JPH11215330A - 原稿読取装置 - Google Patents

原稿読取装置

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JPH11215330A
JPH11215330A JP10025172A JP2517298A JPH11215330A JP H11215330 A JPH11215330 A JP H11215330A JP 10025172 A JP10025172 A JP 10025172A JP 2517298 A JP2517298 A JP 2517298A JP H11215330 A JPH11215330 A JP H11215330A
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Masaaki Inde
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Abstract

(57)【要約】 【課題】走査手段が待機位置に戻る時間を待つ必要がな
くなり、バーコードの再走査を短時間で行うことができ
る原稿読取装置を提供する。 【解決手段】走査領域に副走査方向に配置されたバーコ
ード310を読み取る原稿読取装置において、イメージ
センサ部306(走査手段)の待機位置306Aからの
往路における走査によるバーコードを解析した結果が異
常と判定されたときに、CPU101(制御手段)は、
イメージセンサ部306が待機位置306Aに戻る復路
においてバーコードの再走査を行うように制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原稿を走査して画
像データを生成する原稿読取装置に関し、特に装置固有
の情報を含むバーコードを走査領域に配置しこれを読み
取る機能を有する原稿読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、原稿読取装置を備えた、例えば複
写機等の装置においては、装置固有の機体番号情報等を
本体に保持させて複写物に再生し、または、複数の情報
発送機器、受信機器をネットワーク化した場合に読み取
り画像と共に発送してID情報として活用することが行
われている。近年、カラー複写機が普及しつつあり、こ
れらを利用した有価証券等の偽造の防止対策としてもか
かる装置固有情報を活用する方策が考えられている。
【0003】このような情報を読み取る方法として、例
えば複写機本体の回路基板上に機体番号を書き込んだR
OMを装着し、主制御部のMPUがこれを読み出して処
理する方法がある。しかし、この方法では回路基板を交
換した場合にROMも変わることとなり、複写機本体を
識別するためには回路基板と本体との対応を管理する必
要が生じるため管理が煩雑となり総体的にコスト高にな
る。
【0004】従って、機体番号を表すバーコードを記載
したラベルを読み取り手段の走査領域に配置して読み取
らせる方法が多く用いられている。バーコードラベルの
配置位置としては、原稿を固定して光学的走査手段を移
動する読取装置においては、走査手段の待機位置(ホー
ムポジション)近傍に配設されたシェーデイング補正等
のために使用する白基準板の部分の原稿台ガラスの裏面
に、走査手段の主走査方向にバーコードが配列するよう
にバーコードラベルを貼りつける方法がある。しかし、
走査領域の省スペース化上あるいは機構設計の都合上白
基準板位置にバーコードラベルを貼るためのスペースを
十分に確保することが困難な場合があり、このような場
合は走査手段の副走査方向にバーコードが配列するよう
にバーコードラベルを原稿台ガラスの裏面に貼りつける
方法が用いられている。特に、フラットベットスキャナ
においては、光学系を駆動するためのワイヤや支持軸等
を配設するための側方のスペースを必要とし、この側方
スペースの上方の原稿台ガラス裏面にバーコードラベル
を貼付することが行われている。
【0005】かかるバーコードラベルから機体番号を読
み取る方法の場合は、バーコードの読み取り解析の結
果、バーコードの一部が薄くなっていたり、ごみが付着
していたために、エラーとなることがある。このような
場合、バーコードの画素領域の異なる部分の画素を走査
して読み取り再度解析を行うことによりエラーを回避す
ることができる場合が多い。
【0006】従って、エラーが発生した場合直ちに装置
異常と判断せずに、所定回数だけ走査解析を再試行させ
ることが一般的に行われている。バーコードラベルを副
走査方向に配置した場合は、主走査方向の読み取り画素
区間を変更して再試行を行うことになるが、従来の装置
においては、走査手段を一旦待機位置であるホームポジ
