JPH11214128A - 発熱布 - Google Patents

発熱布

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JPH11214128A
JPH11214128A JP10016690A JP1669098A JPH11214128A JP H11214128 A JPH11214128 A JP H11214128A JP 10016690 A JP10016690 A JP 10016690A JP 1669098 A JP1669098 A JP 1669098A JP H11214128 A JPH11214128 A JP H11214128A
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JP
Japan
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conductive film
conductive
films
linear
cloth
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Withdrawn
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JP10016690A
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Hiroshi Tamura
寛 田村
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 発熱温度分布が均一で、断線の影響を受けに
くい発熱布を提供する。 【構成】 電源に接続される導電性材料を含んだ線状電
極膜14と、該線状電極膜14間を接続すると同時に互
いに接続し合う導電性材料を含んだ線状導電膜12とを
布材16に形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発熱布に関し、よ
り詳しくは、布材面に導電性の膜を形成した発熱布に関
する。
【0002】
【従来の技術】カーボン等の導電性材料を含んだ導電膜
を布材上に形成し、その導電膜に電圧を印加して発熱さ
せる発熱布が従来より用いられている。これらは、例え
ば、図8に示すように、一面を覆うような面状導電膜1
02が布材104上に形成されていたり、図9に示すよ
うに、2本の平行な帯状電極膜114と、この帯状電極
膜114間を電気的に接続するように複数の平行な帯状
導電膜112が等間隔に布材104上に形成されてい
る。そして、導電膜102,112,114に接続され
た電極線106を図示しない電源に接続して電圧を印加
すると、導電膜102,112,114中に電流が流れ
て発熱する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図8に示した
ように、布材104の一面に導電膜(面状導電膜10
2)を形成する場合は、膜厚を均等に形成することは難
しく、場所によって抵抗値が異なってしまうために温度
分布が一様にならず、場合によっては局部的な異常発熱
を生ずるという問題がある。また、図9に示したよう
に、幅のある帯状導電膜112,114を形成する場合
は、導電膜112,114に幅厚があるために、隣り合
う帯状導電膜112の中間地点Pと帯状導電膜112の
中心部Qとでは、温度分布が大きく異なるという問題を
抱えている。しかも、これら帯状電極膜114及び帯状
導電膜112は、上述した面状導電膜102と同様に、
場所によって導電膜112の膜厚が異なるために温度分
布が不均一になるという問題も有している。なお、帯状
導電膜112の帯幅を狭くして線状にすれば、導電膜1
12の厚みムラを大幅に改善することも可能であるが、
帯幅が狭くなると、導電膜112の断線が起こりやすく
なるという新たな問題が生じてしまう。
【0004】そこで、本発明者は、このような課題を解
決するべく、鋭意研究を重ねた結果、本発明に至ったの
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の発熱布の要旨と
するところは、電源に接続される導電性材料を含んだ線
状電極膜と、該線状電極膜間を接続すると同時に互いに
接続し合う導電性材料を含んだ線状導電膜とが布材に形
成されていることにある。
【0006】また、本発明の発熱布の要旨とするところ
は、前記線状導電膜が、六角形を連続して並べた蜂の巣
形状に形成されていることにある。
【0007】また、本発明の発熱布の要旨とするところ
は、前記布材の両面又は導電膜が形成された面が、絶縁
性又は/及び防水性を備えたカバーシートで覆われてい
ることにある。
【0008】 〔発明の詳細な説明〕
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る発熱布の実施
の形態について、図面に基づいて詳しく説明する。図1
は本発明に係る発熱布10であり、電源に接続される導
電性材料を含んだ線状電極膜14と、線状電極膜14間
を接続すると同時に互いに接続し合う導電性材料を含ん
だ線状導電膜12とが布材16に形成されている。そし
て、線状導電膜12は、六角形を連続して並べた蜂の巣
形状に形成されている。
【0010】そして、線状導電膜12は、線状電極膜1
4に対して垂直方向成分24の導電膜12と、垂直方向
成分24の導電膜12どうしを接続する、電極膜14に
対して略平行方向成分26の導電膜12とを有してい
る。また、線状電極膜14及び線状導電膜12には、カ
ーボン等の導電性材料が含まれており、スクリーン印刷
法等で布材16に形成される。また、布材16は、天然
繊維や合成繊維などの任意の材質を用いた織布や不織布
等を用いている。
【0011】
【****】ここで、導電膜12,14の成分は・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・であ
り、その膜厚は・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・である。
【0012】次に、このような発熱布10の発熱作用を
説明する。線状電極膜14に接続された電極線18を図
示しない電源に接続して電圧を印加すると、線状電極膜
14を通じて線状導電膜12に電流が流れ、電極膜14
及び導電膜12から熱が発生する。
【0013】そして、このとき、導電膜12が線状に形
成されているので導電膜12の横幅が従来に比べて狭く
なり、従来の面状導電膜や帯状導電膜と比較して、導電
膜12の幅方向の厚みムラによる温度分布のバラツキ
(不均一性)を減少させることができる。また、導電膜
12が布材16全面を均等に細かく分割するように形成
されているので、導電膜12の形成された部分と形成さ
れていない部分とが平均化され、従来の帯状導電膜に比
べて、導電膜12が形成された部分とそうでない部分と
の発熱温度差を減少させることができる。
【0014】また、電極膜14に対して垂直方向成分2
4の導電膜12を形成することに加えて、垂直方向成分
24の導電膜12どうしを接続する、電極膜14に対し
て平行方向成分26の導電膜12を形成しているため、
