JPH11215384A - 暗号化写真処理システム - Google Patents
暗号化写真処理システムInfo
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- JPH11215384A JPH11215384A JP10015423A JP1542398A JPH11215384A JP H11215384 A JPH11215384 A JP H11215384A JP 10015423 A JP10015423 A JP 10015423A JP 1542398 A JP1542398 A JP 1542398A JP H11215384 A JPH11215384 A JP H11215384A
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Abstract
以外の流出を防止する。 【解決手段】 アプリケーション1においてプリント依
頼画像データSを画像暗号化パラメータPに基づいて暗
号化して暗号化画像データS′を得る。画像暗号化パラ
メータPを公開鍵方式の暗号化鍵K1により暗号化して
暗号化された画像暗号化パラメータP′を得る。ラボ2
において、暗号化パラメータP′を暗号化鍵K1に対応
する復号化鍵K2に基づいて復号化して画像暗号化パラ
メータPを得、この画像暗号化パラメータPにより暗号
化画像データS′を復号化してプリント依頼画像データ
Sを得、この画像データSに対して写真処理を施す。
Description
化する暗号化写真処理システムに関し、とくに著作権な
どにより特定の用途以外に流用が禁止された画像データ
を暗号化する暗号化写真処理システムに関するものであ
る。
にあたり、大手集配ラボにスキャナ、プリンタ、大容量
ディスクを有するサーバコンピュータ(以下、画像サー
バという)などの各種設備を設置して、顧客が撮影した
写真を画像サーバに蓄積し、顧客がその画像サーバにネ
ットワークを介してアクセスできるようにすることによ
って、写真の焼き増し注文、電子メールへの写真画像添
付、写真画像データのダウンロードなどの各種サービス
を提供するネットワークフォトサービスが提案されてい
る。このようなサービスにおいて、ユーザはパソコンに
おいて所定のアプリケーションソフトを用いて画像サー
バにアクセスし、上述した写真の焼き増し注文などを行
うことができる。一方、ラボにおいては、顧客からの写
真処理注文情報に基づいて、焼き増しプリント、写真入
りポストカードの作成、アルバムの作成、画像の合成、
トリミングなどの写真処理を画像データに対して施し、
処理が施されたデータを顧客に転送したり、処理が終了
した旨を電子メールで顧客に知らせるなどの処置を採る
ことができる。
にはサービス内容(焼き増し、ポストカード作成など)
を指定する処理番号、写真を指定する画像番号、プリン
トサイズ、プリント枚数、プリント面質(艶有り、艶な
し)、紙厚、写真処理の内容、トリミングの指定などの
ことである。
トや特定のキャラクターなどの画像データ(以下著作権
付き画像データとする)を扱うアプリケーションにおい
ては、著作権付き画像データを特定の用途以外に提供さ
れることを禁止したい場合がある。すなわち、このよう
な著作権付き画像データを一般のコンピュータにおいて
自由に再生することができるようにすると、肖像権や著
作権を侵害するおそれがあるため、許可された特定のラ
ボにおいてのみプリントすることを許容し、他の用途に
は使用できないようにする必要がある。
プリント出力が許容されたラボでのみしか復号化できな
いように暗号化された画像データを提供する手法が提案
されている(手法1)。これは、アプリケーションソフ
トおよび特定のラボのみが、暗号化された画像データを
復号化できる機能を有し、アプリケーションソフトおよ
び特定ラボは目的の用途以外のために著作権付き画像デ
ータを出力できないようにするものである。
プアート画像の高解像度の画像データを予めラボに保管
しておき、アプリケーションにおいては流出されても差
し支えないような低解像度の画像データのみを提供する
手法も提案されている(手法2)。この手法において
は、アプリケーションにおいて低解像度の画像を使用し
て画像の合成などを行う際に、画像合成を完了させずに
画像合成を行う情報のみ、すなわちテンプレート、クリ
ップアート画像のID番号のみをコンポジットファイル
としてラボに送り、ラボにおいてのみこの情報を用いて
画像の合成を行うものである。この手法によれば、ラボ
のみにしか高解像度の著作権付き画像データは存在しな
いため、高解像度画像の流出を防止することができる。
