JPH1121299A - 牛乳あるいは牛乳誘導物から細胞増殖因子あるいは1種または2種以上の細胞増殖因子を含む組成物を回収する方法 - Google Patents
牛乳あるいは牛乳誘導物から細胞増殖因子あるいは1種または2種以上の細胞増殖因子を含む組成物を回収する方法Info
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Abstract
細胞増殖因子をカチオン交換体に吸着させ、該カチオン
吸着体を分別溶出せしめて細胞増殖因子に富む少なくと
も1つの画分を得、次いでこの画分を少なくとも3.
5,4.5以下のpHで後処理することからなる、牛乳
あるいは牛乳誘導物から1種あるいは2種以上の細胞増
殖因子を回収する方法に関する。本発明方法は工業的に
牛乳からラクトフェリンおよびラクトパーオキシダーゼ
を回収する方法と組み合わせることが出来、細胞増殖因
子を工業的に生産することが可能である。
Description
導物から細胞増殖因子あるいは1種または2種以上の細
胞増殖因子を含む組成物を回収する方法に関する。
パク質、炭化水素)以外に特殊機能を有する多数の微量
成分を含む。それらの内最もよく知られているものはラ
クトフェリンおよびラクトパーオキシダーゼであるが、
各種の細胞増殖因子もまたこの微量成分に属している。
ーゼは工業的規模で牛乳あるいは乳製品から多量に回収
し得る。米国特許第5,596,082号には、牛乳あ
るいは牛乳生成物をカチオン交換体に大なる表面速度
(時間当たり500cm以上)で且つ大なる液荷重(時
間当たり100〜600ベッド ボリュウム)で通過さ
せてラクトフェリン及びラクトパーオキシダーゼをカチ
オン交換体に吸着させ、次いで該カチオン交換体を各種
濃度の多数の塩溶液で溶出せしめる方法が記載されてい
る。こうしてラクトフェリン含有画分とラクトパーオキ
シダーゼ含有画分が得られ、それを更に常法で処理する
のである。
殖因子群はそれぞれ異なる極めて特異的な作用活性を有
している。これらの作用、その特性は細胞増殖因子の名
称により示されていることが多い、は人で有効である。
傷での皮膚回復促進に上皮細胞増殖因子(EGF)を用
いることが提案されている。インスリン様成長因子(I
GF)は骨形成代謝で重要な役割を果たすものと考えら
れている。血管細胞増殖を誘因すると考えられているア
ンジオゲニンも細胞増殖因子群に属するものと考えられ
ている。
ィーシェイムスによりエンドクリンレギュレーションズ
28巻(1994)、3−8頁に、またシー イー
グロヴェノア 等によりエンドクリン レビューズ 1
4巻(1992)710−728頁に記載されている。
後者にはさらに、牛乳中に存在するホルモン類の定性的
研究も報告されている。
クトパーオキシダーゼ以外の他の微量成分を単離するた
めの種々の方法が記載されている。
分を単離する方法が記載されている。この方法に従え
ば、牛乳あるいは牛乳誘導物がカチオン交換体に吸着せ
しめられ、次いで各種濃度の塩溶液で溶離せしめること
により種々の画分が得られる。分泌成分を含む画分以外
に、この方法でラクトフェリン含有画分およびラクトパ
ーオキシダーゼ含有画分が得られる。しかしながら吸着
に長い接触時間が必要であること、および処理量割合が
低いためこの方法は工業的実施には適していない。
されたチーズ ホエーあるいはスキムミルクから出発し
ウシ インスリン様成長因子−1を含む組成物を製造す
る方法が記載されている。しかしながらこの方法で単離
せられる細胞増殖因子の種類ならびに量は限られてい
る。
子が天然的に多い原料である初乳から細胞増殖因子を単
離する方法が記載されている。この方法では種々のカラ
ムパッキングを用いた多数の連続クロマトグラフ工程群
を必要とする。この方法に従えば、存在する細胞増殖因
子の半分しか回収し得ないようである。
3での酸変成細胞増殖因子の単離が記載されている。こ
の方法では、所望の、しかしまた特には望ましからざる
変成が生じる。
乳誘導物から1種あるいは2種以上の細胞増殖因子を高
収率で回収しうる方法を提供することが本発明目的であ
る。本発明の別の目的は牛乳あるいは牛乳誘導物から1