ションに戻してから再び移動をさせて再走査をする必要
があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】バーコードを走査解析
してエラーとなったときに再試行を行う場合は、走査手
段を一旦ホームポジションにもどしてから再走査を行う
ため、上記のようにバーコードを配列した従来の読取装
置においては、走査手段を戻すための時間が無駄になり
再走査に時間がかかるという問題があった。
【0008】このような問題を解決するバーコードの走
査解析方法として、バーコードの走査時に主走査方向の
読み取り区間を最大限にしてバーコード領域の広い範囲
の画素を走査し、解析を行う場合に主走査方向の第1の
画素位置に注目して解析判定を行い、その結果エラーと
なった場合は主走査方向の第2の画素位置に注目して同
様の解析判定を行う方法が考えられる。しかし、この方
法によれば、一度の走査でバーコードの複数走査回数分
の画像データを読み取ることが可能となるが、主走査方
向の画素数が多くなればそれだけ1ライン当たりの画像
データ量が増大するためにこれを一時的に記憶するメモ
リーの使用量が増大するという問題点を生ずる。
【0009】従って、本発明は、走査手段が待機位置に
戻る時間を待つ必要がなくなり、バーコードの再走査を
短時間で行うことができる原稿読取装置を提供すること
を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1に係る本発明によれば、原稿に対して相対
移動して走査を行い該原稿を読み取る走査手段と、該走
査により得られた画像データを蓄積する蓄積手段と、原
稿の走査領域に副走査方向に配置されたバーコードとを
備えた原稿読取装置において、前記蓄積手段に蓄積され
たバーコードの画像データを解析する解析手段と、該解
析手段の解析結果を判定する判定手段と、該判定手段に
より前記解析結果が異常と判定されたときは、前記走査
手段の移動方向を反転し復路方向に移動させてバーコー
ドを走査するように制御する制御手段とを備えたことを
特徴とする。
【0011】更に、請求項2係る本発明によれば、前記
制御手段は、前記復路方向における走査では、往路方向
における走査と異なる主走査方向位置における画素を読
み取るように制御することを特徴とする。
【0012】更に、請求項3に係る本発明によれば、前
記判定手段の異常判定回数をカウントする手段を備え、
異常判定回数が所定回数に達した場合は警告を行うこと
を特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る原稿読取装置
の実施の形態について図面を参照して説明する。尚、本
実施の形態では、本発明に係る原稿読取装置をカラー複
写機に適用したものである。
【0014】図1は、本実施の形態の原稿読取装置を適
用したカラー複写機の主要機能の構成を示すブロック構
成図である。図1において、101は装置全体の制御を
司る中央処理装置(CPU)であり、102は制御プロ
グラム等を格納するROMであって、後述する本実施の
形態の制御手段の制御プログラムも格納されている。1
03はRAMであって、CPU101の演算結果やバー
コードの解析結果等を一時的に保持する。104は本装
置の操作部である操作パネルであって、図2で後述する
ように装置に各種の指示を与える操作キーを備えてい
る。105は読取部であって、本実施の形態においては
公知のブック型カラーイメージスキャナを使用してお
り、光源とラインイメージセンサを含む光学系を移動さ
せて原稿を走査し画像を読み取ってR(赤)G(緑)B
(青)成分に分解して各成分の画素を8ビットの多値デ
ータとして、又はG成分のみを8ビット多値データとし
て出力する機能を有し、光学系のホームポジションを検
出するセンサを具備している。106は、半導体メモリ
で構成される画像メモリである。107は、時計部であ
って、カレンダ機能を備える公知の時計LSIで構成さ
れている。108は、画像読取装置により読み取ったバ
ーコードを解析して得られる機体番号を記憶する機体番
号記憶部であり、半導体メモリで構成されバッテリーに
よりバックアップされている。109は、入力されたR
GB各成分毎に8ビットで表される画像データに所定の
画像処理を施してRGB成分の補色であるCMYK各色
2値の画像データを出力する画像処理部、110は画像
処理部からの画像データを記録紙上に印字するプリンタ
部、111はバスである。
【0015】図2は、操作パネル104の構成例を示す
概略図である。41はスタートキーであり、コピー開始
を指示するために使用される。42はコピー動作の中止
を指示するストップキー、43は原稿をRGBカラーモ