た手法2の場合、ラボにおいて保管する高解像度の画像
データと、アプリケーションにおいて使用する低解像度
の画像データとを完全に対応付ける必要があるため、画
像データがバージョンアップされる毎に、全国に存在す
るラボの画像データとアプリケーションの画像データと
を同時に変更する必要があり、バージョンアップに迅速
に対応できないという問題がある。また、アプリケーシ
ョンにおいて顧客は許可された者以外の者であっても低
解像度の画像データを自由に使用することができるた
め、低解像度ではあるが著作権付きの画像データが流出
するおそれもある。
点はないが、複数のアプリケーション間での自由な著作
権付き画像データのやり取りを防止するためにアプリケ
ーション毎に暗号化方法を異なるものとすると、ラボに
おいては複数のアプリケーションに対応した復号化の機
能を準備する必要があり、しかも暗号化された画像がい
ずれのアプリケーションにおいて暗号化されたものであ
るかを判断して処理を行う必要があるため、アプリケー
ションの数が増大したときにラボの負担が非常に大きく
なる。
り、著作権付き画像データの流出を防止できるととも
に、ラボの負担を軽減できる暗号化写真処理システムを
提供することを目的とするものである。
化写真処理システムは、画像データを暗号化し、該暗号
化された画像データを復号化して写真処理を行う暗号化
写真処理システムであって、前記画像データを所定の画
像暗号化パラメータに基づいて暗号化する画像暗号化手
段と、前記所定の画像暗号化パラメータを、公開鍵方式
の暗号化鍵に基づいて暗号化するパラメータ暗号化手段
とを備えたアプリケーション、および前記暗号化された
画像暗号化パラメータを、前記暗号化鍵に対応する復号
化鍵に基づいて復号化するパラメータ復号化手段と、該
復号化された画像暗号化パラメータに基づいて前記暗号
化された画像データを復号化する画像復号化手段と、該
復号化された画像データに対して写真処理を施す写真処
理手段とを備えたラボにより構成されることを特徴とす
るものである。
システムは、画像データを暗号化し、該暗号化された画
像データを復号化して写真処理を行う暗号化写真処理シ
ステムであって、前記画像データを所定の画像暗号化パ
ラメータに基づいて暗号化する画像暗号化手段と、前記
所定の画像暗号化パラメータを、公開鍵方式の暗号化鍵
に基づいて暗号化するパラメータ暗号化手段とを備えた
第1のアプリケーション、前記暗号化された画像データ
と前記暗号化された画像暗号化パラメータとに写真処理
注文情報を付与する第2のアプリケーション、および前
記暗号化された画像暗号化パラメータを、前記暗号化鍵
に対応する復号化鍵に基づいて復号化するパラメータ復
号化手段と、該復号化された画像暗号化パラメータに基
づいて前記暗号化された画像データを復号化する画像復
号化手段と、該復号化された画像データに対して前記写
真処理注文情報に基づいて写真処理を施す写真処理手段
とを備えたラボにより構成されることを特徴とするもの
である。
秘密鍵暗号方式により画像を暗号化するためのパラメー
タであり、アプリケーションにおいて画像データを暗号
化するための暗号化鍵とラボにおいて画像データを復号
化するための復号化鍵とが共通のものとされている。秘
密鍵方式は暗号化されていないドキュメント(平文)の
文字の並べ替えを行って暗号にするものであり、並び替
えの方法を鍵に記載するものである。この秘密鍵暗号方
式としては、DES(Data Encryption Standard)、I
DEA(International Data Encryption Algorithm )
などが知られている。DESはアメリカ商務省標準局に
より制定された秘密鍵暗号方式であり、64ビット単位
の平文を64ビットの鍵を用いて64ビットの暗号に変
換するものである。IDEAはソフトウエアにより効率
的に計算できるように設計された秘密鍵暗号方式であ
り、64ビット単位の平文を128ビットの鍵を用いて
64ビットの暗号に変換するものである。この画像暗号
化パラメータはアプリケーションが毎回ランダムに生成
し、画像データの暗号化に使用することができる。
タを暗号化する際に毎回異なるものを使用し、復号化鍵
により復号化しない限り他の者に分からないようにする
必要がある。このため、画像暗号化パラメータには乱数
が用いられる。
式とは異なり、暗号化する鍵と復号化する鍵とが異なる
方式であって非対称暗号方式と称される。公開鍵方式に
おける暗号化鍵と復号化鍵とは一対一に対応しており、
暗号化鍵により暗号化した画像暗号化パラメータはこの
暗号化鍵に対応する復号化鍵でのみ復号化できる。この