種あるいは2種以上の細胞増殖因子を回収する方法であ
って、ラクトフェリンおよびラクトパーオキシダーゼの
工業的回収方法と組み合わすことが出来、しかもラクト
フェリンならびにラクトパーオキシダーゼの収率になん
ら悪影響を及ぼすこと無く細胞増殖因子の回収が可能で
ある方法を提供するにある。
ン交換体に牛乳あるいは牛乳誘導物から細胞増殖因子群
を吸着させ、次いでこのカチオン交換体の分別溶離を実
施するものであろう。しかしながら、こうして得られる
細胞増殖因子に富む画分の後処理に問題のあることが判
明した。
しめた画分は通常いくつかの後処理、例えば脱塩、濃
縮、存在する細菌の除去および/または殺菌、乾燥に付
される。こう言った処理を行うと一方では許容し難いほ
ど多量の細胞増殖因子が失われ、また他方ではフィルタ
ー、イオン交換体等上記処理を実施するに要する装置を
極単時間使用した後、常にクリーニングするおよび/ま
たは取り替える必要があることが判っている。
るいは牛乳誘導物から1種あるいは2種以上の細胞増殖
因子を回収する方法で、細胞増殖因子に富む画分の後処
理で細胞増殖因子の収率に殆ど影響しないような方法を
提供するにある。さらに別の目的は細胞増殖因子を、そ
れらが牛乳中に天然に存在するままの形で、変成なくあ
るいは実質的に変成を生じることなく単離せしめること
にある。
pH3.0より大なる弱酸性条件下で実施すると上述の
諸目的が達成せられるとの驚くべき発見に基づいてい
る。本発明に従えば、牛乳あるいは牛乳誘導物から少な
くとも1種の細胞増殖因子をカチオン交換体に吸着さ
せ、このカチオン吸着体を分別溶出せしめて細胞増殖因
子群に富む少なくとも1つの画分を得、次いでこの画分
を少なくとも3.5で4.5以下のpHで後処理するこ
とにより、上記諸目的が後処理で通常認められる問題な
しに、達成せられるのである。
む画分の処理をpH少なくとも3.5,より好ましくは
少なくとも4で、4.5以下で実施すると上述の諸問題
は生ぜず、従って後処理で細胞増殖因子の損失が無く、
細胞増殖因子の収率が極めて大となることが見いだされ
ている。また後処理で細胞増殖因子の変成は生ぜず、あ
るいは極めて少ない。フィルター、使用した場合、およ
び/またはイオン交換体は沈泥でうまることが無く、従
って長時間使用可能である。驚くべきことに酸性条件下
で作業しても細胞増殖因子ならびにその収率に殆どなん
らの悪影響も及ぼさない。
細胞増殖因子群を含む牛乳ならびに牛乳誘導物、例えば
チーズホエー、あるいはカゼインホエーである。好まし
い出発物質は牛乳である、というのは牛乳は多量の細胞
増殖因子を含み且つ大量に入手可能であるからである。
処理に付される。かかる加熱処理で牛乳中に自然に存在
する細菌の大部分が殺されるのでこの処理が有利であ
る。この最小限の加熱処理は最大80℃迄の温度で数秒
間以内の加熱を意味する。
すな先立ちストリッピングして脂肪を除去することが極
めて有利である。脱脂後はカチオン交換体を充填したカ
ラムが、カチオン交換体への吸着工程中で油よごれある
いは目ずまりすることがないことが見いだされた。これ
はカラムの望ましからざる圧力増大並びに吸着サイクル
の望ましからざる短縮を防止する。
というのはこうすると出発物質の微生物汚染を同時に減
少せしめうるからである。ここで精密濾過とは0.1〜
10μmの開孔を有するフィルターを用いての濾過を意
味する。
せしめられるカチオン交換体は当業者周知の任意の通常
のカチオン交換体でありうる。平均粒子径が100μm
以上で、高圧に耐える十分な機械的強度を有するカチオ
ン交換体を用いることが好ましい。そうすると、カチオ
ン交換体は結合力を保持しつつ高い液体荷重に耐え、従
って工業的実施可能な方法に要求せられる大量の液体
を、所望の短時間内に圧入することができるとの利点が
得られる。好適なカチオン交換体の例はトーヨーパール
MD−P SP,SP−トーヨーパール、SP−セフ
ァローズおよびセファローズ ビッグ ビーズである。
〜7.5のフォスフェート バッファーで予め調整して
おく。牛乳あるいは牛乳誘導物を例えばポンプ送りでカ
チオン交換体充填カラム中に送り込み、微量成分を出発
物質からカチオン交換体に吸着せしめる。この吸着は1
