せしめ、このフーリエ変換像の光エネルギー
をガラス基材に吸収させ、このエネルギーによる溶融、
蒸発若しくはアブレーションによってガラスを除去する
ことで、ガラス基材表面に周期的に拡散する複数の凹部
を形成するようにした。
【0009】斯かる構成とすることにより、ガラス基材
表面に2次元的な広がりで形成される多数の凹部の断面
形状を、スムーズな円弧状等の曲線状にすることがで
き、例えば、平板型マイクロレンズアレイに適用するこ
とで、高精度の凸レンズ部を形成することができる。
【0010】また、本願の第2発明に係るガラス基材の
レーザ加工方法は、第1のレンズの出射側の焦点位置に
第2のレンズの入射側の焦点を一致させ、第1のレンズ
の入射側の焦点位置に第1のマスクを配置し、第1のレ
ンズの出射側の焦点位置に第2のマスクを配置し、第2
のレンズの出射側の焦点位置にガラス基板を配置し、前
記第1のマスクにレーザ光を照射して第1のレンズの出
射側の焦点位置にフーリエ変換像を結像せしめるととも
に、このフーリエ変換像の一部を第2のマスクを介して
第2のレンズの出射側の焦点位置に配置したガラス基材
表面に結像せしめ、結像の光エネルギーをガラス基材に
吸収させ、このエネルギーによる溶融、蒸発若しくはア
ブレーションによってガラスを除去することで、ガラス
基材表面に周期的に拡散する複数の凹部を形成するよう
にした。
【0011】斯かる構成によってガラス基材表面に形成
される凹部のパターンは第1のマスクと同一となるが、
凹部の断面形状は滑らかな曲線状になる。また、2枚の
レンズの焦点距離を変えることで像の倍率を調整するこ
とが可能となる。
【0012】尚、本発明にあってはレンズの出射側の焦
点位置にガラス基板を配置して、ガラス基板上にフーリ
エ変換像を結像せしめるようにしたが、焦点位置からズ
レた位置にガラス基板を配置することも可能である。こ
の場合には、ガラス基板上にフーリエ変換像ではなく、
マスクとは異なる形状の周期構造が転写される。
【0013】前記ガラス基材の加工に用いるレーザ光と
しては、Nd−YAGレーザ、Ti−Al23レーザ、Ar
FまたはKrF等のエキシマレーザが適当であり、ま
た、ガラス基板としてはSiO2を主成分とする珪酸塩ガ
ラスが、透明度が高く、高温下で簡単に成形(変形)が
可能なため適する。
【0014】マスクとしては、矩形状、円形等の穴を2
次元的に配列した銅板(銅メッシュ)、石英基板上に金
属蒸着膜をパターニングしたもの等の開口型のマスクの
他に、ビーム内の位相に対して変調を加える、いわゆる
位相型のマスクを使用することも可能である。
【0015】更に、ガラス基材にはAg原子、Agコロイ
ドまたはAgイオンの形態で銀を導入しておくことが好
ましい。しかも従来の感光性ガラスや抗菌ガラスのよう
に均一な濃度で銀が含有せしめるのではなく、加工が施
される側の表面における銀の濃度が最も高く、徐々に他
の面側に向かって銀の濃度が低下する濃度勾配となって
いることが必要である。斯かる構成とすることで、従来
であれば、ガラス加工に用いることができるレーザ光は
波長193nmのArFエキシマレーザに限定され、し
かもAr等の吸収のないガスと置換するか、真空中で照
射しなけばならなかったが、その不利が解消される。
【0016】これは、以下の図1に示す機構によるもの
と考えられる。即ち、図1(a)に示すように、Agイ
オンの濃度が最も高い側の表面からレーザ光を照射す
る。すると、同図(b)に示すように、最もAgイオン
濃度が高いガラス基材表面のAgイオンが還元せしめら
れてコロイド(Agの超微粒子)となり、このコロイド
がレーザ光エネルギーを吸収し、同図(c)に示すよう
に、このエネルギーによる溶融、蒸発若しくはアブレー
ションを生じ、表層部のガラスが除去される。そして、
表層部のガラスが除去されるとその下層のガラスでも同
様の現象が順次起こり、最終的には同図(d)に示すよ
うに凹部若しくは貫通穴が形成される。このように、ガ
ラス基材の最表面から徐々にガラスが除去されてゆくの
で、割れや欠けが発生しにくい。これに対し、銀の濃度
が均一であったり、銀が含まれていないガラス基材にあ
っては、ガラス基材内部でアブレーション等が生じ、割
れや欠けが発生しやすい。
【0017】
【発明の実施の形態】(実施例1)図2は実施例1に係
るレーザ加工方法を実施する光学系を示す図であり、投