暗号化鍵を公開しておけば、この暗号化鍵により暗号化
した暗号はこれに対応する復号化鍵を持っている特定の
者のみが復号化できることとなる。したがって、特定の
者のみが復号化できる情報を多くの者がこの特定の者に
送る場合に有効である。この公開鍵暗号方式としては素
因数を用いた公開鍵方式の暗号化方式であるRSA(Ri
vest, Shamir, Adleman )方式などが知られている。
にはサービス内容(焼き増し、ポストカードの作成、ア
ルバムの作成、画像の合成など)を指定する処理番号、
写真を指定する画像番号、プリントサイズ、プリント枚
数、トリミングの指定、プリント面質(艶有り、艶な
し)、さらには写真処理の内容などのことである。
システムにおいては、前記写真処理注文情報は、前記暗
号化された画像データと暗号化されていない画像データ
との合成情報を含むことが好ましい。
化写真処理システムにおいては、ラボにおける前記復号
化鍵が暗号化されてなることが好ましく、さらには暗号
化された復号化鍵を所定の条件下でのみ復号化可能とす
ることが好ましい。
ボにおいて画像データの再生に使用するソフトウエアに
埋め込まれた変数、ラボにおいて使用する機器に固有の
IDおよび有効期限などを判断して、復号化鍵を復号化
しようとしているラボが画像データの復号化が許容され
たラボであると判断された状態のことをいう。
号化写真処理システムにおいては、暗号化された画像デ
ータに著作権情報を付与する著作権情報付与手段をさら
に備えることが好ましく、この際、ラボにおいて復号化
された画像データに対して前記写真処理を施す毎に、前
記著作権情報に基づいてカウント処理を行うカウント処
理手段をさらに備えることが好ましい。
た画像データに対して写真処理を施す毎に、その画像デ
ータの処理回数を加算していく処理のことをいう。
は、画像データを暗号化する画像暗号化方法であって、
前記画像データを所定の画像暗号化パラメータに基づい
て暗号化するとともに、前記所定の画像暗号化パラメー
タを、公開鍵方式の暗号化鍵に基づいて暗号化すること
を特徴とするものである。
方法は、画像データを暗号化する画像暗号化方法であっ
て、前記画像データを所定の画像暗号化パラメータに基
づいて暗号化するとともに、前記所定の画像暗号化パラ
メータを、公開鍵方式の暗号化鍵に基づいて暗号化し、
前記暗号化された画像データおよび前記暗号化された画
像暗号化パラメータに写真処理注文情報を付与すること
を特徴とするものである。
前記写真処理注文情報は、前記暗号化された画像データ
と暗号化されていない画像データとの合成情報を含むこ
とが好ましい。
作権情報が付与されていることが好ましい。
は、本発明による第1の暗号化写真処理方法により暗号
化された画像データを復号化して写真処理を行う復号化
写真処理方法であって、前記暗号化された画像暗号化パ
ラメータを、前記暗号化鍵に対応する復号化鍵に基づい
て復号化し、該復号化された画像暗号化パラメータに基
づいて前記暗号化された画像データを復号化し、該復号
化された画像データに対して写真処理を施すことを特徴
とするものである。
方法は、本発明による第2の暗号化写真処理方法により
暗号化された画像データを復号化して写真処理を行う復
号化写真処理方法であって、前記暗号化された画像暗号
化パラメータを、前記暗号化鍵に対応する復号化鍵に基
づいて復号化し、該復号化された画像暗号化パラメータ
に基づいて前記暗号化された画像データを復号化し、該
復号化された画像データに対して前記写真処理注文情報
に基づいて写真処理を施すことを特徴とするものであ
る。
おいては、前記復号化鍵が暗号化されてなることが好ま
しく、さらには暗号化された復号化鍵を所定の条件下で
のみ復号化可能とすることが好ましい。また、暗号化さ
れた画像データに著作権情報が付与されている場合は、
前記写真処理を施す毎に前記著作権情報に基づいてカウ
ント処理を行うことが好ましい。
は、画像データを暗号化する画像暗号化装置であって、
前記画像データを所定の画像暗号化パラメータに基づい
て暗号化する画像暗号化手段と、前記所定の画像暗号化
パラメータを、公開鍵方式の暗号化鍵に基づいて暗号化
するパラメータ暗号化手段とを備えたことを特徴とする
ものである。
は、画像データを暗号化する画像暗号化装置であって、
前記画像データを所定の画像暗号化パラメータに基づい
て暗号化する画像暗号化手段と、前記所定の画像暗号化
パラメータを、公開鍵方式の暗号化鍵に基づいて暗号化
するパラメータ暗号化手段と、前記暗号化された画像デ
ータおよび前記暗号化された画像暗号化パラメータに写
真処理注文情報を付与する写真処理注文情報付与手段と