0℃以下の温度で実施し、細菌繁殖を最小限ならしめる
ことが好ましい。
発物質が大なる表面速度(毎時500cm以上)で且つ
大なる液体荷重(毎時100〜600 ベッド ボリュ
ーム)で、上記米国特許第5,596,082号記載の
如く、平均粒子径100〜300μmのカチオン交換体
上にポンプ送りせられる。この具体例に従えば工業的規
模での実施が可能で経済的見地から極めて有利な吸着が
実施せられる。
ラムをpH5.5〜7.5にバッファーされ、塩濃度
0.2モル以下の塩(NaCl)溶液で洗浄して残存牛
乳(出発物質)を洗い流すことが好ましい。
後、分別溶出が実施せられる。この場合種々の溶離液で
順次溶出がおこなわれ、種々の微量成分組成物を含む多
数の画分が得られる。
は約6.5にバッファーされた各種塩溶液を用い少なく
とも3つの溶離工程が実施せられる。塩濃度を順次高く
した塩溶液を使用することにより牛乳あるいは牛乳誘導
物からの別々の微量成分に富む画分が順次得られる。
モルの溶液で溶出せしめると実質的にラクトパーオキシ
ダーゼを含む画分が得られる。次により高濃度例えば
0.25〜0.5モルのNaCl溶液で溶出せしめると
細胞増殖因子に富む画分で、少量のラクトパーオキシダ
ーゼおよびラクトフェリンを含むものが得られる。最後
により高濃度例えば0.7〜1.2モルのNaCl溶液
を用い溶出せしめると、実質的にラクトフェリンを含む
画分が得られる。
いるFPLC,高速タンパク質液体クロマトグラフィー
で特徴ずけられる。所望によりこのFPLCは調整スケ
ールで、得られた画分を更に精製するために使用するこ
とができる。
オキシダーゼをそれぞれ含む画分は、常法でさらに処理
せられる。こう言った方法は脱塩、濃縮、細菌除去なら
びに乾燥工程からなる。このように、本発明方法は牛乳
あるいは牛乳誘導物からラクトフェリンならびにラクト
パーオキシダーゼを工業的規模で回収する方法と極めて
有利に組み合わせることができる。
出で得られる細胞増殖因子に富む画分が4.5以下の弱
酸性pHでさらに処理せられることが重要である。好ま
しくは、細胞増殖因子に富む画分は少なくとも4のpH
で後処理せられる、というのはこうすると細胞増殖因子
の収率が大となるからである。上記pHは溶離液を塩
酸、あるいは細胞増殖因子に悪影響を及ぼさない他の酸
で酸性化することにより達成せられる。好ましくは食品
に許容せられる酸が用いられる。
後処理の1つは脱塩である。塩溶液を用いて溶出した
後、所望の細胞増殖因子を含む画分はかなり多量の塩、
特にNaClを含んでいる。細胞増殖因子の多くの用途
においてこういった塩の存在は望ましくない。脱塩処理
は限外濾過あるいは電気透析により実施せられる。限外
濾過とは2.5kDa以下の膜での濾過を意味する。本
発明の非常に有利な点は細胞増殖因子に富む画分中に形
成せられる沈殿物の存在で限外濾過膜の目ずまりが生じ
る危険性が無いという点である。
因子に富む画分の精製あるいは濃縮である。この精製工
程は好ましくはカチオン交換体を使用する第2のクロマ
トグラフィー工程からなる。この工程では画分中に存在
するラクトパーオキシダーゼおよびラトフェリンが細胞
増殖因子から分離せられる。第2のクロマトグラフィー
工程を採用することは、加熱ならびに分離により不活性
化されて、ラクトフェリンならびにラクトパーオキシダ
ーゼを除去する際にしばしば認められる、細胞増殖因子
がラクトフェリンならびにラクトパーオキシダーゼに付
随して失われることが無くなるので有利である。
液で調整されたカチオン交換体に細胞増殖因子に富む画
分を適用すると、通過液体に、なを存在する全てのラク
トパーオキシダーゼが含まれるようになることが見いだ
された。0.4〜0.7および0.8〜1.2モル濃度
のNaCl溶液で順次溶出を進めると、2つの画分が得
られる。これらのうち最初のものは事実上細胞増殖因子
のみを含み、第2のものにはかなり純度の高いラクトフ
ェリンを含む。
なす第3の処理はその中に存在する細菌の除去および/
または殺菌である。好ましくは細菌は精密濾過で除去せ
られる。というのは児の場合生成物の損失あるいは不活
性化がないからである。