仮に導電膜12が途中で断線した場合でも、断線の影響
をその断線箇所のみに抑えることができる。すなわち、
電極膜に対して垂直方向成分の導電膜しか形成されてい
ない従来の発熱布では、一箇所断線すると、その断線し
た垂直方向成分の導電膜は使用することができなくな
る。しかし、本発明の発熱布10においては、垂直方向
成分24の導電膜12どうしを接続する平行方向成分2
6の導電膜12が形成されているので、平行方向成分2
6の導電膜12を通って断線箇所を迂回しながら電流が
流れるため、断線の影響はその断線箇所近傍部のみに抑
えることができる。
【0015】以上、本発明の一実施例について説明した
が、本発明に係る発熱布はその他の態様でも実施し得る
ものである。例えば、線状電極膜及び線状導電膜に含ま
れる導電性材料は、カーボンや金属粒子など任意の導電
性材料を用いることができる。さらに、導電膜材料は水
性のものであっても油性のものであってもよい。水性の
ものは・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・という特性を備えており、油性のものは・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・という特性を備えている。
【0016】また、線状電極膜及び線状導電膜の形成方
法も、スクリーン印刷法など任意の方法を用いることが
できる。さらに、布材は、天然繊維や合成繊維など任意
の材質を用いた織物や不織物等の任意の布材を用いるこ
とができる。また、線状電極膜は、線状導電膜と電極線
とをつないで、電源から導電膜に電気を供給できるもの
ならば特に限定はされず、図2に示すように、線状導電
膜12と電極線18とを接続するように任意の位置に形
成することができる。
【0017】また、線状導電膜は、線状電極膜間を接続
すると同時に互いに接続し合えるものならば任意の形状
に形成することができ、六角形の蜂の巣形状に限定され
ることはなく、三角形や四角形などの任意の多角形等を
連続的に並べて導電膜を形成することができる。すなわ
ち、図3に示すように、線状電極膜74間をつなぐ垂直
方向成分58の線状導電膜72と、この垂直方向成分5
8の導電膜72どうしをつなぐ横方向成分56の線状導
電膜72とを布材16に形成したり、図4に示すよう
に、線状電極膜54間をつなぐ垂直方向成分46の線状
導電膜52と、この垂直方向成分46の導電膜52どう
しをつなぐ斜め方向成分48の線状導電膜52とを布材
16に形成したり、図5に示すように、線状電極膜44
間をつなぐ垂直方向成分34の線状導電膜42と、この
垂直方向成分34の導電膜42どうしをつなぐ横方向成
分36の線状導電膜42及び斜め方向成分38の線状導
電膜42とを布材に形成することも可能である。
【0018】また、導電膜(線状導電膜,線状電極膜)
の厚さ(膜厚)も特に限定はされず、任意の厚さにする
ことができる。ただし、あまり厚くしすぎると布材の柔
軟性が損なわれ、あまり薄くしすぎると抵抗値が大きく
なりすぎて発熱しなかったり、強度(耐久性)が弱くな
ってしまう。また、導電膜(線状導電膜,線状電極膜)
の幅(線幅)も特に限定はされず、任意の幅にすること
ができる。さらに、導電膜(線状導電膜,線状電極膜)
どうしの間隔幅も特に限定はされず、任意の間隔幅にす
ることができる。ただし、発熱温度分布を均一にするた
めには、導電膜の線幅をできるだけ細くすると同時に、
導電膜どうしの間隔幅をできるだけ狭くすることが好ま
しい。
【0019】また、図6に示すように、布材12の両面
あるいは導電膜12が形成された面を、絶縁性又は/及
び防水性を備えたカバーシート60で覆うこともでき
る。特に、本発明の発熱布には導電性の膜が形成されて
いるために、導電膜を絶縁性カバーシートを用いて絶縁
し、外部に電流が漏れないようにすることが好ましい。
また、水等の液体による漏電を防止するために、防水性
を備えたカバーシートで布材を密封することも好まし
い。さらに、これらカバーシートが保温性を備えていれ
ば発熱布としてさらに好ましい。なお、これらの絶縁性
又は/及び防水性カバーシートが耐熱性を有しているこ
とはいうまでもない。
【0020】以上、本発明に係る発熱布の実施例につい
て、図面に基づいて種々説明したが、本発明は図示した
発熱布に限定されるものではない。例えば、電極膜は布
材に導電性の膜を形成する以外に、図7に示すように、
導電性の金属膜を形成したり、導電性の金属線を布材1
6に織り込んで電極線32を形成することができる。そ
の他、布材の両面に導電膜を形成したり、布材の代わり
に樹脂フィルム等に導電膜を形成するなど、本発明はそ
の趣旨を逸脱しない範囲で当業者の知識に基づき種々な
る改良,修正,変形を加えた態様で実施できるものであ
る。
【0021】
【発明の効果】本発明の発熱布によれば、導電膜が線状
に形成されているため導電膜の横幅が従来に比べて狭く
なり、従来の面状導電膜や帯状導電膜に比べて導電膜の
幅方向の厚みムラによる温度分布のバラツキ(不均一
性)を減少させることができる。さらに、導電膜が布材
全面を均等に細かく分割するように形成されているの
で、導電膜の形成された部分と形成されていない部分と
が平均化され、従来の帯状導電膜に比べて、導電膜が形
成された部分とそうでない部分との発熱温度差を減少さ
せることができる。これにより、温度分布の均一な発熱
布を得ることができる。
【0022】また、本発明の発熱布によれば、線状電極
膜間を接続する垂直方向成分の線状導電膜を形成するこ
とに加えて、この垂直方向成分の導電膜12どうしを接
続する、線状電極膜に対して平行方向成分の導電膜を同
時に形成しているため、仮に導電膜12が途中で断線し
た場合でも、電流を迂回して流すことにより断線の影響
をその断線箇所のみに抑えることができる。これによ
り、断線の影響を受けにくい発熱布を得ることができ
る。
【0023】また、本発明の発熱布によれば、布材の両
面あるいは導電膜が形成された面を、絶縁性又は/及び
防水性を備えたカバーシートで覆うことにより、外部に
電流が漏れないように絶縁するすると同時に、水等の液
体による漏電を防止することができる。さらに、これら
カバーシートによる保温効果も得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る発熱布の一実施例を示す平面図で
ある。
【図2】本発明に係る発熱布の他の実施例を示す平面図
である。
【図3】本発明に係る発熱布の更に他の実施例を示す平
面図である。
【図4】本発明に係る発熱布の更に他の実施例を示す平
面図である。
【図5】本発明に係る発熱布の更に他の実施例を示す平
面図である。
【図6】本発明に係る発熱布の更に他の実施例を示す要
部拡大断面図である。
【図7】本発明に係る発熱布の更に他の実施例を示す平
面図である。
【図8】従来の発熱布の一実施例を示す平面図である。
【図9】従来の発熱布の他の実施例を示す平面図であ
る。
【符号の説明】
10,20,30,40,50,70:発熱布 12,42,52,72:線状導電膜 14,22,44,54,74:線状電極膜 16,104:布材 18,32,106:電極線 60:カバーシート 100,110:発熱布 102:面状導電膜 112:帯状導電膜 114:帯状電極膜