を備えたことを特徴とするものである。
前記写真処理注文情報は、前記暗号化された画像データ
と暗号化されていない画像データとの合成情報を含むこ
とが好ましい。
作権情報を付与する著作権情報付与手段を備えることが
好ましい。
は、本発明による第1の暗号化写真処理装置により暗号
化された画像データを復号化して写真処理を行う復号化
写真処理装置であって、前記暗号化された画像暗号化パ
ラメータを、前記暗号化鍵に対応する復号化鍵に基づい
て復号化するパラメータ復号化手段と、該復号化された
画像暗号化パラメータに基づいて前記暗号化された画像
データを復号化する画像復号化手段と、該復号化された
画像データに対して写真処理を施す写真処理手段とを備
えたことを特徴とするものである。
は、本発明による第2の暗号化写真処理装置により暗号
化された画像データを復号化して写真処理を行う復号化
写真処理装置であって、前記暗号化された画像暗号化パ
ラメータを、前記暗号化鍵に対応する復号化鍵に基づい
て復号化するパラメータ復号化手段と、該復号化された
画像暗号化パラメータに基づいて前記暗号化された画像
データを復号化する画像復号化手段と、該復号化された
画像データに対して前記写真処理注文情報に基づいて写
真処理を施す写真処理手段とを備えたことを特徴とする
ものである。
おいては、前記復号化鍵が暗号化されてなることが好ま
しく、さらには暗号化された復号化鍵を所定の条件下で
のみ復号化可能とすることが好ましい。また、暗号化さ
れた画像データに著作権情報が付与されている場合は、
前記写真処理を施す毎に前記著作権情報に基づいてカウ
ント処理を行うカウント処理手段を備えることが好まし
い。
よれば、アプリケーションにおいて画像を暗号化する際
に、所定の画像暗号化パラメータに基づいて画像データ
を暗号化し、さらにこの画像暗号化パラメータを公開鍵
方式の暗号化鍵に基づいて暗号化する。そして暗号化さ
れた画像データと画像暗号化パラメータとをラボにおい
て復号化するに際し、まず暗号化された画像暗号化パラ
メータをアプリケーションにおける暗号化鍵に対応する
復号化鍵に基づいて復号化し、復号化された画像暗号化
パラメータにより画像データを復号化し、さらに復号化
された画像データに対して写真処理が施される。このよ
うに、本発明においては、アプリケーションにおいて画
像暗号化パラメータにより画像を暗号化し、さらに画像
暗号化パラメータが公開鍵方式の暗号化鍵により暗号化
されるため、暗号化された画像暗号化パラメータを復号
化するための復号化鍵を知らない者は画像データを復号
化して写真処理を施すことができないこととなり、これ
により画像データの目的の用途以外の流出を防止するこ
とができる。また、アプリケーションおよびラボにおい
て共通の公開鍵方式の暗号化鍵および復号化鍵により画
像暗号化パラメータを暗号化するようにしたため、アプ
リケーションにおける暗号化方式を共通化させることが
でき、これによりラボはアプリケーション毎に異なる復
号化機能を有する必要がなくなってラボの負担を軽減す
ることができる。
化することにより、ラボにおいて画像データが自由に復
号化されることが防止され、これによりラボからの画像
の流出を確実に防止することができる。
理システムにおいて、写真処理注文情報に暗号化された
画像データと暗号化されていない画像データとの合成情
報を含ませることにより、暗号化されていない画像デー
タ(例えば著作権のない画像データ)に対して復号化の
処理を行う必要がなくなるため、アプリケーションおよ
びラボにおける処理を効率よく行うことができる。
報を付与することにより、ラボにおいて復号化する画像
データの著作権の有無を確認することができる。この
際、復号化された画像データに対して写真処理を施す毎
に、著作権情報に基づいてカウント処理を行うことによ
り、例えばプリント枚数に応じた画像使用料を著作権者
に対して支払うことが容易となり、また著作権者にとっ
ては画像データの使用を許可したラボから画像使用料を
確実に徴収することができる。
形態について説明する。
処理システムの構成を示すブロック図である。図1に示
すように本実施形態による暗号化写真処理システムは、
画像データを扱うアプリケーション1とラボ2とからな
る。
などを行うためのアプリケーションソフトおよび画像デ
ータの暗号化を行うための暗号化ソフトが組み込まれて
いる。ラボ2には、暗号化された画像データおよび後述
する画像暗号化パラメータを復号化するための復号化ソ
フトが組み込まれている。
る。
においてプリントを依頼するプリント依頼画像データS
の暗号化を行う。この暗号化は秘密鍵暗号方式による画