4の処理は得られる生成物の品質を保持する目的での乾
燥である。好ましい乾燥法は雰霧乾燥あるいは凍結乾燥
である。
する各種の細胞増殖因子を分離する必要がある場合に
は、この画分は第5の処理に付される。かかる分離工程
は例えば分取FPLCにより実施せられる。
因子に富む画分の後処理のそれぞれ一部をなす上述の5
つの処理は、任意の順番で実施せられる。いかなる場合
にもこの5つの処理の全てを実施せねばならぬというわ
けではない。どの操作をいかなる順で実施すべきかは、
当業者により原料物質に応じ容易に決定しうる。しかし
ながら、本発明ではこれら5つの処理のいずれに於いて
も、細胞増殖因子に富む画分中に固形分を生じるといっ
た前述の問題を起こすことはない。
れる細胞増殖因子、または1種あるいは2種以上の細胞
増殖因子を含む組成物、ならびにラクトパーオキシダー
ゼ、ラクトフェリン、あるいはラクトバーオキシダーゼ
またはラクトフェリンを含む組成物に関する。
説明する。
交換カラムに200リットルの粗粒子(100〜300
μm)カチオン交換体(S−セファローズ ビッグ ビ
ーズ、ファーマシア社製品)を充填し床高10センチメ
ートルの交換体カラムを作った。このカラムをフォスフ
ェートバッファー(pH=6.5,0.025モルフォ
スフェート)で調整した。このカラム中に限外濾過低脂
肪牛乳を毎時100ベッド ボリュームの割合で3時間
ポンプ送りし、全量60,000リットルの牛乳を処理
した。
(pH=6.5)0.1モルNaCl溶液の5ベッド
ボリュームで洗浄した。次にこのカラムに吸着されてい
る微量成分を a)0.2 モルNaCl溶液 5ベッド ボリューム b)0.3 モルNaCl溶液 5ベッド ボリューム c)1.0 モルNaCl溶液 5ベッド ボリューム で順次溶出せしめた。
クトフェリンをそれぞれ含む溶離液a)およびc)はp
H6.5で限外濾過により脱塩し乾燥せしめた。ラクト
フェリンおよびラクトパーオキシダーゼの残さと細胞増
殖因子を含む溶離液b)ha塩酸でpH4に酸性化し、
2.5kDa膜(コッホから入手可能)を用い2.5m
Sの導電率になるまで(容積還元率99%)限外濾過し
た。
で乾燥し、FPLC分析した。クロマトグラム(図1)
にはラクトパーオキシダーゼのピーク(13.233
分)とラクトフェリンのピーク(29.428分)が明
瞭にみられ、また細胞増殖因子のピーク(14.782
〜19.011分)も認められた。
じ条件下に生低脂肪牛乳から0.3モルNaCl溶出液
を得た。
カラムに、40mlのカチオン交換体(S−セファロー
ズ)を充填し、pH6.5の0.2モルNaCl溶液で
調整した第2のカラムを用いる第2クロマトグラフィ工
程に付した。前記溶出液はこのカラムに毎時10ベッド
ボルームの割合でポンプ送りされた。通過せる液にはラ
クトパーオキシダーゼが含まれ、他方細胞増殖因子とラ
クトフェリンはこのカラムに吸着された。
ベッドボリューム)と1モルNaCl溶液ヲ用い順次溶
出せしめた。後の溶離液にはラクトフェリンが含まれて
いた。 0.55モルNaCl溶液での溶離液を塩酸で
pH4に調節し、導電率2.5mSまで限外濾過した。
る同定法で、この生成物にはラクトフェリンおよび/ま
たはラクトパーオキシダーゼが殆ど全く含まれていない
ことが判った。10.202から17.698分のピー
クは全て細胞増殖因子である。
オン交換体カラム5X5を用いて分離した。溶出は下記
の2つのバッファーを用いて実施した。 バッファーA:0.025モル Na2HPO4,pH
6.5 バッファーB:0.025モル Na2HPO4,2モ
ルNaCl,pH 6.5 その他の条件:サンプル荷重 2.5ml(6.2m
g);検出 220nm,溶出 t=0分 0%バッフ
ァーB,t=30分 50%バッファーB
で分離した。条件は: カラム:ハイポアー318 4.6X250 ビオラッ
ド バッファーA:10ml アセトニトリル、1000m
lミリ Q水、1mlトリフルオロ酢酸 バッファーB:600mlアセトニトリル、400ml
ミリ Q水,1mlトリフルオロ酢酸, 検出 220nm,サンプル荷重100μl,溶出:t
=0分 0%バッファーB;t=60分 85%バッフ