ードで読み取る指示を与えるカラー指定キーである。4
4は写真原稿等をコピーする際に中間調処理を指定する
写真モードキーである。45は、原稿を拡大または縮小
してコピーする際に用いられる倍率を指定する変倍キー
である。46は、コピー濃度を設定するための濃度設定
部であり、本実施の形態においては9段階の設定が行え
るように9個のLEDと、押下する毎に1段階づつ濃度
を上げる右移動カーソルキー及び1段階づつ濃度を下げ
る左移動カーソルキーとから構成される。47はテンキ
ーでありコピー枚数等の各種数値を入力するために用い
られる。49は、LCD表示部であり、装置の状態や各
種操作時における操作者へのメッセージを表示するもの
で、図示しないドライバ回路を介してCPU101によ
り制御される。
【0016】図3及び図4は、本実施の形態の読取部と
して用いられる原稿据置型のイメージスキャナ105の
副走査方向の側断面図及び平面図である。図において、
301は原稿カバー、302は下面に白色板を配したシ
ェーデイング補正用の白基準板、303は原稿台ガラ
ス、304は原稿、305は光源とラインイメージセン
サを含むイメージセンサ部306を搬送させるための搬
送路である。
【0017】原稿304は、原稿台ガラス303の上面
に読み取るべき面を下向きにして載置され、上方に向け
た光源により照射された状態で原稿台ガラス303の下
側に位置するイメージセンサ部306により読み取られ
る。走査手段であるイメージセンサ部306は、光源、
ミラー、ラインイメージセンサ等を備え搬送路305上
をCPU101によりモータドライバ回路(図示せず)
を介して制御されるパルスモータ(図示せず)により、
ホームポジション位置306A,原稿先端位置306
B、及び原稿後端位置306Cの間に亘って移動する。
原稿304の画像は、イメージセンサ部306の前記搬
送路上の移動により主走査方向における走査と、副走査
方向における走査とが行われ、原稿全域の画像が走査さ
れ読み取られる。
【0018】イメージセンサ部306の走査の制御を行
うために、読取部105には走査制御に用いるライン同
期信号HSYNC、画素クロックPCLK等を発生する
クロック発生回路及びカウンタ回路等を備えている。図
6は読取部105の画像走査の動作を示すタイミングチ
ャートであり、同図に示すように、ライン同期信号HS
YNCは、イメージセンサ部306のラインイメージセ
ンサの電荷蓄積時間に対応した所定の間隔で周期的に発
生するパルス信号であって、ラインイメージセンサへの
電荷の蓄積のリセット/リスタートのタイミングを与え
ると共に、CPU101へ割り込み信号として入力さ
れ、副走査アドレスカウンタによりカウントされて原稿
台上の副走査方向Xのアドレスに対応したアドレス信号
AXを出力する。
【0019】図6において、PCLKは画素クロックで
あり、ライン同期信号HSYNCの周期内でラインイメ
ージセンサが読み取り得る最大画素数分発生されるパル
ス信号でり、主走査アドレスカウンタによりカウントさ
れて原稿台上の主走査方向Yのアドレスに対応するアド
レス信号AYを出力する。図6においてWAENBは、
主走査方向の区間設定信号であり、画素クロックをカウ
ントして得られる主走査方向のアドレス AYと予めC
PU101より与えられた開始画素番号及び終了画素番
号とに基づいて、アドレス AYが開始画素番号と一致
したときにHレベルとなり、終了画素番号と一致したと
きにLレベルとなる信号である。区間設定信号WAEN
BがHレベルのときにのみ、画素クロックPCLKに同
期して8ビットの多値画素データが画像メモリ106に
転送される。
【0020】即ち、イメージセンサ部306のラインイ
メージセンサに蓄積された画像情報は、A/D変換され
てシェーデイング補正等が行われた後に予め指定された
主走査方向の区間に位置する画素に対応する8ビットの
RGB成分の画像信号として画像メモリ106に出力さ
れる。
【0021】図4において310はバーコードラベルで
あって、バーコードが副走査方向に配列するように、且
つ前端がイメージセンサ部306のホームポジション3
06Aより所定の距離を隔てて配置されている。
【0022】図5はバーコードラベル310の一例を示
すもので、本実施の形態のバーコードはCODE39に
従ってコード化されている。即ち5個の黒いバーと4個
の白いスペースの合計9個の要素の組み合わせにより1
つの文字を表現する。1個の文字を表す要素列は必ずバ
ーで始まり、バーで終了する。バーとスペースにはそれ
ぞれ幅の大小による2種類があり、1文字を示す要素列
に含まれる太幅のバー及びスペースは両者合わせて3個
と定められている。図5に示すバーコードはスタート及
びストップを示すキャラクタである「*」を含め「*1