像暗号化パラメータPに基づいて上述したDESやID
EAなどの暗号方式により行われる。一方、画像暗号化
パラメータPは公開鍵方式の暗号化鍵K1により暗号化
される。なお、ラボ2にはこの暗号化鍵K1に一対一に
対応する復号化鍵K2が保管されている。これにより、
暗号化された画像データ(以下暗号化画像データとす
る)S′と、暗号化された画像暗号化パラメータ(以下
暗号化パラメータとする)P′とが得られ、ラボ2に送
られる。
ト依頼画像データSを暗号化する際に毎回異なるものを
使用し、後述するラボ2における復号化鍵により復号化
しない限り他の者に分からないようにする必要がある。
このため、画像暗号化パラメータPには乱数が用いられ
る。
P′を、アプリケーション1の暗号化鍵K1に対応する
復号化鍵K2により復号化する。この復号化鍵K2はラ
ボ2において一般の者が容易に利用できないように暗号
化されており、この暗号化された復号化鍵K2′の復号
化は特別のソフトウエアにより行われる。このソフトウ
エアは暗号化された復号化鍵K2′の復号化に際し、プ
リントに使用するソフトウエアに埋め込まれた変数、ラ
ボ2において使用する機器に固有のIDおよび有効期限
などを判断して動作する。また得られた復号化鍵K2
は、暗号化パラメータP′の復号化に使用された後に直
ちに自動的に消滅するように設計されている。このよう
に復号化鍵K2を暗号化することにより、特定の目的で
特定の機器においてのみしか暗号化された復号化鍵K
2′を復号化することができないため、ラボ2から復号
化鍵K2′が流出したとしても、この復号化鍵K2′を
復号化することができない。したがって、暗号化画像デ
ータS′をも復号化することができず、この結果、画像
データSの流出を防止することができる。
により復号化された画像暗号化パラメータPを用いて暗
号化画像データS′を復号化してプリント依頼画像デー
タSを得、このプリント依頼画像データSに対して写真
処理を施して処理を終了する。このようにしてラボ2に
おいて写真処理が施されたプリント依頼画像データSは
プリンタなどにおいて再生に供される。
ケーション1において画像暗号化パラメータPにより画
像を暗号化し、さらに画像暗号化パラメータPも公開鍵
方式の暗号化鍵K1により暗号化されるため、この暗号
化鍵K1に対応する復号化鍵K2を有するラボ2におい
てのみにしか暗号化パラメータP′を復号化できないこ
とこととなる。したがって、暗号化パラメータP′を復
号化するための復号化鍵K2を知らない者は画像データ
Sを使用できないこととなり、これにより画像データS
の目的の用途以外の流出を防止することができる。ま
た、アプリケーション1およびラボ2において共通の公
開鍵方式の暗号化鍵K1および復号化鍵K2により画像
暗号化パラメータPを暗号化するようにしたため、複数
のアプリケーション1における暗号化方式を共通化させ
ることができ、これによりラボ2はアプリケーション毎
に異なる復号化機能を有する必要がなくなってラボ2の
負担を軽減することができる。
データが少ない場合であってもその流出を防止するため
に、本実施形態のように画像データSを暗号化する必要
があるが、暗号化および復号化に時間を要するため効率
的でない。このため、著作権付きの画像データSのみを
暗号化し、暗号化不要の画像データSはそのまま暗号化
することなくラボ2に送って画像合成を行うことが好ま
しい。この場合、著作権付きの画像データSを含む複数
の画像データの合成情報をコンポジットファイルとして
ラボ2に送ればよく、ラボ2においては、合成情報に基
づいて暗号化画像データS′のみを復号化すればよい。
ントサイズ、プリント枚数、プリント面質(艶有り、艶
消し)、紙厚、写真処理の内容などを設定するための写
真処理注文情報を暗号化画像データS′および暗号化パ
ラメータP′に付与してラボ2に送るようにしてもよ
い。この際、ラボ2においては付与された写真処理注文
情報に基づいて復号化された画像データSに対して写真
処理が施される。なお、上述した合成情報を写真処理注
文情報に付与してラボ2に送るようにしてもよい。
ケーション1において画像データSの暗号化を行うた
め、暗号化されていない画像データSをアプリケーショ
ン1において取り扱う必要があり、暗号化されていない
画像データSが無断で取り出されて悪用されるおそれが
ある。これを防止するために以下のような手法を採るこ
とが好ましい。すなわち、著作権者が予め画像データS
を暗号化し、暗号化画像データS′と暗号化パラメータ
P′とを作成してアプリケーション1に提供する。ま
た、これと同時に暗号化画像データS′がどのような画