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源に接続される導電性材料を含んだ線
    状電極膜と、該線状電極膜間を接続すると同時に互いに
    接続し合う導電性材料を含んだ線状導電膜とが布材に形
    成されていることを特徴とする発熱布。
  2. 【請求項2】 前記線状導電膜が、六角形を連続して並
    べた蜂の巣形状に形成されていることを特徴とする請求
    項1に記載する発熱布。
  3. 【請求項3】 前記布材の両面又は導電膜が形成された
    面が、絶縁性又は/及び防水性を備えたカバーシートで
    覆われていることを特徴とする請求項1又は2に記載す
    る発熱布。
JP10016690A 1998-01-29 1998-01-29 発熱布 Withdrawn JPH11214128A (ja)

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JP10016690A JPH11214128A (ja) 1998-01-29 1998-01-29 発熱布

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JPH11214128A true JPH11214128A (ja) 1999-08-06

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011139789A (ja) * 2010-01-07 2011-07-21 Toyohide Tazawa 食卓用保温器具
WO2011122854A3 (ko) * 2010-04-01 2012-01-05 주식회사 엘지화학 발열체 및 이의 제조방법
US9999099B2 (en) 2009-01-21 2018-06-12 Lg Chem, Ltd. Heating element and a manufacturing method thereof

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Legal Events

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050405