23*」の5文字をコード化したものである。尚、隣接
する文字において、第1の文字の最終バーと第2の文字
の先頭バーとの間には、1個の細いスペースを配置する
ことにより、文字間の区切りとする。
【0023】次に、本実施の形態に係る原稿読取装置の
作動について、図7のフローチャートを参照して説明す
る。本実施の形態においては、バーコードの読み取りは
電源投入時に行うように構成されている。装置の電源を
投入すると、イメージセンサ部306をホームポジショ
ン306Aに移動する処理を含む各種初期化処理がなさ
れる。
【0024】ステップS101において、イメージセン
サ部306のホームポジション306Aからバーコード
ラベル310の前端部までの所定の距離に応じた数のパ
ルスを所定の間隔で順次モータドライバ回路に与え、そ
れによりパルスモータを介してイメージセンサ部306
をバーコード読み取り位置まで駆動し前進させるように
する。
【0025】ステップS102において、バーコードラ
ベルの前端部から後端部までイメージセンサ部306を
前進させて走査し、バーコードをRGB成分のうちのG
成分のみで読み取る。イメージセンサ部306の前進移
動は、1回のライン同期信号HSYNCに対して副走査
方向に1ライン移動するようなパルスレートで駆動パル
スを与えてパルスモータを駆動することにより得られ
る。従って読み取られたバーコードの画素の副走査方向
の位置は副走査アドレスカウンタのカウントに対応する
副走査方向アドレス NXにより特定される。
【0026】主走査方向の読み取り画素位置は、バーコ
ードのバー又はスペースが存在する所定の領域内の1画
素位置をNとした場合、区間設定信号WAENBを開始
画素番号をNとし終了画素番号をN+1とすることによ
り設定される。即ち、開始画素番号Nに対応する主走査
アドレスカウンタによる主走査方向アドレスNYが区間
設定信号WAENBにより定められる。このようにして
1ライン当たり1画素のバーコードの画像データが8ビ
ットのデータとして対応するアドレスNX,NYと共に
画像メモリ106に順次書き込まれる。
【0027】次いで、ステップS103において、画像
メモリ106から画素Nのデータが読み出されてバーコ
ードの解析を行い、正常に読み取られたか否かを判定す
る。このバーコードの解析は後述する図8に示すサブル
ーチンにより行われる。ステップS104において、バ
ーコードの解析結果が正常か否かを判定する。正常と判
定された場合は、ステップS105においてイメージセ
ンサ部306をホームポジション306Aまで後退さ
せ、処理を終了する。
【0028】ステップS104においてバーコード解析
結果が異常と判定された場合は、ステップS106にお
いて、異常判定回数をカウントするカウンタの値から、
異常判定回数が予め設定されている所定回数を越えてい
るか否かを判断する。所定回数を越えていない場合は、
ステップS107においてイメージセンサ部306を後
退させるためパルスモータが逆回転を開始するように設
定する。
【0029】次に、ステップS108において、イメー
ジセンサ部306をホームポジション306A方向に後
退させながら、即ち復路においてバーコードラベル31
0の走査を行う。この場合のイメージセンサ部306の
後退による走査制御は、往路における走査と同様ライン
同期信号HSYNC1に対して1ライン移動するような
パルスレートで駆動パルスを与えて、イメージセンサ部
306を後退移動させ、読み取る画素の副走査方向アド
レスは副走査アドレスカウンタにより特定される。
【0030】区間設定信号WAENBは、往路の走査時
に読み取ったバーコードの画素位置とは異なる主走査方
向アドレスの画素を読み取るように設定される。本実施
の形態においては、区間設定信号WAENBとして、往
路時に読み取った画素Nより1画素分ずらしたN+1を
開始画素番号としN+2を終了画素番号とするように設
定する。読み取った1ラインにつき1画素のバーコード
の画像データは8ビットのデータとして画像メモリ10
6に順次書き込まれる。
【0031】ステップS109において、ステップS1
03と同様に、画像メモリ106からバーコードのデー
タを読み出して図8に示すサブルーチンによりバーコー
ドの解析を行う。この場合、読み取った画像データの順
番はイメージセンサ部306を前進させて読み取った時
とは逆になっている点に留意する必要がある。ステップ
S110において解析結果が正常であるか否かを判定
し、正常であればステップS112においてイメージセ
ンサ部306をホームポジション306Aまで後退させ
て処理を終了する。
【0032】ステップS110において解析結果が異常
であると判定された場合は、ステップS111におい