像を表すものであるかを知らせるための画像見本を提供
する。この画像見本としては具体的には輪郭のみを表す
画像、低解像度の画像、あるいは印刷物での提供などが
考えられる。アプリケーション1においては画像見本を
使用して使用する暗号化画像データS′を選択し、選択
された暗号化画像データS′と暗号化パラメータP′と
をラボ2に送る。これにより、アプリケーション1にお
いてはそのまま使用できる画像データSが存在しないこ
ととなり、また暗号化画像データS′を復号化できない
ことから、アプリケーション1からの著作権付き画像デ
ータの流出を防止することができる。なお、この場合に
おいても、暗号化画像データS′および暗号化パラメー
タP′に他の画像データや文字などとの合成情報を付与
してもよく、写真処理注文情報に合成情報を付与してラ
ボ2に送るようにしてもよい。
画像データS′に著作権情報を付与してラボ2に送るよ
うにしてもよく、これによりラボ2において復号化する
画像データSの著作権の有無を確認することができる。
この際、ラボ2においてはこの著作権情報が付与された
画像データSを処理する毎に、その処理回数を加算する
カウント処理を行うことが好ましい。これにより、ラボ
2においては例えばプリント枚数に応じた画像使用料を
著作権者に対して支払うことが容易となり、また著作権
者にとっては画像データSの使用を許可したラボ2から
画像使用料を確実に徴収することができる。
ムの構成を示すブロック図
Claims (31)
- 【請求項1】 画像データを暗号化し、該暗号化された
画像データを復号化して写真処理を行う暗号化写真処理
システムであって、 前記画像データを所定の画像暗号化パラメータに基づい
て暗号化する画像暗号化手段と、前記所定の画像暗号化
パラメータを、公開鍵方式の暗号化鍵に基づいて暗号化
するパラメータ暗号化手段とを備えたアプリケーショ
ン、および前記暗号化された画像暗号化パラメータを、
前記暗号化鍵に対応する復号化鍵に基づいて復号化する
パラメータ復号化手段と、該復号化された画像暗号化パ
ラメータに基づいて前記暗号化された画像データを復号
化する画像復号化手段と、該復号化された画像データに
対して写真処理を施す写真処理手段とを備えたラボによ
り構成されることを特徴とする暗号化写真処理システ
ム。 - 【請求項2】 画像データを暗号化し、該暗号化された
画像データを復号化して写真処理を行う暗号化写真処理
システムであって、 前記画像データを所定の画像暗号化パラメータに基づい
て暗号化する画像暗号化手段と、前記所定の画像暗号化
パラメータを、公開鍵方式の暗号化鍵に基づいて暗号化
するパラメータ暗号化手段とを備えた第1のアプリケー
ション、 前記暗号化された画像データと前記暗号化された画像暗
号化パラメータとに写真処理注文情報を付与する第2の
アプリケーション、および前記暗号化された画像暗号化
パラメータを、前記暗号化鍵に対応する復号化鍵に基づ
いて復号化するパラメータ復号化手段と、該復号化され
た画像暗号化パラメータに基づいて前記暗号化された画
像データを復号化する画像復号化手段と、該復号化され
た画像データに対して前記写真処理注文情報に基づいて
写真処理を施す写真処理手段とを備えたラボにより構成
されることを特徴とする暗号化写真処理システム。 - 【請求項3】 前記写真処理注文情報は、前記暗号化さ
れた画像データと暗号化されていない画像データとの合
成情報を含むことを特徴とする請求項2記載の暗号化写
真処理システム。 - 【請求項4】 前記復号化鍵が暗号化されてなることを
特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の暗号化
写真処理システム。 - 【請求項5】 前記暗号化された復号化鍵が所定の条件
下でのみ復号化可能とされていることを特徴とする請求
項4記載の暗号化写真処理システム。 - 【請求項6】 前記暗号化された画像データに著作権情
報を付与する著作権情報付与手段をさらに備えたことを
特徴とする請求項1から5のいずれか1項記載の暗号化
写真処理システム。 - 【請求項7】 前記ラボにおいて復号化された画像デー
タに対して前記写真処理を施す毎に、前記著作権情報に
基づいてカウント処理を行うカウント処理手段をさらに
備えたことを特徴とする請求項6記載の暗号化写真処理
システム。 - 【請求項8】 画像データを暗号化する暗号化写真処理
方法であって、 前記画像データを所定の画像暗号化パラメータに基づい
て暗号化するとともに、前記所定の画像暗号化パラメー
タを、公開鍵方式の暗号化鍵に基づいて暗号化すること
を特徴とする暗号化写真処理方法。 - 【請求項9】 前記暗号化された画像データに著作権情