ァーB
ラムが図3および図4に示されている。図3はアンジオ
ゲニン画分(これは質量分析ならびにN−末端シーケン
ス分析で完全に純粋であることを確認)のクロマトグラ
ムである。図4は別の画分で質量分析ならびにN−末端
シーケンス分析からアンジオゲニンペプチドを含むもの
と思われる画分のクロマトグラムである。
ゼ、ラクトフェリン及び細胞増殖因子を含む画分の高速
タンパク質液体クロマトグラフチャート
む画分の高速タンパク質液体クロマトグラフチャート
速液体クロマトグラフチャート
を含む画分の高速液体クロマトグラフチャート
Claims (20)
- 【請求項1】牛乳あるいは牛乳誘導物から少なくとも1
種の細胞増殖因子をカチオン交換体に吸着させ、該カチ
オン交換体の分別溶離により細胞増殖因子に富む少なく
とも1つの画分を得、次いでこの画分をさらに少なくと
も3.5、4.5以下のpHで後処理することからな
る、牛乳あるいは牛乳誘導物から1種あるいは2種以上
の細胞増殖因子を回収する方法。 - 【請求項2】前記の後処理が少なくとも4のpHで行わ
れる請求項1記載の方法。 - 【請求項3】前記画分がさらに脱塩処理及び/又は濃縮
処理せられる請求項1あるいは2記載の方法。 - 【請求項4】脱塩処理が限外濾過あるいは電気透析によ
り実施せられる請求項3記載の方法。 - 【請求項5】濃縮がカチオン交換体に再吸着させ分別溶
離を行うことにより実施せられる請求項3記載の方法。 - 【請求項6】牛乳あるいは牛乳誘導物をカチオン交換体
に吸着させるに先立ち脱脂する請求項1〜5のいずれか
に記載の方法。 - 【請求項7】牛乳あるいは牛乳誘導物が精密濾過を利用
して脱脂せられる請求項6記載の方法。 - 【請求項8】牛乳あるいは牛乳誘導物が予め最小限度の
加熱処理をせられる請求項1〜7のいずれかに記載の方
法。 - 【請求項9】少なくとも1種の細胞増殖因子のカチオン
交換体への吸着が、牛乳あるいは牛乳誘導物をカチオン
交換体を充填したカラム中に大なる表面速度で且つ大な
る液荷重で通過させることにより実施せられる請求項1
〜8のいずれかに記載の方法。 - 【請求項10】細胞増殖因子に富む画分をとる前に、ラ
クトパーオキシダーゼに富む少なくとも1つの画分を回
収する請求項1〜9のいずれかに記載の方法。 - 【請求項11】細胞増殖因子に富む画分をとった後に、
ラクトフェリンに富む少なくとも1つの画分を回収する
請求項1〜10のいずれかに記載の方法。 - 【請求項12】請求項10あるいは11記載の細胞増殖
因子に富む画分以外の1以上の画分を更に後処理してラ
クトパーオキシダーゼおよび/またはラクトフェリン生
成物を作る請求項10あるいは11記載の方法。 - 【請求項13】後処理が画分中に存在する細菌を殺しお
よび/または除去することである請求項1〜12のいず
れかに記載の方法。 - 【請求項14】細菌が精密濾過を利用して除去せられる
請求項13記載の方法。 - 【請求項15】画分が更に雰霧乾燥あるいは凍結乾燥に
付される請求項1〜14のいずれかに記載の方法。 - 【請求項16】細胞増殖因子に富む画分が高速タンパク
質液体クロマトグラフィーを利用して分離せられる請求
項1〜15のいずれかに記載の方法。 - 【請求項17】アンジオゲニンおよび/またはアンジオ
ゲニンから誘導せられるペプチドに富むすくなくとも1
つの画分が回収せられる請求項1〜16のいずれかに記
載の方法。 - 【請求項18】請求項1〜17のいずれかに記載の方法
で得られる細胞増殖因子あるいは1種あるいは2種以上
の細胞増殖因子を含む組成物。 - 【請求項19】請求項10 および/または 12〜1
5のいずれかの方法で得られるラクトパーオキシダーゼ
あるいはラクトパーオキシダーゼを含む組成物。 - 【請求項20】請求項11〜15のいずれかの方法で得
られるラクトフェリンあるいはラクトフェリンを含む組
成物。
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NL1005677 | 1997-03-27 |
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