て、異常判定回数をカウントするカウンタの値から、異
常判定回数が予め設定されている所定回数を越えている
か否かを判断する。所定回数を越えていない場合はステ
ップS101へ戻ってバーコードの読み取りを再試行す
る。尚、ステップS106、ステップS111におい
て、バーコード解析結果が異常と判定された回数が所定
回数を越えたと判定した場合は、ステップS121にお
いてLCD49で警告表示を行い、ステップS122で
異常処理を行う。
【0033】次に、図8のフローチャートを参照して、
上記ステップS103、ステップS109で行うバーコ
ードの解析について説明する。バーコード解析は黒のバ
ーまたは白のスペースの幅の大小を判別する過程と、大
小幅のバーと大小幅のスペースの組み合わせから、CO
DE39に基づいて文字列を得る過程に大別される。
【0034】まずステップS201において、バー及び
スペースの幅をそれぞれカウントするための黒カウンタ
及び白カウンタを0にクリアする。ステップS202に
おいて全画素の解析が終了しているか否かを判断し、終
了していなければ、ステップS203において画像メモ
リ106からバーコードの画像データを順次1画素分読
み出して、ステップS204において所定の閾値を基準
として2値化する。次いでステップS205において、
前回解析した画素が黒か否かを判断する。前回解析した
画素が黒の場合はステップS206において今回解析中
の画素が黒か否かを判断する。ステップS206で黒と
判断された場合は、ステップS207で黒カウンタをカ
ウントアップしステップS202へ戻る。
【0035】ステップS206において黒でないと判断
された場合は白と見做して、ステップS208において
白カウンタをカウントアップする。この場合、前回の画
素までは黒が連続していたことになり、ステップS20
9、S211において黒カウンタの値を参照してバーの
幅の大小を判別する。細幅のバーである場合は識別コー
ド2を、太幅のバーである場合は識別コード3をそれぞ
れRAM103の所定の作業領域に書き込み、書き込み
ポインタを更新する(ステップS210、ステップS2
12)。その後ステップS213において黒カウンタを
クリアしステップS202へ戻る。
【0036】上記ステップS209、ステップS211
におけるバー、スペースの幅の大小の判定は、黒カウン
タまたは白カウンタのカウント値をa<b<c<dの関
係を有する4つの正の整数a、b、c、dと対比させる
ことにより行う。即ち、a<カウント値<bの場合は細
幅のバー又はスペースであり、c<カウント値<dの場
合は太幅のバー又はスペースであると判定する。ステッ
プS209、S211において黒カウンタのカウント値
が上記のいずれの範囲にも入らない場合はバーコードに
付着したゴミ等による異常と判断して(ステップS21
4)、直ちに処理を終了する。
【0037】一方、ステップS205において、前回解
析された画素が白である場合は、ステップS215にお
いて今回の画素が白か否かを判定し、白の場合は白カウ
ンタをカウントアップして(ステップS216)、ステ
ップS202へ戻る。ステップS215において白でな
いと判断された場合は、黒と見做してステップS217
において黒カウンタをカウントアップし、上記ステップ
S209、S211と同様に、直前までの白カウント値
を前記正の整数a、b、c、dと対比することによりス
ペースの幅の大小を判定する(ステップS218、ステ
ップS220)。細幅のスペースであれば識別コード0
を、太幅のスペースであれば識別コード1をそれぞれR
AM103の所定の作業領域に書き込み、書き込みポイ
ンタを更新する(ステップS219、ステップS22
1)。その後、ステップS222において白カウンタを
クリアし、ステップS202へ戻る。ステップS21
8、S220において白カウンタのカウント値が上記い
ずれの範囲にも入らない場合は異常と判断して(ステッ
プS223)、直ちに処理を終了する。尚、ステップS
205において今回解析の画素が先頭の画素である場合
は、前回解析の画素は仮想的に黒と見做して処理する。
【0038】ステップS202において、走査したバー
コードの全体画素の解析が終了したと判定した場合、ス
テップS231において、予めROM102に格納され
たCODE39による識別コード配列と文字の対応テー
ブルを参照して、解析の結果である識別コードの配列が
CODE39で定められた文字に対応した配列と一致す
るかを判定し、一致しない配列が存在した場合は異常と
判定する(ステップS233)。すべての識別コード配
列が文字に対応した場合は正常と判定して(ステップS
232)処理を終了する。