報が付与されていることを特徴とする請求項8記載の暗
号化写真処理方法。 - 【請求項10】 請求項8記載の暗号化写真処理方法に
より暗号化された画像データを復号化して写真処理を行
う復号化写真処理方法であって、 前記暗号化された画像暗号化パラメータを、前記暗号化
鍵に対応する復号化鍵に基づいて復号化し、該復号化さ
れた画像暗号化パラメータに基づいて前記暗号化された
画像データを復号化し、該復号化された画像データに対
して写真処理を施すことを特徴とする復号化写真処理方
法。 - 【請求項11】 請求項9記載の暗号化写真処理方法に
より暗号化された画像データを復号化して写真処理を行
う復号化写真処理方法であって、 前記暗号化された画像暗号化パラメータを、前記暗号化
鍵に対応する復号化鍵に基づいて復号化し、該復号化さ
れた画像暗号化パラメータに基づいて前記暗号化された
画像データを復号化し、該復号化された画像データに対
して写真処理を施すことを特徴とする復号化写真処理方
法。 - 【請求項12】 画像データを暗号化する画像暗号化方
法であって、 前記画像データを所定の画像暗号化パラメータに基づい
て暗号化するとともに、前記所定の画像暗号化パラメー
タを、公開鍵方式の暗号化鍵に基づいて暗号化し、前記
暗号化された画像データおよび前記暗号化された画像暗
号化パラメータに写真処理注文情報を付与することを特
徴とする暗号化写真処理方法。 - 【請求項13】 前記写真処理注文情報は、前記暗号化
された画像データと暗号化されていない画像データとの
合成情報を含むことを特徴とする請求項12記載の暗号
化写真処理方法。 - 【請求項14】 前記暗号化された画像データに著作権
情報が付与されていることを特徴とする請求項12また
は13記載の暗号化写真処理方法。 - 【請求項15】 請求項12または13記載の暗号化写
真処理方法により暗号化された画像データを復号化して
写真処理を行う復号化写真処理方法であって、 前記暗号化された画像暗号化パラメータを、前記暗号化
鍵に対応する復号化鍵に基づいて復号化し、該復号化さ
れた画像暗号化パラメータに基づいて前記暗号化された
画像データを復号化し、該復号化された画像データに対
して前記写真処理注文情報に基づいて写真処理を施すこ
とを特徴とする復号化写真処理方法。 - 【請求項16】 請求項14記載の暗号化写真処理方法
により暗号化された画像データを復号化して写真処理を
行う復号化写真処理方法であって、 前記暗号化された画像暗号化パラメータを、前記暗号化
鍵に対応する復号化鍵に基づいて復号化し、該復号化さ
れた画像暗号化パラメータに基づいて前記暗号化された
画像データを復号化し、該復号化された画像データに対
して前記写真処理注文情報に基づいて写真処理を施すこ
とを特徴とする復号化写真処理方法。 - 【請求項17】 前記復号化鍵が暗号化されてなること
を特徴とする請求項、10、11、15または16記載
の復号化写真処理方法。 - 【請求項18】 前記暗号化された復号化鍵が所定の条
件下でのみ復号化可能とされていることを特徴とする請
求項17記載の復号化写真処理方法。 - 【請求項19】 前記復号化された画像データに対して
前記写真処理を施す毎に、前記著作権情報に基づいてカ
ウント処理を行うことを特徴とする請求項11または1
6記載の復号化写真処理方法。 - 【請求項20】 画像データを暗号化する暗号化写真処
理装置であって、 前記画像データを所定の画像暗号化パラメータに基づい
て暗号化する画像暗号化手段と、 前記所定の画像暗号化パラメータを、公開鍵方式の暗号
化鍵に基づいて暗号化するパラメータ暗号化手段とを備
えたことを特徴とする暗号化写真処理装置。 - 【請求項21】 前記暗号化された画像データに著作権
情報を付与する著作権情報付与手段をさらに備えたこと
を特徴とする請求項20記載の暗号化写真処装置。 - 【請求項22】 請求項20記載の暗号化写真処理装置
により暗号化された画像データを復号化して写真処理を
行う復号化写真処理装置であって、 前記暗号化された画像暗号化パラメータを、前記暗号化
鍵に対応する復号化鍵に基づいて復号化するパラメータ
復号化手段と、 該復号化された画像暗号化パラメータに基づいて前記暗
号化された画像データを復号化する画像復号化手段と、 該復号化された画像データに対して写真処理を施す写真
処理手段とを備えたことを特徴とする復号化写真処理装
置。 - 【請求項23】 請求項21記載の暗号化写真処理装置
により暗号化された画像データを復号化して写真処理を
行う復号化写真処理装置であって、 前記暗号化された画像暗号化パラメータを、前記暗号化