影レンズ1の入射側の焦点位置にマスク2を配置し、投
影レンズ1の出射側の焦点位置にガラス基板3を配置し
ている。
【0018】ガラス基板3は、Al23−SiO2−B2
3−Na2O−Fを主成分として含む厚さ2mmのガラス
に、Agイオン交換処理を施したものを使用した。Agイ
オン交換処理は以下の手順で行った。Agイオン交換を
行う溶融塩は、硝酸銀と硝酸ナトリウムを50mol%-5
0mol%で混合したものを用い、石英製の反応容器に加工
用ガラスを15分間浸漬した。溶融塩の温度は電気炉中
で300℃に保ち、反応雰囲気は空気とした。この処理
を行うことにより、ガラス表面のNaイオンが溶出し、
塩中に含まれるAgイオンがガラス中に拡散(イオン交
換)した。Agイオンが拡散した層の厚さをX線マイク
ロアナライザで測定したところ、約5μmであった。
【0019】レーザ光源としては、Nd−YAGパルス
レーザの第3高調波(波長:355nm、パルス幅:約
10nsec、繰り返し周波数:5Hz)を使用した。
レーザ光の1パルス当りのエネルギーは、レーザのQス
イッチのタイミングを変えることで調整が可能である。
本実施例で用いたレーザの場合、最大のパルスエネルギ
ーは約90mJであり、ビーム直径は約5mmであっ
た。
【0020】また、レンズ1は焦点距離250mmのも
のを使用し、マスク2としては約100μmの孔を2次
元的に配列した銅メッシュを使用した。
【0021】以上において、レーザ光を照射すると、マ
スク2のフーリエ変換像2aがガラス基板4の表面に結
像される。ここで、マスク2を透過した時点でのレーザ
光強度の空間分布は図3(a)に示すように、中心部も
周辺部も略等しい矩形状をなし、一方、フーリエ変換像
2aのレーザ光強度の空間分布は同図(b)に示すよう
に、sin波状をなす。そして、レーザ光強度の空間分
布に対応してガラス基板3の表面には断面形状が曲線状
(円弧状)をなす凹部が形成された。
【0022】尚、レーザ光による蒸発またはアブレーシ
ョンは、非線形現象であり、ある強度以上にならないと
蒸発またはアブレーションは生じない。本実施例の場合
にはフーリエ変換像2aのうち、3次以上の成分につい
ては、強度が小さく、蒸発またはアブレーションは生じ
なかった。但し、マスクの設計次第では開口型のマスク
でも、更に高次のスポットまで記録できる。
【0023】(実施例2)図4は実施例2に係るレーザ
加工方法を実施する光学系を示す図であり、この実施例
にあっては、第1の投影レンズ11の出射側の焦点位置
に第2の投影レンズ12の入射側の焦点を一致させ、第
1の投影レンズ11の入射側の焦点位置に第1のマスク
13を配置し、第1の投影レンズ11の出射側の焦点位
置に第2のマスク14を配置し、第2の投影レンズ12
の出射側の焦点位置にガラス基板15を配置している。
レーザ光源、第1のマスク、第1及び第2の投影レン
ズ、ガラス基板については実施例1と同様のものを使用
した。
【0024】以上において、レーザ光を照射すると、第
1のマスク13のフーリエ変換像13aのうち、0次及
び1次フーリエ変換像以外のスポットを第2のマスク1
4で遮断し、0次及び1次フーリエ変換像のみを第2の
投影レンズ12に入射せしめ、ガラス基板表面に結像せ
しめる。この像はフーリエ変換像の2次以上の成分が除
去されたものであり、ガラス基板15に形成される凹部
の断面形状は滑らかな曲線状になる。また、第1及び第
2の投影レンズ11,12の焦点距離を変えることで像
の倍率を調整することが可能となる。
【0025】図4は平板型マイクロレンズアレイの断面
図であり、平板型マイクロレンズアレイ20は上記の実
施例1,2によって得られたガラス基板3,15の凹部
3a,15a内に高屈折率樹脂21を充填することで構
成されている。
【0026】
【発明の効果】以上に説明したように本願の第1発明に
よれば、マスクのフーリエ変換像の結像位置にガラス基
材を配置するようにしたので、ガラス基材表面に2次元
的な広がりで形成される多数の凹部の断面形状を、スム
ーズな円弧状等の曲線状にすることができる。したがっ
て、例えば、平板型マイクロレンズアレイに適用した場
合に、高精度の凸レンズ部を形成することができる。
【0027】また、本願の第2発明によれば、一旦結像
したフーリエ変換像のうちの高次の成分を除去して再度