【0039】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、原稿に対して相対移動して走査を行い該原稿を読み
取る走査手段と、該走査により得られた画像データを蓄
積する蓄積手段と、原稿の走査領域に副走査方向に配置
されたバーコードとを備えた原稿読取装置において、前
記蓄積手段に蓄積されたバーコードの画像データを解析
する解析手段と、該解析手段の解析結果を判定する判定
手段と、該判定手段により前記解析結果が異常と判定さ
れたときは、前記走査手段の移動方向を反転し復路方向
に移動させてバーコードを走査するように制御する制御
手段とを備えたことにより、走査手段が待機位置に戻る
復路においてバーコードの再走査が可能となり、走査手
段が待機位置に戻る時間を待つ必要がなくなり、バーコ
ードの再走査を短時間で行うことができ、利便性が向上
する効果を有する。
【0040】更に、本発明においては、前記制御手段
は、前記復路方向における走査では、往路方向における
走査と異なる主走査方向位置における画素を読み取るよ
うに制御するようにしたので、往路における走査におい
て読み取った画素位置のバーコードのゴミの付着やバー
コードの部分的欠損によるための異常判定か否かが復路
における走査により判別でき、不要な修復処理を防止で
きる効果を有し、更に、前記判定手段の異常判定回数を
カウントする手段を備え、異常判定回数が所定回数に達
した場合は警告を行うよう構成したので、ゴミの付着等
バーコードの欠損を原因とする異常判定に基づいて読取
装置の故障とする誤判断を可及的に防止でき、不要な修
復処理を防止できる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のカラー複写機の主要機能
を示すブロック構成図である。
【図2】本実施形態のカラー複写機の操作パネルの構成
を示す図である。
【図3】本実施形態のカラー複写機で用いるイメージス
キャナ部の側断面図である。
【図4】図3に示すイメージスキャナ部の平面図であ
る。
【図5】本実施形態において用いたバーコードラベルの
一例を示す図である。
【図6】本実施形態のイメージスキャナ部の画像走査の
動作を示すタイミングチャートである。
【図7】本発明に係る原稿読取装置におけるバーコード
走査解析の制御の一例を示すフローチャートである。
【図8】本発明に係るバーコード解析の手順を示すフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
101 CPU(制御手段) 102 ROM 103 RAM 106 画像メモリ(蓄積手段) 304 原稿 306 イメージセンサ部(走査手段) 310 バーコードラベル

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿に対して相対移動して走査を行い該
    原稿を読み取る走査手段と、該走査により得られた画像
    データを蓄積する蓄積手段と、原稿の走査領域に副走査
    方向に配置されたバーコードとを備えた原稿読取装置に
    おいて、前記蓄積手段に蓄積されたバーコードの画像デ
    ータを解析する解析手段と、該解析手段の解析結果を判
    定する判定手段と、該判定手段により前記解析結果が異
    常と判定されたときは、前記走査手段の移動方向を反転
    し復路方向に移動させてバーコードを走査するように制
    御する制御手段とを備えたことを特徴とする原稿読取装
    置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記復路方向における
    走査では、往路方向における走査と異なる主走査方向位
    置における画素を読み取るように制御することを特徴と
    する請求項1記載の原稿読取装置。
  3. 【請求項3】 前記判定手段の異常判定回数をカウント
    する手段を備え、異常判定回数が所定回数に達した場合
    は警告を行うことを特徴とする請求項1または2記載の
    原稿読取装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017001359A (ja) * 2015-06-15 2017-01-05 株式会社Okiデータ・インフォテック 画像形成装置

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JP2017001359A (ja) * 2015-06-15 2017-01-05 株式会社Okiデータ・インフォテック 画像形成装置

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