鍵に対応する復号化鍵に基づいて復号化するパラメータ
復号化手段と、 該復号化された画像暗号化パラメータに基づいて前記暗
号化された画像データを復号化する画像復号化手段と、 該復号化された画像データに対して写真処理を施す写真
処理手段とを備えたことを特徴とする復号化写真処理装
置。 - 【請求項24】 画像データを暗号化する画像暗号化装
置であって、 前記画像データを所定の画像暗号化パラメータに基づい
て暗号化する画像暗号化手段と、 前記所定の画像暗号化パラメータを、公開鍵方式の暗号
化鍵に基づいて暗号化するパラメータ暗号化手段と、 前記暗号化された画像データおよび前記暗号化された画
像暗号化パラメータに写真処理注文情報を付与する写真
処理注文情報付与手段とを備えたことを特徴とする暗号
化写真処理装置。 - 【請求項25】 前記写真処理注文情報は、前記暗号化
された画像データと暗号化されていない画像データとの
合成情報を含むことを特徴とする請求項24記載の暗号
化写真処理装置。 - 【請求項26】 前記暗号化された画像データに著作権
情報を付与する著作権情報付与手段をさらに備えたこと
を特徴とする請求項24または25記載の暗号化写真処
理装置。 - 【請求項27】 請求項24または25記載の暗号化写
真処理装置により暗号化された画像データを復号化して
写真処理を行う復号化写真処理装置であって、 前記暗号化された画像暗号化パラメータを、前記暗号化
鍵に対応する復号化鍵に基づいて復号化するパラメータ
復号化手段と、 該復号化された画像暗号化パラメータに基づいて前記暗
号化された画像データを復号化する画像復号化手段と、 該復号化された画像データに対して前記写真処理注文情
報に基づいて写真処理を施す写真処理手段とを備えたこ
とを特徴とする復号化写真処理装置。 - 【請求項28】 請求項26記載の暗号化写真処理装置
により暗号化された画像データを復号化して写真処理を
行う復号化写真処理装置であって、 前記暗号化された画像暗号化パラメータを、前記暗号化
鍵に対応する復号化鍵に基づいて復号化するパラメータ
復号化手段と、 該復号化された画像暗号化パラメータに基づいて前記暗
号化された画像データを復号化する画像復号化手段と、 該復号化された画像データに対して前記写真処理注文情
報に基づいて写真処理を施す写真処理手段とを備えたこ
とを特徴とする復号化写真処理装置。 - 【請求項29】 前記復号化鍵が暗号化されてなること
を特徴とする請求項、22、23、27または28記載
の復号化写真処理装置。 - 【請求項30】 前記暗号化された復号化鍵が所定の条
件下でのみ復号化可能とされていることを特徴とする請
求項29記載の復号化写真処理装置。 - 【請求項31】 前記復号化された画像データに対して
前記写真処理を施す毎に、前記著作権情報に基づいてカ
ウント処理を行うカウント処理手段をさらに備えたこと
を特徴とする請求項23または28記載の復号化写真処
理装置。
Priority Applications (1)
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JP1542398A JP3706238B2 (ja) | 1998-01-28 | 1998-01-28 | 暗号化写真処理システム |
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JP1542398A JP3706238B2 (ja) | 1998-01-28 | 1998-01-28 | 暗号化写真処理システム |
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JPH11215384A true JPH11215384A (ja) | 1999-08-06 |
JP3706238B2 JP3706238B2 (ja) | 2005-10-12 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014011667A (ja) * | 2012-06-29 | 2014-01-20 | Oki Data Corp | 画像データ処理装置及びプログラム |
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-
1998
- 1998-01-28 JP JP1542398A patent/JP3706238B2/ja not_active Expired - Fee Related
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