ガラス基板表面に結像せしめるようにしたので、第1の
マスクと平面的には同一であるが、凹部の断面形状が滑
らかな曲線状のものが得られる。また2枚のレンズの焦
点距離を変えることで像の倍率を変え凹部のピッチ等を
調整することも可能となる。
【0028】また、ガラス基材に形成すべき凹凸パター
ンが決れば、当該パターンに基づいてマスクを作製する
だけでよく、任意の凹凸パターンを簡単に形成すること
ができる。
【0029】更に、ガラス基材としてAgが厚み方向に
濃度勾配をもったものを使用すれば、使用するレーザ光
についても自由度が高まる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(d)はAgを濃度勾配をもって含有
するガラス基材にレーザ光を照射した過程を示す図
【図2】本発明方法に係るレーザ加工方法を実施する光
学系を示す図
【図3】(a)はマスクを透過したレーザ光強度の空間
分布を示す図、(b)はフーリエ変換像のレーザ光強度
の空間分布を示す図
【図4】別実施例を示す図1と同様の図
【図5】本発明方法に係るレーザ加工方法にて製造した
ガラス基材を用いた平板型マイクロレンズアレイの断面
【符号の説明】
1…投影レンズ、2a,13a…フーリエ変換像、2…
マスク、3,15…ガラス基板、11…第1の投影レン
ズ、12…第2の投影レンズ、13…第1のマスク、1
4…第2のマスク。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浜中 賢二郎 大阪府大阪市中央区道修町3丁目5番11号 日本板硝子株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レンズの入射側の焦点位置にマスクを配
    置し、レンズの出射側の焦点位置にガラス基板を配置
    し、前記マスクにレーザ光を照射してレンズの出射側の
    焦点位置となるガラス基材表面にマスクのフーリエ変換
    像を結像せしめ、このフーリエ変換像の光エネルギーを
    ガラス基材に吸収させ、このエネルギーによる溶融、蒸
    発若しくはアブレーションによってガラスを除去するこ
    とで、ガラス基材表面に周期的に拡散する複数の凹部を
    形成するようにしたことを特徴とするガラス基材のレー
    ザ加工方法。
  2. 【請求項2】 第1のレンズの出射側の焦点位置に第2
    のレンズの入射側の焦点を一致させ、第1のレンズの入
    射側の焦点位置に第1のマスクを配置し、第1のレンズ
    の出射側の焦点位置に第2のマスクを配置し、第2のレ
    ンズの出射側の焦点位置にガラス基板を配置し、前記第
    1のマスクにレーザ光を照射して第1のレンズの出射側
    の焦点位置にフーリエ変換像を結像せしめるとともに、
    このフーリエ変換像の一部を第2のマスクを介して第2
    のレンズの出射側の焦点位置に配置したガラス基材表面
    に結像せしめ、結像の光エネルギーをガラス基材に吸収
    させ、このエネルギーによる溶融、蒸発若しくはアブレ
    ーションによってガラスを除去することで、ガラス基材
    表面に周期的に拡散する複数の凹部を形成するようにし
    たことを特徴とするガラス基材のレーザ加工方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載のガラス
    基材のレーザ加工方法において、前記レーザ加工される
    ガラス基材には、表面から所定の深さまで或いは全体に
    亘ってAg原子、AgコロイドまたはAgイオンの形態で
    銀が含有され、この銀の濃度は加工が施される側の表面
    における濃度が最も高く、徐々に他の面側に向かって濃
    度が低下するように濃度勾配が形成されていることを特
    徴とするガラス基材のレーザ加工方法。
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JP2010115682A (ja) * 2008-11-12 2010-05-27 Dainippon Printing Co Ltd 立体加工方法および立体加工装置

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